JP2018192881A

JP2018192881A - 室内照明灯

Info

Publication number: JP2018192881A
Application number: JP2017097231A
Authority: JP
Inventors: 玄士大塚; Genshi Otsuka
Original assignee: Yazaki Corp
Current assignee: Yazaki Corp
Priority date: 2017-05-16
Filing date: 2017-05-16
Publication date: 2018-12-06
Also published as: CN108870195A; CN108870195B; US20180334095A1; US10589667B2

Abstract

【課題】光源開口部からの照射範囲を拡大でき、しかも、光源開口部からの異物侵入を極力防止できる室内照明灯を提供する。【解決手段】天井に取り付けされ、光源開口部８を有するハウジング２と、ハウジング２の下方に設けられ、光源開口部８を覆うレンズカバー２２と、ハウジング２の上方側に設けられ、光源開口部８に臨む位置に光源３１を有する基板３０と、ハウジング２の上方側に設けられ、基板２を覆う基板カバー４０と、ハウジング２に設けられ、光源開口部８が形成された箇所に向かって上方に傾斜する傾斜面部９とを備えた。【選択図】図２

Description

本発明は、車両の天井等に設置される室内照明灯に関する。

この種の従来の室内照明灯として、特許文献１に開示されたものが提案されている。この室内照明灯１００は、図１０〜図１２に示すように、天井取付部１０２を有するハウジング１０１と、ハウジング１０１の下方に取り付けされたレンズカバー１１０と、ハウジング１０１の上方側に装着された機能部１２０とを備えている。

ハウジング１０１には、光源開口部１０３と光源開口部１０３を囲むようにして立設された取付壁１０４が設けられている。機能部１２０は、取付壁１０４内に装着される。機能部１２０には、光源開口部１０３に臨む位置に光源１２１が設けられている。光源１２１からの光が光源開口部１０３を通ってレンズカバー１１０を透過して車室内に照射される。

特許第５１６２４２０号公報

しかしながら、前記従来例の室内照明灯１００では、天井等からハウジング１０１上に落下した塵埃、ゴミ等の異物が光源開口部１０３よりレンズカバー１１０の内面に入り込むという問題があった。レンズカバー１１０に内面に異物が入り込むと、照明ムラなどの原因になる。

また、図１３では、従来例の光源開口部１０３からの照射範囲Ｅを示すが、この照射範囲を極力大きくしたいという要望もある。尚、図１３にて仮想線で示すように、光源開口部１０３の周囲にリブ１０５を設けることで、異物の侵入を防止できるが、照射範囲Ｅを大きくできない。

そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、光源開口部からの照射範囲を拡大でき、しかも、光源開口部からの異物侵入を極力防止できる室内照明灯を提供することを目的とする。

本発明は、天井に取り付けされ、光源開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの下方に設けられ、前記光源開口部を覆うレンズカバーと、前記ハウジングの上方側に設けられ、前記光源開口部に臨む位置に光源を有する基板と、前記ハウジングの上方側に設けられ、前記基板を覆う基板カバーと、前記ハウジングに設けられ、前記光源開口部が形成された箇所に向かって上方に傾斜する傾斜面部とを備えたことを特徴とする室内照明灯である。

本発明によれば、光源開口部が開口されたハウジングの箇所と基板との隙間を狭く、若しくは、隙間をなすことができるため、光源開口部から異物が侵入し難い。又、傾斜面部は、光源開口部の位置で最も高くなり、光源開口部より離間するほど低くなるため、光源開口部の周囲にリブを設けた場合に較べて、光源開口部からの照射範囲が拡大する。以上より、光源開口部からの照射範囲を拡大でき、しかも、光源開口部からの異物侵入を極力防止できる。

本発明の一実施形態を示し、室内照明灯の下方（室内側）から見た分解斜視図である。本発明の一実施形態を示し、室内照明灯の上方（天井側）から見た分解斜視図である。本発明の一実施形態を示し、室内照明灯の下方（室内側）から見た組付け斜視図である。本発明の一実施形態を示し、（ａ）はリインフォースの斜視図及び室内照明灯の上方（天井側）から見た組付け斜視図、（ｂ）は天井に取り付けされた室内照明灯の上方（天井側）から見た斜視図である。本発明の一実施形態を示し、（ａ）は基板カバーが装着されたハウジングの平面図、（ｂ）はハウジング単体の平面図である。本発明の一実施形態を示し、（ａ）は第１取付部の側面図、（ｂ）は第１取付部の斜視図である。本発明の一実施形態を示し、（ａ）〜（ｃ）は第１取付部の各取付け過程を示す側面図である。本発明の一実施形態を示し（ａ）は図５（ａ）のＡ−Ａ線断面図、（ｂ）は係止爪の周辺の拡大斜視図である。本発明の一実施形態を示し、図５（ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。従来例を示し、室内照明灯の上方（天井側）から見た組付け斜視図である。従来例を示し、室内照明灯の下方（室内側）から見た組付け斜視図である。従来例を示し、室内照明灯の上方（天井側）から見た分解斜視図である。従来例を示し、光源開口部による光の照射範囲を示す概念図である。

以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。

図１〜図９は本発明の一実施形態を示す。図１〜図４に示すように、室内照明灯１は、車両の室内天井に設置される。室内照明灯１は、天井に取り付けされるハウジング２と、ハウジング２に下方から装着されたスイッチノブ２０と、ハウジング２の下方に取り付けられた２つのインナーカバー２１と、ハウジング２の下方に取り付けられたレンズカバー２２と、ハウジング２の上方位置に設けられた基板３０と、ハウジング２の上方に取り付けされた基板カバー４０とを備えている。尚、上下の方向は、室内照明灯１が天井に設置された状態での方向である。

図１、図２及び図５に詳しく示すように、ハウジング２は、光非透過部材より形成されている。ハウジング２の下面側には、ノブ取付壁３が設けられている。このノブ取付壁３内にスイッチノブ２０が装着されている。ノブ取付壁２０の内部には、スイッチ機能進入孔４に形成されている。ハウジング２の上面側には、四隅に第１取付部１０及び第２取付部１８が設けられている。第１取付部１０と第２取付部１６は、互いに異なる対角線上の２つの隅にそれぞれ設けられている。

各第１取付部１０は、ハウジング２に基端部が支持された片持ちの弾性アーム部１１と、弾性アーム部１１の先端部１２より下方に延設された一対のガイド脚部１３と、ハウジング２の弾性アーム部１１の両側に突設された一対の摺動台１４とを有する。各摺動台１４は、低い位置の水平摺動面１４ａと傾斜摺動面１４ｂと高い位置の水平摺動面１４ｃより形成されている。

弾性アーム部１１の先端部１２は、上面が傾斜面１２ａに形成されている。各ガイド脚部１３の下端面１３ａは、無負荷状態では、各摺動台１４の摺動面１４ａに近接配置されている。弾性アーム部１１の傾斜面１２ａと各ガイド脚部１３の下端面１３ａと摺動台１４の各摺動面１４ａ,１４ｂ，１４ｃは、面性状加工が施され、摩擦抵抗の少ない低摩擦抵抗面に形成されている。

各第２取付部１６は、垂直弾性アーム部１６ａと垂直弾性アーム部１６ａの先端に設けられた爪部１６ｂとを有する。

又、ハウジング２の上面側には、一対の電線配策リブ１７が設けられている。一対の電線配策リブ１７は、一方の短辺側の中央に設けられている。一対の電線配策リブ１７は、車体側の電線Ｗを所定経路に沿って配策する（図４（ｂ）参照）。

ハウジング２の上面側には、一部途切れている箇所を有するが、ほぼ全周に亘って連続しているカバー取付壁５が設けられている。カバー取付壁５には、６箇所に係止爪６が設けられている。各係止爪６の根元には、図８に詳しく示すように、係止爪６の型抜き孔６ａがそれぞれ形成されている。ハウジング２の上面には、型抜き孔６ａを囲むリブ７が突設されている。リブ７の先端部には、係止爪６との間隔がリブ７の先端で最も広く、且つ、リブ７の根元に向かって徐々に狭くする傾斜面７ａに形成されている。

図１、図２及び図９に示すように、ハウジング２のほぼ中央には、方形状の光源開口部８が形成されている。光源開口部８の周囲には、傾斜面部９が設けられている。傾斜面部９は、光源開口部８が形成された箇所に向かって４方向から上方に傾斜している。光源開口部８が形成された周囲には、上方に突設する突起９ａが全周に亘って設けられている。突起９ａの上面は、基板３０の下面近くに位置している。

スイッチノブ２０は、ハウジング２のノブ取付壁３内に配置されている。スイッチノブ２０は、プッシュ式である。

各インナーカバー２１は、各取付部１０，１６と各リブ１７の型抜き孔１５をそれぞれ閉塞する。これにより、天井等からハウジング２の上面に落下した塵埃、ゴミ等の異物が各型抜き孔１５よりレンズカバー２２内に入り込むのを阻止している。

レンズカバー２２は、光透過性部材より形成されている。レンズカバー２２は、光源３１より照射された光を透過し、且つ、拡散して車室内に照射する。レンズカバー２２には、ノブ用開口２２ａが形成されている。このノブ用開口２２ａよりスイッチノブ２０が外部に露出している。これにより、操作者は、車室内よりスイッチノブ２０を操作できる。

基板３０は、光源（発光ダイオード）３１と、光源３１の駆動回路とを有する。基板３０には、スイッチ機能部３２とコネクタ３３が搭載されている。スイッチ機能部３２は、プッシュ式である。スイッチ機能部３２は、ハウジング２のスイッチ機能進入孔４に配置される。コネクタ３３には、車体側からの相手コネクタ５０が嵌合される（図４（ｂ）参照）。これにより、室内照明灯１は、車体側より電力供給されている。

基板カバー４０は、光非透過性部材より形成されている。基板カバー４０は、ハウジング２の係止爪６の位置に対応する６箇所に係止部４１を有する。各係止部４１は、係止孔４１ａを有する。各係止部４１は、弾性変形可能に形成されている。基板カバー４０の周縁面がハウジング２のカバー取付壁５に当接し、各係止部４１が各係止爪６に係止されることによってハウジング２に取り付けられている。基板カバー４１には、コネクタ覆い部４１ａが突設され、このコネクタ覆い部４１ａ内に基板３０のコネクタ３３が配置されている。

次の室内照明灯１が設置される天井側の構成を説明する。図４（ａ）、（ｂ）に示すように、天井の車両側取付部であるリインフォース５１には、基板カバー用開口部５２と、基板カバー用開口部５２に連続する１つの取付用開口部５３と、基板カバー用開口部５２に連続する２つのリブ進入用開口部５４と、基板カバー用開口５２とは非連続で、独立開口である３つの取付用開口部５５とが形成されている。

次に、室内照明灯１の組付け手順を簡単に説明する。ハウジング２の上面側のカバー取付壁５内に基板３０を載置し、その上から基板カバー４０を取り付ける。又、ハウジング２の下面側のノブ取付壁３内にスイッチノブ２０を配置すると共にハウジング２の下面側に２つのインナーカバー２１を取り付け、その上からレンズカバー２２を取り付ける。これで、室内照明灯１自体の組付けが完了する。

次に、室内照明灯１の天井への組付け手順を簡単に説明する。図４（ａ）に示すように、リインフォース５１の基板カバー用開口５２に基板カバー４０を、リブ進入用開口部５４に一対の電線配策用リブ１７を、取付用開口部５３に第１取付部１０を、各取付用開口部５５に第１取付部１０及び各第取付部１６をそれぞれ位置合わせして挿入する。すると、図７（ａ）に示すように、各第１取付部１６の弾性アーム部１１の傾斜面１２ａが各取付用開口部５３，５５のエッジに当接する。この状態より、第１取付部１６の弾性アーム部１１を取付用開口部５３，５５に挿入するべく押し込むと、弾性アーム部１１の傾斜面１２ａに取付用開口部５３，５５のエッジから反力が作用する。

すると、この反力によって弾性アーム部１１が、図７（ｂ）に示すように、一対のガイド脚部１３が一対の摺動台１４に当接し、摺動台１４からの反力を受けることも相俟って、弾性アーム部１１が前倒れ状態に撓み変形せずに、後倒れ状態に撓み変形、つまり、各取付用開口部５３，５５に入り込む方向に徐々に撓み変形する。この撓み弾性変形時には、各弾性アーム部１１の傾斜面１２ａが各取付用開口部５３，５５のエッジを摺動し、且つ、一対のガイド脚部１３の下端面１３ａが一対の摺動台１４の摺動面１４ａ，１４ｂ，１４ｃの順に摺動する。このような各弾性アーム部１１の撓み弾性変形によって、各弾性アーム部１１の先端部１２が各取付用開口部５３，５５に徐々に入り込む。

各弾性アーム部１１の先端部１２が各取付用開口部５３，５５に完全に挿入されると、図７（ｃ）に示すように、各弾性アーム部１１が撓み復帰変形する。撓み復帰変形によって、各弾性アーム部１１の先端部１２が各取付用開口部５３，５５の周縁に係止される。

又、第２取付部１６も撓み変形した後に、撓み復帰変形して取付用開口部５５の周縁に係止される。

車体側の相手コネクタ５０は、室内照明灯１をリインフォース５１に装着する前、若しくは、室内照明灯１をリインフォース５１に装着した後にコネクタ３３に接続する。これで、室内照明灯１の天井への組付けが完了する。

以上説明したように、室内照明灯１は、天井に取り付けされ、光源開口部８を有するハウジング２と、ハウジング２の下方に設けられ、光源開口部８を覆うレンズカバー２２と、ハウジング２の上方側に設けられ、光源開口部８に臨む位置に光源３１を有する基板３０と、ハウジング２の上方側に設けられ、基板３０を覆う基板カバー４０と、ハウジング２に設けられ、光源開口部８が形成された箇所に向かって上方に傾斜する傾斜面部９とを備えている。

従って、光源開口部８が開口されたハウジング２の箇所と基板３０との隙間ｄ（図９に示す）が狭くなるため、光源開口部８から異物がレンズカバー２２内に侵入し難い。又、傾斜面部９は、光源開口部８の位置で最も光源３１に近い位置となり、光源開口部８より離間するほど低くなるため、光源開口部８の周囲にリブを設けた場合（図１３参照）に較べて、光源開口部８からの照射範囲Ｅ（図９に示す）が拡大する。以上より、光源開口部８からの照射範囲Ｅを拡大でき、しかも、光源開口部８からの異物侵入を極力防止できる。これにより、レンズカバー２２に内面に異物が入り込んで照明ムラが発生するなどの不具合を極力防止できる。

光源開口部８の傾斜面部９の箇所には、上方に突設する突起９ａが設けられている。従って、光源開口部８が開口されたハウジング２の箇所と基板３０との隙間ｄが更に狭くなるため、光源開口部８から異物の侵入を更に防止できる。

室内照明灯１は、ハウジング２に設けられた係止爪６と、基板カバー４０に設けられ、係止爪６が係止する係止部４１と、ハウジング２の上面側に突設され、係止爪６の根元に形成される型抜き穴６ａを囲むリブとを有する。従って、型抜き穴６ａより異物がレンズカバー２２内に侵入し難い。

リブ７の上端部には、係止爪６との間隔がリブ７の先端で最も広く、且つ、リブ７の根元に向かって徐々に狭くする傾斜面７ａが形成されている。従って、基板カバー４０をハウジング２に取り付ける際に、リブ７の傾斜面７ａが係止部４１の挿入ガイドとして機能するため、基板カバー４０の取付け性が向上する。

第１取付部１０をリインフォース５１の取付用開口部５３，５５に取付ける過程で摺動する面を摩擦低減面に形成したので、室内照明灯１のリインフォース５１への取付け作業性が良い。

この実施形態では、ハウジング２の突起９ａと基板３０との間に隙間ｄがあるが、傾斜面部９の傾斜角度を調整し、突起９ａが基板３０に当接する高さ（つまり、隙間ｄ＝ゼロ）に設定しても良い。このようにすれば、天井等からハウジング２の上面に落下した塵埃、ゴミ等の異物が光源開口部８よりレンズカバー２２の内面に入り込むことを確実に防止できる。

１室内照明灯
２ハウジング
６係止爪
６ａ型抜き穴
７リブ
７ａ傾斜面
８光源開口部
９傾斜面部
９ａ突起
２２レンズカバー
３０基板
３１光源
４０基板カバー
５１リインフォース（天井）

Claims

天井に取り付けされ、光源開口部を有するハウジングと、
前記ハウジングの下方に設けられ、前記光源開口部を覆うレンズカバーと、
前記ハウジングの上方側に設けられ、前記光源開口部に臨む位置に光源を有する基板と、
前記ハウジングの上方側に設けられ、前記基板を覆う基板カバーと、
前記ハウジングに設けられ、前記光源開口部が形成された箇所に向かって上方に傾斜する傾斜面部とを備えたことを特徴とする室内照明灯。
請求項１記載の室内照明灯であって、
前記傾斜面部の前記光源開口部の周囲には、上方に突設する突起が設けられていることを特徴とする室内照明灯。
請求項１又は請求項２記載の室内照明灯であって、
前記ハウジングに設けられた係止爪と、
前記基板カバーに設けられ、前記係止爪が係止する係止部と、
前記ハウジングの上面側に突設され、前記係止爪の根元に形成される型抜き穴を囲むリブとを有することを特徴とする室内照明灯。
請求項３に記載の室内照明灯であって、
前記リブの上端部には、前記係止爪との間隔が前記リブの先端で最も広く、且つ、前記リブの根元に向かって徐々に狭くする傾斜面に設けられたことを特徴とする室内照明灯。