JP2019018831A - ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウドの脱着方法 - Google Patents

ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウドの脱着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タンクの媒体入出口に阻害されることなく、下方からのファンシュラウド30の脱着を容易にするラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウド30の脱着方法を提供することを目的とする。【解決手段】タンクを左右に設けたクロスフロー式のラジエータと、ファンシュラウド30とを備えたラジエータファンシュラウド構造であって、ファンシュラウド30が、ラジエータのコアを覆うシュラウド本体31と、右タンクの上部インレット133よりも上方の位置に取付けられる第1取付け部32と、左タンクに取付けられる第3取付け部34とで構成され、シュラウド本体31が、上部アウトレット143に左右方向で隣接する縁端部分を切り欠いた切欠き部38を備え、切欠き部38が、上部インレット133と上部アウトレット143との直線距離L2に対して、第1取付け部32からの直線距離L1が短くなるよう形成されたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば自動車などの車両において、左右にタンクを有するとともに、熱交換媒体が左右方向の一方へ流動するクロスフロー式のラジエータに、ファンシュラウドが装着されたようなラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウドの脱着方法に関する。
自動車などの車両では、エンジンや過給機の内部に、熱交換媒体である冷却水を循環させることで、エンジンや過給機の温度上昇を抑制している。そして、エンジンや過給機によって加熱された冷却水は、例えば、車両前部に配置した熱交換器であるラジエータをとおることで空冷されて、再びエンジンや過給機に供給されている。
このようなラジエータの背面には、ラジエータに送風される冷却風の風量を増加するための電動ファン、及び電動ファンを支持するとともに、ラジエータの放熱効果を向上させるためにラジエータの背面を覆うファンシュラウドが配置されている(特許文献1参照)。
具体的には、特許文献1では、熱交換媒体が流入する媒体流入口が上部に形成された右タンク、及び熱交換媒体が流出する媒体流出口が下部に形成された左タンクを有するクロスフロー式のラジエータが記載されている。
さらに、特許文献1では、電動ファンを保持するファンシュラウドの右側が、右タンクにおける媒体流入口の下方、及び右タンクの下部に取付け部を介して取付けられ、ファンシュラウドの左側が、左タンクの上部、及び左タンクにおける媒体流出口の上方に取付け部を介して取付けられている。
ところで、例えば経年劣化等によりファンシュラウドの交換が必要になった際、ファンシュラウドの後方に配置されたエンジンなどとの間に十分な隙間がない場合、ファンシュラウドを後方へ移動させて、取り外すことができない。このような場合、ラジエータに対してファンシュラウドを下方へスライド移動させて取り外すことになる。
しかしながら、例えば、特許文献1のようなクロスフロー式のラジエータの場合、ファンシュラウドを下方へスライド移動させようとすると、左タンクの媒体流出口に、ファンシュラウドの取付け部が干渉するため、下方からファンシュラウドを取り外すことができないという問題があった。
特開2005−163758号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、タンクの媒体入出口に阻害されることなく、下方からのファンシュラウドの脱着を容易にするラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウドの脱着方法を提供することを目的とする。
この発明は、熱交換媒体が流入または流出する媒体入出口を有するタンクを左右に設けたクロスフロー式のラジエータと、該ラジエータの前記タンクに取付けられるファンシュラウドとを備えたラジエータファンシュラウド構造であって、前記ファンシュラウドが、前記ラジエータのコアを覆うシュラウド本体と、一方の前記タンクにおける前記媒体入出口よりも上方の位置に取付けられる第1取付け部と、他方のタンクに取付けられる第2取付け部とで構成され、前記シュラウド本体が、前記他方のタンクの前記媒体入出口に左右方向で隣接する縁端部分を、前記一方のタンクへ向けて切り欠いて形成した切欠き部を備え、該切欠き部が、前記一方のタンクの前記媒体入出口と前記他方のタンクの前記媒体入出口との直線距離に対して、前記第1取付け部からの直線距離が短くなるよう形成されたことを特徴とする。
またこの発明は、熱交換媒体が流入または流出する媒体入出口を有するタンクを左右に設けたクロスフロー式のラジエータと、該ラジエータの前記タンクに取付けられるファンシュラウドとを備えた構造におけるファンシュラウドの脱着方法であって、一方の前記タンクの前記媒体入出口よりも上方の位置に取付けられた前記ファンシュラウドの第1取付け部を解放する工程と、他方のタンクに取付けられた前記ファンシュラウドの第2取付け部を解放する工程と、前記ラジエータのコアを覆うシュラウド本体を左右方向に移動させる工程と、前記一方のタンクの前記媒体入出口と前記他方のタンクの前記媒体入出口との直線距離に対して、前記第1取付け部からの直線距離が短くなるように、前記他方のタンクの前記媒体入出口に隣接する縁端部分を前記一方のタンクへ向けて切り欠いた前記シュラウド本体の切欠き部を、前記他方のタンクの前記媒体入出口に近接させる工程と、前記他方のタンクの前記媒体入出口を回動中心として、前記ファンシュラウドを下方へ回動させる工程とを備えたことを特徴とする。
上記ラジエータは、内燃機関や水冷式過給機の内部を循環する熱交換媒体を冷却するラジエータ、あるいは過給機などで加熱された空気を冷却するインタークーラーなどとすることができる。
上記切欠き部は、背面視において、一方のタンク側が短辺の背面視略台形状の切欠き部、あるいは背面視略矩形の切欠き部などとすることができる。
この発明により、タンクの媒体入出口に阻害されることなく、下方からのファンシュラウドの脱着を容易にすることができる。
具体的には、シュラウド本体に切欠き部を形成したことにより、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウドの脱着方法は、切欠き部が形成されていない場合に比べて、ファンシュラウドを左右に大きくスライド移動させることができる。
このため、ファンシュラウドの切欠き部を他方のタンクの媒体入出口に近接させることで、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウドの脱着方法は、切欠き部が形成されていない場合に比べて、ファンシュラウドの第1取付け部を、一方のタンクの媒体入出口からより離間させることができる。
さらに、第1取付け部からの直線距離が、一方のタンクの媒体入出口と他方のタンクの媒体入出口との直線距離よりも短くなるように、切欠き部が形成されているため、他方のタンクの媒体入出口を回転中心とした際の第1取付け部の回転半径は、一方のタンクの媒体入出口と他方のタンクの媒体入出口との直線距離よりも小さくなる。
このため、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウドの脱着方法は、他方のタンクの媒体入出口を回転中心として、ファンシュラウドを下方へ回動させた際、一方のタンクの媒体入出口にファンシュラウドの第1取付け部が干渉することを阻止できる。
これにより、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウドの脱着方法は、ファンシュラウドの第1取付け部を、一方のタンクの媒体入出口よりも下方の位置に容易に変位させることができ、ファンシュラウドの下方への移動を容易にすることができる。
一方、ラジエータにファンシュラウドを装着する場合、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウドの脱着方法は、他方のタンクの媒体入出口に対して下方から切欠き部を近接させたのち、ファンシュラウドを上方へ回動させることで、ファンシュラウドの第1取付け部を、一方のタンクの媒体入出口よりも上方の位置に容易に変位させることができる。
従って、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウドの脱着方法は、タンクの媒体入出口に阻害されることなく、下方からのファンシュラウドの脱着を容易にすることができる。
この発明の態様として、前記ファンシュラウドの前記切欠き部が、前記一方のタンク側が短辺側となる背面視略台形状に形成されたものである。
この発明により、ラジエータファンシュラウド構造は、背面視略台形状の切欠き部における斜辺部分を案内手段として機能させることができる。
このため、ラジエータファンシュラウド構造は、ファンシュラウドを他方のタンク側にスライドさせる際、切欠き部の短辺部分を他方のタンクの媒体入出口により容易に近接させることができる。これにより、ラジエータファンシュラウド構造は、脱着作業性が悪い環境であっても、下方からのファンシュラウドの脱着をより容易にすることができる。
またこの発明の態様として、前記熱交換媒体を第1熱交換媒体とし、前記クロスフロー式のラジエータを第1ラジエータとし、前記一方のタンクを一方の第1タンクとし、前記他方のタンクを他方の第1タンクとして、該第1ラジエータの下方に、前記第1タンクと連続するように配置された第2タンクを左右に有する第2ラジエータを一体的に備え、前記一方の第1タンクの下方に位置する前記第2タンクが、第2熱交換媒体が流入する媒体流入口、及び前記第2交換媒体が流出する媒体流出口を備え、前記一方の第1タンクの前記媒体入出口が、前記第2ラジエータを含む上下方向略中央よりも上方の位置に配置されたものである。
上記第2ラジエータは、左右方向に第2熱交換媒体が往復して循環する、所謂Uフロー式ラジエータとすることができる。
この発明により、ラジエータファンシュラウド構造は、一方の第1タンクにおける媒体入出口とファンシュラウドの第1取付け部とが近接する場合であっても、下方からのファンシュラウドの脱着を容易にすることができる。
具体的には、例えば、クロスフロー式の第1ラジエータとクロスフロー式の第2ラジエータとを一体化した場合、ファンシュラウドの回動に伴って、シュラウド本体が、他方の第1タンクの下方に位置する第2タンクに設けた媒体入出口に干渉することで、ファンシュラウドの回動が阻害されるおそれがある。
これに対して、一方の第1タンクの下方に位置する第2タンクに媒体流入口、及び媒体流出口を設けているため、他方の第1タンクの下方に位置する第2タンクには、ファンシュラウドの回動を阻害するものがない。このため、ラジエータファンシュラウド構造は、第1ラジエータと第2ラジエータを一体化した複合型ラジエータであっても、ファンシュラウドを下方から容易に脱着することができる。
さらに、例えば、ファンシュラウドに切欠き部を設けておらず、かつ一方の第1タンクの媒体入出口とファンシュラウドの第1取付け部との間隔が小さいほど、ファンシュラウドを回動させることが困難となる。
これに対して、ラジエータファンシュラウド構造は、一方の第1タンクの媒体入出口とファンシュラウドの第1取付け部との間隔が小さい場合であっても、ファンシュラウドの切欠き部によって、ファンシュラウドを容易に回動させることができる。
従って、ラジエータファンシュラウド構造は、第1ラジエータと第2ラジエータを一体化した複合型ラジエータにおいて、一方の第1タンクにおける媒体入出口が上下方向略中央よりも上方に位置することで、一方の第1タンクの媒体入出口とファンシュラウドの第1取付け部との間隔が小さくなった場合であっても、ファンシュラウドを下方から確実に脱着することができる。
本発明により、タンクの媒体入出口に阻害されることなく、下方からのファンシュラウドの脱着を容易にするラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウドの脱着方法を提供することができる。
背面視におけるラジエータ、及びファンシュラウドの外観を示す背面図。 背面視におけるラジエータの外観を示す背面図。 背面視におけるファンシュラウドの外観を示す背面図。 ファンシュラウドが左方向へスライドした状態を示す背面図。 ファンシュラウドが下方へ回動開始した状態を示す背面図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
なお、図1はラジエータ10、及びファンシュラウド30の背面図を示し、図2はラジエータ10の背面図を示し、図3はファンシュラウド30の背面図を示している。
また、図1から図3はいずれも前後方向の後方側の面を図示している。
さらに、図中において、矢印R及びLは左右方向を示しており、矢印Rは右方向を示し、矢印Lは左方向を示している。加えて、図中の上方側を上方とし、図中の下方側を下方とする。
本実施形態におけるラジエータファンシュラウド構造は、図1に示すように、熱交換器であるラジエータ10と、ラジエータ10の後面に配置され、冷却風を吸引する電動ファン20と、電動ファン20を支持するとともに、ラジエータ10の後面を覆うファンシュラウド30とで構成されている。
ラジエータ10は、図1に示すように、左右方向に長い背面視略矩形であって、前面、及び後面が開口した略枠状のラジエータシュラウド40の内部に支持されている。
このラジエータ10は、例えば、内部中空の冷却ホース(図示省略)を介して、エンジン(図示省略)、及び過給機(図示省略)のそれぞれに接続可能に構成されるとともに、エンジン、及び過給機の熱を吸熱する熱交換媒体である冷却水が流動可能に構成されている。
より詳しくは、ラジエータ10は、図2に示すように、冷却ホースを介してエンジンに接続される上部ラジエータ11と、冷却ホースを介して過給機に接続される下部ラジエータ12とが、上方からこの順番で連結して一体的に構成されている。なお、上下方向におけるラジエータ10の長さのうち、上部ラジエータ11が約3/4を占め、下部ラジエータ12が約1/4を占める大きさで形成されている。
上部ラジエータ11は、図2に示すように、背面視右側から背面視左側へ向けた一方向に冷却水が循環する、所謂クロスフロー式のラジエータであって、左右方向に所定間隔を隔てて配置された上部右タンク13、及び上部左タンク14と、その間に配設された上部コア15とで構成されている。
上部右タンク13は、図2に示すように、上下方向に延びるとともに、冷却水を一時貯留な内部中空構造の右タンク本体131と、右タンク本体131の上端近傍の右側面に配設されるとともに、ラジエータシュラウド40に対して締結固定される第1固定部132とで一体形成されている。
右タンク本体131には、図2に示すように、一端がエンジンに接続された冷却ホースが接続される上部インレット133と、ファンシュラウド30が取付けられる第1被取付け部134、及び第2被取付け部135が一体形成されている。
上部インレット133は、冷却ホースを介して、エンジンによって加熱された冷却水を、右タンク本体131に導入する導入口として形成されている。
具体的には、上部インレット133は、図2に示すように、右タンク本体131の内部空間と外部とを連通する略円筒状であって、背面視において、ラジエータ10の上下方向略中央よりも上方の位置から後方上方へ向けて突設するように形成されている。なお、上部インレット133は、その先端が第1被取付け部134、及び第2被取付け部135よりも後方に位置するように形成されている。
第1被取付け部134は、図2に示すように、上部インレット133よりも上方、かつ第1固定部132よりも僅かに下方の位置に形成されている。なお、第1被取付け部134は、ファンシュラウド30を締結固定するためのボルトB(図1参照)が螺合可能に形成されている。
第2被取付け部135は、図2に示すように、上部インレット133よりも下方、かつ上部右タンク13の下端近傍の位置に形成されている。なお、第2被取付け部135は、第1被取付け部と同様に、ファンシュラウド30を締結固定するためのボルトB(図1参照)が螺合可能に形成されている。
一方、上部左タンク14は、図2に示すように、上下方向に延びるとともに、冷却水を一時貯留な内部中空構造の左タンク本体141と、左タンク本体141の上端近傍の左側面に配設されるとともに、ラジエータシュラウド40に対して締結固定される第2固定部142とで一体形成されている。
左タンク本体141には、図2に示すように、一端がエンジンに接続された冷却ホースが接続される上部アウトレット143と、ファンシュラウド30が取付けられる第3被取付け部144とが一体形成されている。
上部アウトレット143は、上部ラジエータ11によって冷却された冷却水を、冷却ホースを介して、エンジンへ導出する導出口として形成されている。
具体的には、上部アウトレット143は、図2に示すように、左タンク本体141の内部空間と外部とを連通する略円筒状であって、背面視において、ラジエータ10の上下方向略中央の位置から後方下方へ向けて突設するように形成されている。なお、上部アウトレット143は、その先端が第3被取付け部144、及び後述する第4被取付け部173よりも後方に位置するように形成されている。
第3被取付け部144は、図2に示すように、上部アウトレット143よりも上方、かつ第1被取付け部134よりも僅かに下方の位置に形成されている。なお、第3被取付け部144は、第1被取付け部と同様に、ファンシュラウド30を締結固定するためのボルトB(図1参照)が螺合可能に形成されている。
上部コア15は、詳細な図示を省略するが、上部右タンク13、及び上部左タンク14の内部空間と連通する内部中空形状で、左右方向に延びるチューブと、チューブの上面、及び下面に一体的に設けた背面視略波形のフィンとを、上下方向に複数積層して構成されている。
また、下部ラジエータ12は、図2に示すように、背面視右側から左右方向に冷却水が往復するUフロー式のラジエータであって、左右方向に所定間隔を隔てて配置された下部右タンク16、及び下部左タンク17と、その間に配設された下部コア18とで構成されている。
下部右タンク16は、図2に示すように、上部ラジエータ11における上部右タンク13の下端から下方へ連続して延びる内部中空構造の右タンク本体161と、右タンク本体161の下面に配設されるとともに、ラジエータシュラウド40に対して締結固定される第3固定部162とで一体形成されている。
右タンク本体161には、図2に示すように、一端が過給機に接続された冷却ホースが接続される下部インレット163が一体形成されるとともに、別体で構成された下部アウトレット164が装着されている。
下部インレット163は、冷却ホースを介して、過給機によって加熱された冷却水を、右タンク本体161に導入する導入口として形成されている。
具体的には、下部インレット163は、図2に示すように、右タンク本体161の内部空間と外部とを連通する略円筒状であって、右タンク本体161の上部から、後方へ向けて突設するように形成されている。なお、下部インレット163は、その先端が第1被取付け部134、及び第2被取付け部135よりも後方に位置するように形成されている。
下部アウトレット164は、右タンク本体161の背面下部に設けた開口(図示省略)に接続され、下部ラジエータ12によって冷却された冷却水を、冷却ホースを介して、過給機へ導出する導出口として構成されている。
具体的には、下部アウトレット164は、図2に示すように、右タンク本体161に前端が接続され、後端が有底の有底筒部と、有底筒部から背面視左方向、かつやや下方へ向けて延びる略円筒状の筒部とを一体的にした形状に形成されている。
一方、下部左タンク17は、図2に示すように、上部ラジエータ11における上部左タンク14の下端から下方へ連続して延びる内部中空構造の左タンク本体171と、左タンク本体171の下面に配設されるとともに、ラジエータシュラウド40に対して締結固定される第4固定部172とで一体形成されている。
さらに、左タンク本体171には、図2に示すように、ファンシュラウド30が取付けられる第4被取付け部173が一体形成されている。
第4被取付け部173は、図2に示すように、左タンク本体171における上下方向略中央よりも僅かに下方の位置に形成されている。なお、第4被取付け部173は、第1被取付け部と同様に、ファンシュラウド30を締結固定するためのボルトB(図1参照)が螺合可能に形成されている。
下部コア18は、詳細な図示を省略するが、下部右タンク16、及び下部左タンク17の内部空間と連通する内部中空形状で、左右方向に延びるチューブと、チューブの上面、及び下面に一体的に設けた背面視略波形のフィンとを、上下方向に複数積層して構成されている。
また、電動ファン20は、図3に示すように、電動モータ21と、電動モータ21の回転軸に設けた6枚の羽根部22とで構成されている。この電動ファン20は、図1に示すように、背面視において、ラジエータ10の上下方向略中央、かつ左右方向略中央よりも僅かに左側の位置に、回転軸が位置するように配設されている。
ファンシュラウド30は、図1に示すように、背面視において、ラジエータ10の上部コア15、及び下部コア18を一体的に覆うシュラウド本体31と、ラジエータ10に取り付けられて、シュラウド本体31の右側を支持する第1取付け部32、及び第2取付け部33と、ラジエータ10に取り付けられて、シュラウド本体31の左側を支持する第3取付け部34、及び第4取付け部35とで一体形成されている。
シュラウド本体31は、図1及び図3に示すように、背面視において、右側のタンク(上部右タンク13、及び下部右タンク16)と左側タンク(上部左タンク14、及び下部左タンク17)との間で、ラジエータ10の上部コア15、及び下部コア18を一体的に覆う大きさの背面視略矩形に形成されている。
このシュラウド本体31には、図3に示すように、背面視略円形状の円形開口部31aが1つ開口形成されるとともに、左右方向に長いスリット状のスリット開口部31bが5つ開口形成されている。
円形開口部31aは、電動ファン20の回転中心と略同位置を中心とした背面視略円形状に開口形成されている。
さらに、円形開口部31aの背面視略中央には、前後方向に延びる略筒状で、電動ファン20を保持する背面視略環状のモータ保持部36が配置されている。
このモータ保持部36は、図3に示すように、背面視略中央を中心として、外周面から放射線状に延びるとともに、円形開口部31aの縁端に連結された複数のステー部37を介して支持されている。
スリット開口部31bは、図3に示すように、背面視において、円形開口部31aの右側、かつ下方、すなわちシュラウド本体31の背面視右側下部に、上下方向に5つ並設されている。
加えて、シュラウド本体31における背面視左側には、図1及び図3に示すように、シュラウド本体31の左側を支持する第3取付け部34、及び第4取付け部35との間において、背面視左側の縁端を、右側へ向けて凹設するように背面視略台形状に切り欠いた切欠き部38が形成されている。
より詳しくは、切欠き部38は、図1及び図3に示すように、背面視左側が長辺、背面視右側が短辺となる背面視略台形状に切り欠いて形成されている。なお、切欠き部38は、ラジエータ10に装着された状態において、背面視略台形状の短辺に相当する縁端である短辺部分38aの上端が、上部アウトレット143の基部と上下方向で略同位置となるように形成されている。
この切欠き部38は、図1に示すように、短辺部分38aにおける上下方向の長さが、上部アウトレット143の基部における上下方向の長さよりも長くなるよう形成されている。
さらに、切欠き部38の短辺部分38aは、図2及び図3に示すように、背面視において、シュラウド本体31の右上を支持する第1取付け部32の先端から切欠き部38における短辺部分38aの上端までの直線距離L1が、上部インレット133の左端から上部アウトレット143の右端までの直線距離L2よりも短くなる左右方向の位置に形成されている。
第1取付け部32は、図1から図3に示すように、ラジエータ10の第1被取付け部134に締結固定される部分であって、シュラウド本体31の背面視右側上部から右方向へ延設されている。
第2取付け部33は、図1から図3に示すように、ラジエータ10の第2被取付け部135に締結固定される部分であって、シュラウド本体31の背面視右側下部から右方向へ延設されている。
第3取付け部34は、図1から図3に示すように、ラジエータ10の第3被取付け部144に締結固定される部分であって、シュラウド本体31の背面視左側上部から左方向へ延設されている。
第4取付け部35は、図1から図3に示すように、ラジエータ10の第4被取付け部173に締結固定される部分であって、シュラウド本体31の背面視左側下部から左方向へ延設されている。
次に、上述した構成のラジエータファンシュラウド構造において、例えば、自動車などの車両前部に配置されたラジエータ10から、ファンシュラウド30を取り外す工程と、ラジエータ10にファンシュラウド30を取付ける工程について、図1、図4、及び図5を用いて詳しく説明する。
なお、図4はファンシュラウド30が左方向へスライドした状態の背面図を示し、図5はファンシュラウド30が下方へ回動開始した状態の背面図を示している。
まず、車両前部に配置されたラジエータ10に装着されたファンシュラウド30を取り外す取外し工程について説明する。
図1に示すように、ラジエータ10にファンシュラウド30が装着された状態において、作業者は、ファンシュラウド30をラジエータ10に締結固定している4つのボルトBを取り外して、第1取付け部32、第2取付け部33、第3取付け部34、及び第4取付け部35の締結状態を解放する。
ラジエータ10とファンシュラウド30との締結を解放すると、作業者は、図4に示すように、ファンシュラウド30を僅かに後方へ移動させたのち、ファンシュラウド30を背面視左方向へスライド移動させる。この際、作業者は、ラジエータ10の上部アウトレット143に、切欠き部38における傾斜した縁端である斜辺部分を接触させながら、ファンシュラウド30を背面視左方向へスライド移動させる。
そして、ファンシュラウド30の切欠き部38が、ラジエータ10の上部アウトレット143に近接、または接触するまで、ファンシュラウド30をスライド移動させると、作業者は、図5に示すように、その状態から、上部アウトレット143を回転中心として、ファンシュラウド30の右側を下方へ向けて回動させる。
この際、作業者は、少なくともファンシュラウド30の第1取付け部32が、ラジエータ10の上部インレット133よりも下方に位置するまで、ファンシュラウド30を回動させる。
その後、作業者は、ファンシュラウド30を回動させながら、下方へ向けて移動させることで、ラジエータ10からファンシュラウド30を取り外して、取外し工程を完了する。
次に、車両前部に装着されたラジエータ10に対してファンシュラウド30を取付ける際の取付け工程について説明する。この取付け工程は、取外し工程とは逆工程で行われる。
具体的には、作業者は、ファンシュラウド30における下端左端が、ファンシュラウド30の下端右端よりも上方に位置するように傾けたファンシュラウド30を、車両前部に装着されたラジエータ10の背面に対して、下方から上方へ向けてスライド移動させる。
この際、作業者は、ファンシュラウド30の切欠き部38が、ラジエータ10の上部アウトレット143に近接する、または当接する位置まで、傾斜させたファンシュラウド30を移動させる。その後、ファンシュラウド30の切欠き部38がラジエータ10の上部アウトレット143に近接する、または当接すると、作業者は、ラジエータ10の上部アウトレット143を回転中心として、ファンシュラウド30の右側を上方へ向けて回動させる。
そして、作業者は、ファンシュラウド30の第1取付け部32が、ラジエータ10の上部インレット133よりも上方に位置するまで、ファンシュラウド30を回転させる。ファンシュラウド30の第1取付け部32がラジエータ10の上部インレット133よりも上方に位置すると、作業者は、ファンシュラウド30を右方向へスライド移動させて、ファンシュラウド30の第1取付け部32とラジエータ10の第1被取付け部134とを略一致させる。
同様に、ファンシュラウド30の第2取付け部33とラジエータ10の第2被取付け部135とを略一致させ、ファンシュラウド30の第3取付け部34とラジエータ10の第3被取付け部144とを略一致させ、ファンシュラウド30の第4取付け部35とラジエータ10の第4被取付け部173とを略一致させる。
各被取付け部に各取付け部の位置を合わせると、作業者は、ファンシュラウド30の第1取付け部32、第2取付け部33、第3取付け部34、及び第4取付け部35を、ボルトBを用いてラジエータ10に締結固定することで、取付け工程を完了する。
以上のようにしてファンシュラウド30を脱着できるラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウド30の脱着方法は、上部右タンク13の上部インレット133に阻害されることなく、下方からのファンシュラウド30の脱着を容易にすることができる。
具体的には、シュラウド本体31に切欠き部38を形成したことにより、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウド30の脱着方法は、切欠き部38が形成されていない場合に比べて、ファンシュラウド30を左右に大きくスライド移動させることができる。
このため、ファンシュラウド30の切欠き部38を上部左タンク14の上部アウトレット143に近接させることで、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウド30の脱着方法は、切欠き部38が形成されていない場合に比べて、ファンシュラウド30の第1取付け部32を、上部右タンク13の上部インレット133からより離間させることができる。
さらに、第1取付け部32からの直線距離L1が、上部右タンク13の上部インレット133と上部左タンク14の上部アウトレット143との直線距離L2よりも短くなるように、切欠き部38が形成されているため、上部左タンク14の上部アウトレット143を回転中心とした際の第1取付け部32の回転半径は、上部右タンク13の上部インレット133と上部左タンク14の上部アウトレット143との直線距離L2よりも小さくなる。
このため、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウド30の脱着方法は、上部左タンク14の上部アウトレット143を回転中心として、ファンシュラウド30を下方へ回動させた際、上部右タンク13の上部インレット133にファンシュラウド30の第1取付け部32が干渉することを阻止できる。
これにより、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウド30の脱着方法は、ファンシュラウド30の第1取付け部32を、上部右タンク13の上部インレット133よりも下方の位置に容易に変位させることができ、ファンシュラウド30の下方への移動を容易にすることができる。
一方、ラジエータ10にファンシュラウド30を装着する場合、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウド30の脱着方法は、上部左タンク14の上部アウトレット143に対して下方から切欠き部38を近接させたのち、ファンシュラウド30を上方へ回動させることで、ファンシュラウド30の第1取付け部32を、上部右タンク13の上部インレット133よりも上方の位置に容易に変位させることができる。
従って、ラジエータファンシュラウド構造、及びファンシュラウド30の脱着方法は、上部右タンク13の上部インレット133に阻害されることなく、下方からのファンシュラウド30の脱着を容易にすることができる。
また、ファンシュラウド30の切欠き部38が、上部右タンク13側が短辺側となる背面視略台形状に形成されたことにより、ラジエータファンシュラウド構造は、背面視略台形状の切欠き部38における斜辺部分を案内手段として機能させることができる。
このため、ラジエータファンシュラウド構造は、ファンシュラウド30を上部左タンク14側にスライドさせる際、切欠き部38の短辺部分38aを上部左タンク14の上部アウトレット143により容易に近接させることができる。これにより、ラジエータファンシュラウド構造は、脱着作業性が悪い環境であっても、下方からのファンシュラウド30の脱着をより容易にすることができる。
また、上部ラジエータ11の下方に下部ラジエータ12を一体的に備え、上部右タンク13の下方に位置する下部右タンク16が、下部インレット163、及び下部アウトレット164を備え、上部右タンク13の上部インレット133が、下部ラジエータ12を含む上下方向略中央よりも上方の位置に配置されたことにより、ラジエータファンシュラウド構造は、上部右タンク13の上部インレット133とファンシュラウド30の第1取付け部32とが近接する場合であっても、下方からのファンシュラウド30の脱着を容易にすることができる。
具体的には、例えば、クロスフロー式の上部ラジエータ11とクロスフロー式の下部ラジエータとを一体化した場合、ファンシュラウドの回動に伴って、シュラウド本体31が、上部左タンク14の下方に位置する下部左タンクに設けた下部アウトレットに干渉することで、ファンシュラウド30の回動が阻害されるおそれがある。
これに対して、上部右タンク13の下方に位置する下部右タンク16に下部インレット163、及び下部アウトレット164を設けているため、下部左タンク17には、ファンシュラウド30の回動を阻害するものがない。このため、ラジエータファンシュラウド構造は、上部ラジエータ11と下部ラジエータ12を一体化した複合型のラジエータ10であっても、ファンシュラウド30を下方から容易に脱着することができる。
さらに、例えば、ファンシュラウド30に切欠き部38を設けておらず、かつ上部右タンク13の上部インレット133とファンシュラウド30の第1取付け部32との間隔が小さいほど、ファンシュラウド30を回動させることが困難となる。
これに対して、ラジエータファンシュラウド構造は、上部右タンク13の上部インレット133とファンシュラウド30の第1取付け部32との間隔が小さい場合であっても、ファンシュラウド30の切欠き部38によって、ファンシュラウド30を容易に回動させることができる。
従って、ラジエータファンシュラウド構造は、上部ラジエータ11と下部ラジエータ12を一体化した複合型のラジエータ10において、上部右タンク13における上部インレット133が上下方向略中央よりも上方に位置することで、上部右タンク13の上部インレット133とファンシュラウド30の第1取付け部32との間隔が小さくなった場合であっても、ファンシュラウド30を下方から確実に脱着することができる。
また、例えば、ファンシュラウド30の後方に配置されたエンジンなどの内燃機関との間に十分な隙間がある場合、本発明のラジエータファンシュラウド構造は、上部インレット133、及び上部アウトレット143などに阻害されることなく、ファンシュラウド30を前後方向へ移動させて脱着することができる。
これにより、ラジエータファンシュラウド構造は、下方からのファンシュラウド30の脱着と、後方からのファンシュラウド30の脱着との両方に対応することができる。このため、ラジエータファンシュラウド構造は、内燃機関との間隔に応じて、後方から脱着可能なファンシュラウド、あるいは下方から脱着可能なファンシュラウドを採用することを不要でき、部品点数を削減することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の熱交換媒体、第1熱交換媒体、及び第2熱交換媒体は、実施形態の冷却水に対応し、
以下同様に、
媒体入出口は、上部インレット133、及び上部アウトレット143に対応し、
タンクは、上部右タンク13、及び上部左タンク14に対応し、
クロスフロー式のラジエータ、及び第1ラジエータは、上部ラジエータ11に対応し、
ラジエータのコアは、上部コア15に対応し、
一方のタンク、及び一方の第1タンクは、上部右タンク13に対応し、
一方のタンクにおける媒体入出口は、上部インレット133に対応し、
他方のタンク、及び他方の第1タンクは、上部左タンク14に対応し、
第2取付け部は、第3取付け部34に対応し、
他方のタンクの媒体入出口は、上部アウトレット143に対応し、
一方のタンクの媒体入出口と他方のタンクの媒体入出口との直線距離は、上部インレット133の左端から上部アウトレット143の右端までの直線距離L2に対応し、
第1取付け部から切欠き部までの直線距離は、第1取付け部32の先端から切欠き部38における短辺部分38aの上端までの直線距離L1に対応し、
第2タンクは、下部右タンク16、下部左タンク17に対応し、
第2ラジエータは、下部ラジエータ12に対応し、
一方の第1タンクの下方に位置する第2タンクは、下部右タンク16に対応し、
第2タンクの媒体流入口は、下部インレット163に対応し、
第2タンクの媒体流出口は、下部アウトレット164に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述した実施形態において、エンジンに接続される上部ラジエータ11と、過給機に接続される下部ラジエータ12とを一体的に連結した構成のラジエータ10としたが、これに限定せず、上部ラジエータ11のみとしてもよい。この場合、ファンシュラウド30を上部ラジエータ11に応じた大きさに構成するとともに、ファンシュラウド30の第4取付け部35が取付けられる第4被取付け部を上部左タンク14の下部に配設する。
また、加熱された冷却水を冷却するラジエータ10としたが、これに限定せず、過給機などで加熱された空気を冷却するラジエータ、すなわちインタークーラーとしてもよい。
また、ファンシュラウド30の背面視左側に切欠き部38を備えた構成としたが、これに限定せず、ファンシュラウド30の背面視右側に切欠き部38を備えた構成としてもよい。
また、ファンシュラウド30の切欠き部38を背面視略台形状に形成したが、これに限定せず、背面視略矩形の切欠き部38などであってもよい。
また、背面視略台形状における短辺部分38aの上端が、上部アウトレット143の基部と上下方向で略同位置となるように切欠き部38を形成したが、これに限定せず、ファンシュラウド30の切欠き部38と上部アウトレット143の基部とが上下方向において略同位置であればよい。例えば、切欠き部における短辺部分38aの上下方向略中央と、上部アウトレット143の基部における上下方向略中央とが上下方向略同位置であってもよい。
また、上部ラジエータ11において、上部右タンク13に上部インレット133を備え、上部左タンク14に上部アウトレット143を備えた構成としたが、これに限定せず、上部右タンク13に上部アウトレットを備え、上部左タンク14に上部インレットを備えた構成としてもよい。
また、下部ラジエータ12において、下部右タンク16の上方に下部インレット163を備え、下方に下部アウトレット164を備えた構成としたが、これに限定せず、下部右タンク16の上方に下部アウトレットを備え、下方に下部インレットを備えた構成としてもよい。
あるいは、下部アウトレット、及び下部インレットを、下部右タンク17に備えた構成としてもよい。この場合、ファンシュラウド30の切欠き部38は、シュラウド本体31の背面視右側に形成するものとする。
11…上部ラジエータ
12…下部ラジエータ
13…上部右タンク
14…上部左タンク
15…上部コア
16…下部右タンク
17…下部左タンク
30…ファンシュラウド
31…シュラウド本体
32…第1取付け部
34…第3取付け部
38…切欠き部
133…上部インレット
143…上部アウトレット
163…下部インレット
164…下部アウトレット
L1…直線距離
L2…直線距離

Claims (4)

  1. 熱交換媒体が流入または流出する媒体入出口を有するタンクを左右に設けたクロスフロー式のラジエータと、
    該ラジエータの前記タンクに取付けられるファンシュラウドとを備えたラジエータファンシュラウド構造であって、
    前記ファンシュラウドが、
    前記ラジエータのコアを覆うシュラウド本体と、
    一方の前記タンクにおける前記媒体入出口よりも上方の位置に取付けられる第1取付け部と、
    他方のタンクに取付けられる第2取付け部とで構成され、
    前記シュラウド本体が、
    前記他方のタンクの前記媒体入出口に左右方向で隣接する縁端部分を、前記一方のタンクへ向けて切り欠いて形成した切欠き部を備え、
    該切欠き部が、
    前記一方のタンクの前記媒体入出口と前記他方のタンクの前記媒体入出口との直線距離に対して、前記第1取付け部からの直線距離が短くなるよう形成された
    ラジエータファンシュラウド構造。
  2. 前記ファンシュラウドの前記切欠き部が、
    前記一方のタンク側が短辺側となる背面視略台形状に形成された
    請求項1に記載のラジエータファンシュラウド構造。
  3. 前記熱交換媒体を第1熱交換媒体とし、前記クロスフロー式のラジエータを第1ラジエータとし、前記一方のタンクを一方の第1タンクとし、前記他方のタンクを他方の第1タンクとして、
    該第1ラジエータの下方に、前記第1タンクと連続するように配置された第2タンクを左右に有する第2ラジエータを一体的に備え、
    前記一方の第1タンクの下方に位置する前記第2タンクが、
    第2熱交換媒体が流入する媒体流入口、及び前記第2交換媒体が流出する媒体流出口を備え、
    前記一方の第1タンクの前記媒体入出口が、
    前記第2ラジエータを含む上下方向略中央よりも上方の位置に配置された
    請求項1または請求項2に記載のラジエータファンシュラウド構造。
  4. 熱交換媒体が流入または流出する媒体入出口を有するタンクを左右に設けたクロスフロー式のラジエータと、該ラジエータの前記タンクに取付けられるファンシュラウドとを備えた構造におけるファンシュラウドの脱着方法であって、
    一方の前記タンクの前記媒体入出口よりも上方の位置に取付けられた前記ファンシュラウドの第1取付け部を解放する工程と、
    他方のタンクに取付けられた前記ファンシュラウドの第2取付け部を解放する工程と、
    前記ラジエータのコアを覆うシュラウド本体を左右方向に移動させる工程と、
    前記一方のタンクの前記媒体入出口と前記他方のタンクの前記媒体入出口との直線距離に対して、前記第1取付け部からの直線距離が短くなるように、前記他方のタンクの前記媒体入出口に隣接する縁端部分を前記一方のタンクへ向けて切り欠いた前記シュラウド本体の切欠き部を、前記他方のタンクの前記媒体入出口に近接させる工程と、
    前記他方のタンクの前記媒体入出口を回動中心として、前記ファンシュラウドを下方へ回動させる工程とを備えた
    ファンシュラウドの脱着方法。
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