JP2019027049A - 重機運転及び作業者接近検知の警報方法及び情報管理システム - Google Patents

重機運転及び作業者接近検知の警報方法及び情報管理システム Download PDF

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雅嗣 白石
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Abstract

【課題】工事領域から離れた位置において、工事領域内における作業者や重機の状態を適切に監視できる情報管理システムを提供する。
【解決手段】少なくとも1つの重機が運用される工事領域における情報管理システムは、前記工事領域から離れた位置に配置された制御部と、前記重機に設けられた磁界発生装置と、前記工事領域内での工事に従事する作業者に携帯される通信端末と、前記磁界発生装置により生じた磁界内に前記通信端末が位置した際、前記通信端末から発せられる磁界検知信号及び作業者IDを受信する、前記工事領域内に設けられた受信装置とを備え、前記受信装置は、受信した前記磁界検知信号及び前記作業者IDを前記制御部に送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、重機が運用される工事領域における情報管理システム、特に重機及び作業者の状態を工事領域の外側において監視するシステムに関するものである。
従来、土木作業や建設作業が行われる工事領域では、多数の重機(バックホウ、ホイールローダー、ブルドーザー、ダンプトラック等)が運用されるとともに、多数の作業員も重機の周辺で作業しているのが一般的である。そして、作業の安全を図る上で、重機と作業員との接触事故を防止することが重要な課題となっている。
例えば、特許文献1では、重機に当該重機に対応する識別用IDを送受信する装置を設けるとともに各作業員は、当該作業員に対応するID信号を送信するID発信タグを携帯している。作業員が重機に接近すると、当該重機から発せられる識別用IDをID発信タグで受信し、受信した識別用IDとともに作業員に対応するID信号を前記装置に送信することで、前記装置は当該装置が設けられた重機に作業員が接近していることを検知し、前記装置に設けられた警報手段により、当該重機の運転者に注意を促すことが行われている。
特許文献2には、作業領域における動態管理システムの一例が記載されている。この動態管理システムでは、作業室(作業領域)において複数設けられた出入り口のそれぞれに、入室時に対応するトリガ信号を発信する第1トリガ信号発信器と、退室時に対応するトリガ信号を発信する第2トリガ信号発信器とが設けられている。さらに、この動態管理システムは、受信したトリガ信号に応答してID番号を出力するIDタグと、前記IDタグが出力したトリガ信号を特定する情報及びID番号を受信する受信器とを備えている。
特許第5976442号公報 特許第4763982号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、重機の運転者及び重機に接近する作業者は警報手段により注意が促され、重機とのニアミス(接近)があったことを認識できるが、工事領域を管理、監督する工事管理者には、当事者からの申出、あるいは前記重機の装置におけるニアミス(接近)情報の履歴を調べない限り、重機とのニアミス(接近)情報をリアルタイムで知る術がなかった。
さらに、前記システムでは、広い工事領域のどの領域で、重機及び作業員が作業を行っているかを確認できず、工事管理者が工事領域内で行われている複数の作業を監視、把握することが困難であった。
一方、特許文献2に記載の動態管理システムでは、IDタグを携帯する作業者が、第1トリガ信号発信器、第2トリガ信号発信器及び受信器が設けられた作業室(作業室)に入退室することについては監視、把握することができるが、作業員の作業室内における位置や、作業内容までは管理することができなかった。
したがって、特許文献1及び特許文献2に記載された発明では、重機や作業員が工事領域内においてどこに位置しているか、あるいは重機の稼働状況、作業員の状態を適切に工事管理者が把握できなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、工事領域から離れた位置において、工事領域内における作業者や重機の状態を適切に監視できる情報管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様の情報管理システムは、少なくとも1つの重機が運用される工事領域における情報管理システムであって、前記工事領域から離れた位置に配置された制御部と、前記重機に設けられた磁界発生装置と、前記工事領域内での工事に従事する作業者に携帯される通信端末と、前記磁界発生装置により生じた磁界内に前記通信端末が位置した際、前記通信端末から発せられる磁界検知信号及び作業者IDを受信する、前記工事領域内に設けられた受信装置と、を備え、前記受信装置は、受信した前記磁界検知信号及び前記作業者IDを前記制御部に送信することを特徴とする。
本態様によれば、工事領域から離れた位置に配置された制御部において、作業者の有する通信端末が重機の磁界発生装置により生じた磁界内に位置した場合における磁界検知信号及び作業者IDを受信することができるので、工事領域外において工事領域内における作業者及び重機の状態を適切に監視できる。
尚、本態様における「磁界検知信号」とは一例として磁界有無情報、磁界強度や、重機を特定する磁界IDのいずれか、あるいは全てを含むものである。尚、本態様において、
例えば、複数の重機にそれぞれ設けられた磁界発生装置で磁界を発生させた場合、磁界IDがないと、各重機の周囲に発生させられた磁界がいずれの重機に対応した磁界であるかが判別できない。そこで、各重機の周囲に発生させられた磁界は、当該磁界がいずれの重機に対応した磁界であるかを特定するための磁界IDを有している。
尚、本態様における「工事領域から離れた位置」とは、重機や作業者により作業が行われている領域から離れていることを意味している。具体的には、トンネル工事の例では、トンネル抗内の工事領域の外側に設けられた作業事務所であり、建築物の建築現場の例では、建築物の建築領域の外側に設けられた作業事務所に制御部が設けられることを意味している。同様に、その他の工事においても、直接、土木作業や建築作業を行っている領域の外側に制御部が位置していることを意味している。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記通信端末は前記重機の運転者に携帯される通信端末であり、前記磁界発生装置は、前記重機の運転席に磁界を生じさせ、前記運転者に携帯される前記通信端末が前記運転席の磁界内に位置した際、前記受信装置は、前記通信端末から発せられる運転席磁界検知信号及び第1の作業者IDを受信し、前記制御部は、前記運転席磁界検知信号及び前記第1の作業者IDに基づいて前記重機の運転者を特定することを特徴とする。
本態様によれば、工事領域から離れた位置に配置された制御部において、重機の運転者を特定できるので、工事領域における作業状況を適切に把握することができる。
尚、本態様における「運転席磁界検知信号」とは一例として磁界有無情報、磁界強度や、重機を特定する磁界IDのいずれか、あるいは全てを含むものである。
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様において、前記通信端末は前記重機の周囲で作業する作業者に携帯される通信端末であり、前記磁界発生装置は、前記重機の周囲に磁界を生じさせ、前記重機の周囲で作業する作業者の前記通信端末が前記重機の周囲の磁界内に位置した際、前記受信装置は、前記通信端末から発せられる磁界検知信号及び第2の作業者IDを受信し、前記制御部は、前記磁界検知信号及び前記第2の作業者IDに基づいて、前記磁界検知信号に対応する重機を特定し、前記重機に対する前記重機の周囲で作業する作業者の接近状態を示す作業者接近検知情報を得ることを特徴とする。
本態様によれば、工事領域から離れた位置に配置された制御部において、重機に対する作業者の接近状態を示す作業者接近検知情報を得ることができるので、工事管理者が工事領域から離れた位置において作業者と重機との接近情報を把握でき、安全管理における適切な判断を下すことができる。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記工事領域に設けられた複数の警報装置を備え、前記制御部は、前記作業者接近検知情報に基づいて前記第2の作業者IDに対応する前記作業者に最も近い警報装置から警報を発することを特徴とする。
本態様によれば、制御部が作業者接近検知情報に基づいて作業者に最も近い警報装置から警報を発するので、重機に接近した作業者に適切に注意喚起を行うことができる。
本発明の第5の態様は、第2の態様において、特定された前記重機の運転者の前記作業者IDが、前記制御部に登録された当該重機の運転者の作業者IDと一致しない場合、前記制御部は登録された当該重機の運転者ではないと判断することを特徴とする。
本態様によれば、制御部において運転者のIDが登録されたIDと一致しない場合、前記制御部は登録された当該重機の運転者ではないと判断する。その結果、工事管理者が、工事領域から離れた位置に配置された制御部において、前記重機が登録されていない運転者により運転されていることを把握できる。そして、工事管理者は、登録されていない運転者に最も近い警報装置から警報を発することにより、前記登録されていない運転者に重機の運転を行わないように注意喚起できる。また、警報後所定期間経過した後も前記登録されていない運転者の前記重機の運転が継続する場合、制御部により前記重機の運転を停止させることもできる。
本発明の第6の態様は、第3または第4の態様において、前記受信装置は前記工事領域に複数設けられ、前記制御部は、前記受信装置の設置位置に応じて前記工事領域を複数の領域に区分し、前記重機の周囲の磁界内に前記通信端末が位置することにより前記通信端末から発せられた前記第2の作業者IDを前記受信装置の少なくとも一つが受信した際、前記第2の作業者IDを受信した受信装置に応じて前記複数の領域における前記作業者が位置する領域を特定することを特徴とする。
本態様によれば、前記通信端末から発せられた前記第2の作業者IDを前記受信装置が受信する場合、前記作業者に最も近い位置にある受信装置が前記第2の作業者IDに反応しやすい。すなわち、少なくとも前記最も近い位置の受信装置が反応するが、その隣の受信装置も第2の作業者IDの検出強度に応じて反応する場合もある。これにより、前記制御部は、複数の領域から成る工事領域において作業者がその領域にいるかを特定できる。その結果、工事領域の外側に位置する制御部において工事管理者は、複数の領域から成る工事領域において第2の作業者IDを発した通信端末を携帯する作業者と重機とのニアミスがどの領域で発生したかを把握でき、適切な対応を行うことができる。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記重機の周囲の磁界内に前記通信端末が位置することにより前記通信端末から発せられた前記磁界検知信号を前記受信装置の少なくとも一つが受信した際、前記磁界検知信号を受信した受信装置に応じて前記複数の領域における前記重機が位置する領域を特定することを特徴とする。
本態様によれば、工事領域の外側に位置する制御部において工事管理者は、複数の領域から成る工事領域における重機の位置を特定でき、作業者と重機とのニアミスがどの領域で発生したかを把握できる。そして、工事管理者は、重機が位置する領域における作業責任者に対して作業者と重機とのニアミスを解消させるように指示を与える等の適切な対応を行うことができる。
本発明の第8の態様は、第2の態様において、前記受信装置は前記工事領域に複数設けられ、前記制御部は、前記受信装置の設置位置に応じて前記工事領域を複数の領域に区分し、前記重機の前記運転席の磁界内に前記運転者に携帯される前記通信端末が位置することにより前記通信端末から発せられた前記運転席磁界検知信号を受信した際、前記運転席磁界検知信号を受信した受信装置に応じて前記複数の領域における前記重機が位置する領域を特定することを特徴とする。
本態様によれば、工事領域の外側に位置する制御部において工事管理者は、複数の領域から成る工事領域における重機の位置を特定でき、工事領域内における作業が適切な状態にあるか否かを工事領域外から監視できる。そして、必要であれば、重機が位置する領域の作業責任者に重機の移動や作業の変更等の必要な指示を与えることができる。
本発明の第9の態様は、第2または第5の態様において、前記工事領域はトンネルであり、前記トンネル抗内の換気を行う換気装置を備え、前記制御部は、特定された前記重機の運転手の情報から前記重機の駆動状態を判断し、当該重機の駆動状態に応じて前記換気装置の送風量を調整することを特徴とする。
本態様によれば、制御部は、重機の駆動状態に応じて換気装置の送風量を調整するので、トンネル抗内における環境を適した状態に維持することができる。
本発明の第10の態様は、第9の態様において、前記トンネル抗内において粉塵を集塵する集塵機を備え、前記制御部は、前記重機の駆動状態に応じて前記集塵機の吸入量を調整することを特徴とする。
本態様によれば、制御部は、重機の駆動状態に応じて集塵機の吸入量を調整するので、トンネル抗内における環境を適した状態に維持することができる。
本発明に係る実施例の情報管理システムの概要を示す模式図。 本発明に係る実施例の作業者と重機との接近状態を示す模式図。 本発明に係る実施例の作業者と複数の重機との接近状態を示す模式図。 本発明に係る実施例の運転者と重機との関係を示す模式図。 本発明に係る実施例のアイドリング中の重機に運転者が接近した場合の模式図。 本発明に係る実施例の情報管理システムにおける検知状態を説明する模式図。 本発明に係る実施例の情報管理システムの表示部において表示される情報の一例を示す図。 本発明に係る実施例の情報管理システムの検知情報に基づく空調の制御例を示す図。 本発明に係る実施例の情報管理システムの実施例の変更例を示す図。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係る実施例の情報管理システムの概要を示す模式図であり、図2は本発明に係る実施例の作業者と重機との接近状態を示す模式図であり、図3は本発明に係る実施例の作業者と複数の重機との接近状態を示す模式図であり、図4は本発明に係る実施例の運転者と重機との関係を示す模式図である。
図5は本発明に係る実施例のアイドリング中の重機に運転者が接近した場合の模式図であり、図6は本発明に係る実施例の情報管理システムにおける検知状態を説明する模式図であり、図7は本発明に係る実施例の情報管理システムの表示部において表示される情報の一例を示す図であり、図8は本発明に係る実施例の情報管理システムの検知情報に基づく空調の制御例を示す図であり、図9は本発明に係る実施例の情報管理システムの実施例の変更例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
<<<実施例>>>
<<<情報管理システムの概要>>>
図1において本発明に係る実施例の情報管理システム10の概要について説明する。情報管理システム10は、少なくとも一台の重機を運用する工事領域、本実施例では、一例としてトンネル12の坑内における作業について管理している。情報管理システム10は、制御部14と、記憶部16と、表示部18と、複数の受信装置20と、複数の通信端末22と、少なくとも1つの磁界発生装置24と、複数の警報装置26と、濃度検出器28と、換気装置30と、集塵装置32とを備えている。
本実施例において、制御部14は、一例としてトンネル抗外近傍に設けられた建設作業事務所等に設置されている。本実施例において、制御部14は、複数の電子部品や回路から構成されるコンピューターとして構成されている。
また、記憶部16は、制御部14と電気的に接続されており、制御部14における制御データーやトンネル12の坑内において検知された作業者と重機との接近情報、重機の運転者情報、作業者および重機の位置情報、換気装置及び集塵装置の運転情報等のデーターを記憶する。これら、記憶部16に記憶されたデーターは、制御部14からの命令に応じて制御部14に送信される。
表示部18は、一例として画像表示ディスプレーとして構成され、制御部14における各種データーや情報が表示可能である。本実施例では、制御部14が設置された建設作業事務所において工事作業を監督する工事管理者等が、表示部18に表示されたトンネル12の坑内における作業状況(一例として図7)等をトンネル12の坑外において確認できる。
本実施例においてトンネル12は、その先端の掘削部分(以下、「切羽」という。)、すなわち切羽からトンネル12の坑口Y1まで複数の区間に分けられている。本実施例では、切羽の区間に符号12aを付し、切羽以外の区間(その他の区間)には符号12bを付している。
複数の受信装置20は、トンネル12の坑内において切羽区間12a及びその他の区間12bに適宜間隔をおいて設けられている。本実施例において受信装置20は、制御部14にそれぞれ電気的に接続されている。同様に警報装置26もトンネル12の坑内において切羽区間12a及びその他の区間12bに適宜間隔をおいて設けられている。警報装置26も制御部14にそれぞれ電気的に接続されている。警報装置26は、制御部14の制御により、トンネル12の坑内において警報を発する。尚、受信装置20及び警報装置26は制御部14と有線で接続する方式としたが、無線で接続する方式としてもよい。
さらに、本実施例では、一例として切羽区間12aに濃度検出器28が設けられている。尚、濃度検出器28は、切羽区間12aの先端により近い場所に設置することが望ましい。
濃度検出器28は、切羽区間12aにおける掘削作業やコンクリート吹付作業に伴って発生する粉塵や、発破の際に発生するガス、トンネル12の坑内における後述する重機34が発生させる排出ガスの濃度を検出可能である。検出された粉塵及びガスの濃度を制御部14に送信する。尚、本実施例では、濃度検出器28を切羽区間12aに設ける構成としたが、その他の区間12bにおいて適宜間隔をおいて設けてもよい。
図1において、換気装置30は、トンネル12内の換気を行う様に設定されている。換気装置30は、一例としてトンネル12の坑外に設けられたファン36と、ファン36から吸い込まれた気体を切羽区間12aに導き、切羽区間12aに前記気体を吹き出させるダクト38とを備えている。
尚、本実施例において換気装置30は切羽区間12aにトンネル12の坑外の大気を送気するように構成したが、切羽区間12aの気体をダクト38に吸引し、トンネル12の坑外に排気するように構成してもよい。本実施例において換気装置30を使用する換気方法には、希釈方式のみならず、強制換気方式における換気方法が含まれる。
本実施例において、換気装置30は制御部14に制御されている。より具体的には、制御部14はファン36の回転数を調整することにより、トンネル12の坑内に送られる気体の量、すなわち換気装置30の風量を調整している。本実施例において制御部14は、後述するが、一例としてファン36の回転数を3段階(高、中、低)に設定可能である。
集塵装置32は、トンネル12の坑内、特に切羽区間12aに配置されている。本実施例では、集塵装置32は切羽区間12aにおける粉塵が含まれた気体を吸入し、集塵装置32の内部で除塵し、粉塵が取り除かれた気体を集塵装置32から排出する。尚、本実施例における集塵装置32には、粉塵だけでなく、発破により生じたガスや排出ガス等のガスも処理可能な装置も含むものとする。
本実施例において、集塵装置32も制御部14に電気的に接続されている。制御部14は、集塵装置32における粉塵等を含んだ気体の吸入量を調整可能である。本実施例において、集塵装置32は、換気装置30と同様に3段階(高、中、低)に気体の吸入量を調整可能に設定されている。本実施例において、集塵装置32を使用する換気方法である希釈封じ込め方式のみならず、吸引伸縮風管を用いる吸引捕集方式における換気方式も含まれる。
トンネル12の坑内において作業に従事する作業者40は、通信端末22を携帯している。尚、本実施例における作業者40とは工事領域内で工事に関わる者の総称を意味しており、トンネル12の坑内においてトンネル12の掘削作業に従事する作業員だけでなく、重機34を操作する運転者42や、トンネル12の坑内に一時的に入坑する者も含まれている。
本実施例において、重機34はトンネル12において工事に関連する作業を行う作業機械だけでなく、トンネル12の坑内に入坑する工事車両も含んでいる。具体的には、重機34には、図1に示すバックホウ44、ダンプトラック46や、図6に示す大型ブレーカー48、ホイールローダー50の他、ドリルジャンボ、コンクリート吹付機、トラックミキサ、火薬運搬車、モルタル運搬車等が含まれる。
<<<作業者と重機との接近検知について>>>
図2において、作業者40と重機34との接近検知について説明する。本実施例において、情報管理システム10は、工事領域であるトンネル12の抗内において、作業者40と重機34とが接近した状態(ニアミス)となると、その接近情報を作業者40が携帯する通信端末22から受信装置20に送信するように構成されている。以下、具体的に説明する。
図2には重機34の一例としてバックホウ44が図示されている。バックホウ44には、磁界発生装置24が設けられている。本実施例では、磁界発生装置24は、第1磁界発生装置24Aと、後述する第2磁界発生装置24Bとを備えている。第1磁界発生装置24Aは、図2に示すようにバックホウ44(重機34)の周囲に磁界を形成する。図2において、符号B1が付された二点鎖線の円内は、第1磁界発生装置24Aが発生させた磁界を表している。尚、本実施例において、各重機34に設置された磁界発生装置24は、各重機34に対応する磁界IDを有する磁界を発生させる。また、図2において第2磁界発生装置24Bにより発生させられる磁界は図示を省略している。
作業者40が携帯する通信端末22には、図示しないが、各作業者の作業者IDを記憶する記憶部と、重機34に設けられた磁界発生装置24により形成された磁界を検出する磁界検出部と、情報管理システム10の受信装置20に情報を送信する送信部とを備えている。尚、本実施例における磁界検出部は、各重機34に対応する磁界ID及び磁界強度を検出可能に構成されている。具体的には、磁界検出部は一例として、検出コイルやホール素子等の磁気センサーを備えて構成されている。
図2において、第1磁界発生装置24Aが発生させた磁界B1から離れた位置P1に作業者40が位置した状態では、「第2の作業者ID」としての作業者ID及び磁界未検出情報を通信端末22の送信部から受信装置20に向けて発信している(符号S1が付された矢印参照)。本実施例において通信端末22は、作業者ID及び磁界未検出情報を送信間隔t1で繰り返し、受信装置20に向けて発信している。
通信端末22から送信された作業者ID及び磁界未検出情報を受信した受信装置20は、制御部14に受信内容を送信する。制御部14は、情報を送信してきた受信装置20がトンネル12の複数の区画のうちのいずれの区画に対応する受信装置20であるかを確認する。尚、この際、複数の受信装置20が同じ通信端末22からの情報を受信した場合、最も検出強度の強い受信装置20、具体的には作業者40に最も近い受信装置20を通信端末22が位置する領域の受信装置とする。
制御部14は、トンネル12の坑内において情報を受信した区画を特定後、受信した作業者ID及び磁界未検出情報に基づいて、作業者40がトンネル12のどの区画に位置しているか、及び作業者40が重機34と接近していない状態であることを検知する。制御部14は、これらの情報を記憶部16に記憶させるとともに、必要に応じて表示部18に表示させる。
次に、作業者40がバックホウ44の周囲に形成された磁界B1内に位置する位置P2に移動する場合について説明する。作業者40が磁界B1内に侵入すると、通信端末22内の不図示の磁界検出部が磁界B1を検出する。磁界B1が検出されると、通信端末22は、受信装置20に向けて作業者ID及び、磁界検知信号の一つである磁界検出情報を送信間隔t1で送信する(符号S2が付された矢印参照)。尚、本実施例では、磁界検出情報(磁界の有無)を作業者IDとともに送信しているが、磁界IDや磁界検出強度とともに送信してもよい。
さらに通信端末22は、磁界検知信号として、磁界検出部において検出された磁界ID(各重機34に対応したID)と、磁界検出強度とを送信間隔t2で受信装置20に向けて送信する(符号S3が付された矢印参照)。本実施例では、バックホウ44の磁界IDは磁界ID1に設定されている。本実施例において、通信端末22は、磁界検知信号の送信タイミングを作業者ID及び磁界検出情報の送信タイミングと異なるタイミング、つまり送信タイミングをずらして発信している。また、磁界検知信号の送信間隔t2は、作業者IDの送信間隔t1とは異なる間隔に設定されている。本実施例では、送信間隔t2の方が、送信間隔t1より短い時間で繰り返し送信するように設定されている。
制御部14は、これらの信号を受信装置20を介して受信し、作業者40とバックホウ44とが接近状態にあることを検知する。制御部14は、作業者40とバックホウ44とが接近状態にあることを作業者接近検知情報として、記憶部16に記憶させるとともに表示部18において警告メッセージ等を表示させ、工事管理者等に注意を喚起する。さらに、制御部14は、作業者接近検知情報に基づいて、トンネル12の坑内におけるバックホウ44(重機34)の位置を特定し、表示部18にバックホウ44の位置情報を表示させる。
さらに、制御部14は、トンネル12においてバックホウ44と接近している作業者40が位置している区画に設けられた警報装置26に警報を発信させ、作業者40にバックホウ44への注意を喚起する。
ここで、一例として磁界検出強度は、作業者40とバックホウ44との距離が近くなるにつれて検出強度も強くなるように設定されている。本実施例では、磁界B1内に作業者40が侵入すると、警報装置26が警報を発信するように構成したが、例えば、磁界検出強度、つまりバックホウ44からの距離に応じて安全レベルを設定し、安全レベルに応じて警報を発信する構成としてもよい。具体的には、安全レベルを高、中、低の3レベルに設定し、作業者40とバックホウ44との距離が安全レベル高、中に対応する距離になった場合、警報装置26が警報を発信する構成としてもよい。
尚、本実施例において、バックホウ44には、公知の作業者接近検知システムが設けられている。公知の作業者接近検知システムは、バックホウ44に作業者40が接近した際、通信端末22からの信号を受けてバックホウ44の運転席に設けられた警報装置を発信させて運転者42に注意を喚起するものである。
次いで、作業者40がバックホウ44の周囲に形成された磁界B1の外側に位置する位置P3に磁界B1内から移動する場合について説明する。作業者40が磁界B1内から外側に移動すると、通信端末22内の不図示の磁界検出部において磁界B1が検出されなくなる。これにより、通信端末22は、受信装置20に向けて発信していた磁界ID1(バックホウ44に対応する磁界ID)及び磁界検出強度の信号の送信を停止する。さらに通信端末22は、再度作業者ID及び磁界未検出情報を送信間隔t1で送信する(符号S4が付された矢印参照)。
制御部14は、作業者ID及び磁界未検出情報を受信したことにより警報装置26の警報の発信を停止する。さらに、制御部14は、一例として表示部18に表示していた警告メッセージ等を解除して安全状態に戻ったことを表示する。
<<<作業者と複数の重機との接近検知について>>>
次いで、図3において、作業者40と複数の重機34との接近検知について説明する。図3において、複数の重機34としてバックホウ44及びダンプトラック46を一例として説明する。図3において、符号B1が付された二点鎖線はバックホウ44に設けられた磁界発生装置24が発生させた磁界を示しており、符号B2が付された二点鎖線はダンプトラック46に設けられた磁界発生装置24が発生させた磁界を示している。
磁界B1(バックホウ44の磁界)及び磁界B2(ダンプトラック46の磁界)の外側に位置する位置P4に作業者40が位置する場合、通信端末22は、送信間隔t1で作業者ID及び磁界未検出情報を受信装置20に向けて発信している(符号S5が付された矢印参照)。
通信端末22から送信された作業者ID及び磁界未検出情報を受け取った制御部14は、トンネル12の坑内において情報を受信した区画を特定後、受信した作業者ID及び磁界未検出情報に基づいて、作業者40がトンネル12のどの区画に位置しているか、及び作業者40が重機34と接近していない状態であることを検知する。制御部14は、これらの情報を記憶部16に記憶させるとともに、必要に応じて表示部18に表示させる。
作業者40がバックホウ44の周囲に形成された磁界B1内に位置する位置P5に向けて移動を開始し、作業者40が磁界B1内に侵入すると、通信端末22内の不図示の磁界検出部が磁界B1を検出する。磁界B1が検出されると、通信端末22は、受信装置20に向けて作業者ID及び磁界検出情報を送信間隔t1で送信する(符号S6が付された矢印参照)。
さらに通信端末22は、磁界検知信号として、磁界検出部において検出された磁界ID1(バックホウ44に対応したID)と、磁界検出強度とを送信間隔t2で受信装置20に向けて送信する(符号S7が付された矢印参照)。本実施例において、通信端末22は、磁界検知信号の送信タイミングを作業者ID及び磁界検出情報の送信タイミングと異なるタイミング、つまり送信タイミングをずらして発信している。また、磁界検知信号の送信間隔t2は、作業者IDの送信間隔t1とは異なる間隔に設定されている。本実施例では、送信間隔t2の方が、送信間隔t1より短い時間で繰り返し送信するように設定されている。
制御部14は、これらの信号を受信装置20を介して受信し、作業者40とバックホウ44とが接近状態にあることを検知する。制御部14は、作業者40とバックホウ44とが接近状態にあることを作業者接近検知情報として、記憶部16に記憶させるとともに表示部18において警告メッセージ等を表示させ、工事管理者等に注意を喚起する。さらに、制御部14は、トンネル12においてバックホウ44と接近している作業者40が位置している区画に設けられた警報装置26に警報を発信させ、作業者40にバックホウ44への注意を喚起する。尚、バックホウ44の運転者には公知の接近者検知システムにより警報が発せられ、注意が喚起される。さらに、制御部14は、作業者接近検知情報に基づいて、トンネル12の坑内におけるバックホウ44の位置を特定し、表示部18にその情報を表示させる。
次いで、作業者40がバックホウ44の周囲に形成された磁界B1内に位置する位置P5から、磁界B1及び磁界B2の双方が重なる領域内に位置する位置P6に向けて移動を開始し、作業者40が磁界B2内にも侵入すると、通信端末22内の不図示の磁界検出部が磁界B1に加えて、磁界B2を検出する。磁界B2が検出されると、通信端末22は、作業者ID及び磁界検出情報(符号S8が付された矢印参照)、磁界ID1(バックホウ44に対応したID)及び磁界検出強度(符号S9が付された矢印参照)の受信装置20への送信を継続し、加えて磁界ID2及び磁界検出強度(符号S10が付された矢印参照)を送信間隔t2で送信する。尚、磁界ID2はダンプトラック46に対応する磁界IDである。
尚、本実施例において磁界ID2及び磁界検出強度の送信タイミングは、作業者ID及び磁界検出情報(符号S8が付された矢印参照)の送信タイミング、磁界ID1及び磁界検出強度(符号S9が付された矢印参照)の送信タイミングとずらされている。
制御部14は、磁界ID2及び磁界検出強度情報をさらに受信すると、作業者40がバックホウ44に加えてダンプトラック46とも接近状態にあることを検知する。制御部14は、作業者40とダンプトラック46(重機34)とが接近状態にあることを作業者接近検知情報として、記憶部16に記憶させるとともに表示部18において作業者40がバックホウ44だけでなくダンプトラック46にも接近している旨の警告メッセージ等をさらに表示させ、工事管理者等により強く注意を喚起する。さらに、制御部14は、作業者接近検知情報に基づいて、トンネル12の坑内におけるダンプトラック46の位置を特定し、表示部18にその情報を表示させる。
制御部14は、作業者40が位置している区画に設けられた警報装置26における警報の発信を継続させる。この際、警報の音量を大きくすることにより、作業者40により強く注意を喚起してもよい。尚、ダンプトラック46の運転者には公知の接近者検知システムにより警報が発せられ、注意が喚起される。
次に、作業者40が磁界B1及び磁界B2の双方が重なる領域内に位置する位置P6から磁界B2内に位置する位置P7に向けて移動を開始し、作業者40が磁界B1から外に出ると、通信端末22は、磁界ID1及び磁界検出強度の送信を停止する。ここで、通信端末22は、作業者ID及び磁界検出情報(符号S11が付された矢印参照)、磁界ID2及び磁界検出強度(符号S12が付された矢印参照)の受信装置20への送信を継続する。
制御部14は、磁界ID1及び磁界検出強度の送信が停止されたことにより、作業者40がバックホウ44から離れたことを検知する。一方で、磁界ID2及び磁界検出強度の送信が継続されているので、作業者40とダンプトラック46とが引き続き接近状態にあることを検知する。その結果、制御部14は、警報装置26の警報の発信を継続する。
作業者40がダンプトラック46の周囲に形成された磁界B2の外側に位置する位置P8に向けて磁界B2内から移動すると、通信端末22内の不図示の磁界検出部において磁界B2が検出されなくなる。これにより、通信端末22は、受信装置20に向けて発信していた磁界ID2及び磁界検出強度の信号の送信を停止する。さらに通信端末22は、再度作業者ID及び磁界未検出情報を送信間隔t1で送信する(符号S13が付された矢印参照)。
制御部14は、作業者ID及び磁界未検出情報を受信したことにより警報装置26の警報の発信を停止する。さらに、制御部14は、一例として表示部18に表示していた警告メッセージ等を解除して安全状態に戻ったことを表示する。
<<<運転者検知について>>>
次いで、図4及び図5を参照して、重機34の運転者検知について説明する。
<<<稼動停止状態における重機での運転者検知について>>>
図4において、バックホウ44は、運転者42が駆動を開始させるまで駆動停止状態にある。運転者42が、バックホウ44の運転席の外側の位置P9に位置した状態では、作業者ID及び磁界未検出情報を通信端末22の送信部から受信装置20に向けて発信している(符号S14が付された矢印参照)。本実施例において通信端末22は、作業者ID及び磁界未検出情報を送信間隔t1で繰り返し、受信装置20に向けて発信している。尚、この状態では、バックホウ44は駆動停止状態であるので、第1磁界発生装置24Aと、第2磁界発生装置24Bとはそれぞれ磁界を発生していない。
運転者42が、バックホウ44の運転席44aに位置して、バックホウ44を駆動させると、第1磁界発生装置24A及び第2磁界発生装置24Bにおいて磁界が発生する。第1磁界発生装置24Aにより、既に説明したようにバックホウ44の周囲を取り囲む磁界B1が発生する(図2参照)。尚、図4において磁界B1の図示を省略している。第2磁界発生装置24Bは、バックホウ44の運転席を中心とする磁界B3(図4における二点鎖線参照)を発生させる。
磁界B3が発生すると、運転席44aに位置している運転者42の通信端末22が磁界B3を検出する。通信端末22は、受信装置20に向けて「第1の作業者ID」としての作業者ID及び運転席磁界検出情報を送信間隔t3で送信する(符号S15が付された矢印参照)。さらに、通信端末22は、運転席磁界ID1(バックホウ44の運転席の磁界B3に対応する磁界ID)と運転席磁界検出情報を送信間隔t4で受信装置20に向けて送信する(符号S16が付された矢印参照)。この際、作業者ID及び運転席磁界検出情報の送信タイミングと、運転席磁界ID1及び運転席磁界検出情報の送信タイミングとはずらして送信される。
制御部14は、作業者ID及び運転席磁界検出情報と、運転席磁界ID1及び運転席磁界検出情報とを受信すると、記憶部16からバックホウ44において登録された運転者の作業者IDを読み出し、バックホウ44の運転席に位置している運転者42の作業者IDから運転者42を特定する。制御部14は、特定された運転者42と、登録された運転者のリストとを照合する。
特定された運転者42が登録された運転者である場合、制御部14は、バックホウ44の運転席に位置している運転者42が正規の運転者であると判断する。さらに、制御部14は、作業者ID及び運転席磁界検出情報と、運転席磁界ID1及び運転席磁界検出情報とを受信すると、これらの信号を受信した受信装置20を特定し、トンネル12の坑内におけるバックホウ44(重機34)の位置を特定する。制御部14は、表示部18にバックホウ44が正規の運転者により運転されている旨及びトンネル12の坑内におけるバックホウ44の位置を表示する。
一方、特定された運転者42が登録された運転者でない場合、制御部14は、バックホウ44の運転席に位置している運転者42が正規の運転者ではないと判断する。この場合、制御部14は、表示部18にバックホウ44が正規の運転者により運転されていない旨の警告メッセージを表示させ、工事管理者等に注意を喚起する。さらに、制御部14は、受信した作業者ID及び運転席磁界検出情報と、運転席磁界ID1及び運転席磁界検出情報とからトンネル12の複数の区間においてバックホウ44の位置を特定し、特定された区間に設けられた警報装置26により警報を発信する。
制御部14は、非正規の運転者が警報後、所定期間経過後もバックホウ44(重機34)の運転を継続する場合には、一例として無線手段等によりバックホウ44(重機34)の制御部にアクセスし、バックホウ44(重機34)の駆動を停止させてもよい。
運転者42が、バックホウ44の駆動を停止させると、第1磁界発生装置24A及び第2磁界発生装置24Bが停止し、磁界B1、B3が消失する。これに伴い、通信端末22は磁界B3を検出しなくなるので、作業者ID及び運転席磁界検出情報と、運転席磁界ID1と運転席磁界検出情報との送信を停止する。そして、通信端末22は、再度、受信装置20に向けて作業者ID及び磁界未検出情報の送信を開始する。運転者42がバックホウ44の運転席44aから運転席44aの外側に位置する位置P10に移動しても、バックホウ44は停止しているので、通信端末22は作業者ID及び磁界未検出情報の送信を継続する(符号S17が付された矢印参照)。
<<<アイドリング状態における重機での運転者検知について>>>
次いで、図5においてアイドリング中における重機34における運転者認識について説明する。運転者42が、バックホウ44の運転席の外側の位置P11に位置した状態では、作業者ID及び磁界未検出情報を通信端末22の送信部から受信装置20に向けて発信している(符号S18が付された矢印参照)。本実施例において通信端末22は、作業者ID及び磁界未検出情報を送信間隔t1で繰り返し、受信装置20に向けて発信している。
運転者42が磁界B1内に侵入すると、通信端末22が磁界B1を検出し、受信装置20に向けて作業者ID及び磁界検出情報を送信間隔t1で送信する(符号S19が付された矢印参照)。さらに通信端末22は、磁界検知信号として、磁界検出部において検出された磁界ID1(バックホウ44の磁界ID)と、磁界検出強度とを送信間隔t2で受信装置20に向けて送信する(符号S20が付された矢印参照)。尚、この状態では、制御部14は、運転者42の通信端末22から作業者ID及び磁界検出情報を受信している状態であり、バックホウ44の運転者としては識別しておらず、作業者として識別している。
制御部14は、これらの信号を受信装置20を介して受信し、運転者42とバックホウ44とが接近状態にあることを検知する。制御部14は、運転者42とバックホウ44とが接近状態にあることを作業者接近検知情報として、記憶部16に記憶させるとともに表示部18において警告メッセージ等を表示させ、工事管理者等に注意を喚起する。さらに、制御部14は、トンネル12においてバックホウ44と接近している運転者42が位置している区画に設けられた警報装置26に警報を発信させ、運転者42にバックホウ44への注意を喚起する。
運転者42がバックホウ44の運転席44aに位置すると、通信端末が磁界B3を検出する。通信端末22は、受信装置20に向けて「第1の作業者ID」としての作業者ID及び運転席磁界検出情報を送信間隔t3で送信する(符号S21が付された矢印参照)。さらに、通信端末22は、運転席磁界ID1(バックホウ44の運転席の磁界B3に対応する磁界ID)と運転席磁界検出情報を送信間隔t4で受信装置20に向けて送信する(符号S22が付された矢印参照)。この際、作業者ID及び運転席磁界検出情報の送信タイミングと、運転席磁界ID1及び運転席磁界検出情報の送信タイミングとは、ずらして送信される。
制御部14は、作業者ID及び運転席磁界検出情報と、運転席磁界ID1及び運転席磁界検出情報とに基づいて運転者42を特定し、運転者42がバックホウ44の登録された運転者であるか否かを確認する。正規の運転者である場合には、警報装置26の警報発信を停止させるとともに表示部18における警告メッセージ等を解除する。正規の運転者でないと判断した場合は、警報装置26において警報を引き続き発信させるとともに、表示部18に正規の運転者ではない旨の警告を表示する。
正規の運転者42が、バックホウ44の運転を終えてアイドリング状態のまま、運転席44aの外側の位置P13に移動すると、通信端末22は磁界B3を検出しなくなるので、作業者ID及び運転席磁界検出情報と、運転席磁界ID1及び運転席磁界検出情報の送信を停止させる。そして、通信端末22は磁界B1内に位置しているので、作業者ID及び磁界検出情報と、磁界ID1及び磁界検出強度をそれぞれ、送信タイミングをずらして再度受信装置20に向けて送信を開始する(符合S23及びS24が付された矢印参照)。
この状態では、制御部14は、運転者42とバックホウ44とが接近していることを検知する。制御部14は、運転者42とバックホウ44とが接近状態にあることを作業者接近検知情報として、記憶部16に記憶させるとともに表示部18において警告メッセージ等を表示させ、工事管理者等に注意を喚起する。さらに、制御部14は、トンネル12においてバックホウ44と接近している運転者42が位置している区画に設けられた警報装置26に警報を発信させ、運転者42にバックホウ44への注意を喚起する。
運転者42が位置P13から磁界B1の外側の位置P14に移動すると、通信端末22において磁界B1が検出されなくなる。これにより、通信端末22は、受信装置20に向けて発信していた磁界ID1及び磁界検出強度の信号の送信を停止する。さらに通信端末22は、再度作業者ID及び磁界未検出情報を受信装置20に向けて送信する(符号S25が付された矢印参照)。
制御部14は、作業者ID及び磁界未検出情報を受信したことにより警報装置26の警報の発信を停止する。さらに、制御部14は、一例として表示部18に表示していた警告メッセージ等を解除して安全状態に戻ったことを表示する。
尚、本実施例では、制御部14は、運転者42がバックホウ44の磁界B1に侵入してから運転席の磁界B3に侵入してバックホウ44の運転者として特定するまで、あるいは、バックホウ44の運転席の磁界B3から出て、さらに磁界B1から出るまでの間、運転者42を作業者として判断するように構成している。この構成に代えて、制御部14は、作業者IDに基づいて運転者42が運転を担当する重機34を特定し、運転者42が運転を担当する重機34に接近する、あるいは離れる場合には、作業者接近検知情報に基づく警報発信等の警告を省略する構成としてもよい。
<<<情報管理システムにおける接近者検知、運転者検知等のまとめ>>>
図6及び図7において情報管理システム10における接近者検知、運転者検知、重機の稼働中検知等について説明する。図6では、トンネル12の坑内を区間A〜区間Eまで分けてトンネル12内における作業者と重機との関係を模式的に図示している。図7は、区間A〜区間Eまでにおける作業者と重機との関係を表示部18に表示させた例を示している。以下、区間ごとに説明する。
区間Aにおいて、運転者42Aがダンプトラック46Aを運転している状態である。ダンプトラック46Aの磁界B4内には作業者40Aが位置している。一方作業者40Bは、ダンプトラック46Aの磁界B4の外側に位置している。
図7において、作業者40A、40B及び運転者42Aは、通信端末22から送信される作業者IDにより位置検知が成されるので、制御部14は、作業者40A、40B及び運転者42Aが区間Aに位置していることを特定できる。制御部14は、ダンプトラック46Aの磁界B2内に作業者40Aが位置しているので、作業者40Aの通信端末22から送信される作業者ID及び磁界検知情報を受信する。これにより、制御部14はダンプトラック46Aと作業者40Aとが接近状態であることを検知する。これにより制御部14は、表示部18に作業者接近検知情報(図7)を表示させるとともに、警報装置26において警報を発信する。
運転者42Aはダンプトラック46Aの運転席に位置している。これにより、制御部14は、運転者42Aの通信端末22から運転席磁界検知信号(運転席磁界ID及び運転席磁界検出情報)を得られるので、ダンプトラック46Aの位置検出及び稼動中であるか否かの判断ができる。さらに、制御部14は、運転者42Aが運転席に位置した際、運転者42Aが登録された運転者であるか否かの判定も行うので無許可運転であるか否かも判別できる。
区間Bでは、作業者40Cのみが位置している。この状態では、作業者40Cの通信端末22から送信される作業者IDにより位置検知が成される。したがって、制御部14は作業者40Cが区間Bに位置していると判断できる。
区間Cでは、ダンプトラック46Bに運転者42Bにより運転された状態にある。ダンプトラック46Bは稼動状態であるので磁界B5が発生している。磁界B5内には作業者がいないため、作業者接近検知情報は発せられない。
制御部14は、運転者42Bがダンプトラック46Bの運転席に位置した際、運転者42Bの通信端末22から作業者ID及び運転席磁界検知信号(運転席磁界ID及び運転席磁界検出情報)を得られる。これにより、制御部14は、作業者IDにより運転者42Bが区間Cに位置していることを特定し、運転席磁界検知信号によりダンプトラック46Bが稼動状態である旨を判断するとともに、区間Cにダンプトラック46Bが位置していることを検知する。
制御部14は、受信した作業者ID及び運転席磁界検知信号(運転席磁界ID及び運転席磁界検出情報)から、ダンプトラック46Bの運転者を特定できる。ここで、運転者42Bは一例として非正規の運転者とする。特定された運転者(この場合は運転者42B)とダンプトラック46Bの登録された運転者とが一致しない場合、制御部14は無許可運転と判断し、表示部18に無許可運転である旨を表示し、警報装置26に警報を発信させる。
区間Dでは、作業者40Dとホイールローダー50が位置している。制御部14は、作業者40Dの通信端末22から送信された作業者IDにより作業者40Dが区間Dに位置していることを特定する。一方で、図6においてホイールローダー50は非稼動状態にある。このため、磁界発生装置24が磁界を発生していない状態にあるが、制御部14は、記憶部16に記憶された過去のホイールローダー50の位置情報、例えば、運転席磁界検知信号や、接近者検知情報等に基づいて、ホイールローダー50が区間Dに位置していると判断することができる。
区間Eでは、大型ブレーカー48を運転者42Cが運転し、大型ブレーカー48の磁界B6内に作業者40Eが位置している。一方、バックホウ44を運転者42Dが運転し、バックホウ44の磁界B7内に作業者40Fが位置している。
制御部14は、作業者40E、作業者40F、運転者42C及び運転者42Dのそれぞれの通信端末22から送信される作業者IDにより、作業者40E、作業者40F、運転者42C及び運転者42Dが区間Eに位置していることを検知する。さらに、運転者42C及び運転者42Dの通信端末22から送られる運転席磁界検知信号によりバックホウ44及び大型ブレーカー48の位置検知、稼動中検知が成される。
そして、制御部14は、大型ブレーカー48の運転者42C及びバックホウ44の運転者42Dが登録された運転者であるかを確認する。ここで、運転者42C及び運転者42Dは登録された運転者である。したがって、制御部14は、運転者42C及び運転者42Dがそれぞれ大型ブレーカー48、バックホウ44の登録された運転者であると判断し、表示部18にその旨を表示させる。
一方、作業者40Eは大型ブレーカー48の磁界B6内に位置しているので、作業者40Eの通信端末22は磁界検知信号を発する。これにより制御部14は、作業者40Eと大型ブレーカー48とが接近状態にあると検知する。同様に、作業者40Fはバックホウ44の磁界B7内に位置しているので、作業者40Fの通信端末22は磁界検知信号を発する。したがって、制御部14は、作業者40Fとバックホウ44とが接近状態にあると検知し、表示部18に作業者接近検知情報を表示させるとともに、警報装置26に警報を発信させる。
ここで、情報管理システム10についてまとめると、重機34に設けられた磁界発生装置24により形成された磁界内に作業者40あるいは運転者42が接近すると作業者ID、磁界検知有無情報を送信し、さらにタイミングをずらして磁界ID及び磁界検出強度を送信するので、作業者40あるいは運転者42が接近した重機34を特定できるとともに、重機34と作業者40あるいは運転者42との接近を検知して、警報を発信することにより注意を喚起できる。したがって、トンネル12の坑内における作業の安全性を高めることができる。
さらに、作業者40及び運転者42の作業者ID、及び各重機34の磁界IDを制御部14が受信することにより、制御部14は、作業者40、運転者42及び重機34のトンネル12の坑内における位置を特定し、各重機34の稼動状況を検知することができる。これにより、工事領域外の工事管理者は、表示部18に表示されたデーター(図7参照)等により、トンネル12の坑外にいながら、坑内の各区間における作業状況等を適切に監視、把握することができる。これにより、トンネル12の坑内において、作業者接近検知信号があった場合には、警報や、当該区間の作業責任者に作業者接近検知信号を受信した旨の連絡、重機の強制停止等、事故防止のための適切な処置を行うことができる。
さらに、運転者42が重機34の運転席に位置することで、制御部14は運転者42が重機34の登録された運転者であるかを検知でき、無許可運転を検知できる。無許可運転の場合には警報装置26により警報を発することで無許可運転中の重機34の周辺で作業している作業者40への注意を喚起できる。さらに、工事管理者は、無許可運転を停止させるように無許可運転が行われている区間の作業責任者に指示を伝えることも可能である。
<<<情報管理システムの応用例>>>
次いで、図8において情報管理システム10の応用例について説明する。既に説明したように、制御部14は、各重機34の運転席に運転者42が位置することで、トンネル12の坑内における各重機の位置及び稼働状況を検知することができる。制御部14は、トンネル12の坑内において複数の重機34の稼動状況に応じて、トンネル12の坑内において現在行われている作業内容を判断することができ、その判断した作業に応じて、換気装置30及び集塵装置32を制御して、トンネル12の坑内の環境を制御できる。以下、具体的に説明する。
図8において、制御部14は、一例としてバックホウ44、ダンプトラック46、大型ブレーカー48及びホイールローダー50の稼働状況に応じて換気装置30のファン36の回転数及び集塵装置32の吸入量を制御する。
制御部14は、大型ブレーカー48が稼動中、かつバックホウ44、ダンプトラック46及びホイールローダー50のいずれかが稼動中の場合、掘削・岩盤破砕作業であると判断する。さらに、制御部14は、大型ブレーカー48が稼動中、バックホウ44及びダンプトラック46が稼動中である場合、あるいは、大型ブレーカー48が稼動中、バックホウ44及びホイールローダー50が稼動中である場合も掘削・岩盤破砕作業であると判断する。加えて、制御部14は、バックホウ44、ダンプトラック46、大型ブレーカー48及びホイールローダー50の全てが稼動中である場合も掘削・岩盤破砕作業であると判断する。
制御部14は、トンネル12の坑内における作業が掘削・岩盤破砕作業である判断した場合、換気装置30のファン36の回転数を中レベルに設定し、集塵装置32の吸入量を高レベルに設定する。これにより、掘削・岩盤破砕作業によりトンネル12の抗内に生じた大量の粉塵を吸引するとともに、多数の重機34の排気ガス等を短期間で希釈及び処理し、トンネル12の坑内の換気を行うことができる。
次いで、制御部14は、ダンプトラック46及びホイールローダー50が稼動している場合、バックホウ44及びホイールローダー50が稼動している場合、バックホウ44、ダンプトラック46及びホイールローダー50が稼動している場合、ダンプトラック46、大型ブレーカー48及びホイールローダー50が稼動している場合は、ずり出し作業であると判断する。
制御部14は、トンネル12の坑内における作業がずり出し作業である判断した場合、換気装置30のファン36の回転数を高レベルに設定し、集塵装置32の吸入量を中レベルに設定する。これにより、ずり出し作業によりトンネル12の抗内に生じた粉塵を吸引するとともに、重機34の排気ガス等を適切な時間内で希釈及び処理し、トンネル12の坑内の換気を行うことができる。
次に、制御部14は、ダンプトラック46のみが稼動している場合、ホイールローダー50のみが稼動している場合、バックホウ44のみが稼動している場合、バックホウ44とダンプトラック46が稼動している場合は作業準備・場内整備作業であると判断する。
制御部14は、トンネル12の坑内における作業が作業準備・場内整備作業である判断した場合、換気装置30のファン36の回転数を低レベルに設定し、集塵装置32の吸入量を低レベルに設定する。
このように、情報管理システム10は、複数の重機34の稼働状況に基づいて工事領域内において行われている作業を判断し、換気装置30及び集塵装置32の運転状態を適切に変更することで、工事領域内における作業環境を適切に維持することができる。
<<<実施例の変更例>>>
本実施例において、少なくとも1台の重機34を運用する工事領域の一例としてトンネル12を例にあげて説明したが、工事領域は、図9に示すように建物等の建築現場のような領域であってもよい。この場合においても、工事領域としての建築現場52を一例として複数の工事領域52A、52B、52C、52Dに区画し、それぞれの領域に受信装置20及び警報装置26を設置してもよい。制御部14は、工事領域の外側に設けられた工事事務所54内に設置してもよい。
図9においても工事領域52Aにおいてダンプトラック46の磁界B8内に作業者40が入り込んでいるので、制御部14はダンプトラック46と磁界B8内の作業者40との接近を検知できる。これにより、制御部14は警報装置26に警報を発信させて磁界B8内の作業者に注意を喚起できる。
また、各工事領域52A、52B、52C、52Dにおいて各作業者40が作業者IDを受信装置20に送信しているので、制御部14は各作業者40の位置を特定できる。同様に稼動状態にあるバックホウ44及びダンプトラック46の位置も特定できる。
したがって、情報管理システム10はトンネル12の坑内における作業管理及び安全管理だけでなく、建築現場等のその他の工事領域における作業管理及び安全管理を適切に行うことができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 情報管理システム、12 トンネル、12a 切羽区間、12b 区間、
14 制御部、16 記憶部、18 表示部、20 受信装置、22 通信端末、
24 磁界発生装置、24A 第1磁界発生装置、24B 第2磁界発生装置、
26 警報装置、28 濃度検出器、30 換気装置、32 集塵装置、34 重機、
36 ファン、38 ダクト、40、40A、40B、40C、40D、40E、40F 作業者、42、42A、42B、42C、42D 運転者、44 バックホウ、
44a 運転席、46、46A、46B ダンプトラック、48 大型ブレーカー、
50 ホイールローダー、52 建築現場、52A、52B、52C、52D 工事領域、
54 工事事務所、A、B、C、D、E 区間、
B1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8 磁界、
S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9、S10、S11、S12、S13、S14、S15、S16、S17、S18、S19、S20、S21、S22、S23、S24、S25 通信端末から受信装置への信号、Y1 坑口、t1、t2、t3、t4 送信間隔

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの重機が運用される工事領域における情報管理システムであって、
    前記工事領域から離れた位置に配置された制御部と、
    前記重機に設けられた磁界発生装置と、
    前記工事領域内での工事に従事する作業者に携帯される通信端末と、
    前記磁界発生装置により生じた磁界内に前記通信端末が位置した際、前記通信端末から発せられる磁界検知信号及び作業者IDを受信する、前記工事領域内に設けられた受信装置と、
    を備え、
    前記受信装置は、受信した前記磁界検知信号及び前記作業者IDを前記制御部に送信する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
  2. 請求項1に記載の情報管理システムにおいて、前記通信端末は前記重機の運転者に携帯される通信端末であり、
    前記磁界発生装置は、前記重機の運転席に磁界を生じさせ、
    前記運転者に携帯される前記通信端末が前記運転席の磁界内に位置した際、前記受信装置は、前記通信端末から発せられる運転席磁界検知信号及び第1の作業者IDを受信し、
    前記制御部は、前記運転席磁界検知信号及び前記第1の作業者IDに基づいて前記重機の運転者を特定する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の情報管理システムにおいて、前記通信端末は前記重機の周囲で作業する作業者に携帯される通信端末であり、
    前記磁界発生装置は、前記重機の周囲に磁界を生じさせ、
    前記重機の周囲で作業する作業者の前記通信端末が前記重機の周囲の磁界内に位置した際、前記受信装置は、前記通信端末から発せられる磁界検知信号及び第2の作業者IDを受信し、
    前記制御部は、前記磁界検知信号及び前記第2の作業者IDに基づいて、前記磁界検知信号に対応する重機を特定し、前記重機に対する前記重機の周囲で作業する作業者の接近状態を示す作業者接近検知情報を得る、
    ことを特徴とする情報管理システム。
  4. 請求項3に記載の情報管理システムにおいて、前記工事領域に設けられた複数の警報装置を備え、
    前記制御部は、前記作業者接近検知情報に基づいて前記第2の作業者IDに対応する前記作業者に最も近い警報装置から警報を発する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
  5. 請求項2に記載の情報管理システムにおいて、特定された前記重機の運転者の前記作業者IDが、前記制御部に登録された当該重機の運転者の作業者IDと一致しない場合、前記制御部は登録された当該重機の運転者ではないと判断する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
  6. 請求項3または請求項4に記載の情報管理システムにおいて、前記受信装置は前記工事領域に複数設けられ、
    前記制御部は、前記受信装置の設置位置に応じて前記工事領域を複数の領域に区分し、前記重機の周囲の磁界内に前記通信端末が位置することにより前記通信端末から発せられた前記第2の作業者IDを前記受信装置の少なくとも一つが受信した際、前記第2の作業者IDを受信した受信装置に応じて前記複数の領域における前記作業者が位置する領域を特定する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
  7. 請求項6に記載の情報管理システムにおいて、前記重機の周囲の磁界内に前記通信端末が位置することにより前記通信端末から発せられた前記磁界検知信号を前記受信装置の少なくとも一つが受信した際、前記磁界検知信号を受信した受信装置に応じて前記複数の領域における前記重機が位置する領域を特定する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
  8. 請求項2に記載の情報管理システムにおいて、前記受信装置は前記工事領域に複数設けられ、
    前記制御部は、前記受信装置の設置位置に応じて前記工事領域を複数の領域に区分し、
    前記重機の前記運転席の磁界内に前記運転者に携帯される前記通信端末が位置することにより前記通信端末から発せられた前記運転席磁界検知信号を受信した際、前記運転席磁界検知信号を受信した受信装置に応じて前記複数の領域における前記重機が位置する領域を特定する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
  9. 請求項2または請求項5に記載の情報管理システムにおいて、前記工事領域はトンネルであり、
    前記トンネル抗内の換気を行う換気装置を備え、
    前記制御部は、特定された前記重機の運転手の情報から前記重機の駆動状態を判断し、当該重機の駆動状態に応じて前記換気装置の送風量を調整する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
  10. 請求項9に記載の情報管理システムにおいて、前記トンネル抗内において粉塵を集塵する集塵機を備え、
    前記制御部は、前記重機の駆動状態に応じて前記集塵機の吸入量を調整する、
    ことを特徴とする情報管理システム。
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