JP2019008667A - プログラム、情報処理装置とその処理方法 - Google Patents

プログラム、情報処理装置とその処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 図面の内容を付加的に示すオブジェクトの重なりを容易に回避すること。【解決するための手段】 図面の内容を付加的に示すオブジェクトの位置に基づき、オブジェクトの重なりを特定し、特定された重なりのあるオブジェクトであって、前記オブジェクトに係る複数の属性に基づき決定された優先度の低いオブジェクトを移動するよう制御する。また、図面の内容を付加的に示すオブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの表示領域と重なるか否かを判定し、図面の内容を付加的に示すオブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの引き出し線と重なるか否かを判定し、重なり結果に従って、前記オブジェクトを移動するように制御する。【選択図】図3

Description

CADのオブジェクトの移動制御に関するプログラム、情報処理装置とその処理方法。
従来から、CADにおいて二次元の図面上で寸法が重ならないように制御する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
この技術は、図形の端線を基準線とし、基準線を開始線として、図形の端点を図形の外形線から識別し、寸法を作成する。また、寸法値を表す数字フォントのサイズに応じて寸法線の配置位置を調整している。特に同一の種別(水平寸法など)における調整を行っている。
特開2012−18517号公報
しかしながら、図面においては、寸法線だけでなく、引き出し線を用いて図面に注記(アノテートともいう)を付すことが多くある。
この注記は、ユーザがコマンドやテンプレートを使って、引き出し線とテキストを付すことがある。例えば、テンプレート(穴と引き出し線とテキストを生成するコマンドをまとめたもの)を用いた場合、単純に図面上に配置されてしまうため、他の注記(アノテート)と重なりが発生してしまう。仮に、初めは重なっていない場合でも、ユーザが微調整をする際に、他の注記と重なりがでてきてしまうことが発生してしまうという問題があった。例えば、3次元モデルを変更した場合に対応する2次元図面上も更新がされ、アノテートに重なりができてしまうという問題があった
従って、最終的に重ならないようにユーザが手作業で修正する必要があり、修正に手間がかかるという問題があった。
特に、CADのアプリケーションでは、寸法をつける際には他の寸法と重ならないように制御して表示する機能はあるが、ユーザが任意に実行したCADアプリケーションのコマンドにより付された注記については適応されないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、図面の内容を付加的に示すオブジェクトの重なりを容易に回避する仕組みを提供することである。
本発明の目的を達成するための図面の内容を付加的に示すオブジェクトを表示する情報処理装置であって、前記オブジェクトの位置に基づき、オブジェクトの重なりを特定する特定手段と、前記特定手段で特定された重なりのあるオブジェクトであって、前記オブジェクトに係る複数の属性に基づき決定された優先度の低いオブジェクトを移動するよう制御する移動制御手段とを備えることを特徴とする。
また、複数の種別のうちいずれかの種別を有する図面の内容を付加的に示すオブジェクトを、複数表示する情報処理装置であって、前記オブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの表示領域と重なるか否かを判定する第1の重なり判定手段と、前記オブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの引き出し線と重なるか否かを判定する第2の重なり判定手段と、前記第1の重なり判定手段と前記第2の重なり判定手段との重なり結果に従って、前記オブジェクトを移動するように制御する移動制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、図面の内容を付加的に示すオブジェクトの重なりを容易に回避することができる。
本発明の実施形態におけるCADシステム100の一例を示す構成図である。 情報処理装置101及びサーバ102のハードウェア構成の一例を示す構成図である。 情報処理装置101の機能構成の一例を示す構成図である。 重なり制御処理における全体の処理を示すフローチャートである。 アノテートの情報取得処理の詳細を示すフローチャートである。 アノテート1の情報を取得する際の概念を示す図である。 重なり制御プログラムが管理するメモリ上の記憶領域(アノテート情報記憶領域)の一例を示す図である。 すべてのアノテートの種別、座標値を記憶したアノテート情報記憶領域の一例を示す図である。 アノテートの重み付け処理の詳細を示すフローチャートである。 判定領域の設定の一例を示すイメージ図である。 各判定領域におけるアノテートの位置を示すイメージ図である。 重み付けの設定テーブルの一例を示す図である。 重み付けしたアノテート情報記憶領域の一例を示す図である。 アノテートの重なり回避処理の詳細を示すフローチャートである。 矩形領域同士の重なりを示す概念図である。 矩形領域と引き出し線の重なりを示す概念図である。 アノテートの移動処理の概略を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の一例について説明する。
図1は、本発明のCADシステム100のシステム構成の一例を示す図である。本発明のCADシステム100は、情報処理装置101、サーバ102が設置されており、それら装置はLAN(Local Area Network)等のネットワーク103を介して相互にデータ通信可能に接続されている。図1のネットワーク103上に接続される各種端末あるいはサーバの構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
情報処理装置101は、オペレーティングシステム上でCADアプリケーションと重なり制御プログラムを実行する装置である。CADアプリケーションと重なり制御プログラムは後述する図2のROM202または外部メモリ211に記憶されており、ユーザからの指示に応じて、CPU201がRAM203に読み出して各種動作を行う。すなわち、2次元図面(設計図)を表示するアプリケーションとオペレーティングシステムを有する情報処理装置の一例を示す。
オペレーティングシステムは、情報処理装置101を動作させるための基本的なアプリケーションである。オペレーティングシステム上でCADアプリケーションや重なり制御プログラム、その他各種プログラムを動作させることができる。
CADアプリケーションは、ユーザからの操作に応じて、設計物の立体形状を示す3次元モデルの作成や構築、また3次元モデルに基づく2次元図面の作成を行う。
重なり制御プログラムは、表示された2次元図面に配置されている注記(アノテート)情報をCADアプリケーションから取得する。この取得には、重なり制御プログラムがCADアプリケーションのAPIを実行して取得する。取得した注記(アノテート)情報をもとに、注記(アノテート)の移動する位置を決定し、CADアプリケーションのAPIを用いて、注記(アノテート)の重なりがなくなるまで移動させる。
このように、重なり制御プログラムは、CADアプリケーションに備えられた各種APIを用いて指示を出力することが可能なプログラムである。重なり制御プログラムは、CADアプリケーションのアドオン(アドイン)であることが望ましい。
サーバ102は、情報処理装置101で作成された各種データ(3次元モデルや2次元図面)を記憶管理する装置である。サーバ102にはファイル管理アプリケーションが動作している。
尚、情報処理装置101が、サーバ102の構成を含んでもよいし、サーバ102が情報処理装置101の構成を含んでもよい。また、本実施形態においては、情報処理装置101に各種データが記憶され、ユーザからの操作によって動作させる形態に基づいて説明を行う。
図2は、本発明の実施形態における各種端末のハードウェア構成を示す図である。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211(記憶)には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / OutputSystem)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
ビデオコントローラ(VC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピーディスク(登録商標 FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるカード型メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明の情報処理装置101が後述する各種処理を実行するために用いられる各種プログラム等は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルや各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されている。
次に、情報処理装置101の機能部を示す機能構成図について、図3を用いて説明する。
情報処理装置101は、図面の内容を付加的に示すオブジェクトを表示する情報処理装置であり、重なり制御プログラム310により情報処理装置の各手段として機能させることができる。
特定部301は、前記オブジェクトの位置に基づき、オブジェクトの重なりを特定する機能部である。
移動制御部302は、前記特定部で特定された重なりのあるオブジェクトであって、前記オブジェクトに係る複数の属性に基づき決定された優先度の低いオブジェクトを移動するよう制御する機能部である。
識別表示部303は、前記移動制御部により制御したオブジェクトを識別表示する機能部である。
解除部304は、前記識別表示部で表示したオブジェクトの識別表示を解除する機能部である。
優先度決定部305は、前記複数の属性による重み付けに基づき、各オブジェクトの優先度を決定する機能部である。
また、移動制御部302は、前記優先度決定部により決定した優先度に従って、優先度の低いオブジェクトを移動するよう制御する機能部である。
領域決定部306は、図面の位置を基に設定された領域を用いて、前記オブジェクトの位置する領域を決定する機能部である。
前記複数の属性による重み付けは、前記領域決定部で決定した領域に係る情報と、オブジェクトの種別に係る情報に基づき決定される。
また、優先度決定部305は、領域に係る情報と、オブジェクトの種別に係る情報に基づいて決定された重み付けにより、各オブジェクトの優先度を決定する機能部である。
前記複数の属性による重み付けは、更にオブジェクトで表示する値に基づき決定される。
また、優先度決定部305は、領域に係る情報と、オブジェクトの種別に係る情報と、オブジェクトで表示する値とに基づいて決定された重み付けにより、各オブジェクトの優先度を決定する機能部である。
また、情報処理装置101は、複数の種別のうちいずれかの種別を有する図面の内容を付加的に示すオブジェクトを複数表示する情報処理装置と言い換えることができる。この情報処理装置として動作する場合は以下の機能部を有する。
第1の重なり判定部307は、前記オブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの表示領域と重なるか否かを判定する機能部である。
第2の重なり判定部308は、前記オブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの引き出し線と重なるか否かを判定する機能部である。
また、移動制御部302は、前記第1の重なり判定部と前記第2の重なり判定部による重なり結果に従って、前記オブジェクトを移動するように制御する機能部である。
次に、図4〜図16を用いて、本実施形態における詳細な処理について説明する。
図4は、重なり制御処理における全体の処理を示すフローチャートである。
なお、各ステップの処理は、各装置のCPU201が実行する。
ステップS401では、サーバ102又は、情報処理装置に格納されている2次元図面をCADアプリケーションが表示する。2次元図面は、3次元モデルから生成した三面図(正面図、上面図、側面図を含む図)を用いるものとする。この三面図は、正面図、上面図、側面図がそれぞれ別のビューで管理されているものとする。
ステップS402では、重なり制御プログラムを起動する。重なり制御プログラムを起動することで重なり回避処理が実行される。なお、重なり制御プログラムを起動し、ユーザからの所定の条件や実行ボタンの押下後に重なり回避処理が実行される構成であってもよいことは言うまでもない。
ステップS403では、最初のビューを取得する。例えば、正面図のビュー情報(ビューの識別情報)を取得する。このビュー情報はCADアプリケーションのAPIを用いて取得することが可能である。
ステップS404では、取得したビュー情報をもとにアノテート情報を取得する。アノテートとは図面上に付されている引き出し線、注記、注釈、寸法のオブジェクトである。アノテート情報の取得には、CADアプリケーションのAPIを用いて取得することが可能である。なお、ステップS404の処理については、図5を用いて後述する。
ステップS405では、ステップS404で取得したアノテート情報に対して、アノテートの位置や種別や値の情報を基に重み付けを実施する。ステップS405の処理については、図9を用いて後述する。
ステップS406では、重なっているアノテートを特定して、アノテートの重み付けに従ってアノテートを移動させる(重なり回避処理)。ステップS406の処理については、図13を用いて後述する。
ステップS407では、現在処理しているビューが最後のビューか否かを判定する。最後のビューである場合には、ステップS409へ処理を移す。最後のビューでない場合(他のビューがある場合)には、ステップS408へ処理を移す。
ステップS408では、処理していない次のビューを取得する。ビューの情報はステップS403と同様に取得することができる。
ステップS409では、移動したアノテートの識別表示を行う。具体的には、アノテート情報記憶領域を用いて、移動したレコードについて移動フラグを付し、この移動フラグのあるアノテートについて任意に設定した色「例えば赤」で表示するように、CADアプリケーションのAPIを用いて実行し、図面上で変更箇所がわかるように表示する。
ステップS409は、移動制御されたオブジェクトを識別表示する処理と言い換えることが可能である。
ステップS410では、重なり制御プログラムのダイアログで重なり回避処理の完了指示をするとステップS409で識別表示したアノテートを基の色に戻すように制御する。識別表示OFF(識別表示解除)して、最終の2次元図面を確定する。
ステップS410は、識別表示したオブジェクトの識別表示を解除する処理と言い換えることが可能である。
次にステップS404の処理を、図5のフローチャート、図6、図7、図8の例を用いて説明する。図5は、アノテートの情報取得処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS501では、処理対象のビュー(図6の601)の最初の処理対象のアノテートを特定する情報(例えば、ターゲットとなるアノテートのハンドル)を取得する。アノテートを特定する情報はCADアプリケーションのAPIを利用することで取得することができる。なお、本実施形態では、処理対象のアノテートを特定する情報を取得して、その後にCADアプリケーションのAPIを用いて種別等を取得する構成としたが、アノテート情報を構造体として一括して取得する構成であってもよい。
図6の602を例にすると、アノテート1を取得する。図6はアノテート1の情報を取得する際の概念を示す図である。また、図7は、図6に対応する記憶領域を示す図である。
ステップS502では、取得したアノテートを特定する情報を用いて、処理対象のアノテートの種別を取得する。この種別の取得もCADアプリケーションのAPIを用いて取得する。図6の602のアノテート1では「水平」の種別が取得される。この取得された種別を図7の重なり制御プログラムが管理するメモリ上の記憶領域(アノテート情報記憶領域)701に記憶する。種別を記憶した例が702である。不図示であるがアノテートの識別情報(アノテートID)なども合わせて管理されるものとする。
ステップS503では、取得したアノテートを特定する情報を用いて、アノテートのテキスト(値)の座標を取得する。この座標の取得もCADアプリケーションのAPIを用いて取得する。具体的にはテキストを囲う矩形の左下と右上の座標値を取得し、記憶する。座標を記憶した例が703である。
ステップS504では、取得したアノテートを特定する情報を用いて、最初の処理対象の引き出し線を特定する情報(例えば、ターゲットとなる引き出し線のハンドル)を取得する。図6の604の引き出し線1が処理対象の引き出し線となる。引き出し線を特定する情報はCADアプリケーションのAPIを利用することで取得することができる。アノテート1の場合、引き出し線が3つあるため、3つの引き出し線に対して処理が繰り返される。
なお、引き出し線についても、複数の引き出し線の情報をまとめた構造体で一括して取得する構成であってもよい。
ステップS505では、引き出し線を特定する情報を用いて、対象の引き出し線の始点と終点の座標を取得し、記憶する。記憶した例が704である。引き出し線の始点と終点の座標はCADアプリケーションのAPIを利用することで取得することができる。
ステップS506では、最後の引き出し線か否かを判定する。最後の引き出し線の場合には、ステップS508へ処理を移す。最後の引き出し線でない場合(残りの引き出し線がある場合)には、ステップS507へ処理を移す。
ステップS507では、取得したアノテートを特定する情報を用いて、次の引き出し線の情報を取得し、ステップS505の処理を繰り返す。図6の605と606の引き出し線2と引き出し線3が処理対象の引き出し線となる。引き出し線の始点と終点の座標を繰り返し取得し、記憶した例が、図7の705と706である。706はすべての引き出し線の始点と終点の座標を記憶した場合の例である。
ステップS508では、最後のアノテートか否かを判定する。最後のアノテートの場合には、処理を終了する。最後のアノテートでない場合(他のアノテートがある場合)には、ステップS509に処理を移す。
ステップS509では、次のアノテートを特定する情報を取得し、各アノテートの種別、座標値を取得して、記憶する。すべてのアノテートの種別、座標値を記憶した例(アノテート情報記憶領域)が、図8の801である。また、801は、802の図面のアノテート(レコードNo 1〜8)の情報が801に記憶されている例で、図5の処理の完了時の例である。
なお、各レコードは、CADアプリケーションがアンリしているアノテートの識別情報(アノテートID)と対応付いて管理されているものとする。
次にステップS405の処理を、図9のフローチャート、図10、図11、図12A、図12Bの例を用いて説明する。図9は、アノテートの重み付け処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS901では、対象のビューのモデルの表示領域を取得する。図11の例を参照すると、「5」の領域の座標が取得できる。座標は、CADアプリケーションのAPIを用いて取得することができる。本実施形態では、各ビューに対応する3次元モデルを保持する構成となっており、3次元モデルから高さ、幅、奥行きを特定することで現在表示している図面の領域(囲う枠)を特定することができる。なお、3次元モデルから特定せずに、処理対象のビューの2次元図面から直接領域を特定する構成であってもよい。
ステップS902では、アノテートを移動させる際に用いる判定領域を設定する。具体的には、図10を参照すると、CADアプリケーションから「5」の領域(モデルを囲う矩形領域)の四隅の座標が取得されるため、四隅から延長線を引いた9個の領域を座標領域として定義する。各領域の優先順位は以下となる「5>8>4>6>2>7>9>1>3」。「5」の優先度が一番高いのは、重なっているアノテートを移動させる際に、モデルに重ならないように移動することが望ましいためである。この優先順位は、後述のステップS904で用いる。
以降は、各アノテートの優先度を決定するために、各要素の設定を行う処理である。ここで要素について説明する。図12Aの1200のように、第1要素は[領域の重み付け]。第2要素は[寸法種別の重み付け]、第3要素は[アノテートの値による重み付け]となる。また、第2要素の[寸法種別の重み付け]には、重み付けテーブル1210を用いて決定する。
ステップS903では、記憶領域に記憶したアノテート(例えば、レコードNo.1)の情報を取得する。
ステップS904では、第1要素の設定を行う。具体的には、処理対象のアノテートの2点座標(座標点1&2)を用いて判定領域のどの領域に位置するかを決定する(図10、図11を参照)。
ステップS904は、図面の位置を基に設定された領域を用いて、オブジェクトの位置する領域を決定する処理と言い換えることが可能である。
図11は、各領域におけるアノテートの位置を示す図である。なお、図11の1101の例のように、座標点が複数の領域にまたがっている場合は、「5」にまたがる場合には「5」と設定する。一方、1102の例のように座標点が複数の領域にまたがっている場合は、領域の序列に従って最も低い序列の領域を位置する領域として設定する。すなわち、「5」の領域にまたがる場合には「5」、「5」以外の領域にまたがる場合には、一番序列の低い領域を設定する。
なお、領域の設定は、これに限ることなく、重なっている領域面積がより広いほうを設定する領域として設定してもよい。
ステップS905では、第2要素の設定を行う。具体的には、重み付けテーブル1210を用いて、処理対象のアノテートの種別に対応する重み付けを決定する。
ステップS906では、第3要素の設定を行う。具体的には、アノテートの表示内容(寸法値等)に基づいて設定する。例えば、処理対象のアノテートが寸法だった場合、値に−1を乗算した値を設定する。また、処理対象のアノテートがテキスト(種別:注記)だった場合、そのテキスト文字数を設定する(例えば、図12Bの1220のレコードNo.8)。
なお、本実施形態においては、水平寸法や累進寸法は値の小さいアノテートが重い。直径寸法や角度寸法は値の大きいアノテートが重い。また、注記はテキスト文字数の多いアノテートが重く優先度が高いものとなる。
また、第1の要素と第2の要素を用いて優先度を決定して移動することで一部は重なり回避することも可能であるが、第3の要素を用いて優先度を決定して重なり回避することでより容易に効率的に重なり回避することができる。
すなわち、前記複数の属性による重み付けは、前記領域決定により決定した領域に係る情報と、オブジェクトの種別に係る情報に基づき決定される。そして、複数の属性による重み付けは、更にオブジェクトで表示する値に基づき決定される。
ステップS907では、最後のアノテートか否かを判定する。最後のアノテートの場合には、ステップS909に処理を移す。最後のアノテートでない場合(他のアノテートがある場合)には、ステップS908に処理を移す。
ステップS908では、記憶領域に記憶した次のアノテート(例えば、レコードNo.2以降)の情報を取得して、重み付けの処理(要素設定)を繰り返す。
すべてのアノテートの重み付けの処理(要素設定)が終了した際の例が、図12Bの1220で、1221が重み付けした例である。なお、1220は重み付けによるソート前の例である。
ステップS909では、1221の重み付けの情報を用いてソートする。ソートした結果の例(ソート後の例)が図12Bの1230である。本実施形態では、第1の要素、第2の要素、第3の要素の順にソートがされる。
ステップS909は、複数の属性による重み付けに基づき、各オブジェクトの優先度を決定する処理と言い換えることが可能である。
次にステップS406の処理を、図13のフローチャート、図14、図15、図16の例を用いて説明する。図13は、アノテートの重なり回避処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS1301では、ソート後のアノテート情報記憶領域から2つ目のレコードの情報を取得する(処理レコードの情報取得)。1つ目のレコードは、一番優先度の高いレコード(アノテート)であるため移動しないことから2つ目のレコードから処理をスタートするものとする。
ステップS1302では、比較対象となる1つ目のレコードの情報を取得する(比較レコードの情報取得)。
ステップS1303では、上位の比較レコードである(優先度の高いアノテート)の矩形領域に、処理レコードの矩形領域(座標点1&2)が重なるか否かを判定する。重なる場合には、処理レコードのアノテート(優先度の低いアノテート)を移動させるべく、ステップS1304へ処理を移す。重ならない場合には、ステップS1307へ処理を移す。
なお、矩形領域に引き出し線が重なりについては、ステップS1311で後述する。
ステップS1303は、図面の内容を付加的に示すオブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの表示領域と重なるか否かを判定する第1の重なり判定処理の一例を示すステップである。
矩形領域の重なりの詳細を図14を用いて説明する。図14は、矩形領域同士の重なりを示す概念図である。
図14の1400と1410の例は、矩形領域が重なる例を示している。具体的には、レコードの座標点XYである「1」「2」と、異なるレコードの座標点XYである「3」「4」の比較によって重なりを判定する。「X1≦X3≦X2、且つY1≦Y3≦Y2」もしくは「X1≦X4≦X2、且つY1≦Y4≦Y2」のいずれかを満たす場合は重なるものとなる。
ステップS1304では、処理レコードのアノテートを所定方向に、所定距離移動させる。水平寸法は鉛直方向に移動させる。鉛直寸法は水平方向に移動させる。累進寸法は累進方向に移動させる。その他は円状の任意角度(45度など)に移動させる。
より具体的には、アノテートの移動は種別によって移動方法を制限するものとする。
1.水平寸法の場合
・移動方向は鉛直方向とする
・移動の向きは判定領域の中心から放射方向とする
・一度に移動する距離は任意の設定値に依る
2.鉛直寸法の場合
・移動方向は水平方向とする
・移動の向きは判定領域の中心から放射方向とする
・一度に移動する距離は任意の設定値に依る
3.半径寸法/注記の場合
・移動方向は移動前の位置から同心円状の位置とする
・一度に加算する同心円の半径は任意の設定値に依る
・同心円状の位置については一定の回転角(30度ずつ)に依る
ステップS1304は、第1の重なり判定処理と第2の重なり判定処理との重なり結果に従って、オブジェクトを移動するように制御する移動制御処理の一例を示すステップである。
ステップS1305では、移動後のアノテート(処理レコードのアノテート)の座標点をCADアプリケーションから取得する。
ステップS1306では、移動後のアノテート(処理レコードのアノテート)の引き出し線の情報をCADアプリケーションから取得する。ステップS1302に処理を移し、所定距離を移動させた際に比較レコードのアノテーションと重なるかを再度判定する。
なお、ステップS1305とステップS1306で取得した情報を用いて、レコードの情報(座標)を更新する。
ステップS1307では、比較レコードは処理レコードの直前のレコードかを判定する。すなわち処理レコードより優先度の高い比較レコードがあるか否かを判定する。優先度の高い比較レコードがある場合には、ステップS1308へ処理を移し、優先度の高い比較レコードがない場合にはステップS1310へ処理を移す。
ステップS1308では、次の比較レコード(優先度の高いアノテート)を取得して、ステップS1303へ処理を移し、矩形領域の重なりを判定する。
次に、すべてのレコードを対象に矩形領域と引き出し線との重なり判定を行うためステップS1309以降の処理を実行する。なお、いずれかのアノテートの引き出し線と重なっていた場合は回避対象として、処理レコードのアノテートを移動する処理となる。
ステップS1309では、1つ目のレコード(比較レコード)を取得する。例えば、アノテート情報記憶領域1230のレコードNo.1の情報を取得する。
ステップS1310では、処理レコードと比較レコードが同じレコードか否かを判定する。同じレコードの場合には、ステップS1312へ処理を移す。同じレコードでない場合には、ステップS1311へ処理を移す。
ステップS1311では、処理レコードの矩形領域と、比較レコードの引き出し線と重なるか否かを判定する。引き出し線と重なる場合には、ステップS1304へ処理を移す。引き出し線と重ならない場合には、ステップS1311へ処理を移す。
ステップS1311は、図面の内容を付加的に示すオブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの引き出し線と重なるか否かを判定する第2の重なり判定処理の一例を示すステップである。
矩形領域と引き出し線の重なりの詳細を図15を用いて説明する。図15は、矩形領域と引き出し線の重なりを示す概念図である。
図15の1500と1510の例は、矩形領域と引き出し線が重なる例を示している。具体的には、レコードの座標点XYである「1」「2」から一時的に算出する「3」「4」を用いた矩形の線分(「1」「4」、「4」「2」、「2」「3」、「3」「1」)と、異なるレコードの引き出し線XYである線分ab、cd、bdとの比較によって交点の有無を判定し、交点がある場合は重なるものとなる。
なお、ステップS1304のアノテートの移動の詳細については、後述の図16にて説明する。
ステップS1312では、最後の比較レコードか否かを判定する。最後の比較レコードの場合には、ステップS1314へ処理を移し、最後の比較レコードでない場合(他の比較レコードが存在する場合)には、ステップS1313へ処理を移す。
ステップS1313では、次の比較レコードをアノテート情報記憶領域から取得し、引き出し線との重なりがあるかを判定する処理を繰り返す。
ステップS1314では、当該処理レコードに対する処理中にアノテート情報記憶領域の更新が発生したか否かを判定する。更新が発生した場合には、処理をはじめに戻し、重なり回避処理を繰り返す。更新が発生していない場合には、処理を終了する。
なお、図13では、処理レコードと比較レコードを用いて、1つずつ比較をして図面上でアノテートを移動させるようにしたが、この処理手順に限定されるものではない。例えば、先に重なりがあるアノテートを特定しておき、重なりのあるアノテート同士の比較により移動させる。また、移動させたのちに、再度、先に重なりがあるアノテートを特定して、重なりのあるアノテート同士の比較により移動させることを繰り返してもよい。
なお、ステップS1303とステップ1311の処理をまとめて、オブジェクトの位置に基づき、オブジェクトの重なりを特定する処理と言い換えることが可能である。
ステップS1304の処理は、特定された重なりのあるオブジェクトであって、オブジェクトに係る複数の属性に基づき決定された優先度の低いオブジェクトを移動するよう制御する処理と言い換えることが可能である。また、ステップS909により決定した優先度に従って、優先度の低いオブジェクトを移動するよう制御する処理と言い換えることが可能である。
ステップS1304におけるアノテートの移動について、図16を用いて説明する。図16はアノテートの移動処理の概略を示す図である。
1600では、鉛直寸法の寸法値が「30」「100」のアノテートが重なっている状態であり、「100」の引き出し線と「30」の矩形領域が重なっている状態である。図12Bの1230を参照すると、「30」はレコードNo.1で、「100」はレコードNo.2であり、優先度の低い「100」をモデルから離れるように移動する。移動する距離は、「100」の矩形領域が、「30」の引き出し線の座標の外にくるまで水平方向に所定値分ずらす処理を繰り返す。なお、「30」の引き出し線の座標の外になる距離を先に算出して、その距離分ずらすようにしてもよい。1602の矢印は移動方向を示すものである。
1610では、水平寸法の寸法値が「78」「250」のアノテートが重なっている状態であり、「78」の引き出し線と「250」の矩形領域が重なっている状態である。図12Bの1230を参照すると、「78」はレコードNo.5で、「250」はレコードNo.6であり、優先度の低い「250」をモデルから離れるように移動する。移動する距離は、「250」の矩形領域が、「78」の引き出し線の座標の外にくるまで鉛直方向に所定値分ずらす処理を繰り返す。なお、「78」の引き出し線の座標の外になる距離を先に算出して、その距離分ずらすようにしてもよい。1612の矢印は移動方向を示すものである。
1620では、鉛直寸法の寸法値が「20」と水平寸法の寸法値が「250」のアノテートが重なっている状態であり、「250」の引き出し線と「20」の矩形領域が重なっている状態である。図12Bの1230を参照すると、「250」はレコードNo.6で、「20」はレコードNo.8であり、優先度の低い「20」をモデルから離れるように移動する。移動する距離は、「20」の矩形領域が、「250」の引き出し線の座標の外にくるまで水平方向に所定値分ずらす処理を繰り返す。なお、「250」の引き出し線の座標の外になる距離を先に算出して、その距離分ずらすようにしてもよい。1622の矢印は移動方向を示すものである。
1630では、半径寸法の寸法値が「φ30」と注記の値「注記:XXXXXXX」のアノテートが重なっている状態であり、「φ30」の矩形領域と「注記:XXXXXXX」の矩形領域が重なっている状態である。図12Bの1230を参照すると、「φ30」はレコードNo.4で、「注記:XXXXXXX」はレコードNo.7であり、優先度の低い「注記:XXXXXXX」をモデルから離れるように移動する。移動する距離は、「注記:XXXXXXX」の矩形領域が、「φ30」の矩形領域の座標の外にくるまでの距離である。また、「注記:XXXXXXX」の矩形領域の中心として、同心円上の所定の角度(例えば、優先度の低い判定領域側である左上45度)の方向に所定値分ずらす処理を繰り返す。なお、「φ30」の矩形領域の座標の外になる距離を先に算出して、その距離分・所定の角度方向にずらすようにしてもよい。1632の矢印は移動方向を示すものである。
上述した移動は一例であり、この移動処理に限定されるものではないことは言うまでもない。また、移動には、CADアプリケーションのAPIを用いて移動制御させ、図面上でアノテートの位置を変える処理を行うものとする。モデルの図面にアノテーションが重ならないようにするため、モデルの枠(図10の領域「5」)の外向きに移動するように制御することが望ましい。
以上説明したように、本実施形態によれば、図面の内容を付加的に示すオブジェクトの重なりを容易に回避することができる。また、容易に回避することができるため、重なりのチェックを効率化することができる。移動したオブジェクトを識別表示させるため、より効率化につながる。
オブジェクトの表示する値の表示領域を用いて重なり判定することで、異なる種別のオブジェクトであっても容易に重なり回避を行うことが可能である。
なお、本実施形態では、同一種別のオブジェクトの重なりを回避することに加え、異なる種別のオブジェクト同士でも重なりを容易に回避することができる。
また、オブジェクトの位置する領域(判定領域)と、オブジェクトの種別又は/及びオブジェクトの内容(値)により、優先度を決定して移動することができ、ユーザが所望する箇所に移動させることができる。
更に、モデルの枠を特定して、その枠の外側に重なるオブジェクトを移動させることでより見栄えの良い図面を作成することができる。
CADの世界においては、まず3次元モデルを作成する。そして、特に日本の習慣では3次元モデルをそのまま用いずに、3次元モデルから2次元図面データを作成する。3次元モデルから2次元図面データを作成する機能は各CADアプリケーションには備わっているのが通常であり、3次元モデルと作成された2次元図面データは対応付いて管理される。2次元図面データを作成したのち、2次元図面データを用いてレビュー(関係者による詳細検討)がなされるが、レビューにより仕様変更がなされることがある。そのため仕様変更内容に基づいて、オペレーターが3次元モデル上でモデルの形状等の仕様を変更する。この場合、3次元モデルの形を変更することで先に作成された2次元図面データにも自動的に反映されるが、CADアプリケーションは形状等をアップデータするだけであり、付加されたアノテートの重なりまでチェックすることがなく、アノテートが重なるといった事態が発生する。このような形態より効果を得ることが可能な仕組みである。
本実施形態は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用してもよいし、また、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本実施形態は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接、或いは遠隔から供給するものを含む。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合も本発明に含まれる。
したがって、本実施形態の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RWなどがある。また、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などもある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、前記ホームページから本実施形態のコンピュータプログラムそのもの、若しくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。
また、本実施形態のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本実施形態のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、ダウンロードした鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
なお、前述した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 CADシステム
101 情報処理装置
102 サーバ
103 ネットワーク
201 CPU
300 CADアプリケーション
310 重なり制御プログラム

Claims (11)

  1. 図面の内容を付加的に示すオブジェクトを表示する情報処理装置のプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記オブジェクトの位置に基づき、オブジェクトの重なりを特定する特定手段と、
    前記特定手段で特定された重なりのあるオブジェクトであって、前記オブジェクトに係る複数の属性に基づき決定された優先度の低いオブジェクトを移動するよう制御する移動制御手段
    として機能させるためのプログラム。
  2. 前記移動制御手段により制御したオブジェクトを識別表示する識別表示手段
    として機能させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記識別表示手段で表示したオブジェクトの識別表示を解除する解除手段
    として機能させることを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記複数の属性による重み付けに基づき、各オブジェクトの優先度を決定する優先度決定手段
    として機能させ、
    前記移動制御手段は、前記優先度決定手段により決定した優先度に従って、優先度の低いオブジェクトを移動するよう制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 図面の位置を基に設定された領域を用いて、前記オブジェクトの位置する領域を決定する領域決定手段
    として機能させ、
    前記複数の属性による重み付けは、前記領域決定手段で決定した領域に係る情報と、オブジェクトの種別に係る情報に基づき決定され、
    前記優先度決定手段は、領域に係る情報と、オブジェクトの種別に係る情報に基づいて決定された重み付けにより、各オブジェクトの優先度を決定することを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記複数の属性による重み付けは、更にオブジェクトで表示する値に基づき決定され、
    前記優先度決定手段は、領域に係る情報と、オブジェクトの種別に係る情報と、オブジェクトで表示する値とに基づいて決定された重み付けにより、各オブジェクトの優先度を決定することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  7. 複数の種別のうちいずれかの種別を有する図面の内容を付加的に示すオブジェクトを複数表示する情報処理装置のプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    前記オブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの表示領域と重なるか否かを判定する第1の重なり判定手段と、
    前記オブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの引き出し線と重なるか否かを判定する第2の重なり判定手段と、
    前記第1の重なり判定手段と前記第2の重なり判定手段との重なり結果に従って、前記オブジェクトを移動するように制御する移動制御手段
    として機能させるためのプログラム。
  8. 図面の内容を付加的に示すオブジェクトを表示する情報処理装置であって、
    前記オブジェクトの位置に基づき、オブジェクトの重なりを特定する特定手段と、
    前記特定手段で特定された重なりのあるオブジェクトであって、前記オブジェクトに係る複数の属性に基づき決定された優先度の低いオブジェクトを移動するよう制御する移動制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. 複数の種別のうちいずれかの種別を有する図面の内容を付加的に示すオブジェクトを、複数表示する情報処理装置であって、
    前記オブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの表示領域と重なるか否かを判定する第1の重なり判定手段と、
    前記オブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの引き出し線と重なるか否かを判定する第2の重なり判定手段と、
    前記第1の重なり判定手段と前記第2の重なり判定手段との重なり結果に従って、前記オブジェクトを移動するように制御する移動制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  10. 図面の内容を付加的に示すオブジェクトを表示する情報処理装置の処理方法であって、
    前記オブジェクトの位置に基づき、オブジェクトの重なりを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップで特定された重なりのあるオブジェクトであって、前記オブジェクトに係る複数の属性に基づき決定された優先度の低いオブジェクトを移動するよう制御する移動制御ステップと
    を含むことを特徴とする処理方法。
  11. 複数の種別のうちいずれかの種別を有する図面の内容を付加的に示すオブジェクトを、複数表示する情報処理装置の処理方法であって、
    前記オブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの表示領域と重なるか否かを判定する第1の重なり判定ステップと、
    前記オブジェクトで表示する値の表示領域を用いて、他のオブジェクトの引き出し線と重なるか否かを判定する第2の重なり判定ステップと、
    前記第1の重なり判定ステップと前記第2の重なり判定ステップとの重なり結果に従って、前記オブジェクトを移動するように制御する移動制御ステップと
    を含むことを特徴とする処理方法。

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