JP2018140719A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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嘉人 野木
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】暖機のための燃料消費を抑制しつつ、ハイブリッド車両の減速中又は停止中にエンジンの暖機を促進する。
【解決手段】ハイブリッド車両は、エンジンとモータとバッテリとを備える。制御装置はエンジンの吸気壁面の温度が露点未満である暖機前の状態であり、かつ、バッテリの充電状態が所定の充電判定値以上であることを条件として、次の制御を行う。即ち、制御装置は、ハイブリッド車両の減速時には、モータとエンジンとの間のクラッチを接続状態とし、エンジンの駆動を行わずにエンジンを回転させる。また制御装置は、ハイブリッド車両の停止時には、モータとエンジンとの間のクラッチを接続状態とし、かつ、モータとトランスミッションとの間のクラッチを非接続状態とし、エンジンの駆動を行わずにモータの回転によってエンジンを回転させる。
【選択図】図6

Description

本発明はハイブリッド車両の制御装置に関する。
例えば特許文献1には、ハイブリッド車両の暖機時の制御が開示されている。特許文献1の制御では、ハイブリッド車両のバッテリの充電状態であるSOC(State of Charge)が所定範囲内にある等の所定の停止条件が成立する場合に、エンジンを停止させる自動停止制御を実行し、モータのみで走行するEV走行を実行する。
ここで、エンジンの冷間始動時にはEGR装置で排気が冷却されることにより凝縮水が発生する場合がある。凝縮水が発生している状態でエンジンの自動停止が実行されエンジンが停止すると凝縮水が滞留する恐れがある。これに対し、特許文献1の制御では、凝縮水の滞留を抑制するため、EGR装置の壁面温度が露点以上でない場合には、SOCが所定範囲内にある場合であっても、エンジンの自動停止制御を禁止する。つまり、EGR装置が昇温されて発生した凝縮水の蒸発が促進される状態となるまでは、エンジンの自動停止制御を禁止してエンジンを駆動することで、エンジンの暖機を優先させている。
特開2010−121574号公報 特開2011−032890号公報 特開2015−155276号公報 特開2016−075259号公報 特開2013−127224号公報 特開2004−060449号公報 特開2011−247176号公報 特開2010−274762号公報
車両の減速時や車両停止中であっても、特許文献1のようにエンジンを駆動することでエンジンの暖機を優先することは可能である。しかしながら、燃料消費量低減の観点からは、エンジンの暖機のために燃料が消費されることは好ましいものではない。
本発明は上記の課題を解決することを目的として、エンジンの暖機のための燃料消費を抑制しつつ、ハイブリッド車両の減速中又は車両停止中にエンジンの暖機を可能とするよう改良されたハイブリッド車両の制御装置を提供するものである。
上記の目的を達成するため、本発明のハイブリッド車両の制御装置において、ハイブリッド車両は、車両の動力源としてのエンジンとモータと、モータと電気エネルギーの授受を行うバッテリとを備える。
更に、ハイブリッド車両の制御装置は、ハイブリッド車両の減速時、かつ、エンジンの吸気壁面の温度が露点未満である暖機前の状態であり、かつ、バッテリの充電状態が所定の充電判定値以上である場合に、モータとエンジンとの間のクラッチを接続状態とし、エンジンの駆動を行わずにエンジンを回転させる。
あるいは、ハイブリッド車両の制御装置は、ハイブリッド車両の停止時、かつ、エンジンの吸気壁面の温度が露点未満である暖機前の状態であり、かつ、バッテリの充電状態が所定の充電判定値以上である場合に、モータとエンジンとの間のクラッチを接続状態とし、かつ、モータとトランスミッションとの間のクラッチを非接続状態とし、エンジンの駆動を行わずにモータの回転によってエンジンを回転させる。
本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、ハイブリッド車両の減速時、又は停止時に、エンジンの暖機が完了する前の状態である場合に、エンジンの駆動を行わずにエンジンを回転させる。したがって、燃料消費を抑制しつつ、エンジンの回転による摩擦熱により、エンジンの暖機を促進することができる。
実施の形態1のエンジンの構成を模式的に示す図である。 HP−EGRの構成を模式的に示す図である。 実施の形態1のディーゼルハイブリッド車両の構成を模式的に示す図である。 実施の形態1のエンジンの暖機完了後の減速時の制御状態と、エンジンの暖機完了前の減速時の制御状態とを示す図である。 外気温と、湿度100%時の露点温度との関係を説明するための図である。 実施の形態1のエンジンの暖機完了前の減速時の制御について説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態1において制御装置が実行する制御のルーチンについて説明するためのフローチャートである。 実施の形態2のエンジンの暖機完了前の車両停止時の制御状態と、エンジン暖機完了後の車両停止時の制御状態とを示す図である。 実施の形態2のエンジンの暖機完了前の車両停止時の制御について説明するためのタイミングチャートである。 実施の形態2において制御装置が実行する制御のルーチンについて説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一または相当する部分には同一符号を付してその説明を簡略化ないし省略する。
図1は、実施の形態1のエンジンの構成を模式的に示す図である。図1のエンジン2は、複数のシリンダを有するディーゼルエンジンである。エンジン2のシリンダの数と配置に限定はない。エンジン2はハイブリッド車両に搭載されてその動力源として用いられる。
各シリンダの燃焼室には吸気ポート及び排気ポートが連通している。吸気ポートは、吸気マニホールド4を含む吸気通路10に連通している。吸気通路10には吸気の上流側から順に、エアクリーナ12、ウォーマ14、電磁バルブ16、過給機18のコンプレッサ20、LTラジエータ22、及び、スロットルバルブ24が配置されている。一方、排気ポートは排気マニホールド6を含む排気通路30に連通している。排気通路30には、排気の上流側から順に、過給機18のタービン32及びNSR触媒34、およびDPF/SCR/SCRF触媒36が配置されている。
エンジン2のEGR(Exhaust Gas Recirculation)系は、高圧EGR装置(以下「HP−EGR」とも称する)40と低圧EGR装置(以下「LP−EGR」とも称する)60とを備えている。
図2は、HP−EGR40の構成を模式的に示す図である。図2に示されるように、HP−EGR40は、高圧側EGR通路(以下「HP−EGR通路」)42を備えている。HP−EGR通路42は、その一端が排気通路30のタービン32より上流の部分に接続され、他端が吸気通路10のスロットルバルブ24より下流の部分に接続されている。HP−EGR通路42には、当該通路42を開閉するためのEGRバルブ44、EGRガスを冷却するためのHP−EGRクーラ46、HP−EGRクーラ46をバイパスするバイパス通路48、およびHP−EGRクーラ46の出口に設置されたバイパス弁50が設けられている。
図1に示されるように、LP−EGR60は、低圧側EGR通路(以下「LP−EGR通路」とも称する)62を備えている。LP−EGR通路62は、その一端が排気通路30の、DPF/SCR/SCRF触媒36より下流の部分に接続され、他端が吸気通路10の、ウォーマ14とコンプレッサ20との間に接続されている。LP−EGR通路62の途中には、EGRガスを冷却するためのLP−EGRクーラ64が設置されている。
図3は、実施の形態1のディーゼルハイブリッド車両の構成を模式的に示す図である。図3のハイブリッド車両は、動力源として、図1のエンジン2とモータジェネレータ(以下「MG」とも称する)70とを備えている。MG70は、電動モータとしての機能と回生発電機としての機能を併せ持つ。図示を省略するが、MG70にはバッテリが接続されている。MG70の回生により得られた電力はバッテリに蓄電され、MG70を駆動するための電力がバッテリから供給される。
エンジン2とモータジェネレータ70とは、動力伝達を断続するクラッチ72を介して接続している。エンジン2の出力軸はクラッチ74を介してトランスミッション(以下「T/M」とも称する)76に接続し、T/M76の出力軸の動力はデファレンシャルギア等を介して車輪に伝達される。ただし、エンジン2、モータジェネレータ70、およびTM76との連結構成は図3に示す例に限られない。
本実施の形態1の車両に備えられた各種のセンサ及びアクチュエータは、制御装置に電気的に接続されている。制御装置はECU(Electronic Control Unit)である。制御装置は、車両のシステム全体の制御を行うものであり、CPU、ROM、RAMを含むコンピュータを主体として構成されている。ROMには、後述する車両減速時又は車両停止時の制御ルーチンを含む各種制御ルーチンが記憶されている。制御装置は、各センサからの信号に基づいて各制御ルーチンに従って各アクチュエータを操作することによって車両を制御する。
このハイブリッド車両においては、高負荷領域ではエンジン2を駆動してエンジン2の駆動力により車両を走行させる「HV走行」が実行される。また、低負荷領域ではエンジン2を停止してMG70の駆動力により車両を走行させる「EV走行」に切り替えられる。したがってエンジン2が停止される機会が多くなるため、エンジン2の暖機(即ち、エンジン水温、壁温、および触媒床温の昇温)が遅れる場合がある。
一方、EV走行領域を外れるような高負荷運転領域の場合、NOx排出を抑制するため多量にEGRを導入して排気ガスを抑制する必要がある。しかし、エンジン2の暖機が完了していない状態で、高負荷要求が出されEGR導入が実行されると、凝縮水が発生する恐れがある。なお、凝縮水は、水冷I/C周囲、HP−EGR通路42内とHP−EGRクーラ46内、LP−EGR通路62と吸気通路10との合流部、およびLP−EGRクーラ64内で特に発生しやすい。
これに対し、実施の形態1では、車両の減速中にエンジン2の暖機を促進する制御を実行する。図4は、本実施の形態の暖機完了後の減速時の制御状態と、暖機完了前の減速時の制御状態とを示す図である。図4の(A)に示されるように、エンジン2の暖機が完了している場合の減速時には、MG70の回生量を高く確保するため、クラッチ72によりエンジン2とMG70とが切り離された状態とされ、MG70の回生エネルギーが回収される。
一方、暖機完了前の減速時には、バッテリの充電が十分であることを条件として、図4の(B)に示されるように、クラッチ72を連結した状態とする。その結果、車両とエンジン2とが連結した状態となり減速時にもエンジン2が回転し摩擦熱によりエンジン2の昇温が促進される。これにより凝縮水の発生を抑制することが可能となる。
ところで、本実施の形態では、エンジン2の暖機が完了し、凝縮水が生じない状態になったか否かの判定を、エンジン水温が所定の暖機判定温度に達したか否かによって判定する。ここで所定の暖機判定温度は、外気温に応じて設定する。図5は、外気温と、湿度100%時の露点温度との関係を説明するための図である。図5に示されるように、露点温度は外気温によって変化する。即ち、エンジン2の内部において凝縮水が発生する温度は、外気温に応じて変化する。したがって本実施の形態では、外気温と、エンジン水温に対する暖機判定温度との関係を予め求め、制御装置に記憶しておき、外気温に応じた暖機判定温度が設定されるようにする。
なお、本実施の形態では、エンジン水温を暖機完了判定のパラメータとして用いるが、エンジン2が暖機したか否かの判定はこれに限られない。また本実施の形態での暖機は、エンジン2の完全な暖機に限られず、凝縮水が滞留しない状態、たとえば吸気壁面の温度が露点を超えていればよい。したがって、このような暖機を判定するために、エンジン水温に代えて、油温、エンジン壁温等をパラメータとして用いるようにしてもよい。また、水温、油温、壁温等、エンジン各部の温度をそれぞれ検出して、検出された各温度が、外気温に基づいて算出される最高露点温度を超えているか否かによって、暖機完了を判定することもできる。なお、このとき最高露点温度は、エンジン各部ごとに設定することもできる。
図6は、暖機完了前の減速時の制御について説明するためのタイミングチャートである。図6では、説明の簡略化のため、アクセル開度を完全なON/OFF、即ち全開/全閉のみで表している。
図6の制御の例では、開始時点t0から時間t8になるまでの間、エンジン水温は暖機判定温度より低く、即ちエンジン2の暖機完了前の状態である。
暖機完了前、かつ、アクセル開度がゼロであり車両の減速中となる時間t2〜t3間、および時間t4〜t5間は、SOCが充電判定値よりも高い状態にある。ここで充電判定値はバッテリの充電が十分であること判定するための閾値である。したがって、クラッチ72によりエンジン2及びMG70を連結した状態(即ち、ON状態)とする。その結果、時間t2〜t3間、および時間t4〜t5間においては、エンジン2が回転し、回転の摩擦熱によりエンジン2の暖機が促進される。
一方、車両の減速中である時間t6〜t7間では、SOCが充電判定値よりも低い状態となっている。したがって、クラッチ72の連結がOFFとされ、MG70により回生エネルギーが回収される。即ち、バッテリの充電が優先される。
その後、エンジン水温が暖機判定温度を超えた時間t8では、減速時にはクラッチ72によりエンジン2とMG70との連結が切り離される(即ち、クラッチ72はOFF状態とされる)。これにより、暖機完了後は、バッテリの充電が優先される。
図7は、本実施の形態において制御装置が実行する制御のルーチンについて説明するためのフローチャートである。図7に示されるルーチンでは、まず、ステップS102において外気温が取得される。次に、ステップS104に進み、ステップS102で取得された外気温に応じて暖機判定温度が算出される。次に、ステップS106において、エンジン水温が取得される。
次に、ステップS108に進み、ステップS106で取得されたエンジン水温が、ステップS104において算出された暖機判定温度以上であるか否かが判別される。ステップS108の判別結果がYESである場合、即ち、エンジン水温が暖機判定温度以上であると判別された場合には、エンジン2の暖機が完了していると判断されるため、今回の処理は終了する。
一方、ステップS108の判別結果がNOである場合、即ち、エンジン水温が暖機判定温度より低いと判別された場合、次に、ステップS110において、現在がアクセルOFFの減速時であるか否かが判別される。ステップS110の判別結果がNOである場合、即ち、減速時でないと判別された場合、今回の処理は終了する。
一方、ステップS110の判別結果がYESである場合、即ち、現在がアクセルOFFの減速時であると判別された場合、次に、ステップS112においてバッテリのSOCが充電判定値以上であるか否かが判別される。
ステップS112の判別結果がYESである場合、即ち、バッテリのSOCが充電判定値以上であると判別された場合、次に、ステップS114に進み、クラッチ72は結合状態に維持される。これにより減速時にもエンジン2が回転し、摩擦によりエンジン2の各部の暖機が促進される。
一方、ステップS112の判別結果がNOである場合、即ち、バッテリのSOCが充電判定値より小さいと判別された場合、ステップS116に進み、クラッチ72は切り離される。これにより、バッテリの充電が優先され、MG70の回生エネルギーはバッテリに回収される。ステップS114又はS116の処理の後、今回の処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、エンジン2の暖機完了前かつ減速時には、バッテリの充電が十分であることを条件として、エンジン2とMG70とを連結し、エンジン2を回転させることで、減速時にも摩擦熱によりエンジン2の暖機を促進することができる。したがって、凝縮水の滞留を抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態2のシステムは、実施の形態1のシステムと同一の構成を有している。実施の形態2は、エンジン2の暖機完了前かつ車両停止時に、エンジン2の暖機を促進する制御を実行する。図8は、エンジンの暖機完了前の車両停止時の制御状態と、エンジン暖機完了後の車両停止時の制御状態とを示す図である。
図8の(A)に示されるように、エンジン2の暖機完了前、車両停止時には、バッテリのSOCが十分であることを条件として、MG70とエンジン2とがクラッチ72によって連結される。一方、クラッチ74によってT/M76は切り離され、車両とエンジン2とは連結が切り離された状態とされる。更に、車両停止時にはMG70を回転駆動させる。これによりエンジン2を回転させ、その摩擦熱によりエンジン2の暖機を促進する。一方、エンジン2の暖機完了後、車両の停止中は、図8の(B)に示されるように、クラッチ72およびクラッチ74を連結状態で維持し、エンジン2およびMG70を停止する。
図9は実施の形態2の制御について説明するためのタイミングチャートである。図9に示される例では、開始時点t0から時間t7までの間、エンジン水温は暖機判定温度より低く、即ち、エンジン2は暖機完了前の状態である。
車両停止中である時間t1からt2の間、および時間t3からt4の間は、バッテリのSOCが充電判定値より高い。したがって時間t1からt2の間、および時間t3からt4の間は、T/M76がN制御され、即ち車両とエンジン2とが切り離される。また、この間、クラッチ72によりMG70とエンジン2とは連結されてMG70の回転によりエンジン2が回転する。これにより、エンジン2の暖機が促進される。
また暖機完了前かつ車両停止中であるが、時間t5からt6の間は、バッテリのSOCが充電判定値を下回っている。したがって、MG70によるモータ駆動は実行しない。ここでは、クラッチ74によりT/M76が連結した状態とされ、エンジン2およびMG70は停止される。
図10は、実施の形態2において制御装置が実行する制御のルーチンについて説明するためのフローチャートである。図10のルーチンは、図7のルーチンに替えて実行されるルーチンであり、図7のステップS108〜S116の処理に替えて、ステップS204〜S212の処理を有する点を除き、図7のルーチンと同一である。
具体的に、ステップS106の処理の後、ステップS202においてT/M76の油温が取得される。次に、ステップS204において、エンジン水温が暖機判定温度以上であり、かつ、T/M76の油温が所定の温度以上であるかが判別される。
ステップS204の判別結果がYESである場合、即ち、エンジン水温が暖機判定温度以上であり、かつT/M76の油温が所定の温度以上であると判別された場合、今回の処理は終了する。
一方、ステップS204の判別結果がNOである場合、即ち、エンジン水温が暖機判定温度より低い、又は、T/M76の油温が所定の温度より低いと判別された場合には、次に、ステップS206に進み、現在、車両停止中であるか否かが判別される。ステップS206の判別結果がNOである場合、即ち、車両停止中ではないと判別された場合、今回の処理は終了する。
一方、ステップS206の判別結果がYESである場合、即ち、車両停止中であると判別された場合、次に、ステップS208において、バッテリのSOCが充電判定値以上であるか否かが判別される。ステップS208の判別結果がNOである場合、即ち、バッテリのSOCが充電判定値より低いと判別された場合、今回の処理は終了する。
一方、ステップS208の判別結果がYESである場合、即ち、バッテリのSOCが充電判定値以上であると判別された場合、次に、ステップS210においてT/M76がN制御される。即ち、クラッチ74により車両とT/M76との連結が切り離される。
次に、ステップS212において、MG70が回転され、その結果、エンジン2およびT/M76を回転させる。これにより車両停止中にエンジン2の暖機が促進される。その後、今回の処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、エンジン2の暖機完了前の車両の停止中に、エンジン2をMG70により回転させることで、エンジン2の暖機を促進することができる。これにより、燃料消費を抑制しつつ、エンジン2の暖機を図ることができ、凝縮水の発生を抑制することができる。
なお、以上の実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、この実施の形態において説明する構造等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
2 エンジン
40 HP−EGR
60 LP−EGR
70 モータジェネレータ
72 クラッチ
74 クラッチ
76 T/M

Claims (2)

  1. 車両の動力源としてのエンジンとモータと、
    前記モータと電気エネルギーの授受を行うバッテリと、
    を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記ハイブリッド車両の減速時、かつ、
    前記エンジンの吸気壁面の温度が露点未満である暖機前の状態であり、かつ、
    前記バッテリの充電状態が所定の充電判定値以上である場合に、
    前記モータと前記エンジンとの間のクラッチを接続状態とし、前記エンジンの駆動を行わずに前記エンジンを回転させることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 車両の動力源としてのエンジンとモータと、
    前記モータと電気エネルギーの授受を行うバッテリと、
    を備えるハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記ハイブリッド車両の停止時、かつ、
    前記エンジンの吸気壁面の温度が露点未満である暖機前の状態であり、かつ、
    前記バッテリの充電状態が所定の充電判定値以上である場合に、
    前記モータと前記エンジンとの間のクラッチを接続状態とし、かつ、前記モータとトランスミッションとの間のクラッチを非接続状態とし、前記エンジンの駆動を行わずに前記モータの回転によって前記エンジンを回転させることを特徴とするエンジンの制御装置。
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