JP2019021325A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理装置の第1の判断手段は、文書に対する操作履歴が通知の条件に適合するか否かを判断し、第2の判断手段は、前記第1の判断手段によって適合すると判断された場合、通知先となり得る者のリスト内の者は前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断し、通知手段は、前記第2の判断手段によって権限を有していると判断された者である通知先に前記操作履歴を表示するための情報を通知する。
【選択図】図1
Description
請求項1の発明は、文書に対する操作履歴が通知の条件に適合するか否かを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段によって適合すると判断された場合、通知先となり得る者のリスト内の者は前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段によって権限を有していると判断された者である通知先に前記操作履歴を表示するための情報を通知する通知手段を具備する情報処理装置である。
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
なお、文書とは、テキストデータ、画像、動画、音声等の電子データ、又はこれらの組み合わせであり、記憶、編集及び検索等の対象となり、システム又は利用者間で個別の単位として交換できるものをいい、これらに類似するものを含む。具体的には、文書作成プログラムによって作成された文書、Webページ等を含む。なお、表示には、画像等を液晶ディスプレイ等の表示装置に表示すること、音声をスピーカー(ヘッドフォン等を含む)等から出力すること等を含む。なお、情報処理装置100内に文書記憶モジュール130、アクセス権記憶モジュール135等の記憶モジュールが含まれているが、これらはファイルサーバとよばれている他の情報処理装置に配置されており、通信回線を介して接続されていてもよい。また、通知としては、メール、チャット、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス、Social Networking Service)等におけるメッセージ等があり、以下、メールを主に例示する。
アクセス権判定モジュール120で、対象としている文書に設定されたユーザーのアクセス権とその文書に対する操作を行ったユーザーを比較することによって、要求に応答するか否かを判断した後に、文書操作モジュール105は、文書記憶モジュール130に新しい文書を記憶させ、又は文書記憶モジュール130内の文書を取得して、追加、変更、削除等の処理を行い、操作履歴記憶モジュール150に操作履歴を追加する。
具体的に説明する。メール送信モジュール125は、操作履歴記憶モジュール150から操作履歴を取得する。取得するタイミングは、予め定められた期間毎であってもよいし、新たな操作履歴が発生する毎であってもよい。また、メール送信設定記憶モジュール155から、メールを送信する条件、メールの送信先等の情報を取得する。操作履歴がメールを送信する条件にマッチする場合は、アクセス権判定モジュール120で操作対象に送信先のユーザーがアクセスできるか否かを判断した後に、ユーザー記憶モジュール140から、メールの送信先のユーザーの情報を取得し、URLを記載したメールを送信する。なお、メールを送信する場合に、操作履歴・ユーザー関連付け記憶モジュール145に、操作履歴と、メールの送信先のユーザーの関連付けを記憶する。また、メールには文書ではなく操作履歴を表示するURLを記載する。
操作履歴記憶テーブル900は、操作履歴ID欄910、操作日時欄920、操作者欄930、操作対象欄940、操作内容欄950を有している。操作履歴ID欄910は、操作履歴IDを記憶している。操作日時欄920は、その操作が行われた日時を記憶している。操作者欄930は、その操作を行った者(ユーザーID)を記憶している。操作対象欄940は、その操作の対象を記憶している。操作内容欄950は、その操作の内容を記憶している。例えば、「文書の登録」、「文書の修正(修正箇所、修正内容等)」、「文書の削除」等がある。
情報処理装置100、通信端末210a、通信端末210b、通信端末210c、文書処理装置220a、文書処理装置220bは、それぞれ通信回線299を介して接続されている。例えば、文書処理装置220a、文書処理装置220bのユーザーの操作によって、文書に対する操作が行われる。その操作の処理、操作履歴の記憶が、情報処理装置100によって行われる。そして、その操作が通知条件に合致したならば、通信端末210a、通信端末210b、通信端末210cのいずれかの所持者であるユーザーに、文書に対する操作が行われたことがメールによって通知される。メールを受け取った文書処理装置220a等のユーザーは、そのメールに記載されているURLにアクセスして、操作履歴を表示する。
ステップS302では、未処理の操作履歴を取得する。具体的には、操作履歴記憶モジュール150から、メール送信処理をまだ行っていない、最も古い操作履歴を取得する。
ステップS304では、未処理の操作履歴が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS306へ進み、それ以外の場合はステップS302へ戻る。つまり、メール送信処理をまだ行っていない操作履歴が取得できたかを確認する。
ステップS308では、未処理のメール送信設定が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS310へ進み、それ以外の場合はステップS328へ進む。つまり、現在処理している操作履歴に対するメール送信処理をまだ行っていないメール送信設定が残っているかを確認する。
ステップS310では、次の送信設定を処理対象に変更する。つまり、処理対象のメール送信設定を、次のメール送信設定に変更する。
ステップS312では、メールを送信する条件にマッチするか否かを判断し、マッチする場合はステップS314へ進み、それ以外の場合はステップS308へ戻る。具体的には、メール送信設定記憶モジュール155から、処理対象のメール送信設定のメールを送信する条件を取得し、処理対象の操作履歴が条件にマッチするかを確認する。
ステップS316では、未処理の送信先が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS318へ進み、それ以外の場合はステップS308へ戻る。つまり、現在処理している操作履歴に対するメール送信処理をまだ行っていない送信先が残っているかを確認する。
ステップS318では、次の送信先を処理対象に変更する。つまり、処理対象の送信先を、次の送信先に変更する。
ステップS320では、アクセス可能であるか否かを判断し、可能である場合はステップS322へ進み、それ以外の場合はステップS316へ戻る。つまり、送信先のユーザーが、その時点において操作履歴の操作対象(文書)を表示する権限があるかを確認する。
ステップS324では、操作履歴とユーザーの関連付けを記憶する。具体的には、操作履歴・ユーザー関連付け記憶モジュール145に、操作履歴と送信先のユーザーの関連付けを記憶する。
ステップS326では、メールを送信する。具体的には、送信先のユーザーのメールアドレスに、操作履歴を表示するためのURLを記載したメールを送信する。
ステップS328では、サービスが停止しているか否かを判断し、停止している場合は処理を終了し(ステップS399)、それ以外の場合はステップS302へ戻る。つまり、文書管理システムのサービスが継続しているかを確認する。
ステップS399では、処理を終了する。
ステップS402では、操作履歴が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS404へ進み、それ以外の場合はステップS416へ進む。つまり、指定された操作履歴が、操作履歴記憶モジュール150に存在するかを確認する。
ステップS404では、関連付けが存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS412へ進み、それ以外の場合はステップS406へ進む。つまり、指定された操作履歴と、要求を出したユーザーとの関連付けが、操作履歴・ユーザー関連付け記憶モジュール145に存在するかを確認する。メールに記載されたURLによってアクセスされたものであるか否かを判断することになる。
ステップS408では、操作対象が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS410へ進み、それ以外の場合はステップS414へ進む。つまり、指定された操作履歴の操作対象である文書が存在するかを、文書を記憶する文書記憶モジュール130を用いて確認する。
ステップS410では、履歴表示権があるか否かを判断し、ある場合はステップS412へ進み、それ以外の場合はステップS414へ進む。つまり、指定された操作履歴の操作対象の履歴表示権を、要求を出したユーザーに設定されているかを、アクセス権記憶モジュール135を用いて確認する。
ステップS412では、指定された操作履歴を表示する。つまり、ユーザーが操作している情報処理装置(例えば、通信端末210a)のブラウザに操作履歴を表示させるべく、その操作履歴を送信する。操作履歴として、いつ、だれが、どの文書に何をしたかを知るための情報が含まれている。また、付随情報として、その操作が行われた文書そのものを表示するようにしてもよい。
ステップS414では、指定された操作履歴を表示する権限がない旨のエラーを返す。
ステップS416では、指定された操作履歴は存在しない旨のエラーを返す。
ステップS499では、処理を終了する。
図5の例に示すユーザー記憶テーブル500のように3人のユーザー(管理者、富士太郎、藤花子)が登録されている。
また、図6の例に示すメール送信設定記憶テーブル600のように2つのメール送信設定(通知条件)が登録されている。例えば、「文書が登録された」場合は、User−2(富士太郎)にメールを送信するというメール送信設定と、「文書の属性が変更された」場合は、User−2(富士太郎)とUser−3(藤花子)にメールを送信するというメール送信設定が登録されている。
ここで、User−1(管理者)が、図7、図8、図9の例にそれぞれ示すユーザー記憶テーブル500、メール送信設定記憶テーブル600、文書記憶テーブル700のように、文書を登録したとする。つまり、example.txtという文書が登録され、その文書に対するアクセス権がメール送信設定記憶テーブル600に示すように設定された場合、文書記憶テーブル700に示すような操作履歴が記録される。
すると、メール送信設定記憶テーブル600のSubscription−1によって、User−2(富士太郎)へメールが送信されることになる。メールには、操作履歴記憶テーブル900の内容を表示するURLが記載されている。そして、操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000に示すように、操作履歴のEvent−1はUser−2に関連付けられる。この状態で、User−2はEvent−1を表示できる。
この操作によって、図9の例に示す操作履歴記憶テーブル900が図12の例に示す操作履歴記憶テーブル1200へと変更されることになる。つまり、Event−2が追加された。
この状態では、メール送信設定記憶テーブル600のSubscription−2に該当することになるのであるが(図3の例に示すフローチャートのステップS312でYes)、User−1(管理者)による属性変更という操作によって、Document−1の操作履歴の表示ができないこととなっているので(図3の例に示すフローチャートのステップS320でNo)、操作履歴のURLのメールをUser−2(富士太郎)、User−3(藤花子)へ送信することはない。もちろんのことながら、操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000にも登録されない。つまり、User−2(富士太郎)、User−3(藤花子)は、Event−2という操作履歴を表示することはできない(図4の例に示すフローチャートのステップS404でNo、かつステップS410でNo)。
しかし、User−2(富士太郎)に対しては、Event−1という操作履歴のURLがメールされているので、つまり、操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000に登録されているので、Document−1に対して、User−2(富士太郎)の権利が削除された後であっても、Event−1という操作履歴は表示することができる(図4の例に示すフローチャートのステップS404でYes)。結果として、Document−1に対して、User−2(富士太郎)、User−3(藤花子)の権利が削除された後は、Event−1という操作履歴について、User−2(富士太郎)は表示できるが、User−3(藤花子)は表示できず、Event−2という操作履歴について、User−2(富士太郎)、User−3(藤花子)はともに表示できないことになる。
第2の実施の形態のモジュール構成例は、図1の例に示した第1の実施の形態と同等である。ただし、メール送信モジュール125は、同じ通知先に対して複数の通知が連続して発生した場合は、複数の操作履歴とメールを対応させて記憶し、そのメール先にその複数の操作履歴をまとめて表示するための情報を通知する。例えば、操作履歴・メール送信ID関連付け記憶テーブル1400に複数の操作履歴とメールを対応させて記憶する。図14は、操作履歴・メール送信ID関連付け記憶テーブル1400のデータ構造例を示す説明図である。操作履歴・メール送信ID関連付け記憶テーブル1400は、操作履歴欄1410、メール送信ID欄1420を有している。操作履歴欄1410は、複数の操作履歴IDを記憶している。メール送信ID欄1420は、本実施の携帯において、メール送信を一意に識別するための情報(メール送信ID)を記憶している。メール送信IDが判明すれば、複数の操作履歴のリストを表示することが可能である。「複数の操作履歴をまとめて表示するための情報」として、例えば、メール送信IDに対応させたURLがある。つまり、そのURLで表示されるページには、複数の操作履歴のリストが記載されているようにすればよい。
ステップS1302では、未処理の操作履歴を取得する。
ステップS1304では、未処理の操作履歴が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS1306へ進み、それ以外の場合はステップS1302へ戻る。
ステップS1306では、メール送信設定のリストを取得する。
ステップS1308では、未処理のメール送信設定が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS1310へ進み、それ以外の場合はステップS1334へ進む。
ステップS1310では、次の送信設定を処理対象に変更する。
ステップS1312では、メールを送信する条件にマッチするか否かを判断し、マッチする場合はステップS1314へ進み、それ以外の場合はステップS1308へ戻る。
ステップS1314では、送信先のリストを取得する。
ステップS1316では、未処理の送信先が存在するか否かを判断し、存在する場合はステップS1318へ進み、それ以外の場合はステップS1308へ戻る。
ステップS1318では、次の送信先を処理対象に変更する。
ステップS1320では、アクセス可能であるか否かを判断し、可能である場合はステップS1322へ進み、それ以外の場合はステップS1316へ戻る。
ステップS1322では、ユーザーの情報を取得する。
ステップS1324では、操作履歴とユーザーの関連付けを記憶する。
ステップS1328では、操作履歴とメール送信IDの関連付けを記憶する。前述の操作履歴・メール送信ID関連付け記憶テーブル1400に、複数の操作履歴とメール送信IDの関連付けを記憶する。
ステップS1330では、複数の操作履歴のリストを作成し、複数のメール内容を1つのメールに集約する。具体的には、作成した操作履歴のリストを表示するページを作成し、そのURLをメール送信IDに関連付けて作成すればよい。
なお、このステップS1330の処理を行った場合は、図4の例に示したフローチャートのステップS412で、メール送信IDに対応する操作履歴のリストを表示することになる。
ステップS1332では、メールを送信する。具体的には、送信先のユーザーのメールアドレスに、操作履歴を表示するためのURL(図3の例と同等のURL又はステップS1330で作成したURL)を記載したメールを送信する。
ステップS1334では、サービスが停止しているか否かを判断し、停止している場合は処理を終了し(ステップS1399)、それ以外の場合はステップS1302へ戻る。
第3の実施の形態のモジュール構成例は、図1の例に示した第1の実施の形態と同等である。ただし、文書操作モジュール105は、文書に対して、権限の変更又はその文書の削除が行われる場合、その文書の操作履歴について通知が行われ、かつ操作履歴表示モジュール110によってその操作履歴が表示されていないものがあるか否かを判断する。そして、表示されていないものがあると判断された場合、文書を通知先がアクセス可能な領域に複写する。ここで権限の変更は、通知先がアクセス不可となるような変更に限定してもよい。また、その複写された文書については、操作履歴・ユーザー・文書関連付け記憶テーブル1600によって管理してもよい。図16は、操作履歴・ユーザー・文書関連付け記憶テーブル1600のデータ構造例を示す説明図である。操作履歴・ユーザー・文書関連付け記憶テーブル1600は、操作履歴欄1610、ユーザー欄1620、文書欄1630を有している。操作履歴欄1610は、操作履歴IDを記憶している。ユーザー欄1620は、ユーザーIDを記憶している。文書欄1630は、そのユーザーIDのユーザーがアクセス可能な領域に複写された文書を記憶している。この操作履歴・ユーザー・文書関連付け記憶テーブル1600によって、操作履歴を表示したユーザーが、操作対象の文書を表示しようとした場合に、その文書が既に削除されていた場合又はアクセス不可となっていた場合であっても、複写された文書を表示することができるようになる。
また、操作履歴表示モジュール110は、複写された文書を表示する。もちろんのことながら、通知先であるユーザーによるアクセスがあった場合に、そのユーザーがアクセス可能な領域にある文書を表示する。
ステップS1502では、文書に対する操作は、文書のアクセス権変更、又は文書の削除であるかを判断し、文書のアクセス権変更、又は文書の削除である場合はステップS1504へ進み、それ以外の場合はステップS1512へ進む。
ステップS1504では、その文書の操作履歴に関連付けられたユーザーはいるか否かを判断し、いる場合はステップS1506へ進み、それ以外の場合はステップS1512へ進む。操作履歴記憶テーブル900、操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000を用いて判断を行う。つまり、操作履歴記憶テーブル900の操作対象欄940から削除等の対象となっている文書を検索し、対象としている文書があれば、その文書に対応する操作履歴IDが操作履歴・ユーザー関連付け記憶テーブル1000の操作履歴欄1010にあるかを検索すればよい。
ステップS1508では、そのユーザーの個人領域にその文書をコピーする。そのユーザーがアクセス可能な記憶領域であればよい。
ステップS1510では、表示用操作履歴とその文書を関連付ける。つまり、ユーザーによって操作履歴が表示された場合に、操作対象となっている文書(既にアクセス不可又は削除されている文書の複写文書)を表示できるようにするためである。
なお、ステップS1510の処理を行った場合は、図4の例に示したフローチャートのステップS412で、そのユーザーの個人領域にコピーされた文書を表示するようにしてもよい。
ステップS1512では、文書操作モジュール105が受け付けた当初の処理である文書のアクセス権を変更する、又は文書を削除する。
なお、図17に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図17に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図17に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
例えば、課題として以下のものがある。
本実施の形態は、文書に対する操作履歴が通知の条件に適合した場合に通知を行うにあたって、操作履歴を表示する権限を有していない通知先に対して、通知することを回避するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
前記第1の判断手段によって適合すると判断された場合、前記通知における通知先は前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段によって権限を有していると判断された場合、前記通知先に前記操作履歴を表示するための情報を通知する通知手段
を具備することを特徴とする情報処理装置。
前記表示依頼は、前記通知手段によって通知されたものであるか否かを判断する第3の判断手段と、
前記第3の判断手段によって通知されたものであると判断された場合、前記表示依頼を行った者は、前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断することなく、該操作履歴を表示する表示手段
を具備することを特徴とする[A1]に記載の情報処理装置。
ことを特徴とする[A1]又は[A2]に記載の情報処理装置。
前記第4の判断手段によって表示されていないものがあると判断された場合、前記文書を前記通知先がアクセス可能な領域に複写する複写手段
を具備し、
前記表示手段は、前記複写された文書を表示する
ことを特徴とする[A2]又は[A3]に記載の情報処理装置。
文書に対する操作履歴が通知の条件に適合するか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段によって適合すると判断された場合、前記通知における通知先は前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段によって権限を有していると判断された場合、前記通知先に前記操作履歴を表示するための情報を通知する通知手段
として機能させるための情報処理プログラム。
[A1]の情報処理装置によれば、文書に対する操作履歴が通知の条件に適合した場合に通知を行うにあたって、操作履歴を表示する権限を有していない通知先に対して、通知することを回避することができる。
105…文書操作モジュール
110…操作履歴表示モジュール
115…メール送信設定操作モジュール
120…アクセス権判定モジュール
125…メール送信モジュール
130…文書記憶モジュール
135…アクセス権記憶モジュール
140…ユーザー記憶モジュール
145…操作履歴ユーザー関連付け記憶モジュール
150…操作履歴記憶モジュール
155…メール送信設定記憶モジュール
Claims (6)
- 文書に対する操作履歴が通知の条件に適合するか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段によって適合すると判断された場合、通知先となり得る者のリスト内の者は前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段によって権限を有していると判断された者である通知先に前記操作履歴を表示するための情報を通知する通知手段
を具備する情報処理装置。 - 操作履歴の表示依頼を受け付ける受付手段と、
前記表示依頼の操作履歴は、前記通知手段によって通知された前記操作履歴を表示するための情報に対応するか否かを判段する第3の判断手段と、
前記第3の判断手段によって対応していると判断された場合、前記表示依頼を行った者は、前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断することなく、該操作履歴を表示する表示手段
を具備する請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記通知手段は、同じ通知先に対して複数の通知が連続して発生した場合は、複数の前記操作履歴と通知を対応させて記憶し、該通知先に該複数の操作履歴をまとめて表示するための情報を通知する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記文書に対して、権限の変更又は該文書の削除が行われる場合、該文書の操作履歴について通知が行われ、かつ前記表示手段によって表示されていないものがあるか否かを判断する第4の判断手段と、
前記第4の判断手段によって表示されていないものがあると判断された場合、前記文書を前記通知先がアクセス可能な領域に複写する複写手段
を具備し、
前記表示手段は、前記複写された文書を表示する、
請求項2、又は、請求項2に従属する請求項3に記載の情報処理装置。 - 1つの操作履歴は1つの操作の記録である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
文書に対する操作履歴が通知の条件に適合するか否かを判断する第1の判断手段と、
前記第1の判断手段によって適合すると判断された場合、通知先となり得る者のリスト内の者は前記操作履歴を表示する権限を有しているか否かを判断する第2の判断手段と、
前記第2の判断手段によって権限を有していると判断された者である通知先に前記操作履歴を表示するための情報を通知する通知手段
として機能させる情報処理プログラム。
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CN115185433A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-10-14 | 北京达佳互联信息技术有限公司 | 数据展示方法、装置、电子设备及存储介质 |
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