JP2018512786A - 非静止衛星通信システムにおける時間または周波数の同期のための方法および装置 - Google Patents

非静止衛星通信システムにおける時間または周波数の同期のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

衛星を通じてゲートウェイと通信しているユーザ端末によって送信される無線信号の時間または周波数の同期のための、方法および装置が提供される。衛星は、データ通信、音声通信、またはビデオ通信のための地球低軌道(LEO)衛星通信システムなどの、非静止衛星通信システムの一部であり得る。ユーザ端末からの逆方向リンク無線信号の送信の時間は、衛星またはゲートウェイにおいて大きな時間遅延の差異を伴わずに信号が到来するように調整され得る。ユーザ端末から送信される逆方向リンク無線信号の搬送波周波数は、衛星またはゲートウェイにおいて大きな周波数オフセットの差異を伴わずに信号が到来するように調整され得る。

Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2015年3月20日に出願された「METHOD AND APPARATUS FOR TIME OR FREQUENCY SYNCHRONIZATION IN NON-GEOSYNCHRONOUS SATELLITE COMMUNICATION SYSTEMS」と題する米国仮出願第62/136,137号の優先権を主張する。
本明細書において説明される様々な態様は、衛星通信に関し、より詳細には、非静止衛星通信システムにおける時間または周波数の同期に関する。
従来の衛星ベースの通信システムは、ゲートウェイと、ゲートウェイと1つまたは複数のユーザ端末との間で通信信号を中継するための1つまたは複数の衛星とを含む。ゲートウェイは、通信衛星へ信号を送信するための、かつ通信衛星から信号を受信するためのアンテナを有する、地上局である。ゲートウェイは、ユーザ端末を、他のユーザ端末へ、または、公衆交換電話網、インターネット、ならびに様々なパブリックネットワークおよび/もしくはプライベートネットワークなどの他の通信システムのユーザへ接続するための通信リンクを、衛星を使用して提供する。衛星は、情報を中継するために使用される、軌道周回する受信機およびリピータである。
衛星は、ユーザ端末が衛星の「フットプリント」内にある限り、ユーザ端末から信号を受信し、ユーザ端末に信号を送信することができる。衛星のフットプリントは、衛星の信号の範囲内の地表上の地理的領域である。フットプリントは通常、ビームフォーミングアンテナの使用を通じて「ビーム」へと地理的に分割される。各ビームは、フットプリント内の特定の地理的領域をカバーする。ビームは、同じ衛星からの2つ以上のビームが同じ地理的領域をカバーするように方向付けられ得る。
静止衛星が通信のために長く使用されてきた。静止衛星は、地球上の所与の場所に対して静止しているので、地球上の通信トランシーバと静止衛星との間の無線信号伝播において、タイミングのシフトおよびドップラー周波数のシフトはほとんどない。しかしながら、静止衛星は静止軌道(GSO)に限定されており、GSOは赤道の真上の、地球の中心から約42,164kmの半径を有する円であるので、GSOに置くことができる衛星の数は限られている。静止衛星に対する代替として、地球低軌道(LEO)などの非静止軌道にある衛星の配置を利用する通信システムが、地球全体または地球の少なくとも大部分に対する通信カバレッジを提供するために考案されている。
GSO衛星ベースの地上通信システムと比較すると、LEO衛星ベースのシステムなどの非静止衛星ベースのシステムには、異なる時間において地上の通信デバイス(ゲートウェイまたはユーザ端末(UT)など)に対する衛星の速度が異なること、ならびに異なるビームに対して搬送波周波数が異なることが原因で、時間または周波数の同期についていくつかの課題が存在することがある。たとえば、地上のゲートウェイとLEO衛星との間のフィーダリンクでは、時間および搬送波周波数とともに変化するドップラー周波数シフトの変動が発生することがある。フィーダリンクでは、時間とともに変化する、衛星とゲートウェイとの間の高周波(RF)信号の伝播遅延の変動が発生することもある。別の例として、衛星と様々なUTとの間のサービスリンクでは、衛星ビームのカバレッジ内にある異なるUTの間で、ドップラー周波数シフトの差異が発生することもある。その上、そのようなサービスリンクでは、衛星ビームのカバレッジ内にあるUTの間で、信号伝播の遅延の差異が発生することもある。非静止衛星のビームカバレッジ内にある異なるUTの間での、ドップラー周波数シフトの差異および時間遅延の差異をなくすこと、または少なくとも減らすことが、一般に望ましい。
本開示の態様は、非静止衛星通信システムにおける時間または周波数の同期のための装置および方法を対象とする。
一態様では、衛星と通信している第1の地上局における第1の信号の送信の時間および無線周波数を制御する方法が提供され、この方法は、ローカルの時間基準および受信された信号または衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正時間値を計算するステップと、第1の地上局における第1の信号の送信の時間を調整するために予備修正時間値を適用するステップと、ローカルの周波数基準および受信された信号または衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正周波数値を計算するステップと、第1の地上局における第1の信号の無線周波数を調整するために予備修正周波数値を適用するステップとを備える。
別の態様では、衛星と通信している第1の地上局における第1の信号の送信の時間および無線周波数を制御するように構成される装置が提供され、この装置は、ローカルの時間基準および受信された信号または衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正時間値を計算するように構成される論理と、第1の地上局における第1の信号の送信の時間を調整するために予備修正時間値を適用するように構成される論理と、ローカルの周波数基準および受信された信号または衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正周波数値を計算するように構成される論理と、第1の地上局における第1の信号の無線周波数を調整するために予備修正周波数値を適用するように構成される論理とを備える。
別の態様では、衛星と通信している第1の地上局における第1の信号の送信の時間および無線周波数を制御するための装置が提供され、この装置は、ローカルの時間基準および受信された信号または衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正時間値を計算するための手段と、第1の地上局における第1の信号の送信の時間を調整するために予備修正時間値を適用するための手段と、ローカルの周波数基準および受信された信号または衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正周波数値を計算するための手段と、第1の地上局における第1の信号の無線周波数を調整するために予備修正周波数値を適用するための手段とを備える。
さらに別の態様では、コンピュータまたはプロセッサに、衛星と通信している第1の地上局における第1の信号の送信の時間および無線周波数を制御させる命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体が提供され、この命令は、ローカルの時間基準および受信された信号または衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正時間値を計算し、第1の地上局における第1の信号の送信の時間を調整するために予備修正時間値を適用し、ローカルの周波数基準および受信された信号または衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正周波数値を計算し、第1の地上局における第1の信号の無線周波数を調整するために予備修正周波数値を適用するための命令を備える。
添付の図面は、本開示の態様の説明を助けるために提示され、態様の限定ではなく、態様の例示のためにのみ提供されている。
例示的な通信システムのブロック図である。 図1のゲートウェイの一例のブロック図である。 図1の衛星の一例のブロック図である。 図1のユーザ端末の一例のブロック図である。 図1のユーザ機器の一例のブロック図である。 時間または周波数の開ループ予備修正の例を示す図である。 時間または周波数の閉ループ予備修正の例を示す図である。 時間または周波数の閉ループ予備修正と組み合わせた開ループ予備修正の例を示す図である。 ハンドオフの際のユーザ端末における周波数オフセットの大きなジャンプを回避するためのチャネルごとの順方向リンク周波数の修正の例を示す図である。 ゲートウェイおよびユーザ端末を伴う、システムレベルの時間または周波数の修正の例を示す図である。 一連の相互に関連する機能モジュールとして表される、衛星と通信している地上局において信号の時間および周波数を制御するための装置の例を示す図である。
本開示の様々な態様は、データ通信、音声通信、またはビデオ通信のための地球低軌道(LEO)衛星通信システムなどの、非静止衛星通信システムの中の衛星を通じてゲートウェイと通信しているユーザ端末(UT)によって送信される、無線信号の時間または周波数の同期のための方法および装置に関する。一態様では、ユーザ端末からの無線信号の送信の時間は、それらの信号が同じ時間に、または規定される許容範囲内にある到来時間の差異を伴ってゲートウェイに到来するように、調整され得る。別の態様では、ユーザ端末から送信される無線信号の搬送波周波数は、ゲートウェイにおける、限定ではないがドップラーオフセットの差異を含む周波数オフセットの差異が除去されるように、または少なくとも規定される許容範囲内に低減されるように、調整され得る。一態様では、時間または周波数の予備修正値を生成するために、開ループ予備修正が行われ、これは、伝播遅延を等しくするように送信時間を調整するために、または、周波数オフセットの差異を除去もしくは低減するように搬送波周波数を調整するために、適用され得る。別の態様では、時間または周波数のより正確な修正値を与えるために、開ループ予備修正に加えて閉ループ予備修正が行われる。本開示の様々な他の態様も、以下でさらに詳細に説明される。
本開示の具体的な例は、以下の説明および関連する図面において説明される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替的な例が考案され得る。さらに、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、よく知られている要素は詳細に説明されず、または省略される。
「例示的」という語は、本明細書において、「例、事例、または例示として機能すること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書において説明されるいずれの態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきでない。同様に、「態様」という用語は、すべての態様が論じられた特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。
本明細書において使用される用語は、特定の態様のみを説明することを目的としており、態様を限定するものではない。本明細書では、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が別段明確に示さない限り、複数形も含むものとする。本明細書では、「備える(comprises、comprising)」、または「含む(includes、including)」という用語は、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、または構成要素の存在を明示するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、またはそれらのグループの存在または追加を排除するものではないことがさらに理解されるだろう。さらに、「または」という用語は、ブール演算子「OR」と同じ意味を有し、すなわち、「いずれか」および「両方」の可能性を含み、別段に明記されていない限り、「排他的論理和」(「XOR」)に限定されないことを理解されたい。2つの隣接する語の間の記号「/」は、別段に明記されていない限り、「または」と同じ意味を有することも理解されたい。その上、「〜に接続される」、「〜に結合される」、または「〜と通信している」などの句は、別段に明記されていない限り、直接接続に限定されない。
さらに、多くの態様が、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実行されるべき一連の活動に関して説明される。本明細書において説明される様々な活動は、特定の回路、たとえば中央処理装置(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、デジタル信号プロセッサ(DPS)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または様々な他のタイプの汎用もしくは専用のプロセッサもしくは回路によって実行されることがあり、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって実行されることがあり、あるいは両方の組合せによって実行されることがあることが認識されよう。加えて、本明細書において説明される一連の活動は、実行時に、関連するプロセッサに本明細書において説明される機能を実行させるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した、任意の形式のコンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現化されるものと見なされ得る。したがって、本開示の様々な態様は、特許請求される主題の範囲内にそのすべてが入ることが企図されている、いくつかの異なる形態で具現化され得る。加えて、本明細書では、本明細書において説明される態様ごとに、任意のそのような態様の対応する形態が、たとえば、説明される活動を実行する「ように構成された論理」として説明されることがある。
図1は、非静止軌道、たとえば地球低軌道(LEO)にある複数の衛星を含む(ただし例示をわかりやすくするために1つの衛星300のみが示されている)衛星通信システム100、衛星300と通信しているゲートウェイ200、衛星300と通信している複数のユーザ端末(UT)400および401、ならびにUT400および401とそれぞれ通信している複数のユーザ機器(UE)500および501の例を示す。各UE500または501は、モバイルデバイス、電話、スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータ、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、スマートウォッチ、オーディオビジュアルデバイス、またはUTと通信する能力を含む任意のデバイスなどの、ユーザデバイスであり得る。加えて、UE500および/またはUE501は、1つまたは複数のエンドユーザデバイスと通信するために使用されるデバイス(たとえば、アクセスポイント、スモールセルなど)であり得る。図1に示される例では、UT400およびUE500は、双方向アクセスリンク(順方向アクセスリンクおよび逆方向アクセスリンクを有する)を介して互いに通信し、同様に、UT401およびUE501は、別の双方向アクセスリンクを介して互いに通信する。別の実装形態では、1つまたは複数の追加のUE(図示されていない)は、受信のみを行うように、したがって、順方向アクセスリンクのみを使用してUTと通信するように構成され得る。別の実装形態では、1つまたは複数の追加のUE(図示されていない)も、UT400またはUT401と通信し得る。代替的に、UTおよび対応するUEは、たとえば、衛星と直接通信するための内蔵衛星トランシーバおよびアンテナを有する携帯電話などの、単一の物理デバイスの一体部分であり得る。
ゲートウェイ200は、インターネット108への、または、1つまたは複数の他のタイプのパブリックネットワーク、セミプライベートネットワーク、もしくはプライベートネットワークへのアクセス権を有し得る。図1に示される例では、ゲートウェイ200はインフラストラクチャ106と通信しており、インフラストラクチャ106は、インターネット108、または1つまたは複数の他のタイプのパブリックネットワーク、セミプライベートネットワーク、もしくはプライベートネットワークにアクセスすることが可能である。ゲートウェイ200はまた、たとえば、光ファイバー網または公衆交換電話網(PSTN)110などの固定回線網を含む、様々なタイプの通信バックホールに結合され得る。さらに、代替的な実装形態では、ゲートウェイ200は、インフラストラクチャ106を使用せずに、インターネット108、PSTN110、または、1つまたは複数の他のタイプのパブリックネットワーク、セミプライベートネットワーク、もしくはプライベートネットワークとインターフェースし得る。さらに、ゲートウェイ200は、インフラストラクチャ106を通じてゲートウェイ201などの他のゲートウェイと通信することがあり、または代替的に、インフラストラクチャ106を使用せずにゲートウェイ201と通信するように構成されることがある。インフラストラクチャ106は、全体または一部が、ネットワーク制御センター(NCC)、衛星制御センター(SCC)、有線および/もしくはワイヤレスコアネットワーク、ならびに/または、衛星通信システム100の動作および/もしくは衛星通信システム100との通信を支援するために使用される任意の他の構成要素もしくはシステムを含み得る。
両方の方向への衛星300とゲートウェイ200との間の通信はフィーダリンクと呼ばれ、両方の方向への衛星300とUT400および401の各々との間の通信はサービスリンクと呼ばれる。衛星300から、ゲートウェイ200またはUT400および401の1つであり得る地上局への単一の経路は、一般的にダウンリンクと呼ばれ得る。地上局から衛星300への単一の経路は、一般的にアップリンクと呼ばれ得る。加えて、示されるように、信号は、順方向リンクおよび逆方向リンク(return link)または逆方向リンク(reverse link)などの、全般的な方向性を有し得る。したがって、ゲートウェイ200から始まり衛星300を通ってUT400において終端する方向の通信リンクは順方向リンクと呼ばれ、UT400から始まり衛星300を通ってゲートウェイ200において終端する方向の通信リンクは逆方向リンクまたは逆方向リンクと呼ばれる。したがって、図1では、ゲートウェイ200から衛星300への信号経路は「順方向フィーダリンク」と名付けられ、一方で、衛星300からゲートウェイ200への信号経路は「逆方向フィーダリンク」と名付けられる。同様にして、図1では、各UT400または401から衛星300への信号経路は「逆方向サービスリンク」と名付けられ、一方で、衛星300から各UT400または401への信号経路は「順方向サービスリンク」と名付けられる。
図2は、ゲートウェイ200の例示的なブロック図であり、これは図1のゲートウェイ201にも当てはまり得る。ゲートウェイ200は、いくつかのアンテナ205、RFサブシステム210、デジタルサブシステム220、公衆交換電話網(PSTN)インターフェース230、ローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェース240、ゲートウェイインターフェース245、およびゲートウェイコントローラ250を含むものとして示されている。RFサブシステム210は、アンテナ205およびデジタルサブシステム220に結合される。デジタルサブシステム220は、PSTNインターフェース230、LANインターフェース240、およびゲートウェイインターフェース245に結合される。ゲートウェイコントローラ250は、RFサブシステム210、デジタルサブシステム220、PSTNインターフェース230、LANインターフェース240、およびゲートウェイインターフェース245に結合される。
いくつかのRFトランシーバ212と、RFコントローラ214と、アンテナコントローラ216とを含み得るRFサブシステム210は、順方向フィーダリンク301Fを介して衛星300に通信信号を送信することができ、逆方向フィーダリンク301Rを介して衛星300から通信信号を受信することができる。簡潔にするために示されていないが、RFトランシーバ212の各々は、送信チェーンおよび受信チェーンを含み得る。各受信チェーンは、受信された通信信号をよく知られている方式でそれぞれ増幅およびダウンコンバートするための、低雑音増幅器(LNA)およびダウンコンバータ(たとえば、ミキサ)を含み得る。加えて、各受信チェーンは、(たとえば、デジタルサブシステム220による処理のために)受信された通信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するための、アナログデジタルコンバータ(ADC)を含み得る。各送信チェーンは、衛星300に送信されるべき通信信号をよく知られている方式でそれぞれアップコンバートおよび増幅するための、アップコンバータ(たとえば、ミキサ)および電力増幅器(PA)を含み得る。加えて、各送信チェーンは、デジタルサブシステム220から受信されたデジタル信号を、衛星300へ送信されるべきアナログ信号へと変換するための、デジタルアナログコンバータ(DAC)を含み得る。
RFコントローラ214は、そのいくつかのRFトランシーバ212の様々な態様(たとえば、搬送波周波数の選択、周波数および位相の較正、利得の設定など)を制御するために使用され得る。アンテナコントローラ216は、アンテナ205の様々な態様(たとえば、ビームフォーミング、ビームステアリング、利得の設定、周波数の調整など)を制御し得る。
デジタルサブシステム220は、いくつかのデジタル受信機モジュール222、いくつかのデジタル送信機モジュール224、ベースバンド(BB)プロセッサ226、および制御(CTRL)プロセッサ228を含み得る。デジタルサブシステム220は、RFサブシステム210から受信された通信信号を処理し、処理された通信信号をPSTNインターフェース230および/またはLANインターフェース240に転送することができ、PSTNインターフェース230および/またはLANインターフェース240から受信された通信信号を処理し、処理された通信信号をRFサブシステム210に転送することができる。
各デジタル受信機モジュール222は、ゲートウェイ200とUT400との間の通信を管理するために使用される、信号処理要素に相当し得る。RFトランシーバ212の受信チェーンの1つが、入力信号をデジタル受信機モジュール222に与え得る。いくつかのデジタル受信機モジュール222が、任意の所与の時間において扱われている衛星ビームおよびあり得るダイバーシティモード信号のすべてを受け入れるために使用され得る。簡潔にするために示されていないが、各デジタル受信機モジュール222は、1つまたは複数のデジタルデータ受信機、サーチャ受信機、ならびにダイバーシティ合成器およびデコーダ回路を含み得る。サーチャ受信機は、搬送波信号の適切なダイバーシティモードを探索するために使用されることがあり、パイロット信号(または他の比較的変化しないパターンの強い信号)を探索するために使用されることがある。
デジタル送信機モジュール224は、衛星300を介してUT400に送信されるべき信号を処理し得る。簡潔にするために示されていないが、各デジタル送信機モジュール224は、送信のためにデータを変調する送信変調器を含み得る。各送信変調器の送信電力は、(1)干渉の低減およびリソースの割振りの目的で最低レベルの電力を適用し、(2)送信経路の減衰および他の経路伝送特性を補償するために必要とされるときに適切なレベルの電力を適用することができる、対応するデジタル送信電力コントローラ(簡潔にするために示されていない)によって制御され得る。
デジタル受信機モジュール222、デジタル送信機モジュール224、およびベースバンドプロセッサ(BB)226に結合される制御プロセッサ(CTRL)228は、限定はされないが、信号処理、タイミング信号生成、電力制御、ハンドオフ制御、ダイバーシティ合成、およびシステムとのインターフェースなどの機能をもたらすための、コマンドまたは制御信号を提供し得る。
制御プロセッサ(CTRL)228はまた、パイロット、同期およびページングチャネル信号の生成および電力、ならびに送信電力コントローラ(簡潔にするために示されていない)へのそれらの結合を制御し得る。パイロットチャネルは、データによって変調されない信号であり、反復的な変化しないパターンまたは変動しないフレーム構造タイプ(パターン)またはトーンタイプの入力を使用し得る。たとえば、パイロット信号のためのチャネルを形成するために使用される直交関数は一般に、すべて1もしくはすべて0などの定数値を、または、1と0が散在する構造化されたパターンなどのよく知られている反復的なパターンを有する。
ベースバンドプロセッサ(BB)226は当技術分野においてよく知られているので、本明細書において詳細に説明されない。たとえば、ベースバンドプロセッサ(BB)226は、(限定はされないが)コーダ、データモデム、およびデジタルデータの切替えと記憶の構成要素などの、様々な既知の要素を含み得る。
PSTNインターフェース230は、図1に示されるように、直接、またはインフラストラクチャ106を通じて、外部のPSTNに通信信号を提供し、外部のPSTNから通信信号を受信し得る。PSTNインターフェース230は当技術分野においてよく知られているので、本明細書において詳細に説明されない。他の実装形態では、PSTNインターフェース230は省略されることがあり、または、ゲートウェイ200を地上のネットワーク(たとえば、インターネット)に接続する任意の他の適切なインターフェースにより置き換えられることがある。
LANインターフェース240は、外部のLANに通信信号を提供し、外部のLANから通信信号を受信し得る。たとえば、LANインターフェース240は、図1に示されるように、直接、またはインフラストラクチャ106を通じてインターネット108に結合され得る。LANインターフェース240は当技術分野においてよく知られているので、本明細書において詳細に説明されない。
ゲートウェイインターフェース245は、図1の衛星通信システム100と関連付けられる1つまたは複数の他のゲートウェイへ/から(かつ/または、簡潔にするために示されていない他の衛星通信システムと関連付けられるゲートウェイへ/から)通信信号を提供し、通信信号を受信し得る。いくつかの実装形態では、ゲートウェイインターフェース245は、1つまたは複数の専用通信線またはチャネル(簡潔にするために示されていない)を介して他のゲートウェイと通信し得る。他の実装形態では、ゲートウェイインターフェース245は、PSTNインターフェース230および/またはインターネット108などの他のネットワーク(図1も参照)を使用して、他のゲートウェイと通信し得る。少なくとも1つの実装形態では、ゲートウェイインターフェース245は、インフラストラクチャ106を介して他のゲートウェイと通信し得る。
全体的なゲートウェイ制御は、ゲートウェイコントローラ250によって提供され得る。ゲートウェイコントローラ250は、ゲートウェイ200による衛星300のリソースの利用を計画して制御し得る。たとえば、ゲートウェイコントローラ250は、傾向を分析し、トラフィック計画を生成し、衛星リソースを割振り、衛星の位置を監視(または追跡)し、ゲートウェイ200および/または衛星300の性能を監視し得る。ゲートウェイコントローラ250はまた、衛星300の軌道を維持して監視し、衛星使用情報をゲートウェイ200に中継し、衛星300の位置を追跡し、かつ/または衛星300の様々なチャネルの設定を調整する、地上の衛星コントローラ(簡潔にするために示されていない)に結合され得る。
図2に示される例示的な実装形態では、ゲートウェイコントローラ250は、ローカルの時間、周波数、および位置の基準251を含み、これらは、RFサブシステム210、デジタルサブシステム220、ならびに/またはインターフェース230、240、および245に、ローカルの時間または周波数の情報を提供し得る。時間または周波数の情報は、ゲートウェイ200の様々な構成要素を互いに、かつ/または衛星300と同期するために使用され得る。ローカルの時間、周波数、および位置の基準251はまた、ゲートウェイ200の様々な構成要素に衛星300の位置情報(たとえば、エフェメリスデータ)を提供し得る。さらに、ゲートウェイコントローラ250に含まれるものとして図2にでは図示されているが、他の実装形態では、ローカルの時間、周波数、および位置の基準251は、ゲートウェイコントローラ250に(かつ/またはデジタルサブシステム220およびRFサブシステム210の1つまたは複数に)結合される別個のサブシステムであり得る。
簡潔にするために図2には示されていないが、ゲートウェイコントローラ250はまた、ネットワーク制御センター(NCC)および/または衛星制御センター(SCC)に結合され得る。たとえば、ゲートウェイコントローラ250は、SCCが衛星300と直接通信すること、たとえば衛星300からエフェメリスデータを取り出すことを可能にし得る。ゲートウェイコントローラ250はまた、ゲートウェイコントローラ250が(たとえば、衛星300の)アンテナ205を適切に狙うこと、ビーム送信をスケジューリングすること、ハンドオーバーを調整すること、および様々な他のよく知られている機能を実行することを可能にする、(たとえば、SCCおよび/またはNCCからの)処理された情報を受信し得る。
図3は、説明のみを目的とした、衛星300の例示的なブロック図である。具体的な衛星の構成は、大きく変わり得ること、およびオンボード処理を含むことも含まないこともあることが、理解されるだろう。さらに、単一の衛星として示されているが、衛星間通信を使用する2つ以上の衛星が、ゲートウェイ200とUT400との間の機能的な接続を提供し得る。本開示はいかなる特定の衛星の構成にも限定されず、ゲートウェイ200とUT400との間の機能的な接続を提供できる任意の衛星または衛星の組合せが、本開示の範囲内にあると見なされ得ることが理解されるだろう。一例では、衛星300は、順方向トランスポンダ310、逆方向トランスポンダ320、発振器330、コントローラ340、順方向リンクアンテナ352(1)〜352(N)、および逆方向リンクアンテナ361(1)〜361(N)を含むものとして示されている。対応するチャネルまたは周波数帯域内の通信信号を処理し得る順方向トランスポンダ310は、第1のバンドパスフィルタ311(1)〜311(N)のそれぞれ1つ、第1のLNA312(1)〜312(N)のそれぞれ1つ、周波数コンバータ313(1)〜313(N)のそれぞれ1つ、第2のLNA314(1)〜314(N)のそれぞれ1つ、第2のバンドパスフィルタ315(1)〜315(N)のそれぞれ1つ、およびPA316(1)〜316(N)のそれぞれ1つを含み得る。PA316(1)〜316(N)の各々は、図3に示されるように、アンテナ352(1)〜352(N)のそれぞれ1つに結合される。
それぞれの順方向経路FP(1)〜FP(N)の各々の中で、第1のバンドパスフィルタ311(1)〜311(N)は、それぞれの順方向経路FP(1)〜FP(N)のチャネルまたは周波数帯域内の周波数を有する信号成分を通し、それぞれの順方向経路FP(1)〜FP(N)のチャネルまたは周波数帯域の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。したがって、第1のバンドパスフィルタ311(1)〜311(N)の通過帯域は、それぞれの順方向経路FP(1)〜FP(N)と関連付けられるチャネルの幅に対応する。第1のLNA312(1)〜312(N)は、周波数コンバータ313(1)〜313(N)による処理に適したレベルへと、受信された通信信号を増幅する。周波数コンバータ313(1)〜313(N)は、それぞれの順方向経路FP(1)〜FP(N)における通信信号の周波数を(たとえば、衛星300からUT400への送信に適した周波数へ)変換する。第2のLNA314(1)〜314(N)は、周波数変換された通信信号を増幅し、第2のバンドパスフィルタ315(1)〜315(N)は、関連するチャネル幅の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。PA316(1)〜316(N)は、それぞれのアンテナ352(1)〜352(N)を介したUT400への送信に適した電力レベルへ、フィルタリングされた信号を増幅する。ある数(N)の逆方向経路RP(1)〜RP(N)を含む逆方向トランスポンダ320は、アンテナ361(1)〜361(N)を介して逆方向サービスリンク302Rに沿って通信信号をUT400から通信信号を受信し、1つまたは複数のアンテナ362を介して逆方向フィーダリンク301Rに沿って通信信号をゲートウェイ200に送信する。対応するチャネルまたは周波数帯域内の通信信号を処理し得る逆方向経路RP(1)〜RP(N)の各々は、アンテナ361(1)〜361(N)のそれぞれ1つに結合されることがあり、第1のバンドパスフィルタ321(1)〜321(N)のそれぞれ1つ、第1のLNA322(1)〜322(N)のそれぞれ1つ、周波数コンバータ323(1)〜323(N)のそれぞれ1つ、第2のLNA324(1)〜324(N)のそれぞれ1つ、および第2のバンドパスフィルタ325(1)〜325(N)のそれぞれ1つを含み得る。
それぞれの逆方向経路RP(1)〜RP(N)の各々の中で、第1のバンドパスフィルタ321(1)〜321(N)は、それぞれの逆方向経路RP(1)〜RP(N)のチャネルまたは周波数帯域内の周波数を有する信号成分を通し、それぞれの逆方向経路RP(1)〜RP(N)のチャネルまたは周波数帯域の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。したがって、いくつかの実装形態では、第1のバンドパスフィルタ321(1)〜321(N)の通過帯域は、それぞれの逆方向経路RP(1)〜RP(N)と関連付けられるチャネルの幅に対応する。第1のLNA322(1)〜322(N)は、周波数コンバータ323(1)〜323(N)による処理に適したレベルへと、すべての受信された通信信号を増幅する。周波数コンバータ323(1)〜323(N)は、それぞれの逆方向経路RP(1)〜RP(N)における通信信号の周波数を(たとえば、衛星300からゲートウェイ200への送信に適した周波数へ)変換する。第2のLNA324(1)〜324(N)は、周波数変換された通信信号を増幅し、第2のバンドパスフィルタ325(1)〜325(N)は、関連するチャネル幅の外側の周波数を有する信号成分をフィルタリングする。逆方向経路RP(1)〜RP(N)からの信号は、合成されて、PA326を介して1つまたは複数のアンテナ362へ提供される。PA326は、ゲートウェイ200への送信のために、合成された信号を増幅する。
発振信号を生成する任意の適切な回路またはデバイスであり得る発振器330は、順方向トランスポンダ310の周波数コンバータ313(1)〜313(N)に順方向ローカル発振器LO(F)信号を提供し、逆方向トランスポンダ320の周波数コンバータ323(1)〜323(N)に逆方向ローカル発振器LO(R)信号を提供する。たとえば、LO(F)信号は、ゲートウェイ200から衛星300への信号の送信と関連付けられる周波数帯域から、衛星300からUT400への信号の送信と関連付けられる周波数帯域へ、通信信号を変換するために周波数コンバータ313(1)〜313(N)によって使用され得る。LO(R)信号は、UT400から衛星300への信号の送信と関連付けられる周波数帯域から、衛星300からゲートウェイ200への信号の送信と関連付けられる周波数帯域へ、通信信号を変換するために周波数コンバータ323(1)〜323(N)によって使用され得る。
順方向トランスポンダ310、逆方向トランスポンダ320、および発振器330に結合されるコントローラ340は、(限定はされないが)チャネルの割振りを含む衛星300の様々な動作を制御し得る。一態様では、コントローラ340は、(簡潔にするために示されていない)プロセッサに結合されるメモリを含み得る。メモリは、プロセッサによって実行されると、衛星300に、(限定はされないが)本明細書において説明される動作を含む動作を実行させる命令を記憶した、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブなどの、1つまたは複数の非揮発性メモリ素子)を含み得る。
UT400または401において使用するためのトランシーバの例が図4に示されている。図4では、少なくとも1つのアンテナ410が順方向リンク通信信号を(たとえば、衛星300から)受信するために設けられ、順方向リンク通信信号はアナログ受信機414へ伝送され、そこでダウンコンバートされ、増幅され、デジタル化される。同じアンテナが送信機能と受信機能の両方を提供することを可能にするために、デュプレクサ要素412が使用されることが多い。代替的に、UT400は、異なる送信周波数および受信周波数において動作するための、別々のアンテナを利用し得る。
アナログ受信機414によって出力されるデジタル通信信号は、少なくとも1つのデジタルデータ受信機416A〜416Nおよび少なくとも1つのサーチャ受信機418に伝送される。関連技術の当業者には明らかなように、デジタルデータ受信機416A〜416Nは、トランシーバの複雑さの許容可能なレベルに応じて、所望のレベルの信号ダイバーシティを得るために使用され得る。
少なくとも1つのユーザ端末制御プロセッサ420は、デジタルデータ受信機416A〜416Nおよびサーチャ受信機418に結合される。制御プロセッサ420は、機能の中でもとりわけ、基本的な信号処理、タイミング、電力およびハンドオフの制御または協調、ならびに信号搬送波のために使用される周波数の選択を提供する。制御プロセッサ420によって実行され得る別の基本的な制御機能は、様々な信号波形を処理するために使用されるべき機能の選択または操作である。制御プロセッサ420による信号処理は、相対的な信号強度の決定および様々な関連する信号パラメータの計算を含み得る。タイミングおよび周波数などの信号パラメータのそのような計算は、測定における効率もしくは速度の向上、または制御処理リソースの割振りの改善をもたらすための、追加のまたは別個の専用回路の使用を含み得る。
デジタルデータ受信機416A〜416Nの出力は、UT400内のデジタルベースバンド回路422に結合される。デジタルベースバンド回路422は、たとえば、図1に示されるような、UE500との間で情報を伝送するために使用される処理および提示要素を備える。図4を参照すると、ダイバーシティ信号処理が利用される場合、デジタルベースバンド回路422は、ダイバーシティ合成器およびデコーダを備え得る。これらの要素のいくつかはまた、制御プロセッサ420の制御下で、または制御プロセッサ420と通信して動作し得る。
音声データまたは他のデータがUT400から始まる出力メッセージまたは通信信号として準備されるとき、デジタルベースバンド回路422は、送信のために所望のデータを受信し、記憶し、処理し、別様に準備するために使用される。デジタルベースバンド回路422は、制御プロセッサ420の制御下で動作する送信変調器426に、このデータを提供する。送信変調器426の出力は、アンテナ410から衛星(たとえば、衛星300)への出力信号の最終的な送信のために出力電力制御をアナログ送信電力増幅器430に提供する、デジタル送信電力コントローラ428に伝送される。
図4において、UT400はまた、制御プロセッサ420と関連付けられるメモリ432を含む。メモリ432は、制御プロセッサ420による実行のための命令、ならびに制御プロセッサ420による処理のためのデータを含み得る。図4に示される例では、メモリ432は、衛星300への逆方向サービスリンクを介してUT400によって送信されるべきRF信号へ適用されるべき時間または周波数の調整を実行するための命令を含み得る。
図4に示される例では、UT400はまた、任意選択のローカルの時間、周波数、および/または位置の基準434(たとえば、GPS受信機)を含み、これは、ローカルの時間、周波数、および/または位置の情報を、たとえばUT400のための時間または周波数の同期を含む様々な用途のために、制御プロセッサ420へ提供することができる。
デジタルデータ受信機416A〜Nおよびサーチャ受信機418は、特定の信号を復調し追跡するための信号相関要素を用いて構成される。サーチャ受信機418は、パイロット信号、または他の比較的変化しないパターンの強い信号を探索するために使用されるが、デジタルデータ受信機416A〜Nは、検出されたパイロット信号と関連付けられる他の信号を復調するために使用される。しかしながら、デジタルデータ受信機416A〜Nは、取得の後でパイロット信号を追跡して信号雑音に対する信号チップのエネルギーの比を正確に決定し、パイロット信号の強度を策定する役割を与えられ得る。したがって、これらのユニットの出力は、パイロット信号または他の信号におけるエネルギー、またはそれらの周波数を決定するために監視され得る。これらのデジタルデータ受信機416A〜Nはまた、復調されている信号のための制御プロセッサ420に現在の周波数およびタイミングの情報を提供するために監視され得る、周波数追跡要素を利用する。
制御プロセッサ420は、そのような情報を使用して、同じ周波数帯域にスケーリングされるときに、受信される信号が発振器の周波数からどの程度オフセットされるかを、適宜決定することができる。周波数誤差および周波数シフトに関するこの情報および他の情報が、希望されるようにメモリ432に記憶され得る。
制御プロセッサ420はまた、UT400と1つまたは複数のUEとの間の通信を可能にするために、UEインターフェース回路450に結合され得る。UEインターフェース回路450は、様々なUE構成との通信のために希望されるように構成され得るので、サポートされる様々なUEと通信するために利用される様々な通信技法に応じて、様々なトランシーバおよび関連する構成要素を含み得る。たとえば、UEインターフェース回路450は、1つまたは複数のアンテナ、ワイドエリアネットワーク(WAN)トランシーバ、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ、ローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェース、公衆交換電話網(PSTN)インターフェース、および/または、UT400と通信している1つまたは複数のUEと通信するように構成される他の既知の通信技法を含み得る。
図5は、UE500の例を示すブロック図であり、これは図1のUE501にも当てはまり得る。図5に示されるようなUE500は、たとえば、モバイルデバイス、ハンドヘルドコンピュータ、タブレット、ウェアラブルデバイス、スマートウォッチ、または、ユーザと対話することが可能な任意のタイプのデバイスであり得る。加えて、UE500は、様々な最終的なエンドユーザデバイスおよび/または様々なパブリックネットワークもしくはプライベートネットワークへの接続を提供する、ネットワーク側デバイスであり得る。図5に示される例では、UE500は、LANインターフェース502、1つまたは複数のアンテナ504、ワイドエリアネットワーク(WAN)トランシーバ506、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)トランシーバ508、および衛星測位システム(SPS)受信機510を備え得る。SPS受信機510は、全地球測位システム(GPS)、Global Navigation Satellite System(GLONASS)、および/または任意の他の地球規模のもしくは地域的な衛星ベースの測位システムに適合し得る。ある代替的な態様では、UE500は、たとえば、LANインターフェース502を伴う、もしくは伴わないWi-FiトランシーバなどのWLANトランシーバ508、WANトランシーバ506、および/またはSPS受信機510を含み得る。さらに、UE500は、LANインターフェース502を伴う、もしくは伴わない、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)および他の既知の技術などの追加のトランシーバ、WANトランシーバ506、WLANトランシーバ508、および/またはSPS受信機510を含み得る。したがって、UE500について示される要素は、単に例示的な構成として与えられ、本明細書において開示される様々な態様によるUEの構成を限定することは意図されていない。
図5に示される例では、プロセッサ512は、LANインターフェース502、WANトランシーバ506、WLANトランシーバ508、およびSPS受信機510に接続される。任意選択で、モーションセンサ514および他のセンサもプロセッサ512に結合され得る。
メモリ516はプロセッサ512に接続される。一態様では、メモリ516は、図1に示されるように、UT400へ送信され、かつ/またはUT400から受信され得るデータ518を含み得る。図5を参照すると、メモリ516はまた、たとえば、UT400と通信するための処理ステップを実行するようにプロセッサ512によって実行されることになる、記憶された命令520を含み得る。さらに、UE500はユーザインターフェース522も含むことがあり、ユーザインターフェース522は、プロセッサ512の入力または出力を、たとえば光の、音の、または触覚的な入力もしくは出力を通じてユーザに伝えるための、ハードウェアおよびソフトウェアを含み得る。図5に示される例では、UE500は、ユーザインターフェース522に接続されるマイクロフォン/スピーカ524、キーパッド526、およびディスプレイ528を含む。代替的に、ユーザの触覚的な入力または出力は、たとえば、タッチスクリーンディスプレイを使用することによって、ディスプレイ528と一体化され得る。やはり、図5に示される要素は本明細書において開示されるUEの構成を限定することは意図されず、UE500に含まれる要素は、デバイスの最終的な使用法およびシステムエンジニアの設計上の選択に基づいて変化することが理解されるだろう。
加えて、UE500は、たとえば、図1に示されるようなUT400と通信しているがそれとは別個の、モバイルデバイスまたは外部ネットワーク側デバイスなどの、ユーザデバイスであり得る。代替的に、UE500およびUT400は、単一の物理デバイスの一体部分であり得る。
図1に示される例では、2つのUT400および401は、ビームカバレッジ内の逆方向サービスリンクおよび順方向サービスリンクを介して、衛星300との双方向通信を行い得る。衛星は、ビームカバレッジ内の2つより多くのUTと通信し得る。したがって、UT400および401から衛星300への逆方向サービスリンクは、多数対1のチャネルである。大きな時間遅延の差異および周波数オフセットの差異が、ビームカバレッジ内の異なるUTの間に存在し得る。周波数オフセットの差異は、たとえば、衛星およびUTの相対的な運動が原因の、ビームカバレッジ内のUTが経験するドップラー周波数シフトの差によるものであり得る。たとえば、UTの一部は移動式であり得るが、他のUTは固定式であり得る。異なるUTの間での周波数オフセットの差異はまた、他の要因、たとえば、ビームカバレッジの中のUTのいくつかの送信機チェーンにおける無線周波数(RF)成分が原因の周波数シフトによって引き起こされ得る。
図1に示される例などの衛星通信システムでは、ビームカバレッジ内の複数のUT400および401は、時分割多重化され(TDM'ed)、周波数分割多重化され(FDM'ed)、またはそれらの両方であることがある。ビームカバレッジ内のUT400と401の間での大きな時間遅延の差異または大きな周波数オフセットの差異は、UT間での時間または周波数の干渉を避けるために、大きなガード時間または大きなガード帯域を必要とし、これによって、オーバーヘッドまたは容量の損失を引き起こす。ビームカバレッジの中のすべてのUT400および401からの逆方向リンク信号が、時間遅延の差異を伴わずに、または少なくとも大きな時間遅延の差異を伴わずにゲートウェイ200に到来することを確実にするために、UT400および401における逆方向リンク送信信号の開始時間に、時間修正が適用され得る。同様に、ビームカバレッジの中のすべてのUT400および401からの逆方向リンク信号が、周波数オフセットの差異を伴わずに、または少なくとも大きな周波数オフセットの差異を伴わずにゲートウェイ200に到来することを確実にするために、UT400および401における逆方向リンク送信信号に、周波数修正が適用され得る。時間修正および周波数修正は、開ループ予備修正、閉ループ予備修正、または両方の組合せを使用することによって達成され得る。開ループ予備修正、閉ループ予備修正、および両方の組合せの例は、図6〜図10に関して以下で説明される。
図6は、時間または周波数の修正のための開ループ予備修正の一態様を示す図である。一態様では、開ループ予備修正は、時間または周波数のシステム上の誤差または較正誤差がまったくない場合、もしくは比較的小さい場合、十分に正確な予備修正時間値または予備修正周波数値を生成することが可能であり得る。典型的な非静止衛星ネットワークでは、各ゲートウェイは通常、固有のローカルのGPS時間または周波数の基準を有し、UTの各々も通常、固有のローカルのGPS時間または周波数の基準を有する。典型的なネットワークでは、ゲートウェイにおけるローカルのGPS時間または周波数の基準が、UTにおけるローカルのGPS時間または周波数の基準より正確であり得ると仮定され得る。
図6は、ブロック600の中で、UTのうちの1つにおける開ループ予備修正の一態様を示す。一態様では、たとえば、UTは、ブロック602において衛星から受信された入来する順方向リンク信号波形を使用することによって、ブロック608においてその特定のUTに対する時間または周波数の開ループ予備修正値を計算し、入来する順方向リンク信号の到来時間および搬送波周波数をローカルGPS基準606と比較することができる。別の態様では、UTは、限定はされないがたとえば衛星の既知の軌道に基づく異なる瞬間における衛星の既知の位置を含む、エフェメリスデータをブロック604において使用し、たとえばローカルGPS基準に基づくUTのローカル位置をブロック606において使用して、時間または周波数の開ループ予備修正値をブロック608において計算することができる。さらに別の態様では、UTは、ブロック602における衛星から受信された入来する順方向リンク信号波形と、ブロック604におけるエフェメリスデータとの組合せを、ブロック606におけるローカルGPS基準とともに使用して、時間または周波数の予備修正値をブロック608において生成することができる。
一態様では、ビームカバレッジ内のすべてのUTへの共通の順方向リンク波形を仮定すると、順方向リンク波形の到来時間と、所与のUTにおけるローカルGPS時間基準などのローカル時間基準との比較は、たとえば、衛星からそのUTへの時間遅延の尺度である。別の態様では、所与のUTにおけるロックされた周波数基準に対する、順方向リンク波形の観測される周波数の比較は、たとえば、衛星からそのUTへの周波数オフセットの尺度である。順方向リンク波形の観測された周波数をUTにおけるロックされた周波数基準と比較することによって得られる周波数オフセットは、UTに対する衛星の相対的な動きによるドップラー周波数シフトによって大部分は引き起こされ得るが、他の要因も周波数オフセットに寄与し得る。
一態様では、順方向リンク波形の到来時間とUTの各々におけるローカル時間基準とを比較することによって得られる時間遅延は、UTの各々による逆方向リンク信号の送信の時間を予備補償するために使用され得るので、ビームカバレッジの中のUTのすべてからの逆方向リンク信号は、時間遅延の差異を伴わずに、または許容範囲内の小さな時間遅延の差異を伴って、逆方向リンクのための衛星受信アンテナに到来する。同様に、順方向リンク波形の周波数とUTの各々におけるロックされた周波数基準とを比較することによって得られる周波数オフセットは、UTの各々による逆方向リンク信号の送信周波数を予備補償するために使用され得るので、ビームカバレッジの中のUTのすべてからの逆方向リンク信号は、周波数オフセットの差異を伴わずに、または許容範囲内の小さな周波数オフセットの差異を伴って、衛星受信アンテナに到来する。
一態様では、UT間の時間遅延または周波数オフセットの差異の主要な成分は、ビームカバレッジ全体の異なるUTが経験する異なる時間遅延および異なるドップラー周波数シフトによるものである。一態様では、各UTが、自身が受信された順方向リンク波形において観測する絶対的な時間遅延およびドップラーシフトを推定でき、推定された絶対的な時間遅延およびドップラーシフトをアップリンクの送信時間および周波数の予備修正のために使用する場合、ビームカバレッジ内の異なるUTの間での時間遅延および周波数オフセットの差異は、0またはほぼ0に低減され得る。上で説明されたように、一態様では、観測される到来時間は、UTの各々における順方向リンク波形の到来の絶対的な時間遅延の量を導出するために、ローカルGPS時間基準などの正確なローカルの時間基準と比較され得る。同様に、順方向リンク波形の観測される周波数は、UTの各々における絶対的な周波数シフトの量を導出するために、UTの各々において正確なロックされた周波数基準と比較され得る。
UTの各々による逆方向リンク信号の送信の時間を予備補償するための予備修正時間オフセット値は、順方向リンク信号の観測された到来時間とローカル時間基準との比較に基づくことがあり、同様に、UTの各々による逆方向リンク信号の送信周波数を予備補償するための予備修正周波数オフセット値は、順方向リンク信号の観測される周波数とUTにおけるロックされた周波数基準との比較に基づき得る。一態様では、時間修正値または周波数修正値は、衛星のエフェメリスを使用することによって精緻化され得る。たとえば、既知の軌道に基づく所与の時間における衛星の位置または速度は、UTにおける順方向リンク信号の到来時間またはドップラーシフトを推定するための基礎として使用され得る。別の態様では、ビームカバレッジの中のUTの1つまたは複数はモバイルであり得る。UTの位置または速度などの、モバイルUTのローカルGPSデータも、到来時間またはドップラーシフトを推定するためのエフェメリスとともに、基礎として使用され得る。
一態様では、予備修正時間値または予備修正周波数値は、UTにおける逆方向リンク信号の送信時間または周波数を予備補償するために適用され得るので、ゲートウェイにおいて受信される逆方向リンク信号の時間遅延または周波数オフセットの差異は、除去され、または少なくとも低減される。別の態様では、予備修正時間値または予備修正周波数値は、衛星のビームカバレッジの中のUTにおける逆方向リンク信号の送信時間または周波数を予備補償するために適用されるので、様々なUTからの逆方向リンク信号が合成される地点である、衛星の受信アンテナにおける時間遅延または周波数オフセットの差異は、除去され、または少なくとも低減される。ビームカバレッジの中のUTのすべてからの受信された逆方向リンク信号の到来時間または搬送波周波数がその衛星受信アンテナにおいて揃っている場合、衛星が単なるリピータ衛星であれば、到来時間および搬送波周波数はゲートウェイのアンテナにおいても揃っているであろう。別の態様では、UTから受信された逆方向サービスリンク信号が衛星によって復調または処理される場合、ビームカバレッジの中のUTの各々において適用される予備修正時間値または予備修正周波数値は、ゲートウェイではなく衛星の受信アンテナにおいて、時間または周波数が揃うであろう。
ブロック608において開ループ予備修正によって時間または周波数の予備修正値が得られた後で、ブロック610および612においてそれぞれ、予備修正値が、時間または周波数の修正のために適用され得る。一態様では、UTの各々における逆方向リンク信号の送信開始時間は、ブロック610において、ビームカバレッジ内のすべてのUTによって送信されるすべての逆方向リンク信号が、それらの間で大きな時間遅延の差異を伴わずに衛星またはゲートウェイに到来するように、調整され得る。各UTにおいて、逆方向リンク信号の送信開始時間は、たとえば、ブロック608において計算された時間予備修正値の量だけその逆方向リンク信号の開始時間を早め、または遅らせることによって、ブロック610において調整され得る。時間予備修正値は、ビームカバレッジ内のUTの各々に対して、正または負であり得る。
図6にやはり示されるように、ブロック608において開ループ予備修正によって周波数予備修正値が得られた後で、ブロック608において得られた予備修正周波数値は、ブロック612において、ビームカバレッジ内のすべてのUTによって送信される逆方向リンク信号が、それらの間で大きな周波数オフセットの差異を伴わずに衛星またはゲートウェイに到来するように、UTの各々における逆方向リンク送信信号の搬送波周波数を調整するために使用され得る。各UTにおいて、逆方向リンク信号の搬送波周波数は、たとえば、ブロック608において計算された周波数予備修正値の量だけその逆方向リンク信号の搬送波周波数を高くし、または低くすることによって、ブロック612において調整され得る。周波数予備修正値は、ビームカバレッジ内のUTの各々に対して、正または負であり得る。たとえば、UT間での周波数オフセットの差異は、ビームカバレッジ内の異なるUT間でのドップラー周波数シフトの差異によるもの、または、送信機における周波数ドリフトなどの他の要因によるもの、またはドップラーシフトと他の要因の何らかの組合せによるものであり得る。
図7は、ブロック700における時間または周波数のための閉ループ予備修正の一態様を示す図である。一態様では、時間の閉ループ予備修正は、ブロック702において、ビームカバレッジ内のUTから受信された逆方向リンク信号の間で大きな時間遅延の差異を衛星またはゲートウェイが検出するときに開始される。別の態様では、周波数の閉ループ予備修正は、ブロック704において、ビームカバレッジの中のUTから受信された逆方向リンク信号の間で大きな周波数オフセットの差異を衛星またはゲートウェイが検出するときに開始される。衛星またはゲートウェイは、ブロック702および704において、ビームカバレッジの中の様々なUTからの時間遅延の大きな差異および周波数オフセットの大きな差異を経験することがあり、それに応答して、時間と周波数の両方の閉ループ予備修正を開始し得る。
ブロック702においてビームカバレッジの中のUTからの逆方向リンク信号の間に大きな時間遅延の差異が存在することを検出したことに応答して、衛星またはゲートウェイは、ブロック706において、逆方向リンク信号の送信開始時間を調整するために、時間進めコマンドまたは時間遅れコマンドをUTに送信する。衛星またはゲートウェイは、UTの各々に特有の、別々の時間進めコマンドまたは時間遅れコマンドを送信することができる。UTのいくつかは自身の送信開始時間を進めるためのコマンドを受信し得るが、他のUTは自身の送信開始時間を遅らせるためのコマンドを受信し得る。時間の進みまたは遅れの量は、ビームカバレッジの中のUTの各々に対して異なり得る。UTの各々が衛星またはゲートウェイから時間進みコマンドまたは時間遅れコマンドを受信すると、UTの各々は、すべてのUTから受信されたすべての逆方向リンク信号が大きな時間遅延の差異を伴わずに衛星またはゲートウェイに到来するように、ブロック710においてそのUTにおける逆方向リンク信号の送信時間を調整する。衛星が単にゲートウェイとUTとの間のリピータ衛星である場合、ゲートウェイは、ビームカバレッジの中のUTに時間進めコマンドまたは時間遅れコマンドを送信し得る。一方、衛星がデータペイロードを処理する場合、衛星は、時間進めコマンドまたは時間遅れコマンドをUTに送信し得る。
周波数修正のために、ブロック704においてビームカバレッジの中のUTからの逆方向リンク信号の間に大きな周波数オフセットの差異が存在することを検出したことに応答して、衛星またはゲートウェイは、ブロック708において、逆方向リンク信号の搬送波周波数を調整するために、周波数上げコマンドまたは周波数下げコマンドをUTに送信する。衛星またはゲートウェイは、UTの各々に特有の、別々の周波数上げコマンドまたは周波数下げコマンドを送信することができる。UTのいくつかは逆方向リンク搬送波周波数を上げるためのコマンドを受信し得るが、他のUTは逆方向リンク搬送波周波数を下げるためのコマンドを受信し得る。周波数の上げまたは下げの量は、ビームカバレッジの中のUTの各々に対して異なり得る。UTの各々が衛星またはゲートウェイから周波数上げコマンドまたは周波数下げコマンドを受信すると、UTの各々は、すべてのUTから受信されたすべての逆方向リンク信号が大きな周波数オフセットの差異を伴わずに衛星またはゲートウェイに到来するように、ブロック712においてそのUTにおける逆方向リンク信号の搬送波周波数を調整する。やはり、衛星が単なるリピータ衛星である場合、ゲートウェイは、ビームカバレッジの中のUTに周波数上げコマンドまたは周波数下げコマンドを送信し得る。一方、衛星がデータペイロードを処理する場合、衛星は、周波数上げコマンドまたは周波数下げコマンドをUTに送信し得る。
図8は、開ループ予備修正および閉ループ予備修正を含む、時間または周波数の予備修正の例を示す図である。一態様では、開ループ予備修正は、ブロック802において、時間または周波数の予備修正値を計算するために、ビームカバレッジの中のUTの各々において実行される。ブロック802において開ループ予備修正が実行された後で、ブロック804において示されるように、より正確な予備修正時間値または予備修正周波数値を得るために、開ループ予備修正に加えて閉ループ予備修正が必要であるかどうかの判定が行われる。開ループ予備修正に加えて閉ループ予備修正が必要であるかどうかの判定は、様々な要因に基づいて様々な方式で行われ得る。たとえば、ビームカバレッジの中のUTから受信される逆方向リンク信号の間に大きな時間遅延の差異が存在することをゲートウェイが検出する場合、ゲートウェイは、時間の閉ループ予備修正が必要であると決定し得る。同様に、ビームカバレッジの中のUTから受信される逆方向リンク信号の間に大きな周波数オフセットの差異が存在することをゲートウェイが検出する場合、ゲートウェイは、周波数の閉ループ予備修正が必要であると決定し得る。
ブロック804において、より正確な予備修正時間値または予備修正周波数値を作り出すために閉ループ予備修正が必要ではないと判定される場合、ブロック802において開ループ予備修正によって計算された予備修正時間値または予備修正周波数値に基づく時間または周波数の調整が、閉ループ予備修正に頼ることなく、ブロック806においてUTによって実行され得る。時間または周波数の開ループ予備修正の例は、図6に関して上で説明されている。一方、ブロック804において、より正確な予備修正時間値または予備修正周波数値を得るために閉ループ予備修正が必要であると判定される場合、ビームカバレッジの中の様々なUTからゲートウェイによって受信される逆方向リンク信号が大きな時間遅延の差異または大きな周波数オフセットの差異を示さないように、ブロック808において、より正確な予備修正時間値または予備修正周波数値を作り出すために閉ループ予備修正が実行される。時間または周波数の閉ループ予備修正の例は、図7に関して上で説明されている。たとえば、ゲートウェイは、逆方向リンク信号の送信開始時間を調整するために時間進めコマンドもしくは時間遅れコマンドをUTに送信することができ、または、逆方向リンク信号の搬送波周波数を調整するために周波数上げコマンドもしくは周波数下げコマンドをUTに送信することができる。ゲートウェイから時間進めコマンドもしくは時間遅れコマンドまたは周波数上げコマンドもしくは周波数下げコマンドを受信すると、ビームカバレッジの中の各UTは、たとえば、ブロック810において、送信開始時間または搬送波周波数を調整することができる。
図9は、ブロック900において、UTがビーム間のハンドオフを経るときの周波数オフセットの大きなジャンプを回避するためのチャネルごとの順方向リンク周波数の修正の例を示す図である。チャネルごとの周波数の予備修正が順方向フィーダリンク信号のためにゲートウェイによって実行されない場合、RF帯域幅全体にわたるドップラー差異により、大きな周波数オフセットが残存することがある。各ビームはフィーダリンクチャネルを使用するので、フィーダリンクに残存する周波数オフセットは、ビームに持ち越されることがある。周波数の予備修正がゲートウェイにおいて順方向フィーダリンク上の各チャネルに対して実行されない場合、ビーム間のハンドオフの間に、UTは、大きな周波数オフセットのジャンプを経験し得る。
チャネルごとの周波数修正は、ブロック902において、衛星またはゲートウェイにおける順方向リンク送信信号に対して実行され得る。一態様では、衛星またはゲートウェイは、UTがビーム間のハンドオフを経るときにUTがハンドオフの間に大きな周波数オフセットのジャンプを経験しないように、順方向フィーダリンク信号の各チャネルの搬送波周波数を上方または下方に調整することができる。図9に示されるように、UTにおけるビーム間のハンドオフがブロック904において発生し、UTは、ブロック906において、ハンドオフの際の順方向リンクにおける周波数オフセットの大きなジャンプを経験するのを回避し、それは、衛星またはゲートウェイがブロック902においてチャネルごとの順方向リンク周波数の予備修正を実行したからである。衛星が単なるリピータ衛星である場合、UTがビーム間のハンドオフの間に大きな周波数オフセットのジャンプを経験するのを回避するように、ゲートウェイがチャネルごとの周波数修正を担い得る。一方、衛星がデータペイロードを処理する場合、UTにおけるビーム間のハンドオフの間の大きな周波数オフセットのジャンプを回避するための、衛星がチャネルごとの周波数修正を担い得る。
図10は、ブロック1000における、衛星またはゲートウェイおよびUTを伴う、システムレベルの時間または周波数の修正の例を示す図である。様々な態様において、衛星またはゲートウェイにおける時間または周波数の修正は、システムレベルでのUTにおける時間または周波数の修正とともに、重要な役割を果たし得る。図10では、ブロック1002において時間修正が衛星またはゲートウェイにおいて実行され、ブロック1004において周波数修正が衛星またはゲートウェイにおいて実行される。一態様では、ブロック1002における衛星またはゲートウェイでの順方向リンク信号に対する時間修正は、ブロック1006において、フィーダリンクの時間遅延の変動がもしあれば、それをUTに対して透過的にし得る。同様に、ブロック1004における衛星またはゲートウェイでの順方向リンク信号に対する周波数修正は、ブロック1008において、ドップラー変動または他の要因によるフィーダリンクの周波数オフセットの変動がもしあれば、それをUTに対して透過的にし得る。フィーダリンクの時間遅延の変動または周波数オフセットの変動を考慮することによってシステムレベルで協働して、UTの各々は、たとえばUTの各々における逆方向リンク信号の送信開始時間または搬送波周波数を調整するために、その例が図6〜図8に示され上で説明されている、開ループ予備修正、閉ループ予備修正、または両方の組合せを使用することによって、ブロック1010において時間修正を実行し、またはブロック1012において周波数修正を実行することができる。
図11は、一連の相互に関連する機能モジュールとして表される、衛星と通信している地上局において信号の時間および周波数を制御するための装置1100の例を示す。ローカルの時間基準および受信された信号または衛星のエフェメリスに基づいて予備修正時間値を計算するためのモジュール1102は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、通信コントローラもしくはプロセッサ、または本明細書において論じられたようなそれらの構成要素(たとえば、制御プロセッサ420など)に相当し得る。第1の地上局における第1の信号の送信の時間を調整するために予備修正時間値を適用するためのモジュール1104は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、通信コントローラもしくはプロセッサ、または本明細書において論じられたようなそれらの構成要素(たとえば、制御プロセッサ420など)に相当し得る。ローカルの周波数基準および受信された信号または衛星のエフェメリスに基づいて予備修正周波数値を計算するためのモジュール1106は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、通信コントローラもしくはプロセッサ、または本明細書において論じられたようなそれらの構成要素(たとえば、制御プロセッサ420など)に相当し得る。第1の地上局における第1の信号の無線周波数を調整するために予備修正周波数値を適用するためのモジュール1108は、少なくともいくつかの態様では、たとえば、通信コントローラもしくはプロセッサ、または本明細書において論じられたようなそれらの構成要素(たとえば、制御プロセッサ420など)に相当し得る。
図11のモジュールの機能は、本明細書の教示と一致する様々な方法で実装され得る。いくつかの設計では、これらのモジュールの機能は、1つまたは複数の電気構成要素として実装され得る。いくつかの設計では、これらのブロックの機能は、1つまたは複数のプロセッサ構成要素を含む処理システムとして実装され得る。いくつかの設計では、これらのモジュールの機能は、たとえば、1つまたは複数の集積回路(たとえば、ASIC)の少なくとも一部分を使用して実装され得る。本明細書において論じられたように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他の関連の構成要素、またはそれらの何らかの組合せを含み得る。したがって、異なるモジュールの機能は、たとえば、集積回路の異なるサブセットとして実装されることがあり、ソフトウェアモジュールのセットの異なるサブセットとして実装されることがあり、またはその組合せとして実装されることがある。また、(たとえば、集積回路の、および/またはソフトウェアモジュールのセットの)所与のサブセットが、2つ以上のモジュールに関する機能の少なくとも一部分を実現し得ることを理解されよう。
加えて、図11によって表された構成要素および機能、ならびに本明細書において説明される他の構成要素および機能は、任意の適切な手段を使用して実装され得る。また、そのような手段は、少なくとも部分的に、本明細書において教示される対応する構造を使用して実装され得る。たとえば、図11のコンポーネントの「ためのモジュール」とともに上で説明されたコンポーネントは、同様に指定された機能の「ための手段」にも対応し得る。したがって、いくつかの態様では、そのような手段の1つまたは複数は、プロセッサコンポーネント、集積回路、または本明細書において教示される他の適切な構造の1つまたは複数を使用して実装され得る。
当業者は、情報および信号が、様々な異なる技術および技法のいずれを使用しても表現され得ることが理解するであろう。たとえば、上の説明全体にわたって参照されることがあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表現され得る。
さらに、当業者は、本明細書において開示される諸態様に関連して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装され得ることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとのこの交換可能性を明瞭に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、上では全般的にその機能に関して説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、具体的な適用例およびシステム全体に課される設計制約によって決まる。当業者は、説明された機能性を特定の応用例ごとに様々な形において実施することができるが、そのような実施態様は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示される態様に関して説明される方法、シーケンスまたはアルゴリズムは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、またはそれら2つの組合せにおいて具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体内に存在し得る。記憶媒体の例は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体は、プロセッサと一体であり得る。
したがって、本開示の一態様は、非静止衛星通信システムにおける時間および周波数の同期のための方法を具現化するコンピュータ可読媒体を含み得る。したがって、本開示は図示される例に限定されず、本明細書において説明される機能を実行するためのいかなる手段も、本開示の態様に含まれる。
上記の開示は例示的な態様を示すが、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が行われ得ることに留意されたい。本明細書において説明される態様による方法クレームの機能、ステップまたは活動は、別段に明記されていない限り、任意の特定の順序で実行される必要はない。さらに、要素は、単数形で説明または請求される場合があるが、単数形への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。
100 衛星通信システム
106 インフラストラクチャ
108 インターネット
200 ゲートウェイ
201 ゲートウェイ
205 アンテナ
210 RFサブシステム
212 RFトランシーバ
214 RFコントローラ
216 アンテナコントローラ
220 デジタルサブシステム
222 デジタル受信機
224 デジタル送信機
226 ベースバンドプロセッサ
228 制御プロセッサ
230 PSTNインターフェース
240 LANインターフェース
245 ゲートウェイインターフェース
250 ゲートウェイコントローラ
251 ローカル時間/周波数/位置基準
300 衛星
301F 順方向フィーダリンク
301R 逆方向フィーダリンク
302F 順方向サービスリンク
302R 逆方向サービスリンク
310 順方向トランスポンダ
311 第1のバンドパスフィルタ
312 第1のLNA
313 周波数コンバータ
314 第2のLNA
315 第2のバンドパスフィルタ
316 PA
320 逆方向トランスポンダ
321 第1のバンドパスフィルタ
322 第1のLNA
323 周波数コンバータ
324 第2のLNA
325 第2のバンドパスフィルタ
326 PA
330 発振器
340 コントローラ
352 順方向リンクアンテナ
361 逆方向リンクアンテナ
362 アンテナ
400 ユーザ端末
401 ユーザ端末
410 アンテナ
412 デュプレクサ
414 アナログ受信機
416 デジタルデータ受信機
418 サーチャ受信機
420 制御プロセッサ
422 デジタルベースバンド回路
426 送信変調器
428 デジタル送信電力コントローラ
430 アナログ送信電力
432 メモリ
434 ローカル時間/周波数/位置基準
450 UEインターフェース回路
500 ユーザ機器
501 ユーザ機器
502 LANインターフェース
504 アンテナ
506 WLANトランシーバ
508 WLANトランシーバ
510 SPS受信機
512 プロセッサ
514 モーションセンサ
516 メモリ
518 データ
520 命令
522 ユーザインターフェース
524 マイクロフォン/スピーカ
526 キーパッド
528 ディスプレイ
1100 装置
1102 モジュール
1104 モジュール
1106 モジュール
1108 モジュール

Claims (30)

  1. 衛星と通信している第1の地上局における第1の信号の送信の時間および無線周波数を制御する方法であって、
    ローカルの時間基準および受信された信号または前記衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正時間値を計算するステップと、
    前記第1の地上局において前記第1の信号の送信の前記時間を調整するために、前記予備修正時間値を適用するステップと、
    ローカルの周波数基準および前記受信された信号または前記衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正周波数値を計算するステップと、
    前記第1の地上局において前記第1の信号の前記無線周波数を調整するために、前記予備修正周波数値を適用するステップとを備える、方法。
  2. 前記第1の地上局が第1のユーザ端末(UT)を備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記衛星が少なくとも第2のUTと通信するように動作可能であり、前記第2のUTが前記衛星に第2の信号を送信するように動作可能である、請求項2に記載の方法。
  4. 衛星がゲートウェイと通信するように動作可能であり、前記ゲートウェイが、前記衛星を通じて前記第1のUTから前記第1の信号を受信し前記第2のUTから前記第2の信号を受信するように動作可能である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第1のUTにおける前記第1の信号の前記無線周波数が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第2のUTにおける前記第2の信号の送信の時間が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第2のUTにおける前記第2の信号の無線周波数が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項4に記載の方法。
  7. 前記ゲートウェイにおける前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすために、前記ゲートウェイから、前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間を進めるための、または遅らせるための少なくとも1つのコマンドを受信するステップと、
    前記ゲートウェイにおける前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすために、前記ゲートウェイから、前記第1のUTにおける前記第1の信号の前記無線周波数を上げるための、または下げるための少なくとも1つの追加のコマンドを受信するステップとをさらに備える、請求項4に記載の方法。
  8. 前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間が、前記衛星における前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第2のUTにおける前記第2の信号の前記無線周波数が、前記衛星における前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項3に記載の方法。
  9. 前記第2のUTにおける前記第2の信号の送信の時間が、前記衛星における前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第1のUTにおける前記第2の信号の無線周波数が、前記衛星における前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項3に記載の方法。
  10. 前記衛星における前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすために、前記衛星から、前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間を進めるための、または遅らせるための少なくとも1つのコマンドを受信するステップと、
    前記衛星における前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすために、前記衛星から、前記第1のUTにおける前記第1の信号の前記無線周波数を上げるための、または下げるための少なくとも1つの追加のコマンドを受信するステップとをさらに備える、請求項3に記載の方法。
  11. 前記ローカルの時間基準がローカルの全地球測位システム(GPS)時間基準を備える、請求項1に記載の方法。
  12. 衛星と通信している第1の地上局における第1の信号の送信の時間および無線周波数を制御するように構成される装置であって、
    ローカルの時間基準および受信された信号または前記衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正時間値を計算するように構成される論理と、
    前記第1の地上局において前記第1の信号の送信の前記時間を調整するために、前記予備修正時間値を適用するように構成される論理と、
    ローカルの周波数基準および前記受信された信号または前記衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正周波数値を計算するように構成される論理と、
    前記第1の地上局において前記第1の信号の前記無線周波数を調整するために、前記予備修正周波数値を適用するように構成される論理とを備える、装置。
  13. 前記第1の地上局が第1のユーザ端末(UT)を備え、前記衛星が少なくとも第2のUTと通信するように動作可能であり、前記第2のUTが前記衛星に第2の信号を送信するように動作可能である、請求項12に記載の装置。
  14. 衛星がゲートウェイと通信するように動作可能であり、前記ゲートウェイが、前記衛星を通じて前記第1のUTから前記第1の信号を受信し前記第2のUTから前記第2の信号を受信するように動作可能である、請求項13に記載の装置。
  15. 前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第1のUTにおける前記第1の信号の前記無線周波数が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項14に記載の装置。
  16. 前記第2のUTにおける前記第2の信号の送信の時間が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第2のUTにおける前記第2の信号の無線周波数が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項14に記載の装置。
  17. 前記ゲートウェイにおける前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすために、前記ゲートウェイから、前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間を進めるための、または遅らせるための少なくとも1つのコマンドを受信するように構成される論理と、
    前記ゲートウェイにおける前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすために、前記ゲートウェイから、前記第1のUTにおける前記第1の信号の前記無線周波数を上げるための、または下げるための少なくとも1つの追加のコマンドを受信するように構成される論理とをさらに備える、請求項14に記載の装置。
  18. 前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間が、前記衛星における前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第2のUTにおける前記第2の信号の前記無線周波数が、前記衛星における前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項13に記載の装置。
  19. 前記第2のUTにおける前記第2の信号の送信の時間が、前記衛星における前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第1のUTにおける前記第2の信号の無線周波数が、前記衛星における前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項13に記載の装置。
  20. 前記衛星における前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすために、前記衛星から、前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間を進めるための、または遅らせるための少なくとも1つのコマンドを受信するように構成される論理と、
    前記衛星における前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすために、前記衛星から、前記第1のUTにおける前記第1の信号の前記無線周波数を上げるための、または下げるための少なくとも1つの追加のコマンドを受信するように構成される論理とをさらに備える、請求項13に記載の装置。
  21. 衛星と通信している第1の地上局における第1の信号の送信の時間および無線周波数を制御するための装置であって、
    ローカルの時間基準および受信された信号または前記衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正時間値を計算するための手段と、
    前記第1の地上局において前記第1の信号の送信の前記時間を調整するために、前記予備修正時間値を適用するための手段と、
    ローカルの周波数基準および前記受信された信号または前記衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正周波数値を計算するための手段と、
    前記第1の地上局において前記第1の信号の前記無線周波数を調整するために、前記予備修正周波数値を適用するための手段とを備える、装置。
  22. 前記第1の地上局が第1のユーザ端末(UT)を備え、前記衛星が少なくとも第2のUTと通信するように動作可能であり、前記第2のUTが前記衛星に第2の信号を送信するように動作可能である、請求項21に記載の装置。
  23. 衛星がゲートウェイと通信するように動作可能であり、前記ゲートウェイが、前記衛星を通じて前記第1のUTから前記第1の信号を受信し前記第2のUTから前記第2の信号を受信するように動作可能である、請求項22に記載の装置。
  24. 前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第1のUTにおける前記第1の信号の前記無線周波数が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項23に記載の装置。
  25. 前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間が、前記衛星における前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第2のUTにおける前記第2の信号の前記無線周波数が、前記衛星における前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項22に記載の装置。
  26. コンピュータまたはプロセッサに、衛星と通信している第1の地上局における第1の信号の送信の時間および無線周波数を制御させる命令を備える非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令が、
    ローカルの時間基準および受信された信号または前記衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正時間値を計算し、
    前記第1の地上局において前記第1の信号の送信の前記時間を調整するために、前記予備修正時間値を適用し、
    ローカルの周波数基準および前記受信された信号または前記衛星のエフェメリスに基づいて、予備修正周波数値を計算し、
    前記第1の地上局において前記第1の信号の前記無線周波数を調整するために、前記予備修正周波数値を適用するための命令を備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  27. 前記第1の地上局が第1のユーザ端末(UT)を備え、前記衛星が少なくとも第2のUTと通信するように動作可能であり、前記第2のUTが前記衛星に第2の信号を送信するように動作可能である、請求項26に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  28. 衛星がゲートウェイと通信するように動作可能であり、前記ゲートウェイが、前記衛星を通じて前記第1のUTから前記第1の信号を受信し前記第2のUTから前記第2の信号を受信するように動作可能である、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  29. 前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第1のUTにおける前記第1の信号の前記無線周波数が、前記ゲートウェイにおける前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項28に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  30. 前記第1のUTにおける前記第1の信号の送信の前記時間が、前記衛星における前記第1の信号の到来時間と前記第2の信号の到来時間との間の差を減らすように調整され、前記第2のUTにおける前記第2の信号の前記無線周波数が、前記衛星における前記第1の信号のドップラーシフトと前記第2の信号のドップラーシフトとの間の差を減らすように調整される、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
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