JP2018129937A - 回転電機 - Google Patents

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一葉 美浦
芳永 久保田
Yoshinaga Kubota
芳永 久保田
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Abstract

【課題】回転電機の振動、騒音を抑えることができる回転電機を提供する。
【解決手段】回転電機10は、第1ロータ13と、第2ロータ14と、ステータ16と、回転シャフト17と、第1ベアリング19と、第2ベアリング22と、サイドカバー23とを備えている。第1ロータおよび第2ロータは、同軸に配置され、半径方向に重ねられている。ステータは、第1ロータおよび第2ロータの半径方向の間に配置され、各ロータに共用される。回転シャフトは、第2ロータに連結されている。第1ベアリングは第1ロータを回動可能に支持する。第2ベアリングは、回転シャフトを回動可能に支持する。サイドカバーは、ステータ、第1ベアリングおよび第2ベアリングを支持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機に関するものである。
従来から、回転電機においては同心多軸モータが知られている。同心多軸モータは、同一軸心の軸方向に沿って2個のステータが設けられ、各ステータに対応する第1ロータおよび第2ロータが設けられている。第1ロータのロータ軸が中空に形成され、第1ロータ軸内に第2ロータのロータ軸が挿通されている。第1ロータ軸および第2ロータ軸にロータが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−117115号公報
しかし、特許文献1の回転電機は、第1ロータ軸および第2ロータ軸を軸受(以下、ベアリングという)で支持されている。第1ロータ軸および第2ロータ軸をベアリングでそれぞれ支持するためにベアリングの個数が多くなる。このため、ベアリングを精度よく取り付けることが難しく、例えば、第1ロータおよび第2ロータを精度よく位置決めして回転電機の振動、騒音(NV(Noise Vibration))を抑える工夫が求められる。
そこで、この発明は、回転電機の振動、騒音を抑えることができる回転電機を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、ケース(例えば、実施形態のモータケース12)と、前記ケース内に配置された第1ロータ(例えば、実施形態の第1ロータ13)と、前記第1ロータと同軸に配置され、半径方向に重ねられた第2ロータ(例えば、実施形態の第2ロータ14)と、前記第1ロータおよび前記第2ロータの半径方向の間に配置されて共用されるステータ(例えば、実施形態のステータ16)と、前記ステータよりも内径側に配置され、前記第1ロータおよび前記第2ロータのうち一方のロータに連結されて前記一方のロータとともに回転する回転シャフト(例えば、実施形態の回転シャフト17)と、前記第1ロータおよび前記第2ロータのうち他方のロータを回動可能に支持する第1ベアリング(例えば、実施形態の他方の第1ベアリング19)と、前記回転シャフトを回動可能に支持する第2ベアリング(例えば、実施形態の他方の第2ベアリング22)と、前記ケースに締結され、前記ステータを支持し、かつ、前記第1ベアリングおよび前記第2ベアリングを支持するサイドカバー(例えば、実施形態のサイドカバー23)と、を備えることを特徴とする。
このように、第1ロータおよび第2ロータを同軸で、かつ、半径方向に重ねて配置した。また、第1ロータおよび第2ロータの半径方向の間に共用のステータを配置した。さらに、第1ロータおよび第2ロータのうち、ステータの半径方向内側に配置された一方のロータに回転シャフトを連結した。
第1ロータおよび第2ロータの他方のロータを第1ベアリングを介してサイドカバーに支持し、回転シャフトを第2ベアリングを介してサイドカバーに支持した。さらに、ステータをサイドカバーに支持した。
サイドカバーは単一部材であり、第1ベアリング、第2ベアリングおよびステータを支持する部位を容易に精度よく加工できる。これにより、第1ロータ、第2ロータおよびステータを精度よく位置決めでき、回転電機の振動、騒音を抑えることができる。
請求項2に記載した発明は、前記サイドカバーには、環状に形成された凹嵌合部(例えば、実施形態の凹嵌合部44)および凸嵌合部(例えば、実施形態の凸嵌合部74)のうち一方の嵌合部が設けられ、前記ステータには、前記一方の嵌合部に嵌合可能な、凹嵌合部および凸嵌合部のうち他方の嵌合部が設けられていることを特徴とする。
このように、サイドカバーには、凹嵌合部および凸嵌合部のうち一方の嵌合部を設けた。また、ステータには、凹嵌合部および凸嵌合部のうち他方の嵌合部を設けた。さらに、他方の嵌合部を一方の嵌合部に嵌合可能とした。よって、他方の嵌合部を一方の嵌合部に嵌合させることにより、サイドカバーに対してステータを精度よく位置決めできる。これにより、回転電機の振動、騒音を一層良好に抑えることができる。
請求項3に記載した発明は、前記他方の嵌合部は、ステータコア(例えば、実施形態のステータコア43,112)の嵌合孔(例えば、実施形態の嵌合孔49)に嵌合され、前記ステータコアから一部(例えば、実施形態の位置決めピンの一部45a)が突出された位置決めピン(例えば、実施形態の位置決めピン45)と、前記突出された位置決めピンの一部に嵌合され、前記一方の嵌合部に嵌合可能なステータエンドプレート部(例えば、実施形態のステータエンドプレート部47)と、を備えることを特徴とする。
このように、ステータコアの嵌合孔に位置決めピンを嵌合し、位置決めピンにステータエンドプレート部を嵌合した。ステータエンドプレート部には、他方の嵌合部が形成されている。よって、ステータエンドプレート部の他方の嵌合部をステータコアに精度よく位置決めできる。これにより、他方の嵌合部に一方の嵌合部を嵌合することにより、サイドカバーに対してステータを一層精度よく位置決めできる。
請求項4に記載した発明は、前記ステータコアは、環状に形成された第1係合部(例えば、実施形態の第1係合部81,116)を有し、前記ステータエンドプレート部は、前記第1係合部に嵌合可能な第2係合部(例えば、実施形態の第2係合部78,118)を有することを特徴とする。
このように、ステータコアに第1係合部を設け、第1係合部を環状(周状)に形成した。また、ステータエンドプレート部に第2係合部を設け、第2係合部を第1係合部に嵌合可能とした。これにより、ステータエンドプレート部の他方の嵌合部をステータコアに一層精度よく位置決めできる。
この発明によれば、第1ロータおよび第2ロータの他方のロータを第1ベアリングを介してサイドカバーに支持し、回転シャフトを第2ベアリングを介してサイドカバーに支持した。さらに、ステータをサイドカバーに支持した。単一部材のサイドカバーに、第1ベアリング、第2ベアリングおよびステータを支持することにより、第1ロータ、第2ロータおよびステータを精度よく位置決めでき、回転電機の振動、騒音を抑えることができる。
本発明の第1実施形態における回転電機を示す断面図である。 本発明の第1実施形態における回転電機の上半部を示す断面図である。 本発明の第1実施形態におけるステータおよび突状部を示す断面図である。 本発明の第1実施形態におけるステータおよび突状部を拡大した状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態におけるステータを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるステータを図3の状態から拡大した斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるステータおよび突状部を図3の状態から拡大した断面図である。 本発明の第1実施形態におけるステータコアおよびステータエンドプレート部を示す分解斜視図である。 本発明の第2実施形態における回転電機を示す断面図である。 本発明の第3実施形態における回転電機を示す断面図である。
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、回転電機10として、ハイブリッド自動車や電気自動車のような車両用の駆動ユニットに採用するモータについて説明する。但し、本発明の構成は、車両用の駆動ユニットに採用するモータに限らず、発電用モータやその他の用途のモータ、または車両用以外の回転電機(発電機を含む)にも適用可能である。
[第1実施形態]
図1に示すように、回転電機10は、モータケース12と、第1ロータ(他方のロータ)13と、第2ロータ(一方のロータ)14と、ステータ16と、回転シャフト17と、一対の第1ベアリング18,19と、一対の第2ベアリング21,22と、サイドカバー23とを備えている。
モータケース12は、トランスミッションケース25に取り付けられた壁部27と、壁部27の外周に沿って形成された外周壁28と、トランスミッションケース25の反対側に形成された開口部29とを有する。
図2に示すように、第1ロータ13は、駆動モータ用のロータであり、モータケース12内に配置されている。第1ロータ13は、例えば、プレス抜きされた複数枚の磁性体製の鋼板が積層されて構成されている。磁性体製の鋼板として珪素鋼板が挙げられる。第1ロータ13は、モータケース12の外周壁28に沿って環状に形成されている。
第1ロータ13にはスプライン32を介して第1回転軸33が連結されている。第1回転軸33は、ベアリング34を介してモータケース12に支持されている。
すなわち、ベアリング34は、外輪35がモータケース12の開口12aに圧入され、内輪36が第1回転軸33の外段部33aに圧入されている。この状態において、第1回転軸33は、モータケース12にベアリング34を介して回転中心38を中心にして回転自在に支持されている。
第1回転軸33は、トランスミッション24の第1歯車41に噛み合っている。
よって、第1ロータ13が回転することにより、第1回転軸33および第1歯車41が回転する。これにより、回転電機10の駆動力がトランスミッション24に伝達される。
第2ロータ14は、ジェネレータ(発電)用のロータであり、第1ロータ13およびステータ16の半径方向内側で、かつ、第1ロータ13と同軸に配置されている。第2ロータ14は、例えば、プレス抜きされた複数枚の磁性体製の鋼板が積層されて構成されている。磁性体製の鋼板として珪素鋼板が挙げられる。第2ロータ14は、環状に形成され、第1ロータ13と半径方向において重ねられている。
ステータ16は、第1ロータ13と第2ロータ14とに共用されるステータである。ステータ16は、環状に形成され、第1ロータ13および第2ロータ14の半径方向の間に配置されている。
図3、図4に示すように、ステータ16は、ステータコア43と、凹嵌合部44とを備えている。ステータコア43は、例えば、円環状にプレス抜きされた複数枚の磁性体製の鋼板が積層されて構成されている。磁性体製の鋼板として珪素鋼板が挙げられる。
凹嵌合部44は、ステータコア43の嵌合孔49に嵌合された位置決めピン45と、嵌合孔49から突出された位置決めピン45の一部45aに嵌合されたステータエンドプレート部47とを備えている。位置決めピン45の内部には、位置決めピン45の軸方向に貫通する中空部48が形成されている。
なお、位置決めピン45としては、一例として、ダウエルピンが挙げられる。
ステータコア43には嵌合孔49と同軸上に貫通孔51が形成されている。貫通孔51、位置決めピン45の中空部48、およびステータエンドプレート部47の取付孔52にボルト54が差し込まれる。取付孔52から突出したねじ部54aが、サイドカバー23の突状部73(後述する)にねじ結合される。これにより、ステータ16がサイドカバー23に支持される。
図2に戻って、ステータ16の半径方向内側に回転シャフト17が配置されている。回転シャフト17は、中空状のシャフトである。回転シャフト17は、第2ロータ14の内周壁14aに連結されている。よって、回転シャフト17は、第2ロータ14とともに回転する。
回転シャフト17のトランスミッションケース25側の端部17aには、第2回転軸56がスプライン57を介して連結されている。第2回転軸56は、トランスミッション24の第2歯車58に噛み合っている。
よって、第1歯車58が回転することにより、第2回転軸56、回転シャフト17および第2ロータ14が回転して回転電機10に電力が得られる。
一対の第1ベアリング18,19は、モータケース12に支持される一方の第1ベアリング18と、サイドカバー23に支持される他方の第1ベアリング19とを備えている。
一方の第1ベアリング18は、外輪61がモータケース12の段部12bに圧入され、内輪62が第1ロータ13の内側外周13aに圧入されている。
他方の第1ベアリング19は、外輪63がサイドカバー23の径方向外側の段部23aに圧入され、内輪64が第1ロータ13の外側外周13bに圧入されている。
第1ロータ13は、モータケース12およびサイドカバー23に一対の第1ベアリング18,19を介して回転中心38を中心にして回転自在に支持されている。
一対の第2ベアリング21,22は、第1回転軸33に支持される一方の第2ベアリング21と、サイドカバー23に支持される他方の第2ベアリング22とを備えている。
一方の第2ベアリング21は、外輪65が第1回転軸33の内段部33bに圧入され、内輪66が回転シャフト17の内側外周17bに圧入されている。他方の第2ベアリング22は、外輪68がサイドカバー23の径方向内側の段部23bに圧入され、内輪69が回転シャフト17の外側外周17cに圧入されている。
回転シャフト17は、第1回転軸33およびサイドカバー23に一対の第2ベアリング21,22を介して回転中心38を中心にして回転自在に支持されている。
回転シャフト17に第2ロータ14が連結されている。
サイドカバー23は、モータケース12の開口部29側において、外周壁28に複数のボルト71で締結されている。モータケース12の開口部29がサイドカバー23で塞がれている。サイドカバー23の径方向外側の段部23aに他方の第1ベアリング19が支持(圧入)されている。サイドカバー23の径方向内側の段部23bに他方の第2ベアリング22が支持(圧入)されている。また、サイドカバー23の突状部73にはステータ16が支持されている。
このように、第1ロータ13および第2ロータ14が同軸で、かつ、半径方向に重ねて配置されている。また、第1ロータ13および第2ロータ14の半径方向の間に共用のステータ16が配置されている。さらに、ステータ16の半径方向内側に配置された第2ロータ14に回転シャフト17が連結されている。
加えて、第1ロータ13が他方の第1ベアリング19を介してサイドカバー23に支持されている。回転シャフト17が他方の第2ベアリング22を介してサイドカバー23に支持されている。さらに、ステータ16がサイドカバー23の突状部(すなわち、ステータ16を支持する部位)73に支持されている。
サイドカバー23は単一部材であり、他方の第1ベアリング19、他方の第2ベアリング22および突状部73が容易に精度よく加工される。よって、他方の第1ベアリング19で第1ロータ13の外側外周13bが精度よく位置決めされている。また、他方の第2ベアリング22で回転シャフト17の外側外周17cが精度よく位置決めされている。回転シャフト17に第2ロータ14が同軸上に連結されている。よって、第2ロータ14が精度よく位置決めされている。さらに、突状部73でステータ16が精度よく位置決めされている。
これにより、第1ロータ13、第2ロータ14およびステータ16を精度よく位置決めでき、回転電機10の振動、騒音を抑えることができる。なお、サイドカバー23の突状部73については後で詳しく説明する。
図2、図4に示すように、サイドカバー23の突状部73は、サイドカバー23の内面23cからステータ16に向けて環状に突出されている。突状部73は、先端部に凸嵌合部74が形成されている。凸嵌合部74は、周状(環状)に形成された外周面74aを有す。外周面74aは、凹嵌合部44の内周面44aに嵌合可能に形成されている。凹嵌合部44の内周面44aも周状(環状)に形成されている。
凹嵌合部44の内周面44aが凸嵌合部74の外周面74aに嵌合されている。凸嵌合部74は突状部73に形成され、突状部73はサイドカバー23に形成されている。よって、サイドカバー23に対して凹嵌合部44(すなわち、ステータエンドプレート部47)が精度よく位置決めされている。
図5、図6に示すように、凹嵌合部44のステータエンドプレート部47は、ステータコア43の側面43aに沿って環状に形成されている。ステータエンドプレート部47は、環状のステータ平坦部75と、ステータ平坦部75の外周に沿って環状に形成されたステータ突状部76と、側面43aに対向する面47aに形成された第2係合部78とを有する。ステータ突状部76の内周面(すなわち、凹嵌合部44の内周面44aが周状(環状)に形成されている。
ステータコア43の嵌合孔49に位置決めピン45が嵌合され、嵌合孔49から突出された位置決めピン45の一部45aにステータエンドプレート部47が嵌合されている。よって、ステータエンドプレート部47は、位置決めピン45によりステータコア43の側面43aに精度よく配置される。すなわち、凹嵌合部44の内周面44aが精度よく配置される。
図3、図4に戻って、凹嵌合部44の内周面44aが凸嵌合部74の外周面74aに嵌合されることにより、凹嵌合部44の内周面44aがサイドカバー23に対して精度よく位置決めされている。よって、ステータコア43(すなわち、ステータ16)が突状部73に対して精度よく位置決めされている。突状部73はサイドカバー23に精度よく加工されている。これにより、ステータ16が回転中心38を中心にして精度よく配置される。
この状態において、ステータコア43の貫通孔51、位置決めピン45の中空部48、およびステータエンドプレート部47の取付孔52にボルト54が差し込まれる。取付孔52から突出したねじ部54aが、サイドカバー23の突状部73にねじ結合される。
貫通孔51、中空部48および取付孔52は、ステータ16の周方向に等間隔をおいて複数個形成されている。複数の貫通孔51、中空部48および取付孔52にそれぞれボルト54が差し込まれ、ねじ部54aが突状部73にねじ結合される。
これにより、ステータ16がサイドカバー23に回転中心38を中心にして精度よく取り付けられる。
図7、図8に示すように、ステータエンドプレート部47の第2係合部78は、側面43aに対向する面47aからステータ突状部76の頂部76aに向けて断面台形の凹状に形成されている。第2係合部78は、ステータ突状部76に沿って環状に形成されている。詳しくは、第2係合部78は、開口幅寸法W1が底部78aへ向けて徐々に小さくなるように形成されている。
第2係合部78に第1係合部81が嵌合されている。第1係合部81は、ステータコア43の側面43aから第2係合部78へ向けて断面台形の凸状に形成されている。詳しくは、ステータコア43の複数の珪素鋼板46は、第2係合部78側の面46aに第1係合部81が環状にプレス成型されている。
よって、複数の珪素鋼板46は、第2係合部78の反対側の面46bに凹部82が形成されている。凹部82には、隣接する珪素鋼板46に形成された第1係合部81が嵌合されている。これにより、ステータコア43は、複数枚の珪素鋼板46の同軸度が確保されている。
また、ステータコア43の側面43aの第1係合部81にステータエンドプレート部47の第2係合部78が嵌合されている。よって、ステータコア43およびステータエンドプレート部47の同軸度が一層良好に確保される。すなわち、ステータエンドプレート部47がステータコア43に一層精度よく位置決めされている。これにより、回転電機10の振動、騒音を一層良好に抑えることができる。
さらに、複数枚の珪素鋼板46に環状の第1係合部81が形成されることにより、複数の珪素鋼板46(すなわち、ステータコア43)の円環状の剛性を増すことができる。さらに、ステータコア43の円環0次に代表される円環振動モードの変形量が低減され、回転電機10の振動、騒音を一層良好に抑えることができる。
つぎに、第2実施形態および第3実施形態を図9、図10に基づいて説明する。なお、第2実施形態および第3実施形態において、第1実施形態の回転電機10と同一類似構成については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
[第2実施形態]
図9に示すように、回転電機100は、第1実施形態の凹嵌合部44を凹嵌合部102に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の回転電機10と同様である。
凹嵌合部102は、第1実施形態の位置決めピン103とステータエンドプレート部104とを一体に形成したものである。位置決めピン103は、第1実施形態の位置決めピン45と同様に形成されている。位置決めピン103としては、一例として、ダウエルピンが挙げられる。
ステータエンドプレート部104は、第1実施形態のステータエンドプレート部47と同様に形成されている。
凹嵌合部102の内部には、位置決めピン103の軸方向に貫通する中空部48が形成されている。位置決めピン103がステータコア43の嵌合孔49に嵌合されている。よって、第1実施形態と同様に、ステータコア43にステータエンドプレート部104を精度よく位置決めできる。これにより、回転電機100の振動、騒音を良好に抑えることができる。
また、位置決めピン103およびステータエンドプレート部104を一体に形成することにより、部品数を減らすことができる。
[第3実施形態]
図10に示すように、回転電機110は、第1実施形態のステータコア43およびステータエンドプレート部47をステータコア112およびステータエンドプレート部114に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の回転電機10と同様である。
ステータコア112は、第1係合部116が、ステータエンドプレート部47の反対側に向けて回転中心38に沿って凹状に形成されている。第1係合部116は環状に形成されている。また、ステータエンドプレート部114は、第2係合部118が、ステータコア112へ向けて回転中心38に沿って突状に形成されている。第2係合部118は環状に形成されている。
第1係合部116に第2係合部118が嵌合されている。よって、第1実施形態と同様に、ステータコア112にステータエンドプレート部114を精度よく位置決めできる。これにより、回転電機110の振動、騒音を良好に抑えることができる。
また、ステータコア112の複数の珪素鋼板113に第1係合部116が環状に形成されることにより、ステータコア112の円環状の剛性を増すことができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記第1実施形態〜第3実施形態では、第1ロータ13を駆動モータ用のロータとし、第2ロータ14をジェネレータ用のロータとした例について説明したが、これに限定しない。その他の例として、第1ロータ13をジェネレータ用のロータとし、第2ロータ14を駆動モータ用のロータとすることも可能である。
また、前記第1実施形態〜第3実施形態では、突状部73に凸嵌合部を形成し、ステータエンドプレート部に凹嵌合部44を形成する例について説明したが、これに限定しない。その他の例として、突状部73に凹嵌合部44を形成し、ステータエンドプレート部に凸嵌合部を形成することも可能である。
さらに、第1実施形態〜第3実施形態では、位置決めピン45、103でステータエンドプレート部47、114を精度よく位置決めする例について説明したが、これに限らない。その他の例として、位置決めピンを用いない構成とすることも可能である。
また、第1実施形態〜第3実施形態では、ステータコア43,112に第1係合部81、116を形成し、ステータエンドプレート部47、114に第2係合部78、118を形成した例について説明したが、これに限らない。例えば、ステータコアに第1係合部を形成しないようにし、ステータエンドプレート部に第2係合部を形成ししないようにすることも可能である。
10,100,110…回転電機
12……モータケース(ケース)
13……第1ロータ(他方のロータ)
14……第2ロータ(一方のロータ)
16……ステータ
17……回転シャフト
18……一方の第1ベアリング
19……他方の第1ベアリング(第1ベアリング)
21……一方の第2ベアリング
22……他方の第2ベアリング(第2ベアリング)
23……サイドカバー
43,112…ステータコア
44……凹嵌合部
45、103…位置決めピン
45a…位置決めピン一部
47、114…ステータエンドプレート部
49……嵌合孔
73……突状部(ステータを支持する部位)
74……凸嵌合部
78,118…第2係合部
81,116…第1係合部

Claims (4)

  1. ケースと、
    前記ケース内に配置された第1ロータと、
    前記第1ロータと同軸に配置され、半径方向に重ねられた第2ロータと、
    前記第1ロータおよび前記第2ロータの半径方向の間に配置されて共用されるステータと、
    前記ステータよりも内径側に配置され、前記第1ロータおよび前記第2ロータのうち一方のロータに連結されて前記一方のロータとともに回転する回転シャフトと、
    前記第1ロータおよび前記第2ロータのうち他方のロータを回動可能に支持する第1ベアリングと、
    前記回転シャフトを回動可能に支持する第2ベアリングと、
    前記ケースに締結され、前記ステータを支持し、かつ、前記第1ベアリングおよび前記第2ベアリングを支持するサイドカバーと、
    を備えることを特徴とする回転電機。
  2. 前記サイドカバーには、環状に形成された凹嵌合部および凸嵌合部のうち一方の嵌合部が設けられ、
    前記ステータには、前記一方の嵌合部に嵌合可能な、凹嵌合部および凸嵌合部のうち他方の嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記他方の嵌合部は、
    ステータコアの嵌合孔に嵌合され、前記ステータコアから一部が突出された位置決めピンと、
    前記突出された位置決めピンの一部に嵌合され、前記一方の嵌合部に嵌合可能なステータエンドプレート部と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記ステータコアは、
    環状に形成された第1係合部を有し、
    前記ステータエンドプレート部は、
    前記第1係合部に嵌合可能な第2係合部を有することを特徴とする請求項3に記載の回転電機。
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