JP2018195339A - 電子マニュアルを提供するシステム、サーバおよびプログラム - Google Patents

電子マニュアルを提供するシステム、サーバおよびプログラム Download PDF

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裕亮 豆田
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健一 吉田
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慶子 朝倉
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Abstract

【課題】電子マニュアルを利用するユーザの利便性を高めると共に、マニュアルに従った業務の周知徹底を図ることが可能な電子マニュアル提供システムを提供すること。【解決手段】電子マニュアル提供システム1は、電子マニュアルデータベースを有するサーバ2と、ネットワーク4を経由してサーバと通信可能なユーザ端末3と、ビーコン信号を近距離無線通信方式により送信するビーコン送信機5とを備える。ユーザ端末は、ビーコン信号を受信するビーコン受信部を有し、ビーコン信号を受信したとき、電子マニュアルIDを含む送信リクエストをサーバに送信する。サーバは、送信リクエストを受信したとき、電子マニュアルIDに関連付けられる少なくとも一つの電子マニュアルをユーザ端末に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子マニュアルを提供するシステム、サーバおよびプログラムに関し、特に、ビーコン信号を利用して電子マニュアルを提供するシステム、サーバおよびプログラムに関するものである。
近年、各企業においては業務マニュアルが広く利用されており、業務マニュアルの電子化も進んでいる。例えば、特許文献1には、電子マニュアルデータベースを有するサーバと、ネットワークを経由して電子マニュアルデータベースを利用する利用者端末とを備えた電子マニュアル更新通知システムが記載されている。この電子マニュアル更新通知システムは、電子マニュアルの更新時にその旨の電子メールを作成し、参照・ダウンロードログから取得した該当する電子マニュアルを参照・ダウンロードした社員に対して電子メールを送信するので、電子マニュアルが更新されたことを該当する電子マニュアル利用者へ確実に伝えることが可能である。
特開2012−181793号公報
しかし、従来の電子マニュアル提供システムでは、電子マニュアルデータベースの蓄積量が増えて大量の電子マニュアルが登録されるようになると、電子マニュアルを利用するユーザは、データベースを検索し、検索結果一覧から目的のものを見つけて閲覧する必要がある。そのため、検索作業に手間がかかり、電子マニュアルの閲覧は非常に面倒なものとなる。特に、ユーザの検索能力によって検索結果も変わってくるため、電子マニュアルを閲覧するように口頭で指示するだけでは伝達漏れが生じるおそれがあり、マニュアルに従った業務を周知徹底させることが難しいという問題がある。
したがって、本発明の目的は、電子マニュアルを利用するユーザの利便性を高めると共に、マニュアルに従った業務の周知徹底を図ることが可能な電子マニュアル提供システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による電子マニュアル提供システムは、一実施形態において、電子マニュアルデータベースを有するサーバと、ネットワークを経由して前記サーバと通信可能なユーザ端末と、ビーコン信号を近距離無線通信方式により送信するビーコン送信機とを備え、前記ユーザ端末は、前記ビーコン信号を受信するビーコン受信部を有し、前記ビーコン信号を受信したとき、電子マニュアルIDを含む送信リクエストを前記サーバに送信し、前記サーバは、前記送信リクエストを受信したとき、前記ビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDに関連付けられた少なくとも一つの電子マニュアルを前記ユーザ端末に送信する。
本発明によれば、特定の製品や場所に関連付けられた所定の電子マニュアルをユーザ端末に確実に提供することができ、マニュアルに従った業務の周知徹底を図ることができる。またユーザはデータベースを検索せずに所定の電子マニュアルを入手することができ、電子マニュアルを利用するユーザの利便性を高めることができる。
本発明において、前記ユーザ端末は、当該ユーザ端末の識別情報を有し、前記サーバは、アクセスを許可するユーザ端末の識別情報が登録されたアクセス許可リストを有し、前記ユーザ端末は、前記送信リクエストと共に前記識別情報を送信し、前記サーバは、前記ユーザ端末から送られてきた前記識別情報が前記アクセス許可リストに登録されたものである場合に前記電子マニュアルの送信を許可することが好ましい。これによれば、電子マニュアル提供システムのセキュリティを高めることができ、業務上のノウハウである電子マニュアルへの不正アクセスを防止することができる。
本発明において、前記ユーザ端末は、位置情報取得部をさらに有し、前記送信リクエストと共に前記ユーザ端末の位置を示す位置情報を送信し、前記サーバは、前記位置情報から前記ユーザ端末の位置が前記ビーコン送信機の近くであると判断した場合に前記電子マニュアルの送信を許可することが好ましい。代表的な位置情報はGPS位置情報であり、この場合の位置情報取得部はGPS受信部である。ただしGPS以外にも、3G及び4G(LTE)の移動体通信、Wi−Fi(登録商標)などのネットワーク接続からも位置情報を取得することができる。これによれば、電子マニュアル提供システムのセキュリティをさらに高めることができ、業務上のノウハウである電子マニュアルへの不正アクセスを防止することができる。
本発明において、前記ユーザ端末は、前記ビーコン信号を受信した後であって前記送信リクエストを送信する前に前記電子マニュアルを閲覧するかどうかを確認するための第1の確認画面を表示し、前記第1の確認画面の表示後に前記電子マニュアルを閲覧する旨のユーザ操作が行われた場合に、前記送信リクエストを送信し、前記第1の確認画面の表示後に前記電子マニュアルを閲覧する旨のユーザ操作が行われなかった場合に、前記ビーコン信号を受信するためのスキャン動作を一定期間中断することが好ましい。これによれば、ビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDに関連付けられた電子マニュアルの閲覧を本当に希望するユーザだけに当該電子マニュアルを提供することができる。また、意図しないビーコンの受信をトリガーにして電子マニュアルの送信リクエストが何度も繰り返される事態を回避することができる。
本発明において、前記電子マニュアルデータベースは前記ユーザ端末のアクセスログを有し、前記サーバは、前記送信リクエストを受信した後であって前記電子マニュアルを送信する前に、前記アクセスログをチェックし、前記ビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDに関連付けられた電子マニュアルが前記ユーザ端末のユーザによって閲覧済みである場合に閲覧済み通知を送信し、当該閲覧済み通知に応答した前記ユーザ端末からの前記電子マニュアルの再閲覧リクエストを受信したとき前記ビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDに関連付けられた電子マニュアルを送信することが好ましい。このようにビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDに関連付けられた電子マニュアルをユーザが閲覧済みかどうかをチェックし、再閲覧するかどうかを確認することにより、意図しないビーコン信号の受信をトリガーにして電子マニュアルが一方的に提供される事態を回避することができる。
本発明において、前記サーバは、前記ユーザ端末のユーザによる前記電子マニュアルの閲覧日時が前記電子マニュアルのアップデート日時以降である場合に前記電子マニュアルを閲覧済みであると判断することが好ましい。選択された電子マニュアルの閲覧の有無を単にチェックするだけでなく、最新バージョンの電子マニュアルの閲覧の有無をチェックすることにより、バージョンアップした電子マニュアルの閲覧の周知徹底を図ることができる。
本発明において、前記ユーザ端末は、前記閲覧済み通知を受信した場合に、前記電子マニュアルを再閲覧するかどうかを確認するための第2の確認画面を表示し、前記第2の確認画面の表示後に前記電子マニュアルを再閲覧する旨のユーザ操作が行われた場合に、前記送信リクエストを送信し、前記第2の確認画面の表示後に前記電子マニュアルを再閲覧する旨のユーザ操作が行われなかった場合に、前記ビーコン信号を受信のためのスキャン動作を一定期間中断することが好ましい。これによれば、ビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDに関連付けられる電子マニュアルの再閲覧を本当に希望するユーザだけに当該電子マニュアルを提供することができる。また、意図しないビーコン信号の受信をトリガーにして電子マニュアルの送信リクエストが何度も繰り返される事態を回避することができる。
本発明において、前記ユーザ端末は、前記スキャン動作の中断期間において前記スキャン動作を再開する旨のユーザ操作が行われたとき、前記スキャン動作を再開することが好ましい。これによれば、電子マニュアルの配信確認を誤って拒否した場合でも元の状態に戻すことができ、ビーコン信号の受信に連動した電子マニュアルの配信を再開することが可能となる。
本発明において、前記ユーザ端末は、第1及び第2のユーザ端末を含み、前記サーバは、前記ビーコン信号を受信した第1のユーザ端末に第1の電子マニュアルを送信し、前記ビーコン信号を受信した前記第2のユーザ端末に前記第1の電子マニュアルと異なる第2の電子マニュアルを送信することが好ましい。この場合において、サーバは、第1及び第2のユーザ端末から提供されたユーザアカウント(ユーザID)に基づいて電子マニュアルの選択を行ってもよく、第1及び第2のユーザ端末からそれぞれ提供されたGPSその他の位置情報やIPアドレス等の接続環境情報に基づいて電子マニュアルの選択を行ってもよい。これによれば、同じビーコン信号を受信した複数のユーザに対して異なる電子マニュアルをそれぞれ提供することができる。本発明によれば、電子マニュアルを利用するユーザは、マニュアルを「検索しない、探さない、迷わない」で取得することが可能である。
本発明において、ユーザ端末において実行されるプログラムであって、前記ユーザ端末は、ネットワークを経由してサーバと通信することが可能なように構成されており、前記ユーザ端末は、ビーコン送信機から送信されたビーコン信号を受信するビーコン受信部と、前記ユーザ端末の動作を制御する制御部と、表示部とを含み、前記ビーコン受信部が前記ビーコン信号を受信した後、前記プログラムは、前記ビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDを含む送信リクエストを前記ネットワークを経由して前記サーバに送信することと、前記電子マニュアルIDに少なくとも関連付けられている少なくとも1つの電子マニュアルを前記ネットワークを経由して前記サーバから受信することと、前記少なくとも1つの電子マニュアルを前記表示部に表示することとを少なくとも実行することを前記制御部に行わせる、プログラムが提供される。
本発明において、前記送信リクエストを前記ネットワークを経由して前記サーバに送信することは、前記送信リクエストとともに前記ユーザ端末に関連するユーザ端末関連情報を前記ネットワークを経由して送信することを含み、前記サーバから受信される前記少なくとも1つの電子マニュアルは、前記電子マニュアルIDと前記ユーザ端末関連情報とに少なくとも関連付けられていることが好ましい。
本発明において、前記ユーザ端末関連情報は、前記ユーザ端末を識別するユーザ端末IDまたは前記ユーザ端末を使用しているユーザを識別するユーザIDを含み、前記サーバから受信される前記少なくとも1つの電子マニュアルは、前記電子マニュアルIDと前記ユーザ端末IDまたは前記ユーザIDとに少なくとも関連付けられていることが好ましい。
本発明において、前記ユーザ端末関連情報は、前記ユーザ端末が接続している環境を示す接続環境情報または前記ユーザ端末の位置を識別する位置識別情報を含み、前記サーバから受信される前記少なくとも1つの電子マニュアルは、前記電子マニュアルIDと前記接続環境情報または前記位置識別情報とに少なくとも関連付けられていることが好ましい。
本発明において、前記プログラムは、前記送信リクエストを送信する前に、電子マニュアルを閲覧するかどうかをユーザに確認するための確認画面を前記表示部に表示することを実行することを前記制御部にさらに行わせ、前記確認画面に対して前記電子マニュアルを閲覧する旨のユーザ操作が行われた場合に、前記送信リクエストが送信されることが好ましい。
本発明において、前記確認画面に対して前記電子マニュアルを閲覧する旨のユーザ操作が行われなかった場合に、前記ビーコン信号を受信するためのスキャン動作を一定期間中断することを実行することを前記制御部にさらに行わせることが好ましい。
本発明において、ビーコン送信機から送信されたビーコン信号を受信することが可能なように構成されたユーザ端末とネットワークを経由して通信することが可能なように構成されたサーバであって、前記サーバは、前記サーバの動作を制御する制御部を含み、前記サーバは、複数の電子マニュアルが格納されている電子マニュアルデータベースに接続されており、前記制御部は、前記ビーコン信号を受信したユーザ端末から、前記ビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDを含む送信リクエストを前記ネットワークを経由して受信することと、前記送信リクエストを受信したことに応答して、前記複数の電子マニュアルのうち、前記電子マニュアルIDに少なくとも関連付けられている少なくとも1つの電子マニュアルを決定することと、前記少なくとも1つの電子マニュアルを前記ネットワークを経由して前記ユーザ端末に送信することとを少なくとも実行するように構成されている、サーバが提供される。
本発明において、前記送信リクエストを前記ネットワークを経由して受信することは、前記送信リクエストとともに前記ユーザ端末に関連するユーザ端末関連情報を前記ネットワークを経由して受信することを含み、前記制御部は、前記複数の電子マニュアルのうち、前記電子マニュアルIDと前記ユーザ端末関連情報とに少なくとも関連付けられている少なくとも1つの電子マニュアルを決定し、前記少なくとも1つの電子マニュアルを前記ネットワークを経由して前記ユーザ端末に送信することが好ましい。
本発明において、前記ユーザ端末関連情報は、前記ユーザ端末を識別するユーザ端末IDまたは前記ユーザ端末を使用しているユーザを識別するユーザIDを含み、前記制御部は、前記複数の電子マニュアルのうち、前記電子マニュアルIDと前記ユーザ端末IDまたは前記ユーザIDとに少なくとも関連付けられている少なくとも1つの電子マニュアルを決定し、前記少なくとも1つの電子マニュアルを前記ネットワークを経由して前記ユーザ端末に送信することが好ましい。
本発明において、前記ユーザ端末関連情報は、前記ユーザ端末が接続している環境を示す接続環境情報または前記ユーザ端末の位置を識別する位置識別情報を含み、前記制御部は、前記複数の電子マニュアルのうち、前記電子マニュアルIDと前記接続環境情報または前記位置識別情報とに少なくとも関連付けられている少なくとも1つの電子マニュアルを決定し、前記少なくとも1つの電子マニュアルを前記ネットワークを経由して前記ユーザ端末に送信することが好ましい。
本発明において、前記送信リクエストを前記ネットワークを経由して受信することは、前記送信リクエストとともに前記ユーザ端末に関連するユーザ端末関連情報を前記ネットワークを経由して受信することを含み、前記制御部は、前記ユーザ端末関連情報に少なくとも基づいて、電子マニュアルへのアクセスを許可するか否かを決定するようにさらに構成されていることが好ましい。
本発明において、前記ユーザ端末関連情報は、前記ユーザ端末を識別するユーザ端末IDまたは前記ユーザ端末を使用しているユーザを識別するユーザIDを含み、前記制御部は、前記ユーザ端末IDまたは前記ユーザIDに少なくとも基づいて、電子マニュアルへのアクセスを許可するか否かを決定するようにさらに構成されていることが好ましい。
本発明において、前記ユーザ端末関連情報は、前記ユーザ端末が接続している環境を示す接続環境情報または前記ユーザ端末の位置を識別する位置識別情報を含み、前記制御部は、前記接続環境情報または前記位置識別情報に少なくとも基づいて、電子マニュアルへのアクセスを許可するか否かを決定するようにさらに構成されていることが好ましい。
本発明において、前記制御部は、前記ユーザ端末に送信される前記少なくとも1つの電子マニュアルと、前記電子マニュアルIDとの関連付けを変更することが可能なようにさらに構成されていることが好ましい。
本発明において、複数のユーザ端末と、ネットワークを経由して前記複数のユーザ端末と通信することが可能なように構成されたサーバとを備え、前記複数のユーザ端末のそれぞれは、ビーコン送信機から送信されるビーコン信号を受信するビーコン受信部を含み、前記サーバは、複数の電子マニュアルが格納されている電子マニュアルデータベースに接続されており、前記複数のユーザ端末に含まれる第1のユーザ端末は、前記ビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDを含む送信リクエストを前記ネットワークを経由して前記サーバに送信し、前記サーバは、前記送信リクエストを前記ネットワークを経由して受信し、前記送信リクエストを受信したことに応答して、前記複数の電子マニュアルのうち前記電子マニュアルIDに関連付けられている少なくとも1つの電子マニュアルを決定し、前記少なくとも1つの電子マニュアルを前記ネットワークを経由して前記第1のユーザ端末に送信し、前記第1のユーザ端末は、前記少なくとも1つの電子マニュアルを前記ネットワークを経由して前記サーバから受信し、前記少なくとも1つの電子マニュアルを表示する、システムが提供される。
前記複数のユーザ端末は、第2のユーザ端末をさらに含み、前記第1のユーザ端末は、前記送信リクエストとともに前記第1のユーザ端末に関連するユーザ端末関連情報を前記ネットワークを経由して前記サーバに送信し、前記第2のユーザ端末は、前記送信リクエストとともに前記第2のユーザ端末に関連するユーザ端末関連情報を前記ネットワークを経由して前記サーバに送信し、前記サーバは、前記ユーザ端末関連情報に少なくとも基づいて、前記送信リクエストを送信した前記第1のユーザ端末に少なくとも1つの第1の電子マニュアルを送信し、前記送信リクエストを送信した前記第2のユーザ端末に前記少なくとも1つの第1の電子マニュアルとは異なる少なくとも1つの第2の電子マニュアルを送信することが好ましい。
本発明によれば、電子マニュアルを利用するユーザの利便性を高めると共に、マニュアルの伝達漏れをなくして周知徹底を図ることが可能な電子マニュアル提供システムを提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態による電子マニュアル提供システムの構成を示すブロック図である。 図2は、サーバ2の機能ブロック図である。 図3は、ユーザ端末3に表示される電子マニュアル一覧画面の一例を示す図である。 図4(a)〜(d)は、電子マニュアルのステップ形式の閲覧画面の一例を示す図であって、電子マニュアルのステップ1〜ステップ4を順に示すものである。 図5は、ビーコン送信機、ユーザ端末及びサーバの動作を説明するためのシーケンス図である。 図6は、ユーザ端末3の動作を示すフローチャートである。 図7は、サーバ2の動作を示すフローチャートである。 図8(a)及び(b)は、ユーザ端末3に表示される確認画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態による電子マニュアル提供システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態による電子マニュアル提供システム1は、電子マニュアルデータベースを有するサーバ2と、インターネット4を経由してサーバ2と通信可能な複数のユーザ端末3(3A〜3D)と、任意の場所に設置され、ビーコン信号を近距離無線通信方式により発信する複数のビーコン送信機5(5A,5B)とを備えている。
図1に示す実施形態において、サーバ2が電子マニュアルデータベースを有するとしたが、本発明は、これに限定されない。電子マニュアルデータベースは、サーバ2の内部にあってもよいし、サーバ2の外部にあってもよい。電子マニュアルデータベースは、サーバ2に接続されていれば足り、無線接続であるか、有線接続であるかを問わない。
サーバ2は、電子マニュアル管理サービスを提供するシステム管理者が運営・管理する情報処理装置である。このサーバ2は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータであって、サーバとしての一般的なハードウェア構成を有している。すなわち、サーバ2は、CPU(Central Processing Unit)等の制御部、ハードディスク、メモリ等のデータ記憶部、キーボード、マウス等の入力部、ディスプレイ等の表示部、NIC(Network Interface Card)等の通信部を有している。サーバ2のハードウェア構成はその機能を実現できる限りにおいて特に限定されず、単一のマシンで構成されていてもよく、複数台のマシンを組み合わせて構成されたものであってもよい。
ユーザ端末3は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、スマートグラス、スマートウォッチ端末等の携帯無線端末であることが好ましく、CPU等の制御部、メモリ等のデータ記憶部、携帯電話回線網や公衆無線LANを介してデータ通信を行う無線通信部、カーソルキー等の入力部、タッチパネルディスプレイ等の入力部兼表示部、カメラ部、GPS受信部等を有している。ただし、ユーザ端末3は携帯無線端末に限定されず、デスクトップPC、ラップトップPC、ノートPC等のパーソナルコンピュータであってもよい。
ユーザ端末3にはOS等の基本プログラムの他、電子マニュアル提供サービスを受けるために必要なアプリケーションプログラム(クライアントアプリ)がインストールされている。あるいは、例えばユーザ端末3は、Webブラウザの組み込みプログラム又は追加プログラムを利用することができる。この場合、ユーザ端末3は、クライアントアプリをインストールすることなくWebブラウザ上でサービスを利用することが可能である。
ビーコン送信機5は、近距離無線通信技術を用いてビーコン信号をブロードキャストする無線端末である。ビーコン送信機5はビーコン信号を所定の周期で一方的に送信するものであり、受信機能は有していない。特に限定されないが、近距離無線通信技術としてはBLE(Bluetooth Low Energy;Bluetooth(以下、BTという)は登録商標)を用いることが好ましい。ビーコン信号の送信周期は特に限定されないが、例えば20msから10sまでの範囲内で適宜設定することができる。
ビーコン送信機5は工場、オフィス、店舗等の業務エリア内の任意の場所に設置され、ビーコン信号はビーコン送信機5を中心とする一定範囲内にブロードキャストされる。ビーコン信号の出力レベルは調整可能であり、発信源から半径数センチメートル以内の非常に狭い範囲をビーコン受信エリアとすることもでき、数メートル以内の比較的広い範囲をビーコン受信エリアとすることもできる。ビーコン送信機5は、例えば、工場内の機械設備の設置場所の近くに設置され、当該機械設備の操作マニュアルをプッシュ配信するためのトリガー信号として機能する。ビーコン送信機5は、建築物や施設、産業機械のほか、洗濯機、テレビ、プリンター、調理機器等の家電、または、自動車等に対して設置されてもよい。ユーザ端末3がビーコン受信エリア内に進入してビーコン信号を受信すると、このビーコン信号をトリガーにして電子マニュアルの送信リクエストを送信する。
ユーザ端末3はビーコン信号を受信するための無線モジュール(ビーコン受信部)を備えている。ビーコン送信機5の通信方式がBLEである場合、無線モジュールとしてはBTモジュールが用いられる。近年、そのような無線モジュールはスマートフォン等のユーザ端末3に標準搭載されているので、汎用性が高く非常に便利である。ユーザ端末3はビーコン信号を所定の周期でスキャンし、ビーコン信号をキャッチした場合にはビーコン信号に関連付けられたクライアントアプリを起動する。その後、クライアントアプリの動作により、サーバ2との通信が行われる。
ビーコン信号を用いた無線情報伝達技術は、RFタグまたは二次元コード等を用いた他の無線情報伝達技術と比べて、いくつかの利点を有している。
第一の利点は、ユーザ端末がビーコン信号を受動的に受信することが可能であるため、ビーコン送信機の位置をユーザに知らせずに済む点である。例えば、RFタグまたは二次元コードを用いて情報を伝達する場合、ユーザは、RFタグや二次元コードの場所を知ったうえで、能動的にその場所に近づき読み取り動作を行う必要がある。この場合、ユーザはRFタグや二次元コードの場所を予め知っておく必要があり、さらには、悪意のあるユーザによってRFタグや二次元コードが破壊または窃盗されるおそれがある。一方で、ビーコン信号の場合は、ユーザ端末3はビーコン信号を所定の周期でスキャンしているので、ユーザはビーコン送信機の場所を知らずともユーザ端末3がビーコン受信エリアに入れば、ユーザ端末3はビーコン信号を受動的に受信する。この場合、ユーザはビーコン送信機の場所を知っておく必要がなく、ビーコン送信機の場所を秘密にしておくことも可能である。
第二の利点は、ビーコン信号のビーコン受信エリアが広い点である。例えば、二次元コードの場合は、二次元コードを読み取るために、二次元コードから数センチメートル以内に近づく必要がある。例えば、RFタグの場合、読み取り可能範囲は最大2〜3メートルである。一方でビーコン信号は、数十メートルの範囲までビーコン受信エリアとすることが可能である。
第三の利点は、ビーコン信号を送信するビーコン送信機が、耐久性に優れている点である。例えば、二次元コードは、設置場所に貼り付けて使用されるため、経年劣化により、剥がれ落ちるおそれがある。また、RFタグは、水分、打撃・衝撃に弱いことで知られており、経年劣化する。一方で、ビーコン送信機5は、ハウジングを備える無線端末であるため、防塵性、防水性に優れ、経年劣化しにくい。
第四の利点は、ビーコン信号を送信するビーコン送信機は、メンテナンス性および操作性にも優れている点である。例えば、二次元コードは、一度コード化された情報を後に変更することができない。一方で、ビーコン信号では、ビーコン信号によって特定される識別コードと情報との関連付けを後に変更することが可能である。このような関連付けの変更は、例えば、サーバ側で行うことが可能である。
サーバ2にはオペレーションシステム(OS)等の基本プログラムの他、電子マニュアル管理サービスの提供に必要な各種ソフトウェアがインストールされている。サーバ2にインストールされるソフトウェアは、例えばデータベースサーバ、Webサーバ、FTPサーバ等である。そしてサーバ2の制御部がプログラム又はデータを処理し、ハードウェア全体が制御部の指示に従って動作することにより、以下の機能ブロックが実現される。
図2は、サーバ2の機能の一例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、サーバ2は、電子マニュアルデータベース10と、ユーザ端末3上での電子マニュアルの作成を支援する電子マニュアル作成支援手段11と、電子マニュアルの閲覧を要求するユーザ端末3に対して当該電子マニュアルのデータをステップ形式で提供する電子マニュアル提供手段12と、各電子マニュアルに対するユーザ又はユーザ端末3のアクセス権限を管理するアクセス管理手段13とを有している。
電子マニュアル作成支援手段11は、電子マニュアルをユーザ端末3上で簡単に作成する機能を提供する。ユーザは、業務手順の各ステップの画像(静止画又は動画)を用意し、サーバ2にアップロードし、各画像に順番とコメントを付与するだけで電子マニュアルを完成させることができる。また、画像の一部を強調させるなどの加工をユーザ端末3上で行うこともできる。サーバ2は、アップロードされた画像に対する自動圧縮及び自動整形を行い、さらに画像及びコメントの自動レイアウトを行うので、電子マニュアルの作成を高速に行うことができる。なお電子マニュアル作成支援手段11の一部の機能はユーザ端末3のクライアントアプリによって実現されてもよい。
ユーザは、インターネット接続環境さえあれば、ユーザ端末3からインターネット経由でサーバ2にアクセスし、電子マニュアルをいつでもどこででも作成することができる。したがって、例えば屋外の工事現場や農作業の現場、あるいは屋内でもデスクから離れた任意の場所において電子マニュアルを作成することができ、非常に便利である。
完成した電子マニュアルには電子マニュアルIDが付与され、当該電子マニュアルはサーバ2の電子マニュアルデータベース10で一元管理され、全ユーザ又は特定のユーザに対して公開される。公開範囲はマニュアル作成者又は権限のある管理者が適宜設定することができ、公開後に公開範囲を変更することもできる。電子マニュアルは更新することもでき、更新日時も電子マニュアルデータベース10で管理される。
電子マニュアル提供手段12は、ユーザ端末3上で電子マニュアルを簡単に閲覧できる機能を提供する。ユーザは、インターネット接続環境さえあればユーザ端末3からインターネット経由でサーバ2にアクセスし、電子マニュアルをいつでもどこからでも閲覧することができる。したがって、例えば屋外の工事現場や農作業の現場、あるいは屋内でもデスクから離れた任意の場所において電子マニュアルを閲覧することが可能であり、経験が浅いスタッフの育成期間の短縮、作業ミスの低減、業務効率を大幅に改善することができる。
なお、ユーザが電子マニュアルを閲覧するとき、電子マニュアルデータ自体がユーザ端末3にダウンロードされてもよいが、これに限定されない。例えば、電子マニュアルにアクセスするためのアドレスがユーザに提供される場合には、アプリケーションプログラムまたはWebブラウザを介して電子マニュアルデータベース10上の電子マニュアルへアクセスすることにより、電子マニュアルを閲覧することが可能である。このような構成(すなわち、電子マニュアルデータ自体がユーザ端末3にダウンロードされない構成)とすることで、電子マニュアルデータの流出を防止することが可能である。
アクセス管理手段13は、電子マニュアルデータベース10の一部であるアクセス許可リストを参照して、ユーザ端末3からの電子マニュアルへのアクセスを管理する。またアクセス管理手段13は、ユーザ端末3のアクセスログを管理し、アクセスログに基づいてユーザによる電子マニュアルの閲覧を制御する。アクセス管理手段13は、アクセスログとともに電子マニュアルへアクセスした各ユーザのユーザID、ユーザ端末ID、端末位置情報等も記録する。これにより、後述するように、電子マニュアルへのアクセス評価をすることが可能である。
図3は、ユーザ端末3に表示される電子マニュアル一覧画面の一例を示す図である。
図3に示すように、サーバ2にログインしたユーザ端末3の画面には、閲覧権限を有する電子マニュアル31の一覧画面30が表示される。ユーザ端末3は、ログインユーザが閲覧可能な電子マニュアルの一覧データをサーバ2から受け取り、この一覧データから一覧画面30を生成する。この一覧はユーザの閲覧頻度が高い順に表示されることが好ましい。ユーザがユーザ端末3を操作していずれかの電子マニュアル31(31A〜31D)を選択することにより、ユーザ端末3の画面には、電子マニュアル31の詳細がステップ形式で表示される。ユーザは電子マニュアルを参照しながら実際の業務を遂行することにより、作業を確実に完了させることができる。
図示しないが、大きくスクロールさせなければ一覧画面30に実質的に表示されない優先表示順位が低い電子マニュアル31については、検索画面より呼び出すことができる。また優先表示順位が高い電子マニュアル31であっても消し込み操作により優先表示順位を下げることができ、一覧画面に表示されないようにすることができる。
一覧画面30に表示されている4つの電子マニュアル31A〜31Dのリストのうち、上から2番目及び3番目のリスト(電子マニュアル31B及び31C)の右端には、チェックマーク32が付されている。このチェックマーク32は、ユーザがすでに閲覧済みであることを示している。また上から4番目のリスト(電子マニュアル31D)の右端には、丸で囲まれた「B」マーク33が表示されている。この「B」マーク33は、後述するビーコン信号の受信をきっかけにしてアクセス可能なビーコン対応の電子マニュアルであることを示している。ユーザがビーコンを利用して電子マニュアル31D(「機械設備の操作」)にアクセスし、その閲覧が完了した場合には、電子マニュアル31Dのリストの右端にチェックマーク32が追加表示されることになる。このように、一覧画面30には、各電子マニュアルのビーコン対応の有無並びにユーザの閲覧状況が併せて表示されるので、ユーザはこれらを容易に確認することができ、非常に便利である。
図4(a)〜(d)は、電子マニュアルのステップ形式の閲覧画面の一例を示す図であって、電子マニュアルのステップ1〜ステップ4を順に示すものである。
図4(a)〜(d)に示すように、電子マニュアルの閲覧画面40には、電子マニュアルのタイトル41、コメント42、画像43、ステップ番号44、説明45等が表示される。図示の電子マニュアルはタイトル41に示すように「請求書の送付」に関するものであり、その手順がステップ1〜ステップ4に示されている。例えばユーザ端末3がタッチパネルディスプレイを有するスマートフォンの場合には、図4(a)〜(c)に示す矢印マーク46aをタップするか、あるいは画面全体を矢印方向にスワイプすることにより、次のステップの画面に移動することができる。また、図4(b)〜(d)に示す矢印マーク46bをタップするか、あるいは画面全体を矢印方向にスワイプすることにより、前のステップの画面に戻ることができる。
上述したサーバ2からユーザ端末3への電子マニュアルの提供は、ユーザがユーザ端末3を操作して電子マニュアルを選択した場合のみならず、図1に示したビーコン送信機5から送信されるビーコン信号をユーザ端末3が受信したときにも行われる。
図5は、ビーコン信号を受信したユーザ端末3及びサーバ2の動作を説明するための模式図である。
図5に示すように、ビーコン送信機5から送信されたビーコン信号を受信したとき、ユーザ端末3は、ビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDを含む送信リクエストをサーバ2に送信し、サーバ2は送信リクエストに応答して当該電子マニュアルIDに関連付けられた所定の電子マニュアルをユーザ端末3にプッシュ配信するので、ユーザ端末3のユーザは検索等の操作を行うことなく所定の電子マニュアルを入手して閲覧することができる。
サーバ2からユーザ端末3にプッシュ配信される電子マニュアルは、機械設備等の「モノ」に関連付けられる電子マニュアルであってもよい。
例えば、工場内のある機械設備の近くにビーコン送信機5が設置されている場合に、この機械設備を利用しようとするユーザが機械設備に近づいてビーコン受信エリア内に進入したとき、ユーザ端末3がビーコン送信機5からのビーコン信号をキャッチする。ビーコン送信機5の出力が非常に弱い場合には、ユーザ端末3をビーコン送信機5にかざすことでビーコン信号をキャッチすることができる。そして、このビーコン信号が機械設備の電子マニュアルと関連付けられることにより、機械設備に近づいたユーザ端末3に対して機械設備の電子マニュアルを提供することができる。
例えば、工場内の機械設備の定期点検を行う際に、機械設備Aの近くにビーコン送信機aが設置され、機械設備Bの付近にビーコン送信機bが設置され、機械設備Cの近くにビーコン送信機cが設置されている場合、定期点検を行なおうとするユーザが機械設備Aに近づいてビーコン送信機aのビーコン受信エリア内に進入したとき、ユーザ端末3がビーコン送信機aからのビーコン信号をキャッチする。このビーコン信号が機械設備Aの電子マニュアルと関連付けられていることにより、機械設備Aに近づいたユーザ端末3に対して機械設備Aの点検のための電子マニュアルを提供することができる。次に、ユーザが機械設備Bに近づいてビーコン送信機bのビーコン受信エリア内に進入したとき、ユーザ端末3がビーコン送信機bからのビーコン信号をキャッチする。このビーコン信号が機械設備Bの電子マニュアルと関連付けられていることにより、機械設備Bに近づいたユーザ端末3に対して機械設備Bの点検のための電子マニュアルを提供することができる。次に、ユーザが機械設備Cに近づいてビーコン送信機cのビーコン受信エリア内に進入したとき、ユーザ端末3がビーコン送信機cからのビーコン信号をキャッチする。このビーコン信号が機械設備Cの電子マニュアルと関連付けられていることにより、機械設備Cに近づいたユーザ端末3に対して機械設備Cの点検のための電子マニュアルを提供することができる。このように、定期点検を行うユーザは、機械設備A→機械設備B→機械設備Cの予め定められた経路を進むだけで、受動的に定期点検の整備マニュアルを入手することが可能である。
さらに、サーバ2からユーザ端末3にプッシュ配信される電子マニュアルは、山等の「場所」に関連付けられる電子マニュアルであってもよい。
例えば、山の登山口にビーコン送信機5が設置されている場合に、その山の登山をしようとするユーザが登山口に近づきビーコン受信エリア内に進入したとき、ユーザ端末3がビーコン送信機5からのビーコン信号をキャッチする。このビーコン信号がその山の登山ルートを示した登山マニュアルと関連付けられていることにより、登山口に近づいたユーザのユーザ端末3に対して登山マニュアルを提供することができる。
さらに、サーバ2からユーザ端末3にプッシュ配信される電子マニュアルは、給食等の「サービス」に関連付けられる電子マニュアルであってもよい。
例えば、給食センターの調理場にビーコン送信機5が設置されている場合に、給食を調理しようとするユーザが調理場に入りビーコン受信エリア内に進入したとき、ユーザ端末3がビーコン送信機5からのビーコン信号をキャッチする。このビーコン信号がその日の献立のレシピと関連付けられていることにより、調理場に入ったユーザのユーザ端末3に対してその日の献立のレシピを提供することができる。ビーコン信号に関連付けられるレシピを毎日更新することにより、ユーザに適切なレシピを提示することが可能である。あるいは、月曜日用ビーコン送信機、火曜日用ビーコン送信機、水曜日用ビーコン送信機、木曜日用ビーコン送信機、金曜日用ビーコン送信機の5つのビーコン送信機を調理場に設置し、ユーザがその日の曜日に対応するビーコン送信機にユーザ端末3をかざすことでユーザ端末3がビーコン送信機5からのビーコン信号をキャッチするようにしてもよい。この場合、ビーコン信号に関連付けられているレシピを毎週更新することにより、ユーザに適切なレシピを提示することが可能である。
さらに、サーバ2からユーザ端末3にプッシュ配信される電子マニュアルは、社員等の「人」に関連付けられる電子マニュアルであってもよい。
例えば、オフィスの入口にビーコン送信機5が設置されている場合に、出社した社員がオフィスに入りビーコン受信エリア内に進入したとき、ユーザ端末3がビーコン送信機5からのビーコン信号をキャッチする。このビーコン信号がその日の社員の業務内容を指示する電子マニュアルに関連付けられていることにより、出社した社員のユーザ端末3に対してその日の業務内容を指示する電子マニュアルを提供することができる。ビーコン信号に関連付けられる電子マニュアルを毎日更新することにより、社員に毎日の業務内容を適切に指示することが可能である。あるいは、Aさん用ビーコン送信機、Bさん用ビーコン送信機、Cさん用ビーコン送信機・・・といった社員分のビーコン送信機をオフィスに設置し、各社員が自分のものに対応するビーコン送信機にユーザ端末3をかざすことでユーザ端末3がビーコン送信機5からのビーコン信号をキャッチするようにしてもよい。この場合、各ビーコン送信機のビーコン信号に関連付けられている電子マニュアルを各社員の業務に対応するものに設定することにより、各社員にそれぞれ業務指示を与えることが可能である。また、ビーコン信号に関連付けられている電子マニュアルを毎日更新することにより、各社員に毎日の業務内容を適切に指示することが可能である。
このように、本発明の実施形態において、サーバ2からユーザ端末3にプッシュ配信される電子マニュアルは、「モノ」、「場所」のみならず、「サービス」や「人」にも関連付けられ得る。
以下、ユーザ端末3及びサーバ2の動作について詳細に説明する。
図6は、ユーザ端末3の動作の一例を示すフローチャートであり、図7は、サーバ2の動作の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、ユーザ端末3はビーコン信号を周期的にスキャンしており(ステップS11)、ビーコン送信機5が送信するビーコン信号を受信可能なビーコン受信エリア内においてビーコン信号を受信することができる(ステップS12Y)。ユーザ端末3はビーコン信号の受信をトリガーにして電子マニュアルの送信リクエストをサーバ2に送信し、サーバ2はこれに応答してビーコン信号に関連付けられた電子マニュアルをプッシュ配信する。
ビーコン信号は識別コードを含む無線信号であり、ビーコンID、メジャーコード、及びマイナーコードを含む。ビーコンIDは、ビーコン送信機5に割り振られた固有の識別コードであり、UUID(Universally Unique Identifier)が好ましく用いられる。ビーコンIDは、ユーザ端末3側で対応するアプリケーションプログラムを起動する際に用いられる。メジャーコード及びマイナーコードは、電子マニュアルデータベースに登録された多数の電子マニュアルの中から一又は複数の電子マニュアルを特定するための識別コード(電子マニュアルID等)を含む。これらの識別コードはビーコン送信機5の設置時に予め登録される。このようなビーコン信号を受信したユーザ端末3のOSは、ビーコン信号に含まれるビーコンIDに関連付けられたアプリケーションプログラムであるクライアントアプリを起動する(ステップS13)。
なお、ビーコンIDは、ビーコン送信機5に割り振られた固有の識別コードであるとしたが、本発明は、これに限定されない。複数のビーコン送信機5に異なるビーコンIDが割り振られてもよいし、同じビーコンIDが割り振られてもよい。例えば、3つのビーコン送信機5にビーコンIDを割り振る場合、第1のビーコン送信機5にAAAというビーコンIDを割り振り、第2のビーコン送信機5にBBBというビーコンIDを割り振り、第3のビーコン送信機5にCCCというビーコンIDを割り振ってもよいし、あるいは、第1のビーコン送信機5および第2のビーコン送信機5にAAAというビーコンIDを割り振り、第3のビーコン送信機5にCCCというビーコンIDを割り振ってもよいし、あるいは、3つのビーコン送信機5すべてにAAAというビーコンIDを割り振ってもよい。
また、図6に示す実施形態において、ステップS13で、ビーコン信号を受信したユーザ端末3のOSがクライアントアプリを起動するとしたが、本発明は、これに限定されない。クライアントアプリは、ビーコン信号を受信する前に(例えば、ステップS11においてビーコン信号のスキャンを行う前に)、ユーザ端末3のOSによって起動されていてもよい。本発明において、クライアントアプリの起動のタイミングは問わない。
クライアントアプリは、まずビーコンを受信した旨及びビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDに関連付けられる電子マニュアルを閲覧するかどうかを確認するための確認画面(第1の確認画面)をポップアップ表示する(ステップS14)。図8(a)に確認画面の一例を示す。
そして、ユーザが確認画面50内の「はい」ボタン51を押した場合等、電子マニュアルを閲覧する旨のユーザ操作が行われた場合、クライアントアプリは、ビーコン信号に含まれるビーコンID、メジャーコード及びマイナーコードを受け取り、これらを含む電子マニュアルの送信リクエストをサーバ2に送信する(ステップS15Y,S16)。電子マニュアルの送信リクエストにはサーバ2へのログイン認証のためのユーザID及びパスワードが含まれる。ユーザIDは、ユーザ端末3を使用しているユーザを識別するIDである。また電子マニュアル送信リクエストの送信時にはユーザ端末3を識別するユーザ端末ID(例えば、MACアドレス等)、または、ユーザ端末3が接続している環境を示す接続環境情報(例えば、IPアドレス等)もサーバ2に提供される。さらに本実施形態では、現在のユーザ端末3の位置を識別する位置識別情報(例えば、ユーザ端末3がGPS機能を搭載している場合は、GPS位置情報)も電子マニュアル送信リクエストに含まれている。
なお、上述した例では、電子マニュアルの送信リクエストに、ログイン認証のためのユーザID及びパスワード、ユーザ端末3のユーザ端末ID(MACアドレス等)、ユーザ端末3が接続している環境を示す接続環境情報(IPアドレス等)、ユーザ端末3の位置を示す位置識別情報(GPS位置情報等)が含まれるとしたが、これに限定されない。例えば、ログイン認証のためのユーザID及びパスワード、ユーザ端末3のユーザ端末ID、ユーザ端末3が接続している環境を示す接続環境情報、ユーザ端末3の位置を示す位置識別情報は、送信リクエストに含まれなくてもよい。
送信リクエストとともにユーザ端末関連情報(ログイン認証のためのユーザID及びパスワード、ユーザ端末3のユーザ端末ID、ユーザ端末3が接続している環境を示す接続環境情報、ユーザ端末3の位置を示す位置識別情報等)がユーザ端末3からサーバ2に送信されてもよい。ここで、送信リクエストとともにユーザ端末関連情報を送信するとは、ユーザ端末関連情報が送信リクエストに含まれた状態で送信リクエストを送信すること、または、送信リクエストがユーザ端末関連情報に含まれた状態でユーザ端末関連情報を送信すること、または、送信リクエストとユーザ端末関連情報とが別個である場合に送信リクエストとユーザ端末関連情報とを送信することを意味する。
一方、ユーザが確認画面50内の「いいえ」ボタン52を押した場合等、電子マニュアルを閲覧する旨のユーザ操作が行われなかった場合、ビーコン信号を受信のためのスキャン動作を一定期間中断する(ステップS15N,S17)。あるいは、ビーコン信号のスキャン動作は中断せず、ビーコン信号の受信に応答したクライアントアプリの起動を一定期間中断してもよい。このようにすることで、ユーザが望んでいない電子マニュアルをプッシュ配信しようとする動作が何度も繰り返される事態を回避することができる。さらに、スキャン動作を中断しているときにスキャン動作を再開するユーザ操作が行われたときには、スキャン動作が再開される(ステップS18Y,ステップS11)。このようにすることで、電子マニュアルの配信確認を誤って拒否した場合でも元の状態に戻すことができ、ビーコン信号の受信に連動した電子マニュアルの配信を再開することが可能となる。
次に図7に示すように、サーバ2は、ユーザ端末3からの電子マニュアルの送信リクエストを受信する(ステップS31)。その後、ユーザアカウントのログイン認証を行い(ステップS32)、さらにユーザ端末3から送られてきたユーザ端末関連情報(例えば、MACアドレス等のユーザ端末ID、IPアドレス等の接続環境情報、GPS位置情報等の位置識別情報、ユーザID等)のうちの少なくとも1つに基づいて電子マニュアルへのアクセスの許否を判断する(ステップS33)。アクセスの許否を判断することは、マニュアルIDに基づいてもよいし、マニュアルIDとユーザ端末関連情報との両方に基づいてもよい。
サーバ2は、アクセスを許可するユーザ端末3の識別情報が登録されたアクセス許可リストを有しており、ユーザ端末3から送られてきたMACアドレス等のユーザ端末ID、IPアドレス等の接続環境情報、またはUUID等のビーコンIDがアクセス許可リストに登録されたものである場合には、電子マニュアルの送信を許可する。ユーザ端末3のアクセスはビーコン単位で管理されてもよく、例えば図1において、ビーコン送信機5Aから送信されたビーコン信号を受信したユーザ端末3Aからのアクセスは許可するが、同じビーコン信号を受信したユーザ端末3Bからのアクセスは許可しないように制御してもよい。例えば、アクセス許可リストに登録されたIPアドレスを有するアクセスポイントに接続されているユーザ端末3からのアクセスは許可するが、アクセス許可リストに登録されていないIPアドレスを有するアクセスポイントに接続されているユーザ端末3からのアクセスは許可しないように制御してもよい。このように、サーバ2はユーザ認証後であって電子マニュアルを送信する前に、MACアドレス等のユーザ端末IDまたはIPアドレス等の接続環境情報に基づいてユーザ端末3のアクセスを制限することにより、電子マニュアル提供システム1のセキュリティを高めることができ、業務上のノウハウである電子マニュアルへの不正アクセスを防止することができる。一実施形態において、サーバ2は、マニュアルIDごとにアクセス許可リストを有してもよく、あるいは、マニュアルIDに依存しないアクセス許可リストを有してもよい。
またサーバ2は、ユーザ端末3から電子マニュアル送信リクエストと共にユーザ端末3のGPS位置情報等の位置識別情報を取得し、GPS位置情報等の位置識別情報からユーザ端末3のアクセスを許可するか否かを判断してもよい。すなわち、ユーザ端末3がビーコン送信機5の近く、具体的にはビーコン受信エリア内にいるかどうかをGPS位置情報等の位置識別情報から判断し、ビーコン受信エリア内にいると判断した場合にはユーザ端末3のアクセスを許可し、電子マニュアルを提供する。また、ビーコン受信エリア外にいると判断した場合又はGPS位置情報等の位置識別情報を取得できなかった場合にはユーザ端末3のアクセスを拒否し、電子マニュアルを提供しない。このようなアクセス制限を設けることで電子マニュアル提供システム1のセキュリティを高めることができ、業務上のノウハウである電子マニュアルへの不正アクセスを防止することができる。また、位置識別情報を用いたアクセス制限を設けることで、ビーコン送信機が盗難に遭った場合に第三者が不正にアクセスすることも防止することができる。サーバ2は、ビーコン送信機5が設置されている場所の位置情報を予め登録しておき、ユーザ端末3が、ビーコン送信機5が設置されている場所の近くにいるかどうかをユーザ端末3の位置識別情報から判断する。ユーザ端末3の位置識別情報とビーコン送信機5が設置されている場所の位置情報とを比較し、ユーザ端末3がビーコン送信機5が設置されている場所から判断されるビーコン受信エリアの外から電子マニュアル送信リクエストを送信していると判断した場合は、ビーコン送信機5が盗難に遭って、第三者が盗難に遭ったビーコン送信機5から不正にアクセスしているとみなし、ユーザ端末3のアクセスを拒否する。このように、電子マニュアル送信リクエストを送信しているユーザ端末3の位置からビーコン送信機5の位置を特定し、ビーコン送信機5が盗難に遭っていないかを確認することが可能である。盗難に遭ったとみなされたビーコン送信機5は、サーバ2によって、以後無効化されてもよい。
さらにサーバ2は、ユーザIDに基づくアクセス制限を行う。上記のように、サーバ2の電子マニュアルデータベース10で一元管理された電子マニュアルの公開範囲は、マニュアル作成者又は権限のある管理者が適宜設定することができ、特定のユーザにのみ公開されているものもある。そのため、閲覧権限のないユーザからの送信リクエストである場合、サーバ2は電子マニュアルへのアクセスを拒否する。
MACアドレス等のユーザ端末IDに基づくアクセス制限およびユーザIDに基づくアクセス制限は、用いられる状況に応じて、両方が行われてもよいし、片方が行われてもよい。例えば、飲食店のアルバイトに接客用電子マニュアルを公開するとする。このとき、各アルバイトにユーザ端末を支給し、そのユーザ端末IDをアクセス許可リストに登録することによって、各アルバイトの電子マニュアルへのアクセスを許可してもよい。あるいは、各アルバイトにユーザIDを付与し、そのユーザIDからのアクセスを有効にすることによって、各アルバイト自身のユーザ端末からの電子マニュアルへのアクセスを許可してもよい。あるいは、各アルバイトにユーザ端末を支給し、さらにユーザIDを付与して、ユーザ端末IDとユーザIDとの二重のセキュリティを設けてもよい。
サーバ2がユーザ端末3からのアクセスを拒否する場合には、ユーザ端末3にアクセス拒否通知を送信する(ステップS34)。このアクセス拒否通知を受信したユーザ端末3は、その旨を画面表示した後、ビーコンのスキャン動作を一定期間中断することが好ましい。
次に、サーバ2は、電子マニュアルデータベースの中からビーコン信号に関連付けられた電子マニュアルを選択する(ステップS35)。電子マニュアルの選択は、ビーコン信号に含まれるメジャーコード及びマイナーコードの少なくとも一方のデータを用いて行うことができる。このとき、ユーザIDに基づいて選択対象を振り分けることにより、同じビーコン信号を受信した複数のユーザに対して異なる電子マニュアルをそれぞれ提供することができる。例えば、あるユーザグループに属するユーザには機械設備の初級マニュアルを提供することができ、別のユーザグループに属するユーザには機械設備の中級マニュアルを提供することができ、さらに別のユーザグループに属するユーザには機械設備の上級マニュアルを提供することができる。例えば、ユーザIDに基づいて、そのユーザに合った言語のマニュアルを提供してもよい。同じビーコン信号を受信した複数のユーザに対して、ユーザIDから日本人であると識別されたユーザには日本語で記載されたマニュアルを提供することができ、ユーザIDから中国人であると識別されたユーザには中国語で記載されたマニュアルを提供することができる。
あるいは、ユーザIDに基づいて選択対象を振り分ける代わりに、ユーザ端末3のユーザ端末IDに基づいて選択対象を振り分けてもよい。例えば、初心者には初心者用のユーザ端末を支給し、上級者には上級者用のユーザ端末を支給し、初心者用のユーザ端末のユーザ端末IDと初級マニュアルとを関連付け、上級者用のユーザ端末のユーザ端末IDと上級マニュアルとを関連付ける。これにより、同じビーコン信号を受信した複数のユーザに対して、初心者用のユーザ端末のユーザには初級マニュアルを提供することができ、上級者用のユーザ端末のユーザには上級マニュアルを提供することができる。
ビーコン信号に関連付けられる電子マニュアルは一つに限らず複数であってもよい。一つのビーコン信号に複数の電子マニュアルを関連付けることにより、ビーコン信号を受信したユーザ端末に対し、例えば、機械設備の「基本操作マニュアル」、「応用操作マニュアル」、「メンテナンスマニュアル」、「業務マニュアル」等の複数の電子マニュアルをまとめて提供することができる。このとき、ユーザIDに基づいて、同じビーコン信号を受信した複数のユーザに対して異なる個数の電子マニュアルを提供してもよい。あるユーザグループに属するユーザには初級マニュアル、中級マニュアル、上級マニュアルの3つのマニュアルを提供し、別のユーザグループに属するユーザには中級マニュアル、上級マニュアルの2つのマニュアルを提供し、さらに別のユーザグループに属するユーザには上級マニュアルのみを提供してもよい。本例において、ユーザIDの代わりに、ユーザ端末3のユーザ端末IDに基づいてもよい。初心者用のユーザ端末のユーザには初級マニュアル、中級マニュアル、上級マニュアルの3つのマニュアルを提供し、上級者用のユーザ端末のユーザには上級マニュアルのみを提供してもよい。
サーバ2は、ビーコン信号に含まれるメジャーコードやマイナーコードのみならず、ユーザ端末3のGPS位置情報等の位置識別情報、IPアドレス等の接続環境情報、またはユーザ端末IDを参照して電子マニュアルを選択してもよい。例えば、同じ機械設備が拠点Xと拠点Yにそれぞれ設置され、この機械設備に関連付けられた拠点X及び拠点Yのビーコン送信機5A,5B(図1参照)の各々にまったく同じメジャーコード及びマイナーコードが設定される場合がある。このような場合、通常であれば、拠点Xのビーコン送信機5Aからのビーコン信号を受信したユーザ端末3Aと拠点Yのビーコン送信機5Bからのビーコン信号を受信したユーザ端末3Cは、通常であればまったく同じ電子マニュアルが提供されることとなる。しかし、ユーザ端末3のGPS位置情報等の位置識別情報やIPアドレス等の接続環境情報を用いて振り分けを行うことにより、例えば拠点Xのビーコン送信機5Aからのビーコン信号を受信したユーザ端末3Aには拠点Xに固有のコンテンツを含む電子マニュアルを提供し、拠点Yのビーコン送信機5Bからのビーコン信号を受信したユーザ端末3Cには拠点Yに固有のコンテンツを含む電子マニュアルを提供することができる。あるいは、一方のユーザ端末3Aには追加的なコンテンツを含む電子マニュアルを提供し、他方のユーザ端末3Cには追加的なコンテンツを含まない電子マニュアルを提供してもよい。
位置識別情報に基づいて、提供される電子マニュアルを選択することによって、提供される電子マニュアルを地域ごとに異ならせることも可能である。例えば、機械設備の整備マニュアルについて、位置識別情報が寒冷地であることを示す場合は、寒冷地特有の整備方法が記載された整備マニュアルを提供することが可能である。位置識別情報が外国であることを示す場合は、その国の言語に翻訳された整備マニュアルを提供することが可能である。
サーバ2は、ユーザ端末3が電子マニュアルの送信リクエストを送信した時間を参照して電子マニュアルを選択してもよい。例えば、社員にその日の業務内容を指示する場合、社員のユーザ端末3から送信リクエストが送信された時間が午前であるとき、ユーザ端末3に午前の業務内容を指示する電子マニュアルを提供することができ、社員のユーザ端末3から送信リクエストが送信された時間が午後であるとき、ユーザ端末3に午後の業務内容を指示する電子マニュアルを提供することができる。例えば、給食の献立のレシピをユーザ端末3に提供する場合、ユーザ端末3から送信リクエストが送信された時間が月曜日であるとき、ユーザ端末3に月曜日の献立のレシピを提供することができ、ユーザ端末3から送信リクエストが送信された時間が火曜日であるとき、ユーザ端末3に火曜日の献立のレシピを提供することができ、ユーザ端末3から送信リクエストが送信された時間が水曜日であるとき、ユーザ端末3に水曜日の献立のレシピを提供することができる。
上述した、ユーザID、ユーザ端末ID、接続環境情報、位置識別情報、または送信リクエストを送信した時間は、電子マニュアルを選択するために、複合的に用いられてもよい。例えば、サーバ2は、ユーザIDと位置識別情報とに基づいて、提供される電子マニュアルを選択してもよい。機械設備の整備マニュアルの例において、ユーザIDが中国人であることを示し、位置識別情報が寒冷地であることを示す場合は、寒冷地特有の整備方法が中国語で記載された整備マニュアルを提供することが可能である。
このように、サーバ2は、電子マニュアルを受け取るユーザのユーザ端末関連情報(ユーザID、ユーザ端末ID、接続環境情報、位置識別情報等)のうちの少なくとも1つに基づいて、適切なマニュアルをユーザに提供することが可能である。
次に、サーバ2は、ユーザ端末3のアクセスログ(電子マニュアル閲覧履歴)をチェックし(ステップS36)、ビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDに対応する電子マニュアルがユーザ端末3のユーザによって既に閲覧済みであるかどうかを確認する(ステップS37)。
このときサーバ2は、選択された電子マニュアルの最新のアップデート日時とユーザによる電子マニュアルの閲覧日時とを比較し、閲覧日時がアップデート日時以降である場合にユーザが電子マニュアルを閲覧済みであると判断し、閲覧済み通知をユーザ端末3に送信する(ステップS38)。このように、選択された電子マニュアルの閲覧の有無を単にチェックするだけでなく、最新バージョンの電子マニュアルの閲覧の有無をチェックすることにより、最新バージョンの電子マニュアルの周知徹底を図ることができる。
閲覧済み通知を受信したユーザ端末3のクライアントアプリは、閲覧済みの電子マニュアルを再閲覧するかどうかを確認するための確認画面(第2の確認画面)をポップアップ表示する。図8(b)に確認画面の一例を示す。
そして、ユーザが確認画面60内の「はい」ボタン61を押した場合等、電子マニュアルを再閲覧する旨のユーザ操作が行われた場合、クライアントアプリは再閲覧リクエストをユーザ端末3に送信する。
一方、ユーザが確認画面60内の「いいえ」ボタン62を押した場合等、再閲覧しない旨のユーザ操作が行われた場合、ビーコン信号を受信するためのスキャン動作を一定期間中断する。このようにすることで、ユーザが望んでいない電子マニュアルをプッシュ配信しようとする動作が何度も繰り返される事態を回避することができる。さらに、スキャン動作を中断しているときにスキャン動作を再開するユーザ操作が行われたときには、スキャン動作が再開される。このようにすることで、電子マニュアルの配信確認を誤って拒否した場合でも元の状態に戻すことができ、ビーコン信号の受信に連動した電子マニュアルの配信を再開することが可能となる。以上の一連の確認動作は、ビーコン信号を受信した時に図8(a)の確認画面を表示して行う確認動作(ステップS14〜S18)と同様に行うことができる。
こうしてサーバ2は、ユーザが電子マニュアルを閲覧していない場合には送信リクエストに応答して(ステップS31、S37N)、また電子マニュアルを閲覧済みの場合には閲覧済み通知に回答する再閲覧リクエストに応答して(ステップS37Y〜S39Y)、電子マニュアルを送信する(ステップS40)。そして図6に示すように、ユーザ端末3は電子マニュアルを受信し(ステップS19)、電子マニュアルを画面に表示する(ステップS20)。電子マニュアルの表示方法は図4を参照しながら説明したとおりである。
その後、サーバ2はアクセスログを更新する(ステップS41)。システム管理者はサーバ2の管理画面上で電子マニュアルデータベース10に保存されたアクセスログを閲覧可能であり、アクセスログにはビーコン信号の受信履歴も含まれているので、どのユーザがどのビーコン信号の受信に基づいて当該ビーコン信号によって特定される電子マニュアルIDに関連付けられる電子マニュアルを閲覧したがどうかを容易に確認することができる。
さらにサーバ2は、ユーザ端末3のユーザについて、ユーザ端末関連情報(例えば、ユーザ端末ID、ユーザID、接続環境情報、位置識別情報等)も記録する。ユーザに送信される電子マニュアルは、電子マニュアルIDのほかに、ユーザ端末関連情報に基づいても選択されることが可能であるので、この電子マニュアルが選択的に提供される性質を利用して、ユーザ端末ID、ユーザID、接続環境情報、位置識別情報、ビーコンID等に基づいた各電子マニュアルのアクセス評価をすることが可能である。電子マニュアルのアクセス評価とは、ユーザ端末ID、ユーザID、接続環境情報、位置識別情報、ビーコンID等とユーザがアクセスした電子マニュアルとの関係性を評価することである。例えば、どの地域のユーザが最も頻繁に電子マニュアルにアクセスし、電子マニュアルのどの箇所について頻繁にアクセスしたか等を評価することである。電子マニュアルのアクセス評価は、サーバ2のアクセス管理手段13が行ってもよい。
サーバ2は、ステップS41の後、アクセス評価のためのデータを構築するステップ(ステップS42)を行なってもよい。ステップS42において、サーバ2は、送信した電子マニュアルに対するユーザ端末関連情報を記録する。この記録は、いつ、どこのユーザが、どの端末を用いて、どの電子マニュアルにアクセスしたか等を示している。上記ステップS31〜S42を複数のユーザおよび複数の電子マニュアルに対して行った記録を累積することにより、いつ、どこのユーザが、どこのビーコン送信機から、どの電子マニュアルにアクセスしたかを統計的に示すデータを構築することが可能である。
さらに、サーバ2は、電子マニュアルをユーザに送信した後、ユーザが電子マニュアルのどのページにどの程度アクセスしたかを決定し、記録することが可能である。これは、電子マニュアルがネットワークベースのコンテンツであることによって可能となる。ユーザが電子マニュアルのどのページにどの程度アクセスしたかを決定することは、任意の公知の手段を用いて行われ得る。例えば、サーバ2は、ユーザが電子マニュアルのあるページにアクセスする度にそのページの閲覧回数を増加してもよい。あるいは、ユーザが電子マニュアルのあるページを所定の時間以上閲覧していたことを決定したときのみ、そのページの閲覧回数を増加してもよい。サーバ2は、当該ページと決定された閲覧回数とを関連づけて記録する。複数のユーザおよび複数の電子マニュアルに対して、各ページの閲覧回数を決定、記録し、その記録と上記ステップS31〜S42で得られた記録とを累積することにより、いつ、どこのユーザが、どこのビーコン送信機から、どの電子マニュアルのどのページにアクセスしたかを統計的に示すデータを構築することが可能である。
いつ、どこのユーザが、どこのビーコン送信機から、どの電子マニュアルのどのページにアクセスしたかを統計的に示すデータを取得することにより、管理者は、ビーコン送信機、ユーザ端末、または電子マニュアルの活用状況を把握することができる。このデータはサーバ2において構築されるので、管理者は、サーバ2にアクセスすることにより、容易にデータを取得することができる。これらのデータに基づいて、管理者はアクセス評価を行うことが可能である。
例えば、機械設備の整備マニュアルについて、どの地域のユーザ端末が頻繁にアクセスしているか、どの整備箇所のページに頻繁にアクセスしているかを評価することができる。このアクセス評価により、機械設備がどの地域で整備が必要になりやすく、どの箇所の整備が必要になりやすいか等を決定することができる。すなわち、管理者は、現場の声を直接聞くことなく、客観的なデータから現場の状況を把握することができる。
例えば、機械設備A〜Cの定期点検において、点検者に予め定められた経路(機械設備A→機械設備B→機械設備C)に沿って定期点検を行わせるとき、機械設備Aの付近に設置されたビーコン送信機Aから送信されるビーコン信号に関連付けられた電子マニュアルにアクセスした時間、機械設備Bの付近に設置されたビーコン送信機Bから送信されるビーコン信号に関連付けられた電子マニュアルにアクセスした時間、機械設備Cの付近に設置されたビーコン送信機Cから送信されるビーコン信号に関連付けられた電子マニュアルにアクセスした時間から作業にかかった時間を推測し、点検者の仕事ぶりを評価することも可能である。
さらに、サーバ2は、電子マニュアルIDと電子マニュアルとの関連付けを変更することが可能なように構成されてもよい。例えば、電子マニュアルの管理者は、定期的に、または、必要に応じて、サーバ2のプログラムを書き換えることにより、特定のビーコン信号の電子マニュアルIDに関連付けられている電子マニュアルを変更することが可能である。電子マニュアルIDと電子マニュアルとの関連付けを断ち切る変更を行うことにより、その電子マニュアルIDを含むビーコン信号を送信しているビーコン送信機を無効化してもよい。変更は、ビーコン信号に含まれるビーコンID、メジャーコード及びマイナーコードと関連付けられている電子マニュアルを変更することによって行われてもよい。あるいは、変更は、電子マニュアルと関連付けられるユーザ端末関連情報を変更することによって行われてもよい。例えば、初級マニュアルを受け取っていたユーザグループが作業に慣れたと判断された場合は、そのユーザグループと関連付けられる電子マニュアルを中級マニュアルに変更してもよい。これにより、既にビーコン送信機を設置した後でも、適切な電子マニュアルを適切なユーザに柔軟に提供することが可能である。
以上説明したように、本実施形態による電子マニュアル提供システム1は、電子マニュアルを閲覧してもらいたい製品や場所に紐付けられたビーコン送信機5が送信するビーコン信号を受信したことをトリガーにしてユーザ端末3が電子マニュアルの送信リクエストをサーバ2に送信し、この送信リクエストを受信したサーバ2がビーコン信号に関連付けられた電子マニュアルをユーザ端末3に送信するので、ユーザ端末3はビーコン送信機5の設置場所に紐付けられた電子マニュアルを自動的に受信することができ、ユーザは検索等の操作を行うことなく所望の電子マニュアルを容易に入手して閲覧することができる。また、電子マニュアルの管理者は、特定の場所で業務を行おうとするユーザに必ず閲覧してもらいたい電子マニュアルを当該ユーザに対して確実に提供することができ、マニュアルの周知徹底を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、ビーコン信号に関連付けられた電子マニュアルをサーバから受信することについて説明してきたが、ビーコン信号に関連付けられるものは電子マニュアルに限られない。ビーコン信号は、任意のコンテンツと関連付けられることが可能である。一実施形態において、ビーコン送信機が観光地の施設に設置され、そのビーコン送信機から送信されるビーコン信号に「観光案内」が関連付けられてもよい。例えば、上述した電子マニュアル作成支援手段に類似する観光案内作成支援手段を用いて、観光協会の職員が観光地の画像(静止画又は動画)を用意し、サーバにアップロードし、各画像にコメントを付与して観光案内を作成する。作成された観光案内をビーコン信号に関連付けることにより、観光地の施設を訪れた観光客は、上述した電子マニュアルの自動受信方法と同様の方法を用いて、自動的に観光案内を受信することが可能である。
別の実施形態において、ビーコン送信機が店頭に設置され、そのビーコン送信機から送信されるビーコン信号に「広告」が関連付けられてもよい。ビーコン送信機のビーコン受信エリアに侵入したユーザは、ビーコン信号に関連付けられた広告を自動的に受信することが可能である。
例えば、上記実施形態においては、ビーコン信号を受信した後、確認画面を表示させているが、確認画面を省略して電子マニュアルを直ちに提供してもよい。またMACアドレス等のユーザ端末ID、IPアドレス等の接続環境情報を用いたアクセス制限やGPS位置情報等の位置識別情報を用いたアクセス制限も必須ではなく、必要に応じて採用することができる。
また、上記実施形態においては、ユーザ端末3がインターネット4を経由してサーバ2と接続される場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されない。ユーザ端末3とサーバ2とは、任意のタイプのネットワークによって接続されてもよい。例えばユーザ端末3とサーバ2とがLAN等の他の通信ネットワークを介して接続されてもよい。
また、上記実施形態においては、位置情報としてGPS位置情報を用いているが、本発明において位置情報はGPS位置情報に限定されず、例えば、3G及び4G(LTE)の移動体通信、Wi−Fi(登録商標)などのネットワーク接続から取得した位置情報を用いてもよい。
本願明細書において、ビーコン送信機によって送信されるビーコン信号を用いた実施形態に関して説明しているが、ビーコン信号を用いた実施形態は、好ましい実施形態であり、本発明は、この実施形態に限定されない。ビーコン信号の代わりに任意の他のタイプの信号を用いることも可能である。さらに、ビーコン信号を用いた無線情報伝達技術の代わりに、任意の無線情報伝達技術(例えば、RFタグ、二次元コード等)を用いることも可能である。
1 電子マニュアル提供システム
2 サーバ
3,3A〜3D ユーザ端末
4 インターネット
5,5A,5B ビーコン送信機
10 電子マニュアルデータベース
11 電子マニュアル作成支援手段
12 電子マニュアル提供手段
13 アクセス管理手段
30 一覧画面
31,31A〜31D 電子マニュアル
32 チェックマーク
33 「B」マーク(ビーコン対応マーク)
40 閲覧画面
41 タイトル
42 コメント
43 画像(静止画又は動画)
44 ステップ番号
45 説明
46a,46b 矢印マーク
50,60 確認画面
51,61 「はい」ボタン
52,62 「いいえ」ボタン

Claims (1)

  1. 本明細書に記載の発明。
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