JP2018117570A - Combine-harvester - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、刈取作業において良好な収穫を行うに必要となる情報を表示する情報表示画面を備えたコンバインに関するものである。 The present invention relates to a combine equipped with an information display screen for displaying information necessary for good harvesting in a cutting operation.
コンバインは、圃場を走行しながら穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を脱穀装置で脱穀・選別し、収穫された穀粒をグレンタンクに一時的に貯留し、グレンタンクが満杯になると畦道に待機したトラックに接近移動し、グレンタンクから穀粒をトラックの荷台に排出する一連の収穫作業を行う。この収穫作業において、機体の走行状態と共に脱穀装置の作動状態を管理調整する必要がある。 The combine harvester harvests the grains while running on the field, threshes and sorts the harvested grains with a threshing device, temporarily stores the harvested grains in the Glen tank, and waits on the path when the Glen tank is full A series of harvesting operations are performed to move the grain closer to the truck and discharge the grain from the grain tank to the truck bed. In this harvesting operation, it is necessary to manage and adjust the operating state of the threshing device together with the traveling state of the machine body.
このため、特許文献1には、脱穀装置の揺動選別棚上に堆積する籾屑穀粒や藁屑からなる選別物の堆積厚さシーブの開度を、操縦席の前側に設けたモニタパネルに各別に表示し、脱穀装置によって良好な脱穀選別が行われるように手動調整する技術が開示されている。
For this reason,
コンバインは、圃場に植生する穀稈列に向かって倒れた穀稈を引き起こしながら機体を安定して走行させるように操縦しなければならない。このために操縦部に搭乗する作業者は、機体前方の穀稈を見ながら走行速度や走行方向を変更しながら操縦するので、不慣れな作業者は前記のモニタパネルに目を移す余裕が無く、また、上記の従来技術では、モニタパネルによっても揺動選別棚上の選別物の堆積厚さとシーブの開度しか確認できないため、適切な調整操作が行なえず、収穫作業の能率および精度が低下する問題がある。 The combine must be maneuvered so that the airframe can travel stably while causing the culm to fall toward the culm row that grows in the field. For this reason, the operator boarding the maneuvering unit steers while changing the traveling speed and traveling direction while looking at the cereals in front of the aircraft, so an unfamiliar worker has no room to look at the monitor panel, In addition, in the above-described conventional technology, only the deposit thickness of the sorted product and the sheave opening on the swing sorting shelf can be confirmed by the monitor panel, so that an appropriate adjustment operation cannot be performed, and the efficiency and accuracy of the harvesting work are reduced. There's a problem.
本発明は、コンバインの操縦操作を行いながら収穫作業状態の確認を容易に行えるようにし、収穫作業の能率および精度を高めることを目的とする。 An object of the present invention is to make it possible to easily confirm the state of harvesting work while operating a combine, and to improve the efficiency and accuracy of the harvesting work.
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。 The problems of the present invention are solved by the following technical means.
請求項1に記載の発明は、機体に備えた操縦席(20)の前方に刈取装置(6)を設け、該刈取装置(6)の後方に揺動選別棚(51)を備えた脱穀装置(15)を設け、前記操縦席(20)の後方にグレンタンク(30)を設けたコンバインにおいて、前記操縦席(20)の前側に情報表示画面(21)を設け、該情報表示画面(21)に、エンジン回転速度および燃料残量と共に前記グレンタンク(30)の穀粒貯留量と前記揺動選別棚(51)上の選別物堆積厚さを表示する構成としたコンバインとする。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、前記エンジン回転速度と前記選別物堆積厚さを、前記情報表示画面(21)の同一のレベルゲージ(22)に、所定時間毎に交互に切換え表示するか、或いは、表示切換スイッチ(26)の切換操作に基づいて切換え表示する構成とした請求項1に記載のコンバインとする。
In the invention according to
請求項3に記載の発明は、前記エンジン回転速度と前記選別物堆積厚さを別々のレベルゲージ(22)に表示する構成とした請求項1に記載のコンバインとする。 According to a third aspect of the present invention, there is provided the combine according to the first aspect, wherein the engine rotational speed and the selected deposit accumulation thickness are displayed on separate level gauges (22).
請求項4に記載の発明は、前記情報表示画面(21)のレベルゲージ(22)は、前記エンジン回転速度、前記燃料残量、前記穀粒貯留量、前記選別物堆積厚さの各所定量毎の増減を、所定の画素数から矩形状に形成される単位表示領域(22a)の表示数で段階的に表示する構成とした請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンバインとする。
According to a fourth aspect of the present invention, the level gauge (22) of the information display screen (21) is provided for each predetermined amount of the engine rotation speed, the fuel remaining amount, the grain storage amount, and the selected deposit accumulation thickness. The combine according to any one of
請求項1に記載の発明によれば、コンバインの操縦席20に座った作業者は、情報表示画面21でエンジン回転速度と燃料残量を見てエンジンの安定駆動を確認しながら、この情報表示画面21で揺動選別棚51上の選別物堆積厚さを見て脱穀装置15の選別状態を確認し、また、情報表示画面21でグレンタンク30の穀粒貯留量を確認することができる。すなわち、目をあまり移動することなく収穫作業を行えるので、コンバイン安定して走行させながら良好な脱穀選別状態で収穫作業が行え、この収穫作業の能率および精度が向上する。
According to the first aspect of the present invention, the operator sitting on the combiner's
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、作業者は1つのレベルゲージ22を注視することで、エンジンの負荷状態と脱穀装置15の選別状態を知ることが出来る。
According to the invention described in
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、作業者は情報表示画面21内でエンジン回転速度から燃料残量と選別物堆積厚さへ視線を僅かに移すことで、エンジンの負荷状態と脱穀装置15の選別状態を知ることが出来る。
According to the invention described in
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、エンジン回転速度と選別物堆積厚さが単位表示領域22aの表示数で段階的に表示されるので、一目で変動量を認識でき、調整操作を迅速に行える。
According to the invention described in
以下、本発明の実施例を図面に示す実施例を参照しながら説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the embodiments shown in the drawings.
図1には本実施例として穀類の収穫作業を行うコンバインの左側面図を示し、図2にはコンバインの平面図を、図3にはコンバインの脱穀装置の一部を切り欠いた側面断面図を示す。 FIG. 1 shows a left side view of a combine for harvesting cereals as a present embodiment, FIG. 2 is a plan view of the combine, and FIG. 3 is a side sectional view in which a portion of the combine threshing device is cut away. Indicates.
なお、本実施例ではコンバインの前進方向に向かって前側と後側をそれぞれ前、後といい、左側と右側をそれぞれ左、右ということにする。 In this embodiment, the front side and the rear side in the forward direction of the combine are referred to as front and rear, respectively, and the left side and right side are referred to as left and right, respectively.
図1及び図2に示すコンバイン1の走行フレーム2の下部には、ゴムなどの可撓性材料を素材として無端帯状に成型した左右一対のクローラ4を持ち、乾田はもちろんのこと、湿田においてもクローラ4が若干沈下するだけで安定して自由に走行できる構成の走行装置3を備え、走行フレーム2の前部には刈取装置6を搭載し、走行フレーム2の上部にはエンジン(図示せず)と脱穀装置15、操縦席20およびグレンタンク30を搭載する。
1 and 2 has a pair of left and
刈取装置6は、刈取昇降シリンダ(図示せず)の伸縮作用により刈取装置6全体を昇降して、圃場に植生する穀稈を所定の高さで刈取りができる構成としている。刈取装置6の前端下部に分草具7を、その背後に傾斜状にした穀稈引起し装置8を、その後方底部には刈刃(図示せず)を配置している。刈刃と脱穀装置15のフィードチェン14の始端部との間に、図示しない前部搬送装置、扱深さ調節装置、供給搬送装置などの搬送装置9を順次穀稈の受継搬送と脱穀装置15への扱深さ調節とが出来るように配置している。
The
コンバイン1の刈取装置6の作動は次のように行われる。まず、エンジンを始動して変速用、操向用などの操作レバー類をコンバイン1が前進するように操作し、刈取・脱穀クラッチ(図示せず)を入り操作して機体の回転各部を伝動しながら、走行フレーム2を前進走行させると、刈取、脱穀作業が開始される。圃場に植立する穀稈は、刈取装置6の前端下部にある分草具7によって分草作用を受け、次いで穀稈引起し装置8の引起し作用によって倒伏状態にあれば直立状態に引起こされ、穀稈の株元が刈刃に達して刈取られ、前部搬送装置に掻込まれて後方に搬送され、扱深さ調節装置、供給搬送装置に受け継がれて順次連続状態で後部上方に搬送される。
The operation of the
穀稈は供給搬送装置からフィードチェン14の始端部に受け継がれ、脱穀装置15に供給される。脱穀装置15は、上側に扱胴69を軸架した扱室66を前板97と後板98の間に配置し、扱室66の下側に選別室50を一体的に設け、供給された刈取穀稈を脱穀、選別する。
The cereal flour is inherited from the supply conveyance device to the start end of the
脱穀装置15に供給された穀稈は、後で詳細に説明するが、主脱穀部である扱室66に挿入され、扱室66に軸架され回転する扱胴69の多数の扱歯69aと、フィードチェン14による移送と、扱胴69の下側を円弧状に囲む扱網74との相互作用により脱穀され、被処理物(穀粒や藁屑)は脱穀装置15内の選別室50の揺動選別棚51で受け止められ、上下前後方向に揺動する揺動選別棚51上を後方へ移動しながら、唐箕79からの送風を受けて風力選別され、比重の重い穀粒は第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54および選別網63を通過し、一番螺旋65から、搬送螺旋を内蔵している一番揚穀筒45を経てグレンタンク30へ搬送され、グレンタンク30に一時貯留される。一番揚穀筒45の長手方向の軸芯上にグレンタンク30の籾排出口を設けている。
As will be described in detail later, the cereal mash supplied to the threshing
脱穀装置15の扱室66の終端に到達した脱穀された残りの穀稈で長尺のままのものは、排藁チェーン80a(図4)および排藁穂先チェーン80b(図4)に挟持されて搬送され、脱穀装置15の後部の排藁処理室82に投入されて圃場に放出される。排藁処理室82内には排藁カッター刃81a、81bが設けられており、排藁カッター刃81a、81bにより切断された穀稈は、排藁カッター刃81a、81bの下方であって、排藁処理室82の前壁部に基部が支持され、後方下り傾斜に設けられた板状の切断藁ガイド96(図3)により案内されて圃場に放出される。
The remaining threshed culms that have reached the end of the
グレンタンク30内の底部に穀粒移送用のグレンタンク螺旋(図示せず)を設け、グレンタンク螺旋を駆動する螺旋駆動軸(図示せず)に縦オーガ18および横オーガ19からなる排出オーガを連接し、グレンタンク30内に貯留した穀粒を排出オーガ排出口からコンバイン1の外部に排出する。グレンタンク螺旋、縦オーガ螺旋(図示せず)および横オーガ螺旋(図示せず)は、エンジンの動力の伝動を受けて回転駆動され、それぞれの螺旋羽根のスクリュウコンベヤ作用により貯留穀粒を搬送する。
A grain tank helix (not shown) for transferring grains is provided at the bottom of the
刈取装置6で刈り取った穀稈は刈取装置6に装着された穀稈搬送、調節装置で扱深さが調節され、脱穀装置15の主脱穀部である扱室66内に挿入される。扱室66に軸架された扱胴69は、その表面に多数の扱歯69aが設けられており、エンジンからの駆動機構(図示せず)により、図4と図6の矢印B方向に回転する。扱室66に挿入された穀粒の付いた穀稈は、移動するフィードチェン14により図4の矢印A方向に移送されながら、矢印B方向に回転する扱胴69の扱歯69aと扱網74との相互作用により脱穀される。穀稈から分離された被処理物は扱網74を通過して、揺動選別棚51で受け止められる。
The grain husks harvested by the reaping
揺動選別棚51は、扱室66の扱網74の下方に配置した移送棚52とその後方に配置した前から後へ配置する第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54と最後端部に配置したストローラック62及び第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54の下方に配置する選別網63から構成されている。
The
図5及び図8に示す第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54は、前後揺動によって各シーブ間から被処理物を漏下させ、唐箕79からの送風により風力選別する点で共通しているが、被処理物の搬送方向前方側の第1チャフシーブ53の方が後方側にある第2チャフシーブ54に比べて各シーブの大きさが小さく、各シーブ間の間隔が多少狭い構成である。被処理物の搬送方向前方側では、被処理物中における単粒の含有率が高く、後方側では被処理物に含む枝梗付着粒の割合が多いため、第1チャフシーブ53では藁屑の漏下を抑えながら単粒だけを漏下させて藁屑をより後方へ移送し、第2チャフシーブ53では穀粒を積極的に漏下させて、風力選別を行うとともに、枝梗付着粒を二番処理胴70に移送して単粒化を図るためにこのような構成としている。
The first and second chaff sheaves 53 and 54 shown in FIG. 5 and FIG. 8 are common in that the workpiece is leaked from between the sheaves by swinging back and forth and the wind is selected by blowing air from the
また、移送棚52と第1チャフシーブ53の上方に、移送棚52の右前側へ供給される二番処理物を移送棚52と第1チャフシーブ53上で横に拡散させる拡散ガイド88を設けている。
Further, a
そして、第1チャフシーブ53の前方に配置されている移送棚52には複数個のラック状或いは平板状の選別板52aを備えて、扱胴69の下方に配置して扱網74から落下する被処理物と共に二番処理胴70から排出する二番処理物を受け止め得る構成になっている。
The
また、移送棚52の上方に拡散ガイド88の板面と直交する方向にセンサ支軸25を設け、このセンサ支軸25に前側を円弧状に膨らませた接触子44aを斜め後方へ向かって下り傾斜に吊り下げて固着している。接触子44aは図8及び図14に示すように、ピン28,29でその回動範囲を規制しており、後方へ向かって約30°下り傾斜した層厚検出姿勢(図14中のa)から上方の退避姿勢(図14中のb)まで回動するようにして、このセンサ支軸25の回動を層厚センサ43で検出して移送棚52上の被処理物の厚みを検出する。接触子44aを後方下り傾斜姿勢にて保持することで、脱穀装置15の傾斜状態や走行中の振動による影響を低減して被処理物量を正確に検出できる。
A
揺動選別棚51を取り外す場合には、接触子44aを上方に回動してピン29に当接した状態に保持する。
When removing the
層厚センサ43は、図11に示す如く、移送棚52の二番処理物供給口近くにおいて前後方向の前後センサ支軸41に第一接触子(第1の接触子)44a1を設けて第一層厚センサ(第1の層厚センサ)43aで左右方向の移送棚52上の被処理物の厚みを検出し、移送棚52の左右中央において左右方向の左右センサ支軸42に第二接触子(第2の接触子)44a2を設けて第二層厚センサ(第2の層厚センサ)43bで前後方向の移送棚52上の被処理物の厚みを検出するようにすれば、第一層厚センサ43aで二番処理物の量を検出でき、車体の左右傾きも検出出来て、機体のローリング制御に利用出来るようになる。なお、第一層厚センサ43aと第二層厚センサ43bの検出した層厚を総合してスクレーパ34の作動を制御する。
As shown in FIG. 11, the
第1チャフシーブ53は、板状のシーブ35を後方に向かって登り傾斜に配列したもので、各シーブ35の裏側に当接するスクレーパ34をスクレーパ支持アーム36に設けている。スクレーパ支持アーム36は、第1チャフシーブ53上に横方向5列で、第1チャフシーブ53の底面側に設ける連結軸37で一体に連結している。連結軸37は前後方向に設ける揺動アーム31に枢支軸32で連結し、揺動アーム31の前端を縦支軸33に枢支し、揺動アーム31の前端で左右に張り出す駆動アーム38の両端部にワイヤ39,40を連結し、該ワイヤ39,40を駆動モータ(図示せず)に連結して、駆動モータで揺動アーム31を左右に揺動してスクレーパ34がシーブ35に付着する藁屑等を掻き落とすようにしている。
The
駆動モータは、前記層厚センサ43が移送棚52上の被処理物の厚みが一定以上を検出することで、駆動するようにすることで、第1チャフシーブ53の詰まりを無くして選別機能の低下を防ぐ。
The drive motor is driven when the
扱網74の前方領域に漏下する最初に脱粒した穀粒は単粒であり夾雑物も含んでいないので第1チャフシーブ53や第2チャフシーブ54上で粗選別する必要が無く、直接下方の選別網63で後述する唐箕79からの送風により風選することができ、これらチャフシーブ53、54の負荷を軽くし、能率的な脱穀が可能となる。
The first threshed grain that leaks to the front area of the handling
また、揺動選別棚51は図示しない揺動選別棚駆動機構の作動により上下前後方向に揺動するので、被処理物は矢印D方向(図3)に移動しながら、揺動選別棚51上に漏下した比重の重い穀粒は選別網63を矢印E方向に通過し、一番棚板64で集積され、一番螺旋65から一番揚穀筒(図示せず)を経てグレンタンク30へ搬送される。グレンタンク30に貯留された穀粒は、オーガ18、19を経由してコンバイン1の外部へ搬送される。
Further, since the
揺動選別棚51の上の被処理物のうち軽量のものは、揺動選別棚51の揺動作用と唐箕79のファン79aによる送風に吹き飛ばされて揺動選別棚51から第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54に向けて矢印D方向に移動し、ストローラック62の上で大きさの小さい二番穀粒は矢印G方向に漏下して二番棚板85に集められ、二番螺旋86で二番揚穀筒87(図7)へ搬送される。
Among the objects to be processed on the
二番穀粒(二番物ということがある)は、正常な穀粒、枝梗粒、藁屑および藁屑の中に正常な穀粒が刺さっているササリ粒などの混合物であり、二番揚穀筒87の中を二番揚穀筒螺旋(図示せず)により揚送されて、二番処理室入口から二番処理室67の上方へ放出される。
The second kernel (sometimes called the second product) is a mixture of normal kernels, branch boughs, sawdust and scorpion kernels with normal kernels in sawdust. The inside of the
二番処理室67の下部に軸架する二番処理胴70はエンジンからの動力を伝動する駆動機構で図4の矢印J方向に回転する。二番穀粒は二番処理胴70に植設してある多数の処理歯70aに衝突しながら矢印I方向(図3、図4)に進行する間に二番穀粒の分離と枝梗粒の枝梗の除去を行い、被処理物の一部は二番処理胴70の下方に設けられた受網(図示せず)を通り抜けて選別室50へ直接漏下し、被処理物の大部分は二番処理胴70の前端部まで送られて移送棚52へ排出されて、再び第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54方向に送られ、穀粒は第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54と選別網63を通り、一番螺旋65に集められる。
A
このように二番物を回収して移送棚52上に再び送り、第1チャフシーブ53、第2チャフシーブ54による再処理をすることにより、穀粒と藁屑との分離が良好になる。
In this way, the second thing is collected and sent again onto the
唐箕79の吹出し口には風路を上下に分割する上ガイド板79bと下ガイド板79c(図8)を回動可能に設け、風割モータで下風路を開から閉に変更する。
An upper guide plate 79b and a lower guide plate 79c (FIG. 8) that divide the air path into upper and lower parts are rotatably provided at the outlet of the
扱室66を図4の矢印A方向に進行し、扱室66の終端に到達した被処理物の中の脱穀された穀稈で長尺のままのものは、図4に示す矢印A1方向に搬送され、排藁処理室82に投入される。
The threshing cereals that have been threshed in the object to be processed that have traveled in the direction of arrow A in FIG. 4 and have reached the end of the
また、扱室66の扱胴69による被処理物搬送方向終端部側に到達した被処理物の中で、藁屑など短尺のものは、扱室66の扱胴69による被処理物の搬送方向終端部と排塵処理室68の排塵処理胴71による被処理物の搬送方向始端部とを連通する連通口101にある排塵処理室入口68aから矢印A2(図4)方向に投入されて、扱室66からの取り込みを良好にする螺旋71bの作用により排塵処理室68に入り、排塵処理室68では回転する排塵処理胴71の処理歯71aにより矢印K方向(図3)に搬送されながら処理される。なお、排塵処理胴71の上手側に螺旋71bが設けられ、排塵処理胴71の下手側に処理歯71aが設けられている。排塵処理胴71の扱室66側には格子状の排塵処理胴枠72(図6)が排塵処理胴71の下側及び扱室66側の外周に沿って設けられ、排塵処理室68の濾過体を構成している。
In addition, among the objects to be processed that have reached the end of the processing object conveyance direction end by the handling
前記排塵処理胴枠72の後端72a(図3)は、排塵処理室68の後端68b(図3)よりも所定距離だけ前方に配置され、この排塵処理胴枠72の後端72aと排塵処理室68の後端68bとの間に、排塵処理室68の後端部に達した被処理物を脱穀装置15の外部へ排出する第1排塵口102を、揺動選別棚51上に向かう斜め下方向および後方に向けて開口して設けている。
A
排塵処理室68に入った少量の穀粒を含む藁屑を主体とする被処理物の中の漏下物(穀粒)は受け網76(図3)から揺動選別棚51上に漏下し、揺動選別棚51に設けられたストローラック62に誘導されて二番棚板85から二番揚穀筒87を経由して二番処理室67に送られる。なお、同軸上にある二番処理胴70と排塵処理胴71の駆動は図示しないがエンジンからの駆動力がプーリを介して行われる。
Leakage (grains) in the processing object mainly composed of sawdust containing a small amount of grain entering the
図3に示すように、脱穀装置15の後部に被処理物を吸引するための吸引ファン91を設け、排塵処理室68を含む脱穀装置15内で発生する排塵のうち、比重の軽い藁屑、枝梗および塵埃を含む空気を吸引ファン91の回転による送風で吸引し、第3排塵口92から矢印L方向へ吹き出して、コンバイン1の外部へ放出する。
As shown in FIG. 3, a
一方、吸引ファン91の回転による送風で吸引されない被処理物は揺動選別棚51の終端部であるストローラック62の後端に設けられ、脱穀装置15の後壁15aに形成された第2排塵口103からコンバイン1の外部に排出される。
On the other hand, the object to be processed that is not sucked by the air blown by the rotation of the
揺動選別棚51上を後方へ移送されてきた藁屑で第1チャフシーブ53と第2チャフシーブ54やストローラック62の目合いから濾過しないものは、揺動選別棚51の揺動やストローラック62の移送作用によって第2排塵口103から脱穀装置15の外部に排出されるが、この藁屑中には穀粒がわずかに含まれることがあり、このように藁屑とともにコンバイン1の外部に排出される穀粒を三番穀粒と言い、三番穀粒が脱穀装置15の外部に排出されることを三番ロス(三番損失)、三番穀粒の回収ロスなどと言う。
The sawdust that has been moved rearward on the
また、排塵処理室68から揺動選別棚51の終端部に矢印M(図3)のように落ちた排塵(排塵物)のうち二番穀粒、三番穀粒など小径で比重の重いものは、揺動選別棚51の終端部のストローラック62あるいは第2チャフシーブ54を矢印G方向へ通過して二番棚板85に漏下し、再び二番処理室67において処理される。
Further, among the dust (dusted material) that has fallen as shown by the arrow M (FIG. 3) from the
本実施形態によれば、図6の脱穀装置内部の背面図に示すように、扱室66の後側で揺動選別棚51の上側に形成した排塵室83内において、扱胴69を挟んで排塵処理室68と対向する位置に吸引ファン91を設け、排塵処理室68の後端部の第1排塵口102から排出される排塵物や揺動選別棚51上の後部に達した排塵物を吸引ファン91の回転による送風で吸引し、吸引ファン91の下方にある第3排塵口92へ導いて、コンバイン1の外部に排出している。
According to this embodiment, as shown in the rear view inside the threshing device in FIG. 6, the handling
また、排塵処理室68の第1排塵口102よりも後方で揺動選別棚51の後端部上側の部位には、揺動選別棚51の後端部側に達した被処理物をコンバイン1の外部に排出するための第2排塵口103を設けており、第2排塵口103からは上記三番穀粒が排出されることを防止するために、開閉自在のシャッタ(板体)100を設けている。
In addition, the object that has reached the rear end side of the
図6に示すようにシャッタ100は左右方向に長手方向を有する板体により形成され、また図7の排塵処理室68と排藁処理室82の部分拡大側面図に示すように、シャッタ100の上端部には脱穀装置15の後壁15aを後側に延在させた突出部分に両端を支持され、左右方向に伸びた開閉軸110を支点として、シャッタ100の下端部を開放自在にしている。
As shown in FIG. 6, the
また、シャッタ100は開閉軸110と一体であり、開閉軸110が回動すると、該開閉軸110と共に一体的にシャッタ100の下端が開放される。また開閉軸110には、該開閉軸110と直交する方向に平面を有する板材からなる開閉アーム111を固着しているので、該開閉アーム111を開閉軸110を支点として回動させると、開閉軸110もこの動きに伴って回動する。
The
開閉アーム111の前記支点(開閉軸110との連結部)とは反対側の端部には、後述する刈取装置6の上下動と連動して押し引き操作が可能な操作ワイヤ107に連結しており、また開閉アーム111の操作ワイヤ107との連結部には該操作ワイヤ107とは反対側に開き方向付勢スプリング95の一端に連結している。開き方向付勢スプリング95の他端は脱穀装置15の後壁15a側に連結している。従って、開閉アーム111は常時シャッタ100を開く方向に付勢されている。
The end of the open / close arm 111 opposite to the fulcrum (the connecting portion with the open / close shaft 110) is connected to an
操作ワイヤ107を弛ませると、図7に示すように、開き方向付勢スプリング95の引っ張り力によって矢印A方向に開閉アーム111を動かしてシャッタ100を開く方向に作動させる。
When the
図6に示すように第2排塵口103を開閉するシャッタ100とその支点となる開閉軸110は、脱穀装置部分の後方視において第3排塵口92に排塵する吸引ファン91の設置部分とは反対側の排塵処理胴71側に延出し、排塵処理室68の終端より後方に設けている。
As shown in FIG. 6, the
この操作ワイヤ107の引き操作は、後述するように刈取装置6の上昇に連動して操作ワイヤ107を引き操作してシャッタ100を閉じる構成とするとよく、また、操縦席20付近に設けたレバーの操作によって行うように構成してもよい。
The pulling operation of the
このように脱穀装置15の終端から後方の排藁カッター刃81a、81bが設置されている排藁処理室82への開閉軸110の突出を抑え、排藁処理室82からの切り藁の落下を妨げることがない。また、第2排塵口103からの排塵物の排出を妨げることがない。
開閉アーム111が排塵処理室82の横にある場合に比較してコンパクトに設置しており、グレンタンク30の容量を犠牲にすることがない。
Thus, the protrusion of the opening /
Compared to the case where the open / close arm 111 is located beside the
シャッタ100の回動支点となる開閉軸110は脱穀装置15の終端と排藁処理室82の前方部位にある切断藁ガイド96との間の空間部に設けているので、シャッタ100は排藁カッター刃81a、81bによる切り藁等の落下、拡散に支障をきたすことがなく設置でき、また、シャッタ100の開放量を最大限大きくすることができ、排塵物の機体外部への排出が有効に行える。
Since the opening /
コンバイン1の操縦席20前部に立設するフロントパネルには、図12に示す情報表示画面21を設けている。
An
この情報表示画面21には、左側上にエンジン回転速度表示11を表すレベルゲージ22、その下に走行速度表示27、中央右よりにグレンタンク30内の穀粒貯留量を表示する表示部24、右側に燃料残量を表示する表示部23、その下に揺動選別棚51の層厚センサ43で検出した層厚データによる選別物堆積厚さを表示する表示部29をレベルゲージで表示する。
This
レベルゲージ22は、所定の画素数から矩形状に形成される8個の単位表示領域22aを丘状に右上がりで並べて段階的に表示する構成で、値が大きくなると表示数を増加させる。
The
選別物堆積厚さを表示する表示部29は、棒グラフ状に表示しているが、情報表示画面21の左下で横並びに複数表示する表示部29aとしても良く、前記レベルゲージ22にエンジン回転速度表示と所定時間毎に切り換えて表示したり、表示切換スイッチ26を押すことでエンジン回転速度表示に代えて選別物堆積厚さを表示したりするように構成しても良い。
Although the
選別物堆積厚さを表示する表示部29には、図13の如く、層厚センサ43の最大検出値(最大255bit)を10等分して8個の単位表示領域22aを表示する。この内のレベル0とレベル9は異常状態として単位表示領域22aを表示させると共に、走行速度を低下するように情報表示画面21に言語表示して知らせる。また、唐箕79の風割モータによる吹出し風方向をレベル4で下風路を開き始めレベル8で全開にする。この風路の開閉程度を選別物堆積厚さを表示する表示部29の下に風割レベルを表示する表示部29aとして横スライドゲージで表示する。
As shown in FIG. 13, the
なお、下風路の開閉時に、選別物堆積厚さを表示する表示部29の近くに、「風割モータ作動中」との文字表示をすると良い。
It should be noted that, when the lower air passage is opened and closed, it is preferable to display a letter “Wind-split motor in operation” near the
情報表示画面21には、前記の他に、コンバイン1の車高や前後傾きや左右傾き、グレンタンク30内穀粒の重量や水分率等も表示すると良い。
In addition to the above, the
1 コンバイン
6 刈取装置
8 穀稈引起し装置
11 表示部
15 脱穀装置
20 操縦席
21 情報表示画面
22a 表示灯
23 表示部
24 表示部
26 表示切換スイッチ
29 表示部
30 グレンタンク
51 揺動選別棚
DESCRIPTION OF
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017010937A JP2018117570A (en) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | Combine-harvester |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017010937A JP2018117570A (en) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | Combine-harvester |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018117570A true JP2018117570A (en) | 2018-08-02 |
Family
ID=63042853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017010937A Pending JP2018117570A (en) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | Combine-harvester |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018117570A (en) |
-
2017
- 2017-01-25 JP JP2017010937A patent/JP2018117570A/en active Pending
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