JP2019019509A - ヘアキャッチャー - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な排水性能が確保されるとともに、捕集した毛髪やごみ等の固形物をまとめて容易に除去できるヘアキャッチャーを提供することである。【解決手段】ヘアキャッチャーは、底面に第1の通水孔を形成し、上方が開放された略円筒形状の収容部123と当該収容部12の開放側周縁から外側上方へ広がる円錐台状であって、側面に第2の通水孔を形成した排水流出部122と当該排水流出部122の開放側周縁に排水口21に引っ掛け可能なフランジ121とを有する外目皿12と、その収容部123に収まり底面に第3の通水孔を形成した内目皿部111と当該内目皿部111の周縁から縱立する複数の支柱112とそのフランジ121との間に空隙が形成される位置において支柱112の先端と接続する化粧カバー113とを有する捕集部材11とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、洗面化粧台などに使用される着脱可能なヘアキャッチャーに関する。
従来より、このヘアキャッチャーとしては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがあった。図16は、特許文献1に記載された従来のヘアキャッチャーを示すものである。
図16において、軸412は下端から排水路に挿入されるもので、内目皿420はその軸412に対して摺動自在に取り付けられる内目皿軸挿通部422と毛髪を捕集しながら排水を下方へ通過させるものであって上面が軸412側から外側に向けて下がった内側排水通過部426とを有し、外目皿430は軸412に対して内目皿軸挿通部422よりも下側に取り付けられた外目皿軸挿通部と、外目皿軸挿通部の上側に内目皿420が軸412に対して摺動可能に収納され且つ内側排水通過部426を通過した排水を通過させる収容部434と収容部434の外側で毛髪を捕集しながら排水を下方へ通過させる外側排水通過部436とを有する。
また、毛髪等の捕集物による目詰まりをし難くする排水栓ユニットとしては、特許文献2に記載された排水栓ユニットがあった。図17は、特許文献2に記載された従来の排水栓ユニットを示すものである。
図17において、軸512は排水栓を上端512aに固定し下端514aから排水口に挿入されるもので、目皿520は排水口に引っ掛かる引掛部521と毛髪を捕集しながら排水を下方へ通過させる排水通過部523が形成され、軸512に対して摺動可能に取り付けられて排水栓514の下方で上下へ移動自在である。また、目皿挿入部530は排水栓514の下側で下方へ突出し、目皿520の排水通過部523に挿入された下方突出部536を有し、軸512を囲む位置に間隔を空けて複数設けられて軸512または排水栓514に固定されている。
特開2012−255287号公報 特開2011−6863号公報
しかしながら、上記従来例の特許文献1に記載の構成では、内目皿420と外目皿430とを貫通する軸412は1本であるため、少し長めの毛髪は収容部434にのみ収まることはなく、軸412に幾重にも巻き付き、さらに毛髪が増えれば毛髪同士が絡むことにもなるので、軸412への巻き付きは強固なものとなり単にヘアキャッチャーを排水路から抜き取り逆さまに向けても軸412に巻き付いた毛髪を容易に取り除くことは困難であるという課題があった。
また、従来例の特許文献2に記載の構成では、目皿挿入部530を目皿520から引き抜く際に毛髪を下方突出部536の凸部のみにより保持することになり脱落し易く、また毛髪を引っ掛けにくいとともに、下方突出部536はごみを除去する際は目皿の排水通過部523から抜くため毛髪と目皿に堆積したごみとをまとめて除去することができないという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされ、その目的とするところは、良好な排水性能が確保されるとともに、捕集した毛髪やごみ等の固形物をまとめて容易に除去できるヘアキャッチャーを提供することにある。
上記従来の課題を解決する本発明に係るヘアキャッチャーは、外目皿と捕集部材とを備え、その外目皿は底面に第1の通水孔を形成し、上方が開放された略円筒形状の収容部と当該収容部の開放側周縁から外側上方へ広がる円錐台状であって、側面に第2の通水孔を形成した排水流出部と当該排水流出部の開放側周縁に排水口に引っ掛け可能なフランジとを有し、その捕集部材はその収容部に収まり底面に第3の通水孔を形成した内目皿部と当該内目皿部の周縁から縱立する複数の支柱とそのフランジとの間に空隙が形成される位置において支柱の先端と接続する化粧カバーとを有する。
これによって、排水口から流入した排水に混ざった毛髪は複数の支柱に跨って巻き付きながら収容部へ向けて滑り落ちるので、通水孔を塞がず流路を確保でき、排水性能が低下するのを防止できる。また、支柱は内目皿部の周縁から立ち上がる構造であり、複数の支柱間に跨って巻き付いた毛髪と内目皿部の周縁までの距離が十分とれる位置に縱立することで捕集部材を外目皿から引き抜く際に毛髪が脱落することがなく、捕集部材のみを外目皿から抜き取りごみ箱に向けて振ることで容易に捕集された毛髪やその他の堆積物を除去することができる。
また、本発明に係るヘアキャッチャーを構成する捕集部材の複数の支柱および内目皿部の少なくともいずれか一方が外目皿の収容部と緩嵌する。
これによって、捕集部材は排水の流入に影響されず安定して外目皿に保持される。
また、本発明に係るヘアキャッチャーの化粧カバーの直径は排水口の口径よりも大であって、かつ支柱は内目皿部の周縁から直立し、収容部の高さ相当分を越えた位置からは化粧カバーの周縁まで湾曲する。
これによって、支柱は反り返った形状で縱立するので、排水口付近で2本の支柱に跨って巻き付いた毛髪は支柱間隔が狭まる下方へと滑り易くなり、内目皿部と支柱との嵌合部分まで滑り落ちることになる。
また、本発明に係るヘアキャッチャーの支柱の横幅は、上方に延伸するにしたがって拡大する。
これによって、支柱の横幅が排水口の位置から下方に行くにしたがって狭くなるため、排水口付近で支柱間に跨って巻き付いた毛髪は下方へより滑り落ち易くなる。
また、本発明に係る本発明に係るヘアキャッチャーの外目皿、並びに捕集部材を構成する少なくとも支柱及び内目皿部は銅製である。
これによって、排水と接触するヘアキャッチャーのすべての部材が銅製となるので、銅の抗菌作用によりぬめりの原因となる微生物の増殖をヘアキャッチャーやそれと接触する排水口で抑制できるので、ヘアキャッチャーと排水口を清潔に保つことが可能になる。
本発明により排水の流路が毛髪等で塞がれにくくなり排水性能の低下を防止できる。また、捕集部材のみを外目皿から外して捕集された毛髪やその他の堆積物を容易にかつまとめて除去することができる。
本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーの斜視図 本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーの外観半断面図 本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーを構成する捕集部材の斜視図 本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーを構成する外目皿の斜視図 本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーを構成する捕集部材の正面図 本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーを構成する捕集部材の底面図 本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーを構成する捕集部材の正面断面図 本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーを構成する捕集部材の側面断面図 本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーを構成する捕集部材の平面断面図 本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーを構成する外目皿の平面図 本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーを構成する外目皿の正面断面図 本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーの正面図 (a)、(b)本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーの平面断面図 本発明の実施の形態2におけるヘアキャッチャーを構成する捕集部材の斜視図 本発明の実施の形態2におけるヘアキャッチャーを構成する捕集部材の正面断面図 従来のヘアキャッチャーの構造を示す斜視図 従来の他のヘアキャッチャーの構造を示す斜視図
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるヘアキャッチャーの外観の斜視図である。図1に示されるように、本発明に係るヘアキャッチャー1は、捕集部材11と外目皿12との2つの部材で構成され、捕集部材11が外目皿12の内側に嵌合されている。
図2は本発明の実施の形態1に係るヘアキャッチャーを洗面台に装着した状態の外観を示す半断面図である。図2において、排水管22の上端は洗面台の排水口21に接続されており、ヘアキャッチャー1は、外目皿12のフランジ121をその排水口21の上縁淵21aに引っ掛けて設置される。このとき、フランジ121と排水口21の上縁淵21aと間に隙間が生じないようにするために、外目皿12の排水流出部122の開放側周縁122aの外径は排水口21の内径より小さい。
また、化粧カバー113は平面視したときに排水口21が視認できないように覆うためのものであり、このため化粧カバーの直径は排水口の口径よりも大きいが、さらにフランジ121の直径よりも大きくしてフランジ121も視認できなくすることが外観上はより好ましい。
図3は本発明の実施の形態1に係るヘアキャッチャー1を構成する捕集部材11の外観の斜視図である。図5はその捕集部材11の正面図であり、図6はその捕集部材11の底面図であり、図7は図6に示したB−B線による断面図であり、図8は図6に示したC−C線による断面図である。
図3、図5乃至図8において、内目皿部111の底面は複数の第3の通水孔が形成されており、第3の通水孔は中心にある通水孔111aとそれを囲んで2つの弧状の長円状の通水孔111bとからなっている。また、内目皿部111の周縁111cは上方へ立ち上がっており、内目皿部111内の捕集物がこぼれ落ちにくい形状をしている。また、支柱112は内目皿部111の中心を通る直線上の周縁の2箇所から直立している。この支柱112は外目皿12の収容部の高さ相当分を越えた位置からは湾曲して延伸し化粧カバー113の周縁113aに接続している。なお、化粧カバー113の径は内目皿部111の径に比べ十分に大きいため、支柱112は立ち上げり部分から上方へ延伸するのに伴い反りかえった形状をしている。すなわち、支柱112の立ち上げりの角度は湾曲の開始とともに増加し化粧カバー113との接続時に最大となる。また、それとともに、支柱112の幅も湾曲の開始とともに拡大し化粧カバー113との接続時に最大となる。また、支柱112の中央部分112aには絞り加工が長手方向にされており、外目皿12の収容部123との嵌合のために必要な強度が保たれている。
図4は、本発明の実施の形態1に係るヘアキャッチャー1の外目皿12の外観の斜視図である。図10はその外目皿12の平面図であり、図11は図10に示したD−D線による断面図である。
図4、図10及び図11において、外目皿12は収容部123と排水流出部122とフランジ121とで構成されている。収容部123は上方が開放された略円筒形状をしており、捕集部材11の内目皿部111が収納され、支柱112が嵌合できるように内目皿部111の外径よりもわずかに大きな内径をしている。この収容部123の底面123aには第1の通水孔が形成されている。この第1の通水孔は中心に一つとそれを囲んで等間隔に6つの通水孔123cからなる。この収容部123の上部には排水流出部122が接続している。排水流出部122は外側上方に広がる円錐台の形状をしており、側面に第2の通水孔を形成している。この第2の通水孔は縦長の長円形状をした通水孔122bであり、周方向に等間隔に12個並んでいる。フランジ121は排水流出部122の上周縁の外側に収容部123の底面123aと平行な面を形成しており、排水口に引っ掛けるためのものである。
上記した捕集部材11と外目皿12とが図2に示したように捕集部材11の内目皿部111と外目皿12の収容部123の底面123aとが接触し、捕集部材11の支柱112と外目皿21の収容部123の側面123bとが嵌合した状態で使用される。この嵌合は捕集部材11の湾曲した支柱112の板バネ効果により支柱112が収容部123の側面123bを押さえる構造をしていることにより、捕集部材11が排水の流れでぐらつくことがなく安定して保持されている。また、捕集部材11は捕集された毛髪等を除去するために外目皿12から抜き取る操作をするので、収容部123との嵌合は固過ぎることがないように適度な強度を有している。
また、外目皿12の排水流出部122の開放側周縁122aと捕集部材11の支柱112との間には空隙が保たれている。これは、排水口21から流入する毛髪等が開放側周縁122a付近に留まって排水の流入を塞ぐことがないようにするために必要とされる。
また、化粧カバー113とフランジ121との間にはおよそ12ミリメートルの間隙が空くように支柱の高さが設計されている。この空隙は、排水が外目皿12に流れ込むのに十分なものであるとともに、捕集された毛髪等を除去するときに行う捕集部材11を抜き取るために外目皿12のフランジ121を抑えながら化粧カバー113を摘まむ行為をし易くするのに必要とされる。
次に、捕集部材11と外目皿12とが嵌合した状態での捕集部材11の内目皿部111に形成している通水孔111a、111bと外目皿12の収容部123の底面に形成している通水孔123cとの位置関係を図面を用いて説明する。
図12は、本発明の実施の形態1に係るヘアキャッチャー1の正面図であり、図13は図12に示したE−E線による断面図である。
図13(a)に示すように、外目皿12の収容部123に捕集部材11の内目皿部111が接触するように嵌合させると、内目皿部111に形成された通水孔111aと収容部123の中心に形成された通水孔123cとが完全に一致し、内目皿部111に形成された長円の通水孔111bが収容部123の3つの通水孔123cを囲む位置となっており、排水が内目皿部の通水孔111a、111b、と収容部123の通水孔123cを通過して流出する。
図13(b)は、捕集部材11と外目皿12との取り付け位置を図13(a)に示した状態から周方向に約25度ずらした状態を示している。このときは、1つの通水孔111bの長円からは2つの通水孔123cのみが視認できる位置関係となるので、図13(a)の場合に比べて排水能力が約30パーセント低下することになる。このように排水能力を捕集部材11と外目皿12との位置関係で調整できることにより、例えば、洗髪時などのように毛髪が排水に含まれる場合には排水能力を抑えてヘアキャッチャー内に排水が若干溜まりながら流出することで渦流を発生し易くして支柱112へ毛髪を絡まり易くするといった使い方や、毛髪が混じる可能性が低い場合には排水能力を最も高めて使用するなどといった使い分けが可能である。
以上のように構成されたヘアキャッチャーについて、以下その動作、作用を説明する。
図2に示すようにヘアキャッチャー1が設置された状態で排水が流入すると、排水は外目皿12の排水流出部122の通水孔122aから排出されるか、あるいは収容部123の底面の通水孔123cから排出される。このとき、排水中に混じっている毛髪は排水が渦状に流れるとき捕集部材11の2本の支柱112に絡まりながら収容部123の方へ滑り落ちて行き、支柱112と収容部123との嵌合部分で堆積する。支柱112に巻き付かない毛髪やその他の固形物は収容部123内へ落下して行く。これは、本発明に係るヘアキャッチャーの支柱112が外側に湾曲しているとともに支柱の幅も下方に狭まる形状のため、毛髪は2本の支柱に跨って巻き付きながら滑り落ちることによる。これにより、毛髪等は収容部123内に堆積し排水流出部122に留まることがないので排水は堆積物に妨げられることなく排水流出部122の通水孔122aや収容部123の底面の通水孔123cから排出され、排水能力の低下が生じない。
次に、毛髪などのごみを除去するために捕集部材11を外目皿12から抜き出す際、図9に示すように内目皿部111の直径Lが支柱112の内目皿部111からの立ち上がり部分の幅Mよりも十分広いため、支柱112に巻き付いて収容部123との嵌合部分で堆積している毛髪3を内目皿部111で掻き取ったときに捕集部材11から毛髪3がずり落とすことがない。また、内目皿部111と収容部123の底面とは接触していたので、捕集部材11を引き抜くことで収容部内のごみを内目皿部111で取り除くことになり、支柱112に巻き付いた毛髪や収容部123内の堆積物をまとめて容易に除去できる。なお、支柱112の本数を3本以上に増やしていくと、複数の支柱112を跨って巻き付いた毛髪により囲まれる平面積と内目皿部111の平面積との差が小さくなっていくため、捕集部材11を抜き出す際に支柱112と収容部123との嵌合部分に堆積している毛髪を内目皿部111から落とし易くなってしまうので、内目皿部111の中心を通る直線上の周縁の2箇所にのみ直立させる構成が最も好ましい。
また、支柱112を2本にしたことで、毛髪等の支柱への巻き付きの強度も、従来のような1本の軸に巻き付く場合よりも大幅に弱くなる。これは、1本の軸では軸の径が小さいため毛髪が幾重にも軸に巻き付くのに対し、本発明に係る2本の支柱の場合は支柱間に距離があるため毛髪の巻き付く回数が大幅に減少するからである。このため、捕集部材11をゴミ箱に向けて振るだけで容易に捕集部材11から毛髪を取り除くことが可能とある。また、たとえ2本の支柱112への巻き付きが強固となった場合でも、2本の支柱間に指を挿入することができるので、挿入した指で毛髪を引き出して巻き付いた毛髪を容易に取り除くことも可能である。
次に、本願発明の特徴の一つであるヘアキャッチャーを構成する部材の材質について説明する。
本発明に係るヘアキャッチャーを構成する捕集部材11と外目皿12はすべて銅製である。これにより、ヘアキャッチャーのすべての部分で銅による抗菌効果が発揮されるので、ぬめりの原因となる微生物の増加を抑制し、排水口の清潔を保つことが可能となる。ただし、化粧カバー113はステンレス製など他の金属であっても構わない。これにより、化粧カバー113の色合いを変更することが可能になり、ヘアキャッチャーを洗面台に装着したときの外観を向上させることが可能になる。なお、このような場合においても排水と接触する頻度の高い部分である、捕集部材を構成する支柱112及び内目皿部111並びに外目皿12は銅製となるので、ぬめりの発生しやすい部分は銅による抗菌効果が発揮され、排水口の清潔を保つことができる。
(実施の形態2)
図14は、本発明の実施の形態2におけるヘアキャッチャーを構成する捕集部材の外観の斜視図である。当該捕集部材の底面図は図6と同一であり、図15は図6に示したB−B線による断面図である。
図14と図15において、実施の形態1の構成と異なるところは内目皿部111の周縁111cが収容部123の高さ相当付近まで立ち上がっている部分と、当該周縁111cは外目皿12の収容部123と緩く嵌合しているところである。
このように内目皿部111が深くなったことにより、捕集部材11を引き抜くときに内目皿部111に堆積している固形物を落下させることなくすべて取り除くことが可能になる。また、捕集部材11と外目皿12とが嵌合しているので捕集部材11は排水の流れでぐらつくことがなく安定して外目皿12に保持される。なお、捕集部材11は捕集された毛髪等を除去するために外目皿12から抜き取る操作をするので、収容部123との嵌合は固過ぎることがないように適度な嵌合度合を有している。
さらに、本実施の形態では内目皿部111の周縁の立ち上がり部分は収容部123の高さ相当付近までになっているが、収容部123の半分の高さまで立ち上がる形状にすることも可能であり、その場合は、内目皿部111とその周縁の2箇所から縱立する支柱112とが収容部123と嵌合することで捕集部材11は排水の流れに影響されることなく安定して保持される。
本発明は、排水口からの排水に混じった毛髪を捕集するのに有用であり、洗面化粧台に使用する着脱可能なヘアキャッチャーに適している。
1 ヘアキャッチャー
3 毛髪
11 捕集部材
12 外目皿
21 排水口
22 排水管
111 内目皿部
112 支柱
113 化粧カバー
121 フランジ
122 排水流出部
123 収容部
412 軸
420 内目皿
422 内目皿軸挿通部
426 内側排水通過部
430 外目皿
434 収容部
436 外側排水通過部
512 軸
514 排水栓
520 目皿
521 引掛部
523 排水通過部
530 目皿挿入部
536 下方突出部
563 排水口

Claims (5)

  1. 底面に第1の通水孔を形成し、上方が開放された略円筒形状の収容部と、当該収容部の開放側周縁から外側上方へ広がる円錐台状であって、側面に第2の通水孔を形成した排水流出部と、当該排水流出部の開放側周縁に排水口に引っ掛け可能なフランジとを有する外目皿と、
    前記収容部に収まる、底面に第3の通水孔を形成した内目皿部と、当該内目皿部の周縁から縱立する複数の支柱と、前記フランジとの間に空隙が形成される位置において前記支柱の先端と接続する化粧カバーとを有する捕集部材と
    を備えるヘアキャッチャー。
  2. 複数の前記支柱および前記内目皿部の少なくともいずれか一方が前記収容部と緩嵌する
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘアキャッチャー。
  3. 前記化粧カバーの直径は排水口の口径よりも大であって、かつ
    前記支柱は前記内目皿部の周縁から直立し、前記収容部の高さ相当分を越えた位置からは前記化粧カバーの周縁まで湾曲する
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘアキャッチャー。
  4. 前記支柱の横幅は、上方に延伸するにしたがって拡大する
    ことを特徴とする請求項3に記載のヘアキャッチャー。
  5. 前記外目皿、並びに前記捕集部材を構成する少なくとも前記支柱及び前記内目皿部は銅製である
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘアキャッチャー。
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