JP2018115920A - 振動ピックアップホルダ、及びグリスニップル - Google Patents

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Abstract

【課題】振動ピックアップの信号ケーブルを捻ることなく振動ピックアップをグリスニップルに取り付ける。【解決手段】グリスニップル100は、軸受10に設けられたタップ穴11に螺着される脚部雄ネジ部111と、脚部雄ネジ部の軸線に沿って形成されたグリス流路117と、振動ピックアップホルダ300を螺着するホルダ取付ネジ135と、を備え、ホルダ取付ネジの軸線が脚部雄ネジ部の軸線に沿って伸びている。振動ピックアップホルダ300は、振動ピックアップ200を固定する絶縁スタッド310と、グリスニップルに螺着されるニップル取付ネジ331を有すると共に、絶縁スタッドを、ニップル取付ネジの軸線を中心として相対回転自在に保持可能なスタッドホルダ330と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、振動を検知する振動ピックアップを回転機械等に取り付けるための振動ピックアップホルダ、及び回転機械等に取り付けられて振動ピックアップホルダの装着に適したグリスニップルに関する。
火力・原子力・水力発電プラントにおいては、電動機等の回転機械又は往復機械を多数使用している。 回転機械等には回転軸や往復軸等の軸部材と、軸部材を摺動的に支持する軸受部材が存在する。軸部材と軸受部材の摺動面には、両者間に働く摩擦力や両部材の摩耗を低減するために定期的にグリスが補給される。
回転機械等には、グリス補給用の部品としてグリスニップルが取り付けられている。グリスニップルは、グリス注入口と、グリス注入口から注入されたグリスを軸受部分に導くグリス流路を備えている。 回転機械の表面から突出するグリスニップルにグリスガンの口金を装着し、グリスガンからグリスを押し出すことにより、軸受部分にグリスを補給する。
一方で、これらの回転機械等に発生する異常を早期に発見するため、回転機械等には、機械振動を検知する振動加速度ピックアップ(以下「振動ピックアップ」という)が取り付けられることもある。振動加速度ピックアップは回転機械等に対して、磁石による吸着、接着剤による接着、又はスタッドホルダに対する螺着等により取り付けられるのが一般的である。
特許文献1には、振動加速度ピックアップが取り付けられる振動ピックアップ座とグリスニップルが取り付けられるグリスニップル座とを一体的に構成した振動ピックアップの取付構造が記載されている。特許文献1においては、軸受部材が小型で振動ピックアップ座とグリスニップル座を軸受部材の表面の異なる箇所に個別に設けることが困難な場合であっても、両座を一体的に構成することにより、グリスの補給容易性を喪失させずに機械振動の検出を可能としている。
実開平4−51636号公報
特許文献1において、軸受とグリスニップル座、グリスニップル座と振動ピックアップ座、及び振動ピックアップ座と振動ピックアップは、夫々対となる雌ネジと雄ネジを有しており、互いに螺着により締結される構造である。従って、各部材を組み立てる時に振動ピックアップに接続された信号ケーブルが捻れるという問題がある。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、振動ピックアップの信号ケーブルを捻ることなく振動ピックアップを取付対象に取り付け可能な振動ピックアップホルダ、及び当該振動ピックアップホルダの装着に適したグリスニップルを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、検出した振動を電気信号に変換する振動ピックアップを固定した状態で、取付対象に着脱自在に装着される振動ピックアップホルダであって、前記振動ピックアップを固定するスタッドと、前記取付対象に螺着される取付ネジを有すると共に、前記スタッドを、前記取付ネジの軸線を中心として相対回転自在に保持可能なスタッドホルダと、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記スタッドホルダは、前記スタッドを前記取付対象との間で挟圧するスタッド挟圧片を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記スタッドに対して着脱自在に装着されるホルダ部材を備え、前記スタッドは、前記振動ピックアップの少なくとも一部を包囲すると共に周面にネジ山が形成された環状突起を備え、前記ホルダ部材は、前記環状突起に螺着されるスタッド取付ネジと、前記スタッドとの間で前記スタッド挟圧片を相対回転可能且つ脱落不能に保持する保持フランジと、を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記取付対象は、回転機械又は往復機械の可動軸を支持する軸受にグリスを注入するグリスニップルであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、振動ピックアップを固定した振動ピックアップホルダを着脱自在に装着するグリスニップルであって、回転機械又は往復機械の可動軸を支持する軸受に設けられたタップ穴に螺着される雄ネジ部と、前記雄ネジ部の軸線に沿って前記雄ネジ部内に形成されたグリス流路と、前記軸受から露出する部位に配置されて前記振動ピックアップホルダを螺着するホルダ取付ネジと、を備え、前記ホルダ取付ネジの軸線が前記雄ネジ部の軸線に沿って伸びていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記ホルダ取付ネジは雄ネジであり、前記ホルダ取付ネジの軸方向端面が前記振動ピックアップホルダと密着する平坦面であることを特徴とする。
本発明に係る振動ピックアップホルダによれば、振動ピックアップの信号ケーブルを捻ることなく、振動ピックアップを取付対象に取り付けることができる。また、本発明に係るグリスニップルは、振動ピックアップを固定した振動ピックアップホルダの装着に好適である。
本発明の第一の実施形態に係る振動ピックアップホルダ、及びグリスニップルを示す縦断面図である。 振動ピックアップホルダの分解斜視図である。 本発明の第二の実施形態に係る振動ピックアップホルダ、及びグリスニップルを示す縦断面図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
〔第一の実施形態〕
本発明の第一の実施形態に係る振動ピックアップホルダ、及びグリスニップルについて説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る振動ピックアップホルダ、及びグリスニップルを示す縦断面図である。図2は、振動ピックアップホルダの分解斜視図である。
本実施形態に係る振動ピックアップホルダは、グリスニップルに装着される点に特徴がある。また、本実施形態に係るグリスニップルは、振動ピックアップホルダの装着に適した形状を有している点に特徴がある。更に、振動ピックアップホルダは、グリスニップルへの螺着時に、振動ピックアップホルダに固定された振動ピックアップを回転させない構造となっている点に特徴がある。
<グリスニップル>
グリスニップルは回転機械の回転軸(可動軸)を支持する軸受、又は往復機械の往復軸(可動軸)を支持する軸受の内部、より詳しくは軸受と可動軸との摺動面にグリスを補給するために軸受に装着される部品である。
図1に示すように、本実施形態に係るグリスニップル100は、グリスを注入するニップル口119、及びニップル口119から軸受10の内部にグリスを導くグリス流路117を有したグリスニップル本体110と、グリスニップル本体110に対して着脱自在に構成され、ニップル口119を封止すると共に振動ピックアップ200の取付台座として機能するグリスニップルカバー130とを備える。グリスニップルカバー130の外周部には、スタッドホルダ330着脱用のスタッドホルダ取付ネジ135が形成されており、振動ピックアップ200を固定した振動ピックアップホルダ300を着脱自在に装着することが可能である。
<<グリスニップル本体>>
グリスニップル本体110は、軸方向の一端部(軸受側)から順に、軸受10に設けられてネジ山を有するグリスニップル取付用タップ穴11に螺着される脚部雄ネジ部111と、脚部雄ネジ部111よりも大径の六角柱状の角フランジ部113と、グリスニップルカバー130着脱用の頭部雄ネジ部115と、を備える。グリスニップル本体110を軸受10に締結したとき、脚部雄ネジ部111は軸受10の内部に配置され、角フランジ部113と頭部雄ネジ部115は軸受10の外部に露出する。
ここで、グリスニップル取付用タップ穴11は可動軸と直交する方向(又は可動軸に対して放射方向)に伸びているため、グリスニップル本体110は軸受10に対して、可動軸と直交する向きに取り付けられる。
本実施形態に係るグリスニップル100は所謂縦型のグリスニップルであり、脚部雄ネジ部111、角フランジ部113、及び頭部雄ネジ部115は、同一軸線上に配置されている。
グリスニップル本体110の内部には、脚部雄ネジ部111の軸線に沿ってグリス流路117が貫通形成されている。グリスニップル本体110を軸受10に締結したときに、グリス流路117は軸受10に設けた縦穴であるグリス孔13と直線的に連通する。グリス孔13は、ドリル等を用いて軸受10に開削した孔である。グリスニップル本体110からグリス孔13に直接グリスを注入してもよいが、グリス孔13内に金属製のグリスパイプを挿入し、グリスパイプを介して可動軸にグリスを供給する構成でもよい。この場合、グリスニップル本体110と軸受10を直接グリスパイプにより接続することができるため、軸受10の振動がグリスニップル100に直接伝播しやすく、振動計測に有利となる。
角フランジ部113は六角柱形状であり、グリスニップル本体110を回転機械に締結する際にスパナ等を係合させる部位である。角フランジ部113の横断面形状は、六角形以外の多角形状であってもよいし、星形等であってもよい。
グリスニップル本体110の軸方向他端の面内中央部にはニップル口119が開口している。グリスニップル本体110の軸方向他端部には、グリスを注入する際にグリスガンが接続される。ニップル口119を除くグリスニップル本体110の軸方向他端面121は平坦面である。
例えば、グリスニップル本体110の直径は10mm程度であり、軸方向長は20mm程度である。また、脚部雄ネジ部111の直径は6mm程度である。
<<グリスニップルカバー>>
グリスニップルカバー130は、概略有底筒状であり、中空部の内周面に形成された本体取付ネジ131と、軸方向一端部外周面に配置された角柱部133と、軸方向他端部外周面に配置されたスタッドホルダ取付ネジ135とを備える。また、グリスニップルカバー130の中空部の内底面には、ニップル口封止突起137が突出形成されている。
本体取付ネジ131は、グリスニップル本体110の頭部雄ネジ部115に螺着される部位である。本例では雌ネジである。
角柱部133は六角柱状であり、グリスニップルカバー130をグリスニップル本体110に締結するときに、スパナ等を係合させる部位である。角柱部133の横断面形状は、六角形以外の多角形状であってもよいし、星形等であってもよい。
スタッドホルダ取付ネジ135は、振動ピックアップホルダ300のスタッドホルダ330を螺着する部位である。本例では雄ネジである。グリスニップルカバー130をグリスニップル本体110に締結したとき、スタッドホルダ取付ネジ135の軸線は、グリスニップル本体110の軸線、つまり脚部雄ネジ部111の軸線と同一軸線上に配置される。
グリスニップルカバー130の軸方向他端面(天面139、絶縁スタッド310の軸方向一端面との対向面)は平坦面であり、絶縁スタッド310の軸方向一端面と密着する。
ニップル口封止突起137は、グリスニップルカバー130をグリスニップル本体110に締結したときに、ニップル口119に挿入される部位である。ニップル口封止突起137はニップル口119に係合する形状であり、ニップル口119からグリスが漏出することを防止する。ニップル口封止突起137を除くグリスニップルカバー130の内底面141は平坦面であり、グリスニップル本体110のニップル口119を除く軸方向他端面と密着する。
ここで、本実施形態においてはグリス流路117内に、ニップル口119を封止するボール及びボールをニップル口119側に弾性付勢するコイルバネを含む逆止弁(ボールチェッキ)を配置していない。本実施形態に示すグリスニップル100は振動ピックアップの取付座として機能するため、コイルバネのような自由振動系が存在すると正確な振動計測に影響を与える可能性がある。そこで、グリスニップル100においては逆止弁を省略した構成とする代わりに、グリスニップルカバー130にニップル口封止突起137を配置して、ニップル口119からのグリスの流出及び外部からの夾雑物の混入を効果的に防止する。
<振動ピックアップ>
振動ピックアップ200は、検出した回転機械の振動を電気信号に変換する手段である。振動ピックアップ200は、その軸方向に加わる縦振動を検知する。
振動ピックアップ200は概略円柱状であり、軸方向の一端面(底面)から突出した雄ネジ201を備えている。振動ピックアップ200としては、高周波振動を検出できる直径8〜9mm程度の小型軽量のものが好適に用いられる。このような振動ピックアップ200の雄ネジ201の直径は3mm程度である。また振動ピックアップ200の軸方向の他端部(頭部)には、電気信号を振動計測器203に伝達する信号ケーブル205が接続される。
信号ケーブル205は、芯線が合成ゴム等により絶縁被覆された所謂ローノイズケーブルである。絶縁被覆は、芯線の断線、及び屈曲を防止する芯線の保護手段としての役割も果たす。信号ケーブル205は振動ピックアップ200側に雌ネジを備えており、振動ピックアップ200に対しては、振動ピックアップ200に形成された雄ネジに対して螺着により、電気的・機械的に固定される。
信号ケーブル205と振動ピックアップ200との接続部周辺は上部カバー207によって被覆されている。具体的には、上部カバー207は、振動ピックアップ200のうちパッドホルダ350から露出した部位、及び振動ピックアップ200側に位置する信号ケーブル205の端部を被覆する。上部カバー207は、例えば合成ゴム等から形成された絶縁性のカバーである。上部カバー207は、振動ピックアップ200が他物体と接触することによる機械的ノイズの混入、振動ピックアップの故障、及び信号ケーブル205の屈曲や断線を防止するために設けられる。上部カバー207のうち、特に信号ケーブル205と振動ピックアップ200との接続部については肉厚に形成され、信号ケーブル205の屈曲や断線等を効果的に防止する。上部カバー207は、信号ケーブル205の長手方向に沿って進退可能に構成されている。
<振動ピックアップホルダ>
振動ピックアップホルダ300は、振動ピックアップ200を固定した状態で、取付対象であるグリスニップル100に着脱自在に装着される部品である。
振動ピックアップホルダ300は、振動ピックアップ200を固定する絶縁スタッド310(スタッド)と、グリスニップル100(取付対象)のスタッドホルダ取付ネジ135に螺着されるニップル取付ネジ331を有すると共に、絶縁スタッド310を、ニップル取付ネジ331の軸線を中心として相対回転自在に保持可能なスタッドホルダ330とを備えている。
<<絶縁スタッド>>
振動ピックアップ200を固定する絶縁スタッド310は、概略円板状の台座部311と、台座部311の一面(軸方向他端面)から突出した環状突起315を備える。
台座部311の軸方向一端面(底面311a)は平坦面となっており、グリスニップルカバー130の天面139と密着して、軸受10からの高調波を効率的に振動ピックアップ200に伝達する。
環状突起315は、台座部311の端縁部311bを回避した部位(最外周面よりも内径側に入り込んだ位置から)突出している。つまり、絶縁スタッド310は環状突起315の軸方向一端部において台座部311が外径方向にフランジ状に突出した形状であり、環状突起315の外径は台座部311の外径よりも小さい。
環状突起315によって囲繞された台座部311の面内、中央部には、ピックアップ取付用タップ穴313が形成されている。ピックアップ取付用タップ穴313には雌ネジが形成されており、雌ネジには振動ピックアップ200の雄ネジが螺着される。台座部311と環状突起315とによって形成される有底筒状の中空部内には、振動ピックアップ200が収容される。環状突起315は、振動ピックアップ200の少なくとも軸方向の一端部(図示する例では軸方向長の半分程度)を包囲する。振動ピックアップ200の外径は環状突起315の内径よりも小さく、振動ピックアップ200の外周面と環状突起315の内周面との間には隙間が形成される。この隙間には、振動ピックアップ200に加わる横振動(軸方向と交差する方向の振動)を低減することにより振動ピックアップ200が出力するデータを保証する防振パッド340が配置される。
環状突起315の外周面には、絶縁スタッド310との間で防振パッド340を脱落不能に保持するパッドホルダ350を螺着するためのパッドホルダ取付ネジ317が形成されている。パッドホルダ取付ネジ317は本例では雄ネジである。
ここで、振動の測定時に振動ピックアップ200がグランドループによるノイズの影響を受けないようにするために、振動ピックアップ200は振動の測定対象である軸受10から電気的に絶縁されている必要がある。本例に示す絶縁スタッド310は、振動ピックアップ200を軸受10に対して取り付けるための取付座として機能するだけではなく、振動ピックアップ200と軸受10とを電気的に絶縁する役割を果たす。そのため、絶縁スタッド310は、セラミックや金属から構成されることが望ましい。なお、振動ピックアップ200自体が電気的な絶縁特性を有している場合は、絶縁スタッド310に代えて電気的な絶縁特性を有さないスタッドを用いることができる。
<<スタッドホルダ>>
スタッドホルダ330(ホルダ部材)は、絶縁スタッド310に対して着脱自在に装着される部品である。
スタッドホルダ330は概略円筒状であり、軸方向一端部内面にグリスニップルカバー130のスタッドホルダ取付ネジ135と螺着するニップル取付ネジ331(雌ネジ)を備え、軸方向他端部には内径方向に突出して絶縁スタッド310をグリスニップルカバー130の天面139との間で挟圧する環状のスタッド挟圧片333を備える。
スタッドホルダ330の内径は絶縁スタッド310の台座部311の外径よりも大きく、絶縁スタッド310をスタッドホルダ330の軸方向一端から中空部内に自在に挿入し、また取り出すことが可能である。
スタッド挟圧片333の面内中央部には円形状の露出孔335を備える(図2)。露出孔335の内径は環状突起315の外径よりも大きく、台座部311の外径よりも小さい。従って、露出孔335は、スタッドホルダ330の中空部内に挿入された絶縁スタッド310の環状突起315を軸方向他端から外部に露出させる一方で台座部311の通過を禁止する。スタッド挟圧片333は、台座部311の径方向端部(端縁部311b)をグリスニップルカバー130の天面139との間で挟圧する。
スタッドホルダ330は作業員が直接手で操作する部品であるため、スタッドホルダ330の外周面にはローレット加工等の滑り止め加工が施されていることが望ましい。また、スタッドホルダ330を取り外すときに、グリスニップル本体110が軸受10に対して、又はグリスニップルカバー130がグリスニップル本体110に対して、ネジが緩む方向に回転しないようにするために、スタッドホルダ330のニップル取付ネジ331は、グリスニップル側のネジ(例:右ネジ)に対して逆向きのネジ(例:左ネジ)であることが望ましい。
<<防振パッド>>
防振パッド340は、振動ピックアップ200を収容する中空部を備えた円筒部341と、円筒部341の軸方向他端部から外径方向に突出したフランジ部343を備える。
円筒部341は、振動ピックアップ200と環状突起315との間に挿入され、両部材間の隙間を充填する。
フランジ部343は、環状突起315の軸方向他端面に載置される。なお、本例に示すフランジ部343の外径は環状突起315の外径よりも小さいが、フランジ部343の外径は環状突起315の外径と略同等であってもよい。
防振パッド340は、振動ピックアップ200に加わる横振動を低減する手段であり、例えばフェルト等により形成される。ここで、振動ピックアップ200は縦振動を拾うセンサである。仮に振動ピックアップ200に対して横方向からの振動が加わると、その内部に収容されたコイルが誤作動し、振動ピックアップ200から出力されるデータに悪影響を与えるおそれがある。本実施形態においては防振パッド240を配置することにより、振動ピックアップ200に加わる不要な横振動を低減して、正確なデータが出力されるようにする。
<<パッドホルダ>>
パッドホルダ350(ホルダ部材)は、防振パッド340を絶縁スタッド310との間で挟圧、固定すると共に、スタッドホルダ330を絶縁スタッド310との間で相対回転可能且つ脱落不能に保持する。
パッドホルダ350は、概略円筒状であり、軸方向一端部内面に絶縁スタッド310のパッドホルダ取付ネジ317と螺着する雌ネジからなるスタッド取付ネジ351を備え、軸方向他端部には、内径方向に突出して防振パッド340を絶縁スタッド310との間で挟圧する環状のパッド挟圧片353を備える。パッド挟圧片353の面内中央部には、振動ピックアップ200の外径よりも内径が大きい円形のピックアップ挿通孔355が貫通形成されている。
パッドホルダ350の中空部内には、絶縁スタッド310の環状突起315、防振パッド340の円筒部341、及び振動ピックアップ200の軸方向一端部が収容される。振動ピックアップ200の軸方向他端部は、ピックアップ挿通孔355を介してパッドホルダ350の外部に露出する。
パッド挟圧片353の中空部内側は段差状に形成されており、パッド挟圧片353は防振パッド340のフランジ部343の軸方向他端面と外周側端面を保持する。
パッドホルダ350は、軸方向中間部外面から外径方向に突出してスタッドホルダ330を絶縁スタッド310の台座部311上面との間で脱落不能に保持する保持フランジ357を備えている。パッドホルダ350の軸方向一端部側の外径は、絶縁スタッド310の台座部311の外径よりも小さく、スタッドホルダ330の露出孔335の内径よりも小さい。また、保持フランジ357の外径はスタッドホルダ330の露出孔335の内径よりも大きい。従って、保持フランジ357は、パッドホルダ350が絶縁スタッド310に締結された状態で、スタッドホルダ330のスタッド挟圧片333を絶縁スタッド310の台座部311上面との間で、相対回転可能且つ脱落不能に保持する。
<振動ピックアップホルダの組み立て方法>
振動ピックアップホルダ300の組み立て方法について説明する。
まず、スタッドホルダ330の軸方向一端部からその中空部内に絶縁スタッド310を挿入し、露出孔335から環状突起315を露出させた状態とする。
次に、振動ピックアップ200を絶縁スタッド310に締結する。即ち、振動ピックアップ200の雄ネジ201を絶縁スタッド310のピックアップ取付用タップ穴313に螺着して、両者を締結する。振動ピックアップ200の軸方向一端部に防振パッド340を装着する。なお、振動ピックアップ200に対して信号ケーブル205を取り付けていなくてもよい。
パッドホルダ350のネジを絶縁スタッド310のパッドホルダ取付ネジ317に締結する。これにより、防振パッド340が絶縁スタッド310との間で挟圧保持される。また、スタッドホルダ330のスタッド挟圧片333は、絶縁スタッド310の台座部311とパッドホルダ350の保持フランジ357とによって、両部材に対して相対回転可能、且つ脱落不能に保持される。
上部カバー207を挿通した状態の信号ケーブル205を振動ピックアップ200に締結する。また、上部カバー207を振動ピックアップ200側に移動させて、上部カバー207によって、振動ピックアップ200と信号ケーブル205の接続部周辺を包囲する。
以上により、振動ピックアップホルダ300が組み立てられると共に、振動ピックアップホルダ300に対して振動ピックアップ200が一体化される。
このように、作業員は、振動ピックアップホルダ300を軸受10に取り付ける前に、予め振動ピックアップホルダ300を組み立てると共に振動ピックアップホルダ300に振動ピックアップ200を一体化させた状態としておく。振動ピックアップ200自体は非常に小さく、それ単体では取り扱いが困難であるが、振動ピックアップホルダ300に装着された状態では、全体の重量及び体積が振動ピックアップ200単体よりも大きくなるため、全体として取り扱いが容易となる。
<振動ピックアップホルダのグリスニップルへの取付方法>
振動ピックアップ200が一体化された振動ピックアップホルダ300をグリスニップル100に取り付ける際には、予めグリスニップル本体110にグリスニップルカバー130を締結してグリスニップル100を組み立てておく。
グリスニップルカバー130のスタッドホルダ取付ネジ135に対してスタッドホルダ330のニップル取付ネジ331を螺着して、両部材を締結する。このとき、スタッドホルダ330は振動ピックアップ200が締結された絶縁スタッド310に対して相対回転するため、信号ケーブル205が捻れることなく締結可能である。
グリスの補給時には、グリスニップル100から振動ピックアップホルダ300を取り外すと共に、グリスニップルカバー130をグリスニップル本体110から取り外して、ニップル口119を露出させる。スタッドホルダ取付ネジ135とニップル取付ネジ331は左ネジであるため、振動ピックアップホルダ300をグリスニップル100から取り外す際に、右ネジであるその他のネジを緩めてしまうことはない。
<効果>
以上のように、本実施形態によれば、スタッドホルダ330が絶縁スタッド310に対して相対回転自在に構成されているので、信号ケーブル205が捻れることなく、振動ピックアップ200をグリスニップル100に対して取り付けることができる。
なお、振動測定精度を向上させるため絶縁スタッドとグリスニップルカバー、グリスニップル本体上部にシリコングリスを塗布して、両者間の振動伝達効率を向上させるようにしてもよい。
また、以上説明した振動ピックアップホルダは、グリスニップルが可動軸と共に可動するタイプを除き、グリスニップルが設けられた軸受全般に適用可能である。具体的には、発電所内の機器以外にも、電動機、ポンプ、ファン・ブロア等であって、グリスニップルが設けられている機器のすべてに適用可能である。
また、グリスニップル以外の部材を振動ピックアップホルダの取付対象としてもよい。
〔第二の実施形態〕
本発明の第二の実施形態に係るグリスニップルについて説明する。図3は、本発明の第二の実施形態に係る振動ピックアップホルダとグリスニップルを示した縦断面図である。本実施形態に係るグリスニップルは所謂横型のグリスニップルである。以下、第一の実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
グリスニップル400は、軸方向一端部に脚部雄ネジ部111を備えた概略柱状のグリスニップル本体410と、軸受10から露出するグリスニップル本体410の側面から脚部雄ネジ部111の軸線方向と交差する方向に延びるニップル部420とを備える。
グリスニップル本体410は、軸方向一端部から他端部に向けて脚部雄ネジ部111と角フランジ部113を備える。また、グリスニップル本体410の軸方向他端部の外周面にはスタッドホルダ330を螺着するスタッドホルダ取付ネジ411(雄ネジ)が形成されている。また、グリスニップル本体410(又はスタッドホルダ取付ネジ411)の軸方向他端面(天面413)は、第一の実施形態のグリスニップルカバー130の天面139と同様に平坦面である。スタッドホルダ取付ネジ411の軸線は、脚部雄ネジ部111の軸線と同一軸線上に配置されている。
本例においてグリス流路401は、グリスニップル本体410の軸方向一端から脚部雄ネジ部111の軸線に沿って形成された第一流路401aと、脚部雄ネジ部111の軸線とは交差する方向に伸びる第二流路401bとを含む。グリスニップル本体410を軸受10に対して締結したときに、第一流路401aは軸受10内部のグリス孔13と直線的に連通する。
ニップル部420は概略円柱状であり、内部に第二流路401bを備える。ニップル部420は先端にグリスを注入するニップル口421を備える。ニップル部420には、グリスを注入する際にグリスガンが接続される。グリスを注入しないとき、ニップル部420には、ニップル口421からのグリスの漏出及び外部からグリス流路401内への夾雑物の混入を防止するグリスニップルキャップ430が装着される。
グリスニップルキャップ430は、例えば合成ゴム等から構成された概略有底円筒状の着脱自在なカバーであり、軸方向の一端開口から中空部内にニップル部420を受け容れて保持する。グリスニップルキャップ430の一端部内面はニップル部420の外面適所に嵌合する形状であり、グリスニップルキャップ430の軸方向一端開口から中空部内にニップル部420を挿入することで、ニップル口421は閉止(外部空間とは隔離)される。グリスニップルキャップ430の内底面には、第一の実施形態に示したグリスニップルカバー130と同様に、ニップル口421に係合するニップル口封止突起を備えてもよい。
また、ニップル部420は、第一の実施形態と同様の理由からボールチェッキを省略した構成となっている。
本実施形態に係る振動ピックアップホルダ300の構成は第一の実施形態と同一であるため、その説明を省略する。また、グリスニップル400は、第一の実施形態に係るグリスニップル100とはグリス流路の延在方向やニップル口の位置が異なっているが、基本的構成は第一の実施形態と同様である。本実施形態においては、ニップル部420及びニップル口421と、スタッドホルダ取付ネジ411とが独立して設けられているため、グリスの補給に際しては、振動ピックアップホルダ300をグリスニップル400から取り外す必要がなく、軸受10のメンテナンス性が向上する。その他の点について、本実施形態は第一の実施形態と同様の作用、効果を奏する。
〔本発明の実施態様例と作用、効果のまとめ〕
<第一の実施態様>
本態様は、検出した振動を電気信号に変換する振動ピックアップ200を固定した状態で、取付対象に着脱自在に装着される振動ピックアップホルダ300であって、振動ピックアップを固定するスタッド(絶縁スタッド310)と、取付対象(グリスニップル100)に螺着される取付ネジ(ニップル取付ネジ331)を有すると共に、スタッドを、取付ネジの軸線を中心として相対回転自在に保持可能なスタッドホルダ330と、を備えたことを特徴とする。
本態様に係る振動ピックアップホルダにおいて、振動ピックアップを固定するスタッドに対してスタッドホルダが相対回転するので、スタッドホルダを取付対象に螺着する際に、振動ピックアップから伸びる信号ケーブルを捻ることなく取付対象に取り付けることができる。
<第二の実施態様>
本態様に係る振動ピックアップホルダ300においてスタッドホルダ330は、スタッド(絶縁スタッド310)を取付対象(グリスニップル100)との間で挟圧するスタッド挟圧片333を備えたことを特徴とする。
振動ピッアップを固定したスタッドは、スタッドホルダを取付対象に螺着する時にはスタッドホルダと取付対象の双方に対して相対回転可能であるが、スタッドホルダを取付対象に締結した時にはスタッド挟圧片と取付対象との間で挟圧され、両者に対して相対回転不能に固定される。即ち、本態様に係る振動ピッアップホルダによれば、振動ピックアップの信号ケーブルを捻ることなく振動ピックアップを取付対象に固定できる。
<第三の実施態様>
本態様に係る振動ピックアップホルダ300は、スタッド(絶縁スタッド310)に対して着脱自在に装着されるホルダ部材(パッドホルダ350)を備え、スタッドは、振動ピックアップ200の少なくとも一部を包囲すると共に周面にネジ山(パッドホルダ取付ネジ317)が形成された環状突起315を備え、ホルダ部材は、環状突起に螺着されるスタッド取付ネジ351と、スタッドとの間でスタッド挟圧片333を相対回転可能且つ脱落不能に保持する保持フランジ357と、を備えたことを特徴とする。
本態様においては、振動ピックアップを固定したスタッドと、スタッドホルダと、ホルダ部材とが一体化されて振動ピックアップホルダを構成する。各部材が一体化された状態においてスタッドホルダは、スタッド及びホルダ部材に対して相対回転可能であり、且つ両部材から離脱不能である。このように、振動ピックアップホルダを構成する各部材が離脱不能に一体化されるため、取付対象(グリスニップル100)に対する取付時に部品を紛失させるといった事態を防止できる。また、振動ピックアップ自体が非常に小さく取付対象への取り付けが困難であっても、振動ピックアップホルダに固定された状態では、全体の重量及び体積が大きくなり、取付対象への装着が容易となる。
<第四の実施態様>
本態様に係る振動ピックアップホルダ300において、取付対象は、回転機械又は往復機械の可動軸を支持する軸受10にグリスを注入するグリスニップル100であることを特徴とする。
近年、回転機械又は往復機械の軸受には、予め振動ピックアップ取付用のタップ穴が形成されている場合がある。しかし、高周波振動を検出可能な振動ピックアップは非常に小さいため、軸受に設けられる比較的大型のタップ穴に取り付けられないことが多い。
その一方で、軸受には可動軸にグリスを供給するグリスニップルが取り付けられている。本実施態様においては、回転機械等に振動ピックアップ専用の取付座を用意しなくても、グリスニップルを利用して振動ピックアップを取り付けることができる。また、グリスニップルの取付箇所は軸受の中でも剛性があり、かつ軸受直上に位置しており、振動測定点とするに相応しい。
<第五の実施態様>
本態様は、振動ピックアップ200を固定した振動ピックアップホルダ300を着脱自在に装着するグリスニップル100であって、回転機械又は往復機械の可動軸を支持する軸受10に設けられたタップ穴11に螺着される雄ネジ部(脚部雄ネジ部111)と、雄ネジ部の軸線に沿って雄ネジ部内に形成されたグリス流路117と、軸受から露出する部位に配置されて振動ピックアップホルダを螺着するホルダ取付ネジ135と、を備え、ホルダ取付ネジの軸線が雄ネジ部の軸線に沿って伸びていることを特徴とする。
本態様によれば、軸受に取り付けられているグリスニップルを、本態様に係るグリスニップルに取り替えるだけで、振動ピックアップを取り付けることができる。従って、振動ピックアップの取付作業の簡易化を図ることができる。なお、グリスニップルはグリスニップル用に形成されたタップ穴に締結されるが、グリスニップル取付用のタップ穴のサイズは規格化されているため、回転機械等から露出する部位の形状を適宜加工したグリスニップルを作製しても、タップ穴側の加工が不要であり、また、種々の機械に取り付けできる。
振動ピッアップは、可動軸に対して垂直に取り付ける必要がある。一般的に、グリスニップル用のタップ穴は可動軸に対して垂直に伸びるように形成される。従って、本態様のように、ホルダ取付ネジの軸線を雄ネジ部の軸線と一致させれば、振動ピッアップを可動軸に対して垂直に取り付けることが可能となる。
<第六の実施態様>
本態様に係るグリスニップル100において、ホルダ取付ネジ135は雄ネジであり、ホルダ取付ネジの軸方向端面(天面139)が振動ピックアップホルダ300と密着する平坦面であることを特徴とする。
本態様によれば、ホルダ取付ネジの軸方向端面と振動ピックアップホルダが密着するので、振動の伝達効率が向上する。
10…軸受、11…グリスニップル取付用タップ穴、11…タップ穴、13…グリス孔、100…グリスニップル、110…グリスニップル本体、111…脚部雄ネジ部、113…角フランジ部、115…頭部雄ネジ部、117…グリス流路、119…ニップル口、121…軸方向他端面、130…グリスニップルカバー、131…本体取付ネジ、133…角柱部、135…スタッドホルダ取付ネジ、135…ホルダ取付ネジ、137…ニップル口封止突起、139…天面、141…内底面、200…振動ピックアップ、201…雄ネジ、203…振動計測器、205…信号ケーブル、207…上部カバー、300…振動ピックアップホルダ、310…絶縁スタッド、311…台座部、311a…底面、311b…端縁部、313…ピックアップ取付用タップ穴、315…環状突起、317…パッドホルダ取付ネジ、330…スタッドホルダ、331…ニップル取付ネジ、333…スタッド挟圧片、335…露出孔、340…防振パッド、341…円筒部、343…フランジ部、350…パッドホルダ、351…スタッド取付ネジ、353…パッド挟圧片、355…ピックアップ挿通孔、357…保持フランジ、400…グリスニップル、401…グリス流路、401a…第一流路、401b…第二流路、410…グリスニップル本体、411…スタッドホルダ取付ネジ、413…天面、420…ニップル部、421…ニップル口、430…グリスニップルキャップ

Claims (6)

  1. 検出した振動を電気信号に変換する振動ピックアップを固定した状態で、取付対象に着脱自在に装着される振動ピックアップホルダであって、
    前記振動ピックアップを固定するスタッドと、
    前記取付対象に螺着される取付ネジを有すると共に、前記スタッドを、前記取付ネジの軸線を中心として相対回転自在に保持可能なスタッドホルダと、を備えたことを特徴とする振動ピックアップホルダ。
  2. 前記スタッドホルダは、前記スタッドを前記取付対象との間で挟圧するスタッド挟圧片を備えたことを特徴とする請求項1に記載の振動ピックアップホルダ。
  3. 前記スタッドに対して着脱自在に装着されるホルダ部材を備え、
    前記スタッドは、前記振動ピックアップの少なくとも一部を包囲すると共に周面にネジ山が形成された環状突起を備え、
    前記ホルダ部材は、前記環状突起に螺着されるスタッド取付ネジと、前記スタッドとの間で前記スタッド挟圧片を相対回転可能且つ脱落不能に保持する保持フランジと、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の振動ピックアップホルダ。
  4. 前記取付対象は、回転機械又は往復機械の可動軸を支持する軸受にグリスを注入するグリスニップルであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の振動ピックアップホルダ。
  5. 振動ピックアップを固定した振動ピックアップホルダを着脱自在に装着するグリスニップルであって、
    回転機械又は往復機械の可動軸を支持する軸受に設けられたタップ穴に螺着される雄ネジ部と、前記雄ネジ部の軸線に沿って前記雄ネジ部内に形成されたグリス流路と、前記軸受から露出する部位に配置されて前記振動ピックアップホルダを螺着するホルダ取付ネジと、を備え、
    前記ホルダ取付ネジの軸線が前記雄ネジ部の軸線に沿って伸びていることを特徴とするグリスニップル。
  6. 前記ホルダ取付ネジは雄ネジであり、前記ホルダ取付ネジの軸方向端面が前記振動ピックアップホルダと密着する平坦面であることを特徴とする請求項5に記載のグリスニップル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019244692A1 (ja) 2018-06-19 2019-12-26 三菱マテリアル株式会社 熱電変換モジュール、及び、熱電変換モジュールの製造方法
WO2023282226A1 (ja) * 2021-07-08 2023-01-12 学校法人中部大学 振動測定装置および風力発電用cms装置

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