JP2018134924A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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啓介 森崎
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Abstract

【課題】燃料加熱を伴う内燃機関の始動時における電装品の電力不足を回避しつつ始動完了までの時間を短縮できるハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】本発明の制御装置は、内燃機関2の始動に際して燃料加熱が必要な場合、第1モータ・ジェネレータ3にて内燃機関2をクランキングしながらグロープラグ5にて燃料を加熱しつつ燃料噴射を行う。グロープラグ5による燃料加熱中に補機用バッテリ15が供給する電圧が所定値未満となった場合、グロープラグ5の通電を遮断するとともに第1モータ・ジェネレータ3による内燃機関2のクランキングを継続し、かつ燃料噴射を中断する。そして、補機用バッテリ15の電圧が判定値以上になった場合燃料加熱及び燃料噴射を再開する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アルコールを含有する燃料を使用して運転可能な内燃機関を備えたハイブリッド車両に適用される制御装置に関する。
アルコールを含有する燃料を使用して運転可能な内燃機関は燃料のアルコール含有率が高まるほど気化しにくくなり始動性が悪化する。そこで、このような内燃機関を搭載した車両の制御装置として、内燃機関の始動の際に燃料を加熱しながら燃料噴射を行うものが提案されている(特許文献1)。
特開平6−101608号公報
燃料加熱には電気ヒータやグロープラグ等の加熱手段が用いられ、その電力は車両の電装品の電源として設けられた補機用バッテリから供給される。内燃機関の始動の際に加熱手段の使用によって電力負荷が増大すると補機用バッテリの電圧が低下して電装品が動作不良となるおそれがある。
そこで、本発明は、燃料加熱を伴う内燃機関の始動時において補機用バッテリの電圧低下による電装品の動作不良を回避できるハイブリッド車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明のハイブリッド車両の制御装置は、アルコールを含有する燃料を使用して運転可能に構成された内燃機関と、前記内燃機関をクランキング可能な電動機と、前記電動機に電力を供給するメインバッテリと、車両の電装品の電源として設けられた補機用バッテリと、前記補機用バッテリに電力を供給する電力供給手段と、前記補機用バッテリを電源として駆動され、前記内燃機関で使用される燃料を加熱可能な加熱手段と、を備えたハイブリッド車両に適用される制御装置であって、前記内燃機関の始動に際して燃料加熱が必要な場合、前記電動機にて前記内燃機関をクランキングしながら前記加熱手段にて燃料を加熱しつつ燃料噴射を行う始動制御手段を備え、前記始動制御手段は、前記加熱手段による燃料加熱中に前記補機用バッテリが供給する電圧が所定値未満となった場合、前記加熱手段の消費電力を低下させるとともに前記電動機による前記内燃機関のクランキングを継続し、所定の再開条件が成立した場合、前記加熱手段の消費電力を低下前の状態に戻すものである。
なお、加熱手段の消費電力を低下させることには、燃料加熱を中断すること、つまり加熱手段の通電を遮断して消費電力をゼロにすることも含まれる。
本発明の制御装置によれば、加熱手段による燃料加熱中に補機用バッテリが供給する電圧が所定値未満となった場合、加熱手段の消費電力を低下させるので補機用バッテリの供給電圧が回復するまでその電圧低下による電装品の動作不良を回避できる。また、加熱手段の消費電力を低下させている間はメインバッテリを電源とする電動機による内燃機関のクランキングが継続される。これにより、再開条件が成立して加熱手段の消費電力を元に戻して再始動する際に、初めから内燃機関のクランキングをやり直さなくてよいから内燃機関の始動完了までの時間を短縮できる。
本発明の一形態に係る制御装置が適用されたハイブリッド車両のシステム構成図。 図1のハイブリッド車両の制御系の一例を示した機能ブロック図。 本発明の一形態に係る制御ルーチンの一例を示したフローチャート。 図3のサブルーチンの一例を示したフローチャート。
図1に示すように、車両1は、内燃機関2と、2つの第1及び第2ジェネレータ3、4とを備えたシリーズパラレル型ハイブリッド車両として構成されている。内燃機関2は、例えば4つの気筒(不図示)を有する直列4気筒型の内燃機関として構成されており、アルコールを含有する燃料を使用して運転可能である。燃料のアルコール含有率は0〜100%の範囲で許容される。つまり、内燃機関2は、ガソリンだけを燃料とする場合、ガソリンとアルコールとの混合燃料を燃料とする場合、及びアルコールだけを燃料とする場合のいずれの場合でも運転可能である。一般に、アルコール含有燃料を使用して運転可能な内燃機関を搭載した車両はフレキシブルフューエルビークル(FFV)と称される。アルコール含有燃料はガソリンと比べて気化しにくいため、始動時に燃料を加熱して気化を促すためのグロープラグ5が気筒毎に設けられている。燃料加熱時におけるグロープラグ5の消費電力は720W(12V、60A)程度である。グロープラグ5は本発明に係る加熱手段の一例に相当する。
第1モータ・ジェネレータ3は遊星歯車機構として構成された動力分割機構6を介して内燃機関2と連結されている。第1モータ・ジェネレータ3は内燃機関2の始動時にクランキングする電動機として機能するとともに、内燃機関2が運転される走行時には主に発電機として機能する。第1モータ・ジェネレータ3は本発明に係る電動機の一例に相当する。動力分割機構6から出力された動力は駆動輪10に伝達される。動力分割機構6と駆動輪10との間の動力伝達経路7には第2モータ・ジェネレータ4がトルク伝達可能な状態で連結されている。
各モータ・ジェネレータ3、4は不図示の電気回路を介してHVバッテリ12に電気的に接続されており、HVバッテリ12は各モータ・ジェネレータ3、4に対して電力を供給する。HVバッテリ12は本発明に係るメインバッテリの一例に相当する。HVバッテリ12は直流200V程度の比較的高電圧なバッテリ、例えばニッケル水素バッテリとして構成されている。上記の電気回路はDCDCコンバータ及びインバータとしてそれぞれ機能し、HVバッテリ12の直流電力を昇圧しつつ交流電力に変換して各モータ・ジェネレータ3、4に供給でき、かつ各モータ・ジェネレータ3、4の発電電力を減圧しつつ直流電力に変換してHVバッテリ12に供給する。なお、HVバッテリ12は車両1の車載エアコンディショナ13の電源にもなっている。
車両1は、各種電装品の電源として設けられた補機用バッテリ15を備えている。補機用バッテリ15は、HVバッテリ12よりも電圧が低い直流12V程度のバッテリ、例えば鉛バッテリとして構成されている。補機用バッテリ15を電源とする電装品としては、例えば、内燃機関2や各モータ・ジェネレータ3、4等の制御対象を制御するコンピュータとして構成された各種の電子制御装置(ECU)を含むECU群20、車両1のステアリング操作をアシストする電動パワーステアリング装置21、及び車両1のブレーキ操作をアシストするブレーキ装置22等がある。また、補機用バッテリ15は燃料加熱に利用される上述したグロープラグ5の電源としても使用され、補機用バッテリ15の電力は不図示の駆動回路を介してグロープラグ5に供給される。
補機用バッテリ15はDCDCコンバータ25を介してHVバッテリ12と電気的に接続されている。したがって、HVバッテリ12に接続されたDCDCコンバータ25を操作することにより、HVバッテリ12の電力を例えば14Vに降圧しつつ補機用バッテリ15に供給して充電可能である。DCDCコンバータ25は例えば最大100Aまで出力できる。DCDCコンバータ25は本発明に係る電力供給手段の一例として機能する。
図2に示したように、上述したECU群20には、各モータ・ジェネレータ3、4を主に制御するHVECU30と、内燃機関2を主に制御するエンジンECU31とが含まれる。HVECU30とエンジンECU31とは双方向通信可能な状態で互いに接続されていて、エンジンECU31は単独で内燃機関2を制御することもあるが、基本的にはHVECU30の指令に従って内燃機関2を制御する。したがって、HVECU30はエンジンECU31を介して内燃機関2を制御しているともいえる。
HVECU30及びエンジンECU31とは互いに連携しながら、車両1に対して各種制御を行う。例えば、内燃機関2を停止して第2モータ・ジェネレータ4で走行する電気自動車モードから内燃機関2とともに第2モータ・ジェネレータ4を走行用駆動源とするハイブリッドモードへ切り替えるために内燃機関2を始動する。HVECU30には、こうした始動制御の他にも各種制御を行うため、車両1の各部の情報を取得する様々なセンサ類の信号が入力される。例えば、HVECU30には、内燃機関2の回転速度に応じた信号を出力するクランク角センサ35、第1モータ・ジェネレータ3の回転速度に応じた信号を出力するレゾルバ36、燃料の温度に応じた信号を出力する燃料温度センサ37、燃料のアルコール濃度に応じた信号を出力するアルコール濃度センサ38、及び補機用バッテリ15が供給する電圧に応じた信号を出力する電圧センサ39等の各信号が入力される。
図3及び図4は内燃機関2の始動時にHVECU30が実行する制御ルーチンの一例を示している。この制御ルーチンのプログラムはHVECU30に保持されており、所定間隔で繰り返し実行される。HVECU30は、図3及び図4の制御ルーチンを実行することにより本発明に係る始動制御手段の一例として機能する。
図3に示したように、ステップS1において、HVECU30は内燃機関2に対する始動要求の有無を判定する。この始動要求は、例えば、内燃機関2の停止時に電気自動車モードからハイブリッドモードへの切り替えが必要な場合や車両1の発進時に加速要求が高い場合などの内燃機関2を始動すべき状況の発生に応答してHVECU30にて生成される。始動要求がある場合はステップS2に進み、そうでない場合は以後の処理をスキップして今回のルーチンを終了する。
ステップS2において、HVECU30は、車両1の燃料状態としての燃料温度及びアルコール濃度を、燃料温度センサ37及びアルコール濃度センサ38の各信号を参照することによりそれぞれ取得する。
ステップS3において、HVECU30は燃料加熱の要否を判定する。アルコール含有燃料は、燃料温度が低いほど、アルコール濃度が高いほど気化しにくくなり始動性が悪化する。そのため、HVECU30は、例えば、燃料温度及びアルコール濃度のそれぞれに設定した閾値に基づいて燃料加熱の要否を判定する。燃料加熱が必要な場合はステップS4に進み、そうでない場合はステップS4をスキップしてステップS5に進む。
ステップS4において、HVECU30は燃料加熱を開始するようにエンジンECU31に指令を出す。エンジンECU31はその指令に応答し、グロープラグ5が通電されて燃料加熱が開始されるようにグロープラグ5に設けられた駆動回路を制御する。これにより、グロープラグ5が発熱して燃料加熱が開始される。
ステップS5において、HVECU30は、内燃機関2が所定の回転速度でクランキング(モータリング)されるように、クランク角センサ35及びレゾルバ36の各信号を参照しながら第1モータ・ジェネレータ3を力行制御する。続くステップS6において、HVECU30は内燃機関2の燃料噴射及び火花点火が実施されるようにエンジンECU31に指令を出す。エンジンECU31はその指令に応答してクランク角センサ35を参照しながら適切なタイミングで燃料噴射及び火花点火を実施する。燃料噴射量及び点火時期は燃料のアルコール濃度に応じて適宜に調整される。
ステップS7において、HVECU30は内燃機関2が完爆したか否かを判定する。HVECU30は、内燃機関2の回転速度が完爆を判定するために設定された閾値を超えた場合に完爆したものと判定する。内燃機関2が完爆していない場合はステップS8に進み、HVECU30は燃料加熱中か否かを判定する。燃料加熱中の場合はステップS9に進み、HVECU30は燃料加熱を中断又は継続するために実行される図4に詳細を示した加熱中断処理を実行して処理をステップS5に戻す。燃料加熱中でない場合は、ステップS9をスキップし、クランキング、燃料噴射及び火花点火を含む始動制御を続行するために処理をステップS5に戻す。なお、ステップS7において、完爆を判定した場合は始動完了となるのでステップS10に進み、HVECU30は燃料加熱中か否かを判定する。燃料加熱中の場合はステップS11に進み、HVECU30はグロープラグ5の通電を遮断して燃料加熱を終了し、今回のルーチンを終了する。一方、燃料加熱中でない場合はステップS11をスキップして今回のルーチンを終了する。
図4に示したように、ステップS91において、HVECU30は、電圧センサ39の信号を参照して補機用バッテリ15が供給する電圧Vcを取得する。続くステップS92において、HVECU30は、電圧Vcが所定値PV未満か否かを判定する。所定値PVは補機用バッテリ15を電源とする電装品が支障なく動作する電圧の許容範囲内に設定されており、所定値PVはその許容範囲の下限値よりも高電圧側の余裕が見込まれて適宜に設定される。したがって、電圧Vcが所定値PV以上の場合はグロープラグ5を使用した燃料加熱を継続しても問題がないので以後の処理をスキップして図3のメインルーチンに戻る。一方、電圧Vcが所定値PV未満の場合は燃料加熱を継続すると電装品の動作に支障が生じるおそれがあるので、HVECU30はステップS93〜ステップS95の処理を実行する。なお、上述した電圧の許容範囲は、例えば外気温などで変動する可能性があるので、所定値PVを外気温に応じて変化させてもよい。
ステップS93において、HVECU30は燃料加熱が中断されるようにエンジンECU31に指令を出す。エンジンECU31はその指令に応答してグロープラグ5の通電が遮断されるように駆動回路を制御することにより燃料加熱を中断する。
ステップS94において、HVECU30は燃料噴射及び火花点火が中断するようにエンジンECU31に指令を出す。エンジンECU31はその指令に応答して燃料噴射及び火花点火が中断するように内燃機関2を制御する。
ステップS95において、HVECU30はクランク角センサ35及びレゾルバ36の各信号を参照して内燃機関2及び第1モータ・ジェネレータ3の各回転速度を監視しながら第1モータ・ジェネレータ3による内燃機関2のクランキングを継続する。すなわち、図4に示した加熱中断処理においては、燃料加熱、燃料噴射及び火花点火が中断されるが、内燃機関2のクランキングは継続される。
ステップS96において、HVECU30は、中断した燃料加熱、燃料噴射及び火花点火の再開を判断するための再開条件の成否を判定する。上述したように、補機用バッテリ15にはDCDCコンバータ25の操作によってHVバッテリ12の電力が供給されるので、低下していた電圧Vcは燃料加熱の中断によって回復可能である。そこで、本形態において、HVECU30は、上記中断の判定に用いた所定値PVよりも高い判定値JV以上に電圧Vcが回復したことをもって再開条件が成立したものと判定する。本形態の場合は、判定値JVが所定値PVよりも高いので、補機用バッテリ15の供給電圧Vcが所定値PV付近で推移する場合に燃料加熱の中断と再開とが短時間に繰り返されるような制御の不安定を抑制できる。もっとも、この代わりに、判定値JVを所定値PVと同一値に設定してもよい。また、判定値JVは固定値でも変動値でもよい。なお、再開条件は、必ずしも電圧Vcに基づくものでなくてもよい。燃料加熱の中断時間の経過とともに電圧が回復するので、例えば燃料加熱の中断を開始してから所定時間経過したことを再開条件とすることもできる。再開条件が成立した場合はステップS97に進む。一方、再開条件が不成立の場合は処理をステップS93に戻して、燃料加熱、燃料噴射及び火花点火の中断を維持し、かつクランキングを継続する。
ステップS97において、HVECU30は、燃料噴射及び火花点火が再開されるようにエンジンECU31に指令を出す。エンジンECU31はその指令を受けて燃料噴射及び火花点火が適切なタイミングで再開されるように内燃機関2を制御する。続くステップS98において、HVECU30は燃料加熱が再開されるようにエンジンECU31に指令を出す。エンジンECU31はグロープラグ5への通電を再開することによって燃料加熱を再開して図3のメインルーチンに戻る。
図3及び図4の制御ルーチンによれば、グロープラグ5による燃料加熱中に補機用バッテリ15が供給する電圧Vcが所定値PV未満となった場合、グロープラグ5の通電が遮断されるので補機用バッテリ15の供給電圧Vcが回復するまで電装品の動作不良を回避できる。また、グロープラグ5による燃料加熱が中断されている間は燃料噴射が中断されるため燃料の加熱不足による失火等の不具合を回避できる。さらに、燃料加熱及び燃料噴射を中断している間にはHVバッテリ12を電源とする第1モータ・ジェネレータ3による内燃機関2のクランキングは継続される。したがって、再開条件が成立して燃料加熱を元に戻す再始動時において、初めから内燃機関2のクランキングをやり直さなくてよいから内燃機関2の始動完了までの時間を短縮できる。
本発明は上記形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内において種々の形態にて実施できる。上記形態は、内燃機関2の他に第1モータ・ジェネレータ3及び第2モータ・ジェネレータ4を備えたシリーズパラレル型のハイブリッド車両を対象とし、HVバッテリ12に電気的に接続された第1モータ・ジェネレータ3を電動機として使用して内燃機関2をクランキングするものであるが本発明はこの形態に限定されない。例えば、内燃機関の他に、内燃機関に対して動力伝達可能な状態で単一の電動機が設けられたパラレル型のハイブリッド車両を対象とし、メインバッテリに電気的に接続されたその電動機を使用して内燃機関をクランキングする形態にて本発明を実施することもできる。
上記形態では、加熱手段の消費電力を低下させる一例として、グロープラグ5の通電を遮断して消費電力をゼロとしているが、グロープラグ5の通電を継続するがその消費電力が低下するように駆動回路を制御する形態に変更することもできる。この場合には燃料加熱を通常時に復帰させた際にグロープラグ5の温度を素早く立ち上げることができる。グロープラグ5の消費電力の低下率は適宜に定めてよい。例えば、通常時に比べて低下率が70%となるように、つまり30%の消費電力でグロープラグ5が駆動されるように消費電力を低下させてもよい。なお、上記形態及びこの変更例において、グロープラグ5の代わりに例えば電気ヒータを加熱手段として設けることによって燃料加熱を実施することもできる。
上記形態では、電力供給手段の一例として、HVバッテリ12の電力を補機用バッテリ15に供給するDCDCコンバータ25が設けられているが本発明はこの形態に限定されない。例えば、内燃機関のクランク軸で駆動され、補機用バッテリに電気的に接続されたオルタネータが設けられた車両を対象とし、電動機によるクランキング中にオルタネータが発電する発電電力を補機用バッテリに供給する形態で電力供給手段を実現されてよい。
上記形態では、加熱手段の消費電力を低下させるとともに燃料噴射及び火花点火を中断しているが、例えば、加熱手段の消費電力を低下させている間に、燃料噴射及び火花点火をそれぞれ継続する形態や燃料噴射を中断する一方で火花点火を継続する形態に変更してもよい。
また上記形態は次の制御装置の発明における実施の形態としても把握できる。
すなわち、アルコールを含有する燃料を使用して運転可能に構成された内燃機関と、前記内燃機関をクランキング可能な電動機と、前記電動機に電力を供給するメインバッテリと、車両の電装品の電源として設けられた補機用バッテリと、前記補機用バッテリに電力を供給する電力供給手段と、前記補機用バッテリを電源として駆動され、前記内燃機関で使用される燃料を加熱可能な加熱手段と、を備えたハイブリッド車両に適用される制御装置であって、前記内燃機関の始動に際して燃料加熱が必要な場合、前記電動機にて前記内燃機関をクランキングしながら前記加熱手段にて燃料を加熱しつつ燃料噴射を行う始動制御手段を備え、前記始動制御手段は、前記加熱手段による燃料加熱中に前記補機用バッテリが供給する電圧が所定値未満となった場合、前記加熱手段の消費電力を低下させるとともに前記電動機による前記内燃機関のクランキングを継続し、所定の再開条件が成立した場合、前記加熱手段の消費電力を低下前の状態に戻し、前記電圧が前記所定値よりも高い判定値以上に回復した場合に前記再開条件が成立したと判定するものである。この制御装置によれば、加熱手段の消費電力を元の状態に戻す判断に使用される判定値が、その消費電力を低下させる判断に使用される所定値よりも高いので、補機用バッテリの供給電圧が所定値付近で推移する場合に、加熱手段の電力消費の低下と復帰とが短時間で繰り返されるような制御の不安定を抑制できる。
1 車両
2 内燃機関
3 第1モータ・ジェネレータ(電動機)
5 グロープラグ(加熱手段)
12 HV(メインバッテリ)
15 補機用バッテリ
25 DCDCコンバータ(電力供給手段)
30 HVECU(始動制御手段)

Claims (1)

  1. アルコールを含有する燃料を使用して運転可能に構成された内燃機関と、
    前記内燃機関をクランキング可能な電動機と、
    前記電動機に電力を供給するメインバッテリと、
    車両の電装品の電源として設けられた補機用バッテリと、
    前記補機用バッテリに電力を供給する電力供給手段と、
    前記補機用バッテリを電源として駆動され、前記内燃機関で使用される燃料を加熱可能な加熱手段と、
    を備えたハイブリッド車両に適用される制御装置であって、
    前記内燃機関の始動に際して燃料加熱が必要な場合、前記電動機にて前記内燃機関をクランキングしながら前記加熱手段にて燃料を加熱しつつ燃料噴射を行う始動制御手段を備え、
    前記始動制御手段は、前記加熱手段による燃料加熱中に前記補機用バッテリが供給する電圧が所定値未満となった場合、前記加熱手段の消費電力を低下させるとともに前記電動機による前記内燃機関のクランキングを継続し、所定の再開条件が成立した場合、前記加熱手段の消費電力を低下前の状態に戻すことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111959347A (zh) * 2020-08-13 2020-11-20 宜宾凯翼汽车有限公司 一种电池包用驻车加热器的控制方法

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