JP2018132936A - タッチ式入力装置、タッチ式入力装置の制御方法、及びタッチ式入力装置の制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチされた位置にかかわらずブラインド操作を支援することができるタッチ式入力装置を提供する。
【解決手段】タッチ式入力装置は、タッチされた位置を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルを振動させる振動部と、前記振動部を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記タッチされた位置と前記タッチパネルの検出面上の所定位置との距離に応じた態様で前記タッチパネルが振動するように前記振動部を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】タッチ式入力装置は、タッチされた位置を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルを振動させる振動部と、前記振動部を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記タッチされた位置と前記タッチパネルの検出面上の所定位置との距離に応じた態様で前記タッチパネルが振動するように前記振動部を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、タッチ式入力装置に関する。
タッチパネルを備えたタッチ式入力装置が広く普及している。しかしながら、タッチパネルの検出面は平坦であるため、ユーザーはタッチパネルの検出面上のどの部分を触っているかを把握することが難しい。このため、ユーザーは、タッチ式入力装置の検出面と関連付けられている表示装置の操作画面を注視することを余儀なくされている。
特にタッチパネルが静電容量方式である場合には、抵抗膜方式とは異なり加圧操作(押し込み操作)が不要になるため、誤操作が増大する傾向にあり、操作画面を注視する必要性が高まる。
例えばユーザーが車両を運転しているときには、ユーザーが長時間操作画面を注視することは安全上難しい。このため、ブラインド操作を支援することができるタッチ式入力装置が望まれている。
特許文献1及び特許文献2で提案されているタッチ式入力装置は、被検出体(例えばユーザーの指等)がタッチパネル上の仮想スイッチの内部又は近傍に接触した場合に、被検出体と仮想スイッチの中央との位置関係を振動によって示唆し、被検出体を仮想スイッチの中央に誘導している。しかしながら、特許文献1及び特許文献2で提案されているタッチ式入力装置は、被検出体が仮想スイッチから遠く離れた位置に接触した場合には、被検出体と仮想スイッチの中央との位置関係を振動によって示唆することができない。すなわち、特許文献1及び特許文献2で提案されているタッチ式入力装置は、被検出体をタッチパネル上の仮想スイッチの内部又は近傍に接触させるまではブラインド操作を支援することができず、被検出体を仮想スイッチの内部又は近傍から仮想スイッチの中央に移動させる微調整の段階しかブラインド操作を支援することができなかった。
本発明は、上記の課題に鑑み、タッチされた位置にかかわらずブラインド操作を支援することができるタッチ式入力装置を提供することを目的とする。
本発明に係るタッチ式入力装置は、タッチされた位置を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルを振動させる振動部と、前記振動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記タッチされた位置と前記タッチパネルの検出面上の所定位置との距離に応じた態様で前記タッチパネルが振動するように前記振動部を制御する構成(第1の構成)である。
また、上記第1の構成のタッチ式入力装置において、前記距離が所定値以下になったときに報知する報知部を備える構成(第2の構成)であってもよい。
また、上記第1又は第2の構成のタッチ式入力装置において、前記制御部は、前記所定位置を複数設定した場合に、複数の前記所定位置それぞれで前記距離に応じた態様の要素を変える構成(第3の構成)であってもよい。
また、上記第1又は第2の構成のタッチ式入力装置において、前記振動部は、前記タッチパネルの検出面を振動させ、前記制御部は、前記距離に応じて、入力操作を行う被検出体と前記タッチパネルの検出面との摩擦抵抗が変化するように前記振動部を制御する構成(第4の構成)であってもよい。
また、上記第1〜第4いずれかの構成のタッチ式入力装置において、前記制御部は、情報を入力または設定する入力モードになったときに前記振動部に対する制御を開始する構成(第5の構成)であってもよい。
また、上記第1〜第5いずれかの構成のタッチ式入力装置において、前記制御部は、表示画像データに基づく画像を表示装置に表示させる表示制御装置と連動し、前記表示画像データが所定のデータになったときに前記振動部に対する制御を開始する構成(第6の構成)であってもよい。
また、上記第1〜第6いずれかの構成のタッチ式入力装置において、前記タッチ式入力装置は、車両に搭載され、前記制御部は、前記車両の走行状態を検知する検知部を備え、前記車両が走行状態になったときに前記振動部に対する制御を開始する構成(第7の構成)であってもよい。
本発明に係るタッチ式入力装置の制御方法は、タッチされた位置を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルを振動させる振動部と、を備えるタッチ式入力装置の制御方法であって、前記タッチされた位置と前記タッチパネルの検出面上の所定位置との距離を算出する工程と、前記距離に応じた態様で前記タッチパネルが振動するように前記振動部を制御する工程と、を備える構成(第8の構成)である。本発明に係るタッチ式入力装置の制御プログラムは、タッチされた位置を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルを振動させる振動部と、を備えるタッチ式入力装置の制御プログラムであって、前記タッチされた位置と前記タッチパネルの検出面上の所定位置との距離を算出する工程と、前記距離に応じた態様で前記タッチパネルが振動するように前記振動部を制御する工程と、をコンピュータに実行させる構成(第9の構成)である。
本発明によれば、タッチされた位置とタッチパネルの検出面上の所定位置との距離に応じた態様でタッチパネルを振動させるので、タッチされた位置にかかわらずブラインド操作を支援することができるタッチ式入力装置を提供することができる。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<1.タッチ式入力装置の構成>
図1は、タッチ式入力装置100の一構成例を示す図である。タッチ式入力装置100は、タッチパネル1と、振動部2と、制御部3と、記憶部4と、を備える。
図1は、タッチ式入力装置100の一構成例を示す図である。タッチ式入力装置100は、タッチパネル1と、振動部2と、制御部3と、記憶部4と、を備える。
タッチパネル1は、タッチされた位置(以下、「タッチ位置」と略すことがある。)を検出する。タッチパネル1の検出面は被検出体によってタッチされる。被検出体としては、例えばユーザーの指等を挙げることができる。
振動部2は、タッチパネル1を振動させる。
図2に示す構成例の振動部2は、タッチパネル1をタッチパネル1の検出面に沿った方向を振動させる。例えば、タッチパネル1の検出面が平面である場合には、その平面の法線方向に略垂直な方向がタッチパネル1の検出面に沿った方向となる。図2に示す構成例では、振動部2はソレノイドアクチュエータ2a及び2bによって構成される。ソレノイドアクチュエータ2a及び2bはそれぞれ、可動鉄心と、図示しないコイルを有する本体部と、を備えている。ソレノイドアクチュエータ2a及び2bの可動鉄心は、軸方向がタッチパネル1の長手方向に沿うように、タッチパネル1の短手方向中央部に固定される。図2に示すように、ソレノイドアクチュエータ2a及び2bの本体部はそれぞれ筐体6に固定される。また、図2に示すように、弾性部材5a及び5bは、タッチパネル1と筐体6とを連結し、タッチパネル1を弾性支持する。弾性部材5a及び5bは、バネに限定されるものではなく、例えばスポンジやゴム等を用いてもよい。タッチパネル1は、ソレノイドアクチュエータ2a及び2bが駆動することでタッチパネル11の長手方向に振動する。ソレノイドアクチュエータ5a及び5b並びに弾性部材5a及び5bは、図示しない枠体によって覆い隠すことが望ましい。
図3に示す構成例の振動部2は、タッチパネル1の検出面を振動させる。図3に示す構成例では、振動部2は振動子2c〜2fによって構成され、振動子2c〜2fは図3に示すようにタッチパネル1の検出面1aの四隅に固定される。振動子2c〜2fは、図示しない枠体によって覆い隠すことが望ましい。なお、振動子の個数や配置は図3に示す例に限定されるものではない。振動子としては、例えば、ピエゾ素子などの圧電素子を用いることができる。タッチパネル1の検出面の振動によって、タッチパネル1の表面に触れている被検出体とタッチパネル1の検出面との間に高圧の空気膜が発生すると、タッチパネル1の検出面に触れている被検出体とタッチパネル1の検出面との摩擦抵抗が低減する。振動振幅の調整によって摩擦抵抗を調整することができる。なお、タッチパネル1の検出面を高速で振動させると、タッチパネル1の検出面に触れている被検出体とタッチパネル1の検出面との間に高圧の空気膜が発生する確実性を高めることができる。この高速での振動とは例えば超音波振動である。
制御部3は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)を備えるコンピュータである。制御部3は、記憶部4等と接続され、記憶部4に記憶されたプログラム4aに基づいて情報の処理及び送受信を行い、振動部2及び表示装置200を制御する。
制御部3は、振動制御部3aと、位置情報生成部3bと、表示制御部3cと、を備える。記憶部4に記憶されたプログラム4aにしたがってCPUが演算処理を実行することにより、振動制御部3a等の制御部3の各種機能が実現される。なお、タッチ式入力装置100が表示制御部3cを備えず、タッチ式入力装置100の外部に表示制御部3cに相当する表示制御装置を設ける構成であってもよい。
振動制御部3aは、駆動部2を制御する。具体的には、振動制御部3aは、タッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離に応じた態様でタッチパネル1が振動するように振動部2を制御する。振動の態様の要素としては、例えば振動振幅、振動周波数、振動方向等を挙げることができる。振動方向を変化させる場合には、図2に示す構成例では一軸の振動であったが、例えば、可動鉄心の軸方向がタッチパネル1の短手方向に沿うソレノイドアクチュエータを追加して二軸の振動が可能な構成にすればよい。
位置情報生成部3bは、タッチパネル1から検出結果を受け取り、タッチパネル1の検出結果に基づいて、タッチ位置に関する位置情報(例えば、タッチ位置の座標情報)を作成し、表示制御部3cに出力する。なお、タッチパネル1が感圧式タッチパネルである場合には、位置情報生成部3bは、位置情報に加えて、タッチ位置に与えられた圧力に関する圧力情報も作成し、表示制御部3cに出力する。
表示制御部3cは、位置情報生成部3bから出力される位置情報に基づいて表示画像データを作成し、その表示画像データに基づく画像を表示装置200に表示させる。なお、タッチパネル1が感圧式タッチパネルである場合には、表示制御部3cは、位置情報生成部3bから出力される位置情報及び圧力情報に基づいて表示画像データを作成し、その表示画像データに基づく画像を表示装置200に表示させる。
ここで、上述したタッチ式入力装置100及び表示装置200を車両に搭載する場合の配置について図4及び図5を参照して説明する。図4及び図5はそれぞれ、タッチ式入力装置100及び表示装置が搭載される車両内の様子を車室内後方から視た部分概略図である。
タッチパネル1は車両の運転者が操作可能な位置に設けられ、表示装置200は車両の運転者が視認可能な位置に設けられる。
図4に示す配置例では、タッチパネル1は運転席と助手席との間に設けられ、表示装置200はダッシュボードの中央に設けられる。このようにタッチパネル1と表示装置200とが物理的に離れている場合には、表示装置220によって表示される画像にタッチ位置を表すカーソルを含めるとよい。表示装置200を図4に示すように車両の比較的前方に設置することで、車両の運転者が運転中に表示装置200の表示を確認するときの視点移動が少なくなる。
図5に示す配置例では、タッチパネル1は表示装置200の表示面側に固着され、タッチパネル1及び表示装置200(いわゆるタッチパネルディスプレイ)は車両のセンターコンソールに設けられる。
<2.制御部の処理>
図6は、制御部3の処理の流れを示す図である。制御部3が起動すると、制御部3は非振動制御モード(振動制御部3aがディセーブル状態であるモード)で動作する。
図6は、制御部3の処理の流れを示す図である。制御部3が起動すると、制御部3は非振動制御モード(振動制御部3aがディセーブル状態であるモード)で動作する。
ステップS1において、制御部3は、非振動制御モードから振動制御モード(振動制御部3aがイネーブル状態であるモード)に移行するか否かを判断する。
例えば、制御部3は、表示制御部3によって生成される表示画像データが所定のデータになったときに非振動制御モードから振動制御モードに移行すると判断してもよい。具体例としては、表示装置200が目的地までの走行経路を案内するナビゲーション装置の各種画像を表示する表示装置であって、図7に示すように表示装置200の表示画面がナビゲーション装置の仮想キーボード画面に切り替わったときに、制御部3が非振動制御モードから振動制御モードに移行すると判断する場合を挙げることができる。すなわち、文字等の情報を入力する入力画面や、音量等の設定値を変化させるUP/DOWNキーのような設定画面に切り替わったとき、換言すれば情報を入力したり設定したりする入力モードに切り替わったときに、非振動制御モードから振動制御モードに移行する。
表示制御部3によって生成される表示画像データが所定のデータになったときに自動的に振動制御モードに移行するので、上記所定のデータが、被検出体が所定位置まで移動することによってその後に行われる入力操作の操作性が極めて向上するような操作画面の画像データ等である場合に利便性が向上する。
また例えば、制御部3は、車両の走行状態を検知する検知機能を有し、車両が走行状態になったときに非振動制御モードから振動制御モードに移行すると判断してもよい。車両の走行状態を検知する手法としては、例えばタッチ式入力装置100の外部(例えば車両制御ECU(Electric Control Unit))から車速情報を取得し、車速が所定速度以上であれば走行状態を検知する手法、車載カメラの撮影画像から車速を推定し、車速が所定速度以上であれば走行状態を検知する手法等を挙げることができる。
車両が走行状態であるときには安全上ブラインド操作の必要性が高まるので、車両が走行状態になったときに自動的に振動制御モードに移行することにより、車両の安全性が向上する。なお、入力モードである場合と車両が走行状態である場合の2つの条件が揃ったときに非振動制御モードから振動制御モードに移行するようにし、単に入力モードに切り替わっただけや単に車両が走行状態になっただけでは非振動制御モードから振動制御モードに移行しないようにしてもよい。
振動制御モードに移行しないと判断された場合には、非振動制御モードのままステップS1の処理に戻る。なお、図6では図示していないが、非振動制御モードではタッチ位置の検出や表示装置200による画像表示が行われており、タッチ式入力装置100は入力操作の受付が可能な状態になっている。
一方、振動制御モードに移行すると判断された場合には、非振動制御モードから振動制御モードに移行し、ステップS2以降の処理を実行する。なお、ステップS2以降において誤操作を防止するために、例えばフリック操作によって入力操作を確定させたり、振動制御モードでは入力操作を受け付けないようにしたり、タッチパネル1が感圧式タッチパネルである場合には加圧操作(押し込み操作)により入力操作を確定させたりすればよい。
ステップS2において、タッチパネル1はタッチされた位置を検出し、位置情報生成部3bはタッチ位置に関する位置情報を作成する。
次に、表示制御部3cは、位置情報生成部3bから出力される位置情報に基づいて表示画像データを作成し、その表示画像データに基づく画像を表示装置200に表示させる(ステップS3)。
次に、振動制御部3aは、タッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離を算出する(ステップS4)。表示装置200の表示画面が図7に示す仮想キーボード画面であれば、例えば「あ」の仮想キーの中央部分P1に対応するタッチパネル1の検出面上の位置を所定位置にすればよい。また、表示装置200の表示画面が図8に示す空調機の温度設定を行う仮想アップ・ダウンキー画面であれば、例えば仮想アップキーU1と仮想ダウンキーD1との中間位置P2に対応するタッチパネル1の検出面上の位置を所定位置にすればよい。また、表示装置200の表示画面が図8に示す空調機の温度設定を行う仮想アップ・ダウンキー画面であれば、例えば仮想アップキーU1の中央部分P3に対応するタッチパネル1の検出面上の位置と仮想ダウンキーD1の中央部分P4に対応するタッチパネル1の検出面上の位置とをそれぞれ所定位置にしてもよい。
次に、振動制御部3aは、タッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離が所定値以下であるか否かを判定する(ステップS5)。なお、所定位置を複数設定している場合には、タッチ位置と少なくとも一つの所定位置との距離が所定値以下であるか否かを判定すればよい。
タッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離が所定値以下でないと判定された場合にはステップS6に移行する。一方、タッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離が所定値以下であると判定された場合にはステップS8に移行する。
ステップS6において、振動制御部3aは、タッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離に応じた振動の態様を決定する。振動の態様は、タッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離に応じて連続的(アナログ的)に変化させてもよく、タッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離に応じてステップ的(デジタル的)に変化させてもよい。
例えばタッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離が大きいほど、図2に示す構成例の振動部2において振動振幅を大きくすればよい。この場合、ユーザーは振動が弱くなる方向に被検出体を動かすことによって、画面を注視することなく被検出体を所定位置まで移動させることができる。すなわち、タッチされた位置にかかわらずブラインド操作を支援することができる。
また例えばタッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離が大きいほど、図3に示す構成例の振動部2において振動振幅を小さくすればよい。この場合、ユーザーは滑らかに移動できる方向に被検出体を動かすことによって、画面を注視することなく被検出体を所定位置まで移動させることができる。すなわち、タッチされた位置にかかわらずブラインド操作を支援することができる。さらに、被検出体の移動に伴って被検出体とタッチパネル1の検出面との摩擦抵抗が小さくなるので、被検出体の後半部分の移動が楽になる。一方、タッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離が大きいほど、図3に示す構成例の振動部2において振動振幅を大きくした場合には、被検出体の前半部分の移動が楽になる。
なお、所定位置を複数設定している場合には、複数の所定位置それぞれでタッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離に応じて振動の態様の要素を変えればよい。これにより、ユーザーは、複数の所定位置それぞれにおけるタッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離を区別して把握することできる。所定位置が2つであれば、例えばタッチ位置と一方の所定位置との距離に応じて振動振幅を変え、タッチ位置と他方の所定位置との距離に応じて振動周波数を変えればよい。
ステップS6に続くステップS7において、振動制御部3aは、ステップS6で決定した振動の態様で振動部2を振動させ、その後ステップS2に戻る。
ステップS8において、制御部3は、タッチ位置とタッチパネル1の検出面上の所定位置との距離が所定値以下になったことを報知する。これにより、ユーザーは被検出体が所定位置又は所定位置の近傍に到達したことを明確に認識することができる。報知の方法としては、例えば振動部2の振動停止する報知方法、タッチ式入力装置100の外部に設けた音声出力装置や発光装置に対して報知信号(制御信号)を出力し、音声や光を用いてユーザーに知らせる報知方法等を挙げることができる。
ステップS8に続くステップS9において、制御部3は、振動制御モードから非振動制御モードに切り換え、その後ステップS1に戻る。
<3.変形例>
上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
上述した実施形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されていると説明したが、これらの機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。
また上述した実施形態では、所定位置が1つ又は2つの場合について説明したが、所定位置は3つ以上であってもよい。
1 タッチパネル
1a タッチパネルの検出面
2 振動部
2a、2b ソレノイドアクチュエータ
2c〜2f 振動子
3 制御部
3a 振動制御部
3b 位置情報生成部
3c 表示制御部
4 記憶部
4a プログラム
5a、5b 弾性部材
6 筐体
100 タッチ式入力装置
200 表示装置
1a タッチパネルの検出面
2 振動部
2a、2b ソレノイドアクチュエータ
2c〜2f 振動子
3 制御部
3a 振動制御部
3b 位置情報生成部
3c 表示制御部
4 記憶部
4a プログラム
5a、5b 弾性部材
6 筐体
100 タッチ式入力装置
200 表示装置
Claims (9)
- タッチされた位置を検出するタッチパネルと、
前記タッチパネルを振動させる振動部と、
前記振動部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記タッチされた位置と前記タッチパネルの検出面上の所定位置との距離に応じた態様で前記タッチパネルが振動するように前記振動部を制御する、タッチ式入力装置。 - 前記距離が所定値以下になったときに報知する報知部を備える、請求項1に記載のタッチ式入力装置。
- 前記制御部は、前記所定位置を複数設定した場合に、複数の前記所定位置それぞれで前記距離に応じた態様の要素を変える、請求項1又は請求項2に記載のタッチ式入力装置。
- 前記振動部は、前記タッチパネルの検出面を振動させ、
前記制御部は、前記距離に応じて、入力操作を行う被検出体と前記タッチパネルの検出面との摩擦抵抗が変化するように前記振動部を制御する、請求項1又は請求項2に記載のタッチ式入力装置。 - 前記制御部は、情報を入力または設定する入力モードになったときに前記振動部に対する制御を開始する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のタッチ式入力装置。
- 前記制御部は、
表示画像データに基づく画像を表示装置に表示させる表示制御装置と連動し、
前記表示画像データが所定のデータになったときに前記振動部に対する制御を開始する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のタッチ式入力装置。 - 前記タッチ式入力装置は、車両に搭載され、
前記制御部は、前記車両の走行状態を検知する検知部を備え、前記車両が走行状態になったときに前記振動部に対する制御を開始する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のタッチ式入力装置。 - タッチされた位置を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルを振動させる振動部と、を備えるタッチ式入力装置の制御方法であって、
前記タッチされた位置と前記タッチパネルの検出面上の所定位置との距離を算出する工程と、
前記距離に応じた態様で前記タッチパネルが振動するように前記振動部を制御する工程と、
を備える、タッチ式入力装置の制御方法。 - タッチされた位置を検出するタッチパネルと、前記タッチパネルを振動させる振動部と、を備えるタッチ式入力装置の制御プログラムであって、
前記タッチされた位置と前記タッチパネルの検出面上の所定位置との距離を算出する工程と、
前記距離に応じた態様で前記タッチパネルが振動するように前記振動部を制御する工程と、
をコンピュータに実行させる、タッチ式入力装置の制御プログラム。
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