JP2018124506A - Image forming apparatus - Google Patents
Image forming apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018124506A JP2018124506A JP2017018608A JP2017018608A JP2018124506A JP 2018124506 A JP2018124506 A JP 2018124506A JP 2017018608 A JP2017018608 A JP 2017018608A JP 2017018608 A JP2017018608 A JP 2017018608A JP 2018124506 A JP2018124506 A JP 2018124506A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- fixing
- fixing device
- main body
- nip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
Description
本発明は、画像形成装置に関する。 The present invention relates to an image forming apparatus.
電子写真方式の画像形成装置は、各々回転する定着部材と加圧部材とで形成したニップを通過する媒体にトナー像を熱定着させる定着装置を備えている。定着装置では、媒体がニップに詰まることがあった。 An electrophotographic image forming apparatus includes a fixing device that thermally fixes a toner image onto a medium that passes through a nip formed by a rotating fixing member and a pressure member. In the fixing device, the medium may be clogged in the nip.
ニップで詰まった媒体(用紙)の除去(ジャム処理)を円滑に行うための画像形成装置が提案されている。例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、定着装置を収容した装置本体に取り付けたカバーの開放に連動してニップに働く圧力(ニップ圧)を低下させるニップ圧切り替え機構を備えている。この構成によって、作業者がニップに詰まった用紙を容易に引き抜くことができるようになっている。
There has been proposed an image forming apparatus for smoothly removing (jamming) a medium (paper) jammed at a nip. For example, the image forming apparatus described in
しかしながら、定着装置は装置本体内に収容されているため、作業者は狭い装置本体内でジャム処理を行わなければならなかった。狭い装置本体内において詰まった用紙を破けないように引き出すことは容易ではなかった。 However, since the fixing device is accommodated in the apparatus main body, the operator has to perform jam processing in the narrow apparatus main body. It is not easy to pull out jammed paper in a narrow apparatus body so as not to tear.
本発明は、上記課題を解決するために、容易にジャム処理を行うための画像形成装置を提供する。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides an image forming apparatus for easily performing jam processing.
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、内部を開放可能に形成されている装置本体と、前記装置本体の内部に設けられ、媒体上のトナー像を加熱しながら加圧して前記媒体に定着させる定着装置と、前記装置本体を開放した状態で、前記装置本体の内部と外部との間で前記定着装置をスライド可能に支持するレール装置と、を備えている。 In order to achieve the above-described object, an image forming apparatus of the present invention is provided with an apparatus main body formed to be openable inside, and provided inside the apparatus main body, and pressurizes a toner image on a medium while heating. A fixing device that fixes the medium, and a rail device that slidably supports the fixing device between the inside and the outside of the device main body with the device main body opened.
この場合、前記レール装置は、前記定着装置の水平方向両端部を支持する一対の可動レールと、前記装置本体の内部に設けられ、前記一対の可動レールをスライド可能に支持する一対の固定レールと、を含んでいることが好ましい。 In this case, the rail device includes a pair of movable rails that support both ends in the horizontal direction of the fixing device, and a pair of fixed rails that are provided inside the device main body and that slidably support the pair of movable rails. It is preferable that these are included.
この場合、前記定着装置は、回転しながら前記媒体上の前記トナー像を加熱する定着部材と、回転しながら前記定着部材に接触してニップを形成し、前記ニップを通過する前記媒体を加圧する加圧部材と、前記ニップに働く圧力を変更する圧力変更部と、を含み、前記レール装置は、前記装置本体の内部に設定された定着処理位置と、前記装置本体の外部に設定されたジャム処理位置と、の間でスライド可能に前記定着装置を支持し、前記レール装置は、前記定着処理位置に配置された前記定着装置を通常姿勢で支持し、且つ前記ジャム処理位置に配置された前記定着装置を前記通常姿勢と水平方向に延びた軸周りに回動させたジャム処理姿勢との間で回動可能に支持し、前記圧力変更部は、前記定着装置を前記通常姿勢にした状態で前記ニップの圧力を第1の圧力に設定し、前記定着装置を前記ジャム処理姿勢にした状態で前記ニップの圧力を前記第1の圧力よりも減圧された第2の圧力に設定することが好ましい。 In this case, the fixing device contacts a fixing member that heats the toner image on the medium while rotating and forms a nip while rotating, and pressurizes the medium that passes through the nip. A pressure change member that changes a pressure acting on the nip, and the rail device has a fixing processing position set inside the device main body and a jam set outside the device main body. The fixing device is slidably supported between the fixing device and the rail device, and the rail device supports the fixing device disposed at the fixing processing position in a normal posture and the jam device is disposed at the jam processing position. The fixing device is rotatably supported between the normal posture and a jam processing posture rotated about an axis extending in a horizontal direction, and the pressure changing unit is in a state where the fixing device is in the normal posture. Said Set the pressure up to a first pressure, it is preferable to set the fixing device the pressure of the nip to a second pressure which is reduced than the first pressure while in the jam processing position.
他の場合、前記定着装置は、回転しながら前記媒体上の前記トナー像を加熱する定着部材と、回転しながら前記定着部材に接触してニップを形成し、前記ニップを通過する前記媒体を加圧する加圧部材と、前記ニップに働く圧力を変更する圧力変更部と、を含み、前記レール装置は、前記装置本体の内部に設定された定着処理位置と、前記装置本体の外部に設定されたジャム処理位置と、の間でスライド可能に前記定着装置を支持し、前記圧力変更部は、前記定着装置を前記定着処理位置に配置した状態で前記ニップの圧力を第1の圧力に設定し、前記定着装置を前記ジャム処理位置に配置した状態で前記ニップの圧力を前記第1の圧力よりも減圧された第2の圧力に設定することが好ましい。 In another case, the fixing device contacts the fixing member that heats the toner image on the medium while rotating, forms a nip by rotating, and adds the medium that passes through the nip. A pressure member that presses and a pressure changing unit that changes the pressure acting on the nip, and the rail device is set at a fixing processing position set inside the device main body and outside the device main body. The fixing device is slidably supported between the jam processing position and the pressure changing unit sets the pressure of the nip to a first pressure in a state where the fixing device is arranged at the fixing processing position. It is preferable that the pressure of the nip is set to a second pressure that is lower than the first pressure in a state where the fixing device is disposed at the jam processing position.
この場合、前記装置本体の側面の一部を開閉可能に設けられているカバーを更に備え、前記カバーは、前記装置本体の側面を閉じた状態で、前記媒体を通過させる搬送路の一部を形成していることが好ましい。 In this case, the apparatus further includes a cover provided so that a part of the side surface of the apparatus main body can be opened and closed, and the cover covers a part of the conveyance path through which the medium passes with the side surface of the apparatus main body closed. It is preferable to form.
本発明によれば、容易にジャム処理を行うことができる。 According to the present invention, it is possible to easily perform jam processing.
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、各図に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。また、「上流」および「下流」並びにこれらに類する用語は、シートSの搬送方向の「上流」および「下流」並びにこれらに類する概念を指す。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In each figure, “Fr” indicates “front”, “Rr” indicates “rear”, “L” indicates “left”, “R” indicates “right”, and “U” indicates “Up” indicates “D”, and “D” indicates “Down”. The terms “upstream” and “downstream” and similar terms refer to “upstream” and “downstream” in the conveying direction of the sheet S and similar concepts.
<第1実施形態:カラープリンターの概要>
図1および図2を参照して、第1実施形態に係るカラープリンター1について説明する。図1はカラープリンター1を示す斜視図である。図2はカラープリンター1の内部構造を模式的に示す断面図である。
<First Embodiment: Overview of Color Printer>
A
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラープリンター1は、略直方体状の外観を構成する装置本体2を備えている。装置本体2の下部には、紙製のシートS(の束)を収容する給紙カセット3が着脱可能に設けられている。装置本体2の上面には、排紙トレイ4が設けられている。なお、媒体の一例としてのシートSは、紙製に限らず、樹脂製のシート等であってもよい。
As shown in FIG. 1, a
図2に示すように、カラープリンター1は、給紙装置5と、作像装置6と、定着装置7と、を装置本体2の内部に備えている。給紙装置5は、給紙カセット3から排紙トレイ4まで延びた搬送路20の上流端部に設けられている。定着装置7は搬送路20の下流側に設けられ、作像装置6は搬送路20において給紙装置5と定着装置7との間に設けられている。
As shown in FIG. 2, the
作像装置6は、4つのトナーコンテナ10と、中間転写ベルト11と、4つのドラムユニット12と、光走査装置13と、を含んでいる。4つのトナーコンテナ10は、4色(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)のトナー(現像剤)を収容する。中間転写ベルト11は、図2に矢印で示す方向に回転する。各ドラムユニット12は、感光体ドラム14と、帯電装置15と、現像装置16と、一次転写ローラー17と、クリーニング装置18と、を含んでいる。各一次転写ローラー17は、感光体ドラム14との間に中間転写ベルト11を挟むように設けられている。中間転写ベルト11の後側には、二次転写ローラー19が接触して転写ニップN1を形成している。
The image forming device 6 includes four
搬送路20は、側面から見て、装置本体2の後側で上下方向(鉛直方向)に沿って略S字状に形成されている。搬送路20よりも後方には、シートSを反転させて作像装置6に再搬送するための反転搬送路21が設けられている。反転搬送路21は、搬送路20の下流側で分岐して下方に延びている。反転搬送路21の下流端は、搬送路20の上流側に合流している。
The
搬送路20には、レジストローラー対22が設けられている。レジストローラー対22は、搬送路20を搬送されるシートSを一時的に塞き止めて、シートSの傾きを補正(スキュー補正)する。反転搬送路21には、複数の搬送ローラー対23が設けられている。レジストローラー対22および各搬送ローラー対23は、それぞれ、シートSを挟んで回転することで、シートSを下流側に送り出す。
A
カラープリンター1は以下の手順でシートSに画像形成を行う。各帯電装置15は、感光体ドラム14の表面を帯電させる。各感光体ドラム14は、光走査装置13から出射された走査光を受け、静電潜像を担持する。各現像装置16は、トナーコンテナ10から供給されたトナーを用いて感光体ドラム14上の静電潜像をトナー像に現像する。各一次転写ローラー17は、感光体ドラム14上のトナー像を回転する中間転写ベルト11に一次転写する。中間転写ベルト11は、回転しながら4色のトナー像を重ねたフルカラーのトナー像を担持する。シートSは、給紙装置5によって給紙カセット3から搬送路20に送り出される。二次転写ローラー19は、転写ニップN1を通過するシートSの表面に中間転写ベルト11上のトナー像を二次転写する。定着装置7は、シートS上のトナー像を加熱しながら加圧してトナー像をシートSに定着させる。その後、シートSは排紙トレイ4に排出される。各クリーニング装置18は感光体ドラム14上に残ったトナーを除去する。
The
シートSの両面に印刷を行う場合、定着装置7を通過したシートSは、搬送路20の下流端部でスイッチバックして反転搬送路21に送られる。シートSは、反転搬送路21から再び搬送路20に進入し、作像装置6に向けて再搬送される。そして、シートSの裏面にも画像が形成される。
When printing on both sides of the sheet S, the sheet S that has passed through the fixing
<定着装置>
図3ないし図5を参照して、定着装置7について説明する。図3は定着装置7を模式的に示す断面図である。図4は定着装置7を模式的に示す平面図である。図5は定着装置7を通常姿勢A1にした状態を模式的に示す側面図である。
<Fixing device>
The fixing
定着装置7は、定着ケース30と、定着ローラー31と、加圧ローラー32と、発熱ユニット33と、を含んでいる。定着ケース30は、左右方向に長い略直方体状に形成されている。定着ローラー31および加圧ローラー32は、左右方向に長い略円筒状に形成されている。発熱ユニット33は、定着ローラー31を加熱するための装置である。
The fixing
図3に示すように、定着部材の一例としての定着ローラー31は、金属製の定着芯金31Aの外周面に積層された定着弾性層31Bと、定着弾性層31Bを覆う定着ベルト31Cと、を含んでいる。加圧部材の一例としての加圧ローラー32は、加圧芯金32Aの外周面に積層された加圧弾性層32Bと、加圧弾性層32Bを覆う加圧離型層32Cと、を含んでいる。
As shown in FIG. 3, a fixing
図4に示すように、定着ローラー31および加圧ローラー32は、定着ケース30の内部に収容されている。定着芯金31Aの左右両端部は、定着ケース30内に固定された一対の板金34に回転可能に支持されている。加圧芯金32Aの左右両端部は、定着ケース30内に設けられた一対の可動板金53に回転可能に支持されている。加圧ローラー32は、定着ローラー31に接触して定着ニップN2を形成している(図3参照)。なお、定着ケース30の上下両面には、シートSを定着ニップN2に通過させるための開口が形成されている(図2参照)。
As shown in FIG. 4, the fixing
また、定着ケース30の左右両側面には、略円筒状の一対のケース回動軸30Aが外側に突き出した状態で固定されている。また、定着ケース30の左右両側面には、一対の回動溝30Bが形成されている(図5参照)。各回動溝30Bは、側面から見て、各ケース回動軸30Aよりも前方で、各ケース回動軸30Aを中心とした円の略1/4周を成す円弧状に形成されている(図5参照)。
A pair of substantially cylindrical
図3に示すように、発熱ユニット33は、定着ローラー31を挟んで定着ニップN2の反対側に設けられている。発熱ユニット33は、略半円筒状のホルダー33Aに支持された複数のIHコイル33Bを含んでいる。複数のIHコイル33Bは、フェライト等の強磁性体で形成されたアーチコア33Cで覆われている。
As shown in FIG. 3, the
ここで、定着装置7の作用について説明する。加圧ローラー32は、ギア列等を介してモーター等(図示せず)に接続され、モーターの駆動力を受けて軸周りに回転する。定着ローラー31は、加圧ローラー32に従動して軸周りに回転する。各IHコイル33Bは、電源(図示せず)から電力の供給を受けて高周波磁界を発生させて定着ベルト31Cを加熱する。定着ローラー31は、回転しながら定着ニップN2を通過するシートS上のトナー像を加熱する。加圧ローラー32は、回転しながら定着ニップN2を通過するシートSを加圧する。すると、トナー像がシートSに定着する。なお、定着ローラー31を回転駆動させ、加圧ローラー32を従動回転させてもよい。
Here, the operation of the fixing
カラープリンター1では、搬送路20や反転搬送路21等でシートSが詰まることがある。詳細は後述するが、装置本体2は、詰まったシートSを除去するために、その内部を開放可能に形成されている。カラープリンター1の制御装置(図示せず)は、搬送路20や反転搬送路21に配置されたセンサー(図示せず)からの出力を受信してシートSの詰り(ジャム)を検知する。制御装置は、ジャムの発生を検知すると画像形成動作を停止させ、ジャムの発生を示すメッセージ等を液晶画面等(図示せず)に表示する。ユーザーは、メッセージに従って装置本体2の内部を開放して所定のジャム処理を実行する。このカラープリンター1には、ユーザーがジャム処理を容易に行うためのジャム処理構造8が設けられている。
In the
<ジャム処理構造>
図2、図4ないし図8を参照して、ジャム処理構造8について説明する。図6はカバー35を開いた状態を模式的に示す側面図である。図7はカバー35を開き、定着装置7を引き出した状態を模式的に示す側面図である。図8はカバー35を開き、定着装置7を引き出した状態を模式的に示す平面図である。
<Jam processing structure>
The jam handling structure 8 will be described with reference to FIGS. 2 and 4 to 8. FIG. 6 is a side view schematically showing a state in which the
図4ないし図6に示すように、ジャム処理構造8は、カバー35と、レール装置40と、圧力変更部50と、を含んでいる。カバー35は、装置本体2の後面に開閉可能に設けられている。レール装置40は、装置本体2を開放した状態で、装置本体2の内部と外部との間で定着装置7をスライド可能に支持する。圧力変更部50は、定着ローラー31と加圧ローラー32との接触面(定着ニップN2)に働く圧力(ニップ圧)を変更する。なお、圧力変更部50は、定着装置7の構成要素でもある。
As shown in FIGS. 4 to 6, the jam handling structure 8 includes a
図2に示すように、カバー35は、外装板36と、搬送ユニット37と、を含んでいる。外装板36は、装置本体2の後面を形成している(図1も参照)。搬送ユニット37は、外装板36の内面側に保持されている。
As shown in FIG. 2, the
図2および図6に示すように、外装板36は、例えば、合成樹脂材料によって略矩形板状に形成されている。外装板36(カバー35)は、下端部に設けられたカバー回動軸36Aを中心に回動可能に装置本体2に支持されている。詳細には、カバー35は、装置本体2の後面を形成するように設定された閉塞位置P10(図2参照)と、装置本体2の後面を開放するように設定された開放位置P11(図6参照)と、の間で回動可能に設けられている。カバー35は、通常の画像形成動作を行う場合に閉塞位置P10に配置され、ジャム処理を行う場合に開放位置P11に配置される。
As shown in FIGS. 2 and 6, the
外装板36の内面(前面)には、搬送ローラー対23の一方のローラーが回転可能に支持されている。外装板36の外面(後面)には、装置本体2との係合(ロック)を解除するための解除レバー38が設けられている(図1参照)。ユーザーが解除レバー38を引くことで、外装板36(カバー35)が開くようになっている。
One roller of the
搬送ユニット37は、例えば、主に合成樹脂材料によって略直方体状に形成されている。搬送ユニット37の外面(後面)には、搬送ローラー対23の他方のローラーが回転可能に支持されている。搬送ユニット37の内面(前面)には、レジストローラー対22の一方のローラーおよび二次転写ローラー19が回転可能に支持されている。なお、レジストローラー対22の他方のローラーは、装置本体2に回転可能に支持されている。また、図示は省略するが、搬送ユニット37は、下端部に設けられたユニット回動軸37Aを中心に回動可能に外装板36に支持されている。
The
図2に示すように、搬送ユニット37を閉じた状態で、搬送ユニット37の外面(後面)は外装板36の内面(前面)に対向している。すなわち、装置本体2の後面を閉じた状態(カバー35を閉塞位置P10に回動させた状態)で、外装板36の内面と搬送ユニット37の外面とが反転搬送路21を形成している。また、この状態で、搬送ユニット37の内面は、搬送路20の一部を形成している。
As shown in FIG. 2, the outer surface (rear surface) of the
図6ないし図8に示すように、レール装置40は、一対の可動レール41と、一対の固定レール42と、を含んでいる。一対の可動レール41は、定着装置7(定着ケース30)の左右両端部(水平方向両端部)を支持する部材である。一対の固定レール42は、装置本体2の内部に設けられ、一対の可動レール41をスライド可能に支持する部材である。
As shown in FIGS. 6 to 8, the
各可動レール41は、例えば、金属材料で前後方向に延びた略棒状に形成されている。各可動レール41は、レール本体43の先端(後端)に連結された可動支持部44を含んでいる(図8参照)。各可動支持部44は、各レール本体43よりも上下方向に幅広く形成されている(図5参照)。
Each
図4に示すように、各可動支持部44には、軸受部44Aが凹んだ状態で形成されている。一対の軸受部44Aには、定着装置7(定着ケース30)のケース回動軸30Aが回動可能に嵌合している。各ケース回動軸30Aには、姿勢保持バネ45が巻き付けられている。各姿勢保持バネ45は、所謂捩りコイルバネであって、定着ケース30と一対の可動支持部44との間に配置されている。各姿勢保持バネ45の一端部は定着ケース30に固定され、各姿勢保持バネ45の他端部は可動支持部44に固定されている。各姿勢保持バネ45は、図5において定着装置7を反時計回りに付勢している。
As shown in FIG. 4, each
図6ないし図8に示すように、各固定レール42は、例えば、金属材料で前後方向に延びた略棒状に形成されている。一対の固定レール42は、装置本体2の左右一対の側壁の内面に固定されている。各固定レール42は、前後方向に延びた姿勢で装置本体2の上部に略水平(装置本体2の設置面に対して略平行)に配置されている。各固定レール42は、可動レール41を内側に抱え、可動レール41を略水平に移動可能に支持している。
As shown in FIGS. 6 to 8, each fixed
レール装置40は、装置本体2の内部に設定された定着処理位置P20(図6参照)と、装置本体2の外部に設定されたジャム処理位置P21(図7参照)と、の間でスライド可能に定着装置7を支持している。定着装置7は、通常の画像形成動作(定着動作)を行う場合に定着処理位置P20に配置され、ジャム処理を行う場合にジャム処理位置P21に配置される。なお、装置本体2および定着ケース30には、定着装置7を定着処理位置P20に保持するロック機構(図示せず)が設けられている。ロック機構のロックを解除することで、定着装置7を定着処理位置P20からジャム処理位置P21にスライドさせることができる。
The
また、レール装置40は、定着処理位置P20に配置された定着装置7を通常姿勢A1で支持している(図6参照)。通常姿勢A1とは、定着装置7が通常の定着動作を行うことが可能な姿勢であって、定着ローラー31と加圧ローラー32とが左右方向に並ぶ姿勢である。さらに、レール装置40は、ジャム処理位置P21に配置された定着装置7を通常姿勢A1(図7参照)と各ケース回動軸30A(水平方向に延びた軸)周りに回動させたジャム処理姿勢A2(図11参照)との間で回動可能に支持している。ジャム処理姿勢A2とは、定着ニップN2に詰まったシートSを除去する場合の姿勢であって、定着ローラー31と加圧ローラー32とが上下方向に並ぶ姿勢である。以上のように、定着装置7は、略90度回動するように一対の可動レール41に支持されている。なお、上記した各姿勢保持バネ45は、定着装置7を通常姿勢A1にする方向に付勢している。
Further, the
図4および図5に示すように、圧力変更部50は、操作軸51と、一対の係合爪52と、一対の可動板金53と、一対の引張バネ54と、を含んでいる。操作軸51は、一対の可動レール41の間に架け渡されている。一対の係合爪52は、操作軸51に固定されている。一対の可動板金53は、加圧ローラー32(加圧芯金32A)を回転可能に支持している。一対の引張バネ54は、加圧ローラー32を定着ローラー31に向けて付勢している。なお、以下の説明では、定着装置7を通常姿勢A1にした状態を基準にする。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
図4に示すように、操作軸51は、例えば、金属材料で左右方向に長い略棒状に形成されている。操作軸51は、定着ケース30に開いた一対の回動溝30Bを通過して、定着ケース30を左右方向に貫通している。操作軸51の左右両端部は、各回動溝30Bから定着ケース30の外側に延びて一対の可動レール41(可動支持部44)に回動可能に支持されている。なお、定着装置7を通常姿勢A1にした状態では、各回動溝30Bの下端が操作軸51に突き当たっている。このため、各姿勢保持バネ45の付勢力による定着装置7の回動が規制され、定着装置7が通常姿勢A1に維持されている。
As shown in FIG. 4, the
操作軸51の左端部は、左側の可動レール41を貫通して外側に延びている。可動レール41を貫通した操作軸51の左端部には、操作レバー55が固定されている。左側の可動レール41には、操作レバー55に当接して操作レバー55の回動を規制する回動規制ボス56が固定されている。操作軸51の左端部には、爪付勢バネ57が巻き付けられている。爪付勢バネ57は、所謂捩りコイルバネであって、可動支持部44と操作レバー55との間に配置されている。爪付勢バネ57の一端部は可動支持部44に固定され、爪付勢バネ57の他端部は操作レバー55に固定されている。爪付勢バネ57は、操作レバー55を回動規制ボス56に当接させる方向に付勢している。
The left end portion of the
一対の係合爪52は、一対の可動板金53に対応するように操作軸51に固定されている。各係合爪52は、例えば、金属材料で略三角柱状に形成されている。各係合爪52は、操作軸51から前方に延びた状態で設けられている。
The pair of engaging
図5に示すように、各可動板金53は、例えば、金属材料で略板状に形成されている。各可動板金53の後側の上下両角部は、面取りされることで傾斜面53Bを形成している。各可動板金53の上端面には、係合凹部58が凹んだ状態で形成されている。詳細は後述するが、一対の係合凹部58には、一対の係合爪52が引っ掛かるようになっている。また、可動板金53は、定着ケース30内に設けられた板金回動軸53Aに回動可能に支持されている。板金回動軸53Aは、各可動板金53の下部に設けられている。
As shown in FIG. 5, each
各引張バネ54は、可動板金53と定着ケース30内に設けられたバネ固定部30Cとの間に架け渡されている。各バネ固定部30Cは定着ローラー31の上方に設けられ、各引張バネ54は2つのローラー31,32よりも上方に配置されている。各引張バネ54は、可動板金53に支持された加圧ローラー32を定着ローラー31に押し付ける方向に付勢している(図5の二点鎖線の矢印参照)。
Each
なお、定着装置7を通常姿勢A1にした状態では、加圧ローラー32は、可動板金53を介して定着ローラー31に食い込むように強く押し付けられている。この状態におけるニップ圧は、通常の画像形成動作(定着処理)を行うことを可能にする第1の圧力になる。
In the state where the fixing
次に、主に図9ないし図11を参照して、ジャム処理(ジャム処理構造8の作用)について説明する。図9は定着装置7を通常姿勢A1からジャム処理姿勢A2に姿勢変更する過程(1)を模式的に示す側面図である。図10は定着装置7を通常姿勢A1からジャム処理姿勢A2に姿勢変更する過程(2)を模式的に示す側面図である。図11は定着装置7をジャム処理姿勢A2にした状態を模式的に示す側面図である。なお、ジャム処理を行う前には、カバー35は閉塞位置P10に配置され、定着装置7は定着処理位置P20に配置されていることとする(図2参照)。また、定着装置7は通常姿勢A1であり、ニップ圧は第1の圧力に設定されている。
Next, jam processing (operation of the jam processing structure 8) will be described mainly with reference to FIGS. FIG. 9 is a side view schematically showing the process (1) of changing the posture of the fixing
既に説明したように、搬送路20または反転搬送路21でシートSの搬送不良(ジャム)が発生すると、制御装置は、液晶画面等にメッセージを表示する。ユーザーは、液晶画面等のメッセージに従ってジャム処理を行う。
As described above, when a conveyance failure (jam) of the sheet S occurs in the
まず、ユーザーは、外装板36の解除レバー38(図1参照)を引いてロックを解除し、カバー35を閉塞位置P10から開放位置P11に回動させる(図6参照)。これにより、搬送路20が開放されるため、搬送路20(レジストローラー対22や転写ニップN1等)に詰まったシートSを除去することができる。
First, the user pulls the release lever 38 (see FIG. 1) of the
また、ユーザーがカバー35を開放位置P11に回動させた後に搬送ユニット37を開く(外装板36から離れるように回動させる)と、反転搬送路21が開放される。これにより、反転搬送路21(搬送ローラー対23等)に詰まったシートSを除去することができる。
When the user opens the
続いて、定着装置7の定着ニップN2にシートSが詰まった場合について説明する。まず、ユーザーは、ロック機構のロックを解除し、定着装置7を定着処理位置P20からジャム処理位置P21に引き出す(図7参照)。定着装置7は、通常姿勢A1を維持した状態で装置本体2の内部から外部に引き出される。
Next, a case where the sheet S is jammed in the fixing nip N2 of the fixing
次に、図9に示すように、ユーザーは、姿勢保持バネ45の付勢力に抗して定着装置7を時計回りに回転させる。定着装置7がケース回動軸30Aを中心に回動すると、操作軸51は回動溝30Bに沿って相対的に回動する。定着装置7の回動が進むと、可動板金53(の係合凹部58の近傍)は、操作軸51に固定された係合爪52に当接する。係合爪52は、回動する可動板金53に押されるため、爪付勢バネ57の付勢力に抗して操作軸51を中心に反時計回りに回動する。
Next, as shown in FIG. 9, the user rotates the fixing
図10に示すように、更に定着装置7の回動が進むと、係合爪52は、爪付勢バネ57に付勢されて操作軸51を中心に時計回りに回動し、係合凹部58に入り込む。つまり、係合爪52が係合凹部58に係合した状態になる。
As shown in FIG. 10, when the rotation of the fixing
ここで、ユーザーが定着装置7の回動を停止すると(例えば、定着装置7から手を離すと)、定着装置7は、姿勢保持バネ45に付勢されてケース回動軸30Aを中心に反時計回りに回動しようとする。ところが、図11に示すように、係合爪52が係合凹部58に係合しているため、可動板金53および加圧ローラー32は、その場に留まる。一方、可動板金53等を除く定着装置7(定着ケース30、定着ローラー31および発熱ユニット33等)は、引張バネ54の付勢力に抗して反時計回りに回動する。そして、姿勢保持バネ45の付勢力と引張バネ54の付勢力とが釣り合う位置で、定着装置7の回動が停止する。以上によって、定着装置7が通常姿勢A1からジャム処理姿勢A2に姿勢変更された状態になる。なお、定着装置7が通常姿勢A1から略90度回動することでジャム処理姿勢A2になる。
Here, when the user stops the rotation of the fixing device 7 (for example, when the user releases his / her hand from the fixing device 7), the fixing
定着装置7をジャム処理姿勢A2に姿勢変更する過程で、可動板金53等は、板金回動軸53Aを中心にして相対的に時計回りに回動する。定着装置7をジャム処理姿勢A2にした状態では、加圧ローラー32は、定着ローラー31に対する押し付けを略解除され、定着ローラー31に軽く接触(または定着ローラー31から離間)している。この状態におけるニップ圧は、第1の圧力よりも減圧された第2の圧力になる。ユーザーは、ニップ圧を第2の圧力にした状態でジャム処理を行う。これにより、定着ニップN2に詰まったシートSを容易に除去する(引き抜く)ことができる。
In the process of changing the posture of the fixing
シートSの除去(ジャム処理)が完了した後、ユーザーは、操作レバー55を反時計回りに倒すことで、爪付勢バネ57の付勢力に抗して操作軸51を反時計回りに回動させる。操作軸51と共に回動する係合爪52は、引張バネ54の付勢力に抗して可動板金53を時計回りに回動させて係合凹部58から離脱する(図9参照)。係合爪52が係合凹部58から離脱すると、可動板金53等は引張バネ54に付勢されて板金回動軸53Aを中心に反時計回りに回動する。すると、加圧ローラー32が定着ローラー31に押し付けられ、ニップ圧が第2の圧力から第1の圧力になる(図9参照)。また、定着装置7(定着ケース30)は、姿勢保持バネ45に付勢されてケース回動軸30Aを中心に反時計回りに回動する。すると、定着装置7はジャム処理姿勢A2から通常姿勢A1に戻る(図5参照)。その後、ユーザーは、定着装置7をジャム処理位置P21から定着処理位置P20に押し込み、カバー35を開放位置P11から閉塞位置P10に戻す。
After the removal of the sheet S (jam processing) is completed, the user rotates the
以上説明した第1実施形態に係るカラープリンター1では、定着装置7が前後方向に引き出されて装置本体2の外部に露出する構成とした。この構成によれば、定着装置7を装置本体2の外部に配置した状態で定着ニップN2に詰まったシートSを除去することができる。これにより、装置本体2の外部において、容易に且つ効率良くジャム処理を行うことができる。
In the
また、第1実施形態に係るカラープリンター1では、一対の可動レール41が定着装置7を支持した状態で一対の固定レール42に沿ってスライドする構成とした。この構成によれば、定着装置7を一対の可動レール41の間に安定した状態で支持することができる。また、一対の可動レール41を介して定着装置7を円滑にスライドさせることができる。
In the
また、第1実施形態に係るカラープリンター1では、圧力変更部50は、定着装置7を通常姿勢A1にした状態で定着ニップN2の圧力を第1の圧力に設定し、定着装置7をジャム処理姿勢A2にした状態で定着ニップN2の圧力を第2の圧力に設定する。つまり、圧力変更部50が定着装置7の回動に連動して定着ニップN2に働く圧力を低下させる構成とした。この構成によれば、定着ニップN2に詰まったシートSを破くことなく小さな力で引き抜くことができる。これにより、更に容易にジャム処理を行うことができる。
In the
また、第1実施形態に係るカラープリンター1では、カバー35は、装置本体2の後面を閉じた状態で、シートSを通過させる搬送路20(反転搬送路21)の一部を形成している。つまり、カバー35が装置本体2の外装と搬送路20等とを兼ねる構成とした。これにより、搬送路20等を形成する専用部品を省略することができ、カラープリンター1の製造コストを低減することができる。
In the
なお、第1実施形態に係るカラープリンター1では、定着装置7の回転角度が略90度であったが、これに限らず、ジャム処理を行い易いように定着装置7の回動角度を適宜調整してもよい。
In the
<第2実施形態>
次に、図12および図13を参照して、第2実施形態に係るカラープリンター1のジャム処理構造9について説明する。図12はカバー35を開き、定着装置7を引き出した状態を模式的に示す平面図である。図13は定着装置7を引き出した状態を模式的に示す側面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係るカラープリンター1のジャム処理構造8と同様の構成については同一の符号を付し、同様の説明は省略する。
Second Embodiment
Next, a jam processing structure 9 of the
ジャム処理構造9は、カバー35と、レール装置40と、圧力変更部60と、を含んでいる。ジャム処理構造9では、定着装置7は、通常姿勢A1で一対の可動レール41に固定されている。つまり、レール装置40は、定着装置7を回動不能に支持している。ジャム処理構造9では、ケース回動軸30A、回動溝30B、軸受部44Aおよび姿勢保持バネ45等は省略されている。
The jam handling structure 9 includes a
圧力変更部60は、一対の可動板金53と、一対のピン61と、2本のワイヤー62と、一対の巻取リール63と、を含んでいる。なお、圧力変更部60は、定着装置7の構成要素でもある。
The
各ピン61は、例えば、金属材料で円柱状に形成されている。一対のピン61は、定着ケース30の左右内側面から内側に突き出した状態で設けられている。各ワイヤー62は、例えば、金属製の線材をよりあわせて柔軟に曲がるように形成されている。各巻取リール63は、ワイヤー62を巻き取るために装置本体2の天面に回転可能に支持されている。各巻取リール63は、巻取バネ(図示せず)によってワイヤー62を巻き取る方向(図12の破線矢印参照)に付勢されている。
Each
2本のワイヤー62は、一対の可動板金53と一対の巻取リール63との間に架け渡されている。詳細には、各ワイヤー62の一端は、巻取リール63に固定されている(図12参照)。各ワイヤー62は、巻取リール63から定着ケース30の内部まで延びた後、前方にUターンするようにピン61に掛け回されている(図13参照)。そして、Uターンした各ワイヤー62の他端は、可動板金53の上部に接続されている(図13参照)。
The two
次に、ジャム処理構造9(圧力変更部60)の作用について説明する。ユーザーは、カバー35を閉塞位置P10から開放位置P11に回動させた後、定着装置7を定着処理位置P20からジャム処理位置P21に引き出す(図12参照)。定着装置7が定着処理位置P20からジャム処理位置P21にスライドする過程において、ワイヤー62は、巻取バネの付勢力に抗して巻取リール63から繰り出される。
Next, the operation of the jam handling structure 9 (pressure changing unit 60) will be described. The user rotates the
定着装置7をジャム処理位置P21の直前まで引き出すと、ワイヤー62の繰り出しが停止され、巻取リール63の回転が停止する。その後、定着装置7をジャム処理位置P21まで引き出すと、ワイヤー62に張力が作用する。このため、可動板金53は、ワイヤー62を介して後方に引っ張られ、引張バネ54の付勢力に抗して板金回動軸53Aを中心に時計回りに回動する(図13の二点鎖線参照)。すると、加圧ローラー32は定着ローラー31に対する押し付けを略解除された状態になる。これにより、ニップ圧を第1の圧力から第2の圧力に変更することができる。なお、レール装置40には、巻取リール63の巻取バネの付勢力に抗して可動レール41をジャム処理位置P21まで引き出した状態で保持するレールロック機構(図示せず)が設けられている。
When the fixing
ジャム処理完了後、ユーザーは、レールロック機構によるロックを解除し、定着装置7を装置本体2内に向けて押し込む。すると、巻取リール63が巻取バネに付勢されてワイヤー62を巻き取るため、可動板金53は引張バネ54に付勢されて板金回動軸53Aを中心に反時計回りに回動する。すると、加圧ローラー32が定着ローラー31に押し付けられ、ニップ圧が第2の圧力から第1の圧力になる(図13の実線参照)。そして、ユーザーは、定着装置7をジャム処理位置P21から定着処理位置P20に押し込み、カバー35を開放位置P11から閉塞位置P10に戻す。
After the jam processing is completed, the user releases the lock by the rail lock mechanism and pushes the fixing
以上説明した第2実施形態に係るカラープリンター1では、圧力変更部60は、定着装置7を定着処理位置P20に配置した状態で定着ニップN2の圧力を第1の圧力に設定し、定着装置7をジャム処理位置P21に配置した状態で定着ニップN2の圧力を第2の圧力に設定する。つまり、圧力変更部60が定着装置7の引き出しに連動して定着ニップN2に働く圧力を低下させる構成とした。この構成によれば、定着ニップN2に詰まったシートSを破くことなく小さな力で引き抜くことができる。これにより、更に容易にジャム処理を行うことができる。
In the
なお、第2実施形態に係るカラープリンター1の圧力変更部60では、1つのピン61によって1本のワイヤー62の向きを変更していたが、これに限らず、1本のワイヤー6が複数のピン61に巻き掛けられて向きを変更されてもよい。また、ワイヤー62の向きを変更する部品は、ピン61に限らず、定着ケース30内に回転可能に支持された滑車であってもよい。
In the
また、第2実施形態に係るカラープリンター1では、レール装置40が定着装置7を前後方向にスライドさせていたが、本発明はこれに限定されない。図示は省略するが、例えば、一対の可動レールが定着装置7の前後両端部(水平方向両端部)を支持し、レール装置が定着装置7を左右方向にスライドさせるように構成されていてもよい。この場合、定着装置7を装置本体2の外部に露出させるための開口と、その開口を開閉する蓋と、を装置本体2の左側面または右側面に設けることが好ましい。
In the
なお、第1および第2実施形態に係るカラープリンター1では、カバー35が下端部を中心に回動する構成であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、カバー35は、左端部または右端部を中心に回動してもよい。
In the
また、第1および第2実施形態に係るカラープリンター1では、搬送路20等や定着装置7が装置本体2の後方に設けられていたため、カバー35が装置本体2の後面を形成していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、搬送路20等や定着装置7が装置本体2の側方に設けられている場合には、カバー35が装置本体2の側面(または側面の一部)を構成し、定着装置7が側方に向けてスライドしてもよい。
In the
また、第1および第2実施形態に係るカラープリンター1では、定着装置7(可動レール41)が略水平にスライドする構成であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、定着装置7(可動レール41)のスライド方向は、水平面(水平線)に対して上方または下方に僅かに傾いていてもよい。
In the
また、第1および第2実施形態に係るカラープリンター1では、圧力変更部50,60が加圧ローラー32を移動させてニップ圧を変更していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、圧力変更部50,60が定着ローラー31を移動させてニップ圧を変更してもよい。
In the
また、第1および第2実施形態に係るカラープリンター1のジャム処理構造8,9から圧力変更部50,60を省略してもよい。この構成であっても、定着装置7をジャム処理位置P21に配置することで、ユーザーは、定着ニップN2に詰まったシートSをしっかりと把持して引き出す(除去)ことができる。これにより、ジャム処理の容易化を担保することができる。
Further, the
また、第1および第2実施形態に係るカラープリンター1の定着装置7では、定着部材の一例として定着ローラー31を備えていたが、これに限らず、複数のローラーに架け渡されたベルトを定着部材として備えていてもよい。また、これと同様に、加圧ローラー32に代えて、複数のローラーに架け渡されたベルトを加圧部材として備えていてもよい。
In the
また、第1および第2実施形態の説明では、一例として、本発明をカラープリンター1に適用した場合を示したが、これに限らず、例えば、モノクロプリンター、複写機、ファクシミリまたは複合機等に本発明を適用してもよい。
In the description of the first and second embodiments, the case where the present invention is applied to the
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。 The description of the above embodiment shows one aspect of the image forming apparatus according to the present invention, and the technical scope of the present invention is not limited to the above embodiment.
1 カラープリンター(画像形成装置)
2 装置本体
7 定着装置
20 搬送路
21 反転搬送路
31 定着ローラー(定着部材)
32 加圧ローラー(加圧部材)
35 カバー
40 レール装置
41 可動レール
42 固定レール
50,60 圧力変更部
A1 通常姿勢
A2 ジャム処理姿勢
N2 定着ニップ(ニップ)
P20 定着処理位置
P21 ジャム処理位置
S シート(媒体)
1 Color printer (image forming device)
2
32 Pressure roller (pressure member)
35
P20 Fixing processing position P21 Jam processing position S Sheet (medium)
Claims (5)
前記装置本体の内部に設けられ、媒体上のトナー像を加熱しながら加圧して前記媒体に定着させる定着装置と、
前記装置本体を開放した状態で、前記装置本体の内部と外部との間で前記定着装置をスライド可能に支持するレール装置と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。 An apparatus main body formed to be openable inside;
A fixing device provided inside the apparatus main body and pressurizing and fixing a toner image on the medium to the medium;
An image forming apparatus comprising: a rail device that slidably supports the fixing device between the inside and the outside of the apparatus main body with the apparatus main body open.
前記定着装置の水平方向両端部を支持する一対の可動レールと、
前記装置本体の内部に設けられ、前記一対の可動レールをスライド可能に支持する一対の固定レールと、を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 The rail device is
A pair of movable rails supporting both ends of the fixing device in the horizontal direction;
The image forming apparatus according to claim 1, further comprising: a pair of fixed rails provided inside the apparatus main body and slidably supporting the pair of movable rails.
回転しながら前記媒体上の前記トナー像を加熱する定着部材と、
回転しながら前記定着部材に接触してニップを形成し、前記ニップを通過する前記媒体を加圧する加圧部材と、
前記ニップに働く圧力を変更する圧力変更部と、を含み、
前記レール装置は、前記装置本体の内部に設定された定着処理位置と、前記装置本体の外部に設定されたジャム処理位置と、の間でスライド可能に前記定着装置を支持し、
前記レール装置は、前記定着処理位置に配置された前記定着装置を通常姿勢で支持し、且つ前記ジャム処理位置に配置された前記定着装置を前記通常姿勢と水平方向に延びた軸周りに回動させたジャム処理姿勢との間で回動可能に支持し、
前記圧力変更部は、前記定着装置を前記通常姿勢にした状態で前記ニップの圧力を第1の圧力に設定し、前記定着装置を前記ジャム処理姿勢にした状態で前記ニップの圧力を前記第1の圧力よりも減圧された第2の圧力に設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 The fixing device includes:
A fixing member that heats the toner image on the medium while rotating;
A pressure member that contacts the fixing member while rotating to form a nip and pressurizes the medium passing through the nip;
A pressure changing section that changes the pressure acting on the nip,
The rail device supports the fixing device slidably between a fixing processing position set inside the device main body and a jam processing position set outside the device main body,
The rail device supports the fixing device arranged at the fixing processing position in a normal posture and rotates the fixing device arranged at the jam processing position around an axis extending in a horizontal direction with respect to the normal posture. Supported to be able to rotate between the jam handling posture and
The pressure changing unit sets the pressure of the nip to a first pressure in a state where the fixing device is in the normal posture, and sets the pressure of the nip in the state where the fixing device is in the jam processing posture. The image forming apparatus according to claim 1, wherein the second pressure is set to be lower than the pressure of the first pressure.
回転しながら前記媒体上の前記トナー像を加熱する定着部材と、
回転しながら前記定着部材に接触してニップを形成し、前記ニップを通過する前記媒体を加圧する加圧部材と、
前記ニップに働く圧力を変更する圧力変更部と、を含み、
前記レール装置は、前記装置本体の内部に設定された定着処理位置と、前記装置本体の外部に設定されたジャム処理位置と、の間でスライド可能に前記定着装置を支持し、
前記圧力変更部は、前記定着装置を前記定着処理位置に配置した状態で前記ニップの圧力を第1の圧力に設定し、前記定着装置を前記ジャム処理位置に配置した状態で前記ニップの圧力を前記第1の圧力よりも減圧された第2の圧力に設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 The fixing device includes:
A fixing member that heats the toner image on the medium while rotating;
A pressure member that contacts the fixing member while rotating to form a nip and pressurizes the medium passing through the nip;
A pressure changing section that changes the pressure acting on the nip,
The rail device supports the fixing device slidably between a fixing processing position set inside the device main body and a jam processing position set outside the device main body,
The pressure changing unit sets the pressure of the nip to a first pressure in a state where the fixing device is arranged at the fixing processing position, and sets the pressure of the nip in a state where the fixing device is arranged at the jam processing position. The image forming apparatus according to claim 1, wherein the second pressure is set to be lower than the first pressure.
前記カバーは、前記装置本体の側面を閉じた状態で、前記媒体を通過させる搬送路の一部を形成していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。 A cover provided to be able to open and close part of the side surface of the apparatus main body;
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the cover forms a part of a conveyance path through which the medium passes with the side surface of the apparatus main body closed.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017018608A JP2018124506A (en) | 2017-02-03 | 2017-02-03 | Image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017018608A JP2018124506A (en) | 2017-02-03 | 2017-02-03 | Image forming apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018124506A true JP2018124506A (en) | 2018-08-09 |
Family
ID=63110582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017018608A Pending JP2018124506A (en) | 2017-02-03 | 2017-02-03 | Image forming apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018124506A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11194277B2 (en) | 2019-11-29 | 2021-12-07 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image forming apparatus |
-
2017
- 2017-02-03 JP JP2017018608A patent/JP2018124506A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11194277B2 (en) | 2019-11-29 | 2021-12-07 | Kyocera Document Solutions Inc. | Image forming apparatus |
JP7415491B2 (en) | 2019-11-29 | 2024-01-17 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | image forming device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5134347B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP6327219B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP5358593B2 (en) | Sheet feeding device and image forming apparatus having the same | |
JP4873487B2 (en) | Image forming apparatus | |
US9063474B2 (en) | Transfer device and image forming apparatus including the same | |
JP2006330481A (en) | Electrophotographic image forming apparatus | |
US8725039B2 (en) | Fixing device and image forming apparatus with a cover for generating a stable nipping pressure on a conveyance roller pair | |
JP5201894B2 (en) | Image forming apparatus | |
US8750756B2 (en) | Image forming apparatus for performing fixing processing by induction heating system | |
US8577260B2 (en) | Fixing apparatus and image forming apparatus | |
US10254688B2 (en) | Image forming apparatus with pivoting fixing device | |
JP2010054881A (en) | Electronic device | |
US9977375B2 (en) | Image forming device | |
JP2003287973A (en) | Image forming apparatus | |
JP2018124506A (en) | Image forming apparatus | |
JP2008292522A (en) | Image forming apparatus | |
JP6323377B2 (en) | Sheet conveying apparatus and image forming apparatus provided with the same | |
JP5144233B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2010256809A (en) | Image forming apparatus | |
JP5321625B2 (en) | Image forming apparatus | |
US9760040B2 (en) | Image forming apparatus including intermediate transfer unit and fixing unit | |
JP5203120B2 (en) | Fixing device and image forming apparatus having the same | |
JP2016142908A (en) | Image forming apparatus | |
JP5553929B2 (en) | Sheet feeding device and image forming apparatus having the same | |
JP2011215302A (en) | Image forming apparatus |