JP2018191483A - 電源装置、これを有する画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力電圧に応じてPFC回路を動作させる、又は、停止させる制御を出力電力に基づいて行うことができる電源装置を提供する。【解決手段】AC/DC電源200は、PFC回路201、PFC回路201から出力された電圧を所定の電圧に変換するコンバータ回路202を有する。また、AC/DC電源200に入力される商用電源500の電圧値を検出する電圧検知部501、AC/DC電源200が出力する出力電力(Vout)の電力値を検出する出力電力検知部600、出力電力検知部600の検知結果と所定の閾値に基づいてPFC回路201の動作の可否を決定する制御部400を有し、制御部は、電圧検知部501の検知結果に応じて閾値を変更する。【選択図】図2

Description

本発明は、PFC回路を搭載した電源装置の技術に関する。
近年、各種電気機器などの装置では消費電力等を低減する省エネルギー対応が求められている。例えば電気機器の一例である画像形成装置では、印刷指示を受け付けてすぐに印刷を行うことが可能なスタンバイモードと、スタンバイモードより消費電力を少なくした省電力モードを有するものがある。このような装置では、一定時間の間に所定の操作がない場合、スタンバイモードから省電力モードへ自動的に移行することで待機時における消費電力を抑えることができる。
電気機器は、また、当該電気機器が有する各負荷への給電のために、商用電源から入力された交流電圧を直流電圧に変換する機能を有する電源装置(以下、AC/DC電源と称す)を搭載しているものもある。さらに、機器全体の力率改善や高調波対策のために、直流電圧出力を得るためのコンバータ回路の上流側にアクティブフィルタなどの力率改善回路(以下、PFC回路と称す)を有する電気機器もある。
PFC回路は、電気機器が大きな電力を消費する場合、商用電源の電流値が所定値を超えないように制御したり、高調波対策などを行うための機能を有するものである。一方、PFC回路は電気機器が通電中であればPFC回路は常に動作状態となるが、当該電気機器の消費電力が低い場合であれば動作させる必要がないときもある。
そのため、電気機器の状態が省電力モードである場合、機器自体の消費電力が少ないにもかかわらず力率改善回路の動作によって無駄な電力を消費し、省電力化の妨げとなっていることがある。
このような問題に対し、電気機器の状態が省電力モードである場合、PFC回路の動作を停止させる、という機能を有する装置がある(例えば特許文献1、2)。
特開2007−090830号公報 特開2015−126638号公報
近年では、国毎に規格化された商用電源の電圧に対応するために、電気機器に搭載するAC/DC電源においても100[V]系入力と200[V]系入力が共通化された電源装置の開発が進んでいる。
しかしながら、共通化された構成のAC/DC電源では、PFC回路が停止しているときにコンバータ回路に入力される電圧は、100[V]系入力と200[V]系入力では異なるものとなる。また、商用電源からの入力電圧が瞬時的に低くなったり、停電になる等の電圧変動が生じた場合、あるいはPFC回路内の制御回路のデューティー制限などから出力電圧を維持することが可能な出力電力値が異なってしまうことになる。
いずれの場合であっても入力電圧が高いほど出力電圧を維持することが可能な出力電力値が大きくなる。
例えば、電気機器の構成が省電力モードの時にのみPFC回路の動作を停止させる構成であるとする。この場合、出力電圧の維持を行うことを考慮すると、入力電圧が高い場合には省電力モードの時のみならず消費電力の低い他の動作モードであってもPFC回路の動作を停止できる場合がある。
しかしながら、従来のAC/DC電源では入力電圧が高い場合であっても、電気機器の状態が省エネモード以外の動作モードのときにはPFC回路が動作しているため、電力損失が発生してしまう、という課題が残る。また、PFC回路が動作し続けているため、当該PFC回路内の各素子の損失発生による装置寿命低下や、空冷ファンの使用による装置としての静音化に影響を及ぼす可能性がある。
本発明は、入力電圧に応じてPFC回路を動作させる、又は、停止させる制御を出力電力に基づいて行うことができる電源装置を提供することを、主たる目的とする。
本発明は、交流電源から入力された交流電圧を直流電圧に変換する電源装置であって、力率改善回路と、前記力率改善回路から出力された電圧を所定の電圧に変換する変換手段と、前記電源装置に入力される入力電圧の電圧値を検知する第1の検知手段と、前記電源装置が出力する出力電力の電力値を検知する第2の検知手段と、前記第2の検知手段の検知結果と所定の閾値に基づいて前記力率改善回路の動作の可否を決定する制御手段と、有し、前記制御手段は、前記第1の検知手段の検知結果に応じて前記閾値を変更することを特徴とする。
本発明によれば、入力電圧に応じてPFC回路を動作させる、又は、停止させる制御を出力電力に基づいて行うことができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略縦断面図。 AC/DC電源の機能構成の一例を説明するための図。 PFC回路の動作とAC/DC電源から出力される電力Poutの関係を説明するためのグラフ。 画像形成装置が行う処理の手順の一例を示すフローチャート。 入力電圧が電圧Va未満である場合の画像形成装置の動作の一例を説明するためのタイミングチャート。 入力電圧が電圧Va以上である場合の画像形成装置の動作の一例を説明するためのタイミングチャート。 第2実施形態に係る画像形成装置の各動作モードとPFC回路の動作・停止を対応付けた表。 画像形成装置が行う処理の手順の一例を示すフローチャート。 入力電圧が電圧Va未満である場合の画像形成装置の動作の一例を説明するためのタイミングチャート。 入力電圧が電圧Va以上である場合の画像形成装置の動作の一例を説明するためのタイミングチャート。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、本発明を適用した電源装置を有する、電気機器の一例である画像形成装置を例に挙げて説明するが、本発明を適用する電気機器はこれに限るものではない。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す概略縦断面図である。
図1に示す画像形成装置900は、カラー画像形成に対応した装置であり、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)各色に対応する感光体ドラム901(y、m、c、k)を有する。画像形成装置900は、また、1次帯電ローラー902(y、m、c、k)、レーザユニット903(y、m、c、k)、現像スリーブ904(y、m、c、k)、1次転写ローラー905(y、m、c、k)を有する。
画像形成装置900は、また、中間転写ベルト906、2次転写内ローラー907、2次転写外ローラー908、シート(例えば用紙)を収容するカセット910、定着器911、AC/DC電源200を有する。
以下、イエロー(y)の構成を例に挙げて画像形成動作の概要について説明する。
画像形成装置900の感光体ドラム901yは反時計回りに回転しており、1次帯電ローラー902yにより感光体ドラムの表面が均一に帯電される。帯電した感光体ドラム901yの表面に向けてレーザユニット903yがレーザを照射する。このようにして感光体ドラムの表面が露光されて潜像画像が描画される。
次に、現像スリーブ904yが感光体表面を通過することにより感光体ドラム901y上の潜像画像がイエローのトナーによって現像される。1次転写ローラー905yに電圧が加えられることにより、感光体ドラム901yの表面にあったイエローのトナーが中間転写ベルト906の表面に転写される。同様にしてマゼンタ、シアン、ブラックのトナーが中間転写ベルト906の表面に転写され、中間転写ベルト906上には、イエローとマゼンタとシアンとブラックのトナーで形成されたフルカラーの画像が形成される。
そして、中間転写ベルト906は2次転写内ローラー907と2次転写外ローラー908を通過する。その際、中間転写ベルト906と2次転写外ローラー908の間をカセット910から給紙された用紙913が挟まれて搬送され、中間転写ベルト上の画像が用紙913の表面に転写される。
2次転写ローラー907、908を通過した用紙913は、その後定着器911に向けて搬送される。定着器911を通過する際に用紙913に熱及び圧力を加えられる。これによりトナーが用紙913の表面に張り付き定着する。その後、用紙913は所定箇所(例えば、排紙トレイ)に排出される。なお、定着器911が用紙913を加熱する際の温度、圧力はセンサ(不図示)の検知結果に基づいて制御部400が制御する。
AC/DC電源200は、交流電源である商用電源500の交流電圧を直流電圧へと変換して画像形成装置900内の各負荷(不図示)へ向けて給電を行う。なお、画像形成装置900が有する各構成機器の動作は、主として制御部400(図2参照)により制御される。
以下、AC/DC電源200の構成の詳細について説明する。
図2は、AC/DC電源200の機能構成の一例を説明するための図である。
AC/DC電源200は、入力された商用電源500を整流するダイオードブリッジ103、商用電源500の電圧値を検出する電圧検知部501を有する。
また、AC/DC電源200は、ダイオードブリッジ103を介して整流された電圧を所定の電圧V1に変換する力率改善回路(PFC回路)201、PFC回路201から出力された電圧V1を所定の電圧Voutへ変換するコンバータ回路202を有する。
なお、AC/DC電源200の出力側には出力電力検出部600が設置されており、出力電力検出部600による測定結果は制御部400に送信される。
電圧検知部501は、入力電圧である商用電源500の電圧値を検出し、検出結果を制御部400に送信する。電圧検知部501は、入力電圧検知手段として機能する。
制御部400は、電圧検知部501が検出した電圧値と出力電力検出部600が検出した電力値に基づいて、PFC制御回路201の動作を制御するための信号(PFC制御信号401)をPFC制御部2011に送信する。なお、PFC制御部2011に送信されるPFC制御信号401は、H(High)信号またはL(Low)信号である。
制御部400は、PFC制御回路201を動作させる場合には、PFC制御部2011に向けてH信号を出力する。また、PFC制御回路201の動作を停止させる場合には、PFC制御部2011に向けてL信号を出力する。このようにして、制御部400は、PFC制御回路201を動作させたり、又は、動作を停止させる制御を行う。
PFC回路201は、受け付けたPFC制御信号401がH信号である場合、PFC制御部2011を介して、当該PFC回路201が出力する電圧V1が所定値になるように制御する。具体的には、PFC制御部2011がフィードバック回路2012の検出結果に基づいてスイッチング素子Q1を制御してPFC回路201から出力される電圧V1が所定値になるように制御する。
PFC回路201は、また、受け付けたPFC制御信号401がL信号である場合には動作しない。そのため、PFC回路201は停止状態となる。
コンバータ回路202は、出力電力検出部600に入力される電圧Voutが所定値になるように制御する。具体的には、コンバータ制御部2021がフォトカプラ(PC)2023を介したFB(フィードバック)回路2022の検出結果に基づいてスイッチング素子Q2を制御し、電圧Voutが所定値になるように制御する。
なお、本実施形態では、PFC回路201から出力される電圧V1とコンバータ回路202から出力される電圧VoutはトランスT1を介して絶縁されている。また、FB回路2022とコンバータ制御部2021はフォトカプラ2023を介して絶縁されている。その他にも、電圧V1から電圧Voutへ電圧値が変換される機能を有すれば良く、本実施形態の構成に限定するものではない。また、画像形成装置900の動作を制御する制御部400とは別に、AC/DC電源200の動作を制御するための制御部を当該AC/DC電源200に設けるように構成しても良い。
次に、AC/DC電源200のPFC回路201の動作とAC/DC電源200から出力される電力Poutとの関係について図3を用いて説明する。
図3は、PFC回路201の動作とAC/DC電源200から出力される電力Poutの関係を説明するためのグラフである。
図3に示すグラフでは、縦軸を商用電源500の入力電圧(Vin)とし、横軸をAC/DC電源200の出力電力(Pout)としている。
図3に示すように、AC/DC電源200では、商用電源500の電圧が所定の電圧Va以上である場合と、電圧Va未満である場合とでは、PFC回路201が動作する、又は、動作を停止する出力電力Poutの値が異なることが見て取れる。また、図3に示すグラフのグレー部分は、PFC回路201の動作が停止状態となる領域(停止領域)である。
ここで、所定の電圧Vaは100[V]系の入力電圧範囲(85〜135[V])の上限値と200[V]系の入力電圧範囲(170V〜264[V])の下限値の間にある電圧値(例えば150[V])であるとする。
PFC回路201を動作、又は、その停止を制御する出力電力Poutの値(閾値)は、下記A〜Dの中で最も小さい電力値を出力電力Poutの閾値として設定する。
A:コンバータ制御部2021からスイッチング素子Q2へ送信するPWM信号における最大デューティー値で決定される上限電力値。
B:商用電源500が短時間の間に入力電圧範囲を下回るような入力電圧変動が発生した時でも電圧Voutを維持することが可能な値の上限電力値。
C:高調波の規格値を満たす上限電力値。
D:装置全体として商用電源からの入力電流を満足できる上限電力値。
なお、本実施形態では、商用電源500が短時間の間に入力電圧範囲を下回るような入力電圧変動が発生した時でも電圧Voutを維持することが可能な値の上限電力値(B)がA〜Dの中で最も小さい値であるとして説明を進める。また、入力電圧が電圧Va未満である場合の出力電力Poutの閾値をPa、入力電圧が電圧Va以上である場合の出力電力Poutの閾値をPb(Pa>Pa)とする。
なお、Pb>Paとなる理由は、商用電源500の電圧が高いとPFC回路201が停止している際にコンバータ回路202へ入力される電圧が大きく、コンデンサC2に充電される電気エネルギーが大きくなる。そのため、商用電源500が電圧変動した時は、より大きな電力を負荷に給電していても電圧変動の影響を受けないためである。
制御部400は、検出された商用電源500の電圧値が所定の電圧値未満、つまり電圧Va未満である場合、PFC回路201の動作の可否を決定する出力電力Poutの閾値をPaに設定する。
制御部400は、出力電力Poutの値がPa未満であるときは、商用電源500が電圧変動した場合であっても電圧Voutを維持することが可能であるため、PFC回路201の動作を停止させる。また、出力電力Poutの値がPa以上であるときは、PFC回路201を動作させる。
制御部400は、また、商用電源500の電圧値が所定の電圧値以上、つまり電圧Va以上である場合、PFC回路201の動作の可否を決定する出力電力Poutの閾値をPb(>Pa)に設定(変更)する。
制御部400は、出力電力Poutの値がPb未満であるときは、PFC回路201の動作を停止させる。また、出力電力Poutの値がPb以上であるときは、PFC回路201を動作させる。
次に、AC/DC電源200の各出力電力に応じたPFC回路201の動作について説明する。
図3に示すグラフでは、AC/DC電源200から出力される電力(出力電力Pout)の相対的な大小関係がP1<Pa<P2<P3<Pb<P4<P5であるとしている。
画像形成装置900では、例えばAC/DC電源200の出力電力の値がP1である場合、画像形成装置900の状態(動作モード)はスリープモード(画像形成装置内のHDDや操作部などの動作が停止し、最も少ない消費電力で動作している状態)であるとする。
また、出力電力がP2である場合、画像形成装置900の状態はスタンバイモード(待機モードであり、ユーザの操作により画像形成動作やスキャン動作がすぐにできる状態)であるとする。
また、出力電力がP3である場合、画像形成装置900の状態はスキャンモード(原稿の読み取りを行っている状態)であるとする。
また、出力電力がP4である場合、画像形成装置900の状態はウォームアップモード(画像形成装置の電源投入またはスリープ状態からの復帰時から、定着機の温度が所定温度になって画像形成動作に入ることが可能となるまでの状態)であるとする。
また、出力電力がP5である場合、画像形成装置900の状態はコピーモード(画像形成動作を行っている状態)であるとする。
この場合、AC/DC電源200に対する入力電圧が電圧Va未満であるとき、画像形成装置900の状態がスリープモードであれば商用電源500が電圧変動した場合でも電圧Voutが維持できることになる。そのため、PFC回路201の動作が停止される。
また、入力電圧が電圧Va以上であるとき、画像形成装置900の状態がスリープモード、スタンバイモード、スキャンモードであれば商用電源500が電圧変動した場合でも電圧Voutが維持できることになる。そのため、PFC回路201の動作が停止される。
図4は、画像形成装置900が行う処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、図4に示す各処理は、主として制御部400により実行される。
制御部400は、画像形成装置900の電源投入(S800)を契機に、PFC回路201を介してAC/DC電源200から電圧Voutを出力させる(S801)。
なお、PFC回路201を動作させることは、電源投入直後は画像形成装置900の状態がウォームアップモードとなり、装置が消費する電力が大きいためである。
制御部400は、各負荷への給電を開始させる(S802)。
制御部400は、電圧検知部501を介して、商用電源500の電圧(AC/DC電源200に対する入力電圧)を検出する(S803)。
制御部400は、入力電圧が所定の電圧Va以上であるか否かを判別する(S804)。
なお、電圧Vaは、100[V]系の入力電圧範囲(85〜135[V])と200V系の入力電圧範囲(170〜264[V])の間の電圧値(例えば150[V])であるとする。
制御部400は、入力電圧が所定の電圧Va未満であった場合(S803:入力電圧Va未満)、PFC回路201の動作の可否を決定する閾値をPa(図3参照)に設定(変更)し(S804)、ステップS805の処理へ進む。
制御部400は、AC/DC電源200の出力電力が閾値Pa以上であるか否かを判別する(S805)。制御部400は、出力電力が閾値Pa未満である場合(S805:No)、つまり閾値未満である場合には商用電源500が電圧変動した時でもAC/DC電源200の電圧Voutが維持できるため、PFC回路201の動作を停止させる(S807)。この場合、制御部400から出力されるPFC制御信号401がL信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201の動作は停止状態になる。
制御部400は、出力電力が閾値Pa以上である場合(S805:Yes)、つまり閾値以上である場合には商用電源500が電圧変動した時にAC/DC電源200の電圧Voutが維持できないため、PFC回路201を動作させる(S806)。この場合、制御部400から出力されるPFC制御信号401がH信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201は動作状態になる。
制御部400は、画像形成装置900の電源がOFFされたか否かを判別する(S808)。OFFされたと判別した場合(S808:Yes)、処理を終了する。また、そうでない場合(S808:No)、ステップS805の処理に戻る。
制御部400は、また、入力電圧が所定の電圧Va以上であった場合(S803:入力電圧Va以上)、PFC回路201の動作の可否を決定する閾値をPb(図3参照)に設定(変更)し(S809)、ステップS810の処理へ進む。
制御部400は、AC/DC電源200の出力電力が閾値Pb以上であるか否かを判別する(S810)。出力電力が閾値Pb未満である場合(S810:No)、制御部400は、商用電源500が電圧変動した時でもAC/DC電源200の電圧Voutが維持できるためPFC回路201の動作を停止させる(S811)。この場合、制御手段400から出力されるPFC制御信号401がL信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201の動作は停止状態になる。
制御部400は、出力電力が閾値Pb以上である場合(S810:Yes)、商用電源500が電圧変動した時にはAC/DC電源200の電圧Voutが維持できないためPFC回路201を動作させる(S812)。この場合、制御手段400から出力されるPFC制御信号401がH信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201は動作状態になる。
制御部400は、画像形成装置900の電源がOFFされたか否かを判別する(S813。OFFされたと判別した場合(S813:Yes)、処理を終了する。また、そうでない場合(S813:No)、ステップS810の処理に戻る。
図5は、入力電圧が電圧Va未満である場合の画像形成装置900の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
なお、電圧Vaは、100[V]系の入力電圧範囲(85〜135[V])と200V系の入力電圧範囲(170〜264[V])の間の電圧値(例えば150[V])であるとする。
時刻0では、画像形成装置900の電源が投入された後、PFC回路201が動作(ON)して電圧Voutが出力され、当該画像形成装置900が有する各負荷へと給電が開始される。
時刻t00では、ウォームアップモードの動作が開始され、AC/DC電源200の出力電力はP4となる。
時刻t0では、定着器911の温度が所定値に達し、画像形成装置900の状態がウォームアップモードからスタンバイモードへ移行する。このとき、画像形成装置900は画像形成動作が可能な状態になる。
その後、時刻t1までの間に画像形成装置900が無操作状態であった場合、画像形成装置900の状態がスタンバイモードからスリープモードへ移行する。また、AC/DC電源200の出力電力はP4からP2へと減少を始める。
時刻t2では、出力電力が閾値Paを下回ると、制御部400から出力されるPFC制御信号401がL信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201は停止状態(OFF)になる。その後、AC/DC電源200の出力電力はP1まで低下する。
時刻t3において画像形成装置900が操作された場合、当該画像形成装置900の動作状態がスリープモードからウォームアップモードへ移行する。また、AC/DC電源200の出力電力はP4に向けて上昇する。
時刻t4では、出力電力が閾値Paを超えると、制御部400から出力されるPFC制御信号401がH信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201は動作状態になる。
時刻t5では、定着器911の温度が所定値に達したとき、画像形成装置900の状態がウォームアップモードからスタンバイモードへ移行され、AC/DC電源200の出力電力はP2まで低下する。
時刻t6では、画像形成装置900の状態がスタンバイモードからコピーモードへと移行して画像形成動作が開始され、AC/DC電源200の出力電力はP5まで上昇する。
時刻t7では、画像形成動作が終了し、AC/DC電源200の出力電力はP2まで低下する。
時刻t8では、スキャン指示を受け付けると画像形成装置の動作状態がスタンバイモードからスキャンモードへ移行し、AC/DC電源200の出力電力はP3まで上昇する。
時刻t9では、スキャン動作が終了して画像形成装置900の状態がスタンバイモードに移行し、AC/DC電源200の出力電力はP2まで低下する。
なお、時刻t4以降ではAC/DC電源200の出力電力は全て閾値Pa以上であり、商用電源500が電圧変動した時には電圧Voutが維持できない。そのため、制御部400が出力するPFC制御信号401はH信号であり、PFC回路201は動作状態が継続する。
図6は、入力電圧が電圧Va以上である場合の画像形成装置900の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
なお、電圧Vaは、100[V]系の入力電圧範囲(85〜135[V])と200V系の入力電圧範囲(170〜264[V])の間の電圧値(例えば150[V])であるとする。
時刻0では、画像形成装置900の電源が投入された後、PFC回路201が動作(ON)して電圧Voutが出力され、当該画像形成装置900が有する各負荷へと給電が開始される。
時刻t09では、ウォームアップモードの動作が開始され、AC/DC電源200の出力電力はP4となる。
時刻t10では、定着器911の温度が所定値に達し、画像形成装置900の状態がウォームアップモードからスタンバイモードへ移行する。また、AC/DC電源200の出力電力はP4からP2へと減少を始める。
時刻t11では、出力電力が閾値Pbを下回ると、制御部400から出力されるPFC制御信号401がL信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201の動作は停止状態(OFF)になる。その後、AC/DC電源200の出力電力はP2まで低下する。
その後、時刻t12まで画像形成装置900が無操作状態であった場合、画像形成装置900の状態がスタンバイモードからスリープモードとなり、AC/DC電源200の出力電力はP1まで低下する。
時刻t13において画像形成装置900が操作された場合、当該画像形成装置900の状態がスリープモードからウォームアップモードへ移行する。また、AC/DC電源200の出力電力はP4に向けて上昇する。
時刻t14では、出力電力が閾値Pbを超えると、制御部400から出力されるPFC制御信号401がH信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201は動作状態(ON)になる。
時刻t15では、定着器911の温度が所定値に達したとき、画像形成装置900の状態がウォームアップモードからスタンバイモードへ移行され、AC/DC電源200の出力電力は減少を始める。
時刻t16では、出力電力が閾値Pbを下回ると、制御部400から出力されるPFC制御信号401がL信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201の動作は停止状態(OFF)になる。その後、AC/DC電源200の出力電力はP2まで低下する。
時刻t17では、画像形成装置900の状態がスタンバイモードからコピーモードへと移行して画像形成動作が開始され、AC/DC電源200の出力電力はP5に向けて上昇する。
時刻t18では、出力電力が閾値Pbを超えると、制御部400から出力されるPFC制御信号401がH信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201は動作状態になる。
時刻t19では、画像形成動作が終了し、AC/DC電源200の出力電力はP2に向けて低下する。
時刻t20では、出力電力が閾値Pbを下回ると、制御手段400から出力されるPFC制御信号401がL信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201の動作は停止状態(OFF)になる。
時刻t21では、スキャン指示を受け付けると画像形成装置900の状態がスタンバイモードからスキャンモードへ移行し、AC/DC電源200の出力電力はP3まで上昇する。
なお、P3<Pbであることから、商用電源500が電圧変動した時でもAC/DC電源200の電圧Voutが維持できるため、制御部400が出力するPFC制御信号401はL信号であり、PFC回路201は停止状態が継続する。
時刻t22では、スキャン動作が終了して画像形成装置900の状態がスタンバイモードに移行し、AC/DC電源200の出力電力はP2まで低下する。
このように、本実施系形態に係る画像形成装置900では、AC/DC電源200の入力電圧に応じてPFC回路201を動作させる、又は、停止させる制御のための閾値を当該AC/DC電源200の出力電力に基づいて変化(変更)させることができる。
これにより、入力電圧が高い場合、PFC回路201の動作を停止させる期間を増加させることが可能となり、PFC回路201内の各素子の損失発生による装置寿命低下を抑制することができる。また、コンバータ回路202の入出力電圧差が小さくなるため、コンバータ回路202の負荷も減少するなど省エネ効果の改善を図ることができる。
また、PFC回路201やコンバータ回路202など各機能部品の昇温を抑えることが可能となるためAC/DC電源200の長寿命化を図ることもでききる。また、各部品を冷却する空冷ファンの動作停止による画像形成装置の静音化の効果も得ることができる。
なお、本実施形態では、出力電力検出部600において出力電力を検出する場合を例に挙げて説明した。これに限らず、AC/DC電源200が出力する電力に比例して増減する、例えばAC/DC電源200から出力される直流電圧の電流値や電力値、AC/DC電源200へ入力される交流電圧の電流値や電力値などを検出してPFC回路201の動作の可否を制御するように構成しても良い。また、PFC回路201から出力される電圧の電流値や電力値などを検出対象にしても良い。
また、本実施形態では、AC/DC電源200に電圧検知部501を有する場合を例に挙げて説明した。これに限らず、例えばAC/DC電源200とは別に入力電圧検出部を有するように構成しても良い。
さらに、本実施形態では、電気機器の一例として画像形成装置を例に挙げて説明した。これに限らず、例えばPFC回路201を有する電源装置、この電源装置を有する電気機器において本発明は適用可能である。
[第2実施形態]
ここでは、複数の動作モードを有する画像形成装置900の各動作モードに応じてPFC回路201の動作の可否を決定するように構成する場合について説明する。
なお、第1実施形態と同じ機能構成は同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る画像形成装置900の各動作モードとPFC回路201の動作・停止を対応付けた表である。
なおここでは、画像形成装置900の各動作モードにおいて、それぞれ検出された商用電源500の電圧が所定の電圧Va以上である否かに応じてPFC回路201を動作させる、又は、停止させることを決定する場合を例に挙げて説明する。
また、所定の電圧Vaは100[V]系の入力電圧範囲(85〜135[V])の上限値と200[V]系の入力電圧範囲(170V〜264[V])の下限値の間にある電圧値(例えば150[V])であるとする。
なお、第1実施形態の場合と同様に、商用電源500が短時間の間に入力電圧範囲を下回るような入力電圧変動が発生した時でも電圧Voutを維持することが可能な値の上限電力値(B)がA〜Dの中で最も小さい値であるとして説明を進める。
図7の表に示すように、画像形成装置900の状態がスタンバイモードであれば、電圧検知部501が検出した入力電圧の値によらずPFC回路201の動作を停止させる。
また、画像形成装置900の状態がスタンバイモード、又は、スキャンモードであれば、入力電圧が電圧Va未満の時にのみPFC回路201を動作させる。
また、画像形成装置900の状態がウォームアップモード、又は、コピーモードであれば、入力電圧によらずPFC回路201を動作させる。
なお、上記各動作モードの内容は第1実施形態において説明したものと同じ内容である。
図8は、本実実施形態に係る画像形成装置900が行う処理の手順の一例を示すフローチャートである。なお、図8に示す各処理は、主として制御部400により実行される。
制御部400は、画像形成装置900の電源投入(S900)を契機に、PFC回路201を介してAC/DC電源200から電圧Voutを出力させる(S901)。
なお、PFC回路201を動作させることは、電源投入直後は画像形成装置900の状態がウォームアップモードとなり、装置が消費する電力が大きいためである。
制御部400は、各負荷への給電を開始させる(S902)。
制御部400は、電圧検知部501を介して、商用電源500の電圧(AC/DC電源200に対する入力電圧)を検出する(S903)。
制御部400は、図7に示す表、及び、入力電圧が所定の電圧Va以上であるか否かの判別結果に基づいて、画像形成装置900の各動作モードにおけるPFC回路201の動作の可否を表す情報を取得する(S904)。
なお、電圧Vaは、100[V]系の入力電圧範囲(85〜135[V])と200V系の入力電圧範囲(170〜264[V])の間の電圧値(例えば150[V])であるとする。
制御部400は、画像形成装置900の動作モードがPFC回路201を停止させる動作モードであるか否かを判別する(S905)。
制御部400は、PFC回路201を停止させる動作モードであると判別した場合(S905:Yes)、PFC回路201の動作を停止させる(S906)。この場合、制御部400から出力されるPFC制御信号401がL信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201の動作は停止状態になる。
また、そうでない場合(S905:No)、制御部400は、PFC回路201を動作させる(S907)。この場合、制御部400から出力されるPFC制御信号401がH信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201は動作状態になる。
制御部400は、画像形成装置900の電源がOFFされたか否かを判別する(S908)。OFFされたと判別した場合(S908:Yes)、処理を終了する。また、そうでない場合(S908:No)、ステップS905の処理に戻る。
図9は、入力電圧が電圧Va未満である場合の画像形成装置900の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
なお、電圧Vaは、100[V]系の入力電圧範囲(85〜135[V])と200V系の入力電圧範囲(170〜264[V])の間の電圧値(例えば150[V])であるとする。また、図9に示すタイミングチャートのグレー部分は、PFC回路201の動作が停止状態となる領域(停止領域)である。
時刻0では、画像形成装置900の電源が投入された後、PFC回路201が動作(ON)して電圧Voutが出力され、当該画像形成装置900が有する各負荷へと給電が開始される。
時刻t29では、ウォームアップモードの動作が開始され、画像形成装置900の状態がウォームアップモードとなる。
時刻t30では、定着器911の温度が所定値に達し、画像形成装置900の状態がウォームアップモードからスタンバイモードへ移行する。このとき、画像形成装置900は画像形成動作が可能な状態になる。また、PFC回路201は動作状態が継続する。
その後時刻t31まで画像形成装置900が無操作状態であった場合、画像形成装置900の状態がスタンバイモードからスリープモードへ移行する。そして、時刻t32において制御部400から出力されるPFC制御信号401がL信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201の動作は停止状態(OFF)になる。
時刻t33において画像形成装置900が操作された場合、当該画像形成装置900の状態がスリープモードからウォームアップモードへ移行し、制御部400から出力されるPFC制御信号401がH信号となり、PFC回路201は動作状態(ON)になる。
時刻t34では、画像形成装置900の状態がウォームアップモードとなる。
時刻t35では、定着器911の温度が所定値に達したとき、画像形成装置900の状態がウォームアップモードからスタンバイモードへ移行する。
時刻t36では、画像形成装置900の状態がスタンバイモードからコピーモードへ移行する。
時刻t37では、画像形成動作が終了し、画像形成装置900の状態がコピーモードからスタンバイモードへ移行する。
時刻t38では、スキャン指示を受け付けると画像形成装置900の状態がスタンバイモードからスキャンモードへ移行する。
時刻t39では、スキャン動作が終了し、画像形成装置900の状態がスキャンモードからスタンバイモードへ移行する。
なお、時刻t33以降では、制御部400が出力するPFC制御信号401はH信号であり、PFC回路201は動作状態が継続する。
図10は、入力電圧が電圧Va以上である場合の画像形成装置900の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
なお、電圧Vaは、100[V]系の入力電圧範囲(85〜135[V])と200V系の入力電圧範囲(170〜264[V])の間の電圧値(例えば150[V])であるとする。
時刻0では、画像形成装置900の電源が投入された後、PFC回路201が動作(ON)して電圧Voutが出力され、当該画像形成装置900が有する各負荷へと給電が開始される。
時刻t41では、ウォームアップモードの動作が開始され、画像形成装置900の状態がウォームアップモードとなる。
時刻t42では、定着器911の温度が所定値に達し、画像形成装置900の状態がウォームアップモードからスタンバイモードへ移行する。
なお、スタンバイモードはAC/DC電源200の電圧Voutを維持することが可能な上限電力値以内であるため、時刻t43では、制御部400から出力されるPFC制御信号401がL信号となり、PFC回路201は停止状態(OFF)となる。
その後時刻t44まで画像形成装置900が無操作状態であった場合、画像形成装置900の状態がスタンバイモードからスリープモードへ移行する。また、PFC回路201は動作停止が継続する。
時刻t45において画像形成装置900が操作された場合、当該画像形成装置900の状態がスリープモードからウォームアップモードへ移行し、制御部400から出力されるPFC制御信号401がH信号となり、PFC回路201は動作状態(ON)になる。
時刻t46では、画像形成装置900の状態がウォームアップモードとなる。
時刻t47では、定着器911の温度が所定値に達したとき、画像形成装置900の状態がウォームアップモードからスタンバイモードへ移行する。また、時刻t48において制御部400から出力されるPFC制御信号401がL信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201の動作は停止状態(OFF)になる。
時刻t49では、画像形成装置900の状態がスタンバイモードからコピーモードに移行する。なお、コピーモードでは、AC/DC電源200の電圧Voutを維持することが可能な上限電力値を超えている。そのため、制御部400から出力されるPFC制御信号401がH信号となり、PFC回路201は動作状態(ON)になる。
時刻t50では、画像形成装置900の状態がコピーモードとなり、画像形成動作が開始される。
時刻t51では、画像形成動作が終了し、画像形成装置900の状態がコピーモードからスタンバイモードへ移行する。また、時刻t52において制御部400から出力されるPFC制御信号401がL信号となり、PFC制御部2011へ送出されることでPFC回路201の動作は停止状態(OFF)になる。
時刻t53では、スキャン指示を受け付けると画像形成装置900の状態がスタンバイモードからスキャンモードへ移行する。また、PFC回路201は停止状態が継続する。
時刻t54では、スキャン動作が終了し、画像形成装置900の状態がスキャンモードからスタンバイモードへ移行する。
このように、本実施系形態に係る画像形成装置900では、AC/DC電源200の入力電圧と各動作モードに基づいてPFC回路201の動作・停止の対応付けし、当該画像形成装置の各動作モードに基づいてPFC回路201の動作の可否を決定する。
これにより、PFC回路201の動作を停止させることができる動作モードを増加させることが可能となり、PFC回路201内の各素子の損失発生による装置寿命低下を抑制することができる。また、コンバータ回路202の入出力電圧差が小さくなるため、コンバータ回路202の負荷も減少するなど省エネ効果の改善を図ることができる。
なお、本実施形態では、入力電圧の検出結果と画像形成装置の各動作モードに基づいてPFC回路201の動作の可否を決定する構成について説明をした。
これに限らず、例えばPFC回路201を動作させる画像形成装置の動作モード群のグループと、PFC回路201の動作を停止させる画像形成装置の動作モード群のグループとを設定するなどしても良い。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
200・・・AC/DC電源、201・・・PFC回路、202・・・コンバータ回路、400・・・制御部、401・・・PFC制御信号、500・・・商用電源、501・・・電圧検知部、600・・・出力電力検知部、900・・・画像形成装置、2011・・・PFC制御部、2021・・・コンバータ制御部、2022・・FB回路、2023・・・フォトカプラ。

Claims (9)

  1. 交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換する電源装置であって、
    力率改善回路と、
    前記力率改善回路から出力された電圧を所定の電圧に変換する変換手段と、
    前記電源装置に入力される入力電圧の電圧値を検知する第1の検知手段と、
    前記電源装置が出力する出力電力の電力値を検知する第2の検知手段と、
    前記第2の検知手段の検知結果と所定の閾値に基づいて前記力率改善回路の動作の可否を決定する制御手段と、有し、
    前記制御手段は、前記第1の検知手段の検知結果に応じて前記閾値を変更することを特徴とする、
    電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2の検知手段の検知結果が前記閾値以上である場合には前記力率改善回路を動作させ、当該検知結果が当該閾値未満である場合には当該力率改善回路の動作を停止させることを特徴とする、
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記閾値は、前記第1の検知手段の検知結果が所定の電圧値以上であるときを第1の閾値とし、当該第1の検知手段の検知結果が当該所定の電圧値未満であるときを第2の閾値としたとき、
    前記第1の閾値の方が前記第2の閾値よりも相対的に大きい値であることを特徴とする、
    請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記第2の検知手段は、前記電源装置から出力される前記直流電圧の電流値、又は、電力値を検出することを特徴とする、
    請求項1、2又は3に記載の電源装置。
  5. 前記第2の検知手段は、前記力率改善回路から出力される電圧の電流値、又は、電力値を検出することを特徴とする、
    請求項1、2又は3に記載の電源装置。
  6. 前記第2の検知手段は、前記電源装置へ入力される前記交流電圧の電流値、又は、電力値を検出することを特徴とする、
    請求項1、2又は3に記載の電源装置。
  7. 交流電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換する電源装置を有し、複数の動作モードを有する画像形成装置であって、
    前記電源装置は、
    力率改善回路と、
    前記力率改善回路から出力された電圧を所定の電圧に変換する変換手段と、
    前記電源装置に入力される入力電圧の電圧値を取得する入力電圧検知手段と、
    前記入力電圧検知手段の検知結果に基づいて、前記複数の動作モードそれぞれにおける前記力率改善回路の動作の可否を決定する制御手段と、を有することを特徴とする、
    画像形成装置。
  8. 前記複数の動作モードは、前記力率改善回路を停止させる第1の動作モード群と、前記力率改善回路を動作させる第2の動作モード群とを有し、
    前記制御手段は、前記画像形成装置の動作モードが前記第1の動作モード群に含まれる場合には前記力率改善回路を停止させ、当該動作モードが前記第2の動作モード群に含まれる場合には当該力率改善回路を動作させることを特徴とする、
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記画像形成装置も動作モードが前記力率改善回路を停止させる動作モードから当該力率改善回路を動作させる動作モードへ移行する場合には、当該動作モードを移行する前に当該力率改善回路を動作させ、
    前記画像形成装置も動作モードが前記力率改善回路を動作させる動作モードから当該力率改善回路を停止させる動作モードへ移行する場合には、当該動作モードが移行した後に当該力率改善回路を停止させることを特徴とする、
    請求項7又は8に記載の画像形成装置。
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