JP2018194116A - 低温液化ガス貯蔵タンク - Google Patents

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【課題】ブリージングタンクを省略可能で、内外槽間に封入するガスの液化や固化を防止可能な低温液化ガス貯蔵タンクを提供する。【解決手段】低温液化ガスを貯蔵する平底円筒型のタンクは、鋼製の内槽と、内槽の外側に形成された鋼製の外槽と、内槽と前記外槽との間に形成された断熱空間と、内槽内の気相部空間を前記断熱空間に連通させる連通路と、を備え、断熱空間には、前記低温液化ガスの気相状態にあるガスと同種のガスが充填されている。【選択図】図1

Description

本発明は、平底円筒型の低温液化ガス貯蔵タンクに関し、特に液化水素を貯蔵可能な貯蔵タンクに関する。
低温液化ガス貯蔵タンクであるLNGタンクでは、内槽と外槽の間にパーライトとグラスウール等の断熱材が充填されており、このパーライトに湿気が入るのを防止するため、断熱材が充填された内槽と外槽の間の空間には窒素ガスを充填して不活性雰囲気に保持し、外気温や気圧の変動があっても、窒素ガスの体積変化を調整して窒素ガスの封入圧を常に大気圧程度の一定圧に保持する為に内外槽間の窒素ガス封入空間に接続されたブリージングタンクが設けられている。
特許文献1や特許文献2には、上記のように内外槽間の窒素ガス封入空間をブリージングタンクに接続したLNGタンクの例が記載されている。
前記ブリージングタンクは、鋼製のタンク本体と、タンク本体の内部を窒素ガス収容部と大気開放室とに区画するカウンタウェイト付きのダイヤフラムバルーンとを有する。
特開2016−125508号公報 特開平11−270791号公報
従来のLNGタンクのように、内外槽間に窒素ガスを封入する場合には、前記のようにLNGタンクの容量に応じたサイズのブリージングタンクを設けなければならないため、
LNGタンクの製作費が高価になる。
他方、液化水素を貯蔵する低温液化ガス貯蔵タンクの場合、水素ガスの沸点(−253℃)は窒素ガスの沸点(−196℃)や融点(−210℃)に比較して低いため、内外槽間に窒素ガスを封入すると、その窒素ガスが液化し、固化してしまうという問題がある。
本発明の目的は、ブリージングタンクを省略可能で、内外槽間に封入するガスの液化や固化を防止可能な低温液化ガス貯蔵タンクを提供することである。
請求項1の低温液化ガス貯蔵タンクは、低温液化ガスを貯蔵する平底円筒型のタンクにおいて、鋼製の内槽と、前記内槽の外側に形成された鋼製の外槽と、前記内槽と前記外槽との間に形成された断熱空間と、前記内槽内の気相部空間を前記断熱空間に連通させる連通路と、を備え、前記断熱空間には、前記低温液化ガスの気相状態にあるガスと同種のガスが充填されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、断熱空間と内槽内の気相部空間とを連通させる連通路によって、断熱空間に低温液化ガスが蒸発した低温ガスと同種の低温ガスを充填するため、断熱空間内の低温ガスが低温液化ガスで冷却されて液化したり、固化したりする虞がないうえ、断熱空間内の低温ガスの体積変化を吸収するためのブリージングタンクを省略することができるから、ブリージングタンクの製作費だけ低温液化ガス貯蔵タンクの製作費を節減することができる。
請求項2の低温液化ガス貯蔵タンクは、請求項1に記載の発明において、前記連通路は、内槽屋根と前記断熱空間と外槽屋根とを貫通して前記外槽屋根の外側へ延びてから前記外槽屋根に接合された連通管により構成され、前記連通管の一端部が前記内槽屋根に接合され、途中部が前記外槽屋根に接合され、他端部が前記外槽屋根に接合されたことを特徴としている。
以上の構成によれば、連通管が外槽屋根との接続部から上方へ立ち上がってから外槽屋根と内槽屋根とを貫通して内槽屋根に接続されるため、断熱空間内の粒状のパーライトが
連通管を通って内槽内へ侵入するのを防止することができる。
請求項3の低温液化ガス貯蔵タンクは、請求項1に記載の発明において、前記内槽の内槽屋根は、内槽側板の上端の円形開口を覆うように前記内槽側板の上端に載置された吊りデッキで構成され、前記連通路は前記内槽側板と前記吊りデッキの間の1又は複数の連通隙間により構成されたことを特徴としている。
以上の構成によれば、連通路を内槽側板と吊りデッキの間の1又は複数の連通隙間により構成するため、連通路の構成が簡単化し、連通路の製作費が殆どかからない。
請求項4の低温液化ガス貯蔵タンクは、請求項1に記載の発明において、前記連通路の少なくとも前記途中部から前記他端部までの区間が断熱構造であることを特徴としている。
以上の構成によれば、外部から当該区間への入熱を抑制することができる。
請求項5の低温液化ガス貯蔵タンクは、請求項1に記載の発明において、前記連通路は、前記内槽内の気相部空間と前記断熱空間とを連通させるように内槽屋根に接合された連通管であり、前記連通管には、前記断熱空間に充填された断熱材が内槽内に進入することを防止するフィルタが装着されていることを特徴としている。
以上の構成によれば、連通路を簡単な構造の連通管で構成することができ、この連通管に装着したフィルタにより、前記断熱空間に充填された断熱材が内槽内に進入することを防止することができる。
請求項6の低温液化ガス貯蔵タンクは、請求項1〜5の何れか1項に記載の発明において、前記外槽の外側に形成された円筒状のPC防液堤を備えたことを特徴としている。
以上の構成によれば、何らかの事故により内槽と外槽から低温液化ガスが漏れた場合にも、PC防液堤により外部への漏洩を防止することができる。
請求項7の低温液化ガス貯蔵タンクは、請求項1〜6の何れか1項に記載の発明において、前記低温液化ガスが液化水素であり、前記低温ガスが水素ガスであることを特徴としている。以上の構成によれば、断熱空間に水素ガスを充填した状態で、内槽内に低温液化ガスを貯蔵することができる。
本発明によれば、前記のような種々の効果が得られる。
本発明の実施例1に係る液化水素貯蔵タンクの縦断面図である。 実施例2に係る液化水素貯蔵タンクの縦断面図である。 図2のa部の拡大図である。
本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
本実施例は、本発明の低温液化ガス貯蔵タンクを大型の液化水素貯蔵タンクに適用した場合の例である。
図1に示すように、この液化水素貯蔵タンク1は、液化水素(低温液化ガスに相当する)を貯蔵する平底円筒型のタンクである。この液化水素貯蔵タンク1は、内槽2と、外槽3と、内槽2と外槽3との間に形成された断熱層5を有する断熱空間4(断熱材配置室)と、内槽2内の気相部空間6と断熱空間4を連通させる連通路7と、断熱空間4に充填された水素ガス(低温液化ガスの気相状態にあるガスに相当する)と、外槽3の外周面に当接状に形成された円筒状のPC防液堤8とを備えている。尚、「PC」はプレストレストコンクリートの略語である。
前記内槽2は、オーステナイト系ステンレス鋼等の低温用かつ耐水素脆性を有する鋼製のもので、ドーム形の内槽屋根2aと円筒形の内槽側板2bと円板状の内槽底板2cとを有する。例えば、内槽屋根2aの板厚は約5mm、内槽側板2bの板厚は約10〜20mm、内槽底板2cの板厚は約6mmであるが、これらの板厚は例示であってこれらの板厚に限定されるものではない。
前記外槽3は、オーステナイトステンレス鋼等の低温用かつ耐水素脆性を有する鋼製のもので、ドーム形の外槽屋根3aと円筒形の外槽側板3bと円板状の外槽底板3cとを有する。例えば、外槽3の板厚は約3〜4mmであるが、この板厚は例示であってこの板厚に限定されるものではない。
前記内槽2と外槽3の間の断熱空間4には断熱材からなる断熱層5が装着されている。
前記内槽屋根2aと外槽屋根3aの間の断熱層5aは粒状のパーライトからなる。内槽側板2bと外槽側板3bの間の断熱層5bは例えばPUF(ポリウレタンフォーム)と粒状パーライトとグラスウールからなる。但し、これら断熱材は一例であり、これらに限定されるものではなく、例えば、PUFの代わりにフェノールフォームを採用可能である。
内槽底板2cと外槽底板3cの間の断熱層5cは例えばパーライトレベルコンクリートと泡ガラスと軽量気泡コンクリート等で構成されている。但し、これら断熱材は一例であり、これらに限定されるものではない。
前記内槽2と外槽3の間の断熱空間4には、前記の断熱層5の他に、断熱空間4に空気と共に湿気が侵入するのを防止するため、水素ガスが充填されている。
前記連通路7は、外気温や気圧の変動による断熱空間4内の水素ガスの体積変化を吸収するために、断熱空間4を内槽2内の気相部空間6に連通させるものであり、この連通路7は、オーステナイト系ステンレス鋼等の低温用かつ耐水素脆性を有する鋼製の連通管7pで構成されている。
前記連通路7は、内槽屋根2aと断熱空間4と外槽屋根3aとを貫通して外槽屋根3aの外側へ延びてから外槽屋根3aに接合された少なくとも1つの連通管7pにより構成されている。連通管7pの下端近傍部(一端部)が上方から内槽屋根2aを貫通して気相部空間6に突出した状態で内槽屋根2aに溶接されている。連通管7pの途中部が外槽屋根3aを上下に貫通して外槽屋根3aに溶接されている。
連通管7pは上記の途中部から上方へ所定距離延びてからUターンして下方へ延び、連通管7pの上端部又は上端近傍部(他端部)が上方から外槽屋根3aに貫通した状態で外槽屋根3aに溶接されている。また、連通路7の上部の内部に粒状パーライトが通過しないようにするためのフィルター7fが装着されていてもよい。尚、必要に応じて複数の連通路7を設けてもよい。更に、連通管7pの少なくとも前記途中部から前記他端部までの区間が、真空断熱構造、又は、断熱材等によって覆われた断熱構造であってもよい。これにより、外部から当該区間への入熱を抑制することができる。
尚、連通路7の別の変形例としては、連通路7は、内槽内の気相部空間6と断熱空間4とを連通させるように内槽屋根2aのみに接合された連通管であってもよい。この場合、連通管7pには、断熱空間4に充填された粒状パーライト等の断熱材が内槽内に進入することを防止するフィルタが装着されている。
次に、以上説明した液化水素貯蔵タンク1の作用、効果について説明する。
内槽2内の液化水素ガスが蒸発した水素ガスと同種の水素ガスを断熱空間4に充填するため、その断熱空間4内の水素ガスが断熱層5を介して液化水素ガスで冷却されても液化したり固化したりする虞がない。そして、断熱空間4に水素ガスを充填するため、断熱空間4に空気及び湿気が侵入することがない。
前記連通路7により、内槽2内の気相部空間6と断熱空間4を連通するため、外気温や気圧により断熱空間4内の水素ガスの体積が膨張した際には、断熱空間4内の水素ガスの一部が連通路7を通って気相部空間6へ移動し、また、断熱空間4内の水素ガスの体積が減少した際には、気相部空間6の水素ガスの一部が連通路7を通って断熱空間4へ移動する。こうして、ブリージングタンクを用いることなく、断熱空間4内の水素ガスの圧力変動を防止することができる。
このように、ブリージングタンクを省略することができるため、液化水素貯蔵タンク1の製作費を低減することができる。
前記連通路7を構成する連通管7pは、外槽屋根3aとの接続部から一旦上方へ立ち上がってから断熱空間4を貫通状に下方へ延びるように構成されているため、断熱空間4内の断熱層5の粒状のパーライトが連通路7から内槽2内へ侵入する虞はない。それ故、信頼性の高い連通路7となる。
本実施例は、実施例1と同様に、本発明の低温液化ガス貯蔵タンクを大型の液化水素貯蔵タンクに適用した場合の例である。
図2に示すように、この液化水素貯蔵タンク10は、液化水素(低温液化ガスに相当する)を貯蔵する平底円筒型のタンクである。この液化水素貯蔵タンク10は、内槽12と、外槽13と、内槽12と外槽13との間の断熱空間14及びこの断熱空間14に装着された断熱層15と、内槽2内の気相部空間16と断熱空間14を連通させる連通路17と、断熱空間14に充填された水素ガス(低温ガスに相当する)と、外槽13の外周面に当接状に形成された円筒状のPC防液堤18とを備えている。
前記内槽12は、オーステナイト系ステンレス鋼等の低温用かつ耐水素脆性を有する鋼製のもので、円板状の内槽屋根12aと円筒形の内槽側板12bと円板状の内槽底板12cとを有する。内槽屋根12aは複数の吊りロッド18により外槽屋根13aから吊持された吊りデッキに構成されている。内槽屋根12aの外径は内槽側板12bの外径よりも僅かに大径であり、内槽屋根12aの外周近傍部が内槽側板12bの上端に載置されている。
例えば、内槽屋根12aの板厚は約5〜7mm、内槽側板12bの板厚は約15〜25mm、内槽底板12cの板厚は約6mmであるが、これらの板厚は例示であってこれらの板厚に限定されるものではない。
前記外槽13は、オーステナイト系ステンレス鋼等の低温用かつ耐水素脆性を有する鋼製のもので、ドーム形の外槽屋根13aと円筒形の外槽側板13bと円板状の外槽底板13cとを有する。例えば、外槽13の板厚は約3〜4mmであるが、この板厚は例示であってこの板厚に限定されるものではない。
前記内槽12と外槽13の間の断熱空間14には断熱材からなる断熱層15が装着されている。前記内槽屋根12aと外槽屋根13aの間の断熱層15aは例えば所定の厚さのPUFとグラスウールからなる。内槽側板12bと外槽側板13bの間の断熱層15bは例えばPUFと粒状パーライトとグラスウールからなる。但し、これら断熱材は一例であり、これらに限定されるものではなく、例えば、PUFの代わりにフェノールフォームを採用可能である。
内槽底板12cと外槽底板13cの間の断熱層15cは例えばパーライトレベルコンクリートと泡ガラスと軽量気泡コンクリート等で構成されている。但し、これら断熱材は一例であり、これらに限定されるものではない。
前記内槽12と外槽13の間の断熱空間14には、前記の断熱層15の他に、断熱空間14に空気と共に湿気が侵入するのを防止するため、水素ガスが充填されている。
前記連通路17は、外気温や気圧の変動による断熱空間14内の水素ガスの体積変化を吸収するために、断熱空間14を内槽12内の気相部空間16に連通させるものであり、この連通路17は、図3に示すように、内槽側板12bの上端と内槽屋根12aの下面との間の複数の小さな連通隙間17gで構成されている。
この複数の連通隙間17gから内槽12内へ粒状パーライトが侵入しないように、内槽屋根12aと内槽側板12bの間には、侵入防止構造が施されている。例えば、内槽屋根12aと内槽側板12bの間には、少なくともそのどちらか一方に固定された筒状部材9やフィルタ9aが配置されていてもよい。また、その他の構成として、内槽屋根12aの外縁部が鉛直下方に屈曲した構造であってもよい。
以上説明した液化水素貯蔵タンク10の作用、効果は、実施例1の液化水素貯蔵タンク1の作用、効果と同様であるので、異なる点についてのみ説明する。
前記連通路17を、内槽屋根12aの下面と内槽側板12bの上端の間の複数の連通隙間17gでもって構成するため、連通路17の構成が簡単になり、連通路17の製作費を節減することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
1)実施例1の低温液化ガス貯蔵タンク1は、LNG(液化天然ガス)、液化ヘリウム、液化窒素、液化酸素等の何れかを貯蔵する低温液化ガス貯蔵タンクにも同様に適用することができる。
2)実施例2の低温液化ガス貯蔵タンク10は、液化ヘリウムを貯蔵する低温液化ガス貯蔵タンクにも同様に適用することができる。
3)PC防液堤8,18の代わりに、鋼製の円筒状の防液堤を設ける場合もある。
3)実施例1,2の液化水素貯蔵タンク1,10は地上式の貯蔵タンクを例にして説明したが、地下式貯蔵タンク、又は半地下式貯蔵タンクに構成する場合もある。
4)その他、当業者ならば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそれら変更形態を包含するものである。
1,10 低温液化ガス貯蔵タンク
2,12 内槽
2a,12a 内槽屋根
12b 内槽側板
3,13 外槽
3a 外槽屋根
4,14 断熱空間
5,15 断熱層
7,17 連通路
7p 連通管
17g 連通隙間
8,18 PC防液堤

Claims (7)

  1. 低温液化ガスを貯蔵する平底円筒型のタンクにおいて、
    鋼製の内槽と、
    前記内槽の外側に形成された鋼製の外槽と、
    前記内槽と前記外槽との間に形成された断熱空間と、
    前記内槽内の気相部空間を前記断熱空間に連通させる連通路と、を備え、
    前記断熱空間には、前記低温液化ガスの気相状態にあるガスと同種のガスが充填されている
    ことを特徴とする低温液化ガス貯蔵タンク。
  2. 前記連通路は、内槽屋根と前記断熱空間と外槽屋根とを貫通して前記外槽屋根の外側へ延びてから前記外槽屋根に接合された連通管により構成され、
    前記連通管の一端部が前記内槽屋根に接合され、途中部が前記外槽屋根に接合され、他端部が前記外槽屋根に接合されたことを特徴とする請求項1に記載の低温液化ガス貯蔵タンク。
  3. 前記内槽の内槽屋根は、内槽側板の上端の円形開口を覆うように前記内槽側板の上端に載置された吊りデッキで構成され、前記連通路は前記内槽側板と前記吊りデッキの間の1又は複数の連通隙間により構成されたことを特徴とする請求項1に記載の低温液化ガス貯蔵タンク。
  4. 前記連通路の少なくとも前記途中部から前記他端部までの区間が断熱構造であることを特徴とする請求項1に記載の低温液化ガス貯蔵タンク。
  5. 前記連通路は、前記内槽内の気相部空間と前記断熱空間とを連通させるように内槽屋根に接合された連通管であり、
    前記連通管には、前記断熱空間に充填された断熱材が内槽内に進入することを防止するフィルタが装着されていることを特徴とする請求項1に記載の低温液化ガス貯蔵タンク。
  6. 前記外槽の外側に形成された円筒状のPC防液堤を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の低温液化ガス貯蔵タンク。
  7. 前記低温液化ガスが液化水素であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の低温液化ガス貯蔵タンク。
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