JP2018166699A5 - - Google Patents

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テープタイプ使い捨ておむつ
本発明は、いわゆるテープタイプの使い捨ておむつに関するものである。
使い捨ておむつには、主にテープタイプ、パンツタイプ、パッドタイプの三種類がある。このうち、テープタイプの使い捨ておむつは、展開状態で身体にあてがった後、背側部分の左右両側に設けられた連結部を腹側部分の外面に連結することにより装着を行うものである。
一般的なテープタイプ使い捨ておむつは、前後方向中央より前側に延在する腹側部分、及び前後方向中央より後側に延在する背側部分を有し、少なくとも背側部分の胴周り部は左右両側に延び出たウイング部分を有し、腹側部分及び背側部分は左右のウイング部分の間に位置する中間部分を有し、ウイング部分は腹側部分の外面に着脱可能に連結される連結部を有している。使用時には、ウイング部分を腰の両側から腹側部分の外面に回して、ウイング部分の連結部を腹側部分の外面に連結する。このようなテープタイプ使い捨ておむつは、乳幼児向けとして用いられる他、介護用途(成人用途)で広く使用されている。
テープタイプ使い捨ておむつは、パンツタイプ使い捨ておむつと比べて胴周り方向のフィット性に劣る。このため、ウイング部分に幅方向の伸縮領域(サイド伸縮領域)を設けることにより胴周りのフィット性を高めることが提案されている(例えば特許文献1参照)。
例えば、特許文献1記載のものは、中間部分を形成する本体と、この本体の側縁から突出するサイドパネルとを有し、このサイドパネルの先端部に連結部が設けられているものである。特許文献1記載のものは、サイドパネルが幅方向に伸縮するものとなっており、このサイドパネルによりウイング部分、ひいては胴周り部の伸縮性が付加されている。
しかしながら、従来の一般的なサイドパネルは、胴周り方向に沿ってまっすぐに伸ばして装着することは容易であるものの、装着者の腹部の膨らみの下側に沿って斜め下向き(つまり、正面からみて左右のサイドパネルがほぼV字状をなす向き。以下、単に斜め下向きともいう)に装着しにくいものであった。
特開2010−22550号公報
そこで、本発明の主たる課題は、サイドパネルを斜め下向きにも、また胴周り方向にも伸ばしやすいテープタイプ使い捨ておむつを提供することにある。
上記課題を解決する発明の代表的態様は以下のとおりである。
<第1の態様>
前後方向中央より前側に延在する腹側部分、及び前後方向中央より後側に延在する背側部分を有するとともに、
前記背側部分の両側部にそれぞれ取り付けられたサイドパネルを有しており、
前記サイドパネルは、前記背側部分に取り付けられた基端部と、前記腹側部分の外面に対して着脱可能に連結される連結部と、少なくとも前記基端部と連結部との間の部分に設けられた幅方向に伸縮するサイド伸縮領域とを有している、
テープタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記サイドパネルよりも裏側に位置し、前記背側部分の側縁から幅方向中央側に延びる第1部分と、前記サイドパネルよりも表側に位置し、前記背側部分の側縁から前記サイドパネルの下側を経て幅方向中央側に延びる第2部分とを有し、
前記第1部分は、表側に隣接する面に固定された裏側固定部を有し、
前記第2部分は、前記背側部分の側縁から幅方向中央側に延びる、裏側に隣接する面に固定されていない表側自由部と、前記表側自由部の幅方向中央側に隣接する、裏側に隣接する面に固定された表側固定部とを有し、
前記サイドパネルを側方に開いた状態で、前記サイドパネルにおける前記サイド伸縮領域の下縁が、前記第2部分における前記表側自由部の上縁に押し付けられるように、前記サイドパネルに対して第1部分及び第2部分が配置されている、
ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
本態様では、装着のためにサイドパネルを胴周り方向に延ばそうとしたとき、サイド伸縮領域における第2部分の押し付け部分よりも幅方向中央側の伸長が抑制されるため、サイド伸縮領域における下縁側の伸長可能量が上縁側よりも短くなる。この結果、装着時にサイドパネルを胴周り方向に延ばそうとすると、自然にサイドパネルの向きが斜め下向きになる。また、サイドパネルを斜め上向きに伸ばした後に胴周り方向に戻すように操作するか、あるいは強引に胴周り方向に伸ばすことにより、第2部分の押し付けによる伸長抑制効果を無くすことができ、胴周り方向にまっすぐに伸ばすことも可能である。このように、本態様によれば、サイドパネルを斜め下向きにも、胴周り方向にも伸ばしやすくなる。
<第2の態様>
前記第2部分における前記表側自由部の上縁が、側方に向かって斜め上向きに延びている、
第1の態様のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
本態様のように形成されていると、装着のためにサイドパネルを胴周り方向に延ばそうとすればするほど、サイド伸縮領域の下縁が第2部分における表側自由部の上縁に押し付けられるため、第2部分による抑制効果が高いものとなる。
<第3の態様>
吸収体を有し、前記腹側部分及び背側部分にわたり前後方向に延びる本体を備え、
前記本体は、前記吸収体の側縁よりも側方に延び出たサイドフラップ部を有し、
前記サイドパネルは、前記サイドフラップ部に取り付けられており、
前記サイドフラップ部を構成するシートとして、前記第1部分及び前記第2部分を有するシートを備えている、
第1又は2の態様のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
第2部分は、サイドフラップ部を構成するシートを折り返して形成すると、別途専用の部材を取り付ける必要がないため好ましい。
<第4の態様>
前記本体は、
前記吸収体の裏側を覆う液不透過性シートと、
前記液不透過性シートの裏側を覆う外装シートと、
前記サイドフラップ部を含む領域に固定された付根部分、この付根部分から延び出た突出部分、この突出部分の前後方向両端部が倒伏状態に固定された倒伏部分、及び前記突出部分のうち前後の倒伏部分間に位置する非固定の起き上がり部分を有するギャザーシートと、前記起き上がり部分の少なくとも先端部に、前後方向に伸張した状態で固定されたギャザー弾性部材とを有する起き上がりギャザーと、
を備えており、
前記サイドフラップ部には、前記ギャザーシート、前記液不透過性シート、及び前記外装シートが積層されており、
前記外装シートのみが、前記サイドパネルよりも裏側に位置する第1部分と、前記背側部分の側縁で表側に折り返された、前記サイドパネルよりも表側に位置する第2部分とを有しており、
前記外装シートにより形成される第1部分のうち、前記サイドパネルの裏側に重なる部分は、前記サイドパネルに接合されておらず、
前記外装シートにより形成される第2部分は、前記サイドパネルの下縁よりも後側に前記表側固定部を有せず、前記サイドパネルの下縁と同じかそれより前側に前記表側固定部を有している、
第3の態様のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
テープタイプ使い捨ておむつの本体はこのような構造となっている場合、外装シートのみにより第2部分を形成すると、サイドフラップ部におけるシート積層数の増加を最小限に押さえることができ、通気性及び柔軟性の低下を抑制することができる。
<第5の態様>
前記ギャザーシートは、前記サイドパネルの基端部よりも幅方向中央側に位置しており、
前記背側部分における両方のサイドパネルの基端部と重なる部分にわたり、幅方向に伸縮するウエスト伸縮シートが設けられている、
第4の態様のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
前述のように、外装シートにより形成される第1部分のうち、サイドパネルの裏側に重なる部分は、サイドパネルに接合されておらず、かつ外装シートにより形成される第2部分は、サイドパネルの下縁よりも後側に表側固定部を有しない形態では、サイドパネルが取り付けられるサイドフラップ部の強度が低下せざるをえない。これに対して、本態様のように、サイドパネルの基端部と重なるようにウエスト伸縮シートが配置されていると、サイドパネルの基端部を取り付ける部分の強度をウエスト伸縮シートにより補うことができる。また、もちろん、サイドパネルの伸縮性と合わさって、より広範囲に伸縮性を付与することもできる。
<第6の態様>
前記腹側部分の胴周り部の外面に、前記サイドパネルの連結部が連結されるターゲットシートを有しており、
前記ターゲットシートの少なくとも下縁は、幅方向中央に向かって斜め下向きに延びている、
第1〜5のいずれか1つの態様のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
テープタイプ使い捨ておむつは、サイドパネルの連結部を連結するためのターゲットシートを備えることが一般的であり、ターゲットシートの形状は幅方向に長い長方形であることが一般的であるが、このようなターゲットシートの形状は、サイドパネルを斜め下向きにして止めるのには適しない。よって、ターゲットシートの形状が本態様のように形成されているのも望ましい。
<第7の態様>
吸収体、及び吸収体の裏側を被覆するシートを有し、前記腹側部分及び背側部分にわたり前後方向に延びる本体を備え、
前記吸収体の前縁の幅方向中央に、後側にくぼむ凹部を有している、
第1〜6のいずれか1つの態様のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
テープタイプ使い捨ておむつは吸収体を有する領域の剛性が高いため、サイドパネルを装着者の腹部の膨らみの下側に沿うように斜め下向きに連結した場合に、吸収体がフィット性を阻害する。よって、本態様のように吸収体の前縁の幅方向中央に凹部を設けることにより、吸収体の変形を容易にし、吸収体に起因するフィット性の阻害を低減するのも一つの好ましい形態である。
<第8の態様>
前記腹側部分の前縁の幅方向中央に、後側にくぼむ凹部を有している、
第1〜7のいずれか1つの態様のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
テープタイプ使い捨ておむつは平坦なシートにより形成されるため、サイドパネルを装着者の腹部の膨らみの下側に沿うように斜め下向きに連結して、フィットさせたとしても、腹側部分にしわが寄ることは避けられず、この点でフィット性を改善する余地がある。よって、本態様のように腹側部分の前縁の幅方向中央に凹部を設けることにより、腹側部分の変形を容易にし、腹側部分にしわが寄ることに起因するフィット性の低下を防止するのも一つの好ましい形態である。
以上のとおり、本発明によれば、サイドパネルを斜め下向きにも、また胴周り方向にも伸ばしやすくなる、等の利点がもたらされる。
本体は展開状態、一方のサイドパネルは折り畳まれ、他方のサイドパネルは側方に開かれた状態のテープタイプ使い捨ておむつの内面を示す、平面図である。 本体は展開状態、一方のサイドパネルは折り畳まれ、他方のサイドパネルは側方に開かれた状態のテープタイプ使い捨ておむつの外面を示す、平面図である。 図1の5−5線断面図である。 図1の6−6線断面図である。 (a)図1の7−7線断面図、(b)図1の8−8線断面図である。 (a)ウエスト伸縮シートの平面図、(b)ウエスト伸縮シートの断面図である。 (a)サイドパネルの平面図、(b)サイドパネルの断面図 図3の要部拡大図である。 図1の9−9線断面図である。 サイドパネルを開いた状態の要部を示す断面図である。 サイドパネルを開いた状態の要部を示す斜視図である。 サイドパネルを開き、サイドパネルを少し引っ張った状態の要部を示す斜視図である。 装着状態を示す正面図である。 他の形態を示す斜視図である。 他の形態を示す図1の9−9線における断面図である。 製造時の変化を示す平面図である。 他の形態のテープタイプ使い捨ておむつの外面を示す、平面図である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。なお、断面図における点模様部分は各構成部材を接合するホットメルト接着剤を示しているが、ホットメルト接着剤に代えて、他の接着剤を用いたり、ヒートシール、超音波シール等の溶着を用いたりすることにより接合してもよいことはいうまでもない。
図1〜図10はテープタイプ使い捨ておむつの一例を示している。このテープタイプ使い捨ておむつは、前後方向中央Cより前側に延在する腹側部分、及び前後方向中央Cより後側に延在する背側部分を有するものであり、背側部分Bの胴周り部の両側部にそれぞれ取り付けられた、腹側部分Fと背側部分Bとを連結するサイドパネル13を備えている。図示例では、背側部分Bの胴周り部は、左右両側に延び出た(股間側の側縁よりも側方に位置する)ウイング部分WPを有し、腹側部分F及び背側部分Bは左右のウイング部分WPの間に位置する中間部分CPを有する形態となっているが、腹側部分F及び背側部分Bの両方にウイング部分WPを有する(換言すれば、側縁が脚周りに沿うように前後方向LDの中間がくびれた)形態とすることもできる。
(本体・ウイング部分)
中間部分CPは、吸収体56と、吸収体56の表側を被覆する液透過性のトップシート30と、吸収体56の裏側を被覆する液不透過性シート11とを有する本体10により形成されている。本体10は、吸収体56よりも前側及び後側に延びる、吸収体56を有しないエンドフラップ部EFと、吸収体56よりも側方に延びる、吸収体56を有しないサイドフラップ部SFとを有している。一方、ウイング部分WPはサイドパネル13のみにより形成されている。ウイング部分WPにおける先端側の一部を除く部分を本体の側部に形成し、ウイング部分WPにおける先端側の一部を他の部材(例えば背側部分についてはサイドパネル)により形成することもできる。
より詳細には、図示例では、本体10の外面全体が外装シート12により形成されており、その内面側に液不透過性シート11がホットメルト接着剤等の接着剤により固定され、さらにこの液不透過性シート11の内面側に吸収体56を含む吸収要素50、中間シート40、及びトップシート30がこの順に積層されている。トップシート30及び液不透過性シート11は図示例では長方形であり、吸収要素50よりも前後方向LD及び幅方向WDにおいて若干大きい寸法を有しており、トップシート30における吸収要素50の側縁よりはみ出る周縁部と、液不透過性シート11における吸収要素50の側縁よりはみ出る周縁部とがホットメルト接着剤などにより固着されている。この部分はエンドフラップ部EF及びサイドフラップ部SFの一部となる。
さらに、本体10の表面における幅方向WDの両側には、装着者の肌側に立ち上がる起き上がりギャザー60,60が設けられており、この起き上がりギャザー60,60を形成するギャザーシート62,62が、トップシート30の両側部から各サイドフラップ部SFまで延在されている。
以下、各部の素材及び特徴部分について順に説明する。
(外装シート)
外装シート12は、使い捨ておむつの裏面を布のような肌触り・外観とするために設けられる。外装シート12としては不織布が好適であるが、これに限定されない。不織布の種類は特に限定されず、素材繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法としてはスパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いることができる。ただし、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好適である。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布12相互をホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その繊維目付けは10〜50g/m2、特に13〜30g/m2のものが望ましい。外装シート12は省略することもでき、その場合、使い捨ておむつの裏面に液不透過性シート11が露出する形態とすることができる。
(液不透過性シート)
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に液不透過性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、この他にも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この液不透過性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂又は疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
図示例の液不透過性シート11は、トップシート30よりも幅が若干広く、外装シート12より幅が狭くなっているが、これに限定されず、液不透過性シート11は外装シート12と同じ幅とするなど、適宜変更することができる。
(トップシート)
トップシート30としては液透過性を有するもの、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
トップシート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、トップシート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
図示例のトップシート30は、吸収体56の側縁よりも側方に延びているが、これに限定されず、外装シート12の側縁まで延びていてもよく、また起き上がりギャザーを有する形態では起き上がりギャザーの付根部分まで延びていれば、吸収体の側縁よりも幅方向内側までしか延びていなくてもよいなど、適宜変更することができる。
(中間シート)
トップシート30を透過した***物を吸収体へ移動させ、逆戻りを防ぐために、トップシート30と吸収要素50との間に中間シート(セカンドシートともいわれる)40を設けることができる。この中間シート40は、***物を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した***物の吸収体からの逆戻りを防止し、トップシート30の表面の肌触りを良くするものである。中間シート40は省略することもできる。
中間シート40の素材は特に限定されず、例えばトップシート30と同様の素材を用いることができる。中間シート40はトップシート30に接合するのが好ましく、その接合にヒートエンボスや超音波溶着を用いる場合は、中間シート40の素材はトップシート30と同程度の融点をもつものが好ましい。また、便中の固形分を透過させることを考慮するならば中間シート40に用いる繊維の繊度は5.0〜7.0dtexであるのが好ましいが、トップシート30における液残りが多くなる。これに対して、中間シート40に用いる繊維の繊度が1.0〜2.0dtexであると、トップシート30の液残りは発生しにくいが、便の固形分が透過し難くなる。よって、中間シート40に用いる不織布の繊維は繊度が2.0〜5.0dtex程度とするのが好ましい。なお、中間シート40はポリエチレンなどのフィルム素材に多数の細孔を設けたメッシュフィルムなどとすることも可能である。
図示の形態の中間シート40は、吸収要素50の幅より短く中央に配置されているが、全幅にわたって設けてもよい。中間シート40の長手方向長さは、おむつの全長と同一でもよいし、吸収要素50の長さと同一でもよいし、液を受け入れる領域を中心にした短い長さ範囲内であってもよい。
(吸収要素)
吸収要素50は、尿や軟便などの液を吸収保持する部分であり、図示例では吸収体56と、この吸収体56の全体を包む包装シート58とを有するものとなっている。吸収体56が形状維持性に優れる場合等、必要に応じて包装シート58は省略することもでき、その場合、吸収要素50は吸収体56のみからなる。吸収要素50は、その裏面においてホットメルト接着剤等の接着剤を介して液不透過性シート11の内面に接着することができる。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、2.54cm当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
吸収体56は図示例のように長方形形状とする他、前後方向中間に、その前後両側よりも幅が狭い括れ部を有する砂時計形状とすると、脚周りへのフィット性が向上するため好ましい。
また、吸収体56の寸法は排尿口位置の前後左右にわたる限り適宜定めることができるが、前後方向LD及び幅方向WDにおいて、本体10の周縁近傍まで延在しているのが好ましい。なお、符号56Xは吸収体56の全幅を示し、符号10Xは本体10の全幅を示し、符号10Lは本体10の全長(図示形態ではおむつの全長に等しい)を示している。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子54としては、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用できる。高吸収性ポリマー粒子の粒径は特に限定されないが、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)、及びこのふるい分けでふるい下に落下する粒子について180μmの標準ふるい(JIS Z8801−1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)を行ったときに、500μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下で、180μmの標準ふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定なく用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度が70秒以下、特に40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が遅すぎると、吸収体56内に供給された液が吸収体56外に戻り出てしまう現象(いわゆる逆戻り)を発生しやすくなる。
また、高吸収性ポリマー粒子としては、ゲル強度が1000Pa以上のものが好適に用いられる。これにより、嵩高な吸収体56とした場合であっても、液吸収後のべとつき感を効果的に抑制できる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体56の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概にはいえないが、50〜350g/m2とすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m2未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/m2を超えると、効果が飽和する。
(包装シート)
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
包装シート58の包装形態は適宜定めることができるが、製造容易性や前後端縁からの高吸収性ポリマー粒子の漏れ防止等の観点から、吸収体56の表裏面及び両側面を取り囲むように筒状に巻き付け、かつその前後縁部を吸収体56の前後からはみ出させ、巻き重なる部分及び前後はみ出し部分の重なり部分をホットメルト接着剤、素材溶着等の接合手段により接合する形態が好ましい。
(サイドギャザー)
図1〜図3及び図10に示すように、本体10の側部の前後方向LD中間に位置する脚周り部分のフィット性を向上させるために、サイドフラップ部SFの前後方向LD中間におけるシート層間(図示例では、ギャザーシート62と液不透過性シート11との間や、後述する第2部分80と液不透過性シート11との間)に、前後方向LDに延びるサイド弾性部材70が設けられており、このサイド弾性部材70の伸縮により、サイド弾性部材70を有する部分が前後方向LDに伸縮するようになっている。
(起き上がりギャザー)
トップシート30上を横方向に移動する尿や軟便を遮り、横漏れを防止するために、使い捨ておむつの表面の幅方向WDの両側には、トップシート30の側部から肌側に立ち上がる(突出する)起き上がりギャザー60が前後方向全体にわたり設けられている。
図示例の起き上がりギャザー60は、サイドフラップ部SFを含む領域に固定された付根部分65と、この付根部分65から延び出た突出部分66と、この突出部分の前後方向両端部が倒伏状態に固定された倒伏部分67と、突出部分66のうち前後の倒伏部分間に位置する非固定の起き上がり部分68と、この起き上がり部分68の少なくとも先端部に、前後方向に伸張した状態で固定されたギャザー弾性部材63とを有している。起き上がりギャザー60は、先端で折り返されたギャザーシート62により形成されており、ギャザーシート62としては撥水性不織布を用いることができ、またギャザー弾性部材63としては糸ゴム等の細長状弾性部材を用いることができる。ギャザー弾性部材63は、図1〜図3及び図10に示すように各複数本、間隔を空けて設ける他、各1本設けることができる。ギャザー弾性部材63を有する部分の伸長率は特に限定されないが、通常の場合150〜350%が好ましく、200〜300%がより好ましい。
図示例の起き上がりギャザー60の付根部分65は、サイドフラップ部SFにのみ設けられており、液不透過性シート11の側部及び外装シート12の側部に接合されているが、サイドフラップ部SFから吸収体56と重なる領域の側部まで延びていてもよい。
起き上がりギャザー60の突出部分66は、前後方向LDの両端部が倒伏部分となっているものの、その間の部分は非固定の起き上がり部分68とされており、この起き上がり部分68がギャザー弾性部材63の収縮力により起立するようになる。おむつの装着時には、おむつが舟形に体に装着されるので、そしてギャザー弾性部材63の収縮力が作用するので、ギャザー弾性部材63の収縮力により起き上がりギャザー60が立ち上がり脚周りに弾力的に密着する。その結果、脚周りからのいわゆる横漏れが防止される。
(ウエスト伸縮シート)
背側部分Bにおける本体10の胴周り部には帯状のウエスト伸縮シート90が設けられ、背側部分Bが幅方向WDに弾性伸縮するものとなっていると好ましい。ウエスト伸縮シート90は、例えば図6に示すにように幅方向WDの両端部が非伸縮領域96となっているとともに、これら非伸縮領域96の間の部分は、幅方向WDに伸縮する中間伸縮領域95となっていてもよい。ウエスト伸縮シート90は、エンドフラップ部EFにのみ位置していてもよいが、図示例のようにエンドフラップ部EFから吸収体56の後端部までにわたるように配置されていると、吸収体56の後端部がしっかりと体に押し当てられるため、好ましい。
ウエスト伸縮シート90は、ゴムシート等のシート状弾性部材を用いても良いが、通気性の観点から不織布を用いるのが好ましい。この場合、伸縮不織布のような通気性を有するシート状弾性部材を用いることもできるが、図6に示すように、二枚の不織布等のシート層91をホットメルト接着剤等の接着剤により貼り合わせるとともに、両シート層91間に有孔のシート状、網状、細長状(糸状又は紐状等)等の弾性部材92を幅方向WDに沿って伸長した状態で固定したものが好適に用いられる。この場合におけるシート層91の素材としては、外装シート12と同様のものを用いることができる。弾性部材92の伸長率は150〜250%程度であるのが好ましい。また、弾性部材92として細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、太さ420〜1120dtexのものを3〜10mmの前後方向間隔で5〜15本程度設けるのが好ましい。
ウエスト伸縮シート90の幅は適宜定めることができるが、図示例のように、左右のサイドフラップ部SF間にわたる幅となっていることが好ましく、特に左右のウイング部分WP間にわたる幅となっていることが好ましい。具体的な寸法としては、ウエスト伸縮シート90の幅は本体10の全幅10Xの40〜95%程度とすることが好ましい。
ウエスト伸縮シート90における中間伸縮領域95及び非伸縮領域96の寸法は適宜定めることができるが、中間伸縮領域95の幅は後述する左右のサイドパネル13の連結部13A間の幅の30〜100%とすることが好ましく、非伸縮領域96の幅は本体10への取付け時の縮みやめくれ防止のため5〜20mm程度とすることが好ましい。非伸縮領域96は弾性部材92を有しない領域としてもよいが、特許文献3記載のように、中間伸縮領域95及び非伸縮領域96にわたり弾性部材92を取り付けるとともに、非伸縮領域96では弾性部材92を切断する等により、非伸縮領域96に弾性部材92が残留するもののほとんど又は全く伸縮しない構造としてもよい。
また、弾性部材92の一部が吸収体56を横断するように配置することもできるが、図6に示すように、弾性部材92が吸収体56と重なる部分の一部又は全部を切断する等により、弾性部材92が残留するもののほとんど又は全く伸縮しない構造とすると、吸収体56の後端部が幅方向に縮まないため、フィット性がさらに向上する。
ウエスト伸縮シート90は、図示形態では、液不透過性シート11と吸収要素50との間に配置されているが、この配置に特に限定されるものではない。例えば、ウエスト伸縮シート90は液不透過性シート11と外装シート12との間に配置されていてもよいし、外装シート12の外側に設けてもよい。また、外装シート12を複数枚のシート層を重ねて形成する場合には、ウエスト伸縮シート90全体を、外装シート12のシート層間に設けても良い。
(サイドパネル)
サイドパネル13は、背側部分Bの両側部からそれぞれ突出するものであり、図7にも示すように、背側部分Bの本体10に取り付けられた基端部13Bと、腹側部分Fの外面に対して着脱可能に連結される連結部13Aと、少なくとも基端部13Bと連結部13Aとの間の部分に設けられた幅方向WDに伸縮するサイド伸縮領域13Eとを有するものである。
サイドパネル13の連結部13Aとしては、メカニカルファスナー(面ファスナー)のフック材(雄材)を設ける他、粘着剤層を設けてもよい。フック材は、その連結面に多数の係合突起を有するものであり、係合突起の形状としては、(A)レ字状、(B)J字状、(C)マッシュルーム状、(D)T字状、(E)ダブルJ字状(J字状のものを背合わせに結合した形状のもの)等が存在するが、いずれの形状であっても良い。おむつの装着に際しては、ウイング部分WPを腰の両側から腹側部分Fの外面に回して、ウイング部分WPの連結部13Aを腹側部分F外面の適所に連結する。
サイドパネル13は、少なくとも基端部13Bと連結部13Aとの間の部分が幅方向WDに伸縮するサイド伸縮領域13Eとなっている。サイド伸縮領域13Eの伸長率は特に限定されないが、150〜250%程度であるのが好ましい。サイド伸縮領域13Eの構造は特に限定されるものではなく、例えばゴムシートや伸縮不織布等のようにそれ自体で弾性を有するシートを用いて、サイドパネル13の少なくともサイド伸縮領域13Eを形成することもできる。また、図7に例示するように、二枚の不織布等のシート層13Sをホットメルト接着剤等の接着剤により貼り合わせるとともに、両シート層13S間に有孔のシート状、網状、細長状(糸状又は紐状等)等の弾性部材13Gを幅方向WDに沿って伸張した状態で固定したものを用いて、サイドパネル13の少なくともサイド伸縮領域13Eを形成するのも好適である。このようにシート層13Sに複数本の細長状弾性部材13Gを間隔を空けて取り付けたものは、使い捨ておむつの技術分野では汎用されているため製造が容易であるだけでなく、細長状弾性部材13Gの太さ、本数、伸長率、間隔、及び素材の種類を異ならしめることにより、サイドパネル13の収縮特性を容易に調整できる利点もある。この場合におけるシート層13Sの素材としては、外装シート12と同様のものを用いることができる。また、弾性部材13Gとして細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、例えば太さ420〜1120dtexのものを3〜10mmの前後方向間隔で5〜15本程度設けることができる。
サイド伸縮領域13Eは、少なくとも基端部13Bと連結部13Aとの間の部分に設けられる限り、サイドパネル13の幅方向WDの全体にわたり(つまり基端部13B及び連結部13Aを含む)設けられていてもよいが、基端部13Bや連結部13Aが収縮すると、連結部13Aの連結が不十分になるおそれや、基端部13Bの接合不良が発生するおそれがあるため、基端部13Bと連結部13Aとの間の幅方向WD範囲の50〜80%の範囲に設けられていることが好ましい。この場合、基端部13B及び連結部13Aは弾性部材13Gを有しない領域としてもよいが、サイドパネル13の幅方向WD全体にわたり弾性部材13Gを取り付けるとともに、基端部13B及び連結部13Aでは弾性部材13Gを切断する等することにより、基端部13B及び連結部13Aに弾性部材13Gが残留するもののほとんど又は全く伸縮しない構造としてもよい。
連結部13Aは、サイド伸縮領域13Eを構成するシート13Sに設けることもできるが、図示例のようにサイドパネル13の先端部にサイド伸縮領域13Eの先端から突出する支持片13Cを取付け、この支持片13Cに連結部13Aを設けると、製造が容易であるため好ましい。支持片13Cは、幅方向WD中間に連結部13Aを有し、先端部が連結部13Aを有しない摘み部となっていることが望ましい。支持片13Cの形状は適宜定めることができ、図示例では先端に向かうにつれて前後方向LD長さが短くなっており、この前後方向LDの長さが短くなった部分に連結部13Aを有しているが、矩形状とすることもできる。支持片13Cを矩形状とする場合、サイド伸縮領域13Eを構成するシート13Sよりも前後方向LD長さが短いことが好ましい。支持片13Cの素材としては、不織布、プラスチックフィルム、ポリラミ不織布、紙やこれらの複合素材等、特に限定なく公知の素材を使用できるが、繊度1.0〜3.5dtex、目付け20〜100g/m2、厚み1mm以下のスパンボンド不織布、エアスルー不織布、又はスパンレース不織布が好ましい。
サイドパネル13の基端部13Bは、中間伸縮領域95と重なる位置に連結されていても、中間伸縮領域95の側縁に隣接して配置されていてもよい。サイドパネル13の基端部13Bと本体10との接合は、図示例のように前後方向LDに沿って細長く形成されていることが好ましく、また強固であることが好ましいため、超音波シールやヒートシール等の溶着によりなされていることが好ましいが、ホットメルト接着剤によりなされていてもよい。サイドパネル13の基端部13B(本体10に対する接合部分)の幅は40〜80mm以下であることが好ましい。
サイドパネル13の形状は適宜定めることができ、サイド伸縮領域13Eが図示例のような矩形であると製造が容易であるため好ましいが、サイド伸縮領域13Eが先端側に向かうにつれて前後方向LDの長さ短くなる台形とすることもできる。サイドパネル13の寸法は適宜定めることができるが、サイド伸縮領域13Eの前後方向LDの長さは70〜100mm程度であることが好ましく、サイド伸縮領域13Eの幅方向WDの長さは30〜70mm程度であることが好ましい。
(ターゲットシート)
腹側部分Fにおけるサイドパネル13の連結箇所には、連結を容易にするためのターゲットを有するターゲットシート20を設けるのが好ましい。ターゲットシート20は、連結部13Aがフック材の場合、フック材の係合突起が絡まるようなループ糸がプラスチックフィルムや不織布からなるシート基材の表面に多数設けられたものを用いることができ、また粘着材層の場合には粘着性に富むような表面が平滑なプラスチックフィルムからなるシート基材の表面に剥離処理を施したものを用いることができる。また、腹側部分Fにおけるサイドパネル13の連結箇所が不織布からなる場合、例えば図示形態の外装シート12が不織布からなる場合であって、サイドパネル13の連結部13Aがフック材の場合には、ターゲットシート20を省略し、フック材を外装シート12の不織布に絡ませて連結することもできる。この場合、ターゲットシート20を外装シート12と液不透過性シート11との間に設けてもよい。
(第1部分及び第2部分)
特徴的には図1及び図8に示すように、本テープタイプ使い捨ておむつは、サイドパネル13よりも裏側に位置し、背側部分Bの側縁から幅方向中央側に延びる第1部分81と、サイドパネル13よりも表側に位置し、背側部分Bの側縁からサイドパネル13の下側を経て幅方向中央側に延びる第2部分82とを有している。第1部分81は、表側に隣接する面に固定された裏側固定部81bを有し、第2部分82は、背側部分Bの側縁から幅方向WDの中央側に延びる、裏側に隣接する面に固定されていない表側自由部82fと、表側自由部82fの幅方向WDの中央側に隣接する、裏側に隣接する面に固定された表側固定部82bとを有している。第1部分81は、背側部分Bの側縁から幅方向WDの中央側に延びる、表側に隣接する面に固定されていない裏側自由部81fを有していても、有していなくてもよい。そして、図10及び図11にも示すように、サイドパネル13を側方に開いた状態では、サイドパネル13におけるサイド伸縮領域13Eの下縁13uが、第2部分82における表側自由部82fの上縁82tに押し付けられるように、サイドパネル13に対して第1部分81及び第2部分82が配置されている。このため、サイドパネル13を側方に開いた状態で、表側固定部82bはサイドパネル13の基端部13Bよりも幅方向WDの中央側に位置することとなる。
この結果、図12に示すように、装着のためにサイドパネル13を胴周り方向に延ばそうとしたとき、サイド伸縮領域13Eにおける第2部分82の押し付け部分よりも幅方向WD中央側の伸長が抑制されるため、サイド伸縮領域13Eにおける下縁13u側の伸長可能量が上側よりも短くなる。したがって、装着時にサイドパネル13を胴周り方向に延ばそうとすると、自然にサイドパネル13の向きが斜め下向きになるため、容易に、図13に示すように装着者の腹部の膨らみの下側に沿って斜め下向きに装着することができる。また、サイドパネル13を斜め上向きに伸ばした後に胴周り方向に戻すように操作するか、あるいは強引に胴周り方向に伸ばすことにより、第2部分82の押し付けによる伸長抑制効果を無くすことができ、胴周り方向にまっすぐに伸ばすことも可能である。つまり、使用者は、サイドパネル13を斜め下向きにも、胴周り方向にも容易に伸ばすことができる。
表側自由部82fの幅は適宜定めることができるが、本体10の側縁からサイド伸縮領域13Eの先端側の縁までの幅方向WD長さの70〜95%程度とすることが好ましい。表側固定部82bの幅は適宜定めることができるが、本体10の幅方向WD長さのうち、製品幅全長の3〜5%程度とすることが好ましい。表側固定部82bの前後方向LD長さは、柔軟性及び強度の両立を考慮すると180〜420mm程度であることが好ましい。また、背側部分Bにおける外装シート12が固定されていない部分(82b以外の部分)の前後方向LDの長さは、37〜260mm程度であることが好ましい。また、一般的な製造形態では、製造時には前後方向LDにおむつが連続して連なった状態で製造されるため、腹側部分Fにおける外装シート12が固定されていない部分(82b以外の部分)の前後方向LDの長さは、0〜52mm程度であると、加工機での接着・溶着の制御の点で好ましい。裏側自由部81fを設ける場合、裏側自由部81fの幅は表側自由部82fの幅以下であることが好ましい。表側固定部82b及び裏側固定部81bは、ホットメルト接着剤により固定する他、超音波シールやヒートシール等の素材に溶着により固定することもできる。
サイドパネル13及び第2部分82の位置関係は、サイドパネル13を側方に開いた状態で、サイドパネル13におけるサイド伸縮領域13Eの下縁13uが、第2部分82における表側自由部82fの上縁82tに押し付けられる限り適宜定めることができるが、サイド伸縮領域13Eの下縁13uと表側固定部82bの後端との前後方向LDの間隔は0〜15mm程度であることが好ましい。図示例のように、第2部分82における表側自由部82fの上縁82tが、側方に向かって斜め上向きに延びていると、図1や図12に示す状態からも分かるように、装着のためにサイドパネル13を胴周り方向に延ばそうとすればするほど、サイド伸縮領域13Eの下縁13uが第2部分82における表側自由部82fの上縁82tに押し付けられるため、第2部分82による抑制効果が高いものとなる。サイドパネル13におけるサイド伸縮領域13Eの下縁13uは、幅方向WDに沿って直線的に延びていると製造しやすいため好ましいが、サイドパネル13を側方に開いた状態で、側方に向かって斜め上向きに延びているのも好ましい。
図示例では、前後方向LDにおける第2部分82の押し付け位置は表側固定部82bより後側に位置しているが、表側固定部82bと同じか、それより前側に位置していてもよい。また、図示例では、幅方向WDにおける第2部分82の押し付け位置は、表側自由部82f分の幅方向WD中間に位置しているが、表側固定部82bに隣接していても、第1部分81と第2部分82の境界(側縁)に隣接していてもよい。
第2部分82は、図14に示すように、サイドパネル13の近傍にのみ専用の部材を取り付けることにより形成することもできる。しかし、図1〜図10に示す例のように、第1部分81及び第2部分82は、本体10のサイドフラップ部SFを構成するシートを側方に延長するとともに、本体10の側縁で最も表側に折り返すことにより形成すると、別途専用の部材を取り付ける必要がないため好ましい。図示例では、外装シート12のみにより第1部分81及び第2部分82が形成されており、外装シート12により形成される第1部分81のうち、サイドパネル13の裏側に重なる部分は、サイドパネル13に接合されておらず、外装シート12により形成される第2部分82は、サイドパネル13の下縁13uよりも後側に表側固定部82bを有せず、サイドパネル13の下縁13uより前側(同じでもよい)に表側固定部82bを有している。これにより、サイドフラップ部SFにおけるシート積層数の増加を最小限に押さえることができ、通気性及び柔軟性の低下を抑制することができる。図15に示すように、外装シート12だけでなく、サイドフラップ部SFを構成するギャザーシート62も含めて、本体10の側縁で表側に折り返すことにより、第1部分81及び第2部分82を形成することもできる。しかし、この場合、サイドパネル13をギャザーシート62の内側に取り付ける必要があり、サイドパネル13を側方に開いた状態では、サイドパネル13の基端部13Bが内面に露出し、肌触りを悪化させるおそれがある。よって、図示例のように、ギャザーシート62は折り返さずに、外装シート12のみ折り返し、サイドパネル13をサイドフラップ部SFのシート間に取り付けることが好ましい。
例えば外装シート12を折り返して第1部分81及び第2部分82を形成する場合(サイドフラップ部SFを構成するシートであれば他のシートでも同様となる)、図16に示すように、外装シート12の折り返しを行う前に、外装シート12の折り返し位置よりも幅方向WD中央側の表面に、サイドパネル13の基端部13Bを取り付けた後、サイドパネル13とともに外装シート12を折り返す。外装シート12の折り返し部分は、折り返し位置(背側部分Bの側縁)から幅方向WD中央側に離間した位置で、サイドパネル13の下縁13u近くから腹側部分Fまで連続的(又は間欠的でも良い)に対向面と接合され、表側固定部82bが形成される。表側固定部82bは腹側部分Fの前端部まで設けなくてもよく、前後対称的に設けることもできる。この表側固定部82b以外では、外装シート12の折り返し部分は対向面に接合されず、特に表側固定部82bと折り返し位置との間では対向面に接合されないことにより、表側自由部82fが形成される。なお、外装シート12の折り返しに先立ち、サイドパネル13が支持片13Cを有する形態では、支持片13Cにおける連結部13Aより基端側の位置で、これよりも先端側を折り返しておくのが好ましい。このように製造された製品では、使用に際してサイドパネル13を側方に開くと、その力がサイドパネル13の外側に重なる外装シート12の折り返し部分にも側方に開くように力が作用するが、外装シート12の折り返し部分は、サイドパネル13の下縁13u近傍から前側では表側固定部82bにより開かないように固定されている。この結果、図1、図11及び図12に示すように、外装シート12の折り返し部分は、表側固定部82bよりも後側における幅方向WD中央側の端部が、サイドパネル13のサイド伸縮領域13Eの下縁13uにより押し下げられ、表側固定部82bの後端から側方に向かって斜め上向きとなるように開かれる。つまり、この外装シート12の折り返し部分における、サイドパネル13のサイド伸縮領域13Eの下縁13uにより押し下げられる部分が、表側自由部82fの上縁82tとなるのである。外装シート12の折り返し部分のうち、サイドパネル13を側方に開いた状態でサイドパネル13の外側に重なる部分12Rは、図示例ではサイドパネル13を被覆するカバー部分となるため残しているが、この部分は製造時に切除してもよい。
上述のように、外装シート12により形成される第1部分81のうち、サイドパネル13の裏側に重なる部分は、サイドパネル13に接合されておらず、かつ外装シート12により形成される第2部分82は、サイドパネル13の下縁13uよりも後側に表側固定部82bを有しない形態では、サイドパネル13が取り付けられるサイドフラップ部SFの強度が低下せざるをえない。しかし、図示例のように、背側部分Bにおける両方のサイドパネル13の基端部13Bと重なる部分にわたり、幅方向WDに伸縮するウエスト伸縮シート90が設けられていると、サイドパネル13の基端部13Bを取り付ける部分の強度をウエスト伸縮シート90により補うことができる。また、もちろん、ウエスト伸縮シート90の伸縮性とサイドパネル13の伸縮性とが合わさって、より広範囲に伸縮性を付与することができる。
他方、テープタイプ使い捨ておむつのターゲットシート20の形状は幅方向WDに長い長方形であることが一般的であるが、このようなターゲットシート20の形状は、サイドパネル13を斜め下向きにして止めるのには適しない。よって、図17に示すように、ターゲットシート20の少なくとも下縁20uは、幅方向WD中央に向かって直線的又は曲線的に斜め下向きに延びているのも好ましい。図示例では、ターゲットシート20の上縁20tも直線的又は曲線的に幅方向WD中央に向かって斜め下向きに延びているが、ターゲットシート20の下縁20uのみ直線的又は曲線的に幅方向WDの中央に向かって斜め下向きに延びている形態とすることもできる。
また、テープタイプ使い捨ておむつは吸収体56を有する領域の剛性が高いため、サイドパネル13を装着者の腹部の膨らみの下側に沿うように斜め下向きに連結した場合に、吸収体56がフィット性を阻害する。よって、図17に示す例のように、吸収体56の前縁の幅方向WDの中央に、後側にくぼむ凹部56dを設けることにより、吸収体56の変形を容易にし、吸収体56に起因するフィット性の阻害を低減するのも一つの好ましい形態である。
また、テープタイプ使い捨ておむつは平坦なシートにより形成されるため、サイドパネル13を装着者の腹部の膨らみの下側に沿うように斜め下向きに連結して、フィットさせたとしても、腹側部分Fにしわが寄ることは避けられず、この点でフィット性を改善する余地がある。よって、図17に示す例のように、腹側部分Fの前縁の幅方向WDの中央に、後側にくぼむ凹部(切除部)Fdを設けることにより、腹側部分Fの変形を容易にし、腹側部分Fにしわが寄ることに起因するフィット性の低下を防止するのも一つの好ましい形態である。
<明細書中の用語の説明>
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載がない限り、以下の意味を有するものである。
・「前後方向LD(縦方向)」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向WD」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「厚み方向TD」とは表面及び裏面と直交する方向を意味する。
・「表側」とは装着時に肌に近い方を意味し、「裏側」とは装着時に肌から遠い方を意味する。
・「展開状態」とは自然長の状態から、収縮や弛みなく完全に完全に平坦に伸ばし広げた状態を意味する。
・「伸長率」は、自然長を100%としたときの値を意味する。
・「ゲル強度」は次のようにして測定されるものである。人工尿49.0gに、高吸収性ポリマーを1.0g加え、スターラーで攪拌させる。生成したゲルを40℃×60%RHの恒温恒湿槽内に3時間放置した後常温にもどし、カードメーター(I.techno Engineering社製:Curdmeter−MAX ME−500)でゲル強度を測定する。
・「人工尿」は、尿素:2wt%、塩化ナトリウム:0.8wt%、塩化カルシウム二水和物:0.03wt%、硫酸マグネシウム七水和物:0.08wt%、及びイオン交換水:97.09wt%を混合したものであり、特に記載のない限り、温度37度で使用される。
・「目付け」は次のようにして測定されるものである。試料又は試験片を予備乾燥した後、標準状態(試験場所は、温度23±1℃、相対湿度50±2%)の試験室又は装置内に放置し、恒量になった状態にする。予備乾燥は、試料又は試験片を温度100℃の環境で恒量にすることをいう。なお、公定水分率が0.0%の繊維については、予備乾燥を行わなくてもよい。恒量になった状態の試験片から、試料採取用の型板(100mm×100mm)を使用し、100mm×100mmの寸法の試料を切り取る。試料の重量を測定し、100倍して1平米あたりの重さを算出し、目付けとする。
・「吸水量」は、JIS K7223−1996「高吸水性樹脂の吸水量試験方法」によって測定する。
・「吸水速度」は、2gの高吸収性ポリマー及び50gの生理食塩水を使用して、JIS K7224‐1996「高吸水性樹脂の吸水速度試験法」を行ったときの「終点までの時間」とする。
・試験や測定における環境条件についての記載がない場合、その試験や測定は、標準状態(試験場所は、温度23±1℃、相対湿度50±2%)の試験室又は装置内で行うものとする。
・各部の寸法は、特に記載がない限り、自然長状態ではなく展開状態における寸法を意味する。
本発明は、上記例のようなテープタイプ使い捨ておむつに利用可能なものである。
10…本体、11…液不透過性シート、12…外装シート、13…サイドパネル、13A…連結部、13B…基端部、13C…支持片、13E…サイド伸縮領域、13u…下縁、20…ターゲットシート、30…トップシート、40…中間シート、50…吸収要素、56…吸収体、58…包装シート、60…起き上がりギャザー、62…ギャザーシート、63…ギャザー弾性部材、70…サイド弾性部材、81…第1部分、81b…裏側固定部、81f…裏側自由部、82…第2部分、82b…表側固定部、82f…表側自由部、82t…上縁、90…ウエスト伸縮シート、95…中間伸縮領域、96…非伸縮領域、B…背側部分、C…前後方向中央、CP…中間部分、EF…エンドフラップ部、F…腹側部分、LD…前後方向、SF…サイドフラップ部、TD…厚み方向、WD…幅方向、WP…ウイング部分。
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