JP2018205582A - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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森本 浩史
Hiroshi Morimoto
浩史 森本
なつ子 峯岸
Natsuko Minegishi
なつ子 峯岸
渉 渡辺
Wataru Watanabe
渉 渡辺
啓揮 勝又
Hiroki Katsumata
啓揮 勝又
斎藤 和広
Kazuhiro Saito
和広 斎藤
洋輝 柴田
Hiroki Shibata
洋輝 柴田
大樹 渡邊
Daiki Watanabe
大樹 渡邊
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Abstract

【課題】出力媒体の種類によらず、全濃度領域において高彩度かつ濃度の均一性の高い画像を得ることが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】用紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成部による画像形成を制御する制御部と、を備え、画像形成部は、インクジェット方式のインクジェット画像形成部14と、電子写真画像形成部15と、を有し、制御部は、出力媒体に形成される画像濃度が所定の閾値を超えない場合には、インクジェット画像形成部のみによって画像形成を実行し、画像濃度が所定の閾値を超える場合には、インクジェット画像形成部及び電子写真画像形成部を併用して画像形成を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及びプログラムに関する。
従来、プリンターや複写機等の画像形成装置における画像形成方法として、インクジェット方式や電子写真方式などが広く知られている。
インクジェット方式の画像形成装置は、ノズルから液体インクを吐出させて用紙上に画像を形成するものが広く用いられているが、液体インクの他にも、UVランプを照射することによって硬化する特性を持つUV硬化インクや、インクをワックス樹脂で固めた固体インク等も用いられている。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成し、形成されたトナー像を用紙に転写し、転写されたトナー像を加熱定着することで、用紙上に画像を形成する。
インクジェット方式は装置の小型化を図れるものの、特に液体インクを用いる場合には、画像を形成する用紙の種類によって再現可能な濃度が異なる。即ち、インクジェット専用紙においては、全濃度領域で高彩度かつ均一性の高い画像を得ることができるが、インクジェット専用紙以外の用紙に画像を形成した場合、インクの滲みにより両面印刷時に裏移りが発生したり、文字画像の鮮明さが損なわれたりする。
これに対して、電子写真方式の画像形成装置は、文字画像等の鮮明さを確保できる反面、カラー画像の場合は色重ねが難しい。
このような問題に対して、インクジェット方式及び電子写真方式の両方の利点を兼ね備えた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の画像形成装置は、インクジェット方式の画像形成部と、電子写真方式の画像形成部と、を有し、カラー画像はインクジェット方式によって形成し、モノクロ画像は電子写真方式によって形成する。これにより、画像の鮮明さを確保するとともに、高彩度なカラー画像を得ることができる。
特開2002−372894号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、黒文字画像については電子写真方式が適用されているものの、カラー画像については、出力画像が高濃度の場合に、専用紙以外の用紙では依然としてインクのにじみによる裏移りや、濃度の均一性の低下による色むらなどの問題が生じる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、出力媒体の種類によらず、全濃度領域において高彩度かつ濃度の均一性の高い画像を得ることが可能な画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の画像形成装置は、
出力媒体に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部による画像形成を制御する制御部と、を備え、
前記画像形成部は、インクジェット方式の第1の画像形成部と、前記第1の画像形成部よりも色材の滲みが少ない画像形成方式の第2の画像形成部と、を有し、
前記制御部は、出力媒体に形成される画像濃度が所定の閾値を超えない場合には、前記第1の画像形成部のみによって画像形成を実行し、画像濃度が前記所定の閾値を超える場合には、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部を併用して画像形成を実行する
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記第2の画像形成部は、電子写真方式であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、出力媒体情報に基づいて前記所定の閾値を決定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、入力画像情報に基づいて前記所定の閾値を決定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、文字画像の形成時には、画像の濃度によらず第2の画像形成部のみを用いて画像形成を実行することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、
画像の濃度が前記所定の閾値を超える場合に、前記第1の画像形成部を用いて画像形成を実行した後に、前記第2の画像形成部を用いて画像形成を実行する
ことを特徴とする。
請求項7に記載のプログラムは、
インクジェット方式の第1の画像形成部と、前記第1の画像形成部よりも色材の滲みが少ない画像形成方式の第2の画像形成部と、を有し、用紙に画像を形成する画像形成装置のコンピューターに、
出力媒体に形成される画像濃度が所定の閾値を超えない場合には、前記第1の画像形成部のみによって画像形成を実行し、画像濃度が前記所定の閾値を超える場合には、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部を併用して画像形成を実行する機能を実現させる。
本発明によれば、出力媒体の種類によらず、全濃度領域において高彩度かつ濃度の均一性の高い画像を得ることが可能な画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置の概略構成を示す図である。 画像形成装置の主要な機能構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置における入力画像濃度と出力画像濃度との関係を説明する図である。 本実施形態に係る画像形成装置における画像再現性を説明する図である。 本実施形態に係る画像形成装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の画像形成装置に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明の実施形態ではカラーの画像形成装置を例に挙げて説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置1aの概略構成を示す図である。図2は、画像形成装置1aの主要な機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置1aは、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102及びROM(Read Only Memory)103を有する制御部10、記憶部11、インターフェース12、画像処理部13、インクジェット画像形成部14、電子写真画像形成部15及び搬送部16等を備える。制御部10は、バス17を介して記憶部11、インターフェース12、画像処理部13、インクジェット画像形成部14、電子写真画像形成部15及び搬送部16と接続されている。
CPU101は、ROM103又は記憶部11に記憶されている制御用プログラムを読み出して実行し、各種演算処理を行う。
RAM102は、CPU101に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。
ROM103は、CPU101により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM103に代えてEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられてもよい。
これらのCPU101、RAM102及びROM103を備える制御部10は、上述の各種制御用プログラムに従って画像形成装置1aの各部を統括制御する。例えば、制御部10は、画像処理部13に画像データに対する所定の画像処理を行わせて記憶部11に記憶させる。また、制御部10は、搬送部16に用紙を搬送させ、記憶部11に記憶された画像データに基づいてインクジェット画像形成部14及び電子写真画像形成部15により用紙に画像を形成させる。
記憶部11は、半導体メモリーであるDRAM(Dynamic Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段により構成され、インターフェース12を介して外部から入力された画像データ等が記憶される。なお、これらの画像データ等はRAM102に記憶されてもよい。
インターフェース12は、外部のコンピューター、他の画像形成装置などとの間でデータの送受信を行う手段であり、例えば、各種シリアルインターフェースのいずれかにより構成される。
画像処理部13は、例えば、ラスタライズ処理部、色変換部、階調補正部、ハーフトーン処理部を備え、記憶部11に記憶された画像データに各種画像処理を施して記憶部11
に記憶させる。
インクジェット画像形成部14は、第1の画像形成部として機能し、画像形成ドラム141、温度計測部142、ヘッドユニット143、加熱部144及びドラム冷却部145を備える。
画像形成ドラム141は、円筒状の外周形状を有し、当該外周面(搬送面)上に出力媒体Pを担持して、その回転動作に応じた搬送経路で出力媒体Pを搬送する。この画像形成ドラム141の内面側には、ヒーターが設けられ、搬送面上に載置された出力媒体Pが所定の設定温度になるように搬送面を加熱する。
温度計測部142は、出力媒体Pが画像形成ドラム141の搬送面上に載置されてから最初のヘッドユニット143のインク吐出面と対向する位置に搬送されるまでの間の位置に設けられ、搬送される出力媒体Pの表面温度(搬送面に接する面とは反対面の温度)を計測する。この温度計測部142の温度センサーとしては、例えば、放射温度計が用いられる。
ヘッドユニット143は、出力媒体Pが担持された画像形成ドラム141の回転に応じ、出力媒体Pと対向するインク吐出面に設けられた複数のノズル開口部から当該出力媒体Pの各所にインクの液滴を吐出していくことで画像を形成する。4つのヘッドユニット143は、4色のインクをそれぞれ出力する。ここでは、出力媒体Pの搬送方向について上流側から順番にC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の各色インクがそれぞれ吐出される。インクとしては、任意のものが用いられるが、ここでは、通常の液体インクが用いられ、加熱部25の動作により水分が蒸発、乾燥されることでインクが出力媒体Pに定着する。
ヘッドユニット143の各々は、ここでは、画像形成ドラム141の回転との組み合わせにより出力媒体P上の画像形成幅に亘って画像を形成可能なラインヘッドである。
加熱部144は、搬送される出力媒体Pの表面を加熱する。加熱部144は、例えば、電熱線などを有して通電に応じて発熱して空気を加熱し、また赤外線を照射することで出力媒体Pを加熱する。加熱部25は、画像形成ドラム141の外周面の近傍であって、画像形成ドラム21の回転により搬送される出力媒体P上にヘッドユニット143からインクの吐出がなされた後、出力媒体Pが画像形成ドラム141から電子写真画像形成部15に渡る前で当該出力媒体Pを加熱可能に配置されている。加熱部144の動作により、ヘッドユニット143のノズルから吐出されたインクを乾燥させてインクを出力媒体Pに定着させる。
ドラム冷却部145は、画像形成ドラム141を冷却し、画像形成ドラム141の表面の温度を低下させる。ドラム冷却部145は、例えば、冷却ファン等を備えて構成され、画像形成ドラム141に対して空気を吹き付けることにより、画像形成ドラム141を冷却する。ドラム冷却部145は、画像形成ドラム141の外周面の近傍であって、画像形成ドラム141の回転方向において、加熱部144の下流側に配置されている。
電子写真画像形成部15は、第2の画像形成部として機能し、画像形成ドラム141の回転方向において、加熱部144の下流側に配置され、記憶部11に記憶された画像データに基づき、電子写真方式によって出力媒体Pにトナー画像を形成する。電子写真画像形成部15は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の色成分に各々対応する帯電部151、露光部152、感光体ドラム153及び現像部154等を備えている。
電子写真画像形成部15は、また、転写体155、2次転写ローラー156及び定着部157を備えている。
帯電部151は、帯電ローラー等を用いて感光体ドラム153の表面を一定の電位に帯電させ、露光部152は、画像データに基づいてLD(Laser Diode)を駆動し、帯電する感光体ドラム153上にレーザー光を照射、露光して感光体ドラム153上に静電潜像を形成する。現像部154は、露光された感光体ドラム153上に帯電する現像ローラーにより所定の色(C、M、Y及びKのいずれか)のトナー(色材)を供給して、感光体ドラム153上に形成された静電潜像を現像する。
C、M、Y及びKに対応する4つの感光体ドラム153上に各々C、M、Y及びKのトナーで形成された画像(単色画像)は、各感光体ドラム153から転写体155上に順次重ねられて転写される。これにより、転写体155上にC、M、Y及びKを色成分とするカラー画像が形成される。転写体155は、複数の転写体搬送ローラーに巻き回された無端ベルトであり、各転写体搬送ローラーの回転に従って回転する。
2次転写ローラー156は、転写体155上のカラー画像を、画像形成ドラム141上を搬送される出力媒体Pに転写する。
定着部157は、トナーが転写された出力媒体Pを加熱及び加圧してトナーを用紙に定着させる定着処理を行う。定着部157は、定着ベルト157a、加熱ローラー157b及び定着ローラー157c等を備えて構成される。
定着ベルト183は、内側面で加熱ローラー157bと定着ローラー157cによって支持された輪状のベルトである。定着ローラー157cは、定着ベルト157aを介して、画像形成ドラム141との間にニップ部を形成する。加熱ローラー157bは、内部にハロゲンランプヒーター等の加熱源を備え、制御部10による制御下で通電することにより発熱し、定着ベルト157aを加熱する。
定着部157は、出力媒体Pをニップ部によって挟持搬送することで、トナー画像を出力媒体P上に加熱定着させる。
搬送部16は、画像形成ドラム141に出力媒体Pを供給する媒体供給部161と、インクジェット画像形成部14及び/又は電子写真画像形成部15による画像形成後の出力媒体Pを排出する媒体排出部162と、を備える。
媒体供給部161及び媒体排出部162は、それぞれ複数(例えば、2本)のローラーと、内側面でローラーにより支持された輪状のベルトとを備え、ローラーの回転によるベルトの周回移動に従ってベルト上の出力媒体Pを搬送して、インクジェット画像形成部14へ搬送し、又は画像形成装置1の機外へ排出する。
[画像形成方法]
以下、本実施形態における画像形成方法について、図面に基づいて説明する。
インクジェット方式においては、画像濃度は出力媒体に載せられるインクの総量で決まる。出力媒体がインクジェット専用紙の場合、インク受容と定着性が高く、インクは広がらず、用紙に浸透することなく正確な位置にドットを形成するため、高濃度領域まで正確に再現可能である。
これに対し、上質普通紙などのインクジェット専用紙以外の出力媒体を用いると、インクが用紙に浸透してしまい、それにより画像濃度が低下する。さらに、再生紙の場合には上質普通紙以上にインクが用紙に浸透するとともに、広範囲に広がってしまうため、画像濃度がより低下し不均一になる。
即ち、インクジェット専用紙以外においては、インク受容と定着性が悪く、中濃度域から高濃度領域においては濃度の低下や、インクの広がりによる均一再現性の低下が引き起こされる。
このような問題に対し、本実施形態においては、インクジェット専用紙以外の出力媒体に画像形成を行う場合、インクの広がりによる画像濃度の低下等が生じる中濃度域以上においては、インクジェット方式と併せて電子写真方式を用いることにより、滑らかな階調再現を実現する。
図3は、本実施形態における入力画像濃度と出力画像濃度との関係を説明する図である。
図3(A)〜(C)は、従来のインクジェット方式の画像形成装置における、γ値の変化を表す図である。図3(A)に示すように、インクジェット専用紙においては全ての入力画像濃度に対して出力画像濃度がγ=1に従うのに対し、図3(B)に示すように、上質普通紙においては入力画像濃度が上昇するにつれてγ=1から外れ、出力画像濃度が低下する。さらに、図3(C)に示すように、再生紙の場合は出力画像濃度の低下を開始する入力画像濃度が下がり、出力画像濃度の低下が上質普通紙よりも顕著になる。
図3(D)〜(F)は、本発明を適用した画像形成装置における、γ値の変化を表す。
本実施形態においては、図3(D)に示すように、インクジェット専用紙の場合には、すべての入力画像濃度に対してインクジェット方式のみで出力する。
これに対し、インクジェット専用紙以外の用紙の場合には、入力画像濃度が所定の値を超えると、インクジェット方式の出力を一定とし、電子写真方式の出力を徐々に上昇させ、両者の出力の合計がγ=1となるような出力画像濃度となるように制御する。なお所定の値とは、図3(B)又は図3(C)において出力画像濃度が低下し始めるときの、入力画像濃度の値であり、上質普通紙では図3(E)に示すように入力画像濃度:50%、再生紙では図3(F)に示すように入力画像濃度:40%である。
図4は、本発明を適用した画像形成装置における、画像再現性を説明する図である。
図4(A)は、従来のインクジェット方式の画像形成装置における、上質普通紙に対する画像再現性を表す。入力画像濃度が50%以上となると、インクのドットが隣接する。このとき、インクのにじみによって隣接するドット接触しインクが混ざり合い、これによって画像濃度の均一性が低下する。
これに対し、本実施形態においては、入力画像濃度が50%以上となると、電子写真方式に置き換え、図4(B)に示すようにインクジェット方式により形成されたドットの間に、電子写真方式によってドットを形成する。これにより、インクのドット同士が隣接することがなくなるため、インクの混ざり合いが生じず、濃度が均一で高彩度な画像を形成することができる。
なお、電子写真方式による画像形成を開始する濃度(所定の閾値)は出力媒体の種類によって異なり、図3に示すように濃度の低下を開始する時点から開始することが好ましい。したがって、再生紙のようにインクの広がりが顕著な用紙の場合は、上質普通紙よりも低濃度領域の画像面積率40%以上で、インクジェット方式と電子写真方式を併用する。
即ち、インクジェット専用紙の場合には、所定の閾値は100%であり、上質普通紙の場合には50%、再生紙の場合には40%となる。このような用紙の種類と所定の閾値との関係は、予めテーブル化され、記憶部11によって記録されているものとする。
以上説明したように、本実施形態においては、出力媒体の種類と入力画像濃度に応じてインクジェット方式と電子写真方式とを併用するが、さらに、画像情報に応じて二つの画像形成方式を使い分けることも可能である。
例えば、文字画像等の、単色かつ画像濃度の高い画像を形成する場合には、インクジェット方式によらず電子写真方式のみによって画像形成することが好ましい。また、単色のベタ画像のように、一定の領域を同じ色のインクで塗り潰す際には、インクのにじみ等の影響が少ない。したがって、このような場合にはインクジェット方式のみで画像形成を行う方が、高彩度な画像を得られるため好適である。
即ち、文字画像のように電子写真方式のみによって画像形成を行う場合には、所定の閾値は0%、単色ベタ画像のようにインクジェット方式のみによって画像形成を行う場合には、所定の閾値は100%である。なお、画像情報と所定の閾値との関係は、予めテーブル化され、記憶部11によって記憶されているものとする。
なお、インクジェット方式と電子写真方式を併用する場合には、先にインクジェット画像形成部14によって画像形成を行った後に、電子写真画像形成部15によって画像形成を行う。これは、トナーの上にインクが載ると、インクが広がりやすく、また定着しづらいため、先にインクを出力媒体に定着させる方が好ましいことによる。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1aの動作を、図5のフローチャートに従って説明する。
まず、画像形成装置1aはプリント指示を受け付ける(ステップS1)。ここで、プリント指示には、外部のコンピューター等を介してユーザーによって入力された画像情報及び用紙情報が含まれており、制御部10は、当該画像情報及び用紙情報を抽出して取得し(ステップS2)、これらの情報に基づいて、記憶部11に記憶されたテーブルを参照して所定の閾値を決定する(ステップS3)。
続いて制御部10は、プリント指示に基づいて印刷する画像について、所定の閾値が0%か否かを判断する(ステップS4)。上記したように、文字画像等の場合には所定の閾値が0%である。制御部10は、所定の閾値が0%であると判断すると(ステップS4:Yes)、電子写真画像形成部15を制御し、電子写真方式のみによって画像形成を実行し(ステップS5)、制御を終了する。
ステップS4において、制御部10は、所定の閾値が0%ではないと判断すると(ステップS4:No)、所定の閾値が100%であるか否かを判断する(ステップS6)。上記したように、出力媒体Pがインクジェット専用紙の場合には所定の閾値が100%である。制御部10は、所定の閾値が100%であると判断すると(ステップS6:Yes)、インクジェット画像形成部14を制御し、インクジェット方式のみによって画像形成を実行する(ステップS7)。
ステップS6において、制御部10は、所定の閾値が100%ではないと判断すると(ステップS6:No)、入力画像濃度が所定の閾値を超えるか否かを判断する(ステップS8)。上述したように、例えば上質普通紙の場合は、所定の閾値は50%である。
制御部10は、入力画像濃度が所定の閾値を超えないと判断すると(ステップS8:No)、ステップS7へと移行して、インクジェット方式のみによって画像形成を行い、制御を終了する。
制御部10は、入力画像濃度が所定の閾値を超えると判断すると(ステップS8:Yes)、インクジェット画像形成部14を制御し、所定の閾値を超えない濃度まで、インクジェット方式によって画像を形成する(ステップS9)。次いで、ステップS10では、制御部10は電子写真画像形成部15を制御し、所定の閾値を超えた濃度分を電子写真方式で画像を形成し、制御を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置1aは、インクジェット画像形成部14と、電子写真画像形成部15と、を備え、出力媒体に形成される画像濃度が所定の閾値を超えない場合には、インクジェット画像形成部14のみによって画像形成を実行し、所定の閾値を超える場合にはインクジェット画像形成部14と電子写真画像形成部15とを併用して画像形成を実行する。
したがって、インクの広がりによって隣接するインクのドット同士の混ざり合いが生じるおそれのある濃度領域においては、電子写真方式で代替するため、出力媒体の種類によらず、全濃度領域において高彩度かつ濃度の均一性の高い画像を得ることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1aは、出力する出力媒体の種類に応じて、所定の閾値と、インクジェット画像形成部14及び電子写真画像形成部15の出力画像濃度比を変更する。即ち、出力媒体の特性に応じて、インクの均一性が維持できる範囲までインクジェット方式によって画像形成を行うため、インクジェット方式の特性を生かした高彩度な画像を得ることができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1aは、入力する画像の種類に応じて画像形成方法を決定する。即ち、写真のように高彩度な画像を求められる場合にはインクジェット方式を主体として画像形成を行うのに対し、文字画像のように単色かつ画像濃度の高い画像を形成する場合には、インクジェット方式によらず電子写真方式のみによって画像形成することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1aは、インクジェット方式と電子写真方式を併用する場合には、先にインクジェット画像形成部14によって画像形成を行い、その後、電子写真画像形成部15によって画像形成を行う。トナーの上にインクが載って、インクの定着不良や広がりを防止することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、上記の実施形態は本発明の好適な例であり、これに限定されない。
例えば、上記実施形態においては、第2の画像形成部として電子写真画像形成部を用いるものとして説明したが、これに限定されない。例えば、第2の画像形成部を、固体インク又はUV硬化インク等を利用するインクジェット方式の画像形成部とすることも可能である。これらのインクは、液体インクに比べてインクの広がりや浸透等が少ないため、液体インクの代替として有効である。
また、上記実施形態においては、出力媒体として用紙を用いるものとしたが、これに限定されない。本発明は、出力媒体として布を用いる画像形成装置にも適用可能であり、入力される画像情報及び布の種類に応じて、インクジェット方式と電子写真方式を使い分けて捺染を行うものとしてもよい。
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の主旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1a 画像形成装置
10 制御部
11 記憶部
12 インターフェース
13 画像処理部
14 インクジェット画像形成部(第1の画像形成)
141 画像形成ドラム
142 温度計測部
143 ヘッドユニット
144 加熱部
145 ドラム冷却部
15 電子写真画像形成部(第2の画像形成部)
151 帯電部
152 露光部
153 感光体ドラム
154 現像部
155 転写体
156 2次転写ローラー
157 定着部
16 搬送部
161 媒体供給部
162 媒体排出部

Claims (7)

  1. 出力媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部による画像形成を制御する制御部と、を備え、
    前記画像形成部は、インクジェット方式の第1の画像形成部と、前記第1の画像形成部よりも色材の滲みが少ない画像形成方式の第2の画像形成部と、を有し、
    前記制御部は、出力媒体に形成される画像濃度が所定の閾値を超えない場合には、前記第1の画像形成部のみによって画像形成を実行し、画像濃度が前記所定の閾値を超える場合には、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部を併用して画像形成を実行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の画像形成部は、電子写真方式であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、出力媒体情報に基づいて前記所定の閾値を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、入力画像情報に基づいて前記所定の閾値を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、文字画像の形成時には、画像の濃度によらず第2の画像形成部のみを用いて画像形成を実行することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    画像の濃度が前記所定の閾値を超える場合に、前記第1の画像形成部を用いて画像形成を実行した後に、前記第2の画像形成部を用いて画像形成を実行する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. インクジェット方式の第1の画像形成部と、前記第1の画像形成部よりも色材の滲みが少ない画像形成方式の第2の画像形成部と、を有し、用紙に画像を形成する画像形成装置のコンピューターに、
    出力媒体に形成される画像濃度が所定の閾値を超えない場合には、前記第1の画像形成部のみによって画像形成を実行し、画像濃度が前記所定の閾値を超える場合には、前記第1の画像形成部及び前記第2の画像形成部を併用して画像形成を実行する機能を実現させるためのプログラム。
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