JP2018128332A - 経路探索装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

経路探索装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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英士 松永
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Abstract

【課題】時間とお金との換算率を異ならせた場合の経路探索結果を比較可能にユーザに提示する経路探索装置を提供する。
【解決手段】システムコントローラ20は、ルート選択画面上に、料金からコストへの換算率(レート)を500円/hとした場合の上位4つのルートの料金考慮コストを示したテーブル7Aと、換算率を700円/hとした場合の上位4つのルートの料金考慮コストを示したテーブル7Bと、換算率を900円/hとした場合の上位4つのルートの料金考慮コストを示したテーブル7Cと、各ルートの概要を示したルート概要図8Aとを表示させる。
【選択図】図10

Description

本発明は、経路を探索する技術に関する。
従来から、目的地までのルート探索において、高速道路の距離単価に比例したコストを各リンクに付与し、有料道路の料金と所要時間を考慮したルート探索を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、通行料金と所要時間を含む複合コストで経路を探索することにより、料金と時間のバランスを勘案した推奨経路を出力するナビゲーション装置が開示されている。また、特許文献1には、経路探索前において、時間とお金の換算率をユーザに指定させる点についても開示されている。
特開2011−7706号公報
特許文献1のように、経路探索前に時間とお金の換算率をユーザに指定させる態様では、ユーザは、換算率を異ならせた場合に探索される経路の違いを把握することができないという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、時間とお金との換算率を異ならせた場合の経路探索結果を比較可能にユーザに提示する経路探索装置を提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明は、経路探索装置であって、複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の料金コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で料金ベース時間コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の時間コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの料金ベース時間コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段と、を有する。
また、請求項に記載の発明は、複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の時間コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で時間ベース料金コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の料金コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの時間ベース料金コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段と、を有する。
また、請求項に記載の発明は、経路探索装置が実行する制御方法であって、複数の経路を探索する経路探索工程と、前記経路探索工程により探索された前記複数の経路の料金コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で料金ベース時間コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の時間コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの料金ベース時間コストを合算した複合コストを算出する算出工程と、前記算出工程で算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示工程と、を有する。
また、請求項に記載の発明は、経路探索装置が実行する制御方法であって、複数の経路を探索する経路探索工程と、前記経路探索工程により探索された前記複数の経路の時間コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で時間ベース料金コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の料金コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの時間ベース料金コストを合算した複合コストを算出する算出工程と、前記算出工程で算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示工程と、を有する。
また、請求項に記載の発明は、コンピュータが実行するプログラムであって、複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の料金コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で料金ベース時間コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の時間コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの料金ベース時間コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段として前記コンピュータを機能させる。
また、請求項に記載の発明は、コンピュータが実行するプログラムであって、複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の時間コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で時間ベース料金コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の料金コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの時間ベース料金コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段として前記コンピュータを機能させる。
各実施例に共通するナビゲーション装置の概略構成である。 料金テーブルのデータ構造の一例を示す。 近似解ルート及び近似解ルート上の高速施設を示した図である。 第1実施例に係るルート探索処理の手順を示すフローチャートである。 近似解ルート及び近似解ルート上の高速施設を示した図である。 推奨ルートを決定する際に料金考慮コストを比較するルートを示す。 第2実施例に係るルート探索処理の手順を示すフローチャートである。 近似解ルートを多段階に分割する例を示す。 区間ごとに区間最良ルートとなる疑似通行止めの高速施設の組合せを示す。 ルート選択画面の第1表示例を示す。 900円/hのテーブルをユーザがタッチパネル等により選択した場合のルート選択画面を示す。 ルート選択画面の第2表示例である。 ルート選択画面の第3表示例である。 変形例1において探索するルートを示す。 変形例2に係る経路探索システムの構成を示す。
本発明の好適な実施形態によれば、経路探索装置であって、複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の料金コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で料金ベース時間コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の時間コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの料金ベース時間コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段と、を有する。
上記経路探索装置は、経路探索手段と、算出手段と、提示手段とを有する。算出手段は、経路探索手段により探索された複数の経路の料金コストを第1の換算率、及び第1の換算率とは異なる第2の換算率で料金ベース時間コストにそれぞれ換算し、複数の経路ごとに、当該経路の時間コストと、第1の換算率及び第2の換算率に基づくそれぞれの料金ベース時間コストを合算した複合コストを算出する。提示手段は、算出手段が算出した複数の複合コストを経路ごとに対応付けて提示する。この態様によれば、経路探索装置は、複数の経路に対し、第1の換算率及び第2の換算率を用いて算出した複合コストをユーザに好適に提示することができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、経路探索装置であって、複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の時間コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で時間ベース料金コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の料金コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの時間ベース料金コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段と、を有する。この態様によっても、経路探索装置は、複数の経路に対し、第1の換算率及び第2の換算率を用いて算出した複合コストをユーザに好適に提示することができる。
上記経路探索装置の一態様では、前記提示手段は、前記第1の換算率により算出した複合コストに基づき探索した経路と、前記第2の換算率により算出した複合コストに基づき探索した経路とを、それぞれ表示する。経路探索装置は、この態様により、異なる換算率を用いて探索されたそれぞれの経路をユーザに好適に提示することができる。
上記経路探索装置の他の一態様では、前記提示手段は、前記第1の換算率により算出した複合コストに基づき探索した複数の経路と、前記第2の換算率により算出した複合コストに基づき探索した複数の経路との少なくとも一方を地図に表示し、かつ、前記複合コストが低い経路ほど目立たせる。この態様により、経路探索装置は、探索した経路の概要を複合コストの高低が把握可能な態様により好適にユーザに視認させることができる。
上記経路探索装置の他の一態様では、前記提示手段は、前記第1の換算率により算出した複合コストに基づき探索した複数の経路と、前記第2の換算率により算出した複合コストに基づき探索した複数の経路とを、それぞれ複合コストが低い順に並べて表示する。この態様により、経路探索装置は、換算率ごとに、複合コストが低い順に経路を好適にユーザに視認させることができる。
上記経路探索装置の他の一態様では、経路探索装置は、換算率を指定する入力を受け付ける入力手段を有し、前記提示手段は、前記入力手段により入力された換算率により算出した複合コストを、前記複数の経路の各々に対応付けて提示する。この態様により、経路探索装置は、ユーザが指定した換算率を利用して探索された経路を、複合コストと対応付けて好適にユーザに提示することができる。
上記経路探索装置の他の一態様では、前記提示手段は、前記第1の換算率の場合に最も複合コストが低い経路と、前記第2の換算率の場合に最も複合コストが低い経路とを、比較可能な態様により提示する。この態様により、複数の換算率のそれぞれに対して最も複合コストが低い経路を、好適にユーザに比較させることができる。
本発明に係る他の好適な実施形態では、経路探索装置が実行する制御方法であって、複数の経路を探索する経路探索工程と、前記経路探索工程により探索された前記複数の経路の料金コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で料金ベース時間コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の時間コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの料金ベース時間コストを合算した複合コストを算出する算出工程と、前記算出工程で算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示工程と、を有する。経路探索装置は、この制御方法を実行することで、複数の経路に対し、第1の換算率及び第2の換算率を用いて算出した複合コストをユーザに好適に提示することができる。
本発明に係る他の好適な実施形態では、経路探索装置が実行する制御方法であって、複数の経路を探索する経路探索工程と、前記経路探索工程により探索された前記複数の経路の時間コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で時間ベース料金コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の料金コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの時間ベース料金コストを合算した複合コストを算出する算出工程と、前記算出工程で算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示工程と、を有する。経路探索装置は、この制御方法を実行することによっても、複数の経路に対し、第1の換算率及び第2の換算率を用いて算出した複合コストをユーザに好適に提示することができる。
本発明に係る他の好適な実施形態では、コンピュータが実行するプログラムであって、複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の料金コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で料金ベース時間コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の時間コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの料金ベース時間コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段として前記コンピュータを機能させる。コンピュータは、このプログラムを実行することで、複数の経路に対し、第1の換算率及び第2の換算率を用いて算出した複合コストをユーザに好適に提示することができる。好適には、このプログラムは、記憶媒体に記憶される。
本発明に係る他の好適な実施形態では、コンピュータが実行するプログラムであって、複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の時間コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で時間ベース料金コストにそれぞれ換算し、前記複数の経路ごとに、当該経路の料金コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの時間ベース料金コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段として前記コンピュータを機能させる。コンピュータは、このプログラムを実行することによっても、複数の経路に対し、第1の換算率及び第2の換算率を用いて算出した複合コストをユーザに好適に提示することができる。好適には、このプログラムは、記憶媒体に記憶される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[構成例]
図1は、本発明における経路探索装置が適用されたナビゲーション装置1の概略構成を示す。ナビゲーション装置1は、実際の料金に応じたコストを経路毎に的確に計算することで、ユーザに提示すべき推奨経路を決定し、経路選択画面の表示などを行う。図1に示すように、ナビゲーション装置1は、自立測位装置10、GPS受信機18、システムコントローラ20、データ記憶ユニット31、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60を備える。
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を備える。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両の方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。距離センサ13は、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波19を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU22、ROM23及びRAM24を含んでおり、ナビゲーション装置1全体の制御を行う。システムコントローラ20は、後述するように、本発明における「経路探索手段」、「算出手段」、「提示手段」及び本発明におけるプログラムを実行するコンピュータの一例である。
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信機18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルス、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
システムコントローラ20、データ記憶ユニット31、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60は、バスライン30を介して相互に接続されている。
データ記憶ユニット31は、例えば、HDDなどの記憶媒体などにより構成され、地図データ32などのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶する。地図データ32は、道路に相当するリンクと、道路の接続部分(交差点)に相当するノードとにより表された道路データを含む。
また、データ記憶ユニット31は、料金テーブル33を記憶する。料金テーブル33は、高速道路(有料道路)を走行した際に課せられる料金を、入口及び出口として利用したインターチェンジ等から特定するためのテーブルである。図2は、料金テーブル33のデータ構造の一例である。図2に示す料金テーブル33では、入口地点と、出口地点と、経由地点(経由地点1、…)と、割引時間帯(割引時間帯1、…)及び割引率(割引率1、…)と、料金とが関連付けられている。ここで、経由地点は、検札所などの通過の有無で料金に影響がある施設を指す。以後では、料金テーブル33に登録されている入口地点、出口地点、経由地点を、単に「高速施設」とも呼ぶ。
このように、料金テーブル33には、高速道路を利用する際の料金を決定する各要素の組合せごとに、料金が関連付けられている。よって、システムコントローラ20は、料金テーブル33を参照することで、探索したルートが高速道路を含む場合に、高速道路の通行料金を的確に特定することが可能である。
再び図1を参照してナビゲーション装置1の構成を説明する。通信装置38は、VICS(登録商標、Vehicle Information Communication System)センタから配信される渋滞情報や、図示しない渋滞情報を配信するサーバ装置から配信される渋滞情報などを受信する。なお、通信装置38は、システムコントローラ20の制御に基づき、地図データ32としてデータ記憶ユニット31に記憶させる情報を、図示しないサーバ装置から受信してもよい。
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データをディスプレイなどの表示装置に表示する。具体的には、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット31から地図データ32を読み出す。表示ユニット40は、システムコントローラ20によってデータ記憶ユニット31から読み出された地図データ32に基づく画像を、ディスプレイなどの表示画面上に表示する。表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備える。ディスプレイ44は、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、RAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置等から構成されている。入力装置60は、車内に搭載された当該車載用電子システムの本体のフロントパネルやディスプレイ44の周囲に配置される。また、ディスプレイ44がタッチパネル方式である場合には、ディスプレイ44の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力装置60として機能する。
[第1実施例]
第1実施例では、概略的には、システムコントローラ20は、暫定的に探索したルート(「近似解ルート」とも呼ぶ。)上の高速施設の少なくとも1つを疑似的に通行止めとみなし、料金を考慮しないコスト(「料金未考慮コスト」とも呼ぶ。)に基づき近似解ルート以外のルートを探索する。そして、システムコントローラ20は、近似解ルートと探索した近似解以外のルートとのそれぞれの料金を考慮したコスト(「料金考慮コスト」とも呼ぶ。)を算出し、当該コストが最も低いルートを推奨経路として出力する。料金考慮コストは、本発明における「複合コスト」の一例である。
図3(A)は、近似解ルート及び近似解ルート上の高速施設を示した図である。図3(A)は、一般道路と重なる近似解ルートを破線、高速道路と重なる近似解ルートを実線により示している。ここで、近似解ルートは、ダイクストラ法により実行可能な既存のルート探索アルゴリズムにより探索されたルートであって、例えば、所要時間又は/及び距離をリンクごとにコスト(リンクコスト)として設定することで探索されたルートであってもよい。他の例では、近似解ルートは、高速道路の走行距離が料金に比例すると仮定してリンクごとに仮定の料金を反映したリンクコストを設定することで探索されたルートであってもよい。
図3(A)の例では、近似解ルートは、入口及び出口のICを含む4つの高速施設6A〜6Dを通過する。この場合、システムコントローラ20は、高速施設6A〜6Dの少なくとも1つを疑似的な通行止めとみなし、料金を考慮しない料金未考慮コストに基づき近似解ルート以外のルートを探索する。この場合、例えば、システムコントローラ20は、所要時間又は/及び距離をコストの指標とし、経路全体のリンクコストの積算値を料金未考慮コストとして算出する。
図3(B)は、高速施設6Bを疑似的な通行止めとした場合の料金未考慮コストが最小となるルートを示す。図3(B)の例では、システムコントローラ20は、高速施設6Bを通過しないルートを探索する。この場合、システムコントローラ20は、例えば、所要時間又は/及び距離等に基づきリンク毎にリンクコストを設定し、ダイクストラ法などを用いて、リンクコストの積算値が最小となるルートを探索する。そして、システムコントローラ20は、高速施設6A〜6Dの少なくとも1つを疑似的な通行止めとする全パターン(2−1通り)について、上述のリンクコストの積算値(即ち料金未考慮コスト)が最小となるルートを探索する。
また、システムコントローラ20は、高速施設6A〜6Dの少なくとも1つを疑似的な通行止めとするパターンごとに料金未考慮コストが最小となるルートについて、通過する高速施設及び通過する時間帯等に基づき、料金テーブル33を参照することで通行料金を算出する。そして、システムコントローラ20は、算出した料金に対して所定の換算率を乗じることで料金未考慮コストと同じ単位のコストに換算し、換算したコストを料金未考慮コストに加算することで料金考慮コストを算出する。同様に、システムコントローラ20は、近似解ルートについても、通行料金を算出して料金考慮コストを算出する。そして、システムコントローラ20は、通行料金を算出したルートのうち最も料金考慮コストが小さいルートを推奨ルートとみなす。
図3(C)は、料金考慮コストが最も小さいルートを示す。この場合、システムコントローラ20は、高速施設6B、6Cを疑似的に通行止めとしたときに料金未考慮コストが最小となったルートの料金考慮コストが、近似解ルートや他の高速施設を疑似通行止めにするパターンのルートよりも小さくなると判断し、推奨ルートとして設定する。
図4は、第1実施例に係るルート探索処理の手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートでは、一例として、仮の(暫定的な)推奨ルートを「第1候補ルート」、第1候補ルートと比較する対象となるルートを「第2候補ルート」とし、第1及び第2候補ルートの料金考慮コストを比較することで、第1候補ルートを順次更新するアルゴリズムとなっている。
まず、システムコントローラ20は、近似解ルートを探索する(ステップS100)。次に、システムコントローラ20は、近似解ルート上に存在する高速施設のリスト(「高速施設リスト」とも呼ぶ。)を作成する(ステップS101)。そして、システムコントローラ20は、近似解ルートの料金考慮コストを算出し、第1候補ルートとして設定する(ステップS102)。この場合、システムコントローラ20は、近似解ルートの料金未考慮コストの算出後、料金テーブル33により特定した近似解ルートの通行料金を所定の換算率によりコストに換算し、料金未考慮コストに加算することで、近似解ルートの料金考慮コストを算出する。
次に、システムコントローラ20は、高速施設リストから、疑似通行止めにする高速施設を少なくとも1つ選択し、料金未考慮コストが最小となる第2候補ルートを探索する(ステップS103)。この場合、システムコントローラ20は、料金を考慮することなくリンク毎に距離や所要時間等に応じたコストを決定することができるため、ダイクストラ法により効率的に第2候補ルートを探索することが可能である。
そして、システムコントローラ20は、ステップS103で探索した第2候補ルートの料金未考慮コストに、料金テーブル33を参照して特定した通行料金に応じたコストを加算することで、第2候補ルートの料金考慮コストを算出する(ステップS104)。
そして、システムコントローラ20は、第2候補ルートの料金考慮コストが第1候補ルートの料金考慮コストよりも小さいか否か判定する(ステップS105)。そして、システムコントローラ20は、第2候補ルートの料金考慮コストが第1候補ルートの料金考慮コストよりも小さい場合(ステップS105;Yes)、第2候補ルートを第1候補ルートに設定する(ステップS106)。一方、第2候補ルートの料金考慮コストが第1候補ルートの料金考慮コスト以上の場合(ステップS105;No)、第1候補ルートを入れ替える必要がないと判断し、ステップS107へ処理を進める。
次に、システムコントローラ20は、疑似通行止めにする高速施設の全パターンを実行したか否か判定する(ステップS107)。即ち、システムコントローラ20は、高速施設リストの高速施設の少なくとも1つを疑似通行止めとする場合に疑似通行止めとする高速施設の全パターンについて、ステップS103〜S106の処理を実行したか否か判定する。
そして、システムコントローラ20は、疑似通行止めにする高速施設の全パターンを実行したと判断した場合(ステップS107;Yes)、現在の第1候補ルートが最も料金考慮コストが低いルートであるとみなし、第1候補ルートを推奨ルートとして出力する(ステップS108)。
一方、システムコントローラ20は、疑似通行止めにする高速施設の全パターンを実行していないと判断した場合(ステップS107;No)、ステップS103へ処理を戻す。そして、システムコントローラ20は、ステップS103において、ステップS103〜S106の処理を実行していない疑似通行止めにする高速施設のパターンを対象にルート探索を行い、第2候補ルートを設定する。このように、システムコントローラ20は、疑似通行止めにする高速施設の全パターンを実行するまで、ステップS103〜S106の処理を繰り返し実行する。
なお、システムコントローラ20は、1つのルートを推奨ルートとして出力する代わりに、料金考慮コストが最も低い所定個数分のルートを推奨ルートとして出力してもよい。この場合、システムコントローラ20は、例えば、第1候補ルートとして最大で所定個数分のルートを設定し、第1候補ルートが所定個数未満の場合には、ステップS105の判定を行うことなく第2候補ルートを第1候補ルートの1つに加える。一方、システムコントローラ20は、第1候補ルートが上限の所定個数存在する場合には、料金考慮コストが最も高い第1候補ルートと第2候補ルートとを比較し、第2候補ルートの料金考慮コストの方が低い場合に、比較した第1候補ルートに代えて、第2候補ルートを第1候補ルートに設定する。
[第2実施例]
第2実施例では、システムコントローラ20は、近似解ルートを複数の区間に分割し、分割した区間ごとに料金考慮コストが最小となる疑似通行止めの高速施設のパターンを決定する。これにより、システムコントローラ20は、好適にルート探索の実行回数を削減し、近似解ルート上の高速施設数が多い場合であっても、処理時間が増大するのを好適に抑制する。
図5(A)は、5つの高速施設6A〜6Eが存在する近似解ルートを示す。この場合、疑似通行止めにする高速施設のパターンは、2−1(=31)通り存在し、第1実施例の場合にはステップS103〜S106の処理を31回実行する必要がある。
図5(B)は、近似解ルートを距離に基づいて3つの区間(区間1〜区間3)に分割した例を示す。この場合、システムコントローラ20は、各区間でルートに沿った距離が等しくなるように近似解ルートを区間1〜区間3に分割し、かつ、区間1〜区間3のそれぞれに属する高速施設を特定する。図5(B)の例では、システムコントローラ20は、区間1に高速施設6A、6Bが存在し、区間2に高速施設6C、6Dが存在し、区間3に高速施設6Eが存在することを認識する。
その後、システムコントローラ20は、各区間について、他の区間の高速施設を通行可能とした場合に、対象となる区間の高速施設を疑似通行止めにする全パターンについて、料金未考慮コストが最小となるルートを探索する。これにより、システムコントローラ20は、区間ごとに、疑似通行止めにすべき高速施設を決定する。
図5(C)〜(E)は、区間1に対して疑似通行止めとする高速施設を決定する際に探索するルートを示す。図5(C)の例では、システムコントローラ20は、区間1の高速施設6Aを通行止めとし、区間1内の他の高速施設6B及び他の区間の高速施設6C〜6Eを通行可として料金未考慮コストが最小となるルートを探索する。また、図5(D)の例では、システムコントローラ20は、区間1の高速施設6Bを通行止めとし、区間1内の他の高速施設6A及び他の区間の6C〜6Eを通行可として料金未考慮コストが最小となるルートを探索する。さらに、図5(E)の例では、システムコントローラ20は、区間1の高速施設6A、6Bを通行止めとし、他の区間の高速施設6C〜6Eを通行可として料金未考慮コストが最小となるルートを探索する。
そして、システムコントローラ20は、図5(C)〜(E)の各々のルート探索で得られたルート及び図5(B)に示す区間1の全高速施設を通行可としたルートから、料金未考慮コストが最小となるルートを決定することで、区間1において疑似通行止めにすべき高速施設を決定する。例えば、システムコントローラ20は、高速施設6Bを疑似通行止めとした場合(即ち図5(D)の場合)に料金未考慮コストが最小となると判断した場合、区間1では高速施設6Bを疑似通行止めにするのが最良であると判断する。同様に、システムコントローラ20は、区間2、3についても区間1と同様の処理を実行することで、各区間において疑似通行止めにすべき高速施設を決定する。
次に、システムコントローラ20は、区間ごとに決定した疑似通行止めにする高速施設の組合せに基づき、料金考慮コストが最小となるルートを決定する。
図6(A)〜(E)は、推奨ルートを決定する際にシステムコントローラ20が料金考慮コストを比較する各ルートを示す。ここで、図6(A)は、近似解ルートを示し、図6(B)は、区間1において疑似通行止めにすべきと決定した高速施設(ここでは高速施設6B)を疑似通行止めにした場合に、料金未考慮コストが最小となるルートを示す。また、図6(C)は、区間2において疑似通行止めにすべきと決定した高速施設(ここでは高速施設6C)を疑似通行止めにした場合に、料金未考慮コストが最小となるルートを示し、図6(D)は、区間3において疑似通行止めにすべきと決定した高速施設(ここでは高速施設6E)を疑似通行止めにした場合に、料金未考慮コストが最小となるルートを示す。また、図6(E)は、各区間において疑似通行止めにすべきと決定した高速施設をすべて疑似通行止めにした場合に、料金未考慮コストが最小となるルートを示す。
以後では、図6(B)〜(D)に示すように、ある区間において疑似通行止めにすべきと決定した高速施設を疑似通行止めにし、他の区間の高速施設を通行可とした場合に料金未考慮コストが最小となるルートを「区間最良ルート」と呼ぶ。また、図6(E)に示すように、各区間において疑似通行止めにすべきと決定した高速施設を全て疑似通行止めにした場合に料金未考慮コストが最小となるルートを「全体最良ルート」と呼ぶ。
このように、システムコントローラ20は、近似解ルート(図6(A)参照)と、各区間に対応する区間最良ルート(図6(B)〜(D)参照)と、全体最良ルート(図6(E)参照)とをそれぞれ探索する。そして、システムコントローラ20は、これらのルートのうち、料金考慮コストが最小となるルートを推奨ルートに定める。この場合、システムコントローラ20は、第1実施例と比較して推奨ルートの決定に要する処理負荷を好適に削減することができる。具体的には、第1実施例の場合には、図6(A)に示す近似解ルートが得られた場合、料金見考慮コストに基づく図4のステップS103のルート探索を31(=2−1)回行うのに対し、第2実施例の場合には料金見考慮コストに基づくルート探索を7(=(2−1)+(2−1)+(2−1))回実行すればよい。即ち、第2実施例の場合には、料金見考慮コストに基づくルート探索を、区間1について3(=2−1)通り(両方の高速施設を疑似通行止めにしていないケースは計算済のため除外)、区間2について3(=2−1)通り(両方の高速施設を疑似通行止めにしていないケースは計算済のため除外)、区間3について1(=2−1)通り(高速施設を疑似通行止めにしていないケースは計算済のため除外)だけ実行すればよい。
ここで、区間の分割方法について補足説明する。
図5及び図6の例では、システムコントローラ20は、3つの区間に分割したがこれに限定されず、2又は4以上の任意の区間数に定めてもよい。この場合、例えば、システムコントローラ20は、高速施設リストの高速施設の数が多いほど、上述の区間数を多くするように設定してもよい。他の例では、システムコントローラ20は、近似解ルートの必要走行距離又は所要時間が長いほど、上述の区間数を多くするように設定してもよい。これらの場合、データ記憶ユニット31には、上述の区間数を決定するためのマップ又はテーブルが予め記憶されていてもよい。
同様に、図5及び図6の例では、システムコントローラ20は、各区間内の近似解ルートの距離が均等になるように各区間を区切ったが、各区間を区切るのに用いる指標(尺度)は距離に限定さない。例えば、システムコントローラ20は、近似解ルートのルート探索時に算出したコストに基づき、各区間の区切りを決定してもよい。この場合、システムコントローラ20は、近似解ルートのルート探索時に算出したリンクコストの区間ごとの合計値が区間ごとに等しくなるように各区間を決定する。これによっても、システムコントローラ20は、好適に近似解ルートを分割することができる。他の例では、システムコントローラ20は、高速施設数に基づき各区間を区切ってもよい。この場合、例えば、システムコントローラ20は、各区間に属する高速施設の数が同数又は1個差以内となるように各区間を決定する。この場合、例えば、システムコントローラ20は、各区間に所属させる高速施設を決定した後、異なる区間で隣り合う高速施設間の中間地点(例えば距離又はコストを基準とした中間地点)を、これらの区間の境界位置に定める。これらによっても、システムコントローラ20は、好適に各区間の境界位置を決定することができる。
図7は、第2実施例においてシステムコントローラ20が実行するルート探索処理の手順を示すフローチャートである。図7のフローチャートでは、システムコントローラ20は、一例として、近似解ルートと、各区間の区間最良ルート(図6(B)〜(D)参照)との料金考慮コストを順次比較した後に、全体最良ルート(図6(E)参照)の料金考慮コストを算出して推奨ルートを決定している。ここで、近似解ルートと、各区間の区間最良ルートとの料金考慮コストを順次比較する際、暫定的に料金考慮コストが最も低いルートを第1候補ルートとしている。
まず、システムコントローラ20は、近似解ルートを探索する(ステップS200)。このとき、好適には、システムコントローラ20は、区間分割に必要となる出発地から各高速施設までの積算の距離又はコストを記憶しておく。次に、システムコントローラ20は、高速施設リストを作成する(ステップS201)。そして、システムコントローラ20は、近似解ルートの料金考慮コストを算出し、第1候補ルートとして設定する(ステップS202)。そして、システムコントローラ20は、近似解ルートを距離又はコスト等に基づき所定の区間数により分割し、高速施設を区間(1〜n;nは2以上の整数)ごとのグループに分ける(ステップS203)。
次に、システムコントローラ20は、選択した1つの区間k(kは初期値が1の整数)について、疑似通行止めにする高速施設の全パターンのルート探索を実行し、料金未考慮コストが最小となるルートを探索する(ステップS204)。これにより、システムコントローラ20は、対象の区間kにおいて疑似通行止めにすべき高速施設を決定すると共に、当区間kに対応する区間最良ルートを特定する。
次に、システムコントローラ20は、ステップS204で探索した区間最良ルートについて、料金テーブル33を参照することで特定した高速道路の通行料金に応じたコストを料金未考慮コストに加算することで、料金考慮コストを算出する(ステップS205)。
そして、システムコントローラ20は、ステップS205で算出した区間最良ルートの料金考慮コストが第1候補ルートの料金考慮コストよりも小さいか否か判定する(ステップS206)。そして、システムコントローラ20は、ステップS204で探索した区間最良ルートの料金考慮コストが第1候補ルートの料金考慮コストよりも小さい場合(ステップS206;Yes)、ステップS204で探索した区間最良ルートを第1候補ルートに設定する(ステップS207)。一方、ステップS204で探索した区間最良ルートの料金考慮コストが第1候補ルートの料金考慮コスト以上の場合(ステップS206;No)、第1候補ルートを更新する必要がないと判断し、ステップS208へ処理を進める。
次に、システムコントローラ20は、全区間(k=1〜n)についてステップS204〜S207の処理を実行したか否か判定する(ステップS208)。そして、システムコントローラ20は、全区間についてステップS204〜S207の処理を実行したと判断した場合(ステップS208;Yes)、ステップS209へ処理を進める。一方、システムコントローラ20は、ステップS204〜S207の処理を実行していない区間が存在する場合(ステップS208;No)、ステップS204へ処理を戻す。この場合、システムコントローラ20は、区間のインデックスkを1だけ加算してステップS204〜S207を再実行する。
次に、ステップS209では、システムコントローラ20は、各区間において疑似通行止めにすべきと決定した高速施設を全て疑似通行止めにしたパターン(即ち全体最良パターン)について、料金未考慮コストが最小となるルート(即ち全体最良ルート)を探索する(ステップS209)。そして、システムコントローラ20は、ステップS209で探索した全体最良ルートについて、料金テーブル33を参照することで特定した全体最良ルート上の高速道路の通行料金に応じたコストを料金未考慮コストに加算することで、料金考慮コストを算出する(ステップS210)。そして、システムコントローラ20は、第1候補ルートと全体最良ルートのうち、料金考慮コストが小さい方を推奨ルートとして出力する(ステップS211)。これにより、システムコントローラ20は、ルート探索回数を好適に削減しつつ、料金考慮コストが低いルートを推奨ルートとして的確に定めることができる。
[第3実施例]
第3実施例では、システムコントローラ20は、近似解ルートを多段階に分割可能にする。これにより、システムコントローラ20は、区間内の高速施設数を調整して処理効率を好適に向上させる。
図8(A)は、高速施設6a〜6kが存在する近似解ルートを区間1と区間2との2つの区間に分割した例を示す。図8(A)の例では、システムコントローラ20は、区間1に6つの高速施設6a〜6fが含まれ、区間2に5つの高速施設6g〜6kが含まれるように近似解ルートを2つの区間に分けている。この場合、区間1において疑似通行止めにする高速施設のパターンは、2(=64)通り存在し、区間2において疑似通行止めにする高速道路のパターンは2(=32)通り存在することから、区間数が2の場合には少なくとも96回以上のルート探索が必要となる。そこで、本実施例では、システムコントローラ20は、区間内の高速施設数が所定個数(「閾値個数」とも呼ぶ。)以上となる区間をさらに分割する。ここでは、システムコントローラ20は、閾値個数を3個に設定したものとする。
図8(B)は、区間1をさらに区間1Aと区間1Bとに分け、区間2をさらに区間2Aと区間2Bとに分けた例を示す。図8(B)の例では、システムコントローラ20は、区間1、2にはそれぞれ閾値個数以上の高速施設が存在することから、区間1及び区間2をそれぞれ高速施設数が同一又は1個差になるように再分割している。その結果、区間1Aには3つの高速施設6a〜6cが存在し、区間1Bには3つの高速施設6d〜6fが存在し、区間2Aには3つの高速施設6g〜6iが存在し、区間2Bには2つの高速施設6j、6kが存在している。
ここで、システムコントローラ20は、区間1A、区間1B、区間2Aについては閾値個数以上の高速施設数が存在することから、これらの区間について再分割を行う。図8(C)は、図8(B)の例からさらに区間を分割した場合の各区間と各区間に属する高速施設との関係を示す。図8(C)の例では、システムコントローラ20は、区間1Aを、2つの高速施設6a、6bを含む区間1Aaと、1つの高速施設6cを含む区間1Abとに分割している。また、システムコントローラ20は、区間1Bを、2つの高速施設6d、6eを含む区間1Baと1つの高速施設6fを含む区間1Bbとに分割している。また、システムコントローラ20は、区間2Aを、2つの高速施設6g、6hを含む区間2Aaと1つの高速施設6iを含む区間2Abとに分割している。一方、システムコントローラ20は、区間2Bについては、高速施設数が既に閾値個数未満となっていることから、再分割を行っていない。
そして、システムコントローラ20は、全ての区間の高速施設数が閾値個数未満になった場合、区間ごとに、高速施設を疑似通行止めにする全パターンについて、料金未考慮コストが最小となる区間最良ルートを探索し、区間ごとに疑似通行止めにすべき高速施設を決定する。
図9(A)は、区間ごとに疑似通行止めにすべき高速施設を決定した結果を反映した図である。図9(A)の例では、区間1Aaの場合、高速施設6bを疑似通行止めとした場合に料金未考慮コストが最小となり、区間1Ab、区間1Ba、区間2Aaの場合、疑似通行止めとする高速施設を設けない場合に料金未考慮コストが最小となり、区間1Bbの場合、高速施設6fを疑似通行止めとした場合に料金未考慮コストが最小となり、区間2Abの場合、高速施設6iを疑似通行止めとした場合に料金未考慮コストが最小となり、区間2Bの場合、高速施設6kを疑似通行止めとした場合に料金未考慮コストが最小となっている。
その後、第1の例では、システムコントローラ20は、第2実施例の図7のフローチャートを実行することで、推奨ルートを決定する。図9(A)の例では、システムコントローラ20は、7つの区間が存在すると見なし、図7のフローチャートを実行する。
第2の例では、システムコントローラ20は、再分割された区間において疑似通行止めにすべきと決定した高速施設を、分割元の区間において疑似通行止めにすべき高速施設として定める。図9(B)は、区間1A、区間1B、区間2A、区間2Bにおいて疑似通行止めにすべき高速施設を、再分割された各区間1Aa、区間1Ab、区間1Ba、区間1Bb、区間2Aa、区間2Abでの区間最良ルートの探索結果に基づき決定した例を示す。
図9(B)の例では、システムコントローラ20は、図9(A)に示した区間1Aa、1Abにおいて疑似通行止めにすべきと決定した高速施設を、区間1Aにおいて疑似通行止めにすべき高速施設として定めている。区間1B、区間2Aについても同様に、システムコントローラ20は、疑似通行止めにすべき高速施設を定めている。その後、システムコントローラ20は、区間1A、区間1B、区間2A、区間2Bに対して第2実施例の図7のフローチャートを実行することで、推奨ルートを決定してもよく、さらにこれらの区間において疑似通行止めにした高速施設の組合せに基づき区間1及び区間2において疑似通行止めにする高速施設を決定してもよい。図9(C)は、区間1及び区間2において疑似通行止めにすべき高速施設を、再分割された各区間1A、区間1B、区間2A、区間2Bにおいて疑似通行止めにした高速施設の組合せに基づき決定した例を示す。この場合、システムコントローラ20は、図9(B)に示した区間1A、1Bにおける疑似通行止めにする高速施設の組合せにより、区間1において疑似通行止めにする高速施設を定めている。区間2についても同様に、システムコントローラ20は、疑似通行止めにする高速施設を定める。その後、システムコントローラ20は、区間1と区間2の2つの区間が存在するとみなし、図7のフローチャートを実行する。
なお、図8及び図9では、システムコントローラ20は、近似解ルートを2分割により順次分割したが、これに限らず3以上の分割数により順次分割してもよい。
このように、第3実施例によれば、システムコントローラ20は、近似解ルートを区間内の高速施設数に応じて区間の再分割の要否を決定し、区間内の高速施設数を閾値個数未満にする。これにより、システムコントローラ20は、近似解ルート上の高速施設数が多い場合であっても、高速施設数に応じた適切な区間を設定して処理の効率を向上させることができる。
[第4実施例]
第4実施例では、システムコントローラ20は、料金考慮コストの算出時に用いる料金からコストへの換算率を指定する入力を受け付け、指定された換算率を反映した推奨ルートの表示出力を行う。以後では、一例として、料金考慮コストの単位は時間であるものとする。
図10は、ルート選択画面の第1表示例を示す。図10のルート選択画面では、システムコントローラ20は、料金からコスト(料金ベース時間コスト)への換算率を500円/h、700円/h、900円/hと設定した場合にそれぞれ料金考慮コストが低い上位4つのルートを推奨ルートとして提示している。図10では、システムコントローラ20は、ルート選択画面上に、料金からコストへの換算率(レート)を500円/hとした場合の上位4つのルートの料金考慮コストを示したテーブル7Aと、換算率を700円/hとした場合の上位4つのルートの料金考慮コストを示したテーブル7Bと、換算率を900円/hとした場合の上位4つのルートの料金考慮コストを示したテーブル7Cと、各ルートの概要を示したルート概要図8Aとを表示させている。
テーブル7A〜7Cに示すように、1時間当たりの料金の換算率を変化させることで、ルートC、ルートEなどの高速道路を利用するルートの料金考慮コストが変化する。具体的には、換算率を900円/hとした場合には、換算率を500円/hとする場合よりも料金に対する時間の価値が相対的に上がるため、ルートC、ルートEなどの高速道路を利用するルートの料金考慮コストが下がり、その結果、これらのルートの順位が上がっている。
また、テーブル7A〜7Cは選択可能であり、システムコントローラ20は、選択されたテーブルに対応する料金考慮コストに基づくルートの概要をルート概要図8Aに表示させている。図10の例では、システムコントローラ20は、テーブル7Aが選択されていることから、換算率が500円/hの場合に最上位となるルートAを最も太く表示し、ルートB、ルートC、ルートDの順に、これらを表す線を徐々に細く表示させている。図11は、テーブル7Cをユーザがタッチパネル等により選択した場合のルート選択画面を示す。この場合、システムコントローラ20は、選択されたテーブル7Cにおいて最上位となるルートCを最も太くし、ルートA、ルートB、ルートEの順に、これらを表す線を徐々に細くしたルート概要図8Cを表示させている。その後、ユーザは、例えば、テーブル7A〜7C又はルート概要図8A、8Cにおいて、設定したいルートをタッチパネル等により指定することで、ルートを設定する。
なお、システムコントローラ20は、上述したルート概要図8A、8C、及びテーブル7Bに基づき各ルートの線の太さを設定したルート概要図8Bのみを表示させてもよい。この場合、システムコントローラ20は、ルート概要図8A〜8Cに表示されたルートからユーザが設定したいルートをタッチパネル等により指定するユーザ入力を受け付けてもよい。また、システムコントローラ20は、テーブル7A〜7Cのみを表示させ、テーブル7A〜7Cに表示されたルートからユーザが設定したいルートをタッチパネル等により指定するユーザ入力を受け付けてもよい。
図12は、ルート選択画面の第2表示例である。図12の例では、システムコントローラ20は、ルート選択画面上に、換算率が500円/hのテーブル7Aと、テーブル7Aの各ルートの概要を示したルート概要図8Aと、換算率ボタン26とを表示させている。そして、システムコントローラ20は、換算率ボタン26が選択された場合、換算率を選択するための複数の換算率指定ボタン28を含む吹き出し27を表示させる。換算率指定ボタン28は、ユーザが選択可能な換算率ごとに設けられている。システムコントローラ20は、現在選択されている換算率とは異なる換算率を示す換算率指定ボタン28が選択された場合、選択された換算率指定ボタン28に対応する換算率の料金考慮コストを示すテーブルと、ルート概要図とを、テーブル7A及びルート概要図8Aに代えてルート選択画面上に表示させる。この態様によれば、システムコントローラ20は、ユーザが指定した換算率に対応するルート探索結果を、好適にルート選択画面上に表示させることができる。
図13は、ルート選択画面の第3表示例である。図13の例では、システムコントローラ20は、各換算率において最も料金考慮コストが小さいルートを、料金考慮コストと共に示したテーブル7Xを表示させている。さらに、システムコントローラ20は、テーブル7Xに列挙したルートの概要を示すルート概要図8Xをテーブル7Xと共に表示させている。この態様によれば、システムコントローラ20は、各換算率での料金考慮コストが最小となるルートを容易にユーザに把握させることができる。
[変形例]
以下、第1〜第4実施例に好適な各変形例について説明する。なお、これらの各変形例は、組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
(変形例1)
第2及び第3実施例において、システムコントローラ20は、全体最良パターンでのルート探索に加えて、隣接区間の境界に存在する高速施設の疑似通行付けの有無を全体最良パターンから変化させたパターンのルート探索をさらに実行してもよい。
図14(A)は、高速施設6a〜6kを含む近似解ルートを区間1及び区間2により分割した場合の全体最良パターンを示す。図14(A)の例では、区間1に対して図7のステップS204を実行することで探索した区間最良ルートのときに疑似通行止めとした高速施設が高速施設6b、6fであり、区間2に対して図7のステップS204を実行することで探索した区間最良ルートのときに疑似通行止めとした高速施設が高速施設6i、6kとなっている。よって、図14(A)の例では、高速施設6b、6f、6i、6kを疑似通行止めとするパターンが全体最良パターンとなっている。
ここで、システムコントローラ20は、図7のステップS209において全体最良ルートを探索するのに加えて、区間1及び区間2の境界で隣接する高速施設6f、6gの疑似通行止めの有無を全体最良パターンから変更したパターンについても、料金未考慮コストが最小となるルートを探索する。図14(B)は、区間1及び区間2の境界で隣接する高速施設6fの疑似通行止めの有無を全体最良パターンから変更したパターンを示し、図14(C)は、区間1及び区間2の境界で隣接する高速施設6gの疑似通行止めの有無を全体最良パターンから変更したパターンを示す。そして、システムコントローラ20は、図14(B)、(C)に対応するパターンについても料金未考慮コストが最小となるルートを探索し、探索したルートに対して料金考慮コストを算出して推奨ルートとなり得るか否か判定する。
一般に、区間の境界付近に存在する高速施設については、隣接する他の区間の高速施設の疑似通行止めの有無に基づく影響を受けてやすいため、隣接する区間の境界付近において特に全体最良パターンに誤差が生じている可能性がある。以上を勘案し、本変形例では、隣接する区間の境界に存在する高速施設の疑似通行止めの有無を全体最良パターンから変更したパターンについてもルート探索を行う。これにより、ルート探索回数の過度な増加を防ぎつつ、推奨ルートの候補となり得るルートを効率的に探索することができる。
(変形例2)
ナビゲーション装置1が実行するルート探索処理を、ナビゲーション装置1とネットワークを介して通信を行うサーバ装置が実行してもよい。
図15は、変形例に係る経路探索システムの構成を示す。図15の例では、経路探索システムは、ナビゲーション装置1と、地図データ32及び料金テーブル33を有するサーバ装置3とを有する。
図15の構成例では、ナビゲーション装置1は、目的地等を指定する入力を受け付けた後、目的地等の入力情報及び現在位置情報をサーバ装置3へ送信する。その後、サーバ装置3は、第1〜第3実施例に基づき、地図データ32及び料金テーブル33を参照して推奨ルートを決定し、ルート探索結果を示す情報をナビゲーション装置1へ送信する。また、サーバ装置3は、ナビゲーション装置1に対して第4実施例で説明したルート選択画面の表示情報を送信することで、ルート選択画面をナビゲーション装置1に表示させる。このとき、ナビゲーション装置1は、ルート選択画面で入力された換算率に関する情報をサーバ装置3へ送信する。
なお、本変形例では、サーバ装置3は、本発明における「経路探索装置」の一例であり、サーバ装置3のCPUなどは、本発明における「探索手段」、「制御手段」、「算出手段」、「決定手段」、「分割手段」、「複合コスト算出手段」、「提示手段」及び本発明におけるプログラムを実行するコンピュータの一例である。
(変形例3)
第2及び第3実施例において、システムコントローラ20は、複数の分割方法により区間を定めて分割方法ごとにルートを算出し、算出したこれらのルートから推奨ルートを決定してもよい。
この場合、第1の例では、システムコントローラ20は、所定の指標(距離、コスト、高速施設数など)により近似解ルートを分割する際に、1区間当たりの長さを規定する数値を変更することで、異なる分割位置により近似解ルートを区切る。例えば、システムコントローラ20は、距離に基づき近似解ルートを分割する場合、1区間を50kmとする分割方法と、1区間を60kmとする分割する方法とでそれぞれ近似解ルートの分割位置を決定する。この場合、システムコントローラ20は、同一の指標で3つ以上の数値により近似解ルートを区切り、それぞれの場合で探索したルートから料金考慮コストが最小となるルートを推奨ルートとして決定してもよい。
第2の例では、システムコントローラ20は、異なる指標により近似解ルートを分割し、それぞれの場合で探索したルートから料金考慮コストが最小となるルートを推奨ルートとして決定する。例えば、システムコントローラ20は、距離に基づき近似解ルートを複数の区間に分割した場合と、コストに基づき近似解ルートを複数の区間に分割した場合とでそれぞれ第2又は第3実施例のルート探索を行う。そして、システムコントローラ20は、それぞれの場合のルート探索で得られたルートから、料金考慮コストが最小となるルートを推奨ルートとして決定する。なお、システムコントローラ20は、3つ以上の指標を用いて近似解ルートを区切り、それぞれの場合で探索したルートから料金考慮コストが最小となるルートを推奨ルートとして決定してもよい。
これらの例によれば、近似解ルートの区切り方によって推奨ルートの結果に影響が生じるのを好適に低減することができる。
(変形例4)
第1実施例において、システムコントローラ20は、図4のステップS103のルート探索で用いる料金未考慮コストと、ステップS104で料金考慮コストを算出する際に用いる料金未考慮コストとで別の指標によりコストを算出してもよい。例えば、前者は、距離を指標としたコストであって、後者は、時間を指標としたコストであってもよい。第2実施例及び第3実施例においても同様に、システムコントローラ20は、区間最良ルートを探索する際に用いる料金未考慮コストと、料金考慮コストを算出する際に用いる料金未考慮コストとで別の指標によりコストを算出してもよい。
(変形例5)
第4実施例では、システムコントローラ20は、料金未考慮コスト及び料金考慮コストの単位を共に時間とし、ユーザが指定した換算率により料金テーブル33に基づく通行料金を時間に換算して料金未考慮コストに加算することで料金考慮コストを算出した。これに代えて、システムコントローラ20は、料金未考慮コストの単位を時間、料金考慮コストの単位を料金としてもよい。
この場合、システムコントローラ20は、時間からコスト(時間ベース料金コスト)へ換算する換算率により料金未考慮コスト(時間コスト)を料金に換算し、換算した料金を料金テーブル33により特定した通行料金(料金コスト)に加算することで料金考慮コストを算出する。この場合であっても、システムコントローラ20は、料金考慮コストの算出時に用いる換算率を指定する入力を受け付け、指定された換算率を反映した推奨ルートの表示出力を行うことができる。
1 ナビゲーション装置
3 サーバ装置
10 自立測位装置
12 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
31 データ記憶ユニット
38 通信装置
40 表示ユニット
44 ディスプレイ
50 音声出力ユニット
60 入力装置

Claims (12)

  1. 複数の経路を探索する経路探索手段と、
    前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の料金コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で料金ベース時間コストにそれぞれ換算し、
    前記複数の経路ごとに、当該経路の時間コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの料金ベース時間コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段と、を有する経路探索装置。
  2. 複数の経路を探索する経路探索手段と、
    前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の時間コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で時間ベース料金コストにそれぞれ換算し、
    前記複数の経路ごとに、当該経路の料金コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの時間ベース料金コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段と、を有する経路探索装置。
  3. 前記提示手段は、前記第1の換算率により算出した複合コストに基づき探索した経路と、前記第2の換算率により算出した複合コストに基づき探索した経路とを、それぞれ表示する請求項1または2に記載の経路探索装置。
  4. 前記提示手段は、前記第1の換算率により算出した複合コストに基づき探索した複数の経路と、前記第2の換算率により算出した複合コストに基づき探索した複数の経路との少なくとも一方を地図に表示し、かつ、前記複合コストが低い経路ほど目立たせる請求項3に記載の経路探索装置。
  5. 前記提示手段は、前記第1の換算率により算出した複合コストに基づき探索した複数の経路と、前記第2の換算率により算出した複合コストに基づき探索した複数の経路とを、それぞれ複合コストが低い順に並べて表示する請求項1〜4のいずれか一項に記載の経路探索装置。
  6. 換算率を指定する入力を受け付ける入力手段を有し、
    前記提示手段は、前記入力手段により入力された換算率により算出した複合コストを、前記複数の経路の各々に対応付けて提示する請求項1〜4のいずれか一項に記載の経路探索装置。
  7. 前記提示手段は、前記第1の換算率の場合に最も複合コストが低い経路と、前記第2の換算率の場合に最も複合コストが低い経路とを、比較可能な態様により提示する請求項11〜6のいずれか一項に記載の経路探索装置。
  8. 経路探索装置が実行する制御方法であって、
    複数の経路を探索する経路探索工程と、
    前記経路探索工程により探索された前記複数の経路の料金コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で料金ベース時間コストにそれぞれ換算し、
    前記複数の経路ごとに、当該経路の時間コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの料金ベース時間コストを合算した複合コストを算出する算出工程と、
    前記算出工程で算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示工程と、
    を有する制御方法。
  9. 経路探索装置が実行する制御方法であって、
    複数の経路を探索する経路探索工程と、
    前記経路探索工程により探索された前記複数の経路の時間コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で時間ベース料金コストにそれぞれ換算し、
    前記複数の経路ごとに、当該経路の料金コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの時間ベース料金コストを合算した複合コストを算出する算出工程と、
    前記算出工程で算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示工程と、を有する制御方法。
  10. コンピュータが実行するプログラムであって、
    複数の経路を探索する経路探索手段と、
    前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の料金コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で料金ベース時間コストにそれぞれ換算し、
    前記複数の経路ごとに、当該経路の時間コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの料金ベース時間コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段
    として前記コンピュータを機能させるプログラム。
  11. コンピュータが実行するプログラムであって、
    複数の経路を探索する経路探索手段と、
    前記経路探索手段により探索された前記複数の経路の時間コストを第1の換算率、及び前記第1の換算率とは異なる第2の換算率で時間ベース料金コストにそれぞれ換算し、
    前記複数の経路ごとに、当該経路の料金コストと、前記第1の換算率及び前記第2の換算率に基づくそれぞれの時間ベース料金コストを合算した複合コストを算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した複数の前記複合コストを前記経路ごとに対応付けて提示する提示手段
    として前記コンピュータを機能させるプログラム。
  12. 請求項10または11に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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