JP2018204963A - Sensor and measurement device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、被覆電線についての被検出量を金属非接触で検出可能なセンサ、およびこのセンサを備えた測定装置に関するものである。 The present invention relates to a sensor capable of detecting a detected amount of a covered electric wire in a metal non-contact manner, and a measuring apparatus including the sensor.
この種のセンサとして、下記の特許文献1において、出願人が開示した電圧検出プローブが知られている。この電圧検出プローブは、グリップ部および検出電極ユニットを備えて構成されている。検出電極ユニットは、測定対象電線を挿入可能な挿入凹部が先端部に形成された第1シールド筒体、および第1シールド筒体内に収納された検出電極などを備えて構成されている。また、この電圧検出プローブでは、第1シールド筒体が、グリップ部に対して軸線方向に移動可能に構成されると共に、コイルスプリングによってグリップ部に向けて付勢されている。この電圧検出プローブを用いて測定対象電線の電圧を検出する際には、コイルスプリングの付勢力に抗して第1シールド筒体を先端部側に移動させ、第1シールド筒体の先端部の挿入凹部を開口状態とさせる。次いで、挿入凹部に測定対象電線を嵌め込ませ、続いて、第1シールド筒体に作用させていた先端部に向かう向きの力を解除する。この際に、コイルスプリングの付勢力によって第1シールド筒体がグリップ部に向かって移動し、検出電極の先端面と挿入凹部の縁部とによって測定対象電線が挟持される。次いで、検出電極が測定対象電線の電圧を検出して検出信号を出力する。
As this type of sensor, a voltage detection probe disclosed by the applicant in
ところが、上記の電圧検出プローブには、改善すべき以下の課題が存在する。具体的には、この電圧検出プローブでは、コイルスプリングの付勢力によって第1シールド筒体をグリップ部に向けて移動させて、検出電極の先端面と挿入凹部の縁部とによって測定対象電線を挟持している。つまり、電圧検出プローブでは、コイルスプリングの付勢力だけで測定対象電線を検出電極の先端面に押し付けている。このため、この電圧検出プローブには、測定対象電線が振動したり、電圧検出プローブに外力が加わったりしたときに、検出電極の先端面と測定対象電線との密着性が変動して、検出信号の出力が不安定となって検出精度が低下するおそれがあり、この点の改善が望まれている。 However, the voltage detection probe has the following problems to be improved. Specifically, in this voltage detection probe, the first shield cylinder is moved toward the grip portion by the biasing force of the coil spring, and the measurement target electric wire is held between the tip surface of the detection electrode and the edge of the insertion recess. doing. That is, in the voltage detection probe, the measurement target electric wire is pressed against the tip surface of the detection electrode only by the urging force of the coil spring. For this reason, in this voltage detection probe, when the measurement target wire vibrates or an external force is applied to the voltage detection probe, the adhesion between the tip surface of the detection electrode and the measurement target wire fluctuates, and the detection signal The output may become unstable and the detection accuracy may be reduced. Improvement of this point is desired.
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、検出精度を向上し得るセンサおよび測定装置を提供することを主目的とする。 The present invention has been made in view of such a problem to be improved, and a main object of the present invention is to provide a sensor and a measuring apparatus that can improve detection accuracy.
上記目的を達成すべく請求項1記載のセンサは、被覆電線についての被検出量を金属非接触で検出可能なセンサであって、筒状に形成されると共に内周面に雌ねじが形成されかつ周壁の一部を切り欠いて形成された挿入部が設けられて当該挿入部に挿入された前記被覆電線を支持可能な支持部と、円筒状に形成されると共に前記雌ねじに螺合する雄ねじが外周面に形成されて当該雌ねじに対する当該雄ねじのねじ込みによって前記支持部の先端部と基端部とを結ぶ軸線方向に沿って移動可能なねじ部と、円柱状に形成されると共に前記ねじ部の内部に挿入された状態で当該ねじ部によって保持されて当該ねじ部と共に前記軸線方向に沿って移動する電極部とを備え、前記電極部は、前記支持部に支持されている前記被覆電線に対して前記支持部の先端部側への移動によって先端面が押し付けられたときに当該先端面が前記被覆電線の絶縁被覆を介して当該被覆電線の芯線と容量結合可能に構成されている。
In order to achieve the above object, a sensor according to
請求項2記載のセンサは、請求項1記載のセンサにおいて、前記電極部は、前記ねじ部に対して回転可能な状態で当該ねじ部によって保持されている。 A sensor according to a second aspect is the sensor according to the first aspect, wherein the electrode portion is held by the screw portion in a state of being rotatable with respect to the screw portion.
請求項3記載のセンサは、請求項2記載のセンサにおいて、前記電極部の先端面には、当該先端面の中心線に沿って溝部が形成されている。 According to a third aspect of the present invention, in the sensor according to the second aspect, a groove portion is formed on a tip surface of the electrode portion along a center line of the tip surface.
請求項4記載のセンサは、請求項1から3のいずれかに記載のセンサにおいて、前記電極部は、円筒状の導電性を有するシールド体と、当該シールド体に対して絶縁された状態で当該シールド体の内部に配設された円柱状の検出電極とを備えて構成されている。
The sensor according to
請求項5記載のセンサは、請求項4記載のセンサにおいて、前記支持部および前記ねじ部は、それぞれ導電性を有すると共に前記シールド体と同電位となるように構成されている。 According to a fifth aspect of the present invention, in the sensor according to the fourth aspect, the support portion and the screw portion are each configured to have conductivity and have the same potential as the shield body.
請求項6記載のセンサは、請求項1から5のいずれかに記載のセンサにおいて、前記電極部の基端部には、電気信号入出力用のケーブルを接続させるためのコネクタが取り付けられている。 A sensor according to a sixth aspect is the sensor according to any one of the first to fifth aspects, wherein a connector for connecting an electric signal input / output cable is attached to a proximal end portion of the electrode portion. .
請求項7記載のセンサは、請求項6記載のセンサにおいて、前記コネクタは、前記軸線方向に対して交差する方向に突出するように取り付けられている。 The sensor according to a seventh aspect is the sensor according to the sixth aspect, wherein the connector is attached so as to protrude in a direction intersecting the axial direction.
請求項8記載のセンサは、請求項1から7のいずれかに記載のセンサにおいて、前記挿入部は、前記支持部の前記先端部と前記基端部との間の中間部における前記周壁の互いに対向する部位に前記軸線方向に沿ってそれぞれ設けられた一対の第1切り欠き部と、当該各第1切り欠き部における当該基端部側の各端部を結んで当該軸線方向に直交する方向に沿って当該周壁に設けられた第2切り欠き部とで構成されている。
The sensor according to
請求項9記載のセンサは、請求項1から7のいずれかに記載のセンサにおいて、前記挿入部は、前記支持部の前記先端部と前記基端部との間の中間部から当該基端部まで前記軸線方向に沿って前記周壁の互いに対向する部位にそれぞれ設けられた一対の第3切り欠き部で構成されている。
The sensor according to claim 9 is the sensor according to any one of
請求項10記載のセンサは、請求項1から9のいずれかに記載のセンサにおいて、前記支持部の前記周壁の外周面における互いに対向する部位には、平面部がそれぞれ形成されている。 A sensor according to a tenth aspect is the sensor according to any one of the first to ninth aspects, wherein flat portions are respectively formed at portions of the outer peripheral surface of the peripheral wall of the support portion that face each other.
請求項11記載のセンサは、請求項1から10のいずれかに記載のセンサにおいて、前記ねじ部の基端部には、互いに対向する平面部を有するねじ込み操作用の操作部が設けられている。
The sensor according to claim 11 is the sensor according to any one of
請求項12記載のセンサは、請求項1から11のいずれかに記載のセンサにおいて、前記雄ねじに螺合して前記ねじ部の回転を規制する止めナットを備えている。 A sensor according to a twelfth aspect is the sensor according to any one of the first to eleventh aspects, further comprising a locking nut that is screwed into the male screw to restrict the rotation of the screw portion.
請求項13記載の測定装置は、請求項1から12のいずれかに記載のセンサと、前記センサに接続された測定装置本体と、前記測定装置本体内に配設されて、前記電極部を介して前記被検出量としての前記被覆電線の電圧を検出すると共に当該電圧に応じて変化する電圧信号を出力する電圧検出部と、 前記測定装置本体内に配設されて、前記電圧信号に基づいて前記被覆電線の前記電圧に追従する電圧を生成する電圧生成部と、前記測定装置本体内に配設されて、前記電圧生成部で生成される前記電圧に基づいて前記被覆電線の前記電圧を測定する処理部とを備え、前記電圧検出部は、前記電圧生成部で生成される前記電圧の電位を基準とするフローティング電圧で作動する。 A measurement apparatus according to a thirteenth aspect is the sensor according to any one of the first to twelfth aspects, a measurement apparatus main body connected to the sensor, and disposed in the measurement apparatus main body via the electrode unit. A voltage detection unit that detects the voltage of the covered electric wire as the detected amount and outputs a voltage signal that changes according to the voltage; and is disposed in the measurement apparatus main body, and is based on the voltage signal. A voltage generation unit that generates a voltage that follows the voltage of the covered electric wire, and the voltage of the covered electric wire that is disposed in the measurement device main body and is generated in the voltage generation unit. And the voltage detector operates with a floating voltage based on the potential of the voltage generated by the voltage generator.
請求項1記載のセンサ、および請求項13記載の測定装置によれば、内周面に雌ねじが形成されると共に挿入部が設けられた支持部と、雌ねじに螺合する雄ねじが外周面に形成されたねじ部と、ねじ部によって保持されている電極部とを備えたことにより、ねじ部に十分なトルクを加えて雌ねじに雄ねじをねじ込むことで、電極部の先端面で被覆電線を確実に押し付けることができる。このため、このセンサおよび測定装置によれば、電極部の先端面と被覆電線との密着性を十分に高めて、その状態を確実に維持することができる。したがって、このセンサおよび測定装置によれば、被覆電線が振動したり、センサに外力が加わったりしたとしても、被覆電線の芯線と検出電極の先端面との間の静電容量の容量値が大きく変動する事態を確実に回避することができる結果、コイルスプリングの付勢力だけで電極部の先端面を被覆電線に押し付けている従来の構成と比較して、被検出量の検出精度を十分に向上させることができる。
According to the sensor according to
また、請求項2記載のセンサ、および請求項13記載の測定装置によれば、電極部をねじ部に対して回転可能な状態でねじ部に保持させたことにより、電気信号入出力用の(センサと測定装置本体との間で電気信号の入出力を行う)ケーブルをセンサに接続した状態でねじ部を回転させて雌ねじに雄ねじをねじ込んだとしても、ケーブルの捻れを防止することができる。このため、このセンサおよび測定装置によれば、ケーブルをセンサに接続した状態でセンサを被覆電線に装着することができるため、装着作業の作業効率を十分に向上させることができる。
Further, according to the sensor of
また、請求項3記載のセンサおよび請求項13記載の測定装置によれば、電極部の先端面に溝部を形成したことにより、溝部に被覆電線を嵌合させることで、電極部の先端面と被覆電線との密着性をさらに高めることができる。
Further, according to the sensor according to
また、請求項4記載のセンサおよび請求項13記載の測定装置によれば、シールド体およびシールド体の内部に配設された検出電極を備えて電極部を構成したことにより、検出電極に対する外乱を影響を十分に低減することができるため、被検出量の検出精度をさらに向上させることができる。
Further, according to the sensor according to
また、請求項5記載のセンサおよび請求項13記載の測定装置によれば、導電性を有してシールド体と同電位となるように支持部およびねじ部を構成したことにより、シールド体に加えて、支持部およびねじ部をシールドとして機能させることができるため、検出電極に対する外乱を影響をさらに低減することができる結果、被検出量の検出精度を一層向上させることができる。
Further, according to the sensor of
また、請求項6記載のセンサおよび請求項13記載の測定装置によれば、電極部の基端部に電気信号入出力用のケーブルを接続させるためのコネクタを取り付けたことにより、例えば、半田付けによって電極部にケーブルを直接接続する構成と比較して、電極部とケーブルとを容易に接続することができる。 Further, according to the sensor according to claim 6 and the measuring device according to claim 13, by attaching a connector for connecting an electric signal input / output cable to the base end portion of the electrode portion, for example, soldering Compared to the configuration in which the cable is directly connected to the electrode portion, the electrode portion and the cable can be easily connected.
また、請求項7記載のセンサおよび請求項13記載の測定装置によれば、軸線方向に対して交差する方向に突出するようにコネクタを取り付けたことにより、コネクタに接続した電気信号入出力用のケーブルを被覆電線の延在方向に引き出すことができる。このため、このセンサおよび測定装置によれば、例えば、被覆電線と電極部の先端面との密着性をより確実に維持するために、被覆電線に沿ってケーブルを配置し、結束バンドを用いて被覆電線とケーブルとを結束するような使用形態において、ケーブルの曲げ量を小さく(曲げ部分の曲率半径を大きく)することができる。したがって、このセンサおよび測定装置によれば、このような使用形態において、ケーブルに対するストレスを小さく抑えて、ケーブルに対するストレスの影響を十分に低減することができる。 Further, according to the sensor of claim 7 and the measuring device of claim 13, by attaching the connector so as to protrude in a direction intersecting the axial direction, an electric signal input / output connected to the connector is provided. The cable can be pulled out in the extending direction of the covered electric wire. Therefore, according to this sensor and measuring device, for example, in order to more reliably maintain the adhesion between the covered electric wire and the tip end surface of the electrode portion, the cable is arranged along the covered electric wire, and the binding band is used. In a usage mode in which the covered electric wire and the cable are bound, the amount of bending of the cable can be reduced (the radius of curvature of the bent portion is increased). Therefore, according to the sensor and the measuring apparatus, in such a usage pattern, the stress on the cable can be suppressed to be small, and the influence of the stress on the cable can be sufficiently reduced.
また、請求項8記載のセンサおよび請求項13記載の測定装置によれば、周壁の互いに対向する部位に軸線方向に沿ってそれぞれ設けられた一対の第1切り欠き部と、各第1切り欠き部における基端部側の各端部を結んで軸線方向に直交する方向に沿って周壁に設けられた第2切り欠き部とで挿入部を構成したことにより、例えば、第2切り欠き部を被覆電線の下方に位置させて支持部を上向きに移動させ、続いて、支持部を基端部側に移動させるだけで、第1切り欠き部における支持部の先端部側の端部に被覆電線を容易に位置させることができる。また、この状態では、挿入部からの被覆電線の抜けを確実に防止することができる。このため、このセンサおよび測定装置によれば、支持部によって被覆電線を確実にかつ容易に支持することができる。
According to the sensor of
また、請求項9記載のセンサおよび請求項13記載の測定装置によれば、支持部の中間部から基端部まで軸線方向に沿って周壁の互いに対向する部位にそれぞれ設けられた一対の第3切り欠き部で挿入部を構成したことにより、被覆電線を支持する際に、例えば、各第3切り欠き部の基端部側の端部を被覆電線に対向させて、支持部を基端部側に移動させるだけで、第3切り欠き部における支持部の先端部側の端部に被覆電線を容易に位置させることができる。このため、このセンサおよび測定装置によれば、支持部によって被覆電線を容易に支持することができる。 Further, according to the sensor of claim 9 and the measuring device of claim 13, the pair of third parts respectively provided in the mutually opposing portions of the peripheral wall along the axial direction from the intermediate part to the base end part of the support part. When supporting the covered electric wire by configuring the insertion portion with the notch portion, for example, the end portion on the base end side of each third notch portion is opposed to the covered electric wire, and the support portion is the base end portion. The covered electric wire can be easily positioned at the end portion on the tip end side of the support portion in the third cutout portion only by being moved to the side. For this reason, according to this sensor and measuring apparatus, a covered electric wire can be easily supported by a support part.
また、請求項10記載のセンサおよび請求項13記載の測定装置によれば、支持部の周壁の外周面における互いに対向する部位に平面部をそれぞれ形成したことにより、ねじ部の雄ねじを支持部の雌ねじにねじ込む際に、支持部の周壁に形成されている各平面部を指先やスパナ等の工具で挟持することで、雌ねじに対する雄ねじのねじ込みをより確実に行うことができる。
Further, according to the sensor of
また、請求項11記載のセンサおよび請求項13記載の測定装置によれば、互いに対向する平面部を有するねじ込み操作用の操作部をねじ部の基端部に設けたことにより、ねじ部の雄ねじを支持部の雌ねじにねじ込む際に、操作部の平面部を指先やスパナ等の工具で挟持することで、雌ねじに対する雄ねじのねじ込みをより確実に行うことができる。 Further, according to the sensor of claim 11 and the measuring device of claim 13, by providing an operation portion for screwing operation having flat portions facing each other at the base end portion of the screw portion, When the screw is screwed into the female screw of the support portion, the male screw can be more reliably screwed into the female screw by holding the flat portion of the operation portion with a tool such as a fingertip or a spanner.
また、請求項12記載のセンサおよび請求項13記載の測定装置によれば、ねじ部の雄ねじに螺合してねじ部の回転を規制する止めナットを備えたことにより、ねじ部の回動(緩み)を確実に規制することができるため、電極部の先端面と被覆電線との密着性を十分に高めた状態をより確実に維持することができる。 Further, according to the sensor of claim 12 and the measuring device of claim 13, the rotation of the screw portion (the rotation of the screw portion is provided by providing a locking nut that engages with the male screw of the screw portion and restricts the rotation of the screw portion. (Looseness) can be reliably controlled, so that the state in which the adhesion between the tip surface of the electrode portion and the covered electric wire is sufficiently enhanced can be more reliably maintained.
以下、センサおよび測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of a sensor and a measuring apparatus will be described with reference to the accompanying drawings.
最初に、センサの一例としての図1,2に示す電圧センサ1の構成について説明する。電圧センサ1は、被覆電線(例えば、図4に示すように芯線301および絶縁被覆302を有する電線300)に供給されている電圧(被覆電線についての被検出量の一例:以下、「電線300の電圧V1」ともいう)を金属非接触(導体非接触)で検出する際に用いられる電圧センサであって、図4に示すように、接続ケーブル60(電気信号入出力用のケーブルであって、一例として、芯線60aおよび芯線を覆うシールド60bを備えたシールドケーブル)によって接続される測定装置本体50と共に測定装置100を構成する。また、電圧センサ1は、図1,2に示すように、支持部2、ねじ部3、電極部4およびコネクタ5を備えて構成されている。
First, the configuration of the
支持部2は、電線300を支持する部材であって、図3に示すように、先端部2aが閉塞されると共に、基端部2bに開口部を有する円筒状(筒状の一例)に形成されている。この場合、支持部2の先端部2aは、表面が曲面をなすように(略半球状に)形成されている。また、同図に示すように、支持部2における周壁21の内周面21aには、雌ねじ22が形成されている。また、支持部2における周壁21の外周面21bには、互いに対向する部位に平面部21cがそれぞれ形成されている(同図では、手前側の平面部21cのみを図示している)。
The
また、支持部2には、図3に示すように、周壁21の一部を切り欠くことによって電線300を挿入可能に形成された挿入部23が設けられている。この場合、挿入部23は、一例として、同図に示すように、支持部2における先端部2aと基端部2bとの間の中間部2cにおいて、先端部2aと基端部2bとを結ぶ軸線A(同図および図2参照)方向に沿って周壁21の互いに対向する部位にそれぞれ設けられた一対の切り欠き部23a(第1切り欠き部)と、各切り欠き部23aにおける基端部2b側の各端部を結んで軸線方向に直交する方向に沿って周壁21に設けられた切り欠き部23b(第2切り欠き部)とで構成されている。この支持部2では、図6に示すように、挿入部23に挿入された状態の電線300を支持することが可能となっている。
Further, as shown in FIG. 3, the
また、支持部2は、導電性を有する材料で形成され、後述する電極部4のシールド体41にねじ部3を介して電気的に接続されて、シールド体41と同電位に維持される。また、支持部2の表面は、外部とのショートを防止するため、絶縁性を有している。具体的には、支持部2の表面には、絶縁性を有する材料によるコーティング処理によって絶縁層が形成されている。
Further, the
ねじ部3は、図3に示すように、筒状に形成されている。また、ねじ部3における周壁31の外周面31aには支持部2の雌ねじ22に螺合する雄ねじ32が形成されている。この場合、ねじ部3は、雌ねじ22に対する雄ねじ32のねじ込みによって軸線A方向に沿って移動させることが可能となっている。また、ねじ部3の基端部3bには、雌ねじ22に雄ねじ32をねじ込む際に用いるねじ込み操作用の操作部34が設けられている。この場合、操作部34は、一例として、平面視六角形(六角ナット状)に形成され、互いに対向する3組の平面部を有している。また、ねじ部3は、図9に示すように、雄ねじ32にロックナット33(止めナット)を螺合させて雌ねじ22に雄ねじ32をねじ込み、その状態でロックナット33を支持部2側に向けてねじ回すことによって回動(緩み)が規制される。また、ねじ部3は、導電性を有する材料で形成され、シールド体41に電気的に接続されて、シールド体41と同電位に維持される。
As shown in FIG. 3, the
電極部4は、図1,2に示すように、円柱状に形成されて、図2に示すように、先端部4aおよび基端部4bが突出するように、ねじ部3に挿入されている。また、電極部4は、ねじ部3に対して相対的に回転可能な状態で、かつねじ部3に対して軸線A方向に移動しない状態でねじ部3によって保持され、ねじ部3と共に軸線A方向に移動させられる。また、電極部4は、図3に示すように、シールド体41、検出電極42、カラー43,44、およびEリング45を備えて構成されている。
The
シールド体41は、検出電極42に対する外乱の影響を低減する機能を有する部材であって、図3に示すように、導電性を有する材料で円筒状に形成されている。また、シールド体41は、コネクタ5を介して接続ケーブル60のシールド60bに接続される(図4参照)。この場合、シールド体41は、先端部41aがねじ部3の内径よりも大径に形成され、図2に示すように、先端部41aがねじ部3の先端部3aから突出するように構成されている。また、図3に示すように、シールド体41の基端部41b側には、Eリング45を嵌め込むための溝部41cが形成されている。
The
検出電極42は、図3に示すように、導電性を有する材料で円柱状に形成されて、図2に示すように、シールド体41と絶縁された状態でシールド体41の内部に配設されている。また、検出電極42は、コネクタ5を介して接続ケーブル60の芯線60aに接続される(図4参照)。また、図3に示すように、検出電極42の先端部42aの先端面42cには、断面弧状の溝部42dが先端面42cの中心線に沿って形成されている。
As shown in FIG. 3, the
カラー43,44は、図3に示すように、絶縁性を有する材料で円筒状に形成され、図2に示すように、検出電極42の先端部42aおよび基端部42bにそれぞれ取り付けられ、検出電極42と共にシールド体41に収容される。この場合、カラー43,44は、図2に示すように、シールド体41の内周面から検出電極42を離間させて、シールド体41と検出電極42とを絶縁する機能を有している。
As shown in FIG. 3, the
また、電極部4は、図2に示すように、基端部4b側をねじ部3に挿通させて、シールド体41に形成されている溝部41cにEリング45を嵌め込むことにより、ねじ部3に対して相対的に回転可能で、かつねじ部3に対して軸線A方向に移動しない状態でねじ部3によって保持されている。また、電極部4は、ねじ部3と共に支持部2の先端部2aに移動して支持部2に支持されている電線300に検出電極42の先端面42cが押し付けられたときに、先端面42cが電線300の絶縁被覆302を介して電線300の芯線301と容量結合する。
In addition, as shown in FIG. 2, the
コネクタ5は、電圧センサ1と測定装置本体50との間で電気信号の入出力を行う接続ケーブル60(電気信号入出力用のケーブル)を接続させるためのコネクタであって、図2に示すように、電極部4の基端部4bに取り付けられている。この場合、この電圧センサ1では、コネクタ5として、同軸ケーブル用のコネクタ(例えば、SMBコネクタのジャック(レセプタクル))が用いられている。
The
測定装置本体50は、一例として、図4に示すように、主電源回路51、DC/DCコンバータ(以下、単に「コンバータ」ともいう)52、電圧検出部53、電流電圧変換用の抵抗54、電圧生成部55、電圧計56、処理部57および表示部58を備えて構成されている。
As shown in FIG. 4, the measuring device
主電源回路51は、測定装置本体50の各構成要素53〜58を作動させるための正電圧Vddおよび負電圧Vss(第1基準電位としてのグランドG1の電位を基準として生成される絶対値が同じで、互いの極性の異なる直流電圧)を出力する。コンバータ52は、一例として互いに電気的に絶縁された一次巻線および二次巻線を有する絶縁型のトランスと、このトランスの一次巻線を駆動する駆動回路と、トランスの二次巻線に誘起される交流電圧を整流平滑する直流変換部(いずれも図示せず)とを備えて、一次側に対して二次側が電気的に絶縁された絶縁型電源として構成されている。
The main
このコンバータ52では、入力した正電圧Vddおよび負電圧Vssに基づいて駆動回路が作動して、正電圧Vddが印加された状態にあるトランスの一次巻線を駆動して二次巻線に交流電圧を誘起させる。また、直流変換部が、この交流電圧を整流して平滑する。これにより、コンバータ52の二次側から、この二次側の内部基準電位(第2基準電位)G2を基準とする正電圧Vf+および負電圧Vf−がフローティング状態(グランドG1、正電圧Vddおよび負電圧Vssと電気的に分離された状態)で生成される。このようにして生成されたフローティング電圧としての正電圧Vf+および負電圧Vf−は、第2基準電位G2と共に電圧検出部53に供給される。なお、正電圧Vf+および負電圧Vf−は、絶対値がほぼ同一で、極性が互いに異なる直流電圧として生成される。
In this
電圧検出部53は、電流電圧変換回路53a、積分回路53b、駆動回路53cおよび絶縁回路53d(一例として駆動回路53cによって駆動されるフォトカプラを図示しているが、フォトカプラに代えて絶縁トランスを使用する構成など、他の種々の構成を採用することができる)を備え、電圧検出部53における基準電位が上記の第2基準電位G2に規定された状態で、コンバータ52から正電圧Vf+および負電圧Vf−の供給を受けて作動する。
The
電流電圧変換回路53aは、一例として、非反転入力端子が抵抗を介して電圧検出部53における第2基準電位G2に規定された部位に接続(以下、「第2基準電位G2に接続」ともいう)されると共に、反転入力端子が接続ケーブル60の芯線60a(つまり、この芯線60aを介して電圧センサ1の検出電極42)に接続され、かつ帰還抵抗が反転入力端子と出力端子との間に接続された第1演算増幅器を備えて構成されている。この電流電圧変換回路53aは、第1演算増幅器が正電圧Vf+および負電圧Vf−で作動して、電線300の電圧V1と第2基準電位G2(電圧生成部55から出力される電圧信号V4の電圧でもある)との電位差Vdi(図4参照)に起因して、この電位差Vdiに応じた電流値で電線300と検出電極42との間に流れる検出電流(電流信号)Iを検出電圧信号V2に変換して出力する。この場合、検出電圧信号V2は、その振幅が電流信号Iの振幅に比例して変化する。
In the current-
積分回路53bは、一例として、非反転入力端子が抵抗を介して第2基準電位G2に接続されると共に、反転入力端子が入力抵抗を介して第1演算増幅器の出力端子に接続され、かつ帰還コンデンサが反転入力端子と出力端子との間に接続された第2演算増幅器を備えて構成されている。この積分回路53bは、第2演算増幅器が正電圧Vf+および負電圧Vf−で作動して、検出電圧信号V2を積分することにより、上記の電位差Vdiに比例して電圧値が変化する積分信号V3を生成して出力する。
For example, the integrating
駆動回路53cは、積分信号V3のレベルに応じて絶縁回路53dをリニア領域で駆動し、駆動された絶縁回路53dは、この積分信号V3を電気的に分離して新たな積分信号(第1信号)V3aとして出力する。つまり、電圧検出部53は、電圧センサ1と相俟って、電線300の電圧V1を示す積分信号V3aを出力する。
The
電流電圧変換用の抵抗54は、一端が負電圧Vssに接続されると共に、他端が電圧検出部53内の対応する絶縁回路53d(この例ではフォトカプラにおけるフォトトランジスタのコレクタ端子)に接続されている。
One end of the
電圧生成部55は、積分信号V3aを入力して増幅することにより、電圧信号V4を生成して、電圧検出部53における第2基準電位G2に規定された部位に印加する。この電圧信号V4はその電圧が後述するように電線300の電圧V1に応じて変化する。これにより、第2基準電位G2を基準とするフローティング電圧である正電圧Vf+および負電圧Vf−は、電圧信号V4の電圧に応じて変化するフローティング電圧となる。
The
この電圧生成部55は、電圧検出部53の第2基準電位G2(第2基準電位G2と同電位の接続ケーブル60のシールド60b)、検出電極42および電圧検出部53(電流電圧変換回路53a、積分回路53b、駆動回路53cおよび絶縁回路53d(この例ではフォトカプラ))と共にフィードバックループを形成して、電位差Vdiを減少させるように積分信号V3aを増幅する増幅動作を行うことにより、電圧信号V4を生成する。
The
また、電圧生成部55は、一例として、図4に示すように、増幅回路55a、位相補償回路55bおよび昇圧回路55cを備えて構成されている。ここで、増幅回路55aは、積分信号V3aを入力して増幅することにより、電圧信号V4aを生成する。この場合、増幅回路55aは、積分信号V3aの電圧値についての絶対値の増加・減少に対応して、電圧値の絶対値が変化する電圧信号V4aを増幅動作によって生成する。位相補償回路55bは、フィードバック制御動作の安定化(発振防止)を図るため、電圧信号V4aを入力してその位相を調整して電圧信号V4bとして出力する。昇圧回路55cは、一例として昇圧トランスを用いて構成されて、電圧信号V4bを所定の倍率で昇圧することにより(極性は変えずに絶対を増加させることにより)、電圧信号V4を生成して第2基準電位G2に印加する。電圧計56は、グランドG1の電位を基準として電圧信号V4を測定すると共に、その電圧値をディジタルデータに変換して電圧データDvとして出力する。
Further, as an example, the
処理部57は、CPUおよびメモリ(いずれも図示せず)を備えて構成されて、電圧計56から出力される電圧データDvに基づいて電線300の電圧V1を算出する電圧算出処理を実行する。また、処理部57は、電圧算出処理で算出した電圧V1を表示部58に表やグラフの形式で表示させる。表示部58は、一例として、液晶ディスプレイなどのモニタ装置で構成されている。
The
次に、電圧センサ1の組み立て方法(主として、電極部4の組み立て方法、電極部4とねじ部3との組み立て方法、およびコネクタ5の取り付け方法)について説明する。
Next, the assembly method of the voltage sensor 1 (mainly the assembly method of the
まず、検出電極42をシールド体41に挿入し、次いで、検出電極42の先端部42aおよび基端部42bにカラー43,44をそれぞれ取り付けてシールド体41と検出電極42とを固定する(図2,3参照)。これにより、電極部4が組み立てられる。続いて、電極部4の基端部4b側をねじ部3に挿通させ、次いで、電極部4のシールド体41に形成されている溝部41cにEリング45を嵌め込むことにより、ねじ部3に電極部4を保持させる(図2参照)。続いて、電極部4の基端部4bにコネクタ5を取り付ける(同図参照)。以上により電圧センサ1の組み立てが完了する。
First, the
次に、電圧センサ1および測定装置100を用いて電線300に供給されている電圧V1(被測定量)を測定する方法について図面を参照して説明する
Next, a method for measuring the voltage V1 (measured amount) supplied to the
まず、電圧センサ1を電線300に装着する。具体的には、図5,6に示すように、支持部2の挿入部23に電線300を挿入させて、電線300を支持部2によって支持する。この場合、一例として、挿入部23の切り欠き部23bを電線300の下方に位置させ、次いで、図5に示すように、支持部2を上向きに移動させて、電線300を挿入部23の切り欠き部23bから進入させて支持部2の径方向(同図における上下方向)の中心部に位置させる。続いて、図6に示すように、支持部2を基端部2b側に移動させて、電線300を挿入部23の切り欠き部23aの先端部(支持部2の先端部2a側の端部)に位置させる。これにより、挿入部23に電線300を容易に挿入することができる
First, the
次いで、図7に示すように、ねじ部3の雄ねじ32にロックナット33を螺合させた状態で、電極部4の先端部4a、およびねじ部3の先端部3aを支持部2の基端部2bから軸線A方向に挿入する。
Next, as shown in FIG. 7, the
続いて、図8に示すように、ねじ部3を右回りに回転させて、支持部2の雌ねじ22にねじ部3の雄ねじ32をねじ込んで、ねじ部3および電極部4を支持部2の先端部2a側に移動させる。この場合、支持部2の周壁21に形成されている各平面部21cを指先で挟持すると共に、ねじ部3の操作部34を指先で挟持することで、指先の滑りが防止されてねじ込みを確実かつ容易に行うことができる。また、支持部2の各平面部21c、およびねじ部3の操作部34をスパナ等の工具で挟持することで、ねじ込みをより確実に行うこともできる。
Subsequently, as shown in FIG. 8, the
なお、上記の例では、支持部2を電極部4およびねじ部3と分離した状態で支持部2の挿入部23に電線300を挿入しているが、電極部4の先端部4aおよびねじ部3の先端部3aを支持部2の基端部2bに挿入した状態(または、雌ねじ22に雄ねじ32の先端部だけをねじ込んだ状態:図8に示す状態)で支持部2の挿入部23に電線300を挿入してもよい。
In the above example, the
次いで、雌ねじ22に雄ねじ32をさらにねじ込んで、ねじ部3および電極部4を支持部2の先端部2a側にさらに移動させることにより、図9に示すように、電極部4の先端面4c(検出電極42の先端面42cを)を電線300に当接させる。この際に、検出電極42の先端面42cに形成されている溝部42dに電線300に嵌合させる(嵌め込ませる)。
Next, the
この場合、この電圧センサ1では、電極部4がねじ部3に対して相対的に回転可能に構成されている。このため、検出電極42の先端面42cに形成されている溝部42dの延在方向と電線300の延在方向とを一致させて電極部4の基端部を指先で挟持して電線300を非回転とし、その状態でねじ部3を回転させて雄ねじ32を雌ねじ22にねじ込むことで、検出電極42の溝部42dに電線300を確実かつ容易に嵌合させることが可能となっている。
In this case, in the
続いて、雌ねじ22に雄ねじ32をさらにねじ込む。この際に、電極部4の先端面4cが電線300に押し付けられて、電線300が支持部2における挿入部23の縁部と先端面4cとによって挟み込まれる。この電圧センサ1では、ねじ部3に十分なトルクを加えて雌ねじ22に雄ねじ32をねじ込むことで、電極部4の先端面4cで電線300を確実に押し付けることができる。このため、この電圧センサ1では、コイルスプリングの付勢力だけで電線300に検出電極42の先端面42cを押し付けている従来の構成と比較して、検出電極42の先端面42cと電線300との密着性を十分に高めて、その状態を確実に維持することが可能となっている。また、この電圧センサ1では、検出電極42の先端面42cに溝部42dが形成され、この溝部42dに電線300を嵌合させるため、検出電極42の先端面42cと電線300との密着性をさらに高めることが可能となっている。
Subsequently, the
次いで、図9,10に示すように、ロックナット33を右回りにねじ回して、支持部2の基端部2bにロックナット33を押し付ける。これにより、ねじ部3の回動(緩み)が確実に規制される。これにより、電圧センサ1が電線300に装着される。
Next, as shown in FIGS. 9 and 10, the
続いて、図10に示すように、電圧センサ1のコネクタ5に接続ケーブル60のコネクタ61(例えば、SMBコネクタのプラグ)を接続する。なお、この電圧センサ1では、上記したように、電極部4がねじ部3に対して相対的に回転可能に構成されている。このため、接続ケーブル60のコネクタ61をコネクタ5に接続した状態でねじ部3を回転させて雌ねじ22に雄ねじ32をねじ込んだとしても、接続ケーブル60の捻れを防止することができる。このため、電圧センサ1を電線300に装着する以前に接続ケーブル60のコネクタ61をコネクタ5に予め接続する方法を採用することもできる。
Subsequently, as shown in FIG. 10, the
次いで、測定装置100の測定装置本体50における図外の操作部を操作して測定を開始させる。この場合、電線300の電圧V1と、電圧検出部53の第2基準電位G2の電圧(接続ケーブル60のシールド60bを介して第2基準電位G2と同電位となる電圧センサ1の支持部2およびシールド体41の各電圧、つまり、電圧信号V4の電圧)との電位差Vdiが増加しているとき(例えば、電圧V1の上昇に起因して電位差Vdiが増加しているとき)には、測定装置本体50の電圧検出部53では、電線300から検出電極42を介して電流電圧変換回路53aに流れ込む電流信号Iの電流量が増加する。この場合、電流電圧変換回路53aは、出力している検出電圧信号V2の電圧値を低下させる。積分回路53bでは、この検出電圧信号V2の低下に起因して、第2演算増幅器の出力端子からコンデンサを介して反転入力端子に向けて流れる電流が増加する。このため、積分回路53bは、積分信号V3の電圧を上昇させる。また、この積分信号V3の電圧上昇に伴い、駆動回路53cのトランジスタが深いオン状態に移行する。これにより、絶縁回路53d(フォトカプラ)では、その発光ダイオードに流れる電流が増加し、フォトトランジスタの抵抗が減少する。したがって、抵抗54の抵抗値とフォトトランジスタの抵抗値とで電位差(Vdd−Vss)が分圧されて生成される積分信号V3aは、その電圧値が低下する。
Next, measurement is started by operating an operation unit (not shown) in the measurement apparatus
また、測定装置本体50では、電圧生成部55が、この積分信号V3aに基づいて、生成している電圧信号V4の電圧値を上昇させる。この測定装置100では、このようにしてフィードバックループを構成する電流電圧変換回路53a、積分回路53b、駆動回路53c、絶縁回路53dおよび電圧生成部55が、電線300の電圧V1の上昇を検出して、電圧信号V4の電圧値を上昇させるフィードバック制御動作を実行することにより、電圧検出部53の第2基準電位G2等の電圧(電圧信号V4の電圧)を電圧V1に追従させる。
Further, in the measuring apparatus
また、電圧V1の低下に起因して電位差Vdiが増加したときには、検出電極42を介して電流電圧変換回路53aから電線300に流れ出る(流出する)電流信号Iの電流量が増加する。この際には、フィードバックループを構成する電流電圧変換回路53a等が上記のフィードバック制御動作とは逆の動作でのフィードバック制御動作を実行して、電圧信号V4の電圧を低下させることにより、電圧検出部53の第2基準電位G2等の電圧(電圧信号V4の電圧)を電圧V1に追従させる。
Further, when the potential difference Vdi increases due to the decrease in the voltage V1, the amount of current of the current signal I that flows out (flows out) from the current-
このようにして、測定装置100では、電圧検出部53の第2基準電位G2等の電圧(電圧信号V4の電圧)を電圧V1に追従させるフィードバック制御動作が短時間に実行されて、電圧検出部53の第2基準電位G2等の電圧(電流電圧変換回路53aの第1演算増幅器のバーチャルショートにより、検出電極42の電圧でもある)が電圧V1に一致させられる(収束させられる)。電圧計56は、電圧信号V4の電圧値をリアルタイムで計測して、その電圧値を示す電圧データDvを出力する。また、電圧信号V4は、電線300の電圧V1に一旦収束した後は、フィードバックループを構成する各構成要素が上記のように動作することにより、電圧V1の変動に追従する。したがって、電線300の電圧V1を示す電圧データDvが電圧計56から連続して出力される。
Thus, in the measuring
処理部57は、電圧計56から出力された電圧データDvを入力してメモリに記憶する。続いて、処理部57は、電圧算出処理を実行して、電圧データDvに基づいて電線300の電圧V1を算出してメモリに記憶する。最後に、処理部57は、メモリに記憶されている測定結果(電圧V1)を表示部58に表示させる。これにより、測定装置100による電線300の電圧V1の測定が完了する。
The
この場合、この測定装置100の電圧センサ1では、上記したように、ねじ部3に十分なトルクを加えて雌ねじ22に雄ねじ32をねじ込むことで、電極部4の先端面4cで電線300を確実に押し付けることができるため、電極部4の先端面4cと電線300との密着性を十分に高めた状態を確実に維持することが可能となっている。したがって、この測定装置100では、電線300が振動したり、電圧センサ1に外力が加わったりしたとしても、電線300の電圧V1を測定する際に重要となる電線300の芯線301と検出電極42の先端面42cとの間に形成される静電容量C0(図4参照)の容量値が大きく変動する事態が確実に回避される。この結果、この測定装置100では、コイルスプリングの付勢力だけで電極部4の先端面4cを電線300に押し付けている従来の構成と比較して、電圧V1の検出精度を十分に向上させることが可能となっている。
In this case, in the
次いで、電圧センサ1を電線300から取り外す。具体的には、ロックナット33を左回りにねじ回して支持部2の基端部2bから離間させる。続いて、ねじ部3を左回りに回転させて、ねじ部3および電極部4を支持部2の先端部2aから離間する向きに移動させて、電極部4の先端部4aを電線300から離間させる。次いで、電線300が挿入部23から外れるように電圧センサ1を移動させる。以上により、電線300に供給されている電圧V1の測定が終了する。
Next, the
このように、この電圧センサ1および測定装置100によれば、内周面21aに雌ねじ22が形成されると共に挿入部23が設けられた支持部2と、雌ねじ22に螺合する雄ねじ32が外周面31aに形成されたねじ部3と、ねじ部3によって保持されている電極部4とを備えたことにより、ねじ部3に十分なトルクを加えて雌ねじ22に雄ねじ32をねじ込むことで、電極部4の先端面4cで電線300を確実に押し付けることができる。このため、この電圧センサ1および測定装置100によれば、電極部4の先端面4cと電線300との密着性を十分に高めて、その状態を確実に維持することができる。したがって、この電圧センサ1および測定装置100によれば、電線300が振動したり、電圧センサ1に外力が加わったりしたとしても、電線300の芯線301と検出電極42の先端面42cとの間の静電容量C0の容量値が大きく変動する事態を確実に回避することができる結果、コイルスプリングの付勢力だけで電極部4の先端面4cを電線300に押し付けている従来の構成と比較して、電圧V1の検出精度を十分に向上させることができる。
As described above, according to the
また、この電圧センサ1および測定装置100によれば、電極部4をねじ部3に対して回転可能な状態でねじ部3に保持させたことにより、電圧センサ1と測定装置本体50との間で電気信号の入出力を行う接続ケーブル60を電圧センサ1(コネクタ5)に接続した状態でねじ部3を回転させて雌ねじ22に雄ねじ32をねじ込んだとしても、接続ケーブル60の捻れを防止することができる。このため、この電圧センサ1および測定装置100によれば、接続ケーブル60のコネクタ61をコネクタ5に接続した状態で電圧センサ1を電線300に装着することができるため、装着作業の作業効率を十分に向上させることができる。
Further, according to the
また、この電圧センサ1および測定装置100によれば、検出電極42の先端面42cに溝部42dを形成したことにより、溝部42dに電線300を嵌合させることで、検出電極42の先端面42cと電線300との密着性をさらに高めることができる。
In addition, according to the
また、この電圧センサ1および測定装置100によれば、シールド体41およびシールド体41の内部に配設された検出電極42を備えて電極部4を構成したことにより、検出電極42に対する外乱を影響を十分に低減することができるため、電圧V1の検出精度をさらに向上させることができる。
In addition, according to the
また、この電圧センサ1および測定装置100によれば、導電性を有してシールド体41と同電位となるように支持部2およびねじ部3を構成したことにより、シールド体41に加えて、支持部2およびねじ部3をシールドとして機能させることができるため、検出電極42に対する外乱を影響をさらに低減することができる結果、電圧V1の検出精度を一層向上させることができる。
Further, according to the
また、この電圧センサ1および測定装置100によれば、電極部4の基端部4bに接続ケーブル60を接続させるためのコネクタ5を取り付けたことにより、例えば、半田付けによって電極部4に接続ケーブル60を直接接続する構成と比較して、電極部4と接続ケーブル60とを容易に接続することができる。
Further, according to the
また、この電圧センサ1および測定装置100によれば、周壁21の対向部位に軸線A方向に沿って設けられた一対の切り欠き部23aと、各切り欠き部23aの基端部2b側の各端部を結んで軸線A方向に直交する方向に沿って周壁21に設けられた切り欠き部23bとで挿入部23を構成したことにより、例えば、切り欠き部23bを電線300の下方に位置させて支持部2を上向きに移動させ、続いて、支持部2を基端部2b側に移動させるだけで、切り欠き部23aにおける支持部2の先端部2a側の端部に電線300を容易に位置させることができる。また、この状態では、挿入部23からの電線300の抜けを確実に防止することができる。このため、この電圧センサ1および測定装置100によれば、支持部2によって電線300を確実にかつ容易に支持することができる。
In addition, according to the
また、この電圧センサ1および測定装置100によれば、支持部2の周壁21の外周面21bにおける互いに対向する部位に平面部21cをそれぞれ形成したことにより、ねじ部3の雄ねじ32を支持部2の雌ねじ22にねじ込む際に、支持部2の周壁21に形成されている各平面部21cを指先やスパナ等の工具で挟持することで、雌ねじ22に対する雄ねじ32のねじ込みをより確実に行うことができる。
Further, according to the
また、この電圧センサ1および測定装置100によれば、互いに対向する平面部を有する操作部34をねじ部3の基端部3bに設けたことにより、ねじ部3の雄ねじ32を支持部2の雌ねじ22にねじ込む際に、操作部34の平面部を指先やスパナ等の工具で挟持することで、雌ねじ22に対する雄ねじ32のねじ込みをより確実に行うことができる。
In addition, according to the
また、この電圧センサ1および測定装置100によれば、ねじ部3の雄ねじ32に螺合してねじ部3の回転を規制するロックナット33を備えたことにより、ねじ部3の回動(緩み)を確実に規制することができるため、電極部4の先端面4cと電線300との密着性を十分に高めた状態をより確実に維持することができる。
Further, according to the
なお、センサおよび測定装置は上記した構成に限定されない。例えば、図11に示す電圧センサ1Aを採用することもできる。なお、以下の説明において、上記した電圧センサ1と同様の構成要素については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。この電圧センサ1Aでは、同図に示すように、電極部4が上記したシールド体41を備えずに、検出電極42およびカラー43,44で構成され、検出電極42がねじ部3に対して回転しない状態でカラー43,44を介してねじ部3に固定されている。この場合、検出電極42は、絶縁性を有するカラー43,44によってねじ部3に対して絶縁されている。また、この電圧センサ1Aでは、電極部4の先端面4c(検出電極42の先端面42c)が平坦に形成されている。また、この電圧センサ1Aでは、導電性を有するねじ部3がコネクタ5を介して接続ケーブル60のシールド60bに電気的に接続されると共に、導電性を有する支持部2がねじ部3を介してシールド60bに電気的に接続されており、支持部2およびねじ部3がシールドとして機能する。
Note that the sensor and the measuring device are not limited to the above-described configuration. For example, a
また、図12に示す電圧センサ1Bを採用することもできる。この電圧センサ1Bでは、同図に示すように、ねじ部3の基端部3bにコネクタ取付部45が設けられ、このコネクタ取付部45から軸線A方向に対して交差(この例では、直交)する方向に突出するように、コネクタ5がコネクタ取付部45に取り付けられている。なお、コネクタ取付部45にコネクタ5を取り付ける構成に代えて、L型コネクタをねじ部3の基端部3bに取り付ける構成を採用することもできる。
Moreover, the
ここで、例えば、電線300に電圧センサ1Bを装着して長時間(または長期間)に渡って電圧V1を検出(測定)する際に、図13に示すように、電線300と検出電極42の先端面42cとの密着性をより確実に維持するために、電線300に沿って接続ケーブル60を配置し、結束バンド400を用いて電線300と接続ケーブル60とを結束することがある。この場合、同図に破線で示すように、コネクタ5が軸線A方向に突出する構成では、このような使用形態において、接続ケーブル60が電線300の延在方向と直交する方向に引き出されるため、接続ケーブル60を大きく曲げる(曲げ部分の曲率半径を小さくする)必要がある。これに対して、この電圧センサ1Bでは、コネクタ5が軸線A方向に対して交差する方向に突出しているため、同図に実線で示すように、コネクタ5に接続した接続ケーブル60が電線300の延在方向に引き出される結果、このような使用形態において、接続ケーブル60の曲げ量を小さく(曲げ部分の曲率半径を大きく)することができる。したがって、この電圧センサ1Bによれば、このような使用形態において、接続ケーブル60に対するストレスを小さく抑えて、接続ケーブル60に対するストレスの影響を低減することができる。
Here, for example, when the voltage V1 is detected (measured) for a long time (or a long time) after the
また、図14に示すように、上記した挿入部23に代えて、挿入部123が支持部2に設けられた電圧センサ1Cを採用することもできる。この場合、挿入部123は、支持部2の中間部2cから基端部2bまで軸線A方向に沿って支持部2の周壁21の互いに対向する部位にそれぞれ設けられた一対の切り欠き部(第3切り欠き部)23cで構成されている。この電圧センサ1Cでは、電線300を支持する際に、例えば、切り欠き部23cの基端部2b側の端部を電線300に対向させて、支持部2を基端部2b側に移動させるだけで、切り欠き部23cにおける支持部2の先端部2a側の端部に電線300を容易に位置させることができる。このため、この電圧センサ1Cおよび測定装置100によれば、支持部2によって電線300を容易に支持することができる。
Further, as shown in FIG. 14, a
また、挿入部の形状は上記した挿入部23,123の形状に限定されず、任意に変更することができる。
Further, the shape of the insertion portion is not limited to the shape of the
また、円筒状に形成された支持部2を用いる例について上記したが、支持部の形状は円筒状に限定されず、例えば、断面形状が多角形の支持部や断面形状が楕円形の支持部を用いることもできる。
Moreover, although it described above about the example using the
また、コネクタ5としてSMBコネクタを用いる例について上記したが、他の任意のコネクタをコネクタ5として用いることができる。また、コネクタ5を備えていない構成、つまり、接続ケーブル60を半田付け等によって電極部4に直接接続する構成を採用することもできる。
Further, although an example in which an SMB connector is used as the
また、被検出量としての電線300(被覆電線)の電圧V1を検出する電圧センサ1,1A,1B,1Cに適用した例について上記したが、他の被検出量を検出するセンサに適用することもできる。一例として、支持部2、シールド体41および検出電極42を磁性材料で形成して、被検出量としての電線300(被覆電線)に流れる電流を金属非接触で検出するセンサ(電流センサ)に適用することができる。
Moreover, although it described above about the example applied to
1,1A,1B,1C 電圧センサ
2 支持部
2a 先端部
2b 基端部
2c 中間部
3 ねじ部
4 電極部
4b 基端部
4c 先端面
5 コネクタ
21 周壁
21a 内周面
21c 平面部
22 雌ねじ
23 挿入部
23a〜23c 切り欠き部
31 周壁
31a 外周面
32 雄ねじ
33 ロックナット
34 操作部
41 シールド体
42 検出電極
42d 溝部
50 測定装置本体
53 電圧検出部
55 電圧生成部
57 処理部
60 接続ケーブル
300 電線
A 軸線
V1 電圧
V2 検出電圧信号
V4 電圧信号
Vf+ 正電圧
Vf− 負電圧
1, 1A, 1B,
Claims (13)
筒状に形成されると共に内周面に雌ねじが形成されかつ周壁の一部を切り欠いて形成された挿入部が設けられて当該挿入部に挿入された前記被覆電線を支持可能な支持部と、
円筒状に形成されると共に前記雌ねじに螺合する雄ねじが外周面に形成されて当該雌ねじに対する当該雄ねじのねじ込みによって前記支持部の先端部と基端部とを結ぶ軸線方向に沿って移動可能なねじ部と、
円柱状に形成されると共に前記ねじ部の内部に挿入された状態で当該ねじ部によって保持されて当該ねじ部と共に前記軸線方向に沿って移動する電極部とを備え、
前記電極部は、前記支持部に支持されている前記被覆電線に対して前記支持部の先端部側への移動によって先端面が押し付けられたときに当該先端面が前記被覆電線の絶縁被覆を介して当該被覆電線の芯線と容量結合可能に構成されているセンサ。 A sensor capable of detecting a detected amount of a covered electric wire without contact with metal,
A support portion that is formed in a cylindrical shape, has an internal thread formed on the inner peripheral surface, and is provided with an insertion portion that is formed by cutting out a part of the peripheral wall so as to support the covered electric wire inserted into the insertion portion; ,
A male screw that is formed in a cylindrical shape and that engages with the female screw is formed on the outer peripheral surface, and is movable along the axial direction connecting the distal end portion and the proximal end portion of the support portion by screwing the male screw into the female screw. A threaded portion;
An electrode portion that is formed in a columnar shape and is held by the screw portion in a state of being inserted into the screw portion and moves along the axial direction together with the screw portion;
When the tip surface is pressed against the covered electric wire supported by the support portion by the movement of the support portion toward the tip portion side, the tip surface is interposed through the insulating coating of the covered electric wire. A sensor configured to be capable of capacitive coupling with the core wire of the covered electric wire.
前記センサに接続された測定装置本体と、
前記測定装置本体内に配設されて、前記電極部を介して前記被検出量としての前記被覆電線の電圧を検出すると共に当該電圧に応じて変化する電圧信号を出力する電圧検出部と、
前記測定装置本体内に配設されて、前記電圧信号に基づいて前記被覆電線の前記電圧に追従する電圧を生成する電圧生成部と、
前記測定装置本体内に配設されて、前記電圧生成部で生成される前記電圧に基づいて前記被覆電線の前記電圧を測定する処理部とを備え、
前記電圧検出部は、前記電圧生成部で生成される前記電圧の電位を基準とするフローティング電圧で作動する測定装置。 A sensor according to any one of claims 1 to 12,
A measuring device main body connected to the sensor;
A voltage detector that is disposed in the measurement apparatus main body and detects the voltage of the covered electric wire as the detected amount via the electrode unit and outputs a voltage signal that changes in accordance with the voltage;
A voltage generator disposed in the measurement apparatus main body and generating a voltage that follows the voltage of the covered electric wire based on the voltage signal;
A processing unit disposed in the measurement apparatus main body and measuring the voltage of the covered electric wire based on the voltage generated by the voltage generation unit;
The voltage detector is a measuring device that operates with a floating voltage based on the potential of the voltage generated by the voltage generator.
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