JP2018157237A - 端末装置、通信方法及び集積回路 - Google Patents

端末装置、通信方法及び集積回路 Download PDF

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友樹 吉村
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Abstract

【課題】端末装置がCCAレベル引き上げを実施した場合に増加する干渉による通信性能劣化を低減する。【解決手段】基地局装置と通信を行う端末装置であって、前記端末装置は、第1のフレームの送信バースト長を変更する送信バースト長設定部と、キャリアセンスのしきい値を少なくとも2つの値に設定することができるキャリアセンス部を備え、前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲と、前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの別の1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲が異なる、端末装置。【選択図】図4

Description

本発明は、端末装置、通信方法及び集積回路に関する。
無線LAN(Local Area Network)規格であるIEEE802.11のさらなる高速化を実現する、IEEE802.11acがIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers Inc.)により策定された。現在、IEEE802.11acの後継規格として、IEEE802.11axの標準化活動が開始されている。無線LANデバイスの急速な普及に伴い、IEEE802.11ax標準化においても、無線LANデバイスの過密配置環境においてユーザあたりのスループット向上の検討が行われている。
無線LANシステムは、キャリアセンス(CS: Carrier Sense)に基づき送信可否判断
を行うシステムである。キャリアセンスにより受信干渉レベルがしきい値よりも低ければ、送信可能と判断し、しきい値よりも高い干渉電力を受信すれば、送信を回避する。
IEEE802.11ax標準化において、キャリアセンスしきい値の変更、あるいは動的制御が議論されている。無線LANデバイス過密配置環境下において、キャリアセンスしきい値を引き上げることによって、各デバイスの送信機会が向上することが期待される。しかし、キャリアセンスしきい値の引き上げには受信側の干渉レベルが増加する懸念もある。
非特許文献1において、キャリアセンスのためのしきい値(キャリアセンスのしきい値、キャリアセンスレベル、CCAレベル:Clear Channel Assessmentレベル)を動的に変化させることにより、干渉制御を行う方法が開示されている。例えば、端末装置間距離が小さい端末装置同士は、CCAレベルを引き上げることによって、送信機会を向上することができる仕組みである。CCAレベルを引き上げた場合、他端末装置に与える干渉量も増加することが想定される。
IEEE 802.11−14/0779r2 DSC Practical Usage
本発明は、端末装置がCCAレベル引き上げを実施した場合に増加する干渉による通信性能劣化の課題を解決し、周波数利用効率を改善する方法を開示することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る端末装置、通信方法及び集積回路は、次の通りである。
(1)すなわち、本発明の端末装置は、基地局装置と通信を行う端末装置であって、前記端末装置は、第1のフレームの送信バースト長を変更する送信バースト長設定部と、キャリアセンスのしきい値を少なくとも2つの値に設定することができるキャリアセンス部を備え、前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲と、前記キャリアセンスのしきい値が前記2つ
の値のうちの別の1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲が異なる端末装置であることを特徴とする。
(2)また、本発明の端末装置は、前記送信バースト長は、前記第1のフレームの集約数に関連している、上記(1)に記載の端末装置であることを特徴とする。
(3)また、本発明の端末装置は、前記送信バースト長は、前記第1のフレームの所要送信時間に関連している、上記(1)に記載の端末装置であることを特徴とする。
(4)また、本発明の端末装置は、前記端末装置は、前記送信バースト長の範囲を設定するために用いられる情報を含む第2のフレームを受信する受信部を備える、上記(1)から上記(3)のいずれかに記載の端末装置であることを特徴とする。
(5)また、本発明の通信方法は、基地局装置と通信を行う端末装置の通信方法であって、第1のフレームの送信バースト長を変更するステップと、キャリアセンスのしきい値をすくなくとも2つの値に設定するステップを備え、前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲と、前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの別の1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲が異なる、通信方法であることを特徴とする。
(6)また、本発明の集積回路は、基地局装置と通信を行う端末装置に実装され、前記端末装置に複数の機能を発揮させる集積回路であって、第1のフレームの送信バースト長を変更する機能と、キャリアセンスのしきい値をすくなくとも2つの値に設定する機能を備え、前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲と、前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの別の1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲が異なる、集積回路であることを特徴とする。
本発明によれば、端末装置がCCAレベル引き上げを実施した場合に増加する干渉による通信性能劣化の課題を解決し、周波数利用効率を改善することができるから、優れた端末装置、通信方法及び集積回路を提供することができる。
本実施形態に係る無線通信システムの管理範囲の一例を示した図である。 本発明に係る基地局装置の装置構成の一例を示す図である。 本発明に係る端末装置の動作の一例を示す図である。 本発明に係るA−MPDU最大集約数とCCAレベルの関係を示すテーブルの一例を示す図である。 本発明に係る基地局装置と端末装置の動作の一例を示すシーケンスチャートである。
本実施形態における通信システムは、無線送信装置(アクセスポイント、基地局装置: Access point、基地局装置)、および複数の無線受信装置(ステーション、端末装置: station、端末装置)を備える。また、基地局装置と端末装置とで構成されるネットワーク
を基本サービスセット(BSS: Basic service set、管理範囲)と呼ぶ。また、基地局装置と、端末装置をまとめて、無線装置とも呼称する。
BSS内の基地局装置および端末装置は、それぞれCSMA/CA(Carrier sense multiple access with collision avoidance)に基づいて、通信を行なうものとする。本実施形態においては、基地局装置が複数の端末装置と通信を行なうインフラストラクチャモードを対象とするが、本実施形態の方法は、端末装置同士が通信を直接行なうアドホックモードでも実施可能である。アドホックモードでは、端末装置が、基地局装置の代わりとなりBSSを形成する。アドホックモードにおけるBSSを、IBSS(Independent Ba
sic Service Set)とも呼称する。以下では、アドホックモードにおいてIBSSを形成
する端末装置を、基地局装置とみなすものとする。
IEEE802.11システムでは、各装置は、共通のフレームフォーマットを持った複数のフレームタイプの送信フレームを送信することが可能である。送信フレームは、物理(Physical:PHY)層、媒体アクセス制御(Medium access control:MAC)層、
論理リンク制御(LLC: Logical Link Control)層、でそれぞれ定義されている。
PHY層の送信フレームは、物理プロトコルデータユニット(PPDU: PHY protocol data unit、物理層フレーム)と呼ばれる。PPDUは、物理層での信号処理を行なうためのヘッダ情報等が含まれる物理層ヘッダ(PHYヘッダ)と、物理層で処理されるデータユニ
ットである物理サービスデータユニット(PSDU: PHY service data unit、MAC層フレ
ーム)等から構成される。PSDUは無線区間における再送単位となるMACプロトコルデータユニット(MPDU: MAC protocol data unit)が複数集約された集約MPDU(A-MPDU: Aggregated MPDU)で構成されることが可能である。
PHYヘッダには、信号の検出・同期等に用いられるショートトレーニングフィールド(STF: Short training field)、データ復調のためのチャネル情報を取得するために用
いられるロングトレーニングフィールド(LTF: Long training field)などの参照信号と、データ復調のための制御情報が含まれているシグナル(Signal:SIG)などの制御信号が含まれる。また、STFは、対応する規格に応じて、レガシーSTF(L-STF: Legacy-STF)や、高スループットSTF(HT-STF: High throughput-STF)や、超高スループットSTF(VHT-STF: Very high throughput-STF)等に分類され、LTFやSIGも同様
にL−LTF、HT−LTF、VHT−LTF、L−SIG、HT−SIG、VHT−SIGに分類される。VHT−SIGは更にVHT−SIG−AとVHT−SIG−Bに分類される。
さらに、PHYヘッダは当該送信フレームの送信元のBSSを識別する情報(以下、BSS識別情報とも呼称する)を含むことができる。BSSを識別する情報は、例えば、当該BSSのSSID(Service Set Identifier)や当該BSSの基地局装置のMACアドレスであることができる。また、BSSを識別する情報は、SSIDやMACアドレス以外の、BSSに固有な値(例えばBSS Color等)であることができる。
PPDUは対応する規格に応じて変調される。例えば、IEEE802.11n規格であれば、直交周波数分割多重(OFDM: Orthogonal frequency division multiplexing)信号に変調される。
MPDUはMAC層での信号処理を行なうためのヘッダ情報等が含まれるMAC層ヘッダ(MAC header)と、MAC層で処理されるデータユニットであるMACサービスデータユニット(MSDU: MAC service data unit)もしくはフレームボディ、ならびにフレーム
に誤りがないかをどうかをチェックするフレーム検査部(Frame check sequence:FCS)で構成されている。また、複数のMSDUは集約MSDU(A-MSDU: Aggregated MSDU
)として集約されることも可能である。
MAC層の送信フレームのフレームタイプは、装置間の接続状態などを管理するマネージメントフレーム、装置間の通信状態を管理するコントロールフレーム、および実際の送信データを含むデータフレームの3つに大きく分類され、それぞれは更に複数種類のサブフレームタイプに分類される。コントロールフレームには、受信完了通知(Ack: Acknowledge)フレーム、送信要求(RTS: Request to send)フレーム、受信準備完了(CTS: Clear to send)フレーム等が含まれる。マネージメントフレームには、ビーコン(Beacon)
フレーム、プローブ要求(Probe request)フレーム、プローブ応答(Probe response)
フレーム、認証(Authentication)フレーム、接続要求(Association request)フレー
ム、接続応答(Association response)フレーム等が含まれる。データフレームには、データ(Data)フレーム、ポーリング(CF-poll)フレーム等が含まれる。各装置は、MA
Cヘッダに含まれるフレームコントロールフィールドの内容を読み取ることで、受信したフレームのフレームタイプおよびサブフレームタイプを把握することができる。
なお、Ackには、Block Ackが含まれても良い。Block Ackは、複数のMPDUに対する受信完了通知を実施可能である。
ビーコンフレームには、ビーコンが送信される周期(Beacon interval)やSSIDを
記載するフィールド(Field)が含まれる。基地局装置は、ビーコンフレームを周期的に
BSS内に報知することが可能であり、端末装置はビーコンフレームを受信することで、端末装置周辺の基地局装置を把握することが可能である。端末装置が基地局装置より報知されるビーコンフレームに基づいて基地局装置を把握することを受動的スキャニング(Passive scanning)と呼ぶ。一方、端末装置がプローブ要求フレームをBSS内に報知することで、基地局装置を探査することを能動的スキャニング(Active scanning)と呼ぶ。
基地局装置は該プローブ要求フレームへの応答としてプローブ応答フレームを送信することが可能であり、該プローブ応答フレームの記載内容は、ビーコンフレームと同等である。
端末装置は基地局装置を認識したあとに、該基地局装置に対して接続処理を行なう。接続処理は認証(Authentication)手続きと接続(Association)手続きに分類される。端
末装置は接続を希望する基地局装置に対して、認証フレーム(認証要求)を送信する。基地局装置は、認証フレームを受信すると、該端末装置に対する認証の可否などを示すステータスコードを含んだ認証フレーム(認証応答)を該端末装置に送信する。端末装置は、該認証フレームに記載されたステータスコードを読み取ることで、自装置が該基地局装置に認証を許可されたか否かを判断することができる。なお、基地局装置と端末装置は認証フレームを複数回やり取りすることが可能である。
端末装置は認証手続きに続いて、基地局装置に対して接続手続きを行なうために、接続要求フレームを送信する。基地局装置は接続要求フレームを受信すると、該端末装置の接続を許可するか否かを判断し、その旨を通知するために、接続応答フレームを送信する。接続応答フレームには、接続処理の可否を示すステータスコードに加えて、端末装置を識別するためのアソシエーション識別番号(AID: Association identifier)が記載されて
いる。基地局装置は接続許可を出した端末装置にそれぞれ異なるAIDを設定することで、複数の端末装置を管理することが可能となる。
接続処理が行われたのち、基地局装置と端末装置は実際のデータ伝送を行なう。IEEE802.11システムでは、分散制御機構(DCF: Distributed Coordination Function)と集中制御機構(PCF: Point Coordination Function)、およびこれらが拡張された機構(拡張分散チャネルアクセス(EDCA: Enhanced distributed channel access)や、ハ
イブリッド制御機構(HCF: Hybrid coordination function)等)が定義されている。以下
では、基地局装置が端末装置にDCFで信号を送信する場合を例にとって説明する。
DCFでは、基地局装置および端末装置は、通信に先立ち、自装置周辺の無線チャネルの使用状況を確認するキャリアセンス(CS: Carrier sense)を行なう。例えば、送信局
である基地局装置は予め定められたクリアチャネル評価レベル(CCAレベル: Clear channel assessment level)よりも高い信号を該無線チャネルで受信した場合、該無線チャネルでの送信フレームの送信を延期する。以下では、該無線チャネルにおいて、CCAレ
ベル以上の信号が検出される状態をビジー(Busy)状態、CCAレベル以上の信号が検出されない状態をアイドル(Idle)状態と呼ぶ。このように、各装置が実際に受信した信号の電力(受信電力レベル)に基づいて行なうCSを物理キャリアセンス(物理CS)と呼ぶ。なおCCAレベルをキャリアセンスレベル(CS level)、もしくはCCA閾値(CCA threshold:CCAT)とも呼ぶ。なお、基地局装置および端末装置は、CCAレベル以上
の信号を検出した場合は、少なくともPHY層の信号を復調する動作に入る。
基地局装置は送信する送信フレームに種類に応じたフレーム間隔(IFS: Inter frame space)だけキャリアセンスを行ない、無線チャネルがビジー状態かアイドル状態かを判断する。基地局装置がキャリアセンスする期間は、これから基地局装置が送信する送信フレームのフレームタイプおよびサブフレームタイプによって異なる。IEEE802.11システムでは、期間の異なる複数のIFSが定義されており、最も高い優先度が与えられた送信フレームに用いられる短フレーム間隔(SIFS: Short IFS)、優先度が比較的高い
送信フレームに用いられるポーリング用フレーム間隔(PCF IFS: PIFS)、最も優先
度の低い送信フレームに用いられる分散制御用フレーム間隔(DCF IFS: DIFS)など
がある。基地局装置がDCFでデータフレームを送信する場合、基地局装置はDIFSを用いる。
基地局装置はDIFSだけ待機したあとで、フレームの衝突を防ぐためのランダムバックオフ時間だけ更に待機する。IEEE802.11システムにおいては、コンテンションウィンドウ(CW: Contention window)と呼ばれるランダムバックオフ時間が用いられ
る。CSMA/CAでは、ある送信局が送信した送信フレームは、他送信局からの干渉が無い状態で受信局に受信されることを前提としている。そのため、送信局同士が同じタイミングで送信フレームを送信してしまうと、フレーム同士が衝突してしまい、受信局は正しく受信することができない。そこで、各送信局が送信開始前に、ランダムに設定される時間だけ待機することで、フレームの衝突が回避される。基地局装置はキャリアセンスによって無線チャネルがアイドル状態であると判断すると、CWのカウントダウンを開始し、CWが0となって初めて送信権を獲得し、端末装置に送信フレームを送信できる。なお、CWのカウントダウン中に基地局装置がキャリアセンスによって無線チャネルをビジー状態と判断した場合は、CWのカウントダウンを停止する。そして、無線チャネルがアイドル状態となった場合、先のIFSに続いて、基地局装置は残留するCWのカウントダウンを再開する。
受信局である端末装置は、送信フレームを受信し、該送信フレームのPHYヘッダを読み取り、受信した送信フレームを復調する。そして、端末装置は復調した信号のMACヘッダを読み取ることで、該送信フレームが自装置宛てのものか否かを認識することができる。なお、端末装置は、PHYヘッダに記載の情報(例えばVHT-SIG-Aの記載されるグル
ープ識別番号(GID: Group identifier))に基づいて、該送信フレームの宛先を判断する
ことも可能である。
端末装置は、受信した送信フレームが自装置宛てのものと判断し、そして誤りなく送信フレームを復調できた場合、フレームを正しく受信できたことを示すACKフレームを送信局である基地局装置に送信しなければならない。ACKフレームは、SIFS期間の待機だけ(ランダムバックオフ時間は取られない)で送信される最も優先度の高い送信フレームの一つである。基地局装置は端末装置から送信されるACKフレームの受信をもって、一連の通信を終了する。なお、端末装置がフレームを正しく受信できなかった場合、端末装置はACKを送信しない。よって基地局装置は、フレーム送信後、一定期間(SIFS+ACKフレーム長)の間、受信局からのACKフレームを受信しなかった場合、通信は失敗したものとして、通信を終了する。このように、IEEE802.11システムの1回の通信(バーストとも呼ぶ)の終了は、ビーコンフレームなどの報知信号の送信の場
合や、送信データを分割するフラグメンテーションが用いられる場合などの特別な場合を除き、必ずACKフレームの受信の有無で判断されることになる。
端末装置は、受信した送信フレームが自装置宛てのものではないと判断した場合、PHYヘッダ等に記載されている該送信フレームの長さ(Length)に基づいて、ネットワークアロケーションベクタ(NAV: Network allocation vector)を設定する。端末装置は、NAVに設定された期間は通信を試行しない。つまり、端末装置は物理CSによって無線チャネルがビジー状態と判断した場合と同じ動作をNAVに設定された期間行なうことになるから、NAVによる通信制御は仮想キャリアセンス(仮想CS)とも呼ばれる。NAVは、PHYヘッダに記載の情報に基づいて設定される場合に加えて、隠れ端末問題を解消するために導入される送信要求(RTS: Request to send)フレームや、受信準備完了(CTS:
Clear to send)フレームによっても設定される。
各装置がキャリアセンスを行ない、自律的に送信権を獲得するDCFに対して、PCFは、ポイントコーディネータ(PC: Point coordinator)と呼ばれる制御局が、BSS内
の各装置の送信権を制御する。一般に基地局装置がPCとなり、BSS内の端末装置の送信権を獲得することになる。
PCFによる通信期間には、非競合期間(CFP: Contention free period)と競合期間
(CP: Contention period)が含まれる。CPの間は、前述してきたDCFに基づいて通
信が行われ、PCが送信権を制御するのはCFPの間となる。PCである基地局装置は、CFPの期間(CFP Max duration)などが記載されたビーコンフレームをPCFの通信に先立ちBSS内に報知する。なお、PCFの送信開始時に報知されるビーコンフレームの送信にはPIFSが用いられ、CWを待たずに送信される。該ビーコンフレームを受信した端末装置は、該ビーコンフレームに記載されたCFPの期間をNAVに設定する。以降、NAVが経過する、もしくはCFPの終了をBSS内に報知する信号(例えばCF-endを含んだデータフレーム)が受信されるまでは、端末装置はPCより送信される送信権獲得をシグナリングする信号(例えばCF-pollを含んだデータフレーム)を受信した場合のみ
、送信権を獲得可能である。なお、CFPの期間内では、同一BSS内でのパケットの衝突は発生しないから、各端末装置はDCFで用いられるランダムバックオフ時間を取らない。
APおよびSTAは受信可能なA−MPDUの最大集約数(最大アグリゲーション数、最大A−MPDU長)に関する情報をMaximum A−MPDU Length Exponentsサブフィールドに記載することが可能である。Maximum A−MPDU Length Exponentsサブフィールドに記載される情報は整数値である。該整数値がXの場合、該APおよび該STAは、2^(13+X)−1 octesの長さのA−MPDUを備えたフレームを受信可能である。送信元端末装置であるAPおよびSTAは、宛先端末装置であるAPおよびSTAが受信可能な最大A−MPDU長を超える長さのA−MPDUを備えたフレームを、宛先端末装置であるAPおよびSTAに送信してはならない。
APおよびSTAは受信可能なA−MSDUの最大集約数(最大A−MSDU長)をMax Number Of MSDUs In A−MSDUサブフィールドや、Maximum A−MSDU Lengthフィールドに記載することが可能である。Max
Number Of MSDUs In A−MSDUは集約可能なMSDU数を示す情報である。Maximum A−MSDU Lengthは受信可能なA−MSDU長そのものを示す情報である。送信元端末装置であるAPおよびSTAは、宛先端末装置であるAPおよびSTAが受信可能な最大A−MSDU長を超える長さのA−MSDUを備えたフレームを、宛先端末装置であるAPおよびSTAに送信してはならない。
なお、以下では、端末装置は基地局装置と同様の機能を備えることができる。また、基地局装置は端末装置と同様の機能を備えることができる。つまり、特に指示の無い限り、基地局装置及び端末装置は同様の機能を備えることができる。
[1.第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る無線通信システムの管理範囲3の一例を示した図である。管理範囲3は、基地局装置1と端末装置21及び端末装置22を含んで構成される。以下では、端末装置21及び端末装置22をまとめて端末装置20とも呼称する。図1に示す一例では、管理範囲3は2つの端末装置20を含んでいるが、本実施形態の方法は、管理範囲3が1つ以上の端末装置20を含んでいれば実施可能である。
基地局装置1及び端末装置20は、送信フレームを無線空間に送信する前に、キャリアセンスによる送信可否判断を実施する。基地局装置1及び端末装置20は、キャリアセンスのためのしきい値であるCCAレベルに関する情報を備える。CCAレベルに関する情報は基地局装置1及び端末装置2のCCAレベルを設定するために用いられることができる。
端末装置20は、それぞれ異なるCCAレベルを設定することができる。例えば、端末装置21はCL21を、端末装置22はCL22をCCAレベルとして設定することができる。なお、端末装置20は、CCAレベルCL21及びCL22を動的に設定することもできる。例えば、端末装置20は、CCAレベルCL21及びCL22を時間、周波数、送信フレームの宛先及び送信フレームのタイプ(特性、性質、長さ、情報のタイプ等)に応じて変更することができる。
基地局装置1は、CCAレベルCL1を設定することができる。基地局装置1は、CCAレベルCL1を動的に設定することもできる。例えば、基地局装置1は、CCAレベルCL1を時間、周波数、送信フレームの宛先及び送信フレームのタイプに応じて変更することができる。
図2は、基地局装置1の装置構成の一例を示した図である。基地局装置1は、上位層部11001と、キャリアセンス部11002と、送信部11003と、受信部11004と、アンテナ部11005と、を含んだ構成である。
上位層部11001は、他のネットワークと接続され、キャリアセンス部11002に、送信フレームに関連する情報を通知する機能を備える。以下では、送信フレームはMAC層で定義されたものとして説明を行うが、本実施形態に係る送信フレームは、その他の層で定義されることもできる。例えば、送信フレームは、LLC層、物理層で定義されることもできる。上位層部11001は、送信バースト長を設定する送信バースト長設定部11006を含む。送信バースト長については後述する。
キャリアセンス部11002は、キャリアセンスに基づき、送信可否判断を実施する機能を有する。キャリアセンス部11002は、上位層部11001に、キャリアセンスに用いるCCAレベルに関する情報を通知することができる。CCAレベルに関する情報は、例えば、キャリアセンス部11002がキャリアセンスに使用したCCAレベル値でも良い。
送信部11003は、物理層フレーム生成部11003aと、無線送信部11003bとを含む。
物理層フレーム生成部11003aは、キャリアセンス部11002から通知される送信フレームから、物理層フレームを生成する機能を有する。物理層フレーム生成部11003aは、送信フレームに対して誤り訂正符号化、変調、プレコーディングフィルタ乗算等を施す。物理層フレーム生成部11003aは、生成した物理層フレームを無線送信部11003bに通知する。
無線送信部11003bは、物理層フレーム生成部11003aが生成する物理層フレームを、無線周波数(RF: Radio Frequency)帯の信号に変換し、無線周波数信号(搬送
波信号等)を生成する。無線送信部11003bが行う処理には、デジタル・アナログ変換、フィルタリング、ベースバンド帯からRF帯への周波数変換等が含まれる。
受信部11004は、無線受信部11004aと、信号復調部11004bと、を含む。
無線受信部11004aは、アンテナ部11005が受信するRF帯の信号をベースバンド信号に変換し、物理層信号(例えば、物理層フレーム)を生成する機能を有する。無線受信部11004aが行う処理には、RF帯からベースバンド帯への周波数変換処理、フィルタリング、アナログ・デジタル変換が含まれる。
信号復調部11004bは、無線受信部11004aが生成する物理層信号を復調する機能を有する。信号処理部11004bが行う処理には、チャネル等化、デマッピング、誤り訂正復号化等が含まれる。信号処理部11004bは、物理層信号から、例えば、物理層ヘッダが有する情報と、MACヘッダが有する情報と、送信フレームが有する情報とを取り出すことができる。信号復調部11004bは、取り出した情報を上位層部11001に通知することができる。なお、信号復調部11004bは、物理層ヘッダが有する情報と、MACヘッダが有する情報と、送信フレームが有する情報とのいずれか、または複数を取り出しても構わない。
アンテナ部11005は、無線送信部11003bが生成する無線周波数信号を、無線空間に送信する機能を有する。また、アンテナ部11005は、無線周波数信号を受信する機能を有する。また、アンテナ部11005は、基地局装置1がキャリアセンスを実施する場合に、無線空間に存在する当該チャネルの信号を受信する機能を有する。
端末装置20の装置構成は、基地局装置1の装置構成と同様の構成を含むため、説明を省略する。
以下では、特に指示の無い限り端末装置20の特徴を中心に説明を行うが、基地局装置1も同様の特徴を備える。
端末装置20は、送信フレームの長さ(送信バースト長とも呼称する)とCCAレベルの関係を規定する機能を備える。例えば、端末装置20は、送信バースト長に基づきCCAレベルを変更することができるし、CCAレベルに基づき送信バースト長を変更する機能を備える。なお、送信バースト長は、アンテナ部11005により無線空間に送信される1又は2以上の送信フレームの期間として表現されることもできるし、送信フレームの情報量(情報ビット数、A−MPDU、及びA−MSDU集約数等)として表現されることもできる。
本発明によれば、端末装置20は、送信バースト長とCCAレベルを関係づけることで、好適な干渉制御を行うことができる。例えば、端末装置21が送信を準備している送信フレームの送信バースト長が100μsであることを考える。また、端末装置22が、端
末装置21の送信フレームを検出しない場合に(例えば、端末装置21が送信する送信フレームを端末装置22が受信する場合において、端末装置22のCCAレベルに満たない受信強度である場合等)、平均で105μs待機した後、送信を開始することを仮定する。この場合、端末装置21は、端末装置22からの干渉信号の影響を受けることなく、当該送信フレームの送信を完了することができる。一方で、端末装置21の送信フレームの送信バースト長が4000μsであることを考えると、当該送信フレームの送信中に、端末装置22が送信を開始し、送信フレームが衝突する。
以上の一例より、端末装置20のCCAレベルと、端末装置21の送信バースト長を関係づけることが好適である。
図3は、端末装置20の動作の一例を示した図である。端末装置21が、平均待機時間(又は待機時間であり、平均待機時間及び待機時間は、IFSやバックオフを含んで決定される時間である)を大きく超える送信フレームを送信している場合に、端末装置22がIFS(図3の一例ではDIFS)期間とバックオフ(図3中の平行四辺形それぞれがバックオフを構成するスロットタイムを示す)期間だけ待機した後、信号の送信を開始するため、双方の送信フレームがお互いに干渉となる。
上記の課題を解決するためには、管理範囲3において設定される送信バースト長の上限に関する情報と、管理範囲3において設定されるCCAレベル(またはCCAレベル設定の上限値、平均値、下限値等)を関係づけることが好適である。
例えば、管理範囲3のA−MPDU最大集約数が小さい場合にCCAレベル設定の上限値を大きくし、管理範囲3のA−MPDU最大集約数が大きい場合にCCAレベル設定の上限値を小さくすることができる。
なお、IEEE802.11では、A−MPDU Length Limit情報を含むHT Capabilities Fieldが規定されている。HT Capabilities Fieldは、基地局装置1及び端末装置20がビーコンやマネージメントフレーム又は送信フレームに含むことができる情報領域の一つである。A−MPDU Length Limit情報は、受信できるA−MPDU最大集約数に関する情報を通知することができ、例えば、基地局装置1が、A−MPDU Length Limit情報として、基地局装置1が受信可能なA−MPDU最大集約数が2である情報を含んで送信フレームを送信する場合に、当該送信フレームを受信する端末装置20の送信フレーム構成は、A−MPDU集約数2以下に限定されることができる。つまり、基地局装置1は、管理範囲3のA−MPDU最大集約数に関する情報を、A−MPDU Length
Limit情報を用いて設定することができる。
管理範囲3において設定されるA−MPDU最大集約数に関する情報は、上記に限定されない。例えば、基地局装置1又は端末装置20は、1の送信フレームに含まれるMPDU集約数を制限する情報(バースト長制限情報)を管理範囲3に設定することができる。
また、バースト長制限情報は、上記に限定されない。例えば、バースト長制限情報は、MSDU数を制限する情報や、1の送信フレームに含まれる情報量を制限する情報等でも良い。バースト長制限情報は、送信バースト長を制限する情報であっても良い。また、バースト長制限情報は、NAVに関する情報であっても良い。
続いて、送信バースト長がMPDU集約数で表現されるものとして、送信バースト長とCCAレベルの関係について説明を行う。
送信バースト長とCCAレベルの関係は、例えば、数式Coffset=α×Cbaseで表現されることができる。Coffsetは、基準CCAレベル値(例えば、現行IEEE802.11規格で用いられるCCAレベル値)CbaseからのCCAレベル差分値(CCAオフセット等とも呼称される)であり、αはA−MPDU最大集約数に関する情報に基づき算出される情報である。例えば、αはA−MPDU最大集約数と同一の値であっても良いし、A−MPDU最大集約数に比例定数を乗算した値でも良い。
図4は、A−MPDU最大集約数とCCAレベルの関係を示すテーブルの一例を示す図である。図4に示す一例では、A−MPDU最大集約数の値に応じて、CCAオフセットが割り当てられているが、CCAレベルであっても良い。また、CCAオフセットやCCAレベルはデシベル値又は真値であっても良い。
このように、端末装置20は、A−MPDU最大集約数に基づき、CCAレベルを変更することができるし、CCAレベルに基づき、A−MPDU最大集約数、又は送信フレームが含むA−MPDU数を変更することができる。
図5は、基地局装置1と端末装置20の動作の一例を示すシーケンスチャートである。まず、基地局装置1は、報知信号を送信する(ステップS101)。なお、報知信号は、マネージメントフレーム、ビーコン、送信フレーム内のPHYヘッダ又はMACヘッダ、Ack、コントロールフレーム等であることができる。続いて、端末装置20は、基地局装置1が送信する報知信号を受信し、送信バースト長制限情報を取得する(ステップS102)。続いて、端末装置20は、CCAレベル変更を行う(ステップS103)。なお、端末装置20の動作ステップS102及びステップS103の順序は逆であっても良い。つまり、端末装置20は報知信号に含まれるCCAレベルに関する情報を取得し、CCAレベルに関する情報に基づき、送信フレームの送信バースト長を設定することができる。続いて、端末装置20は設定されたCCAレベルにおいてキャリアセンスを実施した後、送信フレームの送信を開始する(ステップS104)。
端末装置20は、送信バースト長に基づき、CCAレベルを変更することができる。つまり、端末装置20が生成する送信フレームに関する送信バースト長に関する情報に基づき、CCAレベルを変更することができる。例えば、端末装置20は、MPDUを3つ集約した送信フレームを生成した場合にCCAレベルをー72dBmと設定し、次いでMPDUを8つ集約した送信フレームを生成した場合にCCAレベルをー82dBmに設定する等のように、生成した送信フレームの送信バースト長に基づき、CCAレベルを変更することができる。
また、端末装置20は、CCAレベルの設定に基づき送信バースト長を変更することができる。
また、端末装置20は、CCAレベルの設定に基づきNAVの設定を変更することができる。つまり、本発明において、送信バースト長はNAVに関する情報を含むことができる。
また、端末装置20は、送信フレーム集約の機能情報に基づき、CCAレベルを変更することができる。例えば、送信フレーム集約機能を備える端末装置20のCCAレベルを変更することを禁止し、送信フレーム集約機能を備えていない端末装置20のCCAレベル変更を許可することができる。また、基地局装置1、又は端末装置20は、CCAレベル変更の許可又は禁止を通知する情報を送信する機能を備える。また、基地局装置1、又は端末装置20は、送信フレーム集約の許可又は禁止を通知する情報を送信する機能を備える。
なお、本発明は、IEEE802.11以外の標準化規格、例えば、LTE(Long
Term Evolution)規格においても実施可能である。
例えば、送信バースト長は、サブフレーム数、システムフレーム数、OFDMシンボル数、部分サブフレーム数(Partial Subframe Number)、Floating Subframe Number、Extended Subframe Number等であっても良い。
[2.全実施形態共通]
本発明に係る基地局装置1、端末装置20で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAMに蓄積され、その後、各種ROMやHDDに格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリカード等)、光記録媒体(例えば、DVD、MO、MD、CD、BD等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等のいずれであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれる。また、上述した実施形態における基地局装置1、端末装置20の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。基地局装置1、端末装置20の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。各機能ブロックを集積回路化した場合に、それらを制御する集積回路制御部が付加される。
また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の基地局装置1、端末装置20は、移動局装置への適用に限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などに適用出来ることは言うまでもない。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明は、端末装置、通信方法及び集積回路に用いて好適である。
1 基地局装置
20、21,22 端末装置
3 管理範囲
11001 上位層部
11002 キャリアセンス部
11003 送信部
11003a 物理層フレーム生成部
11003b 無線送信部
11004 受信部
11004a 無線受信部
11004b 信号復調部
11005 アンテナ部
11006 送信バースト長設定部

Claims (6)

  1. 基地局装置と通信を行う端末装置であって、
    前記端末装置は、第1のフレームの送信バースト長を変更する送信バースト長設定部と、
    キャリアセンスのしきい値を少なくとも2つの値に設定することができるキャリアセンス部を備え、
    前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲と、前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの別の1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲が異なる、端末装置。
  2. 前記送信バースト長は、前記第1のフレームの集約数に関連している、請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記送信バースト長は、前記第1のフレームの所要送信時間に関連している、請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記端末装置は、前記送信バースト長の範囲を設定するために用いられる情報を含む第2のフレームを受信する受信部を備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の端末装置。
  5. 基地局装置と通信を行う端末装置の通信方法であって、
    第1のフレームの送信バースト長を変更するステップと、
    キャリアセンスのしきい値をすくなくとも2つの値に設定するステップを備え、
    前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲と、前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの別の1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲が異なる、通信方法。
  6. 基地局装置と通信を行う端末装置に実装され、前記端末装置に複数の機能を発揮させる集積回路であって、
    第1のフレームの送信バースト長を変更する機能と、
    キャリアセンスのしきい値をすくなくとも2つの値に設定する機能を備え、
    前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲と、前記キャリアセンスのしきい値が前記2つの値のうちの別の1つの値に設定される場合に設定可能な前記送信バースト長の範囲が異なる、集積回路。
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