JP2018184182A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルな構成の取出口を有する容器を形成する構造体を提供する。【解決手段】口部を有する容器本体と、内筒と、キャップとを備える容器が提供される。内筒は、筒状の側壁を有し、側壁は、口部内に挿入されている。側壁には、容器本体の内部空間に収容されている内容物を取り出すための注出口が形成されている。内筒は、開位置と閉位置との間を移動可能に構成されている。開位置は、側壁が口部を介して内部空間から引き出されるように前進し、注出口が露出した位置である。閉位置は、側壁が内部空間側へ後退し、注出口が内部空間内に収容された位置である。キャップは、内筒に接続されており、口部に対し着脱自在に固定されるキャップ。キャップは、口部に対し固定されたとき、内筒を閉位置にロックし、内筒を内部空間内に閉じ込めるように覆う。【選択図】図7A

Description

本発明は、容器及び容器の取出口を形成する構造体に関し、これに限定されないが、特にバッグインボックスに使用するのに適した容器及び容器の取出口を形成する構造体に関する。
容器内から内容物を取り出すための取出口を形成する構造体は、例えば、容器の口部と、口部に取り付けられるキャップとにより形成することができる。このような構造はシンプルであるが、単にキャップを取り外すだけで取出口が開かれる構造では、内容物の取り出し作業が困難となり得る。例えば、大きな容器から小さな容器に内容物を分注するような場合、キャップを取り外した後、大きな容器を傾けなければならないが、容器が重いと作業に失敗し、内容物を溢してしまうことになり兼ねない。
この点、コック式の取出口を有するウォーターサーバーが知られている(特許文献1,2)。コック式であれば、簡単な操作で取出口を開くことができる。
特開2013−163539号公報 実用新案登録第3175817号
しかしながら、コック式の取出口とすると、構造が複雑であり、コスト高となり得る。
本発明は、シンプルな構成の取出口を有する容器、及びシンプルな構成の取出口を形成する構造体を提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係る容器は、口部を有する容器本体と、内筒と、キャップとを備える。内筒は、筒状の側壁を有し、側壁は、口部内に挿入されている。側壁には、容器本体の内部空間に収容されている内容物を取り出すための注出口が形成されている。内筒は、開位置と閉位置との間を移動可能に構成されている。開位置は、側壁が口部を介して内部空間から引き出されるように前進し、注出口が露出した位置である。閉位置は、側壁が内部空間側へ後退し、注出口が内部空間内に収容された位置である。キャップは、内筒に接続されており、口部に対し着脱自在に固定されるキャップ。キャップは、口部に対し固定されたとき、内筒を閉位置にロックし、内筒を内部空間内に閉じ込めるように覆う。
本発明の第2観点に係る容器は、第1観点に係る容器であって、内容物は、固形物を含む。
本発明の第3観点に係る容器は、第2観点に係る容器であって、内容物は、粒状である。内筒の内容物の通路の最小径をrとし、内容物の最大径をRとしたとき、1.0<r/R≦2.0である。
本発明の第4観点に係る容器は、第1観点から第3観点のいずれかに係る容器であって、注出口は、側壁の中心軸を基準として周方向に180°未満の範囲で広がっている。
本発明の第5観点に係る容器は、第1観点から第4観点のいずれかに係る容器であって、内筒は、側壁内において注出口の下流側の端部付近を通り斜断面状に広がる壁部材をさらに有する。壁部材は、側壁内の内容物の進路方向に沿って注出口の内側から注出口へ向かって傾斜している。
本発明の第6観点に係る容器は、第5観点に係る容器であって、壁部材は、進路方向に対し30°〜60°の傾斜角を為す。
本発明の第7観点に係る容器は、第1観点から第6観点のいずれかに係る容器であって、内筒は、側壁に接続されており、側壁が口部を介して内部空間から引き出されるように外力が加えられたときに、口部から脱落しないように口部に接触して止まるストッパーをさらに有する。
本発明の第8観点に係る容器は、第1観点から第7観点のいずれかに係る容器であって、ストッパーは、側壁から径方向外方へ突出している突起を含む。側壁には、側壁内の内容物の進路方向に沿った内側端から進路方向に沿って延びる切込みが形成されている。
本発明の第9観点に係るバッグインボックスは、第1観点から第8観点のいずれかに係る容器と、容器を収容する箱形の外側容器とを備える。容器本体は、袋状である。
本発明の第10観点に係る構造体は、容器内から内容物を取り出すための取出口を形成する構造体であって、容器に取り付けられる口部と、内筒と、キャップとを備える。内筒は、筒状の側壁を有し、側壁は、口部内に挿入される。側壁には、容器内に収容されている内容物を取り出すための注出口が形成されている。内筒は、開位置と閉位置との間を移動可能に構成されている。開位置は、側壁が口部を介して容器及び口部により形成される内部空間内から引き出されるように前進し、注出口が露出した位置である。閉位置は、側壁が内部空間側へ後退し、注出口が内部空間内に収容された位置である。キャップは、内筒に接続されており、口部に対し着脱自在に固定される。キャップは、口部に対し固定されたとき、内筒を閉位置にロックし、内筒を内部空間内に閉じ込めるように覆う。
本発明によれば、容器本体の口部内に内筒(筒状の側壁)が引き出し可能に挿入されており、口部に対し内筒を進退させることにより、内筒に形成されている注出口を開閉することができる。よって、シンプルな構成の取出口が実現される。また、内筒には、口部に対し着脱自在なキャップが接続されており、キャップが口部に固定されたとき、キャップにより内筒が容器本体内に閉じ込められるように覆われる。従って、密閉性も保たれる。
本発明の一実施形態に係る内袋(容器)の外観斜視図。 バッグインボックスの外観斜視図。 内袋の口部付近の外観斜視図。 内筒の側面図。 内筒の斜視図。 内筒を別の角度から見た斜視図。 開状態の取出口を形成する構造体。 閉状態の取出口を形成する構造体。 キャップの側面図。 キャップを外側から見た斜視図。 キャップを内側から見た斜視図。 開口部が形成されている外箱の側面を示す図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る容器及び容器の取出口を形成する構造体、並びにこれを備えるバッグインボックスについて説明する。
<1.バッグインボックスの全体構成>
図1に、本発明の一実施形態に係る容器である袋状の内側容器(以下、内袋という)2の外観斜視図を示し、図2に、内袋2を備えるバッグインボックス1の外観斜視図を示す。バッグインボックス1は、2重構造の容器であり、内袋2に加え、内袋2を収容する箱形の外側容器(以下、外箱という)3をさらに備える。バッグインボックス1は、内容物を収容するための容器であり、内容物は内袋2内に収容される。使用状態において、内袋2内から内容物を取り出すための取出口を形成する構造体Dは、図1に示すように外箱3の外部に突出する。従って、使用者は、内袋2を外箱3に収容したままの状態で取出口にアクセスし、内容物を取り出すことができる。バッグインボックス1は、より小型の容器に小分けに移し替える前の内容物を貯蔵しておく目的で使用するのに適している。
<2.各部の構成>
<2−1.内容物>
内袋2内には、各種内容物を収容することができる。内容物の種類は特に限定されず、固形物(ゲルを含む)であっても、液状物であっても、その両方であってもよいが、本実施形態の内容物は、主として空気清浄機能を有するゲル状のビーズであり、その形状は球状である。ただし、ビーズの粒の形状は、球状でなくてもよく、例えば、直方体状、星型等の幾何学体形状や、動物、植物、アニメキャラクター等の特殊形状とすることもできる。本実施形態では、多数の球状のビーズが内袋2内に収容されるが、個々の内容物の形状については、同じ形状であっても、異なる形状であっても構わない。
ビーズは、水分及び機能性成分を含有しており、この水分は、ゲル状のビーズ玉から分離し得る。よって、本実施形態の内容物は、環境条件にもよるが、固形物と液状物との混合体である。機能性成分とは、ビーズが使用される環境で所望の空気清浄機能を発現可能な成分であり、例えば、消臭成分、芳香成分、防虫成分、抗菌成分等が挙げられる。これらの機能性成分は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。好ましい組み合わせとしては、芳香成分及び消臭成分の組み合わせが挙げられる。機能性成分は、油性及び水溶性のいずれであってもよい。なお、機能性成分が油性である場合には、ビーズに油分を含ませておくことが重要である。機能性成分は、使用される環境で空気中に揮散可能であることが好ましい。
芳香成分としては、例えば、ラベンダ−、レモン、オレンジ、ジャスミン、ペパ−ミント等の天然香料;リモネン、タ−ピノレン、ゲラニオ−ル、シトロネロ−ル、酢酸エチル等の合成香料;及びこれらのブレンド香料等が挙げられる。
また、消臭成分としては、例えば、イネ、松、ヒノキ、笹等の植物の抽出物;脱塩型ベタイン化合物;変性有機酸化合物;トリエタノールアミン;安定化二酸化塩素;アルデヒド化合物等が挙げられる。
防虫成分としては、例えば、ヒノキチオール、ヒバ油、アリルイソチオシアネート、エタノール、プロパノール、1.8.シネオール等が挙げられる。
抗菌成分としては、例えば、オクチルトリメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムグルコン酸、クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、アリルイソチオシアネート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル等が挙げられる。
<2−2.内袋>
内袋2は、袋本体20と、袋本体20に取り付けられている口部10とを有する。袋本体20は、柔軟性のある素材から構成されており、本実施形態では合成樹脂製である。従って、袋本体20は、空の状態では平面状に折り畳むことができるが、図1に示すように、内容物を収容するのに十分な広さの内部空間S1が形成されるように立体的に広げることができる。なお、ここでいう内部空間S1は、袋本体20及び口部10により形成される内袋2の本体部(容器本体)の内部空間を意味するものとする。
図3に、口部10付近の外観斜視図を示す。口部10は、円筒部11と、円筒部11の軸方向の一端11aに接続される基部12を有する。口部10の構造は、図7A及び図7Bも参照すると分かり易い。円筒部11は、軸方向の両端において開口しており、円筒部11の外径及び内径は、軸方向に沿って概ね一定である。基部12は、環状の部位であり、円筒部11の端部11aから全周方向に亘って径方向外方に延びる部材である。すなわち、基部12は、円筒部11に対しフランジ状である。
円筒部11の外周面上には、軸方向に平行に並ぶ突出部13,14が形成されている。突出部13は、基部12から軸方向に所定の間隔を空けて、円筒部11の全周方向に亘って径方向外方に延びる環状の部位である。突出部14は、突出部13から基部12と反対側に軸方向に沿って所定の間隔を空けて、円筒部11の全周方向に亘って径方向外方に延びる環状の部位である。突出部13,14の軸方向の断面(横断面)は、略同形状である。突出部13,14は、いずれも円筒部11に対しフランジ状である。後述するとおり、基部12と突出部13とに囲まれる空間には、内袋2を外箱3にセットしたときに外箱3の口部55が挿入され、これにより口部10が外箱3の外部に突出した状態に固定される。
また、円筒部11の外周面上には、突出部14よりも軸方向に沿って突出部13と反対側の位置に、螺旋状に延びるねじ山15が形成されている。ねじ山15は、後述するキャップ40に形成されているねじ山46と螺号する。
口部10に含まれる円筒部11、基部12、突出部13,14及びねじ山15は、一体的に構成されている。口部10の材質は、口部10としての機能を果たすことができる限り特に限定されないが、本実施形態では硬質の合成樹脂製である。袋本体20には、突出部13,14の横断面の外径と略同形状の開口20aが形成されており、この開口20aに対し袋本体20の内側から、円筒部11が突出部13,14及びねじ山15とともに外側に突出するように挿入される。基部12の外径は開口20aの外径よりも大きく、このとき、基部12は開口20aを通り抜けることができない。そのため、円筒部11の開口20aへの挿入時、基部12は袋本体20に接触して止まる。また、本実施形態では、袋本体20において開口20aの周辺部は、基部12と熱溶着されている。その結果、袋本体20と口部10とが強固に連結され、両部材により内袋2の本体部(容器本体)が形成される。なお、ねじ山15の外径は、基部12及び突出部13,14の外径よりも小さい。従って、ねじ山15が、円筒部11の開口20aへの挿入を妨げることはない。
円筒部11内には、図4〜図6に示す内筒30が挿入される。より具体的には、内筒30は、筒状の側壁31を有し、この側壁31が円筒部11内に挿入される。内筒30は、側壁31の軸方向の中央付近において、側壁31に対し斜断面状に広がる壁部材32をさらに有する。すなわち、壁部材32は、側壁31の中心軸に対し斜めに交差している。本実施形態の側壁31は、壁部材32を境界として径が変化する。より具体的には、側壁31において壁部材32よりも円筒部11側の部位(以下、内側部位という)311の外径は、その反対側の部位(以下、外側部位という)312の外径よりも大きく、内径についても同様である。内側部位311の外径及び内径は、軸方向に沿って概ね一定である。また、外側部位312の外径及び内径も、軸方向に沿って概ね一定である。
側壁31の内部空間は、側壁31内において広がる壁部材32により、軸方向に2つの空間S21,S22に分離される。空間S21は、内側部位311の内部空間であり、空間S22は、外側部位312の内部空間である。内側部位311は、軸方向に壁部材32の反対側の端部において開口している。同様に、外側部位312も、軸方向に壁部材32の反対側の端部において開口している。
内側部位311には、内部空間S21を外部に連通させる注出口S3が形成されている。注出口S3は、内部空間S21を介して袋本体20の内部に連通している。そのため、注出口S3を介して、内袋2の内部空間S1に収容されている内容物を取り出すことができる。本実施形態では、注出口S3の下流側の端部は、壁部材32により画定される。側壁31の中心軸を基準として、周方向に注出口S3が広がる角度範囲θ(図5参照)は、θ<180°であることが好ましく、θ<160°あることがより好ましく、θ<140°であることがさらに好ましい。注出口S3が大き過ぎると、特に内容物がゲル状のビーズである場合には、内容物が注出口S3から様々な方向に飛び出す虞があるが、上記数値範囲においては、内容物が様々な方向に飛び出しにくくなる。一方で、注出口S3が小さ過ぎると、内容物が詰まる虞があるため、60°≦θであることが好ましく、80°≦θであることがより好ましく、100°≦θであることがさらに好ましい。なお、本実施形態では、θ=120°である。
側壁31は円筒部11内を軸方向に沿って進退可能であり、これにより注出口S3が開閉される。側壁31は、円筒部11内をスライドしながら、注出口S3が開いた開位置(図7A参照)と、注出口S3が閉じられた閉位置(図7B参照)との間を移動する。開位置は、側壁31が円筒部11を介して内部空間S1から引き出されるように前進した位置であり、同位置では、注出口S3が軸方向に沿って円筒部11の外側に達し、その全体が外部空間に露出する。閉位置は、側壁31が内部空間S1側へ後退した位置であり、同位置では、注出口S3が側壁31に囲まれるか又は袋本体20内に挿入され、その全体が内部空間S1内に収容される。
上述の開位置では、注出口S3を介しての内容物の取り出しが可能となる。内容物が取り出されるとき、内容物は内筒30の内部空間S21内を内側部位311の軸方向(以下、進路方向という)B1に沿って進み、壁部材32に衝突して向きを変え、注出口S3から下方へ落下する。本実施形態では、壁部材32は、進路方向B1に沿って、注出口S3の内側(図7Aの状態で上側)から注出口S3へ向かう方向に傾斜している。壁部材32の進路方向B1に対する傾斜角をα(図4参照)とするとき、30°≦α≦60°であることが好ましく、40°≦α≦50°であることがより好ましく、本実施形態では、α=45°である。特に内容物がゲル状のビーズである場合、上記数値範囲においては、内容物が注出口S3から概ね図7Aに実線で示す矢印の方向、すなわち概ね内筒30の径方向に流れ出す。これにより、内容物が注出口S3から図7Aに破線で示す矢印のような方向に飛び出すことが抑制され、内容物が零れにくくなる。
内部空間S21内の内容物の通路の径は、注出口S3付近において壁部材32の存在により変化する。内容物がビーズのような粒状である場合、内容物の通路の最小径をrとし、内容物の最大径をRとしたとき、1.0<r/Rであることが好ましい。なお、内容物の最大径Rとは、内容物のサイズにバラつきがあるときの、そのバラつきの中での最大値である。本実施形態では、内容物である球状のビーズの直径の最大値がRである。また、本実施形態において、内容物の通路の最小径rとは、内側部位311において注出口S3の上流側の端部を規定する縁の中心Cから、壁部材32に下した垂線の長さである。r/Rの以上の数値範囲によれば、内容物が内部空間S21内で詰まることが抑制される。また、r/R≦2.0であることが好ましい。この数値範囲においては、ビーズが多量に流れ出すことが抑制され、内容物が零れにくくなる。
図4〜図6に示すとおり、側壁31の内側部位311の外面上には、径方向外方へ突出する突起35,36が形成されている。突起35,36は、側壁31が口部10の円筒部11から脱落することを防止するためのストッパーとなる。突起35,36は、内側部位311の内側端において、周方向に所定の間隔を空けて(本実施形態では、180°の間隔を空けて)配置されている。なお、内筒30の内側部位311の外径は、口部10の円筒部11の内径よりも小さく、突起35,36の位置での内筒30の外径は、円筒部11の内径よりも大きい。そのため、側壁31は、口部10を介して内部空間S1から引き出されるように外力が加えられたとき、突起35,36が口部10の基部12に接触したときに移動が止まり、脱落が防止される。
また、内側部位311には、その内側端から進路方向B1に沿って延びるスリット状の切込み37,38が形成されている。切込み37,38は、周方向に所定の間隔を空けて(本実施形態では、180°の間隔を空けて)配置されている。また、切込み37,38は、突起35,36から周方向に所定の間隔(本実施形態では、90°の間隔を空けて)配置されている。この切込み37,38により、内側部位311は、その横断面(軸方向の断面)が突起35,36を結ぶ方向に縮径されるように、扁平形状に撓むことが可能となる。これにより、内筒30は、その内側端側から口部10の円筒部11内に容易に挿入することができる。なお、かかる効果を奏するためには、突起35,36の周方向の中心を結ぶ線と、切込み37,38の周方向の中心を結ぶ線とは、交差していることが好ましく、略直交していることがより好ましい。
内筒30に含まれる側壁31、壁部材32、突起35,36及び突起39a(後述する)は、一体的に構成されている。内筒30の材質は、内筒30としての機能を果たすことができる限り特に限定されないが、本実施形態では硬質の合成樹脂製である。
図7A及び図7Bに示すように、内筒30の外側端には、図8〜図10に示すキャップ40が接続される。図8は、キャップ40の側面図であり、図9は、キャップ40を外側から見た斜視図であり、図10は、キャップ40を内側から見た斜視図である。図8〜図10は、キャップ40単体の外観図を示しているが、図7A及び図7Bに示すように、キャップ40は最終的には内筒30に対し固定され、1つの部品として組み立てられる。
キャップ40は、円筒状の側壁41と、側壁41の外側端の開口を閉じる上面部42と、上面部42から側壁41内において垂下する円筒状の内環部43とを含む。内環部43は、側壁41と同軸に配置されており、側壁41よりも小径である。また、内環部43の径は、内筒30の外側部位312の径と略等しく、内環部43及び外側部位312の一方が他方に挿入されて嵌合する。また、キャップ40の内筒30からの脱落を防止するために、挿入状態において内環部43及び外側部位312の対向する面には、突起及びこれに対応する孔が形成されている。本実施形態では、外側部位312が内環部43内に挿入されるため、外側部位312の外周面に突起39a及び孔39bが形成されており、内環部43の内周面に、突起39aに対応する孔45a及び孔39bに対応する突起45bが形成されている。
側壁41の内周面には、口部10のねじ山15に対応するねじ山46が形成されている。そのため、内筒30を口部10を介して内部空間S1の深部へと軸方向に押し込むと、ねじ山15とねじ山46とが接触してそれ以上押し込むことができない状態が発生する。そして、この状態で、キャップ40を内筒30とともにその中心軸周りで回転させると、ねじ山15とねじ山46とが螺号し、キャップ40が口部10に対して固定される。このとき、内筒30は、口部10と袋本体20とにより形成される内部空間S1内に収容され、さらにキャップ40により覆われるため、同空間S1内に閉じ込められる。これにより、内筒30は、上述した閉位置にロックされる。また、以上の操作と逆の操作を行うと、ねじ山15とねじ山46との結合状態が解除され、内筒30が口部10から引き出され、開状態となる。以上の構成から明らかなとおり、キャップ40は口部10に対し着脱自在である。
なお、内筒30の内側部位311の外径は、口部10の円筒部11の内径よりもやや小さく、従って、内側部位311は円筒部11内で容易に回転することができる。そのため、以上のとおり内筒30を開位置まで引き出す操作を行ったとき、注出口S3が下方を向いているとは限らない。従って、上面部42の外面には、注出口S3の位置を表すしるしが付されており、本実施形態では、図9に示すような矢印の模様が形成されている。作業者は、この矢印が下を向くように調整しながらキャップ40及び内筒30を引き出すことにより、注出口S3が容易に下方を向くようにセットすることができる。
キャップ40に含まれる側壁41、上面部42、内環部43、突起45b及びねじ山46は、一体的に構成されている。キャップ40の材質は、キャップ40としての機能を果たすことができる限り特に限定されないが、本実施形態では硬質の合成樹脂製である。
以上の口部10、内筒30及びキャップ40により、内袋2内から内容物を取り出すための取出口を形成する構造体Dが構成される。
<2−3.外箱>
次に、外箱3の構造について説明する。外箱3の材質は、特に限定されないが、本実施形態の外箱3は、紙製、より具体的には段ボール製である。外箱3は、図2に示すように、直方体形状に形成されている。バッグインボックス1を組み立てる際には、外箱3の内部に、キャップ40で口部10を閉じた状態の内袋2を収容し、その後、内袋2を収容した開口をテープ等で止めて梱包する。なお、使用状態においては口部10が外箱30から突出するようにセットされるが、梱包時においては、輸送や搬送のために内袋2は外箱3内に完全に収容される。図11に示すように、外箱3の1つの側面部50には、開口部51が形成されている。内袋2を外箱3内に梱包するときには、外箱3内において、内容物の取出口となる構造体Dが開口部51に対向するように配置される。
開口部51は、側面部50に切込みを入れることにより形成される。より具体的には、開口部51は、両開きの窓の如く開くことができる窓部52a,52bと、これらの窓部52a,52bの合わせ面の下方に配置される円形部53とを含む。バッグインボックス1の使用時には、切込みに沿って円形部53を除去する。さらに、切込みに沿って窓部52a,52bを分離し、両窓部52a,52bを開く。これにより、円形部53を除去したことにより形成される開口と、窓部52a,52bが開かれたことより形成されるより大きな開口とが接続される。そして、窓部52a,52bに対応する開口を介して、外箱3内から構造体Dを引き出し、円形部53に対応する開口にこれを引っ掛けて固定する。より具体的には、側面部50において円形部53を囲む部位(口部55という)を、上述した口部10の基部12と突出部13とに囲まれる空間に挿入する。その後、窓部52a,52bを閉じることにより、バッグインボックス1の使用を開始することができる。
<3.特徴>
以上のとおり、上記実施形態に係る取出口の構造体Dは、引き出し式によるシンプルな構成でありながら、キャップ40により高い密閉性が実現される。なお、特許文献1,2のようなコック式の取出口の場合、一般に密閉性が完全とは言えないため、容器の使用開始前においては、コックを構成する部品とは別部品のキャップで、容器側の口部を密閉しておく必要がある。そして、使用時には、キャップを外して、コックを構成する部品に取り換えなければならない。これに対し、上記実施形態の構造体Dによれば、そのような問題は存在せず、部品点数も少なくなる。
また、上記実施形態の構造体Dは、様々な内容物を収容する容器に利用することができるが、特に固形物が収容される容器に利用するのに適している。特許文献1,2のようなコック式の取出口は、多くの場合、液体物を収容する場合にはよいが、固形物を収容する場合には問題が生じ得る。第1に、固形物を注出するには取出口を一定以上のサイズにする必要があるため、固形物用のコック式の取出口の構造体は大型化してしまう。第2に、コック式の取出口の密閉性は、取出口の構造体が大型化するほど損なわれ易くなる。この点、第1観点に係る非コック式の容器は、第2観点のように固形物が収容される場合において以上の問題を生じさせず、固形物を収容する用途に特に適している。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は適宜組み合わせることができる。
<4−1>
内筒30とキャップ40とは、別体として成形した後接続するのではなく、一体的に成形することもできる。
<4−2>
キャップ40と口部10との固定方法は、上述した螺号による方法に限られない。例えば、キャップ40及び口部10の一方に爪を設け、他方に当該爪が引っ掛かる爪受けを設けてもよい。
<4−3>
口部10の円筒部11の内周面、及び、内筒30の側壁31の外周面の一方に、軸方向に延びるスライダーを設け、他方にスライド溝を設ける等することにより、常に注出口S3が下方を向くように構成することもできる。
1 バッグインボックス
2 内袋(容器)
3 外箱(外側容器)
20 袋本体(容器)
10 口部
20 袋本体(容器)
30 内筒
31 側壁
35,36 ストッパーの突起
37,38 切込み
40 キャップ
D 取出口を形成する構造体
S1 内部空間
S3 注出口

Claims (10)

  1. 口部を有する容器本体と、
    前記口部内に挿入されている筒状の側壁を有する内筒であって、前記側壁には、前記容器本体の内部空間に収容されている内容物を取り出すための注出口が形成されており、前記側壁が前記口部を介して前記内部空間から引き出されるように前進し、前記注出口が露出した開位置と、前記側壁が前記内部空間側へ後退し、前記注出口が前記内部空間内に収容された閉位置との間を移動可能に構成されている内筒と、
    前記内筒に接続されており、前記口部に対し着脱自在に固定されるキャップであって、前記口部に対し固定されたとき、前記内筒を前記閉位置にロックし、前記内筒を前記内部空間内に閉じ込めるように覆うキャップと
    を備える、容器。
  2. 前記内容物は、固形物を含む、
    請求項1に記載の容器。
  3. 前記内容物は、粒状であり、
    前記内筒の前記内容物の通路の最小径をrとし、前記内容物の最大径をRとしたとき、1.0<r/R≦2.0である、
    請求項2に記載の容器。
  4. 前記注出口は、前記側壁の中心軸を基準として周方向に180°未満の範囲で広がっている、
    請求項1から3のいずれかに記載の容器。
  5. 前記内筒は、前記側壁内において前記注出口の下流側の端部付近を通り斜断面状に広がる壁部材をさらに有し、
    前記壁部材は、前記側壁内の前記内容物の進路方向に沿って前記注出口の内側から前記注出口へ向かって傾斜している、
    請求項1から4のいずれかに記載の容器。
  6. 前記壁部材は、前記進路方向に対し30°〜60°の傾斜角を為す、
    請求項5に記載の容器。
  7. 前記内筒は、前記側壁に接続されており、前記側壁が前記口部を介して前記内部空間から引き出されるように外力が加えられたときに、前記口部から脱落しないように前記口部に接触して止まるストッパーをさらに有する、
    請求項1から6のいずれかに記載の容器。
  8. 前記ストッパーは、前記側壁から径方向外方へ突出している突起を含み、
    前記側壁には、前記側壁内の前記内容物の進路方向に沿った内側端から前記進路方向に沿って延びる切込みが形成されている、
    請求項7に記載の容器。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の容器と、
    前記容器を収容する箱形の外側容器と
    を備え、
    前記容器本体は、袋状である、
    バッグインボックス。
  10. 容器内から内容物を取り出すための取出口を形成する構造体であって、
    前記容器に取り付けられる口部と、
    前記口部内に挿入される筒状の側壁を有する内筒であって、前記側壁には、前記容器内に収容されている内容物を取り出すための注出口が形成されており、前記側壁が前記口部を介して前記容器及び前記口部により形成される内部空間内から引き出されるように前進し、前記注出口が露出した開位置と、前記側壁が前記内部空間側へ後退し、前記注出口が前記内部空間内に収容された閉位置との間を移動可能に構成されている内筒と、
    前記内筒に接続されており、前記口部に対し着脱自在に固定されるキャップであって、前記口部に対し固定されたとき、前記内筒を前記閉位置にロックし、前記内筒を前記内部空間内に閉じ込めるように覆うキャップと
    を備える、構造体。
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