JP2018126211A - 診断サーバー、診断システム、診断方法、診断プログラム、記録媒体、及び携帯型電子機器 - Google Patents

診断サーバー、診断システム、診断方法、診断プログラム、記録媒体、及び携帯型電子機器 Download PDF

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英治 宮坂
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Abstract

【課題】運動をするユーザーが自己の身体能力の優劣を簡単かつ適確に把握すること。【解決手段】診断サーバーは、慣性センサーを用いて取得された診断対象ユーザーの運動情報を取得する取得部と、取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出する算出部と、算出した前記体力年齢に係る診断結果を出力する出力部と、を含む。【選択図】図21

Description

本発明は、診断サーバー、診断システム、診断方法、診断プログラム、記録媒体、及び携帯型電子機器に関する。
特許文献1には、リスタブル機器を用いてユーザーの生体情報(脈拍数)を検出する技術が開示されており、特許文献2には、リスタブル機器を用いて取得したユーザーの活動データに基づいて、次の活動量(目標)を算出し、ユーザーに提案する技術が開示されている。
特開2014−150869号 特表2015−531268号
しかしながら、上記特許文献1、2の技術では、ユーザーに提示される情報が脈拍数の値や目標(活動量)という絶対的な値であるため、ユーザーは、自分の身体的能力の優劣を客観的に認識することができないという問題があった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、運動をするユーザーが自己の身体能力の優劣を簡単かつ適確に把握することができる診断サーバー、診断システム、診断方法、診断プログラム、記録媒体、及び携帯型電子機器を提供することを目的とする。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例の診断サーバーは、慣性センサーを用いて取得された診断対象ユーザーの運動情報を取得する取得部と、取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出する算出部と、算出した前記体力年齢に係る診断結果を出力する出力部と、を含む。
ここで、ユーザーの体力年齢は、年齢毎又は年齢毎の運動情報に係る診断基準に基づくので、あいまいさを含まず客観的であり、ユーザーの身体能力の優劣を直感的に表すことができる。また、ユーザーの体力年齢の算出に、予め用意された診断基準を用いれば、複雑な計算を要しないため、演算負荷も低減できる。従って、診断対象ユーザーは、体力年齢に係る診断結果を、自己の身体能力の優劣として、簡単かつ適確に把握することができる。例えば、ユーザーは、診断結果としての体力年齢が自己の実年齢よりも若ければ自己の身体能力が標準よりも優れ、逆に、体力年齢が自己の実年齢よりも高ければ自己の身体能力は標準以下であるという判断をすることができる。
[適用例2]
本適用例の診断サーバーにおいて、前記診断基準は、慣性センサーを用いて取得された複数のユーザーの運動情報と、当該複数のユーザーの年齢又は年齢層に係る情報と、に基づいて生成されてもよい。
従って、診断サーバーの運営者は、専門家の知見などを用いずとも簡単に診断基準を用意することができる。例えば、診断サーバーは、年齢毎又は年齢毎の運動情報に係る診断基準として、複数ユーザーの年齢毎又は年齢層毎の運動情報の統計データ(平均値)などを用いることもできる。
[適用例3]
本適用例の診断サーバーにおいて、前記取得部は、前記診断対象ユーザーの年齢又は年齢層に係る情報を取得し、前記体力年齢の算出後、前記診断基準は、前記診断対象ユーザーの前記運動情報と、前記診断対象ユーザーの前記年齢又は年齢層に係る情報と、に基づいて、更新されてもよい。
この場合、診断対象ユーザーが体力年齢の診断を受ける度に診断基準が更新され、体力年齢の診断精度が高まる。従って、診断サーバーの運営者は、専門家の知見などを用いずとも、ユーザー数を増大させるだけで簡単に診断精度の向上を図ることができる。しかも、ユーザー数の増大は、個々のユーザーの診断結果の向上という利点をもたらすので、ユーザー数が増大するほど新規ユーザー獲得の機会が更に増大するという相乗効果が期待できる。
[適用例4]
本適用例の診断サーバーにおいて、前記複数のユーザーの運動情報は、データベースに登録されてもよい。
この場合、複数のユーザーの運動情報の有効かつ効率的な利用を図ることができる。
[適用例5]
本適用例の診断サーバーにおいて、前記診断結果は、運動種目毎の体力年齢を含んでもよい。
従って、診断対象ユーザーは、自己の体力年齢を運動種目毎に把握することができる。
[適用例6]
本適用例の診断サーバーにおいて、前記診断結果は、同一運動種目の指標毎の体力年齢を含んでもよい。
従って、診断対象ユーザーは、自己の体力年齢を運動種目毎により詳細に把握することができる。
[適用例7]
本適用例の診断サーバーにおいて、前記指標毎の体力年齢は、レーダーチャートとして表現されてもよい。
従って、診断対象ユーザーは、運動種目毎の体力年齢のバランスを直感的に把握することができる。
[適用例8]
本適用例の診断サーバーにおいて、前記診断基準は、前記複数のユーザーの属性毎に生
成され、前記取得部は、前記診断対象ユーザーの端末から前記診断対象ユーザーの属性を取得し、前記算出部は、前記診断対象ユーザーの属性に係る前記診断基準に基づいて前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出してもよい。
ここで「ユーザーの属性」には、例えば、ユーザーの性別、ユーザーがアスリートであるか否か、ユーザーの運動する地域などが含まれる。従って、診断対象ユーザーは、自己の属性内での体力年齢を把握することができる。
[適用例9]
本適用例の診断サーバーにおいて、前記運動情報は、生体情報を含んでもよい。
従って、診断サーバーは、運動情報に生体情報が含まれない場合より診断精度を高めることができる。なお、生体情報には、例えば、血中酸素飽和度(SpO)、最大酸素摂取量(VOmax)、脈拍数(心拍数)などが含まれる。
[適用例10]
本適用例の診断サーバーにおいて、前記診断結果は、前記体力年齢と、前記診断対象ユーザーの実年齢と、の比較に基づいてなされるアドバイスを含んでもよい。
従って、診断サーバーは、診断対象ユーザーの実年齢より体力年齢が高い場合と、低い場合とで異なるアドバイスを診断結果に含めることができる。例えば、診断サーバーは、診断対象ユーザーの実年齢より体力年齢が高い場合には、体力向上に係るアドバイスを診断結果に含めてもよいし、診断対象ユーザーの実年齢より体力年齢が低い場合には、体力維持に係るアドバイスを診断結果に含めてもよい。
[適用例11]
本適用例の診断サーバーにおいて、前記慣性センサーは、手首装着型であってもよい。
従って、慣性センサーは、診断対象ユーザーの運動情報を手首という部位から正確に取得することができる。なぜなら、手首は身体の末端に近いため、手首の運動には診断対象ユーザーの身体の運動が強く表れるからである。
[適用例12]
本適用例の診断システムは、本適用例の何れかの診断サーバーと、前記慣性センサーと、を含む。
[適用例13]
本適用例の診断方法は、慣性センサーを用いて取得された診断対象ユーザーの運動情報を取得するステップと、取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出するステップと、算出した前記体力年齢に係る診断結果を出力するステップと、を含む。
ここで、ユーザーの体力年齢は、年齢毎又は年齢毎の運動情報に係る診断基準に基づくので、あいまいさを含まず客観的であり、ユーザーの身体能力の優劣を直感的に表すことができる。また、ユーザーの体力年齢の算出に、予め用意された診断基準を用いれば、複雑な計算を要しないため、演算負荷も低減できる。従って、診断対象ユーザーは、自己の身体能力の優劣を、体力年齢に係る診断結果として、簡単かつ適確に把握することができる。例えば、ユーザーは、診断結果としての体力年齢が自己の実年齢よりも若ければ自己の身体能力が標準よりも優れており、逆に、体力年齢が自己の実年齢よりも高ければ自己の身体能力は標準以下であるという判断をすることができる。
[適用例14]
本適用例の診断方法おいて、前記診断基準は、慣性センサーを用いて取得された複数のユーザーの運動情報と、当該複数のユーザーの年齢又は年齢層に係る情報と、に基づいて生成されてもよい。
従って、診断方法では、専門家の知見などを用いずとも簡単に診断基準を用意することができる。例えば、診断方法では、年齢毎又は年齢毎の運動情報に係る診断基準として、複数ユーザーの年齢毎又は年齢層毎の運動情報の統計データ(平均値)などを用いることもできる。
[適用例15]
本適用例の診断方法において、前記取得するステップは、当該診断対象ユーザーの年齢又は年齢層に係る情報を取得し、前記算出するステップの後、前記診断基準を、前記診断対象ユーザーの前記運動情報と、前記診断対象ユーザーの前記年齢又は年齢層に係る情報と、に基づいて、更新するステップを含んでもよい。
この場合、診断対象ユーザーが体力年齢の診断を受ける度に診断基準が更新され、体力年齢の診断精度が高まる。従って、診断方法では、専門家の知見などを用いずとも、ユーザー数を増大させるだけで簡単に診断精度の向上を図ることができる。しかも、ユーザー数の増大は、個々のユーザーの診断結果の向上という利点をもたらすので、ユーザー数が増大するほど新規ユーザー獲得の機会が更に増大するという相乗効果が期待できる。
[適用例16]
本適用例の診断方法において、前記複数のユーザーの運動情報は、データベースに登録されてもよい。
この場合、複数のユーザーの運動情報の有効かつ効率的な利用を図ることができる。
[適用例17]
本適用例の診断方法において、前記診断結果は、運動種目毎の体力年齢を含んでもよい。
従って、診断対象ユーザーは、自己の体力年齢を運動種目毎に把握することができる。
[適用例18]
本適用例の診断方法において、前記診断結果は、同一運動種目の指標毎の体力年齢を含んでもよい。
従って、診断対象ユーザーは、自己の体力年齢を運動種目毎により詳細に把握することができる。
[適用例19]
本適用例の診断方法において、前記指標毎の体力年齢は、レーダーチャートとして表現されてもよい。
従って、診断対象ユーザーは、運動種目毎の体力年齢のバランスを直感的に把握することができる。
[適用例20]
本適用例の診断方法において、前記診断基準は、前記複数のユーザーの属性毎に生成され、前記取得するステップは、前記診断対象ユーザーの端末から前記診断対象ユーザーの属性を取得し、前記算出するステップは、前記診断対象ユーザーの属性に係る前記診断基準に基づいて前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出してもよい。
ここで「ユーザーの属性」には、例えば、ユーザーの性別、ユーザーがアスリートであるか否か、ユーザーの運動する地域、などが含まれてもよい。従って、診断対象ユーザーは、自己の属性内での体力年齢を把握することができる。
[適用例21]
本適用例の診断方法において、前記運動情報は、生体情報を含んでもよい。
従って、診断方法は、運動情報に生体情報が含まれない場合より診断精度を高めることができる。なお、生体情報には、例えば、血中酸素飽和度(SpO)、最大酸素摂取量(VOmax)、脈拍数(心拍数)などが含まれる。
[適用例22]
本適用例の診断方法において、前記診断結果は、前記体力年齢と、前記診断対象ユーザーの実年齢と、の比較に基づいてなされるアドバイスを含でもよい。
従って、診断方法では、診断対象ユーザーの実年齢より体力年齢が高い場合と、低い場合とで異なるアドバイスを診断結果に含めることができる。例えば、診断方法では、診断対象ユーザーの実年齢より体力年齢が高い場合には、体力向上に係るアドバイスを診断結果に含めてもよいし、診断対象ユーザーの実年齢より体力年齢が低い場合には、体力維持に係るアドバイスを診断結果に含めてもよい。
[適用例23]
本適用例の診断方法において、前記慣性センサーは、手首装着型であってもよい。
従って、慣性センサーは、診断対象ユーザーの運動情報を手首という部位から正確に取得することができる。なぜなら、手首は身体の末端に近いため、手首の運動には診断対象ユーザーの身体の運動が強く表れるからである。
[適用例24]
本適用例の診断プログラムは、慣性センサーを用いて取得された診断対象ユーザーの運動情報を取得するステップと、取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出するステップと、算出した前記体力年齢に係る診断結果を出力するステップと、をコンピューターに実行させる。
ここで、ユーザーの体力年齢は、年齢毎又は年齢毎の運動情報に係る診断基準に基づくので、あいまいさを含まず客観的であり、ユーザーの身体能力の優劣を直感的に表すことができる。また、ユーザーの体力年齢の算出に、予め用意された診断基準を用いれば、複雑な計算を要しないため、演算負荷も低減できる。従って、診断対象ユーザーは、自己の身体能力の優劣を、体力年齢に係る診断結果として、簡単かつ適確に把握することができる。例えば、ユーザーは、診断結果としての体力年齢が自己の実年齢よりも若ければ自己の身体能力が標準よりも優れており、逆に、体力年齢が自己の実年齢よりも高ければ自己の身体能力は標準以下であるという判断をすることができる。
[適用例25]
本適用例のコンピューター読み取り可能な記録媒体は、慣性センサーを用いて取得された診断対象ユーザーの運動情報を取得するステップと、取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出するステップと、算出した前記体力年齢に係る診断結果を出力するステップと、をコンピューターに実行させる診断プログラムを記憶する。
ここで、ユーザーの体力年齢は、年齢毎又は年齢毎の運動情報に係る診断基準に基づくので、あいまいさを含まず客観的であり、ユーザーの身体能力の優劣を直感的に表すことができる。また、ユーザーの体力年齢の算出に、予め用意された診断基準を用いれば、複雑な計算を要しないため、演算負荷も低減できる。従って、診断対象ユーザーは、自己の身体能力の優劣を、体力年齢に係る診断結果として、簡単かつ適確に把握することができる。例えば、ユーザーは、診断結果としての体力年齢が自己の実年齢よりも若ければ自己の身体能力が標準よりも優れており、逆に、体力年齢が自己の実年齢よりも高ければ自己の身体能力は標準以下であるという判断をすることができる。
[適用例26]
本適用例の診断サーバーは、慣性センサーを用いて取得された診断対象ユーザーの運動情報を取得し、取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出し、算出した前記体力年齢に係る診断結果を出力する。
ここで、ユーザーの体力年齢は、年齢毎又は年齢毎の運動情報に係る診断基準に基づくので、あいまいさを含まず客観的であり、ユーザーの身体能力の優劣を直感的に表すことができる。また、ユーザーの体力年齢の算出に、予め用意された診断基準を用れば、複雑な計算を要しないため、演算負荷も低減できる。従って、診断対象ユーザーは、自己の身体能力の優劣を、体力年齢に係る診断結果として、簡単かつ適確に把握することができる。例えば、ユーザーは、診断結果としての体力年齢が自己の実年齢よりも若ければ自己の身体能力が標準よりも優れており、逆に、体力年齢が自己の実年齢よりも高ければ自己の身体能力は標準以下であるという判断をすることができる。
[適用例27]
本適用例の携帯型電子機器は、診断対象ユーザーに装着可能であり、慣性センサーを用いて前記診断対象ユーザーの運動情報を取得し、取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出し、算出した前記体力年齢に係る診断結果を表示する。
ここで、ユーザーの体力年齢は、年齢毎又は年齢毎の運動情報に係る診断基準に基づくので、あいまいさを含まず客観的であり、ユーザーの身体能力の優劣を直感的に表すことができる。また、ユーザーの体力年齢の算出に、予め用意された診断基準を用いれば、複雑な計算を要しないため、演算負荷も低減できる。従って、診断対象ユーザーは、自己の身体能力の優劣を、体力年齢に係る診断結果として、簡単かつ適確に把握することができる。例えば、ユーザーは、診断結果としての体力年齢が自己の実年齢よりも若ければ自己の身体能力が標準よりも優れており、逆に、体力年齢が自己の実年齢よりも高ければ自己の身体能力は標準以下であるという判断をすることができる。
[適用例28]
本適用例の携帯型電子機器において、前記診断結果は、運動種目毎の体力年齢を含んでもよい。
従って、診断対象ユーザーは、自己の体力年齢を運動種目毎に把握することができる。
[適用例29]
本適用例の携帯型電子機器において、前記診断結果は、同一運動種目の指標毎の体力年齢を含んでもよい。
従って、診断対象ユーザーは、自己の体力年齢を運動種目毎により詳細に把握することができる。
[適用例30]
本適用例の携帯型電子機器において、前記指標毎の体力年齢は、レーダーチャートとして表現されてもよい。
従って、診断対象ユーザーは、運動種目毎の体力年齢のバランスを直感的に把握することができる。
[適用例31]
本適用例の携帯型電子機器において、前記運動情報は、生体情報を含んでもよい。
従って、診断サーバーは、運動情報に生体情報が含まれない場合より診断精度を高めることができる。なお、生体情報には、例えば、血中酸素飽和度(SpO)、最大酸素摂取量(VOmax)、脈拍数(心拍数)などが含まれる。
[適用例32]
本適用例の携帯型電子機器において、前記診断結果は、前記体力年齢と、前記診断対象ユーザーの実年齢と、の比較に基づいてなされるアドバイスを含んでもよい。
従って、診断サーバーは、診断対象ユーザーの実年齢より体力年齢が高い場合と、低い場合とで異なるアドバイスを診断結果に含めることができる。例えば、診断サーバーは、診断対象ユーザーの実年齢より体力年齢が高い場合には、体力向上に係るアドバイスを診断結果に含めてもよいし、診断対象ユーザーの実年齢より体力年齢が低い場合には、体力維持に係るアドバイスを診断結果に含めてもよい。
実施形態におけるシステムの構成を説明するための図の一例である。 電子機器1の機能ブロック図の一例である。 情報端末2及びサーバー4の機能ブロック図の一例である。 記憶部44に格納される情報の一例である。 或るユーザーに係るユーザーデータを説明する図の一例である。 一般男性用ランニングテーブルを説明するための図の一例である。 一般男性用スイムテーブルを説明するための図の一例である。 一般男性用バイクテーブルを説明するための図の一例である。 一般男性用スキーテーブルを説明するための図の一例である。 一般男性用サッカーテーブルを説明するための図の一例である。 一般男性用ウォークテーブルを説明するための図の一例である。 男性のランニングに係る体力年齢診断結果の表示例である。 男性のスイムに係る体力年齢診断結果の表示例である。 男性のバイクに係る体力年齢診断結果の表示例である。 男性のウォークに係る体力年齢診断結果の表示例である。 情報端末2(スマートフォンなど)における体力年齢診断結果の表示例である。 電子機器1における体力年齢診断結果の表示例である。 電子機器1における体力年齢診断結果の別の表示例である。 男性のランニングに係る情報端末2(タブレットPCなど)の体力年齢診断結果の表示例である。 男性のバイクに係る情報端末2(タブレットPCなど)における体力年齢診断結果の表示例である。 診断処理のフローチャートの一例である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.サーバーシステム
1−1.サーバーシステムの構成
図1は、実施形態におけるシステムの構成を説明するための図の一例である。図1に示すとおり、システム(診断システムの一例)は、電子機器1と、情報端末2と、サーバー4とを備える。情報端末2、サーバー4の各々は、インターネットなどのネットワーク3に接続可能であって、情報端末2、サーバー4は、ネットワーク3を介して互いに通信可能である。また、電子機器1は、近距離無線通信などを介して情報端末2と互いに通信可能である。また、電子機器1は、ネットワーク3を介してサーバー4と直接的に通信可能であってもよい。
電子機器1は、例えば、ランニング(ジョギング)、スイミング、自転車(バイク)、スキー、サッカー、ウォーク、各種トレーニングなどのスポーツ(運動)のシーンにおいてユーザーの身体の一部へ装着可能な携帯情報機器(携帯型電子機器の一例)である。なお、「運動」には、ユーザーの移動を伴う運動、移動を伴わない運動の何れもが含まれるものとする。また、「移動」には、頂上を目指して整備されたルートを移動すること、頂上を目指して整備されていないルートを移動すること、岩登り、雪山登山、トレッキング、平坦なルートの移動(ハイキング)、起伏のある又は平坦なルートの移動、起伏のある又は平坦なルートのジョギング、ウォーク、自転車による移動、トレーニングなどが含まれる。ユーザーの身体に関する計測データを電子機器1が接触又は非接触で取得したり、必要なときに電子機器1をユーザーが目視したりできるよう、電子機器1の装着先は、例えば、ユーザーの肘から手に至る部位(前腕)である。図1に示す例では、電子機器1はリスト型(腕時計型)の電子機器として構成されており、電子機器1の装着先は手首である。
情報端末2は、電子機器1のユーザーが使用する情報端末であって、例えば、通話機能付きの携帯型PC(スマートフォン)、デスクトップ型のPC(パーソナルコンピューター)、又はタブレットPCなどで構成される。
サーバー4は、電子機器1のユーザーに向けて、電子機器1の利用に関連する情報を提供したり、電子機器1が取得した計測データをユーザーごとに管理したりするサーバーである。
1−2.電子機器の構成
図2は、電子機器1の機能ブロック図の一例である。
図2に示すとおり、電子機器1には、GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112、加速度センサー113、角速度センサー114、脈センサー115
、温度センサー116、処理部120、記憶部130、操作部150、計時部160、表示部170、音出力部180、通信部190などを含んで構成される。但し、電子機器1の構成は、これらの構成要素の一部を削除又は変更し、或いは他の構成要素(例えば、湿度センサー、紫外線センサーなど)を追加したものであってもよい。
GPSセンサー110は、電子機器1の位置などを示す測位データ(緯度、経度、高度、速度ベクトルなどのデータ)を生成して処理部120へ出力するセンサーであって、例えばGPS受信機(GPS:Global Positioning System)等を含んで構成される。GPSセンサー110は、外部から到来する所定周波数帯域の衛星信号を含む電磁波を不図示のGPSアンテナで受信し、GPS衛星からのGPS信号を抽出すると共に、当該GPS信号に基づき電子機器1の位置などを示す測位データを生成する。
地磁気センサー111は、電子機器1から見た地球の磁場の方向を示す地磁気ベクトルを検出するセンサーであって、例えば、互いに直交する3つの軸方向の磁束密度を示す地磁気データを生成する。地磁気センサー111には、例えば、MR(Magnet resistive)素子、MI(Magnet impedance)素子、ホール素子などが用いられる。
気圧センサー112は、周辺の気圧(大気圧)を検出するセンサーであって、例えば、振動片の共振周波数の変化を利用する方式(振動方式)の感圧素子を有している。この感圧素子は、例えば、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電材料で形成された圧電振動子であり、例えば、音叉型振動子、双音叉型振動子、AT振動子(厚みすべり振動子)、SAW共振子などが適用される。或いは、気圧センサー112は、例えば、半導体製造技術を用いて製造されたMEMS型気圧センサーであってもよい。具体的には、気圧センサー112は、受圧により撓み変形するダイヤフラム部と、ダイヤフラム部の撓みを検出する歪検出素子と、を備えている。ダイヤフラム部は、例えば、シリコンで構成されている。歪検出素子は、例えば、ピエゾ抵抗素子である。なお、気圧センサー112の出力は、測位データを補正するために使用されてもよい。
加速度センサー113は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の加速度を検出し、検出した3軸加速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(加速度データ)を出力する慣性センサーである。なお、加速度センサー113の出力は、GPSセンサー110の測位データに含まれる位置の情報を補正するために使用されてもよい。
角速度センサー114は、互いに交差する(理想的には直交する)3軸方向の各々の角速度を検出し、計測した3軸角速度の大きさ及び向きに応じたデジタル信号(角速度データ)を出力する慣性センサーである。なお、角速度センサー114の出力は、GPSセンサー110の測位データに含まれる位置の情報を補正するために使用されてもよい。
脈センサー115は、ユーザーの脈拍(心拍数)を示す信号を生成して処理部120へ出力するセンサーであって、例えば、適当な波長を有した計測光を皮下の血管に向けて照射するLED光源などの光源と、当該計測光に応じて血管で発生した光の強度変化を検出する受光素子とを有している。なお、脈センサー115には、単位時間当たりの心拍数(単に「心拍数」とも言う。)を算出する機能が搭載されていてもよい。また、単位時間当たりの心拍数を算出する機能は、処理部120に搭載されもよい。なお、脈拍は、心拍を心臓以外の部位(手首など)から間接的に計測したものであるが、脈拍は心拍と相関が高いため、本明細書では、「脈拍」を「心拍」と同様の意味で使用する。また、脈センサー115には、心筋の微弱電位を体表から検出する心電センサー(心電計)を用いることも可能である。
温度センサー116は、周辺の温度に応じた信号(例えば、温度に応じた電圧)を出力
する感温素子である。なお、温度センサー116は、温度に応じたデジタル信号を出力するものであってもよい。温度センサー116は、例えば、周辺の温度に応じた振動片の共振周波数の変化を利用する方式(振動方式)の感圧素子を有している。この感圧素子は、例えば、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電材料で形成された圧電振動子であり、例えば、音叉型振動子、双音叉型振動子、AT振動子(厚みすべり振動子)、SAW共振子などが適用される。或いは、温度センサー116は、熱電対やサーミスターにより温度を検出する感温素子により構成されていてもよい。
記憶部130は、例えば1又は複数のICメモリーなどにより構成され、プログラムなどのデータが記憶されるROMと、処理部120の作業領域となるRAMとを有する。なお、RAMには不揮発性のRAMも含まれる。
操作部150は、例えばボタン、キー、マイク、タッチパネル、音声認識機能(不図示のマイクロフォンを利用)、アクション検出機能(加速度センサー113などを利用)などで構成され、ユーザーからの指示を適当な信号に変換して処理部120へ送る処理を行う。
計時部160は、例えば、リアルタイムクロック(RTC:Real Time Clock)ICなどにより構成され、年、月、日、時、分、秒等の時刻データを生成して処理部120に送る。
表示部170は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、EPD(Electrophoretic Display)、タッチパネル型ディスプレイ等で構成され、処理部120からの指示に従って各種の画像を表示する。
音出力部180は、例えばスピーカー、ブザー、バイブレーターなどで構成され、処理部120からの指示に従って各種の音(又は振動)を発生させる。
通信部190は、電子機器1と情報端末2(スマートフォンなど)との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。通信部190は、例えば、Bluetooth(登録商標)(BTLE:Bluetooth Low Energyを含む)、Wi−Fi(登録商標)(Wi-Fi:Wireless Fidelity)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near field communication)、ANT+(登録商標)等の近距離無線通信規格に対応した送受信機を含んで構成される。
処理部120は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成される。処理部120は、記憶部130に格納されたプログラムと、操作部150を介してユーザーが入力した各種のコマンドとに従い各種の処理を行う。処理部120による処理には、GPSセンサー110、地磁気センサー111、気圧センサー112、加速度センサー113、角速度センサー114、脈センサー115、温度センサー116、計時部160などが生成するデータへのデータ処理、表示部170へ画像を表示させる表示処理、音出力部180に音を出力させる音出力処理などが含まれる。処理部120は、各種プログラムに従い、通信部190を介して情報端末2から制御コマンドを受信する処理や、通信部190を介して情報端末2から受信したデータに対する各種の計算処理を行う。また、処理部120は、各種プログラムに従い、記憶部130からデータを読み出して、通信部190を介して情報端末2に所定のフォーマットで送信する処理を行う。また、処理部120は、各種プログラムに従い、通信部190を介して、情報端末2に各種の情報を送信し、情報端末2から受信した情報に基づいて各種の画面を表示する処理等を行う。また、処理部120は、その他の各種の制御処理を行う。例えば、処理部120は、通信部190が受信した情報、記憶部130に格納された情報の少なくとも一部に基づき、表示部
170へ画像(画像、動画像、文字、記号等)を表示させる処理を実行する。なお、電子機器1に振動機構を設けておいて、当該振動機構により各種の情報を振動情報に変換してユーザーに通知してもよい。
1−3.情報端末の構成
図3の紙面に向って左側に示す図は、情報端末2の機能ブロック図の一例である。図3に示すとおり、情報端末2は、処理部21、通信部22、操作部23、記憶部24、表示部25、音出力部26、通信部27、及び撮像部28を含んで構成されている。ただし、情報端末2は、適宜、これらの構成要素の一部が削除又は変更され、あるいは、他の構成要素が付加された構成であってもよい。
通信部22は、電子機器1から所定のフォーマットで送信されたデータ(計測データ)等を受信し、処理部21に送る処理や、処理部21からの制御コマンドを電子機器1に送信する処理等を行う。
操作部23は、ユーザーの操作に応じたデータを取得し、処理部21に送る処理を行う。操作部23は、例えば、タッチパネル型ディスプレイ、ボタン、キー、マイクなどであってもよい。
記憶部24は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュROM、RAM(Random Access Memory)等の各種ICメモリー(IC: Integrated Circuit)やハードディスクやメモリーカードなどの記録媒体等により構成される。記憶部24は、処理部21が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムや、アプリケーション機能を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶している。また、記憶部24は、処理部21の作業領域として用いられ、操作部23が取得したデータ、処理部21が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。更に、記憶部24は、処理部21の処理により生成されたデータのうち、長期的な保存が必要なデータを記憶してもよい。
表示部25は、処理部21の処理結果を文字、グラフ、表、アニメーション、その他の画像として表示するものである。表示部25は、例えば、CRT(CRT: Cathode Ray Tube)、LCD(LCD: liquid crystal display)、EPD(Electrophoretic Display)、タッチパネル型ディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)などであってもよい。なお、1つのタッチパネル型ディスプレイで操作部23と表示部25の機能を実現するようにしてもよい。
音出力部26は、処理部21の処理結果を音声やブザー音等の音として出力するものである。音出力部26は、例えば、スピーカーやブザーなどであってもよい。
通信部27は、ネットワーク3を介してサーバー4の通信部42との間でデータ通信を行うものである。例えば、通信部27は、処理部21からデータを受け取って、サーバー4の通信部42に所定のフォーマットで送信する処理を行う。また、例えば、通信部27は、画面の表示に必要な情報をサーバー4の通信部から受信して処理部21に送る処理や、各種の情報を処理部21から受け取ってサーバー4の通信部に送信する処理を行う。
撮像部28は、レンズ、カラー撮像素子、焦点調節機構などを備えたカメラであって、レンズが形成する被写界の像を撮像素子により画像化する。撮像素子が取得した画像のデータ(画像データ)は、処理部21へ送られ、記憶部24へ保存されたり表示部25へ表示されたりする。
処理部21は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Proces
sor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等により構成される。処理部21は、記憶部24に格納されたプログラムと、操作部23を介してユーザーが入力した各種のコマンドとに従い各種の処理を行う。処理部21による処理には、情報端末2で生成されるデータに対するデータ処理、表示部25へ画像を表示させる表示処理、音出力部26に音を出力させる音出力処理、撮像部28が取得した画像への画像処理などが含まれる。なお、処理部21は、単一のプロセッサー(Processor)で構成されてもよいし、複数のプロセッサー(Processor)により構成されてもよい。処理部21は、各種プログラムに従い、通信部22を介して電子機器1に制御コマンドを送信する処理や、通信部22を介して電子機器1から受信したデータに対する各種の計算処理を行う。また、処理部21は、各種プログラムに従い、記憶部24からデータを読み出して、通信部27を介してサーバー4に所定のフォーマットで送信する処理を行う。また、処理部21は、各種プログラムに従い、通信部27を介して、サーバー4に各種の情報を送信し、サーバー4から受信した情報に基づいて各種の画面を表示する処理等を行う。また、処理部21は、その他の各種の制御処理を行う。例えば、処理部21は、通信部27が受信した情報、通信部22が受信した情報、記憶部24に格納された情報の少なくとも一部に基づき、表示部25へ画像(画像、動画像、文字、記号等)を表示させる処理を実行する。なお、情報端末2あるいは電子機器1に振動機構を設けておいて、当該振動機構により各種の情報を振動情報に変換してユーザーに通知してもよい。
1−4.サーバーの構成
図3の紙面に向って右下に示す図は、サーバー4の機能ブロック図の一例である。図3の紙面に向かって右下示すとおり、サーバー4は、処理部41、通信部42、記憶部44を含んで構成されている。ただし、サーバー4は、適宜、これらの構成要素の一部が削除又は変更され、あるいは、他の構成要素が付加された構成であってもよい。
記憶部44は、例えば、ROMやフラッシュROM、RAM等の各種ICメモリーやハードディスクやメモリーカードなどの記録媒体等により構成される。記憶部44は、処理部41が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラム(診断プログラムの一例)や、アプリケーション機能(診断方法の一例)を実現するための各種プログラムやデータ等を記憶している。記憶部44は、処理部41の作業領域として用いられ、処理部41が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。更に、記憶部44は、処理部41の処理により生成されたデータのうち、長期的な保存が必要なデータを記憶してもよい。なお、記憶部44に格納された各種の情報については後述する。
通信部42は、ネットワーク3を介して情報端末2の通信部27との間でデータ通信を行うものである。例えば、通信部42は、情報端末2の通信部27からデータを受け取って、処理部41に送る処理を行う。また、例えば、通信部42は、画面の表示に必要な情報を所定のフォーマットで情報端末2の通信部27に送信する処理や、情報を情報端末2の通信部27から受信して処理部41に送る処理を行う。
処理部41は、各種プログラムに従い、通信部42を介して情報端末2からデータを受信して、記憶部44に記憶させる処理を行う。また、処理部41は、各種プログラムに従い、通信部42を介して、情報端末2から各種の情報を受信し、各種の画面の表示に必要な情報を情報端末2に送信する処理等を行う。また、処理部41は、その他の各種の制御処理を行う。
1−5.システムの補足
ここで、図示省略したが、本実施形態のシステムには、複数のユーザーが個別に使用する複数の電子機器1が備えられる。また、本実施形態のシステムには、当該複数のユーザーが個別に使用する複数の情報端末2が備えられる。但し、1つの情報端末2が2以上の
ユーザーに共用されてもよい。
また、電子機器1のユーザーは、電子機器1の代わりに又は電子機器1と共に、センサーデバイスを用いてもよい。センサーデバイスの装着先は、トレーニングの目的などに応じてユーザーが適宜に選択することが可能であって、例えば、ユーザーの頭部、上腕部、前腕部、腰部、前腕部、胸部、腰部、大腿部、下腿部、足首の何れかである。センサーデバイスが身体の部位へ装着される際には、当該部位の形状やトレーニングウエアなどの形状に適した装着具(ベルト、クリップなど)が用いられてもよい。センサーデバイスには、GPSセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、加速度センサー、角速度センサー、脈センサー、温度センサー、処理部、記憶部、操作部、計時部、表示部、音出力部、通信部などを含んで構成される。
センサーデバイスに搭載されたGPSセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、加速度センサー、角速度センサー、脈センサー、温度センサー、処理部、記憶部、操作部、計時部、表示部、音出力部、通信部は、電子機器1に搭載されたGPSセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、加速度センサー、角速度センサー、脈センサー、温度センサー、処理、記憶部、操作部、計時部、表示部、音出力部、通信部の各々と同様の機能を有する。
センサーデバイスは、センサーデバイスの通信部及び電子機器1の通信部を介して電子機器1と通信することが可能であり、センサーデバイスのGPSセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、加速度センサー、角速度センサー、脈センサー、温度センサーが取得した計測データは、適当なタイミングで電子機器1へ読み込まれる。電子機器1へ読み込まれた計測データは、適当なタイミングでサーバー4へアップロードされる。
なお、センサーデバイスを電子機器1の代わりに使用する場合には、センサーデバイスは、センサーデバイスの通信部及び情報端末2の通信部を介して情報端末2と通信できるように構成されることが望ましい。
また、電子機器1の表示部又は情報端末2の表示部としては、頭部装着型の表示部170’を用いることもできる。この表示部170’は、ユーザーの眼前に情報を表示するいわゆるヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)である。
1−6.サーバー動作の概要
本実施形態のサーバー4(診断サーバーの一例)は、加速度センサー113、角速度センサー114などのセンサーを用いて取得された診断対象ユーザーのユーザーデータ(運動情報の一例。後述する図5)を、例えば、当該診断対象ユーザーの情報端末2(端末の一例)から取得する通信部42(取得部の一例)と、取得した診断対象ユーザーのユーザーデータ(運動情報の一例。後述する図5)と、年齢毎又は年齢層毎のユーザーデータに係るテーブル(診断基準の一例。後述する図6等)と、に基づいて、診断対象ユーザーの体力年齢を算出する処理部41(算出部の一例)と、算出した体力年齢に係る診断結果(後述する図12等)を情報端末2へ出力する通信部42(出力部の一例)とを含む。処理部41が算出するユーザーの体力年齢は、年齢毎又は年齢毎のユーザーデータに係る診断テーブル(後述する図6等)に基づくので、あいまいさを含まず客観的であり、ユーザーの身体能力の優劣を直感的に表すことができる。また、ユーザーの体力年齢の算出に、予め用意された診断テーブル(後述する図6等)を用いれば、複雑な計算を要しないため、演算負荷も低減できる。従って、診断対象ユーザーは、自己の身体能力の優劣を、体力年齢に係る診断結果として、簡単かつ適確に把握することができる。例えば、ユーザーは、診断結果としての体力年齢が自己の実年齢よりも若ければ自己の身体能力が標準よりも優れており、逆に、体力年齢が自己の実年齢よりも高ければ自己の身体能力は標準以下であ
るという判断をすることができる。
1−7.診断テーブルの概要
本実施形態のサーバー4において、診断テーブル(後述する図6等)は、加速度センサー113、角速度センサー114などのセンサーを用いて取得された複数のユーザーのユーザーデータ(後述する図5)と、当該複数のユーザーの年齢又は年齢層に係る情報と、に基づいて生成される。従って、サーバー4の運営者は、専門家の知見などを用いずとも簡単に診断テーブル(後述する図6等)を用意することができる。例えば、サーバー4は、年齢毎又は年齢層毎のユーザーデータに係る診断テーブルとして、複数ユーザーの年齢毎又は年齢層毎のユーザーデータの統計データ(平均値)などを用いることができる(詳細は後述)。
1−8.記憶部に格納されるデータ
図4は、サーバー4の記憶部44に格納されるデータの一例である。記憶部44には、診断テーブルなどの各データが格納される。以下、記憶部44に格納される各データを順に説明する。
(1)データベース44−1:
データベース44−1には、サーバー4に対してユーザー登録した複数のユーザーのユーザーデータが格納される。各ユーザーのユーザーデータは、当該ユーザーのユーザーIDによって管理される。ユーザーIDは、サーバー4が個々のユーザーに割り当てたIDである。また、ユーザーIDには、当該ユーザーの属性に係る情報、当該ユーザーの実年齢などが紐付けられている。ユーザーの属性に係る情報、実年齢の情報は、ユーザーがユーザー登録の際にサーバー4へ申告したものである。このうち、ユーザーの属性には、ユーザーの性別(男女の別)、ユーザーがアスリートであるか否か(アスリートと一般人の別)、ユーザーの運動する地域などが含まれる(以下、特に、性別、アスリートか否かを用いる場合を説明する。)。つまり、本実施形態のサーバー4において、複数のユーザーのユーザーデータは、データベース44−1に登録され、個々のユーザーのユーザーデータには、複数の指標が種目毎、日時毎に格納される(図5参照)。このように、複数のユーザーのユーザーデータをデータベース44−1へ登録して管理することで、複数のユーザーのユーザーデータの有効かつ効率的な利用を図ることができる。
(2)一般男性用ランニングテーブル44−11:
一般男性用ランニングテーブル44−11は、一般男性に属するユーザーのランニングに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般男性用ランニングテーブル44−11の詳細は、後述する。
(3)一般男性用スイムテーブル44−12:
一般男性用スイムテーブル44−12は、一般男性に属するユーザーのスイムに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般男性用スイムテーブル44−12の詳細は、後述する。
(4)一般男性用バイクテーブル44−13:
一般男性用バイクテーブル44−13は、一般男性に属するユーザーのバイクに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般男性用バイクテーブル44−13の詳細は、後述する。
(5)一般男性用スキーテーブル44−14:
一般男性用スキーテーブル44−14は、一般男性に属するユーザーのスキーに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般男性用スキーテーブル44
−14の詳細は、後述する。
(6)一般男性用サッカーテーブル44−15:
一般男性用サッカーテーブル44−15は、一般男性に属するユーザーのサッカーに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般男性用サッカーテーブル44−15の詳細は、後述する。
(7)一般男性用ウォークテーブル44−16:
一般男性用ウォークテーブル44−16は、一般男性に属するユーザーのウォークに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般男性用ウォークテーブル44−16の詳細は、後述する。
(8)一般女性用ランニングテーブル44−21:
一般女性用ランニングテーブル44−21は、一般女性に属するユーザーのランニングに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般女性用ランニングテーブル44−21の詳細は、後述する。
(9)一般女性用スイムテーブル44−22:
一般女性用スイムテーブル44−22は、一般女性に属するユーザーのスイムに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般女性用スイムテーブル44−22の詳細は、後述する。
(10)一般女性用バイクテーブル44−23:
一般女性用バイクテーブル44−23は、一般女性に属するユーザーのバイクに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般女性用バイクテーブル44−23の詳細は、後述する。
(11)一般女性用スキーテーブル44−24:
一般女性用スキーテーブル44−24は、一般女性に属するユーザーのスキーに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般女性用スキーテーブル44−24の詳細は、後述する。
(12)一般女性用サッカーテーブル44−25:
一般女性用サッカーテーブル44−25は、一般女性に属するユーザーのサッカーに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般女性用サッカーテーブル44−25の詳細は、後述する。
(13)一般女性用ウォークテーブル44−26:
一般女性用ウォークテーブル44−26は、一般女性に属するユーザーのウォークに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。一般女性用ウォークテーブル44−26の詳細は、後述する。
(14)男性アスリート用ランニングテーブル44−31:
男性アスリート用ランニングテーブル44−31は、男性アスリートに属するユーザーのランニングに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。男性アスリート用ランニングテーブル44−31の詳細は、後述する。
(15)男性アスリート用スイムテーブル44−32:
男性アスリート用スイムテーブル44−32は、男性アスリートに属するユーザーのスイムに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。男性アスリート用
スイムテーブル44−32の詳細は、後述する。
(16)男性アスリート用バイクテーブル44−33:
男性アスリート用バイクテーブル44−33は、男性アスリートに属するユーザーのバイクに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。男性アスリート用バイクテーブル44−33の詳細は、後述する。
(17)男性アスリート用スキーテーブル44−34:
男性アスリート用スキーテーブル44−34は、男性アスリートに属するユーザーのスキーに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。男性アスリート用スキーテーブル44−34の詳細は、後述する。
(18)男性アスリート用サッカーテーブル44−35:
男性アスリート用サッカーテーブル44−35は、男性アスリートに属するユーザーのサッカーに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。男性アスリート用サッカーテーブル44−35の詳細は、後述する。
(19)男性アスリート用ウォークテーブル44−36:
男性アスリート用ウォークテーブル44−36は、男性アスリートに属するユーザーのウォークに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。男性アスリート用ウォークテーブル44−36の詳細は、後述する。
(20)女性アスリート用ランニングテーブル44−41:
女性アスリート用ランニングテーブル44−41は、女性アスリートに属するユーザーのランニングに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。女性アスリート用ランニングテーブル44−41の詳細は、後述する。
(21)女性アスリート用スイムテーブル44−42:
女性アスリート用スイムテーブル44−42は、女性アスリートに属するユーザーのスイムに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。女性アスリート用スイムテーブル44−42の詳細は、後述する。
(22)女性アスリート用バイクテーブル44−43:
女性アスリート用バイクテーブル44−43は、女性アスリートに属するユーザーのバイクに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。女性アスリート用バイクテーブル44−43の詳細は、後述する。
(23)女性アスリート用スキーテーブル44−44:
女性アスリート用スキーテーブル44−44は、女性アスリートに属するユーザーのスキーに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。女性アスリート用スキーテーブル44−44の詳細は、後述する。
(24)女性アスリート用サッカーテーブル44−45:
女性アスリート用サッカーテーブル44−45は、女性アスリートに属するユーザーのサッカーに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。女性アスリート用サッカーテーブル44−45の詳細は、後述する。
(25)女性アスリート用ウォークテーブル44−46:
女性アスリート用ウォークテーブル44−46は、女性アスリートに属するユーザーのウォークに係る体力年齢を診断するために用いられる診断テーブルである。女性アスリー
ト用ウォークテーブル44−46の詳細は、後述する。
1−9.テータベースに登録されるユーザーデータ
図5は、或るユーザーに係るユーザーデータを説明する図の一例である。個々のユーザーのユーザーデータは、当該ユーザーの計測データ(各種センサーの出力)に基づき算出された各種の指標によって構成される。
図5に示すとおり、ユーザーデータにおいて、各種の指標は、運動の種目毎、かつ、運動日時毎に管理される。各種の指標には、例えば、ペース、スピード、ピッチ、ストローク数、ケイデンス、ストライド、ストローク距離、パワー、心拍数、最大酸素摂取量(VOmax)、消費カロリーなどが含まれる。但し、種目によってはこれらの指標のうち、不必要な指標もある。例えば、ケイデンスは、バイクに係る指標であって、ランニング、スイムなどの種目の指標ではない。これら各種の指標の算出は、電子機器1の側で行われてもよいし、サーバー4の側で行われてもよい。或いは、情報端末2の側で行われてもよい。これらの指標の算出には、公知の方法を採用することができる。
1−10.一般男性用ランニングテーブル
図6は、一般男性用ランニングテーブルを説明するための図の一例である。図6に示すとおり、一般男性用ランニングテーブル44−11は、ランニングに係る指標(例えば、ペース、ピッチ、ストライド、心拍数、最大酸素摂取量(VOmax)、消費カロリー)の各々の平均値を年齢毎に格納したものである。ここでいう年齢層は、例えば、29歳以下の層、30歳から39歳までの層、40歳から49歳までの層、50歳から59歳までの層、60歳から69歳の層、70歳以上の層の6つの層である。
ここで、一般男性用ランニングテーブル44−11は、データベース44−1に登録された、一般男性に属するユーザーのランニングに係る指標に基づき算出される。つまり、一般男性用ランニングテーブル44−11における指標の平均化対象(母集団)は、一般男性に属するユーザーのランニングに係る指標のみに制限される。また、一般男性用ランニングテーブル44−11は、一般男性に属するユーザーのランニングに係る指標がテータベース44−1へ登録されたタイミングなどの適当なタイミングで更新される。
1−11.一般男性用スイムテーブル
図7は、一般男性用スイムテーブルを説明するための図の一例である。図7に示すとおり、一般男性用スイムテーブル44−12は、スイムに係る指標(例えば、ペース、ストローク数、ストローク距離、心拍数、最大酸素摂取量(VOmax)、消費カロリー)の各々の平均値を年齢毎に格納したものである。ここでいう年齢層は、例えば、29歳以下の層、30歳から39歳までの層、40歳から49歳までの層、50歳から59歳までの層、60歳から69歳の層、70歳以上の層の6つの層である。
ここで、一般男性用スイムテーブル44−12は、データベース44−1に登録された、一般男性に属するユーザーのスイムに係る指標に基づき算出される。つまり、一般男性用スイムテーブル44−12における指標の平均化対象(母集団)は、一般男性に属するユーザーのスイムに係る指標のみに制限される。また、一般男性用スイムテーブル44−12は、一般男性に属するユーザーのスイムに係る指標がテータベース44−1へ登録されたタイミングなどの適当なタイミングで更新される。
1−12.一般男性用バイクテーブル
図8は、一般男性用バイクテーブルを説明するための図の一例である。図8に示すとおり、一般男性用バイクテーブル44−13は、バイクに係る指標(例えば、スピード、ケイデンス、パワー、心拍数、最大酸素摂取量(VOmax)、消費カロリー)の各々の
平均値を年齢毎に格納したものである。ここでいう年齢層は、例えば、29歳以下の層、30歳から39歳までの層、40歳から49歳までの層、50歳から59歳までの層、60歳から69歳の層、70歳以上の層の6つの層である。
ここで、一般男性用バイクテーブル44−13は、データベース44−1に登録された、一般男性に属するユーザーのバイクに係る指標に基づき算出される。つまり、一般男性用バイクテーブル44−13における指標の平均化対象(母集団)は、一般男性に属するユーザーのバイクに係る指標のみに制限される。また、一般男性用バイクテーブル44−13は、一般男性に属するユーザーのバイクに係る指標がテータベース44−1へ登録されたタイミングなどの適当なタイミングで更新される。
1−13.一般男性用スキーテーブル
図9は、一般男性用スキーテーブルを説明するための図の一例である。図9に示すとおり、一般男性用スキーテーブル44−14は、スキーに係る指標(例えば、スピード、心拍数、最大酸素摂取量(VOmax)、消費カロリー)の各々の平均値を年齢毎に格納したものである。ここでいう年齢層は、例えば、29歳以下の層、30歳から39歳までの層、40歳から49歳までの層、50歳から59歳までの層、60歳から69歳の層、70歳以上の層の6つの層である。
ここで、一般男性用スキーテーブル44−14は、データベース44−1に登録された、一般男性に属するユーザーのスキーに係る指標に基づき算出される。つまり、一般男性用スキーテーブル44−14における指標の平均化対象(母集団)は、一般男性に属するユーザーのスキーに係る指標のみに制限される。また、一般男性用スキーテーブル44−14は、一般男性に属するユーザーのスキーに係る指標がテータベース44−1へ登録されたタイミングなどの適当なタイミングで更新される。
1−14.一般男性用サッカーテーブル
図10は、一般男性用サッカーテーブルを説明するための図の一例である。図10に示すとおり、一般男性用サッカーテーブル44−15は、サッカーに係る指標(例えば、スピード、ピッチ、ストライド、パワー、心拍数、最大酸素摂取量(VOmax)、消費カロリー)の各々の平均値を年齢毎に格納したものである。ここでいう年齢層は、例えば、29歳以下の層、30歳から39歳までの層、40歳から49歳までの層、50歳から59歳までの層、60歳から69歳の層、70歳以上の層の6つの層である。
ここで、一般男性用サッカーテーブル44−15は、データベース44−1に登録された、一般男性に属するサッカーに係る指標に基づき算出される。つまり、一般男性用サッカーテーブル44−15における指標の平均化対象(母集団)は、一般男性に属するユーザーのサッカーに係る指標のみに制限される。また、一般男性用サッカーテーブル44−15は、一般男性に属するユーザーのサッカーに係る指標がテータベース44−1へ登録されたタイミングなどの適当なタイミングで更新される。
1−15.一般男性用ウォークテーブル
図11は、一般男性用ウォークテーブルを説明するための図の一例である。図11に示すとおり、一般男性用ウォークテーブル44−16は、ウォークに係る指標(例えば、ペース、ピッチ、ストライド、心拍数、最大酸素摂取量(VOmax)、消費カロリー)の各々の平均値を年齢毎に格納したものである。ここでいう年齢層は、例えば、29歳以下の層、30歳から39歳までの層、40歳から49歳までの層、50歳から59歳までの層、60歳から69歳の層、70歳以上の層の6つの層である。
ここで、一般男性用ウォークテーブル44−16は、データベース44−1に登録され
た、一般男性に属するウォークに係る指標に基づき算出される。つまり、一般男性用ウォークテーブル44−16における指標の平均化対象(母集団)は、一般男性に属するユーザーのウォークに係る指標のみに制限される。また、一般男性用ウォークテーブル44−16は、一般男性に属するユーザーのウォークに係る指標がテータベース44−1へ登録されたタイミングなどの適当なタイミングで更新される。
1−16.その他のテーブル
なお、図示省略したが、一般女性用ランニングテーブル44−21〜一般女性用ウォークテーブル44−26は、一般男性用ランニングテーブル44−11〜一般男性用ウォークテーブル44−16において、平均化の母集団を一般男性ではなく一般女性としたものである。
また、男性アスリート用ランニングテーブル44−31〜男性アスリート用ウォークテーブル44−36は、一般男性用ランニングテーブル44−11〜一般男性用ウォークテーブル44−16において、平均化の母集団を一般男性ではなく男性アスリートとしたものである。
また、女性アスリート用ランニングテーブル44−41〜女性アスリート用ウォークテーブル44−46は、一般男性用ランニングテーブル44−11〜一般男性用ウォークテーブル44−16において、平均化の母集団を一般男性ではなく女性アスリートとしたものである。
1−17.診断処理について
本実施形態のサーバー4の通信部42は、診断対象ユーザーの情報端末2からユーザーデータを受信する。このユーザーデータは、診断対象ユーザーの電子機器1で取得されたユーザーデータであって、電子機器1から情報端末2へ読み込まれたものである。
このユーザーデータには、原則として、診断対象ユーザーのユーザーIDと、ユーザーが行った運動の種目を示す情報と、当該運動中に電子機器1が生成した計測データに基づく指標と、ユーザーIDとが含まれる。計測データは、電子機器1に搭載された各種センサーが運動中に取得した時系列データである。
但し、受信したユーザーデータの中に、指標が含まれておらず、指標の元となる計測データ自体(生データ;raw data)が含まれている可能性もある。その場合、サーバー4の処理部41は、当該計測データ(生データ)に基づき、当該種目に関係する幾つかの指標を算出し、当該ユーザーデータに付加する。例えば、当該種目が「ランニング」であった場合、処理部41は、ランニングにおけるペース、ピッチ、ストライド、心拍数、最大酸素摂取量(VOmax)、消費カロリーなどを当該計測データに基づき算出する。
そして、処理部41は、ユーザーIDに基づき診断対象ユーザーの属性を特定すると、図4に示す各種の診断テーブルのうち、診断対象ユーザーの属性と診断対象ユーザーが行った運動の種目とに対応した診断テーブルを読み出す。例えば、診断対象ユーザーの属性が「一般男性」であり、診断対象ユーザーの行った運動の種目が「ランニング」である場合、処理部41は、一般男性用ランニングテーブル44−11を読み出し、読み出した診断テーブル(ここでは男性用ランニングテーブル44−11)における指標毎の平均値を参照する。ここで参照する平均値は、年齢層毎のペース平均値、年齢層毎のピッチ平均値、年齢層毎のストライド平均値、年齢層毎の心拍数平均値、年齢層毎の最大酸素摂取量(VOmax)平均値、年齢層毎の消費カロリー平均値である。
そして、処理部41は、診断対象ユーザーのペースと年齢層毎のペース平均値とに基づ
き診断対象ユーザーのペースに係る体力年齢を算出する。例えば、処理部41は、ユーザーのペースに最も近い平均値を特定し、診断対象ユーザーのペースからペース平均値までのずれに応じた値を、ペース平均値に加算することで、診断対象ユーザーのペースに係る体力年齢を算出する。
また、処理部41は、診断対象ユーザーのピッチと年齢層毎のピッチ平均値とに基づき診断対象ユーザーのピッチに係る体力年齢を算出する。例えば、処理部41は、ユーザーのピッチに最も近い平均値を特定し、診断対象ユーザーのピッチからピッチ平均値までのずれに応じた値を、ピッチ平均値に加算することで、診断対象ユーザーのピッチに係る体力年齢を算出する。
また、処理部41は、診断対象ユーザーのストライドと年齢層毎のストライド平均値とに基づき診断対象ユーザーのストライドに係る体力年齢を算出する。例えば、処理部41は、ユーザーのストライドに最も近い平均値を特定し、診断対象ユーザーのストライドからストライド平均値までのずれに応じた値を、当該平均値に加算することで、診断対象ユーザーのストライドに係る体力年齢を算出する。
また、処理部41は、診断対象ユーザーの心拍数と年齢層毎の心拍数平均値とに基づき診断対象ユーザーの心拍数に係る体力年齢を算出する。例えば、処理部41は、ユーザーの心拍数に最も近い平均値を特定し、診断対象ユーザーの心拍数から心拍数平均値までのずれに応じた値を、心拍数平均値に加算することで、診断対象ユーザーの心拍数に係る体力年齢を算出する。
また、処理部41は、診断対象ユーザーの最大酸素摂取量(VOmax)と年齢層毎の最大酸素摂取量(VOmax)平均値とに基づき診断対象ユーザーの最大酸素摂取量(VOmax)に係る体力年齢を算出する。例えば、処理部41は、ユーザーのVOmaxに最も近い平均値を特定し、診断対象ユーザーの最大酸素摂取量(VOmax)から最大酸素摂取量(VOmax)平均値までのずれに応じた値を、最大酸素摂取量(VOmax)平均値に加算することで、診断対象ユーザーの最大酸素摂取量(VO2MAX)に係る体力年齢を算出する。
また、処理部41は、診断対象ユーザーの消費カロリーと年齢層毎の消費カロリー平均値とに基づき診断対象ユーザーの消費カロリーに係る体力年齢を算出する。例えば、処理部41は、ユーザーの消費カロリーに最も近い平均値を特定し、診断対象ユーザーの消費カロリーから消費カロリー平均値までのずれに応じた値を、当該平均値に加算することで、診断対象ユーザーの消費カロリーに係る体力年齢を算出する。
1−18.テーブル更新について
本実施形態のサーバー4において、通信部42は、前述したとおり診断対象ユーザーの実年齢(年齢又は年齢層に係る情報の一例)を予め取得している。つまり、サーバー4は、ユーザーIDに実年齢の情報を紐付けて管理している。そこで、サーバー4の処理部41は、診断処理後(体力年齢の算出後)、診断テーブル(ここでは男性用ランニングテーブル44−11)を、診断対象ユーザーのユーザーデータと、診断対象ユーザーの実年齢と、に基づいて、更新する。
例えば、処理部41は、診断対象ユーザーに係る診断処理の後、当該診断対象ユーザーのユーザーデータ(このユーザーデータには診断処理で取得した診断結果が含まれていてもよい。)をデータベース44−1へ登録すると、登録済みのデータベース44−1に基づき、診断対象ユーザーの属性及び種目に該当する診断テーブル(ここでは男性用ランニングテーブル44−11)を更新する。具体的には、処理部41は、診断対象ユーザーか
ら受信したユーザーデータに関係する指標の平均値を改めて算出し、当該診断テーブル(ここでは男性用ランニングテーブル44−11)の該当箇所へ書き込む。なお、「ユーザーデータに関係する指標の平均値」とは、「診断対象ユーザーが行った種目と、診断対象ユーザーの実年齢の属する年齢層とに関係する指標の平均値」のことである。
この場合、診断対象ユーザーが体力年齢の診断を受ける度に該当する診断テーブルの該当箇所が更新され、体力年齢の診断精度が高まる。従って、サーバー4の運営者は、専門家の知見などを用いずとも、ユーザー数を増大させるだけで簡単に診断精度の向上を図ることができる。しかも、ユーザー数の増大は、個々のユーザーの診断結果の向上という利点をもたらすので、ユーザー数が増大するほど新規ユーザー獲得の機会が更に増大するという相乗効果が期待できる。
1−19.種目別診断
本実施形態のサーバー4が出力する診断結果は、運動種目毎の体力年齢を含む(図12〜図15)。従って、診断対象ユーザーは、自己の体力年齢を運動種目毎に把握することができる。以下、診断対象ユーザーが「実年齢が40歳である一般男性」である場合の診断結果画面について幾つか説明する。
1−20.PC等におけるランニングの診断結果画面
図12は、一般男性のランニングに係る体力年齢診断結果の表示例である。図12の例では、診断結果の信頼性グラフと共に診断結果が表示されている。この診断結果は、診断対象ユーザーのランニングに係る指標毎の体力年齢を平均化(指標間平均)したものである。図12の横軸は年齢であり、図12の縦軸はユーザーの母集団の数であり、図12において点線で示すグラフは、年齢毎の母集団の数を表している。このグラフが診断結果の年齢毎の信頼性を表す。図12の例では、60歳台の母集団数が大きく80歳台の母集団数が小さいため、体力年齢が60歳台であった場合に診断結果の信頼性が高く、体力年齢が80歳台だった場合に診断結果の信頼性が低いと判断することが可能である。また、図12では、診断対象ユーザーの体力年齢がグラフの横軸上の位置として矢印マークで表示されており、診断対象ユーザーの体力年齢がテキストイメージ「37歳」としても表示されている。また、図12に示す診断結果画面には、診断対象となった運動の種目が「ランニング」である旨がテキストイメージ及びアイコンとして表示されている。なお、図12の表示画面の表示先は、例えば、診断対象ユーザーが使用する情報端末2の表示部25である。
1−21.PC等におけるスイムの診断結果画面
図13は、一般男性のスイムに係る体力年齢診断結果の表示例である。図13の例では、診断結果の信頼性グラフと共に診断結果が表示されている。この診断結果は、診断対象ユーザーのスイムに係る指標毎の体力年齢を平均化(指標間平均)したものである。図13の横軸は年齢であり、図13の縦軸はユーザーの母集団の数であり、図13において点線で示すグラフは、年齢毎の母集団の数を表している。このグラフが診断結果の年齢毎の信頼性を表す。図13の例では、50歳台の母集団数が大きく80歳台の母集団数が小さいため、体力年齢が50歳台であった場合に診断結果の信頼性が高く、体力年齢が80歳台だった場合に診断結果の信頼性が低いと判断することが可能である。また、図13では、診断対象ユーザーの体力年齢がグラフの横軸上の位置として矢印マークで表示されており、診断対象ユーザーの体力年齢がテキストイメージ「45歳」としても表示されている。また、図13に示す診断結果画面には、診断対象となった運動の種目が「スイム」である旨がテキストイメージ及びアイコンとして表示されている。なお、図13の表示画面の表示先は、例えば、診断対象ユーザーが使用する情報端末2の表示部25である。
1−22.PC等におけるバイクの診断結果画面
図14は、一般男性のバイクに係る体力年齢診断結果の表示例である。図14の例では、診断結果の信頼性グラフと共に診断結果が表示されている。この診断結果は、診断対象ユーザーのバイクに係る指標毎の体力年齢を平均化(指標間平均)したものである。図14の横軸は年齢であり、図14の縦軸はユーザーの母集団の数であり、図14において点線で示すグラフは、年齢毎の母集団の数を表している。このグラフが診断結果の年齢毎の信頼性を表す。図14の例では、約55歳の母集団数が大きく60歳以上の母集団数が小さいため、体力年齢が約55歳であった場合に診断結果の信頼性が高く、体力年齢が60歳以上だった場合に診断結果の信頼性が低いと判断することが可能である。また、図14では、診断対象ユーザーの体力年齢がグラフの横軸上の位置として矢印マークで表示されており、診断対象ユーザーの体力年齢がテキストイメージ「36歳」としても表示されている。また、図14に示す診断結果画面には、診断対象となった運動の種目が「バイク」である旨がテキストイメージ及びアイコンとして表示されている。なお、図14の表示画面の表示先は、例えば、診断対象ユーザーが使用する情報端末2の表示部25である。
1−23.PC等におけるウォークの診断結果画面
図15は、一般男性のウォークに係る体力年齢診断結果の表示例である。図15の例では、診断結果の信頼性グラフと共に診断結果が表示されている。この診断結果は、診断対象ユーザーのウォークに係る指標毎の体力年齢を平均化(指標間平均)したものである。図15の横軸は年齢であり、図15の縦軸はユーザーの母集団の数であり、図15において点線で示すグラフは、年齢毎の母集団の数を表している。このグラフが診断結果の年齢毎の信頼性を表す。図15の例では、約60歳の母集団数が大きく75歳以上の母集団数が小さいため、体力年齢が約60歳であった場合に診断結果の信頼性が高く、体力年齢が75歳以上だった場合に診断結果の信頼性が低いと判断することが可能である。また、図15では、診断対象ユーザーの体力年齢がグラフの横軸上の位置として矢印マークで表示されており、診断対象ユーザーの体力年齢がテキストイメージ「46歳」としても表示されている。また、図15に示す診断結果画面には、診断対象となった運動の種目が「ウォーク」である旨がテキストイメージ及びアイコンとして表示されている。なお、図15の表示画面の表示先は、例えば、診断対象ユーザーが使用する情報端末2の表示部25である。
1−24.PC等におけるその他の診断結果画面
なお、図12〜図15では、種目毎の診断結果を互いに異なる画面に表示させる例を示したが、2以上の種目の診断結果を同一の画面に表示させることも可能である。
1−25.スマートフォン等における診断結果画面
図16は、情報端末2(スマートフォンなど)における体力年齢診断結果の表示例である。図16の例では、複数の種目に係る総合診断結果が表示されている。総合診断結果は、診断対象ユーザーの種目毎の体力年齢を平均化(種目間平均)したものである。図16の上段には、診断対象ユーザーの顔写真などが表示され、図16の中段には、診断対象ユーザーの総合診断結果がテキストイメージ「43歳」として表示されている。図16の下段には、診断対象ユーザーの種目毎の診断結果を示すテキストイメージ「ランニング:37歳」、「スイム:45歳」、「バイク:36歳」、「ウォーク:46歳」と、総合診断結果を示すテキストイメージ「総合:43歳」とが表示されている。
1−26.リスト機器等における診断結果画面
図17は、電子機器1における体力年齢診断結果の表示例である。図17の例では、電子機器1の表示部170の表示画面が円形である場合を想定している。図17の例では、診断対象ユーザーの種目毎の診断結果を示すテキストイメージ「ランニング:37歳」、「バイク:36歳」、「スイム:45歳」、「ウォーク:46歳」が表示されている。また、図17の例では、ランニングに対応するアイコンと、バイクに対応するアイコンと、
スイムに対応するアイコンと、ウォークに対応するアイコンとが表示されている。なお、アイコンを表示する場合は、テキストイメージを省略することも可能である。
1−27.リスト機器等における診断結果画面
図18は、電子機器1における体力年齢診断結果の別の表示例である。図18の例では、電子機器1の表示部170の表示画面が円形である場合を想定している。図18の例では、種目を示すテキストイメージの代わりに、種目を示すアイコンが表示されている。このようにアイコンを用いれば、表示画面をシンプルにすることができる。
1−28.PC等における指標別の診断結果画面
本実施形態のサーバー4が出力する診断結果は、同一運動種目の指標毎の体力年齢を含んでもよい。この場合、診断対象ユーザーは、自己の体力年齢を運動種目毎に把握することができる。更に、本実施形態のサーバー4が出力する指標毎の体力年齢は、レーダーチャートとして表現されてもよい。この場合、診断対象ユーザーは、運動種目毎の体力年齢のバランスを直感的に把握することができる。
図19は、或る男性の情報端末2(タブレットPCなど)に表示されるランニングに係る体力年齢診断結果の例である。図19の例では、ランニングに係る体力年齢が指標毎に表示されている。図19の例において表示された複数の体力年齢は、ペース、ピッチ、心拍数、最大酸素摂取量(VOmax)、消費カロリー、ストライドの各指標に係る体力年齢である。図19の向かって左下に示すとおり、指標毎の体力年齢は、レーダーチャートとして表示されている。このレーダーチャートは、指標毎の体力年齢を放射状に配置された複数の軸によりグラフ表示したものである。レーダーチャートに表示された多角形は、指標毎の体力年齢のバランスを表している。診断対象ユーザーは、多角形の形状が均一であるほど指標毎の体力年齢のバランスが良いと判断することができ、多角形のサイズが大きいほどランニングの体力年齢が若いと判断することができる。
図20は、或る男性の情報端末2(タブレットPCなど)に表示されるバイクに係る体力年齢診断結果の例である。図20の例では、バイクに係る体力年齢が指標毎に表示されている。図20の例において表示された複数の体力年齢は、スピード、ケイデンス、心拍数、消費カロリー、パワーの各指標に係る体力年齢である。また、図20の向かって左下に示すとおり、指標毎の体力年齢は、レーダーチャートとして表示されている。このレーダーチャートは、指標毎の体力年齢を放射状に配置された複数の軸によりグラフ表示したものである。レーダーチャートに表示された多角形は、指標毎の体力年齢のバランスを表している。診断対象ユーザーは、多角形の形状が均一であるほど指標毎の体力年齢のバランスが良いと判断することができ、多角形のサイズが大きいほどバイクの体力年齢が若いと判断することができる。
1−29.PC等における年齢比較及びアドバイス
本実施形態のサーバー4において、診断結果は、診断対象ユーザーの体力年齢と、診断対象ユーザーの実年齢と、の比較に基づいてなされるアドバイスを含んでもよい。この場合、サーバー4は、診断対象ユーザーの実年齢より診断対象ユーザーの体力年齢が高い場合と、低い場合とで異なるアドバイスを診断結果に含めることができる。例えば、サーバー4は、診断対象ユーザーの実年齢より体力年齢が高い場合には、体力向上に係るアドバイスを診断結果に含めてもよいし、診断対象ユーザーの実年齢より体力年齢が低い場合には、体力維持に係るアドバイスを診断結果に含めてもよい。
図19の例では、向かって左上部に、総合診断結果としての体力年齢を示すテキストイメージ「37歳」と、実年齢を示すテキストイメージ「40歳」とが並べて表示されている。従って、診断対象ユーザーは、並べて表示された体力年齢が実年齢より下回っている
場合に同世代の平均よりも自己の体力が優れており、並べて表示された体力年齢が実年齢より上回っている場合に、同世代の平均よりも自己の体力が劣っている、という判断をすることができる。なお、図示省略したが、図19の向かって左下に示すレーダーチャートには、診断対象ユーザーの実年齢に相当する正多角形が目安として表示されてもよい。この場合、診断対象ユーザーは、自己の指標毎の体力年齢を自己の実年齢と簡単に比較することができる。
更に、図19の向かって右上部には、診断対象ユーザーの体力年齢と実年齢との差に応じて生成されたアドバイス「あなたの体力年齢は、実年齢よりも3歳若いです。アクティビティー量はおおむね足りています。」が表示されている。例えば、サーバー4の記憶部44には、予め体力年齢と実年齢との差が第1の範囲に属する場合の第1アドバイスと、当該差が第2の範囲に属する場合の第2アドバイスと、当該差が第3の範囲に属する場合の第3アドバイスとが格納されており、処理部41は、診断対象ユーザーの体力年齢を算出した際に、当該体力年齢と実年齢との差に応じて記憶部44を参照し、該当するアドバイスを読み出して総合診断結果へ表示させる。
また、図19の向かって右下部には、診断対象ユーザーに対する指標毎のアドバイス「ペースの体力年齢は、実年齢とほぼ同じです。」、「ピッチの体力年齢は、実年齢よりも若いです。」、「心拍の体力年齢は、実年齢よりも若いです。」、「VOmaxの体力年齢は、ほぼ実年齢どおりです。」、「消費カロリーの体力年齢は、実年齢を上回っています。代謝を見直しましょう。」、「ストライドの体力年齢は、実年齢を上回っています。見直しましょう。」が表示されている。例えば、サーバー4の記憶部44には、複数通りのアドバイス(第1のアドバイス、第2のアドバイス、第3のアドバイス)が指標毎に格納されており、処理部41は、診断対象ユーザーに係る或る指標の体力年齢を算出した際に、当該体力年齢と実年齢との差に応じて記憶部44を参照し、該当するアドバイスを読み出して総合診断結果へ表示させる。そして、以上の表示する処理は、指標毎に実行される。なお、記憶部44には、第1のアドバイス、第2のアドバイス、第3のアドバイスが種目毎に格納され、処理部41は、該当する種目(ここではランニング)のアドバイスを適宜に読み出すものとする。
図20の例では、向かって左上部に、総合診断結果としての体力年齢を示すテキストイメージ「36歳」と、実年齢を示すテキストイメージ「40歳」とが並べて表示されている。従って、診断対象ユーザーは、並べて表示された体力年齢が実年齢より下回っている場合に同世代の平均よりも自己の体力が優れており、並べて表示された体力年齢が実年齢より上回っている場合に、同世代の平均よりも自己の体力が劣っている、という判断をすることができる。なお、図示省略したが、図20の向かって左下に示すレーダーチャートには、診断対象ユーザーの実年齢に相当する正多角形が目安として表示されてもよい。この場合、診断対象ユーザーは、自己の指標毎の体力年齢を自己の実年齢と簡単に比較することができる。
更に、図20の向かって右上部には、診断対象ユーザーの体力年齢と実年齢との差に応じて生成されたアドバイス「あなたの体力年齢は、実年齢よりも4歳若いです。アクティビティー量はおおむね足りています。」が表示されている。例えば、サーバー4の記憶部44には、予め体力年齢と実年齢との差が第1の範囲に属する場合の第1アドバイスと、当該差が第2の範囲に属する場合の第2アドバイスと、当該差が第3の範囲に属する場合の第3アドバイスとが格納されており、処理部41は、診断対象ユーザーの体力年齢を算出した際に、当該体力年齢と実年齢との差に応じて記憶部44を参照し、該当するアドバイスを読み出して総合診断結果へ表示させる。
また、図20の向かって右下部には、診断対象ユーザーに対する指標毎のアドバイス「
スピードの体力年齢は、実年齢より若いです。」、「ケイデンスの体力年齢は、実年齢よりも若いです。」、「心拍の体力年齢は、実年齢とほぼ同じです。」、「消費カロリーの体力年齢は、実年齢よりも若いです。」、「パワーの体力年齢は、実年齢を若干上回っています。見直しましょう。」が表示されている。例えば、サーバー4の記憶部44には、複数通りのアドバイス(第1のアドバイス、第2のアドバイス、第3のアドバイス)が指標毎に格納されており、処理部41は、診断対象ユーザーに係る或る指標の体力年齢を算出した際に、当該体力年齢と実年齢との差に応じて記憶部44を参照し、該当するアドバイスを読み出して総合診断結果へ表示させる。そして、以上の表示する処理は、指標毎に実行される。なお、記憶部44には、第1のアドバイス、第2のアドバイス、第3のアドバイスが種目毎に格納され、処理部41は、該当する種目(ここではバイク)のアドバイスを適宜に読み出すものとする。
1−30.属性別診断による利点
以上説明したとおり、本実施形態のサーバー4において、記憶部44に格納された診断テーブル(図4の符号44−11,…44−46)は、複数のユーザーの属性毎に生成される。また、通信部42は、診断対象ユーザーの情報端末2から診断対象ユーザーの属性を取得する。また、処理部41は、複数の診断テーブル(図4の符号44−11,…44−46)のうち、診断対象ユーザーの属性に係る診断テーブル(図4参照)に基づいて診断対象ユーザーの体力年齢を算出する。従って、診断対象ユーザーは、自己の属性内での体力年齢を把握することができる。
1−31.生体情報利用による利点
また、以上説明したとおり、本実施形態のサーバー4において、データベース44−1に登録されたユーザーデータは、計測データのうち生体に係る指標(血中酸素飽和度(SpO)、最大酸素摂取量(VOmax)、脈拍数(心拍数)などである。生体情報の一例。)を含んでいる。従って、サーバー4は、当該指標が含まれない場合より診断精度を高めることができる。
1−32.リスト型の利点
また、以上説明したとおり、本実施形態のシステムにおいて、加速度センサー113、角速度センサー114などのセンサーは、リスト型の電子機器1に搭載されている(つまりこれらのセンサーは、手首装着型である。)。従って、加速度センサー113、角速度センサー114などのセンサーは、診断対象ユーザーのユーザーデータを、手首という部位から正確に取得することができる。なぜなら、手首は身体の末端に近いため、手首の運動には診断対象ユーザーの身体の運動が強く表れるからである。
しかも、本実施形態のシステムにおいて、電子機器1がサーバー4と直接的又は間接的に通信できる場合には、例えば図17、図18に示すとおりに診断結果を手首装着型の電子機器1の表示部170へ表示させることもできる。よって、診断対象ユーザーは、運動中又は運動の合間などに気軽に診断結果を確認することができる。
1−33.診断処理のフロー
図21は、サーバー4の処理部41が実行する診断処理のフローチャートの一例である。ここでは、診断対象ユーザーが運動中に電子機器1で取得した計測データを情報端末2へ読み込ませ、情報端末2が当該計測データに基づき指標の算出処理を実行し、指標を含むユーザーデータをサーバー4へアップロードする場合を説明する。また、サーバー4は、アップロードのタイミングで診断処理を実行し、その診断結果を情報端末2へ通知するものとする。
サーバー4の処理部41は、通信部42が情報端末2を介して間接的に又は直接的に情
報端末2からユーザーデータを受信したか否かを判定し(S21)、受信しない場合(S21N)には待機し、受信した場合(S21Y)に次の処理(S22)へ移行する。
次に、サーバー4の処理部41は、診断対象ユーザーが行った運動の種目及びユーザーの属性を特定する(S22)。種目及び属性を特定する方法については前述したとおりである。
次に、サーバー4の処理部41は、診断対象ユーザーが行った運動の種目に係る指標を必要に応じて算出する(S23)。前述したとおり、ユーザーデータに必要な指標が含まれていた場合には、算出の処理は省略される。
次に、サーバー4の処理部41は、診断対象ユーザーの属性及び種目に対応する診断用テーブルを記憶部44から読み出す(S24)。
次に、処理部41は、読み出した診断用テーブルに基づき診断対象ユーザーの指標毎の体力年齢を算出する(S25)。体力年齢の算出方法は前述したとおりである。
次に、サーバー4の処理部41は、診断対象ユーザーの体力年齢を含む診断結果を、診断対象ユーザーの情報端末2へ送信する(S26)。
次に、サーバー4の処理部41は、受信したユーザーデータをデータベース44−1へ登録する。なお、処理部41は、診断結果の情報をユーザーデータに付加してもよい。これによって、データベース44−1が更新される(S27)。
次に、サーバー4の処理部41は、更新後のデータベース44−1に基づき診断用テーブルを更新し(S28)、フローを終了する。これによって、診断対象ユーザーが行った運動の種目及び属性に係る診断テーブルが更新される。
なお、以上のフローでは、可能な範囲内でステップの入れ替えが可能である。
2.実施形態の作用効果
以上説明したとおり、本実施形態のサーバー4は、センサーを用いて取得された診断対象ユーザーのユーザーデータを、当該診断対象ユーザーの情報端末2から取得する通信部42を備える。また、サーバー4は、取得した診断対象ユーザーのユーザーデータと、年齢毎又は年齢層毎のユーザーデータに係る診断テーブルと、に基づいて、診断対象ユーザーの体力年齢を算出する処理部21を備える。また、サーバー4は、算出した体力年齢に係る診断結果を出力する通信部42と、を含む。ここで、診断対象ユーザーの体力年齢は、年齢毎又は年齢毎の運動情報に係る診断テーブルに基づくので、あいまいさを含まず客観的であり、ユーザーの身体能力の優劣を直感的に表すことができる。また、ユーザーの体力年齢の算出に、予め用意された診断テーブルを用いれば、複雑な計算を要しないため、演算負荷も低減できる。従って、診断対象ユーザーは、自己の身体能力の優劣を、体力年齢に係る診断結果として、簡単かつ適確に把握することができる。例えば、ユーザーは、診断結果としての体力年齢が自己の実年齢よりも若ければ自己の身体能力が標準よりも優れており、逆に、体力年齢が自己の実年齢よりも高ければ自己の身体能力は標準以下であるという判断をすることができる。つまり、ユーザーは、自己の体力年齢を簡単かつ手軽に知ることが可能となり、一喜一憂しながらも、運動モチベーションを向上させることができる。
高齢化社会に突入している現在、人々の関心事は、いかに健康で人生を過ごすことができるか、体力を維持向上できないか、という点が挙げられる。将来的にも健康・スポーツ
ビジネス業界が一層、活性化してくると予想できる。健康・スポーツ機器等を使った計測データの活用により、ユーザーが自己分析する以外に、サーバー4によるサービス(クラウドサービス)から専属的な情報を得て、健康状態、体力を維持向上できるようなアドバイス、コーチングを受けることができれば、ユーザーにとっても非常に有用な情報となり、顧客満足度が上がると言える。そのような情報を得ることで、運動能力を向上させることができ、それを実現する健康・スポーツ機器を購入したい、というユーザーも多くなると推測できる。本実施形態は、腕に装着したリスト機器に内蔵されている、GPSセンサー、加速度センサー、脈センサー、気圧センサーなどのセンサー情報を用いて、独自のデータベースを構築・活用しながら、ユーザーの体力年齢を自動判定できる健康・スポーツ機器を提供できる。サーバー4の運営者は、顧客層全体の母集団の計測データも所有しているため、これを応用的に活用できる。クラウドサービスや電話オペレーション、メール対応等から、ユーザーはアドバイスやコーチング情報を得ながら、電子機器1を使って健康状態、体力を維持向上できるアドバイスビジネの提供を受け、電子機器1の利用が促進されるという相乗効果が得られる。なお、サーバー4が直接的にアドバイスをユーザーへ提供したが、サーバー4の運営者が管轄する電話オペレーターから肉声でユーザーへアドバイスを提供する場合にも本実施形態は有効である。
3.変形例
本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
3−1.診断テーブルについて
なお、上記実施形態のサーバー4は、複数のユーザーのユーザーデータを格納したデータベース44−1に基づき診断テーブルを生成したが、例えば、サーバー4の登録ユーザー数が少ない場合(母数が少ない場合)などには、予め作成しておいた診断テーブルを用いてもよい。この診断テーブルは、例えば、各年齢層、各属性の一般的なユーザーから取得した指標に基づき生成される。或いは、専門家の知見に基づき作成されてもよい。
また、上記実施形態のサーバー4は、ユーザーの属性毎の診断テーブルを記憶部44に格納していたが、全てのユーザーに共通の診断テーブルを記憶部44に格納してもよい。
また、上記実施形態のサーバー4は、ユーザーの属性に対応した診断テーブルを自動的に選択して使用したが、記憶部44に格納された複数の診断テーブルのうち診断処理に用いるべき診断テーブルをユーザーに選択させてもよい。
3−2.トレーナーによるアドバイス
上記実施形態のサーバー4は、比較的シンプルなアドバイスを生成してユーザーへ提供したが、サーバー4は、ユーザーへ提供されるアドバイスとして、例えば、トレーニングの専門家(トレーナー)が準備した複数のアドバイスを予め記憶部44に格納しておいてもよい。
3−3.インターネットコーチング
上記実施形態のサーバー4は、例えば、診断対象ユーザーが許可した場合に、予め提携している専属のトレーナー(又はトレーニング施設)の情報端末2へ診断結果を送信してもよい。当該トレーナー(又はトレーニング施設)は、診断結果に基づき診断対象ユーザーのトレーニング能力が不足している指標を明確に把握し、その指標を強化するためのトレーニング方法を中心に、アドバイス(トレーニングノウハウなど)を生成すると、当該アドバイスを、当該情報端末2を介してサーバー4へ送信する。サーバー4は、当該トレーナー(又はトレーニング施設)から受信した当該アドバイスを、診断対象ユーザーの情報端末2へ送信する。従って、診断対象ユーザーは、遠隔地に居るトレーナー(又はトレ
ーニング施設)は、トレーナーのコーチングを受けることができる。
3−4.スポーツ大会への応用
上記実施形態のサーバー4が生成する診断結果は、スポーツ大会で利用することも可能である。例えば、サーバー4は、サーバー4の運営者が提携しているスポーツ大会の参加者であって、かつ電子機器1を所持しているユーザーに向けて、診断結果の送信サービスを提供してもよい。その場合、例えば、サーバー4は、当該スポーツ大会の参加者のみに母集団を制限した診断テーブルを生成し、当該診断テーブルに基づき個々のユーザーの診断結果を生成して提供してもよい。この場合、電子機器1を所有した参加者のみがサービスの提供を受けられることになるので、電子機器1の所有者による当該スポーツ大会への参加促進と、当該スポーツ大会の参加者による電子機器1の購入促進との双方を図ることができる。なお、スポーツ大会の参加者に対する特典付与(ギフト券の付与、施設利用割引券の付与、グッズの提供など)に係る管理機能をサーバー4に搭載してもよい。
3−5.健康診断への応用
上記実施形態のサーバー4が生成する診断結果は、健康診断に併用することも可能である。例えば、サーバー4は、サーバー4の運営者が提携している検診センターの利用者であって、かつ電子機器1を所持しているユーザーに向けて、診断結果の送信サービスを提供してもよい。この場合、電子機器1を所有した利用者のみがサービスの提供を受けられることになるので、電子機器1の所有者による当該検診センターの利用促進と、当該検診センターの利用者による電子機器1の購入促進との双方を図ることができる。なお、検診センターの利用者に対する特典付与(ギフト券の付与、施設利用割引券の付与、グッズの提供など)に係る管理機能をサーバー4に搭載してもよい。
3−6.ビジネスへの応用
また、サーバー4のデータベースには、サーバー4の運営者が予め契約済みのプロアスリート複数名のデータが格納されてもよい。ユーザーが所望するプロアスリートのデータを必要に応じて読み出し、ユーザーとプロアスリートのデータ比較(指標比較)を可能としてもよい。プロアスリートのデータとの比較結果から、ユーザーは自分でどう克服するべきか、練習方法はどうするべきかを、コーチングしてもらうことができ、運動能力、技術を向上させることができるようにしても良い。また、サーバー4の運営者は、コーチング料金や、プロアスリートのデータ使用料金の支払いを条件として、ユーザーへ診断結果やコーチングなどのサービスを提供してもよい。或いは、サーバー4は、電子機器1を購入したユーザーへの特典として上記のサービスを提供してもよい。
3−7.ユーザーの紐付け
上記実施形態のシステムでは、1人のユーザーが専用の電子機器1及び専用の情報端末2を使用する場合を例に挙げたが、1人のユーザーが複数の電子機器1を使用してもよいし、1人のユーザーが複数の情報端末2を使用してもよい。また、複数人のユーザーが1つの電子機器1を供用してもよいし、複数人のユーザーが1つの情報端末2を供用してもよい。いずれの場合であっても、個々のユーザーがサーバー4にユーザーデータをアップロードする際に、自己のユーザーIDをサーバー4に通知しさえすればよい。
3−8.機能分担
上記の実施形態では、サーバー4の機能の一部又は全部が情報端末2又は電子機器1に搭載されてもよいし、情報端末2及び電子機器1の機能の一部がサーバー4に搭載されてもよいし、電子機器1の機能の一部又は全部が情報端末2に搭載されてもよいし、情報端末2の機能の一部又は全部が電子機器1に搭載されてもよい。
3−9.付加機能
また、電子機器1又は情報端末2には、公知のスマートフォンの機能、例えば、カメラ機能、通話機能、通信機能などが搭載されてもよい。
また、電子機器1又は情報端末2には、スポーツ活動(生体活動を含む)の少なくとも一部をセンシングする他のセンシング機能(湿度センサーなど)が搭載されてもよい。
3−10.電子機器の態様
また、電子機器1又は情報端末2は、リスト型電子機器、イヤホン型電子機器、指輪型電子機器、ペンダント型電子機器、スポーツ器具に装着して使用する電子機器、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ(HMD:Head Mount Display)など、様々なタイプの携帯情報機器として構成することができる。
3−11.通知態様
また、電子機器1又は情報端末2は、ユーザーに対する情報の通知を、画像表示により行ってもよいし、音出力、振動などにより行ってもよいし、画像表示、音出力、振動のうち少なくとも2つの組み合わせにより行ってもよい。
3−12.測位システム
また、上記の実施形態では、衛星測位システムとしてGPS(Global Positioning System)を利用したが、他の全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を利用してもよい。例えば、他の衛星測位システムのうち1又は2以上を利用してもよい。他の衛星測位システムは、例えば、EGNOS(European Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou Navigation Satellite System)などである。また、衛星測位システムの少なくとも1つにWAAS(Wide Area Augmentation System)等の静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS:Satellite-based Augmentation System)を利用してもよい。
3−13.その他
また、上述した各実施形態及び各変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態及び各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
また、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…電子機器、110…GPSセンサー、120…処理部、130…記憶部、111…地磁気センサー、112…気圧センサー、113…加速度センサー、114…角速度センサー、115…脈センサー、116…温度センサー、150…操作部、160…計時部、170…表示部、180…音出力部、190…通信部、2…情報端末、3…ネットワーク、4…メインサーバー、5…気象サーバー、21…処理部、22…通信部、23…操作部、24…記憶部、25…表示部、26…音出力部、27…通信部、28…撮像部、41…処理部、42…通信部、44…記憶部、51…処理部、52…通信部、54…記憶部

Claims (32)

  1. 慣性センサーを用いて取得された診断対象ユーザーの運動情報を取得する取得部と、
    取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出する算出部と、
    算出した前記体力年齢に係る診断結果を出力する出力部と、
    を含む診断サーバー。
  2. 請求項1において、
    前記診断基準は、
    慣性センサーを用いて取得された複数のユーザーの運動情報と、
    当該複数のユーザーの年齢又は年齢層に係る情報と、
    に基づいて生成される、
    診断サーバー。
  3. 請求項1又は2において、
    前記取得部は、
    前記診断対象ユーザーの年齢又は年齢層に係る情報を取得し、
    前記体力年齢の算出後、
    前記診断基準は、
    前記診断対象ユーザーの前記運動情報と、前記診断対象ユーザーの前記年齢又は年齢層に係る情報と、に基づいて、更新される、
    診断サーバー。
  4. 請求項2において、
    前記複数のユーザーの運動情報は、データベースに登録される、
    診断サーバー。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項において、
    前記診断結果は、
    運動種目毎の体力年齢を含む、
    診断サーバー。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項において、
    前記診断結果は、
    同一運動種目の指標毎の体力年齢を含む、
    診断サーバー。
  7. 請求項6において、
    前記指標毎の体力年齢は、
    レーダーチャートとして表現される、
    診断サーバー。
  8. 請求項2において、
    前記診断基準は、
    前記複数のユーザーの属性毎に生成され、
    前記取得部は、
    前記診断対象ユーザーの属性を取得し、
    前記算出部は、
    前記診断対象ユーザーの属性に係る前記診断基準に基づいて前記診断対象ユーザーの体
    力年齢を算出する、
    診断サーバー。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項において、
    前記運動情報は、
    生体情報を含む、
    診断サーバー。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項において、
    前記診断結果は、
    前記体力年齢と、前記診断対象ユーザーの実年齢と、の比較に基づいてなされるアドバイスを含む、
    診断サーバー。
  11. 請求項1乃至10の何れか一項において、
    前記慣性センサーは、
    手首装着型である、
    診断サーバー。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載の診断サーバーと、
    前記慣性センサーと、
    を含む診断システム。
  13. 慣性センサーを用いて取得された診断対象ユーザーの運動情報を取得するステップと、
    取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出するステップと、
    算出した前記体力年齢に係る診断結果を出力するステップと、
    を含む診断方法。
  14. 請求項13において、
    前記診断基準は、
    慣性センサーを用いて取得された複数のユーザーの運動情報と、
    当該複数のユーザーの年齢又は年齢層に係る情報と、
    に基づいて生成される、
    診断方法。
  15. 請求項13又は14において、
    前記取得するステップは、
    当該診断対象ユーザーの年齢又は年齢層に係る情報を取得し、
    前記算出するステップの後、
    前記診断基準を、前記診断対象ユーザーの前記運動情報と、前記診断対象ユーザーの前記年齢又は年齢層に係る情報と、に基づいて、更新するステップを含む、
    診断方法。
  16. 請求項14において、
    前記複数のユーザーの運動情報は、データベースに登録される、
    診断方法。
  17. 請求項13乃至16の何れか一項において、
    前記診断結果は、
    運動種目毎の体力年齢を含む、
    診断方法。
  18. 請求項13乃至17の何れか一項において、
    前記診断結果は、
    同一運動種目の指標毎の体力年齢を含む、
    診断方法。
  19. 請求項18において、
    前記指標毎の体力年齢は、
    レーダーチャートとして表現される、
    診断方法。
  20. 請求項14において、
    前記診断基準は、
    前記複数のユーザーの属性毎に生成され、
    前記取得するステップは、
    前記診断対象ユーザーの属性を取得し、
    前記算出するステップは、
    前記診断対象ユーザーの属性に係る前記診断基準に基づいて前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出する、
    診断方法。
  21. 請求項13乃至20の何れか一項において、
    前記運動情報は、
    生体情報を含む、
    診断方法。
  22. 請求項13乃至21の何れか一項において、
    前記診断結果は、
    前記体力年齢と、前記診断対象ユーザーの実年齢と、の比較に基づいてなされるアドバイスを含む、
    診断方法。
  23. 請求項13乃至22の何れか一項において、
    前記慣性センサーは、
    手首装着型である、
    診断方法。
  24. 慣性センサーを用いて取得された診断対象ユーザーの運動情報を取得するステップと、
    取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出するステップと、
    算出した前記体力年齢に係る診断結果を出力するステップと、
    をコンピューターに実行させる診断プログラム。
  25. 慣性センサーを用いて取得された診断対象ユーザーの運動情報を取得するステップと、
    取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出するステップと、
    算出した前記体力年齢に係る診断結果を出力するステップと、
    をコンピューターに実行させる診断プログラムを記憶したコンピューター読み取り可能
    な記録媒体。
  26. 慣性センサーを用いて取得された診断対象ユーザーの運動情報を取得し、
    取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出し、
    算出した前記体力年齢に係る診断結果を出力する、
    診断サーバー。
  27. 診断対象ユーザーに装着可能であり、
    慣性センサーを用いて前記診断対象ユーザーの運動情報を取得し、
    取得した前記診断対象ユーザーの運動情報と、年齢毎又は年齢層毎の運動情報に係る診断基準と、に基づいて、前記診断対象ユーザーの体力年齢を算出し、
    算出した前記体力年齢に係る診断結果を表示する、
    携帯型電子機器。
  28. 請求項27において、
    前記診断結果は、
    運動種目毎の体力年齢を含む、
    携帯型電子機器。
  29. 請求項27又は28において、
    前記診断結果は、
    同一運動種目の指標毎の体力年齢を含む、
    携帯型電子機器。
  30. 請求項29において、
    前記指標毎の体力年齢は、
    レーダーチャートとして表現される、
    携帯型電子機器。
  31. 請求項27乃至30の何れか一項において、
    前記運動情報は、
    生体情報を含む、
    携帯型電子機器。
  32. 請求項27乃至31の何れか一項において、
    前記診断結果は、
    前記体力年齢と、前記診断対象ユーザーの実年齢と、の比較に基づいてなされるアドバイスを含む、
    携帯型電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020058663A (ja) * 2018-10-11 2020-04-16 ファミリーイナダ株式会社 端末装置、制御システム、及びコンピュータプログラム

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