JP2018120132A - Belt device, fixing device, and image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、無端状のベルト部材を用いるベルト装置に関する。 The present invention relates to a belt device using an endless belt member.
内側に配置される熱源により接触する記録媒体を加熱する無端状のベルト部材を用いるベルト装置と回転体との間に形成されるニップによりシートを加熱する定着装置が広く使用されている。 2. Description of the Related Art A fixing device that heats a sheet by a nip formed between a belt device using an endless belt member that heats a recording medium that comes into contact with a heat source disposed inside and a rotating body is widely used.
特許文献1には、ベルト部材の内側に支持手段を挿入した後に、支持手段の端部にエンドキャップを装着して組立てられたベルト装置が示される。ここでは、エンドキャップの端面にベルト部材の端部を案内する傾斜面を形成して、支持手段にエンドキャップを装着する作業におけるベルト部材の縁とエンドキャップとの突当りを回避している。 Patent Document 1 discloses a belt device that is assembled by inserting an end cap at an end of the support means after inserting the support means inside the belt member. Here, an inclined surface for guiding the end portion of the belt member is formed on the end surface of the end cap so as to avoid a collision between the edge of the belt member and the end cap in the operation of attaching the end cap to the support means.
ベルト装置を組立てる際には、支持手段にエンドキャップを装着する前に、支持手段にベルト部材を装着する必要がある。そして、支持手段にベルト部材を装着する際に、ベルト部材の縁が支持手段に突当って円滑な挿入が妨げられたり、ベルト部材の縁が折れ曲がったりすることがある。 When the belt device is assembled, it is necessary to attach the belt member to the support means before attaching the end cap to the support means. When the belt member is attached to the support means, the edge of the belt member may abut against the support means, preventing smooth insertion, or the edge of the belt member may be bent.
本発明は、支持手段にベルト部材を円滑に装着可能なベルト装置を提供することを目的としている。 An object of this invention is to provide the belt apparatus which can mount | wear a support member with a belt member smoothly.
本発明のベルト装置は、無端状のベルト部材と、前記ベルト部材を内側から回転自在に支持する支持手段と、前記支持手段の端部側に配置され、前記ベルト部材を前記端部側から前記支持手段に装着する際に、前記ベルト部材を前記支持手段より外側に案内する案内手段と、を備えるものである。 The belt device of the present invention includes an endless belt member, a support unit that rotatably supports the belt member from the inside, and an end side of the support unit, and the belt member is disposed from the end side. Guidance means for guiding the belt member to the outside of the support means when the support means is mounted.
本発明によれば、支持手段にベルト部材を円滑に装着することができる。 According to the present invention, the belt member can be smoothly attached to the support means.
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
<実施の形態1>
実施の形態1では、画像形成装置に装備された定着装置におけるベルト装置の実施の形態を説明する。
<Embodiment 1>
In the first embodiment, an embodiment of a belt device in a fixing device provided in an image forming apparatus will be described.
(画像形成装置)
図1は実施の形態1のプリンタの構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置の一例であるプリンタ1は、画像形成プロセスを実行する装置本体2の上部に、原稿の画像を読み取る画像読取装置3を設けたプリンタ/複写機である。装置本体2は、下部に配置された給紙部10から送り出した記録媒体の一例であるシートPに対して、画像形成手段の一例である画像形成部20及び定着装置30により画像形成を実行させる。
(Image forming device)
FIG. 1 is an explanatory diagram of the configuration of the printer according to the first embodiment. As shown in FIG. 1, a printer 1 as an example of an image forming apparatus is a printer / copier provided with an image reading device 3 that reads an image of a document on an upper part of an apparatus
(給紙部)
給紙部10は、カセット11又は手差しトレイ16に積載されたシートPを画像形成部20へ給送する。ピックアップローラ12は、カセット11に積載されたシートPを分離部13へ送り込む。分離部13は、正転ローラと反転ローラとでニップを形成している。分離部13の正転ローラは、最上位のシートPを給送ローラ14へ受け渡してレジストローラ15へ搬送させる。分離部13の反転ローラは、最上位のシートPに重なった重送シートを分離してカセット11へ押し戻す。レジストローラ15は、停止状態でシートPに当接してシートPの斜行を矯正し、感光ドラム21のトナー像にタイミングを合わせて回転を開始して、転写ニップ部N1へシートPを搬送する。
(Paper Feeder)
The
手差しトレイ16に積載されたシートPを使用する場合、供給ローラ17および分離パッド18によって最上位のシートPを1枚に分離して供給ローラ19へ受け渡す。供給ローラ19は、シートPをレジストローラ15へ搬送し、カセット11からシートPを給送する場合と同様に、レジストローラ15により転写ニップ部N1へシートPを搬送する。
When using the sheets P stacked on the
(画像形成部)
画像形成部20は、感光ドラム21にトナー像を形成して、給紙部10から搬送されて転写ニップ部N1を通過するシートに転写する。画像形成部20は、感光ドラム21の周囲に帯電ローラ22、露光装置23、現像装置24、転写ローラ25、及びドラムクリーニング装置26を配置している。
(Image forming part)
The
感光ドラム21は、アルミニウム円筒の表面に感光層を形成され、プロセススピードに等しい周速度で回転する。帯電ローラ22は、帯電電圧を印加されて、像担持体の一例である感光ドラム21の周面を一様な電位に帯電させる。露光装置23は、帯電された感光ドラム21の周面にレーザビームを走査して、露光された領域の電位(マイナスの電位)を低下させることにより、感光ドラム21の周面に画像の静電潜像を形成する。露光装置23から照射されるレーザビームは、画像読取装置3によって読み取られた原稿Gの画像データや、外部のコンピュータ等から送信された画像データに基づいて制御される。
The
現像装置24は、感光ドラム21に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する。現像装置24は、現像ローラ24aに帯電したトナー(一成分現像剤)を担持させて感光ドラム21の静電潜像をトナー像に現像する。転写ローラ25は、感光ドラム21に当接して転写ニップ部N1を形成する。転写ローラ25にトナーの帯電極性と逆極性の直流電圧(プラスの電位)を印加することにより、感光ドラム21のトナー像が転写ニップ部N1を通過するシートPに転写される。
The developing
転写ニップ部N1でトナー像を転写されたシートPは定着装置30へ搬送される。定着装置30は、シートPが定着ニップ部N2を通過する過程で熱と圧力によりトナー像を溶融してシートP上に画像を定着させる。定着装置30は、薄い無端ベルトを介してシートを加熱するいわゆるオンデマンド定着方式である。定着装置30は、熱源を設けた加熱装置としての定着ベルトユニット31と弾性層を設けた加圧ローラ32との間に定着ニップ部N2を形成する。
The sheet P on which the toner image is transferred at the transfer nip N1 is conveyed to the
定着装置30により画像が定着されたシートPは、シート排出部40へ搬送される。シート排出部40は、画像が定着されたシートを排出ローラ41により排出トレイ42へ排出して積載する。画像形成部20及び定着装置30の右側に、シートPに両面印刷を行うためのシート再給送部50が設けられている。シート再給送部50は、両面印刷モードが選択された場合に、定着装置30において第1面に画像が定着されたシートを表裏反転状態で再び画像形成部20へ送り込んで、第2面にもトナー像を転写させることを可能にする。
The sheet P on which the image is fixed by the
(定着装置)
図2は定着装置の構成の説明図である。図3は定着装置全体の斜視図である。図4は定着装置の端部の構成の拡大図である。図2に示すように、回転体の一例である加圧ローラ32は、支持部材103及びセラミックヒータ102に支持された定着ベルト100に当接してニップの一例である定着ニップ部N2を形成する。加熱手段の一例であるセラミックヒータ102は、定着ニップ部N2において定着ベルト100を介してシートを加熱する。支持手段の一例である支持部材103、セラミックヒータ102、及びステイ104は、無端状のベルト部材の一例である定着ベルト100を内側から回転可能に支持する。
(Fixing device)
FIG. 2 is an explanatory diagram of the configuration of the fixing device. FIG. 3 is a perspective view of the entire fixing device. FIG. 4 is an enlarged view of the configuration of the end portion of the fixing device. As shown in FIG. 2, the
定着装置30は、シートPの画像面を定着ベルト100を介してセラミックヒータ102に密着させながらシートPの裏面を加圧ローラ32により加圧する。定着装置30は、支持部材103に固定されたセラミックヒータ102に定着ベルト100を圧接しつつ定着ベルト100を回転させる。セラミックヒータ102は、定着ベルト100を介してシート上のトナー画像へ直接的に熱を伝達する。
The fixing
定着装置30は、定着ベルト100と加圧ローラ32とによりシートPを挟持搬送する過程で、セラミックヒータ102の生成熱を定着ベルト100を介してシートPに付与する。定着装置30は、シートPの表面に担持されている未定着トナー像を加熱しつつ加圧してシートPの表面に定着させる。画像を定着されたシートPは、定着ニップ部N2を通過したのち、定着ベルト100から分離される。
The fixing
定着ベルト100は、薄肉の無端ベルトである。定着ベルト100は、セラミックヒータ102の熱をシートPへ伝達する際の熱抵抗を少なくするために薄く形成されている。ここでは、一例として、耐熱性樹脂であるポリイミド樹脂の厚さ100μmのフィルムを使用している。
The fixing
支持部材103は、耐熱性樹脂で形成され、定着ベルト100の内周面を支持する。支持部材103の下面には、セラミックヒータ102を取付けるための長手方向に連続した凹所が形成されている。セラミックヒータ102は、支持部材103の下面の凹所に嵌め込んで取付けられる。セラミックヒータ102は、長手方向の端部に配線端子を設け、表面を耐熱性ガラスで被覆したセラミック製の細長い面状の抵抗加熱素子である。
The
定着ベルト100の回転に伴って、セラミックヒータ102及び支持部材103の摺動面が定着ベルト100の内周面を摺擦する。セラミックヒータ102及び支持部材103の摺動面と定着ベルト100の内周面との間に、摺擦の摩擦を低減する目的で、潤滑剤110が準備されている。
As the fixing
ステイ104は、定着ベルト100を回転軸線方向に梁状に貫通して支持部材103に当接するように配置された逆U字型断面の鋼材である。ステイ104は、加圧ローラ32によって押圧されて弓状に変形しようとする支持部材103を、押えつけて直線状に保持する。
The
加圧ローラ32は、支持部材103によって内周面を支持された定着ベルト100の外周面に当接して、定着ベルト100との間に定着ニップ部N2を形成する。加圧ローラ32は、ステンレスの芯金33の外側にシリコンゴムの弾性層34を有する。
The
図3に示すように、加圧ローラ32は、定着フレーム115に固定した軸受116によって両端部を回転自在に支持されている。定着ベルトユニット31は、定着フレーム115に、加圧ローラ32に対して加圧可能に設けられている。
As shown in FIG. 3, both ends of the
加熱装置としての定着ベルトユニット31の両端部にフランジキャップ105が固定されている。一対のフランジキャップ105は、それぞれの圧縮コイルバネ113によって加圧ローラ32に向かって加圧されている。一対の圧縮コイルバネ113は、フランジキャップ105を介して定着ベルトユニット31の両端部を加圧して、支持部材103に支持された定着ベルト100と加圧ローラ32との間に定着ニップ部N2を形成している。
Flange caps 105 are fixed to both ends of the fixing
図4に示すように、定着装置30の運転中、加圧ローラ32は、駆動部35から駆動が伝達されるギア117により回転駆動される。加圧ローラ32の回転に伴って加圧されている定着ベルト100が従動回転する。
As shown in FIG. 4, during operation of the fixing
加圧レバー112は、中心軸111を中心にして揺動可能である。圧縮コイルバネ113は、下面をフランジキャップ105に当接させた加圧レバー112の揺動端を下方へ付勢する。
The
加圧レバー112は、フランジキャップ105を介して定着ベルトユニット31の両端部を加圧ローラ32側へ押圧する。これにより、図2に示すように、ステイ104及び支持部材103により支持された定着ベルト100が加圧ローラ32へ加圧され、定着ニップ部N2に加圧力が発生する。
The
加圧レバー112は、カム120の回転に伴って中心軸111を中心に揺動回転する。カム120は、ギア121を介して手動操作により駆動され、圧縮コイルバネ113に抗して加圧レバー112の揺動端を押し上げる。カム120が加圧レバー112の揺動端を押し上げると、定着ベルト100の加圧ローラ32への加圧力が無くなり、定着ニップ部N2が開放される。
The
定着装置30の運転中、シートPが搬送されている時にジャムを起こして緊急停止した場合、ユーザは、カム120を手動回転させて、定着ニップ部N2を開放し、定着ベルト100と加圧ローラ32との間に挟み込まれて停止したジャムシートを除去する。
During operation of the fixing
(フランジキャップ)
図5はフランジキャップの説明図である。図5に示すように、加熱装置の一例である定着ベルトユニット31は、以下の手順で組立てられる。
(1)支持部材組立工程:支持部材103の上面にステイ104を固定し、支持部材103の下面にセラミックヒータ102を取付ける。
(2)定着ベルト装着工程:支持部材103に定着ベルト100を装着する。
(3)フランジキャップ取付工程:ステイ104の両端部にフランジキャップ105を取付ける。
(Flange cap)
FIG. 5 is an explanatory view of the flange cap. As shown in FIG. 5, the fixing
(1) Support member assembly step: The
(2) Fixing belt attaching step: The fixing
(3) Flange cap attachment process: The
移動部材の一例であるフランジキャップ105は、ステイ104に装着されて定着ベルト100の端部を内側から支持する。フランジキャップ105は、ステイ104の長手方向の両端部に接続されている。フランジキャップ105は、定着ベルト100の回転ガイド部材であって、定着ベルト100の端部の内面の回転軌跡を規制すると同時に定着ベルト100の回転軸線方向へのスラスト移動を規制する。
A
フランジキャップ105のガイド部105aは、定着ベルト100の内側に挿入されて、定着ベルト100の端部を内側から円筒状に保持する。フランジキャップ105のスラスト規制部105bは、円筒状のガイド部105aからフランジ状に起立している。スラスト規制部105bは、定着ベルト100の端面に当接して、定着ベルト100の回転軸線方向の移動を規制する。
The
ところで、フランジキャップ取付工程におけるフランジキャップ105の組付け性を改善するために、フランジキャップ105のガイド部105aの外周面には、矢印E方向に向かうにつれて中心側へ後退するように傾斜した傾斜面105dを設けている。傾斜面105dは、略円錐状に形成され、ステイ104の端部にフランジキャップ105を装着する際に、定着ベルト100の端部を案内して定着ベルト100をガイド部105aの外側へ円滑に案内する。
By the way, in order to improve the assemblability of the
しかし、傾斜面105dは、定着ベルト装着工程における定着ベルト100の組付け性に関しては効果を有しない。定着ベルト装着工程では、フランジキャップ105が存在しないため、傾斜面105dによって定着ベルト100の組付け性を高めることはできない。
However, the
そして、定着ベルト100は、薄いため、定着ベルト装着工程における端部の取り扱いに細心の注意を払う必要がある。定着ベルト装着工程において、定着ベルト100の端部にダメージが加わると、定着ベルト100の一方の端部がフランジキャップ105のスラスト規制部105bに常時接触する状態になることがある。定着ベルト100が回転軸線方向の一方に移動する寄り力が大きくなる結果、定着ベルト100の寄り側の端部が変形したり破損したりすることがある。
Since the fixing
そこで、実施の形態1では、定着ベルトユニット31に定着ベルト100の端部を案内させるための一対の可動ガイドを設けた。これにより、定着ベルト装着工程における定着ベルト100の組付け性を高めることができた。
Therefore, in the first embodiment, a pair of movable guides for guiding the end portion of the fixing
(可動ガイド)
図6は実施の形態1における可動ガイドの構成の説明図である。図7は定着ベルト装着工程の説明図である。図8はフランジキャップ取付工程の説明図である。
(Movable guide)
FIG. 6 is an explanatory diagram of the configuration of the movable guide in the first embodiment. FIG. 7 is an explanatory diagram of the fixing belt mounting process. FIG. 8 is an explanatory diagram of the flange cap attaching process.
図6に示すように、案内手段の一例である可動ガイド130a、130bは、ステイ104の端部側に配置され、定着ベルト100を端部側から支持部材103に装着する際に、定着ベルト100を支持部材103より直径方向の外側へ案内する。このため、図7に示すように、定着ベルト装着工程において定着ベルト100の端部が支持部材103に突当ることを抑制できる。可動ガイド130a、130bは、定着ベルトユニット31の組立時及び定着ベルト100の交換時に、定着ベルト100の端部にダメージが加わるのを防止する。
As shown in FIG. 6,
図6に示すように、可動ガイド130a、130bは、定着ベルト100の装着方向である矢印E方向に向かうほど外側へ突出するように傾斜した傾斜面により定着ベルト100の端部を案内する。このため、図7に示すように、定着ベルト装着工程において定着ベルト100の端部が可動ガイド130a、130bによって支持部材103の外側へ案内される。
As shown in FIG. 6, the
図6に示すように、可動ガイド130a、130bは、定着ベルト100を案内する案内位置A1と、案内位置から退避した退避位置A2とへ移動可能である。このため、図7に示すように、定着ベルト装着工程において定着ベルト100の端部が可動ガイド130a、130bに案内されることで、支持部材103の端部と接触することを回避できる。そして、図8に示すように、組立てられた定着ベルトユニット31において、可動ガイド130a、130bを退避位置A2へ位置させることにより、可動ガイド130a、130bが定着ベルト100に接触して摩擦することを回避できる。
As shown in FIG. 6, the
図6に示すように、可動ガイド130a、130bは、ステイ104に固定された固定部材132に対して回転軸133a、133bの周りで回動自在である。圧縮コイルばね131a、131bは、ステイ104に固定されたばね支持部134a、134bと可動ガイド130a、130bとの間に配置され、可動ガイド130a、130bを外側へ付勢している。圧縮コイルばね131a、131bに付勢されて可動ガイド130a、130bの回動端は、支持部材103の外側へ突出した状態で定着ベルト100の端部を案内する。
As shown in FIG. 6, the
図2に示すように、支持部材103の断面は、セラミックヒータ102を収納して定着ニップ部N2を形成する関係上、単純な円形ではない。そして、ステイ104及びセラミックヒータ102を取付けた支持部材103の断面と定着ベルト100とは微小クリアランスである。このため、定着ベルト100の全周にわたって微小クリアランスを維持した状態で支持部材103に定着ベルト100を装着することは容易ではない。そこで、これに対して、実施の形態1では、図7に示すように、可動ガイド130a、130bは、樹脂で薄い円弧状に成型されている。そして、可動ガイド130a、130bは、支持部材103のリブ103eの外周よりも数mm外側で円弧状に定着ベルト100を案内することができる。
As shown in FIG. 2, the cross section of the
また、図6に示すように、可動ガイド130a、130bは、定着ベルト100の周方向に沿った複数位置に設けられる。このため、可動ガイド130a、130bによって定着ベルト100の周方向に沿った複数位置で、定着ベルト100の端部が可動ガイド130a、130bに案内されることで支持部材103と突当ることを阻止できる。
As shown in FIG. 6, the
図8に示すように、フランジキャップ取付工程では、破線で示す定着ベルト100に支持部材103を挿入した後に、定着ベルトユニット31の端部にフランジキャップ105が挿入される。このとき、移動部材の一例であるフランジキャップ105は、ステイ104への装着に伴って可動ガイド130a、130bを退避位置A2に移動させる。ステイ104の端部にフランジキャップ105を装着すると、可動ガイド130a、130bは、フランジキャップ105の内周面に押圧されて回転軸133a、133bを中心に回転し、フランジキャップ105の内側へ退避する。このため、フランジキャップ105の装着に際して可動ガイド130a、130bが邪魔にならない。フランジキャップ取付工程において、可動ガイド130a、130bによってフランジキャップ105の組付け性が損なわれない。
As shown in FIG. 8, in the flange cap attaching step, the
図6に示すように、付勢手段の一例である圧縮コイルばね131a、131bは、可動ガイド130a、130bを案内位置A1へ付勢する。フランジキャップ105は、圧縮コイルばね131a、131bに抗して可動ガイド130a、130bを退避位置A2に移動させる。このため、可動ガイド130a、130bを案内位置A1と退避位置A2とへ移動して保持するための特別な部材が不要である。
As shown in FIG. 6,
図7に示すように、支持部材103は、矢印E方向に垂直な断面において長手方向(水平方向)と短手方向(短手方向)とがある。これに対して、定着ベルト100は、自由な状態では円筒形である。このため、定着ベルト装着工程では、定着ベルト100を支持部材103の断面の長手方向に押し広げるように変形させつつ支持部材103を挿入する必要がある。このとき、定着ベルト100の断面の変形が不十分でも過剰でも定着ベルト100の端部が部分的に支持部材103に突き当たってしまう。そこで、図6に示すように、可動ガイド130a、130bは、定着ベルト100の装着方向に直交する支持部材103の断面の長手方向の両側に設けられている。これにより、定着ベルト装着工程を通じて、支持部材103の断面の長手方向と定着ベルト100との間に十分なクリアランスを確保した状態を維持できる。
As shown in FIG. 7, the
図7に示すように、支持部材103は、周面に肋骨状のリブ103eが多数形成されている。このため、定着ベルト100の装着方向と支持部材103との間に少しでも傾きがあると、定着ベルト100の端部が支持部材103のリブに突き当たって円滑な挿入が妨げられていた。これに対して、図6に示すように、可動ガイド130a、130bは、定着ベルト100の装着方向から見た支持部材103の外側で、定着ベルト100の端部を案内する。このため、可動ガイド130a、130bを通過した定着ベルト100の端部は、リブ103eを含めた支持部材103の外側へ確実に案内される。
As shown in FIG. 7, the
(実施の形態1の効果)
実施の形態1では、加熱装置としての定着ベルトユニット31の端部に、定着ベルト100の端部を案内するための可動ガイド130a、130bが設けられている。このため、定着ベルト装着工程において定着ベルト100を装着する過程で、可動ガイド130a、130bに案内されることにより定着ベルト100の端部と支持部材103との間の干渉、衝突、突当り、もしくは接触が回避される。可動ガイド130a、130bにより定着ベルト100の端部が案内されるので、定着ベルト100の端部にダメージを与えることなく定着ベルト100を組み付けることが可能になる。このため、定着ベルト100が薄い耐熱性フィルムであっても、定着ベルト100の端部にダメージが発生し難くなる。定着ベルト100の装着を速やかに効率的に実施でき、端部を損傷させて破棄される定着ベルト100も少なくなる。定着ベルト100の端部のダメージを見逃して、定着ベルト100の端部がフランジキャップ105のスラスト規制部に接触し続けて定着ベルトが変形したり破損したりすることも発生し難くなる。
(Effect of Embodiment 1)
In the first embodiment,
<その他の実施の形態>
本発明のベルト装置及び定着装置は、実施の形態1で説明した具体的な構成及び制御には限定されない。実施の形態1に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。本発明は、実施の形態1の構成の一部又は全部を等価な代替手段に置き換えた別の実施の形態でも実施可能である。
<Other embodiments>
The belt device and the fixing device of the present invention are not limited to the specific configuration and control described in the first embodiment. The dimensions, materials, shapes, relative arrangements, and the like of the components described in the first embodiment are not intended to limit the scope of the present invention only to those unless otherwise specified. The present invention can also be implemented in another embodiment in which a part or all of the configuration of the first embodiment is replaced with an equivalent alternative means.
ベルト装置が搭載される画像形成装置は、プリンタ/複写機には限らず、ファックス、複合機、フルカラープリンタ等であってもよい。電子写真方式の画像形成装置のみならず、インクジェット方式、オフセット印刷方式、熱転写方式等の他の方式の画像形成装置であってもよい。画像形成装置のみならず、組立工程においてベルト部材の装着工程を有する一般的な機械においても実施可能である。 The image forming apparatus on which the belt device is mounted is not limited to a printer / copier, but may be a fax machine, a multifunction machine, a full-color printer, or the like. Not only an electrophotographic image forming apparatus but also other types of image forming apparatuses such as an ink jet system, an offset printing system, and a thermal transfer system may be used. The present invention can be implemented not only in an image forming apparatus but also in a general machine having a belt member mounting process in an assembly process.
ベルト部材は、複数の張架ローラ、加圧パッド等により張架されていてもよい。定着ベルトユニット以外のベルト装置でも実施可能である。 The belt member may be stretched by a plurality of stretching rollers, pressure pads, or the like. It can also be implemented with a belt device other than the fixing belt unit.
10:給紙部、20:画像形成部(画像形成手段)、30:定着装置(画像形成手段)、31:定着ベルトユニット(ベルト装置)、32:加圧ローラ(回転体)、100:定着ベルト(ベルト部材)、102:セラミックヒータ(支持手段)、103:支持部材(支持手段)、103e:リブ、104:ステイ(支持手段)、105:フランジキャップ(移動部材)、112:加圧レバー、113:圧縮コイルばね、115:定着フレーム、116:軸受、120:カム、130a、130b:可動ガイド(案内手段)、131a、131b:圧縮コイルばね(付勢手段)、132:固定部材、133a、133b:回転軸、134a、134b:ばね支持部、A1:案内位置、A2:退避位置、E:矢印(装着方向)、P:シート(記録媒体)
10: paper feeding unit, 20: image forming unit (image forming unit), 30: fixing device (image forming unit), 31: fixing belt unit (belt device), 32: pressure roller (rotating body), 100: fixing Belt (belt member), 102: ceramic heater (support means), 103: support member (support means), 103e: rib, 104: stay (support means), 105: flange cap (moving member), 112: pressure lever , 113: compression coil spring, 115: fixing frame, 116: bearing, 120: cam, 130a, 130b: movable guide (guide means), 131a, 131b: compression coil spring (biasing means), 132: fixed member,
Claims (10)
前記ベルト部材を内側から回転自在に支持する支持手段と、
前記支持手段の端部側に配置され、前記ベルト部材を前記端部側から前記支持手段に装着する際に、前記ベルト部材を前記支持手段より外側に案内する案内手段と、を備える、
ことを特徴とするベルト装置。 An endless belt member;
Support means for rotatably supporting the belt member from the inside;
A guide unit that is disposed on an end side of the support unit and guides the belt member to the outside of the support unit when the belt member is attached to the support unit from the end side.
A belt device characterized by that.
ことを特徴とする請求項1に記載のベルト装置。 The guide means is movable to a guide position for guiding the belt member and a retracted position retracted from the guide position.
The belt device according to claim 1.
ことを特徴とする請求項2に記載のベルト装置。 A moving member that moves the guide means to the retracted position when attached to the support means;
The belt device according to claim 2.
前記移動部材は、前記付勢手段に抗して前記案内手段を前記退避位置に移動させる、
ことを特徴とする請求項3に記載のベルト装置。 Biasing means for biasing the guide means to the guide position;
The moving member moves the guide means to the retracted position against the biasing means;
The belt device according to claim 3.
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のベルト装置。 The guide means guides an end of the belt member with an inclined surface inclined outward in the mounting direction of the belt member.
The belt device according to any one of claims 1 to 4, wherein:
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のベルト装置。 The guide means guides an end of the belt member on the outside of the support means as viewed from the mounting direction of the belt member;
The belt device according to any one of claims 1 to 5, wherein:
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のベルト装置。 The guide means is provided at a plurality of positions along the circumferential direction of the belt member.
The belt device according to any one of claims 1 to 6, wherein:
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のベルト装置。 The guide means is provided on both sides in the longitudinal direction of the cross section of the support means perpendicular to the mounting direction of the belt member.
The belt device according to any one of claims 1 to 7, wherein the belt device is provided.
前記支持手段に支持された前記ベルト部材に当接してニップを形成する回転体と、
前記支持手段に設けられて前記ベルト部材を介して加熱する加熱手段と、を備える、
ことを特徴とする定着装置。 A belt device according to any one of claims 1 to 8,
A rotating body that abuts on the belt member supported by the support means to form a nip;
Heating means provided on the support means for heating via the belt member,
A fixing device.
記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、を備え、
前記画像形成手段が画像を形成した記録媒体を前記定着装置が加熱する、
ことを特徴とする画像形成装置。 A fixing device according to claim 9;
Image forming means for forming an image on a recording medium,
The fixing device heats the recording medium on which the image forming unit has formed an image;
An image forming apparatus.
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JP2017012404A JP2018120132A (en) | 2017-01-26 | 2017-01-26 | Belt device, fixing device, and image forming apparatus |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020101619A (en) * | 2018-12-20 | 2020-07-02 | 富士ゼロックス株式会社 | Fixing device and image forming apparatus |
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2017
- 2017-01-26 JP JP2017012404A patent/JP2018120132A/en active Pending
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