JP2019021101A - 独居高齢者向け遠隔存在メディア直接操作インタラクション提示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔独居高齢者の対話機会向上を図るとともに独居高齢者の対面対話と直接操作感覚により脳の活性化を促進する.【解決手段】装置構成の一部である半透明曲面立体スクリーンに遠隔に住まう高齢者の家族の映像が立体像として再現される。高齢者の上腕部の空間的位置や手指の空間的位置を空間座標データとして検出し,高齢者の手指先と立体映像との間に空間的接触が検出されると、素材映像・素材音声蓄積装置の中から空間的接触を表現する素材映像を取り出して映像合成装置に伝達する。映像合成装置では、素材映像と立体映像とを合成し半透明曲面立体スクリーンに表示することにより、遠隔独居高齢者の対話機会向上を図るとともに独居高齢者の対面対話と直接操作感覚により脳の活性化を促進できる。【選択図】図1
Description
本発明は,家族が独居高齢者に向かって話し掛ける様子を立体像として遠隔地の独居高齢者宅に伝送・再現する装置(特開2016-163086)の立体像表示装置部分を利用し,この立体像に対して高齢者が直接操作を可能とする。それにより,高齢者が遠隔地の孫の頭をなでたり,頬に触れたりする感覚を立体映像上で再現する仕組み,に関するものである.
近年,スマートフォンと呼ばれる高機能携帯電話が普及し,Skype(非特許文献1)のようなTV電話機能が無償で利用できるようになった.
また,プロジェクションマッピングと呼ばれる方法で,建物などの立体物に画像を提示する手法がアートの分野に存在する(非特許文献2)
一方,遠隔地に自分の存在感を伝達する概念として「遠隔存在感(Tele Existence)」という研究分野が存在し,人間そっくりなアンドロイドロボットによって遠隔地に自分の存在感を伝達する研究が行われている(非特許文献3).
大画面高精細ディスプレイ上に等身大の人物像を提示するのに比較して,アンドロイドロボットの実在感によって,対話相手の対話意欲喚起に大きな効果があることが実験的に確かめられている(非特許文献3).
しかしながら,アンドロイドロボットは製作コストの高さから現状一般家庭に普及させるのは難しい.
Micro Soft , "Skype", [online] , [平成27年2月22日検索], インターネット<URL:http://www.skype.com/ja/>
一般財団法人プロジェクションマッピング協会 ," Projection Mapping Workshop を開催します", [online] , [平成27年2月22日検索], インターネット<URL:http://www.projection-mapping.jp/>
坂本大介, 神田崇行, 小野哲雄, 石黒浩,萩田紀博,「遠隔存在感メディア としてのアンドロイド・ロボットの可能性」,『情報処理学会論文誌』, Vol.48, No.12, pp. 3729-3738, 2007.
Kinect for Windows v2 センサー,http://www.microsoftstore.com/store/msjp/ja_JP/pdp/Kinect-for-Windowsv2-%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC/productID.298959900
現在,総人口の24.1%,約4人に1人が高齢者の超高齢化社会が進んでおり, 総務省統計局「国勢調査」(2000年),国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計(3003年)によれば, 独居高齢者が急増している.
また,内閣府「高齢者の生活実態に関する調査」(2009年12月発表)によると, 1週間で他人と対話する機会が2〜3回以下の独居世帯は,男性で41.2%,女性で32.4%である. 実数に直すと,現状で200万世帯を超える独居高齢者が,対話機会がほとんどない状況下におかれている.
文献:大武美保子,「認知症予防のための会話支援ロボットの活用」,ロボコンマガジン,2011年11号,p.11,によれば, 対話は認知症予防に効果があることが知られている.
しかし,対話機会の減少によって,認知症の進行を早めてしまう可能性が高い.
そのため,独居高齢者のための対話機会増大のための仕組み創りが急務である.
しかし,対話機会の減少によって,認知症の進行を早めてしまう可能性が高い.
そのため,独居高齢者のための対話機会増大のための仕組み創りが急務である.
本発明は,家族が独居高齢者に向かって話し掛ける様子を立体像として遠隔地の独居高齢者宅に伝送・再現する装置(特開2016-163086)の立体像表示装置部分を利用し,この立体像に対して高齢者が直接操作を可能とする。それにより,高齢者が遠隔地の孫の頭をなでたり,頬に触れたりする感覚を立体映像上で再現する仕組み,
によって,遠隔地の独居高齢者に対して家族の遠隔存在感や直接操作感覚を伝達することによって,高齢者の対話意欲を喚起しつつ,遠隔対話を実現する,
ことを最も主要な特徴とする.
によって,遠隔地の独居高齢者に対して家族の遠隔存在感や直接操作感覚を伝達することによって,高齢者の対話意欲を喚起しつつ,遠隔対話を実現する,
ことを最も主要な特徴とする.
本発明は,その装置構成がビデオカメラ,Kinect
のような安価な距離計測装置,プロジェクタ,など一般に安価で市販されている機材を用いて構成することができるため,比較的安価なシステムとして一般家庭に普及させることができる,という利点がある.
のような安価な距離計測装置,プロジェクタ,など一般に安価で市販されている機材を用いて構成することができるため,比較的安価なシステムとして一般家庭に普及させることができる,という利点がある.
独居高齢者のための対話機会増大のための仕組みの構築という目的を,
本発明は,家族が独居高齢者に向かって話し掛ける様子を立体像として遠隔地の独居高齢者宅に伝送・再現する装置(特開2016-163086)の立体像表示装置部分を利用し,この立体像に対して高齢者が直接操作を可能とする。それにより,高齢者が遠隔地の孫の頭をなでたり,頬に触れたりする感覚を立体映像上で再現する仕組み,
によって,遠隔地の独居高齢者に対して家族の遠隔存在感や直接操作感覚を伝達することによって,高齢者の対話意欲を喚起しつつ,遠隔対話を実現する,
ことにより実現する.
本発明は,家族が独居高齢者に向かって話し掛ける様子を立体像として遠隔地の独居高齢者宅に伝送・再現する装置(特開2016-163086)の立体像表示装置部分を利用し,この立体像に対して高齢者が直接操作を可能とする。それにより,高齢者が遠隔地の孫の頭をなでたり,頬に触れたりする感覚を立体映像上で再現する仕組み,
によって,遠隔地の独居高齢者に対して家族の遠隔存在感や直接操作感覚を伝達することによって,高齢者の対話意欲を喚起しつつ,遠隔対話を実現する,
ことにより実現する.
図1は,本発明装置の1実施例の図であって,
公知の技術であるところの独居高齢者向け遠隔存在感伝達装置 (特開2016-163086)の装置構成の一部であるA)半透明曲面立体スクリーン,B)上腕部・手指測距センサー装置,C)3次元バーチャル空間管理装置,D)接触および接触位置検知装置,E)素材映像・素材音声蓄積装置,F)映像合成装置,G)合成映像送信装置,H)通信網
によって構成する.
公知の技術であるところの独居高齢者向け遠隔存在感伝達装置 (特開2016-163086)の装置構成の一部であるA)半透明曲面立体スクリーン,B)上腕部・手指測距センサー装置,C)3次元バーチャル空間管理装置,D)接触および接触位置検知装置,E)素材映像・素材音声蓄積装置,F)映像合成装置,G)合成映像送信装置,H)通信網
によって構成する.
公知の技術であるところの独居高齢者向け遠隔存在感伝達装置 (特開2016-163086)の装置構成の一部であるA)半透明曲面立体スクリーン,に遠隔に住まう高齢者の家族(この例では遠隔地の「孫」とする)の映像が立体像として再現される.
高齢者は目の前の「孫」の立体像に触れる動作をすると,その様子をB)上腕部・手指測距センサー装置で検知し,高齢者の上腕部の空間的位置や手指の空間的位置を空間座標データとして検出する.
高齢者の上腕部ならびに手指の空間位置座標データはC)3次元バーチャル空間管理装置に伝送される.
加えて,遠隔の「孫」の立体映像空間座標データは,同じくC)3次元バーチャル空間管理装置に伝送される.
すなわち,C)3次元バーチャル空間管理装置では,「孫」の立体映像と高齢者の上腕ならびに手指先の空間的配置関係が同時に管理される.
C)3次元バーチャル空間管理装置の空間的配置関係において高齢者の手指先と立体映像との間に空間的接触があるかどうかをD)接触および接触位置検知装置を用いて検出する.
高齢者の手指先と立体映像との間に空間的接触が検出されると,E)素材映像・素材音声蓄積装置の中から空間的接触を表現する素材映像を取り出してF)映像合成装置に伝達する.
F)映像合成装置では,素材映像と立体映像とを合成しA)半透明曲面立体スクリーンに表示する.
合成映像はG)合成映像送信装置とH)通信網を経て家族側に伝送される.
遠隔に住まう高齢者を気遣う家族は多い.
家族の存在感を遠隔地に住まう高齢者宅に伝達する効果的な方法としては,上記「背景技術」の説明で述べたように, アンドロイドロボットの導入が効果的である.
しかしながら,アンドロイドロボットは製作コストの高さから現状一般家庭に普及させるのは難しい.
本発明にかかる独居高齢者向け遠隔存在感伝達装置は,その装置構成がビデオカメラ,安価な距離計測装置,マイク,プロジェクタ,スピーカ,全方位カメラなど一般に安価で市販されている機材を用いて構成することができるため,比較的安価なシステムとして一般家庭に普及させることができる.
家族の存在感を遠隔地に住まう高齢者宅に伝達する効果的な方法としては,上記「背景技術」の説明で述べたように, アンドロイドロボットの導入が効果的である.
しかしながら,アンドロイドロボットは製作コストの高さから現状一般家庭に普及させるのは難しい.
本発明にかかる独居高齢者向け遠隔存在感伝達装置は,その装置構成がビデオカメラ,安価な距離計測装置,マイク,プロジェクタ,スピーカ,全方位カメラなど一般に安価で市販されている機材を用いて構成することができるため,比較的安価なシステムとして一般家庭に普及させることができる.
公知の技術であるところの独居高齢者向け遠隔存在感伝達装置 (特開2016-163086)の装置構成の一部であるA)半透明曲面立体スクリーン,
B)上腕部・手指測距センサー装置,
C)3次元バーチャル空間管理装置,
D)接触および接触位置検知装置,
E)素材映像・素材音声蓄積装置,
F)映像合成装置,
G)合成映像送信装置,
H)通信網
B)上腕部・手指測距センサー装置,
C)3次元バーチャル空間管理装置,
D)接触および接触位置検知装置,
E)素材映像・素材音声蓄積装置,
F)映像合成装置,
G)合成映像送信装置,
H)通信網
Claims (1)
- 公知の技術であるところの独居高齢者向け遠隔存在感伝達装置 (特開2016-163086)の装置構成の一部である半透明曲面立体スクリーン,上腕部・手指測距センサー装置,3次元バーチャル空間管理装置,接触および接触位置検知装置,素材映像・素材音声蓄積装置,映像合成装置,合成映像送信装置,通信網
を備え.
公知の技術であるところの独居高齢者向け遠隔存在感伝達装置 (特開2016-163086)の装置構成の一部である半透明曲面立体スクリーン,に遠隔に住まう高齢者の家族(この例では遠隔地の「孫」とする)の映像が立体像として再現され,
高齢者は目の前の「孫」の立体像に触れる動作をすると,その様子を上腕部・手指測距センサー装置で検知し,高齢者の上腕部の空間的位置や手指の空間的位置を空間座標データとして検出し,高齢者の上腕部ならびに手指の空間位置座標データは3次元バーチャル空間管理装置に伝送され,
加えて,遠隔の「孫」の立体映像空間座標データは,同じく)3次元バーチャル空間管理装置に伝送され,
すなわち,)3次元バーチャル空間管理装置では,「孫」の立体映像と高齢者の上腕ならびに手指先の空間的配置関係が同時に管理され,3次元バーチャル空間管理装置の空間的配置関係において高齢者の手指先と立体映像との間に空間的接触があるかどうかを接触および接触位置検知装置を用いて検出し,
高齢者の手指先と立体映像との間に空間的接触が検出されると,素材映像・素材音声蓄積装置の中から空間的接触を表現する素材映像を取り出して映像合成装置に伝達し,)映像合成装置では,素材映像と立体映像とを合成し半透明曲面立体スクリーンに表示する.
ことを特徴とする独居高齢者向け遠隔存在メディア直接操作インタラクション提示装置.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017139862A JP2019021101A (ja) | 2017-07-19 | 2017-07-19 | 独居高齢者向け遠隔存在メディア直接操作インタラクション提示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017139862A JP2019021101A (ja) | 2017-07-19 | 2017-07-19 | 独居高齢者向け遠隔存在メディア直接操作インタラクション提示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019021101A true JP2019021101A (ja) | 2019-02-07 |
Family
ID=65354663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017139862A Pending JP2019021101A (ja) | 2017-07-19 | 2017-07-19 | 独居高齢者向け遠隔存在メディア直接操作インタラクション提示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019021101A (ja) |
-
2017
- 2017-07-19 JP JP2017139862A patent/JP2019021101A/ja active Pending
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