JP2018137046A - セパレータ及びセパレータの製造方法 - Google Patents

セパレータ及びセパレータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ポリオレフィンからなる多孔質膜上に、ポリオレフィン粒子及び接着剤を含む多孔質の接着層が形成されたセパレータでありながら、透気度が良好であり、かつ、このセパレータを用いた電極体の生産性を向上できるセパレータ及びセパレータの製造方法を提供すること。【解決手段】ポリオレフィンからなる多孔質膜11上に、ポリオレフィン粒子15及び接着剤16を含む多孔質の接着層13が形成されたセパレータ10は、上記接着層13に用いたポリオレフィン粒子15は、平均粒径が0.5μm以上、密度が0.90〜0.97g/ccである。【選択図】図1

Description

本発明は、電池の電極体に用いられるセパレータ及びセパレータの製造方法に関する。
リチウムイオン二次電池などの電池の電極体を製造するにあたり、正または負の電極板とセパレータとを接着したい場合がある。電極板とセパレータとを接着するためには、ポリオレフィンからなる多孔質膜(セパレータ本体)上に、ポリオレフィン粒子を含む多孔質の接着層を形成したセパレータを用意し、このセパレータの接着層を介して、電極板とセパレータ本体とを接着することが考えられる。なお、関連する従来技術として、特許文献1が挙げられる。
特開平11−195410号公報
しかしながら、本発明者が調査した結果、接着層に用いるポリオレフィン粒子の粒径や密度によっては、接着層における透気度(秒/100cc)が悪く(高く)なり、セパレータ全体の透気度も悪くなって、電池性能が低下することが判ってきた。また、接着層に用いるポリオレフィン粒子の密度(g/cc)によっては、セパレータと電極板とをロールプレス機でプレスして接着する際に、セパレータがプレスロールのロール表面に貼り付いてしまう場合があり、電極体の生産性が低下する場合があることも判ってきた。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、ポリオレフィンからなる多孔質膜上に、ポリオレフィン粒子及び接着剤を含む多孔質の接着層が形成されたセパレータでありながら、透気度が良好であり、かつ、このセパレータを用いた電極体の生産性を向上できるセパレータ及びセパレータの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、ポリオレフィンからなる多孔質膜上に、ポリオレフィン粒子及び接着剤を含む多孔質の接着層が形成されたセパレータであって、上記接着層に用いた上記ポリオレフィン粒子は、平均粒径が0.5μm以上、密度が0.90〜0.97g/ccであるセパレータである。
上述のセパレータの接着層に用いたポリオレフィン粒子は、平均粒径が0.5μm以上、密度が0.90〜0.97g/ccである。
用いたポリオレフィン粒子の平均粒径が0.5μmよりも小さいと、接着層における透気度(秒/100cc)が悪く(高く)なることが判ってきた。接着層の空隙が小さくなりすぎて、透気度が悪くなると考えられる。これに対し、上述のセパレータの接着層に用いたポリオレフィン粒子は、平均粒径が0.5μm以上の大きい粒子であるので、接着層の空隙を大きくできる。これにより、接着層の透気度を良好にでき、セパレータ全体の透過性を良好にできる。
また、用いたポリオレフィン粒子の密度が0.97g/ccよりも高いと、接着層と電極板との密着性等が悪くなるため、接着層に含ませる接着剤の量を多くする必要がある。すると、接着層における透気度が悪くなることが判ってきた。接着剤の量を増やすほど、接着剤によって接着層の空隙が小さくなるため、透気度が悪くなると考えられる。これに対し、上述のセパレータの接着層に用いたポリオレフィン粒子は、その密度が0.97g/cc以下の低い粒子であるので、接着層に含ませる接着剤の量が少なくても、接着層と電極板との密着性等を良好にできる。その上、接着剤の割合を少なくすることで、接着剤により接着層の空隙が小さくなるのを抑制できるので、接着層の透気度を良好にでき、セパレータ全体の透気度を良好にできる。
一方、用いたポリオレフィン粒子の密度が0.90g/ccよりも低いと、セパレータと電極板とをロールプレス機でプレスして接着する際に、セパレータがプレスロールのロール表面に貼り付いてしまう場合があり、電極体の生産性が低下する場合があることが判ってきた。密度の低いポリオレフィン粒子は側鎖が多いため、この側鎖により接着層をなすポリオレフィン粒子がロール表面に強く付着して、セパレータがロール表面に貼り付くと考えられる。これに対し、上述のセパレータの接着層に用いたポリオレフィン粒子は、その密度が0.90g/cc以上の高い粒子であるので、セパレータと電極板との接着の際に、接着層のポリオレフィン粒子がプレスロールに付着してセパレータがプレスロールに貼り付くのを抑制でき、電極体の生産性を向上できる。
なお、接着層に用いたポリオレフィン粒子の「平均粒径」は、粒子径解析(JIS Z8825)により測定する。
また、接着層に用いたポリオレフィン粒子の「密度」は、密度測定方法(ISO 1183)により測定する。
なお、ポリオレフィンからなる多孔質膜としては、例えば、ポリエチレンからなる多孔質膜やポリプロピレンからなる多孔質膜が挙げられる。また、ポリオレフィン粒子としては、例えば、ポリエチレン粒子やポリプロピレン粒子が挙げられる。
接着層に用いたポリオレフィン粒子の平均粒径は、接着層の形成によってセパレータ全体の厚みが厚くなるのを抑制するため、平均粒径3.0μm以下として、各接着層の厚みをそれぞれ3.0μm以下とするのが好ましい。
接着層に用いる接着剤としては、例えば、接着官能基を有するアクリル系やビニル系の接着剤が用いられる。
接着層においてポリオレフィン粒子の割合を95.0wt%以上とし、接着剤の割合を5.0wt%以下とするのが好ましい。このようにポリオレフィン粒子の割合を多く、接着剤の割合を少なくすることで、接着層の透気度を良好に(低く)し、セパレータ全体の透気度を良好にできる。
また、他の態様は、ポリオレフィンからなる多孔質膜上に、ポリオレフィン粒子及び接着剤を含む多孔質の接着層が形成されたセパレータの製造方法であって、平均粒径が0.5μm以上、密度が0.90〜0.97g/ccの上記ポリオレフィン粒子を用いて、上記多孔質膜の両主面上にそれぞれ上記接着層を形成する接着層形成工程を備えるセパレータの製造方法である。
上述のセパレータの製造方法では、ポリオレフィン粒子として、平均粒径が0.5μm以上、密度が0.90〜0.97g/ccのポリオレフィン粒子を用いて、多孔質膜上に接着層を形成する。
前述のように、用いるポリオレフィン粒子の平均粒径を0.5μmよりも小さくすると、接着層における透気度(秒/100cc)が悪く(高く)なることが判ってきた。これに対し、上述のセパレータの製造方法では、ポリオレフィン粒子の平均粒径を0.5μm以上と大きくしているので、接着層の空隙を大きくできる。これにより、接着層の透気度を良好にでき、セパレータ全体の透過性を良好にできる。
また、前述のように、ポリオレフィン粒子にその密度が0.97g/ccよりも高いものを用いると、接着層と電極板との密着性等が悪くなるため、接着層に含ませる接着剤の量を多くする必要があり、接着層における透気度が悪くなることが判ってきた。これに対し、上述のセパレータの製造方法では、ポリオレフィン粒子の密度が0.97g/cc以下の低いものを用いているので、接着層に含ませる接着剤の量が少なくても、接着層と電極板との密着性等を良好にできる。その上、接着剤の割合を少なくすることで、接着剤により接着層の空隙が小さくなるのを抑制できるので、接着層の透気度を良好にでき、セパレータ全体の透気度を良好にできる。
一方、前述のように、ポリオレフィン粒子にその密度が0.90g/ccよりも低いものを用いると、セパレータと電極板とをロールプレス機でプレスして接着する際に、セパレータがプレスロールのロール表面に貼り付いてしまう場合があり、電極体の生産性が低下する場合があることが判ってきた。これに対し、上述のセパレータの製造方法では、ポリオレフィン粒子の密度が0.90g/cc以上の高いものを用いているので、セパレータと電極板との接着の際に、接着層のポリオレフィン粒子がプレスロールに付着してセパレータがプレスロールに貼り付くのを抑制でき、電極体の生産性を向上できる。
更に、上記のセパレータの製造方法であって、前記接着層形成工程よりも前に、前記多孔質膜の前記両主面を、それぞれ、コロナ放電処理により濡れ指数40dyn以上とする表面処理工程を備えるセパレータの製造方法とすると良い。
セパレータの多孔質膜と接着層との密着強度が低いと、セパレータを用いて電極体を製造する過程において、例えばセパレータを搬送ロールで搬送する際などに、多孔質膜と接着層との間で剥離が生じることがある。本発明者の調査により、多孔質膜の主面の濡れ指数が40dynよりも小さいと、多孔質膜と接着層との密着強度が低くて多孔質膜と接着層との間で剥離が生じることが判ってきた。
これに対し、上述のセパレータの製造方法では、表面処理工程において多孔質膜の両主面をコロナ放電処理により濡れ指数40dyn以上とする。これにより、多孔質膜と接着層との密着強度を良好にできる。
なお、濡れ指数は、ぬれ張力試験(JIS K6768)により測定する。
実施形態に係るセパレータの断面図である。 実施形態に係るセパレータの製造方法のフローチャートである。 実施形態に係る電池の電極体の断面図である。 実施形態に係り、電極体を製造する様子を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態に係るセパレータ10の断面図を示す。また、図3に、このセパレータ10を用いて製造した電池の電極体100の断面図を示す。なお、図3におけるセパレータ10は、多孔質膜11と接着層13,13とを区別しないで簡略化して記載してある。
セパレータ10は、矩形板状であり、多孔質膜11の両主面11a,11a上に、それぞれ多孔質の接着層13,13が形成されてなる。このうち多孔質膜11は、ポリオレフィン(本実施形態では、ポリエチレン)からなり、厚みが20μm、透気度が100秒/100ccの多孔質膜である。
一方、接着層13は、それぞれ、平均粒径が0.5〜3.0μm(本実施形態では、3.0μm)、密度が0.90〜0.97g/cc(本実施形態では、0.97g/cc)のポリオレフィン粒子(本実施形態では、ポリエチレン粒子)15と、接着剤(本実施形態では、アクリル樹脂)16とを用いて形成されている。接着層13におけるポリオレフィン粒子15の割合は95.0wt%、接着剤16の割合は5.0wt%である。
なお、ポリオレフィン粒子15の平均粒径は、前述のように、粒子径解析(JIS Z8825)により測定した。また、ポリオレフィン粒子15の密度は、前述のように、密度測定方法(ISO 1183)により測定した。
なお、本実施形態のセパレータ10の接着層13,13は、上述のように、平均粒径が0.5μm以上、密度が0.97g/cc以下のポリオレフィン粒子15を用いて形成されているので、多孔質膜11に接着層13,13を含めたセパレータ10全体の透気度は、後述するように、200秒/100cc未満(本実施形態では、110秒/100cc)となっており、透気度が良好である。また、この接着層13,13は、上述のように、密度が0.90g/cc以上のポリオレフィン粒子15を用いて形成されているので、後述するように、セパレータ10と負極板30とをプレスして接着する際に、セパレータ10がプレスロール(第1プレスロールPR1及び第2プレスロールPR2)に貼り付くことがない。
このセパレータ10を用いた電極体100は(図3参照)、概略直方体状であり、複数の矩形板状の正極板20及び複数の矩形板状の負極板30を、セパレータ10を介して交互に積層してなる。この電極体100は、ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、電気自動車等の車両などに搭載される角型で密閉型のリチウムイオン二次電池内に収容される積層型の電極体である。
このうち正極板20は、それぞれ、矩形状のアルミニウム箔からなる正極集電箔21の両主面に、正極活物質層23,23を矩形状に設けてなる。この正極板20のうち、図3中、左側の端部は、厚み方向(図3中、上下方向)に正極活物質層23が存在せず、正極集電箔21が厚み方向に露出した正極露出部20mとなっている。
一方、負極板30は、ぞれぞれ、矩形状の銅箔からなる負極集電箔31の両主面に、負極活物質層33,33を矩形状に設けてなる。この負極板30のうち、図3中、右側の端部は、厚み方向に負極活物質層33が存在せず、負極集電箔31が厚み方向に露出した負極露出部30mとなっている。
セパレータ10は、正極活物質層23及び負極活物質層33よりも全周にわたり大きな矩形状であり、厚み方向に隣り合う正極活物質層23と負極活物質層33との間にそれぞれ介在している。具体的には、このセパレータ10は、前述のように両面に接着層13,13を有するので、セパレータ10の一方の接着層13が正極板20の正極活物質層23に接着すると共に、セパレータ10の他方の接着層13が負極板30の負極活物質層33に接着した状態で、電極体100を構成している。
次いで、上記セパレータ10の製造方法について説明する(図2参照)。まず、ポリオレフィン(本実施形態では、ポリエチレン)からなり、厚みが20μm、透気度が100秒/100ccの多孔質膜11を用意する。そして、表面処理工程S1において、この多孔質膜11の一方の主面11aに、コロナ処理装置(不図示)を用いて放電量5〜70W・min/m2 でコロナ放電処理を行い、この主面11aの濡れ指数を40dyn以上(本実施形態では、67dyn)に向上させた。同様に、多孔質膜11の反対側の主面11aにもコロナ放電処理を行い、この主面11aの濡れ指数も40dyn以上(本実施形態では、67dyn)に向上させた。
なお、濡れ指数は、前述のように、ぬれ張力試験(JIS K6768)により測定した。
次に、接着層形成工程S2において、上述の表面処理を施した多孔質膜11の両主面11a,11a上に、それぞれ接着層13,13を形成する。具体的には、平均粒径が0.5〜3.0μm(本実施形態では、3.0μm)、密度が0.90〜0.97g/cc(本実施形態では、0.97g/cc)のポリオレフィン粒子(本実施形態では、ポリエチレン粒子)15と、接着剤(本実施形態では、アクリル樹脂)16とを用意する。ポリオレフィン粒子15の割合を95.0wt%、接着剤16の割合を5.0wt%として、これらを分散媒(具体的には、水)に分散させる。その後、この分散液を多孔質膜11の一方の主面11aに塗布し、乾燥させて、この主面11a上に接着層13を形成する。同様に、多孔質膜11の反対側の主面11aにも上記の分散液を塗布し、乾燥させて、この主面11a上にも接着層13を形成する。かくして、セパレータ10が製造される。
なお、本実施形態では、多孔質膜11の両主面11a,11aの濡れ指数をそれぞれ40dyn以上(本実施形態では、67dyn)としているので、後述するように、多孔質膜11と接着層13,13との密着強度が十分に高くなっている。このため、セパレータ10を用いて電極体100を製造する過程において、セパレータ10を搬送ロールで搬送する際などに、多孔質膜11と接着層13,13との間で剥離が生じることがない。
次いで、このセパレータ10を用いた電極体100の製造方法について説明する(図4参照)。巻出ロールMR1,MR2にそれぞれ巻かれた帯状のセパレータ10,10を用意する。また、巻出ロールMR3に巻かれた帯状の負極板30と、矩形状に切断された複数の正極板20とを用意する。そして、巻出ロールMR3から引き出された負極板30の両主面に、巻出ロールMR1から引き出されたセパレータ10と、巻出ロールMR2から引き出されたセパレータ10とが重なるようにして、これらを、ロール表面がステンレス鋼または硬質樹脂からなる第1プレスロールPR1と、これに間隙を介して平行に配置され、ロール表面がステンレス鋼または硬質樹脂からなる第2プレスロールPR2との間に通して、面圧6.4N/mm2 でプレスする。これにより、負極板30の両主面にそれぞれセパレータ10,10が接着する。具体的には、負極板30の負極活物質層33にセパレータ10の接着層13が接着することにより、負極板30とセパレータ10,10とが接着して、これらが一体となる。
なお、本実施形態のセパレータ10の接着層13,13は、密度が0.90g/cc以上(本実施形態では、0.97g/cc)のポリオレフィン粒子を用いて形成されている。このため、後述するように、このプレスの際に、セパレータ10が第1プレスロールPR1や第2プレスロールPR2に貼り付くことがない。
次に、一方(図4中、上方)のセパレータ10の上に、矩形状に切断された正極板20を載せる。そして、これら正極板20、セパレータ10、負極板30及びセパレータ10を、ロール表面がステンレス鋼または硬質樹脂からなる第3プレスロールPR3と、これに間隙を介して平行に配置され、ロール表面がステンレス鋼または硬質樹脂からなる第4プレスロールPR4との間に通してプレスする。これにより、正極板20がセパレータ10と接着する。具体的には、正極板20の正極活物質層23にセパレータ10の接着層13が接着することにより、正極板20とセパレータ10とが接着して、正極板20、セパレータ10、負極板30及びセパレータ10の4つが一体となる。
次に、一体化した正極板20、セパレータ10、負極板30及びセパレータ10を、矩形状に切断する。そして、矩形状に切断された正極板20、セパレータ10、負極板30及びセパレータ10を積層して電極体100を形成する(図3参照)。かくして、電極体100が製造される。
(試験結果)
次いで、本発明の効果を検証するために行った試験の結果について説明する。実施例1として、表1に示すように、平均粒径が3.0μm、密度が0.97g/ccのポリオレフィン粒子15を用い、接着剤16の割合を5.0wt%(ポリオレフィン粒子15の割合は95.0wt%)とし、それ以外は実施形態と同様に接着層13,13を形成してセパレータ10を製造した。
また、実施例2として、平均粒径が0.5μm、密度が0.90g/ccのポリオレフィン粒子15を用い、接着剤16の割合を3.0wt%(ポリオレフィン粒子15の割合は97.0wt%)とし、それ以外は実施形態と同様に接着層13,13を形成してセパレータ10を製造した。
Figure 2018137046
一方、比較例1として、平均粒径が0.3μm、密度が0.95g/ccのポリオレフィン粒子を用い、接着剤の割合を4.5wt%(ポリオレフィン粒子の割合は95.5wt%)とし、それ以外は実施形態と同様に接着層を形成してセパレータを製造した。
また、比較例2として、平均粒径が2.0μm、密度が0.99g/ccのポリオレフィン粒子を用い、接着剤の割合を8.0wt%(ポリオレフィン粒子の割合は92.0wt%)とし、それ以外は実施形態と同様に接着層を形成してセパレータを製造した。
また、比較例3として、平均粒径が2.0μm、密度が0.87g/ccのポリオレフィン粒子を用い、接着剤の割合を2.0wt%(ポリオレフィン粒子の割合は98.0wt%)とし、それ以外は実施形態と同様に接着層を形成してセパレータを製造した。
なお、実施例1,2及び比較例1〜3の各例において、接着層13における接着剤16の割合は、セパレータ10と負極板30との密着強度を十分に高くすることを考慮して、各割合を決定した。具体的には、セパレータ10及び負極板30を、前述のように第1プレスロールPR1と第2プレスロールPR2との間に通し、面圧6.4N/mm2 でプレスして、セパレータ10と負極板30を接着する。その後、一体化したセパレータ10及び負極板30について、粘着テープを用いた90°剥離試験(ISO 29862:2007(JIS Z0237:2009))を行って、セパレータ10と負極板30との密着強度(mN/cm)を求める。そして、このセパレータ10と負極板30との密着強度が、3.0mN/cmを越えるように、各例における接着剤16の割合をそれぞれ前述のように決定した。
密度の低いポリオレフィン粒子15は側鎖が多いため、この側鎖により接着層13をなすポリオレフィン粒子15が負極板30の負極活物質層33に強く付着する。このため、表1からも明らかなように、密度の低いポリオレフィン粒子15ほど、接着剤16を少なくしても、セパレータ10と負極板30との密着強度を高くできるため、接着層13に含ませる接着剤16の割合が少なくなっている。
次に、実施例1,2及び比較例1〜3の各セパレータについて、ガーレー式試験方法(JIS P8117)により、セパレータ全体の透気度(秒/100cc)をそれぞれ測定した。そして、測定された透気度が200秒/100cc未満であったセパレータを透気度が良い(評価「○」)、透気度が200秒/100cc以上であったセパレータを透気度が悪い(評価「×」)と評価した。その結果を表1に示す。
表1から明らかなように、比較例1,2の各セパレータでは、透気度が悪かったのに対し、実施例1,2及び比較例3の各セパレータでは、透気度が良好であった。このような結果となった理由は、以下であると考えられる。
比較例1のセパレータは、接着層の形成に平均粒径が0.5μmよりも小さい平均粒径0.3μmのポリオレフィン粒子を用いたため、隣り合うポリオレフィン粒子同士によって形成される接着層の空隙が小さくなりすぎた。その結果、接着層の透気度が悪く(高く)なり、セパレータ全体の透気度も悪く(高く)なったと考えられる。
一方、比較例2のセパレータは、接着層の形成に密度が0.97g/ccよりも高い0.99g/ccのポリオレフィン粒子を用いたため、前述のように、セパレータ10と負極板30との密着強度を十分に高くするべく、接着層における接着剤の割合を多くする必要があった(具体的には、前述のように、接着剤の割合を8.0wt%とした)。このように接着剤の量を多くしたことで、接着剤によって接着層の空隙が小さくなったため、接着層の透気度が悪く(高く)なり、セパレータ全体の透気度も悪く(高く)なったと考えられる。
これに対し、実施例1,2及び比較例3の各セパレータは、接着層の形成に平均粒径が0.5μm以上のポリオレフィン粒子を用いたので、隣り合うポリオレフィン粒子同士によって形成される接着層の空隙を大きくできた。また、ポリオレフィン粒子の密度が0.97g/cc以下であったため、接着層における接着剤の割合を少なくすることができた(具体的には、前述のように、接着剤16の割合を5.0wt%以下とすることができた)。このため、接着剤によって接着層の空隙が小さくなることが抑制された。これらの理由により、接着層の透気度が良好に(低く)なり、セパレータ全体の透気度も良好に(低く)なったと考えられる。これらのことから、セパレータの接着層の形成には、平均粒径が0.5μm以上、密度が0.97g/cc以下のポリオレフィン粒子を用いるのが良いことが判る。
次に、実施例1,2及び比較例1〜3の各セパレータについて、図4に示したように、セパレータ及び負極板30を第1プレスロールPR1と第2プレスロールPR2との間に通してプレスし、セパレータと負極板30とを接着した。その際、セパレータが第1プレスロールPR1或いは第2プレスロールPR2に貼り付いてしまうか否かを調査した。その結果を表1に示す。
表1から明らかなように、比較例3のセパレータでは、セパレータと負極板30との接着の際に、セパレータが第1プレスロールPR1や第2プレスロールPR2に貼り付いてしまい、セパレータと負極板30とを適切に接着できなかった。これに対し、実施例1,2及び比較例1,2の各セパレータでは、そのようなセパレータの貼り付きは生じずに、セパレータと負極板30とを適切に接着できた。その理由は、以下であると考えられる。
比較例3のセパレータは、接着層の形成に用いたポリオレフィン粒子の密度が0.90g/ccよりも低く(0.87g/cc)、ポリオレフィン粒子に側鎖が多い。このため、この側鎖により接着層をなすポリオレフィン粒子が第1プレスロールPR1や第2プレスロールPR2に強く付着して、セパレータがこれらに貼り付いたと考えられる。
これに対し、実施例1,2及び比較例1,2の各セパレータは、接着層の形成に用いたポリオレフィン粒子の密度が0.90g/cc以上であり、ポリオレフィン粒子の側鎖が比較的少ない。このため、側鎖によりポリオレフィン粒子が第1プレスロールPR1や第2プレスロールPR2に付着して、セパレータが第1プレスロールPR1や第2プレスロールPR2に貼り付くのを防止できたと考えられる。
これらのことから、セパレータの接着層の形成には、密度が0.90g/cc以上のポリオレフィン粒子を用いるのが良いことが判る。更に、前述の結果も考慮すると、平均粒径が0.5μm以上で、密度が0.90〜0.97g/ccのポリオレフィン粒子を用いるのが良いことが判る。
次に、実施例3として、実施形態で説明したセパレータ10を用意した。具体的には、表2に示すように、表面処理工程S1で多孔質膜11の両主面11a,11aの濡れ指数をそれぞれ67dynとした。また、その後の接着層形成工程S2で、平均粒径が3.0μm、密度が0.97g/ccのポリオレフィン粒子15を用い、接着剤16の割合を5.0wt%(ポリオレフィン粒子15の割合は95.0wt%)として、接着層13,13を形成してセパレータ10を製造した。
また、実施例4として、表面処理工程S1におけるコロナ放電処理の放電量を調整することにより、多孔質膜11の両主面11a,11aの濡れ指数をそれぞれ45dynとした。その後の接着層形成工程S2は、実施例3と同様にして接着層13,13を形成してセパレータ10を製造した。
また、実施例5として、表面処理工程S1におけるコロナ放電処理の放電量を調整することにより、多孔質膜11の両主面11a,11aの濡れ指数をそれぞれ32dynとした。その後の接着層形成工程S2は、実施例3と同様にして接着層13,13を形成してセパレータ10を製造した。
また、実施例6として、表面処理工程S1におけるコロナ放電処理の放電量を調整することにより、多孔質膜11の両主面11a,11aの濡れ指数をそれぞれ29dynとした。その後の接着層形成工程S2は、実施例3と同様にして接着層13,13を形成してセパレータ10を製造した。
Figure 2018137046
次に、実施例3〜6の各セパレータ10について、前述のようにして、セパレータ10全体の透気度(秒/100cc)をそれぞれ測定して評価した。その結果を表2に示す。これら実施例3〜6の各セパレータ10では、いずれも透気度が良好であった。実施例3〜6の各セパレータ10は、いずれも接着層13の形成に、平均粒径が0.5μm以上、密度が0.97g/cc以下のポリオレフィン粒子15を用いたからである。
次に、実施例3〜6の各セパレータ10について、前述のように、セパレータ10及び負極板30を第1プレスロールPR1と第2プレスロールPR2との間に通してプレスし、セパレータ10と負極板30とを接着した。その際、セパレータ10が第1プレスロールPR1或いは第2プレスロールPR2に貼り付いてしまうか否かを調査した。その結果を表2に示す。これら実施例3〜6の各セパレータ10では、いずれも、セパレータ10の第1プレスロールPR1或いは第2プレスロールPR2への貼り付きは生じずに、セパレータ10と負極板30とを適切に接着できた。実施例3〜6の各セパレータ10では、いずれも接着層13の形成に、密度が0.90g/cc以上のポリオレフィン粒子15を用いたからである。
また、実施例3〜6の各セパレータ10について、多孔質膜11と接着層13との密着強度(mN/cm)をそれぞれ測定した。具体的には、まず、セパレータ10及び負極板30を、図4に示したように、第1プレスロールPR1と第2プレスロールPR2との間に通して面圧6.4N/mm2 でプレスし、セパレータ10と負極板30を接着する。その後、一体化したセパレータ10及び負極板30について、前述の粘着テープを用いた90°剥離試験(ISO 29862:2007(JIS Z0237:2009))を行って、セパレータ10のうちの多孔質膜11と接着層13との密着強度(mN/cm)をそれぞれ測定した。
なお、実施例3〜6の各セパレータ10では、セパレータ10の接着層13と負極板30との密着強度は、セパレータ10の多孔質膜11と接着層13との密着強度よりも高くなっているので、この剥離試験によって多孔質膜11と接着層13との密着強度を求めることができる。そして、測定された多孔質膜11と接着層13との密着強度が、3.0mN/cmを越えたセパレータを密着強度が十分に高い(評価「○」)、密着強度が3.0mN/cm以下であったセパレータを密着強度が低い(評価「△」)と評価した。その結果を表2に示す。
表2から明らかなように、実施例5,6の各セパレータ10は、多孔質膜11と接着層13との密着強度が低かったのに対し、実施例3,4の各セパレータ10は、多孔質膜11と接着層13との密着強度が十分に高かった。その理由は、以下であると考えられる。実施例5,6の各セパレータ10は、多孔質膜11の主面11aの濡れ指数が40dyn未満であったため(実施例5は32dyn、実施例6は29dyn)、多孔質膜11と接着層13との密着強度が低くなった。これに対し、実施例3,4の各セパレータ10は、多孔質膜11の主面11aの濡れ指数が40dyn以上と大きかったため(実施例3は67dyn、実施例4は45dyn)、多孔質膜11と接着層13との密着強度が十分に高くなったと考えられる。
このことから、多孔質膜11の主面11aの濡れ指数を40dyn以上に大きくするのが好ましいことが判る。
以上で説明したように、セパレータ10の接着層13,13に用いたポリオレフィン粒子15は、平均粒径が0.5μm以上、密度が0.90〜0.97g/ccである。平均粒径が0.5μm以上の大きいポリオレフィン粒子15を用いているので、接着層13の空隙を大きくできる。これにより、接着層13の透気度を良好にでき、セパレータ10全体の透過性を良好にできる。
また、密度が0.97g/cc以下の低いポリオレフィン粒子15を用いているので、接着層13に含ませる接着剤16が少なくても、接着層13と負極板30との密着性等を良好にできる。その上、接着剤16の割合を少なくすることで、接着剤16により接着層13の空隙が小さくなるのを抑制できるので、接着層13の透気度を良好にでき、セパレータ10全体の透気度を良好にできる。
一方で、密度が0.90g/cc以上の高いポリオレフィン粒子15を用いているので、セパレータ10と負極板30との接着の際に、セパレータ10の接着層13をなすポリオレフィン粒子15が第1プレスロールPR1や第2プレスロールPR2に付着して、セパレータ10が第1プレスロールPR1や第2プレスロールPR2に貼り付くのを抑制でき、電極体100の生産性を向上できる。
更に、本実施形態では、表面処理工程S1において、多孔質膜11の両主面11a,11aをコロナ放電処理により濡れ指数40dyn以上としているので、多孔質膜11と接着層13,13との密着強度を良好にできる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
10 セパレータ
11 多孔質膜
11a 主面
13 接着層
15 ポリオレフィン粒子
16 接着剤
20 正極板
30 負極板
100 電極体
S1 表面処理工程
S2 接着層形成工程
PR1 第1プレスロール
PR2 第2プレスロール
PR3 第3プレスロール
PR4 第4プレスロール

Claims (3)

  1. ポリオレフィンからなる多孔質膜上に、ポリオレフィン粒子及び接着剤を含む多孔質の接着層が形成されたセパレータであって、
    上記接着層に用いた上記ポリオレフィン粒子は、
    平均粒径が0.5μm以上、密度が0.90〜0.97g/ccである
    セパレータ。
  2. ポリオレフィンからなる多孔質膜上に、ポリオレフィン粒子及び接着剤を含む多孔質の接着層が形成されたセパレータの製造方法であって、
    平均粒径が0.5μm以上、密度が0.90〜0.97g/ccの上記ポリオレフィン粒子を用いて、上記多孔質膜の両主面上にそれぞれ上記接着層を形成する接着層形成工程を備える
    セパレータの製造方法。
  3. 請求項2に記載のセパレータの製造方法であって、
    前記接着層形成工程よりも前に、前記多孔質膜の前記両主面を、それぞれ、コロナ放電処理により濡れ指数40dyn以上とする表面処理工程を備える
    セパレータの製造方法。
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