JP2018193391A - テンサイ褐斑病を防除するための殺真菌性組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
たな方法に関する。
真菌(セルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola))により起きるものであり、テ
ンサイ作物をしばしば攻撃する病害の一種である。真菌は通常、分生子殻を含む黒色の同
心円を特徴とする。真菌は、最終的に葉の組織の壊死につながることがよくある。テンサ
イ褐斑病が流行すると、あらゆるテンサイ作物で不作が直接起きてきた。褐斑病の病原体
により起きる損傷からテンサイを含む植物を保護するための追加用のかつ/またはより有
効な作用物質が必要とされている。
由来の化合物である。現行の農業方法は、殺真菌剤の使用に非常に依存している。実際、
いくつかの作物は、殺真菌剤の使用なしでは有用に成長することができない。殺真菌剤を
使用すると、栽培者は、作物の収量および品質を向上し、その結果、作物の価値を向上す
ることができるようになる。大抵の状況では、作物の価値の向上は、殺真菌剤の使用のコ
ストの少なくとも3倍の価値がある。
菌剤は、アゾキシストロビンとジフェノコナゾールの両方を含む。アゾキシストロビンは
、メチル(αE)−2−[[6−(2−シアノフェノキシ)−4−ピリミジニル]オキシ
]−α−(メトキシメチレン)ベンゼンアセテートの一般名である。ジフェノコナゾール
は、1H−1,2,4−トリアゾール,1−((2−(2−クロロ−4−(4−クロロフ
ェノキシ)フェニル)−4−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル)−の一
般名である。それらの殺真菌活性は、The Pesticide Manual, Fourteenth Edition, 2006
で記述されている。
し、またはその他の有害な効果を及ぼす恐れもある。したがって、テンサイ作物における
褐斑病を防除する新たな方法を発見することが有用であろう。
物においてセルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola)(CERCBE)により起
きるテンサイ褐斑病の防除および予防のための新たな方法に関する。本方法は、殺真菌的
有効量の式Iの化合物を施用することを含む。
壌、植物の根、植物の葉、および、植物を生み出すように適合された種子のうちの少なく
とも1つに施用される。
壌、植物の根、植物の葉、および、植物を生み出すように適合された種子のうちの少なく
とも1つに施用される。
たは低減するのに有効な量」という語句と同義であり、真菌の成長、増殖、***、生殖、
または蔓延を消滅または著しく阻害する量の殺真菌性組成物との関連で使用される。
要とされる防除の程度、ならびに施用のタイミングおよび/または方法に依存する。一般
に、式Iの化合物の殺真菌的有効量には、式Iを含む組成物、すなわち式I型組成物をテ
ンサイ作物に、少なくとも約50グラム毎ヘクタール(g/ha)、または少なくとも約
60グラム毎ヘクタール、または少なくとも約75グラム毎ヘクタール、または少なくと
も約90グラム毎ヘクタール、または少なくとも約100グラム毎ヘクタールの施用比率
で施用することが含まれ得る。一方、式Iの化合物の殺真菌的有効量には、本組成物中の
活性成分の総量に基づいて、最大で約2300g/haにもなる、または約800g/h
aにもなる、または約300g/haにもなる、または約250g/haにもなる、また
は約200g/haにもなる施用比率で式Iの化合物を施用することが含まれ得る。しば
しば、式Iの化合物は、約100g/haから約300g/haの間の比率で施用され得
る。
multipart fungicidal system)の一部として施用することもできる。多成分系の一部に
なっている場合、式I型組成物は、1つまたは複数のその他の殺真菌剤と一緒に施用して
、より多様な望ましくない病害を防除することができる。その他の殺真菌剤(単数または
複数)と一緒に使用された場合、式Iは、その他の殺真菌剤(単数または複数)と調合す
ることもできるし、その他の殺真菌剤(単数または複数)とタンク混合することもできる
し、またはその他の殺真菌剤(単数または複数)と順次施用することもできる。このよう
なその他の殺真菌剤は、2−(チオシアナトメチルチオ)−ベンゾチアゾール、2−フェ
ニルフェノール、8−ヒドロキシキノリンスルフェート、アメトクトラジン、アミスルブ
ロム、アンチマイシン、アンペロミセス・キスクアリス(Ampelomyces quisqualis)、ア
ザコナゾール、アゾキシストロビン、枯草菌(Bacillus subtilis)、枯草菌(Bacillus
subtilis)株QST713、ベナラキシル、ベノミル、ベンチアバリカルブ−イソプロピ
ル、ベンジルアミノベンゼン−スルホネート(BABS)塩、ビカルボネート、ビフェニ
ル、ビスメルチアゾール、ビテルタノール、ビキサフェン、ブラスチシジン−S、ホウ砂
、ボルドー混合物(Bordeaux mixture)、ボスカリド、ブロムコナゾール、ブピリメート
、カルシウムポリスルフィド、カプタホール、カプタン、カルベンダジム、カルボキシン
、カルプロパミド、カルボン、クラザフェノン、クロロネブ、クロロタロニル、クロゾリ
ネート、コニオチリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans)、水酸化銅、オクタン
酸銅、酸塩化銅、硫酸銅、硫酸銅(三塩基性)、亜酸化銅、シアゾファミド、シフルフェ
ナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、ダゾメット、デバカルブ、ジ
アンモニウムエチレンビス−(ジチオカルバメート)、ジクロフルアニド、ジクロロフェ
ン、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾ
ール、ジフェンゾコートイオン、ジフルメトリム、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、
ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、ジノブトン、ジノカップ、ジフェニルアミン、ジ
チアノン、ドデモルフ、ドデモルフアセテート、ドジン、ドジン遊離塩基、エジフェンホ
ス、エネストロビン、エネストロブリン、エポキシコナゾール、エタボキサム、エトキシ
キン、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン、フェナリモール、フェンブコ
ナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェノキサニル、フェンピクロニル、フェ
ンプロピジン、フェンプロピモルフ、フェンピラザミン、フェンチン、フェンチンアセテ
ート、フェンチンヒドロキシド、フェルバム、フェリムゾン、フルアジナム、フルジオキ
ソニル、フルモルフ、フルオピコリド、フルオピラム、フルオロイミド、フルオキサスト
ロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルチアニル、フル
トラニル、フルトリアホール、フルキサピロキサド、ホルペット、ホルムアルデヒド、ホ
セチル、ホセチル−アルミニウム、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、グア
ザチン、グアザチンアセテート、GY−81、ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール
、ヒメキサゾール、イマザリル、イマザリルスルフェート、イミベンコナゾール、イミノ
クタジン、イミノクタジントリアセテート、イミノクタジントリス(アルベシレート)、
ヨードカルブ、イプコナゾール、イプフェンピラゾロン、イプロベンホス、イプロジオン
、イプロバリカルブ、イソプロチオラン、イソピラザム、イソチアニル、カスガマイシン
、カスガマイシンヒドロクロリド水和物、クレソキシム−メチル、ラミナリン、マンコッ
パー(mancopper)、マンコゼブ、マンジプロパミド、マネブ、メフェノキサム、メパニ
ピリム、メプロニル、メプチル−ジノカップ、塩化水銀(II)、酸化水銀(II)、塩
化水銀(I)、メタラキシル、メタラキシル−M、メタム、メタム−アンモニウム、メタ
ム−カリウム、メタム−ナトリウム、メトコナゾール、メタスルホカルブ、ヨウ化メチル
、メチルイソチオシアネート、メチラム、メトミノストロビン、メトラフェノン、ミルジ
オマイシン、ミクロブタニル、ナバム、ニトロタール−イソプロピル、ヌアリモール、オ
クチリノン、オフラセ、オレイン酸(脂肪酸)、オリサストロビン、オキサジキシル、オ
キシン−銅、オキスポコナゾールフマレート、オキシカルボキシン、ペフラゾエート、ペ
ンコナゾール、ペンシクロン、ペンフルフェン、ペンタクロロフェノール、ペンタクロロ
フェニルラウレート、ペンチオピラド、酢酸フェニル水銀、ホスホン酸、フタリド、ピコ
キシストロビン、ポリオキシンB、ポリオキシン類、ポリオキソリム、重炭酸カリウム、
カリウムヒドロキシキノリンスルフェート、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミド
ン、プロパモカルブ、塩酸プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロピネブ、プロキナジ
ド、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロ
ビン、ピラゾホス、ピリベンカルブ、ピリブチカルブ、ピリフェノックス、ピリメタニル
、ピリオフェノン、ピロキロン、キノクラミン、キノキシフェン、キントゼン、オオイタ
ドリ抽出物(Reynoutria sachalinensis extract)、セダキサン、シルチオファム、シメ
コナゾール、ナトリウム2−フェニルフェノキシド、重炭酸ナトリウム、ナトリウムペン
タクロロフェノキシド、スピロキサミン、硫黄、SYP−Z048、タール油、テブコナ
ゾール、テブフロキン、テクナゼン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミ
ド、チオファネート−メチル、チウラム、チアジニル、トルクロホス−メチル、トリルフ
ルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアゾキシド、トリシクラゾール、ト
リデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリホリン、トリチコナゾー
ル、バリダマイシン、バリフェナレート、バリフェナール、ビンクロゾリン、ジネブ、ジ
ラム、ゾキサミド、カンジダ・オレオフィラ(Candida oleophila)、フザリウム・オキ
シスポルム(Fusarium oxysporum)、グリオクラジウム属種(Gliocladium spp.)、フレ
ビオプシス・ギガンテア(Phlebiopsis gigantea)、ストレプトミセス・グリセオビリジ
ス(Streptomyces griseoviridis)、トリコデルマ属種(Trichoderma spp.)、(RS)
−N−(3,5−ジクロロフェニル)−2−(メトキシメチル)−スクシンイミド、1,
2−ジクロロプロパン、1,3−ジクロロ−1,1,3,3−テトラフルオロアセトン水
和物、1−クロロ−2,4−ジニトロナフタレン、1−クロロ−2−ニトロプロパン、2
−(2−ヘプタデシル−2−イミダゾリン−1−イル)エタノール、2,3−ジヒドロ−
5−フェニル−1,4−ジチ−イン1,1,4,4−テトラオキシド、2−メトキシエチ
ル水銀アセテート、2−メトキシエチル水銀クロリド、2−メトキシエチル水銀シリケー
ト、3−(4−クロロフェニル)−5−メチルローダニン、4−(2−ニトロプロパ−1
−エニル)フェニルチオシアナテーム、アンプロピルホス、アニラジン、アジチラム、バ
リウムポリスルフィド、バイエル32394(Bayer 32394)、ベノダニル、ベンキノッ
クス、ベンタルロン、ベンザマクリル、ベンザマクリル−イソブチル、ベンザモルフ、ビ
ナパクリル、ビス(メチル水銀)スルフェート、ビス(トリブチルスズ)オキシド、ブチ
オベート、クロム酸硫酸亜鉛銅カルシウムカドミウム、カルバモルフ、CECA、クロベ
ンチアゾン、クロラニホルメタン、クロルフェナゾール、クロルキノックス、クリンバゾ
ール、銅ビス(3−フェニルサリチレート)、クロム酸銅亜鉛、クフラネブ、硫酸ヒドラ
ジニウム銅(II)、クプロバム、シクラフラミド、シペンダゾール、シプロフラム、デ
カフェンチン、ジクロン、ジクロゾリン、ジクロブトラゾール、ジメチリモール、ジノク
トン、ジノスルホン、ジノテルボン、ジピリチオン、ジタリムホス、ドジシン、ドラゾキ
ソロン、EBP、ESBP、エタコナゾール、エテム、エチリム、フェナミノスルフ、フ
ェナパニル、フェニトロパン、フルオトリマゾール、フルカルバニル、フルコナゾール、
フルコナゾール−シス、フルメシクロックス、フロファネート、グリオジン、グリセオフ
ルビン、ハラクリネート、ハーキュリーズ3944(Hercules 3944)、ヘキシルチオホ
ス、ICIA0858、イソパムホス、イソバレジオン、メベニル、メカルビンジド、メ
タゾキソロン、メトフロキサム、メチル水銀ジシアンジアミド、メトスルホバックス、ミ
ルネブ、ムコクロル酸無水物、ミクロゾリン、N−3,5−ジクロロフェニル−スクシン
イミド、N−3−ニトロフェニルイタコンイミド、ナタマイシン、N−エチルメルクリオ
−4−トルエンスルホンアニリド、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)、OC
H、フェニル水銀ジメチルジチオカルバメート、フェニル水銀ニトレート、ホスジフェン
、プロチオカルブ、塩酸プロチオカルブ、ピラカルボリド、ピリジニトリル、ピロキシク
ロル、ピロキシフル、キナセトール、硫酸キナセトール、キナザミド、キンコナゾール、
ラベンザゾール、サリチルアニリド、SSF−109、スルトロペン、テコラム、チアジ
フルオール、チシオフェン、チオクロルフェンヒム、チオファネート、チオキノックス、
チオキシミド、トリアミホス、トリアリモール、トリアズブチル、トリクラミド、ウルバ
シド、ザリラミド、およびそれらの任意の組合せを含み得る。
ともできる。
、または、配合物を粉末状もしくは粒状にすることもでき、その後は、さらなる処理なし
でも施用することができる。配合物は、農芸化学分野において慣例となっている手法に従
って調製されるが、該配合物は、その内部の抗真菌組成物の存在のため新規かつ重要であ
る。
溶性、水懸濁性、または乳化性のいずれかの配合物は、水和剤として一般的に知られてい
る固体であり、または、乳剤、水性懸濁液、もしくは懸濁製剤として一般的に知られてい
る液体である。本発明は、それにより本方法における殺真菌剤としての送達および使用の
ために式Iの化合物を配合できるようになるすべての媒体を企図している。
れらが抗真菌剤としての活性を顕著に妨害することなく所望の効用をもたらすことを条件
に用いることができる。
農学的に許容される界面活性剤との均一混合物を含む。水和剤中における組成物の濃度は
通常、配合物の総重量に基づいて、約10重量%から約90重量%までであり、より好ま
しくは約25重量%から約75重量%までである。水和剤配合物の調製において、組成物
は、プロフィライト(prophyllite)、タルク、チョーク、石膏、フラー土、ベントナイ
ト、アタパルジャイト、デンプン、カゼイン、グルテン、モンモリロナイト粘土、珪藻土
、精製シリケート等のような、微細に分割された任意の固体とコンパウンドすることがで
きる。このような操作中、微細に分割された担体が粉砕され、または、揮発性有機溶媒中
の組成物と混合される。有効な界面活性剤は、水和剤のうち約0.5重量%から約10重
量%を占めており、スルホン化リグニン、ナフタレンスルホネート、アルキルベンゼンス
ルホネート、アルキルスルフェート、および、アルキルフェノールのエチレンオキシド付
加物等の非イオン性界面活性剤を含む。
重量%から約50重量%まで等の好都合な濃度を占める。組成物の諸成分は、一緒または
別々にして、水混和性溶媒、または非水混和性有機溶媒と乳化剤との混合物のいずれかで
ある担体中に溶解される。製剤は、水および油で希釈して、水中油型エマルションの形態
のスプレー用混合物を形成することもできる。有用な有機溶媒は、芳香族化合物、特に重
質芳香族ナフサ等の石油の高沸点なナフタレン部分およびオレフィン部分を含む。たとえ
ばロジン誘導体を含むテルペン系溶媒、シクロヘキサノン等の脂肪族ケトン、および2−
エトキシエタノール等の複合アルコールのようなその他の有機溶媒を用いることもやはり
可能である。
き、様々な非イオン性、アニオン性、カチオン性および両性の乳化剤、または2種以上の
乳化剤のブレンドを含む。乳剤の調製に有用な非イオン性乳化剤の例は、ポリアルキレン
グリコールエーテル、ならびに、アルキルおよびアリールフェノール、脂肪族アルコール
、脂肪族アミン、または脂肪酸と、エチレンオキシド、プロピレンオキシドとの縮合生成
物、たとえばエトキシ化アルキルフェノール、およびポリオールまたはポリオキシアルキ
レンで可溶化されたカルボン酸エステルを含む。カチオン性乳化剤は、第四級アンモニウ
ム化合物および脂肪族アミンの塩を含む。アニオン性乳化剤は、アルキルアリールスルホ
ン酸の油溶性塩(たとえばカルシウム)、硫酸化ポリグリコールエーテルの油溶性塩、お
よびリン酸化ポリグリコールエーテルの適切な塩を含む。
ンゼン画分、または混合されたナフタレン画分等の芳香族液体、鉱物油、フタル酸ジオク
チル等の置換された芳香族有機液体、ケロシン、様々な脂肪酸のジアルキルアミド、特に
、脂肪族グリコールおよびジエチレングリコールのn−ブチルエーテル、エチルエーテル
またはメチルエーテル等のグリコール誘導体のジメチルアミド、ならびにトリエチレング
リコールのメチルエーテルである。2種以上の有機液体の混合物もまた、しばしば乳剤の
調製に適切に用いられる。好ましい有機液体は、キシレン、およびプロピルベンゼン画分
であり、キシレンが最も好ましい。界面活性分散剤は通常、分散剤と式I型組成物とを合
わせた重量のうちの0.1重量パーセントから20重量パーセントまでの量で液体配合物
中に用いられる。この配合物はまた、その他の適合する添加剤、たとえば、植物成長調節
剤および農業に用いられるその他の生物学的に活性な化合物も含み得る。
の範囲の濃度で水性媒体中に分散された、1つまたは複数の非水溶性化合物の懸濁液を含
む。懸濁液は、式I型組成物を微細に粉砕し、粉砕した材料を、水および上述したのと同
じ種類から選択される界面活性剤からなる媒体中に激しく混合することにより調製される
。無機塩および合成または天然のゴム等のその他の成分を加えて、水性媒体の密度および
粘度を増大させることもまた可能である。しばしば、水性混合物を調製してそれをサンド
ミル、ボールミル、またはピストン型ホモジナイザー等の器具中で均質化することにより
、同時に粉砕および混合することが最も有効である。
きる。粒状配合物は通常、粗く分割されたアタパルジャイト、ベントナイト、珪藻土、粘
土または高価でない同様の物質から全体または大部分がなる担体中に分散された、粒状配
合物の総重量に基づいて約0.5重量%から約10重量%までの上記化合物を含有する。
このような配合物は通常、式I型組成物を適切な溶媒中に溶解させて、それを、約0.5
mmから約3mmまでの範囲の適切な粒径に予め成形された粒状担体に施用することによ
り調製される。このような配合物はまた、担体と式I型組成物とのドウ(dough)または
ペーストを作製し、破砕して乾燥させて所望の粒状粒子を得ることにより調製することも
できる。
ン粘土、粉砕された火山岩等のような適切な粉剤状農学的担体とを均一に混合することに
より簡便に調製される。粉剤は、適切には、約1重量%から約10重量%までの式I型組
成物/担体の組合せを含有し得る。
強するため、農学的に許容される補助剤界面活性剤を含有していてもよい。これらの補助
剤界面活性剤は、場合により、配合物の成分またはタンクミックスとして用いることもで
きる。補助剤界面活性剤の量は、水の散布量に基づいて0.01パーセントv/vから1
.0パーセントv/vまで変動し、好ましくは0.05パーセントから0.5パーセント
まで変動する。適切な補助剤界面活性剤は、エトキシ化ノニルフェノール、エトキシ化合
成または天然アルコール、スルホコハク酸の塩またはエステル、エトキシ化オルガノシリ
コーン、エトキシ化脂肪族アミン、および界面活性剤と鉱物油または植物性油とのブレン
ドを含む。
の殺有害生物性化合物とともに含み得る組合せを含んでいてもよい。このような追加用の
殺有害生物性化合物は、施用のために選択された媒質中の本発明の式I型組成物と適合し
、かつ本化合物の活性に対して拮抗性でない殺真菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺
節足動物剤、殺細菌剤またはそれらの組合せであってよい。したがって、このような実施
形態では、その他の殺有害生物性化合物が、同じまたは異なる殺有害生物的な使用のため
の補強用有毒物質として用いられる。殺有害生物性化合物および式I型組成物は通常、1
:100から100:1までの重量比で一緒に混ぜ合わせることができる。
らの方法は、殺真菌的有効量の式I型組成物を、真菌の場所または蔓延を予防しようとす
る場所に施用すること(たとえばテンサイへの施用)を含む。式I型組成物は、低い植物
毒性を示しながらも、殺真菌的レベルでの様々な植物の処理に適している。式I型組成物
は、防除剤または根絶剤(eradicant)として有用である。式I型組成物は、種々の公知
の技術のうちのいずれかにより、式I型組成物または式I型組成物を含む配合物のいずれ
かとして施用され得る。たとえば、式I型組成物は、植物の商業的価値を損なうことなく
、様々な真菌の防除のために植物の根、種子または葉に施用することができる。式I型組
成物は、一般的に使用される配合物の種類のうちのいずれかの形態で施用され得、たとえ
ば、溶液、粉剤、水和剤、フロアブル製剤または、乳剤として施用され得る。これらの材
料は、様々な公知の方式で好都合に施用される。
た。式I型組成物は、農業作物および園芸植物への使用に特に有効である。特に、式I型
組成物は、たとえばセルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola)により起きるテン
サイ褐斑病の予防もしくは治療またはその両方を行うことができる。同様に、式I型組成
物は時には、たとえば担子菌綱(Basidiomycetes)および/または子嚢菌綱(Ascomycete
s)を含む広範な範囲の真菌により起きるその他の病害の予防もしくは治療またはその両
方を行うことができる。
の正確な量は、諸成分の相対量だけでなく、所望される特定の作用、防除しようとする特
定の真菌、およびそれらの成長の段階、ならびに式I型組成物と接触させる植物またはそ
の他の製品の部分にも依存する。したがって、式I型組成物を含有する配合物は、同様の
濃度においてまたは同じ真菌種に対して、同等に有効ではないこともあり得る。
効である。「病害を阻害しかつ植物学的に許容される量」という用語は、防除が所望され
ている植物病害を消滅または阻害するが植物に対して顕著に有毒ではない式I型組成物の
量を指す。この量は通常、約1から約1000ppmまでであり、約2ppmから約50
0ppmまでが好ましい。必要とされる式I型組成物の正確な濃度は、防除しようとする
真菌病、用いる配合物の種類、施用の方法、特定の植物種、気候条件等に伴って変動する
。式I型組成物の適切な施用比率は、典型的には、約0.10から約4ポンド/エーカー
(約0.1から0.45グラム/平方メートルg/m2)に相当する。
公知なその他の従来手段により、真菌またはそれらの場所に施用することができる。
していると解釈されることは意図していない。
サイ褐斑病に対しての殺真菌剤混合物の防除剤活性の評価。テンサイ植物(品種「HH8
8」)を無土壌型Metro mix中で成長させ、試験前には、定期的に切り整えて一
様な植物のサイズを維持した。播種物を調製するために、乾燥した発病済みテンサイ葉を
湿箱(moist chamber)に終夜入れておいて、胞子形成を促進した。蒸留水で葉をすすぎ
洗いして胞子を除き、チーズクロスでろ過して植物の残骸を除去し、次いで胞子4×10
4個/mlに調整した。Tween20を100ml当たり3滴加えた。テンサイ実生に
は、殺真菌剤処理の3日前または殺真菌剤処理の4から5日後に播種した。播種済み植物
を22℃の露箱(dew chamber)内に48hr保持しておき、次いで、病害の症状が完全
に発現するまで、24℃に設定した温室内にて透明なプラスチック製フードの下でインキ
ュベートした。病害重症度を、処理済み植物と未処理植物の両方について評価した。
である。すべての比率および反復試行にわたる因子分析の結果。同じ文字の値同士には有
意な差異がない(P=0.05)。
ものであり、当業者ならば上記の記述を読めば明らかになるすべての明白な本発明の修正
および変形を詳述するように意図されてはいない。しかしながら、すべてのこのような明
白な修正および変形は、下記の特許請求の範囲により規定されている本発明の範囲内に含
まれることが意図されている。特許請求の範囲は、文脈から逆の事柄が特に指し示されて
いない限り、特許請求の範囲で意図されている目的を満たすのに有効な任意の順序になっ
ている特許請求の範囲に記載の成分およびステップを包摂するように意図されている。
Claims (9)
- 殺真菌的有効量の式Iの化合物を施用することを含む、テンサイ植物においてセルコス
ポラ・ベチコラ(Cercospora beticola)(CERCBE)により起きるテンサイ褐斑病
の防除および予防のための方法であって、前記有効量が、植物、植物に隣接する領域、植
物の成長を支援するように適合された土壌、植物の根、植物の葉、および、植物を生み出
すように適合された種子のうちの少なくとも1つに施用される、方法。
- 式Iの化合物が約50g/haから約800g/haの間の比率で施用される、請求項
1に記載の方法。 - 式Iの化合物が約60g/haから約300g/haの間の比率で施用される、請求項
1に記載の方法。 - 式Iの化合物が約75g/haから約300g/haの間の比率で施用される、請求項
1に記載の方法。 - 式Iの化合物が約100g/haから約300g/haの間の比率で施用される、請求
項1に記載の方法。 - 化合物Iが農学的に許容される補助剤または担体と混合される、請求項1に記載の方法
。 - 化合物Iが、エトキシ化ノニルフェノール、エトキシ化合成または天然アルコール、ス
ルホコハク酸の塩エステルまたは、エトキシ化オルガノシリコーン、エトキシ化脂肪族ア
ミン、およびそれらの混合物からなる群より選択される農学的に許容される補助剤界面活
性剤と混合される、請求項1に記載の方法。 - 農学的に許容される補助剤界面活性剤が、鉱物油、植物油、またはそれらの混合物とさ
らにブレンドされる、請求項7に記載の方法。 - 化合物Iが、水の散布量に基づいて0.01パーセントv/vから1.0パーセントv
/vまでの農学的に許容される補助剤界面活性剤と混合される、請求項7に記載の方法。
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