JP2018163556A - 作業管理装置、作業管理方法およびプログラム - Google Patents

作業管理装置、作業管理方法およびプログラム Download PDF

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北川 朋亮
Tomoaki Kitagawa
朋亮 北川
宗太 吉井
Sota Yoshii
宗太 吉井
健太 道辻
Kenta MICHITSUJI
健太 道辻
太田 裕樹
Hiroki Ota
裕樹 太田
藤原 直之
Naoyuki Fujiwara
直之 藤原
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Abstract

【課題】作業者が作業の進捗を登録することなく、進捗を把握、管理できるようにする。【解決手段】本発明の実施形態は、作業者の動作を検知するセンサと、前記センサが検知した前記動作の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、前記動作の特徴量と作業と当該作業の標準時間とを対応づけたデータベースと、前記データベースを参照し、前記特徴量抽出部が抽出した前記動作の特徴量に基づき、前記作業者が行っている作業を識別する作業識別部と、前記作業識別部が識別した前記作業と、前記データベースに登録されている前記標準時間とに応じて、作業の進捗を推定する作業進捗推定部と、を備える作業管理装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、作業管理装置、作業管理方法およびプログラムに関する。
特許文献1は、作業管理装置の一例を開示する。特許文献1に記載されている作業管理装置は、複数のセンサを用いて、作業者の動きと位置を検知するとともに、物品の動きと位置を検知する。そして、特許文献1に記載されている作業管理装置は、検知した作業者の動きおよび位置と物品の動きおよび位置とを関連付けることで、作業内容を把握する。特許文献1に記載されている作業管理装置では、作業内容の把握結果に基づき、作業内容が適切かどうか、が評価される。
ところで、例えば製品の組み立て作業等においては、上述した作業内容の管理とともに、作業の進捗の管理が重要な課題の一つである。作業の進捗の管理は、例えば次のように行うことができる。すなわち、例えば、作業者が携帯端末から作業の着手や完了などの進捗状況を登録し、管理者が作業の進捗状況を把握し、管理するというようにすることができる。しかしながら、このような手法では、携帯端末による作業実績入力が煩雑で徹底されないということが考えられる。この場合、作業進捗の把握に時間差が生じたり、進捗遅れの対応が後手に回ったりするケースが生じるおそれが考えられる。
特許第4884256号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、作業者が作業の進捗を登録することなく、進捗を把握、管理することができる作業管理装置、作業管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、作業管理装置は、作業者の動作を検知するセンサが検知した前記動作の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、前記動作の特徴量と作業と当該作業の標準時間とを対応づけたデータベースと、前記データベースを参照し、前記特徴量抽出部が抽出した前記動作の特徴量に基づき、前記作業者が行っている作業を識別する作業識別部と、前記作業識別部が識別した前記作業と、前記データベースに登録されている前記標準時間とに応じて、作業の進捗を推定する作業進捗推定部と、を備える。
また、本発明の一態様によれば、上記作業管理装置において、前記作業が、複数の要素作業を含み、前記データベースが、前記要素作業の各々の特徴量と前記標準時間とを対応づけて記憶し、前記作業識別部が、前記データベースを参照し、前記特徴量抽出部が抽出した前記動作の特徴量に基づき、前記作業者が行っている作業を前記要素作業毎に識別し、前記作業進捗推定部が、前記作業識別部が識別した前記要素作業と、前記データベースに登録されている前記標準時間とに応じて、作業の進捗を推定する。
また、本発明の一態様によれば、上記作業管理装置において、前記作業進捗推定部が、さらに、前記作業の着手時刻と完了時刻を推定する。
また、本発明の一態様によれば、上記作業管理装置において、前記センサが、前記作業者の動作を検知するとともに前記作業者の位置を検知し、前記データベースが、前記動作の特徴量と前記位置と前記作業と当該作業の標準時間とを対応づけて記憶し、前記作業識別部が、前記データベースを参照し、前記特徴量抽出部が抽出した前記動作の特徴量と前記センサが検知した前記位置とに基づき、前記作業者が行っている前記作業を識別する。
また、本発明の一態様によれば、上記作業管理装置において、前記作業進捗推定部が、さらに、1の前記作業について当該作業が含む前記要素作業が識別された時間と、当該作業が含む前記要素作業が識別されない時間とに基づいて、正味作業時間比率を推定する。
また、本発明の一態様によれば、作業管理装置は、作業空間の状態を検知するセンサから検知した前記作業空間の状態の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、前記作業空間の状態の特徴量と作業と当該作業の標準時間とを対応づけたデータベースと、前記データベースを参照し、前記特徴量抽出部が抽出した前記作業空間の状態の特徴量に基づき、作業者が行っている作業を識別する作業識別部と、前記作業識別部が識別した前記作業と、前記データベースに登録されている前記標準時間と応じて、作業の進捗を推定する作業進捗推定部と、を備える。
また、本発明の一態様によれば、作業管理方法は、作業者の動作を検知するセンサが検知した前記動作の特徴量を抽出するステップと、前記動作の特徴量と作業と当該作業の標準時間とを対応づけたデータベースを参照し、抽出された前記動作の特徴量に基づき、前記作業者が行っている作業を識別するステップと、識別された前記作業と、前記データベースに登録されている前記標準時間とに応じて、作業の進捗を推定するステップと、を有する。
また、本発明の一態様によれば、プログラムは、作業者の動作を検知するセンサが検知した前記動作の特徴量を抽出するステップと、前記動作の特徴量と作業と当該作業の標準時間とを対応づけたデータベースを参照し、抽出された前記動作の特徴量に基づき、前記作業者が行っている作業を識別するステップと、識別された前記作業と、前記データベースに登録されている前記標準時間とに応じて、作業の進捗を推定するステップと、をコンピュータに実行させるプログラム。
本発明の一態様によれば、作業者が作業の進捗を登録することなく、進捗を把握、管理することができる。
本発明の一実施形態に係る作業管理装置の基本的構成例を示すブロック図である。 図1に示すセンサ11の構成例を示すブロック図である。 図1に示す作業管理装置1の動作例を説明するための模式図である。 図1に示す作業管理装置1の機能とデータの流れを示すシステム図である。 図1に示す特徴量データベース151の構成例を示す図である。 図1に示す標準時間データベース152の構成例を示す図である。 図1に示す作業着手/完了時刻データベース153の構成例を示す図である。 図1に示す作業管理装置1の動作例を示すフローチャートである。 図1に示す作業管理装置1の動作例を示すフローチャートである。 図1に示す作業管理装置1の動作例を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る作業管理装置1の基本的構成例を示すブロック図である。図1に示す作業管理装置1は、コンピュータとその周辺装置を含むハードウェアと、そのハードウェアを用いて所定のプログラムを実行することで実現される機能や所定の記憶装置に記憶されているデータをブロックに分けて示す。すなわち、図1に示す各ブロックは、ハードウェアまたはハードウェアとソフトウェアとを組み合わせた構成に対応する。本実施形態の作業管理装置1は、例えば交通車両、民間機等の組立作業の進捗を管理する際に用いることができる。ただし、進捗を管理する対象の作業は、組立作業に限定されず、人が行う仕事全般にわたることができる。
図1に示す作業管理装置1は、1または複数のセンサ11と、特徴量抽出部12と、作業識別部13と、作業進捗推定部14と、作業データベース15を備える。作業データベース15は、特徴量データベース151と、標準時間データベース152と、作業着手/完了時刻データベース153を含む。
センサ11は、例えば図2に示すように、モーションセンサ111と、撮像部112と、位置情報生成部113を備える。センサ11は、例えば、特徴量抽出部12等を構成するコンピュータの外部周辺装置として構成されていて、そのコンピュータに対して有線または無線の通信線を介して、検知した結果を通知する。
モーションセンサ111は、作業者の動作を検知し、検知した結果を出力する。モーションセンサ111は、既存の製品を用いたり、既存の技術を用いて構成したりすることができる。モーションセンサ111は、例えば一体的に設置されたデプスカメラ(奥行きカメラ)とカラーカメラを用いて構成することができる。デプスカメラは、例えば赤外線ドットパターンプロジェクタと赤外線カメラを用いて被写体までの距離を画素単位で測定し、奥行き情報を有するデプス画像ストリームを生成する。カラーカメラは、カラーカメラ映像であるカラー画像ストリームを生成する。また、モーションセンサ111(あるいはモーションセンサ111に接続されたコンピュータ)は、デプス画像ストリームとカラー画像ストリームに基づいて、撮影した作業者の3次元の骨格情報(関節座標情報)を生成し、作業者の動作を検知した結果として出力する。ただし、モーションセンサ111は、デプスカメラとカラーカメラを用いる構成に限らず、例えば、作業者に装着した1または複数の3次元の加速度センサを用いる構成、複数のカラーまたはモノクロカメラを用いる構成等であってもよい。
撮像部112は、作業空間の状態を検知し、検知した結果を出力する。撮像部112は、1または複数のカラーカメラまたはモノクロカメラを有し、撮影した画像情報を、作業空間の状態を検知した結果として出力する。あるいは、撮像部112(あるいは撮像部112に接続されたコンピュータ)は、撮影した画像情報に対して所定の画像認識処理を実行し、作業者の姿勢を認識したり、作業者が把持している部品や工具を認識したり、作業者が作業を行っている対象物を認識したりした認識結果を、作業空間の状態を検知した結果として出力する。
位置情報生成部113は、作業者の位置あるいは作業者の作業場所を検知し、検知した結果を出力する。位置情報生成部113は、例えばセンサ11が予め決められた位置に固定的に設置されている場合、センサ11の識別符号等の識別情報やセンサ11の位置情報を、検知した結果として出力する。また、位置情報生成部113は、例えばセンサ11が移動して用いられる場合、所定の手法で取得したセンサ11の位置情報を、検知した結果として出力する。この場合、位置情報生成部113は、例えば、作業者が携帯する携帯端末に内蔵する形で構成されたり、GNSS(Global Navigation Satellite System)または屋内GNSSを用いて位置情報を取得するよう構成されたりすることができる。
なお、センサ11は、モーションセンサ111と、撮像部112と、位置情報生成部113のうち少なくとも1つを備えていればよい。すなわち、センサ11は、例えば、モーションセンサ111と位置情報生成部113を有する構成であったり、撮像部112と位置情報生成部113を有する構成であったり、モーションセンサ111と撮像部112を有する構成であったり、モーションセンサ111と撮像部112と位置情報生成部113のいずれかを有する構成であったりすることができる。
ここで、図3を参照して、本実施形態の作業管理装置1が進捗を管理する作業について説明する。図3は、作業管理装置1が作業進捗率を0〜100%として管理する一連の作業を作業順に作業p1、p2、…、pm、…、pMとして示す。作業p1、p2、…、pm、…、pMは、全体として、例えば製品や部品の組立作業の全工程に対応したり、全工程を複数に区分した各区分工程に対応したりする。作業p1、p2、…、pm、…、pMは、全工程あるいは区分工程に対応する一連の作業を1または複数に分解した作業である(図3は一連の作業をM個の作業から構成する場合を示す)。ここで、添え字mは1以上M以下の自然数である(ただし図3は一例としてmが3以上の自然数である場合を示す)。また、添え字Mは自然数である(ただし図3は一例としてMが4以上の自然数である場合を示す)。例えば、作業p1、p2、…、pm、…、pMは、「穴あけ」、「打鋲」や「塗装」等の作業である。なお、図3に示す例では、作業pmより前の作業p1、p2、…が実施済み(完了済み)であり、作業pmが実施中(着手済み)であり、作業pmより後の…、作業pMが未実施(未着手)である。
また、各作業p1、p2、…、pm、…、pMは、1または複数の要素作業から構成される。図3に示す例では、作業pmが、作業順に並べられた要素作業pm1、…、pmn-1、pmn、…、pmN_mから構成されている。ここで、nおよびN_m(=Nm)は自然数であり、N_mは作業pmが含む要素作業の個数を表す。例えば、作業pmを「穴あけ」とする場合、要素作業pm1は「工具を準備する」、要素作業pm2は「穴あけの位置を決める」等である。作業と要素作業の関係は相対的であり、例えば、作業が他の作業の要素作業であってもよい。また、例えば、作業pmを「治具工具準備」とする場合、要素作業pm1は「はさみを用意する」、要素作業pm2は「ハーネスを持ってくる」、要素作業pm3は「持ってきたハーネスを使う場所に置く」等である。また、例えば、作業pmを「ハーネス取り付け」とする場合、要素作業pm1は「持ってきたハーネスから必要量のハーネスを取る」、要素作業pm2は「ハーネスを仮締めする」、要素作業pm3は「ハーネスを本締めする」等である。なお、図3に示す例では、要素作業pm1、…、pmn-1が実施済み(完了済み)であり、作業pmnが実施中(着手済み)であり、作業pmnより後の…、作業pmN_mが未実施(未着手)である。
また、本実施形態では、作業pi(i=1〜M)の要素作業pij(j=1〜Ni)の標準時間をTijと定義すると、作業piの標準時間Tiは次式(1)で表される。
Figure 2018163556
なお、iおよびjは自然数、Niは作業piが含む要素作業pijの個数である。また、標準時間は、その仕事に適性をもち、習熟した作業者が、所定の作業条件のもとで、必要な余裕をもち、正常な作業ペースによって仕事を遂行するために必要とされる時間である。
また、実施中の作業pmにおいて実施中の現在の要素作業が要素作業pmnであるとき、作業pmの作業進捗率rmを以下の通り定義する。
Figure 2018163556
ここで、Tmjは作業pmが含むj番目の要素作業pmjの標準時間である。また、Tmは作業pmを構成する全Nm個の要素作業pm1、…、pmn-1、pmn、…、pmN_mの各標準時間の合計値であり、次式で表される。
Figure 2018163556
なお、一連の作業p1、p2、…、pm、…、pM全体に対する作業進捗率rは、実施中の作業pmの作業進捗率rmと標準時間Tmを用いて、次式で求めることができる。すなわち、作業進捗率rは、r={(実施済みの作業p1、p2、…、p2m-1の各標準時間の合計値)+(rm×Tm/100)}/(全作業p1、p2、…、pm、…、pMの各標準時間の合計値)×100で求めることができる。
一方、図1に示す特徴量抽出部12は、センサ11が検知した作業者の動作を表す時系列の検知結果から作業者の動作の特徴量(以下では動作特徴量ともいう)を抽出する。あるいは、特徴量抽出部12は、センサ11が検知した作業空間の状態を表す時系列の検知結果から作業空間の状態の特徴量を抽出する。特徴量抽出部12による特徴量の抽出手法には既存の手法を用いることができる。この特徴量抽出部12が抽出した特徴量に対する処理は事前準備時と作業時とで異なる。事前準備時の処理は、機械学習における教師データとなる特徴量を生成し、特徴量データベース151に登録する処理である。事前準備時には、指定した要素作業が行われている状態におけるセンサ11による検知結果に基づき特徴量抽出部12が特徴量を抽出する。次に、特徴量抽出部12は、1つの要素作業に対して複数の特徴量を抽出した場合、他の要素作業の特徴量から特異(識別容易)である特徴量を特徴的動作(以下ではキーポーズともいう)(あるいは特徴的空間状態)として抽出する。そして、特徴量抽出部12が抽出した特徴量と特徴的動作(あるいは特徴的空間状態)を示す情報が特徴量データベース151に登録される。一方、作業時には、未知の要素作業が行われている状態におけるセンサ11による検知結果に基づき特徴量抽出部12が特徴量を抽出する。そして、特徴量抽出部12が抽出した特徴量が、作業識別部13によって事前準備時に特徴量データベース151に登録された特徴的動作(もしくは特徴的空間状態)あるいは特徴量と比較される。なお、特徴量は、複数の要素からなる特徴ベクトルで表される。また、本実施形態において、動作特徴量の場合、特徴ベクトルを構成する各要素は、例えば、腕の角度、頭の位置等、作業者の身体の部位の状態を数値化したデータである。
作業識別部13は、特徴量データベース151を参照し、特徴量抽出部12が抽出した特徴量に基づき、作業者が行っている作業を識別する。また、特徴量データベース151が特徴量と作業とを要素作業毎に対応づけて記憶している場合に、作業識別部13は、特徴量データベース151を参照し、特徴量抽出部12が抽出した特徴量に基づき、作業者が行っている作業を要素作業毎に識別する。あるいは、作業識別部13は、特徴量データベース151を参照し、特徴量抽出部12が抽出した特徴量とセンサ11が検知した位置とに基づき、作業者が行っている作業を識別する。
作業進捗推定部14は、作業識別部13が識別した作業と、標準時間データベース152に登録されている各標準時間とに基づき、作業の進捗(作業進捗率)を推定し、推定した結果を作業着手/完了時刻データベース153に記録する。また、標準時間データベース152が作業と標準時間とを要素作業毎に対応づけて記憶している場合に、作業進捗推定部14は、作業識別部13が識別した要素作業と、標準時間データベース152に登録されている各要素作業の標準時間とに基づき、作業の進捗(作業進捗率)を推定する。また、作業進捗推定部14は、作業の着手時刻と完了時刻を推定する。作業進捗推定部14は、さらに、1の作業について当該作業が含む要素作業が識別された時間と、当該作業が含む要素作業が識別されない時間とに基づいて、次式にて正味作業時間比率を推定する。
本実施形態では、作業piの着手時刻ts_iから完了時刻tf_iの間で特徴量Xt(例えば動作特徴量Xt)が要素作業pijの特徴的動作(キーポーズ)あるいは特徴的空間状態のいずれかに合致している時間長をTs_iとするとき、作業piの正味作業時間比率qiを以下の通り定義する。
Figure 2018163556
作業データベース15は、特徴量データベース151と標準時間データベース152と作業着手/完了時刻データベース153を含む。なお、本実施形態においてデータベースとは、複数のデータを蓄積したファイルもしくはファイルの集合またはそれを処理するソフトウェアを含むデータであるとする。
特徴量データベース151は、事前準備時に特徴量抽出部12が抽出した特徴量と、当該特徴量が特徴的であるか否かを示す情報と、作業とを要素作業毎に対応づけて記憶するファイルである。図5は、特徴量データベース151の構成例を示す。図5に示す特徴量データベース151は、要素作業pijと1または複数の特徴量Xijkと各特徴量Xijkが特徴的である(Y)か否か(N)を示す情報とを対応づけて含んでいる。特徴量データベース151は、要素作業pijを、例えば要素作業pijを示す所定の識別データの形態で含む。また、特徴量データベース151は、特徴量Xijkを、例えば特徴量Xijkを表す各要素の数値データを配列させた形態で含む。要素作業pijは作業piに含まれているj番目の要素作業である。特徴量Xijkは、要素作業pijに対応して抽出されたk番目の特徴量である。図5に示す例では、要素作業p11に対して特徴的である特徴量X111と特徴的ではない特徴量X112が対応づけられている。
標準時間データベース152は、作業と当該作業の標準時間とを要素作業毎に対応づけて記憶するファイルである。図6は、標準時間データベース152の構成例を示す。図6に示す標準時間データベース152は、要素作業pijと当該要素作業pijの標準時間Tijとを対応づけて含んでいる。
作業着手/完了時刻データベース153は、図7に示すように、作業piと当該作業piの着手時刻ts_i、完了時刻tf_iおよび作業進捗率riとを対応づけて記憶するファイルである。図7は、作業着手/完了時刻データベース153の構成例を示す。着手時刻ts_iおよび完了時刻tf_iは、例えば年月日および時分秒を表すデータである。
次に、図8を参照して、図1に示す作業管理装置1の事前準備時の動作例について説明する。図8に示すフローチャートは、作業者が図3に示す一連の作業pi(i=1〜M)を行う動作をセンサ11で検知し、センサ11の検知結果に基づいて作業者の動作の特徴量を抽出して要素作業pij(j=1〜Ni)毎に特徴量データベース151に登録するとともに、特徴的動作(キーポーズともいう)を抽出して記録する処理の流れを示す。ここで、Niは作業piが含む要素作業pijの個数である。また、Mは作業piの個数である。
図8に示す処理では、まず、センサ11によって一連の作業の動作データxt(1...T)を所定の時間間隔で計測する(ステップS101)。ここで、Tは動作データxtの個数を示す。次に、特徴量抽出部12によって、時系列の動作データxt(1...T)から動作特徴量Xt(1...T)を抽出する(ステップS102)。次に、操作者の指示にしたがい、動作特徴量Xt(1...T)に各要素作業pijを関連付けて特徴量データベース151に登録する(ステップS103)。ステップS103における動作特徴量Xt(1...T)と各要素作業pijとの関連付けは例えば所定の入力操作によって操作者が指示する。
次に、特徴量抽出部12は、ステップS104〜S121で特徴的動作(キーポーズ)を抽出する。特徴量抽出部12は、まず、変数iを1に初期化する(ステップS104)。次に、特徴量抽出部12は、変数jを1に初期化する(ステップS105)。次に、特徴量抽出部12は、要素作業pijに関連付けられている全ての動作特徴量(図5では特徴量)Xk(=Xijk)(k=1...Nij)を特徴量データベース151から抽出する(ステップS106)。ここで、Nijは要素作業pijに関連付けられている動作特徴量(特徴量)の個数である。
次に、特徴量抽出部12は、動作特徴量Xkの距離(半径)R1以内にL件以上の動作特徴量が存在するか否かを判定する(ステップS107)。ここで、距離R1は、動作特徴量Xkが含む各要素と、特徴量データベース151に登録されている他の各動作特徴量が含む各要素とから算出される距離(ユークリッド距離)であり、動作特徴量の類似度を判定する際のしきい値である。距離R1は、例えば測定結果やシミュレーション結果等に基づいて決定することができる。また、Lは類似する動作特徴量の個数についてのしきい値である。L件以上に制限することでばらつきによる誤差の影響を低減することができる。
動作特徴量Xkの距離R1以内にL件以上の動作特徴量が存在する場合(ステップS107で「Y」の場合)、特徴量抽出部12は、動作特徴量Xkの距離R1以内に存在する動作特徴量のうち、最も近いL件の動作特徴量Xl(l=1...L)を抽出する(ステップS108)。次に、特徴量抽出部12は、ステップS109〜S113で、L件の動作特徴量Xl(l=1...L)に含まれている要素作業pijの動作特徴量の個数を変数qに計数する。すなわち、特徴量抽出部12は、まず、変数lを1に初期化するとともに、変数qを0に初期化する(ステップS109)。次に、特徴量抽出部12は、動作特徴量Xlが要素作業pijの動作特徴量か否かを判定する(ステップS110)。
動作特徴量Xlが要素作業pijの動作特徴量である場合(ステップS110で「Y」の場合)、特徴量抽出部12は、変数qを1だけ増分し(ステップS111)、変数lを1だけ増分して(ステップS112)、変数lがL以下であるときに(ステップS113で「Y」のときに)、ステップS110の判定処理を再度行う。一方、動作特徴量Xlが要素作業pijの動作特徴量でない場合(ステップS110で「N」の場合)、特徴量抽出部12は、変数lを1だけ増分して(ステップS112)、変数lがL以下であるときに(ステップS113で「Y」のときに)、ステップS110の判定処理を再度行う。
また、変数lがLより大きくなった場合(ステップS113で「N」の場合)、特徴量抽出部12は、変数qがしきい値Q以上か否かを判定する(ステップS114)。しきい値Qは、動作特徴量Xkを特徴的動作(キーポーズ)とするか否かを決定する際の判定基準である。すなわち、特徴量抽出部12は、動作特徴量Xkから距離R1以内で最も近いL件の動作特徴量にQ件以上の要素作業pijの動作特徴量が含まれていた場合に動作特徴量Xkを要素作業pijの特徴的動作(キーポーズ)にすると判定する(ステップS114で「Y」)。
変数qがしきい値Q以上の場合(ステップS114で「Y」の場合)、特徴量抽出部12は、動作特徴量Xkを要素作業pijの特徴的動作(キーポーズ)として特徴量データベース151に記録する(ステップS115)。
特徴量抽出部12は、一連の作業pi(i=1〜M)の要素作業pij(j=1〜Ni)すべてに対して上記の処理(ステップS106〜S115)を実行する。すなわち、動作特徴量Xkの距離R1以内にL件以上の動作特徴量が存在しない場合(ステップS107で「N」の場合)、特徴量抽出部12は、変数kを1だけ増分し(ステップS116)、変数kがNij以下か否かを判定する(ステップS117)。変数kがNij以下の場合(ステップS117で「Y」の場合)、特徴量抽出部12は、ステップS107以降の処理を実行する。他方、変数kがNij以下でない場合(ステップS117で「N」の場合)、特徴量抽出部12は、変数jを1だけ増分し(ステップS118)、変数jがNi以下か否かを判定する(ステップS119)。変数jがNi以下の場合(ステップS119で「Y」の場合)、特徴量抽出部12は、ステップS106以降の処理を実行する。他方、変数jがNi以下でない場合(ステップS119で「N」の場合)、特徴量抽出部12は、変数iを1だけ増分し(ステップS120)、変数iがM以下か否かを判定する(ステップS121)。変数iがM以下の場合(ステップS121で「Y」の場合)、特徴量抽出部12は、ステップS105以降の処理を実行する。他方、変数iがM以下でない場合(ステップS121で「N」の場合)、特徴量抽出部12は、処理を終了する。
以上の処理によって、図1に示す作業管理装置1では、センサ11が図3に示す一連の作業pi(i=1〜M)を作業者が行う動作を検知し、センサ11の検知結果に基づいて特徴量抽出部12が作業者の動作の特徴量を抽出して要素作業pij(j=1〜Ni)毎に特徴量データベース151に登録するとともに、特徴的動作(キーポーズ)を抽出して記録する。
次に、図9を参照して、図1に示す作業管理装置1の作業時の動作例について説明する。図9に示すフローチャートは、作業者が図3に示す一連の作業pi(i=1〜M)を行う際に、作業管理装置1が、作業者の動作を検知し(ステップS201)、検知した結果に基づいて作業者の動作の特徴量を抽出し(ステップS202)、抽出した特徴量に基づいて要素作業pij(j=1〜Ni)を識別し(ステップS203〜S208)、識別結果に基づいて作業の進捗を推定し(ステップS209)、推定した作業着手時刻と作業完了時刻を記録する(ステップS210〜S218)処理の流れを示す。ここで、Niは作業piが含む要素作業pijの個数である。また、Mは作業piの個数である。なお、以下の動作例では、作業者が予め決められた手順で一連の作業pi(i=1〜M)を連続的に行うこととする。また、図9に示す処理は、作業時に所定の時間間隔ΔTで繰り返し実行される。
図9に示す処理では、まず、センサ11が、作業の動作データxtを計測する(ステップS201)。次に、特徴量抽出部12が、動作データxtに基づき動作特徴量Xtを抽出する(ステップS202)。次に、作業識別部13が、特徴量データベース151を参照し、動作特徴量Xtの距離R2以内に作業の特徴的動作(キーポーズ)が存在するか否かを判定する(ステップS203)。動作特徴量Xtの距離R2以内に作業の特徴的動作(キーポーズ)が存在する場合(ステップS203で「Y」の場合)、作業識別部13は、動作特徴量Xtの距離R2以内に存在するキーポーズのうち、最も近いキーポーズXtを特徴量データベース151から取得する(ステップS204)。次に、作業識別部13は、キーポーズXtに関連付けられた要素作業を特徴量データベース151から取得する(ステップS205)。一方、動作特徴量Xtの距離R2以内に作業の特徴的動作(キーポーズ)が存在しない場合(ステップS203で「N」の場合)、作業識別部13は、不明な作業と判断する(ステップS206)。
ステップS205の処理またはステップS206の処理の後、作業識別部13は、ステップS205で少なくともN件分要素作業を取得したか否かを判定する(ステップS207)。ここでNは要素作業を識別する際に必要とする要素作業の取得数である。N件分要素作業を取得していない場合(ステップS207で「N」の場合)、作業識別部13は、一定時間ΔTの経過を待機し(ステップS215)、時刻に対応する変数tを1だけ増分し(ステップS216)、最後の作業pMが完了していない場合(ステップS217で「N」の場合)、ステップS201へ戻りセンサ11によって作業の動作データxtを計測する(ステップS201)。
一方、N件分の要素作業を取得していた場合(ステップS207で「Y」の場合)、作業識別部13は、時刻tまでのN件の要素作業の取得結果のうち、最も多い要素作業pmnを識別結果とする(ステップS208)。すなわち、ステップS208において、作業識別部13は、取得された直近N件の要素作業のうち最も多い要素作業pmnを識別結果とする。
次に、作業進捗推定部14が、識別結果pmnに基づき作業pmの作業進捗率rmを式(2)を用いて計算し、作業着手/完了時刻データベース153に記憶する(ステップS209)。次に、作業進捗推定部14は、識別結果pmnが新規に識別された要素作業であるか否かを判定する(ステップS210)。新規に識別された要素作業であるということは、ΔT時間前の前回の処理で識別されていた要素作業の次の要素作業が今回識別されたことを意味する。ステップS210の判定処理は、ステップS212での作業着手時刻の設定とステップS214での作業完了時刻の設定が重複して実行されないようにするために設けられている。
識別結果pmnが新規に識別された要素作業である場合(ステップS210で「Y」の場合)、作業進捗推定部14は、識別結果pmnの添え字の変数nが1であるか否かを判定する(ステップS211)。変数nが1である場合、識別された要素作業が、要素作業pm1であり、作業pmの最初の要素作業であることを意味する。変数nが1である場合(ステップS211で「Y」の場合)、作業進捗推定部14は、作業pmの作業着手時刻に現在時刻を設定し、作業着手/完了時刻データベース153に記憶する(ステップS212)。次に、作業進捗推定部14は、識別結果pmnの添え字の変数mが1より大きいか否かを判定する(ステップS213)。変数mが1より大きい場合、識別された要素作業pmnを含む作業pmが、作業p2以降の作業であることを意味する。変数mが1より大きい場合(ステップS213で「Y」の場合)、作業進捗推定部14は、作業pmの先行作業pm-1の作業完了時刻に現在時刻を設定し、作業着手/完了時刻データベース153に記憶する(ステップS214)。
ステップS214の処理を実行した場合、または、ステップS210、ステップS211もしくはステップS213の判定結果が「N」の場合、作業進捗推定部14は、一定時間ΔTの経過を待機し(ステップS215)、時刻に対応する変数tを1だけ増分し(ステップS216)、最後の作業pMが完了したか否かを判定する(ステップS217)。ステップS217では、例えば、作業者が所定の動作を行った場合、作業者が携帯端末等に所定の操作を行った場合、最後の要素作業pMN_Mに着手後、要素作業pMN_Mの標準時間TMN_Mが経過した後、所定時間作業者の動きが検知されない場合等に、作業進捗推定部14は最後の作業pMが完了したと判定する。最後の作業pMが完了していない場合(ステップS217で「N」の場合)、ステップS201へ戻りセンサ11によって作業の動作データxtを計測する(ステップS201)。一方、最後の作業pMが完了していた場合(ステップS217で「Y」の場合)、作業進捗推定部14は、最後の作業pMの作業完了時刻に現在時刻を設定する(ステップS218)。
以上の処理によって、図1に示す作業管理装置1は、作業者が一連の作業pi(i=1〜M)を行う際に、作業者の動作を検知し、検知した結果に基づいて作業者の動作の特徴量を抽出し、抽出した特徴量に基づいて要素作業pij(j=1〜Ni)を識別し、識別結果に基づいて作業の進捗を推定し、推定した作業着手時刻と作業完了時刻を記録することができる。
次に、図4を参照して、図1に示す作業管理装置1が有する機能とデータの流れについて説明する。なお、図4において、破線のブロック100内の機能は事前準備時に用いられる機能である。また、図4は、作業管理装置1において、センサ11が作業者の動きを検知し、特徴量抽出部12が動作特徴量を抽出する場合を示す。
事前準備時には、作業管理装置1は、センサ11が有する動作計測機能201を用いて、作業者の動作を計測し、要素作業pij(i=1...M、j=1...Ni)の動作データ401を生成する。また、作業管理装置1は、特徴量抽出部12が有する特徴量抽出機能202を用いて、要素作業pij(i=1...M、j=1...Ni)の動作データ401に基づき、要素作業pij(i=1...M、j=1...Ni)の動作特徴量402を生成する。また、作業管理装置1は、特徴量抽出部12が有する特徴的動作抽出機能203を用いて、要素作業pij(i=1...M、j=1...Ni)の動作特徴量402から特徴的動作(キーポーズ)を抽出し、特徴的動作であるか否かを示す情報を付加した要素作業pij(i=1...M、j=1...Ni)の動作特徴量403を特徴量データベース(DB)151に記録する。
一方、作業時には、作業管理装置1は、センサ11が有する動作計測機能301を用いて、作業者の動作を計測し、動作データ501を生成する。また、作業管理装置1は、特徴量抽出部12が有する特徴量抽出機能302を用いて、動作データ501に基づき動作特徴量502を生成する。また、作業管理装置1は、作業識別部13が有する作業識別機能303を用いて、特徴量データベース151に記録されている要素作業pij(i=1...M、j=1...Ni)の動作特徴量404を参照し、動作特徴量502に基づいて作業者が行っている要素作業を識別し、作業識別結果(pmn)503を決定する。次に、作業管理装置1は、作業進捗推定部14が有する作業進捗推定機能304を用いて、標準時間データベース(DB)152に記録されている要素作業pmj(j=1...Nm)の標準時間Tmj(j=1...Nm)を参照し、作業識別結果(pmn)503に基づき、作業pmの作業進捗率推定結果(rm)504を求める。また、作業管理装置1は、作業進捗推定部14が有する作業着手/完了記録機能305を用いて、作業pmの着手時刻ts_mと完了時刻tf_mを求め、作業進捗率推定結果(rm)504とともに、作業着手/完了時刻データベース(DB)153に記録する。
次に、図10を参照して、本実施形態における特徴量と特徴的動作(キーポーズ)について説明する。図10は、特徴量の要素を特徴量要素aと特徴量要素bとする場合の特徴量と特徴的動作の位置関係を模式的に示す。図10では、特徴量データベース151に登録されている教師データである特徴量を円で示し、作業の種類の違いを網掛けによる塗りつぶしの有無で表す。また、円で示す特徴量のうちの特徴的動作は、特徴量KP1および特徴量KP2であるとする。また、図10は、評価対象データである特徴量tp1、tp2およびtp3を三角で示す。本実施形態において、図10に示す例では、例えば特徴量tp1は、それに最も近いキーポーズは特徴量KP1であるが、距離が距離判定基準より大きいため、特徴量KP1の要素作業とは無関係な作業と推定される。また、例えば特徴量tp2は、それに最も近いキーポーズは特徴量KP1であり、距離が距離判定基準より小さいため、特徴量KP1の要素作業と同じ要素作業であると推定される。
以上のように、本実施形態の作業管理装置1では、例えば特徴量を動作特徴量とする場合、モーションセンサ111により、作業の特徴的動作を検出し、作業を自動判別することができる。作業管理装置1では、予め、モーションセンサ111により作業を観測し、作業毎の動作特徴量を記録した特徴量データベース151を準備しておく。また、作業管理装置1は、作業時の動作特徴量を特徴量データベース151と照合して、作業を識別する。また、作業管理装置1は、作業の識別結果に基づき、標準時間の比率から進捗率を推定する。この構成によれば、作業者が作業の進捗を登録することなく、進捗を把握、管理することが可能となる。
また、作業管理装置1には、測位センサ等の位置情報生成部113による位置データを特徴量として追加することができ、これによれば、動作データに対して位置情報を付加することにより、作業進捗の推定精度を向上させることができる。
また、作業管理装置1は、予め登録されている作業以外の動作をしている(予め登録されている動作として識別できない)場合に、作業者が本来与えられた作業をしていないとみなし、作業者に本来与えられた作業をしている時間の割合(正味作業時間比率)を算出することができる。これによれば、正味作業時間比率を求めることにより、作業のムダ(または非定常作業の割合)を管理することができる。
なお、上記では、作業管理装置1の動作例について、特徴量を動作特徴量とする場合を例に挙げて説明した。これに対し、特徴量を作業空間の状態の特徴量とする場合については、「動作特徴量」を「作業空間の状態の特徴量」、「特徴的動作」を「特徴的空間状態」にそれぞれ置き換えることで作業管理装置1の動作例を理解することができる。また、本実施形態において、特徴量は、動作特徴量と作業空間の状態の特徴量のいずれか一方としてもよいし、両者を組み合わせて用いてもよい。
なお、上記実施形態においては、作業管理装置1の各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。更に、作業管理装置1は、それぞれ、1台のコンピュータで構成されていても良いし、通信可能に接続された複数のコンピュータで構成されていてもよい。
以上のとおり、本発明に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態およびその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 作業管理装置
11 センサ
12 特徴量抽出部
13 作業識別部
14 作業進捗推定部
15 作業データベース(データベース)
111 モーションセンサ
112 撮像部
113 位置情報生成部
151 特徴量データベース
152 標準時間データベース
153 作業着手/完了時刻データベース

Claims (8)

  1. 作業者の動作を検知するセンサが検知した前記動作の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記動作の特徴量と作業と当該作業の標準時間とを対応づけたデータベースと、
    前記データベースを参照し、前記特徴量抽出部が抽出した前記動作の特徴量に基づき、前記作業者が行っている作業を識別する作業識別部と、
    前記作業識別部が識別した前記作業と、前記データベースに登録されている前記標準時間とに応じて、作業の進捗を推定する作業進捗推定部と、
    を備える作業管理装置。
  2. 前記作業が、複数の要素作業を含み、
    前記データベースが、前記要素作業の各々の特徴量と前記標準時間とを対応づけて記憶し、
    前記作業識別部が、前記データベースを参照し、前記特徴量抽出部が抽出した前記動作の特徴量に基づき、前記作業者が行っている作業を前記要素作業毎に識別し、
    前記作業進捗推定部が、前記作業識別部が識別した前記要素作業と、前記データベースに登録されている前記標準時間とに応じて、前記作業の進捗を推定する
    請求項1に記載の作業管理装置。
  3. 前記作業進捗推定部が、さらに、前記作業の着手時刻と完了時刻を推定する
    請求項2に記載の作業管理装置。
  4. 前記センサが、前記作業者の動作を検知するとともに前記作業者の位置を検知し、
    前記データベースが、前記動作の特徴量と前記位置と前記作業と当該作業の標準時間とを対応づけて記憶し、
    前記作業識別部が、前記データベースを参照し、前記特徴量抽出部が抽出した前記動作の特徴量と前記センサが検知した前記位置とに基づき、前記作業者が行っている前記作業を識別する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の作業管理装置。
  5. 前記作業進捗推定部が、さらに、1の前記作業について当該作業が含む前記要素作業が識別された時間と、当該作業が含む前記要素作業が識別されない時間とに基づいて、正味作業時間比率を推定する
    請求項2または3に記載の作業管理装置。
  6. 作業空間の状態を検知するセンサから検知した前記作業空間の状態の特徴量を抽出する特徴量抽出部と、
    前記作業空間の状態の特徴量と作業と当該作業の標準時間とを対応づけたデータベースと、
    前記データベースを参照し、前記特徴量抽出部が抽出した前記作業空間の状態の特徴量に基づき、作業者が行っている作業を識別する作業識別部と、
    前記作業識別部が識別した前記作業と、前記データベースに登録されている前記標準時間とに応じて、作業の進捗を推定する作業進捗推定部と、
    を備える作業管理装置。
  7. 作業者の動作を検知するセンサが検知した前記動作の特徴量を抽出するステップと、
    前記動作の特徴量と作業と当該作業の標準時間とを対応づけたデータベース
    を参照し、抽出された前記動作の特徴量に基づき、前記作業者が行っている作業を識別するステップと、
    識別された前記作業と、前記データベースに登録されている前記標準時間とに応じて、作業の進捗を推定するステップと、を有する作業管理方法。
  8. 作業者の動作を検知するセンサが検知した前記動作の特徴量を抽出するステップと、
    前記動作の特徴量と作業と当該作業の標準時間とを対応づけたデータベース
    を参照し、抽出された前記動作の特徴量に基づき、前記作業者が行っている作業を識別するステップと、
    識別された前記作業と、前記データベースに登録されている前記標準時間とに応じて、作業の進捗を推定するステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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