JP2018162541A - カップ部を有する衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サイズの融通性を保ちつつも、バストの造形性を得ることができる、カップ部を有する衣類を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明のカップ部を有する衣類は、表側部材11、肌側部材12およびカップ部材13を備え、表側部材11および肌側部材12は、各々が前身頃部11A、12Aとバック部11B、12Bとが一体となった部材であり、上辺および下辺で互いに固着されており、カップ部材13は、カップ部13Aとカップ部の下縁部に配置される土台部13Bと脇部13Cとを含み、カップ部13Aと土台部13Bとは一体成型されており、表側部材11と肌側部材12との間の前身頃部側に配置され、カップ部13A上部において表側部材11および肌側部材12とは固着されておらず、脇部13Cにおいて肌側部材12と固着されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カップ部を有する衣類に関する。
従来、ブラジャー等のカップ部を有する衣類では、ポリウレタン等の弾性体を成型した成型部材を用いた、いわゆるモールドタイプのカップやパッド(以下カップ部という)が用いられているものがある。このような衣類においては、カップ部の厚みや剛性を調整し、バストの造形性を向上させたり、補正機能を付与したりする検討がなされている(例えば、特許文献1および2参照)。
特開平9−78311号公報 特開2005−139572号公報
従来のモールドタイプのカップ部を有するブラジャーは、所定のサイズごとに、基準となるボリュームのバストにフィットするように設計されている。そして、着用者は、これらのサイズの中から一番自分のバストにフィットするサイズを適宜選択している。しかし、着用者のバストのボリュームは、必ずしもカップサイズに完全に一致するわけではなく、選択したサイズが着用者のバストに充分フィットしないこともある。また、各着用者においては、ブラジャーのサイズ変更には至らない程度のバストサイズの変化が生じる場合もある。これらの状況に対応するためには、融通性のあるブラジャーを提供することが好ましい。しかし、一方で、融通性を得ようとすると、精密なフィッティングは難しくなるため、バストの造形性が十分なものとはなりにくいという問題があった。
そこで、本発明は、サイズの融通性を保ちつつも、バストの造形性を得ることができるカップ部を有する衣類を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のカップ部を有する衣類は、
表側部材、肌側部材およびカップ部材を備え、
前記表側部材および前記肌側部材は、各々が前身頃部とバック部とが一体となった部材であり、
前記表側部材と前記肌側部材とは、それらの上辺および下辺で互いに固着されており、
前記カップ部材は、カップ部と、カップ部の下縁部に配置される土台部と、脇部とを含み、前記カップ部と前記土台部とは一体成型されており、
前記カップ部材は、前記表側部材と前記肌側部材との間の前記前身頃部側に配置され、
前記カップ部材は、前記カップ部上部において前記表側部材および前記肌側部材とは固着されておらず、
前記カップ部材は、前記脇部において前記肌側部材と固着されていることを特徴とする。
本発明のカップ部を有する衣類は、サイズの融通性を保ちつつも、バストの造形性を得ることができる。
本発明によれば、カップ部材は、カップ部上部において表側部材および肌側部材等の他の部材とは固着されておらず、脇部において肌側部材とは固着されているが表側部材からは独立しているため、脇部分を固定することなく脇側からの緊締力のみによって、バストにフィットさせることができ、幅広い体型およびサイズに対応することができる。
図1は、本発明のカップ部を有する衣類の一例である、第1の実施形態に係るブラジャーの正面図である。 図2は、前記第1の実施形態に係るブラジャーの前身頃部を肌側から見た状態の正面図である。 図3(a)は、前記第1の実施形態に係るブラジャーのカップ部材の正面図である。図3(b)は、前記第1の実施形態に係るブラジャーのカップ部材をI−I方向に見た断面図である。 図4は、本発明のカップ部を有する衣類のその他の例である、第2の実施形態に係るブラキャミソールを示す斜視図である。
本発明のカップ部を有する衣類において、さらに、肩ストラップを備え、前記肩ストラップは、前記前身頃部の上部に設けられ、さらに、前記肩ストラップから前身頃部下辺まで延びるテープ部材を有し、前記テープ部材は、表側部材の脇側上方および脇側下方とで固着されていることが好ましい。
本発明のカップ部を有する衣類において、前記テープ部材は、前記カップ部材と前記肌側部材との間に配置されていることが好ましい。
本発明のカップ部を有する衣類において、前記カップ部材は、前記土台部において前記表側部材および前記肌側部材と固着されていることが好ましい。
本発明のカップ部を有する衣類において、前記カップ部材の脇部は、非伸縮性であることが好ましい。
本発明のカップ部を有する衣類において、衣類がブラジャーであることが好ましい。
本発明のカップ部を有する衣類において、さらに衣類本体部を有することが好ましい。
本発明のカップ部を有する衣類について、例をあげて説明する。ただし、本発明は、以下の例に限定および制限されない。なお、以下で参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。
(第1の実施形態)
図1および図2に、本発明のカップ部を有する衣類の第1の実施形態に係るブラジャー100を示す。本実施形態において、ブラジャー100は、バック部11B、12Bの後端に着脱自在な連結係止部16を有している。連結係止部16は、本実施形態のブラジャー100を着用者が着用したときに、着用者の背中の中央付近となる位置に設けられている。図1は、連結係止部16を係止せずに開いた状態の本実施形態のブラジャー100の正面図である。図2は、ブラジャー100の前身頃部を肌側から見た状態の正面図であり、部分的に内部構造がわかるような状態を示している。前記二図において、同一部分には同一符号を付している。
本実施形態のブラジャー100は、表側部材11、肌側部材12およびカップ部材13を備えた、ノンワイヤータイプのブラジャーである。表側部材11は、前身頃部11Aとバック部11Bとが一体となった部材であり、肌側部材12は、前身頃部12Aとバック部12Bとが一体となった部材である。そして、表側部材11と肌側部材12とは、それらの上辺および下辺で互いに固着されており、全周にわたってその間は袋状になっている。
図3に、本実施形態に係るブラジャー100のカップ部材13を示す。図3(a)はカップ部材13の正面図であり、図3(b)は図3(a)のカップ部材13をI−I方向に見た断面図である。カップ部材13は、カップ部13Aと、カップ部13Aの下縁部に配置される土台部13Bと、脇部13Cとを含み、カップ部13Aと土台部13Bとは一体成型されている。本実施形態においては、カップ部13Aおよび土台部13Bは、ウレタンフォームからなっており、脇部13Cとして非伸縮性のマーキジットを前記ウレタンフォームに縫製することによって一体にしている。
カップ部材13は、図2に示すように、表側部材11と肌側部材12との間の前身頃部側に配置されている。本実施形態においては、左右一対のカップ部材13を、前中心で連結させて用いている。しかし、本発明はこれに限定されず、左右一対のカップ部材13を連結させずに用いてもよいし、左右のカップ部を一体成型した一部材のカップ部材を用いることもできる。
カップ部材13は、脇部13Cにおいて肌側部材12と固着されており、カップ部13A上部においては表側部材11および肌側部材12とは固着されていない。すなわち、カップ部材13は、その上辺において表側部材11および肌側部材12に固定されておらず、遊離した状態となっている。このように、カップ部材13は、上端が他の部材と固着されていないので、脇側からの緊締力のみにより、バストにフィットすることができる。カップ部材上端が他の部材と固着されている場合、脇側からの緊締力が作用するとカップ部材の上端位置も決まってしまうため、既定サイズのバストには適合するが、サイズにズレがあると、カップ部材上端でバストへの食い込みが生じたり、隙間が生じたりする場合があるという課題があった。本発明によると、カップ部材13の上辺が他の部材と遊離していることで、カップ部材13上辺の融通性を高めてフィット性を向上させることができ、着用時のカップ部材13上辺の身体への食い込みや、カップ部材13上辺の身体との間の隙間発生を防ぐことができ、これらの課題を解消することができる。また、カップ部材13の脇側が表側部材11と固着されておらず独立しているため、カップ部材13の凹凸部分が着用時にバージスラインにフィットしつつ脇部分は固定されないので、幅広い体型およびサイズに対応することができる。すなわち、サイズの融通性を保ちつつバストの造形性を得ることができる。
表側部材11は、カップ部材13と脇側での固着がないため、前身頃部11Aからバック部11Bにかけて、伸縮時に引き攣れが生じない。表側部材11は、例えばさらしを身体に巻いたときのように一体になっていることにより、通常のブラジャーでは生じるカップ部からバック部にかけての段差がなく、全体的にバストを包み込んでボリュームアップするという効果がある。
なお、本実施形態においては、カップ部材13は、土台部13Bにおいて表側部材11および肌側部材12と固着されている。土台部13Bは他の部材と固着されていても、サイズの融通性は阻害しない。土台部13Bは、他の部材と固着されていなくてもよいが、バージス付近がフィットして安定するため、他の部材と固着されていることが好ましい。
本実施形態に係るブラジャー100においては、前身頃部11A、12Aの上部に一対の肩ストラップ14が設けられている。肩ストラップ14は、全体がテープ状の部材であってもよいが、図1に示すように、前身頃部との固着部分が幅広に形成されていると、バスト上方でのフィット性の観点から好ましい。そして、ブラジャー100は、一対の肩ストラップ14から前身頃部11A、12A下辺まで延びる一対のテープ部材15を有しており、この一対のテープ部材15は、表側部材11の脇側上方および脇側下方と固着部S、Sで固着されている。すなわち、テープ部材15は、脇側の上方および下方以外の部分では、他の部材とは固着されず遊離した状態となっている。このような構造とすることにより、テープ部材15を、固定された土台部側(アンダーバスト側)から、他の部材と独立して引き上げることができる。
肩ストラップ14およびテープ部材15を備えていると、このテープ部材15の引き上げによって、脇から縦方向にバストを寄せる緊締力が得られるので好ましい。このとき、表側部材11は、肌側部材12とは袋状に固着されていて、カップ部材13等から独立していることにより、肩ストラップ14からの引きに均一に伸びることで、融通性が得られる。また、テープ部材15が、バック部11B、12B等から独立(遊離)していることにより、テープ部材15の伸びが阻害されず、結果、表側部材11の伸びも阻害しない。
本実施形態においては、テープ部材15は、カップ部材13と肌側部材12との間に配置されているが、配置箇所はこれに限定されない。テープ部材15は、カップ部材13と表側部材11との間に配置されていてもよい。衣類の取り扱い性や意匠性の観点からは、テープ部材15は、表側部材11と肌側部材12との間の領域に配置されることが好ましいが、前記観点を考慮しなくてもよい場合には、表側部材11や肌側部材12の外側に配置されていても、前述の引き上げによる効果は得られる。しかし、テープ部材15が、カップ部材13と肌側部材12との間に配置されていると、取り扱い性や意匠性に優れるとともに脇から縦方向にバストを寄せる緊締力を効果的にバストに与えることができるので好ましく、さらに、縫製の効率上も好ましい。
テープ部材15としては、伸縮性を有する布テープを用いることが好ましい。テープ幅は、5mm〜16mmの範囲内にあることが好ましく、8mm〜12mmの範囲内であることがより好ましい。伸縮性としては、荷重14.7N(1.50kgf)での伸び率が、110%〜180%の範囲内にあることが好ましく、回復率は、80%〜100%の範囲にあることが好ましい。このような物性を満たす材料としては、例えば、ストレッチテープ、ストレッチバインダーテープ、パワーネット等をあげることができる。
カップ部材13の脇部13Cは、非伸縮性であることが好ましい。脇部13Cが非伸縮性であると、バストの脇側を押さえる効果をより発現させることができ、より丸みのあるシルエットを造形しつつ脇側をすっきりと見せることができる。脇部13Cとしては、マーキジット、布帛、リジッドレース等を好適に用いることができる。なお、脇部13Cは、本実施形態に示すようにカップ部13Aおよび土台部13Bとは別の非伸縮性の材料を用いてもよいが、カップ部13Aおよび土台部13Bを一体成型する際に、脇部13Cもあわせて一体成型することで、カップ部、土台部および脇部を含むカップ部材を得ることもできる。しかし、脇部13Cとして布帛を用いることで、よりフィット性を高めることができるので、好ましい。
脇部13Cの幅(カップ部13A脇側辺からの長さ方向)L1は、カップ部材13の上辺の長さL2の15%〜39%の範囲内の長さに設定することが好ましく、24%〜29%の範囲内とすることがより好ましい。
脇部13Cは、縫着、接着等の方法によっても設けることができるが、上述のように、カップ部13Aおよび土台部13Bとの一体成型によって形成したり、カップ部13Aおよび土台部13Bの成型時に布帛等の別部材を挟み込んだり、融着等の方法によって設けることもできる。
一体成型されているカップ部13Aおよび土台部13B(以下、「成形部材」と呼ぶこともある)は可撓性を有する部材であり、ウレタンフォーム、不織布、あるいはポリウレタンなどの高弾性糸から編成された厚手シート状の丸編素材(ダンボールニット)等を使用することができるが、成型性、耐久性等の点からウレタンフォームが好ましい。より具体的には、見掛け密度が35±10kg/mの範囲内にあり、且つ、伸び率が140%以上である軟質ウレタンフォームを用いることが好ましく、より好ましくは見掛け密度が35±3kg/mの範囲内にあり、かつ、伸び率150%以上である軟質ウレタンフォームを用いることが好適である。なお、上記の見掛け密度はJIS K 6400(1997)、伸び率はJIS K 6400−5(2012)の規格に従って測定される。
成型部材の厚みは、着用による体型の補整といった目的や、カップ部を有する衣類のデザインに応じて設計可能であり、例えば、下バージスラインとバストトップとの間の脇側領域を厚く、周辺に向かうにしたがって薄くなるように形成してもよい。カップ部13Aの下縁は、バージスラインに沿うように形成され、土台部13Bと一体成型されているが、図3(b)に示すように、カップ部13Aと土台部13Bとの境界領域付近の肌側に、バージスラインに沿って、肌側に突出した凸部13Dを設けることが好ましい。凸部13Dは、ライン状に形成しても、ドットを並べるように形成してもよい。凸部13Dを有していると、着用時のバージスラインへのフィット性を、より向上させることができるので、バスト造形性の観点から好ましい。凸部13Dは、前記成形部材とは別部材で構成してもよい。
本発明は、ワイヤータイプ、ノンワイヤータイプのいずれのタイプのブラジャーにも使用することができる。ワイヤーを用いる場合、例えばカップ部材13の凸部13Dをワイヤーで形成したものを用いることができる。
本実施形態のブラジャーでは、連結係止部16として、ホック(例えば、フック・アンド・アイ(鈎ホック))を使用することができるが、他の種類の係止具を使用してもよい。また、バック部11B、12Bが連結係止部を有していなくてもよい。例えば、連結係止部を前中心に設けてフロントホックタイプとしてもよい。また、連結係止部がないタイプ、バック布を結んで係止するタイプであってもよい。
連結係止部16としては、ホック(例えば、フック・アンド・アイ(鈎ホック))、グリッパー、ボタン、紐、面ファスナーなどを、デザインや用途に応じて適宜選択して使用することができる。なお、上記のフック・アンド・アイやグリッパー、ボタンを用いる場合には、複数の留め位置を予め設けておくことにより、締め付け具合を微調整できるようにしておくことも好ましい。なお、上記以外の他の種類の係止具を使用してもよい。
本実施形態においては、肩ストラップ14の一端はバック部11B、12Bの上辺部に取り付けられ、他端の幅広部は前身頃部11A、12Aの上辺部に取り付けられている。バック部11B、12Bの上辺部に取り付けられた肩ストラップ14のテープ状の部分は、前記幅広部の上端に取り付けられた円環の係止具17Aを通って反転し、エイト環からなる長さ調節具17Bに導入されることによって、肩ストラップ14の長さ調整が可能な状態で取り付けられている。肩ストラップ14の態様はこれに限定されず、例えば、前身頃部11A、12Aの左右の上部同士を互いに繋ぐように取り付けられている、いわゆる「ホルターネック」タイプであってもよい。肩ストラップ14の取り付け位置は、フルカップ、3/4カップ、1/2カップといったブラジャーのカップ形状やブラジャーのデザインによって決定することができる。肩ストラップ14は、前身頃部11A、12Aを肩から吊り下げるものであればよい。紐や布テープであってもよいし、タンクトップのような幅の広い、いわゆるラウンドタイプのストラップであってもよい。肩ストラップ14の態様は一対の肩ストラップ14をそれぞれ前身頃部11A、12A上部とバック部11B、12Bに取り付ける態様に限定されず、例えば、スポーツタイプのブラジャーの肩ストラップのように、背中側で2本の肩ストラップが一体となりバック部に取り付けられる態様であってもよい。
(第2の実施形態)
次に、図4に本発明のカップ部を有する衣類のその他の例として、ブラキャミソール200の斜視図を示す。
このブラキャミソール200のブラジャー相当部分は、図1で説明したブラジャー100とほぼ同一の概念のもとに設計されている。本態様においては、ブラキャミソール200が、表側部材11(裏側部材12)の下側に、身頃21を有している。本実施形態では、バック部には連結係止部を有しておらず、連結係止部の操作をすることなく着脱ができる態様である。その他の態様は図1に示したブラジャー100と実質上同一であり、同一部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略している。ここでは、第1の実施形態に係るブラジャー100とほぼ同一概念のもとに設計されたブラジャー相当部分を有するブラキャミソールについて説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明において想到しうる他の態様のブラジャー相当部分を有するブラキャミソールとすることもできる。
(着用主観評価)
図1に示すタイプの本発明に係るブラジャー100を作製し、着用評価を行った。Sサイズ、Mサイズ、Lサイズの複数名のモニターに、前記ブラジャー100を着用してもらい、着用感のコメントを求めた。その結果、37名中35名が、着用感が満足であると回答した。本発明のブラジャーで満足度が高いと回答したモニターからは、「楽であるがバストが寄せて上げられている感じがする」、「着け心地がやわらかい」、「バストが包み込まれている感じがする」等の意見が得られた。モニターの体型としては、円胴、平胴、鳩胸等、色々な体型に対しても安定してフィットしているという結果が得られた。
以上、実施の形態の具体例として、ブラジャー、およびブラキャミソールをあげて本発明を説明したが、本発明のカップ部を有する衣類は、これらの具体例で記載されたもののみに限定されるものではなく、種々の態様が可能である。例えば、上記の実施形態のようなファンデーション衣類以外にも、ボディスーツ、ブラスリップ、セパレートタイプの水着のトップ部、レオタード、その他各種のカップ部を有する衣類に適用できる。また、前中心を係脱自在のホックで連結するフロントホックタイプの衣類にも適用できる。
本発明のカップ部を有する衣類は、種々の態様が可能である。例えば、上記の実施形態のようなファンデーション衣類以外にも、スポーツ衣類、アウターなど、各種のカップ部を有する衣類に適用できる。
100 ブラジャー
11 表側部材
12 肌側部材
11A、12A 前身頃部
11B、12B バック部
13 カップ部材
13A カップ部
13B 土台部
13C 脇部
13D 凸部
14 肩ストラップ
15 テープ部材
16 連結係止部
17A 円環係止具
17B 長さ調節具
200 ブラキャミソール
21 身頃

Claims (7)

  1. カップ部を有する衣類であって、
    表側部材、肌側部材およびカップ部材を備え、
    前記表側部材および前記肌側部材は、各々が前身頃部とバック部とが一体となった部材であり、
    前記表側部材と前記肌側部材とは、それらの上辺および下辺で互いに固着されており、
    前記カップ部材は、カップ部と、カップ部の下縁部に配置される土台部と、脇部とを含み、前記カップ部と前記土台部とは一体成型されており、
    前記カップ部材は、前記表側部材と前記肌側部材との間の前記前身頃部側に配置され、
    前記カップ部材は、前記カップ部上部において前記表側部材および前記肌側部材とは固着されておらず、
    前記カップ部材は、前記脇部において前記肌側部材と固着されていることを特徴とするカップ部を有する衣類。
  2. さらに、肩ストラップを備え、
    前記肩ストラップは、前記前身頃部の上部に設けられ、
    さらに、前記肩ストラップから前身頃部下辺まで延びるテープ部材を有し、
    前記テープ部材は、表側部材の脇側上方および脇側下方とで固着されていることを特徴とする、請求項1記載のカップ部を有する衣類。
  3. 前記テープ部材は、前記カップ部材と前記肌側部材との間に配置されていることを特徴とする、請求項2記載のカップ部を有する衣類。
  4. 前記カップ部材は、前記土台部において前記表側部材および前記肌側部材と固着されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
  5. 前記カップ部材の脇部は、非伸縮性であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
  6. 衣類がブラジャーであることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
  7. さらに衣類本体部を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
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