JP2018119452A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Keita Fukui
啓太 福井
山崎 誠
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誠 山崎
善和 宮部
Yoshikazu Miyabe
善和 宮部
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Abstract

【課題】封鎖弁の開弁開始位置の学習処理において誤学習を抑制できる蒸発燃料処理装置を提供する。
【解決手段】蒸発燃料処理装置12は、車両1に設けられた燃料タンク3内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタ13と、キャニスタ13と燃料タンク3とを接続するベーパ通路14と、ベーパ通路14を閉鎖及び開通可能であり、かつベーパ通路14を閉鎖する初期位置からの開方向への動作量が閉弁範囲を超えるまではベーパ通路14を閉鎖する閉状態が維持されるように構成された封鎖弁15とを備えており、封鎖弁15の開方向の動作量を増加しながらベーパ通路14の開通が許容される開弁開始位置を燃料タンク3内の圧力又はキャニスタ13内の圧力に基づいて検出して記憶する学習処理を行う。そして、車両1が登坂走行中又は降坂走行中の場合は学習処理を禁止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関を備えた車両に設けられた燃料タンク内で発生する蒸発燃料を処理する蒸発燃料処理装置に関する。
蒸発燃料処理装置として、蒸発燃料を導くベーパ通路に設けられた封鎖弁の開度を所定速度で開方向に変化させて燃料タンク内の圧力が低下し始めた時に、その時の開度を開弁開始位置として記憶する学習処理を行うものが知られている(特許文献1参照)。また、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2が存在する。
特開2011−256778号公報 特開2015−110914号公報
このような学習処理において封鎖弁の開弁開始位置が誤学習されると、開弁開始位置を基準とした封鎖弁の制御が不正確となる。そのため、燃料タンクの減圧量の制御に狂いが生じ、内燃機関の空燃比が乱れてドライバビリティが悪化するといった不都合が生じるおそれがある。
そこで、本発明は、封鎖弁の開弁開始位置の学習処理において誤学習を抑制できる蒸発燃料処理装置を提供することを目的とする。
本発明の蒸発燃料処理装置は、内燃機関を備えた車両に設けられた燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記キャニスタと前記燃料タンクとを接続するベーパ通路と、前記ベーパ通路に設けられ、前記ベーパ通路を閉鎖及び開通可能であり、かつ前記ベーパ通路を閉鎖する初期位置からの開方向への動作量が閉弁範囲を超えるまでは前記ベーパ通路を閉鎖する閉状態が維持されるように構成された封鎖弁と、前記封鎖弁の開方向の動作量を増加しながら、前記閉弁範囲を超えて前記ベーパ通路の開通が許容される開弁開始位置を前記燃料タンク内の圧力及び前記キャニスタ内の圧力の少なくともいずれか一方の変化に基づいて検出し、前記開弁開始位置を記憶する学習処理を行う制御手段と、大気圧の変化を判別可能な判別手段と、を備え、前記制御手段は、前記判別手段の判別結果に基づいて前記車両が登坂走行中又は降坂走行中であるか否かを判定し、前記登坂走行中又は前記降坂走行中の場合は前記学習処理を禁止するものである。
車両が登坂走行又は降坂走行すると、走行中に標高が変化するため大気圧が変化する。大気圧が変化すると燃料タンク内の圧力やキャニスタ内の圧力の測定値が変化してしまう。そのため、学習処理において封鎖弁の開弁開始位置の検出基準が変わってしまい開弁開始位置の誤学習を招く。本発明の蒸発燃料処理装置によれば、車両が登坂走行中又は降坂走行中の場合は封鎖弁の開弁開始位置の学習処理が禁止される。これにより、大気圧の変化を原因とした封鎖弁の開弁開始位置の誤学習が抑制される。
本発明の一形態に係る蒸発燃料処理装置を含む車両の一部を模式的に示した構成図。 封鎖弁の構造を示した断面図。 学習処理の一例を示したタイムチャート。 誤学習の状態を説明する説明図。 本発明の一形態に係る制御ルーチンの一例を示したフローチャート。 登坂走行中であることを判定する判定方法の一例を示した図。
図1に示すように、車両1は、走行用駆動源として設けられガソリンエンジンとして構成された内燃機関2と、内燃機関2の燃料であるガソリンを貯留する燃料タンク3とを備えている。燃料タンク3に貯留された燃料Fは燃料ポンプ4にて吸い上げられてフィードパイプ5及び燃料噴射弁6を介して内燃機関2の吸気通路7に供給される。吸気通路7には空気濾過用のエアフィルタ8と吸入空気量を調整するスロットルバルブ9とが設けられている。燃料タンク3には給油用のインレットパイプ10が設けられている。燃料Fの残量はフロート式の残量センサ11にて検出される。
車両1には燃料タンク3内で発生した蒸発燃料を処理するための蒸発燃料処理装置12が設けられている。蒸発燃料処理装置12は蒸発燃料を吸着する吸着材13aを内蔵するキャニスタ13と、キャニスタ13と燃料タンク3とを接続するベーパ通路14と、ベーパ通路14に設けられていてベーパ通路14を閉鎖及び開通可能な封鎖弁15と、キャニスタ13に設けられ大気に解放する大気連通管16と、大気連通管16を介してキャニスタ13に導入された外気によってキャニスタ13から分離されたパージガスを内燃機関2の吸気通路7に供給するパージ装置17とを備えている。
ベーパ通路14と燃料タンク3との接続部にはORVRバルブ20及びOCVバルブ21が設けられている。ORVRバルブ20及びOCVバルブ21は燃料タンク3内の燃料Fの液面がこれらの高さまで達した場合にベーパ通路14と燃料タンク3との連通を遮断するように構成されている。パージ装置17は、キャニスタ13と内燃機関2の吸気通路7とを接続してパージガスを内燃機関2に導くためのパージ通路23と、パージ通路23に設けられたパージコントロールバルブ24とを備えている。パージコントロールバルブ24は吸気通路7の負圧によって動作するバキュームスイッチングバルブ(VSV)として構成されている。パージコントロールバルブ24が開弁すると大気連通管16を介してキャニスタ13に外気が導かれて、上述したパージガスが内燃機関2の吸気通路7に供給される。なお、キャニスタ13に導入される外気は大気連通管16に設けられたエアフィルタ16aにて濾過される。
大気連通管16とキャニスタ13との接続部にはキーオフポンプ25が設けられている。キーオフポンプ25はキャニスタ13や燃料タンク3等の検査対象の穴あき等の異常を検出する検査を行うために設けられている。キーオフポンプ25はその検査時に駆動されるポンプの他にキャニスタ13内の圧力を測定する圧力センサ26を内蔵している。以下、この圧力センサ26が測定する圧力をシステム圧力と称する場合がある。また、燃料タンク3内の圧力は燃料タンク3に設けられた圧力センサ27にて測定される。この圧力センサ27が測定する圧力をタンク圧力と称する場合がある。これらシステム圧力及びタンク圧力の測定値は、いずれも絶対圧から大気圧を減じたゲージ圧である。したがって大気圧が変わると絶対圧が変化しなくても測定値が変動する。
図2に詳細を示した封鎖弁15は、閉状態でベーパ通路14を閉鎖するとともに、開状態でベーパ通路14の開通を許容しかつ開状態での開度を変化させることにより蒸発燃料の流量を制御可能な流量制御弁として構成されている。図2に示すように、封鎖弁15は、ケーシング30と、ケーシング30に収められた弁体31と、弁体31を駆動するステッピングモータ32とを備えている。
ケーシング30には、蒸発燃料が流入する流入路41と、蒸発燃料が流出する流出路42と、流入路41及び流出路42のそれぞれと通じていて弁体31が収納される弁室43とが形成されている。弁体31は流入路41を閉鎖可能な内側弁部51と、内側弁部51を囲むように配置され、図2の上側が閉鎖されかつ下側が開放されたガイド部52とを含んでいる。内側弁部51とガイド部52とは、互いに軸線Axの方向に相対移動可能な状態で軸線Axを中心として同心状に組み合わされている。内側弁部51の下端には例えば合成ゴムで構成されたシール部材54が設けられており、シール部材54は流入路41の開口位置に設けられたケーシング30の弁座60に密着して流入路41を閉鎖できる。
内側弁部51とガイド部52との間には、内側弁部51を弁座60側に付勢するコイルばね55が圧縮状態で設けられている。ガイド部52は軸線Axの方向に移動可能な状態で、かつ軸線Axの回りを回転不能な状態でケーシング30に設けられている。また、ガイド部52とケーシング30との間にはコイルばね56が圧縮状態で設けられている。このコイルばね56の弾性力により、ガイド部52は弁座60から離れる方向に付勢されている。ガイド部52の上部には雌ねじ部57が設けられている。雌ねじ部57に形成された雌ねじ57aはステッピングモータ32の出力軸58に形成された雄ねじ58aと噛み合っている。これにより、ステッピングモータ32の動作量に応じて弁体31のガイド部52は矢印Xで示した開方向及びその反対方向の閉方向に移動する。
図2の状態は、弁体31のガイド部52の下端が弁座60に接触する閉方向の限界に位置しかつベーパ通路14が閉鎖される初期位置の状態である。この初期位置では、内側弁部51のシール部材54がコイルばね55の弾性力によって弁座60に押し付けられていて封鎖弁15は閉状態にある。初期位置からガイド部52が開方向に移動するようにステッピングモータ32が駆動されるとガイド部52の下端が弁座60から離れ始める。そして、さらに開方向の動作量が増加するとガイド部52に設けられて内向きに突出する突出部52aと、内側弁部51に設けられて外向きに突出する突出部51aとが突き当たる。これらの突出部52a、51aが互いに突き当るまでは、内側弁部51のシール部材54が弁座60に押し付けられた閉状態に維持される。さらに、これらの突出部52a、51aが互いに突き当たった状態でガイド部52が開方向に動作すると、ガイド部52と内側弁部51とが一緒に開方向に移動し、内側弁部51のシール部材54が弁座60から離れる。これにより流入路41が開放されるので、流入路41と流出路42とが弁室43を介して互いに連通し、ベーパ通路14の開通が許容される。
このように、封鎖弁15が初期位置から開方向に動作してガイド部52の突出部52aと内側弁部51の突出部51aとが互いに突き当たるまでは閉状態に維持される。そのため、初期位置から開方向に動作して突出部52a、51aが互いに突き当たるまでの封鎖弁15の動作範囲が本発明に係る閉弁範囲の一例に相当する。そして、これらの突出部52a、51aが互いに突き当たった状態でガイド部52が開方向に動作して内側弁部51のシール部材54が弁座60から離れる位置が本発明に係る開弁開始位置の一例に相当する。
この開弁開始位置は、封鎖弁15のガイド部52や内側弁部51等の公差やこれらの経年変化によってばらつきが生じる。そのため、封鎖弁15に固有の開弁開始位置を検出して記憶する学習処理が実施される。一例として、この学習処理は、図1に示した内燃機関2の運転状態を制御するコンピュータとして構成されたエンジンコントロールユニット(ECU)70にて行われる。
図1に示したように、ECU70には、キーオフポンプ25に内蔵された圧力センサ26の出力信号と燃料タンク3に設けられた圧力センサ27の出力信号とが入力される。ECU70は、これらの出力信号に対応するシステム圧力及びタンク圧力の測定値を監視しながら封鎖弁25のステッピングモータ32を操作して開弁開始位置の学習処理を行う。例えば、図3に示すように、ECU70は、封鎖弁15の開方向の動作量(バルブリフト量)を初期位置から階段状に徐々に増加させる。一回あたりの増加量はステッピングモータ32の数ステップの回転量(例えば4ステップ)として適宜設定される。ECU70は、封鎖弁15の開方向の動作によってシステム圧力の規定圧ΔA以上の上昇又はタンク圧力の規定圧ΔB以上の降下を検出した場合に、その一回前の動作量を開弁開始位置の学習値として記憶する。なお、この学習処理を、封鎖弁15の開方向の動作によってシステム圧力の規定圧ΔA以上の上昇とタンク圧力の規定圧ΔB以上の降下との両者を検出した場合に、その一回前の動作量を開弁開始位置の学習値として記憶するように変更することもできる。
このように学習処理はシステム圧力やタンク圧力の変化に基づいて行われる。そのため、例えば車両1が登坂走行中又は降坂走行中に学習処理が行われると、各圧力センサ26、27の測定値が登坂走行又は降坂走行に伴う大気圧の変化によって変動する。これにより、封鎖弁15の開弁開始によるシステム圧力及びタンク圧力の圧力変化を正確に検出できずに開弁開始位置を誤学習するおそれがある。例えば、図4に示すように、車両1が登坂走行中の場合は大気圧が低下するのでシステム圧力の測定値が減少し、かつタンク圧力の測定値が増加する。したがって、封鎖弁15が実際の開弁ポイントに到達して圧力が変化しても、期間Tの圧力変化δ、δ′が規定圧ΔA又は規定圧ΔB以上の圧力変化として検出できない可能性がある。そこで、本形態では、車両1が登坂走行中又は降坂走行中の場合、ECU70は封鎖弁15の開弁開始位置の学習処理を禁止する。
図5は、ECU70が実行する制御ルーチンの一例を示している。図5の制御ルーチンのプログラムはECU70にて適時に読み出されて所定間隔で繰り返し実行される。ECU70は、図5の制御ルーチンを実行することによって本発明に係る制御手段の一例として機能する。
図5のステップS1において、ECU70は封鎖弁15の開弁開始位置の学習処理を開始しているか否かを判定する。学習処理を開始している場合はステップS2に進み、そうでない場合は以後の処理をスキップして今回のルーチンを終了する。
ステップS2において、ECU70は車両1が登坂走行中又は降坂走行中か否かを判定する。この判定処理では、圧力センサ26が測定するシステム圧力の測定値が、規定以上の割合で降下した場合は登坂走行中として、規定以上の割合で上昇した場合は降坂走行中として、それぞれ判定する。また、圧力センサ27が測定するタンク圧力の測定値が、規定以上の割合で上昇した場合は登坂走行中として、規定以上の割合で降下した場合は降坂走行中として、それぞれ判定する。このように、システム圧力の測定値又はタンク圧力の測定値の変化が大気圧の変化として判別されるので、ECU70はステップS2を実行することにより、本発明に係る判別手段の一例として機能する。なお、システム圧力の測定値とタンク圧力の測定値との両者が上記条件に合致した場合に登坂走行中又は降坂走行中と判定するようにしてもよい。
具体的には、図6に示したように、例えばシステム圧力の測定値が所定時間tで規定圧ΔC以上に降下する事象がn回(例えば3回)継続した場合、又はタンク圧力の測定値が所定時間tで規定圧ΔD以上に上昇する事象がn回(例えば3回)継続した場合にECU70は登坂走行中として判定する。また、降坂走行中の場合は図示を省略したが、図6とは逆に、システム圧力の測定値が所定時間tで規定圧ΔD以上に上昇する事象がn回(例えば3回)継続した場合、又はタンク圧力の測定値が所定時間tで規定圧ΔC以上に降下する事象がn回(例えば3回)継続した場合にECU70は降坂走行中として判定する。
上記の判定方法で、ステップS2においてECU70が登坂走行中又は降坂走行中であると判定した場合はステップS3に進んで、封鎖弁15の開弁開始位置の学習処理を禁止する。一方、車両1が登坂走行中又は降坂走行中でない場合は処理をステップS1に戻して処理を続行する。
本形態によれば、車両1が登坂走行中又は降坂走行中の場合は封鎖弁15の開弁開始位置の学習処理が禁止される。これにより、大気圧の変化を原因とした封鎖弁15の開弁開始位置の誤学習が抑制される。
本発明は上記形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内において種々の形態にて実施できる。上記形態は、圧力センサ26が測定するシステム圧力の測定値と圧力センサ27が測定するタンク圧力の測定値とに基づいて登坂走行中又は降坂走行中であるか否かを判定しているが、大気圧の変化を判別する判別手段の一例にすぎない。例えば、車両1に不図示の大気圧センサを設け、大気圧センサの測定値が規定値以上降下した場合は登坂走行中として、規定値以上上昇した場合は降坂走行中としてそれぞれ判定することにより、大気圧の変化を直接的に判別するようにして判別手段を実現してもよい。
上記形態の封鎖弁15は一例にすぎず、ベーパ通路を閉鎖する初期位置からの開方向の動作量が開弁範囲を超えるまでベーパ通路を閉鎖する閉状態が維持されるように構成された封鎖弁であればどのような形態の封鎖弁でもよい。例えば、貫通流路が形成された球状の弁体と、その弁体を回転可能に保持しベーパ通路に通じている弁座とを有し、弁体をモータで回転させることにより開度調整可能であるボールバルブを、本発明に係る封鎖弁の一例として採用できる。また、上記形態の車両1は内燃機関2が走行用駆動源として設けられた車両であるが、内燃機関2に加えてモータを走行用駆動源として備えたハイブリッド車両に変更することもできる。内燃機関2はガソリンエンジンであるが、本発明の対象となり得る内燃機関はディーゼルエンジンやガソリンとアルコールとの混合燃料を使用可能なバイフューエルエンジンであってもよい。
上記形態は以下の蒸発燃料処理装置の発明における実施の形態としても把握できる。
すなわち、蒸発燃料処理装置は、内燃機関を備えた車両に設けられた燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記キャニスタと前記燃料タンクとを接続するベーパ通路と、前記ベーパ通路に設けられ、前記ベーパ通路を閉鎖及び開通可能であり、かつ前記ベーパ通路を閉鎖する初期位置からの開方向への動作量が閉弁範囲を超えるまでは前記ベーパ通路を閉鎖する閉状態が維持されるように構成された封鎖弁と、前記封鎖弁の開方向の動作量を増加しながら、前記閉弁範囲を超えて前記ベーパ通路の開通が許容される開弁開始位置を前記燃料タンク内の圧力及び前記キャニスタ内の圧力の少なくともいずれか一方の変化に基づいて検出し、前記開弁開始位置を記憶する学習処理を行う制御手段と、大気圧の変化を判別可能な判別手段と、を備え、前記制御手段は、前記判別手段の判別結果に基づいて前記車両が登坂走行中又は降坂走行中であるか否かを判定し、前記登坂走行中又は前記降坂走行中の場合は前記学習処理を禁止し、前記判別手段は、前記燃料タンク内の圧力の測定値及び前記キャニスタ内の圧力の測定値の少なくともいずれか一方の変化を大気圧の変化として判別する。
この蒸発燃料処理装置によれば、学習処理に使用される燃料タンク内の圧力の測定値及びキャニスタ内の圧力の測定値の少なくともいずれか一方の変化が大気圧の変化として判別され、その判別結果に基づいて登坂走行中又は降坂走行中か否かを判定される。このため、大気圧を測定する圧力センサの測定値によって直接的に大気圧の変化を判別することなく登坂走行中又は降坂走行中か否かを判定できる利点がある。
1 車両
2 内燃機関
3 燃料タンク
12 蒸発燃料処理装置
13 キャニスタ
14 ベーパ通路
15 封鎖弁
70 ECU(制御手段、判別手段)

Claims (1)

  1. 内燃機関を備えた車両に設けられた燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
    前記キャニスタと前記燃料タンクとを接続するベーパ通路と、
    前記ベーパ通路に設けられ、前記ベーパ通路を閉鎖及び開通可能であり、かつ前記ベーパ通路を閉鎖する初期位置からの開方向への動作量が閉弁範囲を超えるまでは前記ベーパ通路を閉鎖する閉状態が維持されるように構成された封鎖弁と、
    前記封鎖弁の開方向の動作量を増加しながら、前記閉弁範囲を超えて前記ベーパ通路の開通が許容される開弁開始位置を前記燃料タンク内の圧力及び前記キャニスタ内の圧力の少なくともいずれか一方の変化に基づいて検出し、前記開弁開始位置を記憶する学習処理を行う制御手段と、
    大気圧の変化を判別可能な判別手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記判別手段の判別結果に基づいて前記車両が登坂走行中又は降坂走行中であるか否かを判定し、前記登坂走行中又は前記降坂走行中の場合は前記学習処理を禁止することを特徴とする蒸発燃料処理装置。
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