JP2019008156A - 画像表示装置の透明保護パネル又は画像表示部材の再生方法 - Google Patents

画像表示装置の透明保護パネル又は画像表示部材の再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】透明保護パネルと画像表示部材とが光硬化樹脂層を介して積層された画像表示装置から当該透明保護パネルと画像表示部材とをそれぞれ分離し再生するために、分離した後の透明保護パネルや画像表示部材に付着している光硬化樹脂残渣を、様々な問題を引き起こしかねないリモネン系有機洗浄液を使用することなく、簡便な操作できれいに且つ短時間で除去できるようにする。
【解決手段】透明保護パネルと画像表示部材とが光硬化樹脂層を介して積層された画像表示装置から当該透明保護パネル又は画像表示部材を再生する方法は、(A)画像表示装置に対し、所定の分離処理を施すことにより透明保護パネルと画像表示部材とを分離する工程、(B)分離した透明保護パネル又は画像表示部材に付着した光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用シートを配置する工程、(C)光硬化樹脂層残渣と残渣除去用シートとを一体化する工程、及び(D)光硬化樹脂層残渣と一体化した残渣除去用シートを、透明保護パネル又は画像表示部材から剥離する工程を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、透明保護パネルと画像表示部材とが光硬化樹脂層を介して積層された画像表示装置から当該透明保護パネル及び/又は画像表示部材を再生する方法に関する。
液晶表示パネル等の画像表示部材に、ガラスやプラスチック等の透明保護パネルが光硬化樹脂層を介して積層されている画像表示装置が、何らかの理由で出荷規格をクリアできない場合、製造コスト等の観点から、画像表示装置から透明保護パネルや画像表示部材を分離し再生することが提案されている。例えば、画像表示装置の透明保護パネルと画像表示部材との間の光硬化樹脂層に、それらを分断するようにワイヤを通過させて画像表示部材と透明保護パネルとを互いに分離し、それらに付着している光硬化樹脂層残渣を、リモネン系有機洗浄液を含浸させたウエスで拭き取ることが提案されている(特許文献1)。
特開2013−148928号公報
しかしながら、透明保護パネルもしくは画像表示部材に付着している光硬化樹脂層残渣を、特許文献1のようにリモネン系有機洗浄液を含浸させたウエスで除去しようとした場合、透明保護パネルの光硬化樹脂層残渣側表面にセンサーフィルムを貼着している粘着剤や、画像表示部材の光硬化樹脂層残渣側表面に偏光フィルムを貼着している粘着剤がリモネン系有機洗浄液で膨潤し、センサーフィルムや偏光フィルムが剥がれるという問題や、画像品質の低下という問題が生ずる。また、画像表示部材にバックライトが設けられている場合には、バックライトにまでリモネン系有機洗浄液が浸透し、バックライトが正常に機能しなくなるおそれもある。また、光硬化樹脂層残渣を除去可能となるまで十分に膨潤させようとすると、ある程度の時間を要するために、再生コストを十分に低減させられないという問題もある。更に、透明保護パネルもしくは画像表示部材に印刷層が形成されている場合、使用している印刷インクの種類によっては、印刷が溶出してしまうという問題もある。
本発明の目的は、以上の従来の技術の問題点を解決することであり、透明保護パネルと画像表示部材とが光硬化樹脂層を介して積層された画像表示装置から当該透明保護パネルと画像表示部材とをそれぞれ分離し再生するために、分離した後の透明保護パネルや画像表示部材に付着している光硬化樹脂層残渣を、様々な問題を引き起こしかねないリモネン系有機洗浄液を使用することなく、簡便な操作できれいに且つ短時間で除去できるようにすることである。
本発明者らは、画像表示装置から透明保護パネルと画像表示部材とを分離し、透明保護パネル又は画像表示部材に付着した光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用シートを一体化させた後、光硬化樹脂層残渣と一緒に残渣除去用シートを引き剥がすことにより、上述の目的を達成できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、透明保護パネルと画像表示部材とが光硬化樹脂層を介して積層された画像表示装置から当該透明保護パネル又は画像表示部材を再生する方法であって、以下の工程(A)〜(D):
(A)画像表示装置に対し、所定の分離処理を施すことにより透明保護パネルと画像表示部材とを分離する工程;
(B)分離した透明保護パネル又は画像表示部材に付着した光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用シートを配置する工程;
(C)光硬化樹脂層残渣と残渣除去用シートとを一体化する工程;及び
(D)光硬化樹脂層残渣と一体化した残渣除去用シートを、透明保護パネル又は画像表示部材から剥離する工程
を有する再生方法を提供する。
本発明の、画像表示装置から透明保護パネル及び/又は画像表示部材を分離・再生する再生方法においては、分離した透明保護パネル又は画像表示部材に付着している光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用シートを、リモネン系有機洗浄液で光硬化樹脂層残渣の膨潤を行うことなく一体化している。このため、透明保護パネルや画像表示部材から残渣除去用シートを引き剥がすと、残渣除去用シートと一緒に光硬化樹脂層残渣を簡便な操作できれいに引き剥がすことができる。また、一体化の際に、光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用光硬化型樹脂組成物を紫外線照射により反応させることができるので、短時間で一体化を実現することができる。
図1は、本発明の再生方法の説明図である。 図2Aは、本発明の再生方法の工程(A)における透明保護パネルと画像表示部材との間の分離状態説明図である。 図2Bは、本発明の再生方法の工程(A)における透明保護パネルと画像表示部材との間の分離状態説明図である。 図2Cは、本発明の再生方法の工程(A)における透明保護パネルと画像表示部材との間の分離状態説明図である。 図3は、本発明の再生方法の工程(B)の説明図である。 図4は、本発明の再生方法の工程(D)の説明図である 図5は、本発明の再生方法により再生された透明保護パネルの断面図である。 図6は、本発明の再生方法の具体的態様イの説明図である。 図7は、本発明の再生方法の具体的態様ロの説明図である。 図8は、本発明の再生方法の具体的態様ハの明図である。 図9は、本発明の再生方法の具体的態様ニの説明図である。 図10は、本発明の再生方法の具体的態様ホの説明図である。
本発明は、図1に示すように、透明保護パネル1が光硬化樹脂層2を介して画像表示部材3と積層された画像表示装置10から独立的に当該透明保護パネル1又は画像表示部材3を再生する方法であって、以下の工程(A)〜(D)を有する再生方法である。
まず、透明保護パネル1、画像表示部材3、画像表示装置10及び光硬化樹脂層2について説明し、その後に工程(A)〜(D)について工程毎に説明する。
(透明保護パネル1)
透明保護パネル1の材料としては、画像表示部材3に形成された画像が視認可能となるような光透過性があればよく、ガラス、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート等の樹脂材料が挙げられる。これらの材料には、片面又は両面ハードコート処理、反射防止処理などを施すことができる。透明保護パネル1の形状や厚さなどの寸法的な特性、弾性などの物性は、使用目的に応じて適宜決定することができる。
(画像表示部材3)
画像表示部材3としては、液晶表示パネル、有機EL表示パネル、プラズマ表示パネル、タッチパネル等を挙げることができる。ここで、タッチパネルとは、液晶表示パネルのような表示素子とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた画像表示・入力パネルを意味する。このような画像表示部材3の透明保護パネル1側の表面は平坦であることが好ましい。また、画像表示部材3の表面に偏光板が配置されていてもよい。
(画像表示装置10)
画像表示装置10としては、使用した画像表示部材3のパネル特性に従って、液晶表示装置、有機EL表示装置、プラズマ表示装置、タッチパネル装置を例示することができる。
(光硬化樹脂層2)
光硬化樹脂層2は、光硬化型樹脂組成物を紫外線照射により光硬化させたものである。このような光硬化型樹脂組成物は液状であり、具体的にはコーンプレート型粘度計で好ましくは0.01〜100Pa・s(25℃)の粘度を示すものである。なお、本明細書において、数値範囲の「〜」は、その両側の数値をその数値範囲に含む趣旨である。
光硬化樹脂層2を形成するための光硬化型樹脂組成物としては、ベース成分(成分(イ))、アクリレート系モノマー成分(成分(ロ))、可塑剤成分(成分(ハ))及び光重合開始剤(成分(ニ))を含有するものを好ましく例示することができる。また、光硬化型樹脂組成物の最終的な硬化収縮率は、低い方が好ましいが、3%以上でも5%以上であってもよい。
ここで、“最終的な硬化収縮率”とは、光硬化型樹脂組成物を未硬化の状態から完全に硬化させた状態との間で生じた硬化収縮率を意味する。ここで、完全に硬化とは、後述するように硬化率が少なくとも90%となるように硬化した状態を意味する。以下、最終的な硬化収縮率を全硬化収縮率と称する。
なお、画像表示装置10における(換言すれば、後述する工程(C)の一体化前における)光硬化樹脂層2の硬化率(ゲル分率)は、完全に硬化したものである場合には少なくとも90%であり、仮硬化したものである場合には通常40%以上90%未満である。ここで、光硬化樹脂層2の硬化率は、紫外線照射前の光硬化型樹脂組成物層のFT−IR測定チャートにおけるベースラインからの1640〜1620cm-1の吸収ピーク高さ(X)と、紫外線照射後の光硬化樹脂層2のFT−IR測定チャートにおけるベースラインからの1640〜1620cm-1の吸収ピーク高さ(Y)とを、以下の数式(1)に代入することにより算出することができる。
Figure 2019008156
また、光硬化型樹脂組成物の全硬化収縮率は、未硬化(換言すれば、硬化前)の組成物と完全硬化後の固体の完全硬化物の比重を電子比重計(アルファーミラージュ(株)製SD−120L)を用いて測定し、両者の比重差から次式により算出することができる。
Figure 2019008156
(成分(イ))
成分(イ)のベース成分は、光透過性の光硬化樹脂層2の膜形成成分であり、エラストマー及びアクリレート系オリゴマーの少なくともいずれか一方を含有する成分である。両者を成分(イ)として併用してもよい。
エラストマーとしては、好ましくはアクリル酸エステルの共重合体からなるアクリル共重合体、ポリブテン、ポリオレフィン等を好ましく挙げることができる。なお、このアクリル酸エステル共重合体の重量平均分子量は、好ましくは5000〜500000であり、ポリブテンの繰り返し数nは好ましくは10〜10000である。
他方、アクリレート系オリゴマーとしては、好ましくは、ポリイソプレン、ポリウレタン、ポリブタジエン等を骨格に持つ(メタ)アクリレート系オリゴマーを挙げることができる。なお、本明細書において、「(メタ)アクリレート」という用語は、アクリレートとメタクリレートとを包含する。
ポリイソプレン骨格の(メタ)アクリレート系オリゴマーの好ましい具体例としては、ポリイソプレン重合体の無水マレイン酸付加物と2−ヒドロキシエチルメタクリレートとのエステル化物(UC102(ポリスチレン換算分子量17000)、(株)クラレ;UC203(ポリスチレン換算分子量35000)、(株)クラレ;UC−1(ポリスチレン換算分子量約25000)、(株)クラレ)等を挙げることができる。
また、ポリウレタン骨格を持つ(メタ)アクリレート系オリゴマーの好ましい具体例としては、脂肪族ウレタンアクリレート(EBECRYL230(分子量5000)、ダイセル・オルネクス(株);UA−1、ライトケミカル工業(株))等を挙げることができる。
ポリブタジエン骨格の(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、公知のものを採用することができる。
(成分(ロ))
成分(ロ)のアクリレート系モノマー成分は、画像表示装置の製造工程において、光硬化型樹脂組成物に十分な反応性及び塗布性等を付与するために反応性希釈剤として使用されている。このようなアクリレート系モノマーとしては、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルメタクリレート等を挙げることができる。
なお、光硬化型樹脂組成物中の成分(イ)のベース成分と成分(ロ)のアクリレート系モノマー成分との合計含有量は、好ましくは25〜85質量%、より好ましくは30〜50質量%である。
(成分(ハ))
成分(ハ)の可塑剤成分は、光硬化樹脂層2に緩衝性を付与するとともに、光硬化型樹脂組成物の硬化収縮率を低減させるために使用され、紫外線の照射では成分(イ)のアクリレート系オリゴマー成分及び成分(ロ)のアクリレート系モノマー成分と反応しないものである。このような可塑剤成分は、固体の粘着付与剤(1)と液状オイル成分(2)とを含有する。
固体の粘着付与剤(1)としては、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、水素添加テルペン樹脂等のテルペン系樹脂、天然ロジン、重合ロジン、ロジンエステル、水素添加ロジン等のロジン樹脂、テルペン系水素添加樹脂を挙げることができる。また、前述のアクリレート系モノマーを予め低分子ポリマー化した非反応性のオリゴマーも使用することができ、具体的には、ブチルアクリレートと2−ヘキシルアクリレートおよびアクリル酸の共重合体やシクロヘキシルアクリレートとメタクリル酸の共重合体等を挙げることができる。
液状オイル成分(2)としては、ポリプタジエン系オイル、又はポリイソプレン系オイル等を含有することができる。
なお、光硬化型樹脂組成物中の成分(ハ)の可塑剤成分の含有量は、好ましくは10〜65質量%、より好ましくは25〜40質量%である。
(成分(ニ))
成分(ニ)の光重合開始剤としては、公知の光ラジカル重合開始剤を使用することができ、例えば、1−ヒドロキシ−シクロへキシルフェニルケトン(イルガキュア184、BASFジャパン(株))、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2一ヒドロキシ−2−メチル−プロピロニル)ベンジル]フェニル}−2−メチル−1−プロパン−1−オン(イルガキュア127、BASFジャパン(株))、ベンゾフェノン、アセトフェノン等を挙げることができる。
このような光重合開始剤の含有量は、成分(イ)のベース成分及び成分(ロ)アクリレート系モノマー成分の合計100質量部に対し、少なすぎると紫外線照射時に硬化不足となり、多すぎると開裂によるアウトガスが増え発泡して不具合が生ずる傾向があるので、好ましくは0.1〜5質量部、より好ましくは0.2〜3質量部である。
また、光硬化型樹脂組成物は、分子量の調整のために連鎖移動剤を含有することができる。例えば、2−メルカプトエタノール、ラウリルメルカプタン、グリシジルメルカプタン、メルカプト酢酸、チオグリコール酸2−エチルヘキシル、2,3−ジメチルカプト−1−プロパノール、α−メチルスチレンダイマーなどが挙げられる。
また、光硬化型樹脂組成物は、更に、必要に応じて、シランカップリング剤等の接着改善剤、酸化防止剤等の一般的な添加剤を含有することができる。
<<工程(A)>>
まず、画像表示装置に対し、所定の分離処理を施すことにより透明保護パネルと画像表示部材とに分離する。所定の分離処理の手法としては、公知の手法を採用することができ、例えば、画像表示装置を光硬化樹脂層の軟化点以下(好ましくは−70℃以下)に冷却した後に透明保護パネルと画像表示部材とを引き剥がす方法(冷凍分離法)や、画像表示装置の透明保護パネルと画像表示部材との間の光硬化樹脂層に、それらを分断するようにワイヤを通過させて画像表示部材と透明保護パネルとを分離する方法(ワイヤ分離法)(特開2013−148928号公報参照)等が挙げられる。
分離処理の際、光硬化樹脂層が主に冷凍分離法が適用されて界面剥離する場合と、主にワイヤ分離法が適用されて凝集破壊される場合がある。前者の場合、図2Aに示すように、光硬化樹脂層残渣2aが透明保護パネル1に付着し、画像表示部材3には付着していない態様と、逆に、図2Bに示すように、光硬化樹脂層残渣2aが画像表示部材3に付着し、透明保護パネル1には付着しない態様とがある。後者の場合、図2Cに示すように、透明保護パネル1と画像表示部材3のそれぞれに光硬化樹脂層残渣2aが付着している態様である。
図2Aの態様においては、光硬化樹脂層残渣2aが付着している透明保護パネル1を、後述する工程(B)〜(D)に投入し、光硬化樹脂層が付着していない画像表示部材3については、画像表示装置の製造用の再生部品として使用する。図2Bの態様においては、光硬化樹脂層2aが付着している画像表示部材3を、後述する工程(B)〜(D)に投入し、光硬化樹脂層が付着していない透明保護パネル1については、画像表示装置の製造用の再生部品として使用する。図2Cの態様においては、光硬化樹脂層2aが付着している透明保護パネル1及び画像表示部材3の双方をそれぞれ後述する工程(B)〜(D)に投入する。
以下、分離された透明保護パネル及び画像表示部材のうち、光硬化樹脂層残渣が付着しているのが透明保護パネルである場合を例にとり説明を進める。光硬化樹脂層残渣が付着しているのが画像表示部材である場合も同様の操作となる。
<<工程(B)>>
次に、図3に示すように、透明保護パネル1に付着している光硬化樹脂層残渣2aに対し残渣除去用シート4を配置する。ここで、配置とは、光硬化樹脂層残渣2aの全体を残渣除去用シート4で覆うように密着させることである。光硬化樹脂層残渣2aと残渣除去用シート4とを直接密着させてもよく、光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用光硬化型樹脂組成物も残渣除去用シートと共に配置してもよい。
残渣除去用シート4としては、後述の工程(C)の一体化の際の原動力として作用可能な紫外線透過性のものを使用することが好ましい。このような残渣除去用シート4としては、基布や樹脂フィルムを使用することができる。
基布としては、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド等の合成樹脂製の織布又は不織布が挙げられる。中でもポリエチレンテレフタレート系無塵不織布を好ましく使用することができる。また、これらの基布は、残渣除去用光硬化型樹脂組成物を浸透可能なものであることが好ましい。ここで、浸透可能とは、残渣除去用光硬化型樹脂組成物が基布の外表面から基布の内部に浸透し、基布の繊維間空隙に保持され得ることを意味する。
樹脂フィルムとしては、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド等の合成樹脂フィルムが挙げられる。また、これらの樹脂フィルムは、残渣除去用光硬化型樹脂組成物を浸透しないものであることが好ましく、更に残渣除去用光硬化型樹脂組成物と親和性の高いものであることが好ましい。
残渣除去用光硬化型樹脂組成物としては、後述の工程(C)の一体化の際に、光硬化樹脂層残渣と反応し得る組成物であることが好ましい。例えば、光硬化樹脂層2を形成するための光硬化型樹脂組成物と同じ組成物を使用することが好ましい。
<<工程(C)>>
次に、残渣除去用シート4と光硬化樹脂層残渣2aとを一体化する。ここで、一体化とは、残渣除去用シートを透明保護パネルから引き剥がした際に、光硬化樹脂層残渣が透明保護パネルとの界面で剥離し、残渣除去用シートとともに引き剥がされるような状態にすることであり、そのような状態とする様々な手法を採用することができる。例えば、残渣用除去用シート4自体を光硬化樹脂層残渣2aと反応するようにしてもよいが、前述したように、残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化樹脂層残渣2aと反応するようにすることが、分断面の段差吸収性の点から好ましい。なお、残渣用除去用シート4自体や残渣除去用光硬化型樹脂組成物に光照射して強粘着性を発現させることで一体化することもできる。この場合には、光硬化樹脂層残渣2aとの間で反応させてもよい。また、光硬化樹脂層残渣2aの表面形状がアンカー効果を期待できる形状である場合には、残渣除去用シート4自体や残渣除去用光硬化型樹脂組成物を単に光硬化させることでも一体化することもできる。この場合も、光硬化樹脂層残渣2aとの間で反応させてもよく、強粘着性を発現させてもよい。
<<工程(D)>>
次に、図4に示すように、光硬化樹脂層残渣2aと一体化した残渣除去用シート4を、透明保護パネル1から剥離する。これにより、付着していた光硬化樹脂層残渣が取り除かれた単体の透明保護パネル1が得られる(図5)。このようにして得られる透明保護パネル1は、再生部材として画像表示装置の製造に投入することができる。
<<再生方法の具体的態様の説明>>
以下に、本発明の再生方法の具体的態様(イ)〜(ホ)を説明する。なお、光硬化樹脂層残渣が透明保護パネルに付着している場合を例にとって説明する。光硬化樹脂層残渣が画像表示部材に付着している場合も同様に再生することができる。
<具体的態様(イ)>
この態様は、工程(B)において、残渣除去用シートとして、予め残渣除去用光硬化型樹脂組成物が浸透している基布を使用し、工程(C)の一体化を、紫外線照射により(好ましくは残渣除去用シート側からの紫外線照射により)残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより行う態様である。具体的には、以下の工程(A1)〜(D1)を有する。
(工程(A1))
図6(A)に示すように、透明保護パネル1が光硬化樹脂層2を介して画像表示部材3と積層されてなる画像表示装置10に対し、所定の分離処理を施すことにより透明保護パネル1と画像表示部材3とを分離する。これにより、図6(B)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aが付着している透明保護パネル1を取得することができる。
(工程(B1))
次に、図6(C)に示すように、分離した透明保護パネル1に付着した光硬化樹脂層残渣2aに対し、予め残渣除去用光硬化型樹脂組成物が浸透している基布を残渣除去用シート4として配置する。図中、符号4aは残渣除去用光硬化型樹脂組成物が浸透している領域を示している。この場合、光硬化樹脂層残渣2aと残渣除去用シート4中の残渣除去用光硬化型樹脂組成物とは接触していることが好ましい。
(工程(C1))
次に、図6(D)に示すように、紫外線照射により(好ましくは残渣除去用シート4側からの紫外線照射により)残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより光硬化樹脂層残渣2aと残渣除去用シート4とを一体化する。この場合、光硬化樹脂層残渣2aと、残渣除去用シート4中の残渣除去用光硬化型樹脂組成物とが反応する。
(工程(D1))
次に、図6(E)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aと一体化した残渣除去用シート4を、透明保護パネル1から剥離する。これにより図6(F)の再生された透明保護パネル1を取得することができる。
<具体的態様(ロ)>
この態様は、工程(B)において、残渣除去用シートとして、残渣除去用光硬化型樹脂組成物を浸透可能な基布を使用し、光硬化樹脂層残渣に基布を配置し、更に残渣除去用光硬化型樹脂組成物を、基布に塗布・浸透させることにより光硬化樹脂層残渣に配置し、工程(C)の一体化を、残渣除去用シート側からの紫外線照射により残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより行う態様である。具体的には、以下の工程(A2)〜(D2)を有する。
(工程(A2))
図7(A)に示すように、透明保護パネル1が光硬化樹脂層2を介して画像表示部材3と積層されてなる画像表示装置10に対し、所定の分離処理を施すことにより透明保護パネル1と画像表示部材3とを分離する。これにより、図7(B)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aが付着している透明保護パネル1を取得することができる。
(工程(B2))
次に、図7(C)に示すように、残渣除去用光硬化型樹脂組成物を浸透可能な基布を残渣除去用シート4として光硬化樹脂層残渣2aに配置し、更に残渣除去用光硬化型樹脂組成物5を、基布に塗布・浸透させることにより光硬化樹脂層残渣2aに配置する。この場合、図7(D)に示すように光硬化樹脂層残渣2aと残渣除去用シート4中の残渣除去用光硬化型樹脂組成物5とが接触するようにする。
(工程(C2))
次に、図7(E)に示すように、紫外線照射により(好ましくは残渣除去用シート4側からの紫外線照射により)残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより光硬化樹脂層残渣2aと残渣除去用シート4とを一体化する。この場合、光硬化樹脂層残渣2aと、残渣除去用シート4中の残渣除去用光硬化型樹脂組成物とが反応する。
(工程(D2))
次に、図7(F)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aと一体化した残渣除去用シート4を、透明保護パネル1から剥離する。これにより図7(G)の再生された透明保護パネル1を取得することができる。
<具体的態様(ハ)>
この態様は、工程(B)において、残渣除去用シートとして、残渣除去用光硬化型樹脂組成物を浸透可能な基布を使用し、光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用光硬化型樹脂組成物を塗布した後に残渣除去用シートを配置し浸透させ、工程(C)の一体化を、残渣除去用シート側からの紫外線照射により残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより行う態様である。具体的には、以下の工程(A3)〜(D3)を有する。
(工程(A3))
図8(A)に示すように、透明保護パネル1が光硬化樹脂層2を介して画像表示部材3と積層されてなる画像表示装置10に対し、所定の分離処理を施すことにより透明保護パネル1と画像表示部材3とを分離する。これにより、図8(B)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aが付着している透明保護パネル1を取得することができる。
(工程(B3))
次に、図8(C)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aに対し残渣除去用光硬化型樹脂組成物5を塗布し、残渣除去用光硬化型樹脂組成物を浸透可能な基布を残渣除去用シート4として配置する(図8(D))。残渣除去用光硬化型樹脂組成物5は、この基布に浸透し、図8(E)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aと残渣除去用シート4中の残渣除去用光硬化型樹脂組成物6とが接触するようにする。
(工程(C3))
次に、図8(F)に示すように、紫外線照射により(好ましくは残渣除去用シート4側からの紫外線照射により)残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより光硬化樹脂層残渣2aと残渣除去用シート4とを一体化する。この場合、光硬化樹脂層残渣2aと、残渣除去用シート4中の残渣除去用光硬化型樹脂組成物とが反応する。
(工程(D3))
次に、図8(G)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aと一体化した残渣除去用シート4を、透明保護パネル1から剥離する。これにより図8(H)の再生された透明保護パネル1を取得することができる。
<具体的態様(ニ)>
この態様は、工程(B)において、残渣除去用シートとして、残渣除去用光硬化型樹脂組成物が浸透しない樹脂フィルムを使用し、光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用光硬化型樹脂組成物を塗布した後に残渣除去用シートを配置し、工程(C)の一体化を、残渣除去用シート側からの紫外線照射により残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより行う態様である。具体的には、以下の工程(A4)〜(D4)を有する。
(工程(A4))
図9(A)に示すように、透明保護パネル1が光硬化樹脂層2を介して画像表示部材3と積層されてなる画像表示装置10に対し、所定の分離処理を施すことにより透明保護パネル1と画像表示部材3とを分離する。これにより、図9(B)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aが付着している透明保護パネル1を取得することができる。
(工程(B4))
次に、図9(C)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aに対し残渣除去用光硬化型樹脂組成物5を塗布し、残渣除去用光硬化型樹脂組成物を浸透しない樹脂シートを残渣除去用シート4として配置する(図9(D))。残渣除去用光硬化型樹脂組成物5は、この樹脂シートに浸透しないが、後述の工程(C4)の紫外線照射により樹脂シートに対し高い密着性を示すものを使用することが好ましい。
(工程(C4))
次に、図9(E)に示すように、紫外線照射により(好ましくは残渣除去用シート4側からの紫外線照射により)残渣除去用光硬化型樹脂組成物5を光硬化させることにより光硬化樹脂層残渣2aと残渣除去用シート4とを一体化する。この場合、光硬化樹脂層残渣2aと残渣除去用光硬化型樹脂組成物5とが反応する。
(工程(D4))
次に、図9(F)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aと一体化した残渣除去用シート4を、透明保護パネル1から剥離する。これにより図9(G)の再生された透明保護パネル1を取得することができる。
<具体的態様(ホ)>
この態様は、工程(B)において、残渣除去用シートとして、残渣除去用光硬化型樹脂組成物が浸透しない樹脂フィルムを使用し、残渣除去用シートに残渣除去用光硬化型樹脂組成物を塗布した後に、光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用シートを、残渣除去用光硬化型樹脂組成物側から配置し、工程(C)の一体化を、残渣除去用シート側からの紫外線照射により残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより行う態様である。具体的には、以下の工程(A5)〜(D5)を有する。
(工程(A5))
図10(A)に示すように、透明保護パネル1が光硬化樹脂層2を介して画像表示部材3と積層されてなる画像表示装置10に対し、所定の分離処理を施すことにより透明保護パネル1と画像表示部材3とを分離する。これにより、図10(B)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aが付着している透明保護パネル1を取得することができる。
(工程(B5))
次に、図10(C)に示すように、残渣除去用光硬化型樹脂組成物が浸透しない樹脂フィルムからなる残渣除去用シート4に予め残渣除去用光硬化型樹脂組成物5を塗布した後に、光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用シートを、残渣除去用光硬化型樹脂組成物側から配置する(図10(D))。残渣除去用光硬化型樹脂組成物5は、この樹脂シートに浸透しないが、後述の工程(D4)の紫外線照射により樹脂シートに対し高い密着性を示すものを使用することが好ましい。
(工程(C5))
次に、図10(E)に示すように、紫外線照射により(好ましくは残渣除去用シート4側からの紫外線照射により)残渣除去用光硬化型樹脂組成物5を光硬化させることにより光硬化樹脂層残渣2aと残渣除去用シート4とを一体化する。この場合、光硬化樹脂層残渣2aと残渣除去用光硬化型樹脂組成物5とが反応する。
(工程(D5))
次に、図10(F)に示すように、光硬化樹脂層残渣2aと一体化した残渣除去用シート4を、透明保護パネル1から剥離する。これにより図10(G)の再生された透明保護パネル1を取得することができる。
本発明の再生方法においては、分離した透明保護パネル又は画像表示部材に付着している光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用シートを、リモネン系有機洗浄液で光硬化樹脂層残渣の膨潤を行うことなく一体化している。このため、透明保護パネルや画像表示部材から残渣除去用シートを引き剥がすと、残渣除去用シートと一緒に光硬化樹脂層残渣を簡便な操作できれいに引き剥がすことができる。また、一体化の際に、光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用光硬化型樹脂組成物を紫外線照射により反応させることができるので、短時間で一体化を実現することができる。よって、本発明は、画像表示装置から透明保護パネル及び/又は画像表示部材を分離・再生する際に有用である。
1 透明保護パネル
2 光硬化樹脂層
2a 光硬化樹脂層残渣
3 画像表示部材
4 残渣除去用シート
5 残渣除去用光硬化型樹脂組成物
10 画像表示装置

Claims (14)

  1. 透明保護パネルと画像表示部材とが光硬化樹脂層を介して積層された画像表示装置から当該透明保護パネル又は画像表示部材を再生する方法であって、以下の工程(A)〜(D):
    (A)画像表示装置に対し、所定の分離処理を施すことにより透明保護パネルと画像表示部材とを分離する工程;
    (B)分離した透明保護パネル又は画像表示部材に付着した光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用シートを配置する工程;
    (C)光硬化樹脂層残渣と残渣除去用シートとを一体化する工程;及び
    (D)光硬化樹脂層残渣と一体化した残渣除去用シートを、透明保護パネル又は画像表示部材から剥離する工程
    を有する再生方法。
  2. 工程(B)の残渣除去用シート配置の際に、光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用光硬化型樹脂組成物も渣除去用シートと共に配置する請求項1記載の再生方法。
  3. 工程(C)の一体化の際に、光硬化樹脂層残渣に残渣除去用光硬化型樹脂組成物を反応させる請求項2記載の再生方法。
  4. 工程(B)において、残渣除去用シートとして、予め残渣除去用光硬化型樹脂組成物が浸透している基布を使用し、
    工程(C)の一体化を、紫外線照射により残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより行う請求項2又は3記載の再生方法。
  5. 工程(B)において、残渣除去用シートとして、残渣除去用光硬化型樹脂組成物を浸透可能な基布を使用し、光硬化樹脂層残渣に基布を配置し、更に残渣除去用光硬化型樹脂組成物を、基布に塗布・浸透させることにより光硬化樹脂層残渣に配置し、
    工程(C)の一体化を、紫外線照射により残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより行う
    請求項2又は3記載の再生方法。
  6. 工程(B)において、残渣除去用シートとして、残渣除去用光硬化型樹脂組成物を浸透可能な基布を使用し、光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用光硬化型樹脂組成物を塗布した後に残渣除去用シートを配置し浸透させ、
    工程(C)の一体化を、紫外線照射により残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより行う請求項2又は3記載の再生方法。
  7. 工程(B)において、残渣除去用シートとして、残渣除去用光硬化型樹脂組成物が浸透しない樹脂フィルムを使用し、光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用光硬化型樹脂組成物を塗布した後に残渣除去用シートを配置し、
    工程(C)の一体化を、紫外線照射により残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより行う
    請求項2又は3記載の再生方法。
  8. 工程(B)において、残渣除去用シートとして、残渣除去用光硬化型樹脂組成物が浸透しない樹脂フィルムを使用し、残渣除去用シートに残渣除去用光硬化型樹脂組成物を塗布した後に、光硬化樹脂層残渣に対し残渣除去用シートを、残渣除去用光硬化型樹脂組成物側から配置し、
    工程(C)の一体化を、紫外線照射により残渣除去用光硬化型樹脂組成物を光硬化させることにより行う
    請求項2又は3記載の再生方法。
  9. 残渣除去用シートが、紫外線透過性である請求項1〜8のいずれかに記載の再生方法。
  10. 残渣除去用光硬化型樹脂組成物を浸透可能な基布が、ポリエチレンテレフタレート系無塵不織布である請求項4〜6のいずれかに記載の再生方法。
  11. 樹脂フィルムが、ポリエステル系樹脂フィルムである請求項7又は8記載の再生方法。
  12. 工程(C)の一体化の前における光硬化樹脂層の硬化率が40%以上90%未満である請求項1〜11のいずれかに記載の再生方法。
  13. 光硬化樹脂層を形成するための光硬化型樹脂組成物と、残渣除去用光硬化型樹脂組成物とが同じ組成物である請求項1〜12のいずれかに記載の再生方法。
  14. 画像表示部材が、液晶表示パネル、有機EL表示パネル、プラズマ表示パネル又はタッチパネルである請求項1〜13のいずれかに記載の再生方法。
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