以下、本発明に係る好適な実施の形態を、添付の図面を参照して詳しく説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施の形態を説明しようとするものであり、本発明が実施され得る唯一の実施の形態を表そうとするものではない。以下の詳細な説明は、本発明の完全な理解を提供するために具体的な細部事項を含む。しかし、当業者は、本発明がこのような具体的な細部事項無しにも実施され得ることがわかかる。
以下の実施例は、本発明の構成要素と特徴を所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮することができる。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施することができる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は他の実施例に含まれてもよく、他の実施例の対応する構成又は特徴にとって代わってよい。
以下の説明で使われる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されたものであり、このような特定用語の使用は本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で他の形態に変更されてもよい。
いくつかの場合、本発明の概念が曖昧になることを避けるために公知の構造及び装置は省略されたり、各構造及び装置の核心機能を中心にしたブロック図の形式で示される。また、本明細書全体を通じて同一の構成要素には同一の図面符号を付して説明する。
本発明の実施例は、無線アクセスシステムであるIEEE 802システム、3GPPシステム、3GPP LTE及びLTE−A(LTE−Advanced)システム、及び3GPP2システムの少なくとも一つに開示された標準文書によって裏付けることができる。すなわち、本発明の実施例において本発明の技術的思想を明確に表すために説明を省いた段階又は部分は、上記文書によって裏付けることができる。また、本文書で開示している全ての用語は、上記の標準文書によって説明することができる。
以下の技術は、CDMA(Code Division Multiple Access)、FDMA(Frequency Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)などの様々な無線アクセスシステムに用いることができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などの無線技術によって具現することができる。
また、本明細書において第1及び/又は第2などの用語は、様々な構成要素を説明するために使用することができるが、これらの構成要素が上記用語によって限定されてはならない。上記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使われるものであり、例えば、本明細書の概念による権利範囲を超えることなく、第1構成要素を第2構成要素と命名することができ、同様に第2構成要素を第1構成要素と命名することもできる。
また、明細書全体において、ある部分がある構成要素を“含む”としたとき、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。そして、明細書でいう“…ユニット”、“…部”などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェア及び/又はソフトウェアの結合によって具現することができる。
以下では、明確性のためにIEEE 802.11システムを中心に説明するが、本発明の技術的思想がそれに制限されるものではない。
図1は、本発明を適用可能なIEEE 802.11システムの例示的な構造を示す図である。
IEEE 802.11構造は、複数の構成要素で構成することができ、それらの相互作用によって上位層に対してトランスペアレントなSTA移動性を支援するWLANを提供することができる。基本サービスセット(Basic Service Set;BSS)は、IEEE 802.11 LANの基本構成ブロックに該当し得る。図1は、2個のBSS(BSS1及びBSS2)が存在し、各BSSが2個のSTAを含む場合(STA1及びSTA2はBSS1に含まれ、STA3及びSTA4はBSS2に含まれる。)を例示する。ここで、STAは、IEEE 802.11のMAC(Medium Access Control)/PHY(Physical)規定によって動作する機器を意味する。STAは、AP(Access Point)STA(簡単に、AP)及びノン−AP(Non−AP)STAを含む。APは無線インターフェースを介してノン−AP STAにネットワーク(例、WLAN)接続を提供する機器に該当する。APは、固定形態又は移動形態で構成することができ、ホットスポット(hot−spot)を提供する携帯用無線機器(例、ラップトップコンピュータ、スマートフォンなど)を含む。APは、他の無線通信分野において基地局(Base Station;BS)、ノード−B(Node−B)、発展したノード−B(Evolved Node−B;eNB)、基底送受信システム(Base Transceiver System;BTS)、フェムト基地局(Femto BS)などに対応する。ノン−AP STAは、ラップトップコンピュータ、PDA、無線モデム、スマートフォンのように、一般的にユーザが直接扱う機器に該当する。ノン−AP STAは、端末(terminal)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装置(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動端末(Mobile Terminal)、移動加入者局(Mobile Subscriber Station;MSS)などと呼ぶことができる。
図1で、BSSを表す楕円は、当該BSSに含まれたSTA同士が通信を維持するカバレッジ領域と理解することができる。この領域をBSA(Basic Service Area)と称することができる。IEEE 802.11 LANにおいて最も基本的なタイプのBSSは、独立したBSS(Independent BSS;IBSS)である。例えば、IBSSは、2個のSTAだけで構成された最小の形態を有することができる。また、最も単純な形態であり、他の構成要素が省略されている図1のBSS(BSS1又はBSS2)がIBSSの代表的な例示に該当し得る。このような構成は、STA同士が直接通信できる場合に可能である。また、このような形態のLANは、あらかじめ計画して構成されるものではなく、LANを必要とする場合に構成でき、これをアド−ホック(ad−hoc)ネットワークと称することもできる。
STAのオン・オフ、STAのBSS領域への出・入りなどによって、BSSにおいてSTAのメンバーシップが動的に変更されることがある。BSSのメンバーになるためにSTAは同期化過程を用いてBSSに参加(join)することができる。BSSベース構造の全てのサービスに接続するために、STAはBSSに連係(associated)され得る。
図2は、アクセス装置(例、AP STA)202A,202B,202C及び無線ユーザ装置(例、ノン−AP STA)を採用する通信システム200を例示する。
図2を参照すると、アクセス装置202A,202B,202Cは、インターネットのような広域通信網(Wide Area Network;WAN)206に接続を提供するスイッチ204に連結される。アクセス装置202A,202B,202Cのそれぞれは、時分割多重化されたネットワークを通じてアクセス装置のカバレッジ領域(図示せず)内の無線装置に対する無線接続を提供する。したがって、アクセス装置202A,202B,202Cはシステム200の全WLANカバレッジ領域を共同で提供する。例えば、実線で表記されたボックスによって表された位置で無線装置208はアクセス装置202A,202Bのカバレッジ領域内に存在し得る。したがって、無線装置208は実線矢印21OA,21OBのようにアクセス装置202A,202Bのそれぞれからビーコンを受信することができる。無線装置208が実線ボックスから破線ボックスにローミングすると、無線装置208はアクセス装置202Cのカバレッジ領域に進入し、アクセス装置202Aのカバレッジ領域を出る。したがって、無線装置208は破線矢印212A,212Bのようにアクセス装置202B,202Cからビーコンを受信することができる。
無線装置208がシステム200の提供する全WLANカバレッジ領域内でローミングするとき、無線装置208は、現在、どのアクセス装置が無線装置208に対する最も良好な接続を提供するかを決定することができる。例えば、無線装置208は、近接しているアクセス装置のビーコン(beacon)を反復してスキャニングし、これらのビーコンのそれぞれに関連した信号強度(例、電力)を測定することができる。したがって、無線装置208は最大ビーコン信号強度に基づいて、最適のネットワーク接続を提供するアクセス装置に連結され得る。無線装置208は最適接続に関連した他の基準を利用してもよい。例えば、最適接続は、より多い好適なサービス(例、コンテンツ、データレートなど)に関連してもよい。
図3は、WFD(Wi−Fi Display)ネットワークを例示する。
WFDネットワークは、Wi−Fi装置がホームネットワーク、オフィスネットワーク及びホットスポットネットワークに参加しなくても、相互に装置−対−装置(Device to Device;D2D)(或いは、Peer to Peer;P2P)通信を行うことができるネットワークであり、Wi−Fi連合(Alliance)によって提案された。以下、WFDベース通信をWFD D2D通信(簡単に、D2D通信)或いはWFD P2P通信(簡単に、P2P通信)と称する。また、WFD P2P実行装置をWFD P2P機器、簡単にP2P機器と称する。
図3を参照すると、WFDネットワーク300は、第1WFD機器302及び第2WFD機器304を含む少なくとも一つのWi−Fi機器を含むことができる。WFD機器は、ディスプレイ装置、プリンタ、デジタルカメラ、プロジェクター及びスマートフォンなどの、Wi−Fiを支援する機器を含む。また、WFD機器はノン−AP STA及びAP STAを含む。図示の例で、第1WFD機器302はスマートフォンであり、第2WFD機器304はディスプレイ装置である。WFDネットワーク内のWFD機器は相互に直接連結され得る。具体的に、P2P通信は、2つのWFD機器間の信号送信経路が第3の機器(例、AP)又は既存のネットワーク(例、APを介入したWLANへの接続)を経由せず、当該WFD機器間に直接設定された場合を意味できる。ここで、2つのWFD機器間に直接設定された信号送信経路をデータ送信経路に制限することができる。例えば、P2P通信は、複数のノン−STAがAPを介入せずにデータ(例、音声/映像/文字情報など)を送信する場合を意味することができる。制御情報(例、P2P設定のためのリソース割り当て情報、無線装置識別情報など)のための信号送信経路は、WFD機器(例、ノン−AP STA−対−ノン−AP STA、ノン−AP STA−対−AP)間に直接設定されたり、APを介入して2つのWFD機器間(例、ノン−AP STA−対−ノン−AP STA)に設定されたり、APと該当のWFD機器(例、AP−対−ノン−AP STA#1、AP−対−ノン−AP STA#2)間に設定され得る。
図4は、WFDネットワークを構成する過程を例示する。
図4を参照すると、WFDネットワーク構成過程は、2つの過程に大別できる。第一の過程は、隣(機器)発見過程(Neighbor Discovery(ND)procedure)(S402a)であり、第二の過程は、P2Pリンク設定及び通信過程(S404)である。隣発見過程により、WFD機器(例、図3の302)は(自身の無線)カバレッジ内の他の隣WFD機器(例、図3の304)を見つかり、当該WFD機器との連結(association)、例えば、事前−連結(pre−association)に必要な情報を取得することができる。ここで、事前−連結は、無線プロトコルにおいて第2層事前−連結を意味することができる。事前−連結に必要な情報は、例えば、隣WFD機器に関する識別情報などを含むことができる。隣発見過程は、可用無線チャネル別に行うことができる(S402b)。その後、WFD機器302は他のWFD機器304とWFD P2Pリンク設定/通信のための過程を行うことができる。例えば、WFD機器302は周辺WFD機器304に連結された後、当該WFD機器304がユーザのサービス要求事項を満たせないWFD機器であるか判断できる。そのために、WFD機器302は、周辺WFD機器304と第2層事前−連結後に当該WFD機器304を探索することができる。仮に、当該WFD機器304がユーザのサービス要求事項を満たさない場合、WFD機器302は当該WFD機器304に対して設定された第2層連結を切って、他のWFD機器と第2層連結を設定することができる。一方、当該WFD機器304がユーザのサービス要求事項を満たす場合、2つのWFD機器302,304はP2Pリンクを通じて信号を送受信することができる。
図5は、典型的なP2Pネットワークトポロジーを示す図である。
図5に示すように、P2P GOとP2P機能を有するクライアントとが直接連結されたり、P2P GOとP2P機能を有しない既存クライアント(legacy client)とが連結されたりすることが可能である。
図6は、1つのP2P機器がP2Pグループを形成すると同時に、WLANのSTAとして動作してAPに連結される状況を示す図である。
図6に示すように、P2P技術規格では、P2P機器がこのようなモードで動作する状況を同時動作(concurrent operation)と定義している。
一連のP2P機器がグループを形成するためには、どの機器がP2P GOになるかがP2P属性ID(Attribute ID)のグループオーナーインテント(Group Owner Intent)値で定められる。この値は0〜15の値を有することができ、P2P機器がこの値を相互交換し、最も高い値を有する装置がP2P GOとなる。一方、Wi−Fi P2P技術を支援しない既存機器(legacy device)の場合にも、P2Pグループに従属することはできるが、この時の既存機器の機能は、P2P GOを介したインフラストラクチャー網接近の機能という役割に制限される。
Wi−Fi P2P規格によれば、P2P機器はP2P GOがビーコン(Beacon)信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を用いて送信するので、11b規格は支援せず、11a/g/nをWi−Fi P2P機器として使用することができる。
P2P GOとP2Pクライアントとの連結がなされる動作のために、P2P規格は大きく次のような4つの機能を有する。
第一に、P2P発見(Discovery)では、機器発見(device discovery)、サービス発見(service discovery)、グループ形成(group formation)、P2P招待(P2P invitation)のような技術項目を扱っている。機器発見は、同じチャネルを介して2個のP2P機器が相互に機器名又は機器タイプのような装置関連情報を交換する。サービス発見は、P2Pを通じて利用しようとするサービスに関連した情報を交換する。グループ形成は、どの機器がP2P GOになるかを決定して新しいグループを形成する機能である。P2P招待は、永久的に形成されたP2Pグループを呼び出したり、P2P機器を既存P2Pグループに参加させる機能である。
第二に、P2Pグループ動作(Group Operation)は、P2Pグループの形成と終了、P2Pグループへの連結、P2Pグループ内の通信、P2Pクライアント発見のためのサービス、持続的なP2Pグループ(persistent P2P group)の動作などについて説明している。
第三に、P2P電力管理(Power Management)は、P2P機器電力管理方法と節電モード時点における信号処理方法を扱っている。
最後に、管理されたP2P機器(Managed P2P Device)では、1個のP2P機器でP2Pグループを形成し、同時にWLAN APを介してインフラストラクチャー網に接続する方法を扱っている。
P2Pグループの特性について説明する。P2Pグループは、P2P GOがAPの役割を担い、P2PクライアントがSTAの役割を担うという点で、既存のインフラストラクチャーBSS(Basic Service Set)に類似している。したがって、P2P機器は、GOとクライアントの役割を担うことのできるソフトウェアを搭載しなければならない。P2P機器は、MACアドレスのようなP2P機器アドレスを用いることによって区別される。ただし、P2P機器がP2Pグループ内で通信する時にはP2Pインターフェースアドレスを用いて通信するが、この時には単一識別子(Globally unique ID)アドレスを使用する必要はない。P2Pグループは単一識別子P2PグループIDを有するが、これは、SSID(Service Set Identifier)とP2P GOのP2P機器アドレスとの組合せで構成される。Wi−Fi P2P規格において保安のためにWPA2−PSK/AESを使用する。P2Pグループの生命周期は、一回的(temporary)連結方法と、一定時間後に再び同じ連結を試みる持続的(persistent)連結方法とがある。持続的(Persistent)グループの場合、一旦P2Pグループが形成されると、相互の役割、資格証明、SSID、P2PグループIDをキャッシュ(cache)するが、再連結時に同一の連結形式を適用して速かにグループを連結することを可能にさせる方法である。
Wi−Fi P2P連結方法について説明する。Wi−Fi機器は大きく2段階(phase)の連結過程を有する。第一に、2つのP2P機器が互いに相手を発見(find)する段階と、第二に、互いに発見された機器間にP2P GO又はP2Pクライアントの役割を決定するグループ形成(group formation)段階とで構成される。まず、発見段階は、P2P機器が互いに連結されるようにする段階であり、細部的に、探索(search)と聴取(listen)状態で構成される。探索段階(Search state)は、プローブ要求フレーム(Probe Request frame)を用いて能動探索を実施する。このとき、速い探索のために探索の範囲を限定するが、チャネル1、6及び11のソーシャルチャネル(social channel)を用いて探索を実施する。聴取状態(listen state)のP2P機器は、3個のソーシャルチャネルから1つのチャネルだけを選択して受信状態を維持するが、仮に他のP2P機器が探索状態で送信したプローブ要求フレームを受信するとプローブ応答フレーム(Probe Response frame)で応答する。P2P機器はそれぞれ探索及び聴取状態を継続して反復してから相互の共通チャネルに到達することができる。P2P機器は互いに相手を発見した後に選択的に結合するために、デバイスタイプ、メーカー、又はお馴染みの機器名を発見するようにプローブ要求フレームとプローブ応答フレームを使用する。また、P2P機器内に存在する機器間の互換可能なサービスを確認するためにサービス発見(service discovery)を使用することができるが、これは、それぞれの機器内部で提供されるサービスが他の機器で互換可能かを決定するためである。P2P規格では特定のサービス発見規格を指定していない。P2P機器ユーザは、周辺のP2P機器及び機器が提供するサービスを検索した後、自身の所望する装置やサービスに速く連結することができる。
第二の段階としてグループ形成(group formation)段階を説明する。P2P機器が上述の発見(find)段階を完了すると、互いに相手機器の存在確認が完了する。これに基づいて、両P2P機器はBSSを構成するためのGO交渉段階に入る必要がある。このような交渉段階は大きく2つのサブ(sub)段階に分けられるが、その第一はGO交渉(negotiation)段階であり、その第二はWPS(Wi−Fi Protected Setup)段階である。GO交渉段階では、機器相互間にP2P GO又はP2Pクライアントとしての役割を交渉し、P2Pグループ内で使用する動作チャネル(operating channel)を設定する。WPS段階では、既存のWPSでなされる通常の作業を行うが、機器のユーザがキーパッドなどを用いて入力したPIN情報交換、プッシュボタンを用いた簡便セットアップなどの内容である。P2Pグループ内でP2P GOはP2Pグループの核心機能を担当する。P2P GOは、P2Pインターフェースアドレスを割り当て、グループの動作チャネルを選択し、グループの各種の動作媒介変数を含むビーコン信号を送出する。P2Pグループ内でとりあえずP2P GOだけがビーコン信号を送信できるが、これを用いて、P2P機器が連結初期段階であるスキャン段階(scan phase)で迅速にP2P GOを確認し、グループに参加する役割を担う。または、P2P GOは独自でP2Pグループセッションを始めることもでき、P2P発見段階で記述された方法を用いた後にセッションを始めることもできる。このように重要な役割を担うP2P GOになろうとする値は、ある機器に固定の値で存在するのではなく、応用又は上位層サービスによって調整可能なため、それぞれのアプリケーションの用途に応じて、開発者はP2P GOになろうとする適切な値を選択することができる。
次に、P2Pアドレシング(addressing)について説明する。P2P機器はP2Pグループセッション内でMACアドレスを用いてP2Pインターフェースアドレスを割り当てて使用する。この時、P2P GOのP2PインターフェースアドレスはBSSID(BSS Identifier)であるが、これは、実質的にP2P GOのMACアドレスである。
P2Pグループの連結解除について説明する。仮にP2Pセッションが終了すると、P2P GOは全P2PクライアントにDe−authenticationを通じてP2Pグループセッションの終了を知らせなければならない。P2Pクライアントの側面でもP2P GOに対して連結解除ができるが、この時、可能なかぎり、解除(disassociation)手順を踏む必要がある。クライアントの連結解除要求を受けたP2P GOは、P2Pクライアントが連結解除されたことが把握できる。仮にP2P GOが、P2Pクライアントから非正常のプロトコルエラーを感知したり、P2Pグループの連結を妨害する動作をするP2Pクライアントが感知されると、認証拒絶(rejection of authentication)や結合拒否(denial of association)を引き起こすが、具体的な失敗理由をassociation応答に記録して送信する。
図7は、P2Pが適用される場合のWFDネットワーク態様を示す図である。
図7に、新規P2P応用(例、ソーシャルチャット、位置ベースサービス提供、ゲーム連動など)が適用される場合のWFDネットワーク態様を例示している。図7を参照すると、WFDネットワークにおいて複数のP2P機器702a〜702dがP2P通信710を行い、P2P機器の移動によってWFDネットワークを構成するP2P機器が随時変更されたり、WFDネットワーク自体が動的/短時間的に新しく生成されたり消滅し得る。このように、新規P2P応用部分の特徴は、デンス(dense)ネットワーク環境で相当多いP2P機器間に動的/短時間的にP2P通信が生成され終了し得るという点である。
図8は、WFDS(Wi−Fi Direct Services)機器の簡略化されたダイヤグラムを示す図である。
Wi−Fi Direct MAC層と上位には、ASP(Application Service Platform)というアプリケーションサービスのためのプラットホームを定義している。ASPは上位アプリケーションと下位Wi−Fi Directとの間でセッション管理、サービスの命令処理、ASP間制御(control)及び保安(security)の役割を担当する。ASP上位には、WFDSで定義する4個の基本サービスである送信(Send)、再生(Play)、ディスプレイ(Display)、出力(Print)のサービスと、該当のアプリケーション及びUI(User Interface)を支援する。この時、送信(Send)サービスは、2つのWFDS機器間にファイル送信を実行できるサービス及びアプリケーションのことをいう。再生(Play)サービスは、2つのWFDS機器間にDLNAに基づくA/V、写真、音楽を共有するストリーミング(streaming)するサービス及びアプリケーションを意味する。出力(Print)サービスは、文書、写真などのコンテンツを有する機器とプリンタ装置間に文書及び写真の出力を可能にするサービス及びアプリケーションを定義している。ディスプレイ(Display)サービスは、WFAのミラキャストソース(Miracast Source)とミラキャストシンク(Miracast Sink)間に画面共有(sharing)を可能にするサービス及びアプリケーションを定義している。そして、活性化(Enable)サービスは、基本サービスの他に、third party application支援時にASP共通プラットホーム利用のために定義する。
本発明で説明する用語の一つであるサービスハッシュ(Service Hash)は、サービスネーム(Service Name)のサービスハッシュアルゴリズム(例えば、SHA256)ハッシュ(hashing)の最初の6オクテット(octet)を用いて、サービスネームから形成される。本発明で用いられるサービスハッシュは、特定のものだけを意味するわけではなく、プローブ要求/応答発見メカニズムを用いたサービスネームの十分な表示と理解することが好ましい。簡単に、例えば、サービスネームが“org.wifi.example”の場合、このサービスネームをSHA256でハッシュ(hashing)した値の前の6バイト(byte)がハッシュ値(hash value)である。
WFDSではプローブ要求メッセージにハッシュ値を含み、サービスがマッチングすると、サービスネームを含むプローブ応答メッセージで応答して、サービス支援ができるか否かを確認する。すなわち、サービスネームはDNS形態の、ユーザが読める(user readable)サービスの名である。サービスハッシュ値は、このサービスネームをアルゴリズム(例えば、SHA256)を通じて生成された256バイト値のうちの上位6バイトを意味する。上記の例のように、サービスネームが“org.wifi.example”の場合、サービスハッシュは“4e−ce−7e−64−39−49”値であってもよい。
したがって、本発明では、サービスネームをアルゴリズムを用いてハッシュ(hashing)した値の一部をサービスハッシュ(情報)と表現し、一つの情報としてメッセージ内に含めることができる。
既存のWFDS設定方法
図9は、既存のWFDSにおいてWFDS機器間機器発見(discovery)及びサービス発見をしてWFDSセッションを連結する過程を示す図である。
説明の便宜のために、図9に示すように、A機器は、自身が提供できるWFDSを検索者(seeker)に広告(advertise)する広告者(advertiser)の役割を担い、B機器は、広告されたサービスを検索(seek)する役割を担うと仮定する。A機器は自身のサービスを広告し、相手がサービスを検索して開始しようとする機器であり、B機器は、上位アプリケーション或いはユーザの要求に応じてサービスを支援する機器を検索する過程を行う。
A機器のサービス(service)端は、自身が提供できるWFDSを、A機器のアプリケーションサービスプラットホーム(Application Service Platform;ASP)端に広告する。B機器のサービス端も同様に、自身が提供できるWFDSを、B機器のASP端に広告することができる。B機器は検索者(seeker)としてWFDSを利用するために利用しようとするサービスをB機器のアプリケーション端からサービス端に指示し、続いてサービス端はASP端に当該WFDSを利用する対象機器を探すように指示する。
B機器のASP端は、自身のWFDS対象機器を探すために、P2P(peer to peer)プローブ要求(P2P Probe Request)メッセージを送信する(S910)。この時、P2Pプローブ要求メッセージ内には、自身が探そうとする或いは自身が支援可能なサービスのサービスネーム(service name)をハッシュ(hashing)し、サービスハッシュ形態で入れて要求する。検索者からP2Pプローブ要求メッセージを受信したA機器は、当該サービスを支援する場合、それに対する応答としてB機器にP2Pプローブ応答(P2P Probe Response)メッセージを送信する(S920)。P2Pプローブ応答メッセージには、サービスネーム或いはハッシュ値で支援するサービスと当該広告(advertise)ID値を含む。この過程は、A機器及びB機器が互いにWFDS機器であることと、支援するサービスの有無が分かる機器発見(Device Discovery)過程である。
その後、選択的に(optionally)、P2Pサービス発見過程によって特定サービスに対する詳細な内容が分かる。自身とWFDSができる機器を探したB機器は、当該機器にP2Pサービス発見要求(P2P Service Discovery Request)メッセージを送信する(S930)。B機器からP2Pサービス発見要求メッセージを受信したA機器は、ASP端で、前にA機器のサービス端から広告(advertise)されたサービスとB機器から受けたP2Pサービスネーム及びP2Pサービス情報とをマッチング(matching)して、B機器にP2Pサービス発見応答(P2P Service Discovery Response)メッセージを送信する(S940)。これは、IEEE 802.11uで定義されたGASプロトコル(protocol)を使用する。このようにサービス検索に対する要求が完了すると、B機器は、検索結果をアプリケーション及びユーザに知らせる。この時点までWi−Fi Directのグループが形成されていない状態であり、ユーザがサービスを選択してサービスが連結セッション(Connect Session)を行う場合、P2Pグループ形成(P2P Group formation)が進行される。
下記では、本発明の具体的な一実施例として、WFA、WFDS、Wi−Fi Direct、NAN(Neighbor Awareness Networking)、NFC(Near Field Communication)、BLE(Bluetooth Low Energy)の少なくともいずれか一つに基づいて動作するASPに対する構成について開示する。このとき、上述したWFDSなどは一つのインターフェースであってもよい。すなわち、インターフェースは、端末の動作を支援する方法を意味することができる。このとき、上述したインターフェースに基づいてASPがデバイス/サービスディスカバリに対して連動するための具体的な方法について述べる。
このとき、一例として、上述したインターフェースのうち、BLEは、2.4GHzの周波数を使用し、電力消耗を減らす形態のブルトゥース送受信方式であり得る。すなわち、ごく少ない容量のデータを速く送受信するために、電力消耗を減らしながらデータを送信するために用いることができる。
また、一例として、NAN(Neighbor Awareness Networking)ネットワークは、同じNANパラメータ(例えば、連続したディスカバリウィンドウの間の時間区間、ディスカバリウィンドウの区間、ビーコンインターバル又はNANチャネルなど)の集合を使用するNAN端末を意味することができる。NAN端末はNANクラスターを構成できるが、ここで、NANクラスターは同じNANパラメータの集合を使用し、同じディスカバリウィンドウスケジュールに同期化されているNAN端末の集合を意味することができる。NANクラスターに属したNAN端末は、マルチキャスト/ユニキャストNANサービスディスカバリフレームを、ディスカバリウィンドウの範囲内で、他のNAN端末に直接送信することができる。
また、一例として、NFCの場合は、13.56MHzの相対的に低い周波数帯域で動作することができる。このとき、2つのP2P機器がNFCを支援する場合、選択的にNFCチャネルを用いることができる。検索するP2P機器は、NFCチャネルを用いてP2P機器を発見することができる。NFC機器発見は、2つのP2P機器がグループ形成のための共通のチャネルに同意し、機器のパスワードのようなプロビジョニング(provisioning)情報を共有することを意味できる。
上述したインターフェースに関してASPを用いて具体的な連動方法について以下に述べる。このとき、ASPと連動可能なインターフェースとして上述の構成を提示したが、これは一例示に過ぎず、他のインターフェースを支援することも可能であり、上述した実施例に限定されない。
図10は、複数のインターフェースを支援するアプリケーションサービスプラットホーム(Application Service Platform;ASP)を示す図である。
上述したように、WFDSを支援する端末である広告者端末のサービス(service)端は、自身が提供できるサービスを広告し、WFDSを支援する他の端末である検索者端末のサービス端は、ASP端に当該サービスを利用する対象機器を探すように指示することができる。すなわち、既存ではASPを介して端末間にWFDSを支援することができた。
このとき、図10を参照すると、ASPは複数のインターフェースを支援することができる。このとき、一例として、ASPは、サービスディスカバリ(Service Discovery)を行うための複数のインターフェースを支援することができる。また、ASPはサービス連結(Connection)を行うための複数のインターフェースを支援することができる。
ここで、例として、サービスディスカバリを行う複数のインターフェースは、Wi−Fi Direct、NAN(Neighbor Awareness Networking)、NFC(Near Field Communication)、BLE(Bluetooth Low Energy)及びWLAN Infrastructureの少なくともいずれか一つであってもよい。
また、サービス連結を行う複数のインターフェースは、Wi−Pi Direct及びInfrastructureの少なくともいずれか一つであってもよい。また、一例として、ASPは複数の周波数帯域を支援することができる。このとき、一例として、複数の周波数帯域は、2.4GHz、5GHz、60GHzなどであってもよい。また、一例として、1GHz未満の周波数帯域に関する情報を支援することができる。すなわち、ASPは複数の周波数帯域を支援することができ、特定周波数帯域に限定されるものではない。
図10を参照すると、第1端末は、第1サービスに対するデバイスディスカバリ又はサービスディスカバリをASPを用いて行うことができる。その後、デバイスディスカバリ又はサービスディスカバリに対する検索が完了すると、検索結果に基づいてサービス連結を行うことができる。このとき、一例として、サービスディスカバリ検索に用いられるインターフェース及びサービス連結に行われるインターフェースは互いに異なってもよく、複数のインターフェースから選択することができる。
この時、ASPにおいて上述した複数のインターフェースを支援するための情報又はパラメータを用いることができる。
上述したASPと関連して、一例として、端末のサービス端はASPから第1サービスを支援できるサービスディスカバリ方法及び連結方法に関する情報を取得することができる。この時、第1サービスは、端末が提供する一つのサービスであってもよく、特定サービスに限定されるものではない。
端末のサービス端は、ASPから取得した情報に基づいてASPにAdvertiseService()又はSeekService()methodを呼び出すことができる。すなわち、端末は第1サービスに対するサービスディスカバリを行うために広告者又は検索者としてASPを利用することができ、これは、既存のASP動作と同一であってもよい。また、端末は、第1サービスに対するサービスディスカバリが行われた後、サービスディスカバリ結果に基づいてサービス連結を行うことができる。この時、サービス連結はP2P又はWLAN Infrastructureであってもよい。この時、一例として、2つのサービス連結とも複数の周波数帯域を支援するので、好む帯域を中心に連結を行うことができる。
このとき、一例として、サービスディスカバリ方法及び連結方法に関する情報は、下記の表1のようである。
以下では、下位互換性(Backward Compatibility)を考慮して端末がサービスディスカバリ及びサービス連結を行う方法について述べる。このとき、上述したWi−Fi Direct、NAN、NFC、BLE及びWLAN Infrastructureのように複数のインターフェースを利用するASPを支援する端末を第1タイプ端末とすることができる。すなわち、第1タイプ端末は、ASPに基づいて複数のインターフェースを介してサービスディスカバリ及びサービス連結を行うことができる。
また、上述したWFDS端末として、既存のWi−Fi Directインターフェース(又は、Peer to Peer Interface(P2P)インターフェース)だけを用いてサービスディスカバリ及びサービス連結を行う端末を第2タイプ端末とすることができる。下記では、第1タイプ端末及び第2タイプ端末を考慮してASPセッションを形成する方法について述べる。
図11は、端末のタイプを考慮してASPセッションを形成する方法を示す図である。
上述したように、端末はデバイス/サービスに対するディスカバリを行い、ディスカバリ結果を用いてサービス連結を行うことができる。
さらにいうと、検索者端末(Seeker device)のサービス端はASP端に上述したSeekService()メソッド(method)を呼び出すことができる。この時、検索者端末は呼び出されたメソッドに基づいて、マッチングするサービスを支援する広告者端末(Advertiser device)をディスカバリすることができる。
このとき、検索者端末が第1タイプ端末であれば、検索者端末は上述した複数のインターフェースのいずれか一つを用いてディスカバリを行うことができる。一例として、検索者端末はWi−Fi Directインターフェースに基づいてプローブ要求フレームを用いてディスカバリを行うことができる。また、一例として、検索者端末はNANインターフェースに基づいてNAN管理フレーム(NAN Management Frame、又はサービスディスカバリフレーム(Service Discovery Frame))を用いてディスカバリを行うことができる。また、一例として、検索者端末はBLEインターフェースに基づいてBLE広告パケット(BLE Advertising Packet)を用いてディスカバリを行うことができる。また、一例として、検索者端末はNFCインターフェースに基づいてNFC連結ハンドオーバー要求/選択(NFC Connection Handover Request/Select)メッセージを用いてディスカバリを行うことができる。また、一例として、検索者端末はインフラストラクチャー(Infrastructure)に基づいてmDNSクエリ/応答パケット(mDNS Query/Response Packet)を用いてディスカバリを行うことができる。
すなわち、検索者端末が第1タイプ端末であれば、検索者端末は複数のインターフェースのいずれか一つを用いてインターフェースに合うディスカバリ方法を用いてディスカバリを行うことができる。
一方、検索者端末が第2タイプ端末であれば、検索者端末はWi−Fi Directインターフェースに基づいてプローブ要求フレームを用いてディスカバリを行うことができる。
また、広告者端末のサービス端はASP端にAdvertiseService()メソッド(method)を呼び出すことができる。この時、広告者端末は、呼び出されたメソッドに基づいて、サービス支援ができるか否かを判断することができる。その後、広告者端末は応答メッセージを検索者端末に送信することができる。
この時、一例として、広告者端末が第1タイプ端末であれば、広告者端末は、検索者端末から受信したメッセージに対するインターフェースに基づいて応答メッセージを検索者端末に送信することができる。すなわち、広告者端末は、検索者端末が利用するインターフェースに基づいて応答メッセージを送信することができる。
一方、広告者端末が第2タイプ端末であれば、広告者端末はWi−Fi Directインターフェースに基づいて応答メッセージを送信することができる。すなわち、広告者端末は、検索者端末からWi−Fi Directインターフェースに基づいてプローブ要求フレームを受信した場合にのみ、プローブ応答フレームを検索者端末に送信することができる。
その後、検索者端末は広告者端末とサービスディスカバリ要求フレーム及びサービスディスカバリ応答フレームを交換して、マッチングするサービスに対する支援が可能か否かを確認し、支援されるサービスに対するASPセッションを確立することができる。
一例として、上述したように、検索者端末は、上述した第1タイプ端末及び第2タイプ端末のいずれか一つであってもよい。また、広告者端末も上述した第1タイプ端末及び第2タイプ端末のいずれか一つであってもよい。このとき、検索者端末と広告者端末は、相手の端末タイプ及び支援されるサービスに基づいてサービスディスカバリ方法及びサービス連結方法を選択する必要がある。
図11を参照すると、第1端末1110は、第1タイプ端末(複数のインターフェースを支援する。)端末であり得る。また、第2端末1120は、第2タイプ端末(Wi−Fi Directインターフェースだけを支援する。)端末であり得る。一例として、第1端末1110が検索者端末である場合、第2端末1120は広告者端末であってもよい。また、第1端末1110が広告者端末である場合、第2端末1120は検索者端末であってもよい。すなわち、第1端末1110及び第2端末1120のいずれか一つの端末は検索者端末であり、他の端末は広告者端末であってもよい。このとき、第1端末1110と第2端末1120の端末タイプが異なるため、サービスディスカバリ及びサービス連結方法に関する協議が必要であり得る。この時、一例として、第1端末1110と第2端末1120がサービスディスカバリ及びサービス連結を行う場合、第1端末1110及び第2端末1120はWi−Fi Directインターフェースだけを用いてサービスディスカバリ及びサービス連結を行うことができる。すなわち、検索者端末及び広告者端末のいずれか一つの端末が第1タイプであり、他の端末が第2タイプである場合には、Wi−Fi Directインターフェースだけを用いると定義できる。
また、一例として、第1端末1110及び第2端末1120は、第1サービスに限ってWi−Fi Directインターフェースだけを用いてサービスディスカバリ及びサービス連結を行うことができる。このとき、第1サービスは、送信(Send)、再生(Play)、ディスプレイ(Display)及び出力(Print)のいずれか一つであってもよい。すなわち、検索者端末及び広告者端末のいずれか一つの端末が第1タイプであり、他の端末が第2タイプであり、また、上述した第1サービスに対するASPセッションを形成する場合にのみWi−Fi Directインターフェースを用いることができる。
このとき、一例として、両端末が上述した第1サービスに対するサービスディスカバリ及びサービス連結を通じてASPセッションを形成する場合、両端末タイプがいずれも第1タイプである場合には、ASPで支援される複数のインターフェースのいずれか一つを用いてサービスディスカバリ及びサービス連結を行うことができる。
すなわち、下位互換性を考慮して、特定サービスとして第1サービス(送信、再生、ディスプレイ、出力)に対するサービスディスカバリ及びサービス連結が行われ、一つの端末が第1タイプであり、他の端末が第2タイプである場合に限って、特定インターフェースとしてWi−Fi Directインターフェースだけを用いることができる。
また、一例として、第1サービス(送信、再生、ディスプレイ、出力)に対するサービスディスカバリ及びサービス連結が行われる場合には、検索者端末及び広告者端末に対する端末タイプに関係なく、Wi−Fi Directインターフェースだけを用いることができる。一例として、第1サービスはWi−Fi Directインターフェースで支援されるサービスであり得るので、端末動作の統一性のために、第1サービスに対しては、端末タイプに関係なく、Wi−Fi Directインターフェースを介してのみサービスディスカバリ及びサービス連結を行うことができる。
また、一例として、第1タイプである第1端末1110と第2タイプである第2端末1120とが第1サービスに対するサービスディスカバリ及びサービス連結を行う場合、呼び出されるメソッドに含まれる情報が異なるように設定されてもよい。
一例として、広告者端末はAdvertiseService()メソッドを呼び出すことができ、これは、上述したとおりである。このとき、AdvertiseService()メソッドは、下記の表2のようである。より詳細には、AdvertiseService()メソッドは、パラメータとしてサービスタイプ(Service type)、インスタンス名(Instance name)、サービス情報(Service Information)、サービス状態(Service Status)、自動受諾(auto accept)、ディスカバリメカニズム(Discovery Mechanism)、選好連結(Preferred connection)及び選好連結設定(Preferred Connection Setting)の少なくともいずれか一つを含むことができる。
ここで、一例として、広告者端末が第1タイプ端末であり、第1サービスに対するサービスディスカバリを行うことができる。この時、第1サービスは上述した第2タイプ端末で支援される特定サービスであるので、第2タイプ端末を考慮して、上述したAdvertiseService()メソッドに含まれるパラメータ値を異なるように設定することができる。
一例として、サービスタイプ(Service Type)は、第2タイプ端末に対するサービス名が含まれてもよい。このとき、第2タイプ端末に対するサービス名は“org.wi−fi.wfds.xxx.tx”のように設定することができる。一例として、第1サービスが送信サービスである場合、サービス名は“org.wi−fi.wfds.send.tx”のようにすることができる。また、第1タイプ端末に対するサービス名は“_xxx._tcp.local”のように設定することができる。一例として、第1サービスが送信サービスである場合、サービス名は“_send._tcp.local”のようにすることができる。すなわち、複数のインターフェースを支援するASPに基づいて動作する第1タイプ端末に対するサービス名とWi−Fi Directインターフェースだけを支援するASPに基づいて動作する第2タイプに対するサービス名を、異なるように設定することができる。
このとき、一例として、広告者端末が第1タイプ端末であっても、第1サービスに対する広告を行うためにAdvertiseService()メソッドを呼び出す場合であれば、サービス名には“org.wi−fi.wfds.xxx.tx”が含まれてもよい。すなわち、第2タイプ端末で使われるフォーマットでサービス名が含まれてもよい。
また、一例として、広告者端末が第1タイプ端末である場合、サービス情報(Service Information)はDNS(Domain Name System)レコード形態として、pointer(PTR)レコード、サービス(SRV)レコード、及びtext(TXT)レコードのフォーマットでサービスに関する情報が含まれてもよい。このとき、広告者端末が第1タイプ端末であっても、第1サービスに対する広告を行うためにAdvertiseService()メソッドを呼び出す場合であれば、サービス情報は、上述したDNSレコード形態ではなく、第2タイプ端末で設定されるサービス情報のフォーマットに基づいてサービス情報が含まれてもよい。
また、一例として、ディスカバリメカニズムは複数のインターフェースを支援するASPに基づいてサービスディスカバリが行われるインターフェースを指示する情報であってもよい。このとき、一例として、広告者端末が第1タイプ端末であり、第1サービスに対する広告を行うためにAdvertiseService()メソッドを呼び出す場合であれば、ディスカバリメカニズムはWi−Fi Directインターフェースを指示する値に設定されてもよい。
また、一例として、選好連結及び選好連結設定は、複数のインターフェースを支援するASPに基づいて、サービス連結が行われるインターフェース及びインターフェースに対する関連情報を指示することができる。このとき、一例として、広告者端末が第1タイプ端末であり、第1サービスに対する広告を行うためにAdvertiseService()メソッドを呼び出す場合であれば、選好連結は、Wi−Fi Directインターフェースを指示する値に設定されてもよい。また、選好連結設定は、Wi−Fi Directインターフェースに関する情報が含まれてもよい。
すなわち、広告者端末が第1タイプ端末であり、複数のインターフェースを支援するASPに基づいてAdvertiseService()メソッドを呼び出す場合であっても、第1サービスとして第2タイプ端末に対するサービスを広告する場合には、Wi−Fi Directインターフェースに関する情報形態でパラメータを構成することができる。
また、一例として、検索者端末はSeekService()メソッドを呼び出すことができ、これは、上述したとおりである。このとき、SeekService()メソッドは、下記の表3のようにすることができる。より詳細には、SeekService()メソッドは、パラメータとしてサービスタイプ(Service type)、要求サービス情報(Service Information Request)、ディスカバリメカニズム(Discovery Mechanism)、選好連結(Preferred connection)及び選好連結設定(Preferred Connection Setting)の少なくともいずれか一つが含まれてもよい。
このとき、一例として、検索者端末が第1タイプ端末であり、第1サービスに対するサービスディスカバリを行うことができる。この時、第1サービスは、上述した第2タイプ端末で支援される特定サービスであるので、第2タイプ端末を考慮して、上述したSeekService()メソッドに含まれるパラメータ値を異なるように設定することができる。
一例として、サービスタイプ(Service Type)は、第2タイプ端末に対するサービス名が含まれてもよい。このとき、第2タイプ端末に対するサービス名は“org.wi−fi.wfds.xxx.tx”のように設定することができる。一例として、第1サービスが送信サービスである場合、サービス名は“org.wi−fi.wfds.send.tx”のようにすることができる。また、第1タイプ端末に対するサービス名は“_xxx._tcp.local”のように設定することができる。一例として、第1サービスが送信サービスである場合、サービス名を“_send._tcp.local”のようにすることができる。すなわち、複数のインターフェースを支援するASPに基づいて動作する第1タイプ端末に対するサービス名とWi−Fi Directインターフェースだけを支援するASPに基づいて動作する第2タイプに対するサービス名を異なるようにすることができる。
このとき、一例として、検索者端末が第1タイプ端末であっても、第1サービスに対する検索を行うためにSeekService()メソッドを呼び出す場合であれば、サービス名には“org.wi−fi.wfds.xxx.tx”が含まれてもよい。すなわち、第2タイプ端末で使われるフォーマットでサービス名が含まれてもよい。
また、一例として、検索者端末が第1タイプ端末である場合、サービス情報(Service Information)はDNS(Domain Name System)レコード形態として、pointer(PTR)レコード、サービス(SRV)レコード、及びtext(TXT)レコードのフォーマットでサービスに関する情報が含まれてもよい。このとき、検索者端末が第1タイプ端末であっても、第1サービスに対する広告を行うためにSeekService()メソッドを呼び出す場合であれば、サービス情報は、上述したDNSレコード形態ではなく、第2タイプ端末で設定されるサービス情報のフォーマットに基づいてサービス情報が含まれてもよい。
また、一例として、ディスカバリメカニズムは、複数のインターフェースを支援するASPに基づいてサービスディスカバリが行われるインターフェースを指示する情報であってもよい。このとき、一例として、検索者端末が第1タイプ端末であり、第1サービスに対する検索を行うためにSeekService()メソッドを呼び出す場合には、ディスカバリメカニズムは、Wi−Fi Directインターフェースを指示する値に設定されてもよい。
また、一例として、選好連結及び選好連結設定は、複数のインターフェースを支援するASPに基づいてサービス連結が行われるインターフェース及びインターフェースに対する関連情報を指示することができる。このとき、一例として、検索者端末が第1タイプ端末であり、第1サービスに対する検索を行うためにSeekService()メソッドを呼び出す場合であれば、選好連結は、Wi−Fi Directインターフェースを指示する値に設定されてもよい。また、選好連結設定は、Wi−Fi Directインターフェースに関する情報が含まれてもよい。
すなわち、図11で、第1端末1110に対しては、AdvertiseService()及びSeekService()メソッドのパラメータを、複数のインターフェースを支援するASPに対するフォーマットに基づいて設定することができる。ただし、第2端末1120とマッチングするサービス(送信、再生、ディスプレイ、出力)が存在する場合においては、Wi−Fi Directインターフェースに基づいてパラメータを設定し、ASPに対するセッションを形成することができ、これは、上述したとおりである。
図12及び図13は、ASP端に位置する下位互換性(Backward Compatibility)モジュールに基づいてASPセッションを形成する方法を示す図である。
上述したように、検索者端末及び広告者端末のいずれか一つの端末が第1タイプ端末であり、他の端末が第2タイプ端末である場合、第1サービス(送信、再生、ディスプレイ、出力)に対するサービスディスカバリ及びサービス連結は、Wi−Fi Directインターフェースだけを用いて行うことができる。このとき、一例として、サービス名及びサービス情報は、Wi−Fi Directインターフェースで用いられるフォーマットのみと定義することができ、これは、上述したとおりである。
このとき、一例として、第1タイプ端末(複数のインターフェースを支援するASPに基づいて動作する端末)には下位互換性モジュール(Backward Compatibility Module;BCモジュール)を設定することができる。このとき、BCモジュールは、Wi−Fi Directで用いられるサービス名(WFDSサービス名)をmDNS(Multicast DNS)サービス名のフォーマットに変更することができる。また、その反対も可能である。すなわち、BCモジュールはレガシーサービスとしてWi−Fi Directインターフェースのサービスを支援するために第1タイプ端末に設定されて、メソッド及びイベントを支援することができる。
また、一例として、第1タイプ端末は、BCモジュールに基づいてWFDSサービス名をmDNSサービス名に変更するためのマッピングテーブルを含むことができる。すなわち、第1タイプ端末は、マッピングテーブル値に基づいて、対応するサービス名に対するフォーマットを変更することができる。
このとき、一例として、第1タイプ検索者端末である場合、第1タイプ検索者端末は基準(standard)サービス名を選択することができる。このとき、第1タイプ検索者端末はWFDSサービス名を基準サービス名に設定し、これに基づいてサービスディスカバリを行うことができる。一例として、第1タイプ検索者端末はWFDSサービス名に基づいてサービスディスカバリを行って、第2タイプ広告者端末だけを制限的にディスカバリすることができる。
また、第1タイプ検索者端末はmDNSサービス名を基準サービス名に設定し、これに基づいてサービスディスカバリを行うことができる。一例として、第1タイプ検索者端末はmDNSサービス名に基づいて第1タイプ広告端末だけを制限的にディスカバリすることができる。
また、第1タイプ検索者端末はWFDSサービス名及びmDNSサービス名の両方を用いてサービスディスカバリを行うことができる。このとき、第1タイプ検索者端末は、サービス名に対応する全てのタイプの広告者端末をディスカバリすることができる。すなわち、第1タイプ検索者端末は、BCモジュールに基づいてサービス名マッピングテーブルでサービス名を変更し、必要なサービス名を選択することができる。その後、第1タイプ検索者端末は選択されたサービス名に基づいてサービスディスカバリを行うことができる。
また、第1タイプ広告者端末である場合、第1タイプ広告者端末は、基準(standard)サービス名を選択することができる。このとき、第1タイプ検索者端末は、WFDSサービス名を基準サービス名に設定し、これに基づいてサービスディスカバリを行うことができる。一例として、第1タイプ広告者端末は第2タイプ検索者端末にのみ制限的にサービスに対する広告を行うことができる。
また、第1タイプ広告者端末はmDNSサービス名を基準サービス名に設定し、これに基づいてサービスディスカバリを行うことができる。一例として、第1タイプ広告者端末はmDNSサービス名に基づいて第1タイプ検索者端末にのみ制限的にサービス広告を行うことができる。
また、第1タイプ広告者端末はWFDSサービス名及びmDNSサービス名の両方を用いてサービスディスカバリを行うことができる。これによって、第1タイプ広告者端末は第1タイプ検索者端末及び第2タイプ検索者端末の両方にサービスに対する広告を行うことができる。すなわち、第1タイプ広告者端末はBCモジュールに基づいてサービス名マッピングテーブルでサービス名を変更し、必要なサービス名を選択することができる。その後、第1タイプ広告者端末は、選択されたサービス名に基づいてサービスディスカバリのためのサービス広告を行うことができる。
一例として、図12を参照すると、WFDS端末1210は第2タイプ端末であり、ASP2端末1220,1230は第1タイプ端末であってもよい。このとき、BCモジュールはASP2端末1220のASP端に位置している。すなわち、ASP2端末1220は第1サービス(送信、再生、ディスプレイ、出力)に対するメソッドが呼び出されると、メソッドに含まれるサービス名及びサービス情報をWi−Fi Directインターフェースフォーマットに合うように変更することができる。このとき、ASP2端末1220は、Wi−Fi Directインターフェースに変更された情報をフレームに含めてWi−Fi Directインターフェースを介してWFDS1210端末に送信することができる。また、一例として、ASP2端末1220が第1サービス以外のサービスを呼び出す場合、ASP2端末1220は、BCモジュールを利用せず、mDNSサービス名に基づいて他のASP2端末1230に対するサービスディスカバリ及びサービス連結を行うことができる。
他の例として、図13を参照すると、WFDS端末1310は第2タイプ端末であり、ASP2端末1320,1330は第1タイプ端末であってもよい。このとき、一例として、BCモジュールはサービス端に位置している。すなわち、ASP2端末1320は第1サービス(送信、再生、ディスプレイ、出力)に対する広告又はディスカバリをBCモジュールを用いてWFDSサービス名で行うことができる。すなわち、呼び出されるメソッドには既にWFDSサービス名及びWi−Fi Directインターフェースフォーマットに基づくサービス情報が含まれてもよい。このとき、ASP2端末1320は、呼び出されたメソッドに基づいてWi−Fi Directインターフェースを介してWFDS1310端末にフレームを送信することができる。また、一例として、ASP2端末1320が第1サービス以外のサービスを呼び出す場合、ASP2端末1320はBCモジュールを利用せず、mDNSサービス名に基づいて他のASP2端末1330に対するサービスディスカバリ及びサービス連結を行うことができる。
すなわち、BCモジュールはサービス端又はASP端に位置し得る。このとき、ASP2端末(又は、第1タイプ端末)が第1サービス(送信、再生、ディスプレイ、出力)に対するサービスディスカバリ及びサービス連結を行う場合に、BCモジュールに基づいてWi−Fi Directインターフェースに対するフォーマットでサービスに関する情報を含めてサービスディスカバリ及びサービス連結を行うことができ、これは、上述したとおりである。
図14は、本明細書の一実施例によってASPセッション形成を行う方法を示す図である。
検索者端末は広告者端末と第1サービスに対するディスカバリを行うことができる(S1410)。このとき、図10〜図13で上述したように、第1サービスは送信、再生、ディスプレイ及び出力のいずれか一つであってもよい。このとき、検索者端末及び広告者端末のいずれか一つの端末が第1タイプ端末(複数のインターフェースに基づいて動作するASPを支援する端末)であり、他の端末が第2タイプ端末(Wi−Fi Directインターフェースに基づいて動作するASPを支援する端末)である場合、第1サービスに対するディスカバリは、Wi−Fi Directインターフェースだけを用いて行うことができ、これは、上述したとおりである。
次に、検索者端末は、行われたディスカバリ結果に基づいて広告者端末と連結を行い、第1サービスに対するASPセッションを形成することができる(S1420)。このとき、図10〜図13で上述したように、検索者端末及び広告者端末のいずれか一つの端末が第1タイプ端末であり、他の端末が第2タイプ端末である場合、第1サービスに対する連結及びASPセッション形成は、Wi−Fi Directインターフェースだけを用いて行うことができ、これは、上述したとおりである。
図15は、本明細書の一実施例によってASPセッション形成を行う方法を示す図である。
検索者端末は広告者端末と第1サービスに対するディスカバリ及び連結を行うことができる(S1510)。このとき、図10〜図14で上述したように、検索者端末と広告者端末はディスカバリ及び連結に基づいてASPセッションを形成することができる。
このとき、検索者端末及び広告者端末のタイプに基づいてディスカバリ及び連結が行われるインターフェースを異なるように設定することができる(S1520)。
このとき、広告者端末及び検索者端末がいずれも第1タイプ端末(複数のインターフェースに基づいて動作するASPを支援する端末)であれば、ディスカバリ及び連結は、検索者端末及び広告者端末のASPが支援する複数個のインターフェースの少なくともいずれか一つを介して行うことができる(S1530)。この時、図10〜図14で上述したように、広告者端末及び検索者端末のASPはいずれも複数のインターフェースを支援するので、それらの中から一つを選択して第1サービスに対するディスカバリ及び連結を行うことができる。その後、広告者端末及び検索者端末は第1サービスに対するASPセッションを形成することができる。
次に、広告者端末及び検索者端末のいずれか一つの端末は第1タイプであり、他の端末は第2タイプである場合、ディスカバリ及び連結はWi−Fi Directインターフェースを介して行われてもよい(S1540)。このとき、図10〜図14で上述したように、第1サービスは送信、再生、ディスプレイ及び出力のいずれか一つであってもよい。また、第2タイプ端末は、Wi−Fi Directインターフェースに基づいて動作するASPを支援する端末であってもよい。すなわち、検索者端末及び広告者端末の端末タイプが異なる場合には、下位互換性を考慮して、Wi−Fi Directインターフェースだけを用いて第1サービスに対するディスカバリ及び連結が行われてもよい。これは、上述したとおりである。
図16は、本明細書の一実施例によって端末装置のブロック図を示す図である。
端末装置は、複数のインターフェースを利用可能なASPを支援する端末であり得る(第1タイプ端末)。または、端末装置はWi−Fi Directインターフェースを利用可能なASPを支援する端末であってもよい(第2タイプ端末)。このとき、端末装置100は、無線信号を送信する送信モジュール110、無線信号を受信する受信モジュール130、及び送信モジュール110及び受信モジュール130を制御するプロセッサ120を含むことができる。このとき、端末100は送信モジュール110及び受信モジュール130を用いて外部デバイスと通信を行うことができる。このとき、外部デバイスは他の端末装置であり得る。他の例として、外部デバイスは基地局であってもよい。すなわち、外部デバイスは、端末装置100と通信を行うことができる装置であり、上述した実施例に限定されない。端末装置100は送信モジュール110及び受信モジュール130を用いてコンテンツなどのデジタルデータを送信及び受信することができる。
また、一例として、端末装置は検索者端末の役割を担うことができる。また、端末装置は広告者端末の役割を担うこともでき、これは、上述したとおりである。このとき、本明細書の一実施例によれば、端末装置が検索者端末の役割を担う場合、端末装置100のプロセッサ120は、広告者端末と第1サービスに対するディスカバリを行うことができる。その後、プロセッサ120は、行われたディスカバリ結果に基づいて広告者端末と連結を行い、第1サービスに対するASPセッションを形成することができる。このとき、検索者端末及び広告者端末が第1タイプ端末であれば、ディスカバリ及び連結は、検索者端末及び広告者端末のASPが支援する複数個のインターフェースの少なくともいずれか一つを介して行うことができる。一方、検索者端末及び広告者端末のいずれか一方が第1タイプ端末であり、他方が第2タイプ端末であれば、ディスカバリ及び連結は、Wi−Fi Directインターフェースを介して行うことができる。
また、一例として、端末装置100は、下位互換性モジュール(Backward Compatibility Module;BCモジュール)140をさらに含むことができる。このとき、BCモジュール140は第1タイプ端末及び第2タイプ端末に対する互換性支援の役割を担うことができる。一例として、BCモジュール140はWi−Fi Directインターフェースフォーマットのサービス名とmDNSフォーマットのサービス名の相互間の変更を行うことができる。また、BCモジュール140は、第1タイプ端末及び第2タイプ端末が共存する環境を考慮して、レガシーサービスに対するプリミティブを支援することができ、これは、上述したとおりである。
上述した本発明の実施例は、様々な手段によって具現することができる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア、又はそれらの結合などによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、1つ又はそれ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例に係る方法は、以上で説明した機能又は動作を実行するモジュール、手順又は関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶して、プロセッサによって駆動することができる。上記メモリユニットは、上記プロセッサの内部又は外部に位置し、既に公知の様々な手段によって上記プロセッサとデータをやり取りすることができる。
上述したように開示された本発明の好ましい実施の形態に関する詳細な説明は、当業者が本発明を具現し実施できるように提供された。以上では本発明の好ましい実施の形態を参照して説明したが、当該技術の分野における熟練した当業者は、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で、本発明を様々に修正及び変更できることが理解できる。したがって、本発明は、ここに表した実施の形態に制限されるものではなく、ここに開示された原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲を付与しようとするものである。また、以上では本明細書の好ましい実施例について図示及び説明したが、本明細書は、上述した特定の実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求する本明細書の要旨を超えることなく、当該発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって様々な変形実施が可能であることは勿論、それらの変形実施は本明細書の技術的思想や展望から離れて理解されてはならない。
そして、当該明細書では物の発明と方法の発明が全て説明されており、必要によって、両発明の説明を補充的に適用することができる。