JP2018167369A - フレージングカッタ - Google Patents

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正宣 森川
Tadanori Morikawa
正宣 森川
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Abstract

【課題】1つのフレージングカッタによって被加工歯車の歯の歯面と歯底の端縁に生じたバリを除去することが可能であり、バリ取りのための時間や労力を削減する。
【解決手段】円板状のカッタ本体1の外周部に、被加工歯車11の歯12と噛み合うことにより歯12の歯筋方向の端縁を押圧して面取りする複数の加工歯2が形成され、この加工歯2においては、被加工歯車11の歯面12aの端縁を押圧することにより面取りする少なくとも1つの歯面押圧歯4を備えた歯面加工部と、被加工歯車11の歯底12bの端縁を押圧することにより面取りする少なくとも1つの歯底押圧歯5を備えた歯底加工部とが、カッタ本体1の周方向に交互に配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被加工歯車の歯と噛み合って、この被加工歯車の歯の歯筋方向の端縁を押圧することにより面取りする複数の加工歯をカッタ本体の外周部に有するフレージングカッタに関するものである。
このようなフレージングカッタは、例えば特許文献1に記載されているように、複数の加工歯が外周面に間隔をあけて設けられた歯車形のカッタ本体を備えている。通常は、一対のこのようなカッタ本体がプレートやスペーサ等を介して軸線方向に間隔をあけて互いに同軸に組み合わされて一体化され、上記軸線回りに回転させられて使用される。上記加工歯には、これら一対のカッタ本体の互いに対向する一方の側面側に、被加工歯車の歯と噛み合ってその歯面の歯筋方向の端縁を押圧することにより面取りする加工部が設けられている。
このようなフレージングカッタでは、一対のカッタ本体の加工歯のこれらの加工部が被加工歯車の歯面の歯筋方向両端の端縁にそれぞれ噛み合わされて、被加工歯車がフレージングカッタと共回りしつつ押圧されることにより面取り加工が行われ、歯切り加工によって被加工歯車の歯における歯面の端縁に発生したバリを、この面取り加工によって押し潰すようにして除去する。
特許第3816837号公報
ところで、歯切り加工によって発生するバリは、被加工歯車の歯の歯面に発生するだけではなく、歯底の歯筋方向の端縁にも発生することがある。このとき、従来のフレージングカッタは、上述のように加工歯によって歯面の端縁を押圧することによりバリを除去するものであるため、1つの加工歯を被加工歯車の歯の歯面と歯底とに同時に押圧させてバリを除去することは困難である。このため、被加工歯車の歯の歯底に発生したバリは、歯面の端縁のバリ取りとは別工程で除去しなければならず、時間と労力の増加を招く結果となる。
本発明は、このような背景の下になされたもので、1つのフレージングカッタによって被加工歯車の歯の歯面と歯底の端縁に生じたバリを除去することが可能であり、バリ取りのための時間や労力を削減することが可能なフレージングカッタを提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、円板状のカッタ本体の外周部に、被加工歯車の歯と噛み合うことにより上記歯の歯筋方向の端縁を押圧して面取りする複数の加工歯が形成され、上記加工歯においては、上記被加工歯車の歯面の端縁を押圧することにより面取りする少なくとも1つの歯面押圧歯を備えた歯面加工部と、上記被加工歯車の歯底の端縁を押圧することにより面取りする少なくとも1つの歯底押圧歯を備えた歯底加工部とが、上記カッタ本体の周方向に交互に配設されていることを特徴とする。
このように構成されたフレージングカッタにおいては、カッタ本体の外周部に形成される複数の加工歯が、被加工歯車の歯面の端縁を押圧することにより面取りする少なくとも1つの歯面押圧歯を備えた歯面加工部と、被加工歯車の歯底の端縁を押圧することにより面取りする少なくとも1つの歯底押圧歯を備えた歯底加工部とを、カッタ本体の周方向に交互に備えており、これら歯面加工部の歯面押圧歯によって被加工歯車の歯の歯面の端縁が面取りされて歯面のバリが除去されるとともに、歯底加工部の歯底押圧歯によって被加工歯車の歯の歯面の端縁が面取りされて歯底のバリが除去される。
すなわち、1つのフレージングカッタに備えられた歯面押圧歯と歯底押圧歯によって被加工歯車の歯の歯面の端縁に発生したバリと歯底の端縁に発生したバリとを別々に除去するので、これら歯面押圧歯と歯底押圧歯とが互いの形状によって制約を受けるようなことはなく、この1つのフレージングカッタによって歯面と歯底のバリを確実に除去することができる。このため、このような歯底のバリの除去のために別工程が必要となって時間や労力が増加することがなく、効率的かつ経済的な被加工歯車のバリの除去を行うことが可能となる。
ここで、上記歯底押圧歯としては、上記歯面押圧歯よりも歯厚が薄くて歯丈が高いものとすることが望ましい。歯底押圧歯を歯面押圧歯よりも歯厚を薄くすることにより、被加工歯車の歯の歯面との干渉を防ぐことができるとともに、歯底押圧歯のブローチ本体外周側への突出高さである歯丈を歯面押圧歯よりも高くすることにより、歯底押圧歯の突端である歯先を被加工歯車の歯の歯底に確実に到達させて円滑に歯底の面取りによるバリ取りを行うことが可能となる。なお、歯底押圧歯は削り代が少ないので、歯底押圧歯の数は、上記歯面押圧歯の数よりも少なくてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、別工程を要することなく被加工歯車の歯における歯面の端縁のバリ取りと同時に歯底の端縁に生じたバリを面取りによって除去することができ、時間や労力を増加させることなく効率的かつ経済的な被加工歯車のバリ取りを行うことが可能となる。
本発明の一実施形態のフレージングカッタによる被加工歯車の面取り加工を示す概略図である。 図1に示す実施形態における被加工歯車の歯の歯面の端縁の面取りを行う状態を示す斜視図である。 図1に示す実施形態における被加工歯車の歯の歯面の端縁の面取りを行う状態を示す歯筋方向から見た側面図である。 図1に示す実施形態における被加工歯車の歯の歯底の端縁の面取りを行う状態を示す斜視図である。 図1に示す実施形態における被加工歯車の歯の歯底の端縁の面取りを行う状態を示す歯筋方向から見た側面図である。
図1ないし図5は、本発明の一実施形態を示すものである。本実施形態のフレージングカッタは、図1に示すように軸線Oを中心とする円板状のカッタ本体1の外周部に複数の加工歯2が歯車状に一体に形成され、同形同大の一対のこのようなカッタ本体1が、間にカッタ本体1よりも小径の円板状をなすスペーサ3等を介して被加工歯車11の歯幅に応じた所定の間隔をあけ、互いの軸線Oが同軸となるように一体に組み立てられて構成されている。
そして、これら一対のカッタ本体1の加工歯2は、図2および図3に示すように被加工歯車11の歯12の歯面12aの端縁を押圧することにより面取りする少なくとも1つの歯面押圧歯4を備えた歯面加工部と、図4および図5に示すように上記被加工歯車11の歯12の歯底12bの端縁を押圧することにより面取りする少なくとも1つの歯底押圧歯5を備えた歯底加工部とが、カッタ本体1の周方向に交互に配設されて構成されている。図3および図5に示すように、歯底押圧歯5は歯面押圧歯4よりも基準ピッチ円上における歯厚Tが薄く、歯丈Hは高い。
ここで、歯面押圧歯4は、図2および図3に示したようにその歯面4aが被加工歯車11の歯12における歯面12aの歯筋方向の端縁に押し付けられることにより、この歯面12aの端縁に発生したバリを押し潰すようにして除去する。このとき、歯面押圧歯4の歯先4bは図3に示すように被加工歯車11の歯12における歯底12bには到達せず、歯底12bと歯面押圧歯4の歯先4bとの間には間隙があけられる。
これに対して、歯底押圧歯5は、図4および図5に示したように該歯底押圧歯5の歯先5aが被加工歯車11の歯12における歯底12bの歯筋方向の端縁に押し付けられることにより、この歯底12bの端縁に発生したバリを押し潰すようにして除去する。このとき、歯底押圧歯5の歯面5bは図5に示すように歯先5a側の部分を除いて被加工歯車11の歯12における歯面12aには接触せずに間隔があけられる。
なお、上記歯面加工部と歯底加工部とは、図1に示すようにそれぞれ1つずつの歯面押圧歯4と歯底押圧歯5とが歯面加工部および歯底加工部として周方向に交互に配設されたものでもよく、あるいは互いに同数または異なる数の複数ずつの歯面押圧歯4と歯底押圧歯5とが周方向に交互に配設されたものでもよい。さらに、1つの歯面押圧歯4と複数の歯底押圧歯5とが周方向に交互に配設されていたり、逆に複数の歯面押圧歯4と1つの歯底押圧歯5とが周方向に交互に配設されていたりしてもよい。
このようなフレージングカッタは、上記一対のカッタ本体1の各加工歯2における歯面加工部の歯面押圧歯4の歯面4aを被加工歯車11の歯12における歯面12aの端縁に当接させるとともに、歯底加工部の歯底押圧歯5の歯先5aを被加工歯車11の歯12における歯底12bの端縁に当接させるようにして被加工歯車11と噛み合わされる。
そして、このように被加工歯車11と噛み合わされたフレージングカッタは、軸線O回りに回転されつつ、この軸線Oと平行とされた軸線C回りに従動回転させられる上記被加工歯車11側に送りが与えられることにより、歯面12aと歯底12bの端縁を押圧して面取りし、これら歯面12aと歯底12bの端縁に発生したバリを除去する。
従って、1つのフレージングカッタにより、被加工歯車11の歯12の歯面12aの端縁と歯底12bの端縁とを押圧して面取りし、これらの端縁に発生したバリを同時に除去することができる。このため、特に歯底12bのバリの除去のために別工程を要して時間や労力が増加することもなく、効率的かつ経済的に被加工歯車11の歯12を平滑に仕上げることができる。
また、本実施形態のフレージングカッタでは、歯底押圧歯5は歯面押圧歯4よりも歯厚Tが薄くて歯丈Hは高くされており、歯底12bの端縁が押圧されて面取りされる被加工歯車11の歯12の歯面12aと歯底押圧歯5とを干渉させることなく、歯底押圧歯5の歯先5aを歯12の歯底12bに到達させることができる。従って、本実施形態においては、より確実に被加工歯車11の歯12の歯底12bに発生したバリを除去することが可能となる。
なお、図3および図5では、歯面押圧歯4の歯先4bと歯底押圧歯5の歯先5aとが丸められているが、特に歯底押圧歯5の歯先5aの形状は、面取りを行う被加工歯車11の歯12における歯底12bの形状に合わせて形成すればよい。また、歯底押圧歯5は歯面押圧歯4よりも削り代が少ないので、歯底押圧歯5の数は、歯面押圧歯4の数よりも少なくてもよい。
1 カッタ本体
2 加工歯
3 スペーサ
4 歯面押圧歯
5 歯底押圧歯
11 被加工歯車
12 被加工歯車11の歯
12a 被加工歯車11の歯12の歯面
12b 被加工歯車11の歯12の歯底
O カッタ本体1の軸線
C 被加工歯車11の軸線

Claims (3)

  1. 円板状のカッタ本体の外周部に、被加工歯車の歯と噛み合うことにより上記歯の歯筋方向の端縁を押圧して面取りする複数の加工歯が形成され、
    上記加工歯においては、上記被加工歯車の歯面の端縁を押圧することにより面取りする少なくとも1つの歯面押圧歯を備えた歯面加工部と、上記被加工歯車の歯底の端縁を押圧することにより面取りする少なくとも1つの歯底押圧歯を備えた歯底加工部とが、上記カッタ本体の周方向に交互に配設されていることを特徴とするフレージングカッタ。
  2. 上記歯底押圧歯は上記歯面押圧歯よりも歯厚が薄くて歯丈が高いことを特徴とする請求項1に記載のフレージングカッタ。
  3. 上記歯底押圧歯の数は、上記歯面押圧歯の数よりも少ないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフレージングカッタ。
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