JP2018187020A - 歯洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が容易に且つ短時間で歯の洗浄を行うことができる箱形の歯洗浄装置を提供する。【解決手段】前面部7と、背面部9と、上記前面部7と背面部9とを結合する結合部11とを備える。前面部の内面13と背面部の内面15との間に凹部19が形成される。前面部の内面13と背面部の内面15の両方または一方に歯洗浄作用部21が設けられ、凹部19を歯列Tに被せた状態で歯列に沿って本体部3を移動させたときに、歯洗浄作用部21が歯の前面と歯の背面の両方または一方に接触して歯の洗浄作用を生じる。【選択図】図1

Description

本発明は、歯に付着した食べ残し、歯垢、汚れなどの除去に使用でき、従来の歯ブラシの欠点を補うように開発された歯洗浄装置に関する。
歯に付着した歯垢の除去には、従来から歯ブラシが一般に使用されている。一般的に歯ブラシは長い把手を備えており、把手の先端に堅いブラシが設けられている。
特開2009−247800号公報 特開2005−177253号公報 特開2004−148079号公報 特開2007−54148号公報 特開2009−45345号公報
このような従来の歯ブラシは口腔の奥まで届いて奥歯を磨くのに適している反面、長い把手の先端が口腔内に当たることで口腔内の皮膚を傷つけたり、ブラシにより歯茎を損傷させてしまうなどの問題点もあった。また従来の歯ブラシの形状ではブラッシングが行き届きにくい場所があり、以下の特許文献1−5に示すように超音波装置による洗浄を併用しなければならないという面もあった。
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、従来の歯ブラシの上記問題点を解決するために、使用者が容易に且つ短時間で歯の洗浄を行うことができる箱形の歯洗浄装置を開発するに至った。
即ち本発明の歯洗浄装置は、前面部と、背面部と、上記前面部と背面部とを結合する結合部とを備え、上記前面部の内面と上記背面部の内面との間に凹部が形成される本体部と、上記前面部の内面と上記背面部の内面の両方または一方に設けられる歯洗浄作用部とを備え、上記凹部を歯列に被せた状態で歯列に沿って上記本体部を移動させたときに、上記歯洗浄作用部が歯の前面と歯の背面の両方または一方に接触して歯の洗浄作用を生じることを特徴とするものである(第1の態様の実施形態)。
上記発明において、上記本体部には把手が接続されていてもよい(第2の態様の実施形態)。
上記発明において、上記把手は上記本体部に対して着脱可能であってもよい(第3の態様の実施形態)。
上記発明において、上記把手は上記本体部に対して回動可能であってもよい(第4の態様の実施形態)。
上記発明において、上記把手は上記本体部に対して特定の角度で固定可能であってもよい(第5の態様の実施形態)。
上記発明において、上記把手はリング状であってもよい(第6の態様の実施形態)。
上記発明において、上記歯洗浄作用部は海綿状の材料であってもよい(第7の態様の実施形態)。
上記発明において、上記歯洗浄作用部はブラシであってもよい(第8の態様の実施形態)。
上記発明において、上記歯洗浄作用部には歯洗浄補助液が含浸されていてもよい(第9の態様の実施形態)。
上記発明において、上記結合部の内面にはブラシが形成されていてもよい(第10の態様の実施形態)。
上記発明において、上記前面部の内面と上記背面部の内面とが互いの方へ付勢傾向にあってもよい(第11の態様の実施形態)。
上記発明において、上記前面部の内面は歯列の前面の曲率と同じ曲率を有し、上記背面部の内面は歯列の背面の曲率と同じ曲率を有していてもよい(第12の態様の実施形態)。
また本願発明は、上記前面部および背面部の長さがそれぞれ異なる複数組の上記歯洗浄装置を備えている歯洗浄装置セットであってもよい(第13の態様の実施形態)。
また本願発明は、上記前面部および背面部の高さがそれぞれ異なる複数組の上記歯洗浄装置を備えている歯洗浄装置セットであってもよい(第14の態様の実施形態)。
また本願発明は、上記前面部の内面の曲率および背面部の内面の曲率がそれぞれ異なる複数組の上記歯洗浄装置セットであってもよい(第15の態様の実施形態)。
上記発明において、上記本体部は、上記凹部を歯列に被せた状態で歯列に沿って上記本体部を移動させたときに、前歯での歯列の曲率から奥歯での歯列の曲率の変化に対応して上記本体部の長手方向での曲率が変化するように可撓性を有していてもよい(第16の態様の実施形態)。
第1の態様の実施形態によれば、凹部を歯列に被せた状態で歯列に沿って本体部を移動させたときに、歯洗浄作用部が歯の前面と歯の背面の両方または一方に接触して歯の洗浄作用を生じることができる。また本体部を歯列に沿って移動させるという簡単な操作だけで、歯を洗浄することが可能である。
第2の態様の実施形態によれば、使用者が把手を持って本体部を歯列に沿って移動させることができる。
第3の態様の実施形態によれば、使用時には把手を本体部に取り付けて使用し、不使用時には把手を本体部から外してコンパクトな状態で収納することができる。
第4の態様の実施形態によれば、使用者が把手を持って本体部を歯列に沿って移動させるときに、使用者が手首をひねったり、把手を持ち変えたりせずにスムースな歯の洗浄動作を行うことができる。
第5の態様の実施形態によれば、使用者が把手を特定の作業しやすい角度に固定して歯の洗浄動作を行うことができる。
第6の態様の実施形態によれば、使用者が指をリングに入れて歯の洗浄動作を行うことができる。
第7の態様の実施形態によれば、海綿状の材料が歯の表面の汚れを擦り取って、その汚れを材料内に保持することができる。また海綿状の材料は、歯洗浄補助液を含浸させ保持しやすい。更に海綿状の材料は歯茎のマッサージ作用を行うことができるとともに、歯と歯の間の清掃も行うことができる。海綿状の材料はスポンジなど多くの気泡を含む材料とすることができるが、歯に当たる部分と歯茎に当たる部分との気泡の大きさを変えるようにしてもよい。更に海綿状の材料は、歯列の凹凸に応答して形状が変化するため、個人で異なる歯列の凹凸に柔軟に対応することができる。
第8の態様の実施形態によれば、本体部を歯列に沿って移動させるときに、ブラシが歯の表面に圧接して汚れを掻き落とす。またブラシは歯洗浄補助液を含浸させ保持しやすい。
第9の態様の実施形態によれば、歯洗浄補助液が歯の表面に付着した汚れ等を歯から分離しやすくし、汚れ等を除去することが容易になる。
第10の態様の実施形態によれば、結合部の内面に設けられるブラシが例えば奥歯同士の摺り合わせ表面に作用して、表面の汚れ等を掻き落とすことができる。
第11の態様の実施形態によれば、前面部の内面と背面部の内面とが互いの方へ付勢傾向にあることで、前後から歯を付勢して挟むようになるため、歯の表面に付着した汚れ等を歯から落としやすくなる。
第12の態様の実施形態によれば、前面部の内面と歯列の前面との接触面積が大きくなり、また背面部の内面と歯列の背面との接触面積も大きくなり、歯の洗浄作用が高まる。
第13の態様の実施形態によれば、子供と大人のように歯列の大きさが異なる場合に、複数組の歯洗浄装置の中から各個人にあったものを選択して使用することができる。
第14の態様の実施形態によれば、子供と大人のように歯の高さが異なる場合に、複数組の歯洗浄装置の中から各個人にあったものを選択して使用することができる。
第15の態様の実施形態によれば、子供と大人のように前面部の内面の曲率および背面部の内面の曲率が異なる場合に、複数組の歯洗浄装置の中から各個人にあったものを選択して使用することができる。
第16の態様の実施形態によれば、前歯での歯列の曲率と奥歯での歯列の曲率は通常異なるが、歯列に沿って本体部を移動させたときに、前歯での歯列の曲率から奥歯での歯列の曲率の変化に対応して本体部の長手方向での曲率が変化することで、前歯でも奥歯でも、前面部の内面と歯列の前面との接触面積あるいは背面部の内面と歯列の背面との接触面積がほぼ一定になり、歯の洗浄作用が上がる。
本発明の一実施形態に係る歯洗浄装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る歯洗浄装置の種々の把手の形態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る歯洗浄装置の種々の把手の形態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る歯洗浄装置の種々の歯洗浄作用部の形態を示す断面図である。 (a)は前面部の内面は歯列の前面の曲率と同じ曲率を有し、背面部の内面は歯列の背面の曲率と同じ曲率を有する本発明の一実施形態に係る歯洗浄装置を示し、(b)はこのような形態でない場合の実施形態を示す説明図である。 前面部および背面部の長さがそれぞれ異なる本発明の一実施形態に係る複数組の歯洗浄装置を備えている歯洗浄装置セットを示す斜視図である。 前面部および背面部の高さがそれぞれ異なる本発明の一実施形態に係る複数組の歯洗浄装置を備えている歯洗浄装置セットを示す斜視図である。 前面部の内面の曲率および背面部の内面の曲率がそれぞれ異なる本発明の一実施形態に係る複数組の歯洗浄装置を備えている歯洗浄装置セットを示す斜視図である。 前歯での歯列の曲率から奥歯での歯列の曲率の変化に対応して本体部の長手方向での曲率が変化するように可撓性を有する本発明の一実施形態に係る歯洗浄装置を示す斜視図である。
以下において、本発明の歯洗浄装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように本発明の一実施形態に係る歯洗浄装置1は、全体として本体部3と把手5とを備えている。なお把手5は必ずしも本発明の歯洗浄装置1に必須の構成要素ではないが、使用者が歯洗浄装置1を使い易くするために図1に示す実施形態では把手5を備えている。
図3に示すように本体部3は、歯列に被せて使用するときに、歯列の前面側に面する前面部7と、歯列の背面側に面する背面部9と、前面部7と背面部9とを結合する結合部11とを備えている。前面部7の内面13と、背面部9の内面15と、結合部11の内面17とによって囲まれる部分には縦断面がほぼコの字状の凹部19が形成されており、図1に示すように歯洗浄装置1の使用時に凹部19に歯列Tが受け入れられるようになっている。前面部7の内面13と背面部9の内面15とには、凹部19を歯列Tに被せた状態で歯列Tに沿って本体部3を移動させたときに、歯に接触して歯の洗浄作用をもたらす歯洗浄作用部21が設けられている。図3に示すいずれの実施形態でも前面部7の内面13と背面部9の内面15の両方に歯洗浄作用部21が設けられているが、歯洗浄作用部21は前面部7の内面13だけ、あるいは背面部9の内面15だけに設けるようにしても構わない。また結合部11の内面17には、歯洗浄作用部21が設けられていても設けられていなくてもよい。
図2A(a)−(c)と図2B(d)−(f)に基づいて、種々の把手5について説明する。図2A(a)は棒状の材料を折り曲げ加工して把手5を形成したものであり、把手5は本体部3に溶接等によって接合されている。なお図2A(a)の実施形態において、把手5を本体部3に対して特定の水平方向の角度あるいは特定の上下方向の角度を付けて固定することにより、使用者が把手5を持ちやすくしたり、扱いやすくすることもできる。
図2A(b)は把手5をリング状に形成した実施形態を示す。リング状の把手5は接続部23において本体部3に接続されている。リング状の把手5は接続部23において、回転しないように固定されていてもよいし、リング状の把手5が本体部3に対して回転できるように接続してもよい。また図2A(b)に示す実施形態ではリング状の把手5の向きが上下方向に向くように固定されているが、リング状の把手5の向きを図2A(b)に示す状態から斜めに傾けた状態で固定したり、図2A(b)に示す状態から90度回転させてリングが水平になる状態で固定してもよい。リングの大きさは使用者の指の太さ、使用する指の種類に応じて適宜変更することができる。
図2A(c)は板状の把手5を本体部3に対して水平方向に回動可能に取り付けた実施形態を示す。使用者は把手5を手で握り、凹部19を歯列Tに被せた状態で歯列Tに沿って本体部3を移動させるときに、把手5が回動支点25を中心に回動可能であるから、手首を捻ったり、把手5を持ち替えたりしなくても歯の洗浄動作をスムースに行うことができる。
図2B(d)は把手5を本体部3に対してボルト27で固定する実施形態を示す。把手5の基端側には複数の係止溝29が周囲に等間隔に形成された係止孔31が形成されており、一方本体部3の上面には係止孔31に対応して複数の突起部33が周囲に等間隔に形成された係止突部35が形成されている。係止孔31の係止溝29が係止突部35の突起部33の任意の位置に嵌まった状態で、ボルト27を係止突部35の中央に形成されたネジ孔37に螺合させることにより、把手5を本体部3に対して固定することができる。また係止孔31の係止溝29と係止突部35の突起部33との周方向での位置を変えるように把手5を本体部3に対して回動させた状態で、上記同様にボルト27で固定すれば、把手5を本体部3に対して種々の回動させた角度位置で固定することができる。図2B(e)(f)はほぼ円形の把手5を本体部3と一体的に形成し、把手5には指先で把手5をしっかりと保持できるように凹み5aを形成した実施形態を示す。なお凹み5aは把手5の上面だけでなく、下面にも形成することができる。
次に図3(a)から(e)を参照しながら、歯洗浄作用部21について説明する。図3(a)に示す実施形態では、歯洗浄作用部21が海綿状材料39で形成されている。海綿状材料39は弾性を有する。海綿状材料39の弾性は、凹部19を歯列Tに被せたときに海綿状材料39の弾性により海綿状材料39が歯の前面と背面に接触することができ、且つその状態で歯列Tに沿って移動できる程度の弾性力を有することが好ましい。このような海綿状材料39の例としては軟質ウレタンフォーム、スポンジなどの軟質プラスチック材料が挙げられるが、これらに限定されるものではなく、歯の前面と背面とに接触することができ、且つその状態で歯列Tに沿って移動できる程度の弾性力を有するものであれば材質を問わない。海綿状の材料は歯茎のマッサージ作用を行うことができるとともに、歯と歯の間の清掃も行うことができる。海綿状の材料は歯に当たる部分と歯茎に当たる部分との気泡の大きさを変えるようにしてもよい。例えば歯茎に当たる部分との気泡を大きくすれば、歯茎には優しく接触するため歯茎を痛めることを防止できる。更に海綿状の材料は、歯列の凹凸に応答して形状が変化するため、個人で異なる歯列の凹凸に柔軟に対応することができる。また図3(b)に示すように歯洗浄作用部21をブラシ41で構成することもできる。ブラシ41は、図3(b)に示すように前面部の内面13と背面部の内面15の他、結合部の内面17にも形成することができる。因みに結合部の内面17に設けられるブラシ41や海綿状材料39は、奥歯同士の摺り合わせ表面に作用して、表面の汚れ等を掻き落とすことができる。
図3(c)に示す実施形態は、本体部3において前面部の内面13と背面部の内面15とに海綿状材料39を形成し、結合部の内面17にブラシ41を形成したものである。このように歯に接する部位により材料を変えることで、歯の部位毎により洗浄効果を上げることができる。図3(d)に示す実施形態は、本体部3において前面部の内面13と背面部の内面15とにブラシ41を一体成形するように形成したものである。
以上説明した実施形態は、本体部3が基本的に変形しないことを前提とした構成であるが、図3(e)に示すように前面部の内面13と背面部の内面15とが互いの方へ付勢傾向(図3(e)中の矢印を参照)を有するように弾性を有してもよい。即ち図3(e)に示す実施形態の歯洗浄装置1の凹部19を歯列Tに被せるときに、本体部3の前面部7と背面部9とを若干外側に拡げた状態で歯列Tに被せるようにする。外側に拡げる力を解除することにより、図3(e)中の矢印で示すように海綿状材料39が内側への付勢力を受けて歯列Tの前面と背面とに圧接するようになる。この状態で歯洗浄装置1を歯列Tに沿って移動することで、海綿状材料39と、歯列Tの前面と背面との摩擦力が高まりより高い洗浄作用が期待できる。
歯洗浄作用部には歯洗浄補助液を含浸させることができる。歯洗浄補助液は例えば歯周病の原因となる嫌気性菌等の歯細菌に対する殺菌成分を含んだ種々の液を適用でき、一例としてジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社が製造・販売する登録商標「リステリン」が使用できる。「リステリン」には、歯細菌の殺菌、除去成分として1.8−シネオール、チモール、サリチル酸メチル、l−メントールの4つの有効成分が含まれており、これらの有効成分用の溶剤としてエタノール、保存剤として安息香酸、その他溶剤補助剤、着色剤、PH調整剤が含まれている。歯洗浄作用部21がブラシである場合には、歯洗浄補助液はブラシの毛の間に含浸させることができ、歯洗浄補助液が海綿状材料である場合には、歯洗浄補助液は海綿状材料の中に含浸させることができる。使用の途中で歯洗浄補助液を適宜追加して歯洗浄作用部21に含浸させることもできる。
次に図4を参照しながら本体部3の水平断面での湾曲の程度について説明する。図4(a)に示すように、本体部3の前面部7の内面13は歯列Tの前面の曲率と同じ曲率を有し、背面部9の内面15は歯列Tの背面の曲率と同じ曲率を有することが好ましい。このような構成を備えることで、前面部7の内面13は歯列Tの前面とがより多くの面でぴったりと接触し、また背面部9の内面15は歯列Tの背面とがより多くの面でぴったりと接触することができるので、歯の洗浄作用を高めることができる。図4(b)に示すように、本体部3の前面部7の内面13が歯列Tの前面の曲率と同じ曲率を有さず、また背面部9の内面15が歯列Tの背面の曲率と同じ曲率を有さないと、歯列Tと、本体部3の前面部7の内面13または背面部9の内面15との間に隙間Sが形成されてしまい、両者が接触する部分が狭くなるので歯の洗浄作用を高めることができない。
本願発明の歯洗浄装置1は、老若男女種々の人が使用することができるが、歯の大きさや形状は人によって千差万別であるので、本願発明の歯洗浄装置1を異なる大きさや異なる形態のセットとして準備することができる。例えば図5に示す実施形態は、前面部7および背面部9の長さがそれぞれ異なる複数組の歯洗浄装置1を備えている歯洗浄装置セットを示す。また図6に示す実施形態は、前面部7および背面部9の高さがそれぞれ異なる複数組の歯洗浄装置1を備えている歯洗浄装置セットを示す。更に図7に示す実施形態は、前面部7の内面13の曲率および背面部9の内面15の曲率がそれぞれ異なる複数組の歯洗浄装置1を備えている歯洗浄装置セットを示す。このように前面部7および背面部9の長さや高さ、前面部7の内面13の曲率および背面部9の内面15の曲率がそれぞれ異なる複数組の歯洗浄装置1を予め備えておき、歯科医などが使用者に最も合う形態の歯洗浄装置1を選択することにより、使用者は洗浄効果の高い歯洗浄装置1を使用することができる。
図8に示す実施形態は、前歯での歯列T1の曲率から奥歯での歯列T2の曲率の変化に対応して、本体部3の長手方向での湾曲の曲率が変化するように可撓性を有する歯洗浄装置を示す。即ち人の歯は通常、前歯の歯列T1から犬歯付近までの並びの曲率は比較的大きく、犬歯付近から奥歯での歯列T2の並びの曲率は比較的小さい。従って一定の湾曲の曲率を有する一つの歯洗浄装置1で、前歯の歯列T1から奥歯での歯列T2までの歯を洗浄しようとしても歯列Tの曲率の変化に対応できず、十分な洗浄効果が得られない可能性がある。図8に示す実施形態では、本体部3がその長手方向で可撓性を有し、前歯の歯列T1から奥歯での歯列T2までの歯列Tの曲率の変化に対応して、本体部3が長手方向での湾曲の曲率が変化するように変形することができる。従って前歯の歯列T1から犬歯付近までの並びの曲率が比較的大きい領域では、この領域の曲率に合うように本体部3が長手方向で比較的大きく撓み、一方犬歯付近から奥歯での歯列T2までの曲率が比較的小さい領域では、この領域の曲率に合うように本体部3が長手方向で比較的小さく撓むようになる。これにより本体部3の前面部7と背面部9が歯列Tに接触する部分が大きくなり、歯の洗浄効果が高まる。
1 歯洗浄装置
3 本体部
5 把手
5a 凹み
7 前面部
9 背面部
11 結合部
13 前面部の内面
15 背面部の内面
17 結合部の内面
19 凹部
21 歯洗浄作用部
23 接続部
25 回動支点
27 ボルト
29 係止溝
31 係止孔
33 突起部
35 係止突部
37 ネジ孔
39 海綿状材料
41 ブラシ
T 歯列
T1 前歯の歯列
T2 奥歯の歯列
S 隙間

Claims (16)

  1. 前面部と、背面部と、前記前面部と背面部とを結合する結合部とを備え、前記前面部の内面と前記背面部の内面との間に凹部が形成される本体部と、
    前記前面部の内面と前記背面部の内面の両方または一方に設けられる歯洗浄作用部とを備え、
    前記凹部を歯列に被せた状態で歯列に沿って前記本体部を移動させたときに、前記歯洗浄作用部が歯の前面と歯の背面の両方または一方に接触して歯の洗浄作用を生じることを特徴とする歯洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の歯洗浄装置において、
    前記本体部には把手が接続されていることを特徴とする歯洗浄装置。
  3. 請求項2に記載の歯洗浄装置において、
    前記把手は前記本体部に対して着脱可能であることを特徴とする歯洗浄装置。
  4. 請求項2または3に記載の歯洗浄装置において、
    前記把手は前記本体部に対して回動可能であることを特徴とする歯洗浄装置。
  5. 請求項2または3に記載の歯洗浄装置において、
    前記把手は前記本体部に対して特定の角度で固定可能であることを特徴とする歯洗浄装置。
  6. 請求項2から5のいずれか一項に記載の歯洗浄装置において、
    前記把手はリング状であることを特徴とする歯洗浄装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の歯洗浄装置において、
    前記歯洗浄作用部は海綿状の材料であることを特徴とする歯洗浄装置。
  8. 請求項1から6のいずれか一項に記載の歯洗浄装置において、
    前記歯洗浄作用部はブラシであることを特徴とする歯洗浄装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の歯洗浄装置において、
    前記歯洗浄作用部には歯洗浄補助液が含浸されていることを特徴とする歯洗浄装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の歯洗浄装置において、
    前記結合部の内面にはブラシが形成されていることを特徴とする歯洗浄装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の歯洗浄装置において、
    前記前面部の内面と前記背面部の内面とが互いの方へ付勢傾向にあることを特徴とする歯洗浄装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の歯洗浄装置において、
    前記前面部の内面は歯列の前面の曲率と同じ曲率を有し、前記背面部の内面は歯列の背面の曲率と同じ曲率を有することを特徴とする歯洗浄装置。
  13. 前記前面部および背面部の長さがそれぞれ異なる複数組の請求項1から12のいずれか一項に記載の歯洗浄装置を備えている歯洗浄装置セット。
  14. 前記前面部および背面部の高さがそれぞれ異なる複数組の請求項1から12のいずれか一項に記載の歯洗浄装置を備えている歯洗浄装置セット。
  15. 前記前面部の内面の曲率および背面部の内面の曲率がそれぞれ異なる複数組の請求項1から12のいずれか一項に記載の歯洗浄装置を備えている歯洗浄装置セット。
  16. 請求項1から12のいずれか一項に記載の歯洗浄装置において、前記本体部は、前記凹部を歯列に被せた状態で歯列に沿って前記本体部を移動させたときに、前歯での歯列の曲率から奥歯での歯列の曲率の変化に対応して前記本体部の長手方向での曲率が変化するように可撓性を有する歯洗浄装置。
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