JP2018180336A - Imaging device, control method thereof, and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、撮像装置とその制御方法及びプログラムに関し、特に、流し撮り撮影時の主被写体のぶれを抑制する機能を備える撮像装置に関する。 The present invention relates to an imaging apparatus, a control method thereof, and a program, and more particularly to an imaging apparatus having a function of suppressing blurring of a main subject during continuous shooting.
撮像装置を用いた撮影方法の1つに、移動している主被写体にフォーカスを合わせながら撮像装置を振って撮影することにより、主被写体を静止させて背景を流した躍動感のある画像を撮影することができる流し撮りと呼ばれる撮影方法がある。しかし、主被写体の移動速度に合わせて撮像装置を振ることは容易でないため、流し撮りに慣れていないユーザが流し撮りを行うと、主被写体が静止せずに主被写体がぶれる(ぶれ残りが生じる)可能性が高い。 One of the imaging methods using an imaging device is to shoot an image with a sense of movement in which the main subject is stopped and the background is flowed by shooting while shaking the imaging device while focusing on a moving main subject. There is a shooting method called pantry that can be done. However, it is not easy to shake the imaging device according to the moving speed of the main subject, so if the user who is not accustomed to follow-up shoots, the main subject does not stand still, and the main subject is blurred (the blurring remaining occurs) )Probability is high.
そこで、流し撮りを簡単に行うことができるように、主被写体の移動速度と撮像装置を振る速度との差分を検出し、検出した差分をシフトレンズで補正することによって流し撮りを成功させる方法が知られている。例えば、撮影直前に、主被写体を追うために撮像装置を振るときの角速度(以下「パンニング角速度」という)を角速度センサで検出すると同時に撮像面上における主被写体の移動量を検出し、これらの情報から主被写体の角速度を計算する。そして、露光中には、露光直前まで求めていた主被写体の角速度と露光中の撮像装置のパンニング角速度との角速度差を算出し、算出した角速度差に基づいてシフトレンズを駆動させることにより主被写体のぶれを補正する。 Therefore, there is a method of detecting the difference between the moving speed of the main subject and the speed of shaking the imaging device and correcting the detected difference with the shift lens so that the follow shot can be performed successfully so that the follow shot can be easily performed. Are known. For example, just before shooting, an angular velocity sensor detects an angular velocity (hereinafter referred to as "panning angular velocity") when shaking the imaging device to follow the main subject, and simultaneously detects the amount of movement of the main subject on the imaging surface. Calculate the angular velocity of the main subject from Then, during exposure, the angular velocity difference between the angular velocity of the main subject obtained until immediately before exposure and the panning angular velocity of the imaging device during exposure is calculated, and the shift lens is driven based on the calculated angular velocity difference. To compensate for camera shake.
このような補正方法では、撮像装置のパンニング角速度と撮影画像において静止させたい主被写体の実際の角速度との角速度差が大きくなるにしたがって、補正誤差が大きくなり、ぶれ残りが生じてしまう。よって、移動している主被写体の角速度を正確に求めることが重要になる。つまり、撮影者が主被写体の移動に合わせて撮像装置を振る方向とパンニング角速度を正確に求めることが必要になる。 In such a correction method, as the angular velocity difference between the panning angular velocity of the imaging apparatus and the actual angular velocity of the main subject to be stopped in the photographed image becomes large, the correction error becomes large and the blurring remaining occurs. Therefore, it is important to accurately determine the angular velocity of the moving main subject. That is, it is necessary to accurately obtain the direction in which the imaging device is shaken and the panning angular velocity in accordance with the movement of the main subject as the photographer.
このような課題に対して、特許文献1には、撮像装置が実際に振られたパンニング方向と予め設定されている基準パンニング方向との比較結果に基づき、撮影画像を基準パンニング方向に近付くように補正して、モニタに表示する技術が提案されている。また、特許文献2には、撮像装置のパンニング角速度と主被写体の角速度との差分を計算し、撮影時にぶれ残りが生じるか否かの警告表示をファインダに表示する技術が提案されている。
In order to address such problems, according to
流し撮りの撮影チャンスは少ないことが多いため、撮影に失敗する可能性をできる限り低くすること、つまり、流し撮りの成功率を向上させる技術が望まれている。しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、基準パンニング方向と主被写体の移動方向とに誤差がある場合に、流し撮りが失敗する可能性がある。また、上記特許文献2に記載された技術では、撮影者は、そのまま撮影を行った場合にぶれ残りが生じるか否かを判断することはできても、流し撮りを成功させるために撮像装置を振る方向や角速度を知ることはできない。
Since there are often few chances to shoot a pant, it is desirable to reduce the possibility of shooting failure as much as possible, that is, to improve the success rate of the pant. However, according to the technique described in
本発明は、流し撮りの成功率を向上させる技術を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a technique for improving the success rate of follow shot.
本発明に係る撮像装置は、撮像装置の角速度を検出する角速度検出手段と、動きベクトルを検出するためのベクトル検出位置を設定する設定手段と、撮像素子により取得された複数の画像から前記ベクトル検出位置で主被写体の動きベクトルを検出するベクトル検出手段と、前記主被写体の移動に合わせて前記主被写体に合焦させながら前記撮像装置を振ったときに前記角速度検出手段により検出された前記撮像装置の角速度と、前記動きベクトルを用いて算出される前記撮像素子の像面上での前記主被写体の移動量とを用いて、前記主被写体の角速度を算出する算出手段と、撮影時における前記主被写体のぶれを補正する補正手段と、ファインダ内に前記主被写体と共に測距点を表示する表示手段と、前記撮像装置の角速度と前記主被写体の角速度の差分が前記補正手段による補正の可能な範囲内か否かに応じて、前記撮像装置を振る動作を修正する方向と大きさを表す情報を前記ファインダ内の測距点を示す情報を用いて前記表示手段に表示する制御手段と、を備えることを特徴とする。 An imaging apparatus according to the present invention includes: an angular velocity detection unit that detects an angular velocity of the imaging apparatus; a setting unit that sets a vector detection position for detecting a motion vector; and the vector detection from a plurality of images acquired by an imaging element. A vector detection unit for detecting a motion vector of a main subject at a position; and the imaging apparatus detected by the angular velocity detection means when the imaging apparatus is shaken while focusing on the main subject according to the movement of the main subject Calculating means for calculating the angular velocity of the main subject using the angular velocity of the main subject and the movement amount of the main subject on the image plane of the image pickup element calculated using the motion vector; Correction means for correcting blurring of the subject, display means for displaying the distance measuring point together with the main subject in the finder, angular velocity of the imaging device, and the main subject Information indicating the direction and magnitude for correcting the motion of shaking the imaging device is used as information indicating the distance measurement point in the finder depending on whether the difference in angular velocity is within the range where correction by the correction means is possible. Control means for displaying on the display means.
本発明によれば、流し撮りの成功率を向上させることができる。 According to the present invention, the success rate of panning can be improved.
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置100の基本構成を示すブロック図である。なお、図1には、撮像装置100を用いて流し撮りを行う際の種々の制御に関係する構成要素を主に示しており、流し撮りでの制御と関係性の低い要素の図示を省略している。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the attached drawings. FIG. 1 is a block diagram showing a basic configuration of an
撮像装置100は、光学系101、撮像素子102、焦点検出部103、CPU104、メモリ105、角速度センサ106、画像処理部107、記憶媒体108、LPU109、表示部110、操作部111及び動きベクトル検出部112を備える。メモリ105は、一次メモリ105aと二次メモリ105bを有する。
The
撮像装置100は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラのような撮像を主たる目的とする機器が代表的な例であるが、これに限られず、撮像機能を有する携帯電話、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータ等の電子機器であってもよい。但し、後述するように、本実施形態では、AF測距点の位置を撮影者に視認させるための測距点表示を用いて撮影者に流し撮りをアシストするためのガイダンス表示を行う。よって、本発明に係る撮像装置(電子機器)は、測距点に対応する測距点表示を行う表示部を備える必要がある。
The
光学系101は、レンズやシャッタ123(図2参照)、絞り等を含み、CPU104の制御によって被写体からの光を所定の光量で撮像素子102に結像させる。本実施形態では、光学系101はシフトレンズを備えており、LPU109は不図示のアクチュエータを駆動してシフトレンズを光軸と直交する面内で駆動することにより像ぶれ防止(主被写体のぶれ補正)を行う。撮像素子102は、CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等であり、撮像面に結像した光学像を電気信号(画像信号)に変換する。なお、撮像素子102は、赤外カットフィルタやローパスフィルタ等の各種フィルタを備えていても構わない。焦点検出部103は、例えば、位相差検出方式等を用いて被写体に焦点を合わせるオートフォーカスを実行し、合焦情報を生成するAFセンサである。
The
角速度センサ106は、例えば、ジャイロセンサ等であり、撮像装置100の移動(流し撮りのための振り)を表す角速度を検出する角速度検出手段である。本実施形態では後述するように、角速度センサ106は、レンズ鏡筒(図2参照)内に配置されており、検出した角速度を電気信号としてLPU109へ通知する。なお、角速度センサ106は、撮像装置100の本体内(ボディ内)に配置されていてもよい。CPU104は、操作部111を通じて入力された信号にしたがって二次メモリ105bに格納された所定のプログラムを実行することにより撮像装置100を構成する各部を制御することで、撮像装置100の全体的な動作を制御するマイクロプロセッサである。一次メモリ105aは、例えば、RAM等の揮発性記憶装置であり、一時的なデータの記憶を記憶し、また、CPU104の作業領域として用いられる。二次メモリ105bは、例えば、EEPROM等の不揮発性記憶装置であり、撮像装置100を制御するためのプログラム(ファームウェア)や各種の設定情報を記憶している。
The
画像処理部107は、撮像素子102から出力される画像信号に対する現像処理、撮影モードに応じた色調調整等の各種の画像処理を行う。画像処理部107は、撮影画像に適用する画像処理のパターンを複数有し、撮影者は操作部111を介して所望するパターンを設定することができるようになっている。なお、画像処理部107の機能の少なくとも一部は、CPU104が担う構成となっていてもよい。記憶媒体108は、例えば、撮像装置100の本体に対して着脱可能な半導体メモリカード等であり、撮影画像の画像データ等を記憶する。LPU109は、撮像装置100のレンズ鏡筒内に設けられており、レンズ鏡筒での各種動作を制御するマイクロプロセッサである。LPU109は、撮像装置100から被写体までの距離情報、角速度センサ106からの出力に基づく角速度情報等をCPU104へ送信する。
An
表示部110は、撮影時の光学ファインダ内での画像表示、撮影画像の表示や対話的な操作のためのGUI画像等の表示を行う。操作部111は、ユーザの操作を受け付けてCPU104へ入力情報を伝達するボタン、レバー、タッチパネル等であるが、音声や視線等を用いた入力手段であってもよい。動きベクトル検出部112は、測光センサ128が取得する画像から動きベクトルを出力する。
The
図2は、撮像装置100の概略構成を示す断面図である。なお、図2に示す構成要素のうち、図1に示した各部に対応するものについては、同じ符号を付して重複する説明を省略する。撮像装置100は、図1に示した各部に加えて、ハーフミラー121、AFミラー122、シャッタ123、APU用メモリ124、APU125、ピント板126、表示素子127、測光センサ128及びペンタプリズム129を備える。
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a schematic configuration of the
AFミラー122は、光学系101を通して入射してハーフミラー121を通過した光線の一部を焦点検出部103に導く。シャッタ123は、非撮影時には撮影光路を閉じて撮像素子102への光の入射を遮断し、撮影時には撮影光路を開いて撮像素子102へ入射光を導く。ハーフミラー121は、非撮影時に光学系101より入射する光の一部を反射し、ピント板126に結像させる。表示素子127は、焦点検出部103のAF測距点を表示するPN液晶素子であり、撮影者が光学ファインダ(不図示)を覗いたときに、撮影範囲のどの位置に合焦しているかを撮影者に示す。焦点検出部103のAF測距点については、図3を参照して後述する。ペンタプリズム129は、ピント板126に結像した被写体像を測光センサ128と光学ファインダ(不図示)に導く。
The
測光センサ128は、CCDセンサやCOMSセンサ等の撮像素子(以下「AE用撮像素子」という)を有する。測光センサ128は、ペンタプリズム129を通してAE用撮像素子に入射した被写体像から被写体輝度を測光する。APU125は、測光センサ128の画像処理や演算用を行うマイクロプロセッサであり、動きベクトル検出部112の機能を有する。APU125は、測光センサ128からの出力信号を画像処理し、得られた画像信号に対して動きベクトル検出部112として機能してすることで主被写体の動きベクトルを検知する。なお、本実施形態では、測光センサ128に対して専用のAPU125を設けたが、APU125の機能はCPU104が担っていてもよい。APU用メモリ124は、RAMとROMを有しており、APU125が実行するプログラムを格納し、APU125の作業領域を提供し、APU125が実行する演算処理に用いられる各種データを一時的に記憶する。
The
図3は、焦点検出部103でのAF測距点を説明する図である。図3(a)は、焦点検出部103での測距点の配置形態、撮像素子102の撮像領域及び測光センサ128の測光領域の関係を説明する図である。撮影者は、撮像装置100の光学ファインダを覗くと、図3(a)に示す通りに、撮像領域に映る被写体と共に焦点検出部103に設けられているAF測距点の位置を示す表示(以下「測距点表示」という)を表示素子127を通じて視認することができる。焦点検出部103は45カ所の測距点を有しており、表示素子127には45カ所のAF測距点に対応する測距点表示が設けられている。
FIG. 3 is a diagram for explaining the AF distance measurement point in the
図3(b)は、1つの測距点表示の拡大図である。1つの測距点表示の内部には、より精密な測距を行うスポット測距点を示す領域(以下「スポット測距点表示」という)が設けられており、測距点全体の点灯/点滅のみならず、スポット測距点表示のみの点灯/点滅が可能となっている。図3(a)に示すように、ファインダ内表示に向かって右方向を水平に関する+方向、下方向を垂直(鉛直)に関する+方向とする。これらの方向規定は、後述するように被写体を追って撮像装置100を振ったときの方向規定に用いられる。
FIG. 3B is an enlarged view of one ranging point display. An area (hereinafter referred to as "spot distance measurement point display") indicating a spot distance measurement point where more precise distance measurement is performed is provided inside one distance measurement point display, and lighting / flashing of the entire distance measurement point is performed. In addition to this, it is possible to turn on / blink only the spot distance measurement point display. As shown in FIG. 3A, the rightward direction toward the display in the finder is taken as a + direction with respect to the horizontal, and the downward direction as a + direction with respect to the vertical (vertical). These direction specifications are used for direction specifications when the
図3(c)は、45カ所の測距点の測光領域上での座標を説明する図である。45カ所の測距点表示に1〜45の測距点番号を振ると、測光センサ128による測光領域上の水平位置x[pixel]と垂直位置y[pixel]を用いて各測距点番号を表すことができる。図3(c)の測距点番号と測光領域上での位置(座標)との対応表は、APU用メモリ124に記憶されている。なお、図3(c)の対応表は、選択可能な全ての測距点表示について規定されている。
FIG. 3C is a view for explaining the coordinates of 45 distance measurement points on the photometry area. If the 1st to 45th AF point numbers are assigned to 45 AF point indications, each AF point number is calculated using the horizontal position x [pixel] and the vertical position y [pixel] on the photometric area by the
図3(d)は、測距点番号の配列表であり、メモリ105に記憶されている。本実施形態では、図3(a)に示すように、大凡、測距点表示(つまり、AF測距点)は5行9列に配置されている。そこで、45カ所の測距点表示に対して、水平方向にx=0〜9、垂直方向にy=0〜4を取り、左上の測距点表示を「1」とし、ラスタ走査的に番号を1ずつ増やしている。これにより、例えば、[x][y]=[4][3]は、測距点番号「31」の測距点表示を示すことになる。
FIG. 3D is an array table of ranging point numbers, which is stored in the
図4は、撮像装置100を用いて流し撮りを行う際の撮像装置100の第1実施形態に係る流し撮りアシスト動作(補助動作)を説明するフローチャートである。流し撮りを行う場合には、撮像素子102の長辺と略平行な方向に撮像装置100を振ることが多い。そのため、以下の説明では、撮像装置100を正姿勢で構えて、水平方向に大きく、垂直(鉛直)方向には小さく撮像装置100を振って流し撮りを行うシーンを取り上げ、便宜上、撮像装置100を振る動作をパンニングと称呼する。なお、図4のフローチャートに示す各処理は、CPU104がメモリ105に格納されたプログラムをメモリ105に展開して撮像装置100を構成する各部の動作を制御することによって実現される。
FIG. 4 is a flowchart for explaining a follow shot assist operation (assisting operation) according to the first embodiment of the
撮影者が操作部111を操作して、焦点検出部103が有するAF測距点に対応する測距点表示から任意の1点を選択すると、本処理が開始される。ステップS401においてCPU104は、選択された測距点表示の測距点番号をAPU125へ通知し、APU125はCPU104から通知された測距点番号をAPU用メモリ124に記憶する。そして、APU125は、取得した測距点番号とAPU用メモリ124に格納されている図3(c)の対応表から、取得した測距点番号の測光領域上でのベクトル検出位置を決定し、APU用メモリ124に記憶する。なお、ベクトル検出位置として選択可能な測距点表示は、光学系101や設定された撮影モードによらず、全ての測距点表示の中から選択することができる。また、撮影モードがMF(マニュアルフォーカス)モードに設定されている場合には、ステップS401で選択された測距点表示は、ベクトル検出位置の決定にのみ用いられる。一方、撮影モードがAFモードに設定されている場合には、選択された測距点表示は、主被写体に対するAF状態を示す表示にも用いられる。
When the photographer operates the
図5(a)は、ステップS401において任意の1点の測距点表示が選択されたときの表示素子127の状態(光学ファインダ内表示)を示す図である。決定されたベクトル検出位置に対応する測距点表示501の内側に配置されたスポット測距点表示のみを点灯させることにより、ベクトル検出位置が決定されている状態にあることを撮影者に認識させることができる。
FIG. 5A is a diagram showing the state of the display element 127 (display within the optical finder) when display of an arbitrary one of the distance measurement points is selected in step S401. The photographer is made to recognize that the vector detection position is determined by lighting only the spot distance measurement point display disposed inside the distance
ステップS402においてCPU104は、角速度センサ106からの出力信号(LPU109からの角速度情報)に基づいて撮像装置100のパンニングが開始されたか否かを判定する。CPU104は、パンニングを検知していない場合、つまり、パンニングが開始されていないと判定した場合(S402でNO)、ステップS402の判定を繰り返することでパンニングを検知するまで待機する。CPU104は、パンニングを検知した場合に流し撮りが開始されたと判定し(S402でYES)、処理をステップS403へ進める。
In step S402, the
ステップS403では、CPU104の制御下でAPU125が、測光センサ128上のベクトル検出位置(図5(a)の測距点表示501)で主被写体を抽出する。主被写体抽出には、測光センサ128で撮像された画像をAPU125(動きベクトル検出部112)に入力し、得られた動きベクトルを用いて被写体エリアを抽出する手法が用いられる。動きベクトルから被写体エリアを抽出する手法についてはテンプレートマッチング等の様々な周知の手法を用いることができ、その詳細についての説明は省略する。なお、主被写体を抽出することができなかった場合には、主被写体の角速度を算出することができない。よって、CPU104は、APU125が主被写体を検出することができなかったことを示す通知を受けた場合、シフトレンズを駆動する流し撮りアシスト(補助)機能を用いず、後のステップS409においてシフトレンズを駆動しない通常の撮影方法を行う。
In step S403, under the control of the
ステップS404においてCPU104は、角速度センサ106からの出力に基づく撮像装置100の角速度情報をLPU109から取得し、撮像装置100のパンニング角速度ωpを計算する。続いて、ステップS405においてCPU104は、主被写体の角速度ωs(以下「被写体角速度ωs」と記す)を算出する。図6は、被写体角速度ωs及びパンニング角速度ωpの算出方法を模式的に説明する図である。主被写体がt秒の間に点Aから点Bへ移動したことに応じて、測光センサ128のAE用撮像素子の像面上に結像した主被写体の像は点Cから点Dへと移動する。点C,D間の距離d[pixel]、焦点距離f[mm]、AE用撮像素子の画素ピッチp[μm/pixel]を用いて、像面上の被写体の角速度ω[rad/sec]は、下記式1の関係から下記式2の通りに求めることができる。なお、APU125は、動きベクトル検出部112として機能することにより検出した動きベクトルに基づいて点C,D間の距離dを求め、CPU104へ通知する。
In step S404, the
ここで、撮像装置100をパンニングさせた場合、像面上の被写体の角速度ωは、被写体角速度ωsからパンニング角速度ωpを減算したものとなるため、下記式3が成立する。前述の通り、パンニング角速度ωpは角速度センサ106からの出力に基づいて求められるため、下記式3から下記式4の通りに、被写体角速度ωsを算出することができる。
Here, when the
ステップS406においてCPU104は、流し撮り時の光学ファインダ内ガイダンス表示(ステップS407で処理がステップS403に戻された後のステップS406では光学ファインダ内ガイダンス表示更新)を行う。なお、ステップS406の処理の詳細については後述する。ステップS407においてCPU104は、レリーズスイッチがオンになったか否か(撮影のための露光動作を行うか否か)を判定する。例えば、撮像装置100のシャッタボタンには、半押しでAF処理とAE処理が開始され、全押しで露光処理が開始されるように構成されているものが多く、ステップS407ではシャッタボタンが全押しされたか否かが判定される。CPU104は、レリーズスイッチがオフのままであると判定した場合(S407でNO)、処理をステップS403へ戻し、レリーズスイッチがオンになったと判定した場合(S407でYES)、処理をステップS408へ進める。
In step S406, the
ステップS408においてCPU104は、シャッタ123を制御してシャッタ走行を開始する。ステップS409においてCPU104は、光学系101のシフトレンズを駆動して流し撮りをアシストする。ステップS410においてCPU104は、設定露光時間が経過したか否かを判定する。CPU104は、設定露光時間が経過していないと判定した場合(S410でNO)、処理をステップS408へ戻し、設定露光時間が経過した判定した場合(S410でYES)、露光を終了し、これにより流し撮りした画像データが生成されて、本処理は終了する。
In step S408, the
続いて、ステップS406の光学ファインダ内ガイダンス表示について説明する。図7は、ステップS406の処理のフローチャートである。ステップS701においてCPU104は、撮像装置100のパンニング角速度ωpを取得する。ステップS702においてCPU104は、パンニング角速度ωpとステップS405で算出した被写体角速度ωsとの差分Δωを、下記式5により求める。ステップS703においてCPU104は、差分Δωが、流し撮りアシストによる補正範囲内か否かを判定する。なお、流し撮りアシストの補正範囲とは、シフトレンズを駆動することによって主被写体の像ぶれを抑制する補正が可能な範囲を指す。このとき、流し撮りアシストの最大補正角度θと露光時間tを用いて、下記式6が成立するか否かによって、差分Δωが流し撮りアシストの補正範囲内か否かを判定することができる。なお、下式6が成立する場合には、差分Δωは流し撮りアシストの補正範囲外であると判定される。CPU104は、差分Δωが補正範囲内であると判定した場合(S703でYES)、処理をステップS704へ進め、差分Δωが補正範囲外であると判定した場合(S703でNO)、処理をステップS705へ進める。
Subsequently, guidance display in the optical finder in step S406 will be described. FIG. 7 is a flowchart of the process of step S406. In step S701, the
ステップS704においてCPU104は、表示モード1を設定する。図5(b)は、表示モード1のガイダンス表示を説明する図である。表示モード1では、CPU104は、ステップS401で選択したベクトル検出位置に対応する測距点表示501を点灯させることで、撮影者に現状のパンニングで流し撮りを成功させる可能性が高いことを通知する。一方、ステップS705においてCPU104は、表示モード2を設定する。図5(c)は、表示モード2のガイダンス表示例を説明する図である。表示モード2では、CPU104は、ステップS401で選択したベクトル検出位置に対応する測距点表示501を点灯させると共に、パンニングを修正する方向と大きさ(速さ)に応じて測距点表示502を点滅させるガイダンス表示を行う。すなわち、表示モード2では、撮像装置100を振る動作を修正する方向と大きさを表す情報をファインダ内の測距点を示す情報を用いて表示する。なお、ガイダンス表示の方向と大きさの設定方法については後述する。ステップS704又はステップS705で表示モードが設定された後のステップS706においてCPU104は、設定された表示モードで表示素子127の表示を更新する。CPU104は、ステップS706により本処理を終了させ、その後、処理をステップS407へ進める。
In step S704, the
ステップS705で実行される表示モード2について詳細に説明する。図8は、ステップS705の処理のフローチャートである。ステップS801においてCPU104は、ステップS702で求めた差分Δωを解析する。Δω<0であれば、式5より、被写体角速度ωsよりもパンニング角速度ωpの方が大きいということになるため、撮影者が被写体に対して撮像装置100を振り過ぎていると判断することができる。一方、Δω>0であれば、被写体角速度ωsに対してパンニング角速度ωpが小さいということになるため、撮影者が被写体に対して撮像装置100を振り遅れていると判断することができる。本実施形態では、これら2つの状態を振り遅れフラグを0又は1とすることで区別することとする。Δω<0の場合(振り過ぎ)には振り遅れフラグを0とし、Δω>0(振り遅れ)の場合には振り遅れフラグを1とする。振り遅れフラグは、水平方向と垂直方向それぞれに用意されており、メモリ105に記憶される。
The
ステップS802においてCPU104は、ステップS801で解析した差分Δωの水平方向成分Δωxに基づき、水平方向において撮像装置100に振り遅れが生じているか否かを判定する。ステップS802では、Δωx>0であれば振り遅れていると判定され、Δωx<0であれば振り過ぎていると判定される。CPU104は、水平方向で振り遅れていると判定した場合(S802でYES)、処理をステップS803へ進め、水平方向で振り過ぎていると判定した場合(S802でNO)、処理をステップS804へ進める。ステップS803においてCPU104は、水平方向の振り遅れフラグを1に設定し、メモリ105に記憶する。ステップS804においてCPU104は、水平方向の振り遅れフラグを0に設定し、メモリ105に記憶する。
In step S802, the
ステップS805においてCPU104は、ステップS801で解析した差分Δωの垂直方向成分Δωyを基づいて、垂直方向において撮像装置100に振り遅れが生じているか否かを判定する。ステップS805では、Δωy>0であれば振り遅れていると判定され、Δωy<0であれば振り過ぎていると判定される。CPU104は、垂直方向で振り遅れていると判定した場合(S805でYES)、処理をステップS806へ進め、垂直方向で振り過ぎていると判定した場合(S805でNO)、処理をステップS807へ進める。ステップS806においてCPU104は、垂直方向の振り遅れフラグを1に設定し、メモリ105に記憶する。ステップS807においてCPU104は、垂直方向の振り遅れフラグを0に設定し、メモリ105に記憶する。
In step S805, the
ステップS808においてCPU104は、水平方向に表示する測距点表示の数を決定する。具体的には、流し撮りアシストの補正範囲を超えた水平方向の角度の大きさΔθxは、ステップS802で用いたΔωx及び露光時間tから下記式7により求められる。そして、ガイダンス表示のために点滅表示させる測距点表示の数kは、流し撮りアシストの最大補正角度θの水平方向成分θxを用いて、下記式8の関係を満たす最大の正の整数として求めることができる。CPU104は、下記式8により求められた、水平方向でガイダンス表示する測距点表示の数kをメモリ105に記憶する。
In step S808, the
ステップS809においてCPU104は、垂直方向に表示する測距点表示の数を決定する。具体的には、流し撮りアシストの補正範囲を超えた垂直方向の角度の大きさΔθyは、ステップS802で用いたΔωy及び露光時間tから下記式9により求められる。そして、ガイダンスのために点滅表示させる測距点表示素子の数jは、流し撮りアシストの最大補正角度θの垂直方向成分θyを用いて、下記式10の関係を満たす最大の正の整数として求めることができる。CPU104は、下記式10により求められた、垂直方向でガイダンス表示する測距点表示の数jをメモリ105に記憶する。CPU104は、ステップS809で本処理を終了させ、処理をステップS706へ進める。
In step S809, the
図9は、ステップS706の処理のフローチャートである。ステップS901においてCPU104は、メモリ105に記憶されている水平方向の振り遅れフラグを参照する。ステップS902においてCPU104は、水平方向の振り遅れフラグが1か否かを判定する。CPU104は、水平方向の振り遅れフラグが1である場合(S902でYES)、処理をステップS903へ進め、水平方向の振り遅れフラグが0である場合(S902でNO)、処理をステップS904へ進める。ステップS903においてCPU104は、水平方向に振り遅れている状態であるため、撮影者により速く撮像装置100を振らせるように、パンニング方向の水平方向成分の向きと同じ向きにガイダンス表示を行う。一方、ステップS904においてCPU104は、水平方向に振り過ぎている状態であるため、撮影者により遅く撮像装置100を振らせるように、パンニング方向の水平方向成分の向きとは逆の向きにガイダンス表示を行う。
FIG. 9 is a flowchart of the process of step S706. In step S901, the
ステップS903,S904のガイダンス表示には、メモリ105に格納されている測距点番号の配列表(図3(d))が用いられる。図10(a)は、ステップS903でのガイダンス表示を説明する模式図である。ステップS401において、測距点番号23の測距点表示がベクトル検出位置に設定されたものとする。その場合、ステップS903においてCPU104は、まず、ステップS401で選択された測距点番号をメモリ105から読み出し、図10(a)に示すように対応する測距点番号23の測距点表示を点灯させる。続いて、LPU109からの角速度情報(角速度センサ106からの出力信号)から、撮像装置100のパンニングの水平方向成分の向きが+方向か−方向か(図3(a)参照)を判定する。例えば、パンニングの水平方向成分が+方向、ステップS808で求めた表示個数が2個である場合、点滅させる測距点番号は23から+方向に2つ分となるので、測距点番号の配列表から測距点番号24,25を求め、対応する測距点表示を点滅させる。
For the guidance display in steps S 903 and S 904, an array table of distance measurement point numbers stored in the memory 105 (FIG. 3D) is used. FIG. 10A is a schematic view for explaining the guidance display in step S903. In step S401, it is assumed that the distance measurement point display of the distance
図10(b)は、ステップS904でのガイダンス表示を説明する模式図である。図10(a)での説明と同様に、ステップS401において、ベクトル検出位置である測距点番号23の測距点表示が点灯している。CPU104は、角速度センサ106からの出力信号から、パンニングの水平方向成分の向きが+方向か−方向かを判定する。例えば、パンニングの水平方向成分が−方向、ステップS808で求めた表示個数が2個である場合、点滅させる測距点番号は23から−方向に2つ分となるので、測距点番号の配列表から測距点番号21,22を求め、対応する測距点表示を点滅させる。
FIG. 10B is a schematic view illustrating guidance display in step S904. Similar to the description in FIG. 10A, in step S401, the distance measurement point display of the distance
ステップS903,S904の処理後のステップS905においてCPU104は、メモリ105に記憶されている垂直方向の振り遅れフラグを参照する。ステップS906においてCPU104は、垂直方向の振り遅れフラグが1か否かを判定する。CPU104は、垂直方向の振り遅れフラグが1である場合(S906でYES)、処理をステップS907へ進め、垂直方向の振り遅れフラグが0である場合(S906でNO)、処理をステップS908へ進める。ステップS907においてCPU104は、垂直方向に振り遅れている状態であるため、撮影者により速く撮像装置100を振らせるように、パンニング方向の垂直方向成分の向きと同じ向きにガイダンス表示を行う。一方、ステップS908においてCPU104は、垂直方向に振り過ぎている状態であるため、撮影者により遅く撮像装置100を振らせるように、パンニング方向の垂直方向成分の向きとは逆の向きにガイダンス表示を行う。
In step S 905 after the processing in steps S 903 and S 904, the
ステップS907,S908のガイダンス表示は、ステップS903,S904のガイダンス表示に準ずる。図10(c)は、ステップS906でのガイダンス表示を説明する模式図である。ステップS401において、測距点番号23の測距点表示がベクトル検出位置に設定されたものとする。その場合、ステップS907においてCPU104は、まず、ステップS401で選択された測距点番号をメモリ105から読み出し、図10(c)に示すように対応する測距点番号23の測距点表示を点灯させる。続いて、角速度センサ106からの出力信号から、パンニングの垂直方向成分の向きが+方向か−方向かを判定する。例えば、パンニングの垂直方向成分が+方向、ステップS809で求めた表示個数が1個である場合、点滅させる測距点番号は23から+方向に1つ分となるので、測距点番号の配列表から測距点番号32を求め、対応する測距点表示を点滅させる。
The guidance display in steps S 907 and S 908 conforms to the guidance display in steps S 903 and S 904. FIG. 10C is a schematic view for explaining the guidance display in step S906. In step S401, it is assumed that the distance measurement point display of the distance
図10(d)は、ステップS908でのガイダンス表示を説明する模式図である。ここでも、ステップS401において、ベクトル検出位置である測距点番号23の測距点表示が点灯しているものとする。CPU104は、角速度センサ106からの出力信号から、パンニングの垂直方向成分の向きが+方向か−方向かを判定する。例えば、パンニングの垂直方向成分が−方向、ステップS809で求めた表示個数が1個である場合、点滅させる測距点番号は23から−方向に1つ分となるので、測距点番号の配列表から測距点番号14を求め、対応する測距点表示を点滅させる。CPU104は、ステップS907,S908が終了すると本処理を終了させる。
FIG. 10D is a schematic view illustrating guidance display in step S908. Also here, in step S401, it is assumed that the distance measurement point display of the distance
流し撮りでの露光が行われている間に、上記説明の通りに光学ファインダ内でのガイダンス表示を更新することで、撮影者はガイダンス表示にしたがって撮像装置100の振り方(パンニング角速度とその方向)を修正することができる。これにより、流し撮りが成功する確率(成功率)を高めることができる。
By updating the guidance display in the optical finder as described above while the exposure in the follow shot is being performed, the photographer swings the
<第2実施形態>
本実施形態では、撮影者が多点AFモードを選択し、移動する主被写体を追尾するAFモードを選択している場合に流し撮りをアシストするガイダンス表示について説明する。図11は、撮像装置100を用いて流し撮りを行う際の撮像装置100の第2実施形態に係る流し撮りアシスト動作を説明するフローチャートである。図11のフローチャートに示す各処理は、CPU104がメモリ105に格納されたプログラムをメモリ105に展開して撮像装置100を構成する各部の動作を制御することによって実現される。
Second Embodiment
In the present embodiment, guidance display for assisting the follow shot will be described when the photographer selects the multipoint AF mode and selects the AF mode for tracking the moving main subject. FIG. 11 is a flowchart for describing a follow shot assist operation according to the second embodiment of the
図12(a)は、図11のフローチャートに対応する流し撮りアシスト動作のタイミングチャートであり、CPU104によるAF制御、流し撮りアシスト、ファインダ内表示更新の動作タイミングを示している。ステップS1101においてCPU104は、レリーズボタンが半押しされたことを検知すると、焦点検出部103に対してAF制御の開始要求を行う。焦点検出部103は、流し撮りアシストが開始されると主被写体を追尾するために所定の時間間隔で測距を繰り返し、CPU104からのAF情報要求に対してAF合焦位置情報を返す。レリーズボタンが半押しされている間、焦点検出部103はこの動作を繰り返し、半押し状態が解除され又はレリーズボタンが全押しされて撮影が開始されると終了する。ステップS1102においてCPU104は、焦点検出部103から取得したAF合焦情報に基づき、主被写体に対して合焦しているか否かを判定する。CPU104は、主被写体に対して合焦していないと判定した場合(S1102でNO)、合焦していると判定することができるまで、ステップS1102の判定を繰り返す。CPU104は、主被写体に対して合焦したと判定した場合(S1102でYES)、処理をステップS1103へ進める。
FIG. 12A is a timing chart of the follow shot assist operation corresponding to the flowchart of FIG. 11, and shows the operation timing of AF control by the
ステップS1103においてCPU104は、焦点検出部103から主被写体に合焦している測距点として主測距点と副測距点を選択する。主測距点は動きベクトルを検出するための中心位置であり、副測距点は主測距点の周囲から選択される。図12(b)は、測距点の選択例を模式的に示す図であり、1点の主測距点と3点の副測距点が選択された状態が示されている。多点AF時には同一の深度にある全ての測距点がCPU104に通知され、CPU104は、通知された複数の測距点のうちの1点を主測距点とし、残りの測距点を副測距点として選択する。選択された主測距点及び副測距点はメモリ105に記憶され、CPU104は、主測距点及び副測距点に対応する測距点表示を点灯させる。なお、主測距点と副測距点に対応するそれぞれの測距点表示は、ファインダ内表示において同等に表示されているが、CPU104は主測距点と副測距点とを区別している。
In step S 1103, the
ステップS1104においてCPU104は、LPU109からの角速度情報(角速度センサ106からの出力信号)に基づき、撮影者が撮像装置100のパンニングを開始したか(流し撮りを開始したか)否かを判定する。なお、撮像装置100のパンニングが開始されたか否かの判定方法には、主被写体の動きベクトルから検知する方法等の他の方法を用いてもよい。CPU104は、パンニングが開始されていない判定した場合(S1104でNO)、処理をステップS1102へ戻し、パンニングが開始されたと判定した場合(S1104でYES)、処理をステップS1105へ進める。
In step S1104, the
ステップS1105〜S1107の処理は、流し撮りアシストの補正処理に必要なパラメータを求める処理(主被写体の動きベクトル検出、パンニング角速度ωpの取得、被写体角速度ωsの算出)である。ステップS1105〜S1107の処理は、図4のフローチャートのステップS403〜S405の処理と同様であり、説明済みであるため、ここでの説明を省略する。 The processes in steps S1105 to S1107 are processes for obtaining parameters necessary for the correction process of the follow shot assist (detection of motion vector of main subject, acquisition of panning angular velocity ωp, calculation of object angular velocity ωs). The processes of steps S1105 to S1107 are the same as the processes of steps S403 to S405 in the flowchart of FIG. 4 and have already been described.
ステップS1108においてCPU104は、ファインダ内ガイダンス表示を更新する。移動する主被写体を追従するAFモードが選択されている場合には、ガイダンス表示の更新のみならず、AF合焦位置を示す測距点表示を更新して表示する必要がある。図13は、ステップS1108の処理を説明するフローチャートである。ステップS1301においてCPU104は、焦点検出部103からAF合焦位置情報を取得する。ステップS1302においてCPU104は、撮像装置100のパンニング角速度ωpとステップS1107で算出した被写体角速度ωsとの差分Δωが流し撮りアシストの補正範囲内か否かを判定する。ステップS1302の処理は、ステップS703の処理と同じであるため、詳細な説明は省略する。CPU104は、差分Δωが補正範囲内であると判定した場合(S1302でYES)、処理をステップS1303へ進め、差分Δωが補正範囲外であると判定した場合(S1302でNO)、処理をステップS1304へ進める。
In step S1108, the
ステップS1303においてCPU104は、ステップS1301で取得したAF合焦位置情報に基づき、主測距点と副測距点のそれぞれに対応する測距点表示を点灯させる。図14(a)は、ステップS1303でのガイダンス表示を説明する模式図である。差分Δωが流し撮りアシストの補正範囲内である場合、CPU104は、AF合焦位置情報に基づく新たな主測距点と副測距点に対応する測距点表示を点灯させる。図14(a)では、主被写体がファインダ内表示において左側へシフトしていることに伴って、点灯表示される主測距点と副測距点も主被写体と共に左側へシフトしている。
In step S1303, based on the AF in-focus position information acquired in step S1301, the
ステップS1304においてCPU104は、ステップS1301で取得したAF合焦位置情報に基づき、主測距点に対応する測距点表示のみを点灯させる。続くステップS1305においてCPU104は、ガイダンス表示を行う始点をステップS1304で点灯させた測距点表示に設定し、メモリ105に記憶する。ステップS1306においてCPU104は、流し撮りアシストのガイダンス表示を行う。ステップS1306の処理は、第1実施形態で説明したステップS406の処理に準ずるため、ここでの詳細な説明は省略する。図14(b)は、ステップS1306でのガイダンス表示を説明する模式図である。差分Δωが流し撮りアシストの補正範囲外である場合、CPU104は、主測距点に対応する測距点表示を始点として点灯させ、撮像装置100を振る方向と大きさを撮影者に知らせるための測距点表示を点滅させる。図14(b)は、ファインダ内表示に向かって左方向に移動する主被写体に対して、撮影者が振り遅れている場合の(左方向へ撮像装置100をより速く振るようにアドバイスする)表示例を示している。CPU104は、ステップS1303,S1306のいずれかの処理の終了後に、処理をステップS1109へ進める。
In step S1304, based on the AF in-focus position information acquired in step S1301, the
ステップS1109〜ステップS1112の処理は、図4のフローチャートのステップS407〜S410の処理と同じであるため、詳細は説明を省略する。なお、CPU104は、ステップS1109の判定がNOとなる場合には処理をステップS1105へ戻し、ステップS1112の判定がNOとなる場合には処理をステップS1110へ戻す。
The processes in steps S1109 to S1112 are the same as the processes in steps S407 to S410 in the flowchart of FIG. When the determination in step S1109 is NO, the
本実施形態においても、撮影者が撮像装置100をパンニングさせたときの撮像装置100のパンニング角速度ωpと被写体角速度ωsとの差分Δωが流し撮りアシストの補正範囲内かを判定する。そして、撮像装置100を振る方向と大きさをガイダンスするために点滅表示させる測距点表示の起点となる測距点表示をAF合焦情報に基づいて決定して点灯表示させる。これにより、多点AFモードが選択されている場合であっても、流し撮りガイダンスを適切に表示して撮影者に提供することができる。
Also in this embodiment, it is determined whether the difference Δω between the panning angular velocity ωp of the
<第3実施形態>
本実施形態では、上述した第2実施形態でのステップS1108のファインダ内ガイダンス表示を、図14を参照して説明した表示制御とは異なる表示制御により実行する。図15は、第3実施形態でのステップS1108の処理のフローチャートである。ステップS1501,S1502の処理はそれぞれ、図13のフローチャートを参照して説明したステップS1301,S1302の処理と同じであるため、説明を省略する。
Third Embodiment
In the present embodiment, the in-finder guidance display in step S1108 in the above-described second embodiment is executed by display control different from the display control described with reference to FIG. FIG. 15 is a flowchart of the process of step S1108 in the third embodiment. The processes of steps S1501 and S1502 are the same as the processes of steps S1301 and S1302 described with reference to the flowchart of FIG.
撮像装置100パンニング角速度ωpと被写体角速度ωsとの差分Δωが流し撮りアシストの補正範囲内であると判定された後のステップS1503においてCPU104は、主測距点に対応する測距点表示を点灯させる。続くステップS1504においてCPU104は、副測距点に対応する測距点表示のスポット測距点表示を点灯させる。図16(a)は、ステップS1504後のガイダンス表示を説明する模式図である。撮像装置100の振り遅れや振り過ぎはないため、点滅表示される測距点表示はない。主測距点と副測距点との区別が可能な表示とすることにより、撮影者は自分が撮影しようとしている主被写体に対する合焦位置をより詳細に認識することができる。
In step S1503 after it is determined that the difference .DELTA..omega. Between the
パンニング角速度ωpと被写体角速度ωsとの差分Δωが流し撮りアシストの補正範囲外であると判定された後のステップS1505においてCPU104は、主測距点に対応する測距点表示を点灯させる。ステップS1506においてCPU104は、副測距点に対応する測距点表示のスポット測距点表示を点灯させる。ステップS1507においてCPU104は、主測距点をガイダンス表示の始点に設定し、メモリ105に記憶する。ステップS1508においてCPU104は、ステップS1507で設定した始点をメモリ105から読み出し、ガイダンス表示を行う。ステップS1508の処理は、第1実施形態で説明したステップS406の処理に準ずるため、ここでの詳細な説明は省略する。図16(b)は、ステップS1508でのガイダンス表示を説明する模式図である。図16(b)には、ファインダ内表示に向かって左方向に主被写体が移動しており、撮影者が主被写体に対して撮像装置100を振り遅れている場合のガイダンス表示が示されている。CPU104は、ステップS1504,S1508のいずれかの処理の終了により、本処理を終了させる。
In step S1505 after it is determined that the difference .DELTA..omega. Between the panning angular velocity .omega.p and the object angular velocity .omega.s is outside the correction range of the follow shot assist, the
本実施形態では、測距点表示を点灯させて主測距点を表し、スポット測距点表示を点灯させて副測距点を表し、測距点表示を点滅させることでガイダンス表示を行う。これにより、第2実施形態と同じ効果を得ることができると共に、直観的な理解を容易とするガイダンス表示を撮影者に対して提供することができる。 In the present embodiment, the distance measurement point display is turned on to indicate the main distance measurement point, and the spot distance measurement point display is turned on to indicate the sub distance measurement point, and the distance measurement point display is blinked to perform guidance display. Thus, the same effect as that of the second embodiment can be obtained, and a guidance display that facilitates intuitive understanding can be provided to the photographer.
<第4実施形態>
本実施形態では、上述した第2実施形態でのステップS1108のファインダ内ガイダンス表示を、第2実施形態及び第3実施形態とは異なる表示制御により実行する。図17は、第4実施形態でのステップS1108の処理のフローチャートである。ステップS1701においてCPU104は、ガイダンス表示においてパンニングを修正する方向と大きさに応じて点滅表示させる測距点表示が必要な数だけパンニングを修正する方向(表示方向)にあるか否かを判定する。図18は、ステップS1701の判定に用いられるテーブルを示す図である。図18(a)は、測距点番号テーブルを示しており、測距点番号テーブルは図3(d)の測距点番号の配列表と同等である。図18(b)は、点滅表示が可能な測距点表示の数を測距点ごとに示すテーブルである。図18(b)には不図示であるが、例えば、測距点番号22の測距点表示がガイダンス表示の始点(点灯表示する測距点表示)である場合、点滅表示が可能な測距点表示の数は、上方向に2つ、下方向に2つ、右方向に5つ、左方向に3つとなる。図18(a),(b)の各テーブルは、予め二次元配列や構造体の形式でメモリ105上に格納されている。
Fourth Embodiment
In the present embodiment, the in-finder guidance display in step S1108 in the above-described second embodiment is executed by display control different from those in the second and third embodiments. FIG. 17 is a flowchart of the process of step S1108 in the fourth embodiment. In step S1701, the
例えば、撮影者がファインダ内表示に向かって左方向に移動する主被写体を流し撮りしており、振り遅れが生じている場面を想定する。ここで、ガイダンス表示の始点が測距点番号1の測距点表示であったもとのとする。その場合には、測距点番号1の測距点表示の左方向に点滅表示を行う必要がある。しかし、図18(b)のテーブルから、CPU104は、測距点番号1の測距点表示の左方向には点滅表示が可能な測距点表示は存在しないと判定する。このようにして、撮影者に撮像装置100の振り遅れ/振り過ぎをガイダンスするための点滅表示に必要な数の測距点表示があるか否かを判定することができる。
For example, it is assumed that a photographer is shooting a main subject moving leftward toward display in the finder and a swing delay is occurring. Here, it is assumed that the guidance display start point is the distance measurement point display of the distance measurement point No. 1. In that case, it is necessary to perform blinking display in the left direction of the ranging point display of the ranging point No. 1. However, from the table of FIG. 18B, the
CPU104は、必要な数の測距点表示があると判定した場合(S1701でYES)、処理をステップS1702に進め、必要な数の測距点表示がないと判定した場合(S1701でNO)、処理をステップS1703へ進める。ステップS1702においてCPU104は、第2実施形態又は第3実施形態で説明したガイダンス表示を行う。ステップS1703においてCPU104は、点滅表示に用いる測距点表示の点滅速度を決定する。本実施形態では、一方向について点滅表示が可能な測距点表示子の最大数は8個であるため、点滅速度を8段階で設定可能とする。但し、これに限定されるものではなく、点滅速度はより多く又はより少なく設定可能としてもよい。図19は、点滅速度の決定関数を示すグラフである。図19では、横軸に撮像装置100のパンニング角速度ωpと被写体角速度ωsの差分Δωを閾値1〜8に分けて取り、縦軸に点滅速度を取っている。例えば、差分Δωが閾値4以上で閾値5未満の場合、点滅速度は4となる。なお、閾値と点滅速度との関係には、図19に示すような段階的な関係に限らず、直線的な関係等を用いてもよい。また、本実施形態では、振り遅れているほど又振り過ぎているほど点滅速度が速くなるようにしているが、逆に、点滅速度が遅くなるようにしてもよい。
If the
ステップS1704においてCPU104は、点滅表示に使用可能な測距点表示が1つ以上あるか否かを判定する。ステップS1704での判定方法は、図18に示した各テーブルを用いて、ステップS1701での判定方法に準じて行うことができる。CPU104は、点滅表示に使用可能な測距点表示が1つ以上あると判定した場合(S1704でYES)、処理をステップS1705へ進める。ステップS1705においてCPU104は、点滅表示に利用する測距点表示を1つに固定する。ステップS1706においてCPU104は、ステップS1703で決定した点滅速度でガイダンス表示を行う。図20(a)は、ステップS1706でのガイダンス表示を説明する模式図である。図20(a)は、本来は4つの測距点表示を用いてガイダンス表示を行いたい場合に、点滅可能な測距点表示が表示方向に2つしかないために、主測距点の隣の1つの測距点表示を点滅表示させた状態を示している。
In step S1704, the
ステップS1704の判定において、CPU104は、点滅表示に使用可能な測距点表示がないと判定した場合(S1704でNO)、処理をステップS1707へ進める。ステップS1707においてCPU104は、ステップS1703で決定した点滅速度で、主測距点の点灯表示を点滅表示に切り替える。図20(b)は、ステップS1707でのガイダンス表示を説明する模式図である。図20(b)は、本来は4つ分の測距点表示を点滅させるガイダンス表示を行いたい場合に、表示方向に1つも点滅可能な測距点表示がないために、主測距点を点滅表示させた状態を示している。
If it is determined in step S1704 that the
CPU104は、ステップS1702,S1706,S1707のいずれかの処理の終了により、本処理を終了させる。本実施形態によれば、第2実施形態及び第3実施形態で得られる効果と同じ効果を得ることができ、更に、ガイダンス表示に必要な測距点表示の数が足りない場合であっても、撮影者に対してパンニングをアシストするガイダンス表示を行うことができる。
The
<その他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
<Other Embodiments>
Although the present invention has been described in detail based on its preferred embodiments, the present invention is not limited to these specific embodiments, and various embodiments within the scope of the present invention are also included in the present invention. included. Furthermore, each embodiment mentioned above shows only one embodiment of the present invention, and it is also possible to combine each embodiment suitably.
本発明は、上述した実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。 The present invention supplies a program that implements one or more functions of the above-described embodiments to a system or apparatus via a network or a storage medium, and one or more processors in a computer of the system or apparatus read and execute the program. Can also be realized. It can also be implemented by a circuit (eg, an ASIC) that implements one or more functions.
100 撮像装置
102 撮像素子
103 焦点検出部
106 角速度センサ
110 表示部
112 動きベクトル検出部
125 APU
127 表示素子
128 測光センサ
127
Claims (9)
動きベクトルを検出するためのベクトル検出位置を設定する設定手段と、
撮像素子により取得された複数の画像から前記ベクトル検出位置で主被写体の動きベクトルを検出するベクトル検出手段と、
前記主被写体の移動に合わせて前記主被写体に合焦させながら前記撮像装置を振ったときに前記角速度検出手段により検出された前記撮像装置の角速度と、前記動きベクトルを用いて算出される前記撮像素子の像面上での前記主被写体の移動量とを用いて、前記主被写体の角速度を算出する算出手段と、
撮影時における前記主被写体のぶれを補正する補正手段と、
ファインダ内に前記主被写体と共に測距点を示す情報を表示する表示手段と、
前記撮像装置の角速度と前記主被写体の角速度の差分が前記補正手段による補正の可能な範囲内か否かに応じて、前記撮像装置を振る動作を修正する方向と大きさを表す情報を前記ファインダ内の測距点を示す情報を用いて前記表示手段に表示する制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。 Angular velocity detection means for detecting the angular velocity of the imaging device;
Setting means for setting a vector detection position for detecting a motion vector;
Vector detection means for detecting a motion vector of a main subject at the vector detection position from a plurality of images acquired by an imaging device;
The imaging calculated using the motion vector and the angular velocity of the imaging device detected by the angular velocity detection unit when the imaging device is shaken while focusing on the main subject in accordance with the movement of the main subject Calculating means for calculating the angular velocity of the main subject using the amount of movement of the main subject on the image plane of the element;
Correction means for correcting blurring of the main subject at the time of shooting;
Display means for displaying information indicating a distance measuring point together with the main subject in the finder;
The information representing the direction and the magnitude for correcting the operation of shaking the imaging device according to whether or not the difference between the angular velocity of the imaging device and the angular velocity of the main subject is within the range where correction by the correction means is possible An image pickup apparatus comprising: control means for displaying information on the display means using information indicating a distance measurement point within the image pickup means.
前記制御手段は、前記差分が前記補正の可能な範囲内である場合には前記ベクトル検出位置に対応する測距点を示す情報を点灯させ、前記差分が前記補正の可能な範囲外である場合には前記ベクトル検出位置に対応する測距点を示す情報を点灯させると共に前記ベクトル検出位置から前記撮像装置を振る動作を修正する方向にある測距点を示す情報を点滅させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 A plurality of the distance measuring points are displayed on the display means,
The control means turns on information indicating a distance measuring point corresponding to the vector detection position when the difference is within the possible range of the correction, and when the difference is outside the possible range of the correction The information on the distance measuring point corresponding to the vector detection position is turned on, and the information on the distance measurement point in the direction to correct the operation of shaking the imaging device from the vector detection position is blinked. The imaging device according to claim 1.
動きベクトルを検出するためのベクトル検出位置を設定するステップと、
主被写体の移動に合わせて前記主被写体に合焦させながら前記撮像装置を振ったときの前記撮像装置の角速度を検出するステップと、
撮像素子により取得された複数の画像から前記ベクトル検出位置で主被写体の動きベクトルを検出するステップと、
前記動きベクトルを用いて算出される前記撮像素子の像面上での前記主被写体の移動量と前記撮像装置の角速度を用いて前記主被写体の角速度を算出し、前記撮像装置の角速度と前記主被写体の角速度との差分を算出するステップと、
前記差分が撮影時における前記主被写体のぶれを補正する補正手段による補正の可能な範囲内か否かに応じて、前記撮像装置を振る動作を修正する方向と大きさを表す情報をファインダ内の測距点を示す情報を用いて前記ファインダ内の表示手段に表示するステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 It is a control method of an imaging device, and
Setting a vector detection position for detecting a motion vector;
Detecting an angular velocity of the imaging device when the imaging device is shaken while focusing on the main subject according to the movement of the main subject;
Detecting a motion vector of a main subject at the vector detection position from a plurality of images acquired by an imaging device;
The angular velocity of the main object is calculated using the movement amount of the main object on the image plane of the image pickup element calculated using the motion vector and the angular velocity of the imaging device, and the angular velocity of the image pickup device and the main Calculating a difference from the angular velocity of the subject;
Information representing the direction and the magnitude of correction of the operation of shaking the imaging device according to whether or not the difference is within the possible range of correction by the correction means for correcting the shake of the main subject at the time of shooting And d. Displaying on a display means in the finder using information indicating a distance measurement point.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017080710A JP2018180336A (en) | 2017-04-14 | 2017-04-14 | Imaging device, control method thereof, and program |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11838658B2 (en) | 2020-04-01 | 2023-12-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Imaging device controlling correction of subject blur and control method for imaging device |
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2017
- 2017-04-14 JP JP2017080710A patent/JP2018180336A/en active Pending
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