JP2018126337A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】モータ温度の過剰な上昇を抑えるとともに高い洗浄性能を得ることができる洗濯機を提供する。【解決手段】モータ14と、モータ14の温度を測定するモータ温度測定部と、モータ14を駆動制御することにより洗濯水とともに洗濯物を撹拌して洗濯運転を実行する制御部54とを備えた洗濯機において、制御部54は、モータ温度測定部が時間をあけて複数回測定したモータ14の温度から到達温度Teを推定する推定部と、推定部が推定した到達温度Teに応じてモータ14の回転により生成される水流を変更する水流設定部とを備える。【選択図】 図3
Description
本発明の実施形態は洗濯機に関する。
洗濯機は、モータが回転槽や撹拌体を回転駆動することで、回転槽内に収容した洗濯物を洗濯水とともに撹拌することで洗濯運転を実行する。このモータは、ロータに設けられた冷却用ファンによってモータを冷却するようになっている。しかし、低速回転する洗濯運転では、ロータに設けられた冷却用ファンも低速回転するため、モータが冷却されにくく、モータ温度が上昇しやすい。そのため、洗濯運転が長時間連続したり、想定以上の洗濯物が回転槽に投入され状態で洗濯運転を実行したりすると、モータ温度が過度に上昇してモータを破損するおそれがある。
そこで、洗濯運転中にモータに供給された電流が所定の閾値を上回るとモータを停止させてモータの温度上昇を抑制することがあるが、このような場合であると洗濯運転が中断されてしまい洗浄性能が著しく低下する。
また、下記特許文献1では、モータの巻線の温度を測定し、その測定温度に基づいて回転槽の回転速度の切り替えることでモータの温度上昇を抑制することが提案されている。しかしながら、下記特許文献1では、測定温度を予め決められた設定温度と比較して回転槽の回転速度の切り替えを制御するため、温度変化率によって適切な温度制御が困難となる。つまり、温度変化が急峻な場合であると回転速度の切り替えが遅れて過剰に温度上昇するおそれがあり、温度変化が緩やか場合であると回転速度の切り替えが早くなり、不必要に回転速度を低下させて洗浄性能が低下するおそれがある。
そこで、モータ温度の過剰な上昇を抑えるとともに高い洗浄性能を得ることができる洗濯機を提供することを目的とする。
実施形態の洗濯機は、モータと、前記モータを制御する制御部と、前記モータの温度を測定するモータ温度測定部と、前記モータを駆動制御することにより洗濯水とともに洗濯物を撹拌して洗濯運転を実行する制御部とを備えた洗濯機において、前記制御部は、前記モータ温度測定部が時間をあけて複数回測定した前記モータの温度から洗濯運転の実行中に前記モータが到達する到達温度を推定する推定部と、前記推定部が推定した前記到達温度に応じて前記モータの回転により生成される水流を変更する水流設定部とを備える。
以下、本発明の一実施形態につき図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態の洗濯機は、図2に示すような回転槽として前上がりの傾斜状態で配置されドラムを備えたドラム式洗濯機である。なお、本実施形態では、洗濯機としてドラム式の洗濯機を例示して説明するが、縦軸型の回転槽を備えた洗濯機であってもよい。
この洗濯機は、外殻をなす外箱1の前面部には、中央部に扉2が設けられ、上部に操作パネル3が設けられている。扉2は、外箱1の前面部中央部に形成された洗濯物出入れ口4を開閉するものである。
外箱1の内部には、円筒状をなす水槽5が配設されている。この水槽5は、その軸方向が前後方向(図2では左右方向)となる横軸状で且つ前上がりの傾斜状に配設され、弾性支持装置6により弾性的に支持されている。水槽5の内部には、円筒状をなす回転槽(ドラム)7が水槽5と同軸状に配設されている。このドラム7は、洗濯の他、脱水及び乾燥に共用の槽として機能するもので、胴部のほぼ全域に小孔8が多数形成され、胴部の内周部にはバッフル9が複数設けられている。
水槽5及びドラム7は、それぞれの前面部に洗濯物出入れ用の開口部10,11を有し、水槽5の開口部10は前記洗濯物出入れ口4にベローズ12により水密に連ねられ、ドラム7の開口部11はその水槽5の開口部10に臨んでいる。
水槽5は、給水弁20を介して水槽5の上部に設けられた給水口21より水道水等の水が機外から供給され、水槽5の底部に設けられた排水口22より排水弁23を介して水槽5内の水を機外へ排水できるように構成されている。
水槽5の背面部には、ドラム7を回転駆動するモータ14が配設されている。モータ14はアウタロータ形のDCブラシレスモータであり、そのステータ15が、水槽5の背部中央部に取り付けられた軸受ハウジング16の外周部に取り付けられている。ロータ17は、ステータ15を外側から覆うように配置され、中心部に取り付けられた回転軸18が上記軸受ハウジング16に軸受19を介して回転可能に支承されている。軸受ハウジング16から突出した回転軸18の前端部はドラム7の背部の中央部に連結されている。即ち、モータ14のロータ17が回転すると、ロータ17と一体にドラム7も回転する構成となっている。
外箱1の前面上部に設けられた操作パネル3は、スタートスイッチやコース選択キーを含む各種の操作ボタンや、設定したコース内容や洗濯機の運転状況など必要な表示を行う表示部を備える。
操作パネル3の裏面には、制御装置30が設けられている。制御装置30は、マイクロコンピュータ及びメモリで構成された制御部54を備え、操作パネル3の操作スイッチの操作に応じて給水弁20、モータ14及び排水弁23を制御し、洗い、すすぎ及び脱水の洗濯運転を実行する。
図1は、制御装置30の構成を示すブロック図である。なお、図1において、(α,β)は、モータ14を構成する三相ブラシレスの各相に対応する電機角120度間隔の三相(UVW)座標系を直交変換した直交座標径を示し、(d,q)は、ブラシレスモータ14のロータ17の回転に伴って回転している2次磁束の座標系を示すものである。
図1に示す減算器33には、目標速度指令ωrefが被減算値として、エスティメータ(Estimator)34によって検出されたモータ14の回転速度である検出速度ωが減算値として与えられている。目標速度指令ωrefは、洗濯機の運転全般を制御する制御部54より出力されるものである。そして、減算器33の減算結果は、速度PI制御部(速度制御手段)35に与えられている。
速度PI制御部35は、目標速度指令ωrefと検出速度ωとの差分量に基づいてPI制御を行い、q軸電流指令値Iqrefとd軸電流指令値Idrefとを生成する。減算器36,37は、速度PI制御部35において生成した指令値Iqref,Idrefとαβ/dq変換部38より出力されるq軸電流値Iq,d軸電流値Idとの減算結果を電流PI制御部39q,39dに出力する。q軸電流値Iq及びd軸電流値Idは制御部54にも与えられる。
電流PI制御部39q,39dは、q軸電流指令値Iqrefとd軸電流指令値Idrefとの差分量に基づいてPI制御を行い、q軸電圧指令値Vq及びd軸電圧指令値Vdを生成して出力する。dq/αβ変換部40は、エスティメータ34により検出されたモータ14における2次磁束の回転位相角(ロータ位置角)θに基づいて、電圧指令値Vd,Vqを電圧指令値Vα,Vβに変換する。
αβ/UVW変換部41は、電圧指令値Vα,Vβを三相の電圧指令値Vu,Vv,Vwに変換して出力する。切換えスイッチ42u,42v,42wは、電圧指令値Vu,Vv,Vwと、初期パターン出力部43により出力される起動用の電圧指令値Vus,Vvs,Vwsとを切り換えて出力する。
PWM形成部44は、電圧指令値Vus,Vvs,Vwsに基づき16kHzの搬送波を変調した各相PWM信号Vup(+,−),Vvp(+,−),Vwp(+,−)を電源モジュール50に出力する。
電源モジュール50は、インバータ回路45、駆動回路51を備え、PWM形成部44から出力されたPWM信号が駆動回路51を介してインバータ回路45に入力される。電源モジュール50を構成するインバータ回路45は、6個のIGBT46を三相ブリッジ接続して構成され、下アーム側U,V相のIGBT46のエミッタは、それぞれ電流検出用のシャント抵抗(電流検出手段)47(u,v)を介してグランドに接続されている。また、両者の共通接続点は、図示しない増幅・バイアス回路を介してA/D変換部49に接続されている。また、インバータ回路45には、100Vの交流電源を倍電圧全波整流した約280Vの直流電圧が印加される。増幅・バイアス回路はシャント抵抗47の端子電圧を増幅し、その増幅信号の出力範囲が正側に収まるようにバイアスを与える。
A/D変換部49は、増幅・バイアス回路の出力信号をA/D変換した電流データIu,Ivを出力する。UVW/αβ変換部52は、電流データIu,IvからW相の電流データIwを推定し、三相の電流データIu,Iv,Iwを直交座標系の2軸電流データIα,Iβに変換する。
αβ/dq変換部38は、ベクトル制御時にはエスティメータ34よりモータ14のロータ位置角θを得て2軸電流データIα,Iβをd軸電流値Id,q軸電流値Iqに変換し、変換結果を所定時間毎(例えば128μ秒毎)に出力する。エスティメータ34は、d軸電流値Id,q軸電流値Iqに基づいてロータ17の位置角θ及び回転速度ωを推定し、減算器33及び制御部54に出力する。
制御部54は、給水弁20や排水弁23やモータ14等の動作を制御する。加えて、制御部54は、モータ14の温度(以下、モータ温度ということがある)を測定するモータ温度測定部や、測定したモータ14の温度から洗濯運転の実行時間内に到達するモータ14の温度(以下、到達温度ということがある)を推定する推定部や、推定した到達温度に基づいて洗濯運転における水流を設定変更する水流設定部としても機能する。
なお、以上の構成において、電源モジュール50を除く構成は、主にDSP(Digital Signal Processor)53のソフトウエアで実現されている。
次に、本実施形態の洗濯機の洗濯運転について説明する。図3は、ドラム7内に投入された洗濯物の洗濯運転時の制御内容を示すフロー図であり、制御装置30に設けられた制御部54により実行される。
使用者が操作パネル3に設けられた操作ボタンから洗濯コースが設定され、運転開始が指示されると、洗濯機は、設定された洗濯コースに応じた洗濯運転を開始する。
洗濯運転を開始すると、制御部54は、ステップS1において、モータ14を駆動してドラム7を回転させて収容された洗濯物の重量を検知し、ステップS2に進む。
ステップS2では、制御部54は、ステップS1において検知した衣類の重量に基づいて、水位や洗濯時間等の洗濯条件を設定し、ステップS3に進む。
ステップS3において、制御部54は、排水弁23を閉状態としつつ給水弁20を開放してステップS2で設定した水位に達するまで洗濯水を水槽5内に供給する。
水槽5への洗濯水の給水が完了するとステップS4へ進み、制御部54は、モータ14を駆動させることにより、ドラム7を低速で正逆両方向に交互に回転させ、ステップS2で設定した洗濯時間が経過するまでドラム7内で洗濯水とともに洗濯物を撹拌して洗濯運転(洗い行程)を実行する。
制御部54は、洗濯運転を開始すると所定時間毎にモータ温度を複数回測定する初期温度測定を実行する(ステップS5)。例えば、初期温度測定において、制御部54は、洗濯運転を開始直後にモータ温度を測定し、その後、30秒間経過する毎にモータ温度を2回測定し、初期温度測定においてモータ温度を合計3回測定する。
制御部54が、モータ温度を測定する方法としては、例えば、αβ/dq変換部38より出力されるd軸電流値Idに基づいてモータ14のステータ15の巻線温度を測定したり、ステータ15の巻線などのモータ14の所定箇所に温度センサを設けてモータ14の温度を測定したり、制御装置30に設けられた電源モジュール50の温度を温度センサで測定し、その測定温度をモータ温度することができる。
そして、初期温度測定が終了すると、ステップS6へ進み、制御部54は、初期温度測定において測定したモータ温度に基づいて、洗濯運転中にモータ14が到達する到達温度を推定する。
到達温度の推定方法として、一例を挙げると、洗濯運転開始からの経過時間をX、測定されたモータ温度をTとした場合に、経過時間Xに対するモータ温度Tが下記式(1)の推定関数で表されると仮定し、ステップS5の初期温度測定において得られた経過時間Xとモータ温度Tのデータ列から多次元最小二乗法を用いて下記式(1)の係数(a、b)を求め、モータ温度Tを推定する推定関数を得る。
T=a・ln(X)+b 式(1)
そして、制御部54は、得られたモータ温度Tを推定する推定関数にステップS2で設定した洗濯時間を代入することで、推定関数に基づいて洗濯運転の実行中にモータ14が到達する到達温度Teを算出する(ステップS6)。
T=a・ln(X)+b 式(1)
そして、制御部54は、得られたモータ温度Tを推定する推定関数にステップS2で設定した洗濯時間を代入することで、推定関数に基づいて洗濯運転の実行中にモータ14が到達する到達温度Teを算出する(ステップS6)。
制御部54は、ステップS7において、ステップS6で算出した到達温度Teに基づいて洗濯運転における水流の設定を変更する。具体的には、本実施形態では、ステップS6で算出した到達温度Teが高くなるにつれて洗濯運転における水流の強度が弱くなるように制御部54が水流条件を設定する。
一例を挙げると、制御部54には、図4に示すような複数種類の水流条件が到達温度Teと対応付けて記憶されており、ステップS6で算出した到達温度Teに対応する水流条件を選択し、選択した条件に応じてモータ14の回転を制御することで、到達温度Teが高くなるにつれて段階的に強度が弱くなるように水流条件を設定する。
図4の場合、ステップS6で算出された到達温度Teが80℃未満であると、制御部54は、ドラム7を回転させるON時間を5秒間、ドラム7の回転方向を反転させる時にドラム7を一時停止させるOFF時間を0秒間に設定する。また、制御部54は、到達温度Teが80℃以上100℃未満であるとON時間及びOFF時間を5秒間及び1秒間に設定し、到達温度Teが100℃以上120℃未満であるとON時間及びOFF時間を5秒間及び3秒間に設定し、到達温度Teが120℃以上であるとON時間及びOFF時間を5秒間及び5秒間に設定する。なお、ドラム7の最大回転数は、いずれの到達温度Teにおいても50rpmに設定する。
なお、水流条件の変更は、上記のようにOFF時間を変化させる以外にも、例えば、最大回転数を小さくして水流の強度を弱めたり、ON時間を短くして水流の強度を弱めたり、これらを組み合わせて水流の強度を弱めるように変更してもよい。
ステップS8において、制御部54は、洗い行程をステップS2で設定した洗濯時間が経過した否か判断し、経過していれば洗濯運転を終了し、洗濯時間を経過していなければステップS9へ進む。
ステップS9において、制御部54は、モータ温度を前回測定してから所定時間(以下、測定時間ということもある)経過しているか否か判断し、測定時間経過しているとステップS10へ進んでモータ温度を測定する。なお、測定時間は、例えば、30秒間に設定することができる。
制御部54は、ステップS10においてモータ温度の測定が完了すると、ステップS11へ進み、洗濯運転を開始してから得た経過時間Xとモータ温度Tのデータ列にステップS11で得たデータを加えたデータ列から多次元最小二乗法を用いて上記式(1)の係数(a、b)を求め、モータ温度Tを推定する推定関数を更新する。そして、制御部54は、更新した関数に基づいてステップS2で設定した洗濯時間内に到達するモータ14の到達温度Teを再度算出し、到達温度Teを更新する(ステップS11)。
そして、制御部54は、到達温度Teを更新すると、ステップS7に戻って更新した到達温度Teに基づいて洗濯運転における水流の設定を変更する。
以下、制御部54は、ステップS2で設定した洗濯時間が経過するまで、測定時間が経過する毎に(ステップS9)、モータ温度を測定し(ステップS10)、測定する毎に得られたデータを洗濯運転の開始から取得した経過時間Xとモータ温度Tのデータ列に加え、加えたデータ列に基づいてモータ温度Tを推定する推定関数と到達温度Teを更新し(ステップS11)、更新した到達温度Teに基づいて水流の設定を変更する(ステップS7)ことを繰り返す。
そして、ステップS2で設定した洗濯時間が経過すると(ステップS8のYes)、制御部54は、洗濯運転を終了し、脱水運転へ移行する。
本実施形態の洗濯機では、時間をあけて複数回測定したモータ温度から到達温度Teを推定し、推定した到達温度Teに応じて水流を変更するようにモータ14の回転を制御するため、モータ温度の変化に応じた適切な回転制御が可能となり、モータ14の動作を過度に抑制して洗浄性能を必要以上に低下させることなく、モータ14の過剰な温度上昇を抑えモータ14の破損を防ぐことができる。
また、本実施形態では、制御部54が初期温度に基づいて推定した到達温度Teからモータ14の回転制御を変更した後も、測定時間が経過する毎にモータ温度を測定し、これまで測定したモータ温度とともに到達温度Teを再度算出してこれを更新するため、より一層、モータ温度の変化に応じた適切な回転制御が可能となる。
(変更例1)
上記した実施形態では、モータ温度を推定する推定関数として1種類の関数を用いたが複数種類の関数を用いて到達温度Teを推定してもよい。
例えば、初期温度測定において洗濯運転の開始直後に測定したモータ温度に応じて、複数種類の推定関数から1の関数を選択し、選択した推定関数を用いて到達温度Teを算出することができる。また、使用者が操作パネル3の操作ボタンから設定した洗濯コースによってモータ温度を推定する関数を変更して到達温度Teを算出してもよい。
上記した実施形態では、モータ温度を推定する推定関数として1種類の関数を用いたが複数種類の関数を用いて到達温度Teを推定してもよい。
例えば、初期温度測定において洗濯運転の開始直後に測定したモータ温度に応じて、複数種類の推定関数から1の関数を選択し、選択した推定関数を用いて到達温度Teを算出することができる。また、使用者が操作パネル3の操作ボタンから設定した洗濯コースによってモータ温度を推定する関数を変更して到達温度Teを算出してもよい。
洗濯運転の開始直後に測定したモータ温度によって関数を変更することで、連続して洗濯機を運転している場合など既にモータ温度が高いことがあるが、このような場合でも精度良くモータ温度を推定することができ、モータ温度の変化に応じた適切な回転制御が可能となる。
また、洗濯運転のコースによって、洗濯物が絡みやすく負荷が大きくなりモータ温度が上昇しやすいコースと、モータ14への負荷が少なくモータ温度が上昇しにくいコースがあっても、洗濯コースによって推定関数を変更することで、精度良くモータ温度を推定することができ、モータ温度の変化に応じた適切な回転制御が可能となる。
(変更例2)
上記した実施形態では、モータ温度測定部が測定したモータ温度の如何を問わず、制御部54は到達温度Teを算出したが、例えば、モータ温度測定部が測定したモータ温度が所定温度以上であると、制御部54は到達温度Teの算出や更新を行うことなくモータ14を停止させて洗濯運転を停止してもよい。このような場合、モータ14の回転を緊急停止させてモータ14の破損を防ぐことができる。
上記した実施形態では、モータ温度測定部が測定したモータ温度の如何を問わず、制御部54は到達温度Teを算出したが、例えば、モータ温度測定部が測定したモータ温度が所定温度以上であると、制御部54は到達温度Teの算出や更新を行うことなくモータ14を停止させて洗濯運転を停止してもよい。このような場合、モータ14の回転を緊急停止させてモータ14の破損を防ぐことができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…外箱、2…扉、5…水槽、7…ドラム、14…モータ、15…ステータ、16…軸受ハウジング、17…ロータ、30…制御装置、45…インバータ回路、50…電源モジュール、51…駆動回路、54…制御部
Claims (8)
- モータと、
前記モータの温度を測定するモータ温度測定部と、
前記モータを駆動制御することにより洗濯水とともに洗濯物を撹拌して洗濯運転を実行する制御部とを備えた洗濯機において、
前記制御部は、前記モータ温度測定部が時間をあけて複数回測定した前記モータの温度から洗濯運転の実行中に前記モータが到達する到達温度を推定する推定部と、前記推定部が推定した前記到達温度に応じて前記モータの回転により生成される水流を変更する水流設定部とを備える洗濯機。 - 前記モータ温度測定部は、前記モータの巻線温度から前記モータの温度を測定する請求項1に記載の洗濯機。
- 前記モータ温度測定部は、前記モータを流れる電流値に基づいて前記モータの温度を測定する請求項2に記載の洗濯機。
- 前記モータ温度測定部は、前記モータの電源モジュールの温度から前記モータの温度を測定する請求項1に記載の洗濯機。
- 前記推定部は、前記到達温度を推定した後に、前記モータ温度測定部が測定した前記モータの温度に基づいて前記到達温度を更新し、
前記水流設定部は、前記推定部が更新した前記到達温度に基づいて水流を変更する請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。 - 洗濯運転開始後、前記モータ温度測定部が最初に測定した前記モータの温度によって、前記推定部は前記到達温度の推定するための推定関数を変更する請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 実行する洗濯コースによって、前記推定部は前記到達温度の推定するための推定関数を変更する請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 前記モータ温度測定部が測定した前記モータの温度が所定温度以上であると、前記制御部は洗濯運転を停止する請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗濯機。
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- 2018-02-08 CN CN201810128222.XA patent/CN108396507B/zh active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020078419A (ja) * | 2018-11-12 | 2020-05-28 | 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. | 洗濯機 |
JP7285471B2 (ja) | 2018-11-12 | 2023-06-02 | 青島海爾洗衣机有限公司 | 洗濯機 |
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