JP2018190607A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】電池の放熱性向上が図れる電池パックを提供することである。【解決手段】電池パック1は、筐体の内部に設置された複数の電池セル2と、筐体の一部を構成するベース30と、ベース30と組み合わされているカバー11と、スイッチ装置54,55と、電池放熱経路と、スイッチ放熱経路と、を備える。ベース30は車両側部材19に対して熱移動可能に設置され、カバー11は電池セル2の熱が熱移動可能な状態に設置されている。スイッチ装置54,55は、ベース30を介して車両側部材19に対して熱移動可能に設置されて電流を制御する。電池放熱経路は、電池セル2の熱をカバー11を経由して外部に放出する経路である。スイッチ放熱経路は、スイッチ装置54,55の熱をベース30を経由して車両側部材19に放出する経路である。【選択図】図3

Description

この明細書における開示は、電池を有する電池パックに関する。
特許文献1には、電池セルを内蔵する電池ケースが収容ケースに収容された電池パックが開示されている。特許文献1によれば、電池セルの発熱は、電池ケースの下板部を介して、収容ケースの一部をなすベースの底板部に移動し、底板部から外部に放出される。また、パワー素子の発熱は、ベースに形成された素子用放熱部を移動して素子用放熱部の裏面や複数のフィンから外部に放出される。従来技術として列挙された先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として参照により援用される。
特開2014−13722号公報
特許文献1の電池パックは、電池セルからの放熱性能に関して、さらなる改良が求められている。
この明細書における開示の目的は、電池の放熱性向上が図れる電池パックを提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された電池パックのひとつは、筐体の内部に設置された電池(20)と、筐体の一部を構成し車両側部材(19)に対して熱移動可能に設置されるベース(30)と、ベースと組み合わされて筐体の一部を構成し電池の熱が熱移動可能な状態に設置されたカバー(11;1011;2011;3011;4011)と、ベースを介して車両側部材に対して熱移動可能に設置されて電流を制御するスイッチ装置(54,55)と、電池の熱をカバーを経由して外部に放出する電池放熱経路と、スイッチ装置の熱をベースを経由して車両側部材に放出するスイッチ放熱経路と、を備える。
この電池パックによれば、スイッチ装置の熱はスイッチ放熱経路によってベースを通じて車両側部材等の外部に放出し、電池の熱は電池放熱経路によってカバーを通じて外部に放出することができる。これにより、カバーはスイッチ装置の熱を受けるベースとは別部材であるため、スイッチ装置からの熱干渉を受けにくい電池放熱経路を提供できる。したがって、電池の放熱性向上が図れる電池パックを提供できる。
第1実施形態の電池パックを示す平面図である。 電池パックについてカバーを外した状態を示す平面図である。 第1実施形態の電池パックについて、スイッチ装置の放熱経路と電池セルの放熱経路とを示した説明図である。 第2実施形態の電池パックについて、スイッチ装置の放熱経路と電池セルの放熱経路とを示した説明図である。 第3実施形態の電池パックについて、スイッチ装置の放熱経路と電池セルの放熱経路とを示した説明図である。 第4実施形態の電池パックについて、スイッチ装置の放熱経路と電池セルの放熱経路とを示した説明図である。 第5実施形態の電池パックについて、スイッチ装置の放熱経路と電池セルの放熱経路とを示した説明図である。
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
現在、既にISS(Idling Stop System)等を搭載した、いわゆるマイルドハイブリッド車と呼ばれる車両が世の中に普及している。
今後、マイルドハイブリッド車には、ISSだけでなく、始動機および発電機の機能を統合した電気機器であるISG(Integrated Starter Generator)を用いて、エンジン駆動を補助するモータアシストや多少の航続ができるモータ駆動を積極的に取り入れることが検討されている。その意図は、積極的に電気機器を用いて車両駆動を行う、つまり車両の電動化を進めることで、エンジン駆動の機会を低減し、燃費を向上させ、ひいてはエンジン駆動した際、大気中に放出される二酸化炭素の排出量を低減することで地球環境をより良くすることを目指すためである。
しかしながら、電動化が進むと大容量の電源が必要となり、電源から始動機および発電機等の各電気機器をつないでいる導電経路には大電流が流れ、それに伴って発熱する。この発熱によって電源の容量が劣化し、充放電サイクルの回数が減ってしまう等の不具合が発生するおそれがあった。
そこで、従来から知られている電池パックにおいて、電池セルからの放熱性能に関して、さらなる改良が求められている。この実施形態は、電池の放熱性向上が図れる電池パックを開示するものである。
(第1実施形態)
第1実施形態の電池パック1について、図1〜図3を参照して説明する。各図には、上下方向または高さ方向H1、幅方向W1および奥行方向D1が図示されている。この実施形態の電池パック1では、設置例の一つとして、高さ方向H1を鉛直方向に設定している。幅方向W1と奥行方向D1は、高さ方向H1に直交する横方向でもある。
電池パック1は、複数の電池セル2を搭載する乗り物に適用することができる。乗り物の一例は車両である。車両は、例えば、電池パック1を、内燃機関と電池駆動のモータとを組み合わせて走行駆動源とするハイブリッド自動車、電池駆動のモータによって走行する電気自動車等である。この実施形態では、電池パック1をハイブリッド自動車に搭載する例について説明する。この実施形態での電池パック1は、例えば、幅方向W1が車両の幅方向になるように設置されている。
電池パック1は、トランクルーム、トランクルームより下方に設けられたトランクルーム裏エリア等のパック収容スペースに設置されている。パック収容スペースは、例えば、スペアタイヤ、工具等も収納することができる。電池パック1は、パックケースの底壁を構成するベース30を下側にした姿勢で、パック収容スペースに設置されている。パック収容スペースは、車室内の空気が流入可能なスペースである。
車両には、車室内を空調する空調装置が搭載されている。空調装置は、車外または車室内から空気を取り入れて空調ユニットに向けて送風する送風ユニットと、送風ユニットによって送られた空気を温度調節して車室内に送る空調ユニットと、を備えている。したがって、電池パック1の筐体を構成するカバー11には、パック収容スペースの空気、例えば車室内の空気が接触し得る。
また、電池パック1は、車両に設けられた床面に接触するように車両に搭載してもよい。これにより、電池パック1のパックケース内の熱は、ベース30の壁を介して床面に移動する。ベース30と床面との接触部には、熱伝導性に優れた放熱シートを介在させるようにしてもよい。パックケース内の熱は、ベース30から放熱シートを介して床面に伝達される。
電池パック1は、パック収容スペースとして、車室内に設けられる前部座席の下方や後部座席の下方に設置することができる。また、後部座席の下方の電池パック1を設置する空間は、トランクルームよりも下方のトランクルーム裏エリアに連通させるようにしてもよい。当該設置空間は、車外に連通するようにも構成できる。
図1に示すように、電池パック1は、カバー11とベース30とを備える。電池パック1は、カバー11およびベース30を少なくとも有する筐体の一部が車両側部材19に固定されている。カバー11とベース30とは、電池パック1の外殻を形成し、電池パック1のパックケースを構成する。カバー11とベース30とは、各機能部品を収容するパックケースである。カバー11は熱伝導性を有する金属製である。カバー11は、例えばアルミニウム、鉄によって構成することができる。カバー11は電池パック1の上部または天井部の外殻を構成する。ベース30は電池パック1の下部または底部の外殻を構成する。
図2は、電池パック1においてカバー11を取り除いた状態を示している。電池パック1は乗り物の発電電動機(MG)15と協働する。電池パック1は乗り物の電動システムを提供する。発電電動機15は内燃機関(EG)16と連結されている。電池パック1は車両における電気負荷(LD1)17、電気負荷(LD2)18に接続されている。電気負荷17は、外部電池、スタータのような大電流が流れる電気負荷である。電気負荷18は、被保護負荷である一般的な電気負荷であり、例えば、オーディオ、ナビゲーション装置、ヘッドライト、フロントウインドシールド等のワイパ、空調装置の送風ファン、リヤウインドシールドのデフロスタ用ヒータ等である。
発電電動機15は、内燃機関16によって駆動されることで発電機として機能する。発電電動機15によって発電された電力の少なくとも一部が電池パック1に供給されることにより、電池パック1は充電される。発電電動機15には電池パック1から電力が供給されることにより、発電電動機15は電動機として機能する。発電電動機15は、内燃機関16とともに動力源として機能する。例えば、発電電動機15は、内燃機関16が供給する動力を上回る動力、または、内燃機関16が供給する動力を補助する動力を供給する。発電電動機15は、例えば、アイドリングストップからエンジンを再起動する際や加速時にエンジンをアシストするモータである。
電池パック1は、電力の入出力が行われる端子台ユニット14を備える。端子台ユニット14は、Pb蓄電池接続用の端子台ユニット14Aと、ISG接続用の端子台ユニット14Bと、被保護負荷接続用の端子台ユニット14Cと、を備える。端子台ユニット14Aは、外部電池側に接続される第1入出力端子41と、第1入出力端子41を支持する端子台と、を有する。端子台ユニット14Bは、回転機側に接続される第2入出力端子42と、第2入出力端子42を支持する端子台と、を有する。各端子台は電気絶縁性および熱伝導性を有する樹脂等の材料によって形成されている。端子台ユニット14A、端子台ユニット14Bは、互いに方向D1に横並びとなる位置でそれぞれの端子台がベース30に固定されている。したがって、各端子台ユニット14A,14B,14Cは、ベース30との間で熱移動可能な状態で設置されている。
端子台ユニット14Aの第1入出力端子41には、ハーネスを介して外部電池が接続されている。第1入出力端子41は、導電性のバスバ21によって電気部品、電池セル2等と通電可能に接続されている。端子台ユニット14Bの第2入出力端子42には、ハーネスを介して回転機が接続されている。第2入出力端子42は、導電性のバスバ22によって電気部品、電池セル2等と通電可能に接続されている。回転機は、例えば電動発電機である。端子台ユニット14Cの第3入出力端子43には、例えば、車両ECUが接続されるとともに、電池パック1からの電力供給の対象となる前述の電気負荷に接続可能となるように構成されている。第3入出力端子43は、導電性のバスバによって電気部品、電池セル2等と通電可能に接続されている。各バスバの熱は、端子台ユニットやベース30に移動し、さらにステー32を介して車両側部材19に放出される。各バスバとベース30とは、熱伝導性および絶縁性を有する材質で形成されたバスバ支持部材25を介して熱移動可能な関係にある。
各端子台ユニットは、パックケースの外周部に設けられ、電池パック1の外部に露出した状態で設けられている。各端子台ユニットは、熱伝導性および絶縁性を有する材質で形成されている。端子台ユニット14A、端子台ユニット14Bおよび端子台ユニット14Cは、パックケースと一体であって、スイッチ装置55よりもスイッチ装置54に近い位置で横方向に並んで設置されている。端子台ユニット14A、端子台ユニット14Bおよび端子台ユニット14Cは、複数の取付部であるステー32のうち、ステー32aとステー32bとの間におけるパックケースの外周部に、パックケースと一体に設置されている。また、端子台ユニット14A、端子台ユニット14Bおよび端子台ユニット14Cは、パックケースの一部として設けられてもよいし、パックケースとは別個の部品であってパックケースに装着されることで、パックケースと一体に設置されている構成でもよい。各端子台ユニットとベース30とは熱移動可能な関係にある。
スイッチ装置54,55は、トランジスタ、MOSFET、またはIGBTなどとして広く知られている半導体スイッチである。また、スイッチ装置54,55は、電磁力を用いて接点の開閉を行うメカニカルリレーであってもよい。スイッチ装置54,55は、スイッチ装置53と異なり大電流を制御する電気部品の一例であり、発熱体に相当する。スイッチ装置54,55のようにバスバを介してベース30に放熱可能な熱移動経路を有する発熱体としての電気部品には、スイッチ装置54,55の他に、抵抗器を含めることもできる。
スイッチ装置54,55は、電力供給のための電流が流れていない信号線部によって、基板51に対して信号通信可能な状態で連結されている構成である。さらにスイッチ装置54,55は、電力供給のための大電流が流れる電力線部が基板51に接続されていない構成である。各スイッチ装置54,55において装置本体および電力線部を流れる大電流は、基板51には伝達されない構成となっている。
スイッチ装置54,55は、本体の幅寸法が厚さ寸法よりも長くなる扁平状の外形形状である。スイッチ装置54,55は、熱伝導性を有するシート状部材を介して間接的に放熱壁31に接触している。放熱壁31は、ベース30のステー32へ熱移動可能となる形態でベース30に設けられている。信号線部は、本体から延びて基板51に接続されており、または基板51に実装された電気部品に接続されている。電力線部は基板51には接続されておらず、バスバ21,22を介して第1入出力端子41や第2入出力端子42に連結されている導電性の部品側端子である。
電力線部は、溶接等によってバスバ21,22に接合されている導電性の部品側端子である。バスバ21、バスバ22は、組電池等とともにベース30に収容されるバスバ支持部材25に支持されている銅製の導電性部材である。バスバ支持部材25は、バスバ21およびバスバ22を安定した状態で収容するバスバ収容ケースでもある。バスバ支持部材25は、熱伝導性および電気絶縁性を有した材料によって形成されて、各バスバと周囲の部材とを絶縁する。バスバ支持部材25は、例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂で形成されていることが好ましい。各バスバ21,22の先端は、バスバ支持部材25の端部よりも内側に位置し、バスバ支持部材25の端部の方が外側に突出していることが好ましい。
スイッチ装置54,55の本体をシート状部材や放熱壁31に固定する手段は、絶縁性を有する接着剤、例えばシリコン系接着剤や、ボルトやねじによる締結固定によって構成することができる。スイッチ装置54,55の本体からシート状部材を通じて放熱壁31に移動した熱は、ベース30の側壁等に移動した後、さらにステー32を介して車両側部材19に移動する放熱経路によって、電池パック1の外部に放出される。
各バスバは、導電性の板状部材であり、スイッチ装置54,55の電力線部や電力線部に接続されて、電力供給のための大電流が通電する。バスバ支持部材25と端子台ユニット14は、一体成形によって一つの部材として形成してもよいし、別個の部材を一体に固定する構成でもよい。
図3に図示するように、バスバ21、バスバ22は、端子台ユニットを介してベース30に熱的に接続されている。バスバ21、バスバ22は、スイッチ装置等の電気部品が熱移動可能に設けられる放熱壁31から離間した位置でベース30に対して熱移動可能に設置されている。このため、バスバ21、バスバ22のそれぞれから放出された熱は、端子台ユニットを介してベース30に移動し、さらにブラケット190やステー32を介して車両側部材19に放出される。
第1入出力端子41や第2入出力端子42と接続する各バスバにおける接続部の外周縁は、端子台ユニット14A,14Bを形成する側壁によって囲まれている。この側壁は、絶縁性を有する材料で形成されているため、バスバとの絶縁距離の確保に寄与している。各バスバにおける接続部の外周縁は、ベース30における複数のステー32の外側端よりも外側に突出しないように設けられている。各バスバにおける接続部の外周縁は、複数のステー32のうち最も近い位置にあるステー32aやステー32bの外側端よりも外側に突出しないように設けられている。各バスバにおける接続部は、電池パック1における固定部や通電部などの機能部が存在しない箇所であって、かつ電池パック1の最外形部よりも外側にはみ出ない箇所である。各バスバにおける接続部は、このような箇所である電池パック1のデッドスペースに設けられている。
電池パック1における電気部品ユニットは、接続部材であるバスバ21,22等と、バスバの接続端子部に接続されている部品側端子をそれぞれ有する複数の電気部品と、を備える。電気部品ユニットは、バスバ21,22等を支持または収容するバスバ収容ケースを備えることにより、各バスバを所望の位置に保持することができる。
電池パック1は、電池ユニット20とベース30と電気部品ユニットと電気回路50とを備える。ベース30には、電池ユニット20と電気部品ユニットと電気回路50とが搭載されている。電気回路50は基板51と複数の電気部品52とを含む機能部品である。ベース30は、電池ユニット20を設置するための凹状の容器部を有する。ベース30は、電池ユニット20の一部、例えば下部のみを容器部に収容しており、電池ユニット20の残部、例えば上部は、ベース30から突出している。電池ユニット20と電気部品ユニットと電気回路50とは、複数のねじまたはボルトなどの締結部材によってベース30に固定されている。
電池ユニット20は、複数の電池セル2を収容する電池ケース40を有する。電池ケース40は、電気絶縁性を有する樹脂によって形成されている。電池ケース40は、複数の電池セル2を収容する容器の一部である。電池ケース40は、各電池セル2を他の電池セル2に対して電気絶縁した状態で支持している。さらに電池ケース40は、複数の電池セル2をベース30に固定する固定部材でもある。電池ケース40は、電池ユニット20をベース30に固定するための複数の取付部を有する。
電池ケース40は、電池セル2の熱をカバー11に熱伝達させるために、電池セル2の端面2bが内側に位置する開口部40aを有する箱体状である。開口部40aは、電池ユニット20に含まれるすべての電池セル2が内側に位置するように電池ケース40に設けられている。すべての電池セル2は、電池セル2の外装を形成するセルケースにおいて最も表面積が大きい面を隣の電池セルに対向させた姿勢で上下方向に積層して、電池ケース40に内蔵されている。端面2bは、セルケースにおいて、電極端子2aが突出する端子端面2a1に対して反対側に位置するセルケースの表面である。したがって、すべての電池セル2は、開口部40aを通じて、電池ケース40の外部と連通するように設置されている。
端子端面2a1および電極端子2aは、筐体の内部において端面2bよりも中央部寄りの内側に位置している。端子端面2a1および電極端子2aは、開口部40aとは反対側に位置する電池ケース40の壁部40bに対向している。壁部40bは、開口部40aよりもスイッチ装置54,55寄りに位置し、スイッチ装置54,55に関するスイッチ放熱経路寄りに位置している。端子端面2a1および電極端子2aは、端面2bよりも、スイッチ装置54,55寄りに位置し、スイッチ装置54,55に関するスイッチ放熱経路寄りに位置している。
カバー11は、天井部11cと、天井部11cの周縁部から上下方向に延びる複数の側壁部11bとを備えている。側壁部11bは、電池ケース40の開口部40aに対向している。カバー11は、複数の側壁部11bの下端部が開口をなす開口端部を有し、側壁部11bの下端部から外側に突出する突出片をなす突出片部11aを有している。突出片部11aは、ベース30とカバー11とを組み合わせた状態で、ベース30の突出片部30aに結合して、突出片部30aとともにカバー11とベース30との結合部を構成する。カバー11とベース30の間には断熱部113を介在している。断熱部113は、ベース30とカバー11との間の熱移動を抑制する熱抵抗部として機能する。断熱部113は、ベース30またはカバー11よりも高い断熱性を有する材質によって構成されている。断熱部113は、ベース30またはカバー11よりも熱伝導率が小さい特性を有する材質によって構成されている。例えば、断熱部113は、樹脂材料や、合成ゴム、天然ゴム等のエラストマーによって構成することができる。
カバー11は、側壁部11bの一部に、突出片部11aよりも肉厚が大きく形成された熱容量拡大部111を有する。熱容量拡大部111は電池セル2の熱が移動する部位である。熱容量拡大部111は、突出片部11aよりも体積または肉厚が大きい部分であるため、電池セル2から移動した熱を貯めておくことができる。このように熱容量拡大部111が熱を貯めることにより、電池セル2の熱を電池セル2から迅速に放出することに寄与し、電池セル2の温度上昇を抑制することができる。熱容量拡大部111は、突出片部11aへ移動しようとする熱を抑えるために、突出片部11aよりも上方に設けられていることが好ましい。この構成によれば、熱は上方に移動しやすいため、側壁部11bに移動した熱が、突出片部11aでなく熱容量拡大部111へ移動しやすく、電池セル2の放熱を促進することができる。
端面2bは、カバー11に対して熱移動可能な部位である。電池セル2は、熱容量拡大部111に対して押し当てられた状態で、すなわち押力荷重がかかった状態で設置されている。端面2bと熱容量拡大部111との間には、蓄熱部112が設けられている。したがって、蓄熱部112は、電池セル2と熱容量拡大部111とで挟まれる構成により、端面2bおよび熱容量拡大部111に密着した状態で接触している。熱容量拡大部111は、電池ユニット20に含まれるすべての電池セル2について端面2bに対応する位置に設けられている。蓄熱部112は、例えば、パラフィン系潜熱蓄熱材、相変化物質を含有するマイクロカプセル等の蓄熱材料を含む部材である。蓄熱部112は、電池セル2から移動した熱を貯めておくことができる。蓄熱部112が熱を貯めることにより、電池セル2の熱を電池セル2から迅速に放出することに寄与し、電池セル2の温度上昇を抑制することができる。つまり、電池パック1は、蓄熱部112と熱容量拡大部111との許容熱容量によって、ベース30へ熱移動することを抑えている。
電池セル2の熱は、端面2bから蓄熱部112および熱容量拡大部111に移動する。さらに熱容量拡大部111に貯められた熱は、熱容量拡大部111の許容熱容量を超えると、熱容量拡大部111の表面から電池パック1の雰囲気に放出される。以上の構成によれば、電池パック1は、電池セル2の熱をカバー11を経由して外部に放出する電池放熱経路を備えている。
電池ユニット20はモニタモジュールを有する。モニタモジュールは、電気絶縁性の樹脂製部材と、複数の電池セル2に接続されるモニタ接続部材とを有している。モニタ接続部材は、樹脂部材の中にインサート成形によって埋設されている。モニタ接続部材は、樹脂部材の中を通って、電池セル2と電気回路50とを接続している。モニタモジュールは、複数の水検出電極を備える水センサを有している。モニタモジュールは、電池ケースの一面に沿って配置されている。
ベース30は熱伝導性を有する金属製である。ベース30は、例えばアルミニウム、鉄によって構成することができる。ベース30はキャリアとも呼ばれる。ベース30は、例えばアルミニウム−ダイカストで形成することができる。ベース30は高い熱伝導性を有するとともに高い剛性を有する。ベース30は電池ユニット20を受け入れる容器部を備える。ベース30は、複数のステー32a,32b,32c,32d,32eを有する。複数のステー32a〜32eは、総称してステー32と呼ばれる。ステー32は、電池パック1を車両に固定するために、車両側部材19に固定される固定部である。車両側部材19は、電池パック1を固定するために電池パック1が装着される車両の一部であり、例えば板状のフレーム、パネルである。ステー32には、ステー32を車両側部材19に固定するための固定手段の一例であるボルト等を挿通するための取付穴が設けられている。ステー32は、車両側部材19に対して溶接等の固定手段によって固定される形態でもよい。
電気部品ユニットは、電池ユニット20の電力端子から延びる電力経路を提供する。電気部品ユニットは、電気絶縁性の樹脂部材と、電池ユニット20に接続される電力接続部材とを有している。電気部品ユニットはベース30の上に固定されている。電気部品ユニットは、少なくとも2つの電力接続部材を有する。ひとつの電力接続部材は、電池ユニット20のひとつの電力端子と他の電力端子との間に設けられて電気的接続を提供する。
電気回路50は、ベース30の上に固定されている。電気回路50は、電池ユニット20の横に広がるように設けられる。電池ユニット20は、ほぼ四辺形のベース30のひとつの隅部に設置されている。電気回路50は、ベース30上に電池ユニット20の横に広がる範囲を占める。
基板51は、配線パターンが設けられた制御基板である。基板51は、電気回路50が占める水平範囲にわたって広がっている。基板51は、所定の支持部材によって支持されている。基板51は、ベース30に設けられる放熱壁31の上に設置されている構成でもよい。この場合、基板51と放熱壁31とは、基板51から放熱壁31へ熱が移動可能なように、直接接触した状態で、または熱伝導性に優れたシート、ジェル等の熱伝導性素材を介して間接的に熱接触した状態で、結合している。放熱壁31とステー32とは、ベース30を形成する壁を通じて熱移動可能に一体に形成されている。このため、電池パック1は、基板51から放熱壁31に伝達した熱がベース30の側壁に設けられているステー32を通じて車両側部材19に放出される放熱経路を備えている。また、電池パック1は、基板51から放熱壁31に伝達した熱が放熱壁31から空気中に放出される放熱経路を備えている。
比較的低電流を制御するスイッチ装置53の発熱は、基板51を介してベース30の放熱壁31に移動し、放熱壁31から複数の側壁を伝わって下方に移動させることができる。さらに熱は、一つの側壁から、下部にあるステー32を介して車両側部材19に伝わって外部に放出される。この放熱経路によれば、放熱壁31から放熱壁31に沿って複数の側壁に伝わる経路を構成できる。したがって、電池パック1によれば、発熱体の放熱経路として、空気よりも熱伝導率の高い固体を伝わる伝熱経路を構成できる。
基板51は単一の基板である。基板51の上には、複数の電気部品52が配置されている。電気部品52は、電池パック1において発熱する物品の一つであり、発熱体に相当する。基板51は複数の接続部分を有している。複数の接続部分の一部または全部は、バスバユニットの電力接続部材と電気部品52との接続を提供する。電気回路50は複数の電池セル2に接続されている。複数の電気部品52は制御装置を提供する。制御装置は電池ユニット20に含まれる複数の電池セル2のそれぞれの電圧を監視する。制御装置は、複数の電池セル2のそれぞれの充電状態、放電状態を監視する。制御装置は、複数の電池セル2のそれぞれの充電状態を適正に制御する。電池セル2は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン電池、有機ラジカル電池である。
複数の電気部品52は、スイッチ装置53、スイッチ装置54,スイッチ装置55を含んでいる。各スイッチ装置53〜55は電気回路50によってオンオフ制御される装置である。スイッチ装置54,55は、電池ユニット20の出力を断続的に制御することができる。スイッチ装置54,55は、電池ユニット20のトータルプラス端子から供給される電流を断続する。スイッチ装置53は、スイッチ装置54,55よりも小さい電流が流れる弱電部品である。スイッチ装置53は基板51の上に実装されている。各スイッチ装置53〜55は、トランジスタ、MOSFET、またはIGBTなどとして広く知られている半導体スイッチである。また、各スイッチ装置53〜55は、電磁的に開閉されるメカニカルリレーであってもよい。各スイッチ装置53〜55は、電池パック1において発熱する電気部品52の一つであり、発熱体に相当する。発熱体である電気部品には、スイッチ装置の他に、抵抗器が含まれている。
座席に水がこぼされる場合に、水に濡れた乗員が座席を利用する場合に、または車両が水に浸かる場合に、電池パック1の中に水が浸入する場合がある。この場合、電池パック1が水を放電経路として放電する場合がある。この実施形態では、電池パック1の中における水を検出する水センサと、水を検出した場合に対策処理を実行する制御装置とを備えている。制御装置は、電池パック1内への浸水を監視する。制御装置は、浸水が検出された場合に対策処置を実行する。対策処理は、例えば、複数の電気部品のひとつであるブレーカ素子をオフ状態にすることである。
電気回路50が提供する制御システムは、電子制御装置(Electronic Control Unit)である制御装置を提供する。制御装置は、少なくともひとつの演算処理装置(CPU)と、プログラムとデータとを記憶する記憶媒体としての少なくともひとつのメモリ装置(MMR)とを有する。制御装置は、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体である。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスク等によって提供されうる。制御装置は、ひとつのコンピュータ、またはデータ通信装置によってリンクされた一組のコンピュータ資源によって提供されうる。プログラムは、制御装置によって実行されることによって、制御装置をこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される方法を実行するように制御装置を機能させる。
制御システムは、制御装置に入力される情報を示す信号を供給する複数の信号源を入力装置として有する。制御システムは、制御装置が情報をメモリ装置に格納することにより、情報を取得する。制御システムは、制御装置によって作動が制御される複数の制御対象物を出力装置として有する。制御システムは、メモリ装置に格納された情報を信号に変換して制御対象物に供給することにより制御対象物の作動を制御する。
制御システムに含まれる制御装置と信号源と制御対象物とは、多様な要素を提供する。それらの要素の少なくとも一部は、機能を実行するためのブロックと呼ぶことができる。別の観点では、それらの要素の少なくとも一部は、構成として解釈されるモジュール、またはセクションと呼ぶことができる。さらに制御システムに含まれる要素は、意図的な場合にのみ、その機能を実現する手段とも呼ぶことができる。
制御システムが提供する手段および、または機能は、実体的なメモリ装置に記録されたソフトウェアおよびそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、制御装置がハードウェアである電子回路によって提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路によって提供することができる。電気回路50は、インバータおよび、またはコンバータとしての回路と、複数の電池セル2の電圧を観測するモニタ回路とを備えてもよい。
ベース30は板状または皿状を呈している。ベース30は浅い皿状、または浅いカップ状と呼べる形状を有している。ベース30の形状は、容器部において、下に向けて凸状であって上から凹状である。ベース30は、それを反らせようとする外力に対抗する高い剛性を有する。ベース30は、容器部を開く横方向、特に幅方向W1への外力に対抗する高い剛性を有する。ベース30は、複数の電池セル2が著しく膨らむ方向に関して高い剛性を有する。
ベース30の放熱壁31の上には、基板51を介して一部の電気部品52が配置されている。一部の電気部品52は、放熱を要する部品である。例えば、電気回路50におけるスイッチ装置53は、放熱壁31の上に配置されている。放熱壁31と電気部品52との間、放熱壁31と基板51との間には、絶縁シートが設置される。この構成により、電気部品52の熱は、絶縁シートを介して放熱壁31へ移動することになる。放熱壁31は、ベース30において、上へ凸状であり下から凹状である。放熱壁31は、ベース30の下面において、下から凹状の放熱部を提供する。
ベース30の上には、電池セル2に対する電流を制御するスイッチ装置54,55が設置された強電部と、強電部よりも小さい電流が流れるスイッチ装置53等の電気部品が設置された弱電部と、が設けられている。強電部は、例えばスイッチ装置54,55が設置されているエリアを占有する。弱電部は、例えばスイッチ装置54,55以外の電気部品が設置されているエリアを占有する。
図3に示すように、スイッチ装置54,55は、放熱壁31を介してベース30に熱移動可能に設けられている。各バスバ21,22は、バスバ支持部材25を介してベース30と熱移動可能に接続している。各バスバ21,22は、ベース30のステー32やブラケット190を介して車両アンダーボディ等の車両側部材19に熱移動可能に接続されている。図3に矢印で図示するように、スイッチ装置54,55の発熱は、バスバ21,22や放熱壁31を介してベース30から車両側部材19に移動するスイッチ放熱経路を備えている。前述したように、スイッチ放熱経路は、電池放熱経路と重なる経路を持たないため、スイッチ装置54,55の熱は、電池セル2とカバー11との温度差を確保することに寄与している。
次に、第1実施形態の電池パック1によって得られる効果について説明する。電池パック1は、筐体の内部に設置された複数の電池セル2と、筐体の一部を構成する、ベース30およびカバー11と、スイッチ装置54,55と、電池放熱経路と、スイッチ放熱経路と、を備える。ベース30は、車両側部材19に対して熱移動可能に設置される。カバー11は、ベース30と組み合わされて筐体の一部を構成し電池セル2の熱が熱移動可能な状態に設置されている。スイッチ装置54,55は、ベース30を介して車両側部材19に対して熱移動可能に設置されて電流を制御する。電池放熱経路は、電池セル2の熱をカバー11を経由して外部に放出する経路である。スイッチ放熱経路は、スイッチ装置54,55の熱をベース30を経由して車両側部材19に放出する経路である。
この電池パック1によれば、スイッチ装置54,55の熱はスイッチ放熱経路によってベース30を通じて車両側部材19等の外部に放出し、電池セル2の熱は電池放熱経路によってカバー11を通じて外部に放出することができる。電池放熱経路はスイッチ放熱経路とは独立した経路を構成している。これによれば、カバー11はスイッチ装置54,55の熱が伝わるベース30とは別部材であるため、スイッチ装置54,55からの熱干渉を受けにくい電池放熱経路を提供できる。したがって、電池パック1は、電池セル2の放熱性向上を図ることができる。
このように電池パック1は、電池セル2の放熱性が向上することにより、電池ユニット20に流すことができる許容電流値、通電量、通電時間等を高めることができる。したがって、電池パック1は、電池パック1における使用電流の向上、電池ユニット20の小型化、軽量化等を図ることができる。また、電池パック1は、車両の燃費や加速性能を高めることにも寄与する。
筐体と電池ケースとが放熱経路を有するように結合していない構成である電池セルの熱は、電池ケース、電池ケースと筐体との間の空気を介して筐体に移動する経路となる。これに対して、第1実施形態の電池パック1は、熱伝導率が低い空気を介した放熱経路を構成しないので、電池セル2の放熱性能を向上することができる。
電池パック1は、ベース30またはカバー11よりも高い断熱性を有し、カバー11とベース30との結合部においてカバー11とベース30との間に介在する断熱部113を備える。この構成によれば、断熱部113は、カバー11からベース30への熱移動やベース30からカバー11への熱移動を妨げることに寄与する。これにより、電池放熱経路とスイッチ放熱経路との間の熱干渉をさらに抑えることができ、電池セル2の放熱性向上をさらに改善する電池パック1を提供できる。
カバー11は、電池セル2の熱が移動する部位に結合部よりも肉厚が大きい熱容量拡大部111を有する。この構成によれば、電池セル2からの放熱を熱容量拡大部111に集めて蓄えることができる。これにより、電池セル2の熱は熱容量拡大部111に貯めることできるので、電池セル2の温度上昇を抑制することができる。
電池パック1は、電池セル2に接触して支持する電池ケース40を備える。電池セル2において電極端子2aが突出する端子端面2a1とは反対側に位置する端面2bは、カバー11に対して熱移動可能な部位であり、かつ、電池ケース40を貫通するように設けられた開口部40aの内側に位置する。この構成によれば、開口部40aの内周壁と電池セル2のセルケースとが接触していないため、端面2bからの放熱を、電池ケース40に移動させにくく、カバー11へより多く移動させることに寄与する。
熱容量拡大部111は、カバー11における側壁部11bに設けられている。この構成によれば、高さ寸法を抑えた熱容量拡大部111を構成できるので、高さを抑えたカバー11により、低高で電池セル2の放熱性能を向上できる電池パック1を提供できる。
熱容量拡大部111は、カバー11の周囲の雰囲気に露出している。この構成によれば、電池セル2からの放熱を熱容量拡大部111に集め、さらに雰囲気に放出する電池放熱経路を提供できる。
電池パック1は、カバー11における電池セル2の熱が移動する部位と電池セル2との間に介在し、蓄熱材料を含んだ蓄熱部112を備える。この構成によれば、電池セル2からの放熱を蓄熱部112に集めて蓄えることができる。蓄熱部112の許容熱容量を超えた熱はカバー11へ移動することになる。これにより、蓄熱部112の貯熱能力とカバー11の熱容量を有するので、さらに電池セル2の温度上昇抑制を促進できる。
カバー11はベース30よりも上方に設けられている。この構成によれば、電池セル2の熱を上方に位置するカバー11に移動させるので、電池セル2の熱をカバー11に移動させやすい電池放熱経路緒を提供できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態に対する他の形態である、電池放熱経路について図4を参照して説明する。第2実施形態は、熱容量拡大部111の設置場所、これに伴う電池セル2の設置姿勢が第1実施形態に対して相違する。第2実施形態は、この構成を除いて第1実施形態と同様の構成であり、同様の作用効果を奏するものである。第1実施形態と異なる内容について説明する。
図4に示すように、電池パック101は、電池パック1に対して電池放熱経路の構成、すなわち熱容量拡大部111の位置、電池セル2の設置姿勢が相違している。
電池ケース40は、開口部40aが天井部11cに対向する姿勢で設置されている。すべての電池セル2は、セルケースにおいて最も表面積が大きい面を隣の電池セルに対向させた姿勢で横方向に積層して、電池ケース40に内蔵されている。電池セル2は、端面2bが開口部40aの内側において天井部11cに対向する姿勢で設置されている。
端子端面2a1および電極端子2aは、筐体の内部において端面2bよりも下方であるベース30寄りに位置している。端子端面2a1および電極端子2aは、ベース30の底壁部に対向している。壁部40bは、開口部40aよりもベース30寄りに位置し、ベース30の底壁部に対向している。
カバー1011は、天井部11cの一部に熱容量拡大部111を有する。電池セル2の熱は、端面2bから上方に移動して蓄熱部112および熱容量拡大部111に蓄えられる。さらに熱容量拡大部111に貯められた熱は、熱容量拡大部111の許容熱容量を超えると、熱容量拡大部111の表面から上方に向けて電池パック1の雰囲気に放出される。以上の構成によれば、電池パック1は、電池セル2の熱を上方に移動させカバー11を経由して外部に放出する電池放熱経路を備えている。
第2実施形態によれば、熱容量拡大部111はカバー11における天井部11cに設けられている。この構成によれば、上方へ移動しやすい熱の特性を利用して、電池セル2の熱を集めやすい熱容量拡大部111を提供できる。したがって、集熱能力が高い熱容量拡大部111により、電池セル2の放熱性能を向上できる電池パック1を提供できる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態に対する他の形態である、電池放熱経路について図5を参照して説明する。第3実施形態は、第1実施形態に対して、熱容量拡大部111の設置箇所、蓄熱部112から熱容量拡大部111への放熱経路、電極端子2aからの放熱経路が相違する。第3実施形態は、この構成を除いて第1実施形態と同様の構成であり、同様の作用効果を奏するものである。第1実施形態と異なる内容について説明する。
図5に示すように、電池パック201は、電池パック1に対して電池放熱経路の構成、すなわち熱容量拡大部111の位置、端面2bの位置、電極端子2aの位置、電池ケース40とカバー2011との位置関係が相違している。
電池ケース40は、開口部40aが筐体の内部に位置し、壁部40bが筐体の外部に位置する姿勢で設置されている。すなわち、電池ケース40の一部は、筐体の外部に突出している。外部に突出した部分には、電池ケース40を貫通する孔部が設けられている。端子端面2a1および電極端子2aは、壁部40bに対向している。したがって、端子端面2a1や電極端子2aからの放熱は、電池ケース40を貫通する孔部を通して筐体の雰囲気に放出される。
カバー2011には、天井部11cに設けられた熱容量拡大部111の内面から下方に延びる伝熱連絡部114が一体に設けられている。伝熱連絡部114は、熱伝導性を有する金属で構成されている。電池セル2は、伝熱連絡部114に対して押し当てられた状態で、すなわち押力荷重がかかった状態で設置されている。端面2bと伝熱連絡部114との間には、蓄熱部112が設けられている。したがって、蓄熱部112は、電池セル2と伝熱連絡部114とで挟まれる構成により、端面2bおよび伝熱連絡部114に密着した状態で接触している。伝熱連絡部114は、電池ユニット20に含まれるすべての電池セル2について端面2bに対応する位置に設けられている。
電池セル2の熱は、端面2bから蓄熱部112に移動し、さらに伝熱連絡部114を介して熱容量拡大部111に移動する。熱容量拡大部111に貯められた熱は、熱容量拡大部111の許容熱容量を超えると、熱容量拡大部111の表面から電池パック201の雰囲気に放出される。以上の構成によれば、電池パック201は、電池セル2の熱をカバー11を経由して外部に放出する経路と、電極端子2aや端子端面2a1から筐体の外部に放出する経路とを有する電池放熱経路を備えている。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第1実施形態に対する他の形態である、電池放熱経路について図6を参照して説明する。第4実施形態は、第1実施形態に対して、熱容量拡大部111からの放熱経路が相違する。第4実施形態は、この構成を除いて第1実施形態と同様の構成であり、同様の作用効果を奏するものである。第1実施形態と異なる内容について説明する。
図6に示すように、電池パック301は、カバー3011の熱容量拡大部111と車両側部材19の両方に熱的に接続されている連結部材191を備えている。電池セル2の熱は、端面2bから蓄熱部112に移動し、さらに熱容量拡大部111に移動する。熱容量拡大部111に貯められた熱は、熱容量拡大部111の許容熱容量を超えると、熱容量拡大部111から連結部材191を介して車両側部材19に放出され、あるいは連結部材191から雰囲気に放出される。
第4実施形態によれば、電池パック301は、車両側部材19に対して連結部材191を介して接続されている熱容量拡大部111を備える。この構成によれば、熱容量拡大部111に蓄えた熱を、連結部材191を介して車両側部材19に放出することができる。
連結部材191は、電池セル2に接触して支持する電池ケース40よりも熱伝導性が高い材質によって構成されている。これによれば、熱容量拡大部111の許容熱容量を超えた熱量を連結部材191に移動させやすい電池パック301を提供できる。さらに外部雰囲気に放熱させやすい連結部材191を提供できるため、カバー11との温度差が大きい空調空間に放熱する放熱経路を構成できる。
(第5実施形態)
第5実施形態では、第1実施形態に対する他の形態である、電池パック401について図7を参照して説明する。第5実施形態は、第1実施形態に対して、電池ユニット20において上下方向に積層された電池セル3の個数が相違する。第5実施形態は、この構成を除いて第1実施形態と同様の構成であり、同様の作用効果を奏するものである。第1実施形態と異なる内容について説明する。
図7に示すように、電池パック401は、上下方向に5個の電池セル2が積層されて電池ケース40に収容されている。カバー4011の熱容量拡大部111は、電池ユニット20に含まれるすべての電池セル2について端面2bに対応する位置に設けられている。なお、電池ユニット20において積層される電池セル2は、第1実施形態および第5実施形態で開示する個数に限定されない。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示される技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
前述の実施形態において、端面2bと熱容量拡大部111との間に介在している蓄熱部112は、熱伝導性に優れた伝熱部に置き換えてもよい。伝熱部は、電池セル2からカバー11への伝熱を促進する部材であり、例えばカバー11またはベース30よりも高い熱伝導性を有する材質で構成されている。この構成によれば、電池セル2の熱を伝熱部を介してカバー11の熱容量拡大部111へ迅速に放出することに寄与し、電池セル2の温度上昇を抑制することができる。
前述の実施形態において、筐体の内部に送風機等により強制的な空気流れを形成するようにしてもよい。例えば、筐体の内部に送風機を設置して、送風機によって筐体の内部を循環する循環空気流を形成することで、電池セル2の放熱を促進する電池パックを構成することができる。
前述の実施形態において、ベース30のステー32は、車両側部材19に直接的に固定されていない構成でもよい。ステー32は、車両側部材19に対して熱移動可能に設置される構成であれば、車両側部材19に別部材を介して熱移動可能に固定されている構成でもよい。
前述の実施形態において、バスバ21,22,24は、電気部品に直接的に接続されていない構成でもよい。バスバ21,22,24は、電気部品に対して通電可能に接続されている構成であれば、別部材を介して電気部品に接続されている構成でもよい。
前述の実施形態において電池ユニット20を構成する電池セル2は、例えば、外装ケースが薄い平板状の形態をなし、外装ケースはラミネートシートで形成されている形態でもよい。ラミネートシートは、絶縁性の高い素材で構成されている。電池セルは、例えば、二つ折りにされたラミネートシートの端部同士を熱融着することにより当該端部同士を封止して密閉された扁平状容器の内部空間を有する。この内部空間には、電極集合体、電解質、端子接続部、正極端子部の一部、および負極端子部の一部を含む電池本体部が内蔵されている。したがって、複数の電池セルは、扁平状容器の周縁部が封止されることにより、扁平状容器の内部に、電池本体部が密封状態で収容されている。各電池セルは、扁平状容器から外方へ引き出された一対の電極端子を有する。
前述の実施形態において電池ユニット20を構成する電池セル2として、例えば、円柱状の外形形状である電池セルを用いてもよい。
前述の実施形態において、電池ユニット20を構成する複数の電池セルは、隣接する電池セル間に隙間を設けずに接触させた状態で設置される形態でもよいし、隣り合う電池セル2の間に所定の隙間をあけて設置するようにしてもよい。
11,1011,2011,3011,4011…カバー
19…車両側部材、 20…電池ユニット(電池)
30…ベース、 54,55…スイッチ装置

Claims (11)

  1. 筐体の内部に設置された電池(20)と、
    前記筐体の一部を構成し車両側部材(19)に対して熱移動可能に設置されるベース(30)と、
    前記ベースと組み合わされて前記筐体の一部を構成し前記電池の熱が熱移動可能な状態に設置されたカバー(11;1011;2011;3011;4011)と、
    前記ベースを介して前記車両側部材に対して熱移動可能に設置されて電流を制御するスイッチ装置(54,55)と、
    前記電池の熱を前記カバーを経由して外部に放出する電池放熱経路と、
    前記スイッチ装置の熱を前記ベースを経由して前記車両側部材に放出するスイッチ放熱経路と、
    を備える電池パック。
  2. 前記ベースまたは前記カバーよりも高い断熱性を有し、前記カバーと前記ベースとの結合部(11a,30a)において前記カバーと前記ベースとの間に介在する断熱部(113)を備える請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記カバーは、前記電池の熱が移動する部位に前記結合部よりも肉厚が大きい熱容量拡大部(111)を有する請求項2に記載の電池パック。
  4. 前記電池に接触して支持する電池ケース(40)を備え、
    前記電池において電極端子(2a)が突出する端子端面(2a1)とは反対側に位置する端面(2b)は、前記カバーに対して熱移動可能な部位であり、かつ、前記電池ケースを貫通するように設けられた開口部(40a)の内側に位置する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電池パック。
  5. 前記熱容量拡大部は、前記車両側部材に対して連結部材(191)を介して接続されている請求項3に記載の電池パック。
  6. 前記連結部材は、前記電池に接触して支持する電池ケース(40)よりも熱伝導性が高い材質によって構成されている請求項5に記載の電池パック。
  7. 前記熱容量拡大部は、前記カバーにおける天井部(11c)に設けられている請求項3、請求項5、請求項6のいずれか一項に記載の電池パック。
  8. 前記熱容量拡大部は、前記カバーにおける側壁部(11b)に設けられている請求項3、請求項5、請求項6のいずれか一項に記載の電池パック。
  9. 前記熱容量拡大部は、前記カバーの周囲の雰囲気に露出している請求項3、請求項5、請求項6のいずれか一項に記載の電池パック。
  10. 前記カバーにおける前記電池の熱が移動する部位と前記電池との間に介在し、蓄熱材料を含んだ蓄熱部(112)を備える請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の電池パック。
  11. 前記カバーは前記ベースよりも上方に設けられている請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の電池パック。
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