JP2018137082A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数が少なく、嵌合操作が容易なコネクタの提供。【解決手段】本体部10の後方に接続部30と前方に接触部40と下方に溝穴部に嵌合する支持体部20とを備えるコネクタ1であって支持体部は一対の板状片であり、下端近傍に回路基板に係止する係止部を備え、接触部40は一対の支持体部の間に湾曲部を備え、係止部は支持体部の下端前方と後方に備わり、前方の突部210は内向きに膨らみ、後方のロック部230は後方に延在し、支持体部には外方向に張出す停止部200が備わる。前方が上位の傾斜姿勢で後方のロック部230の後縁は溝穴部の後縁より前方にあり、支持体部の後縁が溝穴部を通過したところで水平姿勢にもどすとロック部の後縁は溝穴部の後縁よりも後方にあり突部は回路基板の裏面より下にある。支持体部の後縁が溝穴部の後縁に対峙し後方の動きが規制され支持体部の前縁が溝穴部の前縁に対峙し前方の動きが規制される。【選択図】図1
Description
この発明は回路基板のパターンに接続するコネクタに関する。
この分野の技術として、特許文献1記載の技術が知られている。電線に引き抜き力が作用してもコネクタの嵌合状態を維持することができるものであり、プラグとレセプタクルは圧延金属板の折り曲げ加工で形成される。プラグは挿入部に爪部を備え、レセプタクルの収容部は対応する位置に被係合面を備える。プラグとレセプタクルとの嵌合終了時に両者が係合するものである。
これにより電線に不用意に作用した引き抜き力が爪部と被係合面との係合状態を解除することを抑制するものである。
これにより電線に不用意に作用した引き抜き力が爪部と被係合面との係合状態を解除することを抑制するものである。
しかし、プラグとリセプタクルとからなる2ピース構成なので部品点数が多く組み付け工数も増す。またリセプタクルに対するプラグの挿入方向は回路基板に対して平行方向なので、一般的に基板間距離が狭くハーネスが短い現状を考えると、嵌合操作がおこないにくいものである。さらにリセプタクルを回路基板の中央寄りに実装した時には一層嵌合操作は困難になる。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、部品点数が少なく、嵌合操作が容易なコネクタの提供を目的とするものである。
本発明のコネクタは、(1)本体部の後方に電線の端部に連なる接続部と、本体部の前方に回路基板のパターンに接続する接触部と、本体部の下方に前記回路基板に穿たれた溝穴部に対して嵌合する支持体部とを備える圧延板材を折り曲げてなるコネクタであって、
前記支持体部は前記圧延板材の板厚みが略一様に広がる一対の板状片であって、下端部近傍に前記回路基板に係止するための係止部を備え、
前記接触部は前記一対の支持体部の間に下に膨らむ頂点を接点部とする弾性変形可能な湾曲部を備えるところに特徴を有するものである。
前記支持体部は前記圧延板材の板厚みが略一様に広がる一対の板状片であって、下端部近傍に前記回路基板に係止するための係止部を備え、
前記接触部は前記一対の支持体部の間に下に膨らむ頂点を接点部とする弾性変形可能な湾曲部を備えるところに特徴を有するものである。
この発明によれば、電線に連なるコネクタ単体で回路基板のパターンに接続することができる。これにより部品点数が少なく嵌合操作が容易なコネクタが得られる。
好ましくは、本発明のコネクタは、(2)前記係止部は前記支持体部の下端前方と、下端後方とに備わり、前記前方の係止部は内向又は外向きに膨らみ、前記後方の係止部は後縁から後方に延在するところに特徴を有する(1)記載のものである。
この発明によれば、係止部は支持体部の下端前方と下端後方の2か所に備わるので回路基板に対してコネクタの支持が安定する。
好ましくは、本発明のコネクタは、(3)前記本体部に前記支持体部が連なる近傍に前
記支持体部の外側面より外方向に張り出す停止部が備わるところに特徴を有する(1)または(2)記載のものである。
記支持体部の外側面より外方向に張り出す停止部が備わるところに特徴を有する(1)または(2)記載のものである。
この発明によれば、嵌合操作の際、挿入過多が生じず常に一定した嵌合終了姿勢が得られる。これにより接触部のへたりが抑制される。
好ましくは、本発明のコネクタは、(4)前記回路基板に対して前記コネクタの前方が上位になる傾斜姿勢で前記支持体部の後方の係止部の後縁は前記溝部の後縁より前方にあり、前記傾斜姿勢のまま接近させ前記支持体部の後縁が前記溝穴部を通過したところで前記コネクタを嵌合終了姿勢の水平姿勢に回転するとき前記後方の係止部の後縁は前記溝穴部の後縁よりも後方にあり前記前方の係止部が前記回路基板の裏面より下にあるところに特徴を有する(3)記載のものである。
この発明によれば、コネクタは傾斜姿勢で回路基板の溝穴部に挿入されてそのあと水平姿勢になり、嵌合終了姿勢で後方の係止部及び前方の係止部が作用する。これにより安定した嵌合状態が得られる。
好ましくは、本発明のコネクタは、(5)前記コネクタが前記嵌合終了姿勢にあるとき、前記支持体部の後縁が前記溝穴部の後縁に対峙して後方の動きが規制され、前記支持体部の前縁が前記溝穴部の前縁に対峙して前方の動きが規制されるところに特徴を有する(4)記載のものである。
この発明によれば、支持体部によって前後方向の動きが抑制されるので安定した嵌合状態が得られる。
〈コネクタ構造概説〉
本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの実施形態によって限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で実施することができる。図1は、本発明の実施形態にかかるコネクタの外観斜視図である。図2は、図1のII―II断面図である。図3は、本発明の実施形態にかかるコネクタの回路基板への嵌合過程を示す斜視図であって、(1)は嵌合前、(2)は嵌合状態である。図4は、回路基板に嵌合状態にあるコネクタの外観図であって、(1)は側面図、(2)は正面図である。図5は、本発明の実施形態にかかるコネクタの回路基板への嵌合過程を示す工程図であって、(1)は嵌合前、(2)は嵌合途中、(3)は嵌合終了姿勢である。なお説明中の方向指示は図中の方向定義にしたがう。
本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの実施形態によって限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で実施することができる。図1は、本発明の実施形態にかかるコネクタの外観斜視図である。図2は、図1のII―II断面図である。図3は、本発明の実施形態にかかるコネクタの回路基板への嵌合過程を示す斜視図であって、(1)は嵌合前、(2)は嵌合状態である。図4は、回路基板に嵌合状態にあるコネクタの外観図であって、(1)は側面図、(2)は正面図である。図5は、本発明の実施形態にかかるコネクタの回路基板への嵌合過程を示す工程図であって、(1)は嵌合前、(2)は嵌合途中、(3)は嵌合終了姿勢である。なお説明中の方向指示は図中の方向定義にしたがう。
本実施形態のコネクタ1は電線Wと回路基板PのパターンT間を接続するものであって
電線Wの端部に装着される。
電線Wの端部に装着される。
コネクタ1は、図1に示されるように、導電性金属の圧延板材の折り曲げ加工で形成される。コネクタ1は本実施形態で示される1枚の板材で形成されるものであってよく、2枚以上の板材の組み合わせからなるものであってもよい。板材は導電性の銅合金が一般的であるが鉄系の合金であってもよい。またその表面を錫や金などで処理して耐久性や電気的特性の向上を図ることがあってもよい。また一部に非導電性の合成樹脂のカバーが組み合わされるものであってもよい。
コネクタ1は、図1に示されるように、上面が平坦な本体部10の後方に電線Wに接続するための接続部30が連なる。電線Wとの接続は底面に載置された導体部を左右側面のバレルでかしめる圧着加工である。本実施形態では接続部30はコネクタ1の後方へ延びているがこれに限るものではなく、下方或いは側方に延びるものであってもよい。
コネクタ1は、図1、図2に示されるように、本体部10の前方には接触部40が連なる。接触部40は嵌合終了姿勢で図示しない回路基板PのパターンTに電気的機械的に接続する部分である。接触部40は本体部10側を基端とする湾曲状の弾性片である。湾曲部の頂点は対応するパターンTに接触する接点部400である。接点部400から先に延びる先端は斜め上方へ向かう。嵌合終了姿勢で図示しないパターンTに接続する上方に変位した接触部40は接点部400でパターンTに付勢力を作用させる。
コネクタ1は、図1、図2に示されるように、本体部10の左右側方に支持体部20が連なる。支持体部20は内側に接触部40を収めるように左右に一対備わる。一対の支持体部20は対応する回路基板Pの所定位置に挿入されてコネクタ1を固定する。
支持体部20は、図1、図2に示されるように、側面視概ね矩形状で前縁上方寄りに前方へ延出する解除部220が備わる。また後縁下方寄りには後方へ延出するロック部230が備わる。さらに支持体部20の側面前下位置には内向きに突出する突部210が備わる。また支持体部20の側面中央寄りには前後方向に沿って延びる切り起こし片の停止部200が備わる。
本実施形態の突部210は内向きに備わるが、内向きに限るものではなく外向きに備わるものであってもよい。
本実施形態の突部210は内向きに備わるが、内向きに限るものではなく外向きに備わるものであってもよい。
解除部220は図示しない回路基板Pから嵌合状態にあるコネクタ1を抜去するとき抜去力を作用させる部分である。下縁にはテーパーが形成された傾斜部222が備わる。
ロック部230及び突部210は図示しない回路基板Pの所定位置で嵌合終了状態にあるコネクタ1を保持する部分であり特に上方向への抜け出しが阻止される。
停止部200は図示しない回路基板Pにコネクタ1を嵌合するとき過剰挿入を抑止する部分である。これにより嵌合終了姿勢で弾性変形する接触部40の過剰変形が抑止される。またロック部230及び突部210と協働して嵌合終了姿勢にあるコネクタ1を図示しない回路基板Pに挟持固定するものである。
〈コネクタと回路基板の嵌合〉
コネクタ1は、図3に示されるように、回路基板Pに直接嵌合される。回路基板Pには前後方向に延びる導電性のパターンTとパターンTを挟む位置に回路基板Pの表裏面を穿つ一対の溝穴部Mとが形成されている。パターンTの幅寸法とコネクタ1の接触部40の幅寸法とは関連つけて設計される。またパターンTの前後寸法はコネクタ1の全長寸法と関連つけて設計される。
コネクタ1は、図3に示されるように、回路基板Pに直接嵌合される。回路基板Pには前後方向に延びる導電性のパターンTとパターンTを挟む位置に回路基板Pの表裏面を穿つ一対の溝穴部Mとが形成されている。パターンTの幅寸法とコネクタ1の接触部40の幅寸法とは関連つけて設計される。またパターンTの前後寸法はコネクタ1の全長寸法と関連つけて設計される。
回路基板Pの溝穴部Mは、図3に示されるように、細長く延びるパターンTを挟む位置で同じく細長く延びている。溝穴部Mの幅寸法とコネクタ1の支持体部20の板厚寸法とは関連つけて設計される。また溝穴部Mの前後寸法とコネクタ1の支持体部20の前後寸法とは関連つけて設計される。
溝穴部Mには、図3に示されるように、コネクタ1の支持体部20が挿入される。嵌合終了姿勢でコネクタ1は回路基板Pに固定され、接触部40は対応するパターンTに付勢力を伴い接触する。
コネクタ1は嵌合終了姿勢で、図4に示されるように、突部210及びロック部230が備わる支持体部20の下端部が回路基板Pの下面より下方に露出する。突部210は内向きのディンプルで回路基板P下面より下方に位置してコネクタ1の上方への抜け出しを阻止している。ロック部230は後方への張り出し部で回路基板P下面に位置して上方への抜け出しを阻止している。
コネクタ1は嵌合終了姿勢で、図4に示されるように、停止部200が備わる支持体部20の上端部は回路基板Pの上面より上方に露出している。停止部200は側面より外方向へ張り出す切り起こし片で回路基板P上面より上方に位置して突部210及びロック部230と協働してコネクタ1を所定位置に固定する。
このように停止部200と突部210及びロック部230とが回路基板Pを厚み方向に挟む三角形の略頂点付近にあるのでコネクタ1は嵌合終了姿勢で回路基板Pに対して安定的に固定されるものである。
コネクタ1の支持体部20の前後寸法は回路基板Pの溝穴部Mの前後寸法に比べて大きく傾斜姿勢で挿入可能で且つ水平姿勢ではロック部230が回路基板Pの下面に当接して抜け出しが阻止される寸法規律を備えている。すなわちA:支持体部20前縁からロック部230後縁までの距離。A´:傾斜姿勢で斜面240の最前方位置からロック部の最後方位置までの距離。B:溝穴部前縁から後縁までの距離。
このとき、A´<B<Aの寸法規律が成立している。
このとき、A´<B<Aの寸法規律が成立している。
〈コネクタの嵌合過程〉
コネクタ1の嵌合過程を図5にしたがって説明する。図5は、本発明の実施形態にかかるコネクタ1の回路基板Pへの嵌合過程を示す工程図であって、(1)は嵌合前、(2)は嵌合途中、(3)は嵌合終了姿勢である。
コネクタ1の嵌合過程を図5にしたがって説明する。図5は、本発明の実施形態にかかるコネクタ1の回路基板Pへの嵌合過程を示す工程図であって、(1)は嵌合前、(2)は嵌合途中、(3)は嵌合終了姿勢である。
第1ステップ、図5の(1)に示されるように、前方が上位になる傾斜姿勢でコネクタ1を回路基板Pの所定位置に保持する。
水平姿勢でコネクタ1の支持体部20の前縁からロック部230の後縁までの距離Aは回路基板Pの溝穴部Mの前縁から後縁までの距離Bよりも大きい。これによりコネクタ1は水平姿勢では回路基板Pへの挿入が阻止される。
一方、前方が上方になる傾斜姿勢で斜面240の最前方位置からロック部の最後方位置までの距離A´は溝穴部Mの前縁から後縁までの距離Bより小さい。これによりコネクタ1は傾斜姿勢では回路基板Pの溝穴部Mへの挿入が許容される。
第2ステップ、図5の(2)に示されるように、傾斜姿勢にあるコネクタ1の支持体部20を回路基板Pの溝穴部Mに挿入する。支持体部20下端後方のロック部230が溝穴
部Mを通過すると支持体部20下端前方の突部210が溝穴部Mに係る。溝穴部Mの幅寸法はコネクタ1の支持体部20が嵌合途中で外方向へ膨らむことを許容するように支持体部20の板厚寸法よりも大きく確保されている。これにより一対の支持体部20は互いに離れる方向に弾性的に変位して突部210が溝穴部Mに係合する。
部Mを通過すると支持体部20下端前方の突部210が溝穴部Mに係る。溝穴部Mの幅寸法はコネクタ1の支持体部20が嵌合途中で外方向へ膨らむことを許容するように支持体部20の板厚寸法よりも大きく確保されている。これにより一対の支持体部20は互いに離れる方向に弾性的に変位して突部210が溝穴部Mに係合する。
ロック部230が溝穴部Mを通過する過程でコネクタ1は傾斜姿勢から水平姿勢へと姿勢を変えてゆき、通過完了後ロック部230は溝穴部M後縁より後方へ位置が移動する。
ロック部230が傾斜姿勢から水平姿勢へ変化する過程で支持体部20の前縁の下端にある斜面240は溝穴部Mの前縁に係りはじめる。溝穴部M前縁に斜面240が沿うようにしてコネクタ1全体の姿勢変化は進み支持体部20の後方では後縁が溝穴部Mの後縁に近接する。
第3ステップ、図5の(3)に示されるように、嵌合が進むとコネクタ1は水平姿勢に近づく。電線Wは回路基板Pと平行姿勢に近づき電線Wは後方に延びている。支持体部20は溝穴部Mの所定挿入深さまで挿入されて停止する。停止位置は停止部200の下面が回路基板Pの上面に当接する位置である。停止位置がコネクタ1の嵌合終了深さでありこの時のコネクタの姿勢が嵌合終了姿勢である。
嵌合終了姿勢でコネクタ1は前後、上下、及び左右の各方向の移動が規制されている。接触部40は接点部400を回路基板PのパターンTに付勢力をもって当接させている。これによりコネクタ1の安定した電気的機械的接続状態が得られる。
嵌合終了姿勢で支持体部20は前縁が溝穴部M前縁に近接し、後縁が溝穴部M後縁に近接する。これにより回路基板Pに対するコネクタ1の前後方向の移動が規制される。
嵌合終了姿勢で支持体部20は回路基板Pの上面に停止部200の下面が当接し、回路基板Pの下面に突部210及びロック部230が当接する。これにより回路基板Pに対するコネクタ1の上下方向の移動が規制される。
嵌合終了姿勢で支持体部20は、図4の(2)に示されるように、一対の支持体部20で回路基板Pの一対の溝穴部M間を左右方向から挟持する。これにより回路基板Pに対するコネクタ1の左右方向の移動が規制される。
嵌合終了姿勢で接触部40は下方に向かう付勢力を伴って対応するパターンTに接点部400を当接させている。コネクタ1は突部210及びロック部230の比較的離間した2点で上方への抜け出しが阻止されている。これにより付勢力は効率的にパターンTに作用する。
〈コネクタの取り出し〉
嵌合状態にあるコネクタ1の取り出しは解除部220の操作でおこなう。支持体部20の前縁上端にある解除部220は下縁に傾斜部222を備えている。嵌合終了姿勢で解除部220の傾斜部222は回路基板Pの上面との間で隙間を形成する。隙間を利用して傾斜部222に上方への力を作用させると支持体部20はロック部230近傍を支点にして時計方向の回転移動が生じる。これにより突部210の係止が解除されるので嵌合手順と逆手順で傾斜姿勢のコネクタ1を上方へ抜き出す。
嵌合状態にあるコネクタ1の取り出しは解除部220の操作でおこなう。支持体部20の前縁上端にある解除部220は下縁に傾斜部222を備えている。嵌合終了姿勢で解除部220の傾斜部222は回路基板Pの上面との間で隙間を形成する。隙間を利用して傾斜部222に上方への力を作用させると支持体部20はロック部230近傍を支点にして時計方向の回転移動が生じる。これにより突部210の係止が解除されるので嵌合手順と逆手順で傾斜姿勢のコネクタ1を上方へ抜き出す。
〈効果〉
本実施形態に係るコネクタ1は回路基板PのパターンTに直接接続できるので、部品点数の少ないコネクタ構造が得られる。
本実施形態に係るコネクタ1は回路基板Pに対して降下移動で嵌合ができるので、電線Wの長さに余裕がない場合、あるいはパターンTが回路基板Pの中央付近にある場合でも嵌合操作が容易なコネクタ1が得られる。
本実施形態に係るコネクタ1は回路基板PのパターンTに直接接続できるので、部品点数の少ないコネクタ構造が得られる。
本実施形態に係るコネクタ1は回路基板Pに対して降下移動で嵌合ができるので、電線Wの長さに余裕がない場合、あるいはパターンTが回路基板Pの中央付近にある場合でも嵌合操作が容易なコネクタ1が得られる。
本実施形態に係るコネクタ1は停止部200によって挿入深さが規制されるので、過剰挿入による接触部40のへたりが生じるおそれのないコネクタ1が得られる。
本実施形態に係るコネクタ1は回路基板Pの溝穴部Mに沈み込む態様で嵌合するので、回路基板P上面に露出する高さが軽減されるコネクタ1が得られる。
本実施形態に係るコネクタ1は回路基板Pの溝穴部Mに沈み込む態様で嵌合するので、回路基板P上面に露出する高さが軽減されるコネクタ1が得られる。
本実施形態に係るコネクタ1は支持体部20後端のロック部230及び支持体部20前端寄りの突部210の2点でコネクタ1の上方向への抜け出し阻止が作用する。これにより、電線Wに不用意な力が作用しても上抜け出しが阻止されるコネクタ1が得られる
本実施形態に係るコネクタ1は支持体部20の前縁が溝穴部Mの前縁に対峙して前方の動きが規制され、支持体部20の後縁が溝穴部Mの後縁に対峙して後方の動きが規制される。これにより電線Wに不用意な力が作用しても特に前後方向の抜け出しが阻止されるコネクタ1が得られる。
本実施形態に係るコネクタ1は支持体部20の前縁が溝穴部Mの前縁に対峙して前方の動きが規制され、支持体部20の後縁が溝穴部Mの後縁に対峙して後方の動きが規制される。これにより電線Wに不用意な力が作用しても特に前後方向の抜け出しが阻止されるコネクタ1が得られる。
本実施形態に係るコネクタ1は一対の支持体部20が対応する一対の溝穴部Mに嵌合する。これにより電線Wに不用意な力が作用しても特に左右方向の抜け出しが阻止されるコネクタ1が得られる。
〈別の実施形態〉
本発明の技術的範囲は本実施形態によって限定的に解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の態様を取りうるものである。図6は、本発明の別の実施形態にかかるコネクタの外観斜視図である。図7は、本発明のさらに別の実施形態にかかるコネクタの外観斜視図である。
本発明の技術的範囲は本実施形態によって限定的に解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の態様を取りうるものである。図6は、本発明の別の実施形態にかかるコネクタの外観斜視図である。図7は、本発明のさらに別の実施形態にかかるコネクタの外観斜視図である。
たとえば突部210は、図6に示されるように、ディンプル加工によるものではなく切り曲げ片1210によるものであってもよい。
またロック部は張り出し片によるものではなくディンプル加工によるものであってもよく、あるいは、図7に示されるように、突部を兼ねる切り曲げ片2210であってもよい。
このような構成をとる場合でも概ね上述した効果が得られる。
またロック部は張り出し片によるものではなくディンプル加工によるものであってもよく、あるいは、図7に示されるように、突部を兼ねる切り曲げ片2210であってもよい。
このような構成をとる場合でも概ね上述した効果が得られる。
1 コネクタ
10 本体部
20 支持体部
200 停止部
210、1210、2210 突部
220 解除部
222 傾斜部
230 ロック部
240 斜面
30 接続部
40 接触部
400 接点部
P 回路基板
T パターン
M 溝穴部
W 電線
10 本体部
20 支持体部
200 停止部
210、1210、2210 突部
220 解除部
222 傾斜部
230 ロック部
240 斜面
30 接続部
40 接触部
400 接点部
P 回路基板
T パターン
M 溝穴部
W 電線
Claims (5)
- 本体部の後方に電線の端部に連なる接続部と、本体部の前方に回路基板のパターンに接続する接触部と、本体部の下方に前記回路基板に穿たれた溝穴部に対して嵌合する支持体部とを備える圧延板材を折り曲げてなるコネクタであって、
前記支持体部は前記圧延板材の板厚みが略一様に広がる一対の板状片であって、下端部近傍に前記回路基板に係止するための係止部を備え、
前記接触部は前記一対の支持体部の間に下に膨らむ頂点を接点部とする弾性変形可能な湾曲部を備えるところに特徴を有するコネクタ。 - 前記係止部は前記支持体部の下端前方と、下端後方とに備わり、前記前方の係止部は内向き又は外向きに膨らみ、前記後方の係止部は後縁から後方に延在するところに特徴を有する請求項1記載のコネクタ。
- 前記本体部に前記支持体部が連なる近傍に前記支持体部の外側面より外方向に張り出す停止部が備わるところに特徴を有する請求項1または2記載のコネクタ。
- 前記回路基板に対して前記コネクタの前方が上位になる傾斜姿勢で前記支持体部の後方の係止部の後縁は前記溝穴部の後縁より前方にあり、前記傾斜姿勢のまま接近させ前記支持体部の後縁が前記溝穴部を通過したところで前記コネクタを嵌合終了姿勢の水平姿勢に回転するとき前記後方の係止部の後縁は前記溝穴部の後縁よりも後方にあり前記前方の係止部が前記回路基板の裏面より下にあるところに特徴を有する請求項3記載のコネクタ。
- 前記コネクタが前記嵌合終了姿勢にあるとき、前記支持体部の後縁が前記溝穴部の後縁に対峙して後方の動きが規制され、前記支持体部の前縁が前記溝穴部の前縁に対峙して前方の動きが規制されるところに特徴を有する請求項4記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017029754A JP2018137082A (ja) | 2017-02-21 | 2017-02-21 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017029754A JP2018137082A (ja) | 2017-02-21 | 2017-02-21 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018137082A true JP2018137082A (ja) | 2018-08-30 |
Family
ID=63365654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017029754A Pending JP2018137082A (ja) | 2017-02-21 | 2017-02-21 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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2017
- 2017-02-21 JP JP2017029754A patent/JP2018137082A/ja active Pending
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