JP2018168943A - 整流装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単純な構造で流体の整流を行う手段を提供する。【解決手段】箱状体11は海水面上に浮かぶ浮体の下面に取り付けられた棒状体121と、回転部材122を介して連結され、海中において概ね鉛直方向の軸周りに回転自在に支持されている。箱状体11は2つの開口部を有し、海水は箱状体11の一方の開口部から流入し他方の開口部から流出する。箱状体11は、一方の開口部から他方の開口部に向かう流れの方向の垂直面による断面積が漸拡する第1の領域と、第1の領域の下流側に位置し断面積が変化しない第2の領域と、第2の領域の下流側に位置し断面積が漸縮する第3の領域を有する空間を形成する。箱状体11により形成される空間の中央部分には、潮流発電等に適した、海水の流れが均質な領域が生じる。【選択図】図4

Description

本発明は、流体の整流を行う技術に関する。
水、空気等の流体の流れの方向及び速度が均質な空間を得たい場合がある。例えば、潮力や風力により発電を行う場合、流体の流れを受けて発電を行う発電装置は、通常、流れの方向及び速度が均質な空間内に置かれることを前提に設計されている。従って、流れの方向又は速度が不均質な空間にそれらの発電装置が置かれると、発電装置が十分な能力を発揮できない、無理な加重がかかって発電装置が損傷する、等の不都合が生じる危険性がある。そのため、効率的な発電が安全に行われるためには、発電装置を流れの方向及び速度が均質な空間に配置することが望ましい。
流体を整流する技術を開示している特許文献として、例えば特許文献1がある。特許文献1には、ブロワと乾燥機の間の流路に配置され、整流機能を備えた濾過ケースが記載されている。特許文献1に記載の濾過ケースは、空気取入口から流路面積が次第に拡がるように形成された拡大部に組み付けられる整流部材を有する。当該整流部材は2枚のハニカム構造体の板形状を「く」の字状に配置し、それらの外周部分が拡大部の内面に直交するように配置される。その結果、ハニカム構造により形成される空気の流路が拡大部の内面に沿った方向となり、空気取入口から濾過ケースに流れ込む空気が、拡大部の下流側に配置されたフィルタの全体に渡り概ね等しい速度で当たることになる。
特開2016−191488号公報
発電等に用いられる空気や水の流れを整流する整流装置は、強い力がかかっても破損しないように単純な構造であることが望ましい。本発明は、単純な構造で流体の整流を行う手段を提供する。
上述した課題を解決するため、本発明は、第1の開口部と、前記第1の開口部と同一形状の第2の開口部とを介して外部と通じる空間であって、前記第1の開口部から流入し前記第2の開口部から流出する流体、又は、前記第2の開口部から流入し前記第1の開口部から流出する流体の流れの方向の垂直面による断面積が、前記第1の開口部側から前記第2の開口部側へ向かう程、増大する第1の領域と、前記第1の領域より前記第2の開口部側に位置し、当該断面積が、前記第1の開口部側から前記第2の開口部側へ向かう間、変化しない第2の領域と、前記第2の領域より前記第2の開口部側に位置し、当該断面積が、前記第1の開口部側から前記第2の開口部側へ向かう程、減少する第3の領域とを含む空間を形成する箱状体を備える整流装置を第1の態様として提案する。
上記の第1の態様に係る整流装置によれば、箱状体により形成される空間内に、当該空間を流れる流体の方向及び速度が均質となる領域が生じる。
本発明の第1の態様に係る整流装置において、前記第1の開口部から流入し前記第2の開口部から流出する流体、又は、前記第2の開口部から流入し前記第1の開口部から流出する流体の流れの方向と直交する軸周りに前記箱状体を回転可能に支持する支持部を備える、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
上記の第2の態様に係る整流装置によれば、箱状体により形成される空間内の流路の方向が、箱状体の周りを流れる流体の流れの方向に沿うように、箱状体の方向の調整が行われる。
本発明の第2の態様に係る整流装置において、前記支持部により回転可能に支持される前記箱状体を前記軸周りに回動させる回動部を備える、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
上記の第3の態様に係る整流装置によれば、例えば、箱状体により形成される空間を流れる流体の流れの方向が、周りを流れる流体の流れの方向に沿うように、箱状体の軸周りの角度が調整される。
また、本発明は、上記の第1乃至第3のいずれかの態様に係る整流装置と、前記整流装置の前記箱状体により形成される空間のうち、前記第1の開口部内の任意の点と前記第2の開口部内の任意の点とを結ぶ直線の通過する領域内に配置され、当該空間内を流れる流体の運動エネルギーにより発電を行う発電装置とを備える発電システムを第4の態様として提案する。
上記の第4の態様に係る発電システムによれば、流れの方向及び速度が均質な流体により、効率的かつ安全に発電が行われる。
本発明によれば、単純な構造により流体の整流が行われる。
一実施形態に係る発電システムを示した図。 一実施形態に係る箱状体の斜視図。 一実施形態に係る箱状体の正面図。 一実施形態に係る箱状体の右側面図。 一実施形態に係る箱状体の上面図。 一実施形態に係る箱状体により形成される空間の形状を説明するための図。 一実施形態に係る支持部が概ね鉛直方向の軸周りに回転自在に箱状体を支持する様子を説明するための図。 一実施形態に係る箱状体により形成される空間に配置される発電装置の位置を示した図。 一実施形態に係る箱状体により形成される空間に配置される発電装置の位置を示した図。 一比較例の箱状体の斜視図。 一比較例の箱状体の水平断面図。 一比較例の箱状体内を流れる水の流れの均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図。 一比較例の箱状体内を流れる水の流れの均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図。 一比較例の箱状体の斜視図。 一比較例の箱状体の水平断面図。 一比較例の箱状体内を流れる水の流れの均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図。 一比較例の箱状体内を流れる水の流れの均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図。 一実施形態に係る箱状体の水平断面図。 一実施形態に係る箱状体内を流れる水の流れの均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図。 一実施形態に係る箱状体内を流れる水の流れの均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図。 一変形例に係る箱状体内を流れる水の流れの均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図。 一変形例に係る箱状体内を流れる水の流れの均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図。 一変形例に係る発電システムを示した図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[実施形態]
図1は、本実施形態に係る発電システム1と、発電システム1を水中で支持する構造物を示した図である。発電システム1は潮流のある海中に配置されている。本実施形態において、発電システム1は、海水面上に浮かぶ浮体2の下面に取り付けられた状態で海中に配置されている。
浮体2は、海底上に配置されたアンカー3とロープ4により連結された状態で海水面上の所定位置に係留されている。なお、図1においてアンカー3とロープ4が2つずつ示されているが、これらの数は任意に変更されてよい。
発電システム1は、箱状体11と、箱状体11を海中において概ね鉛直方向の軸周りに回転自在に支持する支持部12と、箱状体11により形成される空間内に配置された発電装置13を備える。箱状体11と支持部12は、方向及び速度が均質な潮流が生成される空間を形成する整流装置を構成する。箱状体11及び支持部12により潮流が整流される点については後述する。
図2A〜図2D(以下、これらの図を「図2」と総称する)は、箱状体11を示した図である。図2Aは箱状体11の斜視図である。図2Bは箱状体11を図2Aの矢印Xの方向に見た図(以下、正面図とする)である。図2Cは箱状体11を図2Aの矢印Yの方向に見た図(右側面図)である。図2Dは箱状体11を図2Aの矢印Zの方向に見た図(平面図)である。なお、箱状体11の背面図は図2Bに示される正面図と同様である。同様に、箱状体11の左側面図は図2Cに示される右側面図と同様であり、箱状体11の底面図は図2Dに示される平面図と同様である。
図2に示されるように、箱状体11は、上面を構成する八角形の板状体111と、底面を構成する八角形の板状体112と、側面を構成する矩形の板状体113、板状体114、板状体115、板状体116、板状体117及び板状体118を有する。
板状体111と板状体112に挟まれる空間は、6枚の板状体(板状体113〜118)により側方が塞がれるが、板状体113と板状体118の間にいずれの板状体にも塞がれない開口部H11と、板状体115と板状体116の間にいずれの板状体にも塞がれない開口部H12が形成されている。
潮流の方向が概ね矢印Xの方向である場合、海水は箱状体11により形成される空間に開口部H11から流入し、開口部H12から流出する。また、潮流の方向が概ね矢印Xと反対の方向である場合、海水は箱状体11により形成される空間に開口部H12から流入し、開口部H12から流出する。
図3は、箱状体11の水平断面図(図2Bに示すA−A断面図)であり、箱状体11により形成される空間の形状を示している。箱状体11により形成される空間は、領域S1、領域S2及び領域S3を含む。領域S1は、開口部H11から流入し開口部H12から流出する海水の流れの方向(又は、開口部H12から流入し開口部H11から流出する海水の流れの方向)の垂直面による断面積が、開口部H11側から開口部H12側へ向かう程、増大する領域である。
領域S2は、領域S1より開口部H12側に位置し、開口部H11から流入し開口部H12から流出する海水の流れの方向(又は、開口部H12から流入し開口部H11から流出する海水の流れの方向)の垂直面による断面積が、開口部H11側から開口部H12側へ向かう間、変化しない領域である。
領域S3は、領域S2より開口部H12側に位置し、開口部H11から流入し開口部H12から流出する海水の流れの方向(又は、開口部H12から流入し開口部H11から流出する海水の流れの方向)の垂直面による断面積が、開口部H11側から開口部H12側へ向かう程、減少する領域である。
図4は、支持部12が概ね鉛直方向の軸周りに回転自在に箱状体11を支持する様子を説明するための図である。支持部12は、浮体2の下面に、下方へ延伸するように取り付けられた棒状体121と、棒状体121の下端と箱状体11の上面の間に配置された回転部材122を備える。回転部材122は、棒状体121の下端に取り付けられたプレート1221と、箱状体11の上面に取り付けられたプレート1222を備える。プレート1221とプレート1222は、例えば図示せぬボールベアリングを介して連結されており、概ね鉛直方向の軸周りに回転自在である。その結果、箱状体11は概ね鉛直方向の軸周りにおいて自在に回転できる。
上記のように、箱状体11は海水中において概ね鉛直方向の軸周りに回転自在であるため、箱状体11は、潮流の方向の変化に追従して、潮流にもたらす抵抗が最も小さくなる方向へとその方向を変える。すなわち、箱状体11は、開口部H11から流入し開口部H12から流出する海水、又は、開口部H12から流入し開口部H11から流出する海水の流れの方向が潮流の方向と一致するように、その方向を変える。
図5A及び図5B(以下、これらの図を「図5」と総称する)は、箱状体11により形成される空間に配置される発電装置13の位置を示した図である。図5Aは内部に発電装置13を収容した状態の箱状体11の正面図であり、図5Bは箱状体11及び発電装置13の水平断面図(図5Aに示すC−C断面図)である。発電装置13は、海水の運動エネルギーによって概ね鉛直方向の軸周りに回転する垂直軸型タービン131を有する垂直軸型潮流発電装置である。
図5に示されるように、発電装置13は、箱状体11により形成される空間のうち、開口部H11と開口部H12とに挟まれる領域S4(図5Bにおいて一点鎖線で示す領域)内に配置される。領域S4は、開口部H11内の任意の点と開口部H12内の任意の点とを結ぶ直線の通過する領域である。また、図5Bに示されるように、発電装置13は領域S2(図5Bにおいて破線で示す領域)内に配置されている。すなわち、発電装置13は、領域S2と領域S4に共通する領域S5(図5Bにおいて格子で示される領域)に配置されている。領域S5は、開口部H11と開口部H12の間の領域であって、潮流の流れの方向の垂直面による断面積が当該流れの方向における移動に伴い変化しない領域である。
以下に、箱状体11により形成される空間に流入する海水の流れの方向及び速度が、領域S5において均質となる点を説明する。図6は、本実施形態に係る箱状体11とは異なる形状の空間を形成する箱状体21の斜視図である。図7は、箱状体21の水平断面図である。図7に示される数値は、箱状体21の側面を構成する板状体のサイズ(ミリメートル)を示している。箱状体21は、開口部H21と開口部H22を有する空間を形成する。
図8A及び図8Bは箱状体21の開口部H21から流入し開口部H22から流出する水の流れの方向及び速度の均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図である。なお、図8A及び図8Bに結果を示すシミュレーションは、一般財団法人 沿岸技術研究センターにより提供されている数値波動水槽プログラム「CADMAS−SURF/3D」を用いて行われたものである。
図8Aは、箱状体21の水平断面図であり、箱状体21の内外を流れる水流に生じる渦度を濃淡(実際には色)で示している。このシミュレーションにおいて、水の流れの方向は図8Aの左から右へと向かう方向であり、流速は3.5メートル/秒である。
図8Bは、図8Aに示される観測点P1〜P9の各々における流速が、水が流れ始めた時点からどのように変化するかを示したグラフである。これらの9つの観測点の各々に応じたグラフが示す流速が互いに近い程、これらの9つの観測点を含む領域における水の流れの方向及び速度が均質である、と言える。
図8Bのグラフが示す、水が流れ始めた時点から20秒が経過した時点の観測点P1〜P9の各々における流速は以下のとおりである。なお、これらの流速の平均値は4.19メートル/秒である。
観測点P1:3.76メートル/秒
観測点P2:4.33メートル/秒
観測点P3:4.46メートル/秒
観測点P4:3.78メートル/秒
観測点P5:4.39メートル/秒
観測点P6:4.40メートル/秒
観測点P7:3.77メートル/秒
観測点P8:4.33メートル/秒
観測点P9:4.46メートル/秒
上記のように、箱状体21により形成される空間内の観測点P1〜P9を含む領域においては、各観測点における流速が安定した状態において、3.76メートル/秒〜4.46メートル/秒の範囲でばらついている。
図9は、本実施形態に係る箱状体11及び上述した箱状体21のいずれとも異なる形状の空間を形成する箱状体31の斜視図である。図10は、箱状体31の水平断面図である。図10に示される数値は、箱状体31の側面を構成する板状体のサイズ(ミリメートル)を示している。箱状体31は、開口部H31と開口部H32を有する空間を形成する。
図11A及び図11Bは箱状体31の開口部H31から流入し開口部H32から流出する水の流れの方向及び速度の均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図である。なお、図11A及び図11Bに結果を示すシミュレーションは、図8A及び図8Bと同様に、一般財団法人 沿岸技術研究センターにより提供されている数値波動水槽プログラム「CADMAS−SURF/3D」を用いて行われたものである。
図11Aは、箱状体31の水平断面図であり、箱状体31の内外を流れる水流に生じる渦度を濃淡(実際には色)で示している。このシミュレーションにおいて、水の流れの方向は図11Aの左から右へと向かう方向であり、流速は3.5メートル/秒である。
図11Bは、図11Aに示される観測点P1〜P9の各々における流速が、水が流れ始めた時点からどのように変化するかを示したグラフである。
図11Bのグラフが示す、水が流れ始めた時点から20秒が経過した時点の観測点P1〜P9の各々における流速は以下のとおりである。なお、これらの流速の平均値は4.20メートル/秒である。
観測点P1:4.53メートル/秒
観測点P2:3.75メートル/秒
観測点P3:3.66メートル/秒
観測点P4:4.30メートル/秒
観測点P5:4.70メートル/秒
観測点P6:4.70メートル/秒
観測点P7:4.51メートル/秒
観測点P8:3.80メートル/秒
観測点P9:3.83メートル/秒
上記のように、箱状体31により形成される空間内の観測点P1〜P9を含む領域においては、各観測点における流速が安定した状態において、3.66メートル/秒〜4.70メートル/秒の範囲でばらついている。
箱状体31は、流体の流入口が漸縮する、いわゆるベルマウス形状と呼ばれる流路を形成する。ベルマウス形状の流路を流れる流体の速度は、漸縮部の上流側よりも下流側において速くなる。ただし、図11A及び図11Bに示されるシミュレーションの結果によって、ベルマウス形状の流路における漸縮部の下流側の領域において、流体の速度は均質に速くはならず、流速の速い部分と流速の遅い部分が生じることが確認された。この不均質性は、ベルマウス形状の流路における漸縮部の下流側の領域において生じる縮流に起因するものと考えられる。
図12は、本実施形態に係る箱状体11の水平断面図(図2Cに示すB−B断面図)である。図12に示される数値は、箱状体11の側面を構成する板状体のサイズ(ミリメートル)を示している。
図13A及び図13Bは箱状体11の開口部H11から流入し開口部H12から流出する水の流れの方向及び速度の均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図である。なお、図13A及び図13Bに結果を示すシミュレーションは、図8A、図8B、図11A及び図11Bと同様に、一般財団法人 沿岸技術研究センターにより提供されている数値波動水槽プログラム「CADMAS−SURF/3D」を用いて行われたものである。
図13Aは、箱状体11の水平断面図であり、箱状体11の内外を流れる水流に生じる渦度を濃淡(実際には色)で示している。このシミュレーションにおいて、水の流れの方向は図13Aの左から右へと向かう方向であり、流速は3.5メートル/秒である。
図13Bは、図13Aに示される観測点P1〜P9の各々における流速が、水が流れ始めた時点からどのように変化するかを示したグラフである。
図13Bのグラフが示す、水が流れ始めた時点から20秒が経過した時点の観測点P1〜P9の各々における流速は以下のとおりである。なお、これらの流速の平均値は4.32メートル/秒である。
観測点P1:4.29メートル/秒
観測点P2:4.36メートル/秒
観測点P3:4.20メートル/秒
観測点P4:4.30メートル/秒
観測点P5:4.44メートル/秒
観測点P6:4.46メートル/秒
観測点P7:4.29メートル/秒
観測点P8:4.36メートル/秒
観測点P9:4.20メートル/秒
上記のように、箱状体11により形成される空間内の観測点P1〜P9を含む領域においては、各観測点における流速が安定した状態において、4.20メートル/秒〜4.46メートル/秒の範囲でばらついている。
このように、箱状体11により形成される空間内の観測点P1〜P9を含む領域における流速のばらつきは、箱状体21又は箱状体31により形成される空間内の観測点P1〜P9を含む領域における流速のばらつきと比較し、明らかに小さい。すなわち、箱状体11は、箱状体21及び箱状体31のいずれと比較しても、流れが均質な領域を生じる。
また、箱状体11により形成される空間内の観測点P1〜P9の各々における流速の平均値は、箱状体31により形成されるベルマウス形状の流路内の観測点P1〜P9の各々における流速の平均値よりも速い。なお、箱状体11と箱状体31は占有する面積が概ね等しく、また、製造に要する資材の量も概ね等しい。すなわち、本実施形態に係る箱状体11によれば、少なくとも箱状体31による場合と比較し、均質かつ平均的に速い速度の流れを生じる領域が形成される。
以上説明したように、箱状体11は、内部を通過する流体の流れが均質となる領域(図5Bの領域S5)を生じる。従って、当該領域、すなわち、箱状体11内の領域S5に配置されている発電装置13は効率的に発電を行うことができると同時に、無理な加重がかかって発電装置13が損傷する危険性が低い。
[変形例]
上述した実施形態は様々に変形されてよい。以下にそれらの変形例を示す。なお、以下に示す変形例は、適宜組み合わされてもよい。
(1)上述した箱状体11の形状は一例であって、第1の開口部と、第1の開口部と同一形状の第2の開口部とを介して外部と通じる空間であって、以下の条件を満たす第1乃至第3の領域を含む空間を形成する箱状体であれば、どのような形状の箱状体が本発明に係る箱状体として採用されてもよい。
(第1の領域)第1の開口部から流入し第2の開口部から流出する流体、又は、第2の開口部から流入し第1の開口部から流出する流体の流れの方向(以下、「流れの方向」という)の垂直面による断面積が、第1の開口部側から第2の開口部側へ向かう程、増大する。
(第2の領域)第1の領域より第2の開口部側に位置し、流れの方向の垂直面による断面積が、第1の開口部側から第2の開口部側へ向かう間、変化しない。
(第3の領域)第2の領域より第2の開口部側に位置し、流れの方向の垂直面による断面積が、第1の開口部側から第2の開口部側へ向かう程、減少する。
図14A及び図14Bは、滑らかなカーブを描く漸拡部及び漸縮部を有する側面を備える箱状体41の開口部H41から流入し開口部H42から流出する水の流れの方向及び速度の均質性を解析したシミュレーションの結果を示した図である。なお、図14A及び図14Bに結果を示すシミュレーションは、図8A、図8B、図11A、図11B、図13A及び図13Bと同様に、一般財団法人 沿岸技術研究センターにより提供されている数値波動水槽プログラム「CADMAS−SURF/3D」を用いて行われたものである。
図14Aは、箱状体41の水平断面図であり、箱状体41の内外を流れる水流に生じる渦度を濃淡(実際には色)で示している。このシミュレーションにおいて、水の流れの方向は図14Aの左から右へと向かう方向であり、流速は3.5メートル/秒である。
図14Bは、図14Aに示される観測点P1〜P9の各々における流速が、水が流れ始めた時点からどのように変化するかを示したグラフである。
図14Bのグラフが示す、水が流れ始めた時点から20秒が経過した時点の観測点P1〜P9の各々における流速は以下のとおりである。なお、これらの流速の平均値は4.09メートル/秒である。
観測点P1:3.97メートル/秒
観測点P2:4.08メートル/秒
観測点P3:3.87メートル/秒
観測点P4:4.25メートル/秒
観測点P5:4.36メートル/秒
観測点P6:4.35メートル/秒
観測点P7:3.97メートル/秒
観測点P8:4.08メートル/秒
観測点P9:3.87メートル/秒
上記のように、箱状体41により形成される空間内の観測点P1〜P9を含む領域においては、各観測点における流速が安定した状態において、3.87メートル/秒〜4.36メートル/秒の範囲でばらついている。このばらつきは、箱状体21及び箱状体31による場合と比較し小さい。このように、上述した第1乃至第3の領域を含む空間を形成する形状であれば、箱状体により形成される空間内には流れが均質な領域が生じる。
(2)上述した実施形態において、発電装置13は垂直軸型潮流発電装置であるものとした。箱状体11内に配置される発電装置の方式はこれに限られない。例えば、水平軸型潮流発電装置が箱状体11内に配置されてもよい。
(3)上述した実施形態において、箱状体11は概ね鉛直方向の軸周りに全周に渡り回転自在であるものとした。これに代えて、箱状体11の回転が規制部によって所定範囲内に規制されてもよい。例えば、上げ潮時における平均的な潮流の方向と、下げ潮時における平均的な潮流の方向が異なる場所に発電システム1が配置される場合、箱状体11はそれらの潮流の平均的な方向の変化の範囲内で回転自在であれば足りる。すなわち、一時的な潮流の方向の乱れに追従して箱状体11が回転すると、発電装置13による発電効率が下がるため、そのような発電効率の低下を抑制するために、箱状体11の回転の範囲が所定範囲内に規制されることが望ましい場合がある。
従って、発電システム1が、支持部12に回転自在に支持される箱状体11の回転を所定範囲内に規制する規制部を備えてもよい。例えば、規制部の一例として、箱状体11の上面を構成する板状体111から上方に突起するように配置された2本の棒状体と、支持部12の棒状体121から側方に突起するように配置された板状体を有する規制部が考えられる。この場合、板状体の回転可能な範囲は2本の棒状体の間の範囲に規制される。その結果、箱状体11の回転が所定範囲内に規制される。
(4)上述した実施形態において、箱状体11は概ね鉛直方向の軸周りに回転自在であり、潮流の方向の変化に追従して自由に回転可能であるものとした。これに代えて、発電システム1が、支持部12により回転可能に支持される箱状体11を、概ね鉛直方向の軸周りに回動させる回動部を備えてもよい。
図15は、回動部71を備える発電システム1を例示した図である。回動部71は、例えば流速計711、制御ユニット712及び駆動部713を備える。流速計711は、例えば、水平面上の異なる3方向の各々における潮流の速度を測定する3軸流速計である。
制御ユニット712は、流速計711の計測結果に基づき潮流の平均的な方向を特定し、箱状体11の開口部H11から流入し開口部H12から流出する海水の流れの方向、もしくは、開口部H12から流入し開口部H11から流出する海水の流れの方向を、特定した平均的な潮流の方向と一致させるように、駆動部713に対し駆動の指示を行う。
駆動部713は、プレート1221に対するプレート1222の角度を、概ね鉛直方向の軸周りに、制御ユニット712に指示された角度だけ回転させる。
この変形例によれば、箱状体11の開口部H11と開口部H12を結ぶ方向が潮流の平均的な方向と一致するように調整される。その結果、一時的な潮流の方向の乱れに追従して箱状体11が不必要に回転することがなく、発電装置13による効率的な発電が行われる。
(5)上述した実施形態において、箱状体11は概ね鉛直方向の軸周りに回転するものとしたが、箱状体11の回転の軸の方向は、開口部H11から流入し開口部H12から流出する海水、又は、開口部H12から流入し開口部H11から流出する海水の流れの方向と直交する軸であればいずれの方向であってもよい。例えば、水平面に対する潮流の方向が変化する海域に発電システム1が配置される場合には、箱状体11が支持部12により、概ね水平方向の軸周りに回転可能に支持されてもよい。この場合、箱状体11は、いわゆるピッチングにより、潮流の方向に追従するように方向を変化することができる。
(6)上述した実施形態において、発電システム1は浮体2に取り付けられた状態で海中に配置される。発電システム1の配置の形態はこれに限られない。例えば、発電システム1が、海底に根入れされた杭や、橋脚等の既設の海中構造物等に配置されてもよい。
(7)上述した実施形態において、箱状体11は水中に配置されるものとしたが、箱状体11が水以外の流体内に配置されてもよい。例えば、箱状体11が空気中に配置され、風力発電装置である発電装置13が箱状体11内に配置されてもよい。
(8)上述した実施形態において、箱状体11内に生じる流れが均質な領域は発電に利用されるものとしたが、当該領域の利用の用途は発電に限られない。例えば、均質な流れ環境下における装置の挙動を検証するために箱状体11が用いられてもよい。
1…発電システム、2…浮体、3…アンカー、4…ロープ、11…箱状体、12…支持部、13…発電装置、21…箱状体、31…箱状体、41…箱状体、71…回動部、111…板状体、112…板状体、113…板状体、114…板状体、115…板状体、116…板状体、117…板状体、118…板状体、121…棒状体、122…回転部材、131…垂直軸型タービン、711…流速計、712…制御ユニット、713…駆動部、1221…プレート、1222…プレート

Claims (4)

  1. 第1の開口部と、前記第1の開口部と同一形状の第2の開口部とを介して外部と通じる空間であって、前記第1の開口部から流入し前記第2の開口部から流出する流体、又は、前記第2の開口部から流入し前記第1の開口部から流出する流体の流れの方向の垂直面による断面積が、前記第1の開口部側から前記第2の開口部側へ向かう程、増大する第1の領域と、前記第1の領域より前記第2の開口部側に位置し、当該断面積が、前記第1の開口部側から前記第2の開口部側へ向かう間、変化しない第2の領域と、前記第2の領域より前記第2の開口部側に位置し、当該断面積が、前記第1の開口部側から前記第2の開口部側へ向かう程、減少する第3の領域とを含む空間を形成する箱状体
    を備える整流装置。
  2. 前記第1の開口部から流入し前記第2の開口部から流出する流体、又は、前記第2の開口部から流入し前記第1の開口部から流出する流体の流れの方向と直交する軸周りに前記箱状体を回転可能に支持する支持部を備える
    請求項1に記載の整流装置。
  3. 前記支持部により回転可能に支持される前記箱状体を前記軸周りに回動させる回動部を備える
    請求項2に記載の整流装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の整流装置と、
    前記整流装置の前記箱状体により形成される空間のうち、前記第1の開口部内の任意の点と前記第2の開口部内の任意の点とを結ぶ直線の通過する領域内に配置され、当該空間内を流れる流体の運動エネルギーにより発電を行う発電装置と
    を備える発電システム。
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