JP2018180917A - 電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物理キーとタッチセンサとを協働させて利便性を高めた電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラムを提供する。【解決手段】電子機器10は、押下可能な物理キー11に対する操作を検出可能な物理キーセンサ13と、物理キーセンサ13の近傍に設けられたタッチセンサ14と、制御部22と、を備える。制御部22は、物理キーセンサ13およびタッチセンサ14のうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、物理キーセンサ13およびタッチセンサ14のうち他方が検出する操作の結果に反映させる。【選択図】図5

Description

本開示は、電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラムに関する。特に、本開示は、物理キーおよびタッチセンサを備える電子機器、このような電子機器の制御方法、ならびに、このような電子機器の制御プログラムに関する。
従来、例えば携帯電話または音楽プレーヤなどの電子機器において、押下可能な物理キーと、タッチセンサと、を備える構成が知られている。例えば特許文献1には、テンキーボタンが配列されたキーマットと、テンキーボタンに対応するコンタクトが配列されたキー基板との間に、静電容量パッドを有する携帯型電子機器が開示されている。
特許第6073511号公報
本開示の目的は、物理キーとタッチセンサとを協働させて利便性を高めた電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラムを提供することにある。
本開示の一実施形態に係る電子機器は、
押下可能な物理キーに対する操作を検出可能な物理キーセンサと、
前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、
前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御部と、
を備える。
また、本開示の一実施形態に係る電子機器は、
押下可能な物理キーと、
前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部と重なって位置するタッチセンサと、
前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御部と、
を備える。
また、本開示の一実施形態に係る電子機器の制御方法は、
押下可能な物理キーに対する操作を検出可能な物理キーセンサと、
前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、を備える電子機器の制御方法であって、
前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御ステップを含む。
また、本開示の一実施形態に係る電子機器の制御方法は、
押下可能な物理キーと、
前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部に重なって位置するタッチセンサと、を備える電子機器の制御方法であって、
前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御ステップを含む。
また、本開示の一実施形態に係る電子機器の制御プログラムは、
押下可能な物理キーに対する操作を検出可能な物理キーセンサと、
前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、を備える電子機器に、
前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御ステップを実行させる。
また、本開示の一実施形態に係る電子機器の制御プログラムは、
押下可能な物理キーと、
前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部に重なって位置するタッチセンサと、を備える電子機器に、
前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御ステップを実行させる。
本開示の実施形態に係る電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラムによれば、物理キーとタッチセンサとを協働させて利便性を高めることができる。
本開示の第1実施形態に係る電子機器の外観を示す図である。 第1実施形態に係る電子機器の物理キーセンサおよびタッチセンサを示す図である。 第1実施形態に係る電子機器の物理キーの押下方向に沿った平面による電子機器の要部断面図である。 第1実施形態に係る電子機器の物理キーがユーザの指で操作される場合の物理キーセンサおよびタッチキーセンサの応答を示す図である。 第1実施形態に係る電子機器のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る電子機器の動作を説明するフローチャートである。 第1実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 第1実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 第2実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 第2実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 第3実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 第3実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 第4実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 第4実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 第4実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。 第4実施形態に係る電子機器の動作を説明する図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
はじめに、図1を参照して、本開示の第1実施形態に係る電子機器について説明する。本実施形態において、電子機器が携帯電話である例を挙げて説明する。しかしながら、本実施形態において、電子機器は携帯電話に限定されず、例えば音楽プレーヤ、スマートフォン、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、およびゲーム機など任意の電子機器であってもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る電子機器10は、1以上の物理キー11と、操作パッド12と、表示部19とを備える。
各物理キー11は、表面から裏面に向かう方向(押下方向)に押下可能に設けられる。各物理キー11の表面には、例えば、数字または記号などが印刷されてよい。各物理キー11の表面は、キートップ面と呼んでよい。本実施形態において、物理キー11は、例えば樹脂などの誘電体を含んで構成される。例えば、物理キー11に含まれる樹脂の比誘電率は、1以上(例えば、3程度)であってもよい。以下の説明において、物理キー11を押下する操作を、押下操作という。また、押下した物理キー11に対する押圧を弱めて、物理キー11が押下された状態を解除する(リリースする)操作を、リリース操作ともいう。
操作パッド12は、後述する投影型静電容量方式のタッチセンサ14を用いて、電子機器10に対するユーザ操作を受け付けるユーザインターフェースである。本実施形態では、電子機器10の筐体表面(外観面)における、1以上の物理キー11を取り囲む領域(図1における一点鎖線)が、操作パッド12として機能する。操作パッド12として機能する領域には、物理キー11の表面が含まれている。かかる構成によれば、物理キー11と操作パッド12とを狭い面積に収めることができる。かかる構成は、例えば携帯電話または携帯音楽プレーヤなどの小型の機器に好適である。
電子機器10の筐体の内部には、例えば図2に示すように、1以上の物理キー11(図中では、一点鎖線で示される。)それぞれに対する操作を検出可能な1以上の物理キーセンサ13と、操作パッド12に対する操作を検出可能なタッチセンサ14と、が設けられる。例えば、1以上の物理キーセンサ13およびタッチセンサ14は、電子機器10の筐体の内部において物理キー11の押下方向にある基板15の上に位置する。
タッチセンサ14は、例えば投影型静電容量方式のセンサであって、物理キーセンサ13(および物理キー11)の近傍に設けられる。ここで、近傍とは、例えば物理キー11を押下する導体(例えば、ユーザの指)をタッチセンサ14が検出し得る程度に、物理キーセンサ13とタッチセンサ14との距離が近いことを意味する。本実施形態において、例えば図2に示すように、1以上の物理キーセンサ13の周囲を取り囲むように、各物理キーセンサ13と略隣りに(例えば、略隣接して)タッチセンサ14が配置される。換言すると、基板15上において、1以上の物理キーセンサ13が配置される領域を避けて、タッチセンサ14が配置される。
投影型静電容量方式のタッチセンサ14は、駆動電極(送信アンテナ)および受信電極(受信アンテナ)を備えており、駆動電極と受信電極との間の静電容量を検出する。本実施形態において、タッチセンサ14によって検出される静電容量は、例えば、適時行われるキャリブレーションの実行時における静電容量と、現在時刻における静電容量と、の差分値とすることができる。
例えばユーザの指などの導体がタッチセンサ14に接近すると、タッチセンサ14が検出する静電容量が増加する。すなわち、タッチセンサ14に接近する導体は、タッチセンサ14が検出する静電容量を増加させる影響を及ぼす。一方、後述するように、樹脂などの誘電体を含んで構成される物理キー11が押下されてタッチセンサ14に接近すると、タッチセンサ14が検出する静電容量が減少する。すなわち、タッチセンサ14に接近する誘電体は、タッチセンサ14が検出する静電容量を減少させる影響を及ぼす。
したがって、物理キー11が操作される場合、タッチセンサ14は、物理キー11を押下する物体と、物理キー11と、の双方から影響を受ける。物理キー11に対する操作に応じてタッチセンサ14が検出する静電容量については、さらに後述する。
次に、図3(a)および図3(b)を参照して、物理キー11と、物理キーセンサ13およびタッチセンサ14が設けられた基板15と、の位置関係について説明する。図3(a)および図3(b)においては説明の簡便のため、例えば電子機器10の筐体、および各物理キー11を押下可能に保持する保持部材(例えば、キーラバー)などの他の構成要素の図示を省略している。
例えば図3(a)に示すように、物理キー11には、裏面から突出する突出部16が一体的に形成されている。物理キーセンサ13およびタッチセンサ14が設けられた基板15は、物理キー11の裏面と対向して、電子機器10の筐体に対して固定的に配置される。
物理キーセンサ13は、例えば皿ばね17(例えば、メタルドーム)およびキースイッチ18を含んで構成される。またタッチセンサ14は、皿ばね17の径方向外側において、皿ばね17と略隣りに設けられる。また本実施形態では、物理キー11の押下方向に、物理キー11の少なくとも一部とタッチセンサ14とが重なって位置している。以下、押下方向に物理キー11の少なくとも一部とタッチセンサ14とが重なっている領域を、重なり領域ともいう。
図3(a)は、物理キー11が押下されていない状態(リリース状態)を示している。リリース状態において、皿ばね17は変形しておらず、キースイッチ18はOFFである。一方、図3(b)は、物理キー11が押下されている状態(押下状態)を示している。押下状態において、物理キー11の突出部16からの荷重により、皿ばね17が変形している。変形した皿ばね17は、キースイッチ18をONにする。そして物理キー11を押下する物体(例えば、ユーザの指)を物理キー11から離すと、皿ばね17は弾性変形して元の状態、例えば図3(a)に示す状態に戻る。
ここで、物理キー11に対する操作と、タッチセンサ14が検出する静電容量と、の関係について説明する。物理キー11が図3(a)に示すリリース状態から図3(b)に示す押下状態に変化すると、物理キー11および物理キー11を押下する物体と、タッチセンサ14と、の間の距離が短くなる。このとき、タッチセンサ14は、物理キー11(誘電体)と、当該物理キー11を押下する物体と、の双方から影響を受ける。以下、タッチセンサ14が検出する静電容量の基準値をゼロとして説明する。
図4は、ユーザの指によって物理キー11が押下された場合に、タッチセンサ14が検出する静電容量を示す図である。図4は、x軸およびy軸をタッチセンサ14上の位置として、またz軸を静電容量(検出値)として示すグラフである。ユーザの指によって物理キー11が押下された場合、タッチセンサ14は、導体(ユーザの指)から静電容量を増加させる影響を受けるとともに、誘電体(物理キー11)から静電容量を減少させる影響を受ける。ここで、物理キー11による影響と比較して、ユーザの指による影響が支配的である。このため、例えば図4に示すように、基準値よりも大きい値(正の値)の静電容量が検出される。
本実施形態に係る電子機器10は、物理キー11に対する押下操作に基づくON/OFFの検出とともに、タッチセンサ14に対する操作も検出することができる。具体的には、本実施形態において、物理キー11は、押下可能な構成を有する。そして、本実施形態において、物理キーセンサ13は、物理キー11に対する操作を検出することが可能な構成を有する。物理キーセンサ13は、物理キー11に対する操作の結果を、例えば当該物理キー11のON/OFFとして検出することができる。また、本実施形態において、タッチセンサ14は、ユーザの指などが近付いた時の静電容量を検出することが可能な構成を有する。例えば図3および図4に示したように、タッチセンサ14は、物理キー11が押下された時の静電容量を検出することができる。
よって、本実施形態において、制御部22は、タッチセンサ14が検出した静電容量に基づいて、タッチ位置の座標(例えば静電容量が最大になる座標)を判定することができる。ここで、タッチ位置とは、タッチセンサ14においてユーザの指が直接タッチしている位置でなくてもよい。本実施形態において、タッチ位置とは、例えば、物理キー11を含む操作パッド12においてユーザの指が押下操作を行っている位置に対応する、タッチセンサ14における位置とすることができる。本実施形態において、制御部22は、例えば、物理キー11に対する操作が検出されている時に、タッチセンサ14によって検出された結果を認識することができる。また、本実施形態において、制御部22は、例えば、物理キー11に対する操作が検出されていない時でも、例えばユーザの指が操作パッド12に近づいた場合などに、タッチセンサ14によって検出された結果を認識することができる。
以下、タッチセンサ14が検出した静電容量に基づいて、制御部22が座標を判定することを、適宜、「タッチセンサ14が座標を検出する」のように記すことがある。また、以下の説明において、タッチセンサ14が座標を検出していることを、適宜、「タッチセンサ14に対する操作を検出している」のように記すことがある。したがって、タッチセンサ14に対する操作を検出していない場合とは、タッチセンサ14が座標を検出していない場合に相当する。
次に、図5を参照して、電子機器10の概略構成について説明する。電子機器10は、物理キーセンサ13と、タッチセンサ14と、表示部19と、通信部20と、記憶部21と、制御部22と、を備える。
物理キーセンサ13は、上述したように、皿ばね17およびキースイッチ18を備え、物理キー11に対する操作(押下操作およびリリース操作)を検出可能である。また、物理キーセンサ13は、物理キー11の状態(押下状態およびリリース状態)も検出可能である。
タッチセンサ14は、上述したように駆動電極および受信電極を備え、駆動電極と受信電極との間の静電容量(または静電容量の変化)を検出可能である。以下、タッチセンサ14は、上述したように、投影型静電容量方式のものを想定して説明する。一方、本実施形態に係る電子機器10において、ユーザの指がタッチセンサ14に直接タッチすることは必須ではない。したがって、本実施形態において、タッチセンサ14は、必ずしもユーザの指などが直接タッチすることを検出するものでなくてもよい。例えば、本実施形態において、タッチセンサ14は、ユーザの指などの近接の位置および程度を検出することができる近接センサとしてもよい。
表示部19は、例えば液晶ディスプレイまたはELディスプレイなどの表示装置を備え、多様な画面を表示可能である。
通信部20は、無線または有線を介して例えば基地局に接続することにより、通信を行うためのインターフェースである。
記憶部21は、例えば一次記憶装置および二次記憶装置を備え、電子機器10の動作に必要な多様な情報およびプログラムなどを記憶する。記憶部21は、例えば半導体メモリまたは磁気ディスクなどにより構成することができる。
制御部22は、以下にさらに詳細に述べられるように、種々の機能を実行するための制御および処理能力を提供するために、専用または汎用の少なくとも一つのプロセッサを含む。特に、本実施形態に係る電子機器10において、制御部22は、タッチセンサ14に関する多様な処理を実行する。例えば、制御部22は、タッチセンサ14によって検出された静電容量を示す情報を、タッチセンサ14から取得する。また、制御部22は、任意のイベントをトリガとして、所定の間隔の時間を計測することができるものとする。
制御部22が備えるプロセッサは、1つに限られず複数であってもよい。種々の実施形態によれば、少なくとも1つのプロセッサは、単一の集積回路(IC)として、または複数の通信可能に接続された集積回路ICおよび/またはディスクリート回路(discrete circuits)として実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、種々の既知の技術に従って実行されることが可能である。
ある実施形態において、プロセッサは、1以上のデータ計算手続または処理を実行するために構成された、1以上の回路またはユニットを含む。例えば、プロセッサは、1以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号処理装置、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらのデバイスもしくは構成の任意の組み合わせ、または他の既知のデバイスもしくは構成の組み合わせを含むことにより、以下に説明する機能を実行してもよい。
また、制御部22は、取得された情報が示す静電容量に基づいて、タッチセンサ14のキャリブレーション(自動ゼロ補正)を適宜実行してもよい。本実施形態において、制御部22は、静電容量が基準値未満(例えば、負の値)である場合、現在検出されている静電容量を基準値に定める。具体的には、制御部22は、静電容量の検出値が「−10」である場合に、当該検出値が「0」となるように、検出値を増加(+10)させる補正によって、キャリブレーションを実行する。キャリブレーションのアルゴリズムは、当該補正に限られず、検出値を基準値に近付ける任意のアルゴリズムを採用可能である。
次に、本実施形態に係る電子機器10の動作について説明する。
上述したように、本実施形態に係る電子機器10において、物理キーセンサ13は、物理キー11に対する操作を、当該物理キー11のON/OFFとして検出することができる。また、上述したように、本実施形態に係る電子機器10は、タッチセンサ14に対する操作を、タッチセンサ14によって検出された結果(例えば座標)として認識することができる。したがって、本開示の実施形態に係る電子機器10によれば、物理キー11とタッチセンサ14とを協働させることにより、利便性の高い使い方を実現可能である。
ユーザの操作を検出するためのインターフェースとして、物理キーによって構成されるキーボードと、タッチパネルとの双方が接続されるような場合、これらを切り替えて使用するような構成が考えられる。すなわち、ユーザが物理キーによって構成されるキーボードによって入力したい場合は、キーボードの操作を認識するように切り替え、ユーザがタッチセンサによって入力したい場合は、タッチセンサの操作を認識するように切り替えるような構成が考えられる。
本実施形態に係る電子機器10は、物理キー11とタッチセンサ14とを双方とも備えている。したがって、物理キー11およびタッチセンサ14のうち、一方に対するユーザの操作に続けて、他方に対するユーザの操作が検出されても、一連の入力に応じた自然な挙動を実現することが望ましい。特に、本実施形態においては、物理キー11およびタッチセンサ14のうち一方から他方に対する一連の操作に基づいて、ユーザにとって違和感のない滑らかな動作を実行させる。以下、このような動作の具体例について説明する。
以下説明する例において、電子機器10は、物理キー11およびタッチセンサ14に対する操作の検出に応じて、表示部19に表示されるポインタの位置を移動させる場合について説明する。ここで、ポインタとは、表示部19に表示される画面上で例えば何らかのオブジェクトなどの位置を指示するためのグラフィカル・ユーザインタフェース(GUI)とすることができる。本実施形態において、物理キー11およびタッチセンサ14に対する操作の検出に応じて実行する動作は、ポインタの位置の移動に限定されない。例えば、表示部19に表示される画面上で何らかの文字などの位置を指示するためのカーソルの位置を移動させてもよい。また、例えば、表示部19に表示される例えばインターネットブラウザなどの画面の表示範囲を移動させてもよい。
図6は、本実施形態に係る電子機器10の動作を説明するフローチャートである。
図6に示す動作が開始する時点では、電子機器10において、物理キーセンサ13は物理キー11に対する操作を検出しておらず、タッチセンサ14も座標を検出していないものとする。すなわち、この時点では、電子機器10は、物理キー11に対する操作を検出しておらず、タッチセンサ14に対する操作も検出していない。
図6に示す動作が開始すると、制御部22は、物理キー11およびタッチセンサ14のうち一方に対する操作を検出したか否か判定する(ステップS11)。ステップS11においてどちらか一方に対する操作を検出していない場合、制御部22は、ステップS11の処理を継続する。ステップS11においてどちらか一方に対する操作を検出していない場合とは、すなわち、物理キー11に対する操作もタッチセンサ14に対する操作も検出されていない場合である。
一方、ステップS11において、物理キー11およびタッチセンサ14のうち一方に対する操作が検出された場合、制御部22は、検出された操作に対応する処理を実行する(ステップS12)。ステップS12においてタッチセンサ14に対する操作が検出された場合、制御部22は、タッチセンサ14に対する操作に割り当てられた機能を実行する。例えば、タッチセンサ14に対してユーザが指をスライドさせる操作が検出されたら、制御部22は、当該スライド操作の軌跡に追従するように、表示部19に表示されるポインタの位置を移動させてもよい。また、ステップS12において物理キー11に対する操作が検出された場合、制御部22は、当該物理キー11に割り当てられた機能を実行する。例えば、カーソルキーなどの方向指示キー(十字キー)である物理キー11に対する操作が検出された場合、制御部22は、当該方向指示キーが指示する方向に、表示部19に表示されるポインタの位置を移動させてもよい。
ステップS12においては、制御部22は、操作に対応する処理を実行したら、その操作の結果を記憶部19または制御部22に内蔵の記憶部などに記憶しておくのが好適である。本実施形態において、制御部22は、上述のようにして記憶した操作の結果を、後述するステップS14において読み出して使用する。
ステップS12において操作に対応する処理が実行されたら、制御部22は、物理キー11およびタッチセンサ14のうち他方に対する操作を検出したか否か判定する(ステップS13)。ここで、物理キー11およびタッチセンサ14のうち他方に対する操作とは、ステップS11において物理キー11に対する操作が検出された場合は、タッチセンサ14に対する操作を意味する。一方、ステップS11においてタッチセンサ14に対する操作が検出された場合、物理キー11およびタッチセンサ14のうち他方に対する操作とは、物理キー11に対する操作を意味する。
ステップS13において物理キー11およびタッチセンサ14のうち他方に対する操作が検出されない場合、制御部22は、ステップS11に戻って処理を継続する。ステップS13において他方に対する操作が検出されない場合とは、すなわち、物理キー11に対する操作もタッチセンサ14に対する操作も検出されていない場合である。
一方、ステップS13において物理キー11およびタッチセンサ14のうち他方に対する操作を検出した場合、制御部22は、検出された操作に対応する処理を実行する(ステップS14)。ステップS14において行う「検出された操作に対応する処理」とは、ステップS12において行う処理と同様である。ただし、ステップS14において、制御部22は、ステップS11において検出された一方に対する操作の結果を反映させた上で、検出された操作に対応する処理を実行する。この操作の結果は、ステップS12において記憶部19または内蔵の記憶部に記憶したものを読み出して使用することができる。
本実施形態においては、制御部22は、ステップS12で実行した処理の結果として指示される座標を、ステップS14において実行する処理に反映させる。例えば、ステップS12において実行された処理の結果、座標(x1,y1)が指示された場合、制御部22は、ステップS14において、座標(x1,y1)に基づいて、検出された操作に対応する処理を実行する。すなわち、ステップS14において、制御部22は、座標(x1,y1)を初期条件として、検出された操作に対応する処理を実行する。ステップS14において操作に対応する処理が実行されたら、制御部22は、図6に示す本実施形態にかかる動作を終了する。
図7および図8は、本実施形態に係る電子機器10の動作を説明する図である。以下、本実施形態に係る電子機器10の動作を、具体例に基づいて説明する。
図7(A)に示すように、タッチセンサ14において位置T1から位置T2までユーザが指をスライドする操作が検出されたとする(ステップS11)。この場合、図8(A)に示すように、制御部22は、スライド操作の軌跡に追従するように、表示部19においてポインタを座標P1から座標P2に移動させる(ステップS12)。
次に、図7(B)に示すように、物理キー11の下方向(D)をユーザの指が押下する操作が検出されたとする(ステップS13)。この場合、図8(B)に示すように、制御部22は、物理キー11の下方向(D)を押下する操作に対応する処理として、表示部19においてポインタを座標P2から座標P3に移動させる(ステップS14)。ここで、タッチセンサ14(一方)に対する操作(ステップS11)に続いて、物理キー11(他方)に対する操作(ステップS13)が検出されている。したがって、図8(A)および図8(B)に示すように、タッチセンサ14(一方)に対する操作の結果(座標P2)に基づいて、物理キー11(他方)に対する操作に対応する処理が行われる(ステップS14)。
以降、ステップS13およびステップS14において行った処理を、ステップS11およびステップS12において行った処理とみなすことで、「一方」に対する操作の結果を反映させた「他方」に対する操作に対応する処理を、次々に実行することができる。この場合、ステップS13およびステップS14において「他方」に対する操作と称呼していたものは、ステップS11およびステップS12において行った処理とみなす際には、「一方」に対する操作とみなして処理を行う。このような場合の具体例について、以下さらに説明する。
図8(B)に示した状態の後、図7(C)に示すように、タッチセンサ14において位置T3から位置T4までユーザが指をスライドする操作が検出されたとする(ステップS13)。この場合、図8(C)に示すように、制御部22は、スライド操作の軌跡に追従するように、表示部19においてポインタを座標P3から座標P4に移動させる(ステップS14)。ここで、物理キー11(一方)に対する操作(ステップS11)に続いて、タッチセンサ14(他方)に対する操作(ステップS13)が検出されている。したがって、図8(B)および図8(C)に示すように、物理キー11(一方)に対する操作の結果(座標P3)に基づいて、タッチセンサ14(他方)に対する操作に対応する処理が行われる(ステップS14)。
図8(C)に示した状態の後、図7(D)に示すように、物理キー11の左下方向(LおよびD同時)をユーザの指が押下する操作が検出されたとする(ステップS13)。この場合、図8(D)に示すように、制御部22は、物理キー11の左下方向(LおよびD同時)を押下する操作に対応する処理として、表示部19においてポインタを座標P4から座標P5に移動させる(ステップS14)。ここで、タッチセンサ14(一方)に対する操作(ステップS11)に続いて、物理キー11(他方)に対する操作(ステップS13)が検出されている。したがって、図8(C)および図8(D)に示すように、タッチセンサ14(一方)に対する操作の結果(座標P4)に基づいて、物理キー11(他方)に対する操作に対応する処理が行われる(ステップS14)。
このように、本実施形態において、制御部22は、物理キーセンサ13およびタッチセンサ14のうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、物理キーセンサ13およびタッチセンサ14のうち他方が検出する操作の結果に反映させる。ここで、物理キーセンサ13が検出する操作とは、物理キー11が検出する操作としてもよい。特に、本実施形態において、制御部22は、物理キー11およびタッチセンサ14のうち一方が検出した結果に基づく座標を、物理キー11およびタッチセンサ14のうち他方が検出する結果に反映させてもよい。
本実施形態において、制御部22は、物理キー11およびタッチセンサ14のうち一方が操作を検出すると、当該一方が検出した操作に対応する処理を実行してもよい。特に、図7および図8において説明したように、本実施形態において、制御部22は、物理キー11およびタッチセンサ14のうち一方が操作を検出すると、当該一方が検出した操作に基づいて座標を移動させる処理を実行してもよい。
また、本実施形態において、制御部22は、物理キー11およびタッチセンサ14のうち他方が操作を検出すると、前記一方が検出した操作に対応する処理の実行を、当該他方が検出する操作に対応する処理の実行に切り替えてもよい。特に、本実施形態において、制御部22は、物理キー11およびタッチセンサ14のうち他方が操作を検出すると、当該他方が操作を検出した直前の座標を始点として、当該他方が検出する操作に基づいて当該座標を移動させる処理を実行してもよい。
本実施形態に係る電子機器10によれば、図7に示したように、ユーザが物理キーセンサ13およびタッチセンサ14の双方に対して交互に操作を行ったとしても、図8に示したように、ユーザにとって違和感のない滑らかな動作が実行される。特に、本実施形態においては、図8に示したように、ユーザの操作に応じたポインタの移動が不連続にならない。したがって、本実施形態に係る電子機器10によれば、物理キー11とタッチセンサ14とを協働させて利便性を高めることができる。
本実施形態に対する比較例として、従来、表示部と物理キーとを備え、物理キーが検出する操作に基づいて座標を移動させる処理を実行する電子機器がある。従来の電子機器は、物理キーに対する操作を検出していない状態から物理キーに対する操作を検出すると、中心座標(例えば表示部の中心座標)を始点として、当該検出する操作に基づいて当該座標を移動させる処理を実行し得る。
また、本実施形態に対する比較例として、従来、表示部とタッチセンサとを備え、タッチセンサが検出する操作に基づいて座標を移動させる処理を実行する電子機器がある。従来の電子機器は、タッチセンサに対する操作を検出していない状態からタッチセンサに対する操作を検出すると、中心座標(例えば表示部の中心座標)を始点として、当該検出する操作に基づいて当該座標を移動させる処理を実行し得る。
一方、本実施形態に係る電子機器10は、物理キー11とタッチセンサ14とを双方とも備え、ユーザの操作を検出するためのインターフェースとして、これらを切り替えて使用することが可能である。さらに、本実施形態に係る電子機器10は、物理キー11およびタッチセンサ14のうち一方が検出した結果に基づく座標を、物理キー11およびタッチセンサ14のうち他方が検出する結果に反映させることも可能である。従って、物理キー11とタッチセンサ14とを切り替えて操作したとしても、ユーザにとって違和感のない滑らかな動作が実行される。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態に係る電子機器について説明する。
第2実施形態にかかる電子機器は、上述した第1実施形態にかかる電子機器10と同じ構成により実現することができ、制御部22の制御を一部変更するものである。第2実施形態においては、図6に示した第1実施形態に係る電子機器10の動作のうち、主としてステップS14において行う処理の内容を変更する。以下、第2実施形態において、第1実施形態と同様となる説明は、適宜、簡略化または省略する。
上述した第1実施形態においては、図7および図8に示したように、制御部22は、物理キー11およびタッチセンサ14のうち一方が検出した結果に基づく座標を、物理キー11およびタッチセンサ14のうち他方が検出する結果に反映させた(ステップS14)。一方、第2実施形態においては、制御部22は、タッチセンサ14が検出した座標の単位時間あたりの移動距離を、物理キーセンサ13または物理キー11に対する操作の結果に反映させる。より具体的には、第2実施形態においては、タッチセンサ14に対してユーザが行ったスライド操作の速度を、物理キー11に対する操作に反映させる。
図9および図10は、第2実施形態に係る電子機器10の動作を説明する図である。以下、第2実施形態に係る電子機器10の動作を、具体例に基づいて説明する。
図9(A)に示すように、タッチセンサ14において位置T1から位置T2までユーザが指をスライドする操作が検出されたとする(ステップS11)。この場合、図10(A)に示すように、制御部22は、スライド操作の軌跡に追従するように、表示部19においてポインタを座標P1から座標P2に移動させる(ステップS12)。この時、タッチセンサ14において位置T1から位置T2までユーザが指をスライドする操作の単位時間あたりの移動距離、すなわち速度がV1であったとする。この場合、制御部22は、図10(A)に示すように、表示部19においてポインタを座標P1から座標P2に速度V1で移動させる(ステップS12)。ステップS12においてポインタを速度V1で移動させたら、制御部22は、この速度V1を記憶部19または制御部22に内蔵の記憶部などに記憶しておくのが好適である。
次に、図9(B)に示すように、物理キー11の右方向(R)をユーザの指が押下する操作が検出されたとする(ステップS13)。この場合、制御部22は、物理キー11の右方向(R)を押下する操作に対応する処理として、図10(B)に示すように、表示部19においてポインタを座標P2から座標P3に移動させる(ステップS14)。ここで、タッチセンサ14(一方)に対する操作(ステップS11)に続いて、物理キー11(他方)に対する操作(ステップS13)が検出されている。したがって、図10(A)および図10(B)に示すように、タッチセンサ14(一方)に対する操作の結果(速度V1)に基づいて、物理キー11(他方)に対する操作に対応する処理が行われる(ステップS14)。すなわち、本実施形態においては、タッチセンサ14に対する操作の速度V1が、物理キー11に対する操作に対応する処理に反映され、物理キー11に対する操作に応じて、速度V1でポインタが移動する。
このように、本実施形態において、制御部22は、タッチセンサ14が検出した座標の単位時間あたりの移動距離を、物理キーセンサ13または物理キー11に対する操作の結果に反映させる。
本実施形態に係る電子機器によれば、図9に示したように、ユーザがタッチセンサ14に引き続き物理キーセンサ13に対して操作を行ったとしても、図10に示したように、ユーザにとって違和感のない滑らかな動作が実行される。特に、本実施形態においては、図10に示したように、ユーザの操作に応じたポインタの移動速度が不連続にならない。したがって、本実施形態に係る電子機器10によれば、物理キー11とタッチセンサ14とを協働させて利便性を高めることができる。
図9および図10においては、タッチセンサ14において右方向のスライド操作に引き続き、右方向の物理キー11に対する操作が検出された例について説明した。しかしながら、本実施形態による動作は、タッチセンサ14および物理キー11の同じ方向に対する操作の検出が行われた場合に限定されない。例えば、図9(A)に示すようにタッチセンサ14において右方向のスライド操作に引き続き、図9(B)に示す下方向の物理キー11に対する操作が検出されたような場合のような動作も想定できる。この場合、図10(A)に示すポインタの右方向の移動に続いて、図10(B)において下方向に速度V1でポインタを移動させてもよい。
(第3実施形態)
次に、本開示の第3実施形態に係る電子機器について説明する。
第3実施形態にかかる電子機器も、上述した第1実施形態にかかる電子機器10と同じ構成により実現することができ、制御部22の制御を一部変更するものである。第3実施形態においては、図6に示した第1実施形態に係る電子機器10の動作のうち、主としてステップS14において行う処理の内容を変更する。以下、第3実施形態において、第1および第2実施形態と同様となる説明は、適宜、簡略化または省略する。
上述した第2実施形態においては、図9および図10に示したように、制御部22は、物理キー11およびタッチセンサ14のうち一方が検出した結果に基づく座標の単位時間あたりの移動距離を、他方が検出する結果に反映させた(ステップS14)。一方、第3実施形態においては、制御部22は、タッチセンサ14が検出した座標の変位の一方向成分を、物理キーセンサ13または物理キー11に対する操作の結果に反映させる。より具体的には、第3実施形態においては、タッチセンサ14に対してユーザが行ったスライド操作の方向成分が、物理キー11に対する操作を行った際にも残るようにする。
図11および図12は、第3実施形態に係る電子機器10の動作を説明する図である。以下、第3実施形態に係る電子機器10の動作を、具体例に基づいて説明する。
図11(A)に示すように、タッチセンサ14において位置T1から位置T2までユーザが指をスライドする操作が検出されたとする(ステップS11)。この場合、図12(A)に示すように、制御部22は、スライド操作の軌跡に追従するように、表示部19においてポインタを座標P1から座標P2に移動させる(ステップS12)。この時、タッチセンサ14において位置T1から位置T2までユーザが指をスライドする操作に応じて検出される座標の変位の方向成分は、主に右方向であったとする。この場合、制御部22は、図12(A)に示すように、表示部19においてポインタを座標P1から座標P2に速度V1で移動させる(ステップS12)。ステップS12においてポインタを右方向に移動させたら、制御部22は、この移動方向の成分を記憶部19または制御部22に内蔵の記憶部などに記憶しておくのが好適である。
次に、図11(B)に示すように、物理キー11の下方向(D)をユーザの指が押下する操作が検出されたとする(ステップS13)。この場合、制御部22は、物理キー11の下方向(D)を押下する操作に対応する処理として、図12(B)に示すように、表示部19においてポインタを座標P2から座標P3を経て座標P4に移動させる(ステップS14)。ここで、タッチセンサ14(一方)に対する操作(ステップS11)に続いて、物理キー11(他方)に対する操作(ステップS13)が検出されている。したがって、図12(A)および図12(B)に示すように、タッチセンサ14(一方)に対する操作の結果(方向成分Vr2)に基づいて、物理キー11(他方)に対する操作に対応する処理が行われる(ステップS14)。すなわち、本実施形態においては、タッチセンサ14に対する操作の方向成分Vr2が、物理キー11に対する操作に対応する処理に反映され、物理キー11に対する操作に応じて、方向成分Vr2を残しつつポインタが移動する。この時点では、物理キー11の下方向(D)を押下する操作が検出されている。このため、この操作に対応する処理として、制御部22は、下方向の方向成分と方向成分Vr2との合成ベクトルの方向にポインタを移動させる。
本実施形態の一例においては、制御部22は、図12(C)に示すように、物理キー11の下方向(D)を押下する操作が検出された時点P2において、右方向の成分Vr2と下方向の成分Vdの合成ベクトルの方向にポインタを移動させる。図11および図12に示す例では、時点P2の後は、もはやタッチセンサ14に対する右方向のスライド操作が検出されていない。このため、本実施形態の一例において、制御部22は、時点P2における右方向の成分Vr2のベクトルの大きさを、時点P2の後で徐々に小さくしてもよい。図12(C)に示す例においては、時点P2における右方向の成分Vr2は、時点P3において右方向の成分Vr3になり、時点P4において右方向の成分Vr4になっているように、徐々に小さくなっている。
このように、本実施形態において、制御部22は、タッチセンサ14が検出した座標の変位の一方向成分を、物理キーセンサ13または物理キー11に対する操作の結果に反映させる。
本実施形態に係る電子機器によれば、図11に示したように、ユーザがタッチセンサ14に引き続き物理キーセンサ13に対して操作を行ったとしても、図12に示したように、ユーザにとって違和感のない滑らかな動作が実行される。特に、本実施形態においては、図12に示したように、ユーザの操作に応じたポインタの移動の軌跡が不自然に屈折することはない。したがって、本実施形態に係る電子機器10によれば、物理キー11とタッチセンサ14とを協働させて利便性を高めることができる。
(第4実施形態)
次に、本開示の第4実施形態に係る電子機器について説明する。
第4実施形態にかかる電子機器も、上述した第1実施形態にかかる電子機器10と同じ構成により実現することができ、制御部22の制御を一部変更するものである。第4実施形態においては、図6に示した第1実施形態に係る電子機器10の動作のうち、主としてステップS14において行う処理の内容を変更する。以下、第4実施形態において、第1〜第3実施形態と同様となる説明は、適宜、簡略化または省略する。
上述した第3実施形態においては、図11および図12に示したように、制御部22は、物理キー11およびタッチセンサ14のうち一方が検出した座標の変位の一方向成分を、他方が検出する結果に反映させた(ステップS14)。一方、第4実施形態においては、制御部22は、タッチセンサ14が検出した座標の単位時間あたりの変位の一方向成分を、物理キーセンサ13または物理キー11に対する操作の結果に反映させる。より具体的には、第4実施形態においては、タッチセンサ14に対してユーザが行ったフリックまたはスワイプのような、比較的素早いスライド操作を、物理キー11に対する操作によっても引き続き行えるようにする。
図13および図14は、第4実施形態に係る電子機器10の動作の一例を説明する図である。以下、第4実施形態に係る電子機器10の動作を、具体例に基づいて説明する。
以下の例においては、電子機器10は、タッチセンサ14に対するフリックまたはスワイプのような、比較的素早いスライド操作を検出する。このようなスライド操作の検出に基づいて、電子機器10は、表示部19に表示される画面の表示範囲を、例えば上方向または下方向にスクロールさせる。以下、タッチセンサ14に対するフリックまたはスワイプのような、ユーザの比較的素早いスライド操作を、適宜、単に「フリック」と記す。
本実施形態においては、ユーザの比較的ゆっくりとしたスライド操作をフリックとして検出しないために、タッチセンサ14が検出した座標の単位時間あたりの変位を検出するのが好適である。このようにすれば、タッチセンサ14が検出した座標の単位時間あたりの変位が所定以上に大きくなる場合にフリックとして検出することができる。この場合、タッチセンサ14が検出した座標の単位時間あたりの変位が所定以上に大きくならない場合は、フリックとして検出しないようにすることができる。本実施形態においては、タッチセンサ14が検出した座標の単位時間あたりの変位が所定以上に大きい場合であって、例えば変位の一方向成分として上方向が含まれる場合に、この操作を上方向のフリックとして検出することができる。
図13(A)に示すように、タッチセンサ14において位置T1から位置T2までの比較的大きな上方向のフリックが検出されたとする(ステップS11)。この時、タッチセンサ14において位置T1から位置T2までのフリックに応じて検出される座標の変位の方向成分は、上方向を含むものであったとする。この場合、図14(A)に示すように、制御部22は、フリックの大きさに応じて、例えば表示部19に表示される画面の表示範囲を、上方向に大きくスクロールさせる(ステップS12)。図14(A)においては、大きなフリックに応じて、表示部19に表示されたリスト表示の画面の表示範囲を、10行程度、大きく上方向にスクロールさせている。ステップS12において上方向にスクロールさせたら、制御部22は、このスクロールの方向および大きさを、記憶部19または制御部22に内蔵の記憶部などに記憶しておくのが好適である。
次に、図13(B)に示すように、物理キー11の下方向(D)をユーザの指が押下する操作が検出されたとする(ステップS13)。制御部22は、この操作に対応する処理として、図14(B)に示すように、表示部19に表示される画面の表示範囲を、先のフリックの検出に応じたスクロールの大きさと同程度に、上方向にスクロールさせる(ステップS14)。ここでは、タッチセンサ14(一方)に対する操作(ステップS11)に続いて、物理キー11(他方)に対する操作(ステップS13)が検出されている。したがって、図14(B)に示すように、タッチセンサ14(一方)に対する操作により検出された座標の単位時間あたりの変位(フリック)の一方向成分(ここでは上方向)にづいて、物理キー11(他方)に対する操作に対応する処理が行われる(ステップS14)。先のフリックが検出された際、制御部22は、表示部19に表示されたリスト表示の画面の表示範囲を、10行程度、大きく上方向にスクロールさせた。したがって、物理キー11の下方向(D)をユーザの指が押下する操作が検出された際も、制御部22は、表示部19に表示されたリスト表示の画面の表示範囲を、10行程度、上方向にスクロールさせる。
次に、図13(C)に示すように、さらに物理キー11の下方向(D)をユーザの指が押下する操作が検出されたとする(ステップS13)。制御部22は、この操作に対応する処理として、図14(C)に示すように、表示部19に表示される画面の表示範囲を、先のフリックの検出に応じたスクロールの大きさと同程度に、上方向にスクロールさせる(ステップS14)。これ以降も、物理キー11の下方向(D)をユーザの指が押下する操作が検出されるごとに、制御部22は、表示部19に表示される画面の表示範囲を、先のフリックの検出に応じたスクロールの大きさと同程度に、上方向にスクロールさせる。
図15および図16は、第4実施形態に係る電子機器10の動作の他の例を説明する図である。
以下の例においては、電子機器10は、タッチセンサ14に対するフリックを検出する点では上述の例と同じである。
本例においては、図15(A)に示すように、タッチセンサ14において位置T1から位置T2までの比較的小さな上方向のフリックが検出されたとする(ステップS11)。この時、タッチセンサ14において位置T1から位置T2までのフリックに応じて検出される座標の変位の方向成分は、上方向を含むものであったとする。この場合、図16(A)に示すように、制御部22は、フリックの大きさに応じて、例えば表示部19に表示される画面の表示範囲を、上方向に小さくスクロールさせる(ステップS12)。図16(A)においては、大きなフリックに応じて、表示部19に表示されたリスト表示の画面の表示範囲を、3行程度、小さく上方向にスクロールさせている。ステップS12において上方向にスクロールさせたら、制御部22は、このスクロールの方向および大きさを、記憶部19または制御部22に内蔵の記憶部などに記憶しておくのが好適である。
次に、図15(B)に示すように、物理キー11の下方向(D)をユーザの指が押下する操作が検出されたとする(ステップS13)。制御部22は、この操作に対応する処理として、図16(B)に示すように、表示部19に表示される画面の表示範囲を、先のフリックの検出に応じたスクロールの大きさと同程度に、上方向にスクロールさせる(ステップS14)。ここでは、タッチセンサ14(一方)に対する操作(ステップS11)に続いて、物理キー11(他方)に対する操作(ステップS13)が検出されている。したがって、図16(B)に示すように、タッチセンサ14(一方)に対する操作により検出された座標の単位時間あたりの変位(フリック)の一方向成分(ここでは上方向)にづいて、物理キー11(他方)に対する操作に対応する処理が行われる(ステップS14)。先のフリックが検出された際、制御部22は、表示部19に表示されたリスト表示の画面の表示範囲を、3行程度、大きく上方向にスクロールさせた。したがって、物理キー11の下方向(D)をユーザの指が押下する操作が検出された際も、制御部22は、表示部19に表示されたリスト表示の画面の表示範囲を、3行程度、上方向にスクロールさせる。
次に、図15(C)に示すように、さらに物理キー11の下方向(D)をユーザの指が押下する操作が検出されたとする(ステップS13)。制御部22は、この操作に対応する処理として、図16(C)に示すように、表示部19に表示される画面の表示範囲を、先のフリックの検出に応じたスクロールの大きさと同程度に、上方向にスクロールさせる(ステップS14)。これ以降も、物理キー11の下方向(D)をユーザの指が押下する操作が検出されるごとに、制御部22は、表示部19に表示される画面の表示範囲を、先のフリックの検出に応じたスクロールの大きさと同程度に、上方向にスクロールさせる。
このように、本実施形態において、制御部22は、タッチセンサ14が検出した座標の単位時間あたりの変位の一方向成分を、物理キーセンサ13または物理キー11に対する操作の結果に反映させる。
本実施形態に係る電子機器によれば、図13および図15に示したように、タッチセンサ14に対するフリックに引き続き物理キーセンサ13に対して操作が検出されると、図14および図16に示したように、フリックに応じたスクロールが引き続き実行される。したがって、本実施形態に係る電子機器によれば、ユーザにとって違和感のない滑らかな動作が実行される。特に、本実施形態においては、図14に示したように、非常に多くの行にわたる画面表示を大きくスクロールさせたい場合、ユーザは、大きな動作のフリックを何度も繰り返す必要はない。したがって、本実施形態に係る電子機器10によれば、物理キー11とタッチセンサ14とを協働させて利便性を高めることができる。
本発明を諸図面および実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形および修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形および修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の機能部およびステップなどを1つに組み合わせたり、あるいは分割したりすることが可能である。また、上述した本発明の各実施形態は、それぞれ説明した各実施形態に忠実に実施することに限定されるものではなく、適宜、各特徴を組み合わせたり、一部を省略したりして実施することもできる。
例えば、本開示の実施形態は、物理キーと、タッチセンサとを備える、電子機器の制御方法として実施することもできる。また、本開示の実施形態は、物理キーと、タッチセンサとを備える電子機器に実行させる、電子機器の制御プログラムとして実施することもできる。
上述した実施形態に係る電子機器10は、皿ばね17が変形してキースイッチ18がONになったことに基づいて、押下操作を検出する構成を例示した。また、上述の実施形態に係る電子機器10は、皿ばね17が元の状態に戻ってキースイッチ18がOFFになったことに基づいて、リリース操作を検出する構成を例示した。しかしながら、本開示の実施形態にかかる電子機器は、このような構成に限定されない。例えば、電子機器10は、キースイッチ18の代わりに皿ばね17の下方に位置するタッチセンサを備え、皿ばね17が変形したときにタッチセンサの電極間が結合する構成としてもよい。この場合、電子機器10は、皿ばね17が変形してタッチセンサの電極間が結合したことに基づいて、押下操作を検出してもよい。また、この場合、電子機器10は、皿ばね17が元の状態に戻って電極間の結合が解除されたことに基づいて、リリース操作を検出してもよい。
10 電子機器
11 物理キー
12 操作パッド
13 物理キーセンサ
14 タッチセンサ
15 基板
16 突出部
17 皿ばね
18 キースイッチ
19 表示部
20 通信部
21 記憶部
22 制御部

Claims (12)

  1. 押下可能な物理キーに対する操作を検出可能な物理キーセンサと、
    前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、
    前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御部と、
    を備える、電子機器。
  2. 押下可能な物理キーと、
    前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部と重なって位置するタッチセンサと、
    前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御部と、
    を備える、電子機器。
  3. 前記制御部は、前記一方が検出した結果に基づく座標を、前記他方が検出する結果に反映させる、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、前記タッチセンサが検出した座標の単位時間あたりの移動距離を、前記物理キーセンサまたは前記物理キーに対する操作の結果に反映させる、請求項1または2に記載の電子機器。
  5. 前記制御部は、前記タッチセンサが検出した座標の変位の一方向成分を、前記物理キーセンサまたは前記物理キーに対する操作の結果に反映させる、請求項1または2に記載の電子機器。
  6. 前記制御部は、前記タッチセンサが検出した座標の単位時間あたりの変位の一方向成分を、前記物理キーセンサまたは前記物理キーに対する操作の結果に反映させる、請求項1または2に記載の電子機器。
  7. 前記制御部は、
    前記一方が操作を検出すると、当該一方が検出した操作に対応する処理を実行し、
    前記他方が操作を検出すると、前記一方が検出した操作に対応する処理の実行を、当該他方が検出する操作に対応する処理の実行に切り替える、請求項1から6のいずれかに記載の電子機器。
  8. 前記制御部は、
    前記一方が操作を検出すると、当該一方が検出した操作に基づいて座標を移動させる処理を実行し、
    前記他方が操作を検出すると、当該他方が操作を検出した直前の座標を始点として、当該他方が検出する操作に基づいて当該座標を移動させる処理を実行する、請求項1から7のいずれかに記載の電子機器。
  9. 押下可能な物理キーに対する操作を検出可能な物理キーセンサと、
    前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、を備える電子機器の制御方法であって、
    前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御ステップを含む、電子機器の制御方法。
  10. 押下可能な物理キーと、
    前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部に重なって位置するタッチセンサと、を備える電子機器の制御方法であって、
    前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御ステップを含む、電子機器の制御方法。
  11. 押下可能な物理キーに対する操作を検出可能な物理キーセンサと、
    前記物理キーセンサの近傍に設けられたタッチセンサと、を備える電子機器に、
    前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーセンサおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御ステップを実行させる、電子機器の制御プログラム。
  12. 押下可能な物理キーと、
    前記物理キーの押下方向において前記物理キーの少なくとも一部に重なって位置するタッチセンサと、を備える電子機器に、
    前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち一方が検出した操作の結果の少なくとも一部を、前記物理キーおよび前記タッチセンサのうち他方が検出する操作の結果に反映させる制御ステップを実行させる、電子機器の制御プログラム。
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