JP2019014216A - 既設管の補修方法及び台車 - Google Patents

既設管の補修方法及び台車 Download PDF

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Abstract

【課題】既設管と更生管の口径差が小さくても、帯状部材を螺旋状に巻いた更生管によって、既設管の中間部を部分補修可能な工法を提供する。
【解決手段】既設管1の外部で、帯状部材2aを一周以上螺旋状に巻回することにより更生管2の少なくとも一部からなる螺旋リング20を作製する。螺旋リング20の軸方向の両端部の外方にそれぞれ車輪13を取り付け、螺旋リング20を既設管1の中間部まで運搬する。到着後、車輪13を撤去し、製管機3によって更生管2の残り部分を製管する。
【選択図】図6

Description

本発明は、帯状部材を螺旋状に巻回してなる更生管によって地中の既設管を補修する方法及び台車に関し、特に、既設管と更生管の口径差が小さい場合に既設管の中間部を部分補修するのに適した補修方法及び台車に関する。
老朽化した下水管等の既設管の内周面に更生管をライニングすることによって、前記既設管を補修することは公知である。例えば特許文献1〜2等には、補修方法の一例として、製管工法が開示されている。製管工法においては、製管機を用いて、合成樹脂製の帯状部材を既設管の内壁に沿って螺旋状に巻回しながら帯状部材における一周違いに隣接する縁どうしを接合することによって、螺旋管からなる更生管を形成している。製管後、既設管の内周と更生管との間には、モルタル等の裏込め材を充填して封止する。
特許第4866428号公報 国際公開番号WO2012/108434
老朽化は、既設管の特定部分だけで進行することがある。例えば、既設管が、大型車両が頻繁に通る道路下や鉄道の軌道下を横断している場合、その横断箇所における既設管の軸方向にクラックが入ることがある。既設管の施工後に地上構造物ができた場合にも、その直下の管部分にクラックが入ることがある。
既設管が部分的に老朽化している場合、コスト削減等の観点から、既設管の全体を補修するのではなく、老朽化している部分だけを補修したいとの要請もある。
部分補修工法として、FRP管を既設管の補修対象部分に設置する工法が知られている。しかし、FRP管は、既設管の内周のコンクリートとの接着性が悪く、施工後、抜けたり外れたりする懸念があり、恒久的な対策としては認知されておらず、採用例が少ない。
これに対し、前述した製管工法によれば、裏込め材によって既設管と更生管をしっかりと接合でき、恒久的な補修工法として有効である。製管工法によって、既設管の中間部を部分補修する場合には、該中間部まで製管機を挿し入れて設置し、製管を行なうことになる。
製管工法の初期段階では、製管機のリンクローラと呼ばれる環状の内周規制フレームの周りに、帯状部材を数周程度巻回して、巻出しリングを作製する。少なくとも1周目の巻出しリングは人力で巻く必要があり、通常、その直径は、内周規制フレームの直径ひいては更生管の所望直径よりも大径になる。特に、帯状部材が強度負担可能な補強鋼材等を含んでいる場合には、人力で曲げるのは容易でなく、巻出しリングが大径になってしまう。このため、巻出しリングを作製するには、最低限、更生管の所望直径プラス例えば500mm程度の直径の作業スペースを必要とする。
しかし、既設管と更生管の口径差が小さい場合、既設管の内部では、作業スペースが足らないために巻出しリングを作製することができず、製管を開始できない。
本発明は、かかる事情に鑑み、既設管と更生管の口径差が小さくても、帯状部材を螺旋状に巻いた更生管によって、既設管の中間部を部分補修可能な工法を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明方法は、帯状部材を螺旋状に巻回してなる更生管を地中の既設管の内周に沿って設置することによって、前記既設管を補修する方法であって、
前記更生管の少なくとも一部からなる螺旋リングを、前記既設管の外部で作製する工程と、
前記螺旋リングの軸方向の両端部の外方にそれぞれ車輪を取り付ける工程と、
前記車輪を前記既設管の底部に接地させて転がすことによって、前記螺旋リングを前記既設管の中間部まで運搬する工程と、
前記運搬後、前記車輪を撤去する工程と、
を備えたことを特徴とする。
螺旋リングを既設管の外部で作製することで、作業スペースの制限が解消ないしは緩和される。既設管と更生管の口径差は問題とならない。
作製した螺旋リングの軸方向の両端部にそれぞれ車輪を取り付けて転がすことによって、螺旋リングを小さい力で既設管の中間部の老朽、劣化した補修対象部分まで運搬できる。しかも、車輪を螺旋リングの軸方向の外方に出して取付けることで、螺旋リングの外周の底部と既設管の内周の底部との間に車輪の配置スペースを確保する必要が無く、螺旋リングの持ち上げ量が僅かで済む。したがって、既設管の内径と螺旋リングの外径の差が小さくても、螺旋リングを既設管内に確実に挿し入れることができる。
運搬後、車輪を撤去することで、螺旋リングが既設管の補修対象部分に設置される。螺旋リングが更生管の一部であるときは、前記螺旋リングに続けて更に製管することで、更生管を完成させる。その後、既設管の補修対象部分の内周と更生管の外周との間にモルタル等の裏込め材を充填する。螺旋リングが更生管の全部であるときは、前記車輪の撤去後、更なる製管を省略して、裏込め材充填を行なう。裏込め材によって、既設管と更生管の間を封止できるとともに、既設管と更生管をしっかりと接合できる。
前記作製工程では、前記螺旋リングとして、前記帯状部材を製管機のまわりに一周以上螺旋状に巻回してなる巻出しリングを作製し、
前記運搬工程では、前記巻出しリングと共に前記製管機を前記中間部まで運搬し、
前記運搬後、前記製管機によって前記更生管の残り部分を製管することが好ましい。
既設管の外部で巻出しを行なうことで、作業スペースを広く確保でき、巻出しリングを確実に作製できる。
巻出しリングは、既設管の端部の人孔内で作製することが好ましい。巻出しリングを地上で作製した後、人孔内に降ろしてもよい。
巻出しリングには製管機が組付けられているから、巻出しリングの両端に車輪を付けて既設管の中間部の補修対象部分まで運搬すると、製管機も一緒に既設管の補修対象部分まで運搬される。製管機が一緒であっても、車輪を転がして運搬できるから、人力でも十分に運搬可能である。また、運搬後は、巻出しリングに組付けられた製管機を駆動することによって、製管を短時間で開始できる。
本発明装置は、前記補修方法に用いられる台車であって、
前記螺旋リングに分離可能に固定される固定冶具と、
前記固定冶具よりも前記軸方向の外方に突出するように設けられた車輪支持部と、
を備え、前記車輪支持部に前記車輪が回転可能に支持されていることを特徴とする。
螺旋リングの軸方向の両端部にそれぞれ前記台車を取り付けることによって、巻出しリングを接地面から持ち上げて支持できる。かつ、車輪の転がりによって、小さい力で運搬できる。
当該台車によれば、固定冶具が車輪に対して片持ち状になり、車輪を螺旋リングの軸方向の端部の外方に出して配置できる。したがって、既設管の内径と螺旋リングの外径の差が小さくても、螺旋リングを既設管内に確実に挿し入れることができる。
台車は簡易な構造であり、小型化及び軽量化できる。
本発明によれば、既設管と更生管の口径差が小さくても、帯状部材を螺旋状に巻いた更生管によって、既設管の中間部を部分補修できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る既設管の補修方法における、巻出しリングの1周目の作製工程を示す側面図である。 図2は、図1のII−II線に沿う、前記巻出しリングの正面図である。 図3は、前記1周目以降の巻出しリングの作製工程を示す側面図である。 図4は、巻出しリングの所望直径より大径の部分の切除工程を示す側面図である。 図5は、巻出しリングの両端部に台車を取り付けた状態を示す側面図である。 図6は、巻出し走行体を既設管の中間の補修対象部分へ運搬する工程を示す側面図である。 図7は、前記台車を、固定されるべき巻出しリングを仮想線で示す側面図である。 図7は、前記台車の正面図である。 図9は、前記台車の斜視図である。 図10は、巻出しリングを補修対象部分の製管開始位置に設置した状態を示す側面図である。 図11は、更生管の残り部分の製管工程を示す側面図である。 図12は、補修された既設管の側面断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図10は、地中に埋設された既設管1を示したものである。既設管1としては、下水道管、上水道管、農業用水管、ガス管等が挙げられる。
永年の供用によって、既設管1の管軸方向(図10において左右)の中間部にクラック1c(劣化部)が形成されているものとする。一方、既設管1の管軸方向の両端部は、あまり劣化していないものとする。
なお、既設管1の口径(内直径)は、人が出入り可能な大きさであることが好ましく、具体的には900mm程度以上であることが好ましい。
図12に示すように、本発明形態の補修工法においては、既設管1の前記クラック1cを含む中間部だけを補修対象部分1aとする。該補修対象部分1aの内周に沿って更生管2(螺旋管)をライニングすることによって、既設管1を部分補修する。
図11に示すように、更生管2は、長尺の帯状部材2aによって構成されている。図7に示すように、帯状部材2aは、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂製の帯本体2bと、鋼製の補強帯材2cを含む。帯状部材2aが、螺旋状に巻回され、かつ一周違いに隣接する縁どうしが凹凸嵌合により接合されることによって、螺旋管状の更生管2となっている。既設管1と更生管の口径差は十分に小さい。
更生管2は次のようにして製管され、ひいては既設管1が部分補修される。
<製管機3>
図1及び図2に示すように、まず、製管機3を用意する。図2に示すように、製管機3は、製管機本体3aと、内周規制フレーム3bを含む。詳細な図示は省略するが、製管機本体3aには、嵌合ローラ、駆動モータ、ギアブロックなどが設けられている。内周規制フレーム3bは、リンクローラとも称され、更生管2の所望直径に合わせた直径の環状になっている。内周規制フレーム3bの周方向の一箇所に製管機本体3aが設けられている。
<巻出しリング作製工程>
既設管1の一端に連なる人孔4の上端開口の近くには、巻付ドラム5を設置する(図10)。該巻付ドラム5から帯状部材2aを繰り出す。そして、図1及び図2に示すように、更生管2の巻出しリング20(螺旋リング)を作製する。詳しくは、該帯状部材2aの端部から一周以上を、製管機3の内周規制フレーム3bの周りに螺旋状に巻く。
巻出しリング20の少なくとも1周目のリング部分21aは人力で巻く。該1周目のリング部分21aの直径は、通常、内周規制フレーム3bの直径ひいては更生管2の所望直径よりも大きくなる。特に、帯状部材2aが硬い鋼製の補強帯材2cを含んでいる場合、曲げ難いために、1周目のリング部分21aが大径になりがちである。このため、既設管1と更生管2の口径差が小さいと、リング部分21aの外直径が既設管1の内径よりも大きくなりやすい。
前記巻出しリング20の作製作業は、既設管1の外部で行なう。好ましくは、前記巻出しリング20の作製作業は、既設管1の一端部に連なる人孔4内で行なう。
これによって、作業スペースの制限を解消ないしは緩和でき、既設管1と更生管2の口径差は問題とならない。リング部分21aが更生管2の所望直径より大きくても作業性が損なわれることがない。更には、リング部分21aが既設管1の内径より大きくても作業不能にはならない。
図3に示すように、1周目のリング部分21aを作製後、製管機3を駆動することによって、巻出しリング20の巻き数を増やす。これに伴って、新たに巻かれるリング部分が漸次縮径され、やがて内周規制フレーム3bにぴったり巻き付くことで所望直径になる。
次に、図4において二点鎖線にて示すように、巻出し端から前記所望直径になるまでの、前記1周目を含む数周分のリング部分21を切断して除去する。これによって、図4において実線にて示すように、全体が所望直径の巻出しリング20が形成される。
<台車取り付け工程>
図5に示すように、続いて、巻出しリング20の軸方向(図5において左右)の両端部にそれぞれ台車10を取り付ける。これによって、巻出しリング20と2つの台車10,10と製管機3からなる巻出し走行体22を形成する。2つの台車10は、互いに同一構造になっている。
<台車10>
図7〜図9に示すように、各台車10は、固定冶具11と、車輪支持部12と、車輪13を備えている。固定冶具11が、巻出しリング20に分離可能に固定されている。
詳しくは、固定冶具11は、底板部11aと、端壁部11bと、ビーム14と、クランプ部15を含む。底板部11aは、巻出しリング20の外周の曲率に合わせて湾曲された断面円弧形状の板状になっている。底板部11aの長手方向の一端部に端壁部11bが立設されている。端壁部11bは、正面視で例えば扇形状に形成されている。端壁部11bの下端部が、底板部11aに接合されている。
端壁部11bにはビーム14を介してクランプ部15が設けられている。ビーム14は、端壁部11bの上側部から後方(図7において右方向)へ片持ち状に延びている。ビーム14の先端部にクランプ部15が垂直に取り付けられている。クランプ部15の下端のパッド15aが、底板部11aと対峙している。
端壁部11bの左右両側部に一対の車輪支持部12が設けられている。車輪支持部12は、固定冶具11よりも前後方向(図7において左右方向に沿う軸方向)の外方に突出されている。車輪支持部12は、高さ調節機構16を介して端壁部11bと連結されることによって、固定冶具11に対して高さ調節可能になっている。高さ調節機構16は、車輪支持部12に形成された縦長スリット16aと、該縦長スリット16aを通して車輪支持部12と端壁部11bとを止めるボルト16bとを含む。
各車輪支持部12に車輪13が回転可能に支持されている。車輪13の下端部は、底板部11aより少し下方へ突出されている。車輪支持部12の高さ調節によって、車輪13の前記突出量が調節可能になっている。
固定冶具11は、車輪13に対して片持ち状になっている。
図5に示すように、前側(図5において左側)の台車10の底板部11a上に巻出しリング20の前端部が載せられ、かつクランプ部15が締め付けられることで、巻出しリング20の前端部がクランプ部15と底板部11aとの間に挟持されている。なお、製管機3をも挟み付けるようにしてもよい(図7)。
同じく、後側(図5において右側)の台車10の底板部11aとクランプ部15との間に巻出しリング20の後端部が挟持されている。
前後2つの台車10,10によって、巻出しリング20が車輪13の下端より持ち上げられて支持される。
<挿し入れ工程>
図6に示すように、巻出しリング20及び製管機3を含む巻出し走行体22を人孔4から既設管1内に挿し入れる。人孔4内で巻出しリング20を作製しておくことで、巻出しリング20を地上から人孔4内に降ろす工程を省略でき、既設管1への挿し入れ作業をすぐに行なうことができる。
<運搬工程>
更に、図6に示すように、前後の台車10,10の車輪13,13を既設管1の内周の底部に接地させて転がすことで、巻出し走行体22を補修対象部分1aの端部の製管開始位置1b(図10)まで運搬する。
巻出し走行体22の重量は、製管機3を含めて例えば200kg程度であるが、車輪13を付けて転がすことで、摩擦係数が例えば0.1程度になり、20kg程度の力で運搬することができる。したがって、作業者が1人であっても人力で運搬可能である。もちろん、ウィンチ等の動力源を用いて運搬してもよく、その場合は動力源の所要動力を低減できる。
各台車10の車輪13を巻出しリング20よりも前後外側に配置することで、巻出しリング20の下側に車輪13の配置スペースを確保する必要が無く、巻出しリング20の持ち上げ量が僅かで済む。この結果、既設管1の内径と巻出しリング20の外径の差が小さくても、巻出しリング20を既設管1内に確実に挿し入れることができ、更には製管開始位置1bまで運搬することができる。
既設管1の内周に段差があるときは、車輪支持部12ひいては車輪13を、固定冶具11に対して高さ調節することで、巻出しリング20の持上げ高さを調節できる。これによって、巻出し走行体22が段差を乗り越えることができる。
<台車撤去工程>
図10に示すように、製管開始位置1bに到着後、台車10を撤去し、巻出しリング20を製管開始位置1bに設置する。
運搬中に、巻出しリング20が周方向にずれていた場合は、ずれた分だけ逆に回して、元の角度に戻す。
<製管工程>
次いで、図11に示すように、製管機3を駆動させて、巻出しリング20に続く更生管2の残り部分23を製管する。これによって、既設管1の中間の補修対象部分1aに更生管2をライニングできる。
<裏込め工程>
図12に示すように、既設管1と更生管2との間の隙間には、モルタル等の裏込め材6を充填する。これによって、既設管1と更生管2との間を封止できるとともに、更生管2を既設管1にしっかりと接合でき、接合状態を恒久的に維持できる。
このようにして、既設管1の補修対象部分1aを部分補修できる。既設管1の全体を補修するよりも施工コストを低減できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、既設管1の中間部の補修対象部分1aが短い場合などには、更生管2の全体(螺旋リング)を既設管1の外部で作製し、該更生管2に台車10を付けて既設管1の中間の補修対象部分1aまで運搬して設置することにしてもよい。この場合、更生管2を既設管内に挿し入れる際、製管機を更生管2に組み付けておく必要がない。設置後の製管工程は不要である。
更生管2の製管方式は、製管機3が自走する自走方式に限られず(図11)、元押し式でもよく、牽引式でもよい。
本発明は、例えば老朽化した下水道管、上水道管、農業用水管、ガス管等の既設管を螺旋状の更生管によって更生する技術に適用できる。
1 既設管
1a 補修対象部分(中間部)
1b 製管開始位置
1c クラック
2 更生管
2a 帯状部材
20 巻出しリング(螺旋リング)
21 一周目のリング部分
22 巻出し走行体
23 更生管2の残り部分
3 製管機
3a 製管機本体
3b 内周規制フレーム
4 人孔
10 台車
11 固定冶具
12 車輪支持部
13 車輪
15 クランプ部
16 高さ調節機構

Claims (3)

  1. 帯状部材を螺旋状に巻回してなる更生管を地中の既設管の内周に沿って設置することによって、前記既設管を補修する方法であって、
    前記更生管の少なくとも一部からなる螺旋リングを、前記既設管の外部で作製する工程と、
    前記螺旋リングの軸方向の両端部の外方にそれぞれ車輪を取り付ける工程と、
    前記車輪を前記既設管の底部に接地させて転がすことによって、前記螺旋リングを前記既設管の中間部まで運搬する工程と、
    前記運搬後、前記車輪を撤去する工程と、
    を備えたことを特徴とする既設管の補修方法。
  2. 前記作製工程では、前記螺旋リングとして、前記帯状部材を製管機のまわりに一周以上螺旋状に巻回してなる巻出しリングを作製し、
    前記運搬工程では、前記巻出しリングと共に前記製管機を前記中間部まで運搬し、
    前記運搬後、前記製管機によって前記更生管の残り部分を製管することを特徴とする請求項1に記載の補修方法。
  3. 請求項1又は2に記載の補修方法に用いられる台車であって、
    前記螺旋リングに分離可能に固定される固定冶具と、
    前記固定冶具よりも前記軸方向の外方に突出するように設けられた車輪支持部と、
    を備え、前記車輪支持部に前記車輪が回転可能に支持されていることを特徴とする台車。
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CN114636025A (zh) * 2020-12-15 2022-06-17 北京市水利规划设计研究院 管体结构以及管体结构的制备方法

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