JP2018157330A - 障害判定装置及びその制御方法、プログラム、並びに光ファイバ通信システム - Google Patents

障害判定装置及びその制御方法、プログラム、並びに光ファイバ通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018157330A
JP2018157330A JP2017051646A JP2017051646A JP2018157330A JP 2018157330 A JP2018157330 A JP 2018157330A JP 2017051646 A JP2017051646 A JP 2017051646A JP 2017051646 A JP2017051646 A JP 2017051646A JP 2018157330 A JP2018157330 A JP 2018157330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parameter
failure
optical transmission
determination
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017051646A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6640139B2 (ja
Inventor
昇 吉兼
Noboru Yoshikane
昇 吉兼
高橋 英憲
Hidenori Takahashi
英憲 高橋
釣谷 剛宏
Takehiro Tsuritani
剛宏 釣谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2017051646A priority Critical patent/JP6640139B2/ja
Publication of JP2018157330A publication Critical patent/JP2018157330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6640139B2 publication Critical patent/JP6640139B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】デジタルコヒーレント方式を適用した光ファイバ通信システムにおいて発生した障害の原因を適切に特定できるようにする技術を提供する。【解決手段】障害判定装置は、受信信号光レベル(第1パラメータ)のモニタ値に基づいて第1パラメータの異常の有無を判定し(S504)、波長分散、偏波モード分散、及び位相スリップ指標(第2パラメータ)のモニタ値に基づいて第2パラメータの異常の有無を判定し(S506)、O/E変換後のSNR(第3パラメータ)のモニタ値の異常の有無に基づいて第3パラメータの異常の有無を判定する(S508)。障害原因判定部215は、第1パラメータに異常がある場合(S505でYES)、第2及び第3パラメータについての判定を行わず、第1パラメータに異常がなく、かつ、第2パラメータに異常がある場合(S507でYES)、第3パラメータについての判定を行わず、障害の原因を特定する(S509)。【選択図】図5

Description

本発明は、デジタルコヒーレント光伝送技術を用いた光ファイバ通信システムにおける障害原因を判定する技術に関するものである。
近年、デジタル信号処理技術を光ファイバ通信に適用した光ファイバ通信システムにおいて、送受信回路内に設けたデジタル信号処理器(DSP:Digital Signal Processor)により、信号光のコヒーレント検波が実現されている。信号光のコヒーレント検波により、信号光の受信感度を高めることが可能である。また、デジタル信号処理技術の活用により、光ファイバ伝送路(光伝送路)の波長分散及び偏波モード分散、信号光の位相スリップ、O/E(光/電気)変換後の信号対雑音比(SNR:Signal-to-Noise Ratio)といったパラメータをモニタすることが可能である。
このようなデジタルコヒーレント方式を適用した光ファイバ通信システムにおける障害の発生時には、ネットワーク保守員による障害対応を支援するために障害の原因を特定することが必要になる。特許文献1には、信号光の光レベルが異常値であるかを判定することで、異常値に対応する箇所を故障個所と判定する方法が記載されている。特許文献2には、コヒーレント信号光ファイバ通信システムにおいて、偏波モード分散、偏光依存損失、及び色分散のうちの少なくとも1つのパラメータの値に基づいて、障害の発生を監視する方法が記載されている。
特開2014−27574号公報 特表2014−503142号公報
上述の従来技術では、信号光の光レベルの異常や光伝送路の偏波モード分散の異常等を原因とした障害の判定が行われている。しかし、光ファイバ通信システムにおいて障害が発生した際に、それぞれ異なる原因に起因した障害の判定に用いられる複数の判定方法を組み合わせて使用した場合、障害の原因を適切に判別することができない可能性がある。その場合、発生した障害の原因を正しく特定することができなくなる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、デジタルコヒーレント方式を適用した光ファイバ通信システムにおいて発生した障害の原因を適切に特定できるようにする技術を提供することを目的としている。
本発明の一態様の係る障害判定装置は、デジタルコヒーレント方式の光ファイバ通信システムの障害判定装置であって、前記光ファイバ通信システムにおける障害の発生を検出した光伝送装置から、当該光伝送装置がデジタル信号処理によってモニタしている複数のパラメータのモニタ値を取得する取得手段であって、前記複数のパラメータは、前記光伝送装置における受信信号光のレベルを示す第1パラメータと、前記受信信号光の位相特性に影響する第2パラメータと、ノイズの影響を示す第3パラメータとを含む、前記取得手段と、前記第1パラメータのモニタ値に基づいて前記第1パラメータの異常の有無を判定し、前記第2パラメータのモニタ値に基づいて前記第2パラメータの異常の有無を判定し、前記第3パラメータのモニタ値に基づいて前記第3パラメータの異常の有無を判定し、当該判定の結果に基づいて前記障害の原因を特定する特定手段と、を備え、前記特定手段は、前記第1パラメータに異常があると判定すると、前記第2及び第3パラメータについての判定を行わずに前記障害の原因を特定し、前記第1パラメータに異常がなく、かつ、前記第2パラメータに異常があると判定すると、前記第3パラメータについての判定を行わずに前記障害の原因を特定することを特徴とする。
本発明の一態様の係る光ファイバ通信システムは、障害判定装置と光伝送装置とを備える、デジタルコヒーレント方式の光ファイバ通信システムであって、前記光伝送装置は、前記光伝送装置における受信信号光のレベルを示す第1パラメータと、前記受信信号光の位相特性に影響する第2パラメータと、ノイズの影響を示す第3パラメータとを含む、複数のパラメータをデジタル信号処理によってモニタするモニタ手段と、前記光ファイバ通信システムにおける障害の発生を検出する検出手段と、前記検出手段によって障害の発生が検出されると、前記障害の発生を検出したことを示す障害発生通知を前記障害判定装置へ送信する通知手段と、を備え、前記障害判定装置は、前記障害発生通知を受信する受信手段と、前記障害発生通知が受信されると、当該障害発生通知の送信元の光伝送装置から、当該光伝送装置がデジタル信号処理によってモニタしている前記複数のパラメータのモニタ値を取得する取得手段と、前記第1パラメータのモニタ値に基づいて前記第1パラメータの異常の有無を判定し、前記第2パラメータのモニタ値に基づいて前記第2パラメータの異常の有無を判定し、前記第3パラメータのモニタ値に基づいて前記第3パラメータの異常の有無を判定し、当該判定の結果に基づいて前記障害の原因を特定する特定手段と、を備え、前記特定手段は、前記第1パラメータに異常があると判定すると、前記第2及び第3パラメータについての判定を行わずに前記障害の原因を特定し、前記第1パラメータに異常がなく、かつ、前記第2パラメータに異常があると判定すると、前記第3パラメータについての判定を行わずに前記障害の原因を特定することを特徴とする。
本発明によれば、デジタルコヒーレント方式を適用した光ファイバ通信システムにおいて発生した障害の原因を適切に特定することが可能になる。
一実施形態に係るネットワーク構成例を示す図 一実施形態に係る障害判定装置の構成例を示すブロック図 一実施形態に係る光伝送装置の構成例を示すブロック図 一実施形態に係る光伝送装置で実行される処理の手順を示すフローチャート 一実施形態に係る障害判定装置で実行される処理の手順を示すフローチャート 一実施形態に係る障害判定装置が光伝送装置から取得するデータの例を示す図 一実施形態に係る障害判定装置で実行される処理の手順を示すフローチャート
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<ネットワーク構成>
図1は、本実施形態に係るネットワーク構成例を示す図である。図1(A)は、障害判定装置1と光伝送装置11,12との通信に制御管理網10が用いられる例を示しており、図1(B)は、光伝送装置11,12間の通信に監視光が用いられ、光伝送装置12と障害判定装置1とが通信可能に接続される例を示している。図1に示すように、光伝送装置11,12は、それぞれがコヒーレント信号光を送受信可能な複数の光送受信器を備え、各光送受信器は、光合波分波部13を介して光伝送路に接続される。光伝送路には、1つ以上の光増幅器が設けられる。このように、光伝送装置11,12,光合波分波部13、及び光伝送路は、デジタルコヒーレント方式の光ファイバ通信システムを構成している。当該光ファイバ通信システムは、図1に示すように、当該システムにおいて発生する障害を特定する障害判定装置1を備える。
図1(A)の構成では、光伝送装置11,12は、それぞれ、制御管理網10を介して障害判定装置1と通信可能である。また、図1(B)の構成では、光伝送装置12は、障害判定装置1と接続されており、光伝送路を介さずに障害判定装置1と通信可能である。光伝送装置12は、監視光を用いて光伝送装置11と通信することで、光伝送装置11を介して障害判定装置1との間でデータの送受信が可能である。なお、監視光には、データが収容される信号光とは異なる波長が用いられる。
<障害判定装置の構成>
図2(A)は、障害判定装置1のハードウェア構成例を示すブロック図である。障害判定装置1は、CPU201、ROM202、RAM203、補助記憶装置204、及び通信インタフェース(I/F)205を備え、これらのデバイスはバス200に接続される。CPU201が、ROM202又は補助記憶装置204に格納されているプログラムをRAM203に読み出して実行することで、障害判定装置1が有する各機能が実現される。補助記憶装置204は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)である。通信I/F205は、光伝送装置11,12等の外部装置と通信するためのI/Fである。
図2(B)は、障害判定装置1の機能構成例を示すブロック図である。障害判定装置1は、通信制御部211、設定情報保持部212、通知検出部213、情報取得部214、及び障害原因判定部215を有する。障害判定装置1において、これらの各ブロックの機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせによって実現されうる。ソフトウェアによって実現される場合、障害判定装置1が備える1つ以上のプロセッサが記憶装置に格納されているプログラム(コンピュータプログラム)を読み出して実行することによって各機能が実現されうる。本実施形態では、CPU201がROM又は補助記憶装置204に格納されているプログラムを実行することによって各機能が実現される。
通信制御部211は、通信I/F205を制御して外部装置との通信を行う。設定情報保持部212は、受信信号特性に影響するパラメータ(例えば、信号光レベル、波長分散、偏波モード分散、及びSNR)の異常を判定するための設定情報(閾値)を保持する。通知検出部213は、通信制御部211によって受信される障害発生通知を検出する。通知検出部213は、障害発生通知を検出した場合に情報取得部214の動作を開始させる。なお、後述するように、障害発生通知には、障害の発生が検出された時刻を示す検出時刻情報、及び障害の発生が検出された光送受信器を示す検出装置情報が含まれる。
情報取得部214は、通信制御部211を介して外部装置(光伝送装置11,12)から、必要なデータを取得し、取得したデータを保持する。なお、情報取得部214が取得するデータには、光送受信器による各種パラメータのモニタ(モニタリング)によって得られる各種モニタ値(パラメータ値)が含まれる。本実施形態では、これらのモニタ値には、光レベル値、波長分散値、偏波モード分散値、SNR値、及び位相スリップ指標が含まれる。
障害原因判定部215は、情報取得部214によって取得されたデータと、設定情報保持部212が保持している設定情報とに基づいて、光ファイバ通信システムにおいて発生した障害の原因を判定する。また、障害原因判定部215は、障害原因の判定結果を、通信制御部211を介して外部装置へ送信可能である。
<光伝送装置の構成>
図3は、光伝送装置11,12のハードウェア構成例を示すブロック図である。光伝送装置11,12は、複数の光送受信器301、(複数の)モニタ値記録部302、(複数の)障害検出部303、及び通信I/Fを備える。図3(A)は、複数の光送受信器301のそれぞれに対してモニタ値記録部302及び障害検出部303が設けられる例を示している。また、図3(B)は、複数の光送受信器301によって1つのモニタ値記録部302及び1つの障害検出部303が共有される例を示している。
光送受信器301は、デジタル信号処理器(DSP)を備え、光伝送路を介したコヒーレント信号光の送受信を行う。また、光送受信器301は、内部のDSPによる信号処理によって、光伝送路の波長分散及び偏波モード分散(群遅延時間差)、受信信号光の位相スリップの有無を示す位相スリップ指標、受信信号光のO/E(光/電気)変換後のSNR、並びに受信信号光のレベルを含む、複数のパラメータをモニタすることが可能である。通信I/F304は、外部装置(障害判定装置1)と通信するためのI/Fであり、制御管理網10に接続されるか(図1(A))、又は外部装置と接続される(図1(B))。
モニタ値記録部302は、対応する光送受信器301による各パラメータのモニタによって得られたモニタ値を、当該モニタ値が取得された時刻とともに記録する。なお、記録されるモニタ値及び時刻を示すデータは、光伝送装置11,12内の記憶装置(図示せず)に格納される。また、モニタ値記録部302は、記録したモニタ値を含むデータを、通信I/F304を介して外部装置(障害判定装置1)へ送信できる。
障害検出部303は、対応する光送受信器301が受信した信号光(受信信号光)の受信処理において得られる、誤り訂正後の受信信号特性である符号誤り率が、予め設定されている閾値を超えたか否かを判定することで、障害の発生を検出する。障害検出部303は、受信信号の特性劣化に起因して障害が発生したことを示す障害発生通知を、通信I/F304を介して外部装置(障害判定装置1)へ送信できる。障害発生通知には、障害の発生を検出した光送受信器301(いずれの光送受信器301において障害の発生が検出されたか)を示す検出装置情報、及び障害の発生を検出した時刻を示す検出時刻情報が含められる。
<光伝送装置11,12における処理手順>
図4は、光伝送装置11,12において実行される処理の手順を示すフローチャートである。なお、光伝送装置11,12では、誤り訂正後の受信信号特性(符号誤り率)について、障害の発生を検出するための閾値が予め設定される。
光伝送装置11,12が起動すると、S401で、光送受信器301は、受信信号光を用いて各種パラメータをモニタするモニタ機能を起動することで、各種パラメータのモニタを開始する。光送受信器301は、モニタ機能によって得られたモニタ値をモニタ値記録部302へ出力する。また、光送受信器301は、受信信号光の受信処理において得られる符号誤り率を、障害検出部303へ出力する。
具体的には、光送受信器301は、上述のように、光伝送路の波長分散及び偏波モード分散(群遅延時間差)、位相スリップ指標(位相スリップの有無を示すパラメータ)、受信信号光のO/E変換後のSNR、並びに受信信号光のレベルを含む、複数のパラメータをモニタする。本実施形態では、波長分散、偏波モード分散、及び位相スリップの有無を示す位相スリップ指標は、受信信号光の位相特性に影響する第2パラメータの一例である。また、受信信号光のO/E変換後のSNRは、ノイズの影響を示す第3パラメータの一例である。このように、光送受信器301は、光伝送装置11,12における受信信号光のレベルを示す第1パラメータと、受信信号光の位相特性に影響する第2パラメータと、ノイズの影響を示す第3パラメータとを含む、複数のパラメータをモニタする。
光送受信器301からモニタ値が出力されると、S402で、モニタ値記録部302は、当該モニタ値と、当該モニタ値が出力(取得)された時刻を含むデータを、記憶装置に記録する。なお、記憶装置の記憶容量の制限を考慮して、モニタ値記録部302は、記憶装置へ記録されてから、予め設定された保存期間が経過したデータを記憶装置から削除することで、不要となったデータを削除する。
次にS403で、障害検出部303は、光送受信器301から出力された符号誤り率が、予め設定された閾値を超えたか否かを確認することによって、障害の発生を検出したか否かを判定する。ここで、障害検出部303は、符号誤り率が閾値を超えていない場合には、障害の発生を検出していないと判定し、処理をS402へ戻し、符号誤り率が閾値を超えた場合には、障害の発生を検出したと判定し、処理をS404へ進める。
S404で、障害検出部303は、受信信号の特性劣化に起因して障害が発生したことを示し、かつ、検出時刻情報及び検出装置情報を含む障害発生通知を、障害判定装置1へ送信する。なお、障害発生通知は、図1(A)に示すネットワーク構成では制御管理網10を介して、又は、図1(B)に示すネットワーク構成では必要に応じて監視光を用いて、光伝送装置11,12から障害判定装置1へ送信される。図1(B)の場合、障害が光伝送装置11で検出された場合には、障害発生通知は、光伝送装置11から、監視光を経由して光伝送装置12へ通知され、その通知が光伝送装置12から障害判定装置1へ送信される。また、障害が光伝送装置12で検出された場合には、障害発生通知は、(監視光を経由せず)光伝送装置12から障害判定装置1へ送信される。障害発生通知の送信完了後、処理がS402へ戻る。
<障害判定装置1における処理手順>
図5は、障害判定装置1において実行される処理の手順を示すフローチャートである。なお、障害判定装置1で動作する時計の時刻と光伝送装置11,12で動作する時計の時刻とは予め同期化されているものとする。
障害判定装置1において、光ファイバ通信システムにおいて発生した障害の原因を判定する機能の実行が開始されると、図5に示す手順に従った処理が開始される。まずS501で、設定情報保持部212は、障害原因判定部215が各パラメータの異常を判定するために用いる、下記の閾値を設定する。
●光レベルの異常を判定するための閾値Th11,Th12
●波長分散の異常を判定するための閾値Th21,Th22
●偏波モード分散の異常を判定するための閾値Th3
●O/E変換後のSNRの異常を判定するための閾値Th4
次に、S502で、通知検出部213は、光伝送装置11,12から障害発生通知を受信したか否かを判定する。通知検出部213は、当該通知を受信するまでこの判定を繰り返し、当該通知を受信すると、情報取得部214の動作を開始させることで、処理をS503へ進める。なお、通知検出部213は、障害発生通知に含まれる検出装置情報及び検出時刻情報を、RAM203又は補助記憶装置204に保存する。
S503で、情報取得部214は、S502において保存された検出時刻情報が示す時刻(障害検出時刻)及びその前後の時間を含む時間範囲(例えば、障害検出のX秒前から障害発生のY秒後までの範囲)内の、各パラメータのモニタ値のデータを、障害発生通知の送信元の光伝送装置(本実施形態では、光伝送装置12とする。)から取得する。本実施形態では、情報取得部214は、光レベル値、波長分散値、偏波モード分散値、SNR値、及び位相スリップ指標のデータを、光伝送装置12から取得する。
上記の時間範囲は、モニタ値ごとに予め設定されていてもよいし、全モニタ値について共通に設定されていてもよい。また、上記の時間範囲は、光伝送装置11,12において予め設定されていてもよいし、情報取得部214が光伝送装置11,12に対して指定してもよい。このように、光伝送装置12から取得するモニタ値を、一定の時間範囲内のモニタ値に絞ることで、取得するデータ量を削減できる。
その後、S504〜S508において、取得されたモニタ値(パラメータ値)に基づく判定処理が、障害原因判定部215によって行われる。
まず、S504で、障害原因判定部215は、光伝送装置11から取得したデータに含まれる光レベル値に基づいて、受信信号光レベルの異常の有無を判定する判定処理を行う。具体的には、障害原因判定部215は、光レベル値が閾値Th11から閾値Th12までの範囲内でなければ、受信信号光レベルに異常があると判定することで、光レベルの異常を検出する。
その後、S505で、障害原因判定部215は、光レベルの異常を検出していない場合には、処理をS506へ進め、光レベルの異常を検出した場合には、S506〜S508の処理を行わずに、処理をS509へ進める。
ここで、受信信号光レベルに異常がある場合には、光伝送装置11,12では、光送受信器301のDSPが、受信信号光を正しくモニタできなくなる。即ち、S506における、受信信号光の位相特性に影響するパラメータの異常の有無の判定、及びS508における、受信信号光のO/E変換後のSNRの異常の有無の判定を適切に行えず、誤った判定結果が得られてしまう可能性がある。したがって、光レベルの異常を検出した場合には、S506及びS508の判定を行わないようにすることによって、そのような誤った判定結果が得られてしまうことを防止できる。また、光レベルの異常の有無の判定を最初に行うことで、S506及びS508の判定において誤った判定結果が得られてしまうことを未然に防止できる。
S506で、障害原因判定部215は、光伝送装置11から取得したデータに基づいて、受信信号光の位相特性に影響するパラメータの異常の有無を判定する判定処理を行う。本実施形態では、障害原因判定部215は、S511、S512及びS513において順に、光伝送装置11から取得したデータに含まれる波長分散値、偏波モード分散値、及び位相スリップ指標に基づく判定処理を行う。
S511では、障害原因判定部215は、光伝送装置11から取得したデータに含まれる波長分散値に基づいて、光伝送路の波長分散の異常の有無を判定する判定処理を行う。具体的には、障害原因判定部215は、波長分散値が閾値Th21から閾値Th22までの範囲内でなければ、波長分散に異常があると判定することで、波長分散の異常を検出する。
S512では、障害原因判定部215は、光伝送装置11から取得したデータに含まれる偏波モード分散値に基づいて、光伝送路の偏波モード分散の異常の有無を判定する判定処理を行う。具体的には、障害原因判定部215は、偏波モード分散値(群遅延時間差)が閾値Th3以上であれば、偏波モード分散に異常があると判定することで、偏波モード分散の異常を検出する。
S513では、障害原因判定部215は、位相スリップ指標に基づいて、受信信号光における位相スリップの発生の有無を判定する判定処理を行う。具体的には、障害原因判定部215は、位相スリップ指標が、位相スリップが発生していないことを示す「0」である場合、位相スリップは発生していないと判定する。一方、障害原因判定部215は、位相スリップ指標が、位相スリップの発生を示す「1」である場合、位相スリップが発生したと判定することで、位相スリップの発生(位相変化の異常)を検出する。
その後、S507で、障害原因判定部215は、S506(S511〜S513)において何らの異常も検出していない場合には、処理をS508へ進め、何らかの異常を検出した場合には、S508の処理を行わずに、処理をS509へ進める。
ここで、波長分散の異常、偏波モード分散の異常、及び位相スリップの発生は、受信信号光のO/E変換後のSNRの劣化をもたらす。このため、波長分散等の異常が発生した場合にSNRの異常の有無を判定しても、SNRの異常が、波長分散等の異常に起因するのか、ノイズに起因するのかを判別できない。また、受信信号光レベルに異常がある場合にSNRの異常の有無を判定しても、SNRの異常が、光レベルの異常に起因するのか、ノイズに起因するのかを判別することができない。このため、光レベル、波長分散及び偏波モード分散の異常、並びに位相スリップの発生のいずれか検出した場合、SNRの異常の有無の判定(S508)を行わないことで、上記の判別の困難性に起因して障害原因の特定に誤りが生じることを防止できる。
S508で、障害原因判定部215は、光伝送装置11から取得したデータに含まれるSNR値に基づいて、受信信号光のO/E変換後のSNRの異常の有無を判定する判定処理を行う。具体的には、障害原因判定部215は、SNR値が閾値Th4以下であれば、受信信号光のO/E変換後のSNRに異常があると判定することで、SNRの異常を検出する。
最後にS509で、障害原因判定部215は、S504、S506(S511〜S513)及びS508における判定の結果に基づいて、光ファイバ通信システムにおいて発生した障害の原因を特定する。なお、障害原因判定部215は、S504、S506(S511〜S513)及びS508のいずれにおいても何らの異常を検出しなかった場合には、その他の要因で障害が発生したと判定する。
具体的には、障害原因判定部215は、光レベルの異常を検出した場合には、受信信号光の光レベルの異常を障害の原因と特定する。また、障害原因判定部215は、S511〜S513の少なくともいずれかにおいて異常を検出した場合には、異常を検出した各パラメータについて、それぞれのパラメータの異常を障害の原因として特定する。例えば、波長分散及び偏波モード分散の異常を検出した場合には、波長分散及び偏波モード分散の異常を障害の原因と特定する。あるいは、波長分散の異常及び位相スリップの発生を検出した場合には、波長分散の異常及び位相スリップの発生を障害の原因と特定する。また、障害原因判定部215は、SNRの異常を検出した場合には、ノイズによるSNRの劣化を障害の原因と特定する。その後、障害原因判定部215は、処理を終了する。
なお、S511、S512及びS513の3つのステップは、図5に示される順序に限定されず、任意の順序に変更することが可能である(3つのステップの順列の総数は6であるため、6パターンの順序を実現できる)。障害原因判定部215は、例えば、S512、S511及びS513の順に各ステップの処理を行ってもよし、S513、S512及びS511の順に各処理を行ってもよい。
(具体例)
次に、図5に示す処理の具体例について説明する。本例では、光伝送路の偏波モード分散に異常が発生し、光伝送装置12において時刻「2017/01/19 09:13:14」に障害の発生が検出された場合を想定する。また、障害判定装置1において、情報取得部214が、障害発生通知の受信に応じて、障害検出時刻の前後2秒の時間範囲のデータを光伝送装置12から取得し、設定情報保持部212が、以下の閾値を設定するものとする。
●光レベルの異常を判定するための閾値Th11=−15[dBm]
Th12=+10[dBm]
●波長分散の異常を判定するための閾値Th21=−200[ps/nm]
Th22=+200[ps/nm]
●偏波モード分散の異常を判定するための閾値Th3=15[ps]
●O/E変換後のSNRの異常を判定するための閾値Th4=15[dB]
図5のフローチャートに従って説明すると、S502で、通知検出部213は、時刻「2017/01/19 09:13:14」を示す検出時刻情報を含む障害発生通知を、光伝送装置12から受信する。この障害発生通知の受信に応じて、S503で、情報取得部214は、図6に示されるデータを光伝送装置12から取得したものとする。
その後、S504で、障害原因判定部215は、取得した光レベルデータの各モニタ値が、閾値Th11から閾値Th12までの範囲内であるため、受信信号光レベルに異常はないと判定する。その結果、障害原因判定部215は、処理をS506へ進める。
S511で、障害原因判定部215は、取得した波長分散データの各モニタ値が閾値Th21から閾値Th22までの範囲内であるため、波長分散に異常はないと判定する。また、S512で、障害原因判定部215は、取得した偏波モード分散データにおける時刻「2017/01/19 09:13:14」のモニタ値(=25[ps]が、閾値Th3(=15[ps])以上であるため、偏波モード分散に異常があると判定する。これにより、偏波モード分散の異常が検出される。更に、S513で、障害原因判定部215は、取得した位相スリップデータの各位相スリップ指標が「0」であるため、位相スリップは発生していないと判定する。
障害原因判定部215は、偏波モード分散の異常を検出したので、S508の判定を行わずにS509へ処理を進め、偏波モード分散の異常を障害の原因と特定する。
以上説明したように、本実施形態では、情報取得部214は、光ファイバ通信システムにおける障害の発生を検出した光伝送装置(光伝送装置11,12)から、当該光伝送装置がデジタル信号処理によってモニタしている複数のパラメータのモニタ値を取得する。この複数のパラメータは、光伝送装置における受信信号光のレベルを示す第1パラメータと、受信信号光の位相特性に影響する第2パラメータと、ノイズの影響を示す第3パラメータとを含む。第2パラメータは、例えば、光伝送路の波長分散、光伝送路の偏波モード分散、及び受信信号光における位相スリップの有無を示す位相スリップ指標である。第3パラメータは、例えば、受信信号光のO/E変換後のSNRである。
障害原因判定部215は、第1パラメータのモニタ値に基づいて第1パラメータの異常の有無を判定し、第2パラメータのモニタ値に基づいて第2パラメータの異常の有無を判定し、第3パラメータのモニタ値に基づいて第3パラメータの異常の有無を判定する。障害原因判定部215は、当該判定の結果に基づいて障害の原因を特定する。その際、障害原因判定部215は、第1パラメータに異常があると判定すると、第2及び第3パラメータについての判定を行わずに障害の原因を特定する。また、障害原因判定部215は、第1パラメータに異常がなく、かつ、第2パラメータに異常があると判定すると、第3パラメータについての判定を行わずに障害の原因を特定する。
本実施形態によれば、受信信号光レベル、波長分散、偏波モード分散、及びO/E変換後のSNRといった、障害の原因となりうる複数のパラメータについての異常の有無の判定に基づいて障害の原因を特定する場合に、障害の原因を判別できなくなることを防止できる。例えば、受信信号光のレベルに異常があり、受信信号光を正しくモニタできない状況で波長分散についての判定を行い、その判定結果に基づいて障害の原因を誤って特定してしまうことを防止できる。また、例えば、波長分散に異常があり、波長分散の異常に起因してSNRが劣化している状況でSNRについての判定を行い、その判定結果に基づいて障害の原因を誤って特定(波長分散の異常だけでなくノイズを原因として特定)してしまうことを防止できる。したがって、デジタルコヒーレント方式を適用した光ファイバ通信システムにおいて発生した障害の原因を適切に特定することが可能になる。
<障害判定装置1における処理手順の変形例>
次に、図7を参照して、障害判定装置1において実行される処理の手順の変形例について説明する。本例では、パラメータの異常の判定精度をより高めるために、光伝送装置11,12によって障害の発生が検出された時刻(障害検出時刻)と、判定対象のモニタ値(パラメータ値)に異常が生じた時刻とが一致する場合に、当該パラメータに異常があると判定する。図7は、障害判定装置1において実行される処理の手順を示すフローチャートである。なお、障害判定装置1で動作する時計の時刻と光伝送装置11,12で動作する時計の時刻とは予め同期化されているものとする。
図7の手順は、S701が追加されている点で、図5の手順と異なっている。S701では、情報取得部214は、S503において取得した一定の時間範囲のモニタ値から、S502における障害検出通知に含まれる検出時刻情報が示す障害検出時刻のモニタ値を抽出する。また、図7の手順は、S701において抽出されたモニタ値のみがS504、S506及びS508における判定に使用される点で、図5の手順と異なっている。
具体的には、S504で、障害原因判定部215は、S701において抽出された、障害検出時刻の光レベル値に基づいて、受信信号光レベルの異常の有無を判定する判定処理を行う。即ち、障害原因判定部215は、障害検出時刻の光レベル値が閾値Th11から閾値Th12までの範囲内でなければ、障害検出時刻において判定対象の光レベル値に異常が生じていると判定し、受信信号光レベルに異常があると判定する。なお、障害原因判定部215は、S506(S511、S512及びS513)及びS508においても同様の処理を行う。
本例では、障害原因判定部215は、複数のパラメータのそれぞれについて、当該パラメータの所定の時間範囲内のモニタ値に異常が生じた時刻が障害検出時刻と一致していれば、当該パラメータに異常があると判定する。これにより、パラメータの異常の判定精度をより高めることが可能になる。その結果、デジタルコヒーレント方式を適用した光ファイバ通信システムにおいて発生した障害の原因特定の精度を高めることが可能になる。
[その他の実施形態]
なお、上述の実施形態に係る障害判定装置1は、コンピュータを障害判定装置1として機能させるためのコンピュータプログラムにより実現することができる。当該コンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されて、又は、ネットワーク経由で配布が可能なものである。
1:障害判定装置、10:制御管理網、11,12:光伝送装置、13:光合波分波器、201:CPU、205:通信I/F、211:通信制御部、212:設定情報保持部、213:通知検出部、214:情報取得部、215:障害原因判定部、301:光送受信器、302:モニタ値記録部、303:障害検出部、304:通信I/F

Claims (12)

  1. デジタルコヒーレント方式の光ファイバ通信システムの障害判定装置であって、
    前記光ファイバ通信システムにおける障害の発生を検出した光伝送装置から、当該光伝送装置がデジタル信号処理によってモニタしている複数のパラメータのモニタ値を取得する取得手段であって、前記複数のパラメータは、前記光伝送装置における受信信号光のレベルを示す第1パラメータと、前記受信信号光の位相特性に影響する第2パラメータと、ノイズの影響を示す第3パラメータとを含む、前記取得手段と、
    前記第1パラメータのモニタ値に基づいて前記第1パラメータの異常の有無を判定し、前記第2パラメータのモニタ値に基づいて前記第2パラメータの異常の有無を判定し、前記第3パラメータのモニタ値に基づいて前記第3パラメータの異常の有無を判定し、当該判定の結果に基づいて前記障害の原因を特定する特定手段と、を備え、
    前記特定手段は、前記第1パラメータに異常があると判定すると、前記第2及び第3パラメータについての判定を行わずに前記障害の原因を特定し、前記第1パラメータに異常がなく、かつ、前記第2パラメータに異常があると判定すると、前記第3パラメータについての判定を行わずに前記障害の原因を特定する
    ことを特徴とする障害判定装置。
  2. 前記障害の発生を検出したことを示す障害発生通知を前記光伝送装置から受信する受信手段を更に備え、
    前記取得手段は、前記受信手段による前記障害発生通知の受信に応じて、前記光伝送装置から前記複数のパラメータのモニタ値を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の障害判定装置。
  3. 前記障害発生通知は、前記障害の発生を検出した検出時刻を示す情報を含み、
    前記取得手段は、前記検出時刻及びその前後の時間を含む時間範囲内の、前記複数のパラメータのモニタ値を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の障害判定装置。
  4. 前記特定手段は、前記複数のパラメータのそれぞれについて、当該パラメータの前記時間範囲内のモニタ値に異常が生じた時刻が前記検出時刻と一致していれば、当該パラメータに異常があると判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の障害判定装置。
  5. 前記複数のパラメータは、前記第2パラメータとして、光伝送路の波長分散、前記光伝送路の偏波モード分散、及び前記受信信号光における位相スリップの有無を示す位相スリップ指標を含む
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の障害判定装置。
  6. 前記特定手段は、前記第1パラメータに異常がない場合、前記波長分散、前記偏波モード分散、及び前記位相スリップ指標の少なくとも1つについて異常があると判定すると、前記第3パラメータについての判定を行わずに前記障害の原因を特定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の障害判定装置。
  7. 前記第3パラメータは、前記受信信号光のO/E(光/電気)変換後の信号対雑音比(SNR)である
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の障害判定装置。
  8. 前記障害判定装置は、前記光ファイバ通信システムの制御管理網に接続されており、
    前記取得手段は、前記制御管理網を介して前記複数のパラメータのモニタ値を取得する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の障害判定装置。
  9. デジタルコヒーレント方式の光ファイバ通信システムの障害判定装置の制御方法であって、
    前記光ファイバ通信システムにおける障害の発生を検出した光伝送装置から、当該光伝送装置がデジタル信号処理によってモニタしている複数のパラメータのモニタ値を取得する取得工程であって、前記複数のパラメータは、前記光伝送装置における受信信号光のレベルを示す第1パラメータと、前記受信信号光の位相特性に影響する第2パラメータと、ノイズの影響を示す第3パラメータとを含む、前記取得工程と、
    前記第1パラメータのモニタ値に基づいて前記第1パラメータの異常の有無を判定し、前記第2パラメータのモニタ値に基づいて前記第2パラメータの異常の有無を判定し、前記第3パラメータのモニタ値に基づいて前記第3パラメータの異常の有無を判定し、当該判定の結果に基づいて前記障害の原因を特定する特定工程と、を有し、
    前記特定工程では、前記第1パラメータに異常があると判定すると、前記第2及び第3パラメータについての判定を行わずに前記障害の原因を特定し、前記第1パラメータに異常がなく、かつ、前記第2パラメータに異常があると判定すると、前記第3パラメータについての判定を行わずに前記障害の原因を特定する
    ことを特徴とする障害判定装置の制御方法。
  10. 請求項9に記載の障害判定装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 障害判定装置と光伝送装置とを備える、デジタルコヒーレント方式の光ファイバ通信システムであって、
    前記光伝送装置は、
    前記光伝送装置における受信信号光のレベルを示す第1パラメータと、前記受信信号光の位相特性に影響する第2パラメータと、ノイズの影響を示す第3パラメータとを含む、複数のパラメータをデジタル信号処理によってモニタするモニタ手段と、
    前記光ファイバ通信システムにおける障害の発生を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって障害の発生が検出されると、前記障害の発生を検出したことを示す障害発生通知を前記障害判定装置へ送信する通知手段と、を備え、
    前記障害判定装置は、
    前記障害発生通知を受信する受信手段と、
    前記障害発生通知が受信されると、当該障害発生通知の送信元の光伝送装置から、当該光伝送装置がデジタル信号処理によってモニタしている前記複数のパラメータのモニタ値を取得する取得手段と、
    前記第1パラメータのモニタ値に基づいて前記第1パラメータの異常の有無を判定し、前記第2パラメータのモニタ値に基づいて前記第2パラメータの異常の有無を判定し、前記第3パラメータのモニタ値に基づいて前記第3パラメータの異常の有無を判定し、当該判定の結果に基づいて前記障害の原因を特定する特定手段と、を備え、
    前記特定手段は、前記第1パラメータに異常があると判定すると、前記第2及び第3パラメータについての判定を行わずに前記障害の原因を特定し、前記第1パラメータに異常がなく、かつ、前記第2パラメータに異常があると判定すると、前記第3パラメータについての判定を行わずに前記障害の原因を特定する
    ことを特徴とする光ファイバ通信システム。
  12. 前記光伝送装置は、前記デジタルコヒーレント方式の光送受信器を備え、
    前記光送受信器は、前記受信信号光の受信処理において得られた、誤り訂正後の符号誤り率を出力し、
    前記検出手段は、前記光送受信器から出力される前記符号誤り率に基づいて、前記障害の発生を検出する
    ことを特徴とする請求項11に記載の光ファイバ通信システム。
JP2017051646A 2017-03-16 2017-03-16 障害判定装置及びその制御方法、プログラム、並びに光ファイバ通信システム Active JP6640139B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051646A JP6640139B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 障害判定装置及びその制御方法、プログラム、並びに光ファイバ通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017051646A JP6640139B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 障害判定装置及びその制御方法、プログラム、並びに光ファイバ通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018157330A true JP2018157330A (ja) 2018-10-04
JP6640139B2 JP6640139B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=63716800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017051646A Active JP6640139B2 (ja) 2017-03-16 2017-03-16 障害判定装置及びその制御方法、プログラム、並びに光ファイバ通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6640139B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020088402A (ja) * 2018-11-14 2020-06-04 富士通株式会社 通信装置、及び通信方法
WO2023012898A1 (ja) * 2021-08-03 2023-02-09 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理方法
CN117395542A (zh) * 2023-10-10 2024-01-12 江苏亨通海洋光网***有限公司 一种用于海底观测网的高速率无中继远距离通信***

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118101A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Fujitsu Ltd 光波長多重伝送装置
WO2009081449A1 (ja) * 2007-12-20 2009-07-02 Fujitsu Limited 波長分割多重装置及び光信号の分散補償方法
JP2009198364A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Fujitsu Ltd 光ファイバ伝送路の特性および光信号の品質をモニタするモニタ回路
JP2014503142A (ja) * 2011-01-03 2014-02-06 アルカテル−ルーセント 光コヒーレントネットワークを監視するための装置および方法
JP2014027574A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Hitachi Ltd 異常判断装置、および、異常判断方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118101A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Fujitsu Ltd 光波長多重伝送装置
WO2009081449A1 (ja) * 2007-12-20 2009-07-02 Fujitsu Limited 波長分割多重装置及び光信号の分散補償方法
JP2009198364A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Fujitsu Ltd 光ファイバ伝送路の特性および光信号の品質をモニタするモニタ回路
JP2014503142A (ja) * 2011-01-03 2014-02-06 アルカテル−ルーセント 光コヒーレントネットワークを監視するための装置および方法
JP2014027574A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Hitachi Ltd 異常判断装置、および、異常判断方法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
DAHAN D. ET AL.: "Optical performance monitoring for translucent/transparent optical networks", IET OPTOELECTRONICS, vol. Vol.5, Iss.1, JPN6019046640, 2011, pages 1 - 18, ISSN: 0004165968 *
HAUSKE F. N.: "Monitoring in digital coherent communication systems", 2010 23RD ANNUAL MEETING OF THE IEEE PHOTONICS SOCIETY, JPN6019046639, 2010, US, pages 30 - 31, XP031858016, ISSN: 0004165967 *

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020088402A (ja) * 2018-11-14 2020-06-04 富士通株式会社 通信装置、及び通信方法
JP7059903B2 (ja) 2018-11-14 2022-04-26 富士通株式会社 通信装置、及び通信方法
WO2023012898A1 (ja) * 2021-08-03 2023-02-09 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理方法
CN117395542A (zh) * 2023-10-10 2024-01-12 江苏亨通海洋光网***有限公司 一种用于海底观测网的高速率无中继远距离通信***
CN117395542B (zh) * 2023-10-10 2024-04-26 江苏亨通华海科技股份有限公司 一种用于海底观测网的高速率无中继远距离通信***

Also Published As

Publication number Publication date
JP6640139B2 (ja) 2020-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7298980B2 (ja) 光通信システム及び光通信システム内の光伝送路を監視する方法
EP2088697B1 (en) System and method for fault identification in optical communication systems
EP1084537B1 (en) Method and apparatus for automatically identifying system faults in an optical communications system from repeater loop gain signatures
CN101809429B (zh) 在线路监控设备中使用差分环路增益进行故障标识的***和方法
JP6640139B2 (ja) 障害判定装置及びその制御方法、プログラム、並びに光ファイバ通信システム
JP5246164B2 (ja) 光通信伝送システムおよび光通信伝送システムの性能確認方法
JP2008005340A (ja) 通信装置、回線診断方法、プログラム、記録媒体
US20220146287A1 (en) System and method for fiber sensing
US20180006717A1 (en) Network controller, optical transmission system, and method for determining failure
US8238745B2 (en) Collection of data from an optical channel monitor without causing a malfunction of a transmission apparatus
JP7159596B2 (ja) 光送受信システム、光通信装置及び故障検出方法
CN109347553B (zh) 一种光纤衰减值的测量方法及装置
WO2023073914A1 (ja) 光ファイバセンシングシステム、光ファイバセンシング機器、及び光ファイバセンシング方法
WO2011068080A1 (ja) クロック異常検知システム
WO2021166686A1 (ja) 障害検出装置、障害検出方法及び海底ケーブルシステム
CN108234016B (zh) 光网络保护控制方法、装置及网管服务器
JP5483715B2 (ja) 光伝送システム
KR101024213B1 (ko) 폐루프를 이용한 자가진단 기능이 구비된 광송수신 모듈 및자가진단 방법
JP5896857B2 (ja) 異常判断装置、および、異常判断方法
JP2024035870A (ja) 通信システム、通信装置、方法及びプログラム
JP2011244273A (ja) 光波長多重装置、異常有無判定方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6640139

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150