JP2018205912A - 自動販売機のリーダライタ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉体の前面パネルのリーダライタ装着用開口部に対し、リーダライタ装着用開口部とは大きさの異なる設置面をもつリーダライタが、簡単な構造、安価なコストで取り付けられる自動販売機のリーダライタ取付構造を提供する。【解決手段】自動販売機の扉体の前面パネル3aに形成されたリーダライタ装着用開口部25と、リーダライタ装着用開口部とは大きさが異なる設置面11aを有するリーダライタ11と、リーダライタ装着用開口部に当該開口を覆うよう前面パネルの前面に配置され、当該開口上にリーダライタが取り付く設置域を形成するリーダライタ設置用アダプタ31と、リーダライタをリーダライタ設置用アダプタを介して扉体の前面に固定する固定手段39,53,59,55,57とを具備する。【選択図】図4

Description

本発明は、リーダライタが扉体に配置される自動販売機のリーダライタ取付構造に関する。
自動販売機では、電子マネー情報が入力されたICカードを用いて、販売商品の決済、すなわち商品の課金が行われるようになってきた。
この自動販売機は、本体前面の開口を開閉する扉体の前面にICカードの電子マネー情報を読み書きするリーダライタを設けて、リーダライタにICカードをかざすと、ICカードの電子マネー情報が読み込まれる。
こうした自動販売機におけるリーダライタの取付けの多くは、特許文献1にも開示されているように扉体の前面パネルにリーダライタ装着用開口部を形成しておき、このリーダ装着用開口部を通じ、リーダライタを前面パネルの前面に装着して、リーダライタで読み取った電子マネー情報が扉体裏面に配置される制御ユニットへ伝える構造が用いられている。
特許第3800645号公報
通常、扉体の前面パネルのリーダライタ装着用開口部は、予め扉体に据え付くリーダライタの形状や大きさに合わせて形成しておき、このリーダライタ装着用開口部内にリーダライタを組み付けている。
ところで、近時、自動販売機では、性能向上を図るために、当初のリーダライタから、異なる規格をもつリーダライタへ変更することが考えられている。
ところが、規格の違いのため、変更するリーダライタは、当初リーダライタとは設置面の大きさや形状が異なり、そのままでは、当初リーダライタに合わせて形成されたリーダライタ装着用開口部に据え付けることは難しい。
新たに組み付くリーダライタの設置面が、リーダライタ装着用開口部の開口よりも小さい場合、たとえ前面パネルに固定することができたとしても、各部の大きさの違いからリーダライタとリーダライタ装着用開口部の開口縁との間には隙間が発生し、種々の問題を招く。
扉体全体を変えることも考えられるが、変更が求められる自動販売機の台数は多く、かなりのコストの負担が強いられる。このため、実現性は乏しい。
そこで、本発明の目的は、扉体の前面パネルのリーダライタ装着用開口部に対し、当該リーダライタ装着用開口部とは大きさの異なる設置面をもつリーダライタが、簡単な構造、安価なコストで取り付けられる自動販売機のリーダライタ取付構造を提供する。
本発明の態様は、自動販売機の本体前面の開口を開閉する扉体の前面に、ICカードに入力された電子マネー情報を読み書きするリーダライタを取付ける自動販売機のリーダライタ取付構造であって、扉体の前面パネルに形成されたリーダライタ装着用開口部と、リーダライタ装着用開口部とは大きさが異なる設置面を有するリーダライタと、リーダライタ装着用開口部に当該開口を覆うよう前面パネルの前面に配置され、当該開口上にリーダライタが取り付く設置域を形成するリーダライタ設置用アダプタと、リーダライタをリーダライタ設置用アダプタを介して扉体の前面に固定する固定手段とを具備する。
好ましくは、固定手段は、リーダライタの設置面と対応してリーダライタ設置用アダプタに形成された複数の固定孔と、リーダライタ設置用アダプタの裏面側から固定孔を通じリーダライタの設置面へ螺挿されリーダライタとリーダライタ設置用アダプタとを固定する第1締結具を有した第1締結手段と、リーダライタ装着用開口部と対応してリーダライタ設置用アダプタの裏面に形成された複数のねじ孔と、前面パネルの裏面側に配置した取付部材からねじ孔へ螺挿されリーダライタ設置用アダプタを前面パネルに締結する第2締結具とを有する第2締結手段とから構成されるものとした。
好ましくは、第1締結手段を構成する複数の固定孔は、第2締結手段の複数のねじ孔のピッチよりも大きいピッチで配置される固定孔を含み、固定孔は、少なくとも一つがリーダライタ装着用開口部と対向する領域から外側にずらして配置され、リーダライタはリーダライタ装着用開口部から偏った位置に固定されるものとした。
好ましくは、前記リーダライタ設置用アダプタは、一側域が反対側の他側域よりも長い延長域を有して形成され、固定孔は、延長域に少なくとも一つが設けられ、リーダライタは、リーダライタ装着用開口部と対向する領域から外側へ偏った位置に配置されるものとした。
好ましくは、扉体の前面パネルは、リーダライタ装着用開口部の上方の位置に当該リーダライタ装着用開口部と接近した位置に金額表示部を有し、リーダライタ設置用アダプタの延長域は、金額表示部とは反対側の前記扉体の下方側へ延びる向きに配置されるものとした。
好ましくは、リーダライタ設置用アダプタの裏面は、リーダライタ装着用開口部の開口縁と嵌り合う枠形の凸部を有するものとした。
好ましくは、リーダライタ設置用アダプタは、リーダライタ装着用開口部と向き合うアダプタ部分に、リーダライタから延びる配線類が挿通する配線挿通用開口を有するものとした。
本発明のリーダライタ取付構造によれば、リーダライタを、当該リーダライタの規格と対応していないリーダライタ装着用開口部に組み付けるときには、例えばリーダライタをリーダライタ設置用アダプタを介して扉体の前面に固定する。これにより、リーダライタは、リーダライタ設置用アダプタにより隙間の発生なく、扉体の前面に取り付けられる。
したがって、リーダライタ装着用開口部とは大きさの異なる設置面をもつリーダライタは、リーダライタ設置用アダプタの採用により、簡単な構造、安価なコストで、仕様の異なるリーダライタ装着用開口部に取り付けることができる。
本発明の第1の実施形態に係る態様となる自動販売機の扉体に有るリーダライタ周辺を示す斜視図。 同扉体の裏面におけるリーダライタ周辺を示す斜視図。 図2中のA−A線に沿うリーダライタ周辺の側断面図。 リーダライタ設置用アダプタによるリーダライタの取付構造を示す分解斜視図。 図4中の矢視Bから見たリーダライタ設置用アダプタの正面図。 (a)は図4中の矢視Cから見たリーダライタ設置用アダプタの平面図、(b)は図4中の矢視Dから見たリーダライタ設置用アダプタの側面図。 本発明の第2の実施形態に係る態様となるリーダライタ周辺の側断面図。 本発明の第3の実施形態に係る態様となるリーダライタ周辺の側断面図。
以下、本発明を図1から図6に示す第1の実施形態にもとづいて説明する。
図1は自動販売機の全体を示し、図2は同自動販売機の扉体を開いた状態を示し、図3はリーダライタ周りの側断面を示し、図4は同リーダライタの取付構造を分解した各部を示し、図5および図6はリーダライタ設置用アダプタの各部を示している。
まず自動販売機の主な構成を説明すると、図1および図2に示されるように当該自動販売機は、前面が開口した本体1と、本体1の前面に設けられた横開き式の扉体3とを有している。そして、本体1の前面の開口部1aが、扉体3により開閉される構造となっている。本体1内は、各種販売商品を収納するサーペンタイン式の収納部(いずれも図示しない)が設けられる。
扉体3を構成する前面パネル3aの前面上段には、各種販売商品を表示する表示部5が商品選択スイッチ7と共に設けられている。前面パネル3aの前面中段には、上部中央に位置して金額表示部9が設けられ、同金額表示部9の直下にはリーダライタ11が設けられる。リーダライタ11は、ICカード(図示しない)に入力された電子マネー情報を読み書きするものである。
前面パネル3aのうちリーダライタ11の側方となるパネル部分には、紙幣投入口13、硬貨投入口15、返却レバー17などが設けられる。また扉体3の前面下段には、幅方向に延びる細長の商品取出口19、硬貨返却口21が設けられている。
こうした前面パネル3a上の機器により、ICカード(図示しない)をリーダライタ11にかざしたり、紙幣や硬貨(いずれも図示しない)を紙幣投入口13や硬貨投入口15に投入したりすることにより、商品選択スイッチ7で選択した商品を購入することができる。もちろんICカードは、リーダライタ11により、入力されている電子マネー情報が読み込まれ、課金が施される。むろん金額表示部9は、投入された金額やICカードの金額を表示する。
なお、図2に示されるように前面パネル3aの裏面側(扉体裏面)には、紙幣投入口13、硬貨投入口15に位置して、投入された紙幣や硬貨を識別する機器を収めた識別ユニット23が設けられる。
通常、自動販売機のリーダライタ11は、図3および図4に示されるように扉体3の前面パネル3aに設けられたリーダライタ装着用開口部25に組み付ける構造が用いられる。一般的にはリーダライタ装着用開口部25は、予め当初リーダライタの形状や大きさに合わせて形成しておき、このリーダライタ装着用開口部25内に当初リーダライタを装着する。
しかし、自動販売機は、当初のリーダライタから、異なる規格をもつリーダライタ11への変更することがある(性能向上などのため)。この場合、リーダライタを変更するが、リーダライタの大きさや形状の差異(規格違いによる)により、そのままでは変更後のリーダライタは、リーダライタ装着用開口部25に据え付けられないことがある。ちなみに本実施形態に示しているリーダライタ11は、いずれも当初リーダライタとは規格が異なるリーダライタを指す。
そのため、本実施形態では、リーダライタ11を前面パネル3aに取り付けるリーダライタ取付構造に工夫を施して、規格が異なるリーダライタ11の取付けを実現可能としている。
具体的には本実施形態は、互換のためのリーダライタ設置用アダプタ31を採用して、規格の異なるリーダライタ11のリーダライタ装着用開口部25への取付けを可能としている。
図1〜図4を参照して、このリーダライタ取付構造を説明すると、まずリーダライタ装着用開口部25は、当初リーダライタの大きさや形状に基づき前面パネル3aに形成されているものである。例えばリーダライタ装着用開口部25は、矩形形状をなしている(図4)。
ここで、図1および図4に示されるようにリーダライタ11の外形は、規格違いにより、例えば上下方向の寸法はリーダライタ装着用開口部25よりも大きく、幅方向の寸法はリーダライタ装着用開口部25よりも小さいブロック形をなしている。このリーダライタ11の後端面が設置面11aとなる。つまり、リーダライタ11の設置面11aは、リーダライタ装着用開口部25とは異なる大きさや形状となる後部面が設置面11aとなっている。
さらに述べると、設置面11aの外周部にはシール部材33が装着される。また設置面11aの四隅側には4つのボス部35が突設され、各ボス部35の先端部にはねじ孔37(リーダライタ固定座)が形成される。ちなみにリーダライタ11の4つのねじ孔37は、上下方向のピッチが前面パネル3aに形成してあるリーダライタ装着用開口部25の上下方向寸法よりも大きく、左右方向のピッチが同リーダライタ装着用開口部25の左右方向寸法よりも小さい(当初のリーダライタと異なる)。
図2〜図4に示されるように前面パネル3aの裏面には、リーダライタ装着用開口部25の開口を裏面側から覆うように取付板39(本願の取付部材に相当)が配置される。この取付板39は、リーダライタ11の取付けに用いられる部品で、前面パネル3aの裏面から突き出たブラケット部41、同ブラケット部41に螺挿されるねじ部材43および同ねじ部材43が挿通する挿通孔43aを用いて、板面がリーダライタ装着用開口部25と対向する姿勢に固定されるものである。
リーダライタ設置用アダプタ31は、この取付板39を利用して、リーダライタ装着用開口部25の前面を覆うよう配置される部品である。
このリーダライタ設置用アダプタ31を説明すると、図3〜図6に示されるようにリーダライタ設置用アダプタ31は、例えば合成樹脂製で、板形をなしたカバー部47をもつ。このカバー部47は、リーダライタ装着用開口部25を前面パネル3aの前面から覆う形状、ここでは矩形状をなしている。そして、カバー部47のち、平坦な面をもつ表側はリーダライタ取付側で、そのうちリーダライタ装着用開口部25上に配置される板面部分がリーダライタ11の取り付く据付領域α(本願の設置域に相当)なる(図5)。また反対側の、外周縁部にリブ49が形成された裏面側は、前面パネル取付側となる。
図4に示されるようにカバー部47の裏面(据付領域αの周り)には、リーダライタ装着用開口部25の各部、例えば四隅と対応した位置に、4つのボス部51が突設される。各ボス部51の先端部にはそれぞれねじ孔53が設けられている。またボス部51間をつなぐようにリブ52が形成されている。
ねじ孔53の周辺の板面部分(カバー部分)には、リーダライタ11のねじ孔37(設置面11a)と組み合う4つ(複数)の通孔55(本願の固定孔に相当)が設けられる。4つの通孔55は、上記ねじ孔53のピッチよりも、大きなピッチの孔を含んでいるため、リーダライタ11やリーダライタ設置用アダプタ31の固定を妨げる。
そのため、4つの通孔55は、図4に示されるように一部をリーダライタ装着用開口部25の開口と対向する領域から外側にずらして配置されている。
この配置を実現するため、図3〜図6に示されるようにカバー部47の互いに向き合う2組の辺域のうち、一方の組の一側域は、反対側の他側域よりも長く延長させてある。この延長した延長域56に、少なくとも通孔55の一部、ここでは上側の2つの通孔55が設けられている。残りの二つの通孔55は、延長域56によるずれ分、リーダライタ装着用開口部25の開口と対向する板面部分へずらして設けられる。この通孔55の配置によりリーダライタ11は、リーダライタ装着用開口部25から偏った位置に配置される設定としてある。本実施形態では、例えば金額表示部9にリーダライタ11を接近させて配置するため、延長域56は上部へ延びる向き(上部側)に配置してある。
そして、図4に示されるようにカバー部47の裏面側から、ねじ部材57(本願の第1締結具に相当)を、通孔55を通じてリーダライタ11のねじ孔37へねじ込むと、カバー部47の表側にリーダライタ11が締結される。つまり、通孔55、ねじ部材57を用いた締結構造(本願の第1締結構造に相当)により、リーダライタ11とリーダライタ設置用アダプタ31とが固定される構造となっている。
また、リーダライタ11の固定後、カバー部47をリーダライタ装着用開口部25の前面を覆うように配置し、取付板39に設けた通孔39aから(前面パネル3aの裏面側)、ねじ部材59(本願の第2締結具に相当)を、リーダライタ装着用開口部25を通して、ボス部51端のねじ孔53(カバー部47裏面)へねじ込むと、リーダライタ設置用アダプタ31全体(カバー部47、延長域56を含む)が前面パネル3aに締結される。つまり、ねじ孔53、ねじ部材59を用いた締結構造(本願の第1締結構造に相当)により、リーダライタ設置用アダプタ31が前面パネル3aに固定される構造となっている。ちなみに、ボス部51は、取付板39の位置に合わせて突き出ている。
こうした締結構造の組み合わせによりリーダライタ11は、リーダライタ設置用アダプタ31を介して扉体3の前面に固定、すなわちリーダライタ装着用開口部25から上方へ偏った位置に組み付けられる(本願の固定手段に相当)。
さらに図4に示されるようにカバー部47(リーダライタ設置用アダプタ)の裏面には、リーダライタ装着用開口部25の開口縁と嵌り合う枠形(矩形枠)の凸部61が形成されている。枠形の凸部61は、予めリーダライタ装着用開口部25の位置と対応して形成され、枠形の凸部61を扉体3の前面側からリーダライタ装着用開口部25へ嵌め込むだけで、カバー部47がリーダライタ装着用開口部25を覆い隠すよう前面パネル3aの前面に配置されると同時にボス部51のねじ孔53が取付板39の通孔39aに位置決められる。もちろん、枠形の凸部61は、外部からリーダライタ装着用開口部25へ異物(ドライバ先端など)が進入するのを防ぐ機能もある。ちなみに枠形の凸部61は、ボス部51と一体であり、また各種リブ64を介して、内側のリブ52と一体につながっている。
また凸部61の周りには、シール部材62を収める矩形のシール溝部62aが形成され、シール部材62によって、カバー部47の裏面とリーダライタ装着用開口部25との間がシールされる構造となっている(図3、図4)。
さらにカバー部47(リーダライタ設置用アダプタ)の裏面のうち、リーダライタ装着用開口部25と向き合うアダプタ部分、具体的には凸部61や格子形のリブ52で囲まれる板面部分には、リーダライタ11から延びる配線類11bが挿通する配線挿通用開口63が形成されている(図4)。ここでは、配線挿通用開口63は、左右方向一側、例えば右側へ偏らせた位置に配置される。ちなみに、配線挿通用開口63を挟んで偏らせた側と反対側(左側)にはリブ部64aが設けてある(いずれも図4)。
また取付板39には、配線挿通用開口63からの配線類11bを、図示はしないが扉体3の裏面に設置される制御ユニットへ導く開口部分65が形成され、リーダライタ11と制御ユニットとの間がつなげられる構造となっている。
なお、延長部56の裏面にもリブ部14が設けられる(図4)。
つぎに、このように構成されたリーダライタ取付構造の作用について説明する。
今、扉体3の前面のリーダライタ装着用開口部25に、リーダライタ11を組み付けるとする。
現段階では、リーダライタ11は、当初のリーダライタに比べ、上下方向の寸法が大きく、幅方向の寸法が小さいため、そのままではリーダライタ装着用開口部25に取り付けることは難しい。
そこで、リーダライタ設置用アダプタ31を用いて組み付けを行う。このときは、リーダライタ設置用アダプタ31にリーダライタ11を組み付ける。これには、まず図4に示されるように据付領域α(図5)にリーダライタ11の設置面11aを配置する。続いてリーダライタ設置用アダプタ31の裏面側から、ねじ部材59を、通孔55を通じてリーダライタ11のねじ孔37へねじ込む。これによりリーダライタ11は、シール部材33でシールされながら、リーダライタ設置用アダプタ31の表面側に固定される。
続いて、このリーダライタ11が付いたリーダライタ設置用アダプタ31を扉体3の前面に組み付ける作業に入る。このときは、図3および図4に示されるようにリーダライタ設置用アダプタ31の裏面に形成されている枠形の凸部61を、扉体3の前面側から、前面パネル3aに形成されているリーダライタ装着用開口部25に嵌め込む。
すると、リーダライタ設置用アダプタ31は、凸部61周りのシール部材62とリーダライタ装着用開口部25の開口縁部とが密接しながら、リーダライタ装着用開口部25を覆うよう配置される。
ここで各ボス部51は、取付板39の通孔39aの位置と対応して突き出ているから、図3に示されるようにリーダライタ設置用アダプタ31が前面パネル3aの前面へ配置されるにしたがい、ボス部51のねじ孔53は、取付板39の通孔39aに位置決められる。
その後、扉体3の裏面側からねじ部材59を、取付板39の通孔39aからボス部51のねじ孔53へねじ込む。すると、リーダライタ設置用アダプタ31は締結され、図1、図2および図3に示されるようにリーダライタ11全体が、リーダライタ設置用アダプタ31を介して、扉体3の前面パネル3aに隙間なく固定される。
これにより、扉体3の前面に、リーダライタ11、すなわち当初のリーダライタとは規格が異なるリーダライタ11を適正に取り付けることができる、
なお、リーダライタ11の配線類11bは、リーダライタ設置用アダプタ31の配線挿通用開口63、取付板39の開口部分65を通じて、扉体3の裏面側に配置されている制御ユニット(図示しない)に接続すればよい。
以上のように取付けることができないリーダライタ11、すなわちリーダライタ装着用開口部25とは異なる大きさのリーダライタ11が、リーダライタ設置用アダプタ31の採用によって、簡単な構造、安価なコストで、リーダライタ装着用開口部25に取り付けることができる。
しかも、リーダライタ11を組み付ける固定手段としては、リーダライタ設置用アダプタ31の他に、リーダライタ設置用アダプタ31に設けた通孔55(固定孔)と、同通孔55からリーダライタ11の設置面11a(ねじ孔37)へ螺挿するねじ部材57(第1締結具)とで構成される締結構造(第1締結手段)と、リーダライタ設置用アダプタ31に設けたねじ孔53、取付板39の通孔39aからねじ孔53へ螺挿するねじ部材59((第2締結具)とで構成される締結構造(第2締結手段)を組み合わせた構造を用いただけなので、簡単な固定構造ですむ。
そのうえ、リーダライタ設置用アダプタ31には、通孔55の少なくとも一つをリーダライタ装着用開口部25と対向する領域から外側へずらして、リーダライタ11をリーダライタ装着用開口部25から偏った位置に固定する構造を用いたので、ねじ孔53のピッチより大きいピッチを含む通孔55といった規格違いの固定に容易に対応できる。加えて、偏った位置での固定には、リーダライタ設置用アダプタ31の一側域に延長域56を設け、この延長域56に通孔55の一部を設けて、リーダライタ11の位置をずらす構造を用いたので、簡単な構造ですむ。
特に、この延長域56の向きを変えて、リーダライタ設置用アダプタ31を前面パネル3aに配置することにより、リーダライタ11は、リーダライタ11周囲の機器にマッチングした姿勢で取付けることができる。本実施形態では、延長域56を上部に配置した向き(扉体3の上方側へ延びる向き)にすることによって、直上に配置されている金額表示部9とリーダライタ11とが接近したレイアウトを実現している。
図7は、本発明の第2の実施形態を示す。
本実施形態は、リーダライタ11とその直上に配置されている金額表示部9とがかなり接近するといった、両者の間隔が狭い状況でも、リーダライタ設置用アダプタ31を用いて、リーダライタ11が扉体3の前面パネル3aに取付けられるようにしたものである。
具体的には、リーダライタ設置用アダプタ31を、延長域56を下向きにした姿勢(第1の実施形態とは反対の向き)にする。すなわち、金額表示部9とは反対側の扉体3の下方側へ延びる向きに配置することによって、リーダライタ11を、リーダライタ設置用アダプタ31を介して前面パネル3aの前面に取り付けるようにしたものである。
このように延長域56が下向きになるようリーダライタ設置用アダプタ31の向きを変更すると、リーダライタ11は金額表示部9より下側に退避した位置に配置されるので、たとえリーダライタ11と金額表示部9との間がかなり接近する場合でも、十分に対応できる。
図8は、本発明の第3の実施形態を示す。
本実施形態は、リーダライタ設置用アダプタ31を用いて、リーダライタ11を斜め上向きに配置されるようにしたものである。具体的には、リーダライタ設置用アダプタ31の表面側に斜め上向きの傾斜台部71を形成して、リーダライタ11が配置される据付設置域αを斜め上向きに傾かせたものである。
但し、図7および図8において、上述した第1の実施形態と同じ部分には同一符号を付して、その説明を省略した。
なお、上述した各実施形態における各構成およびそれの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であることはいうまでもない。また本発明は、上述した実施形態によって限定されることはなく、「特許請求の範囲」によってのみ限定されることはいうまでもない。
1 本体
3 扉体
3a 前面パネル
9 金額表示部
11 リーダライタ
11a 設置面
25 リーダライタ装着用開口部
31 リーダライタ設置用アダプタ
39,53,59 取付板,ねじ孔,ねじ部材(第2締結手段)
55,57 通孔,ねじ部材(第1締結手段)
56 延長域
63 配線挿通用開口

Claims (7)

  1. 自動販売機の本体前面の開口を開閉する扉体の前面に、ICカードに入力された電子マネー情報を読み書きするリーダライタを取付ける自動販売機のリーダライタ取付構造であって、
    前記扉体の前面パネルに形成されたリーダライタ装着用開口部と、
    前記リーダライタ装着用開口部とは大きさが異なる設置面を有する前記リーダライタと、
    前記リーダライタ装着用開口部に当該開口を覆うよう前記前面パネルの前面に配置され、当該開口上に前記リーダライタが取り付く設置域を形成するリーダライタ設置用アダプタと、
    前記リーダライタを前記リーダライタ設置用アダプタを介して前記扉体の前面に固定する固定手段と
    を具備したことを特徴とする自動販売機のリーダライタ取付構造。
  2. 前記固定手段は、
    前記リーダライタの設置面と対応して前記リーダライタ設置用アダプタに形成された複数の固定孔と、前記リーダライタ設置用アダプタの裏面側から前記固定孔を通じ前記リーダライタの設置面へ螺挿され前記リーダライタと前記リーダライタ設置用アダプタとを固定する第1締結具を有した第1締結手段と、
    前記リーダライタ装着用開口部と対応して前記リーダライタ設置用アダプタの裏面に形成された複数のねじ孔と、前記前面パネルの裏面側に配置した取付部材から前記ねじ孔へ螺挿され前記リーダライタ設置用アダプタを前記前面パネルに締結する第2締結具とを有する第2締結手段と
    から構成されることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機のリーダライタ取付構造。
  3. 前記第1締結手段を構成する複数の固定孔は、前記第2締結手段の複数のねじ孔のピッチよりも大きいピッチで配置される固定孔を含み、
    前記固定孔は、少なくとも一つが前記リーダライタ装着用開口部と対向する領域から外側にずらして配置され、
    前記リーダライタは前記リーダライタ装着用開口部から偏った位置に固定される
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動販売機のリーダライタ取付構造。
  4. 前記リーダライタ設置用アダプタは、一側域が反対側の他側域よりも長い延長域を有して形成され、
    前記固定孔は、前記延長域に少なくとも一つが設けられ、
    前記リーダライタは、前記リーダライタ装着用開口部と対向する領域から外側へ偏った位置に配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動販売機のリーダライタ取付構造。
  5. 前記扉体の前面パネルは、前記リーダライタ装着用開口部の上方の位置に当該リーダライタ装着用開口部と接近した位置に金額表示部を有し、
    前記リーダライタ設置用アダプタの延長域は、前記金額表示部とは反対側の前記扉体の下方側へ延びる向きに配置される
    ことを請求項4に記載の自動販売機のリーダライタ取付構造。
  6. 前記リーダライタ設置用アダプタの裏面は、前記リーダライタ装着用開口部の開口縁と嵌り合う枠形の凸部を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の自動販売機のリーダライタ取付構造。
  7. 前記リーダライタ設置用アダプタは、前記リーダライタ装着用開口部と向き合うアダプタ部分に、前記リーダライタから延びる配線類が挿通する配線挿通用開口を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の自動販売機のリーダライタ取付構造。
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