JP2019004281A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像データから被写体の特定の色を強調した画像を生成する画像処理装置を提供すること。
【解決手段】画像処理装置100は、撮像データによる画面の中で所定よりも輝度の高い範囲を解析範囲として指示する解析範囲指示部23と、前記指示された解析範囲内に含まれる色を解析し色解析結果を出力する色解析部24と、前記色解析結果に基づき色補正を指示する色補正指示部25と、前記色補正の指示に基づき前記撮像データを補正し、補正画像を生成する画像生成部50と、を具備する。
【選択図】図3

Description

本発明は、特定の色を強調することによって被写体の認識性を向上させる画像処理に関する。
通常デジタルカメラには、不要な赤外光をカットするための赤外カットフィルタが設けられている。そのため、天体撮影時に、赤い星雲等に含まれるHα光(赤色)を十分に再現することができないという問題がある。そこで、カメラから赤外カットフィルタを外して、天体撮影を行うマニアもいる。また、赤い星雲の撮影用に、赤外カットフィルタを着脱自在にして、天体撮影時に取り外して撮影できるようにしたカメラも提案されている(特許文献1)。
特開2006−301149号公報
赤外カットフィルタを着脱式にするとカメラの構造が複雑になり価格も高くなる。また、天体撮影時のHα光(赤色)以外の、例えば、計測の分野でも、特定の被写体の色を強調させて、特定の被写体の認識性を向上させたいとの要望もある。赤外カットフィルタを着脱式にするだけでは、赤色以外の特定の色を強調させる撮影を行うことはできない。
本願発明は、上記課題に鑑み、撮像データから被写体の特定の色を強調した画像を生成する画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、撮像データによる画面の中で所定よりも輝度の高い範囲を解析範囲として指示する解析範囲指示部と、前記指示された解析範囲内に含まれる色を解析し色解析結果を出力する色解析部と、前記色解析結果に基づき色補正を指示する色補正指示部と、前記色補正の指示に基づき前記撮像データを補正し、補正画像を生成する画像生成部とを具備する。
本発明によれば、撮像データから被写体の特定の色を強調した画像を生成する画像処理装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の外観図である。 撮像装置のハードウェアブロック図である。 色補正処理に関する機能ブロック図である。 色補正処理の手順を説明するフローチャートである。 特殊画像処理の手順を説明するサブルーチンである。 天体撮影時のライブビュー画像の一例である。 図6のライブビュー画像の分割領域を示す図である。 図7の分割領域図に、各ブロックの平均輝度を示した図である。 図7の分割領域図に、高輝度ブロックの領域を示した図である。 HSV色空間のHS平面を説明する図である。 図6のライブビュー画像で、色解析部による色解析を示す図である。 色解析で算出された代表色の合計を示す解析結果表である。 彩度を強調する色グループと彩度を抑制する色グループを色相図上で示す図である。 色補正テーブルの例である。 ライブビュー画像において、色補正の効果を模式的に示す図である。 顕微鏡撮影によるライブビュー画像の例である。 図16のライブビュー画像で、分割領域を示す図である。 図16の分割領域図に、各ブロックの平均輝度を示した図である。 平均輝度31〜40の高輝度ブロックにおける、色解析を示す。 平均輝度31〜40の高輝度ブロックにおける、色解析結果表である。 平均輝度41以上の高輝度ブロックにおける、色解析を示す。 平均輝度41以上の高輝度ブロックにおける、色解析結果表である。 顕微鏡撮影における色補正テーブルの例である。 顕微鏡撮影における、補正画像の効果を模式的に示す図である。
以下、図面に従って本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置1の外観図である。図1では、撮像装置1として、いわゆるデジタルカメラを例に示すが、撮像装置1は、スマートフォンや携帯端末に内蔵されるカメラであっても当然によい。さらに、撮像装置1は、撮像部と画像処理部が一体でなくても良く、撮像部と画像処理部が別体化された撮像システムであってもよい。
撮像装置1aは、撮像装置1の前面の形状である。撮像装置1bは、撮像装置1の背面の形状である。撮像装置1は、レンズ部10aを前面の中央に備える。撮像装置1は、背面に表示部80と操作部90を備える。操作部90は、レリーズ90a、方向指示ボタン90b及び操作ボタン90cを含む。
図2は、撮像装置1のハードウェアブロック図である。撮像装置1は、撮像部10、CPU(Central Processing Unit)20、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)30、ROM40、画像生成部50、画像入力部60、不揮発性メモリ70、表示部80、操作部90を有する。
撮像部10は、被写体像を撮影して撮像データを出力する。撮像部10は、レンズ部10aの他、以下不図示の撮像素子、信号処理部、AD(Analog to digital)変換部、レンズ駆動部等を有する。
CPU20は、ROM40から制御プログラムを読込んで、読込んだ制御プログラムを実行することで、撮像装置1全体を統括的に制御する。SDRAM30は、撮像データ等の各種データを一時的に格納する。ROM40は、制御プログラムや各種テーブルを記憶する。ROM40は、例えば、フラッシュメモリである。ROM40は、着脱式のメモリ(例えば、SDカード)であってもよい。
画像生成部50は、撮像データに基づき、表示部80に表示するライブビュー画像(表示画像とも呼ぶ)や、不揮発性メモリ70に保存記憶する静止画画像を生成する。画像生成部50は、補間処理、ホワイトバランス処理、撮像素子のRGBデータをYCデータ化する色変換処理等の画像処理を行う。
また、画像生成部50は、後述する色補正指示部25からの色補正の指示を受けた場合には、色補正指示に基づき前記撮像データを補正し、補正画像を生成する。画像生成部50は、色補正指示部25からの色補正の指示を受けない場合には、通常の画像処理を行う。なお、以下で、色補正指示部25による色補正を含む画像処理を特殊画像処理と呼ぶ。また、画像生成部50は、通常の画像処理あるいは特殊画像処理がされた画像について、圧縮処理や伸張処理も行う。
画像入力部60は、不揮発性メモリ70に記憶された撮像データを入力する。また、画像入力部60は、有線または無線による通信手段によって外部から撮像データを入力してもよい。不揮発性メモリ70は、例えば、フラッシュメモリやハードディスクである。
表示部80は、画像生成部50で生成されたライブビュー画像、不揮発性メモリ70に記憶された静止画画像、及び撮影情報や撮影ガイド等を表示する。表示部80は、LCDや有機ELである。操作部90は、撮影者が指示を入力する入力部である。操作部90は、前述したレリーズ90a、方向指示ボタン90b、操作ボタン90c等を有する。
図3は、撮像装置1における色補正処理に関する機能ブロック図である。撮像データに対して色補正を行うブロックをまとめて画像処理装置100とも呼ぶ。画像処理装置100は、制御部21、解析範囲指示部23、色解析部24、色補正指示部25、色補正範囲指示部26、画像生成部50を有する。制御部21、解析範囲指示部23、色解析部24、色補正指示部25及び色補正範囲指示部26は、制御プログラムを読込んだCPU20によるソフトウェア処理により実現される。
制御部21は、撮像装置1全体を制御する。解析範囲指示部23、色解析部24、色補正指示部25、色補正範囲指示部26、画像生成部50等は、制御部21により制御される。
また、制御部21は、選択された撮影モードに応じて撮像部10等の各種条件を設定する。そして、制御部21は、天体撮影モードまたは顕微鏡撮影モードの少なくともいずれかが撮影モードとして選択された場合に、画像処理装置100を動作させて、特殊画像処理を行う。天体撮影モードでは、高ISO感度で長秒時の露出モードが設定される。顕微鏡撮影モードでは、高倍率ズームでかつピントが接写位置に設定される。天体撮影モードでは、星のスペクトルの色を強調する色補正処理をすることで、星の認識性を向上させる。また、顕微鏡撮影モードでは、特定の色を強調することで、特定の微生物や試料を際立たせることができる。
解析範囲指示部23は、撮像データによる画面の中で所定よりも輝度の高い範囲を検出する。主要被写体の位置を判定するためである。撮像データは、撮像部10または画像入力部60から解析範囲指示部23に入力される。
まず、解析範囲指示部23は、撮像データを画面の領域でブロックに分割する。解析範囲指示部23は、分割したブロックの単位で平均輝度を算出して、予め設定した所定の輝度より平均輝度の高いブロックを抽出する。解析範囲指示部23は、例えば、平均輝度が8bitで100以上であるブロックを抽出する。解析範囲指示部23は、抽出した平均輝度の高いブロックを解析範囲として、色解析部24に指示する。平均輝度の高いブロックを、以下で高輝度ブロックとも呼ぶ。
また、解析範囲指示部23は、解析範囲が存在することを示す解析範囲フラグ(Vflag)をSDRAM30に設定する。解析範囲指示部23は、画面全体で高輝度ブロックが1つ以上見つかった場合には、SDRAM30の解析範囲フラグ(Vflag)を0から1に切換える。
色解析部24は、解析範囲指示部23から指示された高輝度ブロック内に含まれる色を解析する。色解析部24は、高輝度ブロック内に含まれる色の種類と、各色の数をカウントする。具体的には、色解析部24は、高輝度ブロックを更に小さな領域に分割して、分割した領域の代表色を検出し、代表色の個数をカウントする。色解析部24は、代表色と代表色の個数を色解析結果として色補正指示部25に出力する。詳細は、図5のステップS106で説明する
また、色解析部24は、色解析済であることを示す色解析済フラグ(Cflag)を、SDRAM30に設定する。色解析部24は、色解析が終了した場合には、色解析済フラグを0から1に切換える。また、色解析部24は、撮像装置1の電源がオフされた場合には、色解析済フラグを0に初期化する。
色補正指示部25は、色解析結果に基づき画像生成部50に色補正を指示する。具体的には、色補正指示部25は、色解析結果に基づき、色補正テーブルを参照して補正する色と補正量を設定して、画像生成部50に色補正処理(特殊画像処理)を指示する。補正する色と補正量を色補正パラメータとも呼ぶ。
色補正範囲指示部26は、画像生成部50に色補正する範囲を指示する。具体的には、色補正範囲指示部26は、表示部80で色補正範囲が指示された場合には、指示された範囲を色補正範囲とする。色補正範囲の指示は、表示部80にタッチパネル(操作部90に含まれる)が設けられている場合には、タッチ操作によって直接色補正範囲が指示されてもよい。画像生成部50は、色補正範囲指示部26から色補正範囲が指示された場合には、指示された範囲に対して色補正処理を施す。
また、画像生成部50は、色補正範囲指示部26からの範囲の指示がない場合であって、範囲指定がオートに設定されていれば、解析範囲指示部23で指示された解析範囲(高輝度ブロック)に対して色補正処理を施す。範囲指定のオートは、予めメニュー画面等で設定される。また、画像生成部50は、色補正範囲指示部26から範囲に指示がない場合であって、範囲指定がオートに設定されていなければ、画面の全範囲に対して色補正処理を施す。
画像生成部50は、撮像データに対し、通常の補間処理等に加えて、色補正指示部25及び色補正範囲指示部26からの指示に基づき色補正して補正画像を生成する。画像生成部50は、生成した補正画像を表示部80に出力する。補正画像が表示部80に表示される。
また、レリーズ90aによる撮影指示が有った場合には、制御部21は、画像生成部50からの補正画像を不揮発性メモリ70にも記録する。前述のように、画像生成部50は、撮影モードが天体撮影モード等でない場合や、高輝度ブロックが検出できなかった場合には、色補正処理を行わず、通常の画像処理を行う。
図4は、色補正処理の手順を説明するフローチャートである。図4の色補正処理は、制御部21による制御の基に、解析範囲指示部23、色解析部24、色補正指示部25、色補正範囲指示部26、画像生成部50等より実行される。
制御部21は、撮影者により電源オンの操作がされたかを判断する(ステップS10)。制御部21は電源オンの操作がされていないと判断すると(ステップS10のNO)、ステップS10をループする。制御部21は電源オンの操作がされたと判断すると(ステップS10のYES)、撮像部10は、被写体を撮像する(ステップS12)。なお、撮像部10で撮影された撮像データの代わりに、画像入力部60が、不揮発性メモリ70に記憶された撮像データを読み出してもよい。また、画像入力部60が、通信手段によって外部から撮像データを入力してもよい。
制御部21は、撮像データが色解析済であるかを判断する(ステップS14)。制御部21は、色解析済フラグ(Cflag)=1であるかを判断する。前述のように、色解析済フラグ(Cflag)は、色解析の有無を示すフラグで、SDRAM30に記憶される。色解析済であれば、色解析済フラグ(Cflag)=1である。なお、ステップS28で後述するように、電源オフ時に色解析済フラグ(Cflag)=0に初期化されるが、操作部90の特定のボタンを押された場合あるいは撮像装置1の向きの変化が検出された場合に、色解析済フラグ(Cflag)=0にするようにしてもよい。撮影者の意思や、撮影画面が変わった場合には、色補正処理をやり直ししてもよいからである。
制御部21は、撮像データが色解析済でないと判断すると(ステップS14のNO)、撮影モードが天体撮影モードであるかを判断する(ステップS16)。制御部21は、天体撮影モードでないと判断すると(ステップS16のNO)、撮影モードが顕微鏡撮影モードであるかを判断する(ステップS18)。制御部21が、顕微鏡撮影モードでないと判断すると(ステップS18のNO)、画像生成部50は、色補正処理を含まない通常の画像処理を行う。
制御部21が、撮像データが色解析済であると判断すると(ステップS14のYES)、画像生成部50は特殊画像処理を行う(ステップS22)。また、ステップS16で、制御部21が、天体撮影モードであると判断した場合には(ステップS16のYES)、撮像装置1を天体撮影モードに設定する。そして、画像生成部50は、特殊画像処理を行う(ステップS22)。また、ステップS18で、制御部21が、顕微鏡撮影モードであると判断した場合には(ステップS18のYES)、撮像装置1を顕微鏡撮影モードに設定する。そして、画像生成部50は、特殊画像処理を行う(ステップS22)。
制御部21は、通常の画像処理(ステップS20)あるいは特殊画像処理(ステップS22)によって生成された画像をライブビュー表示する(ステップS24)。制御部21は、撮影指示がされた場合には、生成された画像を不揮発性メモリ70に記録する。
制御部21は、撮像装置1の電源がオフされたかを判断する(ステップS26)。制御部21は、撮像装置1の電源がオフされていないと判断すると(ステップS26のNO)、ステップS12に戻る。制御部21は、撮像装置1の電源がオフされたと判断すると(ステップS26のYES)、色解析済フラグ(Cflag)を1→0に初期化して、処理を終了する。
図5は、特殊画像処理の手順を説明するサブルーチンである。制御部21は、色解析済フラグ(Cflag)によって、撮像データが色解析済であるかを判断する(ステップS100)。制御部21は、撮像データが色解析済であると判断すると(ステップS100のYES)、ステップS108に進む。
制御部21は、撮像データが色解析済ではないと判断すると(ステップS100のNO)、解析範囲指示部23に高輝度箇所の検出を行わせて、撮像データに高輝度の箇所があるかを判断する(ステップS102)。
具体的には、解析範囲指示部23は、画面全体をブロックに分割し、ブロック単位で平均輝度を算出する。解析範囲指示部23は、予め設定した所定の輝度より平均輝度の高いブロック(高輝度ブロック)を抽出する。
制御部21は、解析範囲指示部23による解析結果から、撮像データに高輝度ブロックが、例えば1つ以上あると判断すると(ステップS102のYES)、解析範囲指示部23は、抽出した高輝度ブロックを解析範囲に設定する(ステップS104)。
解析範囲指示部23により高輝度ブロックが抽出される手順を具体的に説明する。図6〜図9は、高輝度ブロックが抽出される手順を説明するための図である。図6は、天体撮影時のライブビュー画像の一例である。画面の中央の白い複数の円を星Mとする。そして、星Mの周囲に存在する網掛け領域を星雲Nとする。Lは背景である。撮影レンズ内には赤外カットフィルタが設けられているため、撮像素子に到達する星雲Nの光線の赤成分は大きく減少する。そのため通常の画像処理によると、星雲Nのライブビュー画像は、肉眼で観察する場合と違い、薄い赤色にしかならない。
図7は、図6のライブビュー画像の分割領域を示す図である。解析範囲指示部23により、画面が所定の領域のブロックに分割される。図7は、画面が縦横8×9の72個のブロックに分割された例である。1〜72は、ブロックの番号である。点線は、星雲Nの外形を示す。
図8は、図7の分割領域図に、各ブロックの平均輝度を示した図である。各ブロックの平均輝度は、解析範囲指示部23によって算出される。ブロックの数字が、算出された輝度(輝度値)である。輝度は、8ビットによる輝度で、0〜255の間である。ここで、予め設定された所定の輝度を「100」とする。平均輝度が100以上となったブロックに、斜線を付して示す。13個のブロックが高輝度ブロックである。
図9は、図7の分割領域図に、高輝度ブロックの領域を示した図である。図7の分割領域図で、高輝度ブロックに斜線の付したものである。ブロックNO14〜16、NO22〜25、NO31〜34、NO41、42が、高輝度ブロックである。星M及び星雲Nが存在するブロックが、高輝度ブロックとなる。解析範囲指示部23により、これらのブロックが、解析範囲に設定される。
図5に戻る。色解析部24は、解析範囲指示部23で設定された解析範囲に含まれる色を解析する色解析を行う(ステップS106)。
ここで、色解析部24による色相(H)解析の例を簡単に説明する。図10は、HSV色空間のHS平面を説明する図である。図10の色相図は、HSV色空間のHS平面の例であって、色相(H)範囲を示す図である。円周方向が色相(H)で、径方向が彩度(S)である。色相図に示すように、Hは、下向きy軸を0°(始点)として、反時計回りの角度で規定される。色相図は、Y(黄色)、Or(橙)、R(赤)、RP(赤紫)、P(紫)、PB(青紫)、B(青)、Cb(緑青)、C(シアン)、GC(青緑)、G(緑)、GY(黄緑)の計12色の色相に分類される例である。図10の色相範囲表は、色相図で示す各色相(12色)のH範囲(角度)を示す表である。
色解析部24は、各画素のデータが、RGB形式の場合には、以下の式から、各画素の画像データのHを算出して、色相(H)を求めることができる。
R、G、Bの最大値をMAX、最小値をMINとし、
MIN=MAXの場合、H=0
MIN=Bの場合には、H=(60×(G−R)/(MAX−MIN))+60
MIN=Rの場合には、H=(60×(B−G)/(MAX−MIN))+180
MIN=Gの場合には、H=(60×(R−B)/(MAX−MIN))+300
なお、以下では、色相(H)を、簡略して色とも呼ぶ。また、解析する色数は、12色に限定されるものではない。
図11、図12は、色解析部24による色解析の例を示す図である。図11の上に示す高輝度ブロックの領域図は、色解析される解析範囲(高輝度ブロック)を示す図で、図9に星雲Nを重ねた図である。本例では、13個ある高輝度ブロックの中で、ブロックNO24とブロックNO42の色解析例を代表として示す。
色解析部24は、各ブロックを例えば縦横8×9の色解析領域にさらに分けて、撮像データに基づき各領域の代表色を算出する。色解析図(NO24)及び色解析図(NO42)は、ブロック24とブロック42を拡大した図である。色解析図(NO24)及び色解析図(NO42)は、ブロックNO24とブロックNO42の色解析結果を示す図で、各領域の代表色を示す。
ブロックNO24では、各領域で代表色として、R(赤)とRP(赤紫)が算出される。星Mが存在する領域は、代表色としてRP(赤紫)が算出される。星Mの存在しない領域は、全て赤い星雲Nが存在する領域であるため、代表色としてR(赤)が算出される。星雲Nの色は薄い(彩度の低い)赤であるが、色の主体は赤のため、代表色としてはR(赤)が算出される。
ブロックNO42において、上半分は、赤い星雲Nが存在する領域であるため、代表色としてR(赤)が算出される。ブロックNO42の中央右寄りの位置で、星Mの影響でOr(橙)が算出される。ブロックNO42の下半分は、赤い星雲Nや星Mが存在しない領域であるため、代表色としてB(青)が算出される。ブロックNO24、ブロックNO42以外の他の高輝度ブロックについても同様に、色解析部24により、代表色が算出される。図11の例では、13×8×9=936個の領域の代表色が算出される。
図12は、図11に示す高輝度ブロック図で算出された代表色の合計を示す解析結果表である。色の種類としては、R(赤)、B(青)、RP(赤紫)、Or(橙)の4種が算出されたとする。赤い星雲Nの領域が解析範囲とされたため、R(赤)の個数が最も多くなる。
図5に戻る。制御部21は、色解析(ステップS106)の終了後、あるいは色解析済と判断した場合には(ステップS100のYES)、高輝度箇所(高輝度ブロック)が有るかを判断する(ステップS108)。制御部21は、高輝度箇所がないと判断すると(ステップS108のNO)、特殊画像処理をしないと判断し、通常画像処理を行う(ステップS122)。その後、図4のフローチャートに戻る。
制御部21は、高輝度箇所が有ると判断すると(ステップS108のYES)、色補正指示部25は、色解析結果に基づき撮像データの色補正を画像生成部50に指示する(ステップS110)。具体的には、色補正指示部25は、色解析結果に基づき、色補正テーブルを参照し、補正する色と補正量を設定して、画像生成部50に色補正を指示する。
図12の例では、色解析結果でR(赤)が最多となったので、色補正指示部25は、ROM40に用意された色補正テーブルの中から、R(赤)を強調する色補正テーブルを選択する。図13は、天体撮影で、特に赤系の色をより再現させたい場合に、彩度を強調すべき色と彩度を抑制すべき色を色相図上で示した図である。Or、R、RPが強調すべき色で、P、PB、B等が抑制すべき色として、推奨される。
また、色補正指示部25は、色補正テーブルとして、解析結果表で上位2色(あるいは3色)となった色に基づき、上位2色(あるいは3色)を強調するような色補正テーブルを選択してもよい。上位2色とすると、図12の例では、R(赤)とB(青)が強調されるような色補正テーブルが選択される。あるいは、色補正指示部25は、上位色(例えば、R(赤)とB(青))を強調するように色補正テーブルを設定するようにしてもよい。その際に、色補正指示部25は、図13で示したように、色相図に基づいて、強調する色グループと抑制する色グループを設定してもよい。
なお、色補正指示部25は、図12の解析結果表で全体の30%以上の個数となる色が1つもない場合には、特定の色がないとみなして、色補正を行わないようにしてもよい。
図14に示す色補正テーブル1及び色補正テーブル2は、天体撮影で、赤系の色をより再現させたい場合の具体的な色補正テーブルである。色補正テーブル1及び色補正テーブル2によれば、Or、R、RP、Bの4色の彩度が補正される。
色補正テーブル1では、ステップS102で検出された高輝度ブロックの平均輝度に関わらず、特定色(Or、R、RP、B)の彩度に対する補正量が設定される。+は彩度の強調を示し、−は彩度の抑制を示す。例えば、OrとRについて、補正量がレベル+2に設定される。つまり、OrとRについて、彩度のレベルを2段階強調(2段階上がる)する補正が設定される。逆に、Bについては、補正量がレベル−1に設定される。つまり、Bについては、彩度のレベルを1段階抑制(1段階下げる)する補正が設定される。Or、R、RP、B以外の色は、補正されない。
色補正テーブル2では、ステップS102で検出された高輝度ブロックの平均輝度に応じて、特定色(Or、R、RP、B)の彩度の補正量が異なるよう設定される。例えば、OrとRについて、平均輝度100〜149のブロックでは、補正量がレベル+2に設定される。また、OrとRについて、平均輝度150以上のブロックでは、補正量がレベル+1に設定される。輝度の高いブロックでは、彩度の強調レベルが小さい場合でも、色の認識性は高まるが、輝度の低いブロックでは、彩度の強調レベルをより大きくしないと、色の認識性が十分には高まらないことがあるからである。彩度強調により色を鮮やかにすることで、被写体の認識性が向上する。
また、Bについては、輝度の高いブロックで、より彩度の抑制レベルを大きくする(レベル−2)。これによって、相対的にOrやRの認識性をより向上させる効果がある。なお、図14で示す色補正テーブルでの特定色や補正量は、一例である。また、色補正テーブルの特定色や補正量を撮影者が自由に設定できるようにしてもよい。
図5に戻る。画像生成部50は、色補正範囲指示部26から補正範囲の指示があったかを判断する(ステップS112)。前述のように例えば、撮影者から方向指示ボタン90bの操作(タッチパネルでも可)がされた場合に、色補正範囲指示部26は、方向指示ボタン90bによる操作範囲を補正範囲として画像生成部50に指示する。画像生成部50は、色補正範囲指示部26から補正範囲の指示があったと判断すると(ステップS112のYES)、画像生成部50は、指示された補正範囲に対して、色補正テーブルを参照して、撮像データに色補正を行う(ステップS114)。
画像生成部50は、色補正範囲指示部26から補正範囲の指示がないと判断すると(ステップS112のNO)、補正範囲がオートに設定されているかを判断する(ステップS116)。画像生成部50は、色補正範囲指示部26からの補正範囲の指示がない場合であっても、補正範囲がオートに設定されていれば(ステップS116のYES)、解析範囲指示部23で指示された解析範囲(高輝度ブロック)を補正範囲として、色テーブルを参照して、撮像データに色補正を行う(ステップS118)。
画像生成部50は、補正範囲がオートに設定されていないと判断すると(ステップS116のNO)、画面の全範囲に対して、色テーブルを参照して、撮像データに色補正を行う(ステップS120)。ステップS114、S118、S120の後は、図4のステップS24に戻る。
制御部21は、画像表示を行う(ステップS24)。画像処理が通常の画像処理の場合には通常処理による画像が、画像処理が特殊画像処理の場合には補正画像が、ライブビュー画像として表示部80に表示される。制御部21は、撮影者による電源オフ操作がされたかを判断する(ステップS26)。制御部21は、電源オフ操作がされていないと判断すると(ステップS26のNO)、ステップS12に戻る。制御部21は、電源オフ操作がされたと判断すると(ステップS26のYES)、色解析済フラグ(Cflag)を初期化(0)して(ステップS28)、処理を終了する。
図15は、色補正の効果を模式的に示す図である。図15のLV1が図6と同じ色補正前のライブビュー画像で、図15のLV2が色補正後のライブビュー画像である。星雲Nの赤い色(R)の彩度が上がり、周囲の青(B)の彩度が低下することで、星雲Nの赤い色が明確に認識できるようになる。また、OrとRPの彩度も強調されることで、星Mの認識度も高まる。
〈顕微鏡撮影モード〉
図6〜図15では、天体撮影を例にした色補正処理を説明した。以降では、顕微鏡撮影を例にした色補正処理を説明する。顕微鏡撮影は、例えば、顕微鏡専用の撮像装置1が顕微鏡に装着して行われる。また、顕微鏡専用の撮像装置1は、顕微鏡に装着されるカメラヘッド(図2の撮像部10に相当)とカメラヘッドから出力される撮像データを処理するコントローラ装置(図2の撮像部10以外の部)に分かれた撮像システムであってもよい。
図16は、顕微鏡撮影によるライブビュー画像の例を示す図である。ここで、試料Pを観察対象とし、試料P以外に試料Qが画面に存在しているとする。試料Pの色をGY(黄緑)、試料Qの色をPB(青紫)、背景RをB(青)とする。そして、観察対象である試料Pの画面での識別性が、十分には高くないとする。
図17は、図16の顕微鏡撮影によるライブビュー画像で、分割領域を示す図である。図8の例と同様に、解析範囲指示部23により画面が縦横8×9で分割されて、72個のブロックに区分けされる。1〜72は、ブロック番号である。なお、ブロック番号の記載は一部省略する。
図18は、図17の分割領域図に、各ブロックの平均輝度を示した図である。前述のように、各ブロックの平均輝度は、解析範囲指示部23によって算出される。各ブロックの数字は、輝度(輝度値)である。輝度は、8ビットによる輝度で、0〜255の間である。ここで、輝度31以上を高輝度ブロックとする。さらに、高輝度ブロックを、平均輝度が「31〜40」のブロックと「41以上」のブロックに分け、異なる種類の斜線で示す。分割領域図における斜線の種類を、図18の下の輝度レベル表に示す。
図19は、図18の各ブロックの平均輝度の図に基づき、色解析領域と色解析を示す図である。高輝度ブロックの領域図は、解析範囲指示部23によって抽出された高輝度ブロックの領域を示す図である。斜線が付された領域が高輝度ブロックである。ブロックNO12、NO13、NO26、・・・NO60が、平均輝度31〜40のブロックである。ブロックNO14、NO15、NO16、・・・NO61が、平均輝度41以上のブロックである。試料P、試料Qの存在するブロックが、高輝度を示す。解析範囲指示部23により、これらのブロックが、解析範囲に設定される。本例では、高輝度ブロックの中で、ブロックNO57とブロックNO59の色解析例を代表として示す。
色解析部24は、図11の例と同様に、各ブロックを縦横8×9の色解析領域にさらに分けて、撮像データに基づき各領域の代表色を算出する。図19に示す色解析領域(NO57)は、ブロックNO57の拡大図である、ブロックNO57は、平均輝度31〜40のブロックである。
図19に示す色解析図(NO57)は、ブロックNO57の色解析結果である。ブロックNO57では、B(青)、PB(青紫)、GY(黄緑)が、各領域で代表色として算出される。
図20は、平均輝度31〜40のブロック(ブロック12,13、26、・・・60)の色解析結果をまとめた表である。平均輝度31〜40のブロックで解析された代表色の数を合計して、B(青)が300個、GY(黄緑)が200個、PB(青紫)が148となる。
図21は、平均輝度41以上の高輝度ブロックにおける、色解析領域及びその色解析図を示す図である。平均輝度41以上の高輝度ブロックとしてブロックNO59を代表させる。図21の色解析領域(NO59)は、ブロックNO59の拡大図である、図21の色解析図(NO59)は、ブロックNO59の色解析結果である。B(青)、PB(青紫)、GY(黄緑)が、各領域で代表色として算出される。
図22は、平均輝度41以上の各ブロック(ブロック14,15,16、・・・61)の色解析結果をまとめた表である。平均輝度41以上のブロックで解析された代表色の数を合計して、B(青)が1000個、GY(黄緑)が600、PB(青紫)が272個となる。
図23は、顕微鏡撮影における色補正テーブルの例である。2種類の色補正テーブル3と色補正テーブル4を示す。色補正テーブル3,4は、撮影者から予め強調色をGYと指定された場合の色補正テーブルの例である。色補正テーブル3,4は、ブロックの平均輝度に応じて、強調する色の彩度を変化させるテーブルである。
色補正テーブル3では、平均輝度31〜40のブロックで、GYに対する補正量がレベル+1に設定され、平均輝度41以上のブロックで、GYに対する補正量がレベル+2に設定される。
色補正テーブル4では、平均輝度31〜40のブロックで、GYに対する補正量がレベル+2に設定され、平均輝度41以上のブロックで、GYに対する補正量がレベル+1に設定される。なお、本例の色補正テーブルでは、GY以外の色は、補正しない。
図24は、顕微鏡撮影における、補正画像の効果を模式的に示す図である。図24のライブビュー画像LV10は、補正前のライブビュー画像で、図17に示すライブビュー画像の4ブロック(ブロックNO12、NO13、NO21、NO22)を拡大した図である。平均輝度31〜40のブロックNO12、NO13に存在する試料Pを、試料P1と表示する。平均輝度41以上のブロックNO21、NO22に存在する試料Pを、試料P2と表示する。
ライブビュー画像LV11は、色補正テーブル3による色補正の効果を示す図である。ライブビュー画像LV11は、ライブビュー画像LV10に色補正テーブル3が適用されて補正された画像である。試料P1は、1段階彩度が強調される。輝度のより高い試料P2は、2段階彩度が強調される。
ライブビュー画像LV12は、色補正テーブル4による色補正の効果を示す図である。ライブビュー画像LV12は、ライブビュー画像LV10に色補正テーブル4が適用されて補正された画像である。試料P1は、彩度を2段階強調する補正がされ、試料P2は、彩度を1段階強調する補正がされる。撮影者は、色補正テーブル3,4による補正画像を比較して、全体として認識性の高くなる色補正テーブルを選択するようにしてもよい。
<効果>
・天体撮影モードで、星や星雲のスペクトルの色を強調する色補正処理がされるので、暗い星でも、認識できるようになる。また、赤外カットフィルタによりカットされる星雲の赤い色も再現されるので、通常のデジタルカメラでも星雲の赤い画像を撮影することができる。
・また、顕微鏡撮影等の計測分野でも、特定の微生物や試料の色が強調させた撮影ができる。これにより、通常の撮影では背景等と区別のしにくい特定の微生物や試料を容易に識別できるようになる。
・画面の中で高輝度領域の色を抽出して、高輝度領域に多く含まれる色の彩度を上げるようにしたので、無関係な被写体や背景ノイズの色を強調してしまうことが防止できる。
・また、色補正処理では、特定の試料の色を強調するだけでなく、特定の試料の色以外の色を抑制することもできる。これにより、画面の中での特定の試料の識別性をより向上させることができる。
・各種の色補正テーブルを用意したので、実際の画像に合わせて、適切な色補正の条件を選択することができる。
<その他の例>
色補正テーブルの色(強調色)を任意に設定できるようにしてもよい。例えば、制御部21は、撮影者から試料が指定された場合に、色解析部でその試料の色を解析し、色補正部で解析した色を強調色に設定するようにしてもよい。また、解析範囲指示部23、色解析部24、色補正指示部25及び色補正範囲指示部26の各部はCPU20によるソフトウェア処理ではなく、ゲートアレイ等からなるICによりハードウェアで実現するようにしてもよい。また、画像生成部50は、CPU20によるソフトウェア処理で実現するようにしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階でのその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。このような、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用ができることはもちろんである。
1 撮像装置
10 撮像部
20 CPU
21 制御部
23 解析範囲指示部
24 色解析部
25 色補正指示部
26 色補正範囲指示部
30 SDRAM
40 ROM
50 画像生成部
60 画像入力部
70 不揮発性メモリ
80 表示部
90 操作部
100 画像処理装置

Claims (12)

  1. 撮像データによる画面の中で所定よりも輝度の高い範囲を解析範囲として指示する解析範囲指示部と、
    前記指示された解析範囲内に含まれる色を解析し色解析結果を出力する色解析部と、
    前記色解析結果に基づき色補正を指示する色補正指示部と、
    前記色補正の指示に基づき前記撮像データを補正し、補正画像を生成する画像生成部と、を具備する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記色補正指示部は、前記色解析結果に基づき、色補正テーブルを参照して補正する色と補正量を設定して、前記色補正を指示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記色補正指示部は、撮像データが撮影された際の撮影モードに応じた色補正パラメータを前記色補正テーブルから選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記色補正指示部は、前記色補正として前記補正する色の彩度を上げるよう指示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記色補正指示部は、前記色補正として前記補正する色の彩度を下げることを指示する
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 上記画像生成部は、前記撮像データの中で上記解析範囲指示部で指示した解析範囲に対して前記色補正を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 上記色補正指示部は、前記解析範囲の中で、輝度の差に応じて、前記補正する色の彩度を上げるレベルを変化させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 上記画像生成部は、前記撮像データによる画面全体に対して前記色補正を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 色補正する範囲を指示する色補正範囲指示部を備え、
    前記画像生成部は、前記撮像データの中で前記指示された色補正範囲に対して、前記色補正指示に基づき補正を行い、前記補正画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載される画像処理装置と、
    前記画像処理装置の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、天体撮影モードまたは顕微鏡撮影モードの少なくともいずれかが撮影モードとして設定された場合に、前記画像処理装置を動作させる
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 撮像データによる画面の中で所定よりも輝度の高い範囲を解析範囲として指示し、
    前記指示された解析範囲内に含まれる色を解析し色解析結果を出力し、
    前記色解析結果に基づき色補正を指示し、
    前記色補正の指示に基づき前記撮像データを補正し、補正画像を生成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  12. 撮像装置のコンピュータに画像処理方法を実行させるプログラムにおいて、
    前記画像処理方法は、
    撮像データによる画面の中で所定よりも輝度の高い範囲を解析範囲として指示する解析範囲指示ステップと、
    前記指示された解析範囲内に含まれる色を解析し色解析結果を出力する色解析ステップと、
    前記色解析結果に基づき色補正を指示する色補正指示ステップと、
    前記色補正の指示に基づき前記撮像データを補正し、補正画像を生成する画像生成ステップを含む
    ことを特徴とするプログラム。
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