JP2018202287A - 振動モータ - Google Patents

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然自 森
Zenji Mori
然自 森
村田 充
Mitsuru Murata
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Abstract

【課題】組立て性および耐久性を向上させることのできる振動モータを提供する。
【解決手段】振動体7に対して上側に配置される固体状のダンパ部9を備え、筐体C1は、ダンパ部9の上側に位置する天板部21を有し、ダンパ部9は、振動体7の上面と前記天板部21の下面の一方に固定され、ダンパ部9は、振動体7が非稼働状態で振動体7と天板部21の両方に接触する。
【選択図】図3

Description

本発明は、振動モータに関する。
従来、スマートフォン等の各種機器には、振動モータが備えられる。振動モータには、横方向にリニア振動を行うタイプと、縦方向にリニア振動を行うタイプが存在する。ユーザである人間は、横方向の振動よりも縦方向の振動を感じやすい。従来の縦方向リニア振動型の振動モータの一例は、特許文献1に開示される。
特許文献1の振動モータは、ステータと、振動体を備える。ステータは、ケースと、ブラケットを有する。振動体は、おもりと、磁石を有する。磁石の下面には、磁性流体が配置される。磁性流体は、ブラケットと対向する。
磁性流体は、振動体の駆動時に振動体とブラケットが衝突することにより摩耗等が生じることを抑制するために用いられる。
米国特許出願公開第2013/0033126号
しかしながら、上記特許文献1では磁性流体を用いるが、磁性流体は磁石の所望位置に塗布および保持することが容易でない。従って、振動モータとしての組み立て性は良好でない。また、磁性流体とブラケットは離れているため、振動モータの落下時等に、振動体が動いて、振動体のおもり等の部分がブラケットに接触し易い。これにより、振動モータの耐久性が低下する。
上記状況に鑑み、本発明は、組立て性および耐久性を向上させることのできる振動モータを提供することを目的とする。
本発明の例示的な振動モータは、筐体と、コイルと、を有する静止部と、
磁石を含み、前記静止部に対して上下方向に振動可能に支持される振動体と、
前記筐体と前記振動体の下面との間に配置される弾性部材と、
前記振動体に対して上側に配置される固体状のダンパ部と、
を備え、
前記筐体は、前記ダンパ部の上側に位置する天板部を有し、
前記ダンパ部は、前記振動体の上面と前記天板部の下面の一方に固定され、
前記ダンパ部は、前記振動体が非稼働状態で前記振動体と前記天板部の両方に接触する構成としている。
例示的な本発明の振動モータによれば、組立て性および耐久性を向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動モータの外観を示す斜視図である。 図2は、図1においてA−A線で切断した断面斜視図である。 図3は、図1においてA−A線で切断した断面図である。 図4は、振動モータを下方で切断した一部断面斜視図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る振動モータの縦断面図である。 図6は、本発明の第3実施形態に係る振動モータの縦断面図である。 図7は、本発明の第4実施形態に係る振動モータの縦断面図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る触覚デバイスを示す概略図である。
以下に本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、振動モータの中心軸Jの延びる方向を「上下方向」とし、例えば図2の紙面上側が上下方向における上側となる。また、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。なお、上記の「上下方向」は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動モータ15の外観を示す斜視図である。図2は、図1においてA−A線で切断した断面斜視図である。図3は、図1においてA−A線で切断した断面図である。
振動モータ15は、大きく分けて、静止部10と、振動体7と、弾性部材8と、ダンパ部9を備える。静止部10は、筐体C1と、FPC(フレキシブルプリント基板)3と、コイル4と、第1ヨーク部5と、第2ヨーク部6を有する。
筐体C1は、ベースプレート1と、ケース2を有する。ベースプレート1は、例えば冷延鋼板で構成される板状部材である。ベースプレート1は、中心軸Jに対して垂直方向に拡がる。
ケース2は、上端に天板部21を有する円筒形状のカバー部材である。すなわち、ケース2は、下端に開口部22を有する。ケース2は、例えばSUS材により構成される。ベースプレート1は、略円板状の第1基台部11と、略矩形板状の第2基台部12を有し、第1基台部11と第2基台部12とが接続された構成を有する。第1基台部11を開口部22に嵌め込むことにより、ケース2は上方からベースプレート1に対して取り付けられ、ケース2はベースプレート1に対して溶接または融着により固定される。第2基台部12は、ケース2の外部に配置される。
FPC3は、コイル4に電流を供給するための配線を有する基板である。FPC3は、ベースフィルム層、配線層、およびレジスト層を積層されて構成される。ベースフィルム層は、例えばポリイミドにより構成され、柔軟性および絶縁性を有する。配線層は、例えば銅箔により構成され、ベースフィルム層上に配置される。レジスト層は、例えばポリイミドにより構成されて絶縁性を有し、配線層上に配置される。配線層における外部との導通を行う箇所には、レジスト層は配置されず、当該箇所は上方に露出する。FPC3は、ベースプレート1上に接着または粘着シートにより固定される。
FPC3は、略円板状の第1基板部31と、略矩形板状の第2基板部32を有し、第1基板部31と第2基板部32とが接続される構成を有する。第1基板部31は、第1基台部11上に配置される。第1基板部31は、2つのランド部31Aを有する。ランド部31Aは、コイル4の径方向外側において周方向に円弧状に延びて構成され、上方に露出する。ランド部31Aには、コイル4から引き出される引出線が半田付け等により電気的に接続される。第2基板部32は、第2基台部12上に配置される。第2基板部32は、上方に露出する2つの端子部32Aを有する。端子部32Aのそれぞれは、ランド部31Aのそれぞれに配線層によって接続される。これにより、端子部32Aに外部より電圧を印加することで、コイル4に電流を供給することができる。
第1ヨーク部(セントラルヨーク)5は、全体として上下方向に延びる柱状を有し、基部51と突出部52を有する。第1ヨーク部は、例えば切削鋼により構成され、磁性を有する。基部51は、上下方向に延びる円柱状である。突出部52は、基部51より下方に突出する円柱状である。突出部52の径は、基部51の径よりも小さい。
第1基台部11は、中心軸Jを中心として上方に突出する固定部111を有する。固定部111は、上下方向に貫通する貫通孔111Aを有する。突出部52を貫通孔111Aに嵌め込んで基部51を固定部111上に載置することで、第1ヨーク部5は固定部111に固定される。第1ヨーク部5の固定は、突出部52を嵌め込む箇所における圧入またはカシメにより行われる。
コイル4は、例えば融着ポリウレタン銅線で構成されるコイル線を中心軸J周りに上下方向に巻回すことで構成される。コイル4の下部は、固定部111の径方向外側に嵌め込まれる。コイル4の下端面は、第1基板部31と接着または粘着シートにより固定される。コイル4は、第1ヨーク部5の径方向外側に配置される。コイル4の上端面は、基部51の上端面と上下方向位置が一致する。すなわち、コイル4と基部51の各上端面は、同一平面を構成する。
第2ヨーク部(バックヨーク)6は、例えば冷延鋼板により構成され、磁性を有する。第2ヨーク部6は、底部61と、壁部62を有する。底部61は、上下方向に厚みを有する略円板状であり、コイル4と基部51の各上端面から構成される同一平面上に配置される。底部61の径は、コイル4の外径よりも大きい。すなわち、底部61は、中心軸Jを中心としてコイル4の径方向外側まで拡がる。
壁部62は、底部61の外縁から下方へ突出する円筒状である。すなわち、壁部62の内周面は、コイル4の外周面の径方向外側に位置し、当該外周面と径方向に対向する。底部61の下面が基部51の上端面に接着または粘着シートにより固定されることで、第2ヨーク部6は第1ヨーク部5に固定される。なお、コイル4に電流が流れない状態で、上下方向において後述する磁石71の中心が壁部62と重なっている。これにより、上下方向において磁石71の中心が壁部62と重なっていない構成に比べて、コイル4への電流供給開始時に振動体7の振動量をゼロからピークまで速く立ち上げることができる。言い換えると、振動モータ15の動作開始時における応答性を向上できる。
振動体7は、磁石71と、おもり72と、ポールピース73を有する。磁石71は、例えば焼結ネオジム磁石から構成され、上面視で円環状を有する略円筒形状である。おもり72は、例えばタングステン合金により構成され、上面視で円環状を有する略円筒形状である。磁石71は、おもり72の径方向内側に配置される。磁石71の外周面とおもり72の内周面とは、接着または粘着シートにより固定される。ポールピース73は、例えばSUS材により構成され、磁性を有する円環板状部材である。ポールピース73は、磁石71の下側に配置され、磁石71の下面と接着または粘着シートにより固定される。
弾性部材8は、例えばSUS材により構成される板バネ部材である。ここで、弾性部材8の構成を示すために、振動モータ15を下方で切断した一部断面斜視図を図4に示す。弾性部材8は、第1リング部81と、第1リング部81よりも下方に位置する第2リング部82と、第1リング部81および第2リング部82を接続する3つの接続部83と、を有する。円環状の第1リング部81の外縁において周方向に等間隔に3つ配置される箇所がそれぞれ、径方向外側に向かいつつ周方向に延びる接続部83により第2リング部82の内縁に接続される。このような構成により、弾性部材8は、上下方向に伸縮可能である。
弾性部材8は、振動体7と第1基台部11との間に配置される。第1リング部81の径方向内側にコイル4が配置される。第2リング部82の下面が第1基台部11の上面に溶接または融着により固定されることで、弾性部材8はベースプレート1に固定される。第1リング部81の上面がポールピース73の下面に溶接または融着により固定されることで、弾性部材8は振動体7に固定される。
これにより、振動体7は、上下方向に振動可能に弾性部材8により支持される。磁石71の内周面は、第2ヨーク部6の外周面より径方向外側に位置し、当該外周面と径方向に対向する。
ダンパ部9は、円柱状の部材であり、例えば発泡ポリウレタンから構成される固体状である。ダンパ部9は、例えば板状材からプレスにより抜くことで成形される。ダンパ部9は、おもり72と天板部21とによって上下方向に挟まれて配置される。ダンパ部9は、振動体7の非稼働状態において、おもり72の上面と天板部21の下面との両方に接触する。なお、非稼働状態とは、コイル4に電流が流されず、コイル4による磁場に基づく振動体7に加わる力が生じない状態である。すなわち、振動体7が動作しない状態である。
コイル4に電流を供給することで、コイル4、第1ヨーク部5、および第2ヨーク部6から構成される磁路を通る磁束が発生する。発生した磁束と、磁石71およびポールピース73を磁路とする磁束との相互作用によって、振動体7は上下方向に振動する。従って、振動モータ15は、縦方向リニア振動型の振動モータとなる。
特に、第2ヨーク部6を先述した底部61と壁部62から構成されるようにしたことで、第2ヨーク部6と磁石71との径方向距離を短くし、且つ、その短い部分を上下方向に長くすることができるので、振動モータ15のパワーを高めることができる。その際に、底部61の厚みを大きくする必要がないので、振動モータ15の上下方向のサイズが大きくなるのを抑制できる。また、コイル4の上下方向の長さを短くする必要もないので、巻き数が低下して吸引力(リアクタンストルク)が低下することを抑制できる。
また、ヨークの厚みが厚い場合、安価なプレス加工によってヨークを製造することができず、切削部品を使用することになるので高価となる。これに対し、本実施形態の第2ヨーク部6であれば、厚みを大きくする必要がないので、安価なプレス加工を用いることができる。
ここで、ダンパ部9に関する特徴についてさらに詳述する。おもり72は、外周側に位置する外周部721と、内周側に位置する内周部722を有する。内周部722は、外周部721よりも上下方向の厚みが薄い。内周部722の内壁面に、磁石71の外周面が固定される。内周部722の上面は、外周部721の上面よりも下に位置している。よって、おもり72の上面に段差が形成されている。そして、磁石71の上面は、内周部722の上面と外周部721の上面との間に位置する。すなわち、外周部721の上面と磁石71の上面との間には上下方向に隙間が形成される。なお、磁石71の上面の位置は、内周部722の上面の位置と一致してもよい。振動体7の非稼働状態において、円柱状であるダンパ部9の下面は、外周部721の上面に接触し、ダンパ部9の上面は天板部21の下面に接触する。この状態で、ダンパ部9の下面と磁石71との間には、上下方向の隙間が形成される。
そして、ダンパ部9の上面は、天板部21の下面と接着または粘着シートにより固定される。この場合、ダンパ部9の下面は、外周部721の上面とは固定されない。なお、ダンパ部9の下面を外周部721の上面と接着または粘着シートにより固定してもよい。その場合、ダンパ部9の上面は、天板部21の下面と固定されない。
すなわち、本実施形態の振動モータ15は、筐体C1と、コイル4と、を有する静止部10と、磁石71を含み、静止部10に対して上下方向に振動可能に支持される振動体7と、筐体C1と振動体7の下面との間に配置される弾性部材8と、振動体7に対して上側に配置される固体状のダンパ部9と、を備える。筐体C1は、ダンパ部9の上側に位置する天板部21を有する。ダンパ部9は、振動体7の上面と天板部21の下面の一方に固定される。ダンパ部9は、振動体7が非稼働状態で振動体7と天板部21の両方に接触する。
このような構成によれば、ダンパ部9は固体状であるので、磁性流体のように所望位置に塗布および保持することが困難であるということがなく、ダンパ部9の組み付けは容易となる。また、ダンパ部9は、振動体7が非稼働状態で振動体7と天板部21の両方に接触するので、落下時等、振動モータ15に衝撃が与えられた場合でも、振動体7は動き難く、振動体7が天板部21等に接触することを抑制できる。これにより、振動モータ7の耐久性を向上できる。すなわち、組立て性および耐久性を向上させた振動モータ15を実現できる。
また、ダンパ部9は、例えば、発泡ポリウレタンのみを材質として構成される。発泡ポリウレタンを材質に用いることで、ダンパ部9の密度は104kg/m3程度となり、比較的低くなる。よって、振動モータ15の落下時等には、ダンパ部9がつぶれることで振動体7が変位し、発泡ポリウレタンは圧縮されると密度が高くなるので振動体7の変位抑制効果を奏する。発泡ポリウレタンは、つぶれることで抵抗が徐々に大きくなるので、衝撃が少なくなる。なお、ダンパ部9は、上記構成に限らず、例えば、一部が発泡ポリウレタンを材質として構成され、他の一部がゴムを材質として構成されるようにしてもよい。すなわち、ダンパ部9は、少なくとも発泡ポリウレタンを材質として構成されればよい。
また、振動体7は、磁石71の外側に配置されるおもり72を有する。ダンパ部9は、前記非稼働状態でおもり72の上面と天板部21の下面の両方に接触し、前記非稼働状態でダンパ部9の下面と磁石71の上面との間には隙間が設けられ、ダンパ部9は、天板部21の下面に固定される。ダンパ部9の下面と磁石71の上面との間の隙間によりダンパ部9が振動しないようにするには、ダンパ部9はおもり72ではなく天板部21側に固定されることが望ましい。
また、円柱形状であるダンパ部9は、上下方向平面視では円形である。天板部21の上下方向平面視での形状も円形である。すなわち、ダンパ部9の上下方向平面視での形状は、天板部21の上下方向平面視での形状と略一致する。これにより、ダンパ部9の成形を簡易化することができる。
また、ダンパ部9の円形の外縁位置は、天板部21の下面の円形の外縁位置よりも径方向内側である。すなわち、ダンパ部9の外縁は、天板部21の下面の外縁との間に隙間を有する。これにより、ダンパ部9の天板部21への固定の際の組み付け性を向上できる。
また、ダンパ部9を配置しない状態での外周部721の上面と天板部21の下面との間の上下方向の距離は例えば0.8mmとし、振動体7の非稼働状態において配置されたダンパ部9の上下方向厚みは例えば1.1mmとする。すなわち、前記非稼働状態におけるダンパ部9の厚みは、ダンパ部9を配置しない状態でのおもり72と天板部21との間の隙間よりも大きい。これにより、ダンパ部9を配置することで弾性部材8を圧縮し、弾性力によって振動体7をダンパ部9に安定して接触させることができる。
<2.第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について述べる。図5は、第2実施形態に係る振動モータの縦断面図であり、第1実施形態に係る図3に対応する図である。図5に示す第2実施形態に係る振動モータ151の第1実施形態に対する構成上の差異は、ダンパ部91の構成となる。
本実施形態では、ダンパ部91は、第1ダンパ911と、第2ダンパ912を有する。第1ダンパ911は、第1実施形態に係るダンパ部9と同様の構成である。すなわち、円柱状である第1ダンパ911は、振動体7の非稼働状態において、おもり72に含まれる外周部721の上面と天板部21の下面の両方に接触する。
第2ダンパ912は、第1ダンパ911と例えば同じ固体状の材質から構成され、例えば発泡ポリウレタンから構成される。第2ダンパ912は、円板状に構成され、その径は第1ダンパ911の径よりも小さい。振動体7の非稼働状態において、第2ダンパ912は、磁石71の上面と第1ダンパ911の下面の両方に接触する。
すなわち、本実施形態では、振動体7は、磁石71の外側に配置されるおもり72を有し、ダンパ部91は、前記非稼働状態でおもり72の上面と天板部21の下面の両方に接触する第1ダンパ911と、前記非稼働状態で磁石71の上面と第1ダンパ911の下面の両方に接触する第2ダンパ912と、を有する。
これにより、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、第1ダンパに加えて第2ダンパを用いるので、振動体の減衰効果を向上させることができる。
また、第1ダンパ911の下面は、外周部721の上面に対して接着または粘着シートにより固定され、第1ダンパ911の上面は、天板部21の下面に固定されない。第2ダンパ912の下面は、磁石71の上面に対して接着または粘着シートにより固定される。第2ダンパ912の上面は、第1ダンパ911の下面に固定してもしなくてもよい。
すなわち、本実施形態では、第1ダンパ911は、おもり72の上面に固定され、第2ダンパ912は、磁石71の上面に固定されることが好ましい。これにより、第1ダンパと第2ダンパともに固定する際の組み付け性を向上させることができる。なお、その他の固定方法も使用すること自体は可能であり、例えば、第1ダンパ911は天板部21に固定し、第2ダンパ912は磁石71に固定してもよい。
<3.第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について述べる。図6は、第3実施形態に係る振動モータの縦断面図であり、第1実施形態に係る図3に対応する図である。図6に示す第3実施形態に係る振動モータ152の第1実施形態に対する構成上の差異は、ダンパ部の構成となる。
本実施形態では、ダンパ部として第3ダンパ92を用いる。第3ダンパ92は、上下方向平面視において円環状となる円筒状であり、例えば発泡ポリウレタンから構成される。振動体7の非稼働状態において、第3ダンパ92の下面は外周部721の上面に接触し、第3ダンパ92の上面は天板部21の下面に接触する。上下方向平面視において、第3ダンパ92は、おもり72と磁石71のうちおもり72のみと重なる。すなわち、第3ダンパ92は、磁石71とは重ならない。また、第3ダンパ92の下面は、外周部721の上面に対して接着または粘着シートにより固定される。第3ダンパ92の上面は、天板部21の下面には固定されない。
すなわち、本実施形態では、振動体7は、磁石71を囲む上下方向平面視で環状のおもり72を有し、ダンパ部は、上下方向平面視において環状である第3ダンパ92を少なくとも有し、第3ダンパ92は、前記非稼働状態でおもり72の上面と天板部21の下面の両方に接触し、第3ダンパ92は、上下方向平面視において、おもり72と磁石71のうちおもり72のみと重なり、第3ダンパ92は、おもり72の上面に固定される。
これにより、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、第3ダンパは、磁石の上面との間の隙間により振動することはないので、第3ダンパをおもり側に固定することが可能となる。従って、第3ダンパを固定する際の組み付け性を向上させることができる。
<4.第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について述べる。図7は、第4実施形態に係る振動モータの縦断面図であり、第3実施形態に係る図6に対応する図である。図7に示す第4実施形態に係る振動モータ153の第3実施形態に対する構成上の差異は、ダンパ部の構成となる。
本実施形態では、ダンパ部は、第3実施形態で述べた第3ダンパ92に加えて、第4ダンパ93を有する。第4ダンパ部93は、円柱状であり、第3ダンパ92と例えば同じ固体状の材質から構成され、例えば発泡ポリウレタンから構成される。第3ダンパ92は、上下方向に延びる貫通孔92Aを有する。第4ダンパ93は、貫通孔92A内側に配置される。振動体7の非稼働状態において、第4ダンパ93の下面は、磁石71の上面に接触し、第4ダンパ93の上面は、天板部21の下面に接触する。
すなわち、本実施形態では、ダンパ部は、第3ダンパ92の貫通孔92A内側に配置される第4ダンパ93をさらに有し、第4ダンパ93は、前記非稼働状態で磁石71の上面と天板部21の下面の両方に接触する。これにより、第3ダンパ92に加えて、第4ダンパ93を用いるので、振動体の減衰効果を向上させることができる。
また、本実施形態では、第4ダンパ93の下面は、磁石71の上面に対して接着または粘着シートにより固定され、第4ダンパ93の上面は、天板部21の下面には固定されない。すなわち、第4ダンパ93は、磁石71の上面に固定されることが好ましい。これにより、第4ダンパ93を固定する際の組み付け性を向上させることができる。
<5.触覚デバイスについて>
図8に示す通り、振動モータ15は、触覚デバイス200に搭載されている。なお、触覚デバイス200には、振動モータ15の他にも、先述した振動モータ151〜153を搭載してもよい。触覚デバイス200は、振動モータ15の振動によって、触覚デバイス200を操作する人に触覚的な刺激を与えるものである。触覚デバイス200としては、例えば、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット、ゲーム機器、および、ウェアラブル端末を採用できる。
本実施形態の触覚デバイス200は、振動モータ15と、振動モータ15が実装される基板110と、制御部120と、を有している。振動モータ15は、基板110に対して電気的および機械的に接続されている。制御部120は、基板110を介して振動モータ15に駆動電流を出力する。振動モータ15は、制御部120からの駆動信号に応じて振動する。触覚デバイス200は、振動モータ15の振動によって、触覚デバイス200を操作する人に対して触覚的な刺激を与えるように振動する。
<6.その他>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変更が可能である。
例えば、上記第1〜第4実施形態における各ダンパ部は、いずれも周方向の全周にわたって配置される構成であったが、周方向に間隔をあけつつ配置される複数のダンパから構成してもよい。この場合、複数のダンパは、周方向に等間隔であることが好ましい。
本発明は、例えばスマートフォン、ウエアラブル機器などに備えられる振動モータに利用することができる。
1・・・ベースプレート、11・・・第1基台部、111・・・固定部、12・・・第2基台部、2・・・ケース、21・・・天板部、22・・・開口部、3・・・FPC(フレキシブルプリント基板)、31・・・第1基板部、32・・・第2基板部、4・・・コイル、5・・・第1ヨーク部、51・・・基部、52・・・突出部、6・・・第2ヨーク部、61・・・底部、62・・・壁部、7・・・振動体、71・・・磁石、72・・・おもり、721・・・外周部、722・・・内周部、73・・・ポールピース、8・・・弾性部材、81・・・第1リング部、82・・・第2リング部、83・・・接続部、
9、91・・・ダンパ部、911・・・第1ダンパ、912・・・第2ダンパ、92・・・第3ダンパ、92A・・・貫通孔、93・・・第4ダンパ、10・・・静止部、15、151、152、153・・・振動モータ、C1・・・筐体、J・・・中心軸

Claims (12)

  1. 筐体と、コイルと、を有する静止部と、
    磁石を含み、前記静止部に対して上下方向に振動可能に支持される振動体と、
    前記筐体と前記振動体の下面との間に配置される弾性部材と、
    前記振動体に対して上側に配置される固体状のダンパ部と、
    を備え、
    前記筐体は、前記ダンパ部の上側に位置する天板部を有し、
    前記ダンパ部は、前記振動体の上面と前記天板部の下面の一方に固定され、
    前記ダンパ部は、前記振動体が非稼働状態で前記振動体と前記天板部の両方に接触する、
    振動モータ。
  2. 前記ダンパ部は、少なくとも発泡ポリウレタンを材質として構成される、請求項1に記載の振動モータ。
  3. 前記振動体は、前記磁石の外側に配置されるおもりを有し、
    前記ダンパ部は、前記非稼働状態で前記おもりの上面と前記天板部の下面の両方に接触し、
    前記非稼働状態で前記ダンパ部の下面と前記磁石の上面との間には隙間が設けられ、
    前記ダンパ部は、前記天板部の下面に固定される、請求項1または請求項2に記載の振動モータ。
  4. 前記ダンパ部の上下方向平面視での形状は、前記天板部の上下方向平面視での形状と略一致する、請求項3に記載の振動モータ。
  5. 前記ダンパ部の外縁は、前記天板部の下面の外縁との間に隙間を有する、請求項3または請求項4に記載の振動モータ。
  6. 前記非稼働状態における前記ダンパ部の厚みは、前記ダンパ部を配置しない状態での前記おもりと前記天板部との間の隙間よりも大きい、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の振動モータ。
  7. 前記振動体は、前記磁石の外側に配置されるおもりを有し、
    前記ダンパ部は、
    前記非稼働状態で前記おもりの上面と前記天板部の下面の両方に接触する第1ダンパと、
    前記非稼働状態で前記磁石の上面と前記第1ダンパの下面の両方に接触する第2ダンパと、
    を有する、請求項1または請求項2に記載の振動モータ。
  8. 前記第1ダンパは、前記おもりの上面に固定され、
    前記第2ダンパは、前記磁石の上面に固定される、請求項7に記載の振動モータ。
  9. 前記振動体は、前記磁石を囲む上下方向平面視で環状のおもりを有し、
    前記ダンパ部は、上下方向平面視において環状である第3ダンパを少なくとも有し、
    前記第3ダンパは、前記非稼働状態で前記おもりの上面と前記天板部の下面の両方に接触し、
    前記第3ダンパは、上下方向平面視において、前記おもりと前記磁石のうち前記おもりのみと重なり、
    前記第3ダンパは、前記おもりの上面に固定される、請求項1または請求項2に記載の振動モータ。
  10. 前記ダンパ部は、前記第3ダンパの貫通孔内側に配置される第4ダンパをさらに有し、
    前記第4ダンパは、前記非稼働状態で前記磁石の上面と前記天板部の下面の両方に接触する、請求項9に記載の振動モータ。
  11. 前記第4ダンパは、前記磁石の上面に固定される、請求項10に記載の振動モータ。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の振動モータを有する触覚デバイス。
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