JP2019027059A - 車両用開閉体の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーのタイプに応じて開閉体の開閉速度を調節することのできる車両用開閉体の制御装置を提供する。【解決手段】この装置は、ドア開閉用のスイッチ17R,17L,17B,18R,18L,18Bが操作されたときに、アクチュエータ16R,16L,16Bを作動させて車両ドア15R,15L,15Bを開閉させる。ユーザーに携帯されるとともに同ユーザーに対応するID信号を送信する送信機(キー部材20A,20B、専用携帯機21)が設定される。この装置は、送信機が受信範囲に入っているときにID信号を受信する車両受信部32R,32L,32Bおよび照合ECU33と、車両受信部32R,32L,32Bによって受信されるID信号に基づいてドア開閉用のスイッチの操作時における車両ドア15R,15L,15Bの開閉速度を可変設定する車両用ECU19と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用開閉体の制御装置に関するものである。
車両には、いわゆるパワースライドドアやパワーウィンドウなど、操作部(例えば開閉スイッチ)の操作に応じて、車両の内外を連通する開口部を開閉する開閉体を駆動する装置が設けられている。この装置は、開閉体を駆動する駆動部(例えば電動モータ)を有しており、操作部の操作に応じて駆動部を作動させることによって開閉体が開閉するようになっている。
こうした装置において、開閉体の開閉時に求められる開閉速度は、例えばユーザーが急いでいるときとそうでないときとで異なる等といったように、ユーザーの状況に応じて異なる。
特許文献1には、開閉体としてのスライドドアの開閉動作中に、ユーザーが開閉速度を加速させるようにスライドドア自体を操作した場合に、スライドドアの開閉速度を高くすることが提案されている。これにより、ユーザーの状況に応じて開閉体の開閉速度を調節することが可能になっている。
特開2013−181284号公報
ここで、開閉体の開閉時に求められる開閉速度は、上述したようにユーザーの状況に応じて異なることの他、ユーザーのタイプ(年齢層など)によっても異なることが分かった。上記特許文献1に記載の装置では、そうしたユーザーのタイプによる開閉速度の要求値の相異には対応することができない。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザーのタイプに応じて開閉体の開閉速度を調節することのできる車両用開閉体の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するための車両用開閉体の制御装置は、操作部が操作されたときに、車両の内外を連通する開口部を開閉する開閉体を駆動する駆動部を作動させて、前記開閉体を開閉させる車両用開閉体の制御装置において、ユーザーに携帯されるとともに同ユーザーに対応する信号を送信する送信機と、前記車両に設けられて、前記送信機が受信範囲に入っているときに前記信号を受信する受信部と、前記車両に設けられて、前記受信部によって受信される前記信号に基づいて前記操作部の操作時における前記開閉体の開閉速度を可変設定する制御部と、を有する。
上記課題を解決するための車両用開閉体の制御装置は、操作部が操作されたときに、車両の内外を連通する開口部を開閉する開閉体を駆動する駆動部を作動させて、前記開閉体を開閉させる車両用開閉体の制御装置において、前記車両に設けられて、ユーザーに携帯された送信機から送信された同ユーザーに対応する信号を受信する受信部と、前記車両に設けられて、前記受信部によって受信される前記信号に基づいて前記操作部の操作時における前記開閉体の開閉速度を可変設定する制御部と、を有する。
上記構成によれば、送信機を携帯したユーザーが車両に近づいた状態あるいは乗り込んだ状態で操作部が操作されたときに、同送信機と車両の受信部との間での信号の送受信を通じてユーザーのタイプ(例えば大人/子供)を特定したうえで、開閉体の開閉速度を設定することができる。このように上記構成によれば、ユーザーのタイプに応じて開閉体の開閉速度を調節することができる。
上記制御装置において、当該制御装置は、前記信号として異なる信号を送信する少なくとも二種類の送信機が設定されてなり、前記制御部は、前記二種類の送信機の一方が送信した前記信号を前記受信部が受信しているときには前記開閉速度を低速に設定し、前記二種類の送信機の他方が送信した前記信号を前記受信部が受信しているときには前記開閉速度を高速に設定することが好ましい。
上記構成によれば、二種類の送信機の一方(第1送信機)を子供用にすることにより、体格の小さい子供が開閉体を使用するときにおける同開閉体の開閉速度を遅くして、同開閉体とユーザー(子供)との接触時における接触荷重を抑えることができるため、ユーザーの安全性を高めることができる。また、二種類の送信機の他方(第2送信機)を大人用にすることにより、体格の大きい大人が開閉体を使用するときには同開閉体を速く開閉させることができるため、同開閉体の使用時におけるユーザー(大人)の満足度を向上させることができる。さらに、上記第1送信機を高齢者用(あるいは障害者用)にすることにより、動作の緩慢な高齢者(あるいは障害者)が開閉体を使用するときにおける同開閉体の開閉速度を遅くして、同開閉体とユーザー(高齢者あるいは障害者)との不要な接触を避けることができるため、ユーザーの安全性を高めることができる。
上記制御装置において、前記制御部は、前記二種類の送信機が送信する前記信号の両方を前記受信部が受信していないときには、前記開閉体の開閉速度を前記低速よりも高い速度であり且つ前記高速よりも低い速度である中速に設定することが好ましい。
上記構成によれば、二種類の送信機の信号の両方が受信部に受信されていないとき、すなわちユーザーのタイプを特定することができないときには、開閉体の開閉速度を、子供(または高齢者や障害者)に適した低い速度(低速)と大人に適した高い速度(高速)との間の速度(中速)にすることができる。したがって、このときには子供(または高齢者や障害者)がユーザーである場合における安全性の向上と大人がユーザーである場合における満足度の向上とを両立させることの可能な速度で開閉体を開閉させることができる。
上記制御装置において、前記制御部は、前記信号を前記受信部が受信しているときには、前記信号を前記受信部が受信していないときと比較して、前記開閉速度を低速に設定することが好ましい。
上記構成によれば、送信機を子供用(あるいは高齢者用、障害者用)にすることにより、送信機を携帯した子供(あるいは高齢者、障害者)が車両に近づいた状態あるいは乗り込んだ状態で操作部が操作されたときに、開閉体の開閉速度を遅くすることができるため、ユーザーの安全性を的確に高めることができる。しかも、送信機の信号が受信部に受信されていないとき、すなわちユーザーが子供(または高齢者や障害者)であることが特定されないときには、開閉体の開閉速度を、子供(または高齢者や障害者)に適した低い速度(低速)よりも高い速度にすることができる。これにより、子供(または高齢者や障害者)がユーザーである場合における安全性を確保しながらも、開閉速度を高くすることによって大人がユーザーである場合における満足度の向上を図ることができる。
上記制御装置において、前記車両は、前記開閉体を複数有しており、前記受信部は、受信した前記信号に基づいて同信号を送信した前記送信機の位置を特定するものであり、
前記制御部は、前記開閉速度を可変設定する対象の前記開閉体を、前記受信部によって特定される前記送信機の位置に対応する前記開閉体とすることが好ましい。
上記構成によれば、複数の開閉体を有する車両において、送信機を携帯しているユーザーの位置をもとに同ユーザーによって実際に使用される可能性のある開閉体を特定したうえで、その開閉体の開閉速度を可変設定することができる。これにより、複数の開閉体の開閉速度をそれぞれ、実際に使用するユーザーのタイプに応じたかたちで好適に調節することができる。
上記制御装置において、前記受信部は、前記送信機が前記車両の内部に有るときに同送信機が送信する前記信号を受信することが好ましい。
上記構成によれば、送信機を携帯したユーザーが乗車した状態で操作部が操作されたときに、同ユーザーのタイプに応じたかたちで開閉体(スライドドアや、ウインドウ、サンルーフなど)の開閉速度を設定することができる。
上記制御装置において、前記受信部は、前記送信機が前記車両の外部に有るときに同送信機が送信する前記信号を受信することが好ましい。
上記構成によれば、送信機を携帯したユーザーが車両に近づいた状態で操作部が操作されたときに、同ユーザーのタイプに応じたかたちで開閉体(スライドドアやバックドアなど)の開閉速度を設定することができる。
本発明の車両用開閉体の制御装置によれば、ユーザーのタイプに応じて開閉体の開閉速度を調節することができる。
車両用開閉体の制御装置の概略構成を示すブロック図。 同制御装置が適用される車両の構造を示す略図。 同車両における送信部および受信部の配置を示す略図。 ID信号の受信状況と車両ドアの開閉速度との関係を示す表。 ドア開閉処理の実行手順を示すフローチャート。 変形例のID信号の受信状況と車両ドアの開閉速度との関係を示す表。 変形例のID信号の受信状況と車両ドアの開閉速度との関係を示す表。 変形例のID信号の受信状況と車両ドアの開閉速度との関係を示す表。 変形例のID信号の受信状況と車両ドアの開閉速度との関係を示す表。
以下、車両用開閉体の制御装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両10は、車室11内に、前後方向(図1の上下方向)において二列に並ぶ座席を有している。車両10における前列の座席は運転席12Rと助手席12Lとからなり、運転席12Rの右側には運転席ドア13Rが設けられており、助手席12Lの左側には助手席ドア13Lが設けられている。また、車両10における二列目座席14の右側には右側スライドドア15Rが設けられており、二列目座席14の左側には左側スライドドア15Lが設けられている。さらに、車両10の後部にはバックドア15Bが設けられている。
図1および図2に示すように、車両10は、右側スライドドア15Rを駆動するアクチュエータ16Rと、右側スライドドア15Rの車室11内側のドアノブに設けられた車内スイッチ17Rと、同右側スライドドア15Rの車外側のドアノブに設けられた車外スイッチ18Rとを有している。また車両10は、左側スライドドア15Lを駆動するアクチュエータ16Lと、左側スライドドア15Lの車室11内側のドアノブに設けられた車内スイッチ17Lと、同左側スライドドア15Lの車外側のドアノブに設けられた車外スイッチ18Lとを有している。さらに車両10は、バックドア15Bを駆動するアクチュエータ16Bと、バックドア15Bの車外側のドアノブに設けられた車外スイッチ18Bと、車室11内における運転席12R近傍に取り付けられた車内スイッチ17Bとを有している。本実施形態では、右側スライドドア15R、左側スライドドア15L、およびバックドア15Bが車両10の内外を連通する開口部を開閉する開閉体に相当し、アクチュエータ16R,16L,16Bが開閉体を駆動する駆動部に相当する。
車両10には、例えばマイクロコンピュータなどからなる電子制御装置(車両用ECU19)が設けられている。車両用ECU19には、各アクチュエータ16R,16L,16B、各車内スイッチ17R,17L,17B、および各車外スイッチ18R,18L,18Bが接続されている。なお本実施形態では、車両用ECU19が制御部に相当し、ドア操作用のスイッチ(各車内スイッチ17R,17L,17Bおよび各車外スイッチ18R,18L,18B)が操作部に相当する。
車両用ECU19は、ドア操作用のスイッチの出力信号を取り込むとともに、それら出力信号に応じて各アクチュエータ16R,16L,16Bの作動制御を実行する。具体的には、ユーザーによって車内スイッチ17Rや車外スイッチ18Rが操作されると、アクチュエータ16Rを作動させて、右側スライドドア15Rを開閉する。また、ユーザーによって車内スイッチ17Lや車外スイッチ18Lが操作されると、アクチュエータ16Lを作動させて左側スライドドア15Lを開閉する。さらに、ユーザーによって車外スイッチ18Bや車内スイッチ17Bが操作されると、アクチュエータ16Bを作動させてバックドア15Bを開閉する。なお本実施形態では、車両用ECU19によるアクチュエータ16R,16L,16Bの作動制御を通じて、各車両ドア(右側スライドドア15R、左側スライドドア15L、バックドア15B)の開閉速度を「高速」、「中速」、あるいは「低速」の3段階に可変設定することの可能な構造になっている。これら車両ドアの開閉速度を設定する態様は後に詳述する。
図1および図3に示すように、本実施形態の制御装置は、ユーザーに携帯されるとともに同ユーザーに対応するID情報を含む信号(ID信号)を送信する二種類の送信機(キー部材20A,20Bおよび専用携帯機21)を有している。二種類の送信機のうちの一方(キー部材20A,20B)は大人が携帯することを想定しており、他方(専用携帯機21)は子供が携帯することを想定している。
キー部材20A,20Bは、ID信号を送信する機能の他に、各車両ドアを開錠/施錠する機能や車載エンジンの始動を可能にする機能等を有するキーである。また、専用携帯機21は、各車両ドアを開錠/施錠する機能や車載エンジンの始動を可能にする機能を有しておらず、ピンによって衣服や鞄等に取り付けるタイプ(いわゆるバッジタイプ)のものである。なお本実施形態では、「子供」に該当する年齢としてジュニアシートを利用して着座する程度の年齢(例えば3〜12歳)を想定しており、「大人」に該当する年齢としては「子供」よりも上の年齢(例えば13歳以上)を想定している。
図1に示すように、キー部材20A,20Bおよび専用携帯機21はそれぞれ、ID信号をUHF(Ultra High Frequency)で送信するキー送信部22と、リクエスト信号をLF(Low Frequency)で受信するキー受信部23と、それらキー送信部22およびキー受信部23の作動を制御するキー制御部24と、固有のID信号が予め記憶されたメモリ25とを有している。なお、キー部材20A,20Bおよび専用携帯機21は、メモリ25に予め記憶されているID信号(詳しくは、ID信号に含まれるID情報)が異なるものの、ID信号やリクエスト信号を送受信するための構造は同一であるため、同構造にかかる部材には同一の符号を付して示し、重複する説明は割愛する。
図1および図3に示すように、車両10には、その外部に向けてリクエスト信号をLFで出力する三つの車外送信部30R,30L,30Bと、車室11内に向けてリクエスト信号をLFで出力する三つの車内送信部31F,31C,31Rと、上記キー送信部22からUHFで送信されるID信号を受信する三つの車両受信部32R,32L,32Bとが取り付けられている。
三つの車外送信部30R,30L,30Bのうちの一つ(車外送信部30R)は、車体における運転席ドア13Rの前方に設けられて、車外における運転席ドア13Rおよび右側スライドドア15Rの近傍をリクエスト信号の送信範囲としている。また、車外送信部30Lは車体における助手席ドア13Lの前方に設けられて、車外における助手席ドア13Lおよび左側スライドドア15Lの近傍をリクエスト信号の送信範囲としている。さらに車外送信部30Bは車体におけるバックドア15Bの下方に設けられて、車外におけるバックドア15Bの近傍をリクエスト信号の送信範囲としている。
三つの車内送信部31F,31C,31Rはいずれも車両10のフロアに設けられており、車内送信部31Fは運転席12Rの前方に配置され、車内送信部31Cは二列目座席14の下方に配置され、車内送信部31Rは二列目座席14の後方に配置されている。これら車内送信部31F,31C,31Rによって車室11内の全体にリクエスト信号が送信される構造になっている。
三つの車両受信部32R,32L,32Bのうちの一つ(車両受信部32R)は車体における運転席ドア13Rの前方に設けられて、主に運転席ドア13Rおよび右側スライドドア15Rの周辺をID信号の受信範囲としている。また車両受信部32Lは車体における助手席ドア13Lの前方に設けられて、主に助手席ドア13Lおよび左側スライドドア15Lの周辺をID信号の受信範囲としている。さらに車両受信部32Bは車体におけるバックドア15Bの下方に設けられて、主にバックドア15Bの周辺をID信号の受信範囲としている。
車両10には、マイクロコンピュータなどからなる電子制御装置(照合ECU33)が設けられている。この照合ECU33は、車両用ECU19との間で通信可能に構成されている。照合ECU33には、三つの車外送信部30R,30L,30Bと、三つの車内送信部31F,31C,31Rと、三つの車両受信部32R,32L,32Bとが各別に接続されている。この照合ECU33は、各車両受信部32R,32L,32Bによって受信されるID信号をその信号強度とともに取り込んでいる。本実施形態では、車両受信部32R,32L、32Bおよび照合ECU33が、送信機が受信範囲に入っているときにID信号を受信する受信部に相当する。
ここで、車両受信部32R,32L,32Bと送信機(キー部材20A,20Bおよび専用携帯機21のいずれか)との距離が近いほど、同送信機のキー送信部22から送信されて車両受信部32R,32L,32Bによって受信されるID信号の信号強度が高くなる。このことをふまえて本実施形態では、三つの車両受信部32R,32L,32Bによって受信したID信号の信号強度の関係から、同ID信号を送信した送信機の位置を特定するようにしている。具体的には、三つの車両受信部32R,32L,32Bのうちの車両受信部32Rによって受信されるID信号の信号強度が特に高い場合には、送信機の位置が右側スライドドア15Rの近傍(車外における右側スライドドア15Rの近傍、あるいは車室11内における二列目座席14の右側座席14R付近)である可能性が高いと判定される。また、三つの車両受信部32R,32L,32Bのうちの車両受信部32Lによって受信されるID信号の信号強度が特に高い場合には、送信機の位置が左側スライドドア15Lの近傍(車外における左側スライドドア15Lの近傍、あるいは車室11内における二列目座席14の左側座席14L付近)である可能性が高いと判定される。さらに、2つの車両受信部32R,32Lによって受信されるID信号の信号強度がほぼ同一の場合には、送信機が車室11内における二列目座席14の中央座席14C付近に有る可能性が高いと判定される。また、三つの車両受信部32R,32L,32Bのうちの車両受信部32Bによって受信されるID信号の信号強度が特に高い場合には、送信機が車外におけるバックドア15Bの近傍に有る可能性が高いと判定される。なお、照合ECU33のメモリ34には、各車両受信部32R,32L,32Bによって受信されるID信号の信号強度と同ID信号を出力した送信機の位置との関係(例えば演算マップ)が予め記憶されている。
本実施形態の制御装置は、基本的には、以下のように作動する。
車外送信部30R,30L,30Bおよび車内送信部31F,31C,31Rのそれぞれから適宜のタイミング(例えば所定周期)でリクエスト信号が送信されている。そのため、キー部材20A,20Bや専用携帯機21を携帯したユーザーが車両10に近づいたり車両10に乗り込んだりすると、キー部材20A,20Bや専用携帯機21はキー受信部23によってリクエスト信号を受信するようになり、これを受けてキー送信部22からID信号を送信するようになる。そして、このID信号を三つの車両受信部32R,32L,32Bのうちの少なくとも一つによって受信すると、受信したID信号と照合ECU33のメモリ34に記憶されているID信号とが照合されて、同照合ECU33に予め登録されている送信機(ユーザー)であるか否かが判別される。予め登録されている送信機である場合には、同送信機の位置が、三つの車両受信部32R,32L,32Bによって受信したID信号の信号強度の関係に基づき前記関係から特定される。
ここで、車両ドアの開閉時に求められる開閉速度はユーザーのタイプ(大人/子供)によって異なることが分かった。そのため本実施形態では、ユーザーのタイプに応じて車両ドアの開閉速度を可変設定するようにしている。
以下、このように車両ドアの開閉速度を可変設定する態様について具体的に説明する。
前述したようにキー部材20A,20Bは「大人」が携帯することを想定しており、専用携帯機21は「子供」が携帯することを想定している。そして、車両受信部32R,32L,32Bの少なくとも一つによってキー部材20A,20Bや専用携帯機21から送信されるID信号を受信した場合には、受信したID信号の信号強度に基づき同ID信号を送信した送信機の位置が特定される。そして、このID信号(ユーザーのタイプに関連付けられた信号)と送信機の位置とに基づいて、同位置に対応する車両ドアの開閉速度が「高速」、「中速」、および「低速」のいずれかに設定される。
開閉速度を可変設定する対象の車両ドア(設定対象ドア)は、ID信号を送信した送信機の位置をもとに次のように定められる。すなわち、送信機が右側スライドドア15Rの近傍(車外における右側スライドドア15Rの近傍、あるいは車室11内における二列目座席14の右側座席14R付近)に有るときには、右側スライドドア15Rを設定対象ドアとする。送信機が左側スライドドア15Lの近傍(車外における左側スライドドア15Lの近傍、あるいは車室11内における二列目座席14の左側座席14L付近)に有るときには、左側スライドドア15Lを設定対象ドアとする。送信機が車室11内における二列目座席14の中央座席14C付近に有るときには、右側スライドドア15Rおよび左側スライドドア15Lを設定対象ドアとする。送信機が車外におけるバックドア15Bの近傍に有るときには、バックドア15Bを設定対象ドアとする。
このようにして設定対象ドアを定めることにより、複数の車両ドア(右側スライドドア15R、左側スライドドア15L、およびバックドア15B)を有する車両10において、送信機を携帯しているユーザーの位置をもとに同ユーザーによって実際に使用される可能性のあるドアを特定したうえで、同車両ドアの開閉速度を可変設定することができる。
また、車両ドアの開閉速度は、車両受信部32R,32L,32Bによって受信したID信号と、同ID信号を送信した送信機の位置とに基づいて次のように定められる。
図4の「パターンA1」に示すように、キー部材20A(またはキー部材20B)から送信されたID信号を車両受信部32R,32L,32Bによって受信したときには、このときのキー部材20A(またはキー部材20B)の位置に対応するドア(上記設定対象ドア)の開閉速度が「高速」に設定される。
体格が大きく動作が俊敏な大人がユーザーである場合、ユーザーの満足度を高くするためには、車両ドアが速やかに開閉することが望ましい。上記「パターンA1」では、キー部材20A(またはキー部材20B)を携帯したユーザー、すなわち大人が車両ドア(上記設定対象ドア)を使用するときに、設定対象ドアを速く開閉させることができるため、同設定対象ドアの使用時におけるユーザー(大人)の満足度を向上させることができる。
図4の「パターンA2」に示すように、専用携帯機21から送信されたID信号を車両受信部32R,32L,32Bによって受信したときには、設定対象ドアの開閉速度が「低速」に設定される。
体格の小さい子供がユーザーである場合、車両ドアとの接触時における安全性を高めるためには、車両ドアが低速で開閉することが望ましい。上記「パターンA2」では、専用携帯機21を携帯したユーザー、すなわち子供が車両ドア(上記設定対象ドア)を使用するときに、同設定対象ドアの開閉速度を遅くすることができる。これにより、上記設定対象ドアとユーザー(子供)との接触時における接触荷重を抑えることができるため、ユーザーの安全性を高めることができる。
図4の「パターンA3」に示すように、同一のエリアから送信されるID信号として、キー部材20A(またはキー部材20B)から送信されるID信号と専用携帯機21から送信されるID信号との両方を車両受信部32R,32L,32Bによって受信していないときには、このエリアに対応する車両ドアの開閉速度が「中速」に設定される。なお、上記同一のエリアとは、右側スライドドア15Rの近傍、または左側スライドドア15Lの近傍、またはバックドア15Bの近傍である。
上記「パターンA3」では、二種類の送信機のID信号の両方が車両受信部32R,32L,32Bによって受信されていないとき、すなわちユーザーのタイプ(大人/子供)を特定することができないときには、車両ドアの開閉速度を「子供」に適した低い速度(低速)と「大人」に適した高い速度(高速)との間の速度(中速)にすることができる。したがって、このときには子供がユーザーである場合における安全性の向上と大人がユーザーである場合における満足度の向上とを両立させることの可能な開閉速度で車両ドアを開閉させることができる。
図4の「パターンA4」に示すように、同一のエリアから送信されるID信号として、キー部材20A(またはキー部材20B)から送信されたID信号と専用携帯機21から送信されたID信号との両方を車両受信部32R,32L,32Bによって受信したときには、設定対象ドアの開閉速度が「低速」に設定される。
この場合には、同一のエリアに子供と大人とが居る状況であり、子供が設定対象ドアを利用する可能性がある状況であるため、子供の利用時における安全性を高めるべく、設定対象ドアの開閉速度を遅くすることができる。
このように本実施形態によれば、送信機(キー部材20A,20B、専用携帯機21)を携帯したユーザーが車両10に近づいた状態あるいは乗り込んだ状態でドア操作用のスイッチが操作されたときに、同送信機と車両受信部32R,32L,32Bとの間でのID信号の送受信を通じてユーザーのタイプ(大人/子供)を特定することができる。そして、ユーザーのタイプに応じて車両ドアの開閉速度を設定して調節することができるようになる。
以下、アクチュエータ16R,16L,16Bを作動させて車両ドアを開閉させる処理(ドア開閉処理)の実行手順について図5を参照しつつ説明する。
なお図5のフローチャートに示される一連の処理は、ドア開閉処理の実行手順を概念的に示したものであり、実際の処理は所定周期毎の割り込み処理として照合ECU33や車両用ECU19により実行される。
図5に示すように、送信機から送信されたID信号を車両受信部32R,32L,32Bによって受信すると(ステップS1:YES)、照合ECU33によりID信号を判別する処理と同ID信号を送信した送信機の位置を特定する処理とが実行される(ステップS2)。その後、判別したID信号と特定した送信機の位置とに基づいて、車両用ECU19により各車両ドア(設定対象ドアを含む)の開閉速度が設定される(ステップS3)。
一方、送信機から送信されるID信号が車両受信部32R,32L,32Bによって受信されない場合には(ステップS1:NO)、車両用ECU19により各車両ドア(右側スライドドア15R、左側スライドドア15L、およびバックドア15B)の開閉速度が「中速」に設定される(ステップS4)。
そして、ドア開閉用のスイッチ(車内スイッチ17R,17L,17B、および車外スイッチ18R,18L,18B)が操作されると(ステップS5:YES)、このとき設定されている開閉速度(高速、中速、および低速のいずれか)で、操作されたドア開閉用のスイッチに対応する車両ドアが開閉駆動される(ステップS6)。なお、ドア開閉用のスイッチのいずれも操作されない場合には(ステップS5:NO)、車両ドアを開閉駆動することなく(ステップS6の処理をジャンプして)、本処理は終了される。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られる。
(1)車両受信部32R,32L,32Bによって受信されるID信号に基づいて、ドア開閉用のスイッチの操作時における車両ドアの開閉速度を可変設定するようにした。そのため、ユーザーのタイプに応じて車両ドアの開閉速度を調節することができる。
(2)専用携帯機21が送信したID信号を車両受信部32R,32L,32Bが受信しているときには車両ドア(設定対象ドア)の開閉速度を「低速」に設定し、キー部材20A,20Bが送信したID信号を車両受信部32R,32L,32Bが受信しているときには設定対象ドアの開閉速度を「高速」に設定するようにした。そのため、子供の使用時には車両ドアの開閉速度を遅くしてユーザー(子供)の安全性を高めることができ、大人の使用時には車両ドアの開閉速度を速くしてユーザー(大人)の満足度を向上させることができる。
(3)同一のエリアから送信されるID信号として、キー部材20A(またはキー部材20B)から送信されるID信号と専用携帯機21から送信されるID信号との両方を車両受信部32R,32L,32Bが受信していないときには、車両ドアの開閉速度を「中速」に設定するようにした。そのため、このときには子供がユーザーである場合における安全性の向上と大人がユーザーである場合における満足度の向上とを両立させることの可能な開閉速度で車両ドアを開閉させることができる。
(4)車両受信部32R,32L,32Bによって受信したID信号に基づいて同ID信号を送信した送信機の位置を特定し、その特定した位置に対応する車両ドアを、開閉速度を可変設定する対象の車両ドアとした。そのため、複数のドアを有する車両10において、送信機を携帯しているユーザーの位置をもとに同ユーザーによって実際に使用される可能性のある車両ドアを特定したうえで、同車両ドアの開閉速度を可変設定することができる。したがって、複数の車両ドアの開閉速度をそれぞれ、実際に使用するユーザーのタイプに応じたかたちで好適に調節することができる。
(5)送信機が車室11内に有るときに、同送信機が送信するID信号を車両受信部32R,32L,32Bによって受信可能になっている。そのため、送信機を携帯したユーザーが乗車した状態でドア開閉用のスイッチが操作されたときに、同ユーザーのタイプに応じたかたちで右側スライドドア15Rや左側スライドドア15Lの開閉速度を設定することができる。
(6)送信機が車両10の外部に有るときに、同送信機が送信するID信号を車両受信部32R,32L,32Bによって受信可能になっている。そのため、送信機を携帯したユーザーが車両10に近づいた状態でドア開閉用のスイッチが操作されたときに、同ユーザーのタイプに応じたかたちで各スライドドア15R,15Lやバックドア15Bの開閉速度を設定することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・車外送信部30R,30L,30Bや車内送信部31F,31C,31Rからのリクエスト信号の発信を、ドア開閉用のスイッチ(車内スイッチ17R,17L,17Bや車外スイッチ18R,18L,18B)が操作されたタイミングで実行するようにしてもよい。こうした構成によれば、いずれかの車両ドア(右側スライドドア15R、左側スライドドア15L、またはバックドア15B)を開閉させるタイミングでリクエスト信号を発信し、これを受けてキー送信部22から発信されるID信号をもとにID信号の判別を行うとともに同ID信号を発信した送信機の位置を特定することができる。そして、ID信号の判別の結果と特定した送信機の位置とに基づいて、このとき開閉させる車両ドアの開閉速度を設定することができる。
・図6の「パターンB4」に示すように、同一のエリアから送信されるID信号としてキー部材20A(またはキー部材20B)から送信されたID信号と専用携帯機21から送信されたID信号との両方を車両受信部32R,32L,32Bによって受信したときに、前記設定対象ドアの開閉速度を「中速」に設定するようにしてもよい。こうした構成によれば、同一のエリアに子供と大人とが居る状況において、子供がユーザーである場合における安全性の向上と大人がユーザーである場合における満足度の向上とを両立させることの可能な開閉速度で設定対象ドアを開閉させることができる。
・図7の「パターンC1」に示すように、キー部材20A(またはキー部材20B)から送信されたID信号を車両受信部32R,32L,32Bによって受信したときに、設定対象ドアの開閉速度を「中速」に設定してもよい。
・図8の「パターンD3」に示すように、同一のエリアから送信されるID信号として、キー部材20A(またはキー部材20B)から送信されるID信号と専用携帯機21から送信されるID信号との両方を車両受信部32R,32L,32Bによって受信していないときに、上記エリアに対応する車両ドアの開閉速度を「低速」に設定してもよい。
・図9の「パターンE2」に示すように、専用携帯機21から送信されたID信号を車両受信部32R,32L,32Bによって受信したときに、設定対象ドアの開閉速度を「中速」に設定してもよい。
・キー部材20A,20Bから送信されるID信号を、車両ドアの開閉速度を可変設定するための信号として利用しないようにしてもよい。こうした構成では、専用携帯機21から送信されるID信号を車両受信部32R,32L,32Bが受信しているときには、同ID信号を車両受信部32R,32L,32Bが受信していないときと比較して、設定対象ドアの開閉速度を低い速度に設定するようにすればよい。上記構成によれば、専用携帯機21を携帯した子供が車両10に近づいた状態あるいは乗り込んだ状態でドア操作用のスイッチが操作されたときに、設定対象ドアの開閉速度を遅く(例えば「低速」)することができるため、ユーザーの安全性を的確に高めることができる。しかも、専用携帯機21のID信号が車両受信部32R,32L,32Bによって受信されていないとき、すなわちユーザーが子供であることが特定されないときには、車両ドアの開閉速度を、子供に適した低い速度よりも高い速度(例えば「中速」)にすることができる。これにより、子供がユーザーである場合における安全性を確保しながらも、車両ドアの開閉速度を高くすることによって大人がユーザーである場合における満足度の向上を図ることができる。
・専用携帯機21から送信されるID信号を、車両ドアの開閉速度を可変設定するための信号として利用しないようにしてもよい。こうした構成では、キー部材20A(あるいはキー部材20B)から送信されるID信号を車両受信部32R,32L,32Bが受信しているときには、同ID信号を車両受信部32R,32L,32Bが受信していないときと比較して、設定対象ドアの開閉速度を高い速度に設定するようにすればよい。上記構成によれば、キー部材20A(あるいはキー部材20B)を携帯した大人が車両10に近づいた状態あるいは乗り込んだ状態でドア操作用のスイッチが操作されたときに、設定対象ドアの開閉速度を速く(例えば「高速」)することができるため、ユーザーの満足度を向上させることができる。しかも、キー部材20A(あるいはキー部材20B)のID信号が車両受信部32R,32L,32Bによって受信されていないとき、すなわちユーザーが大人であることが特定されないときには、車両ドアの開閉速度を、大人に適した高い速度よりも低い速度(例えば「中速」)にすることができる。これにより、車両ドアの開閉速度を低くすることによって子供がユーザーである場合における安全性を高めることができる。
・専用携帯機21を高齢者や障害者が携帯するものとしてもよい。この場合、動作の緩慢な高齢者や障害者が車両ドアを使用するときにおける同車両ドアの開閉速度を遅くして、同車両ドアとユーザー(高齢者あるいは障害者)との不要な接触を避けることができるため、ユーザーの安全性を高めることができる。
・ID信号として異なる信号を送信する二種類以上の専用携帯機を設定してもよい。そうした専用携帯機としては、子供用携帯機や、高齢者用携帯機、障害者用携帯機などを挙げることができる。こうした構成によれば、細分化したユーザーのタイプ(例えば大人、子供、高齢者、障害者など)に応じて、ドア開閉用のスイッチの操作時における車両ドアの開閉速度を設定することができる。
・専用携帯機21は、バッジタイプに限らず、キーホルダーとしてカバンなどに取り付けるタイプや、ネックストラップによって首からぶら下げるタイプ、子供用の携帯電話に内蔵されるタイプなど、任意のタイプのものを採用することができる。また、キー部材20A,20Bとは別に、子供に携帯されるキー部材を設定するようにしてもよい。
・ID信号を送信する送信機しては、キー部材20A,20Bや専用携帯機21に限らず、ID信号を送信するためのアプリケーションがインストールされたモバイル端末(例えば携帯電話機)を採用することができる。
・車外送信部30R,30L,30Bおよび車内送信部31F,31C,31Rのうちの一方のみを設けるようにしてもよい。
・車外における所望範囲にリクエスト信号を送信することができるのであれば、車外送信部30R,30L,30Bの取付位置や配置数は任意に変更することができる。
・車室11内における所望範囲にリクエスト信号を送信することができるのであれば、車内送信部31F,31C,31Rの取付位置や配置数は任意に変更可能である。
・車外における所望範囲や車室11内における所望範囲から送信されたID信号を適正に受信するとともに送信機の位置を適正に特定することができるのであれば、車両受信部32R,32L,32Bの取付位置や配置数は任意に変更することができる。
・多数の車両受信部を配置するとともに各車両受信部によるID信号の受信の有無に基づいて同ID信号を送信した送信機の位置を特定するなど、送信機の位置を特定する方法は任意に変更することができる。
・上記実施形態の制御装置は、キー部材20A,20Bに設けられたスイッチの操作を通じて、車両ドア(右側スライドドア15Rや左側スライドドア15L、バックドア15B)を開閉させることの可能な装置にも適用することができる。
・ユーザーのタイプに応じて開閉速度を可変設定する対象の開閉体として、右側スライドドア15R、左側スライドドア15L、およびバックドア15Bのうちの一つのみを採用したり、2つのみを採用したりしてもよい。
・ユーザーのタイプに応じて開閉速度を可変設定する対象の開閉体としては、車両ドアに限らず、車両10のルーフに設けられるサンルーフや車両ドアに設けられるウィンドウなどを採用することができる。
10…車両、11…車室、12R…運転席、12L…助手席、13R…運転席ドア、13L…助手席ドア、14…二列目座席、14R…右側座席、14L…左側座席、14C…中央座席、15R…右側スライドドア、15L…左側スライドドア、15B…バックドア、16R,16L,16B…アクチュエータ、17R,17L,17B…車内スイッチ、18R,18L,18B…車外スイッチ、19…車両用ECU、20A,20B…キー部材、21…専用携帯機、22…キー送信部、23…キー受信部、24…キー制御部、30R,30L,30B…車外送信部、31F,31C,31R…車内送信部、32R,32L,32B…車両受信部、33…照合ECU、34…メモリ。

Claims (8)

  1. 操作部が操作されたときに、車両の内外を連通する開口部を開閉する開閉体を駆動する駆動部を作動させて、前記開閉体を開閉させる車両用開閉体の制御装置において、
    ユーザーに携帯されるとともに同ユーザーに対応する信号を送信する送信機と、
    前記車両に設けられて、前記送信機が受信範囲に入っているときに前記信号を受信する受信部と、
    前記車両に設けられて、前記受信部によって受信される前記信号に基づいて前記操作部の操作時における前記開閉体の開閉速度を可変設定する制御部と、を有する
    ことを特徴とする車両用開閉体の制御装置。
  2. 操作部が操作されたときに、車両の内外を連通する開口部を開閉する開閉体を駆動する駆動部を作動させて、前記開閉体を開閉させる車両用開閉体の制御装置において、
    前記車両に設けられて、ユーザーに携帯された送信機から送信された同ユーザーに対応する信号を受信する受信部と、
    前記車両に設けられて、前記受信部によって受信される前記信号に基づいて前記操作部の操作時における前記開閉体の開閉速度を可変設定する制御部と、を有する
    ことを特徴とする車両用開閉体の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用開閉体の制御装置において、
    当該制御装置は、前記信号として異なる信号を送信する少なくとも二種類の送信機が設定されてなり、
    前記制御部は、前記二種類の送信機の一方が送信した前記信号を前記受信部が受信しているときには前記開閉速度を低速に設定し、前記二種類の送信機の他方が送信した前記信号を前記受信部が受信しているときには前記開閉速度を高速に設定する
    ことを特徴とする車両用開閉体の制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両用開閉体の制御装置において、
    前記制御部は、前記二種類の送信機が送信する前記信号の両方を前記受信部が受信していないときには、前記開閉体の開閉速度を前記低速よりも高い速度であり且つ前記高速よりも低い速度である中速に設定する
    ことを特徴とする車両用開閉体の制御装置。
  5. 請求項1または2に記載の車両用開閉体の制御装置において、
    前記制御部は、前記信号を前記受信部が受信しているときには、前記信号を前記受信部が受信していないときと比較して、前記開閉速度を低速に設定する
    ことを特徴とする車両用開閉体の制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用開閉体の制御装置において、
    前記車両は、前記開閉体を複数有しており、
    前記受信部は、受信した前記信号に基づいて同信号を送信した前記送信機の位置を特定するものであり、
    前記制御部は、前記開閉速度を可変設定する対象の前記開閉体を、前記受信部によって特定される前記送信機の位置に対応する前記開閉体とする
    ことを特徴とする車両用開閉体の制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用開閉体の制御装置において、
    前記受信部は、前記送信機が前記車両の内部に有るときに同送信機が送信する前記信号を受信する
    ことを特徴とする車両用開閉体の制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両用開閉体の制御装置において、
    前記受信部は、前記送信機が前記車両の外部に有るときに同送信機が送信する前記信号を受信する
    ことを特徴とする車両用開閉体の制御装置。
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