JP2018146214A - 復水器及び発電プラント用タービンシステム - Google Patents

復水器及び発電プラント用タービンシステム Download PDF

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Abstract

【課題】管群内の蒸気の流れに淀みが生じることを抑制しつつ、冷却管が高速の蒸気の流れに曝されて損傷することを抑制可能な復水器を提供する。【解決手段】復水器の管群15は、冷却管5の長手方向に垂直な横断面において、ガス入口63を少なくとも部分的に囲うように複数の冷却管5が間隔をあけて配列されている単数の環状部51と、環状部51から外側に延びるように複数の冷却管5が間隔をあけて配列されている複数のブランチ部52,54,56,58とを含む。隣り合う前記ブランチ部の間には、冷却管が配列されていない空間であり、管群15外からの蒸気を環状部51に向けて導く複数の蒸気通路70,72,74,76が、形成されている。上側ブランチ部52,54の最外縁E2,E4を形成する複数の冷却管5e,5fは、前記横断面において水平方向外側に向かうに従って鉛直下側に位置するように配列されている。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、蒸気タービンからの蒸気を冷却し凝縮させる復水器に関する。
復水器には、蒸気タービンからの蒸気を冷却し凝縮させるものがある。このような復水器には、内部に冷却媒体が通る複数の冷却管(condenser tube)を有し、これら冷却管の外面において蒸気を冷却し凝縮させるものがある。冷却水には、一般的に海水等の水が用いられる。
このような復水器において、複数の冷却管は、一般的に所定の方向に平行に延びている。複数の冷却管は、これら冷却管が延びている方向に垂直な横断面において間隔をあけて配列されており、管群(tube bundle)を形成している。冷却管が延びている方向は、一般的に、水平方向に対して僅かな角度を付けた方向又は水平方向である。
管群は、一般的に、復水器のうち蒸気タービンからの蒸気を受け入れる復水器シェル(以下、単に「シェル」と記す)内に収容されている。このようなシェルは、一般的に、蒸気タービンの鉛直下側に配置されている。シェルの水平方向外側には、管群を構成する各冷却管に冷却水を通すための水室(water box)が配置されている。シェル内の蒸気が流動する空間と当該水室は、管板(tube sheet)により仕切られている。当該管板には、管群を構成する各冷却管の端が結合されている。各冷却管は、シェル内の蒸気が流動する空間のうち2つの管板の間を延びている。
このような管群には、外部から流入する蒸気の流れを、冷却管が延びている方向に垂直な横断面における略中央の領域まで導くことが要望されている。また、蒸気に含まれている不凝縮ガスを、当該略中央の領域から抽出してシェル外に排出することも要望されている。これらの要望に応えるため、管群における複数の冷却管の配列には、様々な形態のものが提案されている。
米国特許第5649560号明細書
管群内に流入した蒸気が冷却管の外面に接して凝縮すると、蒸気の密度が急激に低下し、蒸気の圧力が急激に低くなる。このため、管群内を流れる蒸気の流速は、均一なものとはならない。管群内には、蒸気の流れに淀み(stagnation)が生じることがある。このような淀みが生じると、当該淀みの近傍にある冷却管が、蒸気を凝縮させることや、当該蒸気に含まれる不凝縮ガスを冷却することが、困難になる。このため、管群内における蒸気の流れに淀みが生じることを抑制することが求められている。
また、復水器において冷却管を通る冷却水の温度は、設置される環境に応じて異なる。冷却水の温度が低いと、冷却管の外面において蒸気が凝縮され易くなる。シェル内の圧力は比較的低いものとなる。これにより、蒸気の密度も小さくなり、シェル内を流動する蒸気の流速が高いものとなる。高速の蒸気が管群に流入すると、当該蒸気の流れに含まれる水滴が冷却管に衝突して当該冷却管が損傷することがある。
上述した復水器においては、管群内の蒸気の流れを分散させて、管群を構成する各冷却管が、高速の蒸気の流れに曝されることを抑制する技術が要望されている。特に、管群のうち鉛直上側に配置されている冷却管は、高速の蒸気の流れに曝されやすく、蒸気の流れに含まれる水滴の衝突により損傷するリスクが大きい。
本発明の実施形態は、上記事情に鑑みてなされたものであって、管群内の蒸気の流れに淀みが生じることを抑制しつつ、冷却管が高速の蒸気の流れに曝されて損傷することを抑制可能な復水器及び発電プラント用タービンシステムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の実施形態の復水器は、蒸気タービンの鉛直下側に配列されており、当該蒸気タービンからの蒸気を受ける蒸気室を内部に有するシェルと、水平方向において互いに対向して配置されており、前記蒸気室と水室とを区分する2つの管板と、前記蒸気室内において2つの管板の間を長手方向に延びており且つその内部を冷却水が通る複数の冷却管が、当該長手方向に垂直な横断面において間隔をあけて配列されている管群と、前記管群内に配置されたガス入口から蒸気に含まれる不凝縮ガスを抽出する抽出器と、を備え、前記管群は、前記横断面において、前記ガス入口を少なくとも部分的に囲うように複数の前記冷却管が間隔をあけて配列されている環状部と、前記環状部から外側に延びるように複数の前記冷却管が間隔をあけて配列されている複数のブランチ部と、を含み、隣り合う前記ブランチ部の間には、前記冷却管が配列されていない空間であり、前記管群外からの蒸気を前記環状部に向けて導く複数の蒸気通路が、形成されており、前記複数のブランチ部は、鉛直上側に配置された上側ブランチ部を含み、当該上側ブランチ部の最外縁を形成する複数の冷却管は、前記横断面において水平方向外側に向かうに従って鉛直下側に位置するように配列されていることを特徴とする。
また、本発明の実施形態の発電プラント用タービンシステムは、水を加熱して蒸気を発生する熱源と、当該熱源において発生した蒸気の供給を受けて駆動される蒸気タービンと、当該蒸気タービンが発生した機械的動力を電力に変換する発電機と、当該蒸気タービンを駆動した蒸気を凝縮させる復水器と、を備え、当該復水器により蒸気が凝縮して生じた復水を前記熱源に戻す発電プラント用タービンシステムであって、前記復水器は、前記蒸気タービンの鉛直下側に配列されており、当該蒸気タービンからの蒸気を受ける蒸気室を内部に有するシェルと、水平方向において互いに対向して配置されており、前記蒸気室と水室とを区分する2つの管板と、前記蒸気室内において2つの管板の間を長手方向に延びており且つその内部を冷却水が通る複数の冷却管が、当該長手方向に垂直な横断面において間隔をあけて配列されている管群と、前記管群内に配置されたガス入口から蒸気に含まれる不凝縮ガスを抽出する抽出器と、を備え、前記管群は、前記横断面において、前記ガス入口を少なくとも部分的に囲うように複数の前記冷却管が間隔をあけて配列されている環状部と、前記環状部から外側に延びるように複数の前記冷却管が間隔をあけて配列されている複数のブランチ部と、を含み、隣り合う前記ブランチ部の間には、前記冷却管が配列されていない空間であり、前記管群外からの蒸気を前記環状部に向けて導く複数の蒸気通路が、形成されており、前記複数のブランチ部は、鉛直上側に配置された上側ブランチ部を含み、当該上側ブランチ部の最外縁を形成する複数の冷却管は、前記横断面において水平方向外側に向かうに従って鉛直下側に位置するように配列されていることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、管群の鉛直上側において蒸気の流れを分散し、管群内の蒸気の流れに淀みが生じることを抑制しつつ、冷却管が高速の蒸気の流れに曝されて損傷することを抑制することができる。
図1は、本実施形態の復水器を模式的に示す断面立面図である。 図2は、本実施形態の復水器を模式的に示す断面図であり、図1のII−II線による断面図である。 図3は、本実施形態の管群の断面図であり、冷却管の長手方向に垂直な横断面を示している。 図4は、本実施形態の管群とその周辺の断面図であり、冷却管の長手方向に垂直な横断面を示している。 図5は、本実施形態の復水器のシェル内の蒸気の流れと、保護部材の配置を説明する斜視図である。 図6は、本実施形態の保護部材の断面形状と配置を説明する説明図である。 図7は、本実施形態の復水器における管群の鉛直上側の蒸気の流れを説明する説明図である。 図8は、比較例の管群の鉛直上側の蒸気の流れを説明する説明図である。 図9は、本実施形態の発電プラント用タービンシステムの一例を示す模式図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態により、本発明が限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本実施形態の復水器の概略構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態の復水器を模式的に示す断面立面図である。図2は、本実施形態の復水器を模式的に示す断面図であり、図1のII−II線による断面図である。なお、図2は、冷却管の長手方向に垂直な横断面を示しており、管群については、その縁のみを示している。図2において、蒸気の流れを破線矢印で示しており、当該破線矢印の長さは、蒸気の流速を示している。
なお、図1は、復水器と併せて蒸気タービン2も示されている。図1において、矢印Uは、鉛直上側を示し、矢印Dは、鉛直下側を示している。点Cは、蒸気タービンの軸心を示している。
図1に示すように、本実施形態の復水器1は、蒸気タービン2の鉛直下側に配置されている。復水器1は、蒸気タービン2から排出された蒸気を受けるシェル10を有している。なお、シェル10は、復水器1の「筐体」とも称される。当該シェル10は、その鉛直上側の端に配置された蒸気入口11を有している。また、シェル10は、その内部に蒸気が流動する空間(以下、蒸気室と記す)12を有している。つまり、シェル10は、蒸気タービン2からの蒸気を、蒸気入口11を通して蒸気室12に受け入れる。
復水器1は、シェル10の水平方向外側に配置されたウォーターボックス30,40を有している。ウォーターボックス30は、内部に水室33を有しており、当該水室33は、冷却水入口31を通して低温の冷却水の供給を受ける。一方、ウォーターボックス40は、内部に水室44を有しており、当該水室44は、当該冷却水出口45を通して冷却水を外部に排出する。
また、復水器1は、シェルの水平方向外側に配置された管板(tube sheet)13,14を有している。管板13は、シェル10内の蒸気室12と水室33とを区分する。管板14は、蒸気室12と水室44とを区分する。管板13と管板14は、シェル10を間に挟んで、水平方向に互いに対向して配置されている。
復水器1は、内部を冷却水(coolant)が通る複数の冷却管5を有している。冷却管5は、蒸気タービン2からの蒸気を凝縮させるために、シェル10内すなわち蒸気室12内に配置されている。冷却管5は、その外面において蒸気室12内にある蒸気と熱交換可能な管である。冷却管5には、断面が円形の金属製の管を用いることができる。
複数の冷却管5は、2つの管板13,14の間を互いに平行に延びている。各冷却管5は、図に矢印Lで示す所定の方向(以下、長手方向と記す)に直線状に延びている。すなわち長手方向Lは、管群15を構成する各冷却管5が延びている方向であり、一方の管板13から他方の管板14に向かう方向である。当該長手方向Lは、水平方向のうち所定の向きと略一致しており、蒸気タービン2の軸心(図1に点Cで示す)と略垂直な方向である。なお、以下の説明において、長手方向Lのうち、管群15を形成する冷却管5に冷却水が流入する側、すなわち冷却水入口31が配置される側を「入口側」と記し、冷却管5から冷却水が流出する側、すなわち冷却水出口45が配置される側を「出口側」と記す。
冷却管5は、長手方向Lの入口側の端が管板13に結合されており、出口側の端が管板14に結合されている。各冷却管5は、一つの束(群)、いわゆる管群(tube bundle)15を構成している。管群15は、複数の冷却管5が長手方向Lに垂直な横断面において間隔をあけて配列されたアレイであり、2つの管板13,14の間を延びている。本実施形態においては、図2に示すように、2つの管群15が、シェル10内すなわち蒸気室12内に配置されている。
本実施形態において、長手方向Lは、水平方向のうち所定の方向と略一致しているが、水平方向に対して僅かな角度、傾斜している。管群15の冷却管5のうち入口側の管板13と結合される端が、出口側の管板14と結合される端に比べて鉛直上側に位置するように、僅かな角度(例えば、1度ないし2度)傾斜している。
また、復水器1は、図1及び図2に示すように、管群15の冷却管5を支持(又は保持)するための板、いわゆる支え板(support plate)16を複数有している。複数の支え板16は、長手方向に間隔をあけて配列されている。各支え板16は、長手方向に垂直な方向に広がっており、シェル10に対して複数の冷却管5を支持(又は保持)している。
管群15を構成する各冷却管5には、冷却水入口31からの冷却水が、水室33を通して流入する。この冷却水は、冷却管5内を入口側の管板13から出口側の管板14に向けて流れる。この間、冷却管5は、その外面において蒸気と熱交換を行う。冷却管5内を通る冷却水と、蒸気室12内を流動する蒸気との間で熱交換が行われる。蒸気室12内を流動する蒸気は、冷却管5の外面で冷却されて凝縮する。
なお、蒸気に含まれている空気等の不凝縮ガスは、冷却管5の外面で冷却される。冷却管5内を通る冷却水の温度は、長手方向Lを出口側の管板14に近接するに従って上昇する。温度が上昇した冷却水は、冷却管5から水室44に流出し、冷却水出口を通して外部に排出される。
管群15の各冷却管5の外面において凝縮した水、いわゆる復水(condensed water)は、冷却管5から鉛直下側に落下する。シェル10のうち鉛直下側には、復水を溜める部分であるホットウェル(hotwell)18が配置されている。冷却管5の外面からの復水は、ホットウェル18に集められて、再び蒸気タービンサイクル(図示せず)に戻される。
なお、本実施形態においては、シェル10内すなわち蒸気室12内には、給水加熱器17が配置されている。給水加熱器17は、鉛直方向において管群15と蒸気入口11との間に配置されており、シェル10を貫通して略水平方向に延びている。給水加熱器17は、蒸気タービン2から排出された蒸気の熱により、例えばボイラに供給する水を加熱する。
本実施形態の復水器1において、シェル10は、図2に一点鎖線Pで示すように、蒸気タービン2を通り鉛直方向に延びる平面(以下、対称面と記す)を中央とする面対称形状をなしている。当該対称面Pは、蒸気タービン2を通り、長手方向及び鉛直方向に広がっている。なお、水平方向のうち長手方向L(図1参照)に垂直な方向、すなわち対称面Pに垂直な方向を、以下に「幅方向」と記して図に矢印Wで示す。
復水器1は、2つの管群15を有しており、これら管群15は、共通のシェル10内に収容されている。2つの管群15は、幅方向Wに間隔をあけて蒸気室12内に配列されている。より具体的には、2つの管群15は、対称面Pから幅方向Wに等しい距離をあけて配置されている。2つの管群15は、略同一の断面形状をなしており、互いに平行に長手方向Lに延びている。
シェル10は、図2に示す横断面において、幅方向Wに対向して配置されている2つの側壁20を有している。2つの側壁20は、蒸気室12に面しており、且つ鉛直方向に延びている。2つの側壁20の間には、当該幅方向Wに間隔をあけて2つの管群15が配置されている。
本実施形態において、各側壁20は、対称面Pから等しい距離をあけて、鉛直方向及び長手方向に広がっている。また、各管群15は、対称面Pから幅方向Wに等しい間隔(空間)をあけて配置されている。同様に、各管群15に対応する複数の支え板16も、対称面Pから幅方向Wに等しい間隔(空間)をあけて配置されている。また、各管群15は、幅方向Wに対向する側壁20との間に、等しい間隔(空間)をあけて配置されている。同様に、各管群15に対応する複数の支え板16も、幅方向に対向する側壁20との間に等しい間隔(空間)をあけて配置されている。
なお、給水加熱器17は、2つの側壁20の中間、すなわち対称面P上に配置されており、且つ蒸気タービン2の鉛直下側に配置されている。給水加熱器17は、長手方向に略平行に延びている(図1参照)。
側壁20は、幅方向Wに間隔をあけて管群15と対向している。蒸気室12のうち、側壁20と対向する管群15との間には、蒸気の流れが鉛直方向に貫流可能な空隙すなわち通路12cが形成されている。
なお、図2に示す長手方向に垂直な横断面において、幅方向Wにおける当該通路12cの幅(図2に寸法W1で示す)は、2つの側壁20の間隔(図2に寸法W2で示す)の15%以上であることが好ましい。
復水器1には、管群15内から空気等の不凝縮ガスを抽出するための抽出器(venting equipment)60が設けられている。本実施形態の抽出器60は、不凝縮ガスを管群15内からシェル10外に導く複数の抽出ダクト62と、管群15内にある不凝縮ガスを抽出ダクト62に導くガイド板65(図3参照)と、抽出ダクト62を通して不凝縮ガスを吸引する真空ポンプ(図示せず)を含んでいる。なお、真空ポンプは、シェル10外に配置されている。ガイド板65は、冷却管5の長手方向L(図1参照)に延びており、具体的には、2つの管板13,14の間を延びている。
複数の抽出ダクト62は、図2に示すように、それぞれ管群15内から鉛直上側に延びている。また、図1に示すように、複数の抽出ダクト62は、冷却管5の長手方向Lに間隔をあけて配列されている。各抽出ダクト62は、長手方向において隣り合う支え板16の間に配置されている。長手方向において複数の支え板16が配置される間隔を1スパンとした場合、複数の抽出ダクト62は、1スパン又は複数スパンの間隔をあけて長手方向に配列されている。
本実施形態の復水器のうち管群の横断面形状について、抽出ダクト及びガイド板の配置と併せて、図1ないし図3を参照して説明する。図3は、本実施形態の管群の断面図であり、冷却管の長手方向L(図1参照)に垂直な横断面を示している。なお、図3においては、管群の縁を形成する冷却管のみが示されている。
図3に示す横断面において、抽出ダクト62は、管群内から鉛直上側に直線状に延びている。抽出ダクト62は、管群15内の蒸気に含まれる不凝縮ガスが流入する入口(以下、ガス入口と記す)63を有している。ガス入口63は、図3及び図2に示す横断面において管群15の略中央に配置されている。抽出ダクト62は、管群15の略中央にある不凝縮ガスを、ガス入口63からシェル10外に導く。なお、抽出ダクト62は、金属製の管により実現することができる。
本実施形態において、管群15は、幅方向Wに垂直であり、且つ抽出ダクト62を通る対称面(図に一点鎖線P2で示す)を中央とする面対称形状をなしている。当該対称面P2は、長手方向L(図1参照)及び鉛直方向に広がっている。
ガイド板65は、管群15内の略中央に配置されており、且つ抽出ダクト62の鉛直下側に配置されている。より具体的には、ガイド板65は、図3に示す横断面において、その断面が略台形状をなしており、抽出ダクト62のガス入口63から鉛直下側に向かうに従って対称面P2から水平方向外側に位置するように延びている部分(以下、脚部66と記す)を有している。ガイド板65は、当該横断面において水平方向に互いに対向する2つの脚部66を有している。
図3に示す横断面において、ガイド板65の水平方向内側、すなわち2つの脚部66の間には、複数の冷却管5が間隔をあけて配列されている。すなわち、管群15は、ガイド板65の内側に複数の冷却管5が間隔をあけて配列された単数のアレイ50を有している。当該アレイ50を構成する各冷却管5は、その外面において蒸気を凝縮させることが可能であり、且つ蒸気に含まれる不凝縮ガス(例えば、空気)を冷却及び濃縮することが可能である。当該アレイ50は、管群15の一部分を形成しており、以下に「空気冷却部」と記す。なお、図3には、空気冷却部50を形成する冷却管5のうち、その外縁E0を形成する冷却管5aのみが示されている。
また、図3に示す横断面において、ガス入口63、ガイド板65及び空気冷却部50を囲うように、複数の冷却管5が間隔をあけて配列されている。管群15は、複数の冷却管5が間隔をあけて配列された単数のアレイ51を有しており、当該アレイ51は、ガス入口63、ガイド板65及び空気冷却部50を少なくとも部分的に囲うように冷却管5が配列されている。当該アレイ51は、ガス入口63、ガイド板65及び空気冷却部50を囲う略環状をなしている。当該アレイ51は、管群15の一部分を形成しており、以下に「環状部」と記す。なお、図3には、環状部51を形成する冷却管5のうち、その内縁E1を形成する冷却管5cのみが示されている。
また、図3に示す横断面において、環状部51の外側には、複数の冷却管5が間隔をあけて配列されている。管群15は、複数の冷却管5が間隔をあけて配列された複数の独立したアレイ52,54,56,58を有しており、各アレイ52,54,56,58は、環状部51から外側に延びるように冷却管5が配列されている。複数のアレイ52,54,56,58は、共通の環状部51から分岐して延びており、本実施形態においては、略放射状に延びている。各アレイ52,54,56,58は、管群15の一部分を形成しており、以下に「ブランチ部」と記す。
管群15は、ガイド板65及び空気冷却部50より鉛直上側において環状部51から外側に延びているブランチ部(以下、上側ブランチ部と記す)52,54を有している。より具体的には、管群15は、最も鉛直上側に配置された2つの上側ブランチ部52と、これら上側ブランチ部52の水平方向外側且つ鉛直下側に間隔をあけて配置された2つの上側ブランチ部54とを有している。なお、図3には、上側ブランチ部52を形成する冷却管5のうち、その縁を形成する冷却管5eのみが示されている。また、図3には、上側ブランチ部54を形成する冷却管5のうち、その縁を形成する冷却管5fのみが示されている。図3に示す横断面において、上側ブランチ部52,54を画定する外縁のうち、最も外側にある外縁、すなわち環状部51から最も離間している外縁を「最外縁」と記して、それぞれ符号E2,E4で示す。なお、最外縁E2,E4は、それぞれ対応する上側ブランチ部52,54のうち環状部51から最も離間している「遠位端」でもある。
また、管群15は、長手方向に垂直な横断面において、ガイド板65及び空気冷却部50より水平方向外側において環状部51から外側に延びている2つのブランチ部(以下、中間ブランチ部と記す)56と、管群15のうち最も下側において環状部51から水平方向外側に延びている2つのブランチ部(以下、下側ブランチ部と記す)58とを有している。すなわち、下側ブランチ部58は、管群15のうち最も鉛直下側を形成する冷却管5のアレイであり、中間ブランチ部56は、上述した上側ブランチ部52,54と下側ブランチ部58との間に配置されている冷却管5のアレイである。なお、図3には、中間ブランチ部56を形成する冷却管5のうち、その縁を形成する冷却管5gのみが示されている。また、図3には、下側ブランチ部58を形成する冷却管5のうち、その縁E8を形成する冷却管5hのみが示されている。図3に示す横断面において、中間ブランチ部56及び下側ブランチ部58を画定する外縁のうち、最も外側にあるもの、すなわち環状部51から最も離間している外縁を「最外縁」と記して、それぞれ符号E6,E8で示す。なお、最外縁E6,E8は、それぞれ対応するブランチ部56,58のうち環状部51から最も離間している「遠位端」でもある。
隣り合うブランチ部の間には、冷却管5が配列されていない空間であって、管群15外からの蒸気を、管群の略中央にある環状部51に導く空間(以下、蒸気通路と記す)70,72,74,76が形成されている。これら蒸気通路70,72,74,76と、管群15のブランチ部52,54,56,58は交互に配置されている。具体的には、最も鉛直上側にあり、長手方向に垂直な横断面において水平方向に隣り合う2つの上側ブランチ部52の間には、蒸気通路70が形成されている。
また、上側ブランチ部52と上側ブランチ部54の間には、蒸気通路72が形成されている。上側ブランチ部54と中間ブランチ部56との間には、蒸気通路74が形成されている。中間ブランチ部56と下側ブランチ部58との間には、蒸気通路76が形成されている。これら蒸気通路70,72,74,76は、「蒸気レーン」とも称される。
これら蒸気通路70,72,74,76は、環状部51から外側に略放射状に延びている。各蒸気通路70,72,74,76は、それぞれ環状部51に近接するに従って、その延びている方向に垂直な方向の間隔(例えば、図3に寸法Gで示す)が狭くなるように形成されている。
なお、蒸気通路70,72,74,76のうち中央にある蒸気通路(以下、中央蒸気通路と記す)70は、長手方向に垂直な横断面において水平方向に隣り合う上側ブランチ部52,54の間に配置されており、且つ鉛直方向に延びている。上述した抽出ダクト62は、中央蒸気通路70内を鉛直方向に延びている。当該中央蒸気通路70は、鉛直方向をガイド板65に向かうに従って狭くなくように形成されている。中央蒸気通路70には、他の蒸気通路72,74,76に比べて比較的高速の蒸気の流れが流入する。
このように構成された復水器1において、蒸気タービン2から排出された蒸気は、蒸気入口11を通して蒸気室12に流入する。蒸気室12内の蒸気は、鉛直下側に流れる。蒸気室12内を鉛直下側に向かう蒸気の流れの速度は、高速であり、特に、図2に示す長手方向に垂直な横断面において、側壁20に沿う流れの速度は、他の蒸気の流れの速度に比べて高いものとなる。管群15の冷却管5が、高速の蒸気の流れに曝されると、当該蒸気の流れに含まれる水滴が冷却管5に衝突することにより、当該冷却管5が損傷する可能性がある。
そこで、本実施形態の復水器においては、図3に示すように、管群15のブランチ部52,54,56,58のうち鉛直上側に配置されている上側ブランチ部52,54において最外縁E2,E4を形成する複数の冷却管5e,5fは、長手方向に垂直な横断面において水平方向を外側に向かうに従って鉛直下側に位置にするように配列されている。具体的には、上側ブランチ部の52,54の最外縁E2,E4は、外側が凸となるよう湾曲している。より具体的には、複数の上側ブランチ部52,54の最外縁E2,E4の包絡線は、図3に破線E10で示すように、略円弧状をなしている。
また、本実施形態においては、管群15のブランチ部52,54,56,58の冷却管5のうち、少なくとも最外縁E2,E4,E6,E8を形成する冷却管5e,5f,5g,5hは、その他の冷却管に比べて、管の厚み、すなわち管の外径と内径の差が大きい。例えば、冷却管5e,5f,5g,5hと、これらと隣り合う冷却管5の厚みを、ブランチ部52,54,56,58の他の冷却管5や、環状部51の冷却管5c、空気冷却部50の冷却管5aに比べて、大きいものにする。これにより、蒸気の流れに含まれる水滴が衝突して最外縁の冷却管5e,5f,5g,5hが損傷した場合であっても、これら冷却管5e,5f,5g,5hから冷却水が漏洩することを抑制することができる。
また、少なくとも最外縁E2,E4,E6,E8を形成する冷却管5e,5f,5g,5hは、その他の冷却管に比べて、隣り合う冷却管同士の間隔、すなわち冷却管が配列されるピッチを、大きくすることも好適である。例えば、冷却管5e,5f,5g,5hと、これらと隣り合う冷却管5との間隔を、ブランチ部52,54,56,58の他の冷却管5や、環状部51の冷却管5c、空気冷却部50の冷却管5aに比べて、大きいものにする。これにより、最外縁の冷却管5e,5f,5g,5hの近傍を流れる蒸気の流速を比較的低いものにすることができ、これら冷却管5e,5f,5g,5hに高速の蒸気の流れが衝突することを抑制することができる。
本実施形態の復水器のうち管群の周辺の構成について、図1及び図4を参照して説明する。図4は、本実施形態の管群とその周辺の断面図であり、冷却管の長手方向L(図1参照)に垂直な横断面を示している。なお、図4においては、蒸気の流れを破線矢印で示しており、当該破線矢印の長さは、蒸気の流速を示している。
図4に示すように、本実施形態の復水器は、管群15のブランチ部52,54,56,58の外側には、内部を冷却水が流通しない複数の管(以下、保護管と記す)7が配列されている。複数の保護管7は、管群15の冷却管5を、当該管群15に流入する蒸気の流れから保護するためのものであり、蒸気との間で熱交換を行う機能を有していない。
複数の保護管7は、図4に示す横断面において、管群15のうち少なくとも鉛直上側を囲うように間隔をあけて配列されている。すなわち、複数の保護管7が間隔をあけて配列された単数のアレイは、当該横断面において、管群15のうち少なくとも鉛直上側を囲っている。
複数の保護管7は、ブランチ部52,54,56,58の最外縁E2,E4,E6,E8と、これらブランチ部52,54,56,58の間にある蒸気通路70,72,74,76を囲うように配列されている。すなわち複数の保護管7のアレイは、管群15のうち少なくとも鉛直上側を囲う円弧状をなしている。
各保護管7は、管群15を構成する各冷却管5と平行に延びている。本実施形態においては、保護管7は、2つの管板13,14の間を長手方向L(図1参照)に延びている。保護管7は、冷却管5と同様に、管板13,14に結合されており、支え板16(図1参照)により支持(又は保持)されている。
このように構成された復水器によれば、蒸気タービン2から排出された高速の蒸気の流れは、保護管7の近傍を通って管群15内、すなわちブランチ部52,54,56,58及び蒸気通路70,72,74,76に流入する。保護管7が流動抵抗となり、保護管7の近傍を通過する蒸気の流れが減速する。蒸気の流れに含まれる水滴が衝突して保護管7が損傷しても、保護管7は、内部に冷却水が流通しないものであるため、特に問題が生じない。
なお、蒸気通路70,72,74,76のうち中央蒸気通路70は、最も鉛直上側に配置されており且つ鉛直方向に延びているため、他の蒸気通路72,74,76に比べて蒸気の流速が高いものとなる。高速の蒸気の流れが、ガイド板65に沿って流れ、直接、空気冷却部50に到達すると、蒸気が凝縮することなく抽出ダクト62を通して排出される可能性がある。
本実施形態の復水器は、中央蒸気通路70内を鉛直下側に向かう蒸気の流れを止めて、当該流れを各上側ブランチ部52,54に導くことが可能なバッフル(baffle)68を有している。バッフル68は、管群15の内部に配置されており、長手方向に垂直な横断面において水平方向に隣り合う2つの上側ブランチ部52の間を鉛直方向に延びている中央蒸気通路70に面している。本実施形態のバッフル68は、幅方向W及長手方向Lに広がる板状をなしており、「バッフル板」又は「ショートパス防止板」とも称される。バッフル68は、ガイド板65の鉛直上側に配置されている。当該バッフル68は、冷却管5と平行に2つの管板13,14(図1参照)の間を長手方向Lに延びており、抽出ダクト62は、バッフル68を貫通して延びているものとしても良い。
次に、管群15に向かう蒸気の流れを制御するための構成について、図1ないし図6を参照して説明する。図5は、本実施形態の復水器のシェル内の蒸気の流れと、保護部材の配置を説明する斜視図である。なお、図5は、図2に示す対称面Pから幅方向Wの一方側のみを示している。また、図5において、蒸気の流れを破線矢印で示しており、当該破線矢印の長さは、蒸気の流速を示している。図6は、本実施形態の保護部材の断面形状と配置を説明する説明図である。なお、図6は、保護部材の横断面を示している。
図1及び図5に示すように、管群15の各冷却管5内を通る冷却水の温度は、長手方向Lを出口側の管板14に近接するに従って上昇する。管群15のうち入口側の端部15aは、その他の部分に比べて、冷却管5の温度が低い。当該端部15aにおいては、その他の部分に比べて、冷却管5の外面において蒸気が凝縮され易く、蒸気が流動する空間の圧力が低くなる。よって、図5に破線矢印で示すように、蒸気入口11から蒸気室12に流入した蒸気は、鉛直下側に流れると共に、管群15の入口側の端部15aに流れる傾向がある。高速の蒸気の流れが、管群15に流入すると、蒸気の流れに含まれる水滴により冷却管5が損傷する可能性がある。
本実施形態の復水器は、図5に示すように、蒸気室12内の高速の蒸気の流れから管群15を保護するために、管群15の鉛直上側において2つの側壁20の間を幅方向Wに延びており、長手方向Lに配列されている部材(以下、保護部材と記す)23,24を有している。これら保護部材23,24は、管群15のうち長手方向Lの入口側の端部15aと、鉛直方向に対向して配列されている。保護部材23,24は、その近傍を通過する蒸気の流れの流動抵抗となり、管群15の端部15aに向かう蒸気の流れを減速させる。
なお、本実施形態においては、保護部材23,24は、2つの管板13,14の間に配列されている。保護部材23,24は、長手方向Lにおいて管群15の全長の30%以下の長さに亘って配列されていることが好ましい。ただし、保護部材23,24により蒸気の流れに生じる圧力損失が比較的小さい場合には、長手方向Lにおいて管群15の全長に亘って配列されている、すなわち管群15全体と鉛直方向に対向して配置されていることも好適である。
本実施形態の保護部材23,24は、鉛直上側において長手方向Lに配列されている複数の上側保護部材23と、鉛直下側において長手方向Lに配列されている複数の下側保護部材24とを有している。図6に示すように、複数の上側保護部材23と、複数の下側保護部材24は、長手方向Lに所定の間隔(図に寸法Sで示す)をあけて配列されている。保護部材23,24は、図6に示す幅方向Wに垂直な断面が、円形をなしている円筒状の部材である。なお、保護部材23,24は、円柱状の部材であるものとすることができる。
長手方向Lに隣り合う2つの保護部材23,24の間隔Sは、これら保護部材の23,24の外径と等しい。複数の保護部材23,24は、千鳥状に配列されている。具体的には、複数の下側保護部材24が長手方向Lに配列されたアレイは、複数の上側保護部材23が長手方向Lに配列されたアレイに対して、所定の間隔S(すなわち保護部材23,24の外径)、長手方向Lにずらして配置されている。上側保護部材23及び下側保護部材24を通過するときに、蒸気の流れの経路が直線状となることを防止することができ、管群15に向かう蒸気の流れを確実に減速させることができる。
また、図2に示す横断面において、シェル10は、幅方向Wにおいて互いに対向する2つの側壁20を含んでいる。これら側壁20は、蒸気室12に面して鉛直方向に延びている。各側壁20は、ほぼ鉛直方向に延びているため、当該側壁20に沿う蒸気の流れは、比較的高速なものとなる。
本実施形態の復水器は、側壁20に沿って管群15に向かう蒸気の流れを減速させるための複数の抵抗体26を有している。抵抗体26は、蒸気室12のうち管群15より鉛直上側であって側壁20の近傍に配置されている。本実施形態においては、上述した保護部材23,24(図5参照)に比べて鉛直下側に配置されている。なお、図2において、保護部材23,24の表示は、省略されている。
本実施形態において、各側壁20の近傍には、複数の抵抗体26が間隔をあけて配列されている。複数の抵抗体26は、幅方向Wに間隔をあけて配列されている。各抵抗体26は、管群15と平行に長手方向Lに延びている。本実施形態において、抵抗体26は、略円形の断面を有しており、金属製の管により実現することができる。
抵抗体26は、側壁20に沿う当該蒸気の流れに流動抵抗を生じさせて、その鉛直下側すなわち管群15に向かう蒸気の流れを減速させる。これにより、管群15と側壁20との間にある通路12cにおける蒸気の流れや、管群15に鉛直上側から流入する蒸気の流れを、減速させることができる。
また、図2に示すように、幅方向Wに隣り合う2つの管群15の間には、鉛直方向に蒸気の流れが貫流可能な通路12aが形成されている。本実施形態の復水器は、当該通路12aに面しており、2つの管群15の間を延びているバッフル(baffle)28を有している。バッフル28は、管群15のうち鉛直下側に配置された2つの下側ブランチ部58(図4参照)の間を幅方向Wに延びている。本実施形態のバッフル28は、幅方向W及び長手方向L(図1参照)に広がる板状をなしており、「バッフル板」又は「偏流防止板」とも称される。
バッフル28は、2つの管群15の間にある通路12aにおいて鉛直下側に向かう蒸気の流れを止めて、当該流れを当該2つの管群に導くことが可能なものである。また、バッフル28は、各管群15の周りを周回する流れが生じることを防止可能である。当該バッフル28により、通路12aにおいて鉛直下側に向かう蒸気の流れ、又は、管群15と側壁20との間にある通路12cにおいて鉛直下側に向かう蒸気の流れにより、長手方向Lに垂直な横断面において各管群15の周りを周回する流れが生じることを防止することができる。
以上のように構成された復水器における管群15の鉛直上側の蒸気の流れについて、図7及び図8を参照して説明する。図7は、本実施形態の復水器における管群の鉛直上側の蒸気の流れを説明する説明図である。図8は、比較例の管群の鉛直上側の蒸気の流れを説明する説明図である。なお、図7及び図8において、蒸気の流れを破線矢印で示しており、当該破線矢印の長さは、蒸気の流速を示している。
図8に示すように、比較例の管群100は、その最外縁が略矩形をなしており、当該最外縁E11を形成するように、複数の冷却管5が間隔をあけて配列されている。なお、図8には、最外縁を形成する冷却管5のみを示しており、その他の冷却管については、表示を省略している。管群100のうち鉛直上側にある最外縁E11は、幅方向W、すなわち水平方向に延びている。
蒸気室12(図2参照)内において管群100に向かう蒸気の流れの一部は、最外縁E11を形成する冷却管5jに衝突して、その向きを変える。冷却管5jの近傍には、鋭角(図にθ2で示す)に向きを変える蒸気の流れが形成される。この流れ以外の蒸気の流れは、そのまま冷却管5jの近傍を通過して管群100の内部に流入する。蒸気の流れに含まれる水滴は、向きを変えることなく、そのまま直進し、比較的高い速度で冷却管5jに衝突する。
一方、図7に示す本実施形態の復水器においては、上側ブランチ部52,54の最外縁E2,E4を形成する複数の冷却管5e,5fは、長手方向Lに垂直な横断面において水平方向を外側に向かうに従って鉛直下側に位置するように配列されている。また、これら上側ブランチ部52,54の最外縁E2,E4の包絡線(図3の破線E10参照)は、略円弧状をなしており、その外側を囲うように、複数の保護管7が配列されている。
本実施形態の管群15に向かう蒸気の流れの一部は、略円弧状に配列された保護管7に衝突して、その向きを変える。保護管7の近傍には、鈍角(図にθ1で示す)に向きを変える蒸気の流れが形成される。蒸気の流れの一部は、図8の比較例ほど減速することなく、水平方向外側に向かう。
本実施形態の復水器によれば、管群15の鉛直上側において蒸気の流れを分散して、上側ブランチ部52,54の最外縁E2,E4及びその外側にある保護管7に沿ってブランチ部56,58及び蒸気通路74,76に向かう蒸気の流れを形成することができ、管群15の鉛直上側において冷却管5e,5fが高速の蒸気の流れに曝されて損傷することを抑制することができる。
〔発電プラント用タービンシステム〕
以上に説明した復水器1は、発電プラント用タービンシステムの一部分を形成するものであり、以下に、本実施形態の発電プラント用タービンシステムの一例を、図9を参照して説明する。図9は、本実施形態の発電プラント用タービンシステムの一例を示す模式図である。
図9に示す本実施形態の発電プラント用タービンシステムは、水を加熱して蒸気を発生する熱源4を有している。熱源4は、例えば、原子炉圧力容器等の蒸気発生器である。当該タービンシステムは、当該熱源4において発生した蒸気の供給を受けて駆動される蒸気タービンとして、低圧蒸気タービン2,2Aと、高圧蒸気タービン2Hを有している。また、当該タービンシステムは、これら蒸気タービン2,2A,2Hにおいて発生した回転動力を電力に変換する発電機8を有している。低圧蒸気タービン2,2A、高圧蒸気タービン2H及び発電機8は、同軸に配置されており、互いに機械的動力を伝達可能に構成されている。上述した復水器1は、蒸気タービン2,2A,2Hのうち、少なくとも低圧蒸気タービン2の鉛直下側に配置されており、当該蒸気タービン2を駆動した蒸気を凝縮させる。
熱源4において発生した蒸気は、配管6aを通して高圧蒸気タービン2Hに供給される。高圧蒸気タービン2Hを駆動した蒸気は、配管6c,6fを通して低圧蒸気タービン2,2Aに向けて流れる。これら配管6c,6fのうち下流側の配管6fは、途中で分岐しており、それぞれ対応する低圧蒸気タービン2,2Aに蒸気を導く。このようにして、低圧蒸気タービン2,2Aは、上流側の配管6cと下流側の配管6fを通して、熱源4において発生した蒸気の供給を受ける。
蒸気タービン2,2A,2Hは、それぞれ蒸気の供給を受けて駆動されて、機械的動力(回転動力)を発生する。発電機8は、これら蒸気タービン2,2A,2Hが発生した機械的動力を受けて電力に変換する。上述した復水器1は、低圧蒸気タービン2を駆動した蒸気を凝縮させて水(いわゆる復水)にする。
当該復水器1は、配管6hを介して熱源4に接続されており、当該配管6hには、復水を熱源4に向けて圧送可能なポンプ9(いわゆる復水ポンプ)が設けられている。なお、当該配管6hには、これら蒸気タービン2,2A,2Hから排出された蒸気の熱により、ボイラ等に供給する水を加熱する給水加熱器が設けられることも好適である。また、高圧蒸気タービン2Hと低圧蒸気タービン2,2Aの間、具体的には、上流側の配管6cと下流側の配管6fとの間には、気水分離再熱器が配置されることも好適である。
本実施形態の発電プラント用タービンシステムは、復水器1により蒸気が凝縮して生じた復水を、配管6h及びポンプ9を通して熱源4に戻す。当該復水は、熱源4において再び加熱されて蒸気となる。すなわち、発電プラント用タービンシステムにおいて、復水器1により凝縮される蒸気(又は復水)は、全て熱源4に戻されて、当該タービンシステムを循環する。
〔他の実施形態〕
なお、上述した実施形態の復水器においては、複数の保護管7は、冷却管5の長手方向に垂直な横断面において、管群15のうち少なくとも鉛直上側を囲うように間隔をあけて配列されているものとしたが、本発明に係る復水器は、この態様に限定されるものではない。本発明に係る復水器は、上側ブランチ部52,54の最外縁E2,E4を形成する複数の冷却管5e,5fが、幅方向Wを外側に向かうに従って鉛直下側に位置するように配列されていれば良い。例えば、複数の保護管7は、各ブランチ部52,54,56,58の縁(図3参照)に沿って間隔をあけて配列されているものとしても良い。また、保護管7は、図3に示すように配列されていないものとしても良い。
また、上述した実施形態において、管群15を構成する各冷却管5が延びている方向である長手方向Lは、水平方向のうち所定の向きと略一致しており、且つ蒸気タービン2の軸心(図1に点Cで示す)と略垂直な方向であるものとしたが、本発明に係る長手方向は、この態様に限定されるものではない。例えば、管群15を構成する各冷却管5が延びている方向は、水平方向のうち所定の向きと略一致しており、且つ蒸気タービン2の軸心と略平行な方向であるものとしても良い。
本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:復水器、2,2A:蒸気タービン(低圧蒸気タービン)、2H:蒸気タービン(高圧蒸気タービン)、3:気水分離再熱器、4:熱源(蒸気発生器)、5,5a,5c,5e,5f,5g,5h,5j:冷却管、6a,6c,6e,6f,6h:配管、7:保護管、8:発電機、9:ポンプ(復水ポンプ)、10:シェル(筐体)、11:蒸気入口(シェル)、12:蒸気室、12a,12c:通路(蒸気室)、13,14:管板、15:管群、15a:端部(管群)、16:支え板、17:給水加熱器、18:ホットウェル、20:側壁(シェル)、23:保護部材(上側保護部材)、24:保護部材(下側保護部材)、26:抵抗体、28:バッフル(バッフル板、偏流防止板)、30:ウォーターボックス、31:冷却水入口、33:水室、40:ウォーターボックス、44:水室、45:冷却水出口、50:空気冷却部(複数の冷却管のアレイ)、51:環状部(複数の冷却管のアレイ)、52:上側ブランチ部(ブランチ部、複数の冷却管のアレイ)、54:上側ブランチ部(ブランチ部、複数の冷却管のアレイ)56:中間ブランチ部(ブランチ部、複数の冷却管のアレイ)58:下側ブランチ部(ブランチ部、複数の冷却管のアレイ)、60:抽出器、62:抽出ダクト(抽出器)、63:ガス入口(抽出ダクト)、65:ガイド板(抽出器)66:脚部(ガイド板)、68:バッフル(バッフル板、ショートパス防止板)、70:中央蒸気通路(蒸気通路、蒸気レーン)、72,74,76:蒸気通路(蒸気レーン)、100 :比較例の管群

Claims (15)

  1. 蒸気タービンの鉛直下側に配列されており、当該蒸気タービンからの蒸気を受ける蒸気室を内部に有するシェルと、
    水平方向において互いに対向して配置されており、前記蒸気室と水室とを区分する2つの管板と、
    前記蒸気室内において2つの管板の間を長手方向に延びており且つその内部を冷却水が通る複数の冷却管が、当該長手方向に垂直な横断面において間隔をあけて配列されている管群と、
    前記管群内に配置されたガス入口から蒸気に含まれる不凝縮ガスを抽出する抽出器と、
    を備え、
    前記管群は、前記横断面において、
    前記ガス入口を少なくとも部分的に囲うように複数の前記冷却管が間隔をあけて配列されている環状部と、
    前記環状部から外側に延びるように複数の前記冷却管が間隔をあけて配列されている複数のブランチ部と、
    を含み、
    隣り合う前記ブランチ部の間には、前記冷却管が配列されていない空間であり、前記管群外からの蒸気を前記環状部に向けて導く複数の蒸気通路が、形成されており、
    前記複数のブランチ部は、鉛直上側に配置された上側ブランチ部を含み、
    当該上側ブランチ部の最外縁を形成する複数の冷却管は、前記横断面において水平方向外側に向かうに従って鉛直下側に位置するように配列されている
    ことを特徴とする復水器。
  2. 複数の前記上側ブランチ部の最外縁の包絡線は、略円弧状をなしている
    ことを特徴とする請求項1に記載の復水器。
  3. 前記抽出器は、
    前記ガス入口から鉛直上側に延びており、且つ不凝縮ガスを当該ガス入口から前記シェル外に導く抽出ダクトと、
    前記ガス入口の鉛直下側に配置されており、前記管群内にある不凝縮ガスを含む蒸気を、前記ガス入口に導くガイド板と、
    を備え、
    前記管群は、前記横断面において当該ガイド板の水平方向内側に複数の前記冷却管が間隔をあけて配列されており、不凝縮ガスを冷却可能な単数の空気冷却部を含み、
    前記環状部は、当該ガイド板及び当該空気冷却部を少なくとも部分的に囲うように複数の前記冷却管が配列されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の復水器。
  4. 前記2つの管板の間を前記長手方向に延びており、その内部に冷却水が流通しない複数の保護管を、さらに備え、
    当該複数の保護管は、前記横断面において前記管群のうち少なくとも鉛直上側を囲うように間隔をあけて配列されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の復水器。
  5. 前記複数の保護管は、前記横断面において前記複数のブランチ部の最外縁と、前記複数の蒸気通路とを囲うように、間隔をあけて配列されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の復水器。
  6. 前記複数の蒸気通路は、前記横断面において水平方向に隣り合う前記上側ブランチ部の間に配置されており且つ鉛直方向に延びている中央蒸気通路を、含み、
    当該隣り合う上側ブランチ部の間に配置されており、当該中央蒸気通路を鉛直下側に向かう蒸気の流れを止めて当該流れを各上側ブランチ部に導くことが可能なバッフルを、さらに備える
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の復水器。
  7. 前記シェルは、水平方向のうち前記長手方向に垂直な幅方向に対向して配置されている2つの側壁を含み、
    前記管群の鉛直上側において当該2つの側壁の間を当該幅方向に延びており、前記長手方向に間隔をあけて配列されている複数の保護部材を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の復水器。
  8. 前記複数の保護部材は、
    前記管群のうち前記長手方向の入口側の端部と鉛直方向に対向して配列されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の復水器。
  9. 前記複数の保護部材は、
    鉛直上側において前記長手方向に所定の間隔をあけて配列されている複数の上側保護部材と、
    鉛直下側において前記長手方向に所定の間隔をあけて配列されている複数の下側保護部材と、
    を含み、
    複数の下側保護部材が前記長手方向に配列されたアレイは、複数の上側保護部材が前記長手方向に配列されたアレイに対して、前記所定の間隔、前記長手方向にずらして配置されている
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の復水器。
  10. 前記管群を形成する冷却管のうち、少なくとも前記複数のブランチ部の最外縁を形成する冷却管は、その他の冷却管に比べて、管の厚みが大きい
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の復水器。
  11. 前記管群を形成する冷却管のうち、少なくとも前記複数のブランチ部の最外縁を形成する冷却管は、その他の冷却管に比べて、隣り合う冷却管同士の間隔が大きい
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の復水器。
  12. 前記シェルは、水平方向のうち前記長手方向に垂直な幅方向において互いに対向する2つの側壁を含み、
    前記蒸気室のうち前記管群より鉛直上側であって各側壁の近傍に配置されており、当該側壁に沿う蒸気の流れの流動抵抗となる抵抗体を、さらに備える
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項11のいずれか一項に記載の復水器。
  13. 複数の前記抵抗体は、前記長手方向に延びており、前記幅方向に間隔をあけて配列されている
    ことを特徴とする請求項12に記載の復水器。
  14. 前記シェルは、水平方向のうち前記長手方向に垂直な幅方向において互いに対向する2つの側壁を含み、
    当該2つの側壁の間には、当該幅方向に間隔をあけて2つの前記管群が配置されており、
    当該管群と、これに対向する前記側壁との間には、蒸気の流れが貫流可能な通路が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の復水器。
  15. 水を加熱して蒸気を発生する熱源と、
    当該熱源において発生した蒸気の供給を受けて駆動される蒸気タービンと、
    当該蒸気タービンが発生した機械的動力を電力に変換する発電機と、
    当該蒸気タービンを駆動した蒸気を凝縮させる復水器と、
    を備え、当該復水器により蒸気が凝縮して生じた復水を前記熱源に戻す発電プラント用タービンシステムであって、
    前記復水器は、
    前記蒸気タービンの鉛直下側に配列されており、当該蒸気タービンからの蒸気を受ける蒸気室を内部に有するシェルと、
    水平方向において互いに対向して配置されており、前記蒸気室と水室とを区分する2つの管板と、
    前記蒸気室内において2つの管板の間を長手方向に延びており且つその内部を冷却水が通る複数の冷却管が、当該長手方向に垂直な横断面において間隔をあけて配列されている管群と、
    前記管群内に配置されたガス入口から蒸気に含まれる不凝縮ガスを抽出する抽出器と、
    を備え、
    前記管群は、前記横断面において、
    前記ガス入口を少なくとも部分的に囲うように複数の前記冷却管が間隔をあけて配列されている環状部と、
    前記環状部から外側に延びるように複数の前記冷却管が間隔をあけて配列されている複数のブランチ部と、
    を含み、
    隣り合う前記ブランチ部の間には、前記冷却管が配列されていない空間であり、前記管群外からの蒸気を前記環状部に向けて導く複数の蒸気通路が、形成されており、
    前記複数のブランチ部は、鉛直上側に配置された上側ブランチ部を含み、
    当該上側ブランチ部の最外縁を形成する複数の冷却管は、前記横断面において水平方向外側に向かうに従って鉛直下側に位置するように配列されている
    ことを特徴とする発電プラント用タービンシステム。
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