JP2018143413A - モニタリング装置、モニタリングシステム、モニタリング方法、モニタリングプログラム、記憶媒体、モニタリングサーバー及び電子機器 - Google Patents

モニタリング装置、モニタリングシステム、モニタリング方法、モニタリングプログラム、記憶媒体、モニタリングサーバー及び電子機器 Download PDF

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照一 大山
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Abstract

【課題】本発明は、様々な行動を伴う運動中のユーザーの危険を高精度に検出する。【解決手段】本発明のモニタリング装置は、ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成する処理部と、生成された前記危険度に係る情報を出力する出力部と、を含む。【選択図】図6

Description

本発明は、モニタリング装置、モニタリングシステム、モニタリング方法、モニタリングプログラム、記憶媒体、モニタリングサーバー及び電子機器に関する。
特許文献1には、マラソン大会に参加する競技者に装着した生体情報計測機からの生体情報に基づいて、競技者の異常を検出する技術が記載されている。
特開2016−135172号公報
しかしながら、トレイルランニング(ウルトラトレイルランニングを含む)のレースのように競技者の移動ルートの一部に森林、山岳地帯、登山道などの危険ルートを含むような場合には、競技者の身体に何ら異常が生じていなかったとしても滑落や遭難などの事故に遭遇する危険性がある。また、トレイルランニングのレースのように長時間を要するレースでは、レース中に休憩、仮眠、食事、着替えなど、走行又は歩行以外の行動を競技者がする可能性があり、体調不良以外の要因で生体情報が大きく変化し得るので、競技者の危険を正確に検出できない虞もあった。
そこで本発明は、様々な行動を伴う運動中のユーザーの危険を高精度に検出することが可能なモニタリング装置、モニタリングシステム、モニタリング方法、モニタリングプログラム、記憶媒体、モニタリングサーバー及び電子機器を提供することを目的とする。
[適用例1]
本適用例のモニタリング装置は、ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成する処理部と、生成された前記危険度に係る情報を出力する出力部と、を含む。
処理部は、ユーザーの危険度に係る情報を生成するために、当該ユーザーの位置情報及び運動情報に基づくので、当該ユーザーの行動の内容まで考慮に含めることが可能である。このため、本適用例のモニタリング装置は、ユーザーに体調不良以外の危険が生じたことを確実に検出することが可能であり、また、ユーザーが様々な行動をし得るような場合であっても安全時に危険であるという誤検出をする可能性を軽減することができる。
[適用例2]
本適用例のモニタリング装置において、前記処理部は、前記ユーザーの運動情報に含まれる速度情報に基づいて、前記ユーザーが移動しているか否かを判定し、移動していると判定した場合は、移動していないと判定した場合よりも危険度が低いと判定してもよい。
一般に、ユーザーが移動できる状態にあるときは、少なくとも移動できるだけの体力を有していることは明らかであるから、移動できない状態よりも危険度は低いと考えられるので、処理部は、ユーザーの移動の有無に基づくことで、より正確な判定をすることがで
きる。
[適用例3]
本適用例のモニタリング装置において、前記処理部は、前記ユーザーが停止中の場合、前記運動情報に含まれる加速度情報に基づいて、前記ユーザーが動作しているか否かを判定し、動作していると判定した場合は、動作してないと判定した場合よりも危険度が低いと判定してもよい。
一般に、ユーザーが動作できる状態にあるときは、少なくとも動作をするという意思(意識)を有していることは明らかであるから、動作できない状態よりも危険度は低いと考えられるので、処理部は、ユーザーの動作の有無に基づくことで、より正確な判定をすることができる。
[適用例4]
本適用例のモニタリング装置において、前記ユーザーの移動エリア内の休憩施設の位置情報を予め記憶する記憶部を含み、前記処理部は、前記ユーザーが動作していないと判定した場合、前記位置情報と前記休憩施設の位置情報とに基づいて、前記ユーザーが前記休憩施設を利用しているか否かを判定し、利用していると判定した場合は、利用していないと判定した場合よりも危険度が低いと判定してもよい。
一般に、ユーザーが施設を利用している状態にあるときは、休憩施設の関係者や他のユーザーが近くに存在しているはずであるから、利用していない状態よりも危険度は低いと考えられるので、処理部は、ユーザーの休憩施設の利用の有無に基づくことで、より正確な判定をすることができる。
[適用例5]
本適用例のモニタリング装置において、前記処理部は、前記休憩施設を利用していないと判定した場合、前記ユーザーの位置情報及び他のユーザーの位置情報に基づき当該ユーザーが孤立しているか否かを判定し、孤立していると判定した場合は、孤立していないと判定した場合よりも危険度が高いと判定してもよい。
一般に、ユーザーが孤立していない状態にあるときは、他のユーザーの協力を得られる立場にあるはずであるから、孤立している状態よりも危険度は低いと考えられるので、処理部は、ユーザーの孤立の有無に基づくことで、より正確な判定をすることができる。
[適用例6]
本適用例のモニタリング装置において、前記処理部は、前記休憩施設を利用していないと判定した場合、前記ユーザーの生体情報に基づき前記ユーザーの身体異常の有無を判定し、身体異常が有ると判定した場合は、身体異常が無いと判定した場合よりも危険度が高いと判定してもよい。
一般に、ユーザーに身体異常が無いときには、自分の意思で危険の回避行動をし得るので、身体異常があるときりも危険度は低いと考えられるので、処理部は、ユーザーの身体異常の有無に基づくことで、より正確な判定をすることができる。
[適用例7]
本適用例のモニタリング装置において、前記出力部は、複数の前記ユーザーの前記危険度に係る情報をリストとして出力してもよい。
このようなリストによれば、例えば、複数のユーザーの管理者は、複数のユーザーの全
体の危険がどの程度であるかを把握したり、複数のユーザーのうち危険が迫っている者を特定したりすることが容易である。
[適用例8]
本適用例のモニタリング装置において、前記リストは、前記危険度の高い順又は低い順に前記ユーザーの氏名又は名称を表示するものであってもよい。
このような表示順序によれば、例えば、複数のユーザーの管理者は、危険度の高い順又は低い順にユーザーの氏名又は名称を把握することができるので、優先的に救助すべきユーザーを選定したり、安全な状態を維持できているユーザーを特定したりすることが容易である。
[適用例9]
本適用例のモニタリング装置において、前記出力部は、前記ユーザーの危険度に係る情報を、前記ユーザーの移動エリアの地図と共に出力してもよい。
この場合、地図を確認する者は、ユーザーの移動エリアと危険度とを容易に対応付けすることが可能である。例えば、「ユーザーが危険に陥った地点はこの辺りである」などといった推定が可能である。
[適用例10]
本適用例のモニタリング装置において、前記移動エリアの地図には、前記ユーザーの存在する位置に前記ユーザーの危険度に応じたマークがプロットされていてもよい。
この場合、地図を確認する者は、ユーザーの存在する位置と危険度とを確実に対応付けすることができる。例えば、「ユーザーが危険に陥った地点はここである」といった確認が可能である。また、マークのプロットによると当該確認を直感的に行うことができる。
[適用例11]
本適用例のモニタリングシステムは、本適用例の何れかのモニタリング装置と、前記位置情報及び前記運動情報を前記ユーザーから取得するセンサーと、を含む。
本適用例のモニタリングシステムは、本適用例の何れかのモニタリング装置を含むので、ユーザーに体調不良以外の危険が生じたことを確実に検出することが可能であり、また、ユーザーが様々な行動をし得るような場合であっても安全時に危険であるという誤検出をする可能性を軽減することができる。
[適用例12]
本適用例のモニタリング方法は、ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成するステップと、生成された前記危険度に係る情報を出力するステップと、を含む。
生成するステップは、ユーザーの危険度に係る情報を生成するために、当該ユーザーの位置情報及び運動情報に基づくので、当該ユーザーの行動の内容まで考慮に含めることが可能である。このため、本適用例のモニタリング方法は、ユーザーに体調不良以外の危険が生じたことを確実に検出することが可能であり、また、ユーザーが様々な行動をし得るような場合であっても安全時に危険であるという誤検出をする可能性を軽減することができる。
[適用例13]
本適用例のモニタリングプログラムは、ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成するステップと、生成された前記危険度に係る情報を出力するステップと、をコンピューターに実行させる。
生成するステップは、ユーザーの危険度に係る情報を生成するために、当該ユーザーの位置情報及び運動情報に基づくので、当該ユーザーの行動の内容まで考慮に含めることが可能である。このため、コンピューターは、ユーザーに体調不良以外の危険が生じたことを確実に検出することが可能であり、また、ユーザーが様々な行動をし得るような場合であっても安全時に危険であるという誤検出をする可能性を軽減することができる。
[適用例14]
本適用例のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成するステップと、生成された前記危険度に係る情報を出力するステップと、をコンピューターに実行させるモニタリングプログラムを記憶する。
生成するステップは、ユーザーの危険度に係る情報を生成するために、当該ユーザーの位置情報及び運動情報に基づくので、当該ユーザーの行動の内容まで考慮に含めることが可能である。このため、コンピューターは、ユーザーに体調不良以外の危険が生じたことを確実に検出することが可能であり、また、ユーザーが様々な行動をし得るような場合であっても安全時に危険であるという誤検出をする可能性を軽減することができる。
[適用例15]
本適用例のモニタリング装置は、ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成し、生成された前記危険度に係る情報を出力する。
処理部は、ユーザーの危険度に係る情報を生成するために、当該ユーザーの位置情報及び運動情報に基づくので、当該ユーザーの行動の内容まで考慮に含めることが可能である。このため、本適用例のモニタリング装置は、ユーザーに体調不良以外の危険が生じたことを確実に検出することが可能であり、また、ユーザーが様々な行動をし得るような場合であっても安全時に危険であるという誤検出をする可能性を軽減することができる。
[適用例16]
本適用例のモニタリングサーバーは、ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成する処理部と、生成された前記危険度に係る情報を出力する出力部と、を含む。
処理部は、ユーザーの危険度に係る情報を生成するために、当該ユーザーの位置情報及び運動情報に基づくので、当該ユーザーの行動の内容まで考慮に含めることが可能である。このため、本適用例のモニタリングサーバーは、ユーザーに体調不良以外の危険が生じたことを確実に検出することが可能であり、また、ユーザーが様々な行動をし得るような場合であっても安全時に危険であるという誤検出をする可能性を軽減することができる。
[適用例17]
本適用例の電子機器は、ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成する処理部と、生成された前記危険度に係る情報を出力する出力部と、を含む。
処理部は、ユーザーの危険度に係る情報を生成するために、当該ユーザーの位置情報及び運動情報に基づくので、当該ユーザーの行動の内容まで考慮に含めることが可能である
。このため、本適用例の電子機器は、ユーザーに体調不良以外の危険が生じたことを確実に検出することが可能であり、また、ユーザーが様々な行動をし得るような場合であっても安全時に危険であるという誤検出をする可能性を軽減することができる。
第1実施形態におけるシステムの構成を説明するための図の一例である。 電子機器1の機能ブロック図の一例である。 情報端末2及びサーバー4の機能ブロック図の一例である。 第1実施形態のシステムの適用例である。 サーバー4の記憶部44に蓄積される参加者データの一例である。 モニタリング処理に係るフローの一例である。 レース運営者の情報端末20に表示される画面の一例である。 レース運営者の情報端末20に表示される画面の別の例である。 第2実施形態のシステムの一例である。 統括者の情報端末20に表示される画面の例である。 サポートチームの情報端末20A、20B、20C、20Dに表示される画面の例である。
1.第1実施形態
1−1.サーバーシステムの構成
図1は、本実施形態におけるシステムの構成を説明するための図の一例である。図1に示すとおり、システム(モニタリングシステムの一例)は、電子機器1と、情報端末2と、サーバー4(モニタリング装置又はモニタリングサーバーの一例)とを備える。情報端末2、サーバー4の各々は、インターネットなどのネットワーク3に接続可能であって、情報端末2、サーバー4は、ネットワーク3を介して互いに通信可能である。また、電子機器1は、近距離無線通信などを介して情報端末2と互いに通信可能である。また、電子機器1は、ネットワーク3を介してサーバー4と直接的に通信可能であってもよい。
電子機器1は、例えば、ランニング(ジョギング)、スイミング、自転車(バイク)、スキー、サッカー、ウォーク、各種トレーニングなどのスポーツ(運動)のシーンにおいてユーザーの身体の一部へ装着可能な携帯情報機器である。なお、「運動」には、ユーザーの移動を伴う運動、移動を伴わない運動の何れもが含まれるものとする。また、「移動」には、頂上を目指して整備されたルートを移動すること、頂上を目指して整備されていないルートを移動すること、岩登り、雪山登山、トレッキング、平坦なルートの移動(ハイキング)、起伏のある又は平坦なルートの移動、起伏のある又は平坦なルートのジョギング、ウォーク、自転車による移動、トレーニングなどが含まれる。ユーザーの身体に関する計測データを電子機器1が接触又は非接触で取得したり、必要なときに電子機器1をユーザーが目視したりできるよう、電子機器1の装着先は、例えば、ユーザーの肘から手に至る部位(前腕)である。図1に示す例では、電子機器1はリスト型(腕時計型)の電子機器として構成されており、電子機器1の装着先は手首である。
情報端末2は、電子機器1のユーザーが使用する情報端末であって、例えば、通話機能付きの携帯型PC(スマートフォン)、デスクトップ型のPC(パーソナルコンピューター)、又はタブレットPCなどで構成される。
サーバー4は、電子機器1のユーザーに向けて、電子機器1の利用に関連する情報を提供したり、電子機器1が取得した計測データをユーザーごとに管理したりするサーバーである。
1−2.電子機器の構成
図2は、電子機器1の機能ブロック図の一例である。
図2に示すとおり、電子機器1には、GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112、加速度センサー113、角速度センサー114、脈センサー115、温度センサー116、処理部120、記憶部130、操作部150、計時部160、表示部170、音出力部180、通信部190などを含んで構成される。但し、電子機器1の構成は、これらの構成要素の一部を削除又は変更し、或いは他の構成要素(例えば、湿度センサー、紫外線センサーなど)を追加したものであってもよい。
GPSセンサー110は、電子機器1の位置などを示す測位データ(緯度、経度、高度、速度ベクトルなどのデータ)を生成して処理部120へ出力するセンサーであって、例えばGPS受信機(GPS:Global Positioning System)等を含んで構成される。GPSセンサー110は、外部から到来する所定周波数帯域の衛星信号を含む電磁波を不図示のGPSアンテナで受信し、GPS衛星からのGPS信号を抽出すると共に、当該GPS信号に基づき電子機器1の位置などを示す測位データを生成する。
地磁気センサー111は、電子機器1から見た地球の磁場の方向を示す地磁気ベクトルを検出するセンサーであって、例えば、互いに直交する3つの軸方向の磁束密度を示す地磁気データを生成する。地磁気センサー111には、例えば、MR(Magnet resistive)素子、MI(Magnet impedance)素子、ホール素子などが用いられる。
気圧センサー112は、周辺の気圧(大気圧)を検出するセンサーであって、例えば、振動片の共振周波数の変化を利用する方式(振動方式)の感圧素子を有している。この感圧素子は、例えば、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電材料で形成された圧電振動子であり、例えば、音叉型振動子、双音叉型振動子、AT振動子(厚みすべり振動子)、SAW共振子などが適用される。或いは、気圧センサー112は、例えば、半導体製造技術を用いて製造されたMEMS型気圧センサーであってもよい。具体的には、気圧センサー112は、受圧により撓み変形するダイヤフラム部と、ダイヤフラム部の撓みを検出する歪検出素子と、を備えている。ダイヤフラム部は、例えば、シリコンで構成されている。歪検出素子は、例えば、ピエゾ抵抗素子である。なお、気圧センサー112の出力は、測位データを補正するために使用されてもよい。
加速度センサー113は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の加速度を検出し、検出した3軸加速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(加速度データ)を出力する慣性センサーである。なお、加速度センサー113の出力は、GPSセンサー110の測位データに含まれる位置の情報を補正するために使用されてもよい。
角速度センサー114は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の角速度を検出し、計測した3軸角速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(角速度データ)を出力する慣性センサーである。なお、角速度センサー114の出力は、GPSセンサー110の測位データに含まれる位置の情報を補正するために使用されてもよい。
脈センサー115は、ユーザーの脈拍(心拍数)を示す信号を生成して処理部120へ出力するセンサーであって、例えば、適当な波長を有した計測光を皮下の血管に向けて照射するLED光源などの光源と、当該計測光に応じて血管で発生した光の強度変化を検出する受光素子とを有している。なお、脈センサー115には、単位時間当たりの心拍数(単に「心拍数」とも言う。)を算出する機能が搭載されていてもよい。また、単位時間当たりの心拍数を算出する機能は、処理部120に搭載されもよい。なお、脈拍は、心拍を心臓以外の部位(手首など)から間接的に計測したものであるが、脈拍は心拍と相関が高
いため、本明細書では、「脈拍」を「心拍」と同様の意味で使用する。また、脈センサー115には、心筋の微弱電位を体表から検出する心電センサー(心電計)を用いることも可能である。
温度センサー116は、周辺の温度に応じた信号(例えば、温度に応じた電圧)を出力する感温素子である。なお、温度センサー116は、温度に応じたデジタル信号を出力するものであってもよい。温度センサー116は、例えば、周辺の温度に応じた振動片の共振周波数の変化を利用する方式(振動方式)の感圧素子を有している。この感圧素子は、例えば、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電材料で形成された圧電振動子であり、例えば、音叉型振動子、双音叉型振動子、AT振動子(厚みすべり振動子)、SAW共振子などが適用される。或いは、温度センサー116は、熱電対やサーミスターにより温度を検出する感温素子により構成されていてもよい。
記憶部130は、例えば1又は複数のICメモリーなどにより構成され、プログラムなどのデータが記憶されるROMと、処理部120の作業領域となるRAMとを有する。なお、RAMには不揮発性のRAMも含まれる。
操作部150は、例えばボタン、キー、マイク、タッチパネル、音声認識機能(不図示のマイクロフォンを利用)、アクション検出機能(加速度センサー113などを利用)などで構成され、ユーザーからの指示を適当な信号に変換して処理部120へ送る処理を行う。
計時部160は、例えば、リアルタイムクロック(RTC:Real Time Clock)ICなどにより構成され、年、月、日、時、分、秒等の時刻データを生成して処理部120に送る。
表示部170は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、EPD(Electrophoretic Display)、タッチパネル型ディスプレイ等で構成され、処理部120からの指示に従って各種の画像を表示する。
音出力部180は、例えばスピーカー、ブザー、バイブレーターなどで構成され、処理部120からの指示に従って各種の音(又は振動)を発生させる。
通信部190は、電子機器1と情報端末2(スマートフォンなど)との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。通信部190は、例えば、Bluetooth(登録商標)(BTLE:Bluetooth Low Energyを含む)、Wi−Fi(登録商標)(Wi-Fi:Wireless Fidelity)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near field communication)、ANT+(登録商標)等の近距離無線通信規格に対応した送受信機を含んで構成される。
処理部120は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成される。処理部120は、記憶部130に格納されたプログラムと、操作部150を介してユーザーが入力した各種のコマンドとに従い各種の処理を行う。処理部120による処理には、GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112、加速度センサー113、角速度センサー114、脈センサー115、温度センサー116、計時部160などが生成するデータへのデータ処理、表示部170へ画像を表示させる表示処理、音出力部180に音を出力させる音出力処理などが含まれる。処理部120は、各種プログラムに従い、通信部190を介して情報端末2から制御コマンドを受信する処理や、通信部190を介して情報端末2から受信したデータに対する各種の計算処理を行う。また、処理部120は、各種プログラムに従い、記憶部130からデータを読み出して、通信
部190を介して情報端末2に所定のフォーマットで送信する処理を行う。また、処理部120は、各種プログラムに従い、通信部190を介して、情報端末2に各種の情報を送信し、情報端末2から受信した情報に基づいて各種の画面を表示する処理等を行う。また、処理部120は、その他の各種の制御処理を行う。例えば、処理部120は、通信部190が受信した情報、記憶部130に格納された情報の少なくとも一部に基づき、表示部170へ画像(画像、動画像、文字、記号等)を表示させる処理を実行する。なお、電子機器1に振動機構を設けておいて、当該振動機構により各種の情報を振動情報に変換してユーザーに通知してもよい。
1−3.情報端末の構成
図3の紙面に向って左側に示す図は、情報端末2の機能ブロック図の一例である。図3に示すとおり、情報端末2は、処理部21、通信部22、操作部23、記憶部24、表示部25、音出力部26、通信部27、及び撮像部28を含んで構成されている。ただし、情報端末2は、適宜、これらの構成要素の一部が削除又は変更され、あるいは、他の構成要素が付加された構成であってもよい。
通信部22は、電子機器1から所定のフォーマットで送信されたデータ(計測データ)等を受信し、処理部21に送る処理や、処理部21からの制御コマンドを電子機器1に送信する処理等を行う。
操作部23は、ユーザーの操作に応じたデータを取得し、処理部21に送る処理を行う。操作部23は、例えば、タッチパネル型ディスプレイ、ボタン、キー、マイクなどであってもよい。
記憶部24は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュROM、RAM(Random Access Memory)等の各種ICメモリー(IC: Integrated Circuit)やハードディスクやメモリーカードなどの記録媒体等により構成される。記憶部24は、処理部21が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムや、アプリケーション機能を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶している。また、記憶部24は、処理部21の作業領域として用いられ、操作部23が取得したデータ、処理部21が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。更に、記憶部24は、処理部21の処理により生成されたデータのうち、長期的な保存が必要なデータを記憶してもよい。
表示部25は、処理部21の処理結果を文字、グラフ、表、アニメーション、その他の画像として表示するものである。表示部25は、例えば、CRT(CRT: Cathode Ray Tube)、LCD(LCD: liquid crystal display)、EPD(Electrophoretic Display)、タッチパネル型ディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)などであってもよい。なお、1つのタッチパネル型ディスプレイで操作部23と表示部25の機能を実現するようにしてもよい。
音出力部26は、処理部21の処理結果を音声やブザー音等の音として出力するものである。音出力部26は、例えば、スピーカーやブザーなどであってもよい。
通信部27は、ネットワーク3を介してサーバー4の通信部42との間でデータ通信を行うものである。例えば、通信部27は、処理部21からデータを受け取って、サーバー4の通信部42に所定のフォーマットで送信する処理を行う。また、例えば、通信部27は、画面の表示に必要な情報をサーバー4の通信部から受信して処理部21に送る処理や、各種の情報を処理部21から受け取ってサーバー4の通信部に送信する処理を行う。
撮像部28は、レンズ、カラー撮像素子、焦点調節機構などを備えたカメラであって、
レンズが形成する被写界の像を撮像素子により画像化する。撮像素子が取得した画像のデータ(画像データ)は、処理部21へ送られ、記憶部24へ保存されたり表示部25へ表示されたりする。
処理部21は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成される。処理部21は、記憶部24に格納されたプログラムと、操作部23を介してユーザーが入力した各種のコマンドとに従い各種の処理を行う。処理部21による処理には、情報端末2で生成されるデータに対するデータ処理、表示部25へ画像を表示させる表示処理、音出力部26に音を出力させる音出力処理、撮像部28が取得した画像への画像処理などが含まれる。なお、処理部21は、単一のプロセッサー(Processor)で構成されてもよいし、複数のプロセッサー(Processor)により構成されてもよい。処理部21は、各種プログラムに従い、通信部22を介して電子機器1に制御コマンドを送信する処理や、通信部22を介して電子機器1から受信したデータに対する各種の計算処理を行う。また、処理部21は、各種プログラムに従い、記憶部24からデータを読み出して、通信部27を介してサーバー4に所定のフォーマットで送信する処理を行う。また、処理部21は、各種プログラムに従い、通信部27を介して、サーバー4に各種の情報を送信し、サーバー4から受信した情報に基づいて各種の画面を表示する処理等を行う。また、処理部21は、その他の各種の制御処理を行う。例えば、処理部21は、通信部27が受信した情報、通信部22が受信した情報、記憶部24に格納された情報の少なくとも一部に基づき、表示部25へ画像(画像、動画像、文字、記号等)を表示させる処理を実行する。なお、情報端末2あるいは電子機器1に振動機構を設けておいて、当該振動機構により各種の情報を振動情報に変換してユーザーに通知してもよい。
1−4.サーバーの構成
図3の紙面に向って右下に示す図は、サーバー4の機能ブロック図の一例である。図3の紙面に向かって右下示すとおり、サーバー4は、処理部41、通信部42、記憶部44を含んで構成されている。ただし、サーバー4は、適宜、これらの構成要素の一部が削除又は変更され、あるいは、他の構成要素が付加された構成であってもよい。
記憶部44は、例えば、ROMやフラッシュROM、RAM等の各種ICメモリーやハードディスクやメモリーカードなどの記録媒体等により構成される。記憶部44は、処理部41が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラム(モニタリングプログラムの一例)や、アプリケーション機能(モニタリング方法の一例)を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶している。記憶部44は、処理部41の作業領域として用いられ、処理部41が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。更に、記憶部44は、処理部41の処理により生成されたデータのうち、長期的な保存が必要なデータを記憶してもよい。なお、記憶部44に格納された各種の情報については後述する。
通信部42は、ネットワーク3を介して情報端末2の通信部27との間でデータ通信を行うものである。例えば、通信部42は、情報端末2の通信部27からデータを受け取って、処理部41に送る処理を行う。また、例えば、通信部42は、画面の表示に必要な情報を所定のフォーマットで情報端末2の通信部27に送信する処理や、情報を情報端末2の通信部27から受信して処理部41に送る処理を行う。
処理部41は、各種プログラムに従い、通信部42を介して情報端末2からデータを受信して、記憶部44に記憶させる処理を行う。また、処理部41は、各種プログラムに従い、通信部42を介して、情報端末2から各種の情報を受信し、各種の画面の表示に必要な情報を情報端末2に送信する処理等を行う。また、処理部41は、その他の各種の制御
処理を行う。
1−5.システムの補足
なお、電子機器1のユーザーは、電子機器1の代わりに又は電子機器1と共に、センサーデバイスを用いてもよい。センサーデバイスの装着先は、トレーニングの目的などに応じてユーザーが適宜に選択することが可能であって、例えば、ユーザーの頭部、上腕部、前腕部、腰部、前腕部、胸部、腰部、大腿部、下腿部、足首の何れかである。センサーデバイスが身体の部位へ装着される際には、当該部位の形状やトレーニングウエアなどの形状に適した装着具(ベルト、クリップなど)が用いられてもよい。センサーデバイスには、GPSセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、加速度センサー、角速度センサー、脈センサー、温度センサー、処理部、記憶部、操作部、計時部、表示部、音出力部、通信部などを含んで構成される。
センサーデバイスに搭載されたGPSセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、加速度センサー、角速度センサー、脈センサー、温度センサー、処理部、記憶部、操作部、計時部、表示部、音出力部、通信部は、電子機器1に搭載されたGPSセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、加速度センサー、角速度センサー、脈センサー、温度センサー、処理、記憶部、操作部、計時部、表示部、音出力部、通信部の各々と同様の機能を有する。
センサーデバイスは、センサーデバイスの通信部及び電子機器1の通信部を介して電子機器1と通信することが可能であり、センサーデバイスのGPSセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、加速度センサー、角速度センサー、脈センサー、温度センサーが取得した計測データは、適当なタイミングで電子機器1へ読み込まれる。電子機器1へ読み込まれた計測データは、適当なタイミングでサーバー4へアップロードされる。
なお、センサーデバイスを電子機器1の代わりに使用する場合には、センサーデバイスは、センサーデバイスの通信部及び情報端末2の通信部を介して情報端末2と通信できるように構成されることが望ましい。
また、電子機器1の表示部又は情報端末2の表示部としては、頭部装着型の表示部170’を用いることもできる。この表示部170’は、ユーザーの眼前に情報を表示するいわゆるヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)である。
1−6.レースへの適用
以下、本実施形態のシステム(図1)をウルトラトレイルランニングレースに適用する場合を想定して具体的に説明をする。
図4は、ウルトラトレイルランニングレースに適用されるシステムの一例である。図4に示すとおり、このシステムには、複数の電子機器1−1、1−2、…と、複数の情報端末2−1、2−2、…と、情報端末20と、サーバー4とが備えられる。
電子機器1−1、1−2、…の各々は、図1の電子機器1と同じ構成を有している。このうちi番目の電子機器1−iは、i番目のレースの参加者(以下、「参加者」という。ユーザーの一例である。)の身体へ装着される。i番目の電子機器1−iは、i番目の参加者の所有物、或いは、レース運営者がi番目の参加者へ貸与したものである。i番目の参加者の身体における電子機器1−iの装着先は、例えば当該参加者の手首等である。
情報端末2−1、2−2、2−3、…の各々は、図1の情報端末2と同じ構成を有している。このうちi番目の情報端末2−iは、i番目の参加者によって携帯され、電子機器
1−iが取得した計測データなどを、レース中にサーバー4へ転送するために用いられる。但し、電子機器1−iがサーバー4と直接的に通信できる場合には、情報端末2−iを省略することが可能である。
情報端末20は、図1の情報端末2と同じ構成を有している。情報端末20は、レースの運営者(以下、「レース運営者」という。ユーザーの一例である。)によって使用されるものであって、例えば、レース運営者の拠点施設に設置されたノート型PC又はデスクトップ型PCなどである。情報端末20は、サーバー4から提供される情報(モニタリングに係る情報)をレース運営者が確認するために用いられる。なお、情報端末20は、レース運営者の一員(サポートチームの一員など)が携帯可能な情報端末(タブレットPCなど)であってもよい。また、図4では、情報端末20の台数を1としたが、2以上であってもよい。
サーバー4は、システムの運営者(以下、「システム運営者」という。)によって使用される。システム運営者は、ウルトラトレイルランニングレース中に参加者達から収集した計測データなどに基づき参加者達の危険度に係る情報を生成し、レース運営者の情報端末20へ逐次に提供する。このシステム運営者は、例えば、情報を提供する旨の契約を予めレース運営者との間で交わした者である。但し、システム運営者とレース運営者とは同一人であっても構わない。
以下、複数の電子機器1−1、1−2、…の各々を単に「電子機器1」と称し、複数の情報端末2−1、2−2、…の各々を単に「情報端末2」と称す。
1−7.システム内で送受信されるデータ
レース中、電子機器1の記憶部130には、電子機器1の装着先となった参加者の計測データが蓄積される。計測データは、電子機器1のGPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112、加速度センサー113、角速度センサー114、脈センサー115、温度センサー116などのセンサーが生成した時系列のデータ(センシングデータ)である。この計測データは、適当なタイミングで(例えば1秒間隔、1分間隔などの定期的なタイミングで)、当該参加者の情報端末2を介してサーバー4へ送信される。以下、計測データが送信されるタイミングを「1分間隔」と仮定する。
サーバー4の処理部41は、何れかの参加者の計測データを受信すると、当該計測データに基づき当該参加者の参加者データを生成し、サーバー4の記憶部44へ書き込む。よって、サーバー4の記憶部44には、例えば、図5に示すような参加者データ44−1が蓄積される。この参加者データ44−1は、参加者IDごと、かつ時刻ごとに管理される。参加者データ44−1には、例えば、ペース、ピッチ、ストライド、心拍数、最大酸素摂取量(VO2max消費カロリー、位置座標、及び危険度などの各指標が含まれる。なお、サーバー4の処理部41は、ペース、ピッチ、ストライド、心拍数、最大酸素摂取量(VO2max消費カロリー、位置座標などの指標の算出方法として公知の何れかの方法を採用することができる。なお、参加者データの算出は、電子機器1又は情報端末2の側で行うことも可能であり、その場合は、計測データと共に又は計測データに代えて参加者データが電子機器1又は情報端末2からサーバー4へアップロードされる。但し、以下では、参加者データの算出をサーバー4が行う場合を説明する。
なお、参加者データ44−1には、図5に示した指標以外の指標(血中酸素飽和度(SpO)など)が含まれてもよいし、図5に示した指標の一部が含まれていなくてもよい。但し、本実施形態の参加者データ44−1には、少なくとも「危険度」が含まれるものとする。この「危険度」は、サーバー4の処理部41が以下のモニタリング処理によって算出したものである。
1−8.モニタリング処理の概要
以下、本実施形態のモニタリング処理(モニタリング方法の一例)の概要を説明する。
本実施形態のサーバー4は、レース中に参加者(ユーザーの一例)の位置座標(位置情報の一例。)及び運動情報(移動の有無、動作の有無など)に基づいて、参加者の危険度に係る情報を生成する処理部41と、生成された前記危険度に係る情報をレース中に情報端末20へ出力する通信部42(出力部の一例)とを含む。このように、サーバー4の処理部41は、参加者の危険度に係る情報を生成するために、参加者の位置座標及び運動情報に基づくので、参加者の行動の内容まで考慮に含めることが可能である。このため、本実施形態のサーバー4は、参加者に体調不良以外の危険(例えば、遭難や滑落などの事故)が生じたことを確実に検出することが可能であり、また、参加者が様々な行動をし得るような場合であっても安全時(例えば、休憩中、仮眠中、食事中、着替え中、用便中など)に危険を誤検出する可能性を軽減することができる。
なお、参加者の「位置座標」及び「運動情報」は、例えば、参加者の情報端末20からサーバー4へ送信された計測データ、又は、当該計測データに基づき算出されるデータである。このうち、「位置座標」は、例えば、計測データに含まれるGPSデータから算出される。位置座標は、参加者の休憩施設の利用の有無、参加者の孤立の有無などを判定するのに有効である。また、「運動情報」は、GPSデータから算出される速度データ、加速度データ、角速度データなどであって、参加者の移動の有無や参加者の動作の有無などを判定するのに有効である。また、「危険度に係る情報」は、参加者の危険性の高さを示す情報、或いは、参加者の危険の有無を示す情報である。
1−9.モニタリング処理のフロー
図6は、サーバー4の処理部41によるモニタリング処理に係るフローの一例である。なお、このフローは、例えば、何れかの参加者の計測データをサーバー4が受信する度に実行される。
先ず、サーバー4の処理部41は、参加者の情報端末2又は電子機器1から当該参加者の最新の計測データを受信する(S101)。最新の計測データには、前述したとおり、加速度センサー113が出力した加速度データ、GPSセンサー110が出力したGPSデータなどが含まれる。このうちGPSデータには、当該参加者の移動速度のデータも含まれている。
次に、サーバー4の処理部41は、当該参加者の移動速度がゼロ近傍の閾範囲(ノイズレベル以下)に収まっているか否かを判定し(S102)、収まっていない場合には当該参加者が少なくとも移動中である(当該参加者に移動が有る)と判定し(S102Y)、収まっている場合には当該参加者が停止中である(当該参加者に移動が無い)と判定する(S102N)。
そして、処理部41は、移動が有る場合(S102Y)には、最も危険度の低い「危険度1」と判定して(S103)出力処理(S114)へ移行し、移動が無い場合(S102N)には、次の判定処理(S104)へ移行する。
つまり、本実施形態のサーバー4において、処理部41は、参加者の運動情報に含まれる速度情報に基づいて、前記参加者が移動しているか否かを判定し、移動していると判定した場合(S102Y)は、移動していないと判定した場合(S102N)よりも危険度が低いと判定する。一般に、参加者が移動できる状態にあるときは、少なくとも移動できるだけの体力を有していることは明らかであるから、移動できない状態よりも危険度は低
いと考えられるので、処理部41は、参加者の移動の有無に基づくことで、より正確な判定をすることができる。
次に、サーバー4の処理部41は、最新10秒以内の計測データに含まれる加速度データに基づき当該参加者の3軸合成加速度を算出し、3軸合成加速度の値が10秒以上に亘って1.5G未満に収まっている否かを判定し(S104)、収まっていない場合には当該参加者が動作をしている(当該参加者に動作が有る)と判定し(S104Y)、収まっている場合には当該参加者が動作をしていない(当該参加者に動作が無い)と判定する(S104N)。そして、処理部41は、動作が有る場合(S104Y)には、「危険度2」と判定して(S105)出力処理(S114)へ移行し、動作が無い場合(S104N)には、次の判定処理(S106)へ移行する。
つまり、本実施形態のサーバー4において、処理部41は、参加者が停止中の場合(S102N)、運動情報に含まれる加速度情報に基づいて、参加者が動作しているか否かを判定し(S104)、動作していると判定した場合(S104Y)は、動作してないと判定した場合(S104N)よりも危険度が低いと判定する。一般に、参加者が動作できる状態にあるときは、少なくとも動作をするという意思(意識)を有していることは明らかであるから(休憩中、仮眠中、食事中、着替え中、用便中など)、動作できない状態よりも危険度は低いと考えられるので、処理部41は、参加者の動作の有無に基づくことで、より正確な判定をすることができる。
次に、サーバー4の処理部41は、計測データに含まれるGPSデータに基づき当該参加者の位置座標を算出し、算出した位置座標から何れかの休憩施設までの距離が30m以下に収まっている否かを判定し(S106)、収まっている場合には当該参加者が休憩施設を利用中(当該参加者に休憩施設の利用が有る)と判定し(S106Y)、収まっていない場合には当該参加者が休憩施設を利用していない(当該参加者に休憩施設の利用が無い)と判定する(S106N)。なお、サーバー4の記憶部44には、予めレースのコースを含むマップ情報が格納されているものとする。このマップ情報には、レースの途中で参加者が利用可能な1又は複数の休憩施設(エイドステーション、山小屋、トイレ、休憩所、公園など)の位置座標の情報が含まれている。このため、処理部41は、当該マップ情報に基づき参加者の位置座標と休憩施設との距離を計算することができる。また、参加者の経度をP1x、緯度をP1y、休憩施設の経度をP2x、緯度をP2yとし、地球の半径をrとすると、距離dは、次の式で算出することが可能である。d=r×arccos(sin(P1y)×sin(P2y)+cos(P1y)×cos(P2y)×cos(P2x−P1x))なお、この算出式は、参加者から他の参加者までの距離を算出する際(後述)にも用いることができる。
そして、処理部41は、休憩施設の利用が有る場合(S106Y)には、「危険度3」と判定して(S107)出力処理(S114)へ移行し、休憩施設の利用が無い場合(S106N)には、次の判定処理(S108)へ移行する。
つまり本実施形態のサーバー4は、参加者の移動エリア内の休憩施設の位置座標を予め記憶する記憶部44を含み、処理部41は、参加者が動作していないと判定した場合(S104N)、参加者の位置座標と休憩施設の位置座標とに基づいて、参加者が休憩施設を利用しているか否かを判定し(S106)、利用していると判定した場合(S106Y)は、利用していないと判定した場合(S106N)よりも危険度が低いと判定する。一般に、参加者が施設を利用している状態にあるとき(休憩中、仮眠中、用便中など)は、休憩施設の関係者や他の参加者が近くに存在しているはずであるから、利用していない状態よりも危険度は低いと考えられるので、処理部41は、参加者の休憩施設の利用の有無に基づくことで、より正確な判定をすることができる。
次に、サーバー4の処理部41は、最新10分以内における当該参加者及び他の参加者の計測データに含まれる位置座標に基づき、当該参加者から最も近い参加者までの距離が10分以上に亘って10mを越えていたか否かを判定し(S108)、超えていない場合には当該参加者が孤立していない(当該参加者に孤立が無い)と判定し(S108Y)、超えていた場合には当該参加者が孤立している(当該参加者に孤立がある)と判定する(S108N)。そして、処理部41は、孤立が無い場合(S108Y)には、「危険度4」と判定して(S109)出力処理(S114)へ移行し、孤立が有る場合(S108N)には、次の判定処理(S110)へ移行する。
つまり、本実施形態のサーバー4において、処理部41は、休憩施設を利用していないと判定した場合、参加者の位置情報及び他の参加者の位置情報に基づき当該参加者が孤立しているか否かを判定し(S108)、孤立していると判定した場合(S108N)は、孤立していないと判定した場合(S108Y)よりも危険度が高いと判定する。一般に、参加者が孤立していない状態にあるときは、他の参加者の協力を得られる立場にあるはずであるから、孤立している状態よりも危険度は低いと考えられるので、処理部41は、参加者の孤立の有無に基づくことで、より正確な判定をすることができる。
次に、サーバー4の処理部41は、最新の計測データに含まれる脈センサー115の出力に基づき当該参加者の心拍数が40を越えているか否かを判定し(S110)、超えている場合には当該参加者に低体温症が発症していない(当該参加者に低体温症が無い)と判定し(S110Y)、超えていない場合には当該参加者に低体温症状が発症している(当該参加者に低体温症がある)と判定する(S110N)。そして、処理部41は、低体温症が無い場合(S110Y)には、「危険度5」と判定して(S111)出力処理(S114)へ移行し、低体温症が有る場合(S110N)には、最も危険度の高い「危険度6」と判定して(S112)出力処理(S114)へ移行する。
つまり、本実施形態のサーバー4において、処理部41は、休憩施設を利用していないと判定した場合(S106N)、参加者の生体情報に基づき参加者の身体異常の有無を判定し(S110)、身体異常が有ると判定した場合(S110N)は、身体異常が無いと判定した場合(S110Y)よりも危険度が高いと判定する。一般に、参加者に身体異常が無いときには、自分の意思で危険の回避行動をし得るので、身体異常があるときりも危険度は低いと考えられるので、処理部41は、参加者の身体異常の有無に基づくことで、より正確な判定をすることができる。
次に、サーバー4の処理部41は、判定した危険度の情報に基づき参加者データ44−1を更新し、更新後の参加者データ44−1を、レース運営者の情報端末20へ出力する。レース運営者の情報端末20の処理部21は、最新の参加者データ44−1(各参加者の最新の危険度を含む)を、表示部25へ表示させる。従って、何れかの参加者が危険な状態に陥った場合には、レース運営者は、危険な状態に陥ったタイミングの直後に(少なくとも危険な状態に陥ってから1分以内に)、その旨を把握することが可能である。
なお、上記フローにおいては、可能な範囲内でステップの入れ替えが可能である。また、上記フローにおいては、一部のステップを省略することも可能である。例えば、ステップS108とステップS110との何れか一方を省略することも可能である。なお、ステップS110を省略する場合には、参加者の生体情報を取得する目的で電子機器1に搭載されたセンサー(例えば、脈センサー115、温度センサー116など)を省略することも可能である。
1−10.レース運営者の表示画面
図7は、レース運営者の情報端末20の表示部25における表示画面の一例である。レース運営者は、表示画面を所望のレイアウトに設定することができる。ここで説明するのは、レース運営者が設定可能なレイアウトの一例である。
図7に示すとおり、情報端末20の表示画面には、例えば、(1)ルートマップ(図7の向かって左上)と、(2)参加者リスト(図7の向かって右上)と、(3)標高グラフ(図7の向かって下側)とが配置される。以下、これらを順に説明する。
(1)ルートマップ:
ルートマップ(参加者の移動エリアの地図の一例)には、レースのルート(コース)が表示されており、当該ルートの各地点には、参加者が利用可能な休憩施設A1、A2、A3、…、R1、R2、…、W1、W2、…が表示されている。そして、マップにおける各参加者の現在地点には、当該参加者の参加者IDを示すマーク(ピンマーク)がプロットされている。そして、当該マークは、当該参加者の危険度に応じた態様で表示される。例えば、危険度が最も高い「6」である参加者のマークには「赤色」の色彩が付与され、危険度が「5」である参加者のマークには「黄色」の色彩が付与され、危険度が「4」である参加者のマークには「青色」の色彩が付与され、危険度が「3」である参加者のマークには「水色」の色彩が付与され、危険度が「2」又は「1」である参加者のマークには「白色」の色彩が付与される。従って、レース運営者は、危険度の高い参加者の存在する位置を、ルートマップから即座に見出すことができる。なお、ルートマップは、二次元のマップであってもよいし、三次元のマップであってもよい(以下、同様)。また、ルートマップには、危険度以外の情報(例えば、各地点の気候、雨量、湿度、気温、風向き、風速、又はそれらの予報など)が表示可能であってもよい(以下、同様)。
つまり、本実施形態のサーバー4において、通信部42は、参加者の危険度に係る情報を、ルートマップと共に情報端末20へ出力する。そして、本実施形態のサーバー4において、当該ルートマップには、参加者の存在する位置に、参加者の危険度に応じたマーク(危険の状態に応じて識別、色分けされたマーク)がプロットされる。この場合、レース運営者(地図を確認する者)は、ルートマップと危険度とを容易に対応付けすることが可能である。例えば、「参加者が危険に陥った地点はこの辺りである」などといった推定が可能である。また、レース運営者は、ルートマップ上で参加者の存在する位置と危険度とを確実に対応付けすることもできる。例えば、「参加者が危険に陥った地点はここである」といった確認が可能である。また、マークのプロットによるとレース運営者は当該確認を直感的に行うことができる。
(2)参加者リスト:
参加者リストは、参加者の氏名又は名称のリストである。個々の参加者の氏名又は名称の先頭(又は末尾)には、当該参加者の参加者IDを示すマーク(ピンマーク)が表示されている。そして、当該マークは、当該参加者の危険度に応じた態様で表示される。例えば、危険度が最も高い「6」である参加者のマークには「赤色」の色彩が付与され、危険度が「5」である参加者のマークには「黄色」の色彩が付与され、危険度が「4」である参加者のマークには「青色」の色彩が付与され、危険度が「3」である参加者のマークには「水色」の色彩が付与され、危険度が「2」又は「1」である参加者のマークには「白色」の色彩が付与される。従って、レース運営者は、危険度の高い参加者の氏名又は名称を、参加者リストから即座に見出すことができる。
ここで、図7の例では、参加者リストの順序が参加者IDの順序になっているが、例えば、レース運営者が不図示の「ソートボタン」をタップすると、参加者リストの順序は、危険度の順序にソートされる。レース運営者がこのソート機能を利用すれば、危険度の高い参加者(又は危険度の低い参加者)の参加者ID及び氏名又は名称を、ワンタッチで見
つけ出すことができる。
また、図7に示すとおり、レース運営者が参加者リストのうち何れかの参加者の氏名又は名称を手指でタッチすると、ルートマップ及び標高マップにおいて当該参加者に対応するマーク(ピンマーク)がタッチ期間中に強調表示される。マーク(ピンマーク)の強調表示は、例えばマーク(ピンマーク)の点滅などによって行うことができる。図7では、レース運営者が何れかの参加者の氏名又は名称をタッチする様子、及びマークが点滅する様子を、放射状に延びた複数の線分によって表している(他の図も同様。)。
つまり、本実施形態のサーバー4において、通信部42は、複数の参加者の危険度に係る情報をリストとして情報端末20へ出力する。このようなリストによれば、例えば、レース運営者(複数の参加者の管理者)は、複数の参加者の全体の危険がどの程度であるかを把握したり、複数の参加者のうち危険が迫っている者を特定したりすることが容易である。また、本実施形態のサーバー4において、リストは、危険度の高い順又は低い順に前記参加者の氏名又は名称を表示するものである。このような表示順序によれば、例えば、レース運営者は、危険度の高い順又は低い順に参加者の氏名又は名称を把握することができるので、優先的に救助すべき参加者を選定したり、安全な状態を維持できている参加者を特定したりすることが容易である。
(3)標高グラフ:
標高グラフの横軸は、スタート地点からルートの各地点までの距離であり、標高グラフの縦軸は、各地点の標高である。標高グラフの各地点には、参加者が利用可能な休憩施設A1、A2、A3、…、R1、R2、…、W1、W2、…が表示されている。そして、標高グラフにおける各参加者の現在地点には、当該参加者の参加者IDを示すマーク(ピンマーク)がプロットされている。そして、当該マークは、当該参加者の危険度に応じた態様で表示される。例えば、危険度が最も高い「6」である参加者のマークには「赤色」の色彩が付与され、危険度が「5」である参加者のマークには「黄色」の色彩が付与され、危険度が「4」である参加者のマークには「青色」の色彩が付与され、危険度が「3」である参加者のマークには「水色」の色彩が付与され、危険度が「2」又は「1」である参加者のマークには「白色」の色彩が付与される。従って、レース運営者は、危険度の高い参加者の存在する位置の標高を、標高グラフから即座に見出すことができる。
1−11.レース運営者の別の表示画面
図8は、レース運営者の情報端末20の表示部25における表示画面の別の例である。レース運営者は、表示画面を所望のレイアウトに設定することができる。ここで説明するのは、レース運営者が設定可能なレイアウトの一例である。ここでは、図8において、図7に示す画面と共通する部分については説明を省略する。
図8に示す例では、参加者リスト(図7の向かって右側)の代わりに、区間リスト(図8の向かって右側)が配置される。以下、この区間リストについて説明する。
(4)区間リスト:
ルートを分割してできる複数の区間のリストである。図8の例では、休憩施設の設置地点でルートを区切っているが、均等な距離でルートを区切ることも可能である(5km区間、10km区間、…など)。表示画面において、個々の区間には、当該区間に存在する参加者の参加者IDを示すマーク(円形マーク)が表示されている。そして、当該マークは、当該参加者の危険度に応じた態様で表示される。例えば、危険度が最も高い「6」である参加者のマークには「赤色」の色彩が付与され、危険度が「5」である参加者のマークには「黄色」の色彩が付与され、危険度が「4」である参加者のマークには「青色」の色彩が付与され、危険度が「3」である参加者のマークには「水色」の色彩が付与され、
危険度が「2」又は「1」である参加者のマークには「白色」の色彩が付与される。従って、レース運営者は、危険度の高い参加者の存在する区間を、区間リストから即座に見出すことができる。
また、図8の向かって右下部に示すとおり、レース運営者が区間リストのうち何れかの参加者に対応するマーク(円形マーク)を手指でタッチすると、ルートマップ及び標高マップにおいて当該参加者に対応するマーク(ピンマーク)がタッチ期間中に強調表示されてもよい。マーク(ピンマーク)の強調表示は、例えばマーク(ピンマーク)の点滅などによって行うことができる。
また、図8の向かって右下部に示すとおり、レース運営者が区間リストのうち何れかの参加者に対応するマーク(円形マーク)を手指でタッチすると、当該タッチ位置の近傍に当該参加者に係る参加者データ(心拍数、体温、ペースなどの各種指標)がポップアップ表示されてもよい。このポップアップ表示によれば、レース運営者は必要なタイミングで必要な参加者の指標を確認することができ、また、必要なタイミングでないときには指標を非表示とし、区間リストをシンプルにすることができる。なお、ポップアップ表示は、参加者数が多数である場合に特に有効である。
なお、ここでは、区間リストにおけるポップアップ表示について説明したが、ルートマップ、標高グラフ、参加者リストの何れか1つにおいて同様のポップアップ表示が可能であってもよい。
2.第2実施形態
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態において、第1実施形態と共通する要素には同一の符号を付して説明し、その説明を省略する。
2−1.レース運営者について
本実施形態では、レース運営者として、ルートを包含するエリアの互いに異なるエリアを個別にサポートする複数のサポートチームと、これらサポートチームを統括する統括者とを想定する。サポートチームは、参加者の安全を確保するために、危険度の高い参加者のもとへ自動車などの移動手段で急行し、参加者の救護などを行う集団(救護隊、救援隊、救助隊、一般人ボランティア、医療従事者などを含む)である。ここでは、4つのサポートチームA、B、C、Dを想定する。
2−2.システム構成について
図9は、本実施形態のシステムの一例である。図9に示すとおり、本実施形態のシステムでは、レース運営者の情報端末20として、統括者の使用する情報端末20と、サポートチームAの使用する情報端末20Aと、サポートチームBの使用する情報端末20Bと、サポートチームCの使用する情報端末20Cと、サポートチームDの使用する情報端末20Dとが用意される。
2−3.統括者の表示画面
図10は、統括者の情報端末20に表示される画面の例である。図10の画面には、ルートを包含する全エリアのマップが表示される。当該エリアは、サポートチームAがサポートするサポートエリアAA(図10の向かって左上)と、サポートチームBがサポートするサポートエリアAB(図10の向かって右上)と、サポートチームCがサポートするサポートエリアAC(図10の向かって左下)と、サポートチームDがサポートするサポートエリアAD(図10の向かって右下)とで構成される。なお、統括者の情報端末20には、サポートエリアAA、サポートエリアAB、サポートエリアAC、サポートエリアADの境界線が表示されていてもよい。
ここで、図10の例では、サポートエリアAD内に危険度が最高の参加者(参加者ID=6)が発生している。図10に示す統括者の表示画面では、サポートエリアADを強調するため、当該サポートエリアADが他のサポートエリアAA、AB、ACとは異なる色(異なる明るさ)で表示されてもよいし、サポートエリアADを強調するため、当該サポートエリアADが点滅表示されてもよい。また、統括者の表示画面では、危険度が最高の参加者の現在地点を強調するために、当該参加者のマークのサイズが他の参加者のマークのサイズよりも大きく設定されてもよい。従って、統括者は、危険度が最高に達した参加者の現在地点及びサポートエリア(図10ではサポートエリアAD)を即座に認識し、当該サポートエリアADを担当するサポートチームDへ迅速に救護要請を行うことができる。
2−4.サポートチームの表示画面
図11(A)は、サポートチームAの情報端末20Aに表示される画面の例であり、図11(B)は、サポートチームBの情報端末20Bに表示される画面の例であり、図11(C)は、サポートチームCの情報端末20Cに表示される画面の例であり、図11(D)は、サポートチームDの情報端末20Dに表示される画面の例である。
図11(A)に示すとおり、サポートチームAの情報端末20Aには、サポートエリアAAのマップが表示され、他のサポートエリアAB、AC、ADのマップは非表示に設定されている。このような表示レイアウトの設定は、例えば、サポートチームAの一員が情報端末20A又はサーバー4へ指示することによって行うことが可能である。
図11(B)に示すとおり、サポートチームBの情報端末20Bには、サポートエリアABのマップが表示され、他のサポートエリアAA、AC、ADのマップは非表示に設定されている。このような表示レイアウトの設定は、例えば、サポートチームBの一員が情報端末20B又はサーバー4へ指示することによって行うことが可能である。
図11(C)に示すとおり、サポートチームCの情報端末20Cには、サポートエリアACのマップが表示され、他のサポートエリアAA、AB、ADのマップは非表示に設定されている。このような表示レイアウトの設定は、例えば、サポートチームCの一員が情報端末20C又はサーバー4へ指示することによって行うことが可能である。
図11(D)に示すとおり、サポートチームDの情報端末20Dには、サポートエリアADのマップが表示され、他のサポートエリアAA、AB、ACのマップは非表示に設定されている。このような表示レイアウトの設定は、例えば、サポートチームDの一員が情報端末20D又はサーバー4へ指示することによって行うことが可能である。
ここで、図11の例では、サポートエリアAD内に危険度が最高の参加者(参加者ID=6)が存在している。そこで、図11の例では、サポートチームDの表示画面(図11(D))が他のサポートチームA、B、Cの表示画面(図11(A)、(B)、(C))とは異なる色(異なる明るさ)で表示されている。また、サポートチームDの表示画面(図11(D))を強調するために、当該表示画面(図11(D))が点滅表示されてもよい。従って、サポートチームDは、自分達のサポートエリアAD内で危険度が最高の参加者が発生したことを即座に認識することができる。そして、サポートチームDは、迅速に救護活動又はその準備を開始することができる。
2−5.表示画面の補足

なお、本実施形態において、統括者の情報端末20の表示画面(図10)には、ルート
を包含する全エリアに係る参加者リストが表示可能であってもよい(参加者リストの詳細は、図8を参照)。また、統括者の情報端末20の表示画面(図10)には、ルートを包含するエリアに係る区間リストが表示可能であってもよい(区間リストの詳細は、図8を参照)。
また、サポートチームAの情報端末20Aの表示画面(図11(A))には、サポートエリアAAに係る参加者リスト(サポートエリアAAに存在している参加者のリスト)が表示可能であってもよい(参加者リストの詳細は、図7を参照)。また、サポートチームAの情報端末20Aの表示画面(図11(A))には、サポートエリアAA内に係る区間リスト(サポートエリアAAに属する区間のリスト)が表示可能であってもよい(区間リストの詳細は、図8を参照)。
また、サポートチームBの情報端末20Bの表示画面(図11(B))には、サポートエリアABに係る参加者リスト(サポートエリアABに存在している参加者のリスト)が表示可能であってもよい(参加者リストの詳細は、図7を参照)。また、サポートチームBの情報端末20Bの表示画面(図11(B))には、サポートエリアABに係る区間リスト(サポートエリアABに属する区間のリスト)が表示可能であってもよい(区間リストの詳細は、図8を参照)。
また、サポートチームCの情報端末20Cの表示画面(図11(C))には、サポートエリアACに係る参加者リスト(サポートエリアACに存在している参加者のリスト)が表示可能であってもよい(参加者リストの詳細は、図7を参照)。また、サポートチームCの情報端末20Cの表示画面(図11(C))には、サポートエリアAC内に係る区間リスト(サポートエリアACに属する区間のリスト)が表示可能であってもよい(区間リストの詳細は、図8を参照)。
また、サポートチームDの情報端末20Dの表示画面(図11(D))には、サポートエリアADに係る参加者リスト(サポートエリアADに存在している参加者のリスト)が表示可能であってもよい(参加者リストの詳細は、図7を参照)。また、サポートチームDの情報端末20Dの表示画面(図11(D))には、サポートエリアADに係る区間リスト(サポートエリアADに属する区間のリスト)が表示可能であってもよい(区間リストの詳細は、図8を参照)。
3.変形例
本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
3−1.位置情報及び運動情報のバリエーション
上記実施形態では、ユーザー(参加者)が移動している否かを判定するための運動情報として移動速度を用いたが、走行中の腕振りに係る情報を用いてもよい。加速度データなどにおいて腕振りを示す特徴的な波形が現れた場合に移動しており、そうでない場合に移動していないという判定をすることができる。
また、上記実施形態では、ユーザーが動作しているか否かを判定するための運動情報として3軸合成加速度を用いたが、ユーザーの身体における特定方向の加速度の情報を用いてもよい。
また、上記実施形態では、ユーザーが休憩施設を利用しているか否かを判定するための位置情報として位置座標を用いたが、ユーザーの情報端末2とサーバー4との間の通信経路(基地局)などの情報を用いてもよい。
また、上記実施形態では、ユーザーが孤立しているか否かを判定するための位置情報として位置座標を用いたが、ユーザーの情報端末2とサーバー4との間の通信経路(基地局)などの情報を用いてもよい。
また、上記実施形態では、ユーザーの身体異常を示す指標として心拍数を用いたが、心拍数以外の生体情報、例えば、血中酸素飽和度血中酸素飽和度(SpO)、体温などを用いてもよい。
また、上記実施形態では、ユーザーが休憩施設を利用しているか否か、ユーザーが孤立しているか否かを判定したが、それらの判定に加えて又はそれらの判定の代わりに、ユーザーがレースのルートから所定距離以上離れている否かを判定してもよい。この判定は、ユーザーの位置座標と、ルートの位置座標(各地点の位置座標)とに基づき行うことが可能である。
3−2.危険表示のバリエーション
また、上記実施形態では、参加者(ユーザー)の危険度を表示画面にプロットされたマークの色で表現したが、他の形態(形状、模様など)で表現してもよいし、数値、テキスト、アイコンなどで表現してもよい。例えば、テキストで表現する場合、「危険度1」、「危険度2」、「危険度3」、…などの数値で表現してもよいし、「安全」、「普通」、「やや危険」、「危険」、「とても危険」、…などのテキストで表現してもよし、「◎」、「〇」、「△」、「×」、…などのマー記号で表現してもよいし、これらの組み合わせで表現してもよい。
3−3.他のスポーツ大会への応用
上記実施形態のシステムは、マラソン大会、トライアスロン、自転車レースなどの他のスポーツ大会で利用することも可能である。
3−4.機能分担
上記の実施形態では、サーバー4の機能の一部又は全部が情報端末2、情報端末20、電子機器1の少なくとも1つに搭載されてもよいし、情報端末2、情報端末20、電子機器1の機能の一部がサーバー4の側に搭載されてもよいし、電子機器1の機能の一部又は全部が情報端末2、情報端末20の少なくとも一方に搭載されてもよいし、情報端末2、情報端末20の少なくとも一部の機能が電子機器1に搭載されてもよい。例えば、複数の電子機器1の何れか1つにホスト機器としての機能を搭載し、当該ホスト機器に上記実施形態のサーバー4の機能を搭載してもよい。なお、ホスト機器としての機能は、例えば、電子機器1のアプリケーションソフトウエアによって実現することができる。
3−5.付加機能
また、電子機器1、情報端末2、情報端末20の少なくとも1つに公知のスマートフォンの機能、例えば、カメラ機能、通話機能、通信機能などが搭載されてもよい。
また、電子機器1、情報端末2、情報端末20の少なくとも1つには、ユーザーのスポーツ活動(生体活動を含む)の少なくとも一部をセンシングする他のセンシング機能(湿度センサーなど)が搭載されてもよい。
3−6.携帯機器の態様
また、電子機器1、情報端末2、情報端末20の少なくとも1つは、リスト型電子機器、イヤホン型電子機器、指輪型電子機器、ペンダント型電子機器、スポーツ器具に装着して使用する電子機器、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mou
nt Display)など、様々なタイプの携帯情報機器として構成することができる。
3−7.通知態様
また、電子機器1、情報端末2、情報端末20の少なくとも1つは、ユーザーに対する情報の通知を、画像表示により行ってもよいし、音出力、振動などにより行ってもよいし、画像表示、音出力、振動のうち少なくとも2つの組み合わせにより行ってもよい。例えば、上記の危険度を「大変危険な状態です。」、「やや危険な状態です。」、「危険度5です。」、「救助要請が必要です。」などのテキスト、音声、又はそれらの組み合わせで通知してもよい。
3−8.測位システム
また、上記の実施形態では、衛星測位システムとしてGPS(Global Positioning System)を利用したが、他の全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を利用してもよい。例えば、他の衛星測位システムのうち1又は2以上を利用してもよい。他の衛星測位システムは、例えば、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou Navigation Satellite System)などである。また、衛星測位システムの少なくとも1つにWAAS(Wide Area Augmentation System)等の静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS:Satellite-based Augmentation System)を利用してもよい。
3−9.その他
また、上述した各実施形態及び各変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態及び各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
また、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…電子機器、110…GPSセンサー、120…処理部、130…記憶部、111…地磁気センサー、112…気圧センサー、113…加速度センサー、114…角速度センサー、115…脈センサー、116…温度センサー、150…操作部、160…計時部、170…表示部、180…音出力部、190…通信部、2…情報端末、20…情報端末、3…ネットワーク、4…メインサーバー、5…気象サーバー、21…処理部、22…通信部、23…操作部、24…記憶部、25…表示部、26…音出力部、27…通信部、28…撮像部、41…処理部、42…通信部、44…記憶部

Claims (17)

  1. ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成する処理部と、
    生成された前記危険度に係る情報を出力する出力部と、
    を含むモニタリング装置。
  2. 請求項1において、
    前記処理部は、
    前記ユーザーの運動情報に含まれる速度情報に基づいて、前記ユーザーが移動しているか否かを判定し、
    移動していると判定した場合は、移動していないと判定した場合よりも危険度が低いと判定する、
    モニタリング装置。
  3. 請求項2において、
    前記処理部は、
    前記ユーザーが停止中の場合、
    前記運動情報に含まれる加速度情報に基づいて、前記ユーザーが動作しているか否かを判定し、
    動作していると判定した場合は、動作してないと判定した場合よりも危険度が低いと判定する、
    モニタリング装置。
  4. 請求項3において、
    前記ユーザーの移動エリア内の休憩施設の位置情報を予め記憶する記憶部を含み、
    前記処理部は、
    前記ユーザーが動作していないと判定した場合、
    前記位置情報と前記休憩施設の位置情報とに基づいて、前記ユーザーが前記休憩施設を利用しているか否かを判定し、
    利用していると判定した場合は、利用していないと判定した場合よりも危険度が低いと判定する、
    モニタリング装置。
  5. 請求項4において、
    前記処理部は、
    前記休憩施設を利用していないと判定した場合、
    前記ユーザーの位置情報及び他のユーザーの位置情報に基づき当該ユーザーが孤立しているか否かを判定し、孤立していると判定した場合は、孤立していないと判定した場合よりも危険度が高いと判定する、
    モニタリング装置。
  6. 請求項4において、
    前記処理部は、
    前記休憩施設を利用していないと判定した場合、
    前記ユーザーの生体情報に基づき前記ユーザーの身体異常の有無を判定し、
    身体異常が有ると判定した場合は、身体異常が無いと判定した場合よりも危険度が高いと判定する、
    モニタリング装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項において、
    前記出力部は、
    複数の前記ユーザーの前記危険度に係る情報をリストとして出力する、
    モニタリング装置。
  8. 請求項7において、
    前記リストは、
    前記危険度の高い順又は低い順に前記ユーザーの氏名又は名称を表示するものである、
    モニタリング装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項において、
    前記出力部は、
    前記ユーザーの危険度に係る情報を、前記ユーザーの移動エリアの地図と共に出力する、
    モニタリング装置。
  10. 請求項9において、
    前記移動エリアの地図には、
    前記ユーザーの存在する位置に前記ユーザーの危険度に応じたマークがプロットされている、
    モニタリング装置。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項に記載のモニタリング装置と、
    前記位置情報及び前記運動情報を前記ユーザーから取得するセンサーと、
    を含むモニタリングシステム。
  12. ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成するステップと、
    生成された前記危険度に係る情報を出力するステップと、
    を含むモニタリング方法。
  13. ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成するステップと、
    生成された前記危険度に係る情報を出力するステップと、
    をコンピューターに実行させるモニタリングプログラム。
  14. ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成するステップと、
    生成された前記危険度に係る情報を出力するステップと、
    をコンピューターに実行させるモニタリングプログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な記憶媒体。
  15. ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成し、
    生成された前記危険度に係る情報を出力する、
    モニタリング装置。
  16. ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成する処理部と、
    生成された前記危険度に係る情報を出力する出力部と、
    を含むモニタリングサーバー。
  17. ユーザーの位置情報及び運動情報に基づいて、前記ユーザーの危険度に係る情報を生成する処理部と、
    生成された前記危険度に係る情報を出力する出力部と、
    を含む電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020165687A (ja) * 2019-03-28 2020-10-08 株式会社日立製作所 作業者の位置及び姿勢検知システム
JPWO2020230892A1 (ja) * 2019-05-15 2020-11-19

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