JP2018501892A - 毛切断装置 - Google Patents

Abstract

本出願は、毛を切断するための装置に関する。この装置は、ハウジングと、前記ハウジングの一端に配置され、切断要素を含む切断ユニットとを備える。この装置は、電極と、電極に接続された電圧源とを含む。電圧源は、電極に静電荷を提供するように構成され、電極は、切断された毛を積極的に帯電させることなく切断ユニットによって切断された毛に自然に存在する電荷を引き付けて、結果として、切断された毛を切断要素から引き離し及び/又は保持するように構成される。毛切断装置はまた、装置の使用に関連する状態を検出するように構成されたセンサを有する。電圧源は、検出された状態に応じて活性化または非活性化される。

Description

本発明は、毛切断装置の分野に関する。

身体および顔の毛を切断およびトリミングするためのグルーミング装置が存在する。このような装置の既知の問題は、例えば、切断中に切断された毛によって獲得される運動力、毛の重力および/または弾性特性のために、切断された毛が装置の外側でしばしば散乱することである。

いくつかの毛切断装置は、切断された毛の小片を保持するための手段を含むことができる。そのような装置は、英国特許第1292351号に開示されている。英国特許第1292351号は、切断ヘッドを有するシェーバを開示しており、切断ヘッドは、カッタと、切断フォイルと、収集電極とを含む。切断フォイルと収集電極は、切断フォイルと収集電極との間に電界が形成されるように電源に接続される。使用時には、切断されるべき毛が切断フォイルの穴を通って切断ヘッドに導入され、切断刃によって切断される。毛が切断される前に、毛は分極され、カッタによって一度切断されると、切断された毛は収集電極上に引き付けられる。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第4326552号明細書には、シェービング工程からのデブリを保持するためのスペースを有するシェービング装置が開示されており、このスペース内にデブリを保持するために静電力が使用されることに留意されたい。

本発明の目的は、上述の問題を実質的に軽減または克服する毛切断装置を提供することである。特に、少なくとも一部の実施形態では、本発明は、毛切断装置の外側で切断された毛が散乱することが回避される毛切断装置を提供することを目的とする。

本発明によれば、毛を切断するための装置が提供され、当該装置は、
ハウジング、
前記ハウジングの一端に配置され、切断要素を含む切断ユニット、
電極、及び
前記電極に接続された電圧源、
を有し、
電圧源は、電極に静電荷を提供するように構成され、電極は、切断された毛を積極的に帯電させることなく切断ユニットによって切断された毛に自然に存在する電荷を引き付け、結果として切断された毛を切断要素から引き離し及び/又は保持するように構成される。切断された毛は、電極によって毛切断装置内に引き付けられ、これにより、毛切断装置の外側に飛散することが防止される。
前記装置は、前記装置の使用に関連する状態を検出するためのセンサを備える。
前記電圧源は、前記検出された状態に応じて活性化または非活性化されるように構成されている。

この装置は、ユーザの皮膚に対する毛切断装置の位置を検出するように構成された近接センサを備えることができる。電圧源は、前記検出された位置に応じて、活性化または非活性化されるように構成されてもよい。毛切断装置がユーザの皮膚の近傍にないことを近接センサが検出した場合、電圧源を作動させることができる。これは、切断された毛が毛切断装置内に保持され、例えば毛切断装置が使用されていないときに毛切断装置から落ちないという利点を提供する。

装置は、毛切断装置が動いているかどうかを検出するように構成されたモーションセンサを備えることができる。毛切断装置が動いていることをモーションセンサが検出した場合、電圧源を作動させることができる。これは、切断された毛が毛切断装置内に保持され、毛切断装置が動いているときに毛切断装置から脱落しないという利点を提供する。

電圧源は、電極に負の静電荷を付与して、電極が切断ユニットによって切断された毛髪に自然に存在する正電荷を引き付けるように構成されてもよい。これは、切断された毛が能動的に帯電されることなく電極によって引き付けられるという利点を提供する。

装置は、切断された毛を収集するための容器を備えてもよい。

この装置は、切断ヘッドを備えてもよく、電極は、切断ヘッド中に、切断ユニットに近接して配置されてもよい。これにより、毛切断装置は、同時に、毛を切断し、切断された毛を切断ユニットから引き離し、それにより、切断された毛が毛切断装置の外側に飛散することを防止することができる。

電圧源は、静電荷を電極に提供して、電極が切断された毛を容器内に保持するように構成されてもよい。電極は、容器内に配置されてもよい。これにより、切断された毛が毛切断装置内に保持され、毛切断装置から脱落しないことが保証される。

電極は、概して丸い形状を有することができる。概して丸みを帯びた形状の電極は、エッジ効果を最小化するという利点を有する。

装置は、切断ユニットによって切断された毛に自然に存在する電荷を引き付けるように構成された2つ以上の電極を含むことができる。

装置は、ハウジング内に配置された吸引ユニットを備えることができる。吸引ユニットは、切断された毛を容器に引き込むのに適している。

電圧源は、電極に-6kV〜-2.5kVの範囲の電圧を提供するように構成することができる。このような電圧の範囲は、切断された毛を切断ユニットから効率的に引き出すことを可能にする。

電圧源はイオナイザを含んでもよい。イオナイザは、経済的で、容易に回収でき、比較的コンパクトな構成要素であるという利点を有する。あるいは、電圧源は、ダイオードおよびコンデンサのネットワークを備えることができる。

本発明のこれらおよび他の態様は、以下に記載される実施形態を参照して明らかになるであろう。

本発明の実施形態は、添付の図面を参照して、単なる例示として記載される。
毛切断装置の概略断面図。 図1による毛切断装置の電極の異なる構成を示す図。 本発明の一実施形態による毛切断装置の概略断面図。

図1を参照すると、毛切断装置10が示されている。本構成では、毛切断装置10はヘアクリッパである。変形例では、毛切断装置はひげトリマーである。

ヘアクリッパ10は、側壁12を有するハウジング11と、切断ヘッド13と、ハンドル部分14とを備える。切断ヘッド13は、ハウジング11の遠位端16に配置された切断面15を有する。ハンドル部分14は、ハウジング11の遠位端16に対向する近位領域17に配置される。

ヘアクリッパ10は、毛を切断するための切断ユニット18を含む。切断ユニット18は、ハウジング11の遠位端16に配置される。切断ユニット18は、2つの切断刃19を含む。当業者にはよく知られているように、切断刃19の一方は静止しており、刃19の他方は静止刃に対して往復運動している。往復運動する切断刃は、第1の電気モータ（図示せず）によって周知の方法で駆動される。両方の切断刃19はに歯が刻まれ、刈られるべき毛は、櫛状のような固定刃に捕捉された後、往復動する刃の移動歯によって切断される。ハウジング11には、バッテリ等の電源29が設けられ、第1の電気モータに電力を供給する。ハウジング11の側壁12には、第1の電気モータをスイッチオンまたはスイッチオフするスイッチ20が設けられている。

ヘアクリッパ10は、切断ユニット18によって切断された毛を収集するための容器21を含む。容器21はハンドル部分14内に配置されている。容器21は、壁23によって画定された中空のチャンバ22の形態である。容器21は、切断ユニット18によって切断された毛を受け入れて収納するのに適している。容器21は、空にするためにハウジング11から取り外し可能であってもよい。

ヘアクリッパ10は、吸引ユニット24を備える。吸引ユニット24は、ハウジング11内に配置されている。吸引ユニット24は切断された毛を切断ユニット18から引き離すのに適している。特に、吸引ユニット24は、切断された毛を容器21に引き込むのに適している。吸引ユニット24は、ハンドル部14に配置されている。吸引ユニット24は、容器21とハウジング11の近位端35との間に配置される。吸引ユニット24は、ファン（図示せず）を備えている。ファンは、バッテリ29によって駆動される第2モータ（図示せず）によって駆動される。ファンは回転するように構成され、したがって空気を運搬し、それにより、ファンによって取り込まれた空気と一緒にクリッピングされた毛を吸引するための真空を生成する。空気排出部25がハウジング11の側壁12に設けられており、吸引ユニット24によって吸引された空気がヘアクリッパ10を出ることを可能にする。第2のモータは、スイッチ20によってオン/オフされるように構成される。

ハウジング11にはフィルタ26が設けられている。フィルタ26は、容器21の壁23の近位部分37に沿って配置されている。フィルタ26は、吸引ユニット24によって吸引された空気が容器21を通過できる一方で、切断された毛が容器21の内部に保持されることを確実にする。

図1に示すように、ヘアクリッパ10は、第1および第2の電極27と、第1および第2の電極27に電気的に接続された電圧源28とを備える。

各電極27は、ニッケルメッキされた黄銅のような導電性材料で作られる。各電極27はシリンダ形状を有する。より一般的には、電極27は概して丸い形状を有する。概して丸みを帯びた形状の電極には鋭いエッジがなく、従ってエッジ効果を最小化するという利点を有する。

図2Aに示すように、電極27は切断ヘッド13内に配置されている。電極27は、切断ユニット18に近接して配置されている。特に、電極27は、切断刃19に近接して配置されている。各電極27は、第1および第2の電極27が切断ヘッド13内で互いに向き合うように、ハウジング11の側壁12に沿って配置される。

図2Bに示す変形例では、ヘアクリッパ10は、第1および第2の電極27に加えて第3の電極27を含む。第3電極27は、切断面15に沿って延びている。第3の電極27は、切断面15に対して実質的に平行に延びている。第3の電極27は、第1および第2の電極27に対して横方向に延びる。図2Cに示すさらなる変形例では、第1、第2および第3の電極27を一緒に接合して単一の電極27を形成することができる。図2Dに示すさらに別の変形例では、第3の電極27は、切断ヘッド13の切断面15に対向して、例えば容器21の壁23の遠位部分38に沿って配置されてもよい。

図1に示すように、電圧源28は、ハンドル部分14内に配置されている。電圧源28は、電極27に静電荷を提供するように構成され、電極27は、切断された毛を積極的に帯電させることなく切断ユニット18によって切断された毛に自然に存在する電荷を引き付け、切断された毛を切断刃19から引き離すように構成される。特に、電圧源28は、電極27に負の電荷を提供するように構成され、電極27は、切断刃19によって切断された毛に自然に存在する正電荷を引き付けるように構成される。本構成では、電圧源28は、イオナイザ30に結合されたバッテリ29を備える。イオナイザは、経済的で、容易に回収でき、比較的コンパクトな構成要素であるという利点を有する。本構成では、イオナイザ30のサイズは、約1cm×1cm×2cmである。電圧源28は、キロボルトの範囲、例えば-6kVと-2.5kVとの間の範囲の、特に約-4.5kVに等しい、負電圧を出力するように構成される。バッテリ29とイオナイザ30との間に電圧増倍器（図示せず）を設けて、バッテリ電圧を増倍し、例えば100Vと250Vとの間の範囲の入力電圧をイオナイザ30に供給することができる。キロボルト範囲の負電圧を出力するのに適した他の種類の電圧源28を使用できることに留意されたい。特に、-6kV〜-2.5kVの範囲の負電圧を出力するのに適した他の種類の電圧源28を使用することができる。例えば、変圧器に結合されたバッテリ、またはダイオードおよびキャパシタのネットワークなどの電圧増倍器に結合されたバッテリを、電圧源28として使用することができる。あるいは、電圧源28は、並列に接続された高電圧コンデンサのネットワークを含むことができ、高電圧コンデンサは、直列の構成に同時に移行して電気アークを生成するように構成される。

電圧源28は、スイッチ20によってスイッチオンまたはスイッチオフされるように構成される。あるいは、切断ユニット18および吸引ユニット24とは独立して電圧源28をスイッチオンまたはスイッチオフするために、ハウジング11の側壁12に追加のスイッチ36を設けることができる。

切断ヘッド13は、電極27がヘアクリッパ10の外側から見えるように、透明な材料で作られてもよい。図2A〜図2Dに示すように、切断ヘッド13は、電極27の配向を最適化するために台形形状を有することができ、したがって、（図2Aの破線で示すように）電極27によって生成される電場の方向を最適化することができる。

使用時には、ヘアクリッパ10は、スイッチ20によってユーザによってスイッチオンされ、刈られるべき毛を含むユーザの皮膚に対して配置される。ヘアクリッパ10がスイッチオンされ、毛に対して位置決めされると、切断ユニット18は、毛を切断するように動作する。毛は静止した刃に引っかかり、切断ユニット18の往復刃の動く歯によって切断される。

スイッチ20が作動すると、吸引ユニット24が作動される。回転中、ファンは空気を運び、図1の矢印で示すように、ファンによって取り込まれた空気と一緒に切断された毛を切断ユニット18から吸引する真空を作り出す。切断された毛は切断ユニット18から引き出され、容器21内に収容される。切断された毛は、フィルタ26によって容器21内に保持される。吸引ユニット24によって吸引された空気は、空気排出口25を通ってヘアクリッパ10を出る。

スイッチ20が作動すると、電圧源28も作動する。イオナイザ30は、電極27に負の電荷を供給し、それによって電極27に負の静電荷を生成する。したがって、切断ユニット18によって毛が切断されている間、電極27は負に帯電する。切断された毛は自然に正に帯電し、すなわち自然に正電荷を有するので、切断された毛は、切断ヘッド13中で電極27の負の静電荷によって引き付けられ、切断刃19から離れる。特に、毛の正電荷は、電極27に位置する負の電荷によって引き付けられ、その結果、切断された毛は、電極27に向かって切断ヘッド13に引き付けられる。負に帯電した電極27は、切断された毛をヘアクリッパ10に引き寄せ、切断された毛髪がヘアクリッパ10の周りに落下するのを防止する。

負に帯電した電極27と吸引ユニット24とを組み合わせた作用は、切断された毛をヘアクリッパ10中に効率的に引き寄せるのに役立ち、ヘアクリッパ10の外側に毛が飛散するのを防止するのに役立つ。

本発明の一実施形態による毛切断装置110が図3に示されている。実施形態は、図1に示された装置に密接に対応しており、分かりやすくするために100ずつインクリメントされているが、同様の構成要素には同様の参照番号が使用されている。以下、第1の実施形態との相違点のみを説明する。

図3の実施形態では、ヘアクリッパ110は、ヘアクリッパ110の容器121内に配置された単一の電極127を備える。特に、電極127は、容器121の壁123の遠位部分138に沿って配置される。

図3の実施形態では、電圧源128は、電極127に静電荷を提供するように構成され、電極127は、切断された毛を積極的に帯電させることなく切断ユニット118によって切断された毛に自然に存在する電荷を引き付けて、結果として、切断された毛を切断刃119から離して保持するように構成される。特に、電極127は、切断された毛を容器121内に保持するように構成されている。

図3に示すように、電極127は、概してリング形状である。変形例では、ヘアクリッパ110は、容器121内に配置され、容器121内に切断された毛を保持するように構成された2つ以上の電極127を備える。例えば、ヘアクリッパ110は、概ねリング状の電極アセンブリを形成するように互いに対して配置された2つの略半円形の電極127を含む。2つの電極127は、容器121の壁123の遠位部分138に沿って配置されている。

図3の実施形態によるヘアクリッパ110は、ユーザの皮膚に対するヘアクリッパ110の位置を検出するための近接センサ131を含む。近接センサ131は、切断面115上に配置される。特に、近接センサ131は、切断面115の外面132上に配置される。

ヘアクリッパ110は、ヘアクリッパ110が動いているかどうかを検出するためのモーションセンサ133を含む。

近接センサ131およびモーションセンサ133は、コントローラ134に接続されている。コントローラ134は、ハンドル部分114内に配置される。コントローラ134は、電圧源128に接続されている。コントローラ134は、バッテリ129によって電力を供給される。

コントローラ134は、近接センサ131から情報を受信し、前記受信した情報に応じて電圧源128を制御するように構成される。具体的には、コントローラ134は、近接センサ131によって検出されたユーザの皮膚に対するヘアクリッパ110の位置に応じて、電圧源128をアクティブまたは非アクティブにするように構成される。コントローラ134は、ヘアクリッパ110がユーザの皮膚の近くにないことを近接センサ131が検出した場合に、電圧源128を作動させるように構成される。例えば、ヘアクリッパ110がユーザの皮膚から少なくとも4mm離れている場合、電圧源128が作動される。あるいは、例えば、切断ユニット118がユーザの皮膚から4mm未満の位置にある場合またはユーザの皮膚と接触している場合のように、ヘアクリッパ110がユーザの皮膚の近くにある場合、電圧源128を作動させることができる。

同様に、コントローラ134は、モーションセンサ133から情報を受け取り、前記受け取った情報に応じて電圧源128を制御するように構成される。特に、コントローラ134は、ヘアクリッパ110が動いていることをモーションセンサ133が検出した場合に、電圧源128を起動するように構成される。

ヘアクリッパ110がユーザの皮膚の近くにないことを近接センサ131が検出し、ヘアクリッパ110が動いていることをモーションセンサ133が検出した場合に、電圧源128を作動させることができる。

ヘアクリッパ110がスイッチオフされると、電圧源128は、限定された期間の間、作動されたままであり得る。例えば、電圧源128は、ヘアクリッパがスイッチオフされてから約1分の間、作動状態を維持することができる。したがって、電極127は帯電されたままであり、ヘアクリッパ110がスイッチオフされた後も、容器121内に切断された毛を保持し続ける。

発光ダイオード139などのインジケータを、ハウジング111の側壁112に設けて、電圧源128が作動しているかどうかを示すことができる。

図3の実施形態による毛切断装置の動作は、図1の動作と同じであることが理解されよう。しかし、図3の実施形態では、電圧源128が作動されると、電極127は切断された毛を容器121に保持する。電極127が充電されると、電極127は「ロック」として働き、切断された毛が容器121から出るのを防止する。さらに、電圧源128は、ヘアクリッパ110がユーザの皮膚の近くにないことを近接センサ131が検出した場合にのみ、活性化される。

コントローラ134は、モーションセンサ133と組み合わせて近接センサ131を使用して、電圧源128をアクティブまたは非アクティブにすることができる。例えば、容器121中の電極127には、ヘアクリッパ110が動いているときおよびヘアクリッパ110がユーザの皮膚の近くにないときにのみ、負の電荷が供給されてもよい。

本発明の実施形態を図面および前述の説明で詳細に図示し詳細に説明してきたが、そのような図示および説明は例示であって限定的ではなく、本発明はこれらの実施形態に限定されない。

用語「含む（comprising）」は、他の要素またはステップを排除するものではなく、不定冠詞「a」または「an」は複数を除外しないことを理解されたい。単一プロセッサが特許請求の範囲に記載されたいくつかの項目の機能を果たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用できないことを示すものではない。特許請求の範囲内のいかなる参照符号も、特許請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

特許請求の範囲は、本出願においては、特徴の特定の組み合わせに対して策定されているが、本発明の開示の範囲はまた、いずれかの請求項において現在請求されている発明と同一であるか否かにかかわらず、そして、元の発明と同じ技術的問題のいずれかまたはすべてを軽減するか否かにかかわらず、本明細書に明示的もしくは暗示的に開示される任意の新規な特徴もしくは任意の新規の組み合わせまたはその任意の一般化を含むことが理解されるべきである。出願人は、本願または本願から派生する更なる出願の手続きにおいて、そのような特徴及び/又は特徴の組合せに対して新しい請求項を策定することができることを予告する。

Claims (15)

1. 毛を切断するための毛切断装置であって、
   ハウジングと、
   前記ハウジングの一端に配置され、切断要素を含む切断ユニットと、
   電極と、
   前記電極に接続された電圧源と、
   を有し、
   前記電圧源は静電荷を前記電極に供給するように構成され、前記電極は、切断された毛を能動的に帯電させることなく前記切断ユニットによって切断された毛に自然に存在する電荷を引き付けて、その結果、切断された毛を前記切断要素から引き離し及び/又は前記切断要素から離して保持するように構成され、
   前記装置は、前記装置の使用に関連する状態を検出するためのセンサを有し、
   前記電圧源は、検出された状態に応じて活性化又は非活性化されるように構成されていることを特徴とする毛切断装置。
2. 前記センサは、ユーザの皮膚に対する前記毛切断装置の位置を検出するように構成された近接センサであり、前記電圧源は、検出された位置に応じて活性化又は非活性化されるように構成される、請求項1に記載の毛切断装置。
3. 前記毛切断装置が前記ユーザの皮膚の近傍にないことを前記近接センサが検出した場合に、前記電圧源が活性化される、請求項２に記載の毛切断装置。
4. 前記毛切断装置が動いているかどうかを検出するように構成されたモーションセンサを有する、請求項１に記載の毛切断装置。
5. 前記毛切断装置が動いていることを前記モーションセンサが検出した場合に、前記電圧源が活性化される、請求項４に記載の毛切断装置。
6. 前記電圧源が前記電極に負の静電荷を供給するように構成され、前記電極が前記切断ユニットによって切断された毛に自然に存在する正の電荷を引き付けるように構成される、請求項１から請求項５のいずれか一項に記載の毛切断装置。
7. 切断された毛を収集するための容器を有する、請求項１から請求項６のいずれか一項に記載の毛切断装置。
8. 切断ヘッドを有し、前記電極が、前記切断ユニットに近接して前記切断ヘッド中に配置される、請求項１から請求項７のいずれか一項に記載の毛切断装置。
9. 前記電圧源が、前記電極が切断された毛を前記容器内に保持するように、前記電極に静電荷を供給するように構成される、請求項７に記載の毛切断装置。
10. 前記電極が前記容器内に配置される、請求項９に記載の毛切断装置。
11. 前記切断ユニットによって切断された毛に自然に存在する電荷を引き付けるように構成された２つ以上の電極を有する、請求項１から請求項１０のいずれか1項に記載の毛切断装置。
12. 前記ハウジング内に配置された吸引ユニットを有し、前記吸引ユニットは、切断された毛を前記容器に引き込むのに適している、請求項７から請求項１１のいずれか一項に記載の毛切断装置。
13. 前記電圧源は、前記電極に−６ｋＶと−２．５ｋＶとの間の範囲の電圧を供給するように構成される、請求項１から請求項１２のいずれか一項に記載の毛切断装置。
14. 前記電圧源がイオナイザを有する、請求項１から１３のいずれかに記載の毛切断装置。
15. 前記電圧源がダイオードおよびコンデンサのネットワークを有する、請求項１から請求項１４のいずれか一項に記載の毛切断装置。

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